[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH1170212A - 遊技盤用の盤面化粧板およびその製造方法 - Google Patents

遊技盤用の盤面化粧板およびその製造方法

Info

Publication number
JPH1170212A
JPH1170212A JP17721298A JP17721298A JPH1170212A JP H1170212 A JPH1170212 A JP H1170212A JP 17721298 A JP17721298 A JP 17721298A JP 17721298 A JP17721298 A JP 17721298A JP H1170212 A JPH1170212 A JP H1170212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface material
thin film
deformable member
resin
game board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17721298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4262324B2 (ja
Inventor
Yatsuhiro Hasegawa
八紘 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T ONE KK
Original Assignee
T ONE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by T ONE KK filed Critical T ONE KK
Priority to JP17721298A priority Critical patent/JP4262324B2/ja
Publication of JPH1170212A publication Critical patent/JPH1170212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4262324B2 publication Critical patent/JP4262324B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の遊戯盤の盤面化粧板では、顧客の注意を
惹くためのデザインが、2次元的な平面模様に止まるも
のであった。本発明は盤面表面からみて、そのデザイン
が3次元的に形成できる手段を提供する。 【解決手段】少なくとも、最上層を構成する透明なプラ
スチックによる表面材と、該表面材より軟化点温度の低
いプラスチックによる熱変形部材と、該熱変形部材に隣
接して設けられる立体模様を形成した薄膜材とを有し、
これらを加熱一体化し表面を平滑に形成してなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ等のピン
ボール遊技機及び他の遊技機に用いられる遊技盤の盤面
に貼着される盤面化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来遊技盤の盤面化粧板は、セルロイド
あるいはアクリル樹脂製の透明板の裏面に、顔料による
着色インクを溶剤で希釈してスクリーン印刷などの方法
で模様を印刷し、白色のバックコート塗料を裏面全面に
塗布するという塗膜形成によって模様を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の化粧
板では、顧客の注意を惹くためのデザインが、どうして
も単純で、しかも2次元的な平面模様に止まるものであ
った。本発明は、盤面表面からみて、そのデザインが3
次元的に形成できる手段を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
は、特許請求の範囲に記載のとおり、少なくとも、最上
層を構成する透明なプラスチックによる表面材と、該表
面材より融点または軟化点温度の低いプラスチックによ
る熱変形部材と、該熱変形部材に隣接して設けられる立
体模様を形成した薄膜材とを有し、これらが一体化され
ていることを特徴とする遊技盤用の盤面化粧板であり、
前記薄膜材に立体模様を付与する型部材を設けて一体化
したもの、前記型部材は塗膜が形成されて成るもの、最
下層に基盤との接着力を保持するための裏打材を設けて
一体化したもの、前記表面材に、染料による昇華印刷を
施してなるもの、前記表面材は、ポリエステル系樹脂、
ポリアミド系樹脂、エチレンビニルアルコール共重合体
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリルニトリル系
樹脂の中から選択されるプラスチックであるもの、前記
熱変形部材は、ポリオレフィン系樹脂、低融点ポリアミ
ド系樹脂、低融点ポリエステル系樹脂、ポリビニールブ
チラール樹脂、の中から選択されるプラスチックである
もの、前記薄膜材は、金属の薄膜、金属蒸着フィルム、
金属箔粉含有フィルム、パール箔粉含有フィルム、マイ
カ箔粉含有フィルム、の中から選択される高輝性薄膜材
であるもの、並びに、少なくとも、最上層を構成する透
明なプラスチックによる表面材と、該表面材より融点ま
たは軟化点温度の低いプラスチックによる熱変形部材
と、立体模様を付した薄膜材を含む層を積層し、加熱し
て該熱変形部材を流動せしめ同時に一体化させることを
特徴とする、遊技盤用の盤面化粧板の製造方法、及び少
なくとも、最上層を構成する透明なプラスチックによる
表面材と、該表面材より融点または軟化点温度の低いプ
ラスチックによる熱変形部材と、該熱変形部材に隣接し
て設けた薄膜材と、型部材を含む層を積層し、加熱して
該熱変形部材を流動せしめ同時に一体化させることを特
徴とする、遊技盤用の盤面化粧板の製造方法、及び少な
くとも、最上層を構成する透明なプラスチックによる表
面材と、該表面材より軟化点温度の低いプラスチックに
よる熱変形部材と、該熱変形部材に隣接して設けた薄膜
材と、型部材を含む層を積層し、加熱して該熱変形部材
を流動せしめて一体化し、後に型部材を除去することを
特徴とする、遊技盤用の盤面化粧板の製造方法、などを
含む。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いる表面材の基本的な
必要特性は、耐薬品性があり、遊技盤の使用中の汚れに
対して、アルコールなどの溶剤による洗浄が可能なこ
と、表面硬度があり鉄製の小球により傷が容易につかな
いこと、汚れにくいこと、小球の転がりが良いこと、耐
摩耗性があり鉄製の小球通過に対する摩耗が少なく、遊
技盤の耐久性を高めるものであることが要求される。
【0006】更に表面材は、複数層を一体化する際の加
熱工程に対して表面の平滑性を維持するため、耐熱性が
高くそして融点が高いことが望ましい。また表面材の裏
面に従来と同様の印刷塗膜の形成による着色意匠模様を
付与するためには透明性が高いことが望ましく、あるい
は染料による昇華印刷に対して発色性が高く色鮮やかで
堅牢性の高い印刷とするために染料染着性の有るプラス
チックであることが望ましい。
【0007】このような条件に適する表面材としては、
ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンビニ
ルアルコール共重合体(EVOH)樹脂、ポリカーボネ
ート(PC)樹脂、ポリアクリルニトリル系(PAN)
樹脂、の中から選択されるプラスチックが好ましい。
【0008】ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂が好ましく、特に2軸
延伸フィルムが透明性、寸法安定性、表面硬度、塗膜形
成印刷、昇華印刷特性などの点で優れており好ましく適
用できる。ポリアミド系樹脂としては、ナイロン6、ナ
イロン11、ナイロン12、およびこれらの共重合体、
非晶性ナイロンなどが挙げられ、EVOH樹脂、PC樹
脂、PAN樹脂とともに上記に挙げた特性の点で優れ、
好ましく適用できる。
【0009】これらの樹脂の融点に関しては、ポリエス
テル樹脂においては、220℃〜270℃、ポリアミド
樹脂で160℃〜230℃、EVOH樹脂で160℃〜
190℃、PC樹脂で200℃〜260℃、またPAN
樹脂は軟化点温度で70〜90℃程度の温度特性を持
つ。本発明の化粧板の表面材としては、後の加熱に対し
ても変形することなく、表面は平滑性を保つことが必要
であり、少なくとも150℃以上の融点を持つ樹脂ある
いは150℃以上で溶融する上記の樹脂が好ましい。
【0010】表面材の厚さに関しては、遊技盤用の盤面
化粧板としては通常総厚1mm以内程度であるので、当
該表面材としての厚さは、25〜500μmの範囲であ
る。
【0011】表面材の表面にハードコート処理を施すこ
とにより、表面のキズつきを防止して、耐摩耗性を向上
させることができる、アクリル等の有機系、シリコン等
の無機系、及び有機系無機系の複合タイプにより、UV
キュア、あるいは焼き付けによりハードコード処理が施
されたものであってもよい。
【0012】さらには、シロキサン系の界面活性剤等を
表面コート処理することで、表面材表面に帯電防止効果
を付与して、汚れの付着を低減することができる。
【0013】また本発明では、表面材に着色意匠模様を
付与してもよく、従来実施されているものと全く同様の
印刷を施すことができ、シルク印刷、オフセット印刷、
グラビア印刷等の公知の印刷が適用できる。通常透明な
表面材の裏面に着色摸様を印刷した後、白色のバックコ
ートを施すことが一般的に行われ、透明な表面材を透視
してこれらを視認することができる。
【0014】更にその他として、染料による昇華転写印
刷等の方法で表面材の表面から染料による浸透像を付与
する方法があり、これは予め転写用紙とすべく紙材等の
基材に染料を配合したインクにより印刷が施された昇華
転写紙を用いて、該昇華転写紙の印刷面を表面材の表面
に当接して加熱しながら染料を表面材に移行せしめ、該
転写紙を剥離して印刷を完了する方法であり、着色隠ぺ
い性が低く透明感があるため好ましく適用できる。
【0015】また本発明では表面材に施す印刷は省略し
ても良いし、あるいは上記の印刷方法を併用して実施し
ても良い。また表面材に対する印刷を適宜に選択して実
施すれば、本発明の立体模様と印刷模様とが複合して形
成されるので、化粧板としての意匠性を非常に高めるこ
とができる。
【0016】次に本発明の熱変形部材は、薄膜材に隣接
して設けられ、加熱加圧により、型部材によって自らが
熱溶融変形して、型部材にならって薄膜材を変形せし
め、立体模様を形成させる機能をもつ部材である。そこ
で熱変形部材は、表面材より軟化点、もしくは融点温度
の低いプラスチックであることが好ましく、加熱の際
に、表面材が溶融すると表面材の表面平滑性を維持でき
なくなるため、熱変形部材は表面材より融点または軟化
点温度が低い物質とする必要があり、熱可塑性のプラス
チックであれば好ましく適応できる。
【0017】本発明の熱変形部材は、ポリオレフィン系
樹脂、低融点ポリアミド系樹脂、低融点ポリエステル系
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、の中から選択される
プラスチックであることが好ましい。
【0018】ポリオレフィン系樹脂としてはエチレン酢
酸ビニル共重合体(EVA)樹脂[融点60〜113
℃]、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度
ポリエチレン(LLDPE)等のポリエチレン樹脂[融
点100〜140℃]、アイオノマー樹脂[融点82〜
99℃]が好ましく適応できる。
【0019】その他のポリオレフィン系樹脂の中で変性
したものの例としては、EVA、EEA(エチレン・エ
チルアクリレ−ト共重合体)、PE、PP(ポリプロピ
レン)等の樹脂に無水マレイン酸をグラフト変性したプ
ラスチック、あるいはEVA、EEA等の樹脂に変性シ
ランをグラフト変性したプラスチック、さらにはEV
A、EEA等の樹脂に無水マレイン酸及び変性シランを
グラフト変性したプラスチック、その他に、エチレン・
メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン・メチル
メタアクリレート共重合体(EMMA)、エチレン・ア
クリル酸共重合体(EAA)等のプラスチックがある。
【0020】更には、エポキシ基を有するGMA(グリ
シジルメタアクリレ一ト)との共重合体として、エチレ
ン・GMA共重合体、エチレン・GMA・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・GMA・アクリル酸メチル共重合
体、及びポリオレフィンとコポリエステルの組成物にこ
れらの共重合体を配合したプラスチックもある。以上掲
げたポリオレフィン系樹脂も融点が50〜140℃の範
囲であり接着住及び成形性が良好で好ましく適用でき
る。
【0021】また、低融点ポリアミド樹脂及び低融点ポ
リエステル樹脂としては、それぞれナイロンの共重合体
及びポリエステルの共重合体であって低融点の樹脂[融
点80〜130℃]が好ましい。
【0022】そのほかには、ポリビニルブチラール樹
脂、あるいは前記樹脂を含めた接着性ポリマーとして変
成した低融点の樹脂などが好ましく適応できる。
【0023】そして熱変形部材の融点または軟化点は、
少なくとも表面材の融点もしくは軟化点より低いプラス
チックが好ましく、表面材の融点、軟化点と関係する
が、概ね融点50〜140℃の範囲のプラスチックが好
ましく、更に好ましくは融点60〜130℃の範囲であ
るプラスチックが成形性が良く好ましい。
【0024】上記の中でも特にEVA系の樹脂は、低融
点であり成形性が好ましく、接着性及び透明性が良好で
あり好ましく適応できる。
【0025】熱変形部材の厚さとしては、該部材が熱溶
融変形して薄膜材に立体模様を付するに見合うだけの厚
さ、即ち型部材に近似する厚さであり、意匠性との関係
で特定されるものではないが、立体模様を視認できる盤
面化粧盤とするためには、50〜500μm程度が好ま
しく、更に好ましくは100〜250μm程度の厚さと
して、これに対応する立体模様を付するのがよい。
【0026】次に薄膜材は、熱変形部材に隣接し、表面
材の下側に位置され、型部材の形状にならって、熱変形
部材の変形と共に薄膜材が変形されて立体的な凹凸模様
を形成するものであるため、凹凸に対しての変形なじみ
性が優れるものが好ましく、また熱変形部材より耐熱性
が高いものが好ましい。
【0027】また、薄膜材は、形成された立体的な凹凸
模様が、透明な表面材から透視されて、立体的な模様と
して見えるようなものであれば特に問わず着色、無着
色、印刷などの模様付け等の意匠性を付与した、樹脂フ
ィルム、紙材、布帛、不織布、金属箔などが適応でき、
これらは化粧板全面に設けたり部分的に配置する形態の
ものであったり、化粧板中に上記のものを組み合わせて
複数用いることもできる。
【0028】さらに、より立体感のある立体模様とする
ためには、該薄膜材を高輝性の優れた材料による高輝性
薄膜材とすることにより、より凹凸感が明瞭になり、立
体感の優れた立体模様とすることができる。
【0029】高輝性薄膜材としては、アルミニウム、ブ
ロンズ、クローム、ニッケル、金、銀、亜鉛等の高輝性
の金属箔、もしくは金属箔を基材に貼着した高輝性の金
属の薄膜等が好ましく適応できる。
【0030】同様に、ポリエステル、ナイロン、アクリ
ル、EVOH、ポリチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)樹脂等であり、金属蒸着可能な樹脂フィルムに
施した金属蒸着フィルム、ホログラム調の蒸着フィル
ム、あるいは布帛、不織布に施した金属蒸着薄膜等も好
ましく適応できる。
【0031】あるいはまた、PE、PP、ナイロン、ポ
リエステル、EVOH、アイオノマー、EVA、ABS
等の樹脂に、金属箔粉、パール箔粉、マイカ箔粉、二酸
化チタンをコーティングしたマイカ箔粉等を配合して、
樹脂中に含有させて高輝性を高めた上記の含有フィルム
による高輝性薄膜材なども好ましく適応できる。
【0032】本発明の薄膜材の厚さは、薄いもの程型部
材に対しての変形特性がよいが、取扱性、強度面を考慮
すれば慨ね10〜100μmの範囲のものが適応でき、
更に好ましくは、15〜50μmの範囲であれば変形特
性がより好ましい。
【0033】次に本発明における型部材は、前述の薄膜
材に立体模様を形成せしめるための部材であり、表面材
の表面から透視できる文字、模様、輪郭、凹凸等の立体
模様に符合して形づける部材である。
【0034】型部材は、加熱、加圧によって前述の熱変
形部材を利して薄膜材を変形させるため、少なくとも熱
変形部材より耐熱性の高い材料とし、確実に熱変形部材
を変形できるような材料であることが好ましい。材料と
しては特定されるものではなく例えば、熱可塑性、熱硬
化性のプラスチック、あるいは天然繊維、合成繊維、無
機繊維による織布、不織布、そして紙材、金属材、木
材、コルク材、あるいはこれらに印刷塗膜を形成したも
のなどであって、好ましく適応できる。
【0035】これらの材料を型部材とする場合、所望の
形状に切り抜いたものを使用すれば凸模様が得られ、逆
に所望の形状部分を切り捨てた孔明きシ一トを応用すれ
ば凹模様を得ることができ、これらを複合して応用すれ
ば凹凸模様を同時に得ることができる。更にはこれらの
材料をシ一ト状にそのまま使用すれば、例えば織布、不
織布、紙等であれば表面の織り柄模様、あるいは微細な
凹凸模様等を全面に表現する事ができる。
【0036】また、型部材の選定によっては複数、多重
の凹凸模様を付することが可能で、例えば型部材に織
布、不織布を選定して、文字形状の立体模様を得ようと
すれば、文字の表面には織布の織り柄、微細凹凸等の立
体模様が同時に形成され、2重の立体模様を得ることが
できるなど、型部材の選定により幅広い意匠性の演出が
できる。
【0037】その他の型部材として、上記の材料の表面
にシルク印刷等の公知の印刷手段により所望の摸様を塗
膜形成したものを型部材としても良いし、あるいは所望
の模様を施した金型を用いて加熱、加圧、注型等の方法
で模様成形したものを型部材としても良く、これらは切
り抜きなどの方法と異なり微細もしくは複雑な模様をも
表現でき、さらに能率良く成形できるので好ましく適用
できる。
【0038】ここで型部材は塗膜形成によるものとする
場合、シルク印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等の
公知の印刷塗膜によるもの以外に、スプレ一塗装塗膜、
静電塗装塗膜などによる公知の塗膜形成手段が適用で
き、塗膜形成は基材を選ぶことなく能率良く実施できる
ので好ましい。また概ね1〜500μmの範囲の膜厚で
あれば薄膜材に立体模様を形成できるが、明確な立体模
様を能率良く得るためには50〜400μmの範囲の膜
厚がより好ましい。
【0039】また、型部材は、盤面化粧板の部材として
一体化させて用いてもよいし、成形時にのみ用いて、成
形後に離脱して成形毎に繰り返し使用するものであって
もよいが、後の本体基盤との接着を考慮すれば化粧板に
一体化して裏面全体を平坦に成形することが望ましい。
【0040】次に裏打材は、本発明の盤面化粧盤を遊技
盤本体に用いる場合の、基盤との接着力を保持するため
に機能する部材であり、通常本体の基盤は木製の合板が
用いられ、酢酸ビニル系の接着剤が使用されている。そ
のため、これらとの接着性の好ましい材料が選定され、
紙材、合成繊維の織布、不織布、あるいはメラミン、フ
ェノール等の適宜のプラスチックも適用できる。なかで
も、紙材と比較して層間強度の高い不織布が好適であ
り、特にビニロン系の不織布が本体基盤との接着性が良
く好ましい。
【0041】次に本発明に使用する接着助材としては、
各種の熱可塑性、熱硬化性の接着剤であって、液状、フ
ィルム状を問わず好ましく適応できるが、特にポリエチ
レン、EVA、アイオノマー、等のオレフィン系樹脂に
よる熱可塑性の接着フィルムが好ましい。更に好ましく
は、接着性ポリオレフィン樹脂であり、無水マレイン酸
をグラフト重合したポリエチレン、EVA、PP等の樹
脂フィルムが好ましく適応できる。また前述の熱変形部
材と同一のプラスチック等による樹脂フィルムも接着性
が良好であり好ましく適用できる。その厚さとしては、
各部材間の接着を目的とするものであり薄く成形されて
いることが好ましく、20〜100μmの範囲が好まし
く、更に好ましくは30〜80μmの厚さが成形性が良
く使用でき、これらは必要に応じて任意の層間に複数使
用してもよい。
【0042】本発明の遊技盤用の盤面化粧板の製造方法
は、すくなくとも、透明なプラスチックによる表面材
と、表面材より融点または軟化点温度の低いプラスチッ
クによる熱変形部材と、熱変形部材に隣接して設けた薄
膜材とを、型部材と重ね合わせ、表面材の溶融温度以下
であって、熱変形部材の溶融温度以上の温度で加熱加圧
することによって、型部材にならって、熱変形部材を溶
融流動させ、同時に薄膜材をも変形させることで、薄膜
材に立体模様を形成させつつ一体化するものである。
【0043】具体的には、温度制御可能な上下2枚の熱
プレス板にて、各部材を挟持し加熱加圧して成形する。
加熱温度及び加圧力は、各部材の温度特性により異なり
適宜に決定されるものであるが、少なくとも表面材が溶
融する温度以下であり、熱変形部材が溶融する温度以上
で、加圧加熱する。また多段プレス等の公知の熱圧成形
により能率よく行うことができる。
【0044】すなわち、該温度条件下であれば熱変形部
材は容易に溶融することができ、上下からのプレス圧に
よって、型部材に倣って流動変形することができる。
【0045】そしてまた、熱変形部材に隣接して設けら
れた薄膜材もまた、薄膜であるため、加熱により軟化伸
展可能な状態となり、熱変形部材とともに型部材に倣っ
て屈曲変形して、型部材の形状に忠実に従うことが可能
となり、薄膜材に立体模様を付与することができる。
【0046】加熱温度は熱変形部材を溶融する温度であ
り、表面材を溶融する温度以下であるので、表面材は溶
融変形することなく、表面材の平滑性を損なうことなく
成形することが可能であり、表面平滑に立体模様を有す
る遊技盤用の盤面化粧板を得ることができる。
【0047】また、本発明の遊技盤用の盤面化粧板の製
造方法においては、各種部材と型部材とを同時に重ねて
成形するが、型部材は化粧板そのものに一体化するよう
に成形してもよいし、重ねて成形したのち型部材を離脱
した化粧板を得るようにしてもよい。後者の場合型部材
の材料を吟味すれば、成形ごとに再使用が可能となる。
【0048】更に型部材を用いず、薄膜材を予め立体変
形させておき、熱変形部材とともに加圧加熱して立体模
様を得ることもできる。
【0049】また、本発明の遊技盤用の盤面化粧板の製
造方法においては、上記の各部材の最下層に本体基盤と
の接着力を保持するための裏打材を同時に重ね合わせて
成形してもよいし、さらにその他任意の部材を重ね合わ
せて成形一体化することもできる。
【0050】さらにまた、本発明の遊技盤用の盤面化粧
板の製造方法においては、表面材の表面に、染料による
昇華印刷を施すため、昇華転写紙の印刷面を表面材の表
面に当接して設置して成形一体化後、該昇華転写紙を剥
離することにより、同時に表面材に染料による昇華印刷
を施すことができる。
【0051】
【実施例1】図1および図2は本発明の実施例の部分断
面図であり、図1は完成したパチンコ遊技盤用の化粧板
の断面図、図2は形成一体化する前の素材の状態を示す
断面図である。符号1は化粧板、2は表面材、3は熱変
形部材、4は薄膜材、5は型部材である。
【0052】この実施例においては、最上層を構成する
透明なプラスチックの表面材2として、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)樹脂を用いている。この例に用
いたものは、押し出し成形で得られ、2軸延伸加工が施
された厚さ188μmの透明性の良好な平坦なフィルム
であり、耐薬品性、耐磨耗性に優れ、表面硬度も充分で
あり、融点が260℃と高く、他の部材との加熱による
一体化を行っても表面の平滑性を損なうことがない。本
発明では、表面材は小球の遊動に影響を与えない範囲で
平滑であればよく、予め表裏面に凹凸模様を施したり、
印刷模様を施しておいてもよい。
【0053】熱変形部材3としては、表面材1よりも融
点温度の低い72℃であるEVA系の樹脂フィルムを使
用しており、この例では押し出し成形によって得られた
厚さ150μmの透明で平坦なフイルムを使用してい
る。この樹脂は型部材5に対して熱変形特性に優れ、薄
膜材4との接着性もよい。また本発明では、異なる意匠
性を持たせるため、熱変形部材と薄膜材とは部分的に空
隙を設けるようにしてもよいし、或いはまた表面材と熱
変形部材との間に設けるようにしてもよい。
【0054】薄膜材4は、この例では厚さ20μmのア
ルミニウム箔を用いている。この薄膜材4は、熱変形部
材3に隣接して設けられており、金属箔は伸展性がよい
ので、細かな凹凸模様も形成することができる。
【0055】型部材5は、薄膜材に立体模様を形成させ
るもので、この例ではアルミ板の表面に凸状の模様を形
成したものを用いている。この例の立体模様の高さは、
概ね100μm程度である。型部材は、金属に限らず、
板自体を凹凸に変形したものや、模様を切り抜いた板で
あってもよく、また繊維による織り布、紙等任意の素材
でよく、立体的に形成可能なものであれば材質や形状を
問わない。
【0056】これらの素材を用いて化粧板1を製造する
には、2乃至5の各部材を重ね合わせ、上下2枚の熱プ
レス板に挟持し、加熱しながら加圧して一体化する。加
熱条件は表面材2が溶融する温度以下でかつ熱変形部材
2が溶融する温度である160℃にて行った。加圧条件
は2kg/平方cmであり、5分間加熱した後、プレス
板より取り出し、冷却板に挟んで冷却し、その後型部材
5を剥がして化粧板1を製造した。得られた化粧板は高
輝性の立体模様が形成されるので表面側からみたとき、
模様が際だって立体的に表現される。
【0057】本実施例の化粧板の裏面には、アルミ箔に
よる凹凸模様が形成されるが、そのまま遊技盤の本体基
盤にエポキシ樹脂系の接着剤等で容易に貼着することが
できるが、更に裏打ち材を貼着した化粧板としてもよ
い。またこの例では、型部材は成形の都度再利用して用
いることができるが、型部材を用いずあらかじめ立体模
様を形成した薄膜材を用いて成形しても良く、この例の
ような金属箔薄膜材であれば可能となる。
【0058】
【実施例2】図3および図4は本発明の他の実施例の部
分断面図であり、図3は完成したパチンコ遊技盤用の化
粧板の断面図、図4は形成一体化する前の素材の状態を
示す断面図である。符号11は化粧板、12は表面材、
13は熱変形部材、14は薄膜材、15は型部材であ
る。
【0059】この実施例においては、最上層を構成する
透明なプラスチックの表面材12として、ナイロン12
樹脂を用いている。この例に用いたものは、押し出し成
形で得られた厚さ200μmの透明性の良好な平坦なフ
ィルムである。前記同様耐薬品性、耐磨耗性に優れ、表
面硬度も充分であり、融点が165℃と高く、他の部材
との加熱による一体化を行っても表面の平滑性を損なう
ことがない。
【0060】熱変形部材13としては、表面材11より
も融点温度の低い99℃であるアイオノマー樹脂フィル
ムを使用しており、この例では押し出し成形によって得
られた厚さ250μmの透明で平坦なフイルムを使用し
ている。この樹脂は型部材15に対して熱変形特性に優
れ、薄膜材14の金属蒸着面との接着性もよい。
【0061】薄膜材14は、この例では厚さ25μmの
ポリエチレン樹脂にアルミニウムの真空蒸着を施した金
属蒸着フィルムを用いている。
【0062】型部材15は、この例では所望のデザイン
模様に切り抜いた厚さ200μmの超高分子量ポリエチ
レンを用いている。
【0063】これらの素材を用いて化粧板11を製造す
るには、12乃至15の各部材を重ね合わせ、上下2枚
の熱プレス板に挟持し、加熱しながら加圧して一体化す
る。加熱条件は140℃にて行った。加圧条件は2kg
/平方cmであり、5分間加熱した後、プレス板より取
り出し、冷却板に挟んで冷却して化粧板11を製造し
た。この例では、立体模様を形成する型部材を化粧板1
1に一体化してあり、薄膜材のポリエチレンと型部材の
ポリエチレンが加熱により熱融着され、全体が一体でか
つ裏面が平滑な化粧板とすることができ、本体基盤との
接着を容易で確実にする。
【0064】
【実施例3】図5および図6は本発明の他の実施例の部
分断面図であり、図5は完成したパチンコ遊技盤用の化
粧板の断面図、図6は形成一体化する前の素材の状態を
示す断面図である。符号21は化粧板、22は表面材、
23は熱変形部材、24は薄膜材、25は型部材、2
6、27は接着助材、28は裏打材である。
【0065】この実施例においては、最上層を構成する
表面材22として、前述と同様のPET樹脂を用いてい
る。この例に用いたものは、厚さ188μmで、融点は
260℃である。
【0066】熱変形部材23としては、前述と同様の融
点72℃であるEVA系の樹脂フィルムを使用してお
り、この例では厚さ150μmの透明で平坦なフイルム
を使用している。
【0067】薄膜材24は、この例ではEVOH樹脂に
アルミニウムの真空蒸着を施した厚さ15μmの金属蒸
着フィルムを用いている。
【0068】型部材25は、この例では所望のデザイン
模様に切り抜いた厚さ250μmのポリエステル繊維に
よる不織布を用いている。この型部材は、耐熱性も高
く、型抜きの加工性もよく、好ましく使用できる。また
不織布のため弾力性があり、薄く低強度の薄膜材24に
対する緩衝性がある。この型部材に隣接する両面には、
接着助材として厚さ50μmの接着性ポリエチレンフイ
ルム26、27、が設けられている。
【0069】ここで型部材25は所望のデザイン形状に
切り抜いた断片的な形態のものを使用しているが、全体
を一体に成形する際に化粧板の適正位置に該型部材25
を正確に位置決めすることが困難な場合がある。その解
決法の一例として、他の部材と外形寸法を同一とした基
材上に型部材25を事前に載置したものを型部材として
用いても良いし、あるいは該基材上にシルク印刷等によ
り型部材25と同デザインの印刷塗膜を形成したものを
型部材として用いても良い。また本実施例に応用する場
合には該基材をポリエステル不織布またはPET樹脂フ
ィルム等にすれば容易に一体に成形ができる。
【0070】また最下層には、本体基盤との接着力を保
持するための裏打ち材28が設けてあり、この例では厚
さ250μmのビニロン繊維による不織布を用いている
ので、本体基盤との接着に使用されることが多い、酢酸
ビニル系の接着剤に対し安定した接着性を保てる。
【0071】これらの素材を用いて化粧板21を製造す
るには、22乃至28の各部材を重ね合わせ、前記同様
に加熱しながら加圧して一体化する。加熱条件は160
℃にて行った。この例でも、立体模様を形成する型部材
を化粧板21に一体化してあり、全体が一体でかつ表裏
面が平滑で内部の立体模様が透視できる化粧板とするこ
とができ、本体基盤との接着を容易で確実にする。
【0072】
【実施例4】図7および図8は、本発明の他の実施例の
部分断面図であり、図7は完成したパチンコ遊技盤用の
化粧板の断面図、図8は形成一体化する前の素材の状態
を示す断面図である。符号31は化粧板、22は表面
材、23は熱変形部材、24は薄膜材、35は型部材、
26、27は接着助材、28は裏打材である。
【0073】この例は、実施例3と同様の構成である
が、型部材35として透明なポリエステル樹脂を用い、
型部材と薄膜材との位置を実施例3とは逆にしてあり、
薄膜材による立体模様の形成の凹凸方法が逆になった例
である。
【0074】
【実施例5】図9は、本発明の他の実施例の部分断面図
であり、完成したパチンコ遊技盤用の化粧板の断面図を
示す。この例の化粧板41は、実施例3と同一の方法で
作成されているが、表面材に染料による昇華印刷29が
施されている例である。薄膜材による立体模様に加え
て、昇華印刷を施すことにより、複雑で多様化したデザ
インを形成することができる。
【0075】本実施例の化粧板は、表面材に染料による
昇華印刷を施したため、従来の塗膜を形成する化粧印刷
と異なり、染料は印刷の際に気体となって(昇華して)
プラスチックの表面から内部へ浸透し、プラスチック内
部に浸透固着するので、透明感が高くなお発色性が高い
ので、盤面化粧板の立体感模様を損なうことなく着色模
様を同時に付与することができる。
【0076】また同時に染料による印刷模様は、表面か
ら内部に浸透固着するため、盤面に対する表面からの傷
あるいは小球の通過による摩耗に対しても容易に消滅す
ることがなく、高耐久性の印刷模様とすることができ、
遊技盤用の盤面化粧板として最適である。
【0077】本実施例での染料による昇華印刷は、予め
転写用紙とすべく紙材等の基材に染料を配合したインク
により印刷が施された昇華転写紙を用いて、該昇華転写
紙の印刷面を表面材の表面に当接して設置し、前述と同
様に各部材を重ね合わせて形成一体化後、該昇華転写紙
を剥離することにより、同時に表面材に染料による昇華
印刷を施したものである。
【0078】その他の方法として予め表面材の表面もし
くは裏面に染料による昇華印刷を施した表面材を用い
て、一体に成形してもよいし、裏面に塗膜形成による印
刷を施した表面材を用いたものでもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明の化粧板は、透明性がよく、耐油
性、耐磨耗性、耐薬品性に優れ、遊技盤用の化粧板とし
て優秀な特性を有する。特に本発明により遊技盤におい
て際だった立体感のあるデザインを得ることができる利
点がある。更に立体模様と印刷を組み合わせることによ
り、遊戯者の興味を惹く多様で複雑な任意のデザインが
得られる特徴がある。また顕著な立体感が得られる反
面、表面も裏面も平滑で強固な化粧板が得られるので、
例えばパチンコ盤などの遊技盤としての機能を損なわ
ず、遊技盤を製造する際にも容易で強固な接着を行うこ
とができるなどの多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の完成したパチンコ遊技盤用
の化粧板の断面図。
【図2】 本発明の実施例の形成一体化する前の素材の
状態を示す断面図。
【図3】 本発明の実施例の完成したパチンコ遊技盤用
の化粧板の断面図。
【図4】 本発明の実施例の形成一体化する前の素材の
状態を示す断面図。
【図5】 本発明の実施例の完成したパチンコ遊技盤用
の化粧板の断面図。
【図6】 本発明の実施例の形成一体化する前の素材の
状態を示す断面図。
【図7】 本発明の実施例の完成したパチンコ遊技盤用
の化粧板の断面図。
【図8】 本発明の実施例の形成一体化する前の素材の
状態を示す断面図。
【図9】 本発明の実施例の完成したパチンコ遊技盤用
の化粧板の断面図。
【符号の説明】
1は化粧板、 2は表面材、 3は熱変形部材、 4は薄膜材、 5は型部材, 11は化粧板、 12は表面材、 13は熱変形部材、 14は薄膜材、 15は型部材, 21は化粧板、 22は表面材、 23は熱変形部材、 24は薄膜材、 25は型部材、 26は接着助材、 27は接着助材、 28は裏打材、 35は型部材、 41は化粧板。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、最上層を構成する透明なプラ
    スチックによる表面材と、該表面材より融点または軟化
    点温度の低いプラスチックによる熱変形部材と、該熱変
    形部材に隣接して設けられる立体模様を形成した薄膜材
    とを有し、これらが一体化されていることを特徴とする
    遊技盤用の盤面化粧板。
  2. 【請求項2】前記薄膜材に立体模様を付与する型部材を
    設けて一体化したことを特徴とする請求項1記載の遊技
    盤用の盤面化粧板。
  3. 【請求項3】前記型部材は、塗膜が形成されて成ること
    を特徴とする請求項2記載の遊技盤用の盤面化粧板。
  4. 【請求項4】最下層に基盤との接着力を保持するための
    裏打材を設けて一体化した請求項1乃至3のいずれかに
    記載の遊技盤用の盤面化粧板。
  5. 【請求項5】前記表面材に、染料による昇華印刷を施し
    てなる請求項1乃至4のいずれかに記載の遊技盤用の盤
    面化粧板。
  6. 【請求項6】前記表面材は、ポリエステル系樹脂、ポリ
    アミド系樹脂、エチレンビニルアルコール共重合体樹
    脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリルニトリル系樹
    脂の中から選択されるプラスチックである、請求項1乃
    至5のいずれかに記載の遊技盤用の盤面化粧板。
  7. 【請求項7】前記熱変形部材は、ポリオレフィン系樹
    脂、低融点ポリアミド系樹脂、低融点ポリエステル系樹
    脂、ポリビニールブチラール樹脂、の中から選択される
    プラスチックである請求項1乃至6のいずれかに記載の
    遊技盤用の盤面化粧板。
  8. 【請求項8】前記薄膜材は、金属の薄膜、金属蒸着フィ
    ルム、金属箔粉含有フィルム、パール箔粉含有フィル
    ム、マイカ箔粉含有フィルム、の中から選択される高輝
    性薄膜材であることを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れかに記載の遊技盤用の盤面化粧板。
  9. 【請求項9】少なくとも、最上層を構成する透明なプラ
    スチックによる表面材と、該表面材より融点または軟化
    点温度の低いプラスチックによる熱変形部材と、立体模
    様を付した薄膜材を含む層を積層し、加熱して該熱変形
    部材を流動せしめ同時に一体化させることを特徴とす
    る、遊技盤用の盤面化粧板の製造方法。
  10. 【請求項10】少なくとも、最上層を構成する透明なプ
    ラスチックによる表面材と、該表面材より融点または軟
    化点温度の低いプラスチックによる熱変形部材と、該熱
    変形部材に隣接して設けた薄膜材と、型部材を含む層を
    積層し、加熱して該熱変形部材を流動せしめ同時に一体
    化させることを特徴とする、遊技盤用の盤面化粧板の製
    造方法。
  11. 【請求項11】少なくとも、最上層を構成する透明なプ
    ラスチックによる表面材と、該表面材より融点または軟
    化点温度の低いプラスチックによる熱変形部材と、該熱
    変形部材に隣接して設けた薄膜材と、型部材を含む層を
    積層し、加熱して該熱変形部材を流動せしめて一体化
    し、後に型部材を除去することを特徴とする、遊技盤用
    の盤面化粧板の製造方法。
JP17721298A 1997-06-27 1998-06-24 遊技盤用の盤面化粧板 Expired - Fee Related JP4262324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17721298A JP4262324B2 (ja) 1997-06-27 1998-06-24 遊技盤用の盤面化粧板

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-186049 1997-06-27
JP18604997 1997-06-27
JP17721298A JP4262324B2 (ja) 1997-06-27 1998-06-24 遊技盤用の盤面化粧板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1170212A true JPH1170212A (ja) 1999-03-16
JP4262324B2 JP4262324B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=26497837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17721298A Expired - Fee Related JP4262324B2 (ja) 1997-06-27 1998-06-24 遊技盤用の盤面化粧板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4262324B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137434A (ja) * 1999-11-15 2001-05-22 Aruze Corp 遊技機および遊技場
JP2006314394A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Izumi Seisakusho:Kk 意匠板の製造方法
JP2007105263A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2013240686A (ja) * 2013-07-22 2013-12-05 Asahi Kasei Chemicals Corp 弾球遊技機基盤用複合シート
JP2018007739A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 株式会社たからセルロイド 遊技機用化粧板

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137434A (ja) * 1999-11-15 2001-05-22 Aruze Corp 遊技機および遊技場
JP2006314394A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Izumi Seisakusho:Kk 意匠板の製造方法
JP2007105263A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2013240686A (ja) * 2013-07-22 2013-12-05 Asahi Kasei Chemicals Corp 弾球遊技機基盤用複合シート
JP2018007739A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 株式会社たからセルロイド 遊技機用化粧板

Also Published As

Publication number Publication date
JP4262324B2 (ja) 2009-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101161032B1 (ko) 가식 시트와 가식 성형품 및 사출성형 동시 가식 방법
US6544369B1 (en) Process for producing thin film-like material having decorative surface
KR101158951B1 (ko) 저윤기 금속 광택 화장 시트, 및 그것을 적층한 적층물
JP2014184726A (ja) 加飾シート、射出成形同時加飾方法、及び加飾成形品
JP3419886B2 (ja) 転写シート
JP3678063B2 (ja) 化粧シートとその製造方法
JP4262324B2 (ja) 遊技盤用の盤面化粧板
JP7074436B2 (ja) 装飾シート、装飾シートを含む構造体及び装飾シートの製造方法
JP4872876B2 (ja) インサート加飾成形品の製造方法
JP2010234562A (ja) 加飾シート及び加飾樹脂成形品
JP3951667B2 (ja) 化粧シートとその製造方法
JP4202490B2 (ja) 加飾成形品
JP4676607B2 (ja) 射出成形同時絵付方法
JP3554625B2 (ja) 木目柄化粧シートおよびこれを用いた木目柄付き成形品の製造方法
JP3710858B2 (ja) インサート成形品の製造方法およびインサートフィルム
JP5150988B2 (ja) 加飾シートの製造方法
CN114126893A (zh) 记录介质、装饰片、装饰品、以及装饰品的制造方法
JP2002127182A (ja) 射出成形同時絵付用シートの製造方法
JP4345074B2 (ja) 遊技盤用の盤面化粧板
JPH0493246A (ja) 化粧シート
JPH0976448A (ja) 化粧シート及びその製造方法
JP5262061B2 (ja) インサート加飾成形品の製造方法
JP3414722B2 (ja) 加飾部材と加飾用シート
JPH02310051A (ja) 立体感を有する模様形成のための転写シート
JPH1034780A (ja) 内部に凹凸模様を有する化粧シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090204

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees