JPH1169156A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- Color Image Communication Systems (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
変えて2値化することによって、見た目に不自然さがな
い画像を得ることができるようにする。 【解決手段】 明度Lに対し、彩度cをパラメータとし
予め準備されたディザパターンP1,P2を選択的に適
用して、カラー画像を2値化処理する。
Description
の2値化画像に変換する画像処理装置に関する。
(コピー機)などに、カラー画像が読み取りできるもの
が開発されており、高性能のカラープリンタやカラーデ
ィスプレイなどの普及に伴って、その需要が増えつつあ
る。この種の画像処理装置では、光学式のカラーセンサ
によって、光の三原色(RGB)のそれぞれに対応した
画像を読み取りできるようになっているが、プリンタに
白黒印字の設定がなされていたり、カラー印字やカラー
表示機能が備わっていない場合には、読み取ったカラー
画像を、その明暗によって白黒画像に変換する処理を行
っている。
ある。ここでは、光の三原色(RGB)で読み取ったデ
ータを、CIE(国際照明委員会)規格のカラーモデル
の1つであるL*a*b* 表色系(以下、「L*」「a*」
「b*」 を、各々「L」「a」「b」と記述する)のカ
ラー画像データ(多値)に変換してから、2値化処理を
行っている。
タを、RGB・Lab変換部100によってLab表色
系のデータに変換し、このうち、L(明度)のデータ
(多値)を、ディザ処理部101において2値化し、プ
リンタPrから印字出力する。なお、図中の()内の数
値は、各データのビット数を示している。ここにディザ
処理とは、微小面積内で黒画素の密度を変化させ、多階
調の濃淡によって中間調画像を表現するものであり、具
体的には、n×n画素の領域(ドットマトリクス)を階
調表示の1単位とし、これに対して、白黒判定のしきい
値をばらばらに配置したディザパターンを割り当てて、
2値化画像を得る。ここでは、各画素の明度Lがディザ
パターンの各しきい値と比較され、白黒が判定されてい
る。
ージを示している。Lab表色系では、明度をL、色相
と彩度を示す色度をa,bで表しており、彩度cは√
(a2+b2)で表現される。また、+aは赤方向、−a
は緑方向、+bは黄方向、−bは青方向を、各々示して
おり、これらの数値が大きくなるに従って色あざやかに
なり、中心になるに従ってくすんだ色になる。
置では、カラー画像データの色度a,bが異なっていて
も、明度Lが同じであれば、同じ白黒2値化データに変
換されてしまい、これによって、元の画像(カラー)の
印象とは見た目が違う印象の画像(白黒)になり、不自
然さを感じる場合があった。
たものであり、カラー画像を、彩度によりディザパター
ンを変えて2値化することによって、見た目に不自然さ
がない画像を得ることができる画像処理装置を提供する
ことを目的とする。
に、本発明の請求項1の画像処理装置では、明度に対
し、彩度をパラメータとし予め準備されたディザパター
ンを選択的に適用して、カラー画像を2値化処理するこ
とを特徴とする。例えば、Lab表色系で数値化された
カラー画像では、彩度c=√(a2+b2)をパラメータ
として、ディザパターンを選択する。これによって、カ
ラー画像を見た目の不自然さがないように白黒2値化し
て、記録紙に印字したり、LCDやCRTに表示するこ
とができる。
定単位の領域内の明度が、その領域に隣接する領域の明
度と一致したときに、明度に対し、彩度をパラメータと
し予め準備されたディザパターンを選択的に適用して、
カラー画像を2値化処理することを特徴とする。すなわ
ち、明度が同じでも色度が異なる画像が隣接するとき
に、見た目に違和感を覚えるので、例えば、各画素の明
度の合計値が等しいドットマトリクスが連続したとき
に、色度(彩度)を考慮して、ディザパターンを変える
こととする。
と、その領域に隣接する領域とは、同一走査線上にある
ことを特徴とする。
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明の画像処
理装置の処理の流れを示した模式図である。この画像処
理装置は、カラー画像を白黒画像に変換する、ファクシ
ミリ装置、コピー機などに適用される。なお、図中
の()内の数値は、各データのビット数を示している。
タを、RGB・Lab変換部1によってLab表色系の
データに変換し、このうち、明度Lのデータを、ディザ
処理部2において2値化する。ここでは、2つのディザ
パターンP1,P2を用いて2つの2値化データを得て
いる。本発明では、RGB・Lab変換した後、彩度算
出部3によって、彩度c=√(a2+b2)を算出してお
り(図5参照)、判定部4がこの彩度cの値を所定のし
きい値と比較し、この比較結果を基に、選択部5が2つ
の2値化データのいずれかを選択している。なお、彩度
算出部3では、彩度cの変化が判る値を算出すればよい
ため、例えば、(a2+b2)のみを算出して、この値
と、これに対応したしきい値とを判定部4で比較するよ
うにして、演算を簡略化させてもよい。
タとして、予め準備されたディザパターンP1,P2を
選択的に適用し、カラー画像を2値化処理し、プリンタ
Prから印字出力させている。このようにして、彩度c
によってディザパターンを変えるようにすれば、カラー
画像を、見た目の不自然さがないように2値化画像にす
ることができる。
2は2つであるが、これに限定されることはなく、3以
上のディザパターンを用いて2値化処理を行っても良
い。また、ここでは、選択部5が2値化された複数のデ
ータのうちの1つを選択するようになっているが、実際
は、彩度cの算出の結果から、1つのディザパターンP
1,P2を選択し、1つの2値化データを得ている。
系で表される場合を説明したが、XYZ(Yxy)表色
系において表現してもよい。また、本発明の画像処理装
置は、2値化された画像をプリンタPrから印字出力す
る以外に、LCDやCRTに表示する場合にも適用され
る。次に、判定部4による彩度cを基にしたディザパタ
ーンP1,P2の選択方法について、図2,3とともに
説明する。
に見えることなので、2値化後のドットマトリクス内の
黒画素の密度が分散するようになるディザパターンP1
(図2)を用いるのがよく、彩度cの値が低いというこ
とは、くすんで見えることなので、2値化後のドットマ
トリクス内の黒画素の密度が集中するようになるディザ
パターンP2(図3)を用いるのがよい。これを判定部
4では、所定のしきい値を用いて判断する。
される画素データPdで構成されたドットマトリクスD
m(図では4×4画素)を、白か黒のいずれかを判断す
るしきい値でマトリクスが構成されたディザパターンP
1,P2によって比較し、黒画素データPdbあるいは
白画素データPdwで構成される2値化データのドット
マトリクスDm1,Dm2を得る。
ら図示したような構成に限定されることはなく、しきい
値の分散パターンを変えるのではなく、しきい値自体を
変化させても良く、例えば、彩度cの値が高い画素デー
タPdを含んだドットマトリクスDmに対しては、全体
的にしきい値の分布が大きい値側に多くなるようなパタ
ーンを使用して、2値化データに白画素データPdwが
比較的多くなるようにしてもよい。
によるディザパターンP1,P2の変更を、2値化処理
の対象とする所定単位の領域内の明度Lが、その領域に
隣接する領域の明度Lと一致したときにのみ、行うこと
もできる。これは、明度Lが同じでも色度(彩度c)が
異なる画像が隣接するときに、白黒画像に変換した後
に、見た目に違和感を覚えることが多いことに起因する
ものであり、具体的には、各画素の明度Lの合計値が等
しいドットマトリクスDmが連続したときに、彩度cを
考慮して、ディザパターンP1,P2を変えることとす
る。
ドットマトリクスDm毎に、各画素データPdの明度L
を加算し、その合計値を求めておく。そして、隣接する
ドットマトリクスDmと明度Lの合計値が一致したとき
に、彩度算出部3が算出した彩度cに基づいて、ディザ
パターンP1,P2を選択する。なお、隣接するドット
マトリクスDmは、直前に処理したマトリクス以外に、
周囲の8つ(上下、左右(前後)、斜め)のマトリクス
のすべてや、その内のいくつかにすればよい。
慮するためには、これらを一時記憶しておくメモリが必
要となるため、前後のマトリクスの両方又はいずれか
と、明度Lの合計値を比較することが望ましい。例え
ば、4×4画素でマトリクスを構成するとすれば、4ラ
イン(走査線)分のデータを記憶するメモリがあればよ
いことになる。
1,P2の選択を行うか否かの判断を容易にするために
は、上記した明度Lを求める所定単位の領域と、その領
域に隣接する領域とを、同一走査線上にすればよい。す
なわち、1ラインのうち、所定の画素数ずつを1単位と
して、各々の明度Lの合計を求め、隣接する単位の明度
Lの合計と一致したときに、彩度算出部3で算出した彩
度cを基に、選択するディザパターンP1,P2を選択
する。例えば、4×4画素でマトリクスを構成するとす
れば、1ライン(走査線)分の4ドットずつの明度Lの
合計を求める。
素データPdの明度Lの合計値とすることには限定され
ず、各明度Lの平均値などであってもよい。
発明の請求項1〜3に係る画像処理装置によれば、カラ
ー画像をディザパターンで2値化処理するときに、彩度
をパラメータとして、予め準備されたディザパターンを
選択的に適用するので、明度が同じであっても彩度が異
なる部分があるカラー画像を、見た目に不自然さがな
い、高画質の白黒画像に変換することが出来る。
は変化があるが、明度が同じ領域が隣接するときに、彩
度を考慮して、ディザパターンを変えるようにしたの
で、更に、変換後に不自然さがない高画質の白黒画像を
得ることが出来る。
式図である。
図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】数値化されたカラー画像を、ディザパター
ンで2値化処理する画像処理装置において、 明度に対し、彩度をパラメータとし予め準備されたディ
ザパターンを選択的に適用して、カラー画像を2値化処
理することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】数値化されたカラー画像を、ディザパター
ンで2値化処理する画像処理装置において、2値化処理
の対象とする所定単位の領域内の明度が、その領域に隣
接する領域の明度と一致したときに、明度に対し、彩度
をパラメータとし予め準備されたディザパターンを選択
的に適用して、カラー画像を2値化処理することを特徴
とする画像処理装置。 - 【請求項3】上記所定単位の領域と、その領域に隣接す
る領域とは、同一走査線上にあることを特徴とする請求
項2に記載の画像処理装置。
Priority Applications (2)
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