JPH1164589A - 中・低準位放射性廃棄物の処理装置 - Google Patents
中・低準位放射性廃棄物の処理装置Info
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Abstract
るようにする中・低準位放射性廃棄物の処理装置を提供
すること。 【解決手段】本発明の処理装置は、粉砕機を通じて粉砕
された可燃性廃棄物を低温溶融させる溶融槽と、前記溶
融槽から溶融された廃棄物を、低温で還元反応によって
油分形態の液化性物質を蒸発及び凝縮過程を通じて分離
させる熱分解炉と、前記熱分解炉の残存物を脱炭させて
ガラス化可能な前処理工程を完了する脱炭機と、前記溶
融槽及び熱分解炉から発生された酸性有毒ガスを中和さ
せる中和塔と、前記熱分解炉から発生される分解ガスと
燃焼排気ガスを触媒により液体有機物である硬質油分に
作る触媒塔と、前記触媒塔で液化されなかったガス成分
を温度によって凝縮させる凝縮機とを有する。
Description
低準位放射性廃棄物として分類されている可燃性廃棄物
の処理に関し、特に、可燃性廃棄物を低温熱分解及び脱
炭工程により処理してガラス化させ、また、可燃性廃棄
物の溶融過程で発生されるオフガス(offgas)を
最小化させる一方、これを浄化させて放射性物質が大気
に放出されることを防止するのは勿論、有機性ガスを油
分形態で回収して使用できるようにする中・低準位放射
性廃棄物の処理装置に関するものである。
運転・補修などに使用された機構・手袋・上靴・塵紙・
雑巾・防護服・PVCシート・除染紙・廃樹脂(例え
ば、イオン交換樹脂)・スラッジなど他の可燃性廃棄物
(以下で、可燃性廃棄物という)などで、これら放射性
廃棄物は放射能が漏出されないように処理した後、核廃
棄物貯蔵施設に保管される。
る中・低準位放射性廃棄物は年間約600ドラム(20
0l入り基準)(1996.1.14日付中央日報科学
技術部分で抜粋)が発生されているという。このように
発生される放射能廃棄物のうち、可燃性廃棄物の場合に
は嵩減少と同時に積み滞りの解消のために焼却処理方
式、あるいはプラズマ処理による超高温熱分解方式を用
いて燃焼された灰(ash)を作ってガラス化し、処理
している。
れる多量の排気ガス排出と、プラズマ処理時高温による
放射性核種の過多揮発などが発生される問題点を持つよ
うになる。
工程で有効成分を分離回収する過程の中で液状形態の廃
棄物が発生することになるが、このような高準位廃棄物
は蒸発及び可塑によって酸化物形態の乾燥粉末状に転換
されて、これをガラスと混合して溶融するためガラス化
処理が容易な反面に、中・低準位廃棄物として分類され
る可燃性廃棄物などは多様な化学組成から構成されてお
り、これらを焼却して灰に作る過程で多量の燃焼空気と
それによる排気ガスの排出が発生され、この排出ガスは
揮発性放射性物質と微粒子形態の核種が含有されてお
り、大気中に放出されることを防止するのにたくさんの
隘路点が発生されている。
に存在して周囲の気流による拡散程度が大きく発生する
ことができ、大気中に放出される場合人体に致命的な影
響を及ぼすので2次廃棄物放出を極小化させるためには
極めて厳格で複雑な濾過装置を必要としている。これに
よる排気ガスの側面からみる時、可燃性廃棄物を焼却炉
で処理時ガラスと不相溶性である炭素を除去するために
超高温(約1300℃)セラミックスフィルタを使用し
なければならず、多量の排気ガスを濾過させるためには
多いセラミックスフィルタを使用しなければならないの
で廃棄物処理に必要な工程設備の複雑化と共に維持費が
高く所要される。
従来技術の問題点を解決するために創案されたものであ
って、その目的は放射性廃棄物を低温熱分解によって排
気ガスの発生量を大きく減らして濾過工程を最小化させ
ることにより放射性廃棄物の処理に必要な工程設備を簡
単にし、また有機性ガスを改質された液状油分形態で回
収して廃棄物の処理に効率性を高め、一方、熱分解され
た残存物を脱炭工程で炭素を完全に除去させてガラス化
時核種の浸出を防止して安全に保管できるようにする中
・低準位放射性廃棄物の処理装置を提供するものであ
る。
機を通じて粉砕された可燃性廃棄物を低温溶融させる溶
融槽と;前記溶融槽から溶融された廃棄物を、低温で還
元反応によって油分形態の液化性物質を蒸発及び凝縮過
程を通じて分離させる熱分解炉と;前記熱分解炉の残存
物を脱炭させてガラス化可能な前処理工程を完了する脱
炭機と;前記溶融槽及び熱分解炉から発生された酸性有
毒ガスを中和させる中和塔と;前記熱分解炉から発生さ
れる分解ガスと燃焼廃棄ガスを触媒により液体有機物で
ある硬質油分に作る触媒塔と;前記触媒塔で液化されな
かったガス成分を温度によって凝縮させる凝縮機とから
構成されることを特徴とする。
い実施例を添付された図面により詳細に説明する。
性廃棄物処理装置の全体構成図を図示したものであり、
図面符号10は可燃性廃棄物100があるホッパーを図
示したものである。
0などは先に説明したように原子炉の運転・補修などに
使用された機構・手袋・上靴・塵紙・雑巾・防護服・P
VCシート・除染紙・廃樹脂(例えば、イオン交換樹
脂)・スラッジなどがその例である。
棄物100などはまず粉砕機12により溶融に有利なよ
うに細かく粉砕される。以後、粉砕された可燃性廃棄物
100はコンベヤー14とスクリュー供給機16を通じ
て低温溶融槽18に投入されて溶融される。この時、溶
融槽18で可燃性廃棄物100が溶融されながら発生さ
れる酸性有毒ガス(例えば、塩化水素ガス(Hcl))
(19)は中和塔20に送られることになり、循環水槽
21にある苛性ソーダ(NaOH)溶液が上記中和塔2
0にスプレーされて有毒ガスを中和させて排水処理され
る。
融槽18の内部温度が必要以上に高ければ可燃性廃棄物
の溶融時発生される有毒ガスの発生量が大きく増加され
るので、その温度条件を可燃性廃棄物100が溶融可能
な温度とするが、150〜300℃の低い温度条件にし
て有毒ガスの発生量を大きく減らすのが望ましい。
低温熱分解炉22へ移送され、廃棄物は熱分解炉22の
内部温度300〜450℃の低温条件で還元反応によっ
て溶融と熱分解が同時になされて油分形態の液化性物質
を蒸発及び凝縮過程を通じて分離し、ここで発生される
酸性有毒ガス(例えば、塩化水素ガスなど)は中和塔
(20)を通じて中和させて排水処理させる。
含有されている核種などの中で400℃以上で昇華され
やすい物質などが400℃未満の低温熱分解及び溶融条
件によって揮発を最小化することができ、また、可燃性
廃棄物100を単純焼却処理して多量の排気ガスを排出
させることではなく、油分形態として回収することであ
る。
残存物は脱炭機24へ移送されて脱炭機24を通じて完
全で良質のガラス化可能な前処理工程が完了される。
た黒色残存物を白色灰分と転換させる脱炭(carbo
ncleaning)工程がなされることであり、この
ような脱炭工程をしなければならない目的は、ガラスは
金属及び無機酸化物形態として存在する時構造的に安定
し、ガラスの中に炭素成分が含入される場合、炭素は相
溶性が全くないので完全に分離された相として存在して
放射性核種が浸出される危険性を持つようになる。これ
によりガラス化において炭素を完全に除去して初めて安
定したガラス固化体を得ることができるようになる。
で精製された灰は通常的にガラス貯蔵タンク26にある
ガラス粉と混合装置28で混合されてスクリュー供給機
30を通じてガラス化炉(Vitrification
Melter(32))へ送られてガラス化炉32で溶
融処理後容器に入れて固化させ、容器を密封し、放射能
の汚染を除去する除染段階及び検査段階などを経て最終
的に保管倉庫34に貯蔵するようになる。このようによ
く精製された灰をすべての核種が濃縮された状態になっ
てガラス粉と混合して溶融固化させることにより自然条
件により浸出されず、永久保管の安全性と共に嵩の減少
が約1/100に大幅減ることになって貯蔵能力を大き
く拡大させることができるようになる。
解ガス35と燃焼排気ガス37は触媒塔36に送くられ
て触媒によって液体有機物である硬質油分を作って凝縮
機38に送り、これと同時に上記凝縮機38では上記触
媒塔36で液化されなかったガス成分を温度によって凝
縮させて油分を回収用槽40へ共に送る。そして、上記
凝縮機38及び中和塔20から発生される非凝縮ガス4
2は回収されて熱分解炉22の供給ガスとして使用さ
れ、上記回収用槽40に貯蔵されている硬質油分も熱分
解炉22及び溶融槽18の供給ガスとして使用される。
気ガス処理装置46を通じて処理して大気に放出させ
る。上記の排気ガス処理装置46は排気ガスの発生量が
極めて少ないため超高性能フィルタ(hepafilt
er)(図示せず)だけを使用しても充分に浄化されて
排気装置の簡単化を実現する効果を有する。
って、溶水を凝縮機38へ供給回収する役割をする。そ
して、未説明符号Pは各ラインをポンピングする装置を
例示したものである。
解及び脱炭工程によって可燃性放射性廃棄物を処理する
ことにより排気ガスの発生量を大きく減らして工程設備
を簡単にする利点と共に、熱分解された残存物に含有さ
れた炭素を除去させてガラス化時核種の浸出を防止して
保管の安定性を高め、有機性ガスを改質された液状油分
として回収してこれを排気物処理に使用することにより
効率性を高める利点を有することになる。
体構成図。
ュー供給機 18:溶融槽 19:酸性有毒ガス 20:中和塔 21:循環水槽 22:熱分解炉 24:脱炭機 26:ガラス貯蔵タンク 28:混合装置 32:ガラス化炉 34:保管倉庫 35:分解ガス 36:触媒塔 37:燃焼排気ガス 38:凝縮機 40:回収用槽 42:非凝縮ガス 44:排気ガス 46:排気ガス処理
装置 48:温水槽 100:可燃性廃棄
物 P:ポンピング装置
Claims (3)
- 【請求項1】 粉砕機12を通じて粉砕された可燃性廃
棄物100を低温溶融させる溶融槽18と;前記溶融槽
18から溶融された廃棄物を、低温で還元反応によって
油分形態の液化性物質を蒸発及び凝縮過程を通じて分離
させる熱分解炉22と;前記熱分解炉22の残存物を脱
炭させてガラス化可能な前処理工程を完了する脱炭機2
4と;前記溶融槽18及び熱分解炉22から発生された
酸性有毒ガスを中和させる中和塔20と;前記熱分解炉
22から発生される分解ガスと燃焼排気ガスを触媒によ
り液体有機物である硬質油分で作る触媒塔36と;前記
触媒塔36で液化されなかったガス成分を温度によって
凝縮させる凝縮機38とから構成されたことを特徴とす
る中・低準位放射性廃棄物の処理装置。 - 【請求項2】 前記溶融炉18の内部温度は150〜3
00℃の範囲にすることを特徴とする請求項1記載の中
・低準位放射性廃棄物の処理装置。 - 【請求項3】 前記熱溶融炉22の内部温度は300〜
450℃の範囲にすることを特徴とする中・低準位放射
性廃棄物の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20908397A JP2902384B2 (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 中・低準位放射性廃棄物の処理装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101008346B1 (ko) | 2010-01-29 | 2011-01-13 | 한국수력원자력 주식회사 | 고감용 기능성 방호용품 분해설비 및 그 분해방법 |
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-
1997
- 1997-08-04 JP JP20908397A patent/JP2902384B2/ja not_active Expired - Fee Related
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