JPH1159889A - クランプ式容器搬送装置 - Google Patents
クランプ式容器搬送装置Info
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- JPH1159889A JPH1159889A JP24185897A JP24185897A JPH1159889A JP H1159889 A JPH1159889 A JP H1159889A JP 24185897 A JP24185897 A JP 24185897A JP 24185897 A JP24185897 A JP 24185897A JP H1159889 A JPH1159889 A JP H1159889A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 クランプ式容器搬送装置は第１容器搬送
機構４と第２容器搬送機構８とを備えている。各容器搬
送機構は、各回転体７、１１に設けられて容器２が供給
載置される載置プレート５、９と、各回転体に設けられ
て開閉作動され、供給された容器の首部を把持するクラ
ンプ機構６、１０とを備えている。各クランプ機構は容
器の首部を異なる高さ位置で把持して第１クランプ機構
から第２クランプ機構へ容器を受渡すようになってお
り、また各載置プレートは、各載置プレートの回転中心
側となる容器の底部の略半分を支持して、容器の受渡し
位置では各載置プレートは容器の底部を同時に支持する
ようになる。 【効果】 容器の首部を把持しても安定した搬送と円滑
な受渡しとを行なうことができる。
機構４と第２容器搬送機構８とを備えている。各容器搬
送機構は、各回転体７、１１に設けられて容器２が供給
載置される載置プレート５、９と、各回転体に設けられ
て開閉作動され、供給された容器の首部を把持するクラ
ンプ機構６、１０とを備えている。各クランプ機構は容
器の首部を異なる高さ位置で把持して第１クランプ機構
から第２クランプ機構へ容器を受渡すようになってお
り、また各載置プレートは、各載置プレートの回転中心
側となる容器の底部の略半分を支持して、容器の受渡し
位置では各載置プレートは容器の底部を同時に支持する
ようになる。 【効果】 容器の首部を把持しても安定した搬送と円滑
な受渡しとを行なうことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、容器を把持するクラン
プ機構を備えたクランプ式容器搬送装置に関し、より詳
しくはクランプ機構で把持した容器を回転体の回転に伴
って回転移送するようにしたクランプ式容器搬送装置に
関する。
プ機構を備えたクランプ式容器搬送装置に関し、より詳
しくはクランプ機構で把持した容器を回転体の回転に伴
って回転移送するようにしたクランプ式容器搬送装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、容器を搬送する容器搬送機構とし
て、回転自在に設けた回転体と、この回転体に設けられ
て開閉作動され、供給された容器の首部を把持するクラ
ンプ機構とを備えたものが知られている（特開平４−１
２９９２１号公報）。この種の容器搬送機構では、容器
の胴部に比べてその直径の変化が小さい容器の首部を把
持して搬送することができるため、多くの種類の容器を
処理することが可能となるという利点がある。
て、回転自在に設けた回転体と、この回転体に設けられ
て開閉作動され、供給された容器の首部を把持するクラ
ンプ機構とを備えたものが知られている（特開平４−１
２９９２１号公報）。この種の容器搬送機構では、容器
の胴部に比べてその直径の変化が小さい容器の首部を把
持して搬送することができるため、多くの種類の容器を
処理することが可能となるという利点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器の
首部を把持してこれを吊下げした状態で搬送すると、容
器の底部が遠心力で振り回されてしまい、容器の把持が
不完全となって脱落したり、容器の底部が他の部材や容
器に衝突するという問題がある。特に、２台の容器搬送
装置を並設し、第１の容器搬送機構から第２の容器搬送
機構へ容器を受渡す際に、容器を円滑に受渡すことがで
きないという欠点があった。上述した問題点を解決する
ために、回転体に容器の底部を支持する載置プレートを
設け、この載置プレートにより容器の底部が振り回され
るのを防止して安定して搬送することが考えられる。し
かしながらこのようにした場合には、例えば２台の容器
搬送装置を並設して設ける場合に、第１の容器搬送装置
の載置プレートと第２の容器搬送装置の載置プレートの
高さを異ならせて設けなければならないため、第１の載
置プレートと第２の載置プレート間の段差によって容器
を受け渡すことができなくなるといった欠点が生じる。
本発明は上述した事情に鑑み、容器を安定して搬送する
ことができるとともに、第１容器搬送機構から第２容器
搬送機構へ円滑に容器を受渡すことができるクランプ式
容器搬送装置を提供するものである。
首部を把持してこれを吊下げした状態で搬送すると、容
器の底部が遠心力で振り回されてしまい、容器の把持が
不完全となって脱落したり、容器の底部が他の部材や容
器に衝突するという問題がある。特に、２台の容器搬送
装置を並設し、第１の容器搬送機構から第２の容器搬送
機構へ容器を受渡す際に、容器を円滑に受渡すことがで
きないという欠点があった。上述した問題点を解決する
ために、回転体に容器の底部を支持する載置プレートを
設け、この載置プレートにより容器の底部が振り回され
るのを防止して安定して搬送することが考えられる。し
かしながらこのようにした場合には、例えば２台の容器
搬送装置を並設して設ける場合に、第１の容器搬送装置
の載置プレートと第２の容器搬送装置の載置プレートの
高さを異ならせて設けなければならないため、第１の載
置プレートと第２の載置プレート間の段差によって容器
を受け渡すことができなくなるといった欠点が生じる。
本発明は上述した事情に鑑み、容器を安定して搬送する
ことができるとともに、第１容器搬送機構から第２容器
搬送機構へ円滑に容器を受渡すことができるクランプ式
容器搬送装置を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、回転
自在に設けた第１回転体と、この第１回転体に設けられ
て容器が供給載置される第１載置プレートと、上記第１
回転体に設けられて開閉作動され、供給された容器を把
持する第１クランプ機構とを備えた第１容器送機構と、
回転自在に設けた第２回転体と、この第２回転体に設け
られて容器が供給載置される第２載置プレートと、上記
第２回転体に設けられ、容器を把持する第２クランプ機
構とを備えた第２容器搬送機構とを備え、上記第１クラ
ンプ機構と第２クランプ機構の少なくともいずれか一方
が容器の首部を把持して第１クランプ機構から第２クラ
ンプ機構へ容器を受渡すようになっており、また上記第
１載置プレートは、該第１載置プレートの回転中心側と
なる容器の略半分を支持するとともに、上記第２載置プ
レートは、該第２載置プレートの回転中心側となる容器
の底部の略半分を支持して、それら第１載置プレートと
第２載置プレートとは容器の受渡位置で容器の底部を同
時に支持するようにしたものである。
自在に設けた第１回転体と、この第１回転体に設けられ
て容器が供給載置される第１載置プレートと、上記第１
回転体に設けられて開閉作動され、供給された容器を把
持する第１クランプ機構とを備えた第１容器送機構と、
回転自在に設けた第２回転体と、この第２回転体に設け
られて容器が供給載置される第２載置プレートと、上記
第２回転体に設けられ、容器を把持する第２クランプ機
構とを備えた第２容器搬送機構とを備え、上記第１クラ
ンプ機構と第２クランプ機構の少なくともいずれか一方
が容器の首部を把持して第１クランプ機構から第２クラ
ンプ機構へ容器を受渡すようになっており、また上記第
１載置プレートは、該第１載置プレートの回転中心側と
なる容器の略半分を支持するとともに、上記第２載置プ
レートは、該第２載置プレートの回転中心側となる容器
の底部の略半分を支持して、それら第１載置プレートと
第２載置プレートとは容器の受渡位置で容器の底部を同
時に支持するようにしたものである。
【０００５】
【作用】上述した構成によれば、容器は載置プレート上
に載置されるとともに、クランプ機構によって首部が把
持された状態で搬送されるので、容器の首部を把持して
も該容器の底部が遠心力で振り回されることが上記載置
プレートによって可及的に防止でき、したがって容器を
安定して搬送することができる。また、第１容器搬送機
構から第２容器搬送機構へ容器が受渡される際には、容
器の底部は第１載置プレートと第２載置プレートとで同
時に支持されるようになり、かつ、その状態で第１クラ
ンプ機構と第２クランプ機構とが容器の首部を異なる高
さ位置で把持して第１クランプ機構から第２クランプ機
構へ容器を受渡すので、容器は円滑に第１容器搬送機構
から第２容器搬送機構へ受渡されるようになる。
に載置されるとともに、クランプ機構によって首部が把
持された状態で搬送されるので、容器の首部を把持して
も該容器の底部が遠心力で振り回されることが上記載置
プレートによって可及的に防止でき、したがって容器を
安定して搬送することができる。また、第１容器搬送機
構から第２容器搬送機構へ容器が受渡される際には、容
器の底部は第１載置プレートと第２載置プレートとで同
時に支持されるようになり、かつ、その状態で第１クラ
ンプ機構と第２クランプ機構とが容器の首部を異なる高
さ位置で把持して第１クランプ機構から第２クランプ機
構へ容器を受渡すので、容器は円滑に第１容器搬送機構
から第２容器搬送機構へ受渡されるようになる。
【０００６】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図１において、供給コンベア１によって搬送されて
きた容器２は、タイミングスクリュウ３によって供給ス
ターホイールとしての第１容器搬送機構４における反時
計方向の回転に同期され、所定の把持位置で第１容器搬
送機構４が備える第１載置プレート５上に載置されると
ともに第１クランプ機構６の一対のクランプアーム６
ａ、６ｂによって把持される。そして一対のクランプア
ーム６ａ、６ｂで把持された容器２は、第１容器搬送機
構４を構成する第１回転体７の回転に伴って搬送され、
次に回転式充填機としての第２容器搬送機構８に受渡さ
れる。第１容器搬送機構４から第２容器搬送機構８への
容器の受渡し位置では、容器２は第１容器搬送機構４の
第１載置プレート５上から第２容器搬送機構８の第２載
置プレート９上へ受渡され、かつ第１容器搬送機構４の
第１クランプ機構６による容器２の把持が解放されると
ともに、第２容器搬送機構８が備える第２クランプ機構
１０の一対のクランプアーム１０ａ、１０ｂによって容
器が把持される。
と、図１において、供給コンベア１によって搬送されて
きた容器２は、タイミングスクリュウ３によって供給ス
ターホイールとしての第１容器搬送機構４における反時
計方向の回転に同期され、所定の把持位置で第１容器搬
送機構４が備える第１載置プレート５上に載置されると
ともに第１クランプ機構６の一対のクランプアーム６
ａ、６ｂによって把持される。そして一対のクランプア
ーム６ａ、６ｂで把持された容器２は、第１容器搬送機
構４を構成する第１回転体７の回転に伴って搬送され、
次に回転式充填機としての第２容器搬送機構８に受渡さ
れる。第１容器搬送機構４から第２容器搬送機構８への
容器の受渡し位置では、容器２は第１容器搬送機構４の
第１載置プレート５上から第２容器搬送機構８の第２載
置プレート９上へ受渡され、かつ第１容器搬送機構４の
第１クランプ機構６による容器２の把持が解放されると
ともに、第２容器搬送機構８が備える第２クランプ機構
１０の一対のクランプアーム１０ａ、１０ｂによって容
器が把持される。
【０００７】上記一対のクランプアーム１０ａ、１０ｂ
で把持された容器２は、第２容器搬送機構８を構成する
第２回転体１１の時計方向の回転に伴って搬送され、そ
の間に容器２内に充填液が充填される。そして充填液が
充填された容器２は、次に排出スターホイールとしての
第３容器搬送機構１２に受渡される。第２容器搬送機構
８から第３容器搬送機構１２への容器の受渡し位置で
は、容器２は第２容器搬送機構８の第２載置プレート９
上から第３容器搬送機構１２の第３載置プレート１３上
へ受渡され、かつ第２容器搬送機構８の第２クランプ機
構１０による容器２の把持が解放されるとともに、第３
容器搬送機構１２が備える第３クランプ機構１４の一対
のクランプアーム１４ａ、１４ｂによって把持される。
そしてさらに、クランプアーム１４ａ、１４ｂによって
把持された容器２は、第３容器搬送機構１２を構成する
第３回転体１５の反時計方向の回転に伴って搬送され、
排出コンベア１６上の所定位置においてクランプアーム
１４ａ、１４ｂによる把持が解放されて、該排出コンベ
ア１６上に搬出されるようになる。
で把持された容器２は、第２容器搬送機構８を構成する
第２回転体１１の時計方向の回転に伴って搬送され、そ
の間に容器２内に充填液が充填される。そして充填液が
充填された容器２は、次に排出スターホイールとしての
第３容器搬送機構１２に受渡される。第２容器搬送機構
８から第３容器搬送機構１２への容器の受渡し位置で
は、容器２は第２容器搬送機構８の第２載置プレート９
上から第３容器搬送機構１２の第３載置プレート１３上
へ受渡され、かつ第２容器搬送機構８の第２クランプ機
構１０による容器２の把持が解放されるとともに、第３
容器搬送機構１２が備える第３クランプ機構１４の一対
のクランプアーム１４ａ、１４ｂによって把持される。
そしてさらに、クランプアーム１４ａ、１４ｂによって
把持された容器２は、第３容器搬送機構１２を構成する
第３回転体１５の反時計方向の回転に伴って搬送され、
排出コンベア１６上の所定位置においてクランプアーム
１４ａ、１４ｂによる把持が解放されて、該排出コンベ
ア１６上に搬出されるようになる。
【０００８】しかして、上記容器搬送機構４、８、１２
は基本構成においてはいずれも同一の構成を有している
ので、第１容器搬送機構４についてその構成を説明す
る。上記第１容器搬送機構４は、図２に示すように鉛直
方向に配設した中空固定軸２０と、この中空固定軸２０
内に回転自在に軸支した中空駆動軸２１とを備え、この
中空駆動軸２１の上端部に上記第１回転体７を設けてい
る。第１回転体７は、中空駆動軸２１の上端部に固定し
た内側筒状部材２２および下側円板２３と、上記内側筒
状部材２２に昇降自在に設けた外側筒状部材２５および
これに一体に設けた上側円板２６とを備えている。そし
て上記内側筒状部材２２と外側筒状部材２５とは、内側
筒状部材２２の外周上端部に取付けたキー２７を外側筒
状部材２５の内周面軸方向に形成したキー溝２５ａに係
合させることにより、昇降可能ではあるが一体的に回転
するように連結し、後述するように、外側筒状部材２５
および上側円板２６を昇降させることにより容器２の高
さに合わせて一対のグリッパアーム６ａ、６ｂを昇降さ
せることができるようにしている。
は基本構成においてはいずれも同一の構成を有している
ので、第１容器搬送機構４についてその構成を説明す
る。上記第１容器搬送機構４は、図２に示すように鉛直
方向に配設した中空固定軸２０と、この中空固定軸２０
内に回転自在に軸支した中空駆動軸２１とを備え、この
中空駆動軸２１の上端部に上記第１回転体７を設けてい
る。第１回転体７は、中空駆動軸２１の上端部に固定し
た内側筒状部材２２および下側円板２３と、上記内側筒
状部材２２に昇降自在に設けた外側筒状部材２５および
これに一体に設けた上側円板２６とを備えている。そし
て上記内側筒状部材２２と外側筒状部材２５とは、内側
筒状部材２２の外周上端部に取付けたキー２７を外側筒
状部材２５の内周面軸方向に形成したキー溝２５ａに係
合させることにより、昇降可能ではあるが一体的に回転
するように連結し、後述するように、外側筒状部材２５
および上側円板２６を昇降させることにより容器２の高
さに合わせて一対のグリッパアーム６ａ、６ｂを昇降さ
せることができるようにしている。
【０００９】上記外側筒状部材２５の上端部に連結プレ
ート３０を固定してあり、この連結プレート３０を、上
記中空駆動軸２１内に昇降自在に貫通させた昇降ロッド
３１の上端部に回転自在に取付けている。上記昇降ロッ
ド３１は、図示しない昇降装置によって昇降することが
できるようにしてあり、また上記中空駆動軸２１は図示
しない駆動機構に連動させて、それによって上述した反
時計方向に回転駆動することができるようにしている。
したがって、昇降ロッド３１を昇降させることにより外
側筒状部材２５と上側円板２６とを昇降させることがで
き、また中空駆動軸２１を回転駆動することにより、第
１回転体７を構成する内側筒状部材２２、下側円板２
３、外側筒状部材２５および上側円板２６を一体的に回
転させることができる。
ート３０を固定してあり、この連結プレート３０を、上
記中空駆動軸２１内に昇降自在に貫通させた昇降ロッド
３１の上端部に回転自在に取付けている。上記昇降ロッ
ド３１は、図示しない昇降装置によって昇降することが
できるようにしてあり、また上記中空駆動軸２１は図示
しない駆動機構に連動させて、それによって上述した反
時計方向に回転駆動することができるようにしている。
したがって、昇降ロッド３１を昇降させることにより外
側筒状部材２５と上側円板２６とを昇降させることがで
き、また中空駆動軸２１を回転駆動することにより、第
１回転体７を構成する内側筒状部材２２、下側円板２
３、外側筒状部材２５および上側円板２６を一体的に回
転させることができる。
【００１０】次に、上記下側円板２３と上側円板２６と
の外周部等間隔位置に、それぞれ一対の上記クランプア
ーム６ａ、６ｂを備える第１クランプ機構６を複数設け
ている（図１参照）。各第１クランプ機構６は、上端部
を上側円板２６にそれぞれ回転可能に連結した一対のク
ランプ軸３２ａ（図１参照）、３２ｂを備えており、各
クランプ軸３２ａ、３２ｂの下端部は下側円板２３に回
転自在に軸支した中空軸３３内に昇降可能に貫通させて
いる。そして各一対のクランプ軸３２ａ、３２ｂに各一
対のクランプアーム６ａ、６ｂを取付けるとともに、そ
れぞれに歯車３４（一方は図示せず）を取付けて相互に
噛合させることにより、一方のクランプ軸３２ａを正逆
方向に回転させた際には上記歯車３４を介して一対のク
ランプアーム６ａ、６ｂを開閉作動させることができる
ようにしている。したがって、前述したように上側円板
２６を昇降させれば一対のクランプアーム６ａ、６ｂを
昇降させることができ、それによって一対のクランプア
ーム６ａ、６ｂを容器２の高さに合わせた最適な位置に
調整することができる。
の外周部等間隔位置に、それぞれ一対の上記クランプア
ーム６ａ、６ｂを備える第１クランプ機構６を複数設け
ている（図１参照）。各第１クランプ機構６は、上端部
を上側円板２６にそれぞれ回転可能に連結した一対のク
ランプ軸３２ａ（図１参照）、３２ｂを備えており、各
クランプ軸３２ａ、３２ｂの下端部は下側円板２３に回
転自在に軸支した中空軸３３内に昇降可能に貫通させて
いる。そして各一対のクランプ軸３２ａ、３２ｂに各一
対のクランプアーム６ａ、６ｂを取付けるとともに、そ
れぞれに歯車３４（一方は図示せず）を取付けて相互に
噛合させることにより、一方のクランプ軸３２ａを正逆
方向に回転させた際には上記歯車３４を介して一対のク
ランプアーム６ａ、６ｂを開閉作動させることができる
ようにしている。したがって、前述したように上側円板
２６を昇降させれば一対のクランプアーム６ａ、６ｂを
昇降させることができ、それによって一対のクランプア
ーム６ａ、６ｂを容器２の高さに合わせた最適な位置に
調整することができる。
【００１１】上記下側円板２３には、該下側円板２３を
貫通して上下に伸びる円筒部材３３が設けられており、
この円筒部材３３内に中空軸３４を回転自在に軸支して
いる。この中空軸３４の内周にはキー３５を取付けてあ
り、このキー３５を上記クランプ軸３２ｂの外周面軸方
向に形成したキー溝３６に係合させることにより、中空
軸３４に対するクランプ軸３２ｂの昇降を許容させなが
ら両者が一体的に回転するように連結してある。そして
上記中空軸３３の下端部に、カム機構３７を構成する揺
動レバー３８の一端を固定してあり、該揺動レバー３８
の他端にカムフォロワ３９を取付けている。他方、上記
中空固定軸２０の上端部にカム部材４０を固定してあ
り、上記下側円板２３と揺動レバー３８との間に設けた
図示しないスプリングによって上記クランプアーム６
ａ、６ｂが閉じる方向に揺動レバー３８を付勢して、上
記カムフォロワ３９をカム部材４０の外周カム面に係合
させている。
貫通して上下に伸びる円筒部材３３が設けられており、
この円筒部材３３内に中空軸３４を回転自在に軸支して
いる。この中空軸３４の内周にはキー３５を取付けてあ
り、このキー３５を上記クランプ軸３２ｂの外周面軸方
向に形成したキー溝３６に係合させることにより、中空
軸３４に対するクランプ軸３２ｂの昇降を許容させなが
ら両者が一体的に回転するように連結してある。そして
上記中空軸３３の下端部に、カム機構３７を構成する揺
動レバー３８の一端を固定してあり、該揺動レバー３８
の他端にカムフォロワ３９を取付けている。他方、上記
中空固定軸２０の上端部にカム部材４０を固定してあ
り、上記下側円板２３と揺動レバー３８との間に設けた
図示しないスプリングによって上記クランプアーム６
ａ、６ｂが閉じる方向に揺動レバー３８を付勢して、上
記カムフォロワ３９をカム部材４０の外周カム面に係合
させている。
【００１２】ところで、第１容器搬送機構４の第１クラ
ンプ機構６による容器２の把持位置と、これに隣接する
第２容器搬送機構８の第２クランプ機構１０による容器
２の把持位置とは、当然に両クランプ機構６、１０が干
渉しないようにその高さ位置を異ならせてある。また、
第１容器搬送機構４の第１載置プレート５は、第１クラ
ンプ機構６に把持されている容器２の中心線Ｏ（図２参
照）よりも該第１載置プレート５の回転中心側となる容
器２の略半分を支持するとともに、第２容器搬送機構８
の第２載置プレート９は、第２クランプ機構１０（図示
せず）に把持されている容器２の中心線Ｏよりも該第２
載置プレート９の回転中心側となる容器２の略半分を支
持するようになっており、そしてこれら第１載置プレー
ト５と第２載置プレート９とは同一高さ位置に設定され
て両者間の容器の受渡位置で容器２の底部を同時に支持
することができるようになっている。すなわち、第１容
器搬送機構４の第１載置プレート５と第２容器搬送機構
８の第２載置プレート９とでそれぞれ容器２の中心線Ｏ
よりも回転中心側を支持させたことで、第１載置プレー
ト５と第２載置プレート９との干渉を防止して両載置プ
レート５、９を同一高さ位置に設けることを可能として
いる。なお、第１載置プレート５と第２載置プレート９
とは必ずしも容器２の中心線Ｏよりも回転中心側を支持
するように設定されている必要はなく、容器２の底部が
遠心力により振り回されることが防止できれば、例えば
第１載置プレート５の外径を小さくして容器２の底部の
略３割を支持させ、かつ、第１載置プレート５の外径を
容器２の中心線Ｏよりも大きく設定して容器の底部の略
７割を支持させるようにしてもよく、さらに両載置プレ
ート５、９の外径を共に小さくしてそれぞれ容器２の底
部を３割づつ支持させるようにしてもよい。このような
構成は、相互に隣接する第２容器搬送機構８と第３容器
搬送機構１２とについても同様に構成することができ
る。
ンプ機構６による容器２の把持位置と、これに隣接する
第２容器搬送機構８の第２クランプ機構１０による容器
２の把持位置とは、当然に両クランプ機構６、１０が干
渉しないようにその高さ位置を異ならせてある。また、
第１容器搬送機構４の第１載置プレート５は、第１クラ
ンプ機構６に把持されている容器２の中心線Ｏ（図２参
照）よりも該第１載置プレート５の回転中心側となる容
器２の略半分を支持するとともに、第２容器搬送機構８
の第２載置プレート９は、第２クランプ機構１０（図示
せず）に把持されている容器２の中心線Ｏよりも該第２
載置プレート９の回転中心側となる容器２の略半分を支
持するようになっており、そしてこれら第１載置プレー
ト５と第２載置プレート９とは同一高さ位置に設定され
て両者間の容器の受渡位置で容器２の底部を同時に支持
することができるようになっている。すなわち、第１容
器搬送機構４の第１載置プレート５と第２容器搬送機構
８の第２載置プレート９とでそれぞれ容器２の中心線Ｏ
よりも回転中心側を支持させたことで、第１載置プレー
ト５と第２載置プレート９との干渉を防止して両載置プ
レート５、９を同一高さ位置に設けることを可能として
いる。なお、第１載置プレート５と第２載置プレート９
とは必ずしも容器２の中心線Ｏよりも回転中心側を支持
するように設定されている必要はなく、容器２の底部が
遠心力により振り回されることが防止できれば、例えば
第１載置プレート５の外径を小さくして容器２の底部の
略３割を支持させ、かつ、第１載置プレート５の外径を
容器２の中心線Ｏよりも大きく設定して容器の底部の略
７割を支持させるようにしてもよく、さらに両載置プレ
ート５、９の外径を共に小さくしてそれぞれ容器２の底
部を３割づつ支持させるようにしてもよい。このような
構成は、相互に隣接する第２容器搬送機構８と第３容器
搬送機構１２とについても同様に構成することができ
る。
【００１３】以上の構成によれば、容器２は第１容器搬
送機構４の第１クランプ機構６によって首部が把持され
て搬送された後、第２容器搬送機構８の第２クランプ機
構１０に受渡され、さらに第３容器搬送機構１２の第３
クランプ機構１４に受渡されるようになる。そして容器
の首部は、一般に容器の胴部に比べてその直径の変化が
小さいので、多くの種類の容器を処理することが可能と
なる。また容器の首部を把持して搬送する際、容器２の
底部は、各容器搬送機構４、８、１２の各載置プレート
５、９、１３によって常に支持されるようになるので、
容器の首部を把持しても容器の底部が遠心力によって振
り回される虞が少なく、それにより安定した搬送を行な
うことができるとともに、円滑な受渡しを行なうことが
できる。
送機構４の第１クランプ機構６によって首部が把持され
て搬送された後、第２容器搬送機構８の第２クランプ機
構１０に受渡され、さらに第３容器搬送機構１２の第３
クランプ機構１４に受渡されるようになる。そして容器
の首部は、一般に容器の胴部に比べてその直径の変化が
小さいので、多くの種類の容器を処理することが可能と
なる。また容器の首部を把持して搬送する際、容器２の
底部は、各容器搬送機構４、８、１２の各載置プレート
５、９、１３によって常に支持されるようになるので、
容器の首部を把持しても容器の底部が遠心力によって振
り回される虞が少なく、それにより安定した搬送を行な
うことができるとともに、円滑な受渡しを行なうことが
できる。
【００１４】なお、本実施例では、第１容器搬送機構
４、第２容器搬送機構８および第３容器搬送機構１２に
おいてはいずれも容器２の首部を把持して搬送するよう
にしているが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、一方の容器搬送機構のクランプ機構と他方の容器搬
送機構のクランプ機構とで容器の首部を同時に把持して
受渡すことが困難な場合には、いずれか一方のクランプ
機構を容器の胴部等、適宜の箇所を把持するように設定
してもよい。
４、第２容器搬送機構８および第３容器搬送機構１２に
おいてはいずれも容器２の首部を把持して搬送するよう
にしているが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、一方の容器搬送機構のクランプ機構と他方の容器搬
送機構のクランプ機構とで容器の首部を同時に把持して
受渡すことが困難な場合には、いずれか一方のクランプ
機構を容器の胴部等、適宜の箇所を把持するように設定
してもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容器の
首部を把持して安定した搬送を行なうことができるとと
もに、第１容器搬送機構から第２容器搬送機構へ容器を
円滑に受渡すことができるという効果が得られる。
首部を把持して安定した搬送を行なうことができるとと
もに、第１容器搬送機構から第２容器搬送機構へ容器を
円滑に受渡すことができるという効果が得られる。
【図１】本実施例の一実施例を示す概略平面図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図。
４…第１容器搬送機構 ５…第１載置プレート ６…第１クランプ機構 ６ａ、６ｂ…クランプアーム ７…第１回転体 ８…第２容器搬送機構 ９…第２載置プレート １０…第２クランプ機構 １０ａ、１０ｂ…クランプアーム １１…第２回転体 １２…第３容器搬送機構 １３…第３載置プレート １４…第３クランプ機構 １４ａ、１４ｂ…クランプアーム １５…第３回転体 ２３…下側円板 ２６…上側円板 ３２ａ、３２ｂ…クランプ軸 ３７…カム機構
Claims (4)
- 【請求項１】 回転自在に設けた第１回転体と、この第
１回転体に設けられて容器が供給載置される第１載置プ
レートと、上記第１回転体に設けられて開閉作動され、
供給された容器を把持する第１クランプ機構とを備えた
第１容器送機構と、 回転自在に設けた第２回転体と、この第２回転体に設け
られて容器が供給載置される第２載置プレートと、上記
第２回転体に設けられ、容器を把持する第２クランプ機
構とを備えた第２容器搬送機構とを備え、 上記第１クランプ機構と第２クランプ機構の少なくとも
いずれか一方が容器の首部を把持して第１クランプ機構
から第２クランプ機構へ容器を受渡すようになってお
り、また上記第１載置プレートは、該第１載置プレート
の回転中心側となる容器の略半分を支持するとともに、
上記第２載置プレートは、該第２載置プレートの回転中
心側となる容器の底部の略半分を支持して、それら第１
載置プレートと第２載置プレートとは容器の受渡位置で
容器の底部を同時に支持することを特徴とするクランプ
式容器搬送装置。 - 【請求項２】 上記回転体は、載置プレートを設けた下
側円板と該下側円板に対して昇降可能に設けた上側円板
とを備え、また上記クランプ機構は、上側円板に回転自
在に設けた一対のクランプ軸と、各クランプ軸に取付け
た一対のクランプアームとを備え、上記クランプアーム
は上側円板を昇降させて高さ位置を調整可能であること
を特徴とする請求項１に記載のクランプ式容器搬送装
置。 - 【請求項３】 上記下側円板に中空軸が回転自在に設け
られ、上記クランプ軸は該中空軸内に昇降自在に、かつ
一体的に回転するように嵌合され、さらに上記中空軸
は、該中空軸を回動させるカム機構に連動していること
を特徴とする請求項２に記載のクランプ式容器搬送装
置。 - 【請求項４】 上記第１載置プレートおよび第２載置プ
レートは、第１クランプ機構および第２クランプ機構で
把持された容器の中心線よりもそれぞれ回転中心側とな
る容器の底部の略半分を支持していることを特徴とする
請求項１に記載のクランプ式容器搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24185897A JPH1159889A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | クランプ式容器搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24185897A JPH1159889A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | クランプ式容器搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1159889A true JPH1159889A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17080569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24185897A Withdrawn JPH1159889A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | クランプ式容器搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1159889A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006213377A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Kao Corp | 容器の搬送装置 |
| JP2010510148A (ja) * | 2006-11-23 | 2010-04-02 | カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト | 回転する投入ディスクを備えた容器移送装置 |
| JP2012527388A (ja) * | 2009-05-20 | 2012-11-08 | セラック グループ | 容器を搬送する方法及びその方法を実施する装置 |
| JP2013189270A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd | 容器搬送装置 |
| EP3239078A1 (de) * | 2016-04-28 | 2017-11-01 | Tyrolon-Schulnig GmbH | Höhenverstellvorrichtung für eine greif- und transporteinrichtung zum greifen, halten, führen und transportieren von insbesondere flaschenartigen behältern |
| JP2019043657A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | 三菱重工機械システム株式会社 | 液体充填システム |
| JP2019127360A (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 澁谷工業株式会社 | 物品搬送装置 |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP24185897A patent/JPH1159889A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006213377A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Kao Corp | 容器の搬送装置 |
| JP4666584B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2011-04-06 | 花王株式会社 | 容器の搬送装置 |
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| JP2019043657A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | 三菱重工機械システム株式会社 | 液体充填システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |