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JPH1158961A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

Info

Publication number
JPH1158961A
JPH1158961A JP9225553A JP22555397A JPH1158961A JP H1158961 A JPH1158961 A JP H1158961A JP 9225553 A JP9225553 A JP 9225553A JP 22555397 A JP22555397 A JP 22555397A JP H1158961 A JPH1158961 A JP H1158961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
recording medium
optical information
information recording
substituted
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Application number
JP9225553A
Other languages
English (en)
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JP3627892B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Kitayama
靖之 北山
Masayuki Kiyoyanagi
正幸 清柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP22555397A priority Critical patent/JP3627892B2/ja
Publication of JPH1158961A publication Critical patent/JPH1158961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3627892B2 publication Critical patent/JP3627892B2/ja
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B23/00Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
    • C09B23/02Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain containing an odd number of >CH- or >C[alkyl]- groups
    • C09B23/06Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain containing an odd number of >CH- or >C[alkyl]- groups three >CH- groups, e.g. carbocyanines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】短波長に発振波長を有する半導体レーザーを用
いた高密度記録にも適した光情報記録媒体の開発。 【解決手段】基板上に記録層を設けた光記録媒体におい
て、記録層中に下記式(1)(式(1)においてR1
2 はそれぞれ独立に置換もしくは未置換のアルキル
基、置換もしくは未置換のアルケニル基他を表し、
3 ,R4 ,R5 ,R6はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
ン、置換もしくは未置換のアルキル基他を表し、又R3
とR4 又はR5 とR6 が一緒になって縮合アリール基を
形成しても良い。Yは連結基を表し、Xは有機又は無機
のアニオンを表す。nは1もしくは2のいずれかを表
す。)で表される化合物を少なくとも1種含有させる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光情報記録媒体に関
するものであって、特に有機色素を含有する記録膜を有
する書き込み可能な追記型の光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光情報記録媒体は、一般に記憶容量が大
きく、しかも記録または再生が非接触で行われる等、優
れた特徴を有することから広く普及するに至っている。
現在の追記型(WORM、CD−R)の光ディスクでは
記録膜の微少面積にレーザーを集光させ、記録膜の性状
を変えて記録し、未記録部分との反射光量の違いによっ
て再生を行うようにしている。
【0003】そして、この追記型の光記録媒体の記録膜
に有機色素が用いられていることは一般によく知られて
いる。この記録膜の性状変化を円滑に行うために媒体の
構成は基盤上に記録膜を設けたものを2枚用意し、記録
膜を対向させて配置したいわゆるエアーサンドイッチ構
造とされることが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今後情
報量の増大に伴い半導体レーザーの波長を現行よりも短
くし、高密度記録を行う試みがなされるに至った。従来
より追記型の光記録媒体に用いられているシアニン色素
では、高密度記録に用いられるレーザーの波長である6
35〜650nmの付近には充分な反射率と吸収をもた
ず充分な感度が得られないという問題が生じている。本
発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本
発明の目的は短波長に発振波長を有する半導体レーザー
を用いた高密度記録にも適した光情報記録媒体を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記したよ
うな課題を解決すべく鋭意努力した結果、基盤上に直接
または下引き層を介して記録層を設けた光記録媒体にお
いて、記録層中に下記式(1)で表される化合物を少な
くとも1種含有させることを特徴とする光情報記録媒体
が提供されることを見いだし本発明を完成した。すなわ
ち本発明は、(1)基板上に直接または下引き層を介し
て記録層を設けた光記録媒体において、記録層中に下記
式(1)
【0006】
【化2】
【0007】(式(1)においてR1 ,R2 はそれぞれ
独立に置換もしくは未置換のアルキル基、または置換も
しくは未置換のアルケニル基を表し、R3 ,R4
5 ,R6はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、
置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換
のアリール基、アシル基またはアルコキシ基を表し、あ
るいはR3 とR4 またはR5 とR6 が一緒になって縮合
アリール基を形成しても良い。Yは連結基を表し、Xは
有機又は無機のアニオンを表す。nは1または2のいず
れかを表す。)で表される化合物を少なくとも1種含有
させることを特徴とする光情報記録媒体。(2)R3
4 ,R5 ,R6 がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン
原子または炭素数1〜4のアルキル基であるか、あるい
はR3 とR4 又はR5 とR6 が一緒になった縮合アリー
ル基である(1)に記載の光情報記録媒体、(3)Yが
炭素数1〜8のカルコゲン原子を含んでもよい連結基で
ある(1)に記載の光情報記録媒体、(4)R3
4 ,R5 とR6 が同一の置換基である(1)に記載の
光情報記録媒体、(5)R1 ,R2 がそれぞれ独立に炭
素数1〜9の置換または未置換のアルキル基である
(1)に記載の光情報記録媒体、(6)Yがエーテル結
合を有してもよいアルキレン基である(1)に記載の光
情報記録媒体、(7)(1)ないし(6)のいずれか一
項に記載の化合物を少なくとも1種と1重項酸素クエン
チャーとを担持せしめたことを特徴とする光情報記録媒
体、(8)記録層に最大吸収波長が670ないし740
nmにある有機色素を混合することを特徴とする(1)
に記載の光情報記録媒体、(9)有機色素がペンタメチ
ンのシアニン色素、フタロシアニン色素およびアゾ金属
キレート色素からなる少なくとも1種であることを特徴
とする(8)に記載の光情報記録媒体、(10)記録層
上に金属反射層および保護層を設けた光情報記録媒体で
あって、該金属反射層が金、銀およびアルミニウムのう
ちのいずれかを主成分とし、該保護層が紫外線硬化型樹
脂からなることを特徴とする(1)〜(9)に記載の光
情報記録媒体、に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】一般式(1)のR1 ,R2
3 ,R4 ,R5 ,R6 において、未置換のアルキル基
としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、2−メチルプロピル基、ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ドデシル
基、オクタデシル基等のC1〜C18アルキル基等があ
げられ、好ましくはC1〜C8のアルキル基等があげら
れる。置換アルキル基の置換基としては、アルキルオキ
シ基、ハロゲン原子、アルキルオキシアルキルオキシ
基、アリール基、水酸基等があげられ、置換アルキル基
の具体的には、ヒドロキシメチル基、メトキシエチル
基、エトキシエチル基、ブトキシエチル基、フェニルエ
チル基、フェニルプロピル基、ベンジル基、テトラフル
オロプロピル基、トリフルオロエチル基、メトキシエチ
ルオキシエチル基、メトキシプロピル基、ヒドロキシプ
ロピル基、フルフリル基、アセチルオキシエチル基、フ
ェニルオキシエチル基等のC1〜C9の置換アルキル基
があげられ、好ましくは、C1〜C8の置換アルキル基
があげられる。R1 ,R2 における置換もしくは未置換
のアルケニル基としては、アリル基、ブテニル基、シン
ナミル基等のC3〜C9アルケニル基があげられる。R
3 ,R4 ,R5 ,R6 におけるハロゲン原子としては、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等があげ
られるが、塩素原子、フッ素原子が好ましく、置換もし
くは未置換のアリール基としては、フェニル基、4−ク
ロロフェニル基、4−メチルフェニル基等のC6〜C7
アリール基があげられ、アシル基としてはベンゾイル
基、フリル基、アセチル基があげられ、アルコキシ基と
してはメトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブ
トキシ基等のC1〜C4アルコキシ基があげられ、縮合
アリール基としては縮合フェニル基があげられる。mは
1〜2が好ましい。Yにおけるカルコゲン原子として
は、例えば酸素原子、イオウ原子とうがあげられる。連
結基Yとしては、例えばメチレン基、エチレン基、n−
プロピレン基、i−プロピレン基、n−ブチレン基、i
−ブチレン基、t−ブチレン基、オルトキシリレン基、
パラキシリレン基、メタキシリレン基及びカルコゲン原
子を含む−CH2 CH2 OCH2 CH2 −、−CH2
2OCH2 CH2 OCH2 CH2 −基等があげられ
る。
【0009】Xのアニオンとしては有機カルボン酸、有
機スルホン酸等の有機酸アニオンとハロゲンイオン等の
無機アニオン、遷移金属錯体アニオンがあげられる。有
機酸アニオンとして具体的には、酢酸イオン、メタンス
ルホン酸イオン、テトラフェニルホウ酸イオン、ブチル
トリフェニルホウ酸イオン、トルエンスルホン酸イオ
ン、1,5−ナフタレンジスルホン酸イオン、2,6−
ナフタレンジスルホン酸イオン、R酸イオン、G酸イオ
ン等のナフタレンモノあるいはジスルホン酸イオン、乳
酸イオン、p−クロロベンゼンスルホン酸イオン、ニト
ロベンゼンスルホン酸イオン、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、エタンスルホ
ン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、プロピオン酸イ
オン、安息香酸イオン、シュウ酸イオン、コハク酸イオ
ン、ステアリン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン
酸イオン等があげられ、好ましくは、トリフルオロメタ
ンスルホン酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、等の
アルキルもしくはアリールスルホン酸があげられる。遷
移金属錯体アニオンとしてはベンゼンジチオール誘導体
のNi錯体、ナフタレンジチオール誘導体のNi錯体、
エテンジチオール誘導体のNi錯体等があげられる。無
機アニオンとしては、具体的には、塩素イオン、臭素イ
オン、フッ素イオン、チオシアン酸イオン、ヨウ素イオ
ン、6フッ化アンチモン酸イオン、過塩素酸イオン、過
ヨウ素酸イオン、硝酸イオン、テトラフルオロホウ酸イ
オン、ヘキサフルオロリン酸イオン、モリブデン酸イオ
ン、タングステン酸イオン、チタン酸イオン、バナジン
酸イオン、リン酸イオン、ホウ酸イオン等があげられ、
好ましいものとしては、過塩素酸イオン、ヨウ素イオ
ン、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン
酸イオン、ヘキサフルオロアンチモン酸イオン等の比較
的分子量の大きいイオンがあげられる。
【0010】本発明おける一般式(1)で示される化合
物の具体例を表1に示すが、これらに限定されるもので
はない。表1中、1,5−NpSは1,5−ナフタレン
ジスルホン酸イオンを、TsOはトルエンスルホン酸イ
オン、Phはフェニル基を表す。
【0011】 化合物NO. R1 R2 R3 R4 R5 R6 Y X 1 CH3 CH3 H H H H -C2H4OC2H4- 2ClO4- 2 CH3 CH3 H H H H -C2H4OC2H4- 2PF6- 3 CH3 CH3 Cl H H H -C2H4OC2H4- 2SbF6- 4 CH3 CH3 H H H H -C2H4OC2H4- 2BF4- 5 CH3 CH3 H H H H -C2H4OC2H4- 2I- 6 CH3 CH3 H H H H -C2H4OC2H4- 2TsO- 7 CH3OCH2CH2 CH3OCH2CH2 H H H H -C2H4OC2H4- 1,5-NpS- 8 CH3 CH3 H H H H -C2H4- 2ClO4- 9 CH3 CH3 Cl H H H -C2H4- 2PF6- 10 CH3 CH3 H H Cl H -C2H4- 2SbF6-
【0012】 11 CH3 CH3 Cl H Cl H -C2H4- 2BF4- 12 CH3OCH2CH2 CH3OCH2CH2 H H H H -C2H4- 2I- 13 CH3OCH2CH2 CH3OCH2CH2 H H H H -C2H4- 2TsO- 14 CH3OCH2CH2 CH3OCH2CH2 Cl H H H -C2H4- 1,5-NpS- 15 CH3 CH3 H H H H -C3H6-(n) 2ClO4- 16 CH3 CH3 H H H H -C3H6-(n) 2PF6- 17 CH3CH2 CH3CH2- 縮合Ph 縮合Ph -C3H6-(n) 2SbF6- 18 CH3OCH2CH2 CH3OCH2CH2 H H 縮合Ph -C3H6-(i) 2BF4- 19 CH3CH2OCH2CH2 CH3CH2OCH2CH2 H H H H -C3H6-(n) 2I- 20 CH3 CH3 H H H H -C3H6-(n) 2TsO- 21 CH3 CH3 H H H H -C3H6-(n) 1,5-NaS2- 22 CH3 CH3 H H H H -C4H8-(n) 2ClO4- 23 CH3 CH3 H H H H -C4H8-(n) 2PF64- 24 CH3 CH3 H H H H -C4H8-(n) 2SbF6- 25 CH3 CH3 H H H H -C4H8-(n) 2BF4- 26 CH3 CH3 H H 縮合Ph -C4H8-(n) 2I- 27 CH3 CH3 H H 縮合Ph -C4H8-(n) 2TsO- 28 CH3 CH3 H H Cl H -C4H8-(n) 1,5-NaS2- 29 CH3 CH3 H H H H -C2H4OC2H4OC2H4- 2ClO4- 30 CH3CF2CF2 CH3CF2CF2 H H Cl H -C2H4OC2H4OC2H4- 2PF6- 31 CH3OCH2CH2 CH3OCH2CH2 H H H H -C2H4OC2H4OC2H4- 2SbF6- 32 CH3CH2OCH2CH2 CH3CH2OCH2CH2 H H H H -C2H4OC2H4OC2H4- 2BF4- 33 PhOCH2CH2 PhOCH2CH2 H H H H -C2H4OC2H4OC2H4- 2BF4- 34 PhCH2 PhCH2 H H H H -C2H4OC2H4OC2H4- 2TsO- 35 PhCH2 PhCH2 H H H H -C2H4OC2H4OC2H4- R酸イオン 36 CH3 CH3 H H H H p-Xylilene基 2ClO4- 37 CH3 CH3 H H Cl H p-Xylilene基 2PF64- 38 CH3 CH3 H H H H p-Xylilene基 2SbF6- 39 PhCH2 PhCH2 H H H H p-Xylilene基 2BF4- 40 PhCH2CH2 PhCH2CH2 H H H H p-Xylilene基 2I-
【0013】 41 PhCH2CH2CH2 PhCH2CH2CH2 H H H H p-Xylilene基 2TsO- 42 PhOCH2CH2 PhOCH2CH2 H H H H p-Xylilene基 R酸イオン 43 CH3 CH3 H H H H o-Xylilene基 2ClO4- 44 CH3CF2CF2 CH3CF2CF2 H H H H o-Xylilene基 2PF64- 45 PhCH2 PhCH2 H H H H o-Xylilene基 2SbF6- 46 PhCH2CH2 PhCH2CH2 H H H H o-Xylilene基 2BF4- 47 PhOCH2CH2CH2 PhOCH2CH2CH2 H H H H o-Xylilene基 2I- 48 CH3OCH2CH2 CH3OCH2CH2 H H H H o-Xylilene基 2TsO- 49 BuOCH2CH2 BuOCH2CH2 H H H H o-Xylilene基 R酸イオン 50 CH3 CH3 縮合Ph H H -C2H4OC2H4- 2ClO4- 51 CH3 CH3 縮合Ph H H -C2H4OC2H4- 2TsO- 52 CH3 CH3 縮合Ph H H -C2H4OC2H4- 2BF4- 53 CH3 CH3 縮合Ph H H -C2H4OC2H4- R酸イオン 54 CH3 CH3 縮合Ph H H -C2H4- 2PF6- 55 CH3 CH3 縮合Ph H H -C3H6-(n) 2I- 56 CH3 CH3 縮合Ph H H -C3H6-(n) 2ClO4- 57 CH3 CH3 縮合Ph H H -C4H8-(n) 2SbF6- 58 CH3 CH3 縮合Ph H H -C4H8-(t) 2ClO4- 59 CH3 CH3 縮合Ph H H -C2H4OC2H4OC2H4- 2BF4- 60 CH3 CH3 縮合Ph H H o-Xylilene基 2TsO- 61 CH3 CH3 縮合Ph H H p-Xylilene基 1,5-NaS2- 62 CH3 CH3 H H 縮合Ph -C2H4OC2H4OC2H4- 2ClO4- 63 CH3 CH3 Cl H Cl H -C2H4OC2H4- 2ClO4- 64 CH3 CH3 Cl H H H -C2H4- 2SbF6- 65 CH3 CH3 Cl H H H -C3H6-(n) 1,5-NpS- 66 C2H5 C2H5 Cl H Cl H o-Xylilene基 2I- 67 C3H7 C3H7 Cl H CH3 H -C2H4OC2H4- 2Cl- 68 C3H6OH C3H6OH Br H Ph H -C2H4- 2C2H4SO4- 69 C2H4OAc C2H4OAc Cl Cl OC2H5 H -C2H4OC2H4- 2BF4-
【0014】 70 C2H5 C2H5 縮合Ph Cl Cl -C2H4- 2SbF6- 71 CH3 CH3 縮合Ph 縮合Ph -C2H4OC2H4- 2ClO4- 72 CH3 CH3 縮合Ph 縮合Ph -C2H4OC2H4- 2BF4- 73 CH3 CH3 縮合Ph 縮合Ph -C2H4OC2H4- 2PF6- 74 CH3 CH3 縮合Ph 縮合Ph -C2H4OC2H4- 2TsO- 75 CH3 CH3 H H Cl H -C2H4OC2H4- 2ClO4- 76 CH3 CH3 H H Cl H -C2H4OC2H4- 2PF6- 78 CH3 CH3 H H Cl H -C2H4OC2H4- 2TsO-
【0015】本発明の一般式(1)で表される化合物
は、式(2)
【0016】
【化3】
【0017】で表されるトリベースアルデヒド誘導体と
式(3)
【0018】
【化4】
【0019】で表されるビスインドレニン誘導体とを溶
媒中、好ましくは酢酸中または無水酢酸中もしくは両者
の混合溶媒中等の酸性媒体中、0〜80℃好ましくは5
〜30℃で過塩素酸、ホウフッ化水素酸、p−トルエン
スルホン酸等の強酸の存在下、縮合反応させることによ
り得られる。対イオンを交換する場合はその反応液に、
対応する酸もしくはその塩を溶解可能な溶媒、好ましく
は無水酢酸もしくは酢酸に溶解して添加するか、一旦取
り出した色素をアルコール、DMF、酢酸等の水に可溶
な溶媒もしくはそれらと水との混合溶媒中に溶解し、所
望のアニオンの酸もしくは塩を添加して塩交換を行う方
法により合成することが出来る。
【0020】本発明の光記録媒体において用いられる化
合物は単独で用いても、2種以上併用してもよく、ま
た、本発明で使用する化合物以外の色素、例えば吸収波
長の異なる色素、好ましくは最大吸収波長が670ない
し740nmにある有機色素と併用して用いてもよい。
このような色素としては、例えばペンタメチンシアニン
系色素、スクワリリウム系色素、インドアニリン系色
素、フタロシアニン系色素、アゾ色素、より好ましくは
ペンタメチンのシアニン色素、フタロシアニン色素およ
びアゾ金属キレート色素等と併用してもよい。また、読
み取り耐久性向上や耐光性向上のため種々の酸化防止剤
や紫外線吸収剤、一重項酸素クエンチャーを併用しても
よい。一重項酸素クエンチャーとしては一般的なニッケ
ル錯体、銅錯体等の遷移金属錯体やジフェニルアミンの
ニトロソ化合物、アミニウム系もしくはジイモニウム系
化合物(例えば日本化薬製 IRG−002、IRG−
022、IRG−023等)があげられる、また、種々
の樹脂を併用してもよい。本発明において、一般式
(1)で示される化合物のカチオンと、クエンチャーの
アニオンとの結合体を使用することもできる。クエンチ
ャーは一般式(1)の化合物1モルに対して、一般的に
0.01〜10モル、好ましくは0.03〜2.0モル
使用される。
【0021】本発明の光情報記録媒体は基板と一般式
(1)で表される化合物を含有する記録層からなり、必
要に応じ、反射層、保護層が設けられる。基板としては
既知の物を任意に使用することが出来る。例えば、ガラ
ス、金属板もしくはプラスチックがあげられ、プラスチ
ックとしてはアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メ
タクリル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリイミド樹脂、非
晶質ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂等があげられる。基板の形状に付いては、デ
ィスク状、カード状、シート状、ロールフィルム状等種
々のものがあげられる。
【0022】ガラスまたはプラスチック基板上には記録
時のトラッキングを容易にするために案内溝を形成させ
てもよい。また、ガラスまたはプラスチック基板にはプ
ラスチックバインダーまたは無機酸化物、無機硫化物等
の下引き層を設けてもよく、下引層は基板より熱伝導率
の低いものが好ましい。
【0023】本発明における記録層は、例えば、一般式
(1)で表される化合物および必要に応じてクエンチャ
ーを公知の有機溶剤、例えば、テトラフルオロプロパノ
ール、ダイアセトンアルコール、メタノール、エタノー
ル、ブタノール、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、ジクロロエタン、イソホロン、シクロヘキサノン等
に溶解し、必要に応じて、適当なバインダーを加え、そ
の溶液をスピンコーター、バーコーター、ロールロータ
ー等により基板上に塗布することにより得ることが出来
る。その他の方法としては、真空蒸着法、スパッタリン
グ法、ドクターブレード法、キャスト法もしくは基板を
溶液中に漬けるディッピング法によっても得ることがで
き。
【0024】記録層の膜厚は、0.01μm〜5μm、
好ましくは、0.02μm〜3μmである。この値が
0.01μm未満であると、記録感度および反射率が不
足し、理想的な記録ができなくなることがある。一方、
この値が7μmを越えると、記録感度が不足するという
不都合が生じることがある。
【0025】本発明の光記録媒体には、必要により基板
上に下引層、記録層上に保護層、また、基板上もしくは
記録層上に反射層を設けることが出来る。反射層を設け
る場合、反射層は金、銀、銅、アルミニウム等、好まし
くは金、銀、もしくはアルミニウムの金属から構成さ
れ、このものは真空蒸着法、スパッタリング法、イオン
プレーティング法等で成膜される。このような反射層の
厚さは、0.02μm〜2μmである。反射層の上に設
けられることのある保護層は、一般に、紫外線硬化樹脂
をスピンコート法により塗装した後、紫外線を照射し、
塗膜を硬化させて形成されるものである。その他、エポ
キシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹
脂等も保護膜の形成材料に用いられる。このような保護
膜の厚さは、通常、0.01μm〜100μmである。
【0026】本発明の光記録媒体は、好ましくはDVD
−R用に使用される。おいて情報の記録、あるいは画像
の形成はレーザー、例えば、半導体レーザー、ヘリウム
−ネオンレーザー、He−Cdレーザー、YAGレーザ
ー、Arレーザー等の集光したスポット状の高エネルギ
ービームを基板を通して、もしくは基板と反対側から記
録層に照射することにより行われ、情報あるいは画像の
読み出しは、低出力のレーザービームを照射することに
より、ピット部とピットが形成されていない部分の反射
光量もしくは透過光量の差を検出することにより行われ
る。
【0027】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明は、これらの実施例に限定されるものではな
い。尚、実施例中、部は特に限定しない限り重量部を表
す。 合成例1 水5部中にトリメチルインドレニン15.9部とジエチ
レングリコール−ジ(p−トルエンスルホネート)2
0.5部を添加し、更に炭酸カリウム3.45部を加
え、110℃で3時間撹拌した。その後室温まで冷却
し、水相を分離しシアニンを得た。無水酢酸0.08部
の溶媒中にトリベースアルデヒド5.81部を添加し更
に上記で得られたシアニン3.80部を加え、室温にて
数分間撹はん後、無水酢酸21.6部中に冷却下注意し
ながら、60%過塩素酸4.84部を添加した溶液を加
え、室温にて撹はんする。その後水4000部を添加
し、室温にて一晩撹はん後濾過、500部の水で水洗
し、乾燥することにより化合物例(1)の暗赤色結晶を
得た。 λmax 548nm(メタノール) 分解温度 230℃
(TG−DTA)
【0028】その他の化合物例についても上記合成例1
と同様に対応するトリベースアルデヒド誘導体を合成
し、それに対応するビスインドレニン誘導体を反応させ
ることにより、合成できる。
【0029】実施例1(記録媒体例) 前記合成例1で得られた化合物例(1)の化合物0.0
8部をテトラフルオロプロパノール4部に溶解し塗布液
を得た。この溶液2mlをグルーブ付5インチポリカー
ボネート樹脂基板上にピペットにて滴下し、スピンコー
ターにて塗布、50℃にて5分間乾燥し、記録層を形成
した。塗布膜の最大吸収波長は566nmであった。得
られた塗布膜に中心波長635nmの半導体レーザー光
を出力7mWで照射したところ輪郭の明瞭なピットが形
成された。更に、この塗布基板を3.8m/sで回転さ
せながら、中心波長635nmの半導体レーザー光で記
録周波数1MHzで照射し、評価したところ、C/N比
57dbを得た。この塗布膜の保存安定性は60℃X8
0%RHの条件下で25日以上良好であった。
【0030】
【発明の効果】本発明の光情報記録媒体は、特定の構造
の化合物を含有する特定の記録膜を基板上に備える構造
としたので、700nm以下のレーザー光に対して、特
に635nm付近のレーザー光を使用するDVD−R用
として充分な感度及び反射率を有し、記録、再生が可能
な高密度記録に好適に用いられる。又、最大吸収波長が
670ないし740nmにある有機色素を併用すること
により、従来の半導体レーザー(波長780nm近辺)
と短波長レーザーの2波長での記録再生、即ちDVD−
RとCD−Rの双方で使用可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 209/60 C07D 209/60

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に直接または下引き層を介して記録
    層を設けた光記録媒体において、記録層中に下記式
    (1) 【化1】 (式(1)においてR1 ,R2 はそれぞれ独立に置換も
    しくは未置換のアルキル基、または置換もしくは未置換
    のアルケニル基を表し、R3 ,R4 ,R5 ,R6はそれ
    ぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは未置
    換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、ア
    シル基またはアルコキシ基を表し、あるいはR3 とR4
    またはR5 とR6 が一緒になって縮合アリール基を形成
    しても良い。Yは連結基を表し、Xは有機又は無機のア
    ニオンを表す。nは1または2のいずれかを表す。)で
    表される化合物を少なくとも1種含有させることを特徴
    とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】R3 ,R4 ,R5 ,R6 がそれぞれ独立に
    水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜4のアルキル
    基であるか、あるいはR3 とR4 またはR5 とR6 が一
    緒になった縮合アリール基である請求項1に記載の光情
    報記録媒体。
  3. 【請求項3】Yが炭素数1〜8のカルコゲン原子を含ん
    でもよい連結基である請求項1に記載の光情報記録媒
    体。
  4. 【請求項4】R3 とR4 ,R5 とR6 ,が同一の置換基
    である請求項1に記載の光情報記録媒体。
  5. 【請求項5】R1 ,R2 がそれぞれ独立に炭素数1〜9
    の置換または未置換のアルキル基である請求項1に記載
    の光情報記録媒体。
  6. 【請求項6】Yがエーテル結合を有してもよいアルキレ
    ン基である請求項1に記載の光情報記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれか一項に記載の
    化合物を少なくとも1種と1重項酸素クエンチャーとを
    担持せしめたことを特徴とする光情報記録媒体。
  8. 【請求項8】記録層に最大吸収波長が670ないし74
    0nmにある有機色素を混合することを特徴とする請求
    項1に記載の光情報記録媒体。
  9. 【請求項9】有機色素がペンタメチンのシアニン色素、
    フタロシアニン色素およびアゾ金属キレート色素からな
    る少なくとも1種であることを特徴とする請求項8に記
    載の光情報記録媒体。
  10. 【請求項10】記録層上に金属反射層および保護層を設
    けた光情報記録媒体であって、該金属反射層が金、銀お
    よびアルミニウムのうちのいずれかを主成分とし、該保
    護層が紫外線硬化型樹脂からなることを特徴とする請求
    項1ないし9のいずれか一項に記載の光情報記録媒体。
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