JPH11501753A - 消費者促進において使用する暗証番号を発生するための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 承認コードが印刷され又は他にコード化されべき価値の証明書の配布ポイントで、暗証番号のような承認コードを発生するためのシステム。承認コードはリアルタイムで発生されるので、予め印刷された証明書の一覧、又は、有効化された承認コードの一覧さえも、蓄積又は保護する必要がない。本発明の技術思想は、インセンティブ特典証明書を発行するシステム及び購入された価値の証明書を発行するシステムの両者に適用する。インセンティブ特典又は価値の証明書は、長距離電話サービス又はその他のサービスのようなサービスのために予め支払われたトークンである。価値のある証明書に含まれるために発生された承認コードは、固有且つ一見ランダムである。これらは、シーケンスコードのようなランダムでない固有コードを用いることにより発生され、また、一見ランダムだが固有の承認コードを得るために暗号化される。各承認コードは、そのコードが関連する証明書の配布の直前にまで発生されないので、予め印刷された証明書及びカードに関連する安全性及びその他の問題は解決される。

Description

【発明の詳細な説明】 消費者促進において使用する暗証番号を発生するための方法及び装置 発明の背景技術 本発明は、一般に、小売店において予め選択されたアイテム（商品、製品、サ ービス）の購入に応答して、又は単に消費者が促進製品のひとつを購入したとき 、通常クーポン又は証明書の形式で、消費者促進（プロモーション）を発行する ためのシステムに係る。特に、本発明は、そのアイテムを受けた消費者に伝える ための固有の暗証番号（Ｐersonal Ｉdentiflcation Ｎumber，ＰＩＮ）を必要 とするタイプの促進又は証明書を発行するためのシステムに関する。ＰＩＮは、 消費者に与えられる価値ある証明書上に印刷又はコード化され、いろいろな販売 促進及びマーケティング目的のために償還を受けさせるものである。各々の証明 書は、偽造を阻止されねばならず、また、複製から守られねばならない。よって 、各証明書のＰＩＮの番号は、固有でなくてはならず、また一般に、ランダムに 発生されなければならない。ランダムであって有効な固有番号を有することは、 データベースにおいてその番号の作成及び蓄積を要する。そのようなデータベー スの管理は、非常に時間を要し、高価でありかつ困難となる。よって、有効なＰ ＩＮのデータベースを構築及び維持するための必要条件を取り除くようなＰＩＮ 発生技術が要求される。 より詳細には、本発明は、ポイントオブセール（point-of-sale，販売時点情 報管理）で計測されることのできる所定の条件に基づき、ポイントオブセールで 、財産（property）、商品、サービス又は権利の特典を与えることに関し、また 、その特典に先立って確定される必要のないコードを使用することで、償還の時 点でその特典（アオード、awards）が本物であることが証明されることができる ものである。本発明は、主に、無料長距離電話サービスの特典に関して開示され るが、一方で、本発明の技術思想は、ポイントオブセールで、いかなる特典を提 供するためにも適用可能であり、この場合、有効承認コードのリストを予め確立 する必要なしに、特典の後の証明を達成することができる。 人気を増加するようにしたマーケティング技術は、ポイントオブセールで、無 料製品又はサービスの特典を、その他の製品又はサービスの購入インセンティブ として与えることである。典型的なマーケティングプログラムは、スポンサー会 社の製品を購入するインセンティブとして、マーケティングコンテストに参加す るための可能性のある賞品として、又は、小売点の多回数購入ロイヤリ ティー プログラムに従い提供されるプレミアムとして、又は単に購入のための製品とし て、５又は１０分の長距離サービスを提供するものである。マーケティングの長 距離電話サービスについては、一般に二つの方法がとられる。ひとつの方法は、 消費者の登録を伴うもので、勘定が確定され、消費者の行為又は購入に基づき、 その後に所定ドル値の電話サービスがクレジットされるような、電話の”クレジ ットカード”の発行がなされるものである。他の方法は、特定のマーケティング プログラムの要件に合致した各消費者に、電話の”支払いカード（デビットカー ド）”が発行されるものである。このデビットカードは、一般に５又は１０分の 額面金額で予め承認される。デビットカードの発行は、勘定を確立しないが、む しろ特定料の電話サービスが許可されるもので、そして通話時間が消費された後 は役に立たなくなる。両者の方法では、消費者は通常、使用無料番号をダイヤル することが求められ、無料サービスを有効とするために暗証番号（ＰＩＮ）を提 供する。このＰＩＮは、有効な使用である証明が無料サービスを認める前に確定 されるように、電話クレジット／デビットカードの発行前にランダムに発生され ねばならない。 以上のような各々の方法では、物理的カード（消費者クレジットカードと同様 ）が消費者に発行される必要がある。これらカードの製造及び配布は、重大な出 費となり、よって多数の状況で抑制されることとなりうる。また、意図された使 用者以外の誰かが、容易に自己の使用に変換することができる（特に、デビット カードの場合、ＰＩＮは、一般に、そのカード上に予め印刷されている）ので、 カードの製造及び配布に起因する安全性が憂慮される。マーケティング電話カー ドの現在の方法におけるその他の限定事項としては、勘定及び／又はＰＩＮは、 カードの発行に先立ち発生されなければならないことである。このことにより、 消費者が提供に応じる時間と電話サービスが有効となる時間との時間差が生じる こととなる（特に、クレジットカードの方法について）。この限定事項もまた消 費 者需要に基づきカードの一覧（inventries）の不足又は過剰をまねくことになる （特にデビットカードの方法について）。 証明書又は特典が、消費者に対し選択された製品を購入する動機として提供さ れるか、又は単に証明書が提供するサービスを購入するための要求に応じてかに かかわらず、上述の方法は、そのような証明書の安全で効率的な配布を抑制して いた。以下の段落では、特に、長距離電話プリペイドカードのようなプリペイド サービス証明書の配布にあてはまる問題について述べる。 問題点は、まず始めに、製造段階で発生する。カードは、消費者が異なる値又 は時間を好んだとしても、典型的には、プリセット値で、ドル値又は分で予め印 刷される。さらに、予め印刷されたカードは、サービスにアクセスするための使 用無料番号”８００”のように、重要な固定情報を含むさらなる限定を有する。 アクセス番号は、使用者にとってオーバーロードであり不便な遅延を招き、新し いアクセス番号が要求をかなえるために追加されなければならないかもしれず、 予め印刷されたカード上のこの情報を更新する便利な手段はない。同様に、各予 め印刷されたカードは、このカードを有効とする、即ち使用状態とするために、 用いられねばならないＰＩＮ（暗証番号）を有する。このカード上にＰＩＮを予 め印刷することは、そのカードの価値を、匿名で通常追跡できない盗みにさらす ことである。一度カードが印刷されると、その価値は、物理的にカードそのもの を取っていかなくても、盗むことができる。その窃盗は、印刷元から小売店まで どこでも起こりうる。供給及び分配プロセスを通して、これらの”生きた(live) ”カードを送付することは、安全性の危険をはらんでいる。特別な処理は、コス トを増やし、リモートバリューカードのマーケティング及び売買の困難性を増大 する。疑わない消費者は、不法に購入した他者により激減されるか又は使用され ているカードを購入するかもしれない。不法に開封できないように工夫されてい るカードの製品開発及び販売は、誰に対しても、コストと努力を増大する。保護 されたＰＩＮのある生きたカードは、分配及び小売りプロセスを経て、現金に近 いアイテムとして取り扱われねばならない。カードの引き渡しは店へ行われるの で、現金引き出し中で鍵やキーがかけられていなければ、簡単に盗まれ、紛失し 又は置き間違われてしまうかもしれない。カードは、それ自体非常に小さく、悪 徳従業員又は顧客により簡単に隠される。よって、これらのカードの供給者及び 小売業者は、カードの取り扱いにおいて、非常に大きな経済的リスクにさらされ る。その価値がカードから不法に取り除かれるなら、小売業者が償還を認めてた り、供給者に請求書を戻すことはできない。 ひとつの対策としては、”死んだ”カードを”生きた”カードの代わりに配布 することである。死んだカードは、消費者への配布前に小売業者により有効とさ れなければならないようなＰＩＮを有するものである。有効であるプリセットさ れたＰＩＮは、非常に高価で、時間がかかり誤りをおこしがちである。有効化を 必要とするＰＩＮを有する死んだカードを配布することは、それ故、不便であり 、いくつかのカード供給者が、統一した、予想できる又は保護されない手段で、 ＰＩＮを予め印刷及び割り当てるので、依然として盗難及び誤使用の傾向がある 。不誠実な者は、アクセス番号をダイヤルし、サービスへのアクセスが成功する までＰＩＮを入力するかもしれず、また、多数のＰＩＮのパターンを捜し、そし てＰＩＮ及びアクセス番号を異なる使用者に再販するかもしれない。そのほかの 内在する問題としては、いくつかのＰＩＮシーケンスが、使用者の便宜のため、 意図的に短いことである。このことは、コンピュータダイヤル発生器が、エンコ ードされてない短いＰＩＮを比較的簡単に拾って解読することができるため、危 険な状況を発生する。 安全問題に対するその他の提案された対策としては、ＰＩＮ上に、傷つきにく い（スクラッチオフ）コーティング及び除去可能な（リムーバブル）テープカバ ーを使用することである。これは、”生きた”かつ価値のあるカードは、供給経 路を経てどこでも、依然として不誠実な者により盗まれて匿名で使用されること ができるので、その効果は制限される。 プリペイドカードが、ＰＩＮなしで販売されるようなシステムが提案された。 ＰＩＮを発行する中央コンピュータへ電話がされた後に、ＰＩＮは、有効となり 、カードに添付される。このタイプのいくつかのシステムでは、ＰＩＮは、バッ チ処理でダウンロードされることができ、その後カードが購入されるまでホール ドされ、その際、ＰＩＮがカードの予め印刷される部分に添付される。この方法 の本質的な制限は、ＰＩＮを発行する中央コンピュータに電話がされなければな らないことである。このことは、トランザクションを遅くし、小売り状況におい て、コンピュータがダイヤルされＰＩＮが発行される間、キャッシャーをおそく する。 さらに、不誠実な又は怠慢なキャッシャーは、ＰＩＮの値を売ったり又はただで やったりすることができる。 いくつかのプリペイド電話カードは、店の展示棚に置かれた同封されたプラス チック容器で販売又は売却される。そのようなカードを販売するキャッシャーは 、典型的には、バーコードの表示自体を走査し、サービス提供者（プロバイダー ）へ電話をかけることによりＰＩＮを入手する。このバーコード有効化方法は、 バーコードが複数のカードに複製され使用されることができるので、他者による 詐欺又は悪用を阻止することはできない。泥棒は、ひとつ又は複数のカードを盗 み、有効なバッチコードを得るためにひとつのカードを購入することができ、そ して同様に盗まれたカードを有効化することができる。 以上述べたように、価値あるサービスを償還できる証明書又はカードを配布す るための従来技術は、全て、証明書又はカードが消費者にとって不便であり且つ 詐欺や盗難に弱いという、実際の問題点を有する。そのような証明書又はカード を、便利な手段で、カードの使用により獲得された価値あるサービスの安全性を 損なうことなく、配布するための新しいアプローチが要求とされる。本発明は、 この要求を満足させるものであり、以下のような発明の開示で簡単に記載される 。 発明の開示 本発明は、独立に確認可能なランダムに番号づけられた証明書の安全性を確保 するための方法に関し、各証明書上のコード化された自己認証（self-validatin g）ＰＩＮを印刷することにより達成される。暗号化方法により、償還のために 提示されたときに、ＰＩＮが解読される。この方法は、より多数の潜在的な暗証 番号を、ＰＩＮの形式で、限定された又は固定された数字から発生することがで きる。 この方法は、証明書上の認証コードの印刷を含み、このコードは、後に特典の 有効性を確認するために使用される。好ましくは、この方法は、後に特典の有効 性を確認するために使用される、証明書上の承認コードの印刷位置に関係のある 情報を供給するとともに、特典の有効性を確認するために、後に用いられる一見 ランダムな承認コードの、小売店でのポイントオブセールでリアルタイムで発生 することを含む。 要するに、一般的なタームでは、本発明の方法は、小売店の消費者に配布する ための価値の証明書の発行をトリガする予め選択されたイベントの発生を検出す るステップと、；前記検出するステップに応答して価値の証明書を発行するステ ップと、；前記証明書が発行されるのとほぼ同時に、固有且つ一見ランダムな承 認コードを発生するステップと、；及び、前記証明書に前記承認コードを含める ステップとを備える。証明書は自己認証であり、その発行前に存在又は価値がな く、したがって、それらの配布前に証明書又は承認コードのいずれかの一覧を保 存する必要がない。 さらに詳細には、前記固有且つ一見ランダムな承認コードを発生するステップ は、固有コードを形成するステップと、前記固有且つ一見ランダムな承認コード を得るためにそれを暗号化するステップとを備える。前記固有コードを形成する ステップは、固有シーケンス番号をその他のコードと結合することを備え、また 、前記暗号化するステップは、前記固有コードをキーコードと結合するステップ 、及び、前記固有且つ一見ランダムな承認コードを得るために、前記結合するス テップから得られたコードを位置的に再配列するステップを備える。この方法は また、前記証明書がその価値を主張するために提示されるときに、前記承認コー ドを認証するステップをさらに備え、前記認証するステップは、前記固有コード を復元するために前記承認コードを解読し、その後前記固有コードが有効である ことを確認することを含む。 前記イベントを検出するステップは、少なくともひとつのトリガリング製品の 購入を検出するステップを備え、この場合前記証明書が前記トリガリング製品を 購入するための報酬の性質を帯びたものであるか、又は、選択された価値の証明 書を購入するための要求を検出するステップを備え、この場合前記証明書がそれ 自体購入さえたトリガリング製品であるかの、いずれかのステップを備える。 新規な装置において、本発明は、小売店の消費者に配布するための価値の証明 書の発行をトリガするため予め選択されたイベントの発生を検出する店内コンピ ュータと、；トリガリングイベントの検出に応答して証明書を発行するための証 明書発行部と、；及び、前記証明書が発行されるのとほぼ同時に、固有且つ一見 ランダムな承認コードを発生するための、承認コード発生部とを備え、；前記承 認コードは、前記発行された証明書に含まれ、発生については自己認証である。 承認コードは証明書配布時点で発生されるので、証明書又は承認コードのいずれ かの一覧を保存する必要がない。さらに詳細には、前記承認コード発生部は、前 記固有且つ一見ランダムな承認コードを得るための固有コードを暗号化するため の暗号ロジックを備える。前記暗号ロジックは、第１レベル暗号化コード得るた めに、前記固有コードをキーコードに結合するためのコード結合器、；及び、前 記一見ランダムな承認コードを得るために、前記第１レベル暗号化コードにおけ る各桁の前記シーケンスを変更するための、コードシーケンス再配列ロジックと を備える。この装置は、また、前記固有コードを復元するために前記承認コード を解読し、その後前記固有コードが有効であることを確認するための、認証ロジ ックをさらに備えてもよい。上述した方法のように、この装置は二つの選択的手 段を使用することができる。詳細には、前記証明書発行部は、予め選択されたト リガリング製品の購入に応答して動作し、報酬証明書を発行するか、または、価 値の証明書を購入するための要求に応答して動作するかの、いずれかで動作する 。 したがって、上述のような暗号化及び自己認証ＰＩＮシステムの目的及び効果 のほかに、本発明のいくつかの目的及び効果は以下の通りである。 （ａ）ランダムに番号づけられたコードにより固有に確認可能な促進証明書の形 式で、消費者へ”価値（バリュー、value）”を配布するための経済的システム 及び方法を提供することであり、証明書が自己認証であり自己清算であるように し、すなわち、証明書がそれ自体、消費者がその証明書を有効化して、いくつか の指定された形式でその証明書の”価値”を受け取ることができるような、十分 な情報を含むことを意味する。 （ｂ）有効なＰＩＮの予め証明されたデータベースを必要とせずに、詐欺を防止 するランダムに番号づけられた証明書を発行するためのシステム及び方法を提供 すること （ｃ）印刷により証明書上に挿入されるべき固有ＰＩＮを提供すること （ｄ）プリペイドサービスを受けるため特別に予め印刷されたカードの必要性を なくしたシステム及び方法を提供すること 本発明のその他の特徴及び効果は、以下に簡単に説明された添付図面を参照し て、以下のより詳細な説明によって明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は、証明書又はクーポンを印刷するための条件を確認する方法のフローチ ャートを示す。 図２は、クーポン及び／又は電話証明書の方法のフローチャートを示す。 図３は、証明書のための暗号化されたピン番号の作成のためのフローチャート を示す。 図４は、証明書上の暗号化されたピン番号の印刷命令への挿入のためのフロー チャートを示す。 図５は、本発明に関するシステムのブロック図を示す。 発明を実施するための好ましい形態 図面に示されたように、本発明は、一般に、ポイントオブセール（販売時点情 報管理）で計測されることのできる所定の条件に基づき、ポイントオブセールで の財産（property）、商品、サービス又は権利の特典を与えることに関し、また 、その特典に先立って確定される必要のないコードを使用することで、償還の時 点でその特典（アオード、awards）が本物であることが証明されることができる ものである。本発明は、主に、無料長距離電話サービスの特典に関して開示され るが、一方で、本発明の技術思想は、ポイントオブセールで、いかなる特典を提 供するためにも適用可能であり、有効承認コードのリストを予め確立する必要な しに、特典の後の証明が達成されることができる。本発明の同様の技術思想は、 消費者によりポイントオブセールで購入された証明書の発行にも適用され、ここ では、その証明書は、消費者への価値あるサービスを提供するためのメカニズム の一部である。消費者により購入された証明書と報酬として発行されたそれとの 最も重大な差異は、証明書の支払いのソースである。それが消費者により購入さ れたときは、消費者は証明書の価値（value）を支払う。；それが報酬として配 布されたときは、製品製造者又は小売業者のような、その他の者が証明書の価値 を支払う。証明書を発行するためのメカニズムは、特に証明書上に印刷されたＰ ＩＮは、両者の場合で同様である。 報酬に関連して、本発明は、”セントオフ（cents off）”クーポン及び無料 製品アイテムの代替を提供する。代わりに、本発明は、消費者に、長距離電話無 料時間又はその他の価値あるサービスを提供する。さらに詳細には、本発明は、 ブロック１０で示されたように、ポイントオブセールコンピュータネットワーク 又は”ストアループ”を通して伝送されるデータのモニタを含む。このデータは 、ポイントオブセールシステムから確認されることのできるいかなるイベントを も包含し、たとえば、これに限定されないが、支払い方法、ショッピングオーダ ーの総額、特定消費者の購入履歴動向、又は購入アイテムの統一製品コード（Ｕ niversal Ｐroduct Ｃode）又はその他の標準コードなどを含む。データのこれ らのアイテムは、それらのどれかが現在促進される特典プログラムに関係するか どうか決定するために分析される。ポイントオブセールシステムで検出されたデ ータが、データベース１２のプログラムにとってトリガリングアイテムであれば 、本発明は、特典システムを開始する。もしそうでなければ、クーポン又は証明 書発行ステップは、判定ブロック１４で決定されるように、バイパスされる。判 定ブロック１６では、システムは、全ての所定の条件が満たされたか否か判断す る。クーポン又は証明書は、多数製品の購入のように、多数の条件の発生にのみ 基づいて発行されるように定義されることができる。全ての条件が満たされなけ れば、ブロック１８で示されるように、検出されたイベントはリスト中にセーブ され、クーポン又は証明書発行はバイパスされる。 クーポン又は証明書印刷がなされるべきと決定されると、ブロック２０に示さ れてさらに図２に記載されるように、この機能が実行される。図１の処理ループ は、検出されたイベントが、ブロック２２で示されるように、記録（ログ、log ）されるべきか否かチェックされることにより継続され、もしそうであれば、ブ ロック２４で示されるようにイベントを記録する。 クーポン印刷処理は、図２の２６で示されるように開始され、クーポンファイ ルを読取り、ブロック２８で示されるように、クーポン又は証明書の印刷される べき種類(nature)を決定する。クーポンが電話サービス証明書でなければ、ブロ ック３０で決定されるように、通常の割引きクーポンが関係し、印刷され（ブロ ック３２）、ブロック３４で示されるように、図１の処理ループへ戻る。電話サ ービスが関係する場合、ブロック３０で示されるように、処理はブロック３６に 継続され、さらに図３で詳細に示されるようになる。 与えられるべき特典が証明書上に印刷される承認コードを必要とする場合、シ ステムは、特典プログラムが予め確定された承認コード又はシステムで発生され たコードで実行されるべきかどうか判断する。予め確定された承認コードを使用 することは、承認コード付きの証明書を発行するための通常の方法であり、図示 されていない。予め確定された承認コードは、その特典を提供する側により発生 され、有効となったらデータベースにロードされる。特典プログラムが予め確定 されたコードの使用を必要とし、また、未使用の予め確定されたコードが存在す る場合、システムは、特典の種類を記載し承認コードを提供する証明書を、特典 の償還に使用されるために印刷する。未使用のコードのデータベースでの検索に 基づき、システムがそれがないと判断する場合、システムは、ポイントオブセー ルで、その特典は現在有効でないと表示し、獲得した特典を得るためのその他の 手段を表示するメッセージを印刷する。 システムが、確認された特典プログラムが、システム発生認証コードを必要と すると判断すると、システムは、データ暗号ファイルを検索する。データ暗号フ ァイルが存在しなければ、システムは、ポイントオブセールで、その特典は現在 有効でないと表示し、獲得した特典を得るためのその他の手段を表示するメッセ ージを印刷する。データ暗号ファイルが存在する場合、システムは、このファイ ルを使用し、図３に示されるように、特典証明書に印刷される１０桁承認コード をリアルタイムで発生する。この処理は、３８で示されるように、開始され、は じめに、証明書の発行に使用されるいろいろなパラメータを備えるコントロール ファイルを読取る（４０）。コントロールファイルから得られる証明書シーケン ス番号は、ブロック４２で示されるように、インクレメント（増加）され、ブロ ック４４で示されるように、コントロールファイルは更新される。そして、ブロ ック４６及びい４７で示されるように、”第１レベル承認コード”が発生される このコードには、５桁の位置番号(location number)、４桁のＰＩＮ番号、及び チェック桁が含まれる。位置番号は、特典又は証明書が配布されている店の番号 を表す。この番号は、特典プログラムの間中、その店で同一に保持される。ＰＩ Ｎ番号は、コンピュータ発生された承認コードのある特典証明書が印刷される度 に増加的に変化する。チェック桁は、いろいろな方法で計算されることができ、 たとえば、その他の全ての桁を加算して、その結果の最終桁以外の他を無視する ことなどである。この第１レベル承認コードは、その後ブロック５０で示される ように、１０桁”キー”コードの使用により暗号化される。各々の特典プログラ ム実行は、それに関連する異なるキーコードを有することになる。キーコードを 用いて実行される数学的処理は、変えることができる。例えば、キーコードの各 桁は、キャリー（桁上がり）なしで第１承認コードのそれぞれの桁に加算され、 ”第２承認コード”を形成するようにしてもよい。キャリーなしでの加算を達成 するために、２つの桁の和が９より大きい数となる場合、その結果の第１桁が無 視される。 例えば、店１におけるＰＩＮ番号が１で始まる場合、第１レベル承認コードは 、：００００１０００１２ となる。 特典プログラムで確定されるキーコードが、１２３４５５９８８４である場合 、第２レベル承認コードは、：１２３４６５９８９６ となる。 第２レベル承認コードは、その後、ブロック５２で示されるように、予め確定 された再配列機構を使用して再配列される。再配列機構は、第２レベル承認コー ドの各桁の新しい配列（ordering）を示す１０桁シーケンスである。再配列機構 は、各々１０機構のテーブルにグループ化される。各機構のひとつのテーブルは 、同一の最終桁を有する。機構のこの最終桁は、最終承認コードのその桁の位置 にテーブルの機構番号（スキムナンバー）が配置されることを示す。各特典プロ グラムは、それに関連する特定の再配列機構テーブルを有する。例えば、以下の ようなテーブルが、上述のように得られた第２レベル承認コードを再配列するた めに、設けられているとする。： 再配列機構テーブル もとの位置 機構番号： ０１２３４５６７８９ ０ ７３５４９８２１６０ １ １５９８２３４６７０ ２ ８４１２７５６３９０ ３ ５９４１３６８２７０ ４ ３７９４８６１５２０ ５ １５３９２７４８６０ ６ ２６８５１４９７３０ ７ ９３１７４８２５６０ ８ ６４２８９１５７３０ ９ ４１９６２８３７５０ 第２レベル承認コードが６で終わるので、このシステムは再配列機構番号６又 は： ２、６、８、５、１、４、９、７、３、０ を使用する。 上述のシーケンスの各桁は、第２レベル承認コードの対応する位置における桁 の新しい位置を示す。よって、第２レベル承認は、最終承認コード： ６６１９５４２８３９ に変換される。 この番号は、その後、ブロック５４及び５６で示されるように、獲得された特 典を償還する際承認として使用するための指示（インストラクション）とともに 、証明書に挿入され印刷される。 特典証明書が償還のために提示されると、特典を提供する者は、提示されてい る証明書が有効なものであることを確認しなければならない。これは、２つの方 法のうちのひとつの方法で行われる。まず第１に、特典プログラムが予め確定さ れた承認コードを用いて実行された場合、その特典提供者は、現在提示されてい るひとつが有効かどうか決定するために、単に承認コードのそのリストを検査す る。有効であれば、特典は与えられ、承認コードは特典提供者のリストから削除 （stricken from）される。 特典プログラムがシステム発生された承認コードで実行された場合、特典提供 者は、印刷される承認コードの暗号化においてシステムにより実行された処理の 反対を実行する。この者が解読処理を実行するためには、有効位置番号、ＰＩＮ 番号、及びチェック桁方法と同様に、そのプログラムに関連する再配列機構テー ブル及びキーコードが与えられなければならない。この例では、特典提供者は承 認コード６６１９５４２８３９を受け取ることになろう。このコードは、０ポジ ションに６を有するので、提供者は、与えられた再配列テーブルで第６ポジショ ンにおける再配列機構を参照する。この再配列機構は、承認コードを１２３４６ ５９８９６に戻す命令をするために使用される。そして、キーコードは、（桁借 りなしに）減算され、もとの承認コード００００１０００１２が復元される。こ のコードはその後、チェック桁方法が予め確定されたものと合致していること、 位置番号が有効なものであること、及びＰＩＮ番号が予め確定された開始番号及 び増加量に基づいて有効であることを、確かめることにより確認されることがで きる。また、提供者のデータベースにおいて、この承認コードがすでにこのプロ グラムで使用されてなかったことを確かめることもできる。 長距離電話促進プログラムのセットアップ： 本発明の特徴として用いられる販売促進又はセールスプログラムは、様々な方 法に提供されることができる。好ましくは、そしてより便利なものとして、本発 明は、他の目的のため小売店ですでに取り付けられた機器を使用して提供される ことができる。図５に示されるように、典型的な小売店は、各チェックアウト端 末にあるクーポン又は証明書プリンタ、及び各チェックアウト端末にあるスキャ ナを備え、どのアイテムが各消費者により購入されるかを記録する。店は、さら に、その通常のコンピュータ（図示せず）に加え、専ら購入品をモニタしクーポ ンなどを発行するための店内コンピュータ６０を有する。この店内ＰＣ６０は、 全チェックアウト端末を店のメインコンピュータに接続するストアコンピュータ ループ６２で接続されており、また、店から離れたいくつかの中央サイトに位置 する促進プログラム管理者用コンピュータ６４にも適当な通信リンクによって接 続される。 この管理者用コンピュータ６４は、例えば、選択されたアイテムの購入により トリガされる割引クーポンの発行などの、様々な販売促進をセットアップするた めに使用されることができる。本発明に関連して、管理者用コンピュータ６４は 以下のファイルを含みセットアップされる。： （１）店番号及びチェーン番号により定義され、プログラムにおける各店に配 布されるＰＩＮの番号を、各レコードに有するファイル （２）第１ファイルにおけるものと同様のテキスト（原文,textual）情報を、 各レコードに有するファイル （３）各ストアコンピュータ６０にダウンロードされ、使用開始番号のように 、ＰＩＮ発生のために上述したような、使用無料”８００”番情報及びＰＩＮ情 報を有するテキストファイル その他の発明の実施の形態としては、暗号化ＰＩＮは、個々の店で発生されず に、管理者用コンピュータ６４で発生されて店にダウンロードされるようにして もよい。 店内コンピュータ６０に連動し、証明書プリンタ６８は、７０で示されるよう に、電話サービス証明書を印刷する。消費者（図示せず）は、電話サービス提供 者６６に接続された電話７２を用いて、証明書上に印刷される使用無料８００番 をダイヤルする。 プログラムのセットアップは、例えば、”８００”番が印刷される場合及び暗 号化ＰＩＮ番号が印刷される場合のように、証明書レイアウトの特定要素の詳細 をも必要とする。この実施の様子は、その他のクーポンプログラムの同様の実施 の様子と異なることはない。購入された証明書に対して、購入時に選択されたよ うに、指示（intructions）は、多くの言葉のどれかで印刷されることができる 。 電話サービス証明書がいくつかの理由で印刷できないと（例えば、使い果たさ れたＰＩＮ番号、誤ったＰＩＮファイル、又はダメージを受けたＰＩＮファイル ）、その他の証明書が印刷されるようにセットアップされる。このような配慮の 理由は、消費者が、証明書の提供の要件に従ったとしても、実際の電話証明書が 発行されることができないイベントでメイルイン（mail-in）証明書を消費者に 提供することからである。 ＰＩＮ発生： この節では、電話サービス提供者が、ＰＩＮが実際何かを前もって知らなくて もＰＩＮを有効とすることができるような方法で、ＰＩＮが発生される処理を説 明する。 ＰＩＮ発生の概要： ＰＩＮは初期状態では以下のフォーマットで発生される。： ここで、： lllll は、予め割り当てられた５桁位置番号、 nnnn は、４桁ＰＩＮ、及び、 c は、チェック桁（モジュロ１０）。 位置番号lllllは、促進プログラムの間中一定とされる。ＰＩＮ番号nnnnは、証 明書が発行される度に増加される。チェック桁は全ての奇数桁（右からはじめて ）を加算することにより計算される。偶数桁は独立に２倍され、２倍された桁の 結果が１０より大きいと、その求められた値の桁は、加算される。例えば、８は ２倍され１６となり、数字１と数字６とが加算され、７となる。２倍された偶数 桁全ての和は、その後、奇数桁の全ての和に加算される。この結果（モジュロ１ ０）が、チェック桁である。 一度この合成ＰＩＮが生成されると、１０桁”キー”フィールドは、桁上がり せずに１０桁ＰＩＮ番号に加算され、すなわち、キーの各桁がＰＩＮの対応する 桁に加算される。桁上がりがあると（結果が９より大きい）、その桁上がりは無 視される。キーが加算された後に、ＰＩＮは、ＰＩＮの最終番号に基づき、１０ の再配列シーケンスのうちひとつを選択することにより、再配列される。再配列 テーブルは、最終桁（チェック桁として始めたもの）は、電話サービス提供者側 で認証ができるように、いつも同じ位置に配置される。 認証処理は、単にこの処理をリバースするものである。電話サービス提供者に は、認証処理で使用する各プログラムのための有効店位置番号のリスト及びキー 情報が与えられる。シーケンステーブルは各プログラムで変更される必要はない 。 例： 位置１でのＰＩＮ番号が１で開始されると、実際のＰＩＮ番号は、：００００ １０００１２であり、ここで、００００１は位置、０００１はＰＩＮ番号、２は チェック桁である。 ここで、”キー”が０１２３４５６７８９であると仮定する。変換されたＰＩ Ｎは、：０１２３５５６７９１となる。 シーケンステーブルへのルックアップは、サブスクリプト１である（求められ た、変換されたチェック桁）。位置１のシーケンスが０９８７６５４３２１であ る場合、実際の印刷されるＰＩＮは、： ０１９７６５５３２１ となる。 この処理が動作するためには、全てのシーケンス番号は、１で終わらなければ ならない。これは、認証処理が逆に（backwards）動作することかできることを 確証する。 認証： 印刷されたＰＩＮが電話キーパッドにより入力されるとき、電話サービス提供 者は、以下の計算を、これが有効なＰＩＮであることを確認するために、実行し なければならない。 シーケンスのファインド（Ｆind the sequence）： シーケンスキーが位置について合致しているので（例えば位置１）、提 供者はシーケンス１をテーブルから得て、ＰＩＮに適用する。 ＰＩＮ ０１９７６５５３２１ ＳＥＱ＃ ０９８７６５４３２１ ＰＩＮ ０１２３５５６７９１ キーの除去（Ｒemove the key）： つぎに、キーがＰＩＮから除かれなければならない（その他の桁から借 りずに減算がなされねばならない）。 ＰＩＮ ０１２３５５６７９１ ＫＥＹ ０１２３４５６７８９ ＰＩＮ ００００１０００１２ この点で、チェック桁は、ＰＩＮを認証するためにチェックされるべきである。 チェック桁がパスすると、例えば、位置番号（００００１）が有効な位置である と確認することなどのように、さらなる認証がされるべきである。 さらに、４桁ＰＩＮ番号の有効範囲を選択することにより、安全性を加えるこ とができる。たとえば、１００で開始し、３ずつ増加すると仮定する。この場合 、 番号を認証するために、ふたつの付加条件が満たされねばならない。：すなわち 、番号が１００より大きい数でなければならないこと、及び、その番号マイナス １００が３で割りきらねばならないことである。 ファイル： ひとつのファイルが、現在実行中の各電話通話プログラムのストアコンピュー タにあるであろう。例えば、ファイル名が以下の形式である： ファイルが、以下を含む。： ここで、： ssss は、店番号。 ccc は、チェーン番号。 lllll は、５桁位置番号。 nnnn は、開始番号。 ii は、開始番号を増加するための値。 rrrrrrrrrr は、再配置テーブル（番号をスクランブルするために使用）。 kkkkkkkkkk は、暗号化／解読化キー。 nnnnnnnnnn は、プログラム８００番。 さらに詳細には、ファイル名がＴmmmmmmm.ＣＭＣであるかもしれない。このフ ァイルがプログラム管理者用コンピュータから電話サービス提供者に伝送される 。これは、店コンピュータのための独立ファイルの生成の間に発生される。ファ イルは、特定の電話プログラムを実行する各店に対してひとつのエントリ（レコ ード）を有する。各レコードは、以下の通りである。： ここで、： llll は、５桁位置番号である。 ccc は、チェーン番号である。これは、ＰＩＮが復元されるとき、 特定の記録が消費者に行われるように、５桁位置番号と相互参 照されねばならない。 nnnn は、開始ＰＩＮ番号である。 ii は、各ＰＩＮを増加するための値である。 kkkkkkkkkk は、本プログラムで使用される解読化キーである。 結論： （ａ）長距離電話サービスの特典の例を使用する本方法の要約は、以下の通りで ある。： ベビーフード（ブランドＡ）の製造者が５分間長距離電話サービスを、競争相 手のベビーフード（ブランドＢ）を３瓶より多く購入するそれぞれの消費者に、 提供したい。ある消費者が、小売店（位置００００１）に入り、ブランドＢのベ ビーフード５瓶を含むカートいっぱいの食料雑貨品を購入する。マインドラム（ Ｍindrum）氏他の米国特許第４，７２３，２１２号に記載されたポイントオブセ ールモニタシステムは、ブランドＢのベビーフードの第１の瓶を、この位置で現 在処理されている特典プログラムに関連するものとして、確認する。さらに、こ のプログラムが電話サービス特典であること、及び、ブランドＢのベビーフード を４瓶以上の購入を要求することを確認する。モニタシステムは、特典プログラ ムの要件が満たされるまで、ブランドＢのベビーフードの今回の購入とさらに購 入されることを記録する。要件が合致しないと、購入は無視され、証明書がこの 特典プログラムに対して印刷されない。要件が合致すると、システムは、ブラン ドＡ製造者の要望を提供する特典プログラムを開始する。結果として生じる特典 証明書について要求される構造を検索し、システムから固有入力を要求するフィ ールドを完成する。このプログラムでは、要求される固有情報は、特典を有効化 するための１−８００の電話番号と、有効性を証明するため必要な承認番号を含 む。このシステムは、特典のために固有の１−８００の電話番号と位置を検索し 、（この例では）承認コードがこのシステムにより発生されるべきであることを 決定する。システムは、現在得られた特典を、この位置での第１特典として確認 し、よって、第１レベル承認コード、上述した００００１０００１２、を割り当 てる。上述のキーコード及び再配列テーブルを用いて、システムは最終承認コー ド６６１９５４２８３９を得て、このコードを特典デザインの固有フィールドに 挿入する。マインドラム氏のシステムは、その後、ポイントオブセールで特典 証明書をプリンタに印刷させ、チェックアウトが終了されたときにレシートテー プで消費者に手渡されることができる。消費者は、以下のテキストが含まれるか もしれない証明書を受け取る。 ”おめでとうございます あなたは、５分間の無料長距離電話サービスの特典を、ただいま獲得しました。 ブランドＡのベビーフードの贈呈 無料サービスを受けるには単に次をダイヤルするだけです。：1(800)123-4567 承認コードを入力してください: 指示されたとき6619542839” そして、消費者は、即座に電話にアクセスし、８００番をダイヤルし、この番 号により発生された予め録音された宣伝メッセージに応答して、承認コードを入 力することができる。一度承認コードが入力されると、電話サービス提供者のシ ステムは、特典が有効でいまだに使用されていないことを確認するために、上述 のように概説された解読化処理を実行することができる。一度この処理が実行さ れると、これは、２、３秒ほどかかるであろうが、無料サービスは有効とされ、 証明書は消費者により捨てられる。 消費者は、特典プログラムが通常のクレジット又はデビットカードの方法を用 いて実行された場合に受けるであろう利益と同様の利益を受け取った。しかし、 特典を得てから利益を受けるまでに時間差はない。プラスチックカードの製造及 び配布に関するコストも、そのようなカードの手渡しに関連する安全性の問題も 同様に、防止される。一覧表の不足又は過剰もなく、承認コードのリアルタイム 発生が用いられれば、証明書の発行に先立ちサービス提供者からのコードを待つ 必要もない。 （ｂ）本発明のその他の適用においては、例えば電話長距離サービスのような、 価値ある証明書は、そのような証明書を購入する要求に応じて発行される。証明 書に対するＰＩＮを発生するための方法及び装置は、特典発生例で記載したもの と同様である。根本的な違いは、証明書発行がトリガされるような手法にある。 特典については、ひとつかそれ以上の購入イベントが検出され、証明書の発行を トリガリングがするために用いられることである。購入された証明書については 、 トリガリングイベントは、選択された価値又は電話時間の証明書を購入する消費 者の要求である。その他の違いは、特典証明書は、通常、時間又は価値が拡張さ れることはできず、購入された証明書は、例えばクレジットカードの使用を経て 、いっそうの価値を付加することにより”再充電（recharged）”されることが できることである。その他の差異は、証明書償還段階が実行される場合に関係す る。消費者に向けられた販売促進メッセージは、典型的には証明書小売店により 提供され、反対に、製造者のメッセージは、通常、促進特典を得た消費者に向け られる。最も重要な点は、しかしながら、証明書の二つのタイプは全く同様の方 法で発行され同様の効果があることである。 本発明の最も重要な効果は、証明書の配布前の承認コード又はＰＩＮの発生に ある。証明書又はカード上にＰＩＮを予め印刷すること、又はＰＩＮの一覧を保 存することに起因する安全上の問題は、完全に除かれる。さらに、各証明書が新 しく発生され、固有の、アクティブＰＩＮ又は承認コードで印刷されるので、配 布時点で証明書を有効化するために用いる時間はかからない。関連する効果とし て、アクセス番号及びその他の使用者情報は、証明書に予め印刷されないので、 必要に応じて簡単にアップデートできる。その他の効果としては、ＰＩＮが、解 読されたとき、証明書が印刷され配布された位置の確認を含むことである。この 情報は、証明書の使用の間違いのない経路について、審査追跡を行うために用い たり、また、証明書の不正使用の発見を補助することができる。 本発明は、また、他のタイプの促進及びセールス活動にも適用することができ ることは明らかであり、電話通話時間証明書の配布に限定されない。さらに一般 的には、本発明は、価値あるクレジット又はサービスを安全な方法で配布するこ とが望まれるあらゆる状況に適用することができ、そのクレジット又はサービス は、暗証コードの手段によって主張又は償還されることができるようになる。重 要なこととして、本発明は、発生時点でリアルタイムに暗証コードを暗号化する 方法を提供し、それによって、コードが、発生ポイントから使用ポイントまでの 間に紛失又は盗難されるかもしれない可能性を、効率的に排除する方法を提供す る。さらに、本発明は、有効な暗証コードのデータベースの作成及び維持の必要 性を避けるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＵ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＥＥ，ＧＥ，ＨＵ， ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，Ｌ Ｔ，ＬＶ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＲＯ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．価値あるクレジット又はサービスを提供する証明書の発行のための方法であ って、前記方法は、 小売店の消費者に配布するための価値の証明書の発行をトリガするイベントと して予め選択されたイベントの発生を検出するステップと、 前記検出するステップに応答して価値の証明書を発行するステップと、 前記証明書が発行されるのとほぼ同時に、固有且つ一見ランダムな承認コード を発生するステップと、及び、 前記証明書に前記承認コードを含めるステップとを備え、 前記証明書は自己認証であり、その発行前に存在又は価値がなく、これにより 、それらの配布前に証明書又は承認コードのいずれかの一覧を保存する必要がな い前記方法。 ２．前記固有且つ一見ランダムな承認コードを発生するステップは、固有コード を形成するステップと、前記固有且つ一見ランダムな承認コードを得るためにそ れを暗号化するステップとを備えた請求の範囲第１項記載の方法。 ３．前記固有コードを形成するステップは、固有シーケンス番号をその他のコー ドと結合することを備えた請求の範囲第２項記載の方法。 ４．前記暗号化するステップは、 前記固有コードをキーコードと結合するステップ、及び 前記固有且つ一見ランダムな承認コードを得るために、前記結合するステップ から得られたコードを位置的に再配列するステップを備えた請求の範囲第３項記 載の方法。 ５．価値あるサービスを得るために前記証明書上の前記承認コードを使用するス テップをさらに備えた請求の範囲第１項記載の方法。 ６．前記証明書がその価値を主張するために提示されるときに、前記承認コード を認証するステップをさらに備え、前記認証するステップは、前記固有コードを 復元するために前記承認コードを解読し、その後前記固有コードが有効であるこ とを確認することを含む請求の範囲第２項記載の方法。 ７．前記イベントの発生を検出するステップは、少なくともひとつのトリガリン グ製品の購入を検出すること備え、及び、 前記証明書が前記トリガリング製品を購入するための報酬の性質を帯びたもの である請求の範囲第１乃至６項のいずれかに記載の方法。 ８．前記イベントの発生を検出するステップは、選択された価値の証明書を購入 するための要求を検出することを備えた請求の範囲第１乃至６項のいずれかに記 載の方法。 ９．小売店の消費者への価値あるクレジット又はサービスを提供する証明書を発 行するための装置であって、前記装置は、 消費者に配布するための価値の証明書の発行をトリガするため予め選択された イベントの発生を検出する店内コンピュータと、 トリガリングイベントの検出に応答して証明書を発行するための証明書発行部 と、及び、 前記証明書が発行されるのとほぼ同時に、固有且つ一見ランダムな承認コード を発生するための、承認コード発生部とを備え、 前記承認コードは、前記発行された証明書に含まれ、発生については自己認証 であり、これにより、それらの配布前に証明書又は承認コードのいずれかの一覧 を保存する必要がない前記装置。 １０．前記承認コード発生部は、 前記固有且つ一見ランダムな承認コードを得るための固有コードを暗号化する ための暗号ロジックを備えた請求の範囲第９項記載の装置。 １１．前記暗号ロジックは、 第１レベル暗号化コード得るために、前記固有コードをキーコードに結合する ためのコード結合器、及び、 前記一見ランダムな承認コードを得るために、前記第１レベル暗号化コードに おける各桁の前記シーケンスを変更するための、コードシーケンス再配列ロジッ クとを備えた請求の範囲第１０項記載の装置。 １２．前記固有コードを復元するために前記承認コードを解読し、その後前記固 有コードが有効であることを確認するための、認証ロジックをさらに備えた請求 の範囲第１０項記載の装置。 １３．前記証明書発行部は、予め選択されたトリガリング製品の購入に応答して 動作し、報酬証明書を発行する請求の範囲第９乃至１２項のいずれかに記載の装 置。 １４．前記証明書発行部は、価値の証明書を購入するための要求に応答して動作 する請求の範囲第８乃至1２項のいずれかに記載の装置。 １５．サービスのための前払いを証明するトークンの発行のための方法であって 、前記方法は、 消費者に配布するための前払いのトークンの発行をトリガするため予め選択さ れたイベントの発生を検出するステップと、及び、 トークンの一部として含まれるための固有且つ一見ランダムな承認コードを発 生することを含む、前記検出するステップに応答して前払いのトークンを発行す るステップとを備え、 前記トークンは自己承認であり、その発行前に存在又は価値がなく、これによ り、トークン又は承認コードの一覧を維持する必要がないことようにした前記方 法。