JPH1149030A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents
自動車の後部車体構造Info
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- JPH1149030A JPH1149030A JP20628497A JP20628497A JPH1149030A JP H1149030 A JPH1149030 A JP H1149030A JP 20628497 A JP20628497 A JP 20628497A JP 20628497 A JP20628497 A JP 20628497A JP H1149030 A JPH1149030 A JP H1149030A
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- Japan
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- back pillar
- pillar
- seat belt
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Abstract
ートベルトアンカブラケット配設部周りの剛性を高めら
れて、シートベルトの拘束性能を向上することができる
自動車の後部車体構造の提供を図る 【解決手段】 バックピラーインナ2に斜め前方に向け
て作用するベルト入力は、シートベルトアンカブラケッ
ト7によりバックピラーインナ2とバックピラーレイン
フォース5とで第2の閉断面S2 を形成した上下方向の
骨格部で荷重負担されると共に、延設部9を経由してラ
ンプユニット配設用の凹部6を形成した剛性の高いピラ
ー部4の後端部に分散負担されて、バックピラー1全体
でベルト入力が負担されるようになり、従って、バック
ピラー1の抗力を高められてシートベルトの拘束性能を
向上することができる。
Description
自動車の後部車体構造、とりわけ、バックドアを配設す
る車体後部開口部の両側部を構成するバックピラーのシ
ートベルトアンカブラケット取付部周りの構造に関す
る。
ケット取付構造としては、例えば実開平5−58521
号公報に示されているように、シートベルトアンカブラ
ケットの前端をバックピラーインナおよびリヤフェンダ
パネルのピラー部の各前縁フランジ間に挾んで接合し
て、該シートベルトアンカブラケットをバックピラーイ
ンナの内側面に沿って配設したものが知られている。
ラケットの前端を前述のようにバックピラーインナおよ
びリヤフェンダパネルのピラー部の各前縁フランジ間に
挾んで接合してあっても、シートベルトからの入力はバ
ックピラーインナに斜め前方に作用するようになるた
め、バックピラーインナの後側部分に十分な抗力が得ら
れず該バックピラーインナが車室側に変形してしまう可
能性がある。
の後側部にシートベルトアンカブラケットの後端部から
リヤフェンダパネルのピラー部の後側部に亘って専用の
補強プレートを接合配置し、前記ベルト入力をリヤフェ
ンダパネルのピラー部に分散負担させて、バックピラー
全体でベルト入力を負担するように構成する必要があっ
て、部品点数および組付作業工数が嵩んでコスト的に不
利となってしまうことは否めない。
ことなくバックピラーのシートベルトアンカブラケット
配設部周りの剛性を高めることができて、シートベルト
の拘束性能を向上することができる自動車の後部車体構
造を提供するものである。
ックピラーインナとリヤフェンダパネルのピラー部とで
上下方向に延在する閉断面のバックピラーを形成し、か
つ、バックピラーインナの内側面にバックピラーレイン
フォースを接合配置して、これらバックピラーインナと
バックピラーレインフォースとでバックピラーの閉断面
内に上下方向に延在する第2の閉断面を形成した構造に
おいて、前記リヤフェンダパネルのピラー部の後端面に
ランプユニット配設用の凹部を形成する一方、バックピ
ラーレインフォースとバックピラーインナの各対向面間
に跨ってシートベルトアンカブラケットの前端部を接合
して、該シートベルトアンカブラケットをバックピラー
インナの内側面に沿って配置すると共に、該シートベル
トアンカブラケットの後端部をバックピラーインナとバ
ックピラーレインフォースの後端部との間に挾んで接合
し、かつ、該シートベルトアンカブラケットの後端部に
バックピラーレインフォースの後端部よりも後方に延び
る延設部を設け、該延設部を前記凹部の側壁とバックピ
ラーインナとの間に挾んで接合したことを特徴としてい
る。
ックピラーレインフォースの前端をバックピラーインナ
の前縁フランジとリヤフェンダパネルのピラー部の前縁
フランジとの間に挾んで接合し、シートベルトアンカブ
ラケットの前端を該バックピラーレインフォース前端の
接合部近傍に接合したことを特徴としている。
のシートベルトアンカブラケットの延出部の後端には、
車両センター側に向けて曲折したバックピラーインナお
よびリヤフェンダパネルのピラー部の各後縁フランジ間
に挟んで接合したフランジを備えていることを特徴とし
ている。
入力はバックピラーインナのシートベルトアンカブラケ
ット配設部分に斜め前方に向けて作用するが、シートベ
ルトアンカブラケットはその前端部をバックピラーレイ
ンフォースとバックピラーインナの各対向面間に跨って
接合し、後端部をバックピラーインナとバックピラーレ
インフォースの後端部との間に挾んで接合してあるた
め、これらバックピラーインナとバックピラーレインフ
ォースとで第2の閉断面を形成した上下方向の骨格部で
荷重負担することと併せて、後側部分にあってはシート
ベルトアンカブラケットの後端部の延設部を、リヤフェ
ンダパネルのピラー部の後端面に設けたランプユニット
配設用の凹部の側壁とバックピラーインナとの間に挾ん
で接合してあるから、前記ベルト入力をこの凹部を形成
した剛性の高いピラー部の後端部に分散負担され、結
局、バックピラー全体でベルト入力を負担することがで
きる。
斜め前方に作用するベルト入力によって車室側へ変形す
るようなことはなく、バックピラーの抗力を高められて
シートベルトの拘束性能を向上することができる。
バックピラーの剛性を高められるため、コスト的に有利
に得ることができる。
て、バックピラーレインフォースの前端はバックピラー
インナの前縁フランジとリヤフェンダパネルのピラー部
の前縁フランジとの間に挾んで接合してあるため、バッ
クピラーレインフォースの結合剛性を高めることができ
てバックピラーの剛性が高められ、しかも、シートベル
トアンカブラケットの前端をこのバックピラーレインフ
ォース前端の結合剛性の高い接合部近傍に接合してある
ため、ベルト入力をバックピラーレインフォースおよび
バックピラー全体へ良好に分散負担させることができ
る。
をバックピラーインナおよびピラー部の各前縁フランジ
間に挾んで接合するようにしているため、バックピラー
レインフォースの前後方向の取付位置精度を出し易く、
該バックピラーレインフォースの接合作業性を向上する
ことができる。
加えて、シートベルトアンカブラケットの延設部はその
後端にフランジを備えていて、該フランジを車両センタ
ー側に向けて曲折したバックピラーインナおよびリヤフ
ェンダパネルのピラー部の各後縁フランジ間に挾んで接
合するようにしているため、シートベルトアンカブラケ
ットの前後方向の取付位置精度を出し易く、該シートベ
ルトアンカブラケットの接合作業性を向上することがで
きる。
と共に詳述する。
ナ2とリヤフェンダパネル3のピラー部4とからなるバ
ックピラーを示し、該バックピラー1はリヤサイドウイ
ンドウ開口部Wの後部周縁を構成するバックピラーイン
ナ2の前縁フランジ2aとピラー部4の前縁フランジ4
aとをスポット溶接により接合すると共に、これらバッ
クピラーインナ2およびピラー部4の車両センター側に
向けて曲折した各後縁フランジ2b,4bとをスポット
溶接により接合して、上下方向に延在する閉断面S1 を
形成している。
部に亘ってバックピラーレインフォース5を接合配置し
て、バックピラー1の閉断面内にこれらバックピラーイ
ンナ2とバックピラーレインフォース5とで上下方向に
延在する第2の閉断面S2 を形成し、バックピラー1の
剛性を高めてある。
として略コ字形断面に形成してあるが前記バックピラー
1の部分では略L字形断面に形成してあって、その前端
をバックピラーインナ2およびピラー部4の各前縁フラ
ンジ2a,4a間に挾んでスポット溶接により接合し、
後端部をバックピラーインナ2面にスポット溶接により
接合してある。
の後端面には、リヤコンビネーションランプ等のランプ
ユニット13を配設するための凹部6を上下方向に形成
してある。
深絞り成形するため、本実施形態では別部材のパネルピ
ース4Bで構成し、凹部6をパネルピース4Bに形成し
て該パネルピース4Bをフェンダ本体4Aの後端縁にス
ポット溶接により接合してある。
1のベルトアンカ12が締結固定されるが、該バックピ
ラーインナ2の内側面にはこのベルトアンカ12の取付
け部分にシートベルトアンカブラケット7を配置して補
強してある。
側部に連結片8を曲折成形して略L字形断面に形成して
あって、該連結片8を前記バックピラーインナ2および
ピラー部4の各前縁フランジ2a,4a間に挾んで接合
したバックピラーレインフォース5の前端部の接合部近
傍と、バックピラーインナ2との各対向面間に跨って接
合すると共に、該シートベルトアンカブラケット7の後
端部をバックピラーインナ2と、バックピラーレインフ
ォース5の後端部のフランジ5aとの間に挾んでスポッ
ト溶接により接合して、該バックピラーインナ2の内側
面に沿って配設してある。
ト10を接合配置してあって、前記ベルトアンカ12を
ボルト14によりバックピラーインナ2およびシートベ
ルトアンカブラケット7を通して該ナット10に螺合締
結してある。
を締結した取付部分には、シートベルト11からの入力
が斜め前方に向けて作用するようになるため、シートベ
ルトアンカブラケット7は後端側が幅広となる側面略3
角形状に形成して、バックピラーインナ2の後側部分の
面剛性をより高められるようにしてある。
7の後端部には、バックピラーレインフォース5の後端
部のフランジ5aよりも後方に延びる延設部9を形成し
てあって、この延設部9をバックピラーインナ2と、リ
ヤフェンダパネル3のピラー部4の後端面に設けた凹部
6の側壁との間に挾んでスポット溶接により接合してあ
る。
向けて曲折したフランジ9aを形成してあって、このフ
ランジ9aを前記バックピラーインナ2およびピラー部
4の各後縁フランジ2b,4bの間に挾んでスポット溶
接により接合してある。
ルト11からの入力はバックピラーインナ2のシートベ
ルトアンカブラケット7を配設した部分に斜め方向に向
けて作用するが、シートベルトアンカブラケット7はそ
の前端部の連結片8をバックピラーインナ2とバックピ
ラーレインフォース5の前端部との各対向面間に跨って
接合し、該シートベルトアンカブラケット7の後端部を
バックピラーインナ2とバックピラーレインフォース5
の後端部のフランジ5aとの間に挾んで接合してあるた
め、これらバックピラーインナ2とバックピラーレイン
フォース5とで第2の閉断面S2 を形成した上下方向の
骨格部で荷重負担されるようになる。
7の後側部分にあってはその後端部の延設部9を、リヤ
フェンダパネル3のピラー部4の後端面に設けられてラ
ンプユニット13を配設した凹部6の側壁とバックピラ
ーインナ2との間に挾んで接合してあるから、前記シー
トベルト11からの入力をこの凹部6を形成した剛性の
高いピラー部4の後端部に分散負担され、結局、バック
ピラー1全体でベルト入力を負担することができる。
が斜め前方に作用するベルト入力によって車室側へ変形
するようなことはなく、バックピラー1の抗力を高めら
れてシートベルト11の拘束性能を向上することができ
る。
バックピラー1の剛性を高められるため、コスト的に有
利に得ることができる。
インフォース5の前端はバックピラーインナ2の前縁フ
ランジ2aとリヤフェンダパネル3のピラー部4の前縁
フランジ4aとの間に挾んで接合してあるため、バック
ピラーレインフォース5の結合剛性を高めることができ
てバックピラー1の剛性が高められ、そして、シートベ
ルトアンカブラケット7の連結片8の端部をこのバック
ピラーレインフォース5の前端の結合剛性の高い接合部
近傍に接合してあるから、シートベルト11の入力をバ
ックピラーレインフォース5およびバックピラー1の全
体へ良好に分散負担させることができる。
端をバックピラーインナ2およびピラー部4の各前縁フ
ランジ2a,4a間に挾んで接合するようにしているた
め、該バックピラーレインフォース5の前端を前記各前
縁フランジ2a,4aに揃えてこれら両者間に挾むこと
によって、バックピラーレインフォース5の前後方向の
取付位置精度を出し易く、従って、該バックピラーレイ
ンフォース5の接合作業性を向上することができる。
後端部の延設部9はその後端にフランジ9aを備えてい
て、該フランジ9aを車両センター側に向けて曲折した
バックピラーインナ2およびピラー部4の各後縁フラン
ジ2b,4b間に挾んで接合するようにしているため、
該シートベルトアンカブラケット7の延設部9の後端の
フランジ9aを前記各後縁フランジ2b,4bに揃えて
これら両者間に挾むことによって、シートベルトアンカ
ブラケット7の前後方向の取付位置精度を出し易く、従
って、該シートベルトアンカブラケット7の接合作業性
を向上することもできる。
う断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 バックピラーインナとリヤフェンダパネ
ルのピラー部とで上下方向に延在する閉断面のバックピ
ラーを形成し、かつ、バックピラーインナの内側面にバ
ックピラーレインフォースを接合配置して、これらバッ
クピラーインナとバックピラーレインフォースとでバッ
クピラーの閉断面内に上下方向に延在する第2の閉断面
を形成した構造において、前記リヤフェンダパネルのピ
ラー部の後端面にランプユニット配設用の凹部を形成す
る一方、バックピラーレインフォースとバックピラーイ
ンナの各対向面間に跨ってシートベルトアンカブラケッ
トの前端部を接合して、該シートベルトアンカブラケッ
トをバックピラーインナの内側面に沿って配置すると共
に、該シートベルトアンカブラケットの後端部をバック
ピラーインナとバックピラーレインフォースの後端部と
の間に挾んで接合し、かつ、該シートベルトアンカブラ
ケットの後端部にバックピラーレインフォースの後端部
よりも後方に延びる延設部を設け、該延設部を前記凹部
の側壁とバックピラーインナとの間に挾んで接合したこ
とを特徴とする自動車の後部車体構造。 - 【請求項2】 バックピラーレインフォースの前端をバ
ックピラーインナの前縁フランジとリヤフェンダパネル
のピラー部の前縁フランジとの間に挾んで接合し、シー
トベルトアンカブラケットの前端を該バックピラーレイ
ンフォース前端の接合部近傍に接合したことを特徴とす
る請求項1記載の自動車の後部車体構造。 - 【請求項3】 シートベルトアンカブラケットの延出部
の後端には、車両センター側に向けて曲折したバックピ
ラーインナおよびリヤフェンダパネルのピラー部の各後
縁フランジ間に挟んで接合したフランジを備えているこ
とを特徴とする請求項1,2記載の自動車の後部車体構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20628497A JP3436088B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 自動車の後部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20628497A JP3436088B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 自動車の後部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1149030A true JPH1149030A (ja) | 1999-02-23 |
JP3436088B2 JP3436088B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=16520771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20628497A Expired - Fee Related JP3436088B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 自動車の後部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3436088B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005324602A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Nissan Motor Co Ltd | 車体のリヤピラー上部構造 |
JP2006347211A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Fuji Heavy Ind Ltd | ショルダアンカの補強構造 |
CN103863242A (zh) * | 2012-12-14 | 2014-06-18 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 货车后排座安全带安装结构 |
JP2016052827A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | マツダ株式会社 | 車両のシートベルトリトラクタ取付構造 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP20628497A patent/JP3436088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005324602A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Nissan Motor Co Ltd | 車体のリヤピラー上部構造 |
JP4506268B2 (ja) * | 2004-05-12 | 2010-07-21 | 日産自動車株式会社 | 車体のリヤピラー上部構造 |
JP2006347211A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Fuji Heavy Ind Ltd | ショルダアンカの補強構造 |
JP4657821B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2011-03-23 | 富士重工業株式会社 | ショルダアンカの補強構造 |
CN103863242A (zh) * | 2012-12-14 | 2014-06-18 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 货车后排座安全带安装结构 |
JP2016052827A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | マツダ株式会社 | 車両のシートベルトリトラクタ取付構造 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3436088B2 (ja) | 2003-08-11 |
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