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JPH11344577A - エリアセンサ用制御器の増設確認方法およびエリアセンサ用制御親器および非増設時使用カバー - Google Patents

エリアセンサ用制御器の増設確認方法およびエリアセンサ用制御親器および非増設時使用カバー

Info

Publication number
JPH11344577A
JPH11344577A JP10153200A JP15320098A JPH11344577A JP H11344577 A JPH11344577 A JP H11344577A JP 10153200 A JP10153200 A JP 10153200A JP 15320098 A JP15320098 A JP 15320098A JP H11344577 A JPH11344577 A JP H11344577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
cover
area sensor
circuit
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10153200A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Yamaguchi
昭司 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP10153200A priority Critical patent/JPH11344577A/ja
Priority to EP98122586A priority patent/EP0962787B1/en
Priority to DE69816595T priority patent/DE69816595T2/de
Priority to US09/206,373 priority patent/US6204575B1/en
Publication of JPH11344577A publication Critical patent/JPH11344577A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V8/00Prospecting or detecting by optical means
    • G01V8/10Detecting, e.g. by using light barriers
    • G01V8/20Detecting, e.g. by using light barriers using multiple transmitters or receivers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台のエリアセンサを制御をするため制御
親器に制御子器を増設する場合に制御子器のコネクタが
制御親器から外れ落ちてしまうといった異常時を従来は
検出できなかったが、これの検出を可能にする。 【解決手段】 非増設時には制御親器4に必ずカバー6
4を機械的に接続するようにした。このようにすること
により、制御子器5のコネクタ54が制御親器4から外
れ落ちてしまうとこの状態はコネクタ54もカバー64
も接続されていない状態であり、異常事態を検出するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出エリア内に投
光素子および受光素子の対から成る光軸を複数光軸配置
するエリアセンサの制御器に関するもので、特に、エリ
アセンサが複数ある場合の複数エリアセンサ用制御器の
増設時の安全に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エリアセンサとは、投光器の投光素子お
よび受光器の受光素子の対から成る光軸を複数光軸有し
これらの光軸のいずれかの光軸が物体により遮光したと
きに動作するスイッチをいい、特に工作機械、パンチ
機、プレス機、制動機、成形機、自動制御機、巻線機、
ロボット、鋳造機等のオペレータの安全を守るために用
いられ、プレス機等の危険な領域にこのエリアセンサを
配置して検出エリアとし、オペレータの手指など身体の
一部がこの検出エリアに入ることにより光軸の遮光を検
出して、即座に機械の動作を停止又は警報を発して保護
している。また、エリアセンサは工場の自動生産ライン
に用いて移動する物品の有無を検出し、物品を検出した
とき次のステップに移る等の自動制御のセンサとしても
用いられている。
【0003】この種のエリアセンサは図9に示すよう
に、赤外線等を発光する発光ダイオード(LED)等の
投光素子21を複数個(図9では8個)所定のピッチで
設けた投光器2と、この投光器2の投光素子21から発
せられる赤外線ビームである光軸9を受光するためこれ
らの投光素子21に対応して所定のピッチでフォトダイ
ード等の受光素子31を設けた受光器3と、これら投光
器2と受光器3の制御をケーブル7を介して行なう制御
器4から成り、プレス機等の保護すべき検出エリアの一
方に投光器2を、また検出エリアの他方に受光器3を対
向配設し、投光器2と受光器3の各々の対をなす各投光
素子と受光素子との間で光ビームの授受がなされること
により遮光の有無を検出している。また、受光器3には
表示器8があり、エリアセンサの状態を表示している。
投光器2は、制御器4の制御にしたがって投光器2の投
光素子21が一方から他方へ(例えば、下方から上方
へ))順々にサイクリックに発光し、その投光素子21
に対応する受光器3の受光素子31と同期を取りなが
ら、対応する受光素子31のみを受光可能とし、その他
の受光素子31は受光不能にされている。このように常
時対応する1個の受光素子31しか受光可能としないの
は、投光素子21からの光が対となる受光素子31のみ
に入射するとは限らずその近傍の受光素子31にも比較
的強度の大きな光として入射するケースが考えられるか
らである。すなわち、全ての受光素子31からの受光信
号が纏めて1個の2値化回路に入力される構成であるこ
とから、物体の侵入によってその光軸が遮光状態にある
にもかかわらずその近傍の受光素子31への入射光があ
るため全体としてはしきい値をこえて受光状態と判断し
てしまい、物体の侵入を正確に検出できなくなるからで
ある。このようにして、常時1光軸のみをサイクリック
に有効化して検出を続けていき、検出エリア中に物体あ
るいは人間の手指等の侵入があると、これによりその位
置にある光軸9が遮光されて受光素子31で受光できな
くなるので、警報を発したり機械の動作を停止したりし
て安全を図っている。
【0004】図8はこのエリアセンサのブロック図であ
る。エリアセンサ1は投光器2と受光器3と制御(親)
器4から構成されている。投光器2は、所望のピッチ、
例えば40mm、で配設された所望の数Nの発光ダイオ
ード等から成る投光素子21(211、212〜21
N)と、これらの各投光素子21を駆動するN個の投光
回路22(221、222〜22N)と、N個の投光回
路22を時分割でスキャン制御し異常検出処理をし表示
処理を行なうゲートアレイ23と、エリアセンサの状態
を表示する表示回路24と、クロック用の発振回路25
と、電源回路26とを有している。ここでの制御はゲー
トアレイ23を使用して行っているが、ゲートアレイの
代わりに他の制御素子たとえばCPU等を使用すること
ももちろん可能である。受光器3は、投光器2の投光素
子21と同じピッチで配設された所望の数Nのフォトト
ランジスタ等から成る受光素子31(311、312〜
31N)と、これらの各受光素子31の受光信号をI−
V変換するN個の受光回路32(321、322〜32
N)と、N個の投光回路32と対をなす投光素子21と
同期して時分割でスキャン制御するゲートアレイ33
と、エリアセンサの状態を表示する表示回路34と、ク
ロック用の発振回路35と、電源回路36と、受光回路
32からの受光信号をまとめて増幅し2値化し検波する
受光信号処理回路37と、検波信号出力回路と、同期信
号のための出力回路38とを有している。ゲートアレイ
33は同期スキャン制御の他に、補助検知動作、異常検
出動作、表示処理をも行っている。このゲートアレイ3
3もゲートアレイ23と同様にゲートアレイの代わりに
他の制御素子たとえばCPU等を使用することももちろ
ん可能である。
【0005】制御器4にはゲートアレイで構成される制
御回路41があり、これは入力ターミナルを用いて外部
入力回路から外部入力を、ディップスイッチを用いてモ
ード設定回路からモード設定を、また投光器とのセンサ
コネクタ42から投光状態信号入力回路を介して投光状
態信号を受け取り、受光器とのセンサコネクタ43から
検波信号入力回路を介して前述の検波出力と、同期信号
入力回路を介してシステム同期信号を受け取っている。
そして、投光器2へ同期信号を、受光器3へモード設定
信号を、プレス機等へ動作停止を行わせる出力信号を出
力回路47から送出している。その他、この制御器4が
動作中であることを表示回路48を介して表示LEDに
発光表示させたり、制御器4のロックアウト状態を解除
する信号をキースイッチから受信したり、投光器・受光
器・制御器の動作エネルギを供給するためシステム電源
回路49、システム電源回路49からの電圧を制御回路
用の動作電圧に変換し定電圧化する内部電源回路46
と、制御器クロック用の発振回路45を有している。以
上の投光器・受光器・制御器の各構成は1例であって、
制御器4にある回路は場合によっては投光器2や受光器
3へ移してもよいし、逆に投光器2や受光器3にある回
路は制御器4に移してもよく、個々の回路は図8に固定
されるものではない。
【0006】以上は、エリアセンサ1台についての説明
である。検出すべきエリアが複数箇所ある場合にはこの
エリアセンサを複数台用いることとなる。図7は複数台
のエリアセンサの場合の制御器の構成を示す従来例であ
る。図7において、エリアセンサはエリアセンサ1と増
設されたエリアセンサ1’の2台があり、エリアセンサ
1は図8で示した投光器2と受光器3と制御親器4とそ
れぞれ同じ構成の投光器2と受光器3と制御親器4から
成り、エリアセンサ1’も図8で示したのと同じ構成の
投光器2’と受光器3’と制御親器4’から構成するの
も1つの方法である。このように各制御親器4、4’は
それぞれ検知部と出力回路を持ち、それぞれのシステム
は独立している。このような制御親器を複数で並列して
使用するものである。ただ、制御親器4、4’が互いに
完全に独立して制御すると、あるエリアセンサの受光素
子が本来遮光状態にあっても、近くにある他のエリアセ
ンサの投光器の投光素子の光をたまたま受光してしまう
といった危険な状態に陥るおそれがあるので、実際には
互いに同期をとって投光器2と2Aのすべての投光素子
の発光タイミングを考慮して所定間隔で投光素子を順に
スキャン発光させるようにしている。そしてこの発光タ
イミングに同期して対となる受光器3と23のすべての
受光素子のスキャン受光を行っている。その他の方法と
しては、上述の制御親器4と制御親器4’とをそれぞれ
独立制御させる方法の代わりに、2台のエリアセンサの
共通の制御を制御親器4で行なわせ、制御親器4’はそ
れらの信号のたんなる授受を行なうといった場合まで、
各種の制御分担のさせかたがあり、どれを採用するかは
設計で決めてよい。また、図8に示したように、電源回
路を増設コネクタ44を介して制御親器のシステム電源
に接続させると、電源線の引回しも無くなり煩わしさが
ない。
【0007】エリアセンサの増設可能性については、例
えば、64光軸を7msで1周期スキャンすることが可
能であれば、光軸は最高64まで増設することができ
る。もちろん増設しない場合でも、この制御親器4で制
御可能である。この場合、エリアセンサ1が例えば光軸
が16本の場合には、16本の光軸相当ラインをONに
し、残りの48本の光軸相当ラインはOFFにして制御
可能にするようにしているので、光軸数の増減でその都
度制御親器4を取換えなくてもよいようになっており、
電気回路上の変更は一切不要である。
【0008】制御親器が制御子器の増設を認識する必要
があるが、この1つの方法としては、オペレータがスイ
ッチ等の切換によって増設数を制御親器に認識させる方
法がある。しかしながら、これはオペレータの人為的ミ
スにより設定を忘れたり、設定を間違えたりする可能性
もあるため、増設数の認識をオペレータ自身が設定する
のには問題があった。
【0009】一般的な増設認識方法としては図6のよう
なものが考えられる。すなわち、図6(a)において、
4が制御親器の中の増設認識回路で、5が制御親器4に
接続される制御子器の中の増設認識回路である。制御親
器4の増設認識回路には制御回路1に電源電圧Vccが
抵抗Rを介して接続されており、同じく制御回路2に電
源電圧Vccが抵抗Rを介して接続されている。制御子
器5の増設認識回路には、各々アースへの短絡回路が備
わっており、制御子器5のコネクタが制御親器4のコネ
クタに接続されると制御回路1と2をL(ロー)レベル
にするようになっている。そこで、いま、図6(a)の
ように、制御親器4には制御子器5が接続されないで制
御親器4単独で運転されているとすると、制御親器4内
の制御回路1と2には、Vccが印加されるためH(ハ
イ)レベルとなって、「増設なし」と判断する。一方、
図6(b)のように、制御親器4に制御子器5が接続さ
れると制御回路1と2には制御子器5のアースへの短絡
回路によってLレベルとなって、「増設あり」と判断す
る。このように、従来は制御子器5の接続の有無によ
り、自動的に「増設あり」か「増設なし」と判断するこ
とができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】通常の場合はこれで何
ら問題はなかった。しかしながら、異常時、例えば制御
子器5のコネクタが制御親器4から外れ落ちてしまうと
いった時には、実際は増設しているにもかかわらず、制
御子器5のコネクタの脱落にオペレータが気が付かない
とコネクタの再接続がなされず遮光が起きてもその出力
信号が制御回路へ伝わらないため、プレス機等が急停止
しないことが起こり、危険であった。
【0011】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
もので、 1)増設した際に、コネクタの脱落などの電気的故障に
よって、制御器がエリアセンサの数の認識を誤ってしま
い、見かけ上エリアセンサが複数台存在しているが、検
知機能が働いていないといった危険な状態になり得るこ
とを回避できる。 2)増設数をスイッチ等の切換によって認識する場合、
人為的ミスにより設定を忘れたり、間違えたりするた
め、増設数の認識をオペレータが設定する必要を無くす
ことができる。 上記1および2を満足する制御器を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の方法の発明は、複数台のエリアセン
サを制御をするため制御親器に制御子器を増設する場合
における増設認識を電気的に行なうエリアセンサ用制御
器の増設確認方法において、非増設時に前記制御親器に
カバーを機械的接続することにより非増設をも確認する
ようにしたことを特徴としている。また、請求項2記載
の発明は、請求項1記載のエリアセンサ用制御器の増設
確認方法において、前記カバーが前記制御親器に内蔵の
スイッチに作用することにより非増設を確認することを
特徴としている。さらに、請求項3記載の発明は、請求
項2記載のエリアセンサ用制御器の増設確認方法におい
て、前記カバーに突起を設け、該カバーを該制御親器に
取り付けることにより該突起が前記スイッチに作用する
ことを特徴としている。そして、請求項4記載の発明
は、請求項2記載のエリアセンサ用制御器の増設確認方
法において、前記カバーに前記スイッチの接点を短絡さ
せる電気的短絡回路を設け、該カバーを該制御親器に取
り付けることにより該短絡回路が前記スイッチに作用す
るものであることを特徴としている。また、請求項5記
載の制御親器の発明は、投受光が対となった光軸が多数
存在するエリアセンサの検知・制御をし、エリアセンサ
を増設するため制御子器を前記制御親器へ接続すること
によって電気的に作動する増設認識回路を備えた制御親
器において、増設認識を解除するスイッチと、該スイッ
チの操作を前記制御親器の外部から行なうための操作孔
と、を備えたことを特徴としている。さらに、請求項6
記載の非増設時使用カバーの発明は、請求項5記載のエ
リアセンサ用制御親器に接続されるもので、前記操作孔
を通して前記スイッチに作用することを特徴としてい
る。そして、請求項7記載の発明は、請求項6記載の非
増設時使用カバーにおいて、前記カバーが前記操作孔を
貫通して前記非増設認識スイッチをオンにする突起を備
えていることを特徴としている。さらに、請求項8記載
の発明は、請求項6記載の非増設時使用カバーにおい
て、前記カバーが前記操作孔を貫通して前記非増設認識
スイッチの接点を短絡させる電気的短絡回路を備えてい
ることを特徴としている。以上のように、本発明によれ
ば、制御器の増設型のエリアセンサにおいて、増設シス
テムである故に発生する危険な事象を電気的多重化のみ
によって回避するのではなく、それらに加えて非増設時
に機械的要素を取り入れて危険度を下げるようにしたも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図4を参照して説明する。図1(a)は本発明
の制御親器4と、図1(b)はこの制御親器4に非増設
時に接続される本発明のカバー64と、図1(c)は同
じくこの制御親器4に増設時に接続される制御子器のコ
ネクタ54の各斜視図である。図2は図1の3部品内の
増設認識回路図である。図3は図2の制御親器4内の増
設認識回路とカバー64との接続状態を示す図である。
図4は図2の制御親器4内の増設認識回路と制御子器5
内の増設認識回路との接続状態を示す図である。
【0014】図1(a)において、制御親器4の下方で
制御子器の増設側に、増設コネクタ44があり、そこに
はコネクタピン挿入孔44cが多数設けられている。コ
ネクタピン挿入孔44cの数は、制御親器4と制御子器
5との制御の役割分担のさせ方によって変わる。44a
が本発明による後述する操作孔であり、44b、44b
は取り付け孔である。図1(b)において、本発明のカ
バー64は、非増設時に必ず制御親器4の増設コネクタ
44を覆うように取り付けられるもので、その取り付け
のための取り付け孔64b、64bを制御親器4の取り
付け孔44b、44bに位置合わせして例えば取り付け
ネジ64d、64dで固定するようにしている。その場
合、制御子器64の突起64aが制御親器4の操作孔4
4aの中へ挿入される。図1(c)において、制御子器
5のコネクタ54には、コネクタピン54cが制御親器
4のコネクタピン挿入孔44cに対応して設けられてお
り、エリアセンサの増設時にはそのエリアセンサの投光
器と受光器をそれぞれ信号線で制御子器5に接続すると
共に、この制御子器5のコネクタ54を制御親器4のコ
ネクタ44に接続し、図示しない取り付けネジで制御親
器4と制御子器5の筐体どうしを固定する。
【0015】図2は図1の3部品内の増設認識回路図で
ある。図2(a)は制御親器4の中の制御回路1および
制御回路2に与えられる増設認識信号を得る回路を示す
もので、増設コネクタ44のコネクタピン挿入孔441
と442の2つを介して外部信号を取り入れて増設認識
信号を作るものである。図2(a)において、制御親器
4の制御回路1に電源電圧Vccが抵抗R1を介して接
続されるとともにコネクタピン挿入孔441に接続され
ている。一方、制御回路2に抵抗R2が接続されるとと
もにコネクタピン挿入孔442に接続されている。抵抗
R2の他端はアースされている。コネクタピン挿入孔4
41と442の間にスイッチの常開接点Sが接続されて
いるとともに、この筐体には常開接点Sの外部からアク
セスできるための操作孔Hが開けられている。また、抵
抗R1と抵抗R2の値の比は例えば1対10としてある
(抵抗R1=1KΩ、抵抗R2=10KΩ)。したがっ
て、常開接点Sが閉じられると、制御回路1と2の入力
信号がHレベルとなり、非増設と検知される。
【0016】図2(b)は増設認識信号を得るための制
御子器5の中の回路を示すもので、増設コネクタ54の
コネクタピン541と542の2つを関与させて制御親
器4内に増設認識信号を発生させるものである。図2
(b)において、コネクタピン541と542の2つは
共にアースされている。このコネクタピン541と54
2を制御親器4のコネクタピン挿入孔441と442に
接続すると、制御回路1および2がアースされるように
なり、これによって増設と検知される。この詳細は図4
で説明する。
【0017】図2(c)は非増設時に必ず制御親器4に
取り付けられるカバー64の構造を示すもので、このカ
バー64は突起Pを備えており、カバー64が制御親器
4に取り付けられた状態で、この突起Pが制御親器4の
筐体の操作孔Hを通ってスイッチにアクセスしスイッチ
の常開接点Sを押圧して閉じるようになり、常開接点S
が閉じられると、制御回路1と2の入力信号がHレベル
となり、非増設と検知される。この詳細は図3で説明す
る。
【0018】図3は図2の制御親器4内の増設認識回路
とカバー64との接続状態を示す図で、この状態でカバ
ー64の突起Pが制御親器4の常開接点Sを閉じている
ため抵抗R1と抵抗R2が直列接続され、その接続点の
電位が共に制御回路1および2に加わることとなる。し
たがって、制御回路1には次の電圧V1が、制御回路2
には次の電圧V2が印加される。 V1=V2={R2/(R1+R2)}×Vcc ={10/(1+10)}×Vcc =(10/11)×Vcc ≒ Vcc(Hレベル) すなわち、非増設時にカバー64を制御親器4に取り付
けると、制御回路1と制御回路2にはともにHレベルの
信号が入る。
【0019】図4は図2の制御親器4内の増設認識回路
と制御子器5内の回路との接続状態を示す図である。こ
の状態で制御回路1および2は制御子器5内の内部回路
によってアースされている。したがって、制御回路1に
は次の電圧V1が、制御回路2には次の電圧V2が印加
される。 V1=V2=0(Lレベル) すなわち、制御親器4に制御子器5を増設すると、制御
回路1と制御回路2にはともにLレベルの信号が入る。
【0020】以上のような構成において、例えば制御子
器5のコネクタ54が制御親器4から外れ落ちてしまう
といった異常時の動作を説明する。制御子器5のコネク
タ54が制御親器4から外れ落ちた状態は、制御親器4
にコネクタ54もカバー64もどちらも接続されていな
いことを意味するから、その回路は図2(a)のように
なっている。すなわち、制御回路1も2もアースされ
ず、常開接点Sも閉じていないから、制御回路1の入力
電圧V1にはVccが、制御回路2の入力電圧V2には
アース電位が印加される。 V1= Vcc(Hレベル) V2= 0(Lレベル) すなわち、異常時は、制御回路1にはHレベルの信号が
入り、制御回路2にはLレベルの信号が入ることとな
り、これにて異常が検出できることとなる。
【0021】以上の説明をまとめると、つぎのようにな
る。制御回路1の入力電圧V1および制御回路2の入力
電圧V2で、例えばそれぞれ表示ランプL1とL2を点
灯するようにしておけば、 以上説明したように、本発明によれば、増設しないとき
は制御親器に必ずカバーを機械的に接続するようにした
ので、カバーに設けてある突起が制御回路1、2の入力
側のスイッチをオンにするため、制御子器5のコネクタ
54が制御親器4から外れ落ちてしまうといった異常時
には、カバーもコネクタも接続されていない状態にある
ことになり、異常を検出することができる。
【0022】以上の実施形態では、非増設時使用のカバ
ーに突起を設けて異常を検出していたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、スイッチに作用するもので
あれば他のものでもよい。例えば、図5のようにカバー
64’に接点を短絡させるための金属性部品を含んだ短
絡回路Kを設けてもよい。この短絡回路K付きカバー6
4’を図5の矢印方向へ制御親器4に接続することによ
り、接点は短絡されて抵抗R1と抵抗R2が直列接続さ
れるため、その接続点の電位が共に制御回路1および2
に加わることとなる。したがって、制御回路1には次の
電圧V1が、制御回路2には次の電圧V2が印加され
る。 V1=V2={R2/(R1+R2)}×Vcc{10
/(1+10)}×Vcc(10/11)×Vcc≒
Vcc(Hレベル) すなわち、非増設時にカバー64を制御親器4に取り付
けると、制御回路1と制御回路2にはともにHレベルの
信号が入る。なお、制御親器4と制御子器5との接続時
の動作は図4で説明したのと同じであり、異常時の動作
は図2(a)で説明したのと同じであるので、説明は省
略する。以上の説明をまとめると、短絡回路K付きカバ
ー64’の場合のも動作はつぎのようになる。 以上説明したように、本発明によれば、増設しないとき
は制御親器に必ずカバーを機械的に接続するようにし、
そのカバーに設けてある短絡回路が制御回路1、2の入
力側の接点を短絡するようにしたため、制御子器5のコ
ネクタ54が制御親器4から外れ落ちてしまうといった
異常時を検出することができる。
【0023】以上の実施形態では、エリアセンサの増設
は1つのみであったが、制御親器での信号処理を変える
ことにより、エリアセンサの増設を2つ以上接続できる
ようになることはいうまでもない。その場合の制御子器
の増設については、制御子器が2台以上の場合も、例え
ば同様の増設認識用信号線を増やせば、同様にそれぞれ
の制御子器に対して、機械的要素を絡めてフェールセー
フに認識できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
増設しないときは制御親器に必ずカバーを機械的に接続
するようにし、そのカバーに突起や短絡回路を設けたこ
とにより、制御子器5のコネクタ54が制御親器4から
外れ落ちてしまうといった異常時にはそのカバーが存在
しないことから異常事態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御親器と、制御親器に接続される本
発明のカバーと、制御親器に接続される制御子器のコネ
クタの各斜視図である。
【図2】図2は図1の3部品内の増設認識回路図であ
る。
【図3】図3は図2の制御親器内の増設認識回路とカバ
ーとの接続状態を示す図である。
【図4】図4は図2の制御親器内の増設認識回路と制御
子器内の増設認識回路との接続状態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図6】一般に考えられる複数のエリアセンサの増設認
識方法を示す図である。
【図7】複数台のエリアセンサの場合の制御器の構成を
示す従来例である。
【図8】図8はこのエリアセンサのブロック図である。
【図9】一般的なエリアセンサの概略斜視図である。
【符号の説明】
1、1’ エリアセンサ 2、2’ 投光器 21 投光素子 22 投光回路 23 ゲートアレイ 24 表示回路 25 発振回路 26 電源回路 3、3’ 受光器 31 受光素子 32 受光回路 33 ゲートアレイ 34 表示回路 35 発振回路 36 電源回路 37 受光信号処理回路 38 同期信号出力回路 4、4’ 制御器(制御親器) 41 ゲートアレイ 42 投光器用センサコネクタ 43 受光器用センサコネクタ 44 増設コネクタ 44a 操作孔H 44b 取り付け孔 44c コネクタピン挿入孔 45 発振回路 46 内部電源回路 47 出力回路 48 表示回路 49 システム電源回路 5 制御子器 54 コネクタ 54c コネクタピン 64 非増設時使用カバー 64a 突起P 64b 取り付け孔 64d 取り付けネジ 7 ケーブル 8 表示器 K 短絡回路 S スイッチの常開接点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のエリアセンサを制御をするため
    制御親器に制御子器を増設する場合における増設認識を
    電気的に行なうエリアセンサ用制御器の増設確認方法に
    おいて、非増設時に前記制御親器にカバーを機械的接続
    することにより非増設をも確認するようにしたことを特
    徴とするエリアセンサ用制御器の増設確認方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエリアセンサ用制御器の
    増設確認方法において、前記カバーが前記制御親器に内
    蔵のスイッチに作用することにより非増設を確認するこ
    とを特徴とするエリアセンサ用制御器の増設確認方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のエリアセンサ用制御器の
    増設確認方法において、前記カバーに突起を設け、該カ
    バーを該制御親器に取り付けることにより該突起が前記
    スイッチに作用することを特徴とするエリアセンサ用制
    御器の増設確認方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のエリアセンサ用制御器の
    増設確認方法において、前記カバーに前記スイッチの接
    点を短絡させる電気的短絡回路を設け、該カバーを該制
    御親器に取り付けることにより該短絡回路が前記スイッ
    チに作用するものであることを特徴とするエリアセンサ
    用制御器の増設確認方法。
  5. 【請求項5】 投受光が対となった光軸が多数存在する
    エリアセンサの検知・制御をし、エリアセンサを増設す
    るため制御子器を前記制御親器へ接続することによって
    電気的に作動する増設認識回路を備えた制御親器におい
    て、 増設認識を解除するスイッチと、 該スイッチの操作を前記制御親器の外部から行なうため
    の操作孔と、 を備えたことを特徴とする増設確認可能なエリアセンサ
    用制御親器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のエリアセンサ用制御親器
    に接続される非増設時使用カバーであって、前記操作孔
    を通して前記スイッチに作用することを特徴とする非増
    設時使用カバー。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の非増設時使用カバーにお
    いて、 前記カバーが前記操作孔を貫通して前記非増設認識スイ
    ッチをオンにする突起を備えていることを特徴とする非
    増設時使用カバー。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の非増設時使用カバーにお
    いて、 前記カバーが前記操作孔を貫通して前記非増設認識スイ
    ッチの接点を短絡させる電気的短絡回路を備えているこ
    とを特徴とする非増設時使用カバー。
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