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JPH11335231A - 痩身用皮膚外用剤 - Google Patents

痩身用皮膚外用剤

Info

Publication number
JPH11335231A
JPH11335231A JP10155309A JP15530998A JPH11335231A JP H11335231 A JPH11335231 A JP H11335231A JP 10155309 A JP10155309 A JP 10155309A JP 15530998 A JP15530998 A JP 15530998A JP H11335231 A JPH11335231 A JP H11335231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
poe
oil
extract
slimming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10155309A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nawamura
剛 縄村
Yasuharu Kawajiri
康晴 川尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP10155309A priority Critical patent/JPH11335231A/ja
Publication of JPH11335231A publication Critical patent/JPH11335231A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時にはりのある使用感を与え、感覚的に
も、また実際の効果においても高いスリミング効果感を
付与することができる痩身用皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 ラウァンドゥラ、アングスティフォリ
ア、ラベンダー、ラウァンドゥラ・アングスティフォリ
ア・ピレナイカ、スパイク・ラベンダー、ラバンジンウ
イキョウ、イタリアウイキョウ、ローズマリー、サイ
コ、茶、カカオ、ホップ、シソ、サルビア、コラおよび
コフィアから選ばれる植物抽出物、特にローズマリーま
たはホップと、皮膜剤とを配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた痩身作用を有
する皮膚外用剤に関し、特に使用時にはりのある使用感
を与え、感覚的にも、また実際の効果においても高いス
リミング効果感を付与することができる痩身用皮膚外用
剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、顔や体の余分な脂肪を減らし、引き締まった体を保
つために、各種運動や食事制限に加え、体内の新陳代謝
を促すようなジェル、クリーム等の化粧料を用いること
が知られている。このような化粧料には、脂肪を構成し
ている脂肪細胞の脂質分解を促進し、痩身効果を有しめ
ることを目的としてある種の植物抽出物またはキサンチ
ン誘導体が配合されていることは周知の事実である。
【0003】しかしながら、これまでの脂質分解組成物
は脂質分解促進作用物質を探索、配合することに重点を
おき、塗布時の効果実感に関しては配慮してないか、も
しくは非常に弱い実感に止まるものであった。
【0004】したがって本発明の目的は、使用すること
により肌にはりが感じられ、高い引締まり効果感を有す
ると共に、痩身効果もある痩身用皮膚外用剤を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、脂肪細胞
の脂質分解を促進し、かつ塗布後に効果実感を伴う組成
物はないかと鋭意研究した結果、特定の植物抽出物と皮
膜剤とを組み合わせると、脂質分解促進作用を有し、か
つ塗布後に引き締め感としての効果実感を伴って脂質分
解効果および使用効果が共に高められることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、ラウァンドゥラ、アン
グスティフォリア、ラベンダー、ラウァンドゥラ・アン
グスティフォリア・ピレナイカ、スパイク・ラベンダ
ー、ラバンジンウイキョウ、イタリアウイキョウ、ロー
ズマリー、サイコ、茶、カカオ、ホップ、シソ、サルビ
ア、コラおよびコフィアから選ばれる植物抽出物の一種
または二種以上と、皮膜剤とを配合することを特徴とす
る痩身用皮膚外用剤である。
【0007】また本発明によれば、上記成分に、キサン
チン誘導体をさらに配合した痩身用皮膚外用剤が提供さ
れる。
【0008】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明で用いられる植物抽出物とは、ラウァンドゥラ、ア
ングスティフォリア、ラベンダー、ラウァンドゥラ・ア
ングスティフォリア・ピレナイカ、スパイク・ラベンダ
ー、ラバンジンウイキョウ、イタリアウイキョウ、ロー
ズマリー、サイコ、茶、カカオ、ホップ、シソ、サルビ
ア、コラおよびコフィアから選ばれる一種または二種以
上である。ここで、サイコとしては、ミシマサイコ、マ
ンシュウミシマサイコ、ダフリカサイコ等が挙げられ、
茶としては、緑茶、烏龍茶等が挙げられる。これらのう
ち、効果に優れていることから、好ましくはラベンダ
ー、ラバンジンウイキョウ、イタリアウイキョウ、ロー
ズマリー、ホップがよく、ローズマリーまたはホップが
特に好適である。これらは1種を単独でまたは2種以上
を組み合わせて用いることができる。
【0009】これらの植物は、花、茎、果実、種子、
根、全草等が用いられる。抽出方法は特に限定されるも
のではなく、例えば水、アルコール等の親水性有機溶
剤、あるいはそれらの混合液、またはグリセリン、1,
3−ブチレングリコール等の多価アルコール、あるいは
水と多価アルコールとの混合液により抽出される。抽出
方法としては、例えば、以下のような方法によって行
う。植物の細片500gに30V/V%エタノール溶液
500mlを加え、50℃で60分間抽出し、冷却後、
ろ紙にて自然濾過し、必要に応じて濃縮する。
【0010】上記植物抽出物の皮膚外用剤中ヘの配合量
は、乾燥物換算で0.001〜30.0重量%、好まし
くは0.01〜10.0重量%である。抽出物の配合量
が0.001重量%未満では十分な脂質分解効果が得ら
れず、30.0重量%を超えて配合しても脂質分解効果
の増強は見られない。
【0011】本発明で用いられる皮膜剤とは、塗布後、
表皮上で薄膜を形成し、引き締まり感を与える物質で、
例えばポリビニルアルコール、アクリル酸メタクリル酸
アルキル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ビニル
ピロリドン・アルケン共重合体、好ましくはビニルピロ
リドン・エイコセン共重合体、ならびにR3SiO1/2
位、R2SiO単位、RSiO3/2単位およびSiO2
位からなる群のオルガノシロキサン単位から選ばれる一
種または二種以上のシロキサン単位からなり、かつ平均
式:RnSiO(4-n)/2を満足する平均分子量が1500
以上,10000以下であるオルガノポリシロキサン
(式中、Rは炭素数が1以上,6以下の炭化水素基を表
し、nは1.0以上,1.8以下の値を表す。)が挙げ
られる。
【0012】皮膚外用剤中ヘの皮膜剤の配合量は、水溶
性の皮膜剤の場合は0.01重量%以上が好ましく、特
に0.05〜0.5重量%が好ましい。また、非水溶性
の皮膜剤の場合は0.1重量%以上が好ましく、特に
1.0〜10.0重量%が好ましい。皮膜剤の配合量が
少な過ぎる場合は肌にはりを与える効果が低く、多過ぎ
ると、皮膜感が強くなり過ぎ、使用感が損なわれる。
【0013】本発明においては、上記の植物抽出物の一
種または二種以上と皮膜剤に加え、、キサンチン誘導体
をさらに配合することにより、痩身効果はさらに高めら
れる。本発明で用いられるキサンチン誘導体としては、
例えばカフェイン、テオフィリン、テオブロミン、キサ
ンチン、アミノフィリン、コリンテオフィリン、ジプロ
フィリン、プロキシフィリンおよびオクストリフィリン
等が挙げられる。これらは一種を単独でまたは二種以上
を組み合わせて用いることができる。本発明においては
効果に優れていることから、好ましくはカフェイン、ア
ミノフィリンおよびテオフィリンからなる群から選ばれ
る一種または二種以上を組み合わせて用いることが望ま
しい。
【0014】皮膚外用剤中ヘのキサンチン誘導体の配合
量は、0.001重量%以上であることが好ましく、特
に0.01〜10.0重量%とすることが望ましい。
【0015】本発明の皮膚外用剤は、必要に応じて、本
発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬品等に一
般に用いられている各種成分を含めることができる。こ
のような成分としては次のようなものが挙げられる。
【0016】ビタミン油,レチノール,酢酸レチノール
等のビタミンA類、リボフラビン,酪酸リボフラビン,
フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピ
リドキシン塩酸塩,ピリドキシンジオクタノエート等の
ビタミンB6類、L−アスコルビン酸,L−アスコルビ
ン酸ジパルミチン酸エステル,L−アスコルビン酸−2
−硫酸ナトリウム,L−アスコルビン酸リン酸エステ
ル,DL−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リ
ン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、パントテ
ン酸カルシウム,D−パントテニルアルコール,パント
テニルエチルエーテル,アセチルパントテニルエチルエ
ーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール,
コレカルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸,
ニコチン酸アミド,ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸
類、α−トコフェロール,酢酸トコフェロール,ニコチ
ン酸DL−α−トコフェロール,コハク酸DL−α−ト
コフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン
等のビタミン類が挙げられる。
【0017】液体油脂としては、アボガド油,ツバキ
油,月見草油,タートル油,マカデミアナッツ油,トウ
モロコシ油,ミンク油,オリーブ油,ナタネ油,卵黄
油,ゴマ油,パーシック油,小麦胚芽油,サザンカ油,
ヒマシ油,アマニ油,サフラワー油,綿実油,エノ油,
大豆油,落花生油,茶実油,カヤ油,コメヌカ油,シナ
ギリ油,日本キリ油,ホホバ油,胚芽油,トリグリセリ
ン,トリオクタン酸グリセリン,トリイソパルミチン酸
グリセリン等が、固体油脂としては、カカオ脂,ヤシ
油,馬脂,硬化ヤシ油,パーム油,牛脂,羊脂,硬化牛
脂,パーム核油,豚脂,牛骨脂,モクロウ核油,硬化
油,牛脚脂,モクロウ,硬化ヒマシ油等、ロウ類として
は、ミツロウ,カンデリラロウ,綿ロウ,カルナウバロ
ウ,ベイベリーロウ,イボタロウ,鯨ロウ,モンタンロ
ウ,ヌカロウ,ラノリン,カポックロウ,酢酸ラノリ
ン,液状ラノリン,サトウキビロウ,ラノリン脂肪酸イ
ソプロピル,ラウリン酸ヘキシル,還元ラノリン,ジョ
ジョバロウ,硬質ラノリン,セラックロウ,POEラノ
リンアルコールエーテル,POEラノリンアルコールア
セテート,POEコレステロールエーテル,ラノリン脂
肪酸ポリエチレングリコール,POE水素添加ラノリン
アルコールエーテル等、炭化水素油としては、流動パラ
フィン,オゾケライト,スクワラン,プリスタン,パラ
フィン,セレシン,スクワレン,ワセリン,マイクロク
リスタリンワックス等の油分が挙げられる。
【0018】高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン
酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸
(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げら
れる。
【0019】高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖ア
ルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチル
アルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリン
アルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキ
シルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチ
ルドデカノール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。
【0020】合成エステル油としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、1
2−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エ
チルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリ
トール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アル
キルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウン
デカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリ
メチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロ
ールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタン
エリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリ
ン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セ
チル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパ
ルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−
ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メ
チルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアル
コール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチ
ルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイ
ル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステ
ル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラ
ウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリス
チン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシル
デシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジ
イソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等が
挙げられる。
【0021】シリコーンとしては、例えば、ジメチルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルシクロポリシロキサン、ドデカメチルシ
クロポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェ
ンシクロポリシロキサンなどの環状ポリシロキサン、シ
リコーンゴム、トリメチルシロキシケイ酸−オクタメチ
ルシクロテトラシロキサン溶液(50%)等が挙げられ
る。
【0022】保湿剤としては、例えばポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−
ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、キシリト
ール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫
酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテ
ロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステア
レート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドン
カルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン
(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノ
コギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
【0023】紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香
酸(以下PABAと略す)、PABAモノグリセリンエ
ステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステ
ル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,
N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチ
ルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収
剤、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等の
アントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、
メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オ
クチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジル
サリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレ
ート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメ
ート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル
−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,
4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジ
イソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシ
ンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメー
ト、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル
−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p
−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−
メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシ
シンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシン
ナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェ
ニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサ
ノイル−ジパラメトキシシンナメート、3,4,5−ト
リメトキシ桂皮酸3−メチル−4−[メチルビス(トリ
メチルシロキシ)シリル]ブチル等の桂皮酸系紫外線吸
収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,
2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェ
ノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノ
ン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェ
ノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n
−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カ
ルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、3−(4’−メチルベンジリデン)-d,1−カン
ファー、3−ベンジリデン−d,1−カンファー、ウロ
カニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル
−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ
−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソ
イルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾ
イルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニ
リデン)−3−ペンタン−2−オン等が挙げられる。
【0024】アニオン界面活性剤としては、例えば、セ
ッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステ
ル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、PO
Eラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−ア
シルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウ
リンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリ
ウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂
肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイルエーテルリン
酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリ
ン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク
酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポ
リオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル
ポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等
のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリ
エタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸
等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグ
ルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミ
ン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン
酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化
ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸
エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、PO
Eアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリル
エーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、
高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸
エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステ
ル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリ
ウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノー
ルアミン、カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0025】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウム),塩化セチ
ルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル
四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
ルホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。
【0026】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系界面活
性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミ
ドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤
等が挙げられる。
【0027】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソス
テアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペ
ンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタ
ン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソル
ビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂
肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレ
イン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,
α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリ
セリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒ
マシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン・メチルポリシロキサン共重合体等が挙げら
れる。
【0028】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、POEソルビタンモノオレエート、POE−ソルビ
タンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレエ
ート、POE−ソルビタンテトラオレエート等のPOE
ソルビタン脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノ
ラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、PO
E−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビット
モノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル
類、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グ
リセリンモノイソステアレート、POE−グリセリント
リイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステ
ル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、
POEモノジオレエート、システアリン酸エチレングリ
コール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエ
ーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエ
ーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチル
ドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等の
POEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエ
ーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニ
ルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテ
ル類、プルロニック等のプルアロニック型類、POE・
POPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテト
ラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテ
ル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリ
セリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル
類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチ
レンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化ヒ
マシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、
POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化
ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジ
エステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒ
マシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ
等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジ
エタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、
脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミ
ド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、PO
Eアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸
エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合
物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオ
レイルリン酸等が挙げられる。
【0029】アミノ酸としては、グリシン、アラニン、
バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、
チロシン、トレオニン、セリン、プロリン、ヒドロキシ
プロリン、トリプトファン、メチオニン、シスチン、ア
スパラギン酸、グルタミン酸、グルタミン、リジン、ア
ルギニン、ヒスチジン等が挙げられる。
【0030】その他、エチルパラベン、ブチルパラベン
等の防腐剤、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン
酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜
鉛、アラントイン等の消炎剤、胎盤抽出物、グルタチオ
ン、ユキノシタ抽出等の美白剤、オウバク、オウレン、
シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビ
ワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブド
ウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュ
ウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニ
ク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等の抽出物、ロ
ーヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼年血
液抽出物等の賦活剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチ
ン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチル
エステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチン
キ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニ
コチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネ
ート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、
アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オ
リザノール等の血行促進剤、硫黄、チアントール等の抗
脂漏剤、トラネキサム酸、トリメチルグリシン、チオタ
ウリン、ヒポタウリンがある。
【0031】天然の水溶性高分子としては、例えば、ア
ラビアガム,トラガカントガム,ガラクタン,グアガ
ム,キャロブガム,カラヤガム,カラギーナン,ペクチ
ン,カンテン,クインスシード(マルメロ),アルゲコ
ロイド(カッソウエキス),デンプン(コメ,トウモロ
コシ,バレイショ,コムギ),グリチルリチン酸等の植
物系高分子、キサンタンガム,デキストラン,サクシノ
グルカン,プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン,
カゼイン,アルブミン,ゼラチン等の動物系高分子が挙
げられる。
【0032】半合成の水溶性高分子としては、例えば、
カルボキシメチルデンプン,メチルヒドロキシプロピル
デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セ
ルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系
高分子、アルギン酸ナトリウム,アルギン酸プロピレン
グリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられ
る。
【0033】合成の水溶性高分子としては、例えば、ポ
リビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン等のビ
ニル系高分子、ポリエチレングリコール2,000,4,000,
6,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合系高分
子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレー
ト、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエ
チレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられる。
【0034】無機の水溶性高分子としては、例えば、ベ
ントナイト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイ
ト、へクトライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0035】増粘剤としては、例えばアラビアガム、カ
ラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブ
ガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキス
トリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸
ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、C
MC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル
酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカスト
ビーンガム、グアーガム、タマリントガム、ジアルキル
ジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガ
ム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、
ヘクトライト等が挙げられる。
【0036】粉末成分としては、タルク,カオリン,雲
母,絹雲母(セリサイト),白雲母,金雲母,合成雲
母,紅雲母,黒雲母,リチア雲母,バーミキュライト,
炭酸マグネシウム,炭酸カルシウム,ケイ酸アルミニウ
ム,ケイ酸バリウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネ
シウム,ケイ酸ストロンチウム,タングステン酸金属
塩,マグネシウム,シリカ,ゼオライト,硫酸バリウ
ム,焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ),リン酸カルシ
ウム,弗素アパタイト,ヒドロキシアパタイト,セラミ
ックパウダー,金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛,パルミチ
ン酸カルシウム,ステアリン酸アルミニウム),窒化ホ
ウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉
末),ポリエチレン粉末,ポリメタクリル酸メチル粉
末,ポリスチレン粉末,スチレンとアクリル酸の共重合
体樹脂粉末,ベンゾグアナミン樹脂粉末,ポリ四弗化エ
チレン粉末,セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタ
ン,酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ),
チタン酸鉄等の無機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐
色系顔料、黄酸化鉄,黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化
鉄,カーボンブラック,低次酸化チタン等の無機黒色系
顔料、マンゴバイオレット,コバルトバイオレット等の
無機紫色系顔料、酸化クロム,水酸化クロム,チタン酸
コバルト等の無機緑色系顔料、群青,紺青等の無機青色
系顔料、酸化チタンコーテッドマイカ,酸化チタンコー
テッドオキシ塩化ビスマス,酸化チタンコーテッドタル
ク,着色酸化チタンコーテッドマイカ,オキシ塩化ビス
マス,魚鱗箔等のパール顔料,アルミニウムパウダー,
カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号,赤色2
02号,赤色204号,赤色205号,赤色220号,赤色226号,
赤色228号,赤色405号,橙色203号,橙色204号,黄色20
5号,黄色401号,青色404号などの有機顔料、赤色3号,
赤色104号,赤色106号,赤色227号,赤色230号,赤色40
1号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄色5号,黄色2
02号,黄色203号,緑色3号,青色1号などのジルコニウ
ム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料、ク
ロロフィル,リボフラビン、クロシン、アントラキノ
ン、β−カロチン等の天然色素等、香料、水、アルコー
ル、チタンイエロー,カーサミン,紅花赤等の色剤、等
を必要に応じて適宜配合ができる。
【0037】また、本発明の皮膚外用剤の剤型は任意で
あり、例えば油状製剤、化粧水系の可溶化系、乳液、ク
リーム等の乳化系あるいはジェル、ペースト、パック、
プラスター、シート、軟膏、分散液、粉末等の剤型をと
ることができる。
【0038】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。なお、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。配合量は重量%である。実施例に先立
ち、本発明の効果を実験データによって示す。
【0039】1.ローズマリー抽出物およびホップ抽出
物の調製 各植物抽出物は、それぞれの植物の細切500gに水5
00mlを加え、50℃で60分間抽出し、冷却後、ろ
紙にて自然濾過し、得られたろ液を凍結乾燥後、水を加
え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出物を調製した。
【0040】実験例1 脂質分解効果 [評価方法]脂肪組織からの脂肪細胞の単離は、Rodbel
lの方法(M.Rodbell,J.B.C.,239(2),1964)に準じ
た。脂肪吸引にて得られたヒトの脂肪組織を2〜3mm
の細片にし、0.05%コラゲナーゼ溶液(バンクス緩
衝液、4%グルコースを含む。)中でインキュベーショ
ン(37℃、45〜60分)した。その後、ろ過し、未
消化の脂肪組織を除き、遠心分離した(1000rp
m、1分)。脂肪細胞は比重が1より小さいので上部に
浮遊する。下層溶液を除去し、培養液(199培地、1
0%新生仔牛血清を含む。)を添加し、再分散した。遠
心分離と培地添加を2回繰り返し、コラゲナーゼを除去
した。最後に表1記載の培地30mlを添加し、細胞を
分散した後、1日回転培養した。各サンプル中、キサン
チン誘導体は0.2重量%、植物抽出物の全濃度は0.
1重量%とした。培養前と培養後の脂肪細胞の脂質量を
トリグリセライド−テストワコー(和光純薬)(脂質定
量用呈色試薬)を用い定量して分解脂質量(mg/チュ
ーブ)を測定した。その実験結果を表1に示す。
【0041】
【表1】 ─────────────────────────── サンプル 分解脂質量 (mg/チューブ) ─────────────────────────── 未添加 0.32±0.08 カフェイン 1.75±0.15 ローズマリー抽出物 0.72±0.12 ローズマリー抽出物+カフェイン 2.59±0.19 ホップ抽出物 0.66±0.11 ホップ抽出物+カフェイン 2.55±0.20 ホップ抽出物+ローズマリー抽出物 1.62±0.13 ───────────────────────────
【0042】表1から、植物抽出物、キサンチン誘導体
は脂質分解を促進していることが分かる。
【0043】 実施例1 クリーム (1)セトステアリルアルコール 3.5 重量% (2)スクワラン 40.0 (3)ミツロウ 3.0 (4)還元ラノリン 5.0 (5)エチルパラベン 0.3 (6)ポリオキシエチレン(20) ソルビタンモノパルミチン酸エステル 2.0 (7)ステアリン酸モノグリセリド 2.0 (8)N−ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.5 (9)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 1.0 (10)酢酸レチノール 2.0 (11)月見草油 0.05 (12)香料 0.05 (13)オルガノポリシロキサン 3.0 (一般式RnSiO(4-n)/2で、R=CH3、n=1.33、(CH3)3SiO1/2単位/SiO 2 単位=0.8/1.0、平均分子量=約3000) (14)ローズマリー抽出物 5.0 (15)ウイキョウ抽出物 1.0 (16)カフェイン 0.1 (17)緑茶抽出物 3.0 (18)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.02 (19)1,3−ブチレングリコール 0.1 (20)精製水 残余 (製法)植物抽出物は、それぞれの植物の細切500g
に30V/V%エタノール溶液500mlを加え、50
℃で60分間抽出し、冷却後、ろ紙にて自然濾過し、得
られたろ液を凍結乾燥後、30V/V%エタノール溶液
を加え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出液を調製し
た。(1)〜(13)を加熱溶解し、70℃に加温した(1
4)〜(20)に攪拌しながら加える。ホモミキサー処理
し、乳化粒子を細かくした後、攪拌しながら急冷し、ク
リームを得た。
【0044】実験例2 脂質代謝促進効果 [評価方法]20〜30代女性90人に前記実施例1の
クリームを顔面および全身に朝晩塗布してもらい、3ヵ
月連用してもらった。連用前後の体脂肪率(体全体に対
する脂肪の割合)を外赤外波長の光反射を原理とする測
定器(体脂肪計BFT-2000、ケット科学社製)により測定
した。90人中40人をカフェインおよび植物抽出物を
抜去したものをコントロール群とし、各体脂肪率の平均
値を求めた。その結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】上記の結果より明らかなように、本発明品
である実施例1を用いた場合は、コントロール群に比べ
て体脂肪率の減少が顕著になっている。
【0047】 実施例2 化粧水 (1)ローズマリー抽出物 0.5 重量% (2)ホップ抽出物 0.5 (3)テオフィリン 0.1 (4)グリセリン 4.0 (5)1,3−ブチレングリコ−ル 4.0 (6)酢酸トコフェロール 0.05 (7)エタノール 7.0 (8)ポリビニルアルコール 0.2 (9)ポリオキシエチレン(18) オレイルアルコールエーテル 0.5 (10)メチルパラベン 0.2 (11)クエン酸 0.05 (12)クエン酸ナトリウム 0.1 (13)エチレンジアミン四酢酸3ナトリウム 0.02 (14)香料 0.05 (15)精製水 残余 (製法)植物抽出物は、それぞれの植物の細切500g
に水500mlを加え、50℃で60分間抽出し、冷却
後、ろ紙にて自然濾過し、得られたろ液を凍結乾燥後、
水を加え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出液を調製
した。(15)に(1)〜(5)、(11)〜(13)を加え、
溶解する(水相)。別に(7)に(8)〜(10)、
(6)、(14)を加え溶解し、これを前述の水相に加え
て可溶化し、濾過して化粧水を得た。
【0048】比較例1 化粧水 実施例2においてポリビニルアルコールを精製水に置き
換えた他は実施例2と同様にして化粧水を調製した。
【0049】 実施例3 乳液 (1)ステアリン酸 1.5 重量% (2)セチルアルコール 0.5 (3)ミツロウ 2.0 (4)ポリオキシエチレン(10) モノオレイン酸エステル 1.0 (5)メトキシケイ皮酸オクチル 2.0 (6)ビニルピロリドン・エイコセン共重合体 1.0 (7)ラバンジン抽出物 0.2 (8)イタリアウイキョウ抽出物 0.5 (9)ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 (10)トリエタノールアミン 0.75 (11)グリセリン 7.0 (12)イノシット 0.5 (13)人参エキス 0.5 (14)カフェイン 0.2 (15)エチレンジアミンヒドロキシ三酢酸ナトリウム 0.01 (16)エチルパラベン 0.3 (17)香料 0.03 (18)精製水 残余 (製法)植物抽出物は、それぞれの植物の細切500g
に水500mlを加え、50℃で60分間抽出し、冷却
後、ろ紙にて自然濾過し、得られたろ液を凍結乾燥後、
水を加え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出液を調製
した。(18)に(7)〜(15)を加えて70℃に保つ
(水相)。他の成分を混合し、加熱溶解して70℃に保
つ(油相)。水相に油相を加えて予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化する。その後攪拌しながら急冷し
て乳液を得た。
【0050】比較例2 乳液 実施例3においてビニルピロリドン・エイコセン共重合
体を精製水に置き換えた他は実施例3と同様にして乳液
を調製した。
【0051】 実施例4 フォームパック (1)スパイク・ラベンダー抽出物 0.1 重量% (2)ウイキョウ抽出物 1.0 (3)アミノフィリン 0.2 (4)メタリン酸ナトリウム 0.02 (5)1,3−ブチレングリコール 5.0 (6)グリセリン 7.0 (7)メチルパラベン 0.1 (8)水酸化カリウム 0.15 (9)ポリビニルアルコール 0.1 (10)ステアリン酸 0.5 (11)ミリスチン酸 1.0 (12)バチルアルコール 1.5 (13)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 3.0 (14)香料 0.05 (15)液化石油ガス 6.0 (16)ジメチルエーテル 3.0 (17)精製水 残余 (製法)植物抽出物は、それぞれの植物の細切500g
に1,3−ブチレングリコール溶液500mlを加え、
50℃で60分間抽出し、冷却後、ろ紙にて自然濾過
し、得られたろ液を凍結乾燥後、1,3−ブチレングリ
コール溶液を加え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出
液を調製した。(17)に(1)〜(9)を加えて70℃で
加熱溶解し、その中に(10)〜(14)を75℃に加熱攪
拌したものを加え、十分に攪拌した後、冷却する。これ
を容器に充填し、最後に(15)、(16)を噴射剤として
充填し、フォームパックを得た。
【0052】比較例3 フォームパック 実施例4においてポリビニルアルコールを精製水に置き
換えた他は実施例4と同様にしてフォームパックを調製
した。
【0053】 実施例5 軟膏 (1)アングスティフォリア抽出物 10.0 重量% (2)ホップ抽出物 1.0 (3)カフェイン 0.2 (4)トリメチルグリシン 0.2 (5)エチレンジアミンヒドロキシ3酢酸ナトリウム 0.01 (6)ポリビニルアルコール 0.2 (7)パルミチン酸レチノール 0.5 (8)ステアリルアルコール 18.0 (9)モクロウ 20.0 (10)ポリオキシエチレン(20) モノオレイン酸エステル 0.25 (11)グリセリンモノステアリン酸エステル 0.3 (12)ワセリン 40.0 (13)オルガノポリシロキサン 2.0 (14)精製水 残余 (製法)植物抽出物は、それぞれの植物の細切500g
に水500mlを加え、50℃で60分間抽出し、冷却
後、ろ紙にて自然濾過し、得られたろ液を凍結乾燥後、
水を加え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出液を調製
した。(14)に(1)〜(6)を加えて溶解し、70℃に
保つ(水相)。残りの成分(7)〜(13)を70℃にて混
合溶解する(油相)。水相に油相を加え、ホモミキサー
で均一に乳化後、冷却して軟膏を得た。
【0054】 実施例6 マッサージ用乳液 (1)ステアリン酸 1.5 重量% (2)セチルアルコール 0.5 (3)ポリオキシエチレン(10) モノオレイン酸エステル 1.0 (4)ワセリン 3.0 (5)スクワラン 10.0 (6)流動パラフィン 5.0 (7)オルガノポリシロキサン 3.0 (一般式RnSiO(4-n)/2で、R=CH3、n=1.33、(CH3)3SiO1/2単位/SiO 2 単位=0.8/1.0、平均分子量=約3000) (8)グリセリン 7.0 (9)1,3−ブチレングリコール 5.0 (10)トリエタノールアミン 0.75 (11)ラウァンドゥラ・ アングスティフォリア・ピレナイカ抽出物 0.05 (12)イタリアウイキョウ抽出物 1.0 (13)カフェイン 3.0 (14)テオフィリン 2.0 (15)メタリン酸ナトリウム 0.02 (16)エチレンジアミンヒドロキシ 3酢酸ナトリウム 0.01 (17)エチルパラベン 0.25 (18)香料 0.02 (19)精製水 残余 (製法)植物抽出物は、それぞれの植物の細切500g
に水500mlを加え、50℃で60分間抽出し、冷却
後、ろ紙にて自然濾過し、得られたろ液を凍結乾燥後、
水を加え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出液を調製
した。(19)に(8)〜(16)を加えて70℃に保つ
(水相)。他の成分を混合し、加熱溶解して70℃に保
つ(油相)。水相に油相を加えて予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化する。その後攪拌しながら急冷し
てマッサージ用乳液を得た。
【0055】 実施例7 マッサージ用ジェル (1)カフェイン 2.0 重量% (2)ローズマリー抽出物 5.0 (3)ホップ抽出物 3.0 (4)グリセリン 50.0 (5)トリメチルグリシン 0.2 (6)カルボキシビニルポリマー 0.4 (7)ポリエチレングリコール400 30.0 (8)エチレンジアミンヒドロキシ 3酢酸ナトリウム 0.1 (9)ポリビニルアルコール 0.1 (10)ポリオキシエチレン(10) メチルポリシロキサン共重合体 2.0 (11)スクワラン 1.0 (12)香料 0.12 (13)水酸化カリウム 0.15 (14)精製水 残余 (製法)植物抽出物は、それぞれの植物の細切500g
に20V/V%メタノール溶液500mlを加え、50
℃で60分間抽出し、冷却後、ろ紙にて自然濾過し、得
られたろ液を凍結乾燥後、20V/V%メタノール溶液
を加え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出液を調製し
た。(14)に(1)〜(9)を溶解する。別に(10)〜
(12)を混合したものを添加した後、(13)を加えて、
マッサージ用ジェルを得た。
【0056】 実施例8 美容液 (1)ローズマリー抽出物 10.0 重量% (2)ラベンダー抽出物 10.0 (3)トラネキサム酸 1.0 (4)カフェイン 0.1 (5)L−アルギニンL−アスパラギン酸塩 0.1 (6)ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 (7)グリセリン 10.0 (8)1,3−ブチレングリコール 5.0 (9)カルボキシビニルポリマー 0.3 (10)エチレンジアミンヒドロキシ 3酢酸ナトリウム 0.01 (11)エタノール 7.0 (12)ビニルピロリドン・エイコセン共重合体 2.0 (13)ポリオキシエチレン(18) オレイルアルコールエーテル 0.8 (14)マカデミアナッツ油 0.1 (15)月見草油 0.01 (16)酢酸トコフェロール 0.01 (17)メチルパラベン 0.15 (18)香料 0.1 (19)水酸化カリウム 0.08 (20)精製水 残余 (製法)植物抽出物は、それぞれの植物の細切500g
に水500mlを加え、50℃で60分間抽出し、冷却
後、ろ紙にて自然濾過し、得られたろ液を凍結乾燥後、
水を加え、乾燥物換算で10.0重量%の抽出液を調製
した。(20)に(1)〜(10)を溶解し、別に(11)に
(12)〜(18)を溶解したものを添加する。その後(1
9)を添加して、美容液を得た。
【0057】実験例3 塗布時の引き締まり効果実感 [評価方法]専門パネル30名に、前記実施例2〜8、
比較例1〜3で得られた化粧料を使用してもらい、その
引き締まり感について下記の基準に従って評価した。そ
の結果を表3に示す。
【0058】評価基準 ◎:30名中、24名以上が引き締まり感があると答え
た。 ○:30名中、18名以上,24名未満が引き締まり感
があると答えた。 △:30名中、12名以上,18名未満が引き締まり感
があると答えた。 ×:30名中、6名以上,12名未満が引き締まり感が
あると答えた。
【0059】
【表3】
【0060】上記の結果より明らかなように、本発明品
である実施例2〜8の化粧料は、塗布時の引き締まり感
に優れることが明らかとなった。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の痩身用皮
膚外用剤は脂質分解を促進する効果に優れ、また塗布時
には高い引締まり効果感を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 ACN A61K 35/78 ACNC

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラウァンドゥラ、アングスティフォリ
    ア、ラベンダー、ラウァンドゥラ・アングスティフォリ
    ア・ピレナイカ、スパイク・ラベンダー、ラバンジンウ
    イキョウ、イタリアウイキョウ、ローズマリー、サイ
    コ、茶、カカオ、ホップ、シソ、サルビア、コラおよび
    コフィアから選ばれる植物抽出物の一種または二種以上
    と、皮膜剤とを配合することを特徴とする痩身用皮膚外
    用剤。
  2. 【請求項2】 植物抽出物がローズマリーまたはホップ
    である請求項1記載の痩身用皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 皮膜剤が、ポリビニルアルコール、アク
    リル酸メタクリル酸アルキル共重合体、カルボキシビニ
    ルポリマー、ビニルピロリドン・アルケン共重合体また
    は平均式:RnSiO(4-n)/2(式中、Rは炭素数が1以
    上,6以下の炭化水素基を表し、nは1.0以上,1.
    8以下の値を表す。)を満足する平均分子量が1500
    以上,10000以下で、R3SiO1/2単位、R2Si
    O単位、RSiO3/2単位およびSiO2単位からなる群
    のオルガノシロキサン単位から選ばれる一種または二種
    以上のシロキサン単位からなるオルガノポリシロキサン
    である請求項1記載の痩身用皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 キサンチン誘導体をさらに配合する請求
    項1〜3のいずれかに記載の痩身用皮膚外用剤。
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