JPH11334029A - フレキソ印刷型回転印刷機及びその一時係合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷及び／又は印刷色の変更を迅速且つ容易
に行うことができるフレキソ印刷型回転印刷機を提供す
る。 【解決手段】フレキソ印刷型回転印刷機は、２つの側方
肩（１ａ，１ｂ）を備えた支持構造（１）と、印刷すべ
きシート材がその上を通過する印刷ローラ（２）と、印
刷ローラ（２）の近傍に配置され、インクユニット（Ｓ
Ｉ）並びに印版円筒及びアニロックスローラとしてスリ
ーブ円筒（４，５）を有する少なくとも１個の印刷ユニ
ット（３）と、印刷ローラ（２）と印刷ユニット（３）
との間の動きを伝達するための駆動部とを含む。各側方
肩（１ａ，１ｂ）にはスリーブ円筒（４，５）の前進及
び引き込みをなすための少なくとも１個の側方支持装置
（８）が設けられ、この支持装置（８）はスリーブ円筒
（４，５）を対応するスリーブ（６，７）が挿入又は取
り外される休止位置と印刷ローラ（２）に対して接触し
て保持されるとともに作動的に接続される印刷位置との
間にてスリーブ円筒（４，５）を移動させるべく構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、狭ウエブ型の多色
フレキソ印刷型回転印刷機及びその一時係合装置に関す
る。

【０００２】

【関連する背景技術及び解決しようとする課題】公知の
ように通常のフレキソ印刷型回転印刷機において、各印
刷ユニット内の印版円筒及びアニロックスローラの交換
は、印刷機の長い休止時間を要求する面倒な作業であ
る。本発明の主目的は、印刷及び／又は印刷色の変更を
迅速且つ容易に行うことができる分離型印刷ユニットを
備えた新規なフレキソ印刷型回転印刷機及びその一時係
合装置を提供することにある。

【０００３】本発明の他の目的は、信頼性及び精度の高
い高性能なフレキソ印刷型回転印刷機及び一時係合装置
を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上述の目的及び後により
明らかとなる他の目的は本発明のフレキソ印刷型回転印
刷機により達成され、この印刷機は支持構造と、印刷す
べきシート材がその上を通過する印刷ローラと、印刷ロ
ーラの近傍に配置され、閉止室ドクタブレードインクグ
ループ、スリーブ円筒形の印版円筒及びアニロックスロ
ーラを有した少なくとも１個の印刷ユニットと、印刷ロ
ーラと印刷ユニットとの間の運動伝達手段と、スリーブ
円筒の前後運動のための少なくとも１個の側方支持装置
とを含み、側方支持装置は、対応したスリーブの挿入又
は取り外しがなされる休止位置と印刷ローラに接触して
保持されるとともに作動的に接続される印刷位置との間
に移動すべく配置されている。

【０００５】好ましくは、側方支持装置は少なくとも１
個のスライダを含み、このスライダは循環ボールスクリ
ュー型スライドブロック及び減摩材からなるガイドを備
えている。本発明の他の態様及び効果は、限定されるも
のではないが、添付図面を参照した好適な実施の形態の
説明からより明らかとなる。

【０００６】

【発明の実施の形態】添付の図面において、同一又は同
様な構成部分は同一の参照符号にて示されている。図１
〜図１１及び図１６に関し、本発明の印刷機はその全体
的が参照符号１により示された側方の支持構造を有す
る。支持構造１には印刷ドラム、即ち、印刷ローラ２が
回転可能に取り付けられており、印刷すべきシート又は
ウエブ材は印刷ローラ２に部分的に巻き付き、この印刷
ローラ２の回りを通過する。印刷ローラ２の軸線に関
し、その両側には複数の印刷アセンブリ、即ち、カラー
印刷ユニット３が例えば８個設けられており、これら印
刷ユニット３は印刷ローラ２に対し実質的に径方向に延
びている。

【０００７】支持構造１は最大の安定性、無振動性、そ
して最適な印刷品質制御を確保するために、特に鋳鉄か
らなり、側方に厚い肩１ａ，１ｂを含んでいる。各印刷
ユニット３はこの技術分野にて一般的であるように、全
体的にＳ１にて示されている閉止室ドクタタイプのイン
クグループと、アニロックスローラ４及び印版円筒５を
含み、これらアニロックスローラ４及び印版円筒５は互
いに、そして、印刷ローラ２に対し、通常ギヤからなる
適切な運動伝達手段により作動的に接続される。なお、
運動伝達手段に関しては後述する。

【０００８】チューブ要素６上に彫刻が設けられている
ため、各印刷ユニット３の印版円筒５及びアニロックス
ローラ４はスリーブ円筒となり、これにより、印版７及
びチューブ要素６は印版円筒５又はアニロックスローラ
４上に嵌合し、且つ、これらから取り外し可能な「スリ
ーブ」を構成する。以下、アニロックスローラ及び印版
円筒はスリーブ円筒４，５として参照し、そして、チュ
ーブ要素及び印版はスリーブ６，７として参照する。こ
のことは、スリーブ円筒４，５の交換を必要とせず、そ
れらのスリーブ６，７を単に交換するだけであるので、
非常に簡単な印刷、つまり、色彩の変更作業を可能とす
る。この変更作業は、作業者の安全性やその取り扱いが
必要な印刷機の構成成分に危険となるような重大な負担
がなく、非常に短時間にて実施可能となるより簡単な作
業である。

【０００９】各印刷ユニット３は、印刷機の１つの肩
（好ましくは前側の肩１ｂ）に支持装置を有しており、
この支持装置はその全体が参照符号８により示されてい
る。支持装置８は、スリーブ円筒４，５を休止位置（退
避位置）と印刷位置（前進位置）との間にて前後に移動
させるべく配置されている。休止位置にて、スリーブ
６，７が嵌合又は取り外され、そして、印刷位置にて、
スリーブ６，７は接触して維持され、そして印刷ローラ
２に作動的に接続される。

【００１０】より詳しくは、各支持装置８は対応する大
きな貫通開口９に取り付けられている。これら貫通開口
９は印刷機の前側の肩１ｂに形成され、スリーブ円筒４
におけるセラミック製のスリーブ６や、スリーブ円筒５
におけるスリーブ７の装着及び取り外しを容易にする。
支持装置８は、スライダ１０と、支持構造１に固定され
た１個以上の柱状の下側リニアガイド１１と、スライダ
１０のリニア摺動のための上側リニアガイド１２と、ス
ライダ１０を作動させる制御手段とを含む。この制御手
段は例えばスクリュー１３及び雌ねじ１６により構成さ
れる。スクリュー１３は電動モータ１４によって駆動さ
れ、この電動モータ１４は肩１ｂに支持され、そして、
そのエンコーダ１５により制御される。雌ねじ１６はス
ライダ１０に固定されている。そして、スクリュー１３
はキー止めされたホイール、即ち、プーリ１７と、電動
モータ１４により駆動される歯付きの伝達ベルト１８に
より回転される。

【００１１】好ましくは、各リニアガイド１１は対応す
るスライドブロック１９により係合されている。このス
ライドブロック１９はスライダ１０に固定されて下側リ
ニアガイド１１に噛み合う摩擦係数の低い適切な減摩材
からなっている。例えば、減摩材は「ターサイト(Turci
te)」として商業上公知であり、スウエーデンの会社シ
ャムバン(Shamban)によって販売されている。「ターサ
イト」は非常に低い摩擦係数を有する上に、印刷中に生
じる振動を吸収することができる。

【００１２】スライダ１０の上部にて、スライダ１０は
２つの循環ボールスクリュー型スライドブロック２０を
有し、これらスライドブロック２０は良好な円滑さや、
スリーブ６，７の交換作業中に生じる可能性のある反転
動に対して高い抵抗を確保する。スライダ１０の側方に
は、第２スライダ、即ち、スライドブロック１００が設
けられている。このスライドブロック１００はスリーブ
円筒４を支持するように構成され、アセンブリによって
作動可能である。このアセンブリは電動モータ２２、エ
ンコーダ２３、歯付きベルト２４及びプーリ２５により
構成され、スライダ１０に支持された雌ねじ２７内のス
クリュー２６を回転させるべく配置されている。

【００１３】上側リニアガイド１２には整合楔２１が備
えられている。この整合楔２１はスライダ１０，１００
と支持構造１における両肩との間の遊びを無くし、下側
リニアガイド１１に所定の予荷重を付与すべく配置さ
れ、これにより、印刷作動中、印刷機により大きく且つ
一定の剛性を確保する。スライダ１０は貫通開口３０を
有している。この貫通開口３０は下側及び上側リニアガ
イド１１，１２に対して長手方向且つ平行に延び、スリ
ーブ円筒４におけるスリーブ６の容易な通過を確保する
サイズを有している。

【００１４】スライダ、即ち、スライドブロック１００
の先端には実質的に半円形をの受け台、即ち、受け座３
１が設けられており、この受け座３１の入口は面取りさ
れた縁３２，３３を有している。これらの縁３２，３３
はスリーブ円筒４の端３４を進入させるためのガイド面
を構成する。受け座３１の下部は分離部分から構成され
ているのが好ましい。分離部分はピボット３５を介して
関節結合され、このピボット３５は水平な軸線を有し、
受け座３１に対する端３４の入出を弾性的に許容してい
る。

【００１５】スライダ１０の先端には凹所３６が設けら
れており、この凹所３６は印版円筒５の端３７を受け入
れるための受け台、即ち、受け座を形成する。受け座３
６の上部には脱着装置３８が備えられており、この脱着
装置３８に関し、図８〜図１２を参照して更に説明す
る。受け座３６における上部の大部分はキャップ状の保
持レバー３９により形成されており、この保持レバー３
９はピボット４０の回りを回転可能に関節結合されてい
る。ピボット４０は貫通開口３０に近接した後方位置に
て、受け座３６の上側領域に位置付けられており、これ
により、スリーブ１０が移動する面と平行な面な軸回り
の保持レバー３９の往復回動が許容される。

【００１６】図９により明瞭に示されているように、保
持レバー３９は断面Ｕ字形をなし、受け座３６の上端内
に下側から摺動自在に挿入されている。更にまた、保持
レバー３９は例えば１個以上のヘリカルばね４５により
弾性的に装着され、ヘリカルばね４５は保持レバー３９
をその閉止位置に付勢している。保持レバー３９の関節
運動は軸線方向に移動可能なロックピン４１により阻止
されている。このロックピン４１は円錐台形状の先端を
有し、保持レバー３９の一方の翼に形成された側面座、
即ち、凹所４２内に位置付けられている。そして、ロッ
クピン４１はスライダ１０内に設けられた円錐台形状の
座４３にて終わっている。ロックピン４１は例えばソレ
ノイド、ジャッキ等のリニアアクチュエータ４４によっ
て作動される。好ましくは、ロックピン４１はそのロッ
ク位置にてより安全な保持効果を得るため、その凹所４
２の軸線に対し僅かに軸線の周囲にオフセット（図９）
した状態で維持されている。

【００１７】このような構成に関して、アクチュエータ
４４によりロックピン４１が円錐台形状の座４３から後
方に移動された後、スライダ１０がその作動位置に向け
てスリーブ円筒５の端３７に抗して移動されると、保持
レバー３９は自動的に上昇する。これにより、受け座３
６内への端３７の挿入が容易になり、そして、保持レバ
ー３９はそのロック位置に復帰し、そのロック位置にて
端３７、つまり、スリーブ円筒５をしっかりと保持す
る。同時に、スライダ１００の受け座３１はスリーブ円
筒４の端３４に係合し、そして、スリーブ円筒４はその
作動位置に保持される。

【００１８】図１２〜図１５に示された実施例におい
て、脱着装置、即ち、保持レバー３９はピボット回りの
回転に代えて、端３７が１個以上のヘリカルばね４５の
力に抗して保持レバー３９を通過して移動するとき、上
昇するような並進運動を実行可能である。ヘリカルばね
４５は当接ブロック４６に受止められており、この当接
ブロック４６はスライダ１０に例えばボルト４７を介し
て固定されている。

【００１９】後側の肩１ａ（図１及び図５）にて、板状
のスライダ５０は下側ガイド５１及び上側ガイド５２に
沿い移動可能に取り付けられており、これら下側及び上
側ガイド５１，５２は下側及び上側リニアガイド１１，
１２と全く同様なものである。スライドブロック２０は
上側ガイド５２上を摺動する。スライダ５０はスリーブ
円筒５の他端を回転可能に支持し、スライダ１０と同様
に、モータによって作動可能である。モータは伝達ベル
ト１８を介してプーリ１７を駆動し、このプーリ１７は
スクリュー１３にキー止めして固定されている。スクリ
ュー１３はスライダ１０に固定された雌ねじ１６内にね
じ込まれている。

【００２０】スライダ、即ち、スライドブロック５００
は前側の肩１ｂ上のスライドブロック１００と同様に、
後側の肩１ａ上にも備えられ、スライダ５０の側面と平
行に移動すべく配置されている。このスライドブロック
５００の動きは同様にして電動モータ２２により伝達経
路を介して制御される。この伝達経路は歯付きベルト２
４及びプーリ２５を含み、プーリ２５はエンコーダ２３
を備えたスクリュー２６にキー止めして固定されてい
る。

【００２１】好ましくは、スクリュー１３，２６は高精
度な循環ボールスクリューである。空圧ブレーキ５３が
備えられており、この空圧ブレーキ５３は所望の位置に
てスライダの有効なロックを確保するため、各スクリュ
ーと同一の軸線上に配置されている。図１及び図６によ
り明瞭に示されているように、スリーブ円筒４，５の端
３４，３７はスライダ５０，５００にスリーブ５４，５
５を介して取り付けられており、これらスリーブ５４，
５５は摩擦減少手段、即ち、軸受５６を介在させてい
る。これにより、スリーブ６，７の交換作業中、スリー
ブ円筒４，５の（図６中の矢印Ａで示されている）制限
された角振動、そして、スリーブ円筒４，５に必要な横
方向の整合（矢印Ｂ）のための長手方向の制限された移
動が許容される。

【００２２】スリーブ円筒５の自由な曲げ長さを最小に
するため、スリーブ円筒５の端３７にて、２つの軸受５
６Ａ（図７参照）を付加的に備えることができる。これ
ら軸受５６Ａはスリーブ５４内の一方側と支持スリーブ
６１の他方の側に収容されている。また、この配置は図
６中ダブルの矢印Ａにより示された角振動を無くす利点
がある。

【００２３】また、図６はスリーブ円筒５の前端を示
し、この前端はスリーブ円筒４の前端３４と同様にキャ
ップ６０を備えている。このキャップ６０はスライダ１
０内の受け座３６に載置するため、支持スリーブ６１に
螺合されている。支持スリーブ６１は横方向の整合動作
のために１個以上のばね６２により付勢されている。ば
ね６２は、スリーブ６，７の交換作業中、支持スリーブ
６１をその中央位置に保持、つまり、自動的に復帰させ
るべく構成されている。図６により明瞭に示されている
ように、スリーブ５４内には第２スリーブ６５が摺動自
在に取り付けられ、スリーブ５４から突出する拡径部を
有している。この拡径部はその内部に軸受５６を受け入
れている。

【００２４】スリーブ６５には楕円形の外側フランジ６
６が固定されており、この外側フランジ６６にアクメス
クリュー６７が取り付けられている。アクメスクリュー
６７は雌ねじ６８にねじ込むことができ、この雌ねじ６
８は歯付きプーリ６９により回転可能である。そして、
歯付きプーリ６９は駆動プーリ７１に巻き付けられた歯
付きベルト７０により駆動され、駆動プーリ７１は電動
モータ７２により直接に回転される。電動モータ７２を
一方向又は逆方向に回転させることにより、アクメスク
リュー６７、つまり、外側フランジ６６及びスリーブ円
筒がは横方向に移動され、これにより、スリーブ円筒５
における正確な横方向の整合が実行される。

【００２５】上述の印刷機においては、スリーブ円筒
４，５の交換を必要とすることなく、非常に簡単且つ迅
速、そして安全に、その交換を貫通開口９を通じて可能
であることに留意すべきある。実際上、本発明のカラー
印刷機においては、スリーブ６，７の平均交換時間は、
通常の印刷機が要求する数時間の色彩交換時間に比べ、
数分程度である。

【００２６】上述の発明は、添付の請求の範囲に規定し
た範囲内にて種々の変更及び変形が可能である。例えば
図１７及び図１８に示されているように、印刷機の上述
の実施例はセンタドラム（図１６）を備えた印刷機、分
離したカラーユニット（図１７）を備えた印刷機、そし
て、図１８に示す２重スタックカラーユニットを備えた
印刷機（従来技術にて「スタック」機として知られてい
る）に適用可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の印刷機における印刷ローラ近傍に配置
されたカラーユニットを図２中I-I線に沿って破断した
断面図である。

【図２】図１のカラーユニットを拡大した前側側面図で
ある。

【図３】図２中III-III線に沿う断面図である。

【図４】図２中IV-IV線に沿う断面図である。

【図５】図１のカラーユニットを拡大した後側側面図で
ある。

【図６】図５中VI-VI線に沿う断面図である。

【図７】他の実施例を示す図６の詳細図である。

【図８】円錐状のロックピンを備えた保持レバーの概略
側面図である。

【図９】図８中IX-IX線に沿う断面図である。

【図１０】開放位置における図８の保持レバーの平面図
である。

【図１１】開放位置における図８の保持レバーの側面図
である。

【図１２】円錐状のロックピンを備えた他の保持レバー
を示す図である。

【図１３】図１２中XIII-XIII線に沿う断面図である。

【図１４】図１２中XIV-XIV線に沿う断面図である。

【図１５】開放位置における図１２の保持レバーの側面
図である。

【図１６】センタドラムを備えた８色回転印刷機の側面
図である。

【図１７】単一の直列カラーユニットを備えた印刷機の
概略側面図である。

【図１８】２重スタックカラーユニットを備えた印刷機
の概略側面図である。

【符号の説明】

１ 支持構造 １ａ，１ｂ 肩 ２ 印刷ローラ ３ 印刷ユニット ４，５ スリーブ円筒 ６，７ スリーブ ８ 支持装置 １０，１００ スライダ １１ 下側リニアガイド １２ 上側リニアガイド １３，２６ ボールスクリュー １４，２２ 電動モータ １５ エンコーダ １６，２７ 雌ねじ ２１ 整合手段 ３０ 貫通開口 ３１，３６ 受け座 ３８ 脱着装置 ３９ 保持レバー ４０ ピボット ４１ ロックピン ４２ 凹所 ４４ リニアアクチュエータ ４５ ヘリカルばね ５６，５６Ａ 軸受 ６１ 支持スリーブ ６２ ばね ６６ 外側フランジ ６７ スクリュー ６８ 雌ねじ ７０ 歯付きベルト ７２ 電動モータ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョバンニ フレッド イタリア国 37036 サン マルティノ ブオン アルベルゴ （プロバンス オブ ベローナ） ビア モンテ デイ サン ティ，５ (72)発明者 アゴスティノ ペルティーレ イタリア国 37036 サン マルティノ ブオン アルベルゴ （プロバンス オブ ベローナ） ビア フェニロン，１

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２つの側方肩（１ａ，１ｂ）を有する支
   持構造（１）と、印刷すべきシート材がその上を通過す
   る印刷ローラ（２）と、印刷ローラ（２）に近接して配
   置され、インクユニット（Ｓ１）並びに印版円筒及びア
   ニロックスローラとなるスリーブ円筒（４，５）を有し
   た少なくとも１個の印刷ユニット（３）と、印刷ローラ
   （２）と印刷ユニット（３）との間の運動伝達手段とを
   含むフレキソ印刷型回転印刷機において、 各側面肩（１ａ，１ｂ）に、前記スリーブ円筒（４，
   ５）を前後に移動させる少なくとも１個の側方支持装置
   （８）を有し、 前記側方支持装置（８）は、対応するスリーブ（６，
   ７）の挿入及び取り外しのための休止位置と前記スリー
   ブ円筒（４，５）が前記印刷ローラ（２）に接触して保
   持されるとともに作動的に接続される印刷位置との間に
   て、前記スリーブ円筒（４，５）を移動させるべく配置
   されていることを特徴とするフレキソ印刷型回転印刷
   機。
2. 【請求項２】 前記各側方肩（１ａ，１ｂ）には、前記
   側方支持装置（８）にて前記スリーブであるアニロック
   ススリーブ（６）及び印版（７）の挿入及び引き出しの
   ための少なくとも１個の貫通開口（９）が設けられてい
   ることを特徴とする請求項１に記載のフレキソ印刷型回
   転印刷機。
3. 【請求項３】 前記側方支持装置（８）は、少なくとも
   １個のスライダ（１０，１００，５０，５００）と、前
   記スライダと摺接係合する１個以上の柱状下側リニアガ
   イド（１１，５１）及び柱状上側リニアガイド（１２，
   ５２）と、前記スライダ（１０，１００，５０，５０
   ０）を作動させる制御手段（１３，１４，２２，２６）
   とを含むことを特徴とする請求項１又は２に記載のフレ
   キソ印刷型回転印刷機。
4. 【請求項４】 少なくとも上側リニアガイド（１２）は
   循環ボールスクリュー型であることを特徴とする請求項
   ３に記載のフレキソ印刷型回転印刷機。
5. 【請求項５】 前記制御手段は、少なくとも１個の循環
   ボールスクリュー（１３，２６）と、前記支持構造
   （１）により支持され、前記ボールスクリュー（１３）
   を回転させる電動モータ（１４，２２）と、参照部分に
   対してスライダ（１０）の位置を検出する検出手段（１
   ５）と、前記スライダ（１０，１００）に固定された循
   環ボールスクリュー（１３，２６）に螺合する雌ねじ
   （１６，２７）とを含むことを特徴とする請求項４に記
   載のフレキソ印刷型回転印刷機。
6. 【請求項６】 前記側方支持装置（８）の前記上側リニ
   アガイド（１２）に、前記スライダ（１０，１００）と
   前記側方支持構造（１）との間の遊びを無くし、且つ、
   前記下側リニアガイド（１１）に対して所定の予荷重を
   付与する楔形状の整合手段（２１）が備えられているこ
   とを特徴とする請求項３又は５に記載のフレキソ印刷型
   回転印刷機。
7. 【請求項７】 前記印版円筒であるスリーブ円筒（５）
   を支持すべく配置されたスライダ（１０）は、下側及び
   上側リニアガイド（１１，１２）に対して平行に延びる
   長尺な貫通開口（３０）を有し、アニロックスローラと
   してのスリーブ円筒（４）のアニロックススリーブ
   （６）の通過を許容することを特徴とする請求項３〜６
   の何れかに記載のフレキソ印刷型回転印刷機。
8. 【請求項８】 前記スライダ（１０，１００）の一端
   は、スリーブ円筒（５）の一端（３７）を収容するため
   の受け台としての座（３１，３６）を有する一方、前記
   スライダ（１０）の他端は制御手段（１３，１４）によ
   り係合されていることを特徴とする請求項７に記載のフ
   レキソ印刷型回転印刷機。
9. 【請求項９】 前記座（３１，３６）はその内部にスリ
   ーブ円筒（５）の一端（３７）を保持する一時係合手段
   （３８）を備えており、 前記一時係合手段（３８）は前記座（３６）の入口に近
   接配置したピボット（４０）を介して関節結合されたレ
   バー要素（３９）を含み、これにより、前記座（３６）
   に対する入出を許容又は禁止するため、前記一時係合手
   段（３８）の回動を許容することを特徴とする請求項８
   に記載のフレキソ印刷型回転印刷機。
10. 【請求項１０】 前記座（３６）はその内部にスリーブ
    円筒（５）の一端（３７）を保持する一時係合手段（３
    ８）を備えており、 前記一時係合手段（３８）は前記座（３６）に対する入
    出を許容又は禁止すべく前記座の入口に配置された直動
    要素（４１）を含むことを特徴とする請求項８に記載の
    フレキソ印刷型回転印刷機。
11. 【請求項１１】 前記レバー要素（３９）及び前記直動
    要素（４１）のための弾性負荷手段（４５）を含むこと
    を特徴とする請求項９又は１０に記載のフレキソ印刷型
    回転印刷機。
12. 【請求項１２】 前記一時係合手段（３８）は、前記レ
    バー要素（３９）内の少なくとも１個の凹所（４２）
    と、前記凹所（４２）に取り外し可能に係合する少なく
    とも１個の可動係合要素（４１）と、前記可動係合要素
    （４１）のための作動手段（４４）とを含むことを特徴
    とする請求項９〜１１の何れかに記載のフレキソ印刷型
    回転印刷機。
13. 【請求項１３】 印版円筒としてのスリーブ円筒（５）
    を横方向に整合する整合手段を含み、この整合手段はス
    クリューナットアセンブリ（６７，６８）と、スクリュ
    ー（６７）又は雌ねじ（６８）を作動させる駆動手段
    （７０，７２）と、前記スクリュー（６７）又は前記雌
    ねじ（６８）と係合し、前記駆動手段（７０，７２）に
    より駆動されるフランジ要素（６６）と、前記フランジ
    要素（６６）と係合するスリーブ円筒（５）の一端（３
    ７）のための少なくとも１個の支持スリーブ（５４，６
    ５）とを含むことを特徴とする請求項１〜１２の何れか
    に記載のフレキソ印刷型回転印刷機。
14. 【請求項１４】 印版円筒であるスリーブ円筒（５）の
    他端（３４，３７）及びアニロックスローラであるスリ
    ーブ円筒（４）の一端（３４）のうちの少なくとも一方
    は、支持スリーブ（６１）と、この支持スリーブ（６
    １）と前記端との間に配置された関節係合手段と、前記
    支持スリーブ（６１）にねじ込み可能なヘッドキャップ
    （６０）と、前記スリーブ円筒（５）の横方向の整合を
    許容する少なくとも１個の弾性負荷ばね（６２）とを含
    むことを特徴とする請求項１３に記載のフレキソ印刷型
    回転印刷機。
15. 【請求項１５】 印版円筒であるスリーブ円筒（５）は
    その両端にて、少なくとも一対の軸受（５６，５６Ａ）
    により支持されていることを特徴とする請求項１〜１４
    の何れかに記載のフレキソ印刷型回転印刷機。
16. 【請求項１６】 作動位置にて、受け台（３６）内の回
    転円筒（５）の側端を保持する一時係合装置において、 前記受け台（３６）の入口に引き込み要素（３９）を備
    え、この引き込み要素（３９）は前記受け台（３６）の
    入出口のための部分的ロック位置と前記受け台（３６）
    に対する入出を許容する遠く離れた位置との間にて移動
    すべく配置されている一時係合装置。
17. 【請求項１７】 前記引き込み要素は、ピボット（４
    ０）を介して関節結合されたレバー（３９）を含むこと
    を特徴とする請求項１６に記載の一時係合装置。
18. 【請求項１８】 前記引き込み要素は、前記受け台（３
    ６）の入出口に対して並進運動を実行する要素（３９）
    を含むことを特徴とする請求項１６に記載の一時係合装
    置。
19. 【請求項１９】 前記引き込み要素のための弾性的負荷
    手段を含むことを特徴とする請求項１６〜１８の何れか
    に記載の一時係合装置。
20. 【請求項２０】 前記引き込み要素（３９）は、スリー
    ブ円筒（５）の端（３７）と摺動係合する案内傾面とし
    ての面取り面を有することを特徴とする請求項１９に記
    載の一時係合装置。
21. 【請求項２１】 前記引き込み要素（３９）内の少なく
    とも１個の開放可能な凹所（４２）と、前記凹所（４
    ２）に係合すべく配置された少なくとも１個の可動係合
    要素（４１）と、前記係合要素（４１）のための制御手
    段（４４）とを含み、これにより、前記部分的ロック位
    置内にて前記引き込み要素（３９）をロックすることを
    特徴とする請求項１６〜２０の何れかに記載の一時係合
    装置。