JPH1132398A - デュプリケーションシステム、編集システム及び記録媒体の作成方法 - Google Patents
デュプリケーションシステム、編集システム及び記録媒体の作成方法Info
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- JPH1132398A JPH1132398A JP10085042A JP8504298A JPH1132398A JP H1132398 A JPH1132398 A JP H1132398A JP 10085042 A JP10085042 A JP 10085042A JP 8504298 A JP8504298 A JP 8504298A JP H1132398 A JPH1132398 A JP H1132398A
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- channel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2スピーカで、後方チャンネルのサラウン
ド音を再現できる記録媒体を提供する。 【解決手段】 デュプリケーションシステムに関し、サ
ラウンド音響効果を得るための信号が記録された媒体を
再生するマスター再生機1と、サラウンド信号をデコー
ドするサラウンドデコーダ回路10aと、後方チャンネ
ル信号に時間軸上の畳み込み演算処理を施す音像定位処
理回路10dと、畳み込演算処理が施された信号と前方
2チャンネルのステレオ信号とを加算する加算器10
e,10fと、加算手段から出力される信号を分配する
音声信号分配装置2,3と、分配信号を記録して記録済
み媒体を得るためのスレーブ機5−1〜5−n等とから
構成したものである。
ド音を再現できる記録媒体を提供する。 【解決手段】 デュプリケーションシステムに関し、サ
ラウンド音響効果を得るための信号が記録された媒体を
再生するマスター再生機1と、サラウンド信号をデコー
ドするサラウンドデコーダ回路10aと、後方チャンネ
ル信号に時間軸上の畳み込み演算処理を施す音像定位処
理回路10dと、畳み込演算処理が施された信号と前方
2チャンネルのステレオ信号とを加算する加算器10
e,10fと、加算手段から出力される信号を分配する
音声信号分配装置2,3と、分配信号を記録して記録済
み媒体を得るためのスレーブ機5−1〜5−n等とから
構成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オリジナルマスタ
ーとなる記録媒体から多数のビデオソフトあるいはオー
ディオソフト等の記録済媒体を作成するためのデュプリ
ケーションシステムやそのデュプリケーションシステム
に使用されるマスターとなる記録済媒体を作成するため
の編集システム等に関する。
ーとなる記録媒体から多数のビデオソフトあるいはオー
ディオソフト等の記録済媒体を作成するためのデュプリ
ケーションシステムやそのデュプリケーションシステム
に使用されるマスターとなる記録済媒体を作成するため
の編集システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のビデオソフトテープのデ
ュプリケーションシステムの一例を示す概略ブロック図
である。このシステムは、ビデオテープ、ビデオディス
ク、オーディオテープ等のマスターとなる記録媒体を再
生するためのマスター再生機1と、その再生機に装着さ
れた記録媒体から再生される音声信号及び映像信号を分
配するための分配装置2,3,4と、これらの分配装置
から供給される音声及び映像信号を、装着された未記録
テープ及びディスク等の記録媒体に記録するためのスレ
ーブ機5−1、…、5−nとから成る周知の構成のシス
テムである。
ュプリケーションシステムの一例を示す概略ブロック図
である。このシステムは、ビデオテープ、ビデオディス
ク、オーディオテープ等のマスターとなる記録媒体を再
生するためのマスター再生機1と、その再生機に装着さ
れた記録媒体から再生される音声信号及び映像信号を分
配するための分配装置2,3,4と、これらの分配装置
から供給される音声及び映像信号を、装着された未記録
テープ及びディスク等の記録媒体に記録するためのスレ
ーブ機5−1、…、5−nとから成る周知の構成のシス
テムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
オーディオ信号の再生において、前方の2チャンネルの
ステレオ信号と、前方1チャンネルのセンターチャンネ
ル信号と、後方の1チャンネルのモノラルサラウンド信
号とが2チャンネル化してエンコードされている信号
や、前方の2チャンネルのステレオ信号と、前方1チャ
ンネルのセンターチャンネル信号と、後方の2チャンネ
ルのステレオサラウンド信号と、或いは、スーパーウフ
ァー用の1チャンネルの低域信号とがデジタル圧縮処理
されてエンコードされている信号を、デコード処理によ
り、それぞれ独立したチャンネルに分離して取り出し、
より現実感のあるサラウンド音を再生する装置が提案さ
れている。
オーディオ信号の再生において、前方の2チャンネルの
ステレオ信号と、前方1チャンネルのセンターチャンネ
ル信号と、後方の1チャンネルのモノラルサラウンド信
号とが2チャンネル化してエンコードされている信号
や、前方の2チャンネルのステレオ信号と、前方1チャ
ンネルのセンターチャンネル信号と、後方の2チャンネ
ルのステレオサラウンド信号と、或いは、スーパーウフ
ァー用の1チャンネルの低域信号とがデジタル圧縮処理
されてエンコードされている信号を、デコード処理によ
り、それぞれ独立したチャンネルに分離して取り出し、
より現実感のあるサラウンド音を再生する装置が提案さ
れている。
【0004】例えば、それらのような所定形態で記録さ
れたマスターテープを前記のようなデュプリケーション
システムによりソフトテープを作成したとしても、その
再生を行うには、図13に示すような再生システムが必
要となる。すなわち、受聴者Mの前方に配置されたテレ
ビジョン6の左右側に、スピーカSP1及びスピーカS
P2をそれぞれ配置し、その中間位置にセンタースピー
カSP5を配置すると共に、受聴者Mの後方にリアサラ
ウンド音放射用のスピーカSP3及びスピーカSP4を
配置し、これらの各スピーカにサラウンドデコーダを内
蔵したサラウンドアンプ7とビデオデッキ8を接続した
構成のものが必要となる。
れたマスターテープを前記のようなデュプリケーション
システムによりソフトテープを作成したとしても、その
再生を行うには、図13に示すような再生システムが必
要となる。すなわち、受聴者Mの前方に配置されたテレ
ビジョン6の左右側に、スピーカSP1及びスピーカS
P2をそれぞれ配置し、その中間位置にセンタースピー
カSP5を配置すると共に、受聴者Mの後方にリアサラ
ウンド音放射用のスピーカSP3及びスピーカSP4を
配置し、これらの各スピーカにサラウンドデコーダを内
蔵したサラウンドアンプ7とビデオデッキ8を接続した
構成のものが必要となる。
【0005】ところが、一般家庭においては、前記のリ
ア用のスピーカSP3,SP4や前方のセンタースピー
カSP5を配置するのは、スペース的にも費用的にも難
しくく、現実には図14に示すようなテレビジョンに内
蔵された左右のステレオスピーカSP1,SP2のみが
設けられたシステムが用意されているのが殆どで、目的
とするサラウンド音の再生を期待することは困難であっ
た。
ア用のスピーカSP3,SP4や前方のセンタースピー
カSP5を配置するのは、スペース的にも費用的にも難
しくく、現実には図14に示すようなテレビジョンに内
蔵された左右のステレオスピーカSP1,SP2のみが
設けられたシステムが用意されているのが殆どで、目的
とするサラウンド音の再生を期待することは困難であっ
た。
【0006】そこで、本発明は、このような一般家庭に
おいて使用されている前方2スピーカのみのシステムに
おいて、後方に音像が定位しているようなサラウウンド
音を再生できる記録媒体を作成するためのシステムと、
そのようなシステムにおいて作成された記録媒体を提供
するものである。
おいて使用されている前方2スピーカのみのシステムに
おいて、後方に音像が定位しているようなサラウウンド
音を再生できる記録媒体を作成するためのシステムと、
そのようなシステムにおいて作成された記録媒体を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、次の1)〜24)に記載の手段より成
る。すなわち、
解決するため、次の1)〜24)に記載の手段より成
る。すなわち、
【0008】1)少なくとも、前方2チャンネルのステ
レオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャ
ンネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体を
装着して再生するための再生手段と、この再生手段よっ
て再生された前記信号をデコードしてそれぞれ独立チャ
ンネルの信号として取り出すためのデコード手段と、こ
のデコード手段によって取り出された前記後方チャンネ
ル信号に時間軸上の畳み込み演算を行わせるための音像
定位処理手段と、この音像定位処理された信号と前記デ
コード手段から取り出された前方2チャンネルのステレ
オ信号とを加算するための加算手段と、この加算手段か
ら出力された信号を分配する分配手段と、この分配手段
からそれぞれ供給される信号を装着された記録媒体に記
録するための複数の記録手段とから成ることを特徴とす
るデュプリケーションシステム。
レオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャ
ンネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体を
装着して再生するための再生手段と、この再生手段よっ
て再生された前記信号をデコードしてそれぞれ独立チャ
ンネルの信号として取り出すためのデコード手段と、こ
のデコード手段によって取り出された前記後方チャンネ
ル信号に時間軸上の畳み込み演算を行わせるための音像
定位処理手段と、この音像定位処理された信号と前記デ
コード手段から取り出された前方2チャンネルのステレ
オ信号とを加算するための加算手段と、この加算手段か
ら出力された信号を分配する分配手段と、この分配手段
からそれぞれ供給される信号を装着された記録媒体に記
録するための複数の記録手段とから成ることを特徴とす
るデュプリケーションシステム。
【0009】2)請求項1記載のデュプリケーションシ
ステムにおいて、記録媒体にエンコードされている信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方1チャンネルのモ
ノラル信号とが2チャンネル化されてエンコードされて
おり、デコード時には前記2チャンネル化された信号を
それぞれ独立チャンネルの信号として取り出すことを特
徴とするデュプリケーションシステム。
ステムにおいて、記録媒体にエンコードされている信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方1チャンネルのモ
ノラル信号とが2チャンネル化されてエンコードされて
おり、デコード時には前記2チャンネル化された信号を
それぞれ独立チャンネルの信号として取り出すことを特
徴とするデュプリケーションシステム。
【0010】3)請求項1記載のデュプリケーションシ
ステムにおいて、記録媒体にエンコードされている信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方2チャンネルのス
テレオ信号とがデジタル圧縮処理されてエンコードされ
ており、デコード時には前記それぞれの信号を独立チャ
ンネルの信号として取り出すことを特徴とするデュプリ
ケーションシステム。
ステムにおいて、記録媒体にエンコードされている信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方2チャンネルのス
テレオ信号とがデジタル圧縮処理されてエンコードされ
ており、デコード時には前記それぞれの信号を独立チャ
ンネルの信号として取り出すことを特徴とするデュプリ
ケーションシステム。
【0011】4)少なくとも、前方2チャンネルのステ
レオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャ
ンネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として記
録された記録媒体を装着して再生するための再生手段
と、この再生手段から再生される前記後方チャンネル信
号に時間軸上の畳み込み演算を行わせるための音像定位
処理手段と、この音像定位処理された信号と前記再生手
段から再生される前記前方2チャンネルのステレオ信号
とを加算するための加算手段と、この加算手段から出力
される信号を分配する分配手段と、この分配手段から供
給される信号を装着された記録媒体に記録するための複
数の記録手段とから成ることを特徴とするデュプリケー
ションシステム。
レオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャ
ンネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として記
録された記録媒体を装着して再生するための再生手段
と、この再生手段から再生される前記後方チャンネル信
号に時間軸上の畳み込み演算を行わせるための音像定位
処理手段と、この音像定位処理された信号と前記再生手
段から再生される前記前方2チャンネルのステレオ信号
とを加算するための加算手段と、この加算手段から出力
される信号を分配する分配手段と、この分配手段から供
給される信号を装着された記録媒体に記録するための複
数の記録手段とから成ることを特徴とするデュプリケー
ションシステム。
【0012】5)請求項4記載のデュプリケーションシ
ステムにおいて、記録媒体に記録されている独立チャン
ネルの信号は、少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方1チャ
ンネルのモノラル信号とであることを特徴とするデュプ
リケーションシステム。
ステムにおいて、記録媒体に記録されている独立チャン
ネルの信号は、少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方1チャ
ンネルのモノラル信号とであることを特徴とするデュプ
リケーションシステム。
【0013】6)請求項4記載のデュプリケーションシ
ステムにおいて、記録媒体に記録されている独立チャン
ネルの信号は、少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方2チャ
ンネルのステレオ信号とであることを特徴とするデュプ
リケーションシステム。
ステムにおいて、記録媒体に記録されている独立チャン
ネルの信号は、少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方2チャ
ンネルのステレオ信号とであることを特徴とするデュプ
リケーションシステム。
【0014】7)請求項1、2、3、4、5又は6記載
のデュプリケーションシステムにおいて、加算手段の後
段部に、この加算手段から出力される信号の所定高域レ
ベル又は全域レベルの圧縮処理を施すためのコンプレッ
サ手段を設けたことを特徴とするデュプリケーションシ
ステム。
のデュプリケーションシステムにおいて、加算手段の後
段部に、この加算手段から出力される信号の所定高域レ
ベル又は全域レベルの圧縮処理を施すためのコンプレッ
サ手段を設けたことを特徴とするデュプリケーションシ
ステム。
【0015】8)請求項1、2、3、4、5又は6記載
のデュプリケーションシステムにおいて、前記加算手段
の後段部に、この加算手段から出力される信号の所定高
域レベルを制限するリミッタ手段を設けたことを特徴と
するデュプリケーションシステム。
のデュプリケーションシステムにおいて、前記加算手段
の後段部に、この加算手段から出力される信号の所定高
域レベルを制限するリミッタ手段を設けたことを特徴と
するデュプリケーションシステム。
【0016】9)請求項1、2、3、4、5又は6記載
のデュプリケーションシステムにおいて、加算手段の前
段側に前記前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間
軸上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号と
の所定高域レベル又は全域レベルの圧縮処理を施すため
のコンプレッサ手段と、前記前方2チャンネルのステレ
オ信号と前記後方チャンネル信号とのレベルを検出し
て、前記コンプレッサ手段を制御する制御手段とを設け
たことを特徴とするデュプリケーションシステム。
のデュプリケーションシステムにおいて、加算手段の前
段側に前記前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間
軸上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号と
の所定高域レベル又は全域レベルの圧縮処理を施すため
のコンプレッサ手段と、前記前方2チャンネルのステレ
オ信号と前記後方チャンネル信号とのレベルを検出し
て、前記コンプレッサ手段を制御する制御手段とを設け
たことを特徴とするデュプリケーションシステム。
【0017】10)請求項1、2、3、4、5又は6記
載のデュプリケーションシステムにおいて、加算手段の
前段側に前記前方2チャンネルのステレオ信号と前記時
間軸上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号
との所定高域レベルを制限するリミッタ手段と、前記前
方2チャンネルのステレオ信号と後方チャンネル信号と
のレベルを検出して、前記リミット手段を制御する制御
手段とを設けたことを特徴とするデュプリケーションシ
ステム。
載のデュプリケーションシステムにおいて、加算手段の
前段側に前記前方2チャンネルのステレオ信号と前記時
間軸上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号
との所定高域レベルを制限するリミッタ手段と、前記前
方2チャンネルのステレオ信号と後方チャンネル信号と
のレベルを検出して、前記リミット手段を制御する制御
手段とを設けたことを特徴とするデュプリケーションシ
ステム。
【0018】11)少なくとも、前方2チャンネルのス
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体
を装着して再生するための再生手段と、この再生手段よ
って再生された前記信号をデコードしてそれぞれ取り出
すためのデコード手段と、このデコード手段によって取
り出された前記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込
み演算を行わせるための音像定位処理手段と、この音像
定位処理された信号と前記デコード手段から取り出され
た前方2チャンネルのステレオ信号とを加算するための
加算手段と、この加算手段から出力される信号を装着さ
れた記録媒体に記録するための記録手段とから成る編集
システム。
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体
を装着して再生するための再生手段と、この再生手段よ
って再生された前記信号をデコードしてそれぞれ取り出
すためのデコード手段と、このデコード手段によって取
り出された前記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込
み演算を行わせるための音像定位処理手段と、この音像
定位処理された信号と前記デコード手段から取り出され
た前方2チャンネルのステレオ信号とを加算するための
加算手段と、この加算手段から出力される信号を装着さ
れた記録媒体に記録するための記録手段とから成る編集
システム。
【0019】12)請求項11記載の編集システムにお
いて、記録媒体にエンコードされている信号は、少なく
とも、前方2チャンネルのステレオ信号と、サラウンド
音響効果を得るための後方1チャンネルのモノラル信号
とが2チャンネル化されてエンコードされており、デコ
ード時には前記2チャンネル化された信号をそれぞれ独
立チャンネルの信号として取り出すことを特徴とする編
集システム。
いて、記録媒体にエンコードされている信号は、少なく
とも、前方2チャンネルのステレオ信号と、サラウンド
音響効果を得るための後方1チャンネルのモノラル信号
とが2チャンネル化されてエンコードされており、デコ
ード時には前記2チャンネル化された信号をそれぞれ独
立チャンネルの信号として取り出すことを特徴とする編
集システム。
【0020】13)請求項11記載の編集システムにお
いて、記録媒体にエンコードされている信号は、少なく
とも、前方2チャンネルのステレオ信号と、サラウンド
音響効果を得るための後方2チャンネルのステレオ信号
とがデジタル圧縮処理されてエンコードされており、デ
コード時には前記それぞれの信号を独立チャンネルの信
号として取り出すことを特徴とする編集システム。
いて、記録媒体にエンコードされている信号は、少なく
とも、前方2チャンネルのステレオ信号と、サラウンド
音響効果を得るための後方2チャンネルのステレオ信号
とがデジタル圧縮処理されてエンコードされており、デ
コード時には前記それぞれの信号を独立チャンネルの信
号として取り出すことを特徴とする編集システム。
【0021】14)少なくとも、前方2チャンネルのス
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として
記録された記録媒体を装着して再生するための再生手段
と、この再生手段から再生されて供給される前記後方チ
ャンネル信号に時間軸上の畳み込演算を行わせるための
音像定位処理手段と、この音像定位処理された信号と前
記再生手段から再生されて供給される前記前方2チャン
ネルのステレオ信号とを加算するための加算手段と、こ
の加算手段から出力される信号を装着された記録媒体に
記録するための記録手段とから成る編集システム。
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として
記録された記録媒体を装着して再生するための再生手段
と、この再生手段から再生されて供給される前記後方チ
ャンネル信号に時間軸上の畳み込演算を行わせるための
音像定位処理手段と、この音像定位処理された信号と前
記再生手段から再生されて供給される前記前方2チャン
ネルのステレオ信号とを加算するための加算手段と、こ
の加算手段から出力される信号を装着された記録媒体に
記録するための記録手段とから成る編集システム。
【0022】15)請求項14記載の編集システムにお
いて、記録媒体に記録されている独立チャンネルの信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方1チャンネルの信
号とであることを特徴とする編集システム。
いて、記録媒体に記録されている独立チャンネルの信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方1チャンネルの信
号とであることを特徴とする編集システム。
【0023】16)請求項14記載の編集システムにお
いて、記録媒体に記録されている独立チャンネルの信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方2チャンネルの信
号とであることを特徴とする編集システム。
いて、記録媒体に記録されている独立チャンネルの信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方2チャンネルの信
号とであることを特徴とする編集システム。
【0024】17)少なくとも、前方2チャンネルのス
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体
から前記記録された信号を再生するステップと、この再
生された前記信号をそれぞれ独立チャンネルの信号とし
てデコードして取り出すステップと、これら取り出され
た前記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込み演算を
行わせて音像定位処理を行わせるステップと、この音像
定位処理された信号と前記デコードして取り出された前
方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステップ
と、これら加算された信号を複数の記録手段に分配する
ステップと、この分配手段された信号を前記複数の記録
手段に装着された記録媒体に記録するステップからなる
記録媒体の作成方法。
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体
から前記記録された信号を再生するステップと、この再
生された前記信号をそれぞれ独立チャンネルの信号とし
てデコードして取り出すステップと、これら取り出され
た前記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込み演算を
行わせて音像定位処理を行わせるステップと、この音像
定位処理された信号と前記デコードして取り出された前
方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステップ
と、これら加算された信号を複数の記録手段に分配する
ステップと、この分配手段された信号を前記複数の記録
手段に装着された記録媒体に記録するステップからなる
記録媒体の作成方法。
【0025】18)少なくとも、前方2チャンネルのス
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として
記録された記録媒体から前記記録された信号を再生する
ステップと、前記再生された後方チャンネル信号に時間
軸上の畳み込み演算を行わせて音像定位処理を行わせる
ステップと、この音像定位処理された信号と前記再生さ
れた前方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステ
ップと、これら加算された信号を複数の記録手段に分配
するステップと、この分配手段された信号を前記複数の
記録手段に装着された記録媒体に記録するステップから
なる記録媒体の作成方法。
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として
記録された記録媒体から前記記録された信号を再生する
ステップと、前記再生された後方チャンネル信号に時間
軸上の畳み込み演算を行わせて音像定位処理を行わせる
ステップと、この音像定位処理された信号と前記再生さ
れた前方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステ
ップと、これら加算された信号を複数の記録手段に分配
するステップと、この分配手段された信号を前記複数の
記録手段に装着された記録媒体に記録するステップから
なる記録媒体の作成方法。
【0026】19)少なくとも、前方2チャンネルのス
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体
から前記記録された信号を再生するステップと、この再
生された前記信号をそれぞれ独立チャンネルの信号とし
てデコードして取り出すステップと、これら取り出され
た前記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込み演算を
行わせて音像定位処理を行わせるステップと、この音像
定位処理された信号と前記デコードして取り出された前
方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステップ
と、これら加算された信号を記録手段に装着された記録
媒体に記録するステップからなる記録媒体の作成方法。
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体
から前記記録された信号を再生するステップと、この再
生された前記信号をそれぞれ独立チャンネルの信号とし
てデコードして取り出すステップと、これら取り出され
た前記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込み演算を
行わせて音像定位処理を行わせるステップと、この音像
定位処理された信号と前記デコードして取り出された前
方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステップ
と、これら加算された信号を記録手段に装着された記録
媒体に記録するステップからなる記録媒体の作成方法。
【0027】20)少なくとも、前方2チャンネルのス
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として
記録された記録媒体から前記記録された信号を再生する
ステップと、前記再生された後方チャンネル信号に時間
軸上の畳み込み演算を行わせて音像定位処理を行わせる
ステップと、この音像定位処理された信号と前記再生さ
れた前方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステ
ップと、これら加算された信号を記録手段に装着された
記録媒体に記録するステップからなる記録媒体の作成方
法。
テレオ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チ
ャンネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として
記録された記録媒体から前記記録された信号を再生する
ステップと、前記再生された後方チャンネル信号に時間
軸上の畳み込み演算を行わせて音像定位処理を行わせる
ステップと、この音像定位処理された信号と前記再生さ
れた前方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステ
ップと、これら加算された信号を記録手段に装着された
記録媒体に記録するステップからなる記録媒体の作成方
法。
【0028】21)請求項17、18、19、又は20
記載の記録媒体の作成方法において、加算するステップ
の後に、加算された信号の所定高域レベル又は全域レベ
ルの圧縮処理を施す処理ステップを設けるようにしたこ
とを特徴とする記録媒体の作成方法。
記載の記録媒体の作成方法において、加算するステップ
の後に、加算された信号の所定高域レベル又は全域レベ
ルの圧縮処理を施す処理ステップを設けるようにしたこ
とを特徴とする記録媒体の作成方法。
【0029】22)請求項17、18、19、又は20
記載の記録媒体の作成方法において、加算するステップ
の後に、加算された信号の所定高域レベルを制限する処
理ステップを設けるようにしたことを特徴とする記録媒
体の作成方法。
記載の記録媒体の作成方法において、加算するステップ
の後に、加算された信号の所定高域レベルを制限する処
理ステップを設けるようにしたことを特徴とする記録媒
体の作成方法。
【0030】23)請求項17、18、19、又は20
記載の記録媒体の作成方法において、加算するステップ
の前に、前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間軸
上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号との
所定高域レベル又は全域レベルの圧縮処理を施すと共
に、この圧縮処理を施す際に、前記前方2チャンネルの
ステレオ信号と前記後方チャンネル信号とのレベルを検
出して、前記圧縮度合いを決定する処理ステップを設け
るようにしたことを特徴とする記録媒体の作成方法。
記載の記録媒体の作成方法において、加算するステップ
の前に、前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間軸
上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号との
所定高域レベル又は全域レベルの圧縮処理を施すと共
に、この圧縮処理を施す際に、前記前方2チャンネルの
ステレオ信号と前記後方チャンネル信号とのレベルを検
出して、前記圧縮度合いを決定する処理ステップを設け
るようにしたことを特徴とする記録媒体の作成方法。
【0031】24)請求項17、18、19、又は20
記載の記録媒体の作成方法において、加算するステップ
の前に、前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間軸
上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号との
所定高域レベルを制限すると共に、この制限を行う際
に、前記前方2チャンネルのステレオ信号と前記後方チ
ャンネル信号とのレベルを検出して、前記制限度合いを
決定する処理ステップを設けるようにしたことを特徴と
する記録媒体の作成方法。
記載の記録媒体の作成方法において、加算するステップ
の前に、前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間軸
上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号との
所定高域レベルを制限すると共に、この制限を行う際
に、前記前方2チャンネルのステレオ信号と前記後方チ
ャンネル信号とのレベルを検出して、前記制限度合いを
決定する処理ステップを設けるようにしたことを特徴と
する記録媒体の作成方法。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、 本発明の実施の形態につ
き、好ましい実施例により説明する。図1は、本発明の
デュプリケーションシステムの第1実施例を示す概略構
成図である。尚、従来例と同一構成要素には対応関係を
分かりや易くするために同一符号を付すと共に、詳細な
説明を省略する。同図において、1はマスター再生機
で、映像信号と、前述の前方2チャンネルステレオ信
号、前方1チャンネルのセンターチャンネル信号、及び
後方1チャンネルのモノラルサラウンド信号が2チャン
ネル化してエンコードされた音声信号とが記録されたビ
デオテープ、ディスク等の記録媒体が装着された再生機
である。なお、同図において、実際には、マスター再生
機1の後段側に、図12の従来例と同様に、映像信号処
理系統が設けられているが、説明を簡略化するために、
その開示を省略してある。
き、好ましい実施例により説明する。図1は、本発明の
デュプリケーションシステムの第1実施例を示す概略構
成図である。尚、従来例と同一構成要素には対応関係を
分かりや易くするために同一符号を付すと共に、詳細な
説明を省略する。同図において、1はマスター再生機
で、映像信号と、前述の前方2チャンネルステレオ信
号、前方1チャンネルのセンターチャンネル信号、及び
後方1チャンネルのモノラルサラウンド信号が2チャン
ネル化してエンコードされた音声信号とが記録されたビ
デオテープ、ディスク等の記録媒体が装着された再生機
である。なお、同図において、実際には、マスター再生
機1の後段側に、図12の従来例と同様に、映像信号処
理系統が設けられているが、説明を簡略化するために、
その開示を省略してある。
【0033】前記のマスター再生機1に装着された記録
媒体からは、エンコードされて2チャンネル化された信
号Lt,Rtが再生され、次段のサラウンド処理装置1
0に供給される。このサラウンド処理装置10は、サラ
ウンドデコーダ回路10a、加算回路10b,10c,
音像定位処理回路10d、及び加算回路10e,10f
より構成されており、入力信号Lt,Rtは、まず、こ
のサラウンドデコーダ回路10aにおいて、前方の左右
ステレオ信号L,Rと、センターチャンネル信号Cと、
1チャンネルのリア用サラウンド信号Sとがそれぞれデ
コードされて取り出される。センターチャンネル信号C
は加算回路10b,10cに供給され、これらに供給さ
れる左ステレオ信号L及び右ステレオ信号Rとそれぞれ
加算されて信号L′,R′とされる。また、リア用モノ
ラル信号Sは音像定位処理回路10dに供給される。
媒体からは、エンコードされて2チャンネル化された信
号Lt,Rtが再生され、次段のサラウンド処理装置1
0に供給される。このサラウンド処理装置10は、サラ
ウンドデコーダ回路10a、加算回路10b,10c,
音像定位処理回路10d、及び加算回路10e,10f
より構成されており、入力信号Lt,Rtは、まず、こ
のサラウンドデコーダ回路10aにおいて、前方の左右
ステレオ信号L,Rと、センターチャンネル信号Cと、
1チャンネルのリア用サラウンド信号Sとがそれぞれデ
コードされて取り出される。センターチャンネル信号C
は加算回路10b,10cに供給され、これらに供給さ
れる左ステレオ信号L及び右ステレオ信号Rとそれぞれ
加算されて信号L′,R′とされる。また、リア用モノ
ラル信号Sは音像定位処理回路10dに供給される。
【0034】図2はその音像定位処理回路10dの一例
を示したブロック図である。すなわち、同図に示す音像
定位処理回路10dは、リア用サラウンド信号Sの入力
に基づいて受聴者に対して略左右対称な前方位置に配置
した一対のスピーカからサラウンド音を再生するように
処理するもので、前記一対のサラウンド信号に互いに非
相関性を持たせるべく信号処理するのに、リア用サラウ
ンド信号Sの遅延信号とその遅延前の信号との和信号及
び差信号を生成する櫛形フィルタを有する疑似ステレオ
処理部と、この疑似ステレオ処理部により出力された互
いに非相関性を持たせた一対のサラウンド音を受聴者に
対して略左右対称な後方位置に音像を定位させる音像定
位処理部とを備えている。
を示したブロック図である。すなわち、同図に示す音像
定位処理回路10dは、リア用サラウンド信号Sの入力
に基づいて受聴者に対して略左右対称な前方位置に配置
した一対のスピーカからサラウンド音を再生するように
処理するもので、前記一対のサラウンド信号に互いに非
相関性を持たせるべく信号処理するのに、リア用サラウ
ンド信号Sの遅延信号とその遅延前の信号との和信号及
び差信号を生成する櫛形フィルタを有する疑似ステレオ
処理部と、この疑似ステレオ処理部により出力された互
いに非相関性を持たせた一対のサラウンド音を受聴者に
対して略左右対称な後方位置に音像を定位させる音像定
位処理部とを備えている。
【0035】ここで、前記疑似ステレオ処理部は、サラ
ウンド信号Sに遅延量を与えて遅延信号S’として出力
する遅延回路10d−1と、元のサラウンド信号Sと遅
延信号S’とを加算した和信号S+S’を出力する加算
器10d−2と、元のサラウンド信号Sに遅延信号S’
を減算した差信号S−S’を出力する加算器10d−3
とを備えている。
ウンド信号Sに遅延量を与えて遅延信号S’として出力
する遅延回路10d−1と、元のサラウンド信号Sと遅
延信号S’とを加算した和信号S+S’を出力する加算
器10d−2と、元のサラウンド信号Sに遅延信号S’
を減算した差信号S−S’を出力する加算器10d−3
とを備えている。
【0036】また、前記音像定位処理部は、前記疑似ス
テレオ処理部からの一対のサラウンド信号として出力さ
れる和信号と差信号との加算出力を得る加算器10d−
4と、その和信号と差信号との減算出力を得る差分器1
0d−5と、前記加算器10d−4の出力を入力してコ
ンボルバなどの畳み込み演算処理する第1のフィルタ1
0d−6と、前記差分器10d−5の出力を入力してコ
ンボルバなどの畳み込み演算処理する第2のフィルタ1
0d−7と、第1のフィルタ出力と第2のフィルタ出力
とを減算する差分器10d−8と、第1のフィルタ出力
と第2のフィルタ出力とを加算する加算器10d−9と
を備えている。
テレオ処理部からの一対のサラウンド信号として出力さ
れる和信号と差信号との加算出力を得る加算器10d−
4と、その和信号と差信号との減算出力を得る差分器1
0d−5と、前記加算器10d−4の出力を入力してコ
ンボルバなどの畳み込み演算処理する第1のフィルタ1
0d−6と、前記差分器10d−5の出力を入力してコ
ンボルバなどの畳み込み演算処理する第2のフィルタ1
0d−7と、第1のフィルタ出力と第2のフィルタ出力
とを減算する差分器10d−8と、第1のフィルタ出力
と第2のフィルタ出力とを加算する加算器10d−9と
を備えている。
【0037】そして、前記第1及び第2のフィルタ10
d−6、10d−7の伝達特性P、Nは、 P=(F+K)/(S+A) N=(F−K)/(S−A) (ただし、Sは一対のスピーカから受聴者の同じ側の耳
までの伝達特性、Aは一対のスピーカから受聴者び反対
側の耳までの伝達特性、Fはサラウンド信号を音像定位
させたい位置から受聴者の同じ側の耳までの伝達関数、
Kはサラウンド信号を音像定位させたい位置から受聴者
の反対側の耳までの伝達関数)に設定されており、伝達
関数の設定によって音像定位位置に幅をもたせてサラウ
ンド再生される範囲を設定できるようになされている。
d−6、10d−7の伝達特性P、Nは、 P=(F+K)/(S+A) N=(F−K)/(S−A) (ただし、Sは一対のスピーカから受聴者の同じ側の耳
までの伝達特性、Aは一対のスピーカから受聴者び反対
側の耳までの伝達特性、Fはサラウンド信号を音像定位
させたい位置から受聴者の同じ側の耳までの伝達関数、
Kはサラウンド信号を音像定位させたい位置から受聴者
の反対側の耳までの伝達関数)に設定されており、伝達
関数の設定によって音像定位位置に幅をもたせてサラウ
ンド再生される範囲を設定できるようになされている。
【0038】図2に示す構成においては、入力のサラウ
ンド音Sは一系統のモノラル信号であるため、この入力
信号Sを非相関化すべく櫛形フィルタでなる疑似ステレ
オ処理部を通し、一方は遅延回路10d−1により遅延
した信号S’との加算出力を加算器10d−2によって
得ると共に、もう一方は加算器10d−3によって遅延
した信号S’との減算出力を得て、音像定位処理をし、
後述の前方2チャンネルのステレオ信号に加算すること
で、前方2スピーカから後方音について受聴者の後方左
右対称な位置にS+S′の虚音像をそれぞれ定位させる
ようにするものである。
ンド音Sは一系統のモノラル信号であるため、この入力
信号Sを非相関化すべく櫛形フィルタでなる疑似ステレ
オ処理部を通し、一方は遅延回路10d−1により遅延
した信号S’との加算出力を加算器10d−2によって
得ると共に、もう一方は加算器10d−3によって遅延
した信号S’との減算出力を得て、音像定位処理をし、
後述の前方2チャンネルのステレオ信号に加算すること
で、前方2スピーカから後方音について受聴者の後方左
右対称な位置にS+S′の虚音像をそれぞれ定位させる
ようにするものである。
【0039】次に、このようにして音像定位処理回路1
0dにより処理された音像定位信号Ls,Rsは、加算
回路10e,10fに供給されて、他方から供給される
前方チャンネルのステレオ信号L,Rと加算されて、そ
れぞれサラウンド信号Lx,Rx信号として生成され
る。
0dにより処理された音像定位信号Ls,Rsは、加算
回路10e,10fに供給されて、他方から供給される
前方チャンネルのステレオ信号L,Rと加算されて、そ
れぞれサラウンド信号Lx,Rx信号として生成され
る。
【0040】そして、これらサラウンド信号Lx,Rx
信号は、それぞれ次段の音声信号分配装置2,3に供給
され、これら分配装置から各スレープ機5−1,…,5
−nに両チャンネル信号が供給される。これらスレープ
機5−1,…,5−nでは、装着されている媒体に図示
しない映像信号処理系から入来する映像信号と共に両チ
ャンネルのサラウンド信号が記録されて、例えば、市販
用のソフトテープとして作成される。
信号は、それぞれ次段の音声信号分配装置2,3に供給
され、これら分配装置から各スレープ機5−1,…,5
−nに両チャンネル信号が供給される。これらスレープ
機5−1,…,5−nでは、装着されている媒体に図示
しない映像信号処理系から入来する映像信号と共に両チ
ャンネルのサラウンド信号が記録されて、例えば、市販
用のソフトテープとして作成される。
【0041】したがって、このようにして作成された記
録媒体を用いて、従来より一般家庭で使用されている2
スピーカシステムで再生すれば、例えば、図11に示し
たように受聴者Mの後方の仮想スピーカSP3,SP
4、又は、前方の仮想スピーカSP5から恰も音が放射
されるように現実感のある音が再生されることになる。
録媒体を用いて、従来より一般家庭で使用されている2
スピーカシステムで再生すれば、例えば、図11に示し
たように受聴者Mの後方の仮想スピーカSP3,SP
4、又は、前方の仮想スピーカSP5から恰も音が放射
されるように現実感のある音が再生されることになる。
【0042】次に、図3は、第2実施例として示したデ
ュプリケーションシステムであり、この場合は、映像信
号と、前方2チャンネルステレオ信号、前方1チャンネ
ルのセンターチャンネル信号、及び後方2チャンネルの
ステレオサラウンド信号又はスパーウファー用の低域信
号がデジタル圧縮処理してエンコードされた音声信号と
が記録されたビデオテープ、ディスク等の記録媒体をマ
スター媒体として示した例である。なお、前述と同様、
映像信号処理系統は、説明を簡略化するために、その開
示を省略してある。
ュプリケーションシステムであり、この場合は、映像信
号と、前方2チャンネルステレオ信号、前方1チャンネ
ルのセンターチャンネル信号、及び後方2チャンネルの
ステレオサラウンド信号又はスパーウファー用の低域信
号がデジタル圧縮処理してエンコードされた音声信号と
が記録されたビデオテープ、ディスク等の記録媒体をマ
スター媒体として示した例である。なお、前述と同様、
映像信号処理系統は、説明を簡略化するために、その開
示を省略してある。
【0043】サラウンドデコーダ10a′には、マスタ
ー再生機15により装着された記録媒体からデジタルの
信号ストリームが再生されて供給され、前方2チャンネ
ルステレオ信号Lf,Rf、前方1チャンネルのセンタ
ーチャンネル信号C、及び後方2チャンネルのステレオ
サラウンド信号Lr,Rr又はスーパーウファー用の低
域信号が記録されている場合には、これらの信号が復調
分離される。なお、スーパーウファー用の低域信号は、
通常、スーパーウファーで再生するか又は各CHに振り
分けたりするが、この実施例では説明を省略する。
ー再生機15により装着された記録媒体からデジタルの
信号ストリームが再生されて供給され、前方2チャンネ
ルステレオ信号Lf,Rf、前方1チャンネルのセンタ
ーチャンネル信号C、及び後方2チャンネルのステレオ
サラウンド信号Lr,Rr又はスーパーウファー用の低
域信号が記録されている場合には、これらの信号が復調
分離される。なお、スーパーウファー用の低域信号は、
通常、スーパーウファーで再生するか又は各CHに振り
分けたりするが、この実施例では説明を省略する。
【0044】センターチャンネル信号Cは、減衰器10
gで約3db程度減衰されて加算回路10b,10cに
それぞれ供給され、これらの回路で左ステレオ信号Lf
及び右ステレオ信号Rfとそれぞれ加算されて信号L
f′,Rf′とされる。また、後方2チャンネルのステ
レオ信号Lr,Rrは音像定位処理回路10d′に供給
される。この音像定位処理回路10d′の構成は、図4
に示す構成で、前述の図2における音像定位処理部と同
一で、前述と同様の処理を行うため、説明を省略する。
gで約3db程度減衰されて加算回路10b,10cに
それぞれ供給され、これらの回路で左ステレオ信号Lf
及び右ステレオ信号Rfとそれぞれ加算されて信号L
f′,Rf′とされる。また、後方2チャンネルのステ
レオ信号Lr,Rrは音像定位処理回路10d′に供給
される。この音像定位処理回路10d′の構成は、図4
に示す構成で、前述の図2における音像定位処理部と同
一で、前述と同様の処理を行うため、説明を省略する。
【0045】そして、この音像定位処理回路10d′で
生成された音像定位信号Ls,Rsは、加算回路10
e,10fでそれぞれステレオ信号Lf′,Rf′と加
算されて、前記実施例と同様にして各スレープ機5−
1,…,5−nに装着された記録媒体に記録されること
になる。
生成された音像定位信号Ls,Rsは、加算回路10
e,10fでそれぞれステレオ信号Lf′,Rf′と加
算されて、前記実施例と同様にして各スレープ機5−
1,…,5−nに装着された記録媒体に記録されること
になる。
【0046】次に、図5は図3の変形例で、第3の実施
例を示す概略ブロック図である。前記実施例では、記録
媒体に記録されている信号がエンコードされて記録され
ていたが、本実施例では各信号はエンコードされず、そ
れぞれ独立チャンネルのままで記録されているものであ
る。従って、図3で示したサラウンドデコーダ回路10
a′が不要となるものである。また、このような構成
は、図1で示した実施例についても当然に適用できるも
のである。
例を示す概略ブロック図である。前記実施例では、記録
媒体に記録されている信号がエンコードされて記録され
ていたが、本実施例では各信号はエンコードされず、そ
れぞれ独立チャンネルのままで記録されているものであ
る。従って、図3で示したサラウンドデコーダ回路10
a′が不要となるものである。また、このような構成
は、図1で示した実施例についても当然に適用できるも
のである。
【0047】また、次に、前記の各実施例の構成によれ
ば、前方ステレオ信号と音像定位信号とを加算すること
により、音声信号のダイナミックレンジが広がり、スレ
ーブ機の記録方法及び記録媒体によってはダイナミック
レンジの制約を受けることもある。例えば、図6に示す
ように、その記録可能レベル幅がaであるような場合、
加算器から波形のような信号が入来すると、記録可能
レベル幅aを越えて、その越えた箇所がクリップされて
波形のようにされてしまう。そのため、クリップされ
た箇所で波形が歪んでしまうことになる。そこで、波形
のように記録可能な信号レベルに押さえて、ノイズの
発生を防止する必要が生じてくる。
ば、前方ステレオ信号と音像定位信号とを加算すること
により、音声信号のダイナミックレンジが広がり、スレ
ーブ機の記録方法及び記録媒体によってはダイナミック
レンジの制約を受けることもある。例えば、図6に示す
ように、その記録可能レベル幅がaであるような場合、
加算器から波形のような信号が入来すると、記録可能
レベル幅aを越えて、その越えた箇所がクリップされて
波形のようにされてしまう。そのため、クリップされ
た箇所で波形が歪んでしまうことになる。そこで、波形
のように記録可能な信号レベルに押さえて、ノイズの
発生を防止する必要が生じてくる。
【0048】図7は、それを考慮して、加算後の信号に
対して、コンプレッサ処理或いはリミッタ処理をしてダ
イナミックレンジを制限するように構成した第4の実施
例を示したものである。同図は、図1の第1実施例に係
るサラウンド処理装置10の加算器10e,10fの後
段部にコンプレッサ処理回路30a,30bを付加して
サラウンド処理装置30を構成したものである。これら
のコンプレッサ処理回路30a,30bにおける処理特
性は、例えば、図8(a)に示される特性で、この例に
よれば、大きな入力レベルの部分(約+10dB以上)
でコンプレッサ処理をするようにしたもので、サラウン
ド信号の無い状態時でのレベルを確保したい場合に適し
た処理である。また図8(b)に示すような特性処理と
することもできる。この場合には、全ての入力レベルで
一様にコンプレッサ処理をするようにした例である。
対して、コンプレッサ処理或いはリミッタ処理をしてダ
イナミックレンジを制限するように構成した第4の実施
例を示したものである。同図は、図1の第1実施例に係
るサラウンド処理装置10の加算器10e,10fの後
段部にコンプレッサ処理回路30a,30bを付加して
サラウンド処理装置30を構成したものである。これら
のコンプレッサ処理回路30a,30bにおける処理特
性は、例えば、図8(a)に示される特性で、この例に
よれば、大きな入力レベルの部分(約+10dB以上)
でコンプレッサ処理をするようにしたもので、サラウン
ド信号の無い状態時でのレベルを確保したい場合に適し
た処理である。また図8(b)に示すような特性処理と
することもできる。この場合には、全ての入力レベルで
一様にコンプレッサ処理をするようにした例である。
【0049】また、前記のコンプレッサ処理回路30
a,30bの代わりに図8(c)に示すようなリミッタ
処理特性を有するリミッタ回路を設けるようにしても良
い。この場合には、出力レベルが一定値(+20dB)
以上にならないように制限してしまうような特性とした
ものである。このようなコンプレッサ又はリミッタ処理
の施し方、或いは特性の設定については、記録媒体,記
録方式又はプログラムの内容等によって決定される。
a,30bの代わりに図8(c)に示すようなリミッタ
処理特性を有するリミッタ回路を設けるようにしても良
い。この場合には、出力レベルが一定値(+20dB)
以上にならないように制限してしまうような特性とした
ものである。このようなコンプレッサ又はリミッタ処理
の施し方、或いは特性の設定については、記録媒体,記
録方式又はプログラムの内容等によって決定される。
【0050】更に、図9は第5実施例で、前記と同様
に、サラウンド処理装置40のみを記載してある。この
実施例の場合には、加算器10e,10fの前段側にコ
ンプレッサ処理回路40c-1,40c-2,40c-3,4
0c-4をそれぞれ設け、更にこれらの前段側に各コンプ
レッサ処理回路の特性を制御するための制御回路40
a,40bを設けてサラウンド処理装置40を構成した
ものである。このような構成にすれば、それぞれの信号
レベルに応じてコンプレッサ処理ができ、より適用性の
ある制御が可能となる。尚、当然にこの実施例において
もコンプレッサ処理回路40c-1,40c-2,40c-
3,40c-4の代わりにリミッタ回路を設け、その信号
レベルに応じてリミッタの動作を制御するようにしても
良い。また、これらの第4及び第5の実施例において
も、第3実施例において示したようなサラウンドデコー
ダ回路を有しないサラウンド処理装置においても当然に
適用できるものである。
に、サラウンド処理装置40のみを記載してある。この
実施例の場合には、加算器10e,10fの前段側にコ
ンプレッサ処理回路40c-1,40c-2,40c-3,4
0c-4をそれぞれ設け、更にこれらの前段側に各コンプ
レッサ処理回路の特性を制御するための制御回路40
a,40bを設けてサラウンド処理装置40を構成した
ものである。このような構成にすれば、それぞれの信号
レベルに応じてコンプレッサ処理ができ、より適用性の
ある制御が可能となる。尚、当然にこの実施例において
もコンプレッサ処理回路40c-1,40c-2,40c-
3,40c-4の代わりにリミッタ回路を設け、その信号
レベルに応じてリミッタの動作を制御するようにしても
良い。また、これらの第4及び第5の実施例において
も、第3実施例において示したようなサラウンドデコー
ダ回路を有しないサラウンド処理装置においても当然に
適用できるものである。
【0051】また、次に、図10は第6の実施例に係る
マスターテープを作成するための編集システムで、マス
ター再生機1(15,20)と、前記第1乃至第5の実
施例で示したいずれかのサラウンド処理装置10(1
6,21,30,40)と、マスター記録機50とから
成るシステムである。このシステムは、サラウンド信号
が記録されたマスターテープを作成するもので、予め上
述したような音像定位処理が施されたマスターテープを
作成するようにしておけば、前記の従来で示したシステ
ムをそのまま利用して、サラウンド信号処理済みの記録
媒体を作成できるものとなる。
マスターテープを作成するための編集システムで、マス
ター再生機1(15,20)と、前記第1乃至第5の実
施例で示したいずれかのサラウンド処理装置10(1
6,21,30,40)と、マスター記録機50とから
成るシステムである。このシステムは、サラウンド信号
が記録されたマスターテープを作成するもので、予め上
述したような音像定位処理が施されたマスターテープを
作成するようにしておけば、前記の従来で示したシステ
ムをそのまま利用して、サラウンド信号処理済みの記録
媒体を作成できるものとなる。
【0052】以上、説明したように上述の各実施例によ
れば、一般家庭で使用されている前方2スピーカのみの
システムで、後方又は前方中央に恰も存在する仮想スピ
ーカから現実感に満ちたサラウンド音を再生できる記録
媒体を提供できる。
れば、一般家庭で使用されている前方2スピーカのみの
システムで、後方又は前方中央に恰も存在する仮想スピ
ーカから現実感に満ちたサラウンド音を再生できる記録
媒体を提供できる。
【0053】尚、前記実施例では、映像信号と音声信号
とがミックスされた記録媒体の作成を前提に述べたが、
当然に、音声信号のみが記録される媒体にも適用できる
ことは言うまでもない。
とがミックスされた記録媒体の作成を前提に述べたが、
当然に、音声信号のみが記録される媒体にも適用できる
ことは言うまでもない。
【0054】また、前記各実施例では、センターチャン
ネル信号Cを加算器10b,10cで加算するようにし
ているが、音像定位処理回路内で後方チャネル信号と加
算してから後方の加算器10e,10fと加算するよう
にしても良く、その場合には、加算器10b,10cが
不要となる。
ネル信号Cを加算器10b,10cで加算するようにし
ているが、音像定位処理回路内で後方チャネル信号と加
算してから後方の加算器10e,10fと加算するよう
にしても良く、その場合には、加算器10b,10cが
不要となる。
【0055】また、各実施例では、このセンターチャン
ネル信号Cが含まれた記録媒体を取り扱うようにしてい
るが、このセンターチャンネル信号Cが含まれない場合
もあり、そのような場合には、前記の加算するための構
成は不要となる。
ネル信号Cが含まれた記録媒体を取り扱うようにしてい
るが、このセンターチャンネル信号Cが含まれない場合
もあり、そのような場合には、前記の加算するための構
成は不要となる。
【0056】また、更に、最終的に作成する記録媒体へ
の信号の形態は、アナログ信号として記録する場合もあ
り、デジタル信号として記録する場合もあり、その形態
に応じて、適宜、A/D変換器或いは、D/A変換器
が、スレーブ機内や、分配装置の前段等に設けられるも
のである。
の信号の形態は、アナログ信号として記録する場合もあ
り、デジタル信号として記録する場合もあり、その形態
に応じて、適宜、A/D変換器或いは、D/A変換器
が、スレーブ機内や、分配装置の前段等に設けられるも
のである。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一般家庭で使用されている前方2スピーカのみのシステ
ムで、後方又は前方中央に恰も存在する仮想スピーカか
ら現実感に満ちたサラウンド音を再生できる記録媒体を
提供できる等の効果を奏する。
一般家庭で使用されている前方2スピーカのみのシステ
ムで、後方又は前方中央に恰も存在する仮想スピーカか
ら現実感に満ちたサラウンド音を再生できる記録媒体を
提供できる等の効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例に係るデュプリケーション
システムの概略ブロック図である。
システムの概略ブロック図である。
【図2】第1実施例の音像定位処理回路のブロック図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第2実施例に係るデュプリケーション
システムの概略ブロック図である。
システムの概略ブロック図である。
【図4】第2実施例の音像定位処理回路のブロック図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第3実施例に係るデュプリケーション
システムの概略ブロック図である。
システムの概略ブロック図である。
【図6】スレーブ機への入力特性を説明するための波形
図である。
図である。
【図7】本発明の第4実施例に係るデュプリケーション
システムの概略ブロック図である。
システムの概略ブロック図である。
【図8】本コンプレッサ処理回路の処理波形を示した図
である。
である。
【図9】本発明の第5実施例に係るデュプリケーション
システムの概略ブロック図である。
システムの概略ブロック図である。
【図10】本発明の第6実施例に係る編集システムの概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
【図11】本発明の実施例に係るシステムから作成され
た記録媒体を再生した際のサラウンド効果を説明するた
めの図である。
た記録媒体を再生した際のサラウンド効果を説明するた
めの図である。
【図12】従来のデュプリケーションシステムの概略ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図13】従来のサラウンド音の受聴システム図であ
る。
る。
【図14】一般家庭で行われている受聴システム図であ
る。
る。
1,15,20 マスター再生機 2,3 音声信号分配装置 5−1〜5−n スレーブ機 10,16,21,30,40 サラウンド処理装置 10a,10a′ サラウンドデコーダ回路 10d,10d′ 音像定位処理回路 10b,10c,10e,10f 加算器 30a,30b,40c−1,40c−2,40c−
3,40c−4 コンプレッサ処理回路 50 マスター記録機
3,40c−4 コンプレッサ処理回路 50 マスター記録機
Claims (24)
- 【請求項1】少なくとも、前方2チャンネルのステレオ
信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャンネ
ル信号とがエンコードされて記録された記録媒体を装着
して再生するための再生手段と、この再生手段よって再
生された前記信号をデコードしてそれぞれ独立チャンネ
ルの信号として取り出すためのデコード手段と、このデ
コード手段によって取り出された前記後方チャンネル信
号に時間軸上の畳み込み演算を行わせるための音像定位
処理手段と、この音像定位処理された信号と前記デコー
ド手段から取り出された前方2チャンネルのステレオ信
号とを加算するための加算手段と、この加算手段から出
力された信号を分配する分配手段と、この分配手段から
それぞれ供給される信号を装着された記録媒体に記録す
るための複数の記録手段とから成ることを特徴とするデ
ュプリケーションシステム。 - 【請求項2】請求項1記載のデュプリケーションシステ
ムにおいて、記録媒体にエンコードされている信号は、
少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、サラ
ウンド音響効果を得るための後方1チャンネルのモノラ
ル信号とが2チャンネル化されてエンコードされてお
り、デコード時には前記2チャンネル化された信号をそ
れぞれ独立チャンネルの信号として取り出すことを特徴
とするデュプリケーションシステム。 - 【請求項3】請求項1記載のデュプリケーションシステ
ムにおいて、記録媒体にエンコードされている信号は、
少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、サラ
ウンド音響効果を得るための後方2チャンネルのステレ
オ信号とがデジタル圧縮処理されてエンコードされてお
り、デコード時には前記それぞれの信号を独立チャンネ
ルの信号として取り出すことを特徴とするデュプリケー
ションシステム。 - 【請求項4】少なくとも、前方2チャンネルのステレオ
信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャンネ
ル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として記録さ
れた記録媒体を装着して再生するための再生手段と、こ
の再生手段から再生される前記後方チャンネル信号に時
間軸上の畳み込み演算を行わせるための音像定位処理手
段と、この音像定位処理された信号と前記再生手段から
再生される前記前方2チャンネルのステレオ信号とを加
算するための加算手段と、この加算手段から出力される
信号を分配する分配手段と、この分配手段から供給され
る信号を装着された記録媒体に記録するための複数の記
録手段とから成ることを特徴とするデュプリケーション
システム。 - 【請求項5】請求項4記載のデュプリケーションシステ
ムにおいて、記録媒体に記録されている独立チャンネル
の信号は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信
号と、サラウンド音響効果を得るための後方1チャンネ
ルのモノラル信号とであることを特徴とするデュプリケ
ーションシステム。 - 【請求項6】請求項4記載のデュプリケーションシステ
ムにおいて、記録媒体に記録されている独立チャンネル
の信号は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信
号と、サラウンド音響効果を得るための後方2チャンネ
ルのステレオ信号とであることを特徴とするデュプリケ
ーションシステム。 - 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6記載のデ
ュプリケーションシステムにおいて、加算手段の後段部
に、この加算手段から出力される信号の所定高域レベル
又は全域レベルの圧縮処理を施すためのコンプレッサ手
段を設けたことを特徴とするデュプリケーションシステ
ム。 - 【請求項8】請求項1、2、3、4、5又は6記載のデ
ュプリケーションシステムにおいて、前記加算手段の後
段部に、この加算手段から出力される信号の所定高域レ
ベルを制限するリミッタ手段を設けたことを特徴とする
デュプリケーションシステム。 - 【請求項9】請求項1、2、3、4、5又は6記載のデ
ュプリケーションシステムにおいて、加算手段の前段側
に前記前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間軸上
の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号との所
定高域レベル又は全域レベルの圧縮処理を施すためのコ
ンプレッサ手段と、前記前方2チャンネルのステレオ信
号と前記後方チャンネル信号とのレベルを検出して、前
記コンプレッサ手段を制御する制御手段とを設けたこと
を特徴とするデュプリケーションシステム。 - 【請求項10】請求項1、2、3、4、5又は6記載の
デュプリケーションシステムにおいて、加算手段の前段
側に前記前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間軸
上の畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号との
所定高域レベルを制限するリミッタ手段と、前記前方2
チャンネルのステレオ信号と後方チャンネル信号とのレ
ベルを検出して、前記リミット手段を制御する制御手段
とを設けたことを特徴とするデュプリケーションシステ
ム。 - 【請求項11】少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャン
ネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体を装
着して再生するための再生手段と、この再生手段よって
再生された前記信号をデコードしてそれぞれ取り出すた
めのデコード手段と、このデコード手段によって取り出
された前記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込み演
算を行わせるための音像定位処理手段と、この音像定位
処理された信号と前記デコード手段から取り出された前
方2チャンネルのステレオ信号とを加算するための加算
手段と、この加算手段から出力される信号を装着された
記録媒体に記録するための記録手段とから成る編集シス
テム。 - 【請求項12】請求項11記載の編集システムにおい
て、記録媒体にエンコードされている信号は、少なくと
も、前方2チャンネルのステレオ信号と、サラウンド音
響効果を得るための後方1チャンネルのモノラル信号と
が2チャンネル化されてエンコードされており、デコー
ド時には前記2チャンネル化された信号をそれぞれ独立
チャンネルの信号として取り出すことを特徴とする編集
システム。 - 【請求項13】請求項11記載の編集システムにおい
て、記録媒体にエンコードされている信号は、少なくと
も、前方2チャンネルのステレオ信号と、サラウンド音
響効果を得るための後方2チャンネルのステレオ信号と
がデジタル圧縮処理されてエンコードされており、デコ
ード時には前記それぞれの信号を独立チャンネルの信号
として取り出すことを特徴とする編集システム。 - 【請求項14】少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャン
ネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として記録
された記録媒体を装着して再生するための再生手段と、
この再生手段から再生されて供給される前記後方チャン
ネル信号に時間軸上の畳み込演算を行わせるための音像
定位処理手段と、この音像定位処理された信号と前記再
生手段から再生されて供給される前記前方2チャンネル
のステレオ信号とを加算するための加算手段と、この加
算手段から出力される信号を装着された記録媒体に記録
するための記録手段とから成る編集システム。 - 【請求項15】請求項14記載の編集システムにおい
て、記録媒体に記録されている独立チャンネルの信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方1チャンネルの信
号とであることを特徴とする編集システム。 - 【請求項16】請求項14記載の編集システムにおい
て、記録媒体に記録されている独立チャンネルの信号
は、少なくとも、前方2チャンネルのステレオ信号と、
サラウンド音響効果を得るための後方2チャンネルの信
号とであることを特徴とする編集システム。 - 【請求項17】少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャン
ネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体から
前記記録された信号を再生するステップと、この再生さ
れた前記信号をそれぞれ独立チャンネルの信号としてデ
コードして取り出すステップと、これら取り出された前
記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込み演算を行わ
せて音像定位処理を行わせるステップと、この音像定位
処理された信号と前記デコードして取り出された前方2
チャンネルのステレオ信号とを加算するステップと、こ
れら加算された信号を複数の記録手段に分配するステッ
プと、この分配手段された信号を前記複数の記録手段に
装着された記録媒体に記録するステップからなる記録媒
体の作成方法。 - 【請求項18】少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャン
ネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として記録
された記録媒体から前記記録された信号を再生するステ
ップと、前記再生された後方チャンネル信号に時間軸上
の畳み込み演算を行わせて音像定位処理を行わせるステ
ップと、この音像定位処理された信号と前記再生された
前方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステップ
と、これら加算された信号を複数の記録手段に分配する
ステップと、この分配手段された信号を前記複数の記録
手段に装着された記録媒体に記録するステップからなる
記録媒体の作成方法。 - 【請求項19】少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャン
ネル信号とがエンコードされて記録された記録媒体から
前記記録された信号を再生するステップと、この再生さ
れた前記信号をそれぞれ独立チャンネルの信号としてデ
コードして取り出すステップと、これら取り出された前
記後方チャンネル信号に時間軸上の畳み込み演算を行わ
せて音像定位処理を行わせるステップと、この音像定位
処理された信号と前記デコードして取り出された前方2
チャンネルのステレオ信号とを加算するステップと、こ
れら加算された信号を記録手段に装着された記録媒体に
記録するステップからなる記録媒体の作成方法。 - 【請求項20】少なくとも、前方2チャンネルのステレ
オ信号と、サラウンド音響効果を得るための後方チャン
ネル信号とがそれぞれ独立チャンネルの信号として記録
された記録媒体から前記記録された信号を再生するステ
ップと、前記再生された後方チャンネル信号に時間軸上
の畳み込み演算を行わせて音像定位処理を行わせるステ
ップと、この音像定位処理された信号と前記再生された
前方2チャンネルのステレオ信号とを加算するステップ
と、これら加算された信号を記録手段に装着された記録
媒体に記録するステップからなる記録媒体の作成方法。 - 【請求項21】請求項17、18、19、又は20記載
の記録媒体の作成方法において、加算するステップの後
に、加算された信号の所定高域レベル又は全域レベルの
圧縮処理を施す処理ステップを設けるようにしたことを
特徴とする記録媒体の作成方法。 - 【請求項22】請求項17、18、19、又は20記載
の記録媒体の作成方法において、加算するステップの後
に、加算された信号の所定高域レベルを制限する処理ス
テップを設けるようにしたことを特徴とする記録媒体の
作成方法。 - 【請求項23】請求項17、18、19、又は20記載
の記録媒体の作成方法において、加算するステップの前
に、前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間軸上の
畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号との所定
高域レベル又は全域レベルの圧縮処理を施すと共に、こ
の圧縮処理を施す際に、前記前方2チャンネルのステレ
オ信号と前記後方チャンネル信号とのレベルを検出し
て、前記圧縮度合いを決定する処理ステップを設けるよ
うにしたことを特徴とする記録媒体の作成方法。 - 【請求項24】請求項17、18、19、又は20記載
の記録媒体の作成方法において、加算するステップの前
に、前方2チャンネルのステレオ信号と前記時間軸上の
畳み込演算処理が施された後方チャンネル信号との所定
高域レベルを制限すると共に、この制限を行う際に、前
記前方2チャンネルのステレオ信号と前記後方チャンネ
ル信号とのレベルを検出して、前記制限度合いを決定す
る処理ステップを設けるようにしたことを特徴とする記
録媒体の作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10085042A JPH1132398A (ja) | 1997-05-16 | 1998-03-16 | デュプリケーションシステム、編集システム及び記録媒体の作成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-143077 | 1997-05-16 | ||
JP14307797 | 1997-05-16 | ||
JP10085042A JPH1132398A (ja) | 1997-05-16 | 1998-03-16 | デュプリケーションシステム、編集システム及び記録媒体の作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1132398A true JPH1132398A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=26426076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10085042A Pending JPH1132398A (ja) | 1997-05-16 | 1998-03-16 | デュプリケーションシステム、編集システム及び記録媒体の作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1132398A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002052897A1 (fr) * | 2000-12-25 | 2002-07-04 | Sony Corporation | Dispositif de localisation d'image sonore virtuelle, procede de localisation d'image sonore virtuelle, et moyen de stockage |
JP2014506416A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-03-13 | ジェノーディオ,インコーポレーテッド | オーディオ空間化および環境シミュレーション |
JP2015520591A (ja) * | 2012-06-19 | 2015-07-16 | インスティテュート フューア ランドファンクテクニック ゲーエムベーハー | ダイナミックレンジ圧縮器 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP10085042A patent/JPH1132398A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002052897A1 (fr) * | 2000-12-25 | 2002-07-04 | Sony Corporation | Dispositif de localisation d'image sonore virtuelle, procede de localisation d'image sonore virtuelle, et moyen de stockage |
JP2014506416A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-03-13 | ジェノーディオ,インコーポレーテッド | オーディオ空間化および環境シミュレーション |
US9154896B2 (en) | 2010-12-22 | 2015-10-06 | Genaudio, Inc. | Audio spatialization and environment simulation |
JP2015520591A (ja) * | 2012-06-19 | 2015-07-16 | インスティテュート フューア ランドファンクテクニック ゲーエムベーハー | ダイナミックレンジ圧縮器 |
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