JPH1129264A - 動力噴霧機におけるホース送出/巻取装置 - Google Patents
動力噴霧機におけるホース送出/巻取装置Info
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- JPH1129264A JPH1129264A JP18275697A JP18275697A JPH1129264A JP H1129264 A JPH1129264 A JP H1129264A JP 18275697 A JP18275697 A JP 18275697A JP 18275697 A JP18275697 A JP 18275697A JP H1129264 A JPH1129264 A JP H1129264A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H75/00—Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
- B65H75/02—Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
- B65H75/34—Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables
- B65H75/38—Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables involving the use of a core or former internal to, and supporting, a stored package of material
- B65H75/44—Constructional details
- B65H75/4402—Guiding arrangements to control paying-out and re-storing of the material
- B65H75/4405—Traversing devices; means for orderly arranging the material on the drum
- B65H75/4407—Traversing devices; means for orderly arranging the material on the drum positively driven, e.g. by a transmission between the drum and the traversing device
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/33—Hollow or hose-like material
Landscapes
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業者の感覚に適合したホースの送出と巻取
とを実現する。 【解決手段】 逆回転する巻取駆動軸13に係合してホー
ス8を巻き取るホースリール2と、正回転する送出駆動
軸31に係合して前記ホースリール2から延長して懸け廻
したホース8を送り出す送出ローラ1とからなり、動力
噴霧機に付設するホース8を送り出す又は巻き取るホー
ス送出/巻取装置において、ホースリール2はホース8
の送出時には自由正回転できるように巻取駆動軸13と連
結し、送出ローラ1はホース8の外径の2倍より大な溝
幅を有する略プーリ形状で、ホースリール2から延長し
たホース8を前記送出ローラに1巻以上懸け廻す。
とを実現する。 【解決手段】 逆回転する巻取駆動軸13に係合してホー
ス8を巻き取るホースリール2と、正回転する送出駆動
軸31に係合して前記ホースリール2から延長して懸け廻
したホース8を送り出す送出ローラ1とからなり、動力
噴霧機に付設するホース8を送り出す又は巻き取るホー
ス送出/巻取装置において、ホースリール2はホース8
の送出時には自由正回転できるように巻取駆動軸13と連
結し、送出ローラ1はホース8の外径の2倍より大な溝
幅を有する略プーリ形状で、ホースリール2から延長し
たホース8を前記送出ローラに1巻以上懸け廻す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力噴霧機におけ
るホース送出/巻取装置に関する。
るホース送出/巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動力噴霧機は、延長したホースに動力を
もって薬液を送り出し、ホースノズルから前記薬液を散
布する機械であり、例えばビニールハウスや農場での農
薬散布等に利用される。噴霧機本体から一定以上ホース
を延長すると、ホース自身の重さや地面との摩擦等によ
って、作業者の力だけではホースを引き出せなくなる。
そこで、動力噴霧機にはホースの送り出しを補助し、延
長したホースを再び噴霧機本体へ巻き戻すためのホース
送出/巻取装置が設けられている。
もって薬液を送り出し、ホースノズルから前記薬液を散
布する機械であり、例えばビニールハウスや農場での農
薬散布等に利用される。噴霧機本体から一定以上ホース
を延長すると、ホース自身の重さや地面との摩擦等によ
って、作業者の力だけではホースを引き出せなくなる。
そこで、動力噴霧機にはホースの送り出しを補助し、延
長したホースを再び噴霧機本体へ巻き戻すためのホース
送出/巻取装置が設けられている。
【0003】ホース送出/巻取装置は、(1)ホースを延
長する際に、作業者がホースを引っ張ったときのみ送り
出し、作業者がホースを引っ張らなくなったら送り出し
を中断し、(2)ホースを巻き取る際には、巻取の抵抗と
ならないことが望ましい。こうした要件を加味した従来
のホース送出/巻取装置としては、実開平6-81282号を
例示できる。この装置では、ホースを捲回する巻取ドラ
ム(ホースリール)からV字溝を有する滑車(送出ローラ)
にホースを懸け廻してホースを送り出す。ホースを延長
する際、滑車はホースの送出方向に回転しており、作業
者がホースを引っ張るとV字溝に押し付けられてホース
が送り出されるが、作業者がホースの引っ張りを止める
とV字溝へのホースの押し付け力が弱められてホースの
送り出しが中断するようになっている。
長する際に、作業者がホースを引っ張ったときのみ送り
出し、作業者がホースを引っ張らなくなったら送り出し
を中断し、(2)ホースを巻き取る際には、巻取の抵抗と
ならないことが望ましい。こうした要件を加味した従来
のホース送出/巻取装置としては、実開平6-81282号を
例示できる。この装置では、ホースを捲回する巻取ドラ
ム(ホースリール)からV字溝を有する滑車(送出ローラ)
にホースを懸け廻してホースを送り出す。ホースを延長
する際、滑車はホースの送出方向に回転しており、作業
者がホースを引っ張るとV字溝に押し付けられてホース
が送り出されるが、作業者がホースの引っ張りを止める
とV字溝へのホースの押し付け力が弱められてホースの
送り出しが中断するようになっている。
【0004】このほか、従来のホース送出/巻取装置と
しては、実公平4-2947号(正逆回転可能な動力を用い、
ドラムと送出ローラとにワンウェイクラッチを設け、ホ
ース送出時にドラム、巻取時に送出ローラを自由回転に
する)、実公平5-15506号(一方向回転の動力を用い、ド
ラムと送出ローラとにワンウェイクラッチを設け、ホー
ス送出時にドラム、巻取時に送出ローラを自由回転にす
る)、実公平6-32928号(送出ローラのホースを嵌入する
凹部に広狭を設けてホースを動力により送り出す)、実
開平7-2362号(回転が一方向に制約されている動力でホ
ースの送出と巻取を実現する)があるが、いずれも上記
(1)の要件(ホースを延長する際、作業者がホースを引っ
張ったときのみ送り出し、作業者がホースを引っ張らな
くなったら送り出しを中断すること)については言及は
ない。
しては、実公平4-2947号(正逆回転可能な動力を用い、
ドラムと送出ローラとにワンウェイクラッチを設け、ホ
ース送出時にドラム、巻取時に送出ローラを自由回転に
する)、実公平5-15506号(一方向回転の動力を用い、ド
ラムと送出ローラとにワンウェイクラッチを設け、ホー
ス送出時にドラム、巻取時に送出ローラを自由回転にす
る)、実公平6-32928号(送出ローラのホースを嵌入する
凹部に広狭を設けてホースを動力により送り出す)、実
開平7-2362号(回転が一方向に制約されている動力でホ
ースの送出と巻取を実現する)があるが、いずれも上記
(1)の要件(ホースを延長する際、作業者がホースを引っ
張ったときのみ送り出し、作業者がホースを引っ張らな
くなったら送り出しを中断すること)については言及は
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記要件(1)(2)を満た
す実開平6-81282号について検討すると、次のような問
題を指摘することができる。(a)ホースを延長する際、
作業者がホースの引っ張りをやめればホースの送出が中
断されるが、その間滑車(送出ローラ)の回転が停止して
いないと、ホースは滑車に擦れることになる。これは、
ホースの摩耗、破損等を招き、ホースの耐久性を低下さ
せる。
す実開平6-81282号について検討すると、次のような問
題を指摘することができる。(a)ホースを延長する際、
作業者がホースの引っ張りをやめればホースの送出が中
断されるが、その間滑車(送出ローラ)の回転が停止して
いないと、ホースは滑車に擦れることになる。これは、
ホースの摩耗、破損等を招き、ホースの耐久性を低下さ
せる。
【0006】(b)作業者の引きの程度に応じて、ホース
の送出/中断を繰り返すわけであるが、両者の切換が適
切でないと、滑車(送出ローラ)付近でホースが絡まる虞
がある。V字溝へのホースの押し付けは、前記切換の遅
延を生みやすい。また、(c)ホース送出の切換に関係し
て、ホースを送り出すにはどの程度引っ張らなければな
らないかの設定が難しい。好ましくは、作業者の歩行速
度に従ってホースが送り出されるのがよいが、V字溝へ
の押し付けによるホースの送出では、より大きな引っ張
りが必要と考えられる。
の送出/中断を繰り返すわけであるが、両者の切換が適
切でないと、滑車(送出ローラ)付近でホースが絡まる虞
がある。V字溝へのホースの押し付けは、前記切換の遅
延を生みやすい。また、(c)ホース送出の切換に関係し
て、ホースを送り出すにはどの程度引っ張らなければな
らないかの設定が難しい。好ましくは、作業者の歩行速
度に従ってホースが送り出されるのがよいが、V字溝へ
の押し付けによるホースの送出では、より大きな引っ張
りが必要と考えられる。
【0007】最後に、(d)ホースの送出を停止している
間に、作業者の意図とは別にホースが弛んだりすると、
ホースが絡まったりして、次にホースを送り出す際に支
障をきたす。このため、噴霧機本体の振動でドラム(ホ
ースリール)が自由回転するのを抑制し、また滑車(送出
ローラ)を停止すると同時に、ドラムも惰性回転させず
に停止させることが望ましい。上記例示ではこのような
手段は施されていない。
間に、作業者の意図とは別にホースが弛んだりすると、
ホースが絡まったりして、次にホースを送り出す際に支
障をきたす。このため、噴霧機本体の振動でドラム(ホ
ースリール)が自由回転するのを抑制し、また滑車(送出
ローラ)を停止すると同時に、ドラムも惰性回転させず
に停止させることが望ましい。上記例示ではこのような
手段は施されていない。
【0008】むろん、こうした各問題点を解決しつつ、
(e)ホースの送出/巻取を円滑にすることが最も肝要と
なる。そこで、ホース送出/巻取装置としての要件(1)
(2)を満たしつつ、上記(a)〜(e)の要点に留意しなが
ら、作業者の感覚に適合したホースの送出と巻取とを実
現するホース送出/巻取装置を開発するため、その構造
及び構成について検討することとした。
(e)ホースの送出/巻取を円滑にすることが最も肝要と
なる。そこで、ホース送出/巻取装置としての要件(1)
(2)を満たしつつ、上記(a)〜(e)の要点に留意しなが
ら、作業者の感覚に適合したホースの送出と巻取とを実
現するホース送出/巻取装置を開発するため、その構造
及び構成について検討することとした。
【0009】
【課題を解決するための手段】検討の結果開発したもの
が、逆回転する巻取駆動軸に係合してホースを巻き取る
ホースリールと、正回転する送出駆動軸に係合して前記
ホースリールから延長して懸け廻したホースを送り出す
送出ローラとからなり、動力噴霧機に付設するホースを
送り出す又は巻き取るホース送出/巻取装置において、
ホースリールはホースの送出時には自由正回転できるよ
うに巻取駆動軸と連結し、送出ローラはホースの外径の
2倍より大な溝幅を有する略プーリ形状で、ホースリー
ルから延長したホースを前記送出ローラに1巻以上懸け
廻したホース送出/巻取装置である。ホースリールと巻
取駆動軸とは、ホースの巻取時のみ両者を連結するよう
な電磁クラッチにより連結するとよい。なお、本発明に
いう正回転とはホースを送り出す方向に回転すること、
逆回転とはホースを巻き取る方向に回転することを表す
(後掲図1では、正回転は左回転、逆回転は右回転とな
る)。
が、逆回転する巻取駆動軸に係合してホースを巻き取る
ホースリールと、正回転する送出駆動軸に係合して前記
ホースリールから延長して懸け廻したホースを送り出す
送出ローラとからなり、動力噴霧機に付設するホースを
送り出す又は巻き取るホース送出/巻取装置において、
ホースリールはホースの送出時には自由正回転できるよ
うに巻取駆動軸と連結し、送出ローラはホースの外径の
2倍より大な溝幅を有する略プーリ形状で、ホースリー
ルから延長したホースを前記送出ローラに1巻以上懸け
廻したホース送出/巻取装置である。ホースリールと巻
取駆動軸とは、ホースの巻取時のみ両者を連結するよう
な電磁クラッチにより連結するとよい。なお、本発明に
いう正回転とはホースを送り出す方向に回転すること、
逆回転とはホースを巻き取る方向に回転することを表す
(後掲図1では、正回転は左回転、逆回転は右回転とな
る)。
【0010】ホースは、一定以上の押付力Pで送出ロー
ラに押し付けられると、送出ローラの回転に従って送り
出すことができる。押付力Pは、送出ローラに対するホ
ースの摩擦係数μ(ホースの外径、材質や送出ローラの
径、材質、形状、数又は配置により定まる)、送出ロー
ラへのホースの巻付角度α、ホースに掛かる緊張(作業
者によるホースの引っ張り力(以下Ff(forward:前方)
で表記)やホースリールと送出ローラとの間におけるホ
ースの引っ張り力(以下Fb(backward:後方)で表記)等)
がそれぞれ大きいほど大きくなる。従来は専ら送出ロー
ラの形状(V字溝、溝に広狭を設ける)や数及び配置(2
基の送出ローラでホースを挟むなど)を工夫して摩擦係
数μを高めていたのに対し、本発明では送出ローラへの
ホースの巻付角度αを大きくして摩擦力を高め、送出ロ
ーラに懸け廻したホースの送出が可能な程度にまで押付
力Pを大きくした点が異なっている。
ラに押し付けられると、送出ローラの回転に従って送り
出すことができる。押付力Pは、送出ローラに対するホ
ースの摩擦係数μ(ホースの外径、材質や送出ローラの
径、材質、形状、数又は配置により定まる)、送出ロー
ラへのホースの巻付角度α、ホースに掛かる緊張(作業
者によるホースの引っ張り力(以下Ff(forward:前方)
で表記)やホースリールと送出ローラとの間におけるホ
ースの引っ張り力(以下Fb(backward:後方)で表記)等)
がそれぞれ大きいほど大きくなる。従来は専ら送出ロー
ラの形状(V字溝、溝に広狭を設ける)や数及び配置(2
基の送出ローラでホースを挟むなど)を工夫して摩擦係
数μを高めていたのに対し、本発明では送出ローラへの
ホースの巻付角度αを大きくして摩擦力を高め、送出ロ
ーラに懸け廻したホースの送出が可能な程度にまで押付
力Pを大きくした点が異なっている。
【0011】すなわち、本発明では局所的に摩擦力を高
めて必要な押付力Pを確保するのではなく、単位面積当
たりの押付力Pを下げながら、広い範囲でホースを送出
ローラに押し付けることにより、必要な押付力Pを確保
するのである。これにより、ホースの耐久性を高めるこ
とができるようになる((a)の解決)。なお、送出ローラ
の溝幅をホースの外径の2倍「より」大としたのは、送出
ローラにホースを1巻以上巻くためと、こうして巻き付
けたホースが溝底以外、つまり送出ローラの溝側面と接
触しないようにするためである。
めて必要な押付力Pを確保するのではなく、単位面積当
たりの押付力Pを下げながら、広い範囲でホースを送出
ローラに押し付けることにより、必要な押付力Pを確保
するのである。これにより、ホースの耐久性を高めるこ
とができるようになる((a)の解決)。なお、送出ローラ
の溝幅をホースの外径の2倍「より」大としたのは、送出
ローラにホースを1巻以上巻くためと、こうして巻き付
けたホースが溝底以外、つまり送出ローラの溝側面と接
触しないようにするためである。
【0012】更に、同ホース送出/巻取装置において、
ホースに懸かる緊張の変化によってこのホースが送出ロ
ーラの半径方向に拡径したことを検出するセンサを送出
ローラに懸け廻したホース近傍に配し、このセンサがホ
ースの拡径を検出したときに送出ローラの正回転を中断
し、このセンサがホースの縮径を検出したときに送出ロ
ーラの正回転を再開することとした。ホースは、引っ張
り力Ff,Fbに従った押付力Pで送出ローラの溝底に押
し付けられて縮径しているから、作業者がホースの引っ
張りを止めるとホースは拡径する。こうして、センサが
ホースの拡径を検出したことを、作業者がホースの引っ
張りを止めたこととみなし、ホースと送出ローラとが擦
れ合うような不要な送出ローラの正回転を中断するので
ある((b)の解決)。センサには、拡径するホース外面に
押される板状スイッチや、ホースの外面を検出する光セ
ンサがあり、板状スイッチはそのまま駆動軸の回転を停
止させるスイッチとして利用し、光センサでは電気的に
拡径を判断して駆動軸の回転を切り換える。
ホースに懸かる緊張の変化によってこのホースが送出ロ
ーラの半径方向に拡径したことを検出するセンサを送出
ローラに懸け廻したホース近傍に配し、このセンサがホ
ースの拡径を検出したときに送出ローラの正回転を中断
し、このセンサがホースの縮径を検出したときに送出ロ
ーラの正回転を再開することとした。ホースは、引っ張
り力Ff,Fbに従った押付力Pで送出ローラの溝底に押
し付けられて縮径しているから、作業者がホースの引っ
張りを止めるとホースは拡径する。こうして、センサが
ホースの拡径を検出したことを、作業者がホースの引っ
張りを止めたこととみなし、ホースと送出ローラとが擦
れ合うような不要な送出ローラの正回転を中断するので
ある((b)の解決)。センサには、拡径するホース外面に
押される板状スイッチや、ホースの外面を検出する光セ
ンサがあり、板状スイッチはそのまま駆動軸の回転を停
止させるスイッチとして利用し、光センサでは電気的に
拡径を判断して駆動軸の回転を切り換える。
【0013】とりわけ、先に示したホース送出/巻取装
置(ホースの外径の2倍より大な溝幅を有する略プーリ
形状の送出ローラにホースを1巻以上懸け廻す)では、
作業者の引っ張り力Ffとホースリールとの間の引っ張
り力Fbとの相互影響がほとんどなく、引っ張り力Fbは
略一定であるため、ホースの拡径は引っ張り力Ffに反
比例して生ずる。このため、センサはホースの拡径を介
してほぼ間違いなく作業者の引っ張りの中止を検知する
ことになる。これにより、センサの検出の有無に応じて
送出駆動軸の作動/停止を繰り返すことは、作業者の引
きに応じたホースの送出/中断を適切に切り換えること
になる((b)の解決)。また、作業者の歩行によるホース
の引っ張り程度でホースは容易に縮径するため、この縮
径をセンサが検出することで迅速にホースの送出の再開
されることになるから、より作業者の感覚に適合したホ
ースの送出/中断が可能となる((c)の解決)。
置(ホースの外径の2倍より大な溝幅を有する略プーリ
形状の送出ローラにホースを1巻以上懸け廻す)では、
作業者の引っ張り力Ffとホースリールとの間の引っ張
り力Fbとの相互影響がほとんどなく、引っ張り力Fbは
略一定であるため、ホースの拡径は引っ張り力Ffに反
比例して生ずる。このため、センサはホースの拡径を介
してほぼ間違いなく作業者の引っ張りの中止を検知する
ことになる。これにより、センサの検出の有無に応じて
送出駆動軸の作動/停止を繰り返すことは、作業者の引
きに応じたホースの送出/中断を適切に切り換えること
になる((b)の解決)。また、作業者の歩行によるホース
の引っ張り程度でホースは容易に縮径するため、この縮
径をセンサが検出することで迅速にホースの送出の再開
されることになるから、より作業者の感覚に適合したホ
ースの送出/中断が可能となる((c)の解決)。
【0014】次に、同ホース送出/巻取装置において、
送出ローラに対して相対的に正回転する送出駆動軸とこ
の送出ローラとが係合するようにワンウェイクラッチを
介して両者を連結してなり、ホース巻取時における送出
ローラが実質的に自由回転となるように、懸け廻したホ
ースの巻取に従って逆回転するこの送出ローラの回転速
度以上に駆動軸を逆転駆動するものを開発した。このホ
ース送出/巻取装置では、送出ローラに対して相対的に
送出駆動軸が正回転すると、両者が係合するから、巻き
取るホースが送出ローラを逆回転させると送出駆動軸は
相対的には正回転することになり、送出ローラの逆回転
を停めてしまう。そこで、送出駆動軸を送出ローラの回
転速度以上に逆転駆動することにより、送出ローラに対
して相対的に送出駆動軸を逆回転させたのと同じ状態を
創出して、ホース巻取時における両者の係合関係を解除
し、円滑な巻取を確保するのである((b),(e)の解決)。
送出ローラに対して相対的に正回転する送出駆動軸とこ
の送出ローラとが係合するようにワンウェイクラッチを
介して両者を連結してなり、ホース巻取時における送出
ローラが実質的に自由回転となるように、懸け廻したホ
ースの巻取に従って逆回転するこの送出ローラの回転速
度以上に駆動軸を逆転駆動するものを開発した。このホ
ース送出/巻取装置では、送出ローラに対して相対的に
送出駆動軸が正回転すると、両者が係合するから、巻き
取るホースが送出ローラを逆回転させると送出駆動軸は
相対的には正回転することになり、送出ローラの逆回転
を停めてしまう。そこで、送出駆動軸を送出ローラの回
転速度以上に逆転駆動することにより、送出ローラに対
して相対的に送出駆動軸を逆回転させたのと同じ状態を
創出して、ホース巻取時における両者の係合関係を解除
し、円滑な巻取を確保するのである((b),(e)の解決)。
【0015】以上のホース送出/巻取装置では、送出駆
動軸の停止に連動して制動を働かせる負作動形の電磁ブ
レーキに対して相対的に正回転する巻取駆動軸とこの電
磁ブレーキとが係合するようにワンウェイクラッチを介
して両者を連結し、ホースの送出時には電磁ブレーキに
通電することにより制動を解除してホースリールの自由
回転を許し、ホースの送出及び巻取を停止した状態では
電磁ブレーキへの通電を遮断して正回転しようとする巻
取駆動軸を制動してこの巻取駆動軸に係合するホースリ
ールの停止を保持できるようにする。制動した電磁ブレ
ーキは、ホースの送出方向に回転しようとする巻取駆動
軸に対して相対的に逆回転となり、ワンウェイクラッチ
により両者が係合することで間接的にホースリールの自
由回転を防止する。また、電磁ブレーキは、送出駆動軸
の停止に連動して働くため、ホースの送出の中止又は停
止直後におけるホースリールの惰性回転を抑制する。こ
うして、ホースリールの自由回転又は惰性回転によるホ
ースの弛みが解消され、上記各ホース送出/巻取装置に
示した適切かつ的確なホースの送出/巻取の切換を保証
する((d)の解決)。ワンウェイクラッチを介して電磁ブ
レーキの制動をホースリールに働かせるため、制動が効
いた状態(電磁ブレーキへの通電遮断状態)でもホースリ
ールを逆回転させてホースを巻き取ることが可能であ
る。また、負作動形の電磁ブレーキは、制動を働かせる
ために通電を必要としないから、バッテリの電力消費量
を抑さえることができる。
動軸の停止に連動して制動を働かせる負作動形の電磁ブ
レーキに対して相対的に正回転する巻取駆動軸とこの電
磁ブレーキとが係合するようにワンウェイクラッチを介
して両者を連結し、ホースの送出時には電磁ブレーキに
通電することにより制動を解除してホースリールの自由
回転を許し、ホースの送出及び巻取を停止した状態では
電磁ブレーキへの通電を遮断して正回転しようとする巻
取駆動軸を制動してこの巻取駆動軸に係合するホースリ
ールの停止を保持できるようにする。制動した電磁ブレ
ーキは、ホースの送出方向に回転しようとする巻取駆動
軸に対して相対的に逆回転となり、ワンウェイクラッチ
により両者が係合することで間接的にホースリールの自
由回転を防止する。また、電磁ブレーキは、送出駆動軸
の停止に連動して働くため、ホースの送出の中止又は停
止直後におけるホースリールの惰性回転を抑制する。こ
うして、ホースリールの自由回転又は惰性回転によるホ
ースの弛みが解消され、上記各ホース送出/巻取装置に
示した適切かつ的確なホースの送出/巻取の切換を保証
する((d)の解決)。ワンウェイクラッチを介して電磁ブ
レーキの制動をホースリールに働かせるため、制動が効
いた状態(電磁ブレーキへの通電遮断状態)でもホースリ
ールを逆回転させてホースを巻き取ることが可能であ
る。また、負作動形の電磁ブレーキは、制動を働かせる
ために通電を必要としないから、バッテリの電力消費量
を抑さえることができる。
【0016】また、いずれのホース送出/巻取装置にお
いても、送出駆動軸の駆動源をDCモータとするのが好ま
しい。DCモータは、駆動源としての設置スペースを小さ
くする利点があり、また上述のセンサがホースの拡径を
検出すると迅速に反応して送出ローラの正回転を停止す
ることができる((b),(e)の解決)。また、このDCモータ
は無負荷状態での回転が若干高めになる特徴を有し、本
発明において送出駆動軸をホースの巻取速度以上に逆回
転させるには好都合という利点を有している。
いても、送出駆動軸の駆動源をDCモータとするのが好ま
しい。DCモータは、駆動源としての設置スペースを小さ
くする利点があり、また上述のセンサがホースの拡径を
検出すると迅速に反応して送出ローラの正回転を停止す
ることができる((b),(e)の解決)。また、このDCモータ
は無負荷状態での回転が若干高めになる特徴を有し、本
発明において送出駆動軸をホースの巻取速度以上に逆回
転させるには好都合という利点を有している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施態様を説明する。図1は本発明を適用した動力噴
霧機全体を表した側面図、図2はこの動力噴霧機におけ
るホース送出/巻取装置の構造を表した図1中A−A断
面図、図3は送出ローラ1近傍を表した一部破断側面
図、図4は同送出ローラ1近傍を表した図2中B部拡大
断面図であり、図5はホースリール2の自由回転及び惰
性回転を規制する電磁ブレーキ3及びワンウェイクラッ
チ4の位置関係を表した図2中C部拡大断面図である。
の実施態様を説明する。図1は本発明を適用した動力噴
霧機全体を表した側面図、図2はこの動力噴霧機におけ
るホース送出/巻取装置の構造を表した図1中A−A断
面図、図3は送出ローラ1近傍を表した一部破断側面
図、図4は同送出ローラ1近傍を表した図2中B部拡大
断面図であり、図5はホースリール2の自由回転及び惰
性回転を規制する電磁ブレーキ3及びワンウェイクラッ
チ4の位置関係を表した図2中C部拡大断面図である。
【0018】本例の動力噴霧機は、薬液タンクと共にト
ラック等に乗せて水田、野菜畑、ビニールハウス、果樹
園等の近辺に置き、引き出したホースから農薬を混合し
た高圧水を噴霧して防除をする。この動力噴霧機は、図
1に見られるように、フレーム5内にエンジン6、噴霧
ポンプ7、ホースリール2、そして送出ローラ1を配し
ている。ホース8は、ホースリール2に捲回してあり、
延長した先を送出ローラ1に1巻と1/4だけ懸け廻して
引き出している。このホースリール2と送出ローラ1と
が、ホース送出/巻取装置を構成する。フレーム5に
は、動力噴霧機が移動する際に作業者が押す又は引くた
めのハンドル9を設けている。作業者が送信機(図示せ
ず)によるホースの送出/巻取の無線操作できるよう
に、動力噴霧機にはアンテナ10及び受信機11を装備して
いる。
ラック等に乗せて水田、野菜畑、ビニールハウス、果樹
園等の近辺に置き、引き出したホースから農薬を混合し
た高圧水を噴霧して防除をする。この動力噴霧機は、図
1に見られるように、フレーム5内にエンジン6、噴霧
ポンプ7、ホースリール2、そして送出ローラ1を配し
ている。ホース8は、ホースリール2に捲回してあり、
延長した先を送出ローラ1に1巻と1/4だけ懸け廻して
引き出している。このホースリール2と送出ローラ1と
が、ホース送出/巻取装置を構成する。フレーム5に
は、動力噴霧機が移動する際に作業者が押す又は引くた
めのハンドル9を設けている。作業者が送信機(図示せ
ず)によるホースの送出/巻取の無線操作できるよう
に、動力噴霧機にはアンテナ10及び受信機11を装備して
いる。
【0019】エンジン6からの回転力はVベルト12を用
いて巻取駆動軸13へ伝動し、ホースリール2は前記巻取
駆動軸13に電磁クラッチ14を介して連結している。作業
者が送信機から巻取開始の信号を発信すると、電磁クラ
ッチ14がホースリール2と巻取駆動軸13とを接続し、ホ
ースリール2を逆回転させてホース8の巻取を開始す
る。
いて巻取駆動軸13へ伝動し、ホースリール2は前記巻取
駆動軸13に電磁クラッチ14を介して連結している。作業
者が送信機から巻取開始の信号を発信すると、電磁クラ
ッチ14がホースリール2と巻取駆動軸13とを接続し、ホ
ースリール2を逆回転させてホース8の巻取を開始す
る。
【0020】ホースリール2上方には、図1及び図2に
見られるように、送出ローラ1と一体に移動する往復横
送り装置(トラバース装置)15を配しており、ホースリー
ル2と往復横送り装置15とをチェーン16により連動させ
ている。この往復横送り装置15は、ホース8の送出、巻
取に際し、トラバースシャフト17に従って左右に往復運
動を繰り返し、ホースリール2に整然と巻かれたホース
8を巻かれた位置から送り出し、またホースリール2へ
整然とホース8が巻き取られるようにする。
見られるように、送出ローラ1と一体に移動する往復横
送り装置(トラバース装置)15を配しており、ホースリー
ル2と往復横送り装置15とをチェーン16により連動させ
ている。この往復横送り装置15は、ホース8の送出、巻
取に際し、トラバースシャフト17に従って左右に往復運
動を繰り返し、ホースリール2に整然と巻かれたホース
8を巻かれた位置から送り出し、またホースリール2へ
整然とホース8が巻き取られるようにする。
【0021】ホース8は、往復横送り装置15から各ガイ
ドローラ18に案内され、送出ローラ1へと導かれる。送
出ローラ1は、図3及び図4に見られるように、ホース
8の外径の2倍より大な溝幅を有する略プーリ形状で、
1巻と1/4だけ懸け廻したホース8をホースガイドロー
ラ19に通して略水平に引き出している。ホース8の先端
には噴霧ノズル20を装着しており、作業者が噴霧態様を
調整可能にしている。なお、エンジン6上方を通過する
ホース8が弛んでエンジン6に接触して熱損しないよう
に、図1に見られるように、エンジン6上部にはホース
ガード21を配している。
ドローラ18に案内され、送出ローラ1へと導かれる。送
出ローラ1は、図3及び図4に見られるように、ホース
8の外径の2倍より大な溝幅を有する略プーリ形状で、
1巻と1/4だけ懸け廻したホース8をホースガイドロー
ラ19に通して略水平に引き出している。ホース8の先端
には噴霧ノズル20を装着しており、作業者が噴霧態様を
調整可能にしている。なお、エンジン6上方を通過する
ホース8が弛んでエンジン6に接触して熱損しないよう
に、図1に見られるように、エンジン6上部にはホース
ガード21を配している。
【0022】ホースリール2は、ホース8の巻取方向に
対しては送出ローラ1との間におけるホース8の引っ張
り力により回転が抑制されるため、ホース8の送出方向
に対して制動できれば十分である。本例では、図2及び
図5に見られるように、通電/遮断の切換により作動す
る電磁ブレーキ3のスプロケット22をホースリール2の
スプロケット23とチェーン24で連結し、ホースリール2
を間接的に制動するようにしている。この電磁ブレーキ
3は負作動形で、通電してはじめてホースリール2に制
動が働くようになっている。ホース8の送出時は、電磁
ブレーキ3に通電してホースリール2に自由回転を許
す。しかし、前記以外は通電を遮断し、電磁ブレーキ3
がホース8が送出方向に対してホースリール2に制動を
働かせるので、ホースリール2は自由回転が抑制され、
ホース8の弛みが防止される。この電磁ブレーキ3によ
る制動は、動力噴霧機の移動等における振動によるホー
スリール2の自由回転を制限し、ホース8の弛みを防止
する機能も有している。
対しては送出ローラ1との間におけるホース8の引っ張
り力により回転が抑制されるため、ホース8の送出方向
に対して制動できれば十分である。本例では、図2及び
図5に見られるように、通電/遮断の切換により作動す
る電磁ブレーキ3のスプロケット22をホースリール2の
スプロケット23とチェーン24で連結し、ホースリール2
を間接的に制動するようにしている。この電磁ブレーキ
3は負作動形で、通電してはじめてホースリール2に制
動が働くようになっている。ホース8の送出時は、電磁
ブレーキ3に通電してホースリール2に自由回転を許
す。しかし、前記以外は通電を遮断し、電磁ブレーキ3
がホース8が送出方向に対してホースリール2に制動を
働かせるので、ホースリール2は自由回転が抑制され、
ホース8の弛みが防止される。この電磁ブレーキ3によ
る制動は、動力噴霧機の移動等における振動によるホー
スリール2の自由回転を制限し、ホース8の弛みを防止
する機能も有している。
【0023】電磁ブレーキ3は、図5に見られるよう
に、ワンウエイクラッチ4を介してスプロケット22と連
結しており、ホースリール2が送出方向に回転するとき
には電磁ブレーキ3による制動が働くが、逆にホースリ
ール2は巻取方向に自由回転できるようにしている。こ
れにより、ホース8を巻き取る際に、あえて電磁ブレー
キ3の制動を解除するために通電する必要がなくなり、
消費電力を抑えることができる。本例の動力噴霧機で
は、電気作動部位を多用している関係から、前述のよう
なバッテリ消費を抑制する仕様は特に好ましいのであ
る。
に、ワンウエイクラッチ4を介してスプロケット22と連
結しており、ホースリール2が送出方向に回転するとき
には電磁ブレーキ3による制動が働くが、逆にホースリ
ール2は巻取方向に自由回転できるようにしている。こ
れにより、ホース8を巻き取る際に、あえて電磁ブレー
キ3の制動を解除するために通電する必要がなくなり、
消費電力を抑えることができる。本例の動力噴霧機で
は、電気作動部位を多用している関係から、前述のよう
なバッテリ消費を抑制する仕様は特に好ましいのであ
る。
【0024】次に、本例のホース送出/巻取装置による
ホース8の送出又は巻取について説明する。まず、エン
ジン6を始動した状態(始動しなくても機能するがバッ
テリーの電力が消費される)で送信機の操作によりモー
タ25を作動させて送出ローラ1を正回転させる。作業者
がホース8をホース8の送出方向に引っ張ると、送出ロ
ーラ1に懸け廻したホース8が強く送出ローラ1の溝底
に押し付けられて送出ローラ1の回転に従って送り出さ
れる。なお、送出ローラ1の正回転に連動して電磁ブレ
ーキ3には通電され、ホースリール2の制動は解除され
ている。作業者が所定長のホース8を引き出し終える
と、送信機を用いて停止信号を送信し、モータ25をと
め、ホース8の送出を停止する。同時に、電磁ブレーキ
3への通電が遮断されてホースリール2に制動が働き、
ホースリール2の慣性回動が防止されて、ホース8の弛
みを発生させないようにしている。
ホース8の送出又は巻取について説明する。まず、エン
ジン6を始動した状態(始動しなくても機能するがバッ
テリーの電力が消費される)で送信機の操作によりモー
タ25を作動させて送出ローラ1を正回転させる。作業者
がホース8をホース8の送出方向に引っ張ると、送出ロ
ーラ1に懸け廻したホース8が強く送出ローラ1の溝底
に押し付けられて送出ローラ1の回転に従って送り出さ
れる。なお、送出ローラ1の正回転に連動して電磁ブレ
ーキ3には通電され、ホースリール2の制動は解除され
ている。作業者が所定長のホース8を引き出し終える
と、送信機を用いて停止信号を送信し、モータ25をと
め、ホース8の送出を停止する。同時に、電磁ブレーキ
3への通電が遮断されてホースリール2に制動が働き、
ホースリール2の慣性回動が防止されて、ホース8の弛
みを発生させないようにしている。
【0025】作業者が、送信機から停止信号を発するこ
となくホース8の引き出しを一時中断したときは、ホー
ス8に掛かる引っ張り力が緩和される結果、送出ローラ
1に対するホース8の押し付けが弱められ、この送出ロ
ーラ1によるホース8の送出が中断する。また、図3中
二点鎖線で示されるようにホース8が拡径するので、ガ
イドプレート26に軸着したセンサプレート27が押し下げ
られ、マイクロスイッチ28が切られることでモータ25を
停止させる。これにより、送出ローラ1とホース8とが
擦れ合う事態が回避される。同時に電磁ブレーキ3が作
動し、ホースリール2が制動されてホース8の弛みを発
生させないようにしている。センサプレート27はスプリ
ング29により押上方向に付勢しているので、作業者がホ
ース8を引っ張って縮径させれば再びマイクロスイッチ
28が入り、モータ25が再始動して送出ローラ1を正回転
させ、同時に電磁ブレーキ3に通電し、ホースリール2
の制動が解除するようにしている。
となくホース8の引き出しを一時中断したときは、ホー
ス8に掛かる引っ張り力が緩和される結果、送出ローラ
1に対するホース8の押し付けが弱められ、この送出ロ
ーラ1によるホース8の送出が中断する。また、図3中
二点鎖線で示されるようにホース8が拡径するので、ガ
イドプレート26に軸着したセンサプレート27が押し下げ
られ、マイクロスイッチ28が切られることでモータ25を
停止させる。これにより、送出ローラ1とホース8とが
擦れ合う事態が回避される。同時に電磁ブレーキ3が作
動し、ホースリール2が制動されてホース8の弛みを発
生させないようにしている。センサプレート27はスプリ
ング29により押上方向に付勢しているので、作業者がホ
ース8を引っ張って縮径させれば再びマイクロスイッチ
28が入り、モータ25が再始動して送出ローラ1を正回転
させ、同時に電磁ブレーキ3に通電し、ホースリール2
の制動が解除するようにしている。
【0026】送出ローラ1を正回転させる駆動源には、
低回転高トルクが要求される。そこで本例では、小形高
回転のDCモータ25をモータ減速部30で減速、トルク増強
して送出駆動軸31を回転させ、送出ローラ1を低回転高
トルクで回転できるようにしている。また、図4に見ら
れるように、送出駆動軸31と送出ローラ1とはワンウエ
イクラッチ32を介して連結し、送出ローラ1に対して相
対的に正回転する送出駆動軸31のみが送出ローラ1と係
合するようになっている。これにより、モータ25が停止
した状態でも、正回転する送出ローラ1は停止した送出
駆動軸31に対して相対的に逆回転、すなわち自由回転す
ることができ、ホース8を引き出すことができる。
低回転高トルクが要求される。そこで本例では、小形高
回転のDCモータ25をモータ減速部30で減速、トルク増強
して送出駆動軸31を回転させ、送出ローラ1を低回転高
トルクで回転できるようにしている。また、図4に見ら
れるように、送出駆動軸31と送出ローラ1とはワンウエ
イクラッチ32を介して連結し、送出ローラ1に対して相
対的に正回転する送出駆動軸31のみが送出ローラ1と係
合するようになっている。これにより、モータ25が停止
した状態でも、正回転する送出ローラ1は停止した送出
駆動軸31に対して相対的に逆回転、すなわち自由回転す
ることができ、ホース8を引き出すことができる。
【0027】ホース8の巻取は、送信機から巻取信号を
発信してエンジン6を作動させ、電磁クラッチ14を接続
状態として、ホースリール2を逆回転させることにより
実施する。なお、巻取駆動軸13とホースリール2とをワ
ンウェイクラッチ4を介して連結しない場合は、電磁ブ
レーキ3による制動は解除しておかなければならない
が、ワンウェイクラッチ4がある場合には電磁ブレーキ
3による制動を効かせていても構わない。
発信してエンジン6を作動させ、電磁クラッチ14を接続
状態として、ホースリール2を逆回転させることにより
実施する。なお、巻取駆動軸13とホースリール2とをワ
ンウェイクラッチ4を介して連結しない場合は、電磁ブ
レーキ3による制動は解除しておかなければならない
が、ワンウェイクラッチ4がある場合には電磁ブレーキ
3による制動を効かせていても構わない。
【0028】ホース8の巻取は、主としてホースリール
2が担うため、送出ローラ1とホースリール2との間に
おけるホース8の引っ張り力が高められ、巻き取られる
ホース8に従って送出ローラ1が逆回転させられること
になる。このとき、送出駆動軸31と送出ローラ1とが係
合していると、例えば前述のモータ減速部30等が抵抗と
なって、ホース8の巻取に支障が現れたり、ホース8の
耐久性にも悪影響を与えかねない。本例は、ホース8の
巻取時においてモータ25を逆回転すると共に、送出ロー
ラ1の回転数がホース8の巻取速度(通常ホースリール
2は一定の回転速度を有しているから、ホース8の巻取
速度はホースリール2に対するホース8の捲回半径が増
えるに従って増加する)以上となるように、モータ25の
回転を制御している。このような状況下で送出ローラ1
を逆回転させると、送出ローラ1に対して相対的に送出
駆動軸31が正回転することとなり、ワンウエイクラッチ
32による係合がなくなって送出ローラ1は実質的に自由
回転可能な状態を維持できる。この自由回転は、ホース
8の巻取に従う送出ローラ1の回転速度よりも送出駆動
軸31の逆回転速度が早ければよい。DCモータ25は、小負
荷の時は最大30%程度回転数が高くなる特性が有り、送
出駆動軸31の回転を常時ホース8の巻取速度に合わせて
おくと、ほぼ前記要件(ホース8の巻取に従う送出ロー
ラ1の回転速度<送出駆動軸31の逆回転速度)を満たす
ことができる。
2が担うため、送出ローラ1とホースリール2との間に
おけるホース8の引っ張り力が高められ、巻き取られる
ホース8に従って送出ローラ1が逆回転させられること
になる。このとき、送出駆動軸31と送出ローラ1とが係
合していると、例えば前述のモータ減速部30等が抵抗と
なって、ホース8の巻取に支障が現れたり、ホース8の
耐久性にも悪影響を与えかねない。本例は、ホース8の
巻取時においてモータ25を逆回転すると共に、送出ロー
ラ1の回転数がホース8の巻取速度(通常ホースリール
2は一定の回転速度を有しているから、ホース8の巻取
速度はホースリール2に対するホース8の捲回半径が増
えるに従って増加する)以上となるように、モータ25の
回転を制御している。このような状況下で送出ローラ1
を逆回転させると、送出ローラ1に対して相対的に送出
駆動軸31が正回転することとなり、ワンウエイクラッチ
32による係合がなくなって送出ローラ1は実質的に自由
回転可能な状態を維持できる。この自由回転は、ホース
8の巻取に従う送出ローラ1の回転速度よりも送出駆動
軸31の逆回転速度が早ければよい。DCモータ25は、小負
荷の時は最大30%程度回転数が高くなる特性が有り、送
出駆動軸31の回転を常時ホース8の巻取速度に合わせて
おくと、ほぼ前記要件(ホース8の巻取に従う送出ロー
ラ1の回転速度<送出駆動軸31の逆回転速度)を満たす
ことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明のホース送出/巻取装置は、次に
示すような効果をもたらす。第1に、ホースと送出ロー
ラとの擦れ合いによるホースの磨耗、損傷等が少なくな
り、ホースの耐久性を向上させると共に、ホースの送出
を確実にする。また、作業者の引きがなくなればホース
の拡径を検出して送出駆動軸を停止し、そして送出ロー
ラの正回転を中断するので、ホースと送出ローラとの不
要な擦れ合いを防止できる。これもホースの耐久性を高
めることにつながる。第2に、作業者の引きに応じて、
適切にホースの送出をすることができるようになり、特
に作業者の歩行速度に応じたホースの送出が可能にな
る。
示すような効果をもたらす。第1に、ホースと送出ロー
ラとの擦れ合いによるホースの磨耗、損傷等が少なくな
り、ホースの耐久性を向上させると共に、ホースの送出
を確実にする。また、作業者の引きがなくなればホース
の拡径を検出して送出駆動軸を停止し、そして送出ロー
ラの正回転を中断するので、ホースと送出ローラとの不
要な擦れ合いを防止できる。これもホースの耐久性を高
めることにつながる。第2に、作業者の引きに応じて、
適切にホースの送出をすることができるようになり、特
に作業者の歩行速度に応じたホースの送出が可能にな
る。
【0030】第3に、作業者の引きの有無をホースの拡
縮といった態様で的確に検出するため、例えばホースの
送出速度よりも遅い速度でホースを引っ張っるように作
業者が歩行しながらホースを引き出す場合にも、ホース
の拡縮に従って送出ローラが断続的にホースを送り出す
ことで、ホースを弛ませて絡ませることなく、円滑に送
り出すことができるようになる。これは、ホースを長く
引き出せば出すほど大きく現れる効果であり、作業者は
動力噴霧機におけるホースの状態を気にせず、作業者の
引きに応じた適切なホースの送出が可能であることを意
味する。
縮といった態様で的確に検出するため、例えばホースの
送出速度よりも遅い速度でホースを引っ張っるように作
業者が歩行しながらホースを引き出す場合にも、ホース
の拡縮に従って送出ローラが断続的にホースを送り出す
ことで、ホースを弛ませて絡ませることなく、円滑に送
り出すことができるようになる。これは、ホースを長く
引き出せば出すほど大きく現れる効果であり、作業者は
動力噴霧機におけるホースの状態を気にせず、作業者の
引きに応じた適切なホースの送出が可能であることを意
味する。
【0031】第4に、送出駆動軸と送出ローラ、巻取駆
動軸とホースリールそれぞれは、ワンウェイクラッチで
連結しており、更に巻取駆動軸とホースリールとは電磁
クラッチで連結すると、不具合等により各駆動軸が回転
できなくなっても、ホースの送出、巻取をすることがで
きる。このことは、本発明が、ホース送出/巻取装置に
作業者の引きに応じたホースの送出を実現する一方で、
万が一のためのホースの送出及び巻取をも可能にしてい
ることを意味し、総じて利便性を高めていることを表し
ている。
動軸とホースリールそれぞれは、ワンウェイクラッチで
連結しており、更に巻取駆動軸とホースリールとは電磁
クラッチで連結すると、不具合等により各駆動軸が回転
できなくなっても、ホースの送出、巻取をすることがで
きる。このことは、本発明が、ホース送出/巻取装置に
作業者の引きに応じたホースの送出を実現する一方で、
万が一のためのホースの送出及び巻取をも可能にしてい
ることを意味し、総じて利便性を高めていることを表し
ている。
【図1】本発明を適用した動力噴霧機全体を表した側面
図である。
図である。
【図2】この動力噴霧機におけるホース送出/巻取装置
の構造を表した図1中A−A断面図である。
の構造を表した図1中A−A断面図である。
【図3】送出ローラ近傍を表した一部破断側面図であ
る。
る。
【図4】同送出ローラ近傍を表した図2中B部拡大断面
図である。
図である。
【図5】ホースリールの自由回転及び惰性回転を規制す
る電磁ブレーキ及びワンウェイクラッチの位置関係を表
した図2中C部拡大断面図である。
る電磁ブレーキ及びワンウェイクラッチの位置関係を表
した図2中C部拡大断面図である。
1 送出ローラ 2 ホースリール 3 電磁ブレーキ 4 電磁ブレーキのワンウェイクラッチ 5 フレーム 6 エンジン 7 噴霧ポンプ 8 ホース 13 巻取駆動軸 14 電磁クラッチ 22 電磁ブレーキのスプロケット 23 ホースリールのスプロケット 24 チェーン 25 モータ 26 ガイドプレート 27 センサプレート 28 マイクロスイッチ 31 送出駆動軸 32 送出駆動軸のワンウェイクラッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 逆回転する巻取駆動軸に係合してホース
を巻き取るホースリールと、正回転する送出駆動軸に係
合して前記ホースリールから延長して懸け廻したホース
を送り出す送出ローラとからなり、動力噴霧機に付設す
るホースを送り出す又は巻き取るホース送出/巻取装置
において、ホースリールはホースの送出時には自由正回
転できるように巻取駆動軸と連結し、送出ローラはホー
スの外径の2倍より大な溝幅を有する略プーリ形状で、
ホースリールから延長したホースを前記送出ローラに1
巻以上懸け廻したことを特徴とする動力噴霧機における
ホース送出/巻取装置。 - 【請求項2】 逆回転する巻取駆動軸に係合してホース
を巻き取るホースリールと、正回転する送出駆動軸に係
合して前記ホースリールから延長して懸け廻したホース
を送り出す送出ローラとからなり、動力噴霧機に付設す
るホースを送り出す又は巻き取るホース送出/巻取装置
において、ホースに懸かる緊張の変化によって該ホース
が送出ローラの半径方向に拡径したことを検出するセン
サを送出ローラに懸け廻したホース近傍に配し、該セン
サがホースの拡径を検出したときに送出ローラの正回転
を中断し、該センサがホースの縮径を検出したときに送
出ローラの正回転を再開することを特徴とする動力噴霧
機におけるホース送出/巻取装置。 - 【請求項3】 逆回転する巻取駆動軸に係合してホース
を巻き取るホースリールと、正回転する送出駆動軸に係
合して前記ホースリールから延長して懸け廻したホース
を送り出す送出ローラとからなり、動力噴霧機に付設す
るホースを送り出す又は巻き取るホース送出/巻取装置
において、送出ローラに対して相対的に正回転する送出
駆動軸と該送出ローラとが係合するようにワンウェイク
ラッチを介して両者を連結してなり、ホース巻取時にお
ける送出ローラが実質的に自由回転となるように、懸け
廻したホースの巻取に従って逆回転する該送出ローラの
回転速度以上に駆動軸を逆転駆動することを特徴とする
動力噴霧機におけるホース送出/巻取装置。 - 【請求項4】 送出駆動軸の停止に連動して制動を働か
せる負作動形の電磁ブレーキに対して相対的に正回転す
る巻取駆動軸と該電磁ブレーキとが係合するようにワン
ウェイクラッチを介して両者を連結し、ホースの送出時
には電磁ブレーキに通電することにより制動を解除して
ホースリールの自由回転を許し、ホースの送出及び巻取
を停止した状態では電磁ブレーキへの通電を遮断して正
回転しようとする巻取駆動軸を制動して該巻取駆動軸に
係合するホースリールの停止を保持できるようにしたこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載の動力噴霧機に
おけるホース送出/巻取装置。 - 【請求項5】 送出駆動軸の駆動源がDCモータであるこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載の動力噴霧機に
おけるホース送出/巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18275697A JPH1129264A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 動力噴霧機におけるホース送出/巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18275697A JPH1129264A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 動力噴霧機におけるホース送出/巻取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1129264A true JPH1129264A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16123892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18275697A Pending JPH1129264A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 動力噴霧機におけるホース送出/巻取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1129264A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017124399A (ja) * | 2017-04-06 | 2017-07-20 | リョービ株式会社 | 高圧洗浄機 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP18275697A patent/JPH1129264A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017124399A (ja) * | 2017-04-06 | 2017-07-20 | リョービ株式会社 | 高圧洗浄機 |
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