JPH11298075A - レーザーダイオード駆動回路 - Google Patents
レーザーダイオード駆動回路Info
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- JPH11298075A JPH11298075A JP10076998A JP10076998A JPH11298075A JP H11298075 A JPH11298075 A JP H11298075A JP 10076998 A JP10076998 A JP 10076998A JP 10076998 A JP10076998 A JP 10076998A JP H11298075 A JPH11298075 A JP H11298075A
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Abstract
たままオン・オフの時間を短縮して接続確認の信号のや
りとりを可能とした光通信用レーザーダイオードのレー
ザーダイオード駆動回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 フォトダイオード2の電流を電圧に変換
したのちフィルタ回路13を通し、差動増幅器5を通し
た後、トランジスタ6にてレーザーダイオード1を駆動
する。フィルタ回路13の出力を所定の電圧にホールド
することにより光出力をオフにし、ホールドを解除する
ことにより光出力をオンにする。
Description
用されるレーザーダイオードを駆動するためのレーザー
ダイオード駆動回路に関する。
を光信号に変換し、光ファイバー等により光を伝達し、
光受信器によって光信号を電気信号へ変換することで長
距離の信号伝達が行われる。そして、このような光送信
の分野では、高速の電気光変換が可能なレーザーダイオ
ードが使用される。
いたレーザーダイオード駆動回路について説明する。
の構成を示す回路図である。図5において、1はレーザ
ーダイオード、2はフォトダイオード、3は電流電圧変
換器、4は基準電圧発生器、5は差動増幅器、6はトラ
ンジスタ、7は抵抗、8はインダクタ、9は高速差動バ
ッファ、10はコンデンサ、33はフィルタ回路であ
る。
ド2は、通常同一のケース内に封止され、レーザーダイ
オード1が発する光の一部をフォトダイオード2によっ
て受光して電流に変換することにより、レーザーダイオ
ード1の発光量を検出することができる。フォトダイオ
ード2から流れ出た電流i1は電流電圧変換器3によっ
て電圧V1に変換される。電流電圧変換器3には基準電
圧発生器4より基準電圧VREF3が供給されており、
電流電圧変換器3の出力V1は、電流と電圧の変換係数
をZとして、 V1=VREF3+Z・i1 で表される。
5の正入力端子に入力される。差動増幅器5の負入力端
子には基準電圧発生器4より基準電圧としてVREF2
が供給される。差動増幅器5の出力V2は、増幅率をa
として、 V2=a・(V1−VREF2) で表される。
ンサ32により構成されたフィルタ回路33に接続さ
れ、フィルタ回路33の出力はトランジスタ6のベース
に接続される。トランジスタ6のエミッタは抵抗7を通
して電源電圧VCCに、トランジスタ6のコレクタはイ
ンダクタ8を通してレーザーダイオード1のアノードに
接続される。レーザーダイオード1に流れる電流i2
は、トランジスタ6のベースに印可される電圧V2によ
って制御され、V2が上昇するとi2は減少し、V2が
下降するとi2は増加する。
は、発光開始に必要な電流値すなわちしきい値が温度変
化によって大きく変動する。しかしながら、レーザーダ
イオード1、フォトダイオード2、電流電圧変換器3、
差動増幅器5、フィルタ回路33、トランジスタ6及び
インダクタ8は閉ループ回路を構成しているので、発光
量の変化を検出すると駆動電流を増減させ、レーザーダ
イオード1の発光量の変動を最小限に抑える。このよう
な閉ループ回路では、電流電圧変換器3及び差動増幅器
5の信号遅延によって発振する恐れがあるので、フィル
タ回路33により閉ループ回路の応答周波数を低下させ
て動作を安定化させ、閉ループ回路の発振を防止してい
る。
9に入力される。高速差動バッファ9の出力信号はコン
デンサ10を介してレーザーダイオード1とインダクタ
8の接続点に結線される。一般にデジタルの送信データ
の変調信号は、レーザーダイオード1の応答周波数の限
界から最高周波数が数百MHzから数GHzに制限さ
れ、クロック抽出の容易性や上記の閉ループ回路との干
渉を避ける目的で、最低周波数を数百kHzから数MH
z付近に制限されており、交流のみであるためコンデン
サ10を通過してレーザーダイオード1を変調すること
ができる。一方、上記の閉ループ回路は直流成分から比
較的低い周波数成分に限定してレーザーダイオード1を
駆動するので、送信データの変調信号の周波数帯域とは
重ならないことから相互に干渉せず、歪みの少ない信号
の送信が可能である。また、トランジスタ6のコレクタ
端子とレーザーダイオード1の間に挿入されたインダク
タ8は、高速差動バッファ9の出力からみてトランジス
タ6のインピーダンスがレーザーダイオード1のインピ
ーダンスに比して十分高くなるように働き、高速差動バ
ッファ9の出力波形が歪みなくレーザーダイオード1に
伝達されるようにする役割を持つ。
ては、2つの通信装置の間を光ファイバにて接続して相
互の通信を行う。接続の初期においては光ファイバが正
常に接続されているかどうかを本来の送受信データを用
いずに相互に確認できることが望ましい。そのために
は、所定のプロトコルに従い送信光をオン・オフさせて
相互に確認し、光ファイバがはずれているようであれば
発光を停止して一定時間の経過の後に再び確認のプロト
コルを実行する。正常な接続が確認された後に通信装置
は送信光を連続発光としてデータの送信を行う。このよ
うな目的のために、通信用に用いるレーザーダイオード
駆動回路においては発光をオン・オフさせる機能を持つ
べきである。
ード駆動回路においても、発光をオン・オフさせる機能
を実現することは可能である。その方法の一つとして、
基準電圧発生器4から差動増幅器5の負入力端子に供給
される電圧V6を、本来の電圧である基準電圧VREF
2から急速に基準電圧VREF3よりも低い電圧に引き
下げることが挙げられる。
動回路において、レーザーダイオード1の発光のオン・
オフ時の各部の時間的挙動を図6を用いて説明する。
は、差動増幅器5の負入力端子の電圧V6は正入力端子
の電圧よりも低くなり、差動増幅器5の出力電圧V2は
最高飽和出力電圧すなわち電源電圧VCCに近い電圧ま
で上昇する。一方、フィルタ回路33の出力電圧V7は
所定の時定数をもって緩やかに上昇する。トランジスタ
6によってレーザーダイオード1に供給される電流i2
は徐々に減少してゼロになり、電流値がしきい値よりも
下がった時点でレーザーダイオード1の発光は停止す
る。電流電圧変換器3の出力V1は基準電圧VREF3
まで低下するが、V6はさらに低い電圧であるため、差
動増幅器5の出力電圧V2は最高電圧を保ったままであ
り、発光は停止したまま保持される。
るには、基準電圧V6を元の基準電圧VREF2に戻
す。これにより、差動増幅器5の出力電圧V2はほぼゼ
ロになり、フィルタ回路33の出力電圧はVCC近傍か
らゼロ電位に向かって所定の時定数をもって緩やかに低
下する。また、レーザーダイオード1に流れる電流も緩
やかに増加し、定常状態の駆動電流値に達したところで
閉ループ回路の制御動作により各部の電圧は平衡状態に
向かい、若干の上下動の後安定に向かう。
フィルタ回路33の出力すなわちコンデンサ32の両端
をショート・オープンさせる方法がある。通常の場合で
は、発光状態より発光をオフさせるには、コンデンサ3
2をショートさせる。このときトランジスタ6は即座に
電流を遮断し、レーザーダイオード1は発光を速やかに
停止させる。発光オフ状態において、電流電圧変換器3
の出力V1は基準電圧VREF3にほぼ一致し、差動増
幅器5の出力V2は接地電位近傍にある。発光オフ状態
から発光オン状態にするには、ショートしていたコンデ
ンサ32の両端を解放させる。差動増幅器5の出力V2
は始め接地電位近傍にあり、コンデンサ32は抵抗31
を通して固有の時定数をもって充電され、フィルタ回路
33の出力電圧は下降していく。トランジスタ6はレー
ザーダイオード1に流す電流を徐々に増加させ、電流値
がしきい値を越えるとレーザーダイオード1は発光し始
める。発光量が目標値に達すると、電流電圧変換器3の
出力V1は基準電圧VREF2にほぼ一致し、差動増幅
器5の出力V2は急速に上昇して、フィルタ回路33の
出力電圧は下降を停止する。レーザーダイオード1に流
れる電流も上昇を停止し、発光量も一定値に安定する。
来のレーザーダイオード駆動回路においては、前記いず
れの方法によってもフィルタ回路33の働きによってレ
ーザーダイオード1のオン・オフに要する時間が長くな
っていた。特に、オフ時間に比べてオン時間は非常に長
いために、光通信装置同士の接続確認の信号のやりとり
には長時間を要する可能性があり、そのため接続確認信
号は極めて簡単なものに制限する必要があった。
ルタ回路33の時定数を下げる必要があり、その結果閉
ループ回路の安定性を確保するために電流電圧変換器3
及び差動増幅器5には高価な高速品を使用しなければな
らなかった。さらには、閉ループ回路の応答周波数が高
くなることによって、送信データの周波数帯域との干渉
が発生して送信信号波形が劣化するという問題もある。
ーダイオードの発光状態を安定に保ったままオン・オフ
の時間を短縮して接続確認の信号のやりとりを可能とし
た光通信用のレーザーダイオード駆動回路を提供するこ
とにある。
するフォトダイオードを備えたレーザーダイオードを駆
動するレーザーダイオード駆動回路であって、前記フォ
トダイオードの電流を電圧に変換する電流電圧変換器
と、前記電流電圧変換器の出力の高周波成分を除去する
フィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力を第1の基準
電圧にホールドまたは解放する電圧ホールド回路と、前
記フィルタ回路の出力と第2の基準電圧との差を増幅す
る差動増幅器と、前記レーザーダイオードに電流を供給
するトランジスタとを備えたことを特徴とする。
ーザーダイオード駆動回路を提供することができる。
を検出するフォトダイオードを備えたレーザーダイオー
ドを駆動するレーザーダイオード駆動回路であって、前
記フォトダイオードの電流を電圧に変換する電流電圧変
換器と、前記電流電圧変換器の出力の高周波成分を除去
するフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力を第1の
基準電圧にホールドまたは解放する電圧ホールド回路
と、前記フィルタ回路の出力と第2の基準電圧との差を
増幅する差動増幅器と、前記レーザーダイオードに電流
を供給するトランジスタとを備えたものであり、レーザ
ーダイオードの駆動電流の変化速度を増加させることが
できるという作用を有する。
るフォトダイオードを備えたレーザーダイオードを駆動
するレーザーダイオード駆動回路であって、前記フォト
ダイオードの出力端子に直列に接続した抵抗と、前記抵
抗に並列に接続したコンデンサと、前記フォトダイオー
ドの出力端子電圧を第1の基準電圧にホールドまたは解
放する電圧ホールド回路と、前記フォトダイオードの出
力端子電圧と第2の基準電圧との差を増幅する差動増幅
器と、前記レーザーダイオードに電流を供給するトラン
ジスタとを備えたことを特徴とするものであり、電流電
圧変換とフィルタの機能を集約させることができるとと
もに、レーザーダイオードの駆動電流の変化速度を増加
させることができるという作用を有する。
の出力端子及び入力端子の間にツェナーダイオードと抵
抗を直列に接続したことを特徴とする請求項1に記載の
レーザーダイオード駆動回路であり、レーザーダイオー
ドの発光のオン時にコンデンサの放電を加速することが
できるという作用を有する。
ら図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
レーザーダイオード駆動回路の構成を示す回路ブロック
図である。
2はフォトダイオード、11は抵抗、12はコンデン
サ、13はフィルタ回路、14は電圧ホールド回路であ
る。なお、符号3〜10までの部材はいずれもフィルタ
回路13の構成要素であり、従来例と同じであるので同
一の符号を付している。また、フォトダイオード2及び
電流電圧変換器3の働きは、従来の技術に示したものと
同一であり、説明を省略する。
器3の出力V1はフィルタ回路13に入力され、差動増
幅器5の正入力端子にはフィルタ回路13の出力V3が
入力され、負入力端子には基準電圧発生器4より第二の
基準電圧としてVREF2が供給される。このとき、差
動増幅器5の出力V2は、増幅率をaとして、 V2=a・(V3−VREF2) で表される。
6のベースに接続される。なお、トランジスタ6及び抵
抗7の機能は従来の技術に示したものと同一であり、説
明を省略する。
は、従来技術の項でも説明したように、発光開始に必要
な電流値すなわちしきい値が温度変化によって大きく変
動する。しかしながら、レーザーダイオード1、フォト
ダイオード2、電流電圧変換器3、フィルタ回路13、
差動増幅器5、トランジスタ6、及びインダクタ8は閉
ループ回路を構成しているので、発光量の変化を検出す
ると駆動電流を増減させてレーザーダイオード1の発光
量の変動を最小限に抑える。このような閉ループ回路は
電流電圧変換器3及び差動増幅器5の信号遅延によって
発振する恐れがあるために、フィルタ回路13により閉
ループ回路の応答周波数を低下させて動作を安定化さ
せ、閉ループ回路の発振を防止している。フィルタ回路
13の時定数は従来の技術に示したものと大きな差をも
つものではなく、従って閉ループ回路の発光量制御の特
性も従来の技術とさほど変わらない。
9に入力される。なお、高速差動バッファ9、コンデン
サ10、インダクタ8の働きは従来の技術に示したもの
と同一である。
は電圧ホールド回路14に入力されるオン・オフ制御入
力により行う。電圧ホールド回路14は基準電圧発生器
4から第一の基準電圧としてVREF1を入力とし、出
力をフィルタ回路13の出力と接続している。
時の各部の時間的挙動を図2を用いて説明する。図2は
図1における各部の電圧、レーザーダイオードの駆動電
流値及び発光量の時間的変化を示すグラフである。
る場合、電流電圧変換器3の出力V1とフィルタ回路1
3の出力V3とは全く等しく、かつ基準電圧VREF2
とはほぼ等しい。発光をオフにする場合、電圧ホールド
回路14はフィルタ回路13の出力電圧を強制的に基準
電圧VREF1と等しくホールドする。基準電圧VRE
F1は他方の基準電圧VREF2よりもわずかに高い電
圧なので、差動増幅器5のゲインが十分高い場合、出力
V2は電源電圧VCCに近い最高出力電圧に達する。こ
れにより、トランジスタ6は即座に電流i2を遮断し、
レーザーダイオード1は発光を速やかに停止する。オン
・オフ制御入力より発光がオフになるまでの時間は、電
圧ホールド回路14、差動増幅器5、トランジスタ6及
びレーザーダイオード1のそれぞれの遅延時間を加算し
た時間にほぼ等しく、フィルタ回路13の時定数に依存
しないために極めて短時間になる。
場合、電圧ホールド回路14は出力をハイインピーダン
スにしてフィルタ回路13の出力を解放する。発光オフ
状態ではフォトダイオード2に流れる電流i1はゼロで
あり、電流電圧変換器3の出力V1は基準電圧VREF
3に等しい。フィルタ回路13の出力V3は基準電圧V
REF1から基準電圧VREF3に向かって固有の時定
数t1により徐々に低下していく。フィルタ回路13の
出力V3が基準電圧VREF2に近づくことにより、差
動増幅器5の出力V2を電源電圧VCCに近い最高電圧
から急激に電圧を低下させ、トランジスタ6は電流i2
を流し始めて、レーザーダイオード1は発光し始める。
発光が目標値に達するまでフォトダイオード2の電流i
1は急激に増加し、電流電圧変換器3の出力V1は基準
電圧VREF2に近づく。電流電圧変換器3の出力V1
が基準VREF2にほぼ等しいかわずかに高くなるとフ
ィルタ回路13の出力V3は電圧低下を停止し、若干の
上下動の後、差動増幅器5の出力V2は一定値に安定す
る。同時にレーザーダイオード1の電流値、発光量とも
にオーバーシュートの後、一定値に安定する。
量が目標値に達するまでの時間は、フィルタ出力V3が
基準電圧VREF1から基準電圧VREF2に低下する
までの時間t2にほぼ等しく、 t2=t1・(VREF1−VREF2)/(VREF
1−VREF3) で表される。基準電圧VREF1とVREF2の電位差
は、電源電圧VCCを差動増幅器5の増幅率aで割った
値よりも大きければよい。そして、この電位差は基準電
圧VREF1とVREF3の電位差に比べて圧倒的に小
さいため、t2はt1に比べて一桁以上小さくすること
が可能であり、従来の技術に比べて短いオン時間を達成
することが可能である。
一の抵抗とコンデンサにて構成して説明しているが、フ
ィルタの機能として低周波成分を通過させ、高周波成分
を除去する働きを持つものであれば他の構成も可能であ
る。ただし、位相遅れが大きくなるにつれて発光オン時
のオーバーシュートが大きくなる傾向があるため、シン
プルで位相遅れが少ないものが望ましい。
態2におけるレーザーダイオード駆動回路の構成を示す
回路ブロック図である。図4は図3の駆動回路における
各部の電圧、レーザーダイオードの駆動電流値及び発光
量の時間的変化を示すグラフである。
2はフォトダイオード、11は抵抗、12はコンデン
サ、14は電圧ホールド回路、15はツェナーダイオー
ド、16は抵抗である。なお、符号4〜10までの部材
は実施の形態1に示したものと同一であり、説明を省略
する。
るのは、抵抗11とコンデンサ12の組み合わせがフィ
ルタ回路の機能を有するとともに、フォトダイオード2
の電流i1を電圧に変換する機能を併せ持っているこ
と、差動増幅器5の入力の極性が入れ替わっているこ
と、さらにツェナーダイオード15と抵抗16とが追加
されていることである。
ード駆動回路の動作について説明する。
し第2の基準電圧VREF2、抵抗11とコンデンサ1
2の接続点に対し基準電圧VREF4、電圧ホールド回
路14の入力に対し第1の基準電圧VREF5が供給さ
れている。フォトダイオード2の電流i1は抵抗11に
よって電圧に変換される。フォトダイオード2の出力端
子の電圧V5は、抵抗11の値をR11とすると静的に
はV5=VREF4−R11・i1で表される。しかし
ながら、実際には、コンデンサ12がフィルタの働きを
するため、動的には抵抗11とコンデンサ12によって
決まる時定数をもってゆるやかに変化する。つまり、抵
抗11とコンデンサ12とは、フォトダイオード2の電
流i1に対する電流電圧変換とフィルタの2つの機能を
兼ねている。
オン命令入力により出力を解放している。差動増幅器5
の正入力端子には第2の基準電圧VREF2が、負入力
端子にはフォトダイオード2の出力端子の電圧V5が直
接入り、両者の差分が増幅されて電圧値V2として出力
される。通常発光時の電圧値V2とフォトダイオード2
の出力端子の電圧V5の電位差はツェナーダイオード1
5の降伏電圧VZよりも小さく、かつ電圧値V2がフォ
トダイオード2の出力端子の電圧V5よりも大きく低下
することのないように抵抗7の値を調整しているため
に、ツェナーダイオード15と抵抗16には電流が流れ
ない。
速差動バッファ9及びコンデンサ10の働きは実施の形
態1に示したものと同様の動作をし、レーザーダイオー
ド1は正常に発光が制御され、変調されたデータの送信
を行う。
する。通常発光時より発光をオフにする場合、電圧ホー
ルド回路14に対し、オフ命令を入力する。電圧ホール
ド回路14はフォトダイオード2の出力端子電圧V5を
強制的に第1の基準電圧VREF5にホールドする。第
1の基準電圧VREF5は第2の基準電圧VREF2よ
りもわずかに低いために、差動増幅器5の出力V2は電
源電圧に近い最高電圧に達する。これにより、トランジ
スタ6は電流を遮断し、レーザーダイオード1は発光を
速やかに停止する。このときツェナーダイオード15と
抵抗16には、差動増幅器5の出力端子側から負入力端
子側に向かって電流i3が流れており、抵抗16の値を
R16とすると、i3=(V2−V5−VZ)/R16
となるが、この電流は電圧ホールド回路14に吸収さ
れ、レーザーダイオード駆動回路の発光オフ動作に影響
を与えない。
える場合では、電圧ホールド回路14に対してオン命令
を入力し、これにより電圧ホールド回路14はフォトダ
イオード2の出力端子をホールド状態から解放する。一
方、フォトダイオード2には電流が流れていないため、
フォトダイオード2の出力端子電圧V5は第1の基準電
圧VREF5から基準電圧VREF4に向かって上昇し
ようとする。このとき、フォトダイオード2、抵抗11
及びコンデンサ12の接続点には、ツェナーダイオード
15と抵抗16を通して電流i3が流れ込んでコンデン
サ12を急速に放電するため、電圧V5の上昇速度は、
抵抗11とコンデンサ12で構成される時定数で定まる
速度よりも加速される。そして、フォトダイオード2の
出力端子電圧V5が第2の基準電圧VREF2に近づく
と、電源電圧付近で飽和していた差動増幅器5の出力V
2が急速に降下する。差動増幅器5の出力V2とフォト
ダイオード2の出力端子電圧V5の電位差がツェナーダ
イオード15の降伏電圧VZよりも小さくなると、ツェ
ナーダイオード15及び抵抗16を流れていた電流i3
は遮断され、電圧V5の上昇速度は緩やかになる。レー
ザーダイオード1に電流が流れ始めてしきい値を越え、
発光し始めるとフォトダイオード2にも電流が流れ始め
る。フォトダイオード2の電流i1が上昇するにつれ
て、フォトダイオード2の出力端子電圧V5は上昇速度
を一層緩め、レーザーダイオード1の発光量が目標値に
達した時点で電圧V5は上昇を停止する。回路系のわず
かな時間遅延のために発光はわずかにオーバーシュート
するが、すぐに目標値に収束して安定に発光を持続す
る。
実施の形態1と同様の発光オフ速度と、実施の形態1以
上の発光オン速度を得ることができる。
よれば、簡易な回路構成で短時間での発光のオン・オフ
が可能となり、その結果、比較的複雑な相互の接続確認
信号のやりとりが可能となる。したがって、ファイバ接
続の有無の確認だけでなく、相互のデータの変調レー
ト、プロトコル方式などもやりとりすることによって、
光通信装置の機能を大幅に向上させることができる。更
に、発光量制御の安定性を犠牲にすることなく、安価で
比較的低速な回路素子を使用することができ、コスト面
の改善も図られる。
ード駆動回路の構成を示す回路ブロック図
ダイオードの駆動電流値及び発光量の時間的変化を示す
グラフ
ード駆動回路の構成を示す回路ブロック図
ダイオードの駆動電流値及び発光量の時間的変化を示す
グラフ
す回路図
ダイオードの駆動電流値及び発光量の時間的変化を示す
グラフ
Claims (3)
- 【請求項1】発光量を検出するフォトダイオードを備え
たレーザーダイオードを駆動するレーザーダイオード駆
動回路であって、前記フォトダイオードの電流を電圧に
変換する電流電圧変換器と、前記電流電圧変換器の出力
の高周波成分を除去するフィルタ回路と、前記フィルタ
回路の出力を第1の基準電圧にホールドまたは解放する
電圧ホールド回路と、前記フィルタ回路の出力と第2の
基準電圧との差を増幅する差動増幅器と、前記レーザー
ダイオードに電流を供給するトランジスタとを備えたこ
とを特徴とするレーザーダイオード駆動回路。 - 【請求項2】発光量を検出するフォトダイオードを備え
たレーザーダイオードを駆動するレーザーダイオード駆
動回路であって、前記フォトダイオードの出力端子に直
列に接続した抵抗と、前記抵抗に並列に接続したコンデ
ンサと、前記フォトダイオードの出力端子電圧を第1の
基準電圧にホールドまたは開放する電圧ホールド回路
と、前記フォトダイオードの出力端子電圧と第2の基準
電圧との差を増幅する差動増幅器と、前記レーザーダイ
オードに電流を供給するトランジスタとを備えたことを
特徴とするレーザーダイオード駆動回路。 - 【請求項3】前記差動増幅器の出力端子及び入力端子の
間にツェナーダイオードと抵抗を直列に接続したことを
特徴とする請求項2に記載のレーザーダイオード駆動回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10076998A JP3651252B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | レーザーダイオード駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10076998A JP3651252B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | レーザーダイオード駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11298075A true JPH11298075A (ja) | 1999-10-29 |
JP3651252B2 JP3651252B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=14282708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10076998A Expired - Fee Related JP3651252B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | レーザーダイオード駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3651252B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006186168A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Hitachi Koki Co Ltd | レーザ光発生装置、ライン光発生光学系及びレーザ墨出し装置 |
US8189182B2 (en) | 2008-08-08 | 2012-05-29 | Ricoh Company, Ltd. | Semiconductor integrated circuit device, optical scanner using same, image forming apparatus using optical scanner, and return light identification method |
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1998
- 1998-04-13 JP JP10076998A patent/JP3651252B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2006186168A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Hitachi Koki Co Ltd | レーザ光発生装置、ライン光発生光学系及びレーザ墨出し装置 |
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JP3651252B2 (ja) | 2005-05-25 |
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