JPH11270605A - コイルばね - Google Patents
コイルばねInfo
- Publication number
- JPH11270605A JPH11270605A JP9280198A JP9280198A JPH11270605A JP H11270605 A JPH11270605 A JP H11270605A JP 9280198 A JP9280198 A JP 9280198A JP 9280198 A JP9280198 A JP 9280198A JP H11270605 A JPH11270605 A JP H11270605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- parallel
- parallel ring
- ring part
- inner peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 帯板状のバネ材をコイル状に連続で巻回した
両端部が略平行の平行環部を有し平行環部をつなぐ連結
部が山と谷との連続する波部からなる波形状であるコイ
ルばねにおいて、山と谷をつなぐ部分に平行環部と略平
行であるクッション部を形成する。 【効果】 低荷重を付与するとクッション部が撓むこと
ができるため、所望の軸方向全長を形成することがで
き、当接する部材に対し高い押圧力を発生させることが
できるコイルばねを得ることができる。
両端部が略平行の平行環部を有し平行環部をつなぐ連結
部が山と谷との連続する波部からなる波形状であるコイ
ルばねにおいて、山と谷をつなぐ部分に平行環部と略平
行であるクッション部を形成する。 【効果】 低荷重を付与するとクッション部が撓むこと
ができるため、所望の軸方向全長を形成することがで
き、当接する部材に対し高い押圧力を発生させることが
できるコイルばねを得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、螺旋状のコイルばねに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている一般的な螺旋状
のスプリング材は、所望の荷重を得るために材料の径や
軸線方向の全長の長さを調整することが行われていた。
つまり、高い押圧力を発生させるためには軸方向の全長
を長くする必要があり、そのためスプリング材自体が大
型化してしまうということになり、スプリング材を所定
の幅に設定された部材間に設置して使用する場合、所定
の位置に設置することができないということがあった。
のスプリング材は、所望の荷重を得るために材料の径や
軸線方向の全長の長さを調整することが行われていた。
つまり、高い押圧力を発生させるためには軸方向の全長
を長くする必要があり、そのためスプリング材自体が大
型化してしまうということになり、スプリング材を所定
の幅に設定された部材間に設置して使用する場合、所定
の位置に設置することができないということがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでスプリング材の
大型化を防ぐために図5に示す如き構造のコイルばね1
01が考えられる。このコイルばね101は帯板状のバ
ネ材を湾曲し、最初に平行環部102を形成し、平行環
部102に続いて山105と谷106が連続する連結部
104を波形状に形成し、最後に平行環部102に対し
て略平行の平行環部103を形成して製造したものであ
り、従来のスプリング材より軸方向の全身が短く、平行
環部102,103が当接する部材に対し高い押圧力を
発生させることができる。
大型化を防ぐために図5に示す如き構造のコイルばね1
01が考えられる。このコイルばね101は帯板状のバ
ネ材を湾曲し、最初に平行環部102を形成し、平行環
部102に続いて山105と谷106が連続する連結部
104を波形状に形成し、最後に平行環部102に対し
て略平行の平行環部103を形成して製造したものであ
り、従来のスプリング材より軸方向の全身が短く、平行
環部102,103が当接する部材に対し高い押圧力を
発生させることができる。
【0004】しかし上記の如きコイルばね101は所定
の幅に設定された部材間に設置させるために、連結部1
04を撓ませる必要があり、そのため高い荷重を付与し
なければならないという問題点があった。
の幅に設定された部材間に設置させるために、連結部1
04を撓ませる必要があり、そのため高い荷重を付与し
なければならないという問題点があった。
【0005】従って、本発明は上記の如き課題を解決
し、低荷重を付与することにより所望の軸方向全長を得
ることができ、当接する部材に対し高い押圧力を発生さ
せることができるコイルばねを提供することを目的とす
る。
し、低荷重を付与することにより所望の軸方向全長を得
ることができ、当接する部材に対し高い押圧力を発生さ
せることができるコイルばねを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】帯板状のバネ材をコイル
状に連続で巻回した両端部が略平行の平行環部を有し平
行環部をつなぐ連結部が山と谷との連続する波部からな
る波形状であるコイルばねにおいて、山と谷をつなぐ部
分に平行環部と略平行であるクッション部を形成する。
状に連続で巻回した両端部が略平行の平行環部を有し平
行環部をつなぐ連結部が山と谷との連続する波部からな
る波形状であるコイルばねにおいて、山と谷をつなぐ部
分に平行環部と略平行であるクッション部を形成する。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図4に基づい
て説明する。
て説明する。
【0008】図1に示されるのは本発明の実施例による
コイルばね1である。このコイルばね1は、帯板状のバ
ネ材を湾曲し、最初に平行環部2を形成し、平行環部2
に続いて山5と谷6と、平行環部2に対して略平行であ
り山5と谷6をつなぐ部分に形成されたクッション部7
が連続する連結部4を波形状に複数形成し、最後に平行
環部2に対して略平行の平行環部3を形成したものであ
る。
コイルばね1である。このコイルばね1は、帯板状のバ
ネ材を湾曲し、最初に平行環部2を形成し、平行環部2
に続いて山5と谷6と、平行環部2に対して略平行であ
り山5と谷6をつなぐ部分に形成されたクッション部7
が連続する連結部4を波形状に複数形成し、最後に平行
環部2に対して略平行の平行環部3を形成したものであ
る。
【0009】上記の如きコイルばね1の使用状態を図3
及び図4に基づいて説明する。図3に示されるのは両軸
タイプのボールジョイント21である。このボールジョ
イント21の構成部品の1つであるハウジング23の一
方開口25内周に周状に設けられた内周凹部24の位置
にコイルばね1が挿入されており、内周凹部24の一方
開口25側壁面とハウジング23に内包されたベアリン
グ22とに押圧力を付与している。
及び図4に基づいて説明する。図3に示されるのは両軸
タイプのボールジョイント21である。このボールジョ
イント21の構成部品の1つであるハウジング23の一
方開口25内周に周状に設けられた内周凹部24の位置
にコイルばね1が挿入されており、内周凹部24の一方
開口25側壁面とハウジング23に内包されたベアリン
グ22とに押圧力を付与している。
【0010】次に、上記コイルばね1を内周凹部24の
一方開口25側壁面とベアリング22との間に組付ける
方法を説明する。まずコイルばね1をハウジング23の
一方開口25から挿入する。このとき、最初はコイルば
ね1の軸方向全長は内周凹部24の軸方向長さより長い
が、治具により平行環部2が押圧されると図2に示す如
くクッション部7が撓んで軸方向全長が短くなり、ハウ
ジング23の内周凹部24に挿入される。そして図4に
示す如く、挿入されたコイルばね1の一端平行環部3は
ベアリング22に、他端平行環部2はハウジング23の
内周凹部24の一方開口25側壁面に各々当接し、コイ
ルばね1の組付けが完了する。
一方開口25側壁面とベアリング22との間に組付ける
方法を説明する。まずコイルばね1をハウジング23の
一方開口25から挿入する。このとき、最初はコイルば
ね1の軸方向全長は内周凹部24の軸方向長さより長い
が、治具により平行環部2が押圧されると図2に示す如
くクッション部7が撓んで軸方向全長が短くなり、ハウ
ジング23の内周凹部24に挿入される。そして図4に
示す如く、挿入されたコイルばね1の一端平行環部3は
ベアリング22に、他端平行環部2はハウジング23の
内周凹部24の一方開口25側壁面に各々当接し、コイ
ルばね1の組付けが完了する。
【0011】よって、上記コイルばね1は連結部4にク
ッション部7を有しているので、低荷重で撓むことがで
きる。
ッション部7を有しているので、低荷重で撓むことがで
きる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、帯板状の
バネ材をコイル状に連続で巻回した両端部が略平行の平
行環部を有し平行環部をつなぐ連結部が山と谷との連続
する波部からなる波形状であるコイルばねにおいて、山
と谷をつなぐ部分に平行環部と略平行であるクッション
部を形成するので、低荷重を付与するとクッション部が
撓むことができるため、所望の軸方向全長を形成するこ
とができ、当接する部材に対し高い押圧力を発生させる
ことができるコイルばねを得ることができる。
バネ材をコイル状に連続で巻回した両端部が略平行の平
行環部を有し平行環部をつなぐ連結部が山と谷との連続
する波部からなる波形状であるコイルばねにおいて、山
と谷をつなぐ部分に平行環部と略平行であるクッション
部を形成するので、低荷重を付与するとクッション部が
撓むことができるため、所望の軸方向全長を形成するこ
とができ、当接する部材に対し高い押圧力を発生させる
ことができるコイルばねを得ることができる。
【図1】本発明の実施例によるコイルばねを表す断面平
面図である。
面図である。
【図2】本発明の実施例によるコイルばねが荷重を付与
されて撓んだ状態を表す断面平面図である。
されて撓んだ状態を表す断面平面図である。
【図3】本発明の実施例によるコイルばねが使用された
ボールジョイントを表す断面平面図である。
ボールジョイントを表す断面平面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図】5従来のコイルばねで、(ア)は斜視図、(イ)
は断面平面図である。
は断面平面図である。
2 平行環部 3 平行環部 4 連結部 5 山 6 谷 7 クッション部
Claims (1)
- 【請求項1】 帯板状のバネ材をコイル状に連続で巻回
した両端部が略平行の平行環部(2),(3)を有し該
平行環部(2),(3)をつなぐ連結部(4)が山
(5)と谷(6)との連続する波部からなる波形状であ
るコイルばねにおいて、前記山(5)と谷(6)とをつ
なぐ部分に前記平行環部(2),(3)と略平行である
クッション部(7)を形成することを特徴とする螺旋状
のコイルばね。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9280198A JPH11270605A (ja) | 1998-03-21 | 1998-03-21 | コイルばね |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9280198A JPH11270605A (ja) | 1998-03-21 | 1998-03-21 | コイルばね |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11270605A true JPH11270605A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14064526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9280198A Pending JPH11270605A (ja) | 1998-03-21 | 1998-03-21 | コイルばね |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11270605A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10321800A1 (de) * | 2003-05-14 | 2004-12-09 | Muhr Und Bender Kg | Wellfelder mit stufenweise progressiver Federkennlinie |
DE10330557A1 (de) * | 2003-07-06 | 2005-02-24 | Christian Bauer Gmbh + Co. | Wellfeder |
EP1586788A3 (de) * | 2004-04-17 | 2005-11-30 | Muhr und Bender KG | Wellfeder mit definierter progressiver Federkennlinie |
DE112004000037B4 (de) * | 2003-07-06 | 2009-11-26 | Christian Bauer Gmbh & Co. Kg | Wellfeder |
WO2012112023A1 (en) * | 2011-02-16 | 2012-08-23 | Texchem Advanced Products Incorporated Sdn. Bhd. | Single and dual stage wafer cushion |
DE102019101604A1 (de) * | 2019-01-23 | 2020-07-23 | Scherdel Innotec Forschungs- Und Entwicklungs-Gmbh | Wellfeder |
CN113614408A (zh) * | 2019-01-29 | 2021-11-05 | Rpc布兰姆拉格股份有限公司 | 塑料弹簧 |
-
1998
- 1998-03-21 JP JP9280198A patent/JPH11270605A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10321800A1 (de) * | 2003-05-14 | 2004-12-09 | Muhr Und Bender Kg | Wellfelder mit stufenweise progressiver Federkennlinie |
DE10330557A1 (de) * | 2003-07-06 | 2005-02-24 | Christian Bauer Gmbh + Co. | Wellfeder |
DE112004000037B4 (de) * | 2003-07-06 | 2009-11-26 | Christian Bauer Gmbh & Co. Kg | Wellfeder |
EP1586788A3 (de) * | 2004-04-17 | 2005-11-30 | Muhr und Bender KG | Wellfeder mit definierter progressiver Federkennlinie |
US7465138B2 (en) | 2004-04-17 | 2008-12-16 | Muhr Und Bender Kg | Undulating washer or wave-shaped spring with a defined progressive characteristic spring rate |
WO2012112023A1 (en) * | 2011-02-16 | 2012-08-23 | Texchem Advanced Products Incorporated Sdn. Bhd. | Single and dual stage wafer cushion |
DE102019101604A1 (de) * | 2019-01-23 | 2020-07-23 | Scherdel Innotec Forschungs- Und Entwicklungs-Gmbh | Wellfeder |
CN113614408A (zh) * | 2019-01-29 | 2021-11-05 | Rpc布兰姆拉格股份有限公司 | 塑料弹簧 |
CN113614408B (zh) * | 2019-01-29 | 2023-09-05 | Rpc布兰姆拉格股份有限公司 | 塑料弹簧 |
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