JPH11253508A - 起立補助装置 - Google Patents
起立補助装置Info
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- JPH11253508A JPH11253508A JP10065789A JP6578998A JPH11253508A JP H11253508 A JPH11253508 A JP H11253508A JP 10065789 A JP10065789 A JP 10065789A JP 6578998 A JP6578998 A JP 6578998A JP H11253508 A JPH11253508 A JP H11253508A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 起立、着座、移動動作を補助する際、使用者
のベルト装着部の圧迫による苦痛を解消できる起立補助
装置を提供する。 【解決手段】 左右フレーム1、2の下部に足乗せ台2
4を設け、足乗せ台24は、左右フレーム1、2の内側
に、回動係止具25を介して折り畳み可能に取り付け、
ベルト16を用いて使用者を吊り上げた後、移動させる
場合には、足乗せ台24を水平に倒し、その上に使用者
の足を乗せ、使用者の体重を使用者のベルト16装着部
と足とに分散させる。
のベルト装着部の圧迫による苦痛を解消できる起立補助
装置を提供する。 【解決手段】 左右フレーム1、2の下部に足乗せ台2
4を設け、足乗せ台24は、左右フレーム1、2の内側
に、回動係止具25を介して折り畳み可能に取り付け、
ベルト16を用いて使用者を吊り上げた後、移動させる
場合には、足乗せ台24を水平に倒し、その上に使用者
の足を乗せ、使用者の体重を使用者のベルト16装着部
と足とに分散させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下肢機能に障害を
持つ人の歩行、起立、着座、移動動作を支援する起立補
助装置に係り、特に、起立、着座、移動動作を補助する
際の使用者のベルト装着部への圧迫による苦痛を解消で
きるようにした起立補助装置に関する。
持つ人の歩行、起立、着座、移動動作を支援する起立補
助装置に係り、特に、起立、着座、移動動作を補助する
際の使用者のベルト装着部への圧迫による苦痛を解消で
きるようにした起立補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下肢機能に障害を持つ人の歩行、
起立、着座、移動動作を支援する起立補助装置として、
例えば特開平8−215250号公報に示されるよう
な、屈伸動作補助装置が知られている。この装置では、
図6に示すように、特に下肢の能力の弱い使用者(下肢
機能に障害を持つ人)の起立、着座、移動動作を補助し
て介護する際には、使用者に装着したベルト16を昇降
部材8の上端に固定した上肢支持部9の端部に係止し、
ベルト16に乗せた状態で使用者の下肢を支えながら介
護する構造となっている。
起立、着座、移動動作を支援する起立補助装置として、
例えば特開平8−215250号公報に示されるよう
な、屈伸動作補助装置が知られている。この装置では、
図6に示すように、特に下肢の能力の弱い使用者(下肢
機能に障害を持つ人)の起立、着座、移動動作を補助し
て介護する際には、使用者に装着したベルト16を昇降
部材8の上端に固定した上肢支持部9の端部に係止し、
ベルト16に乗せた状態で使用者の下肢を支えながら介
護する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すような従来の起立補助装置によると、使用者の下肢
をベルト16のみで支える構造であり、起立、着座、移
動動作を介護者が補助する際に使用者の体重が使用者の
ベルト16装着部へかかり、その結果、使用者のベルト
16装着部が必要以上に圧迫されて、圧迫による苦痛を
使用者が感じるという問題を有していた。
示すような従来の起立補助装置によると、使用者の下肢
をベルト16のみで支える構造であり、起立、着座、移
動動作を介護者が補助する際に使用者の体重が使用者の
ベルト16装着部へかかり、その結果、使用者のベルト
16装着部が必要以上に圧迫されて、圧迫による苦痛を
使用者が感じるという問題を有していた。
【0004】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、起立、着座、移動動作
を補助する際、使用者のベルト装着部の圧迫による苦痛
を解消できるようにした起立補助装置を提供することに
ある。
ので、その目的とするところは、起立、着座、移動動作
を補助する際、使用者のベルト装着部の圧迫による苦痛
を解消できるようにした起立補助装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、フレームと、該フレーム
の下部に設けた複数の車輪と、上記フレームに挿脱自在
に設けられた昇降部材の昇降動作により、使用者の身体
を起立位置から着座位置、または着座位置から起立位置
まで上下動させる昇降機構と、使用者の下肢を支えるベ
ルトを備え、該ベルトの端部を上記昇降部材の上端に位
置する上肢支持部に係止した起立補助装置において、上
記フレームの下部に、使用者が足を乗せるための足乗せ
台を設けたことを特徴とするものである。
に、請求項1に記載の発明は、フレームと、該フレーム
の下部に設けた複数の車輪と、上記フレームに挿脱自在
に設けられた昇降部材の昇降動作により、使用者の身体
を起立位置から着座位置、または着座位置から起立位置
まで上下動させる昇降機構と、使用者の下肢を支えるベ
ルトを備え、該ベルトの端部を上記昇降部材の上端に位
置する上肢支持部に係止した起立補助装置において、上
記フレームの下部に、使用者が足を乗せるための足乗せ
台を設けたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、足乗せ台をフレ
ームに着脱自在に取り付けたことを特徴とするものであ
る。
ームに着脱自在に取り付けたことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項3に記載の発明は、足乗せ台をフレ
ームに回動自在に取り付けたことを特徴とするものであ
る。
ームに回動自在に取り付けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項4に記載の発明は、足乗せ台をフレ
ームに折り畳み可能に設けたことを特徴とするものであ
る。
ームに折り畳み可能に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明では、起立、着座、移動動作を補助
する際、使用者は足乗せ台に足を乗せることができて、
このように足を乗せることで使用者の体重が使用者のベ
ルト装着部と足とに分散され、これまで使用者のベルト
装着部が受けていた圧迫を足でも受けることが可能とな
って、苦痛が解消される。
する際、使用者は足乗せ台に足を乗せることができて、
このように足を乗せることで使用者の体重が使用者のベ
ルト装着部と足とに分散され、これまで使用者のベルト
装着部が受けていた圧迫を足でも受けることが可能とな
って、苦痛が解消される。
【0010】請求項2に記載の発明では、足乗せ台をフ
レームに着脱自在に取り付けることで、歩行動作を補助
する際には、足乗せ台を取り外し、歩行の邪魔にならな
いようにすることもできる。
レームに着脱自在に取り付けることで、歩行動作を補助
する際には、足乗せ台を取り外し、歩行の邪魔にならな
いようにすることもできる。
【0011】請求項3に記載の発明では、足乗せ台をフ
レームに回動自在に取り付けることで、歩行動作を補助
する際には、足乗せ台を回動させ、歩行の邪魔にならな
いようにすることができる。
レームに回動自在に取り付けることで、歩行動作を補助
する際には、足乗せ台を回動させ、歩行の邪魔にならな
いようにすることができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、足乗せ台をフ
レームに折り畳み可能に設けることで、歩行動作を補助
する際には、足乗せ台を折り畳み、歩行の邪魔にならな
いようにすることができる。
レームに折り畳み可能に設けることで、歩行動作を補助
する際には、足乗せ台を折り畳み、歩行の邪魔にならな
いようにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る起立補助装置
の実施形態について図1乃至図5を基に詳細に説明す
る。
の実施形態について図1乃至図5を基に詳細に説明す
る。
【0014】図1は本発明の一実施形態を示す起立補助
装置の側面縦断面図、図2はその正面縦断面図であり、
図に示す起立補助装置はフレームA(図2参照)を骨組
みとして構成される。フレームAは、図1に示す前脚1
a、後脚1bを含む左フレーム1と、右フレーム2と、
左右フレーム1、2を結ぶセンターフレーム3により構
成されている。なお、フレーム構成は、左右フレーム
1、2及びセンターフレーム3が一体化されていてもよ
い。
装置の側面縦断面図、図2はその正面縦断面図であり、
図に示す起立補助装置はフレームA(図2参照)を骨組
みとして構成される。フレームAは、図1に示す前脚1
a、後脚1bを含む左フレーム1と、右フレーム2と、
左右フレーム1、2を結ぶセンターフレーム3により構
成されている。なお、フレーム構成は、左右フレーム
1、2及びセンターフレーム3が一体化されていてもよ
い。
【0015】図2に示すフレームAには昇降機構Bが設
けられており、昇降機構Bは、センターフレーム3に取
り付けられたギヤボックス4と、ギヤボックス4に取り
付けられたモータ5の回転がギヤボックス4に内蔵され
ている複数のギヤを介して出力軸6に伝達される。出力
軸6は、ギヤボックス4、センターフレーム3を貫通
し、かつ両端にピニオン7が取り付けられている。昇降
機構Bの昇降部材8は、左右フレーム1、2に挿抜自在
に取り付けられ、昇降部材8の一面には、ピニオン7と
噛み合うための歯面が形成されている。また、昇降部材
8の上部には、使用者の側に略コの字形に開口して使用
者の上肢を支える上肢支持部9が設けられ、上肢支持部
9の前側には、昇降スイッチ10と、使用者が手で掴ま
るためのグリップ11が取り付けられている。
けられており、昇降機構Bは、センターフレーム3に取
り付けられたギヤボックス4と、ギヤボックス4に取り
付けられたモータ5の回転がギヤボックス4に内蔵され
ている複数のギヤを介して出力軸6に伝達される。出力
軸6は、ギヤボックス4、センターフレーム3を貫通
し、かつ両端にピニオン7が取り付けられている。昇降
機構Bの昇降部材8は、左右フレーム1、2に挿抜自在
に取り付けられ、昇降部材8の一面には、ピニオン7と
噛み合うための歯面が形成されている。また、昇降部材
8の上部には、使用者の側に略コの字形に開口して使用
者の上肢を支える上肢支持部9が設けられ、上肢支持部
9の前側には、昇降スイッチ10と、使用者が手で掴ま
るためのグリップ11が取り付けられている。
【0016】つまり、本起立補助装置は、昇降スイッチ
10を操作すると、昇降機構Bのモータ5が作動し、そ
のモータの回転力がギヤボックス4内の複数のギヤ、出
力軸6、ピニオン7、昇降部材8の一面に形成された歯
面を介して昇降部材8に伝達され、昇降部材8が左右フ
レーム1、2に沿って昇降動作する。このような昇降部
材8の昇降動作により、使用者の身体を起立位置から着
座位置、または着座位置から起立位置まで上下動させ
る。
10を操作すると、昇降機構Bのモータ5が作動し、そ
のモータの回転力がギヤボックス4内の複数のギヤ、出
力軸6、ピニオン7、昇降部材8の一面に形成された歯
面を介して昇降部材8に伝達され、昇降部材8が左右フ
レーム1、2に沿って昇降動作する。このような昇降部
材8の昇降動作により、使用者の身体を起立位置から着
座位置、または着座位置から起立位置まで上下動させ
る。
【0017】なお、本実施形態では、左右フレーム1、
2およびセンターフレーム3は、合成樹脂等からなるカ
バー12で覆われ、昇降部材8の左右フレーム1、2の
外側部分は、伸縮自在の蛇腹13で覆われている。ま
た、昇降スイッチ10やグリップ11については、使用
者の使い勝手を優先して、その取付位置は特に限定され
ない。
2およびセンターフレーム3は、合成樹脂等からなるカ
バー12で覆われ、昇降部材8の左右フレーム1、2の
外側部分は、伸縮自在の蛇腹13で覆われている。ま
た、昇降スイッチ10やグリップ11については、使用
者の使い勝手を優先して、その取付位置は特に限定され
ない。
【0018】左右フレーム1、2の下部には、図1に示
すように移動機構として、前輪14と後輪15が設けら
れている。この移動機構によって、本起立補助装置では
使用者を、起立させた後、使用者を歩行動作させたり、
吊り上げた後、介護者が移動させることもできる。
すように移動機構として、前輪14と後輪15が設けら
れている。この移動機構によって、本起立補助装置では
使用者を、起立させた後、使用者を歩行動作させたり、
吊り上げた後、介護者が移動させることもできる。
【0019】ベルト16は、中央部に下肢支持部16a
を、端部に接続部16bを備えており、下肢支持部16
aは使用者の下肢をホールドするための手段として、ま
た、接続部16bはベルト16の端部を昇降部材8の上
端に固定された上肢支持部9の端部に係止するための手
段として設けている。
を、端部に接続部16bを備えており、下肢支持部16
aは使用者の下肢をホールドするための手段として、ま
た、接続部16bはベルト16の端部を昇降部材8の上
端に固定された上肢支持部9の端部に係止するための手
段として設けている。
【0020】昇降部材8の上端に固定して上肢支持部9
が設けられており、上肢支持部9は、図2に示すように
左チャンネル部材17、右チャンネル部材18、中央チ
ャンネル部材19を略H形状に組み合わせたベース部材
20と、このベース部材20に取り付けられた軟質部材
21により構成され、かつ、左右チャンネル部材17、
18の前端部が接続部材22を介して昇降部材8の上端
部に接続されている。また、左右チャンネル部材17、
18の後端部には、ベルト16の接続部16bと係合す
るベルト係止部23が設けられている。なお、図示は省
略するが、軟質部材21は、使用者の側にコの字形に開
口している。
が設けられており、上肢支持部9は、図2に示すように
左チャンネル部材17、右チャンネル部材18、中央チ
ャンネル部材19を略H形状に組み合わせたベース部材
20と、このベース部材20に取り付けられた軟質部材
21により構成され、かつ、左右チャンネル部材17、
18の前端部が接続部材22を介して昇降部材8の上端
部に接続されている。また、左右チャンネル部材17、
18の後端部には、ベルト16の接続部16bと係合す
るベルト係止部23が設けられている。なお、図示は省
略するが、軟質部材21は、使用者の側にコの字形に開
口している。
【0021】左右フレーム1、2の下部には足乗せ台2
4が設けられており、足乗せ台24は、図2に示すよう
に左右フレーム1、2の内側に、回動係止具25を介し
て折り畳み可能に取り付けている。
4が設けられており、足乗せ台24は、図2に示すよう
に左右フレーム1、2の内側に、回動係止具25を介し
て折り畳み可能に取り付けている。
【0022】上記折り畳み可能な足乗せ台24は、次の
ように使用するのが最も効果的である。すなわち、ベル
ト16を用いて使用者を吊り上げた後、移動させる場合
は、図2中の二点破線で示すように、折り畳まれ略垂直
状態の足乗せ台24を水平に倒す。これにより、使用者
は水平の足乗せ台24に足を乗せることができる。この
ように使用者が足乗せ台24に足を乗せると、使用者の
体重が使用者のベルト16装着部と足側とに分散され
て、これまで使用者のベルト16装着部が受けていた圧
迫を足でも受けることが可能となるため、使用者のベル
ト16装着部への圧迫がかなり減少し、ベルト16装着
部が必要以上に圧迫されることがなく、ベルト16装着
部の過剰な圧迫による苦痛を解消できる。また、使用者
を起立させさた後、歩行動作させる場合には、上記のよ
うに水平に倒されている足乗せ台24を垂直方向に跳ね
上げて折り畳むことで、足乗せ台24が歩行の邪魔にな
ることを回避できる。
ように使用するのが最も効果的である。すなわち、ベル
ト16を用いて使用者を吊り上げた後、移動させる場合
は、図2中の二点破線で示すように、折り畳まれ略垂直
状態の足乗せ台24を水平に倒す。これにより、使用者
は水平の足乗せ台24に足を乗せることができる。この
ように使用者が足乗せ台24に足を乗せると、使用者の
体重が使用者のベルト16装着部と足側とに分散され
て、これまで使用者のベルト16装着部が受けていた圧
迫を足でも受けることが可能となるため、使用者のベル
ト16装着部への圧迫がかなり減少し、ベルト16装着
部が必要以上に圧迫されることがなく、ベルト16装着
部の過剰な圧迫による苦痛を解消できる。また、使用者
を起立させさた後、歩行動作させる場合には、上記のよ
うに水平に倒されている足乗せ台24を垂直方向に跳ね
上げて折り畳むことで、足乗せ台24が歩行の邪魔にな
ることを回避できる。
【0023】図3は、本発明の他の実施形態を示すもの
であり、本実施形態が図2に示す実施形態と異なるとこ
ろは、左右フレーム1、2の下部に足乗せ台24を固定
している点である。このような構成によっても、ベルト
16を用いて使用者を吊り上げた後、移動させる場合に
は、使用者が足乗せ台24に足を乗せることにより、使
用者の体重を足にも分散できるため、図2に示す実施形
態と同様に、使用者のベルト16装着部への圧迫が減少
し、ベルト16装着部の過剰な圧迫による苦痛を解消で
きる。
であり、本実施形態が図2に示す実施形態と異なるとこ
ろは、左右フレーム1、2の下部に足乗せ台24を固定
している点である。このような構成によっても、ベルト
16を用いて使用者を吊り上げた後、移動させる場合に
は、使用者が足乗せ台24に足を乗せることにより、使
用者の体重を足にも分散できるため、図2に示す実施形
態と同様に、使用者のベルト16装着部への圧迫が減少
し、ベルト16装着部の過剰な圧迫による苦痛を解消で
きる。
【0024】図4は、本発明の他の実施形態を示すもの
で、同図に示す実施形態は、左右フレーム1、2の下部
に受け金具26を取り付け、その受け金具26上に足乗
せ台24を載置することにより、足乗せ台24を左右フ
レーム1、2に着脱自在に取り付けたものである。この
ような構成によっても、ベルト16を用いて使用者を吊
り下げた後、移動させる場合には、使用者が足乗せ台2
4に足を乗せ、これにより使用者の体重を足にも分散で
きることから、図2に示す実施形態と同様に、ベルト1
6装着部の過剰な圧迫による苦痛を解消できる。さら
に、使用者を起立させさた後、歩行動作させる場合に
は、足乗せ台24を取り外すことにより、足乗せ台24
が歩行の邪魔になることを回避できる。
で、同図に示す実施形態は、左右フレーム1、2の下部
に受け金具26を取り付け、その受け金具26上に足乗
せ台24を載置することにより、足乗せ台24を左右フ
レーム1、2に着脱自在に取り付けたものである。この
ような構成によっても、ベルト16を用いて使用者を吊
り下げた後、移動させる場合には、使用者が足乗せ台2
4に足を乗せ、これにより使用者の体重を足にも分散で
きることから、図2に示す実施形態と同様に、ベルト1
6装着部の過剰な圧迫による苦痛を解消できる。さら
に、使用者を起立させさた後、歩行動作させる場合に
は、足乗せ台24を取り外すことにより、足乗せ台24
が歩行の邪魔になることを回避できる。
【0025】図5は、本発明の他の実施形態を示すもの
で、同図に示す実施形態は、足乗せ台24の両端部に設
けたピン孔に、ピン27を貫通させ、このピン27によ
り足乗せ台24を左右フレーム1、2の下部に回動自在
に取り付けたものである。すなわち、左右フレーム1、
2の下部に設けた足乗せ台24は、ピン27を回転中心
軸とし、左右フレームの最下端より上方向に、又はその
逆方向に回転移動できるように構成されている。このよ
うな構成によっても、ベルト16を用いて使用者を吊り
上げたり、移動させる場合には、足乗せ台24を左右フ
レーム1、2の最下端に下すことで、使用者が足乗せ台
24に足を乗せることが可能となり、使用者の体重を足
にも分散できるため、図2に示す実施形態と同様に、ベ
ルト16装着部の過剰な圧迫による苦痛を解消できる。
また、使用者を起立させた後、歩行動作させる場合に
は、足乗せ台24を上方に振り上げ、図示しない係止具
で係止することにより、足乗せ台24が歩行の邪魔にな
ることを回避できる。
で、同図に示す実施形態は、足乗せ台24の両端部に設
けたピン孔に、ピン27を貫通させ、このピン27によ
り足乗せ台24を左右フレーム1、2の下部に回動自在
に取り付けたものである。すなわち、左右フレーム1、
2の下部に設けた足乗せ台24は、ピン27を回転中心
軸とし、左右フレームの最下端より上方向に、又はその
逆方向に回転移動できるように構成されている。このよ
うな構成によっても、ベルト16を用いて使用者を吊り
上げたり、移動させる場合には、足乗せ台24を左右フ
レーム1、2の最下端に下すことで、使用者が足乗せ台
24に足を乗せることが可能となり、使用者の体重を足
にも分散できるため、図2に示す実施形態と同様に、ベ
ルト16装着部の過剰な圧迫による苦痛を解消できる。
また、使用者を起立させた後、歩行動作させる場合に
は、足乗せ台24を上方に振り上げ、図示しない係止具
で係止することにより、足乗せ台24が歩行の邪魔にな
ることを回避できる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る起立補助装置にあっては、
上記の如く、フレームの下部に足乗せ台を設けることに
より、介護者が起立、着座、移動動作を補助する際、使
用者が足乗せ台に足を乗せることができるように構成し
たものである。このため、使用者の体重がベルト装着部
と足とに分散され、これまで使用者のベルト装着部が受
けていた圧迫を足でも受けることが可能となって、使用
者のベルト装着部への圧迫による苦痛を解消できるとい
う効果が得られる。
上記の如く、フレームの下部に足乗せ台を設けることに
より、介護者が起立、着座、移動動作を補助する際、使
用者が足乗せ台に足を乗せることができるように構成し
たものである。このため、使用者の体重がベルト装着部
と足とに分散され、これまで使用者のベルト装着部が受
けていた圧迫を足でも受けることが可能となって、使用
者のベルト装着部への圧迫による苦痛を解消できるとい
う効果が得られる。
【図1】本発明の一実施形態を示す起立補助装置の側面
縦断面図。
縦断面図。
【図2】本発明の一実施形態を示す起立補助装置の正面
縦断面図。
縦断面図。
【図3】本発明の他の実施形態を示す起立補助装置の正
面縦断面図。
面縦断面図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す起立補助装置の正
面縦断面図。
面縦断面図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す起立補助装置の正
面縦断面図。
面縦断面図。
【図6】従来の起立補助装置の側面縦断面図。
A フレーム B 昇降機構 1 左フレーム 1a 前脚 1b 後脚 2 右フレーム 3 センターフレーム 4 ギヤボックス 5 モータ 6 出力軸 7 ピニオン 8 昇降部材 9 上肢支持部 10 昇降スイッチ 11 グリップ 12 カバー 13 蛇腹 14 前輪 15 後輪 16 ベルト 16a 下肢支持部 16b 接続部 17 左チャンネル部材 18 右チャンネル部材 19 中央チャンネル部材 20 ベース部材 21 軟質部材 22 接続部材 23 ベルト係止具 24 足乗せ台 25 回動係止具 26 受け金具 27 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保井 有孝 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 フレームと、該フレームの下部に設けた
複数の車輪と、上記フレームに挿脱自在に設けられた昇
降部材の昇降動作により、使用者の身体を起立位置から
着座位置、または着座位置から起立位置まで上下動させ
る昇降機構と、使用者の下肢を支えるベルトを備え、該
ベルトの端部を上記昇降部材の上端に位置する上肢支持
部に係止した起立補助装置において、 上記フレームの下部に、使用者が足を乗せるための足乗
せ台を設けたことを特徴とする起立補助装置。 - 【請求項2】足乗せ台をフレームに着脱自在に取り付け
たことを特徴とする請求項1記載の起立補助装置。 - 【請求項3】足乗せ台をフレームに回動自在に取り付け
たことを特徴とする請求項1記載の起立補助装置。 - 【請求項4】足乗せ台をフレームに折り畳み可能に設け
たことを特徴とする請求項1記載の起立補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10065789A JPH11253508A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 起立補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10065789A JPH11253508A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 起立補助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11253508A true JPH11253508A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13297160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10065789A Pending JPH11253508A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 起立補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11253508A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011010703A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Paramount Bed Co Ltd | 移乗支援機 |
JP2014008250A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Harada Vehicle Design Co Ltd | 起立着座移動支援装置 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP10065789A patent/JPH11253508A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011010703A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Paramount Bed Co Ltd | 移乗支援機 |
JP2014008250A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Harada Vehicle Design Co Ltd | 起立着座移動支援装置 |
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