JP2000070314A - 移動用器具 - Google Patents
移動用器具Info
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- JP2000070314A JP2000070314A JP10241492A JP24149298A JP2000070314A JP 2000070314 A JP2000070314 A JP 2000070314A JP 10241492 A JP10241492 A JP 10241492A JP 24149298 A JP24149298 A JP 24149298A JP 2000070314 A JP2000070314 A JP 2000070314A
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- JP
- Japan
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- base
- care receiver
- movable shaft
- chain
- moving device
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被介護者が移動する経路に要所にリフト装置
を設ける必要がなく、しかも、被介護者が移動時に違和
感を抱くことない移動用器具を提供すること。 【解決手段】 車輪2a,2dを有する基台1に回動自
在に取り付けられた回動軸3を用いて、該回動軸3の先
端の当接パッド9に固定した被介護者を油圧ポンプ8に
よって持ち上げて、基台1に搭乗させたまま目的地まで
搬送し、再び回動軸3を用いて所定の場所に下ろす。
を設ける必要がなく、しかも、被介護者が移動時に違和
感を抱くことない移動用器具を提供すること。 【解決手段】 車輪2a,2dを有する基台1に回動自
在に取り付けられた回動軸3を用いて、該回動軸3の先
端の当接パッド9に固定した被介護者を油圧ポンプ8に
よって持ち上げて、基台1に搭乗させたまま目的地まで
搬送し、再び回動軸3を用いて所定の場所に下ろす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動用器具におい
て、特に自分で移動することが困難な人を介護する際
に、被介護者の人体の移動を容易にするための移動用器
具に関するものである。
て、特に自分で移動することが困難な人を介護する際
に、被介護者の人体の移動を容易にするための移動用器
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、寝たきりの人や、身体に不自由が
あり、自分の力で移動することが不可能な人を介護する
にあたり、介護の負担を軽減するために、様々な器具が
開発されている。例えば、介護者が被介護者をベッドか
らトイレに移動させる際には、ベッドの上の被介護者
を、その近傍に設置されたリフト機構を用いて一旦吊り
上げてから車椅子に移動させ、該車椅子にてトイレまで
搬送を行った後、トイレ近傍に設置されたリフト機構な
どを用いて、再び被介護者を車椅子から吊り上げて便座
に移動させることが考えられる。このように、リフト機
構を用いた介護を行うことで、介護者が子女や老人であ
る場合など、比較的筋力の弱い介護者が介護を行う際の
負担を軽減することができるようになってきている。
あり、自分の力で移動することが不可能な人を介護する
にあたり、介護の負担を軽減するために、様々な器具が
開発されている。例えば、介護者が被介護者をベッドか
らトイレに移動させる際には、ベッドの上の被介護者
を、その近傍に設置されたリフト機構を用いて一旦吊り
上げてから車椅子に移動させ、該車椅子にてトイレまで
搬送を行った後、トイレ近傍に設置されたリフト機構な
どを用いて、再び被介護者を車椅子から吊り上げて便座
に移動させることが考えられる。このように、リフト機
構を用いた介護を行うことで、介護者が子女や老人であ
る場合など、比較的筋力の弱い介護者が介護を行う際の
負担を軽減することができるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動用器具は以
上のように構成されており、介護時の負担を軽減できる
ものであったが、リフト装置を被介護者が移動する場所
に合わせて複数箇所に設置するためのスペースの確保、
及びリフト設置のためのコストが高いといった問題や、
移動のために空中に吊られることによって、被介護者が
違和感を感じるという問題点があった。
上のように構成されており、介護時の負担を軽減できる
ものであったが、リフト装置を被介護者が移動する場所
に合わせて複数箇所に設置するためのスペースの確保、
及びリフト設置のためのコストが高いといった問題や、
移動のために空中に吊られることによって、被介護者が
違和感を感じるという問題点があった。
【0004】この発明は上記の問題を解決するためにな
されたもので、被介護者が移動する経路の要所にリフト
装置を複数個設ける必要がなく、しかも、被介護者が移
動時に違和感を抱くことのない移動用器具を提供するこ
とを目的とする。
されたもので、被介護者が移動する経路の要所にリフト
装置を複数個設ける必要がなく、しかも、被介護者が移
動時に違和感を抱くことのない移動用器具を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にか
かる移動用器具は、底面部に車輪を有する基台と、上記
基台にその支軸が回動自在に取り付けられ、その先端部
分に被介護者の人体胸部を保持する保持機構を有する可
動軸と、上記基台に取り付けられ、上記可動軸をその支
軸を中心として回動させるよう駆動力を与える駆動機構
とを備えたものである。
かる移動用器具は、底面部に車輪を有する基台と、上記
基台にその支軸が回動自在に取り付けられ、その先端部
分に被介護者の人体胸部を保持する保持機構を有する可
動軸と、上記基台に取り付けられ、上記可動軸をその支
軸を中心として回動させるよう駆動力を与える駆動機構
とを備えたものである。
【0006】また、この発明の請求項2にかかる移動用
器具は、上記請求項1記載の移動用器具において、上記
保持機構は、その表面で上記被介護者の人体の胸部と当
接する当接部と、該当接部両側部に設けられ、上記被介
護者の人体胸部側面から背中部分に巻き付いて該被介護
者を固定保持する帯状の包囲部材を有するもの,とした
ものである。
器具は、上記請求項1記載の移動用器具において、上記
保持機構は、その表面で上記被介護者の人体の胸部と当
接する当接部と、該当接部両側部に設けられ、上記被介
護者の人体胸部側面から背中部分に巻き付いて該被介護
者を固定保持する帯状の包囲部材を有するもの,とした
ものである。
【0007】また、本発明の請求項3にかかる移動用器
具は、上記請求項1記載の移動用器具において、上記駆
動機構は、上記可動軸にその一端が接続されたチェーン
と、上記チェーンの水平方向の移動量を上下方向の移動
量に変換する滑車機構と、上記滑車機構を介して上記チ
ェーンの他端と接続し、昇降運動によって上記チェーン
の位置を変化させて上記可動軸を回動させるポンプ機構
とを有するもの,としたものである。
具は、上記請求項1記載の移動用器具において、上記駆
動機構は、上記可動軸にその一端が接続されたチェーン
と、上記チェーンの水平方向の移動量を上下方向の移動
量に変換する滑車機構と、上記滑車機構を介して上記チ
ェーンの他端と接続し、昇降運動によって上記チェーン
の位置を変化させて上記可動軸を回動させるポンプ機構
とを有するもの,としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1について図1を用いて説明する。図1
(a),(b)はそれぞれ本発明の実施の形態1による
移動用器具の構成を示す側面図及び平面図であり、図2
(a),(b)はそれぞれ上記移動用器具を構成する当
接パッド近傍の立体図、及び機器搭載部を中心とした立
体図である。なお、図2(b)では説明を簡単にするた
めに、搬送取手部に相当する部分や、車輪などの部材は
省略されているものとする。
施の形態1について図1を用いて説明する。図1
(a),(b)はそれぞれ本発明の実施の形態1による
移動用器具の構成を示す側面図及び平面図であり、図2
(a),(b)はそれぞれ上記移動用器具を構成する当
接パッド近傍の立体図、及び機器搭載部を中心とした立
体図である。なお、図2(b)では説明を簡単にするた
めに、搬送取手部に相当する部分や、車輪などの部材は
省略されているものとする。
【0009】図において、1はその底面の4隅に車輪2
a,2bを有する基台であり、この基台1は、主に移動
先となるトイレの便座やベッドなどと嵌合する略コ字型
の基台先端部1aと、該基台先端部1aと接続され、主
に被介護者が搭乗するとともに、後述する可動軸及び駆
動機構が搭載される略コ字型の基台後端部1bとから構
成される。3はその一方の先端が上記基台後端部1bに
支軸5cによって回動可能に軸支された可動軸であり、
また、その他端の先端は、当接パッド9が取り付けられ
るように屈曲部3aが形成されている(図2(a)参
照)。また、当接パッド9には当接パッド9に被介護者
の上半身を安定して固定するための固定バンド13が設
けられており、被介護者の腋から背中にかけて包み込む
ようにして該被介護者を固定することができ、例えば、
マジックテープなどを用いて無段階的にその固定範囲を
調整できるようになっている。
a,2bを有する基台であり、この基台1は、主に移動
先となるトイレの便座やベッドなどと嵌合する略コ字型
の基台先端部1aと、該基台先端部1aと接続され、主
に被介護者が搭乗するとともに、後述する可動軸及び駆
動機構が搭載される略コ字型の基台後端部1bとから構
成される。3はその一方の先端が上記基台後端部1bに
支軸5cによって回動可能に軸支された可動軸であり、
また、その他端の先端は、当接パッド9が取り付けられ
るように屈曲部3aが形成されている(図2(a)参
照)。また、当接パッド9には当接パッド9に被介護者
の上半身を安定して固定するための固定バンド13が設
けられており、被介護者の腋から背中にかけて包み込む
ようにして該被介護者を固定することができ、例えば、
マジックテープなどを用いて無段階的にその固定範囲を
調整できるようになっている。
【0010】また、上記基台後端部1bには支軸5aに
よって回動可能に軸支されたギア6aが設けられてい
る。10は上記基台後端部1bに立設された概略コ字型
の一対の枠部材であり、小さいほうの車輪2b側の枠部
材10間には、支軸5bによって回動可能に軸支された
ギア6bが設けられている。また、大きい方のギア2a
側の枠部材10間には枠部材10間の結合を補強するた
めの補助枠11が設けられている。また、8は油圧ポン
プであり、その下部は上記基台後端部1bに固定され、
その上部は上記補助枠11に固定されている。この油圧
ポンプ8は、シリンダとなるポンプ本体8aにピストン
ロッド8dが挿入され、該ピストンロッド8dの先端に
は支軸8cを中心に回動可能に取り付けられたギア8b
が設けられている。
よって回動可能に軸支されたギア6aが設けられてい
る。10は上記基台後端部1bに立設された概略コ字型
の一対の枠部材であり、小さいほうの車輪2b側の枠部
材10間には、支軸5bによって回動可能に軸支された
ギア6bが設けられている。また、大きい方のギア2a
側の枠部材10間には枠部材10間の結合を補強するた
めの補助枠11が設けられている。また、8は油圧ポン
プであり、その下部は上記基台後端部1bに固定され、
その上部は上記補助枠11に固定されている。この油圧
ポンプ8は、シリンダとなるポンプ本体8aにピストン
ロッド8dが挿入され、該ピストンロッド8dの先端に
は支軸8cを中心に回動可能に取り付けられたギア8b
が設けられている。
【0011】7はチェーンであり、その一端は上記枠部
材10に固定され、ギア8bの上からギア6aの下を通
過し、さらにギア6bの上を通過した後、上記可動軸3
の長手方向中心部付近にその他端が取り付けられてい
る。
材10に固定され、ギア8bの上からギア6aの下を通
過し、さらにギア6bの上を通過した後、上記可動軸3
の長手方向中心部付近にその他端が取り付けられてい
る。
【0012】また、12は上記大きい方の車輪2a側の
枠部材10間の上方に取り付けられた略コ字型の取手部
であり、実際には介護者が上記基台1を搬送する際の握
り部となる部位である。
枠部材10間の上方に取り付けられた略コ字型の取手部
であり、実際には介護者が上記基台1を搬送する際の握
り部となる部位である。
【0013】さらに17は、上記基台後端部1bの基台
前端部1a寄りの表面を覆うようにして設けられた,被
介護者が足を搭載するための踏み板である。なお、実際
には、シリンダ8やギアなどは、安全面からその周辺が
カバーなどで保護されて、直接露出しないようにして使
用されることとなる。
前端部1a寄りの表面を覆うようにして設けられた,被
介護者が足を搭載するための踏み板である。なお、実際
には、シリンダ8やギアなどは、安全面からその周辺が
カバーなどで保護されて、直接露出しないようにして使
用されることとなる。
【0014】次に動作について図3を参照しつつ説明す
る。図3において、14は上記油圧ポンプを作動させる
ための昇圧ペダルであり、15は減圧するための減圧レ
バーである。また、16は大きい方の車輪2aの回転を
抑制するためのストッパーである。
る。図3において、14は上記油圧ポンプを作動させる
ための昇圧ペダルであり、15は減圧するための減圧レ
バーである。また、16は大きい方の車輪2aの回転を
抑制するためのストッパーである。
【0015】ここでは、高さ50cm程度のベッド20
から高さ35cm程度のトイレの便座21に被介護者を
移動させる動作を例に挙げて説明する。まず、ベッド2
0の下方の隙間へ基台先端部1aを挿入して踏み板17
をベッドに近接させた状態でストッパー16によって車
輪2aを固定する。そして、図示しない介護者はベッド
20の上の被介護者100aをベッド20の縁まで介護
者が移動させ、被介護者100aの足を踏み板17に当
接させ、次いで減圧レバー15を操作して油圧を下げて
ピストンロッド8dを降下させる。すると、ギア8d,
6a,6bが回転してチェーン7が可動軸3側に押し出
され、可動軸3が被介護者側に傾動し、被介護者の胸部
に当接パッド9が当接するようになる。
から高さ35cm程度のトイレの便座21に被介護者を
移動させる動作を例に挙げて説明する。まず、ベッド2
0の下方の隙間へ基台先端部1aを挿入して踏み板17
をベッドに近接させた状態でストッパー16によって車
輪2aを固定する。そして、図示しない介護者はベッド
20の上の被介護者100aをベッド20の縁まで介護
者が移動させ、被介護者100aの足を踏み板17に当
接させ、次いで減圧レバー15を操作して油圧を下げて
ピストンロッド8dを降下させる。すると、ギア8d,
6a,6bが回転してチェーン7が可動軸3側に押し出
され、可動軸3が被介護者側に傾動し、被介護者の胸部
に当接パッド9が当接するようになる。
【0016】そして、固定バンド13を用いて被介護者
の胸部から背中にかけて固定を行った後、昇圧ペダル1
4を操作して油圧ポンプ8のピストンロッド8dを上昇
させる。すると、ギア8d,6a,6bが回転してチェ
ーンがピストンロッド8dの上方に引き上げられ、その
結果、可動軸3は取手部12側に引き寄せられ、被介護
者100aは被介護者100bのような比較的楽な姿勢
となる。
の胸部から背中にかけて固定を行った後、昇圧ペダル1
4を操作して油圧ポンプ8のピストンロッド8dを上昇
させる。すると、ギア8d,6a,6bが回転してチェ
ーンがピストンロッド8dの上方に引き上げられ、その
結果、可動軸3は取手部12側に引き寄せられ、被介護
者100aは被介護者100bのような比較的楽な姿勢
となる。
【0017】このような状態で、介護者はストッパー1
6を解除して、基台1を取手部12を把持してトイレ2
1まで搬送し、基台先端部1aの間にトイレ21が挟ま
れるような位置にて基台1を停止させ、ストッパー16
で固定する。
6を解除して、基台1を取手部12を把持してトイレ2
1まで搬送し、基台先端部1aの間にトイレ21が挟ま
れるような位置にて基台1を停止させ、ストッパー16
で固定する。
【0018】次いで、減圧レバー15を操作して一定の
速度で油圧を下げてピストンロッド8dを降下させるこ
とにより、緩やかに被介護者100bが被介護者100
cの位置となるようにする。
速度で油圧を下げてピストンロッド8dを降下させるこ
とにより、緩やかに被介護者100bが被介護者100
cの位置となるようにする。
【0019】以上のようにしてベッド20の上の被介護
者100aは、トイレ21の上の位置まで移動させられ
ることとなる。このように本実施の形態によれば、車輪
2a,2dを有する基台1に回動自在に取り付けられた
回動軸3を用いて、該回動軸3の先端の当接パッド9に
固定した被介護者を油圧ポンプ8によって持ち上げて、
基台1に搭乗させたまま目的地まで搬送し、再び回動軸
3を用いて所定の場所に下ろすようにしたから、被介護
者が移動する経路の要所に複数個のリフト装置を設ける
必要がなく、しかも、被介護者は移動時に自分の足と上
半身で体を支える姿勢となるために、宙吊りされた時の
ような違和感を与えることがない。
者100aは、トイレ21の上の位置まで移動させられ
ることとなる。このように本実施の形態によれば、車輪
2a,2dを有する基台1に回動自在に取り付けられた
回動軸3を用いて、該回動軸3の先端の当接パッド9に
固定した被介護者を油圧ポンプ8によって持ち上げて、
基台1に搭乗させたまま目的地まで搬送し、再び回動軸
3を用いて所定の場所に下ろすようにしたから、被介護
者が移動する経路の要所に複数個のリフト装置を設ける
必要がなく、しかも、被介護者は移動時に自分の足と上
半身で体を支える姿勢となるために、宙吊りされた時の
ような違和感を与えることがない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1にか
かる移動用器具によれば、底面部に車輪を有する基台
と、上記基台にその支軸が回動自在に取り付けられ、そ
の先端部分に被介護者の人体胸部を保持する保持機構を
有する可動軸と、上記基台に取り付けられ、上記可動軸
をその支軸を中心として回動させるよう駆動力を与える
駆動機構とを備えたものとしたので、被介護者が移動す
る経路の要所にリフト装置を設ける必要がなく、しか
も、被介護者は移動時に自分の足と上半身で体を支える
姿勢となるために、宙吊りされた時のような違和感を与
えることがないという効果が得られる。
かる移動用器具によれば、底面部に車輪を有する基台
と、上記基台にその支軸が回動自在に取り付けられ、そ
の先端部分に被介護者の人体胸部を保持する保持機構を
有する可動軸と、上記基台に取り付けられ、上記可動軸
をその支軸を中心として回動させるよう駆動力を与える
駆動機構とを備えたものとしたので、被介護者が移動す
る経路の要所にリフト装置を設ける必要がなく、しか
も、被介護者は移動時に自分の足と上半身で体を支える
姿勢となるために、宙吊りされた時のような違和感を与
えることがないという効果が得られる。
【0021】また、この発明の請求項2にかかる移動用
器具によれば、上記請求項1記載の移動用器具におい
て、上記保持機構は、その表面で上記被介護者の人体の
胸部と当接する当接部と、該当接部両側部に設けられ、
上記被介護者の人体胸部側面から背中部分に巻き付いて
該被介護者を固定保持する帯状の包囲部材を有するも
の,としたので、人体をより安定して保持することがで
き、安全性を向上することができるという効果が得られ
る。
器具によれば、上記請求項1記載の移動用器具におい
て、上記保持機構は、その表面で上記被介護者の人体の
胸部と当接する当接部と、該当接部両側部に設けられ、
上記被介護者の人体胸部側面から背中部分に巻き付いて
該被介護者を固定保持する帯状の包囲部材を有するも
の,としたので、人体をより安定して保持することがで
き、安全性を向上することができるという効果が得られ
る。
【0022】また、この発明の請求項3にかかる移動用
器具によれば、上記請求項1記載の移動用器具におい
て、上記駆動機構を、上記可動軸にその一端が接続され
たチェーンと、上記チェーンの水平方向の移動量を上下
方向の移動量に変換する滑車機構と、上記滑車機構を介
して上記チェーンの他端と接続し、昇降運動によって上
記チェーンの位置を変化させて上記可動軸を回動させる
ポンプ機構とを用いて実現するようにしたので、特別な
構造を有する機器を開発することなく、汎用的なリフト
装置の部品を利用して上記駆動機構を実現できるという
効果が得られる。
器具によれば、上記請求項1記載の移動用器具におい
て、上記駆動機構を、上記可動軸にその一端が接続され
たチェーンと、上記チェーンの水平方向の移動量を上下
方向の移動量に変換する滑車機構と、上記滑車機構を介
して上記チェーンの他端と接続し、昇降運動によって上
記チェーンの位置を変化させて上記可動軸を回動させる
ポンプ機構とを用いて実現するようにしたので、特別な
構造を有する機器を開発することなく、汎用的なリフト
装置の部品を利用して上記駆動機構を実現できるという
効果が得られる。
【図1】 本発明の実施の形態1による移動用器具の構
成を示す側面図(a)、平面図(b)である。
成を示す側面図(a)、平面図(b)である。
【図2】 上記移動用器具を構成する当接パッド近傍の
立体図(a)、及び機器搭載部を中心とした立体図
(b)である。
立体図(a)、及び機器搭載部を中心とした立体図
(b)である。
【図3】 上記移動用器具による被介護者の移動方法を
説明するための図である。
説明するための図である。
1 基台、1a 基台先端部、1b 基台後端部、2
a,2b 車輪、3 可動軸、3a 屈曲部、5a,5
b,5c 支軸、6a,6b,8b ギア、7チェー
ン、8 油圧ポンプ、8a ポンプ本体、8d ピスト
ンロッド、 9当接パッド、10 枠部材、11 補助
枠、12 取手部、13 固定バンド、14 昇圧ペダ
ル、15 減圧レバー、16 ストッパー、17 踏み
板、20ベッド、21 便座、100a,100b,1
00c 被介護者。
a,2b 車輪、3 可動軸、3a 屈曲部、5a,5
b,5c 支軸、6a,6b,8b ギア、7チェー
ン、8 油圧ポンプ、8a ポンプ本体、8d ピスト
ンロッド、 9当接パッド、10 枠部材、11 補助
枠、12 取手部、13 固定バンド、14 昇圧ペダ
ル、15 減圧レバー、16 ストッパー、17 踏み
板、20ベッド、21 便座、100a,100b,1
00c 被介護者。
Claims (3)
- 【請求項1】 底面部に車輪を有する基台と、 上記基台にその支軸が回動自在に取り付けられ、その先
端部分に被介護者の人体胸部を保持する保持機構を有す
る可動軸と、 上記基台に取り付けられ、上記可動軸をその支軸を中心
として回動させるよう駆動力を与える駆動機構とを備え
たことを特徴とする移動用器具。 - 【請求項2】 請求項1記載の移動用器具において、 上記保持機構は、その表面で上記被介護者の人体の胸部
と当接する当接部と、該当接部両側部に設けられ、上記
被介護者の人体胸部側面から背中部分に巻き付いて該被
介護者を固定保持する帯状の包囲部材を有することを特
徴とする移動用器具。 - 【請求項3】 請求項1記載の移動用器具において、 上記駆動機構は、 上記可動軸にその一端が接続されたチェーンと、 上記チェーンの水平方向の移動量を上下方向の移動量に
変換する滑車機構と、 上記滑車機構を介して上記チェーンの他端と接続し、昇
降運動によって上記チェーンの位置を変化させて上記可
動軸を回動させるポンプ機構とを有することを特徴とす
る移動用器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10241492A JP2000070314A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 移動用器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10241492A JP2000070314A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 移動用器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070314A true JP2000070314A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17075137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10241492A Pending JP2000070314A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 移動用器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000070314A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2391537A (en) * | 2002-08-09 | 2004-02-11 | Proto Magic Innovations Ltd | Patient lifting device |
EP1772132A1 (en) * | 2005-10-10 | 2007-04-11 | Ingenium Universal ApS | Device for assisting disabled persons |
JP2014144036A (ja) * | 2013-01-28 | 2014-08-14 | Univ Of Tsukuba | 移乗補助装置 |
-
1998
- 1998-08-27 JP JP10241492A patent/JP2000070314A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2391537A (en) * | 2002-08-09 | 2004-02-11 | Proto Magic Innovations Ltd | Patient lifting device |
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