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JPH11254362A - ロボットハンドの位置補正システム - Google Patents

ロボットハンドの位置補正システム

Info

Publication number
JPH11254362A
JPH11254362A JP7128198A JP7128198A JPH11254362A JP H11254362 A JPH11254362 A JP H11254362A JP 7128198 A JP7128198 A JP 7128198A JP 7128198 A JP7128198 A JP 7128198A JP H11254362 A JPH11254362 A JP H11254362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
height
mark
camera
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7128198A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Goto
郁夫 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP7128198A priority Critical patent/JPH11254362A/ja
Publication of JPH11254362A publication Critical patent/JPH11254362A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ロボットのハンド6に取り付けたカメラ8を
マーク中心14の直上に配置し、マーク両端16,18
間の距離を撮像し、撮像画像での2点間距離が教示時の
2点間距離に一致するように、ハンド6を昇降させる。
教示時に対するハンド高さの差分を、マニピュレーショ
ン時のハンド高さに加算し、物品12をハンドリングす
る。 【効果】 既存のマークと既存のロボットで、ハンドの
高さ補正ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明はロボットハンドの位置補
正に関し、特にハンドの高さ補正に関する。
【0002】
【従来技術】ロボットのハンドで対象の物品を把持ある
いは加工する等のマニピュレーションを行うには、ロボ
ットハンドの座標系(以下「ハンド座標」)と対象物品
の座標系(以下「物体座標」)との座標変換が必要であ
る。このため、マニピュレーション対象の物品付近に、
2個のLEDや線分等からなるマークを設け、マークを
撮像してロボットハンドの姿勢を補正することが行われ
ている。
【0003】用いるマークは設置の容易さの点から2点
マークであり、ハンドのカメラはコスト等の点から単眼
視カメラである。このため情報量が少なく、位置補正に
限界があるので、従来では水平面(以下X−Y平面)で
のオフセット補正と、Z軸(鉛直軸)周りのハンド回転
補正(以下この回転角をθとする)のみを行っていた。
これはマニピュレーション対象の物品の高さは余り変わ
らず、またハンドの高さもほぼ一定にできるので、物品
に対するハンドの高さ補正を不要と仮定するものであ
る。
【0004】しかしながら発明者らは、物品を設置した
台等の高さの変化や、床面の摩耗やロボットのタイヤの
摩耗等により、高さ不良によるマニピューションエラー
が頻発することを見出した。ここでマークを例えば3点
以上とし、あるいはカメラを2個以上設けて複眼視でき
れば、問題は簡単である。このような場合、物体座標と
ハンド座標との変換行列を完全に解くことができる。し
かしながらこれでは、物品の付近のマークを3点マーク
等に変更する必要があり、あるいはハンドのカメラを複
眼視や空間コード化カメラ等に変更する必要がある。
【0005】
【発明の課題】請求項1の発明の課題は、2点マークを
用いてかつ単眼視カメラで、ハンドの高さ補正を行うこ
とにある。請求項2の発明での追加の課題は、高さ補正
を正確に行い、かつマニピュレーションを確実に成功さ
せることにある。請求項3の発明での追加の課題は、ハ
ンドを制御しやすい姿勢に置いて高さ補正が行えるよう
にし、かつ物体座標とハンド座標とのオフセットを同時
に補正することにある。
【0006】
【発明の構成】この発明は、マニピュレーション対象の
付近に設置した少なくとも2点を含むマークをロボット
のハンドに設けたカメラで撮像して、ロボットハンドの
位置を補正するシステムにおいて、前記2点間の距離を
教示時の2点間距離と比較することにより、ハンドの高
さを補正するための高さ補正手段を設けたことを特徴と
する。
【0007】好ましくは、前記高さ補正手段を、撮像し
た2点間距離が教示時の2点間距離と一致するようにハ
ンドを昇降させて、一致時のハンド高さと教示時のハン
ド高さとの差分を求めるように構成し、この差分をマニ
ピュレーション時のハンド高さの指令値に加算する手段
を設ける。また好ましくは、前記カメラを前記マークの
ほぼ直上に配置して撮像する。
【0008】
【発明の作用と効果】請求項1の発明では、マーク中の
2点間距離を教示時の2点間距離と比較し、ハンドの高
さを補正する。ハンドやそのカメラを既知の姿勢でマー
クに接近させて撮像すると、撮影画像でのマーク中の2
点間距離はハンドの高さを反映し、これからハンドの高
さを補正することができる。このため従来から用いられ
ている2点マークで高さ補正を行うことができ、また単
眼視のCCDカメラ等で撮像すればよいので、既存のシ
ステムを変えずに高さ補正を追加することができる。
【0009】請求項2の発明では、教示時の撮影画像中
の2点間距離と、マニピュレーション時の撮影画像中の
2点間距離が一致するようにハンドを昇降させる。そし
て2点間距離が一致した時点での、教示時に対するマニ
ピュレーション時のハンド高さの差分を、物体のマニピ
ュレーション時のハンド高さへの指令値に加算する。こ
のようにすれば必要なハンド高さを正確に求めることが
でき、この値で正しいマニピュレーションができること
は、マークの2点間距離の測定を通じて確認済みであ
る。
【0010】請求項3の発明では、マークのほぼ直上か
らカメラで撮像する。このようにカメラやハンドの姿勢
を定めると、斜め等の姿勢で撮像する場合に比べ、高さ
補正が極めて正確になり、またカメラはマーク中心のほ
ぼ直上となるので、物体座標系とカメラ座標系との水平
面内オフセットも同時に補正できる。特にカメラの視野
中心とマーク中心とを一致させると、物体座標系とカメ
ラ座標系とは水平面内原点が一致し、またハンドを鉛直
に昇降させた際に視野内でのマーク中心の位置がずれな
い。
【0011】
【実施例】図1〜図4に、実施例を示す。図1におい
て、2は無人搬送車で、4はロボットで、6はそのハン
ドであり、8はハンド6に一体に取り付けたCCDカメ
ラである。そして10は作業台で、机や工作機械のベッ
ドあるいは処理装置の台等、任意の台で良く、12はマ
ニピュレーション対象の物品で、ここではハンド6で物
品12を把持して、無人搬送車2により搬送するものと
する。
【0012】ここでロボット4は例えば6関節のロボッ
トとし、その結果ハンド6は3次元空間の運動範囲内で
任意の位置と任意の姿勢とをとることができる。また無
人搬送車2はロボット4を搬送するためのもので、実施
例ではクリーンルーム内での仕掛品を物品12とし、作
業台10を例えば半導体処理装置とし、無人搬送車2を
用いて工程間で仕掛品を搬送するものとする。そしてク
リーンルームであるので、無人搬送車2が走行する床面
にはグレーティングが施され、無人搬送車2は図示しな
いタイヤでこの床面上を走行するものとする。
【0013】図3に、ハンド6の構造を示すと、20,
22は一対のグリップで図の矢印のように閉じて物品を
把持し、24はロボットのアームとの間の関節である。
そしてカメラ8はハンド6と一体に同じ姿勢で取り付け
られ、カメラ座標系とハンド座標系とのオフセットは既
知で、カメラ座標系で物品の座標が分かれば、直ちにハ
ンド座標系での座標も判明する。
【0014】図2、図4に、ハンド6の高さ補正を示
す。高さ補正に際してカメラ8が鉛直下方を向くよう
に、ハンド6の姿勢を定め、ロボット4の関節を動作さ
せてカメラ8の視野中心にマーク中心14が現れるよう
にする。この結果、物体座標系でのZ軸とカメラ座標系
でのZ軸とが一致し、物体座標系とカメラ座標系間の水
平面内オフセットは0となる。次に撮影画像でのマーク
両端16,18間の距離を教示時に撮影して記憶した2
点間距離と比較する。なおここでは、マークとして棒状
の図形を印刷したシール等を作業台10に貼り付けるこ
とを想定したが、例えばマーク両端16,18の位置に
LED等の表示手段を取り付けてマークとしても良い。
またマークは3点以上を含むマークとしても良いが、こ
の発明では2点マークで充分である。そして撮影画像中
のマーク長を教示時のマーク長Dと比較し、マーク長が
Dと一致するようにハンド6を鉛直方向に昇降させる。
【0015】マーク長が教示時のマーク長Dと一致する
と、マーク中心14に対するカメラ8の高さが教示時と
一致したことになり、物体座標系とカメラ座標系とでの
水平方向オフセットは既に0にしてあるので、カメラ8
は教示時と全く同じ位置にあることになる。そして床面
の摩耗や無人搬送車2のタイヤの摩耗その他の原因によ
る、物体座標系とカメラ座標系での高さ方向のオフセッ
ト変化は、現在のハンド6の高さからの教示時のハンド
6の高さの差分dであり、これを求めることで補正でき
る。従ってハンドリング時のハンド座標系でのZ成分に
差分dを加算すると、高さ方向に関して適切なハンドリ
ングができる。
【0016】カメラ座標系と物体座標系での残る未知数
は、Z軸周りの回転角θのみであり、この回転角θはカ
メラ座標系(Xc−Yc)で、マーク両端16,18がX
軸から向く角として求めることができる。このため物体
座標系からカメラ座標系への変換は、cをカメラ座標
系、oを物体座標系の添え字として、 Zc=Zt+d Yc=X0sinθ+Y0cosθ Xc=X0cosθ−Y0sinθ で変換することができる。ここにZtは教示時のカメラ
座標系でのカメラの高さである。
【0017】このようにすればマーク中心14を基準と
する物品12の物体座標R0をカメラ座標Rcに変換で
き、適切なマニピュレーション(ハンドリング)ができ
る。なお実施例では、カメラ8をマーク中心14の直上
に配置させたので、ハンド6を鉛直方向に昇降させて
も、マーク中心14はカメラ8の視野中心に固定された
ままであり、処理が極めて簡単になる。しかしながらマ
ーク中心14はカメラ8の視野の中心付近にあれば良
く、言い換えるとカメラ8はマークのほぼ直上にあれば
よい。
【0018】また実施例ではハンド6を鉛直に昇降させ
たが、例えば斜め方向の既知の向きに運動させて、マー
ク長が教示時のマーク長Dと一致するように補正するこ
ともできる。しかしハンド6を鉛直に昇降させる方が運
動の精度も高く、またこの過程で物体座標系とカメラ座
標系とのZ軸を一致させることができるので、カメラ8
をマークのほぼ直上に配置し、ハンド6を鉛直に昇降さ
せる方が好ましい。
【0019】実施例では無人搬送車2に搭載したロボッ
トを示したが、溶接ロボットその他の位置固定のロボッ
トでも良く、またロボット4は6関節としたが、4関節
等のより簡便なロボットでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の無人搬送車搭載ロボットの側面図
【図2】 実施例での無人搬送車搭載ロボットの位置補
正原理を示す斜視図
【図3】 実施例でのハンドとカメラとを示す図
【図4】 実施例での無人搬送車搭載ロボットの位置補
正アルゴリズムを示すフローチャート
【符号の説明】
2 無人搬送車 4 ロボット 6 ハンド 8 カメラ 10 作業台 12 物品 14 マーク中心 16,18 マーク両端 20,22 グリップ 24 関節

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニピュレーション対象の付近に設置し
    た少なくとも2点を含むマークを、ロボットのハンドに
    設けたカメラで撮像して、ハンドの位置を補正するシス
    テムにおいて、 前記2点間の距離を教示時の2点間距離と比較すること
    により、ハンドの高さを補正するための、高さ補正手段
    を設けたことを特徴とする、ロボットハンドの位置補正
    システム。
  2. 【請求項2】 前記高さ補正手段を、撮像した2点間距
    離が教示時の2点間距離と一致するようにハンドを昇降
    させて、一致時のハンド高さと教示時のハンド高さとの
    差分を求めるように構成し、この差分をマニピュレーシ
    ョン時のハンド高さの指令値に加算する手段を設けたこ
    とを特徴とする、請求項1のロボットハンドの位置補正
    システム。
  3. 【請求項3】 前記カメラを前記マークのほぼ直上に配
    置して撮像するようにしたことを特徴とする、請求項1
    または2のロボットハンドの位置補正システム。
JP7128198A 1998-03-04 1998-03-04 ロボットハンドの位置補正システム Pending JPH11254362A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7128198A JPH11254362A (ja) 1998-03-04 1998-03-04 ロボットハンドの位置補正システム

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JPH11254362A true JPH11254362A (ja) 1999-09-21

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JP7128198A Pending JPH11254362A (ja) 1998-03-04 1998-03-04 ロボットハンドの位置補正システム

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JP (1) JPH11254362A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6671574B1 (en) 2002-08-30 2003-12-30 Fujitsu Limited Position detecting apparatus and library apparatus
JP2013063474A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Yaskawa Electric Corp ロボットシステム及び撮像方法
JP2018126835A (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 キヤノン株式会社 ロボットの教示方法、ロボットシステム、プログラム及び記録媒体
CN111745617A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 发那科株式会社 搬送装置和交接系统

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