JPH11232849A - 記録媒体、記録装置、再生装置 - Google Patents
記録媒体、記録装置、再生装置Info
- Publication number
- JPH11232849A JPH11232849A JP26474698A JP26474698A JPH11232849A JP H11232849 A JPH11232849 A JP H11232849A JP 26474698 A JP26474698 A JP 26474698A JP 26474698 A JP26474698 A JP 26474698A JP H11232849 A JPH11232849 A JP H11232849A
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- JP
- Japan
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- recording
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- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機能拡張性が高くかつ操作性がよい記録再生
システムの実現。 【解決手段】 記録媒体に主データとなるプログラムと
ともに、文字、画像その他の副データとなるデータファ
イルを記録できるようにする。この副データとしてのデ
ータファイルは副データ領域となる特定の領域(AUX
データの領域)に記録する。また副データ管理情報によ
ってプログラムとは独立して管理する。さらに、副デー
タ管理情報の管理方式によって、あるデータファイル内
のデータが、特定のプログラム内での出力タイミングに
合わせた出力が可能となるようにしている。
システムの実現。 【解決手段】 記録媒体に主データとなるプログラムと
ともに、文字、画像その他の副データとなるデータファ
イルを記録できるようにする。この副データとしてのデ
ータファイルは副データ領域となる特定の領域(AUX
データの領域)に記録する。また副データ管理情報によ
ってプログラムとは独立して管理する。さらに、副デー
タ管理情報の管理方式によって、あるデータファイル内
のデータが、特定のプログラム内での出力タイミングに
合わせた出力が可能となるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば音声データな
どの主データと、文字情報や画像情報などの副データを
記録できる記録媒体、及びそのような記録媒体に対応す
る記録装置、再生装置に関するものである。
どの主データと、文字情報や画像情報などの副データを
記録できる記録媒体、及びそのような記録媒体に対応す
る記録装置、再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽等を記録/再生することのできる記
録装置/再生装置として、音声信号をデジタル信号で記
録する光磁気ディスク、或は磁気テープ等を記録媒体と
した記録装置/再生装置が知られている。またミニディ
スクとして知られている、光磁気ディスクを用いた記録
再生システムでは、ユーザーが楽曲等の音声をプログラ
ムとして録音し、再生することができるだけでなく、そ
のディスクのタイトル(ディスクネーム)や記録されて
いる楽曲などの各プログラムについて曲名(トラックネ
ーム)などを文字情報として記録しておくことができ、
例えば再生時においては再生装置に設けられた表示部に
おいて、ディスクタイトルや曲名、アーティスト名等を
表示することができるようにされている。なお、本明細
書では「プログラム」とは、ディスクに記録される主デ
ータとしての楽曲などの音声データ等の単位の意味で用
い、例えば1曲分の音声データが1つのプログラムとな
る。また「プログラム」と同義で「トラック」という言
葉も用いる。
録装置/再生装置として、音声信号をデジタル信号で記
録する光磁気ディスク、或は磁気テープ等を記録媒体と
した記録装置/再生装置が知られている。またミニディ
スクとして知られている、光磁気ディスクを用いた記録
再生システムでは、ユーザーが楽曲等の音声をプログラ
ムとして録音し、再生することができるだけでなく、そ
のディスクのタイトル(ディスクネーム)や記録されて
いる楽曲などの各プログラムについて曲名(トラックネ
ーム)などを文字情報として記録しておくことができ、
例えば再生時においては再生装置に設けられた表示部に
おいて、ディスクタイトルや曲名、アーティスト名等を
表示することができるようにされている。なお、本明細
書では「プログラム」とは、ディスクに記録される主デ
ータとしての楽曲などの音声データ等の単位の意味で用
い、例えば1曲分の音声データが1つのプログラムとな
る。また「プログラム」と同義で「トラック」という言
葉も用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのミニディ
スクシステムの場合においてディスクネームやトラック
ネームとして記録される情報は、さほど大容量の情報で
はなく、あくまでタイトル程度の文字が記録できるもの
である。即ちプログラムの記録再生を管理する管理情報
(U−TOC:USER TABLE OF CONTENTS)内において、
各プログラムに対応する文字情報が記録できるものとさ
れており、その文字情報としての記録可能な容量はさほ
ど大きくない。例えばプログラムとして記録されている
楽曲に対応して、その歌詞となる文字情報のように比較
的大量の文字情報は記録できない。
スクシステムの場合においてディスクネームやトラック
ネームとして記録される情報は、さほど大容量の情報で
はなく、あくまでタイトル程度の文字が記録できるもの
である。即ちプログラムの記録再生を管理する管理情報
(U−TOC:USER TABLE OF CONTENTS)内において、
各プログラムに対応する文字情報が記録できるものとさ
れており、その文字情報としての記録可能な容量はさほ
ど大きくない。例えばプログラムとして記録されている
楽曲に対応して、その歌詞となる文字情報のように比較
的大量の文字情報は記録できない。
【0004】またU−TOC内の文字情報はあくまでプ
ログラムに対応づけられているのみであり、プログラム
としての例えば楽曲内の特定の再生位置などには対応づ
けられてはおらず、再生する楽曲等に演奏位置などに応
じて文字情報の表示タイミングを設定することなどはで
きない。例えば仮に、楽曲の歌詞に相当する比較的大量
の文字情報が記録できたとしても、楽曲の演奏に合わせ
て歌詞を表示する(ボーカル音声に同期した歌詞の表示
や、カラオケ演奏の歌唱のガイドとなるような歌詞の表
示)ことはできない。
ログラムに対応づけられているのみであり、プログラム
としての例えば楽曲内の特定の再生位置などには対応づ
けられてはおらず、再生する楽曲等に演奏位置などに応
じて文字情報の表示タイミングを設定することなどはで
きない。例えば仮に、楽曲の歌詞に相当する比較的大量
の文字情報が記録できたとしても、楽曲の演奏に合わせ
て歌詞を表示する(ボーカル音声に同期した歌詞の表示
や、カラオケ演奏の歌唱のガイドとなるような歌詞の表
示)ことはできない。
【0005】但し、例えば歌詞のような比較的大量の文
字情報を記録するとともに、楽曲の演奏タイミングに同
期して歌詞を表示出力していくようなことは、U−TO
Cではなくサブデータ領域といわれる領域を利用して文
字情報を記録することで、可能とはなる。詳しくは図2
により後述するが、ミニディスクシステムの場合、クラ
スタというデータ単位が記録動作の基本単位となり、こ
のクラスタにはプログラムとしてのオーディオデータが
記録される32セクター分の領域と、1セクター分のサ
ブデータとしての領域が用意されている。従って、各ク
ラスタのサブデータ領域に、そのクラスタのオーディオ
データに対応した歌詞等の文字情報を記録するようにす
れば、データ量の大きい歌詞情報を記録できるととも
に、楽曲の演奏に同期して表示出力することも可能とな
る。
字情報を記録するとともに、楽曲の演奏タイミングに同
期して歌詞を表示出力していくようなことは、U−TO
Cではなくサブデータ領域といわれる領域を利用して文
字情報を記録することで、可能とはなる。詳しくは図2
により後述するが、ミニディスクシステムの場合、クラ
スタというデータ単位が記録動作の基本単位となり、こ
のクラスタにはプログラムとしてのオーディオデータが
記録される32セクター分の領域と、1セクター分のサ
ブデータとしての領域が用意されている。従って、各ク
ラスタのサブデータ領域に、そのクラスタのオーディオ
データに対応した歌詞等の文字情報を記録するようにす
れば、データ量の大きい歌詞情報を記録できるととも
に、楽曲の演奏に同期して表示出力することも可能とな
る。
【0006】しかしながらこのようにサブデータを利用
することは、次のような不都合がある。記録動作は1ク
ラスタを最小単位として行われるため、サブデータのみ
を記録することはできない。従って、仮に既に記録され
ているプログラムとしての楽曲について、後から歌詞と
なる文字情報を記録しようとした場合は、その楽曲のデ
ータを、オーディオデータを含めてすべて再度記録しな
ければならない。文字情報を変更するような場合も同様
である。このため文字情報の追加書込や変更、もしくは
表示タイミングの調整などは、不可能ではないが、非常
に煩わしくまた時間のかかる作業が必要となってしま
う。また文字情報はあくまでもプログラムに完全に付随
するものとして管理されるものとなってしまうため、文
字情報をフレキシブルに扱うことができず、システムの
発展性が望めない。
することは、次のような不都合がある。記録動作は1ク
ラスタを最小単位として行われるため、サブデータのみ
を記録することはできない。従って、仮に既に記録され
ているプログラムとしての楽曲について、後から歌詞と
なる文字情報を記録しようとした場合は、その楽曲のデ
ータを、オーディオデータを含めてすべて再度記録しな
ければならない。文字情報を変更するような場合も同様
である。このため文字情報の追加書込や変更、もしくは
表示タイミングの調整などは、不可能ではないが、非常
に煩わしくまた時間のかかる作業が必要となってしま
う。また文字情報はあくまでもプログラムに完全に付随
するものとして管理されるものとなってしまうため、文
字情報をフレキシブルに扱うことができず、システムの
発展性が望めない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみて、主データとなるプログラムとともに、
文字、画像その他の副データとなるデータファイルを記
録できるようにし、しかもそれは、例えば歌詞などの情
報としてプログラムの再生に同期して、例えば楽曲内の
位置などの細かいタイミングに同期して出力できるよう
にしたり、またプログラムとは独立して管理すること
で、より多様な出力形態が可能となるようにする。さら
に副データとしてのデータファイルのみの記録、編集、
再生等も可能となるようにする。これらのことによりよ
り利用価値の高い記録再生システムを構築することを目
的とする。
点にかんがみて、主データとなるプログラムとともに、
文字、画像その他の副データとなるデータファイルを記
録できるようにし、しかもそれは、例えば歌詞などの情
報としてプログラムの再生に同期して、例えば楽曲内の
位置などの細かいタイミングに同期して出力できるよう
にしたり、またプログラムとは独立して管理すること
で、より多様な出力形態が可能となるようにする。さら
に副データとしてのデータファイルのみの記録、編集、
再生等も可能となるようにする。これらのことによりよ
り利用価値の高い記録再生システムを構築することを目
的とする。
【0008】このため記録媒体としては、音声、動画映
像等の時間的連続性のある主データを1又は複数のプロ
グラムとして記録するプログラム領域と、プログラム領
域に記録される主データとしての1又は複数のプログラ
ムについての記録又は再生又は編集動作を管理する主デ
ータ管理情報を記録する主データ管理領域と、主データ
としての各プログラムからは独立したデータとしての副
データを1又は複数のデータファイルとして記録する副
データ領域と、副データ領域に記録される副データとし
ての1又は複数のデータファイルの記録又は再生又は編
集動作の管理を行う副データ管理情報を記録する副デー
タ管理領域とが形成されるようにする。そして、副デー
タ管理領域に記録される副データ管理情報は、全部又は
一部のデータファイルの再生が、あるプログラムの再生
進行時間に応じたタイミングで行われるような動作管理
が可能な形態とされるようにする。
像等の時間的連続性のある主データを1又は複数のプロ
グラムとして記録するプログラム領域と、プログラム領
域に記録される主データとしての1又は複数のプログラ
ムについての記録又は再生又は編集動作を管理する主デ
ータ管理情報を記録する主データ管理領域と、主データ
としての各プログラムからは独立したデータとしての副
データを1又は複数のデータファイルとして記録する副
データ領域と、副データ領域に記録される副データとし
ての1又は複数のデータファイルの記録又は再生又は編
集動作の管理を行う副データ管理情報を記録する副デー
タ管理領域とが形成されるようにする。そして、副デー
タ管理領域に記録される副データ管理情報は、全部又は
一部のデータファイルの再生が、あるプログラムの再生
進行時間に応じたタイミングで行われるような動作管理
が可能な形態とされるようにする。
【0009】また、上記データファイルとして、文字情
報と、その文字情報に関して所要の表示制御を行うため
の表示制御情報を記録した文字表示データファイルが形
成され、副データ管理情報によって、文字表示データフ
ァイル内の文字情報が、特定のプログラムの再生動作時
に表示制御情報で規定される表示形態により表示出力可
能なように管理されている形態をとることとする。ここ
で、上記表示制御情報としては、文字表示データファイ
ル内における1文字分以上の文字情報より成る文字列情
報の表示出力タイミングを制御するための表示タイミン
グ情報と、この文字列情報の表示位置を指定する表示位
置情報と、文字列情報を形成する各文字情報をワイプさ
せるためのタイミングを制御するためのワイプ制御情報
のうちの一部、あるいは全てが設定されていることとす
る。
報と、その文字情報に関して所要の表示制御を行うため
の表示制御情報を記録した文字表示データファイルが形
成され、副データ管理情報によって、文字表示データフ
ァイル内の文字情報が、特定のプログラムの再生動作時
に表示制御情報で規定される表示形態により表示出力可
能なように管理されている形態をとることとする。ここ
で、上記表示制御情報としては、文字表示データファイ
ル内における1文字分以上の文字情報より成る文字列情
報の表示出力タイミングを制御するための表示タイミン
グ情報と、この文字列情報の表示位置を指定する表示位
置情報と、文字列情報を形成する各文字情報をワイプさ
せるためのタイミングを制御するためのワイプ制御情報
のうちの一部、あるいは全てが設定されていることとす
る。
【0010】また、このような記録媒体に対する記録装
置としては、記録媒体に対して情報の記録を行う記録ヘ
ッド手段と、記録制御手段を設ける。この記録制御手段
は、記録ヘッド手段に、記録媒体の副データ領域に副デ
ータとしてのデータファイルの記録を実行させることが
できるとともに、記録されたデータファイルが、あるプ
ログラムの再生進行時間に応じたタイミングで再生させ
るようにする副データ管理情報を生成し、記録ヘッド手
段に、副データ管理領域の副データ管理情報の更新を実
行させることができるようにする。
置としては、記録媒体に対して情報の記録を行う記録ヘ
ッド手段と、記録制御手段を設ける。この記録制御手段
は、記録ヘッド手段に、記録媒体の副データ領域に副デ
ータとしてのデータファイルの記録を実行させることが
できるとともに、記録されたデータファイルが、あるプ
ログラムの再生進行時間に応じたタイミングで再生させ
るようにする副データ管理情報を生成し、記録ヘッド手
段に、副データ管理領域の副データ管理情報の更新を実
行させることができるようにする。
【0011】そして、上記記録制御手段としては、デー
タファイルとして、文字情報と、その文字情報に関して
所要の表示制御を行うための表示制御情報を記録した文
字表示データファイルを前記副データ領域に記録させる
とともに、文字表示データファイル内の文字情報が、特
定のプログラムの再生動作時に表示制御情報で規定され
る表示形態により表示出力されるように管理を行う副デ
ータ管理情報を生成し、副データ管理領域の副データ管
理情報の更新を実行させることができるようにする。そ
して、記録制御手段が記録すべき表示制御情報として
は、文字表示データファイル内における1文字分以上の
文字情報より成る文字列情報の表示出力タイミングを制
御するための表示タイミング情報と、この文字列情報の
表示位置を指定する表示位置情報と、文字列情報を形成
する各文字情報をワイプさせるためのタイミングを制御
するためのワイプ制御情報のうちの一部、あるいは全て
であることとした。
タファイルとして、文字情報と、その文字情報に関して
所要の表示制御を行うための表示制御情報を記録した文
字表示データファイルを前記副データ領域に記録させる
とともに、文字表示データファイル内の文字情報が、特
定のプログラムの再生動作時に表示制御情報で規定され
る表示形態により表示出力されるように管理を行う副デ
ータ管理情報を生成し、副データ管理領域の副データ管
理情報の更新を実行させることができるようにする。そ
して、記録制御手段が記録すべき表示制御情報として
は、文字表示データファイル内における1文字分以上の
文字情報より成る文字列情報の表示出力タイミングを制
御するための表示タイミング情報と、この文字列情報の
表示位置を指定する表示位置情報と、文字列情報を形成
する各文字情報をワイプさせるためのタイミングを制御
するためのワイプ制御情報のうちの一部、あるいは全て
であることとした。
【0012】更に、再生装置としては、記録媒体からプ
ログラム、主データ管理情報、データファイル、副デー
タ管理情報のそれぞれの読出を行うことのできる再生ヘ
ッド手段と、再生ヘッド手段で読み出されたプログラム
のデコード処理を行って再生情報として出力することの
できるプログラム再生手段と、再生ヘッド手段で読み出
されたデータファイルのデコード処理を行って再生情報
として出力することのできるデータファイル再生手段
と、再生制御手段とを備えるようにする。この再生制御
手段は、再生ヘッド手段によって読み出された主データ
管理情報及び副データ管理情報に基づいて、再生ヘッド
手段、プログラム再生手段、データファイル再生手段の
動作制御を行うとともに、プログラム再生手段から出力
されているプログラムの再生進行時間に応じたタイミン
グで、特定のデータファイルの再生出力がデータファイ
ル再生手段によって実行されるように制御を行うことが
できるようにする。
ログラム、主データ管理情報、データファイル、副デー
タ管理情報のそれぞれの読出を行うことのできる再生ヘ
ッド手段と、再生ヘッド手段で読み出されたプログラム
のデコード処理を行って再生情報として出力することの
できるプログラム再生手段と、再生ヘッド手段で読み出
されたデータファイルのデコード処理を行って再生情報
として出力することのできるデータファイル再生手段
と、再生制御手段とを備えるようにする。この再生制御
手段は、再生ヘッド手段によって読み出された主データ
管理情報及び副データ管理情報に基づいて、再生ヘッド
手段、プログラム再生手段、データファイル再生手段の
動作制御を行うとともに、プログラム再生手段から出力
されているプログラムの再生進行時間に応じたタイミン
グで、特定のデータファイルの再生出力がデータファイ
ル再生手段によって実行されるように制御を行うことが
できるようにする。
【0013】そして、上記再生制御手段は、プログラム
再生手段によって特定のプログラムの再生動作を実行さ
せている際に、副データ管理情報でそのプログラムに対
応づけられて管理されている特定のデータファイル内の
文字情報が、そのデータファイル内の表示制御情報で規
定される表示形態により表示出力されるように制御可能
に構成することとした。この際、再生制御手段は表示制
御情報に基づく表示制御として、表示タイミング情報に
基づくデータファイル内における1文字分以上の文字情
報より成る文字列情報の表示出力タイミングの制御と、
文字列情報ごとに表示位置を指定する表示位置情報に基
づいて所要の位置にその文字列情報が表示されるように
するための制御と、ワイプ制御情報に基づいて、文字列
情報を形成する各文字情報をワイプ表示させるためのタ
イミングの制御とを実行可能に構成することとした。
再生手段によって特定のプログラムの再生動作を実行さ
せている際に、副データ管理情報でそのプログラムに対
応づけられて管理されている特定のデータファイル内の
文字情報が、そのデータファイル内の表示制御情報で規
定される表示形態により表示出力されるように制御可能
に構成することとした。この際、再生制御手段は表示制
御情報に基づく表示制御として、表示タイミング情報に
基づくデータファイル内における1文字分以上の文字情
報より成る文字列情報の表示出力タイミングの制御と、
文字列情報ごとに表示位置を指定する表示位置情報に基
づいて所要の位置にその文字列情報が表示されるように
するための制御と、ワイプ制御情報に基づいて、文字列
情報を形成する各文字情報をワイプ表示させるためのタ
イミングの制御とを実行可能に構成することとした。
【0014】即ち本発明では、プログラムとは独立した
領域において副データとしてのデータファイルの記録再
生を可能とする。この副データとしてのデータファイル
は副データ管理情報によってプログラムとは独立して管
理される。さらに副データ管理情報は全部又は一部のデ
ータファイルの再生が、あるプログラムの再生進行時間
に応じたタイミングで行われるような動作管理を行うこ
とで、主データと副データの連携的な再生動作を可能と
する。
領域において副データとしてのデータファイルの記録再
生を可能とする。この副データとしてのデータファイル
は副データ管理情報によってプログラムとは独立して管
理される。さらに副データ管理情報は全部又は一部のデ
ータファイルの再生が、あるプログラムの再生進行時間
に応じたタイミングで行われるような動作管理を行うこ
とで、主データと副データの連携的な再生動作を可能と
する。
【0015】そして、副データとしてのデータファイル
について、文字情報と所要の表示制御情報とにより形成
されるように規定することで、主データの再生進行時間
に同期したタイミングで文字表示を行うことが可能にな
るだけでなく、更に、主データの再生進行時間に同期さ
せるようにして、表示文字に対して表示制御情報の内容
に従った表示形態の変化を与えることが可能となる。例
えば、上記表示制御情報として、文字列情報の表示出力
タイミングを制御するための表示タイミング情報と、文
字列情報の表示位置を指定する表示位置情報と、文字列
情報を形成する各文字情報をワイプさせるためのタイミ
ングを制御するワイプ制御情報等を規定することで、主
データの再生進行時間に応じて、或る文字列について表
示位置を指定しながら表示出力タイミングを制御した
り、更には、表示された文字に対してその文字色や文字
属性等を変更していくいわゆるワイプといわれる表示制
御を実行することが可能となるものである。
について、文字情報と所要の表示制御情報とにより形成
されるように規定することで、主データの再生進行時間
に同期したタイミングで文字表示を行うことが可能にな
るだけでなく、更に、主データの再生進行時間に同期さ
せるようにして、表示文字に対して表示制御情報の内容
に従った表示形態の変化を与えることが可能となる。例
えば、上記表示制御情報として、文字列情報の表示出力
タイミングを制御するための表示タイミング情報と、文
字列情報の表示位置を指定する表示位置情報と、文字列
情報を形成する各文字情報をワイプさせるためのタイミ
ングを制御するワイプ制御情報等を規定することで、主
データの再生進行時間に応じて、或る文字列について表
示位置を指定しながら表示出力タイミングを制御した
り、更には、表示された文字に対してその文字色や文字
属性等を変更していくいわゆるワイプといわれる表示制
御を実行することが可能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。この実施の形態としての例は光磁気ディス
ク(ミニディスク)を記録媒体の例とし、またミニディ
スク記録再生装置を記録装置及び再生装置の例とする。
説明は次の順序で行なう。 1.記録再生装置の構成 2.セクターフォーマット及びアドレス形式 3.エリア構造 4.U−TOC 4−1 U−TOCセクター0 4−2 U−TOCセクター1 4−3 U−TOCセクター2 4−4 U−TOCセクター4 5.AUX−TOC 5−1 AUX−TOCセクター0 5−2 AUX−TOCセクター1 5−3 AUX−TOCセクター2 5−4 AUX−TOCセクター3 5−5 AUX−TOCセクター4 5−6 AUX−TOCセクター5 5−7 AUX−TOCセクター6 5−8 AUX−TOCセクター7 5−9 AUX−TOCセクター8 5−10 AUX−TOCセクター9 6.データファイル 6−1 ピクチャーファイルセクター 6−2 テキストファイルセクター 6−3 カラオケテキストファイルセクター 6−4 カラオケアドレスセクター 7.プログラムに同期したデータファイル再生 8.AUXデータの記録 9.変形例 9−1 変形例A 9−2 変形例B 9−3 変形例C 9−4 変形例D
て説明する。この実施の形態としての例は光磁気ディス
ク(ミニディスク)を記録媒体の例とし、またミニディ
スク記録再生装置を記録装置及び再生装置の例とする。
説明は次の順序で行なう。 1.記録再生装置の構成 2.セクターフォーマット及びアドレス形式 3.エリア構造 4.U−TOC 4−1 U−TOCセクター0 4−2 U−TOCセクター1 4−3 U−TOCセクター2 4−4 U−TOCセクター4 5.AUX−TOC 5−1 AUX−TOCセクター0 5−2 AUX−TOCセクター1 5−3 AUX−TOCセクター2 5−4 AUX−TOCセクター3 5−5 AUX−TOCセクター4 5−6 AUX−TOCセクター5 5−7 AUX−TOCセクター6 5−8 AUX−TOCセクター7 5−9 AUX−TOCセクター8 5−10 AUX−TOCセクター9 6.データファイル 6−1 ピクチャーファイルセクター 6−2 テキストファイルセクター 6−3 カラオケテキストファイルセクター 6−4 カラオケアドレスセクター 7.プログラムに同期したデータファイル再生 8.AUXデータの記録 9.変形例 9−1 変形例A 9−2 変形例B 9−3 変形例C 9−4 変形例D
【0017】1.記録再生装置の構成 図1は本例のミニディスク記録再生装置1の内部構成を
示す。音声データが記録される光磁気ディスク(ミニデ
ィスク)90は、スピンドルモータ2により回転駆動さ
れる。そして光磁気ディスク90に対しては記録/再生
時に光学ヘッド3によってレーザ光が照射される。
示す。音声データが記録される光磁気ディスク(ミニデ
ィスク)90は、スピンドルモータ2により回転駆動さ
れる。そして光磁気ディスク90に対しては記録/再生
時に光学ヘッド3によってレーザ光が照射される。
【0018】光学ヘッド3は、記録時には記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行なう。このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタ等が搭載されている。対物レンズ3aは
2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接
離する方向に変位可能に保持されている。
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行なう。このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタ等が搭載されている。対物レンズ3aは
2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接
離する方向に変位可能に保持されている。
【0019】また、ディスク90を挟んで光学ヘッド3
と対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁
気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁
界を光磁気ディスク90に印加する動作を行なう。光学
ヘッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5に
よりディスク半径方向に移動可能とされている。
と対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁
気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁
界を光磁気ディスク90に印加する動作を行なう。光学
ヘッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5に
よりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0020】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク90から検出された情報はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォ
ーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク
90にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記
録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出
された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給
される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ
情報GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
ィスク90から検出された情報はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォ
ーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク
90にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記
録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出
された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給
される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ
情報GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
【0021】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるシステムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピン
ドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆
動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制
御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、また
スピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるシステムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピン
ドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆
動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制
御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、また
スピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
【0022】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このと
きアドレス、サブコードデータなども抽出され、システ
ムコントローラ11に供給される。
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このと
きアドレス、サブコードデータなども抽出され、システ
ムコントローラ11に供給される。
【0023】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッ
ファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3に
よるディスク90からのデータの読み取り及び光学ヘッ
ド3からバッファメモリ13までの系における再生デー
タの転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は間欠的に行な
われる。
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッ
ファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3に
よるディスク90からのデータの読み取り及び光学ヘッ
ド3からバッファメモリ13までの系における再生デー
タの転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は間欠的に行な
われる。
【0024】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、44.1KHZ サンプリング、1
6ビット量子化のデジタルオーディオ信号とされる。こ
のデジタルオーディオ信号はD/A変換器15によって
アナログ信号とされ、出力処理部16でレベル調整、イ
ンピーダンス調整等が行われてライン出力端子17から
アナログオーディオ信号Aoutとして外部機器に対し
て出力される。またヘッドホン出力HPoutとしてヘ
ッドホン出力端子27に供給され、接続されるヘッドホ
ンに出力される。
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、44.1KHZ サンプリング、1
6ビット量子化のデジタルオーディオ信号とされる。こ
のデジタルオーディオ信号はD/A変換器15によって
アナログ信号とされ、出力処理部16でレベル調整、イ
ンピーダンス調整等が行われてライン出力端子17から
アナログオーディオ信号Aoutとして外部機器に対し
て出力される。またヘッドホン出力HPoutとしてヘ
ッドホン出力端子27に供給され、接続されるヘッドホ
ンに出力される。
【0025】また、エンコーダ/デコーダ部14でデコ
ードされた状態のデジタルオーディオ信号は、デジタル
インターフェース部22に供給されることで、デジタル
出力端子21からデジタルオーディオ信号Doutとし
て外部機器に出力することもできる。例えば光ケーブル
による伝送形態で外部機器に出力される。
ードされた状態のデジタルオーディオ信号は、デジタル
インターフェース部22に供給されることで、デジタル
出力端子21からデジタルオーディオ信号Doutとし
て外部機器に出力することもできる。例えば光ケーブル
による伝送形態で外部機器に出力される。
【0026】光磁気ディスク90に対して記録動作が実
行される際には、ライン入力端子18に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号Ain)は、A/D変換
器19によってデジタルデータとされた後、エンコーダ
/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理
を施される。または外部機器からデジタル入力端子20
にデジタルオーディオ信号Dinが供給された場合は、
デジタルインターフェース部22で制御コード等の抽出
が行われるとともに、そのオーディオデータがエンコー
ダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処
理を施される。なお図示していないがマイクロホン入力
端子を設け、マイクロホン入力を記録信号として用いる
ことも当然可能である。
行される際には、ライン入力端子18に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号Ain)は、A/D変換
器19によってデジタルデータとされた後、エンコーダ
/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理
を施される。または外部機器からデジタル入力端子20
にデジタルオーディオ信号Dinが供給された場合は、
デジタルインターフェース部22で制御コード等の抽出
が行われるとともに、そのオーディオデータがエンコー
ダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処
理を施される。なお図示していないがマイクロホン入力
端子を設け、マイクロホン入力を記録信号として用いる
ことも当然可能である。
【0027】エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれて蓄積されていった
後、所定量のデータ単位毎に読み出されてエンコーダ/
デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ
部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード
処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれて蓄積されていった
後、所定量のデータ単位毎に読み出されてエンコーダ/
デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ
部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード
処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0028】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク90に対
して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行さ
せる。また、このときシステムコントローラ11は光学
ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク90に対
して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行さ
せる。また、このときシステムコントローラ11は光学
ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0029】操作部23はユーザー操作に供される部位
を示し、各種操作キーやダイヤルとしての操作子が設け
られる。操作子としては例えば、再生、録音、一時停
止、停止、FF(早送り)、REW(早戻し)、AMS
(頭出しサーチ)などの記録再生動作にかかる操作子
や、通常再生、プログラム再生、シャッフル再生などの
プレイモードにかかる操作子、さらには表示部24にお
ける表示状態を切り換える表示モード操作のための操作
子、トラック(プログラム)分割、トラック連結、トラ
ック消去、トラックネーム入力、ディスクネーム入力な
どのプログラム編集操作のための操作子、さらには本例
における後述するAUXデータの記録、再生、動作モー
ドなどの操作に必要な操作子が設けられている。これら
の操作キーやダイヤルによる操作情報はシステムコント
ローラ11に供給され、システムコントローラ11は操
作情報に応じた動作制御を実行することになる。
を示し、各種操作キーやダイヤルとしての操作子が設け
られる。操作子としては例えば、再生、録音、一時停
止、停止、FF(早送り)、REW(早戻し)、AMS
(頭出しサーチ)などの記録再生動作にかかる操作子
や、通常再生、プログラム再生、シャッフル再生などの
プレイモードにかかる操作子、さらには表示部24にお
ける表示状態を切り換える表示モード操作のための操作
子、トラック(プログラム)分割、トラック連結、トラ
ック消去、トラックネーム入力、ディスクネーム入力な
どのプログラム編集操作のための操作子、さらには本例
における後述するAUXデータの記録、再生、動作モー
ドなどの操作に必要な操作子が設けられている。これら
の操作キーやダイヤルによる操作情報はシステムコント
ローラ11に供給され、システムコントローラ11は操
作情報に応じた動作制御を実行することになる。
【0030】表示部24の表示動作はシステムコントロ
ーラ11によって制御される。即ちシステムコントロー
ラ11は表示動作を実行させる際に表示すべきデータを
表示部24内の表示ドライバに送信する。表示ドライバ
は供給されたデータに基づいて液晶パネルなどによるデ
ィスプレイの表示動作を駆動し、所要の数字、文字、記
号などの表示を実行させる。表示部24においては、記
録/再生しているディスクの動作モード状態、トラック
ナンバ、記録時間/再生時間、編集動作状態等が示され
る。またディスク90には主データたるプログラムに付
随して管理される文字情報(トラックネーム等)が記録
できるが、その文字情報の入力の際の入力文字の表示
や、ディスクから読み出した文字情報の表示などが実行
される。さらに本例の場合、ディスク90には、プログ
ラムとしての楽曲等のデータとは独立したデータファイ
ルとなる副データ(AUXデータ)が記録されることが
できる。AUXデータとしてのデータファイルは、文
字、静止画などの情報となるが、これらの文字や静止画
を表示部24で出力できるようにしてもよい。
ーラ11によって制御される。即ちシステムコントロー
ラ11は表示動作を実行させる際に表示すべきデータを
表示部24内の表示ドライバに送信する。表示ドライバ
は供給されたデータに基づいて液晶パネルなどによるデ
ィスプレイの表示動作を駆動し、所要の数字、文字、記
号などの表示を実行させる。表示部24においては、記
録/再生しているディスクの動作モード状態、トラック
ナンバ、記録時間/再生時間、編集動作状態等が示され
る。またディスク90には主データたるプログラムに付
随して管理される文字情報(トラックネーム等)が記録
できるが、その文字情報の入力の際の入力文字の表示
や、ディスクから読み出した文字情報の表示などが実行
される。さらに本例の場合、ディスク90には、プログ
ラムとしての楽曲等のデータとは独立したデータファイ
ルとなる副データ(AUXデータ)が記録されることが
できる。AUXデータとしてのデータファイルは、文
字、静止画などの情報となるが、これらの文字や静止画
を表示部24で出力できるようにしてもよい。
【0031】但し、AUXデータとしての文字情報や静
止画情報を出力するには、比較的大画面となり、かつ画
面上を或る程度自由に使用できるフルドットディスプレ
イやCRTディスプレイが好適な場合も多く、このた
め、AUXデータの表示出力はインターフェース部25
を介して外部のモニタ装置などにおいて実行するように
することが考えられる。またAUXデータファイルはユ
ーザーがディスク90に記録させることもできるが、そ
の場合の入力としてイメージスキャナ、パーソナルコン
ピュータ、キーボード等を用いることが必要になる場合
があり、そのような装置からAUXデータファイルとし
ての情報をインターフェース部25を介して入力するこ
とが考えられる。
止画情報を出力するには、比較的大画面となり、かつ画
面上を或る程度自由に使用できるフルドットディスプレ
イやCRTディスプレイが好適な場合も多く、このた
め、AUXデータの表示出力はインターフェース部25
を介して外部のモニタ装置などにおいて実行するように
することが考えられる。またAUXデータファイルはユ
ーザーがディスク90に記録させることもできるが、そ
の場合の入力としてイメージスキャナ、パーソナルコン
ピュータ、キーボード等を用いることが必要になる場合
があり、そのような装置からAUXデータファイルとし
ての情報をインターフェース部25を介して入力するこ
とが考えられる。
【0032】システムコントローラ11は、CPU、プ
ログラムROM、ワークRAM、インターフェース部等
を備えたマイクロコンピュータとされ、上述してきた各
種動作の制御を行う。
ログラムROM、ワークRAM、インターフェース部等
を備えたマイクロコンピュータとされ、上述してきた各
種動作の制御を行う。
【0033】ところで、ディスク90に対して記録/再
生動作を行なう際には、ディスク90に記録されている
管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、
U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。
システムコントローラ11はこれらの管理情報に応じて
ディスク90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生
すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管
理情報はバッファメモリ13に保持される。そして、シ
ステムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディス
ク90が装填された際に管理情報の記録されたディスク
の最内周側の再生動作を実行させることによって読み出
し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのディ
スク90に対するプログラムの記録/再生/編集動作の
際に参照できるようにしている。
生動作を行なう際には、ディスク90に記録されている
管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、
U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。
システムコントローラ11はこれらの管理情報に応じて
ディスク90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生
すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管
理情報はバッファメモリ13に保持される。そして、シ
ステムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディス
ク90が装填された際に管理情報の記録されたディスク
の最内周側の再生動作を実行させることによって読み出
し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのディ
スク90に対するプログラムの記録/再生/編集動作の
際に参照できるようにしている。
【0034】また、U−TOCはプログラムデータの記
録や各種編集処理に応じて書き換えられるものである
が、システムコントローラ11は記録/編集動作のたび
に、U−TOC更新処理をバッファメモリ13に記憶さ
れたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応
じて所定のタイミングでディスク90のU−TOCエリ
アについても書き換えるようにしている。
録や各種編集処理に応じて書き換えられるものである
が、システムコントローラ11は記録/編集動作のたび
に、U−TOC更新処理をバッファメモリ13に記憶さ
れたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応
じて所定のタイミングでディスク90のU−TOCエリ
アについても書き換えるようにしている。
【0035】またディスク90にはプログラムとは別に
AUXデータファイルが記録されるが、そのAUXデー
タファイルの管理のためにディスク90上にはAUX−
TOCが形成される。システムコントローラ11はU−
TOCの読出の際にAUX−TOCの読出も行い、バッ
ファメモリ13に格納して必要時にAUXデータ管理状
態を参照できるようにしている。またシステムコントロ
ーラ11は必要に応じて所定タイミングで(もしくはA
UX−TOCの読出の際に同時に)AUXデータファイ
ルを読み込み、バッファメモリ13に格納する。そして
AUX−TOCで管理される出力タイミングに応じて表
示部24や、インターフェース部25を介した外部機器
における文字や画像の出力動作を実行させる。
AUXデータファイルが記録されるが、そのAUXデー
タファイルの管理のためにディスク90上にはAUX−
TOCが形成される。システムコントローラ11はU−
TOCの読出の際にAUX−TOCの読出も行い、バッ
ファメモリ13に格納して必要時にAUXデータ管理状
態を参照できるようにしている。またシステムコントロ
ーラ11は必要に応じて所定タイミングで(もしくはA
UX−TOCの読出の際に同時に)AUXデータファイ
ルを読み込み、バッファメモリ13に格納する。そして
AUX−TOCで管理される出力タイミングに応じて表
示部24や、インターフェース部25を介した外部機器
における文字や画像の出力動作を実行させる。
【0036】2.セクターフォーマット及びアドレス形
式 図2で、セクター、クラスタというデータ単位について
説明する。ミニディスクシステムでの記録トラックとし
ては図2のようにクラスタCLが連続して形成されてお
り、1クラスタが記録時の最小単位とされる。1クラス
タは2〜3周回トラック分に相当する。
式 図2で、セクター、クラスタというデータ単位について
説明する。ミニディスクシステムでの記録トラックとし
ては図2のようにクラスタCLが連続して形成されてお
り、1クラスタが記録時の最小単位とされる。1クラス
タは2〜3周回トラック分に相当する。
【0037】そして1つのクラスタCLは、セクターS
FC〜SFFとされる4セクターのリンキング領域と、セク
ターS00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ
領域から形成されている。1セクタは2352バイトで
形成されるデータ単位である。4セクターのサブデータ
領域のうち、セクターSFFはサブデータセクタとされ、
サブデータとしての情報記録に使用できるが、セクター
SFC〜SFEの3セクターはデータ記録には用いられな
い。一方、TOCデータ、オーディオデータ、AUXデ
ータ等の記録は32セクター分のメインデータ領域に行
なわれる。なお、アドレスは1セクター毎に記録され
る。
FC〜SFFとされる4セクターのリンキング領域と、セク
ターS00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ
領域から形成されている。1セクタは2352バイトで
形成されるデータ単位である。4セクターのサブデータ
領域のうち、セクターSFFはサブデータセクタとされ、
サブデータとしての情報記録に使用できるが、セクター
SFC〜SFEの3セクターはデータ記録には用いられな
い。一方、TOCデータ、オーディオデータ、AUXデ
ータ等の記録は32セクター分のメインデータ領域に行
なわれる。なお、アドレスは1セクター毎に記録され
る。
【0038】また、セクターはさらにサウンドグループ
という単位に細分化され、2セクターが11サウンドグ
ループに分けられている。つまり図示するように、セク
ターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇
数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグル
ープSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つ
のサウンドグループは424バイトで形成されており、
11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。1つ
のサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルと
Rチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンド
グループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネ
ルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01
はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で
構成される。なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデ
ータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよん
でいる。
という単位に細分化され、2セクターが11サウンドグ
ループに分けられている。つまり図示するように、セク
ターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇
数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグル
ープSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つ
のサウンドグループは424バイトで形成されており、
11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。1つ
のサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルと
Rチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンド
グループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネ
ルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01
はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で
構成される。なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデ
ータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよん
でいる。
【0039】次に図3にミニディスクシステムでのアド
レス形式を説明する。各セクターは、クラスタアドレス
とセクターアドレスによってアドレスが表現される。そ
して図3上段に示すようにクラスタアドレスは16ビッ
ト(=2バイト)、セクターアドレスは8ビット(=1
バイト)の数値となる。この3バイト分のアドレスが、
各セクターの先頭位置に記録される。
レス形式を説明する。各セクターは、クラスタアドレス
とセクターアドレスによってアドレスが表現される。そ
して図3上段に示すようにクラスタアドレスは16ビッ
ト(=2バイト)、セクターアドレスは8ビット(=1
バイト)の数値となる。この3バイト分のアドレスが、
各セクターの先頭位置に記録される。
【0040】さらに4ビットのサウンドグループアドレ
スを追加することで、セクター内のサウンドグループの
番地も表現することができる。例えばU−TOCなどの
管理上において、サウンドグループアドレスまで表記す
ることで、サウンドグループ単位での再生位置設定など
も可能となる。
スを追加することで、セクター内のサウンドグループの
番地も表現することができる。例えばU−TOCなどの
管理上において、サウンドグループアドレスまで表記す
ることで、サウンドグループ単位での再生位置設定など
も可能となる。
【0041】ところでU−TOCやAUX−TOCなど
においては、クラスタアドレス、セクターアドレス、サ
ウンドグループアドレスを3バイトで表現するために、
図3下段に示すような短縮型のアドレスが用いられる。
まずセクターは1クラスタに36セクターであるため6
ビットで表現できる。従ってセクターアドレスの上位2
ビットは省略できる。同様にクラスタもディスク最外周
まで14ビットで表現できるためクラスタアドレスの上
位2ビットは省略できる。このようにセクターアドレ
ス、クラスタアドレスの上位各2ビットづつを省略する
ことで、サウンドグループまで指定できるアドレスを3
バイトで表現できる。
においては、クラスタアドレス、セクターアドレス、サ
ウンドグループアドレスを3バイトで表現するために、
図3下段に示すような短縮型のアドレスが用いられる。
まずセクターは1クラスタに36セクターであるため6
ビットで表現できる。従ってセクターアドレスの上位2
ビットは省略できる。同様にクラスタもディスク最外周
まで14ビットで表現できるためクラスタアドレスの上
位2ビットは省略できる。このようにセクターアドレ
ス、クラスタアドレスの上位各2ビットづつを省略する
ことで、サウンドグループまで指定できるアドレスを3
バイトで表現できる。
【0042】また、後述するU−TOC、AUX−TO
Cでは、再生位置、再生タイミング等を管理するアドレ
スは、上記の短縮型のアドレスで表記するが、そのアド
レスとしては、絶対アドレス形態で示す例以外に、オフ
セットアドレスで示す例も考えられる。オフセットアド
レスとは、例えば楽曲等の各プログラムの先頭位置をア
ドレス0の位置としてそのプログラム内の位置を示す相
対的なアドレスである。このオフセットアドレスの例を
図4で説明する。
Cでは、再生位置、再生タイミング等を管理するアドレ
スは、上記の短縮型のアドレスで表記するが、そのアド
レスとしては、絶対アドレス形態で示す例以外に、オフ
セットアドレスで示す例も考えられる。オフセットアド
レスとは、例えば楽曲等の各プログラムの先頭位置をア
ドレス0の位置としてそのプログラム内の位置を示す相
対的なアドレスである。このオフセットアドレスの例を
図4で説明する。
【0043】楽曲等のプログラムが記録されるのは、図
5を用いて後述するが、ディスク上の第50クラスタ
(16進表現でクラスタ32h:以下、本明細書におい
て「h」を付した数字は16進表記での数値とする)か
らとなる。例えば第1プログラムの先頭位置のアドレス
(クラスタ32h、セクター00h、サウンドグループ
0h)のアドレス値は図4(a)上段に示すのように、
「000000000011001000000000
0000」(つまり0032h、00h、0h)とな
る。これを短縮形で示すと、図4(a)下段のように、
「00000000110010000000000
0」(つまり00h、C8h、00h)となる。
5を用いて後述するが、ディスク上の第50クラスタ
(16進表現でクラスタ32h:以下、本明細書におい
て「h」を付した数字は16進表記での数値とする)か
らとなる。例えば第1プログラムの先頭位置のアドレス
(クラスタ32h、セクター00h、サウンドグループ
0h)のアドレス値は図4(a)上段に示すのように、
「000000000011001000000000
0000」(つまり0032h、00h、0h)とな
る。これを短縮形で示すと、図4(a)下段のように、
「00000000110010000000000
0」(つまり00h、C8h、00h)となる。
【0044】この先頭アドレスを起点として、第1プロ
グラム内のある位置として、例えばクラスタ0032
h、セクター04h、サウンドグループ0hのアドレス
は、図4(b)のように短縮形の絶対アドレスでは「0
0h、C8h、40h」となり、一方オフセットアドレ
スは、先頭アドレスを起点とした差分でクラスタ000
0h、セクター04h、サウンドグループ0hを表現す
ればよいため、「00h、00h、40h」となる。
グラム内のある位置として、例えばクラスタ0032
h、セクター04h、サウンドグループ0hのアドレス
は、図4(b)のように短縮形の絶対アドレスでは「0
0h、C8h、40h」となり、一方オフセットアドレ
スは、先頭アドレスを起点とした差分でクラスタ000
0h、セクター04h、サウンドグループ0hを表現す
ればよいため、「00h、00h、40h」となる。
【0045】また図4(a)の先頭アドレスを起点とし
て、第1プログラム内のある位置として、例えばクラス
タ0032h、セクター13h、サウンドグループ9h
のアドレスは、図4(c)のように短縮形の絶対アドレ
スでは「00h、C9h、39h」となり、一方オフセ
ットアドレスは「00h、01h、39h」となる。例
えばこれらの例のように、絶対アドレス又はオフセット
アドレスにより、プログラム内の位置などを指定でき
る。
て、第1プログラム内のある位置として、例えばクラス
タ0032h、セクター13h、サウンドグループ9h
のアドレスは、図4(c)のように短縮形の絶対アドレ
スでは「00h、C9h、39h」となり、一方オフセ
ットアドレスは「00h、01h、39h」となる。例
えばこれらの例のように、絶対アドレス又はオフセット
アドレスにより、プログラム内の位置などを指定でき
る。
【0046】3.エリア構造 本例のディスク90のエリア構造を図5で説明する。図
5(a)はディスク最内周側から最外周側までのエリア
を示している。光磁気ディスクとしてのディスク90
は、最内周側はエンボスピットにより再生専用のデータ
が形成されるピット領域とされており、ここにP−TO
Cが記録されている。ピット領域より外周は、光磁気領
域とされ、記録トラックの案内溝としてのグルーブが形
成された記録再生可能領域となっている。この光磁気領
域の最内周側のクラスタ0〜クラスタ49までの区間が
管理エリアとされ、実際の楽曲等のプログラムが記録さ
れるのは、クラスタ50〜クラスタ2251までのプロ
グラムエリアとなる。プログラムエリアより外周はリー
ドアウトエリアとされている。
5(a)はディスク最内周側から最外周側までのエリア
を示している。光磁気ディスクとしてのディスク90
は、最内周側はエンボスピットにより再生専用のデータ
が形成されるピット領域とされており、ここにP−TO
Cが記録されている。ピット領域より外周は、光磁気領
域とされ、記録トラックの案内溝としてのグルーブが形
成された記録再生可能領域となっている。この光磁気領
域の最内周側のクラスタ0〜クラスタ49までの区間が
管理エリアとされ、実際の楽曲等のプログラムが記録さ
れるのは、クラスタ50〜クラスタ2251までのプロ
グラムエリアとなる。プログラムエリアより外周はリー
ドアウトエリアとされている。
【0047】管理エリア内を詳しく示したものが図5
(b)である。図5(b)は横方向にセクター、縦方向
にクラスタを示している。管理エリアにおいてクラスタ
0,1はピット領域との緩衝エリアとされている。クラ
スタ2はパワーキャリブレーションエリアPCAとさ
れ、レーザー光の出力パワー調整等のために用いられ
る。クラスタ3,4,5はU−TOCが記録される。U
−TOCの内容は後述するが、1つのクラスタ内の各セ
クターにおいてデータフォーマットが規定され、それぞ
れ所定の管理情報が記録されるが、このようなU−TO
Cデータとなるセクターを有するクラスタが、クラスタ
3,4,5に3回繰り返し記録される。
(b)である。図5(b)は横方向にセクター、縦方向
にクラスタを示している。管理エリアにおいてクラスタ
0,1はピット領域との緩衝エリアとされている。クラ
スタ2はパワーキャリブレーションエリアPCAとさ
れ、レーザー光の出力パワー調整等のために用いられ
る。クラスタ3,4,5はU−TOCが記録される。U
−TOCの内容は後述するが、1つのクラスタ内の各セ
クターにおいてデータフォーマットが規定され、それぞ
れ所定の管理情報が記録されるが、このようなU−TO
Cデータとなるセクターを有するクラスタが、クラスタ
3,4,5に3回繰り返し記録される。
【0048】クラスタ6,7,8はAUX−TOCが記
録される。AUX−TOCの内容についても後述する
が、1つのクラスタ内の各セクターにおいてデータフォ
ーマットが規定され、それぞれ所定の管理情報が記録さ
れる。このようなAUX−TOCデータとなるセクター
を有するクラスタが、クラスタ6,7,8に3回繰り返
して記録される。
録される。AUX−TOCの内容についても後述する
が、1つのクラスタ内の各セクターにおいてデータフォ
ーマットが規定され、それぞれ所定の管理情報が記録さ
れる。このようなAUX−TOCデータとなるセクター
を有するクラスタが、クラスタ6,7,8に3回繰り返
して記録される。
【0049】クラスタ9からクラスタ46までの領域
は、AUXデータが記録される領域となる。AUXデー
タとしてのデータファイルはセクター単位で形成され、
後述する静止画ファイルとしてのピクチャーファイルセ
クタ、文字情報ファイルとしてのテキストファイルセク
ター、プログラムに同期した文字情報ファイルとしての
カラオケテキストファイルセクター等が形成される。そ
してこのAUXデータとしてのデータファイルや、AU
Xデータエリア内でAUXデータファイルを記録可能な
領域などは、AUX−TOCによって管理されることに
なる。
は、AUXデータが記録される領域となる。AUXデー
タとしてのデータファイルはセクター単位で形成され、
後述する静止画ファイルとしてのピクチャーファイルセ
クタ、文字情報ファイルとしてのテキストファイルセク
ター、プログラムに同期した文字情報ファイルとしての
カラオケテキストファイルセクター等が形成される。そ
してこのAUXデータとしてのデータファイルや、AU
Xデータエリア内でAUXデータファイルを記録可能な
領域などは、AUX−TOCによって管理されることに
なる。
【0050】なおAUXデータエリアでのデータファイ
ルの記録容量は、エラー訂正方式モード2として考えた
場合に2.8Mバイトとなる。また、例えばプログラム
エリアの後半部分やプログラムエリアより外周側の領域
(例えばリードアウト部分)に、第2のAUXデータエ
リアを形成して、データファイルの記録容量を拡大する
ことも考えられる。
ルの記録容量は、エラー訂正方式モード2として考えた
場合に2.8Mバイトとなる。また、例えばプログラム
エリアの後半部分やプログラムエリアより外周側の領域
(例えばリードアウト部分)に、第2のAUXデータエ
リアを形成して、データファイルの記録容量を拡大する
ことも考えられる。
【0051】クラスタ47,48,49は、プログラム
エリアとの緩衝エリアとされる。クラスタ50(=32
h)以降のプログラムエリアには、1又は複数の楽曲等
の音声データがATRACと呼ばれる圧縮形式で記録さ
れる。記録される各プログラムや記録可能な領域は、U
−TOCによって管理される。なお、プログラム領域に
おける各クラスタにおいて、セクターFFhは、前述し
たようにサブデータとしての何らかの情報の記録に用い
ることができる。
エリアとの緩衝エリアとされる。クラスタ50(=32
h)以降のプログラムエリアには、1又は複数の楽曲等
の音声データがATRACと呼ばれる圧縮形式で記録さ
れる。記録される各プログラムや記録可能な領域は、U
−TOCによって管理される。なお、プログラム領域に
おける各クラスタにおいて、セクターFFhは、前述し
たようにサブデータとしての何らかの情報の記録に用い
ることができる。
【0052】なお、ミニディスクシステムではプログラ
ム等が再生専用のデータとしてピット形態で記録されて
いる再生専用ディスクも用いられるが、この再生専用デ
ィスクでは、ディスク上はすべてピットエリアとなる。
そして記録されているプログラムの管理はP−TOCに
よって後述するU−TOCとほぼ同様の形態で管理さ
れ、U−TOCは形成されない。但し、AUXデータと
して再生専用のデータファイルを記録する場合は、それ
を管理するためのAUX−TOCが記録されることにな
る。
ム等が再生専用のデータとしてピット形態で記録されて
いる再生専用ディスクも用いられるが、この再生専用デ
ィスクでは、ディスク上はすべてピットエリアとなる。
そして記録されているプログラムの管理はP−TOCに
よって後述するU−TOCとほぼ同様の形態で管理さ
れ、U−TOCは形成されない。但し、AUXデータと
して再生専用のデータファイルを記録する場合は、それ
を管理するためのAUX−TOCが記録されることにな
る。
【0053】4.U−TOC 4−1 U−TOCセクター0 前述したように、ディスク90に対してプログラム(ト
ラック)の記録/再生動作を行なうためには、システム
コントローラ11は、予めディスク90に記録されてい
る管理情報としてのP−TOC、U−TOCを読み出し
ておき、必要時にこれを参照することになる。ここで、
ディスク90においてトラック(楽曲等)の記録/再生
動作などの管理を行なう管理情報として、U−TOCセ
クターについて説明する。
ラック)の記録/再生動作を行なうためには、システム
コントローラ11は、予めディスク90に記録されてい
る管理情報としてのP−TOC、U−TOCを読み出し
ておき、必要時にこれを参照することになる。ここで、
ディスク90においてトラック(楽曲等)の記録/再生
動作などの管理を行なう管理情報として、U−TOCセ
クターについて説明する。
【0054】なおP−TOCは図5で説明したようにデ
ィスク90の最内周側のピットエリアに形成されるもの
で、読出専用の情報である。そして、P−TOCによっ
てディスクの記録可能エリア(レコーダブルユーザーエ
リア)や、リードアウトエリア、U−TOCエリアなど
の位置の管理等が行なわれる。なお、全てのデータがピ
ット形態で記録されている再生専用の光ディスクでは、
P−TOCによってROM化されて記録されている楽曲
の管理も行なうことができるようにされ、U−TOCは
形成されない。P−TOCについては詳細な説明を省略
し、ここでは記録可能な光磁気ディスクに設けられるU
−TOCについて説明する。
ィスク90の最内周側のピットエリアに形成されるもの
で、読出専用の情報である。そして、P−TOCによっ
てディスクの記録可能エリア(レコーダブルユーザーエ
リア)や、リードアウトエリア、U−TOCエリアなど
の位置の管理等が行なわれる。なお、全てのデータがピ
ット形態で記録されている再生専用の光ディスクでは、
P−TOCによってROM化されて記録されている楽曲
の管理も行なうことができるようにされ、U−TOCは
形成されない。P−TOCについては詳細な説明を省略
し、ここでは記録可能な光磁気ディスクに設けられるU
−TOCについて説明する。
【0055】図6はU−TOCセクター0のフォーマッ
トを示すものである。なお、U−TOCセクターとして
はセクター0〜セクター32まで設けることができ、そ
の中で、セクター1,セクター4は文字情報、セクター
2は録音日時を記録するエリアとされている。まず最初
に、ディスク90の記録/再生動作に必ず必要となるU
−TOCセクター0について説明する。
トを示すものである。なお、U−TOCセクターとして
はセクター0〜セクター32まで設けることができ、そ
の中で、セクター1,セクター4は文字情報、セクター
2は録音日時を記録するエリアとされている。まず最初
に、ディスク90の記録/再生動作に必ず必要となるU
−TOCセクター0について説明する。
【0056】U−TOCセクター0は、主にユーザーが
録音を行なった楽曲等のプログラムや新たにプログラム
が録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録さ
れているデータ領域とされる。例えばディスク90に或
る楽曲の録音を行なおうとする際には、システムコント
ローラ11は、U−TOCセクター0からディスク上の
フリーエリアを探し出し、ここに音声データを記録して
いくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が記
録されているエリアをU−TOCセクター0から判別
し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
録音を行なった楽曲等のプログラムや新たにプログラム
が録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録さ
れているデータ領域とされる。例えばディスク90に或
る楽曲の録音を行なおうとする際には、システムコント
ローラ11は、U−TOCセクター0からディスク上の
フリーエリアを探し出し、ここに音声データを記録して
いくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が記
録されているエリアをU−TOCセクター0から判別
し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0057】U−TOCセクター0のデータ領域(4バ
イト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオール0
又はオール1の1バイトデータが並んで形成される同期
パターンが記録される。続いてクラスタアドレス(Clust
er H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Sector)とな
るアドレスが3バイトにわたって記録され、さらにモー
ド情報(MODE)が1バイト付加され、以上でヘッダとされ
る。ここでの3バイトのアドレスは、そのセクター自体
のアドレスである。
イト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオール0
又はオール1の1バイトデータが並んで形成される同期
パターンが記録される。続いてクラスタアドレス(Clust
er H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Sector)とな
るアドレスが3バイトにわたって記録され、さらにモー
ド情報(MODE)が1バイト付加され、以上でヘッダとされ
る。ここでの3バイトのアドレスは、そのセクター自体
のアドレスである。
【0058】同期パターンやアドレスが記録されるヘッ
ダ部分については、このU−TOCセクター0に限ら
ず、P−TOCセクター、AUX−TOCセクター、A
UXファイルセクター、プログラムセクターでも同様で
あり、後述する図8以降の各セクターについてはヘッダ
部分の説明を省略するが、セクター単位にそのセクター
自体のアドレス及び同期パターンが記録されている。な
おセクター自体のアドレスとして、クラスタアドレス
は、上位アドレス(Cluster H) と下位アドレス(Cluster
L) の2バイトで記され、セクターアドレス(Sector)は
1バイトで記される。つまりこのアドレスは短縮形式で
はない。
ダ部分については、このU−TOCセクター0に限ら
ず、P−TOCセクター、AUX−TOCセクター、A
UXファイルセクター、プログラムセクターでも同様で
あり、後述する図8以降の各セクターについてはヘッダ
部分の説明を省略するが、セクター単位にそのセクター
自体のアドレス及び同期パターンが記録されている。な
おセクター自体のアドレスとして、クラスタアドレス
は、上位アドレス(Cluster H) と下位アドレス(Cluster
L) の2バイトで記され、セクターアドレス(Sector)は
1バイトで記される。つまりこのアドレスは短縮形式で
はない。
【0059】続いて所定バイト位置に、メーカーコー
ド、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(F
irst TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last T
NO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリ
アルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。
ド、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(F
irst TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last T
NO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリ
アルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。
【0060】さらに、ユーザーが録音を行なって記録さ
れているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を
後述するテーブル部に対応させることによって識別する
ため、ポインタ部として各種のポインタ(P-DFA,P-EMPT
Y ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) が記録される領域が用
意されている。
れているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を
後述するテーブル部に対応させることによって識別する
ため、ポインタ部として各種のポインタ(P-DFA,P-EMPT
Y ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) が記録される領域が用
意されている。
【0061】そしてポインタ(P-DFA〜P-TNO255) に対応
させることになるテーブル部として(01h) 〜(FFh) まで
の255個のパーツテーブルが設けられ、それぞれのパ
ーツテーブルには、或るパーツについて起点となるスタ
ートアドレス、終端となるエンドアドレス、そのパーツ
のモード情報(トラックモード)が記録されている。さ
らに各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツへ
続いて連結される場合があるため、その連結されるパー
ツのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録されて
いるパーツテーブルを示すリンク情報が記録できるよう
にされている。なおパーツとは1つのトラック内で時間
的に連続したデータが物理的に連続して記録されている
トラック部分のことをいう。そしてスタートアドレス、
エンドアドレスとして示されるアドレスは、1つの楽曲
(トラック)を構成する1又は複数の各パーツを示すア
ドレスとなる。これらのアドレスは短縮形で記録され、
クラスタ、セクター、サウンドグループを指定する。
させることになるテーブル部として(01h) 〜(FFh) まで
の255個のパーツテーブルが設けられ、それぞれのパ
ーツテーブルには、或るパーツについて起点となるスタ
ートアドレス、終端となるエンドアドレス、そのパーツ
のモード情報(トラックモード)が記録されている。さ
らに各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツへ
続いて連結される場合があるため、その連結されるパー
ツのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録されて
いるパーツテーブルを示すリンク情報が記録できるよう
にされている。なおパーツとは1つのトラック内で時間
的に連続したデータが物理的に連続して記録されている
トラック部分のことをいう。そしてスタートアドレス、
エンドアドレスとして示されるアドレスは、1つの楽曲
(トラック)を構成する1又は複数の各パーツを示すア
ドレスとなる。これらのアドレスは短縮形で記録され、
クラスタ、セクター、サウンドグループを指定する。
【0062】この種の記録再生装置では、1つの楽曲
(プログラム/トラック)のデータを物理的に不連続
に、即ち複数のパーツにわたって記録されていてもパー
ツ間でアクセスしながら再生していくことにより再生動
作に支障はないため、ユーザーが録音する楽曲等につい
ては、録音可能エリアの効率使用等の目的から、複数パ
ーツにわけて記録する場合もある。
(プログラム/トラック)のデータを物理的に不連続
に、即ち複数のパーツにわたって記録されていてもパー
ツ間でアクセスしながら再生していくことにより再生動
作に支障はないため、ユーザーが録音する楽曲等につい
ては、録音可能エリアの効率使用等の目的から、複数パ
ーツにわけて記録する場合もある。
【0063】そのため、リンク情報が設けられ、例えば
各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FFh) に
よって、連結すべきパーツテーブルを指定することによ
ってパーツテーブルが連結できるようになされている。
つまりU−TOCセクター0における管理テーブル部に
おいては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現
しており、例えば3つのパーツが連結されて構成される
楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパ
ーツテーブルによって、そのパーツ位置の管理が行われ
る。なお、実際にはリンク情報は所定の演算処理により
U−TOCセクター0内のバイトポジションとされる数
値で示される。即ち、304+(リンク情報)×8(バ
イト目)としてパーツテーブルを指定する。
各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FFh) に
よって、連結すべきパーツテーブルを指定することによ
ってパーツテーブルが連結できるようになされている。
つまりU−TOCセクター0における管理テーブル部に
おいては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現
しており、例えば3つのパーツが連結されて構成される
楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパ
ーツテーブルによって、そのパーツ位置の管理が行われ
る。なお、実際にはリンク情報は所定の演算処理により
U−TOCセクター0内のバイトポジションとされる数
値で示される。即ち、304+(リンク情報)×8(バ
イト目)としてパーツテーブルを指定する。
【0064】U−TOCセクター0のテーブル部におけ
る(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、ポインタ
部におけるポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1
〜P-TNO255) によって、以下のようにそのパーツの内容
が示される。
る(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、ポインタ
部におけるポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1
〜P-TNO255) によって、以下のようにそのパーツの内容
が示される。
【0065】ポインタP-DFA は光磁気ディスク90上の
欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥領域と
なるトラック部分(=パーツ)が示された1つのパーツ
テーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテ
ーブルを指定している。つまり、欠陥パーツが存在する
場合はポインタP-DFA において(01h) 〜(FFh) のいづれ
かが記録されており、それに相当するパーツテーブルに
は、欠陥パーツがスタート及びエンドアドレスによって
示されている。また、他にも欠陥パーツが存在する場合
は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報として他の
パーツテーブルが指定され、そのパーツテーブルにも欠
陥パーツが示されている。そして、さらに他の欠陥パー
ツがない場合はリンク情報は例えば『(00h) 』とされ、
以降リンクなしとされる。
欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥領域と
なるトラック部分(=パーツ)が示された1つのパーツ
テーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテ
ーブルを指定している。つまり、欠陥パーツが存在する
場合はポインタP-DFA において(01h) 〜(FFh) のいづれ
かが記録されており、それに相当するパーツテーブルに
は、欠陥パーツがスタート及びエンドアドレスによって
示されている。また、他にも欠陥パーツが存在する場合
は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報として他の
パーツテーブルが指定され、そのパーツテーブルにも欠
陥パーツが示されている。そして、さらに他の欠陥パー
ツがない場合はリンク情報は例えば『(00h) 』とされ、
以降リンクなしとされる。
【0066】ポインタP-EMPTY は管理テーブル部におけ
る1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭のパーツ
テーブルを示すものであり、未使用のパーツテーブルが
存在する場合は、ポインタP-EMPTY として、(01h) 〜(F
Fh) のうちのいづれかが記録される。未使用のパーツテ
ーブルが複数存在する場合は、ポインタP-EMPTY によっ
て指定されたパーツテーブルからリンク情報によって順
次パーツテーブルが指定されていき、全ての未使用のパ
ーツテーブルが管理テーブル部上で連結される。
る1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭のパーツ
テーブルを示すものであり、未使用のパーツテーブルが
存在する場合は、ポインタP-EMPTY として、(01h) 〜(F
Fh) のうちのいづれかが記録される。未使用のパーツテ
ーブルが複数存在する場合は、ポインタP-EMPTY によっ
て指定されたパーツテーブルからリンク情報によって順
次パーツテーブルが指定されていき、全ての未使用のパ
ーツテーブルが管理テーブル部上で連結される。
【0067】ポインタP-FRA は光磁気ディスク90上の
データの書込可能なフリーエリア(消去領域を含む)に
ついて示しており、フリーエリアとなるトラック部分
(=パーツ)が示された1又は複数のパーツテーブル内
の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、フリ
ーエリアが存在する場合はポインタP-FRA において(01
h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、それに相当
するパーツテーブルには、フリーエリアであるパーツが
スタート及びエンドアドレスによって示されている。ま
た、このようなパーツが複数個有り、つまりパーツテー
ブルが複数個有る場合はリンク情報により、リンク情報
が『(00h) 』となるパーツテーブルまで順次指定されて
いる。
データの書込可能なフリーエリア(消去領域を含む)に
ついて示しており、フリーエリアとなるトラック部分
(=パーツ)が示された1又は複数のパーツテーブル内
の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、フリ
ーエリアが存在する場合はポインタP-FRA において(01
h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、それに相当
するパーツテーブルには、フリーエリアであるパーツが
スタート及びエンドアドレスによって示されている。ま
た、このようなパーツが複数個有り、つまりパーツテー
ブルが複数個有る場合はリンク情報により、リンク情報
が『(00h) 』となるパーツテーブルまで順次指定されて
いる。
【0068】図7にパーツテーブルにより、フリーエリ
アとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパー
ツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされて
いる時に、この状態がポインタP-FRA に引き続きパーツ
テーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) のリンクによって
表現されている状態を示している。なお上記した欠陥領
域や未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様とな
る。
アとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパー
ツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされて
いる時に、この状態がポインタP-FRA に引き続きパーツ
テーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) のリンクによって
表現されている状態を示している。なお上記した欠陥領
域や未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様とな
る。
【0069】ポインタP-TNO1〜P-TNO255は、光磁気ディ
スク90にユーザーが記録を行なった楽曲などのトラッ
クについて示しており、例えばポインタP-TNO1では第1
トラックのデータが記録された1又は複数のパーツのう
ちの時間的に先頭となるパーツが示されたパーツテーブ
ルを指定している。例えば第1トラック(第1プログラ
ム)とされた楽曲がディスク上でトラックが分断されず
に、つまり1つのパーツで記録されている場合は、その
第1トラックの記録領域はポインタP-TNO1で示されるパ
ーツテーブルにおけるスタート及びエンドアドレスとし
て記録されている。
スク90にユーザーが記録を行なった楽曲などのトラッ
クについて示しており、例えばポインタP-TNO1では第1
トラックのデータが記録された1又は複数のパーツのう
ちの時間的に先頭となるパーツが示されたパーツテーブ
ルを指定している。例えば第1トラック(第1プログラ
ム)とされた楽曲がディスク上でトラックが分断されず
に、つまり1つのパーツで記録されている場合は、その
第1トラックの記録領域はポインタP-TNO1で示されるパ
ーツテーブルにおけるスタート及びエンドアドレスとし
て記録されている。
【0070】また、例えば第2トラック(第2プログラ
ム)とされた楽曲がディスク上で複数のパーツに離散的
に記録されている場合は、その第2トラックの記録位置
を示すため各パーツが時間的な順序に従って指定され
る。つまり、ポインタP-TNO2に指定されたパーツテーブ
ルから、さらにリンク情報によって他のパーツテーブル
が順次時間的な順序に従って指定されて、リンク情報が
『(00h) 』となるパーツテーブルまで連結される(上
記、図7と同様の形態)。このように例えば2曲目を構
成するデータが記録された全パーツが順次指定されて記
録されていることにより、このU−TOCセクター0の
データを用いて、2曲目の再生時や、その2曲目の領域
への上書き記録を行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘ
ッド6aをアクセスさせ離散的なパーツから連続的な音
楽情報を取り出したり、記録エリアを効率使用した記録
が可能になる。
ム)とされた楽曲がディスク上で複数のパーツに離散的
に記録されている場合は、その第2トラックの記録位置
を示すため各パーツが時間的な順序に従って指定され
る。つまり、ポインタP-TNO2に指定されたパーツテーブ
ルから、さらにリンク情報によって他のパーツテーブル
が順次時間的な順序に従って指定されて、リンク情報が
『(00h) 』となるパーツテーブルまで連結される(上
記、図7と同様の形態)。このように例えば2曲目を構
成するデータが記録された全パーツが順次指定されて記
録されていることにより、このU−TOCセクター0の
データを用いて、2曲目の再生時や、その2曲目の領域
への上書き記録を行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘ
ッド6aをアクセスさせ離散的なパーツから連続的な音
楽情報を取り出したり、記録エリアを効率使用した記録
が可能になる。
【0071】以上のように、書換可能な光磁気ディスク
90については、ディスク上のエリア管理はP−TOC
によってなされ、またレコーダブルユーザーエリアにお
いて記録された楽曲やフリーエリア等はU−TOCによ
り行なわれる。
90については、ディスク上のエリア管理はP−TOC
によってなされ、またレコーダブルユーザーエリアにお
いて記録された楽曲やフリーエリア等はU−TOCによ
り行なわれる。
【0072】4−2 U−TOCセクター1 次に、図8にU−TOCセクター1のフォーマットを示
す。このセクター1は録音された各トラックにトラック
ネームをつけたり、ディスク自体の名称などの情報とな
るディスクネームをつける場合に、入力された文字情報
を記録するデータ領域とされる。
す。このセクター1は録音された各トラックにトラック
ネームをつけたり、ディスク自体の名称などの情報とな
るディスクネームをつける場合に、入力された文字情報
を記録するデータ領域とされる。
【0073】このU−TOCセクター1には、記録され
た各トラックに相当するポインタ部としてポインタP-TN
A1〜P-TNA255が用意され、またこのポインタP-TNA1〜P-
TNA255によって指定されるスロット部が1単位8バイト
で255単位のスロット(01h) 〜(FFh) 及び同じく8バ
イトの1つのスロット(00h) が用意されており、上述し
たU−TOCセクター0とほぼ同様の形態で文字データ
を管理する。
た各トラックに相当するポインタ部としてポインタP-TN
A1〜P-TNA255が用意され、またこのポインタP-TNA1〜P-
TNA255によって指定されるスロット部が1単位8バイト
で255単位のスロット(01h) 〜(FFh) 及び同じく8バ
イトの1つのスロット(00h) が用意されており、上述し
たU−TOCセクター0とほぼ同様の形態で文字データ
を管理する。
【0074】スロット(01h) 〜(FFh) にはディスクタイ
トルやトラックネームとしての文字情報がアスキーコー
ドで記録される。そして、例えばポインタP-TNA1によっ
て指定されるスロットには第1トラックに対応してユー
ザーが入力した文字が記録されることになる。また、ス
ロットがリンク情報によりリンクされることで、1つの
トラックに対応する文字入力は7バイト(7文字)より
大きくなっても対応できる。なお、スロット(00h) とし
ての8バイトはディスクネームの記録のための専用エリ
アとされており、ポインタP-TNA(x)によっては指定され
ないスロットとされている。このU−TOCセクター1
でもポインタP-EMPTY は使用していないスロットを管理
する。
トルやトラックネームとしての文字情報がアスキーコー
ドで記録される。そして、例えばポインタP-TNA1によっ
て指定されるスロットには第1トラックに対応してユー
ザーが入力した文字が記録されることになる。また、ス
ロットがリンク情報によりリンクされることで、1つの
トラックに対応する文字入力は7バイト(7文字)より
大きくなっても対応できる。なお、スロット(00h) とし
ての8バイトはディスクネームの記録のための専用エリ
アとされており、ポインタP-TNA(x)によっては指定され
ないスロットとされている。このU−TOCセクター1
でもポインタP-EMPTY は使用していないスロットを管理
する。
【0075】4−3 U−TOCセクター2 次に、図9はU−TOCセクター2のフォーマットを示
しており、このセクター2は、主にユーザーが録音を行
なった楽曲の録音日時を記録するデータ領域とされる。
しており、このセクター2は、主にユーザーが録音を行
なった楽曲の録音日時を記録するデータ領域とされる。
【0076】このU−TOCセクター2には、記録され
た各トラックに相当するポインタ部としてポインタP-TR
D1〜P-TRD255が用意され、またこのポインタP-TRD1〜P-
TRD255によって指定されるスロット部が用意される。ス
ロット部には1単位8バイトで255単位のスロット(0
1h) 〜(FFh) が形成されており、上述したU−TOCセ
クター0とほぼ同様の形態で日時データを管理する。
た各トラックに相当するポインタ部としてポインタP-TR
D1〜P-TRD255が用意され、またこのポインタP-TRD1〜P-
TRD255によって指定されるスロット部が用意される。ス
ロット部には1単位8バイトで255単位のスロット(0
1h) 〜(FFh) が形成されており、上述したU−TOCセ
クター0とほぼ同様の形態で日時データを管理する。
【0077】スロット(01h) 〜(FFh) には楽曲(トラッ
ク)の録音日時が6バイトで記録される。6バイトはそ
れぞれ1バイトづつ、年、月、日、時、分、秒に相当す
る数値が記録される。また、残りの2バイトはメーカー
コード及びモデルコードとされ、その楽曲を録音した記
録装置の製造者を示すコードデータ、及び録音した記録
装置の機種を示すコードデータが記録される。
ク)の録音日時が6バイトで記録される。6バイトはそ
れぞれ1バイトづつ、年、月、日、時、分、秒に相当す
る数値が記録される。また、残りの2バイトはメーカー
コード及びモデルコードとされ、その楽曲を録音した記
録装置の製造者を示すコードデータ、及び録音した記録
装置の機種を示すコードデータが記録される。
【0078】例えばディスクに第1曲目としてがトラッ
クが録音されると、ポインタP-TRD1によって指定される
スロットにはその録音日時及び録音装置のメーカーコー
ド、モデルコードが記録される。録音日時データはシス
テムコントローラ11が内部時計を参照して自動的に記
録することになる。
クが録音されると、ポインタP-TRD1によって指定される
スロットにはその録音日時及び録音装置のメーカーコー
ド、モデルコードが記録される。録音日時データはシス
テムコントローラ11が内部時計を参照して自動的に記
録することになる。
【0079】またスロット(00h) としての8バイトはデ
ィスク単位の録音日時の記録のための専用エリアとされ
ており、ポインタP-TRD(x)によっては指定されないスロ
ットとされている。なお、このU−TOCセクター2で
もスロットポインタP-EMPTY は使用していないスロット
を管理するものである。使用されていないスロットにつ
いては、モデルコードに代えてリンク情報が記録されて
おり、スロットポインタP-EMPTY を先頭に各未使用のス
ロットがリンク情報でリンクされて管理されている。
ィスク単位の録音日時の記録のための専用エリアとされ
ており、ポインタP-TRD(x)によっては指定されないスロ
ットとされている。なお、このU−TOCセクター2で
もスロットポインタP-EMPTY は使用していないスロット
を管理するものである。使用されていないスロットにつ
いては、モデルコードに代えてリンク情報が記録されて
おり、スロットポインタP-EMPTY を先頭に各未使用のス
ロットがリンク情報でリンクされて管理されている。
【0080】4−4 U−TOCセクター4 図10はU−TOCセクター4を示し、このセクター4
は、上記したセクター1と同様に、ユーザーが録音を行
なったトラックに曲名(トラックネーム)をつけたり、
ディスクネームをつける場合に、入力された文字情報を
記録するデータ領域とされ、図10と図8を比較してわ
かるようにフォーマットはセクター1とほぼ同様であ
る。ただし、このセクター4は漢字や欧州文字に対応す
るコードデータ(2バイトコード)が記録できるように
されるものであり、図11のセクター1のデータに加え
て、所定バイト位置に文字コードの属性が記録される。
このU−TOCセクター4の文字情報の管理は、セクタ
ー1と同様にポインタP-TNA1〜P-TNA255及びポインタP-
TNA1〜P-TNA255によって指定される255単位のスロッ
ト(01h) 〜(FFh) によって行なわれる。
は、上記したセクター1と同様に、ユーザーが録音を行
なったトラックに曲名(トラックネーム)をつけたり、
ディスクネームをつける場合に、入力された文字情報を
記録するデータ領域とされ、図10と図8を比較してわ
かるようにフォーマットはセクター1とほぼ同様であ
る。ただし、このセクター4は漢字や欧州文字に対応す
るコードデータ(2バイトコード)が記録できるように
されるものであり、図11のセクター1のデータに加え
て、所定バイト位置に文字コードの属性が記録される。
このU−TOCセクター4の文字情報の管理は、セクタ
ー1と同様にポインタP-TNA1〜P-TNA255及びポインタP-
TNA1〜P-TNA255によって指定される255単位のスロッ
ト(01h) 〜(FFh) によって行なわれる。
【0081】なお本例の記録再生装置1はU−TOCが
形成されない再生専用ディスクについても対応できる
が、再生専用ディスクの場合、P−TOCにおいてディ
スクネーム、トラックネームとしての文字情報を記録し
ておくことができる。即ちP−TOCセクターとしてU
−TOCセクター1、セクター4と概略同様のセクター
が用意されており、ディスクメーカーは予めディスクネ
ーム、トラックネームをそのP−TOCセクターに記録
しておくことができる。
形成されない再生専用ディスクについても対応できる
が、再生専用ディスクの場合、P−TOCにおいてディ
スクネーム、トラックネームとしての文字情報を記録し
ておくことができる。即ちP−TOCセクターとしてU
−TOCセクター1、セクター4と概略同様のセクター
が用意されており、ディスクメーカーは予めディスクネ
ーム、トラックネームをそのP−TOCセクターに記録
しておくことができる。
【0082】5.AUX−TOC 5−1 AUX−TOCセクター0 本例のディスク90では、図5で説明したようにAUX
データファイル及びAUX−TOCを記録する領域が設
定され、AUXデータファイルとして楽曲等のトラック
(プログラム)とは独立した文字情報や画像情報などを
記録できる。そしてそのAUXデータファイルはAUX
−TOCによって管理される。このAUX−TOCは、
3クラスタにわたって3回繰り返して記録され、従って
管理データ構造としてはU−TOCと同様に、1クラス
タ内の32セクターを使用できる。本例では、以下説明
していくようにAUX−TOCセクター0〜セクター9
を設定して、AUXデータファイルの管理を行う。
データファイル及びAUX−TOCを記録する領域が設
定され、AUXデータファイルとして楽曲等のトラック
(プログラム)とは独立した文字情報や画像情報などを
記録できる。そしてそのAUXデータファイルはAUX
−TOCによって管理される。このAUX−TOCは、
3クラスタにわたって3回繰り返して記録され、従って
管理データ構造としてはU−TOCと同様に、1クラス
タ内の32セクターを使用できる。本例では、以下説明
していくようにAUX−TOCセクター0〜セクター9
を設定して、AUXデータファイルの管理を行う。
【0083】まずAUX−TOCセクター0のフォーマ
ットを図11で説明する。AUX−TOCセクター0
は、主にAUXデータ領域の全体の管理を行うエリアア
ロケーションテーブルとされる。そして図11に示され
るようにこのセクター0では、ヘッダに続いて所定バイ
ト位置に、メーカーコード、モデルコード、バックアッ
プ情報、ASPB(AUTOSEQUENCE PLAY BACK) フラグ、
ユーズドセクター情報が記録される。ASPBフラグと
は、プログラムとしての楽曲の再生に合わせてAUXデ
ータファイルとしての静止画、テキスト、カラオケテキ
スト等を出力することを示すフラグとなる。またユーズ
ドセクター情報として、AUX−TOC内のセクター使
用状況が示される。
ットを図11で説明する。AUX−TOCセクター0
は、主にAUXデータ領域の全体の管理を行うエリアア
ロケーションテーブルとされる。そして図11に示され
るようにこのセクター0では、ヘッダに続いて所定バイ
ト位置に、メーカーコード、モデルコード、バックアッ
プ情報、ASPB(AUTOSEQUENCE PLAY BACK) フラグ、
ユーズドセクター情報が記録される。ASPBフラグと
は、プログラムとしての楽曲の再生に合わせてAUXデ
ータファイルとしての静止画、テキスト、カラオケテキ
スト等を出力することを示すフラグとなる。またユーズ
ドセクター情報として、AUX−TOC内のセクター使
用状況が示される。
【0084】このAUX−TOCセクター0では、ポイ
ンタ部として、ポインタP-DFAA、P-EMPTY 、P-BLANK 、
P-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK が形成される。そしてテー
ブル部においてスタートアドレス、エンドアドレス、リ
ンク情報が記録される各8バイトのパーツテーブルが2
55単位形成され、上述してU−TOCセクター0と同
様の形態で、AUXデータエリアの管理が行われる。
ンタ部として、ポインタP-DFAA、P-EMPTY 、P-BLANK 、
P-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK が形成される。そしてテー
ブル部においてスタートアドレス、エンドアドレス、リ
ンク情報が記録される各8バイトのパーツテーブルが2
55単位形成され、上述してU−TOCセクター0と同
様の形態で、AUXデータエリアの管理が行われる。
【0085】ポインタP-DFAAはAUXデータエリア内の
欠陥領域を、指定するパーツテーブルに記録したスター
トアドレス、エンドアドレスで管理する。欠陥領域が複
数ある場合は、リンク情報によって他のパーツテーブル
がリンクされる。ポインタP-EMPTY は、このAUX−T
OCセクター0内で未使用のパーツテーブルをリンク形
態で管理する。
欠陥領域を、指定するパーツテーブルに記録したスター
トアドレス、エンドアドレスで管理する。欠陥領域が複
数ある場合は、リンク情報によって他のパーツテーブル
がリンクされる。ポインタP-EMPTY は、このAUX−T
OCセクター0内で未使用のパーツテーブルをリンク形
態で管理する。
【0086】ポインタP-BLANK は、AUXデータエリア
内でのフリーエリア、つまりAUXデータファイルを記
録していくことができる領域を、U−TOCセクター0
におけるポインタP-FRA と同様にパーツテーブルのリン
ク形態で管理する。
内でのフリーエリア、つまりAUXデータファイルを記
録していくことができる領域を、U−TOCセクター0
におけるポインタP-FRA と同様にパーツテーブルのリン
ク形態で管理する。
【0087】ポインタP-SPICT は、AUXデータエリア
内で、静止画データファイル(後述するピクチャーファ
イルセクター)の記録に用いる領域を、パーツテーブル
のリンク形態で管理する。なお、1つのピクチャーファ
イルは1又は2クラスタ単位とされ、従ってポインタP-
SPICT によって管理される静止画データファイル領域は
クラスタ単位の領域となる。
内で、静止画データファイル(後述するピクチャーファ
イルセクター)の記録に用いる領域を、パーツテーブル
のリンク形態で管理する。なお、1つのピクチャーファ
イルは1又は2クラスタ単位とされ、従ってポインタP-
SPICT によって管理される静止画データファイル領域は
クラスタ単位の領域となる。
【0088】ポインタP-TEXTは、AUXデータエリア内
で、テキストファイル(後述するテキストファイルセク
ター)の記録に用いる領域を、パーツテーブルのリンク
形態で管理する。なお、1つのテキストファイルのファ
イル長は1セクター単位とされる。ただしポインタP-TE
XTによって管理されるテキストファイル領域はクラスタ
単位の領域となる。
で、テキストファイル(後述するテキストファイルセク
ター)の記録に用いる領域を、パーツテーブルのリンク
形態で管理する。なお、1つのテキストファイルのファ
イル長は1セクター単位とされる。ただしポインタP-TE
XTによって管理されるテキストファイル領域はクラスタ
単位の領域となる。
【0089】ポインタP-KRAOK は、AUXデータエリア
内で、カラオケテキストファイル(後述するカラオケテ
キストファイルセクター及びカラオケアドレスセクタ
ー)の記録に用いる領域を、パーツテーブルのリンク形
態で管理する。なお、1つのカラオケテキストファイル
は、ある1つのプログラムに対応する情報とされた2セ
クターもしくは1セクター単位のファイル(本例では2
セクター単位、後述する変形例Aでは1セクター単位)
となる。ただしポインタP-KRAOK によって管理されるテ
キストデータファイル領域はクラスタ単位の領域とな
る。
内で、カラオケテキストファイル(後述するカラオケテ
キストファイルセクター及びカラオケアドレスセクタ
ー)の記録に用いる領域を、パーツテーブルのリンク形
態で管理する。なお、1つのカラオケテキストファイル
は、ある1つのプログラムに対応する情報とされた2セ
クターもしくは1セクター単位のファイル(本例では2
セクター単位、後述する変形例Aでは1セクター単位)
となる。ただしポインタP-KRAOK によって管理されるテ
キストデータファイル領域はクラスタ単位の領域とな
る。
【0090】これらのポインタP-SPICT 、P-TEXT、P-KR
AOK によって、AUXデータエリア内で、ピクチャー
(静止画)ファイル、テキストファイル、カラオケテキ
ストファイルが記録される領域がパーツテーブル上のエ
リアアドレスとしてのスタートアドレス及びエンドアド
レスによって管理されるため、セクター0での管理状態
により、各領域を自由に分割設定したり、各領域の領域
長を自由に設定できることになる。なお、スタートアド
レス、エンドアドレスは短縮形態とされ、サウンドグル
ープ位置までの指定が可能とされている。以下説明する
AUX−TOCセクター1〜セクター9までのテーブル
部もしくはスロット部において3バイトで記録されるス
タートアドレス、エンドアドレスも短縮形態とされ、サ
ウンドグループ単位での位置指定が可能とされている。
AOK によって、AUXデータエリア内で、ピクチャー
(静止画)ファイル、テキストファイル、カラオケテキ
ストファイルが記録される領域がパーツテーブル上のエ
リアアドレスとしてのスタートアドレス及びエンドアド
レスによって管理されるため、セクター0での管理状態
により、各領域を自由に分割設定したり、各領域の領域
長を自由に設定できることになる。なお、スタートアド
レス、エンドアドレスは短縮形態とされ、サウンドグル
ープ位置までの指定が可能とされている。以下説明する
AUX−TOCセクター1〜セクター9までのテーブル
部もしくはスロット部において3バイトで記録されるス
タートアドレス、エンドアドレスも短縮形態とされ、サ
ウンドグループ単位での位置指定が可能とされている。
【0091】ところで再生専用ディスクでAUX−TO
Cが形成される場合は、パーツテーブルにおけるリンク
情報は用いられない。またAUXファイルの種別を示す
ポインタはポインタP-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK の3種
類としたが、AUXデータファイルとしてピクチャーフ
ァイル、テキストファイル、カラオケテキストファイル
以外のものを記録する場合は、そのファイル種別に応じ
たポインタを設定して領域管理を行えばよい。ポインタ
部としては、ポインタP-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK を含
めて最大255種類のファイル内容に応じたポインタを
設定できる。
Cが形成される場合は、パーツテーブルにおけるリンク
情報は用いられない。またAUXファイルの種別を示す
ポインタはポインタP-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK の3種
類としたが、AUXデータファイルとしてピクチャーフ
ァイル、テキストファイル、カラオケテキストファイル
以外のものを記録する場合は、そのファイル種別に応じ
たポインタを設定して領域管理を行えばよい。ポインタ
部としては、ポインタP-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK を含
めて最大255種類のファイル内容に応じたポインタを
設定できる。
【0092】5−2 AUX−TOCセクター1 AUX−TOCセクター1〜セクター5は、静止画情報
としてのピクチャーファイルの管理に用いられる。図1
2に示すAUX−TOCセクター1は静止画アロケーシ
ョンテーブルとしての管理セクターとなり、上記AUX
−TOCセクター0においてポインタP-SPICT により設
定されたピクチャーファイル領域内で、ピクチャーファ
イルとして記録された各データファイルの管理を行う。
としてのピクチャーファイルの管理に用いられる。図1
2に示すAUX−TOCセクター1は静止画アロケーシ
ョンテーブルとしての管理セクターとなり、上記AUX
−TOCセクター0においてポインタP-SPICT により設
定されたピクチャーファイル領域内で、ピクチャーファ
イルとして記録された各データファイルの管理を行う。
【0093】このAUX−TOCセクター1では、U−
TOCセクター0と同様の形式でピクチャーファイルの
管理を行う。AUXデータエリアに記録される静止画1
枚のピクチャーファイルとしてのファイル長は本例では
1クラスタ又は2クラスタとするが、仮に1ファイルを
1クラスタとすると、AUXデータエリアに最大38枚
のピクチャーファイルが記録できる。そのうち1枚の画
像となるピクチャーファイルは、いわゆるディスクの表
紙画像(ディスクジャケット等となる表紙ピクチャー)
として位置づけできる。
TOCセクター0と同様の形式でピクチャーファイルの
管理を行う。AUXデータエリアに記録される静止画1
枚のピクチャーファイルとしてのファイル長は本例では
1クラスタ又は2クラスタとするが、仮に1ファイルを
1クラスタとすると、AUXデータエリアに最大38枚
のピクチャーファイルが記録できる。そのうち1枚の画
像となるピクチャーファイルは、いわゆるディスクの表
紙画像(ディスクジャケット等となる表紙ピクチャー)
として位置づけできる。
【0094】表紙画像以外では37枚となる各ピクチャ
ーファイルの管理に用いられるポインタP-PNO(x)とし
て、AUX−TOCセクター1内にはポインタP-PNO1〜
P-PNO37 が形成される。但し、AUXデータエリアの将
来的な拡張やファイルサイズ変更などにより、より多数
のピクチャーファイルの記録が可能となる場合に対応で
きるように、ポインタP-PNO(x)として、図12内に括弧
で示すようにポインタP-PNO255まで設定することはでき
る。またポインタ部において、ポインタP-PFRA、P-EMPT
Y も形成される。そしてテーブル部において各ポインタ
に対応される各8バイトのパーツテーブルとして、スタ
ートアドレス、エンドアドレス、画像モード(SPICT モ
ード)が記録される255単位のパーツテーブル(01h)
〜(FFh) が形成される。
ーファイルの管理に用いられるポインタP-PNO(x)とし
て、AUX−TOCセクター1内にはポインタP-PNO1〜
P-PNO37 が形成される。但し、AUXデータエリアの将
来的な拡張やファイルサイズ変更などにより、より多数
のピクチャーファイルの記録が可能となる場合に対応で
きるように、ポインタP-PNO(x)として、図12内に括弧
で示すようにポインタP-PNO255まで設定することはでき
る。またポインタ部において、ポインタP-PFRA、P-EMPT
Y も形成される。そしてテーブル部において各ポインタ
に対応される各8バイトのパーツテーブルとして、スタ
ートアドレス、エンドアドレス、画像モード(SPICT モ
ード)が記録される255単位のパーツテーブル(01h)
〜(FFh) が形成される。
【0095】また、パーツテーブル(00h) はポインタに
よっては指定されないパーツテーブルとなるが、ここは
表紙ピクチャーとして位置づけられたピクチャーファイ
ルのアドレス管理に専用に用いられる。
よっては指定されないパーツテーブルとなるが、ここは
表紙ピクチャーとして位置づけられたピクチャーファイ
ルのアドレス管理に専用に用いられる。
【0096】ポインタP-PNO1〜P-PNO37 は、それぞれ1
つのピクチャーファイルが記録された領域を、特定のパ
ーツテーブルを指定することで管理する。例えばポイン
タP-PNO1で指定されるパーツテーブルには、1枚目とし
ての画像データとなるピクチャーファイルのスタートア
ドレス、エンドアドレス、画像モード(SPICT モード)
が記録された状態とされる。なお、このAUX−TOC
セクター1ではリンク情報によるパーツテーブルをリン
クさせて行うファイル管理は行われない。つまり1つの
ピクチャーファイルは物理的に離れた区間に分けられて
記録されることはない。
つのピクチャーファイルが記録された領域を、特定のパ
ーツテーブルを指定することで管理する。例えばポイン
タP-PNO1で指定されるパーツテーブルには、1枚目とし
ての画像データとなるピクチャーファイルのスタートア
ドレス、エンドアドレス、画像モード(SPICT モード)
が記録された状態とされる。なお、このAUX−TOC
セクター1ではリンク情報によるパーツテーブルをリン
クさせて行うファイル管理は行われない。つまり1つの
ピクチャーファイルは物理的に離れた区間に分けられて
記録されることはない。
【0097】ただし、このセクター内での未使用のパー
ツテーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリ
ンク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
される)によって管理される。またポインタP-PFRAは、
上記AUX−TOCセクター0においてポインタP-SPIC
T により設定されたピクチャーファイル領域内でのフリ
ーエリア、つまりピクチャーファイルの書込可能エリア
を管理するポインタとなり、ポインタP-PFRAで指定され
るパーツテーブルにフリーエリアとしての区間のアドレ
スが記録される。そして、このフリーエリア管理にもパ
ーツテーブルの8バイト目がリンク情報とされてパーツ
テーブルがリンクされ、複数の離れた区間がフリーエリ
アとして管理される場合がある。
ツテーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリ
ンク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
される)によって管理される。またポインタP-PFRAは、
上記AUX−TOCセクター0においてポインタP-SPIC
T により設定されたピクチャーファイル領域内でのフリ
ーエリア、つまりピクチャーファイルの書込可能エリア
を管理するポインタとなり、ポインタP-PFRAで指定され
るパーツテーブルにフリーエリアとしての区間のアドレ
スが記録される。そして、このフリーエリア管理にもパ
ーツテーブルの8バイト目がリンク情報とされてパーツ
テーブルがリンクされ、複数の離れた区間がフリーエリ
アとして管理される場合がある。
【0098】5−3 AUX−TOCセクター2 図13にAUX−TOCセクター2のフォーマットを示
す。このセクター2は静止画ネームテーブルとされ、記
録された各ピクチャーファイルにピクチャーネームをつ
ける場合に、そのピクチャーネームとなる文字情報を記
録するデータ領域とされる。
す。このセクター2は静止画ネームテーブルとされ、記
録された各ピクチャーファイルにピクチャーネームをつ
ける場合に、そのピクチャーネームとなる文字情報を記
録するデータ領域とされる。
【0099】このAUX−TOCセクター2には、記録
された各ピクチャーファイルに対応するためにポインタ
部にポインタP-PNA1〜P-PNA37 (ただしP-TNA255まで拡
張可能)が用意され、またスロット部には、ポインタP-
TNA1〜P-TNA37 によって指定される、単位8バイトで2
55単位のスロット(01h) 〜(FFh) 及び同じく8バイト
の1つのスロット(00h) が用意されている。
された各ピクチャーファイルに対応するためにポインタ
部にポインタP-PNA1〜P-PNA37 (ただしP-TNA255まで拡
張可能)が用意され、またスロット部には、ポインタP-
TNA1〜P-TNA37 によって指定される、単位8バイトで2
55単位のスロット(01h) 〜(FFh) 及び同じく8バイト
の1つのスロット(00h) が用意されている。
【0100】スロット(00h) 〜(FFh) にはピクチャーネ
ームとしての文字情報がアスキーコードその他の文字コ
ードで記録される。記録される文字の種別は、文字コー
ドとして所定バイト位置に記録される。文字コードは、
例えば「00h」がアスキーコード、「01h」がモデ
ィファイドISO.8859−1、「02h」がミュー
ジックシフテッドJISなどのように設定される。
ームとしての文字情報がアスキーコードその他の文字コ
ードで記録される。記録される文字の種別は、文字コー
ドとして所定バイト位置に記録される。文字コードは、
例えば「00h」がアスキーコード、「01h」がモデ
ィファイドISO.8859−1、「02h」がミュー
ジックシフテッドJISなどのように設定される。
【0101】ポインタP-PNA1〜P-PNA37 は、それぞれ1
つのピクチャーファイルに対応するピクチャーネームが
記録された特定のパーツテーブルを指定する。例えばポ
インタP-PNA1によって指定されるスロットには第1のピ
クチャーファイルの画像に対応した文字が記録されるこ
とになる。また、スロットがリンク情報によりリンクさ
れることで、1つのピクチャーファイルに対応するピク
チャーネームは7バイト(7文字)より大きくなっても
対応できる。なお、スロット(00h) としての8バイトは
表紙ピクチャーに対応する表紙ピクチャーネームの記録
のための専用エリアとされており、ポインタP-PNA(x)に
よっては指定されないスロットとされている。またポイ
ンタP-EMPTY は使用していないスロットをリンク形態で
管理する。
つのピクチャーファイルに対応するピクチャーネームが
記録された特定のパーツテーブルを指定する。例えばポ
インタP-PNA1によって指定されるスロットには第1のピ
クチャーファイルの画像に対応した文字が記録されるこ
とになる。また、スロットがリンク情報によりリンクさ
れることで、1つのピクチャーファイルに対応するピク
チャーネームは7バイト(7文字)より大きくなっても
対応できる。なお、スロット(00h) としての8バイトは
表紙ピクチャーに対応する表紙ピクチャーネームの記録
のための専用エリアとされており、ポインタP-PNA(x)に
よっては指定されないスロットとされている。またポイ
ンタP-EMPTY は使用していないスロットをリンク形態で
管理する。
【0102】5−4 AUX−TOCセクター3 図14はAUX−TOCセクター3のフォーマットを示
しており、このセクター3は静止画記録日時テーブルと
され、記録されたピクチャーファイルの記録日時を管理
するデータ領域とされる。
しており、このセクター3は静止画記録日時テーブルと
され、記録されたピクチャーファイルの記録日時を管理
するデータ領域とされる。
【0103】このAUX−TOCセクター3には、記録
された各ピクチャーファイルに相当するポインタ部とし
てポインタP-PRD1〜P-PRD37 (但しP-PRD255まで拡張可
能)が用意され、またこのポインタP-PRD1〜P-PRD37 に
よって指定されるスロット部が用意される。スロット部
には1単位8バイトで255単位のスロット(01h) 〜(F
Fh) 及び同じく8バイトの1つのスロット(00h) が形成
されており、上述したU−TOCセクター2とほぼ同様
の形態で日時データを管理する。
された各ピクチャーファイルに相当するポインタ部とし
てポインタP-PRD1〜P-PRD37 (但しP-PRD255まで拡張可
能)が用意され、またこのポインタP-PRD1〜P-PRD37 に
よって指定されるスロット部が用意される。スロット部
には1単位8バイトで255単位のスロット(01h) 〜(F
Fh) 及び同じく8バイトの1つのスロット(00h) が形成
されており、上述したU−TOCセクター2とほぼ同様
の形態で日時データを管理する。
【0104】スロット(01h) 〜(FFh) にはピクチャーフ
ァイルの記録日時が6バイトで記録される。6バイトは
それぞれ1バイトづつ、年、月、日、時、分、秒に相当
する数値が記録される。また、残りの2バイトはメーカ
ーコード及びモデルコードとされ、そのピクチャーファ
イルを記録した記録装置の製造者を示すコードデータ、
及び記録した記録装置の機種を示すコードデータが記録
される。
ァイルの記録日時が6バイトで記録される。6バイトは
それぞれ1バイトづつ、年、月、日、時、分、秒に相当
する数値が記録される。また、残りの2バイトはメーカ
ーコード及びモデルコードとされ、そのピクチャーファ
イルを記録した記録装置の製造者を示すコードデータ、
及び記録した記録装置の機種を示すコードデータが記録
される。
【0105】例えばディスクに第1のピクチャーファイ
ルが記録されると、ポインタP−PRD1によって指定
されるスロットにはその記録日時及び記録装置のメーカ
ーコード、モデルコードが記録される。記録日時データ
はシステムコントローラ11が内部時計を参照して自動
的に記録する。
ルが記録されると、ポインタP−PRD1によって指定
されるスロットにはその記録日時及び記録装置のメーカ
ーコード、モデルコードが記録される。記録日時データ
はシステムコントローラ11が内部時計を参照して自動
的に記録する。
【0106】またスロット(00h) としての8バイトは表
紙ピクチャーの記録日時の記録のための専用エリアとさ
れており、ポインタP-PRD(x)によっては指定されないス
ロットとされている。なお、このAUX−TOCセクタ
ー3でもポインタP-EMPTY は使用していないスロットを
管理するものである。使用されていないスロットについ
ては、モデルコードに代えてリンク情報が記録されてお
り、スロットポインタP-EMPTY を先頭に各未使用のスロ
ットがリンク情報でリンクされて管理されている。
紙ピクチャーの記録日時の記録のための専用エリアとさ
れており、ポインタP-PRD(x)によっては指定されないス
ロットとされている。なお、このAUX−TOCセクタ
ー3でもポインタP-EMPTY は使用していないスロットを
管理するものである。使用されていないスロットについ
ては、モデルコードに代えてリンク情報が記録されてお
り、スロットポインタP-EMPTY を先頭に各未使用のスロ
ットがリンク情報でリンクされて管理されている。
【0107】5−5 AUX−TOCセクター4 図15はAUX−TOCセクター4のフォーマットを示
しており、このセクター4は静止画コードテーブルとさ
れ、記録されたピクチャーファイルのコード情報が記録
される。
しており、このセクター4は静止画コードテーブルとさ
れ、記録されたピクチャーファイルのコード情報が記録
される。
【0108】このAUX−TOCセクター3には、記録
された各ピクチャーファイルに相当するポインタ部とし
てポインタP-PCD1〜P-PCD37 (但しP-PCD255まで拡張可
能)が用意され、またこのポインタP-PCD1〜P-PCD37 に
よって指定されるスロットを有するスロット部が用意さ
れる。スロット部には1単位8バイトで255単位のス
ロット(01h) 〜(FFh) 及び同じく8バイトの1つのスロ
ット(00h) が形成されている。
された各ピクチャーファイルに相当するポインタ部とし
てポインタP-PCD1〜P-PCD37 (但しP-PCD255まで拡張可
能)が用意され、またこのポインタP-PCD1〜P-PCD37 に
よって指定されるスロットを有するスロット部が用意さ
れる。スロット部には1単位8バイトで255単位のス
ロット(01h) 〜(FFh) 及び同じく8バイトの1つのスロ
ット(00h) が形成されている。
【0109】そして、例えば第1のピクチャーファイル
に対応して、ポインタP-PCD1によって指定されるスロッ
トにはそのピクチャーファイルのコード情報が記録され
る。またスロット(00h) としての8バイトは表紙ピクチ
ャーファイルの専用のコード情報記録領域とされ、ポイ
ンタP-PCD(x)によっては指定されないスロットとされて
いる。このAUX−TOCセクター4でもポインタP-EM
PTY は使用していないスロットを管理する。
に対応して、ポインタP-PCD1によって指定されるスロッ
トにはそのピクチャーファイルのコード情報が記録され
る。またスロット(00h) としての8バイトは表紙ピクチ
ャーファイルの専用のコード情報記録領域とされ、ポイ
ンタP-PCD(x)によっては指定されないスロットとされて
いる。このAUX−TOCセクター4でもポインタP-EM
PTY は使用していないスロットを管理する。
【0110】5−6 AUX−TOCセクター5 図16に示すAUX−TOCセクター5は、静止画プレ
イバックシーケンステーブルとされている。これは楽曲
等のプログラムの再生に同期してピクチャーファイルの
出力(つまり画像表示)を行うための管理情報となる。
このセクター5には、ポインタP-TNO1〜P-TNO255が用意
される。これは、U−TOCセクター0で説明したポイ
ンタP-TNO1〜P-TNO255と同じく、楽曲等のプログラムと
しての第1トラック〜第255トラックに対応する。
イバックシーケンステーブルとされている。これは楽曲
等のプログラムの再生に同期してピクチャーファイルの
出力(つまり画像表示)を行うための管理情報となる。
このセクター5には、ポインタP-TNO1〜P-TNO255が用意
される。これは、U−TOCセクター0で説明したポイ
ンタP-TNO1〜P-TNO255と同じく、楽曲等のプログラムと
しての第1トラック〜第255トラックに対応する。
【0111】またこのポインタP-TNO1〜P-TNO255によっ
て指定されるパーツテーブルとして、テーブル部には1
単位8バイトで255単位のパーツテーブル(01h) 〜(F
Fh)が形成される。またポインタP-TNO1〜P-TNO255によ
って指定されないパーツテーブルとして同じく8バイト
の1つのパーツテーブル(00h) が形成されている。
て指定されるパーツテーブルとして、テーブル部には1
単位8バイトで255単位のパーツテーブル(01h) 〜(F
Fh)が形成される。またポインタP-TNO1〜P-TNO255によ
って指定されないパーツテーブルとして同じく8バイト
の1つのパーツテーブル(00h) が形成されている。
【0112】ポインタP-TNO1〜P-TNO255によって指定さ
れるパーツテーブルには、そのトラックの先頭位置アド
レスからのオフセットアドレス形態でスタートアドレ
ス、エンドアドレスが記録され、またポインタP-PNO(*)
として特定のピクチャーファイルが示されている。ポイ
ンタP-PNO(*)はAUX−TOCセクター1で管理される
各ピクチャーファイルに相当する値となる。さらにリン
ク情報によって他のパーツテーブルをリンクできる。
れるパーツテーブルには、そのトラックの先頭位置アド
レスからのオフセットアドレス形態でスタートアドレ
ス、エンドアドレスが記録され、またポインタP-PNO(*)
として特定のピクチャーファイルが示されている。ポイ
ンタP-PNO(*)はAUX−TOCセクター1で管理される
各ピクチャーファイルに相当する値となる。さらにリン
ク情報によって他のパーツテーブルをリンクできる。
【0113】例えば第1トラックとしての楽曲の再生を
行う際に、その再生中の特定のタイミングで第1のピク
チャーファイルの画像を出力したい場合は、ポインタP-
TNO1で指定されるパーツテーブルに、画像出力期間とし
てのスタートアドレス、エンドアドレスを記録し、また
出力すべき画像としてポインタP-PNO(*)で特定のピクチ
ャーファイルを示す。仮に、第1トラック再生開始から
1分0秒を経過した時点から1分30秒を経過するまで
の期間に、第1のピクチャーファイルの画像を表示出力
したい場合を考えると、ポインタP-TNO1で指定されるパ
ーツテーブルに、スタートアドレス、エンドアドレスと
して、第1トラック再生開始から1分0秒に相当するア
ドレス地点、及び1分30秒に相当するアドレス地点
が、オフセットアドレスにより記録される。そしてポイ
ンタP-PNO(*)は第1のピクチャーファイルを指定するた
めに、P-PNO1の値とされる。また1つのトラックの再生
中に複数の画像を切換表示したい場合は、パーツテーブ
ルがリンクされて、出力すべきピクチャーファイル及び
出力期間が管理されることになる。
行う際に、その再生中の特定のタイミングで第1のピク
チャーファイルの画像を出力したい場合は、ポインタP-
TNO1で指定されるパーツテーブルに、画像出力期間とし
てのスタートアドレス、エンドアドレスを記録し、また
出力すべき画像としてポインタP-PNO(*)で特定のピクチ
ャーファイルを示す。仮に、第1トラック再生開始から
1分0秒を経過した時点から1分30秒を経過するまで
の期間に、第1のピクチャーファイルの画像を表示出力
したい場合を考えると、ポインタP-TNO1で指定されるパ
ーツテーブルに、スタートアドレス、エンドアドレスと
して、第1トラック再生開始から1分0秒に相当するア
ドレス地点、及び1分30秒に相当するアドレス地点
が、オフセットアドレスにより記録される。そしてポイ
ンタP-PNO(*)は第1のピクチャーファイルを指定するた
めに、P-PNO1の値とされる。また1つのトラックの再生
中に複数の画像を切換表示したい場合は、パーツテーブ
ルがリンクされて、出力すべきピクチャーファイル及び
出力期間が管理されることになる。
【0114】なおパーツテーブル(00h) には、表紙ピク
チャーとしてのピクチャーファイルの出力タイミングと
してのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録され
る。但し、ここでのスタートアドレス及びエンドアドレ
スは、負のオフセットアドレスとして記録される。
チャーとしてのピクチャーファイルの出力タイミングと
してのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録され
る。但し、ここでのスタートアドレス及びエンドアドレ
スは、負のオフセットアドレスとして記録される。
【0115】ところで、或るトラックに対応されたパー
ツテーブルにおけるスタートアドレス、エンドアドレス
が両方とも「000h」であった場合は、そのトラック
の音声出力期間中にずっと指定されたピクチャーファイ
ルの画像が表示されるようにする。またこのAUX−T
OCセクター5でもポインタP-EMPTY からのリンクで使
用していないパーツテーブルを管理する。
ツテーブルにおけるスタートアドレス、エンドアドレス
が両方とも「000h」であった場合は、そのトラック
の音声出力期間中にずっと指定されたピクチャーファイ
ルの画像が表示されるようにする。またこのAUX−T
OCセクター5でもポインタP-EMPTY からのリンクで使
用していないパーツテーブルを管理する。
【0116】5−7 AUX−TOCセクター6 AUX−TOCセクター6,セクター7はテキストファ
イルの管理に用いられる。まず図17に示すAUX−T
OCセクター6はテキストアロケーションテーブルとし
ての管理セクターとなり、上記AUX−TOCセクター
0においてポインタP-TEXTにより設定されたテキストフ
ァイル領域内で、テキストファイルとして記録された各
データファイルの管理を行う。
イルの管理に用いられる。まず図17に示すAUX−T
OCセクター6はテキストアロケーションテーブルとし
ての管理セクターとなり、上記AUX−TOCセクター
0においてポインタP-TEXTにより設定されたテキストフ
ァイル領域内で、テキストファイルとして記録された各
データファイルの管理を行う。
【0117】このAUX−TOCセクター6では、U−
TOCセクター0と同様の形式でテキストファイルの管
理を行う。仮にAUXデータエリアをすべてテキストフ
ァイルの記録に用いるとすると、38クラスタ(×32
セクタ×2324バイト)分のテキストデータが記録で
きるが、このテキストデータはAUX−TOCセクター
6において最大255個のファイルとして管理できる。
なおテキストファイルの1つのファイル長はセクタ単位
とされる。
TOCセクター0と同様の形式でテキストファイルの管
理を行う。仮にAUXデータエリアをすべてテキストフ
ァイルの記録に用いるとすると、38クラスタ(×32
セクタ×2324バイト)分のテキストデータが記録で
きるが、このテキストデータはAUX−TOCセクター
6において最大255個のファイルとして管理できる。
なおテキストファイルの1つのファイル長はセクタ単位
とされる。
【0118】また1つの特定のテキストファイルは、い
わゆるディスクの表紙ピクチャーに対応するテキストフ
ァイル(表紙テキスト)として位置づけできる。
わゆるディスクの表紙ピクチャーに対応するテキストフ
ァイル(表紙テキスト)として位置づけできる。
【0119】各テキストファイルの管理に用いられるポ
インタP-TXT(x)として、AUX−TOCセクター6内に
はポインタP-TXT1〜P-TXT255が形成される。またポイン
タ部において、ポインタP-TFRA、P-EMPTY も形成され
る。そしてテーブル部において各ポインタに対応される
各8バイトのパーツテーブルとして、スタートアドレ
ス、エンドアドレス、文字コード(文字コード及びスー
パーインポーズビット)が記録される255単位のパー
ツテーブル(01h) 〜(FFh) が形成される。
インタP-TXT(x)として、AUX−TOCセクター6内に
はポインタP-TXT1〜P-TXT255が形成される。またポイン
タ部において、ポインタP-TFRA、P-EMPTY も形成され
る。そしてテーブル部において各ポインタに対応される
各8バイトのパーツテーブルとして、スタートアドレ
ス、エンドアドレス、文字コード(文字コード及びスー
パーインポーズビット)が記録される255単位のパー
ツテーブル(01h) 〜(FFh) が形成される。
【0120】また、パーツテーブル(00h) はポインタに
よっては指定されないパーツテーブルとなるが、ここは
表紙テキストとして位置づけられたテキストファイルの
アドレス及び文字コードの管理に専用に用いられる。
よっては指定されないパーツテーブルとなるが、ここは
表紙テキストとして位置づけられたテキストファイルの
アドレス及び文字コードの管理に専用に用いられる。
【0121】ポインタP-TXT1〜P-TXT255は、それぞれ1
つのテキストファイルが記録された領域を、特定のパー
ツテーブルを指定することで管理する。例えばポインタ
P-TXT1で指定されるパーツテーブルには、第1のテキス
トファイルのスタートアドレス、エンドアドレス、文字
モード(及びスーパーインポーズビット)が記録された
状態とされる。なお、このAUX−TOCセクター6で
はリンク情報によるパーツテーブルをリンクさせて行う
ファイル管理は行われない。つまり1つのテキストファ
イルは物理的に離れた区間に分けられて記録されること
はない。
つのテキストファイルが記録された領域を、特定のパー
ツテーブルを指定することで管理する。例えばポインタ
P-TXT1で指定されるパーツテーブルには、第1のテキス
トファイルのスタートアドレス、エンドアドレス、文字
モード(及びスーパーインポーズビット)が記録された
状態とされる。なお、このAUX−TOCセクター6で
はリンク情報によるパーツテーブルをリンクさせて行う
ファイル管理は行われない。つまり1つのテキストファ
イルは物理的に離れた区間に分けられて記録されること
はない。
【0122】ただし、このセクター内での未使用のパー
ツテーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリ
ンク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
される)によって管理される。またポインタP-TFRAは、
上記AUX−TOCセクター0においてポインタP-TEXT
により設定されたテキストファイル領域内でのフリーエ
リア、つまりテキストファイルの書込可能エリアを管理
するポインタとなり、ポインタP-TFRAで指定されるパー
ツテーブルにフリーエリアとしての区間のアドレスが記
録される。そして、このフリーエリア管理にもパーツテ
ーブルの8バイト目がリンク情報とされてパーツテーブ
ルがリンクされ、複数の離れた区間がフリーエリアとし
て管理される場合がある。
ツテーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリ
ンク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
される)によって管理される。またポインタP-TFRAは、
上記AUX−TOCセクター0においてポインタP-TEXT
により設定されたテキストファイル領域内でのフリーエ
リア、つまりテキストファイルの書込可能エリアを管理
するポインタとなり、ポインタP-TFRAで指定されるパー
ツテーブルにフリーエリアとしての区間のアドレスが記
録される。そして、このフリーエリア管理にもパーツテ
ーブルの8バイト目がリンク情報とされてパーツテーブ
ルがリンクされ、複数の離れた区間がフリーエリアとし
て管理される場合がある。
【0123】5−8 AUX−TOCセクター7 図18に示すAUX−TOCセクター7は、テキストプ
レイバックシーケンステーブルとされている。これは楽
曲等のプログラムの再生に同期してテキストファイルの
出力(つまり文字表示)を行うための管理情報となる。
このセクター7には、ポインタP-TNO1〜P-TNO255が用意
される。これは、U−TOCセクター0で説明したポイ
ンタP-TNO1〜P-TNO255と同じく、楽曲等のプログラムと
しての第1トラック〜第255トラックに対応する。
レイバックシーケンステーブルとされている。これは楽
曲等のプログラムの再生に同期してテキストファイルの
出力(つまり文字表示)を行うための管理情報となる。
このセクター7には、ポインタP-TNO1〜P-TNO255が用意
される。これは、U−TOCセクター0で説明したポイ
ンタP-TNO1〜P-TNO255と同じく、楽曲等のプログラムと
しての第1トラック〜第255トラックに対応する。
【0124】またこのポインタP-TNO1〜P-TNO255によっ
て指定されるパーツテーブルとして、テーブル部には1
単位8バイトで255単位のパーツテーブル(01h) 〜(F
Fh)が形成される。またポインタP-TNO1〜P-TNO255によ
って指定されないパーツテーブルとして同じく8バイト
の1つのパーツテーブル(00h) が形成されている。
て指定されるパーツテーブルとして、テーブル部には1
単位8バイトで255単位のパーツテーブル(01h) 〜(F
Fh)が形成される。またポインタP-TNO1〜P-TNO255によ
って指定されないパーツテーブルとして同じく8バイト
の1つのパーツテーブル(00h) が形成されている。
【0125】このセクターでの管理形態は上記AUX−
TOCセクター5と同様となる。つまりポインタP-TNO1
〜P-TNO255によって指定されるパーツテーブルには、そ
のトラックの先頭位置アドレスからのオフセットアドレ
ス形態でスタートアドレス、エンドアドレスが記録さ
れ、またポインタP-TXT(*)として特定のテキストファイ
ルが示されている。ポインタP-TXT(*)はAUX−TOC
セクター6で管理される各テキストファイルに相当する
値となる。さらにリンク情報によって他のパーツテーブ
ルをリンクできる。
TOCセクター5と同様となる。つまりポインタP-TNO1
〜P-TNO255によって指定されるパーツテーブルには、そ
のトラックの先頭位置アドレスからのオフセットアドレ
ス形態でスタートアドレス、エンドアドレスが記録さ
れ、またポインタP-TXT(*)として特定のテキストファイ
ルが示されている。ポインタP-TXT(*)はAUX−TOC
セクター6で管理される各テキストファイルに相当する
値となる。さらにリンク情報によって他のパーツテーブ
ルをリンクできる。
【0126】例えば第1トラックとしての楽曲の再生を
行う際に、その再生中の特定のタイミングで第1のテキ
ストファイルの文字を出力したい場合は、ポインタP-TN
O1で指定されるパーツテーブルに、文字出力期間として
のスタートアドレス、エンドアドレスをオフセットアド
レス形態で記録し、また出力すべき文字としてポインタ
P-TXT(*)で特定のテキストファイルを示す。また1つの
トラックの再生中に複数のテキストファイルの文字情報
を順次表示したい場合は、パーツテーブルがリンクされ
て、出力すべきテキストファイル及び出力期間が管理さ
れる。
行う際に、その再生中の特定のタイミングで第1のテキ
ストファイルの文字を出力したい場合は、ポインタP-TN
O1で指定されるパーツテーブルに、文字出力期間として
のスタートアドレス、エンドアドレスをオフセットアド
レス形態で記録し、また出力すべき文字としてポインタ
P-TXT(*)で特定のテキストファイルを示す。また1つの
トラックの再生中に複数のテキストファイルの文字情報
を順次表示したい場合は、パーツテーブルがリンクされ
て、出力すべきテキストファイル及び出力期間が管理さ
れる。
【0127】なおパーツテーブル(00h) には、表紙テキ
ストとしてのテキストファイルの出力タイミングとして
のスタートアドレス及びエンドアドレスが記録される。
但し、ここでのスタートアドレス及びエンドアドレス
は、負のオフセットアドレスとして記録される。
ストとしてのテキストファイルの出力タイミングとして
のスタートアドレス及びエンドアドレスが記録される。
但し、ここでのスタートアドレス及びエンドアドレス
は、負のオフセットアドレスとして記録される。
【0128】ところで、或るトラックに対応されたパー
ツテーブルにおけるスタートアドレス、エンドアドレス
が両方とも「000h」であった場合は、そのトラック
の音声出力期間中にずっと指定されたテキストファイル
の文字が表示されるようにする。またこのAUX−TO
Cセクター7でもポインタP-EMPTY からのリンクで使用
していないパーツテーブルを管理する。
ツテーブルにおけるスタートアドレス、エンドアドレス
が両方とも「000h」であった場合は、そのトラック
の音声出力期間中にずっと指定されたテキストファイル
の文字が表示されるようにする。またこのAUX−TO
Cセクター7でもポインタP-EMPTY からのリンクで使用
していないパーツテーブルを管理する。
【0129】5−9 AUX−TOCセクター8 AUX−TOCセクター8,セクター9はカラオケテキ
ストファイルの管理に用いられる。カラオケテキストフ
ァイルとは、例えば歌詞となる文字情報が、トラック再
生として出力される楽曲に同期して(つまりカラオケの
歌唱ガイドや、演奏されるボーカル音声にあわせた状態
で)出力されるようにすることのできるテキストファイ
ルである。そして本例では、1つのカラオケテキストフ
ァイルとしては、歌詞等の文字情報を記録したカラオケ
テキストファイルセクターと、それに対応して文字出力
タイミングを細かく設定するためのカラオケアドレスセ
クターが対になって記録される。これらのセクターの構
造については後述するが、本例では、1つのトラックに
対応される1つのカラオケテキストファイルは、カラオ
ケテキストファイルセクターとカラオケアドレスセクタ
ーという2つのセクターにより構成され、セクター8で
は主にカラオケテキストファイルセクターを管理し、セ
クター9では主にカラオケアドレスセクターを管理す
る。
ストファイルの管理に用いられる。カラオケテキストフ
ァイルとは、例えば歌詞となる文字情報が、トラック再
生として出力される楽曲に同期して(つまりカラオケの
歌唱ガイドや、演奏されるボーカル音声にあわせた状態
で)出力されるようにすることのできるテキストファイ
ルである。そして本例では、1つのカラオケテキストフ
ァイルとしては、歌詞等の文字情報を記録したカラオケ
テキストファイルセクターと、それに対応して文字出力
タイミングを細かく設定するためのカラオケアドレスセ
クターが対になって記録される。これらのセクターの構
造については後述するが、本例では、1つのトラックに
対応される1つのカラオケテキストファイルは、カラオ
ケテキストファイルセクターとカラオケアドレスセクタ
ーという2つのセクターにより構成され、セクター8で
は主にカラオケテキストファイルセクターを管理し、セ
クター9では主にカラオケアドレスセクターを管理す
る。
【0130】まず図19に示すAUX−TOCセクター
8はカラオケテキストアロケーションテーブルとしての
管理セクターとなり、上記AUX−TOCセクター0に
おいてポインタP-KRAOK により設定されたカラオケテキ
ストファイル領域内で、カラオケテキストファイルとし
て記録された各データファイル(カラオケテキストファ
イルセクター)の管理を行う。
8はカラオケテキストアロケーションテーブルとしての
管理セクターとなり、上記AUX−TOCセクター0に
おいてポインタP-KRAOK により設定されたカラオケテキ
ストファイル領域内で、カラオケテキストファイルとし
て記録された各データファイル(カラオケテキストファ
イルセクター)の管理を行う。
【0131】このAUX−TOCセクター8では、U−
TOCセクター0と同様の形式でカラオケテキストファ
イルの管理を行う。U−TOCセクター0からわかるよ
うにプログラムとしてのトラックは最大255トラック
記録できるため、各トラックに対応するカラオケテキス
トファイルも最大255個のファイルが管理できればよ
い。そしてあくまでも各トラックに個々に1つのカラオ
ケテキストファイルが対応するため、それぞれのカラオ
ケテキストファイルの管理に用いるポインタとしては、
このAUX−TOCセクター8内に、U−TOCセクタ
ー0で用いるポインタP-TNO1〜P-TNO255がそのまま用い
られる。またポインタP-KFRA、P-EMPTY も形成される。
TOCセクター0と同様の形式でカラオケテキストファ
イルの管理を行う。U−TOCセクター0からわかるよ
うにプログラムとしてのトラックは最大255トラック
記録できるため、各トラックに対応するカラオケテキス
トファイルも最大255個のファイルが管理できればよ
い。そしてあくまでも各トラックに個々に1つのカラオ
ケテキストファイルが対応するため、それぞれのカラオ
ケテキストファイルの管理に用いるポインタとしては、
このAUX−TOCセクター8内に、U−TOCセクタ
ー0で用いるポインタP-TNO1〜P-TNO255がそのまま用い
られる。またポインタP-KFRA、P-EMPTY も形成される。
【0132】そしてテーブル部において各ポインタに対
応される各8バイトのパーツテーブルとして、スタート
アドレス、エンドアドレス、文字コード(文字コード及
びスーパーインポーズビット)が記録される255単位
のパーツテーブル(01h) 〜(FFh) が形成される。
応される各8バイトのパーツテーブルとして、スタート
アドレス、エンドアドレス、文字コード(文字コード及
びスーパーインポーズビット)が記録される255単位
のパーツテーブル(01h) 〜(FFh) が形成される。
【0133】ポインタP-TNO1〜P-TNO255は、第1トラッ
クから第255トラックにそれぞれ対応される1つのカ
ラオケテキストファイルが記録された領域を、特定のパ
ーツテーブルを指定することで管理する。例えばポイン
タP-TNO1で指定されるパーツテーブルには、第1トラッ
クに対応するカラオケテキストファイルセクターのスタ
ートアドレス、エンドアドレス、文字モード(及びスー
パーインポーズビット)が記録された状態とされる。な
お、このAUX−TOCセクター8ではリンク情報によ
るパーツテーブルをリンクさせて行うファイル管理は行
われない。つまり1つのカラオケテキストファイルは、
物理的に離れた空間に記録されることはない。
クから第255トラックにそれぞれ対応される1つのカ
ラオケテキストファイルが記録された領域を、特定のパ
ーツテーブルを指定することで管理する。例えばポイン
タP-TNO1で指定されるパーツテーブルには、第1トラッ
クに対応するカラオケテキストファイルセクターのスタ
ートアドレス、エンドアドレス、文字モード(及びスー
パーインポーズビット)が記録された状態とされる。な
お、このAUX−TOCセクター8ではリンク情報によ
るパーツテーブルをリンクさせて行うファイル管理は行
われない。つまり1つのカラオケテキストファイルは、
物理的に離れた空間に記録されることはない。
【0134】ただし、このセクター内での未使用のパー
ツテーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリ
ンク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
される)によって管理される。またポインタP-KFRAは、
上記AUX−TOCセクター0においてポインタP-KRAO
K により設定されたカラオケテキストファイル領域内で
のフリーエリア、つまりカラオケテキストファイルの書
込可能エリアを管理するポインタとなり、ポインタP-KF
RAで指定されるパーツテーブルにフリーエリアとしての
区間のアドレスが記録される。そして、このフリーエリ
ア管理にもパーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
されてパーツテーブルがリンクされ、複数の離れた区間
がフリーエリアとして管理される場合がある。
ツテーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリ
ンク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
される)によって管理される。またポインタP-KFRAは、
上記AUX−TOCセクター0においてポインタP-KRAO
K により設定されたカラオケテキストファイル領域内で
のフリーエリア、つまりカラオケテキストファイルの書
込可能エリアを管理するポインタとなり、ポインタP-KF
RAで指定されるパーツテーブルにフリーエリアとしての
区間のアドレスが記録される。そして、このフリーエリ
ア管理にもパーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
されてパーツテーブルがリンクされ、複数の離れた区間
がフリーエリアとして管理される場合がある。
【0135】5−10 AUX−TOCセクター9 上記AUX−TOCセクター8によってカラオケテキス
トファイルを構成するカラオケテキストファイルセクタ
ーが管理されるが、このカラオケテキストファイルセク
ターに記録された文字情報の出力タイミングを細かく設
定するために、一対のセクターとして記録されるカラオ
ケアドレスセクターが、このAUX−TOCセクター9
で管理される。
トファイルを構成するカラオケテキストファイルセクタ
ーが管理されるが、このカラオケテキストファイルセク
ターに記録された文字情報の出力タイミングを細かく設
定するために、一対のセクターとして記録されるカラオ
ケアドレスセクターが、このAUX−TOCセクター9
で管理される。
【0136】そしてこのAUX−TOCセクター9で
は、上記セクター8と同様にトラックに対応するポイン
タP-TNO1〜P-TNO255によって、それぞれ対応するカラオ
ケアドレスセクターのアドレスを示したパーツテーブル
が指定される。テーブル部において各ポインタに対応さ
れる各8バイトのパーツテーブルには、スタートアドレ
ス、エンドアドレスが記録される。
は、上記セクター8と同様にトラックに対応するポイン
タP-TNO1〜P-TNO255によって、それぞれ対応するカラオ
ケアドレスセクターのアドレスを示したパーツテーブル
が指定される。テーブル部において各ポインタに対応さ
れる各8バイトのパーツテーブルには、スタートアドレ
ス、エンドアドレスが記録される。
【0137】即ちポインタP-TNO1〜P-TNO255は、第1ト
ラックから第255トラックにそれぞれ対応される1つ
のカラオケテキストファイルにおける、カラオケアドレ
スセクターのアドレスを特定のパーツテーブルを指定す
ることで管理する。例えばポインタP-TNO1で指定される
パーツテーブルには、第1トラックに対応して上記AU
X−TOCセクター8で管理されるカラオケテキストフ
ァイルセクターと対になるカラオケアドレスセクターの
スタートアドレス、エンドアドレスが記録される。な
お、このAUX−TOCセクター9でも、リンク情報に
よるパーツテーブルをリンクさせて行うファイル管理は
行われない。つまり1つのカラオケアドレスファイル
は、物理的に離れた空間に記録されることはない。
ラックから第255トラックにそれぞれ対応される1つ
のカラオケテキストファイルにおける、カラオケアドレ
スセクターのアドレスを特定のパーツテーブルを指定す
ることで管理する。例えばポインタP-TNO1で指定される
パーツテーブルには、第1トラックに対応して上記AU
X−TOCセクター8で管理されるカラオケテキストフ
ァイルセクターと対になるカラオケアドレスセクターの
スタートアドレス、エンドアドレスが記録される。な
お、このAUX−TOCセクター9でも、リンク情報に
よるパーツテーブルをリンクさせて行うファイル管理は
行われない。つまり1つのカラオケアドレスファイル
は、物理的に離れた空間に記録されることはない。
【0138】ただし、このセクター内での未使用のパー
ツテーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリ
ンク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
される)によって管理される。
ツテーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリ
ンク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報と
される)によって管理される。
【0139】このようにAUX−TOCセクター8、セ
クター9では、各トラックに対応するカラオケテキスト
ファイルを構成する、カラオケテキストファイルセクタ
ーとカラオケアドレスセクターが対になるように管理さ
れる。そして、カラオケテキストファイルセクターに記
録された文字情報の実際の出力タイミングはカラオケア
ドレスセクターで設定されるが、その設定方式及び出力
動作については後述する。
クター9では、各トラックに対応するカラオケテキスト
ファイルを構成する、カラオケテキストファイルセクタ
ーとカラオケアドレスセクターが対になるように管理さ
れる。そして、カラオケテキストファイルセクターに記
録された文字情報の実際の出力タイミングはカラオケア
ドレスセクターで設定されるが、その設定方式及び出力
動作については後述する。
【0140】6.データファイル 6−1 ピクチャーファイルセクター 以上のように形成されるAUX−TOCによって管理さ
れるAUXデータファイルとして、3種類のデータファ
イルについて説明していく。
れるAUXデータファイルとして、3種類のデータファ
イルについて説明していく。
【0141】まずピクチャーファイルとしては、静止画
1枚のファイル長、つまり1つのピクチャーファイルの
サイズは、1クラスタ又は2クラスタとされる。仮に1
クラスタと考えれば、AUXデータエリア内に最大で3
7個のピクチャーファイルと1個の表紙ピクチャーファ
イルが記録できる。
1枚のファイル長、つまり1つのピクチャーファイルの
サイズは、1クラスタ又は2クラスタとされる。仮に1
クラスタと考えれば、AUXデータエリア内に最大で3
7個のピクチャーファイルと1個の表紙ピクチャーファ
イルが記録できる。
【0142】静止画としてのイメージサイズは640×
480ドットとし、ピクチャーファイルはJPEGフォ
ーマットベースラインとする。そしてピクチャーファイ
ルの管理は、AUX−TOCで行うためファイルのビッ
トストリームはJPEG規定のSOIマーカーからEO
Iマーカーまでとなる。また、セクターフォーマットは
モード2とし、3rdレイヤECCは無しとするため
に、1セクタの画像データ容量は2324バイト(1ク
ラスタの容量は、74368バイト)となる。
480ドットとし、ピクチャーファイルはJPEGフォ
ーマットベースラインとする。そしてピクチャーファイ
ルの管理は、AUX−TOCで行うためファイルのビッ
トストリームはJPEG規定のSOIマーカーからEO
Iマーカーまでとなる。また、セクターフォーマットは
モード2とし、3rdレイヤECCは無しとするため
に、1セクタの画像データ容量は2324バイト(1ク
ラスタの容量は、74368バイト)となる。
【0143】このようなピクチャーファイルとなるクラ
スタを構成するセクターのフォーマットは例えば図21
のようになる。同期パターン、クラスタアドレス、セク
ターアドレス、モード情報によるヘッダに続く所定バイ
ト位置に、エラー訂正モードを示す情報(Mode)、データ
ファイルの属性を示すカテゴリー情報(Category)、デー
タファイルのパラメータを示すインデックス情報(Inde
x) が設けられ、またシステムID(ID)が記録され
る。そして、データDP0 〜DP2323として示すように、2
324バイトの画像データが記録される。最後の4バイ
トには、誤り検出パリティ(EDC0 EDC3) を記録すること
ができる。
スタを構成するセクターのフォーマットは例えば図21
のようになる。同期パターン、クラスタアドレス、セク
ターアドレス、モード情報によるヘッダに続く所定バイ
ト位置に、エラー訂正モードを示す情報(Mode)、データ
ファイルの属性を示すカテゴリー情報(Category)、デー
タファイルのパラメータを示すインデックス情報(Inde
x) が設けられ、またシステムID(ID)が記録され
る。そして、データDP0 〜DP2323として示すように、2
324バイトの画像データが記録される。最後の4バイ
トには、誤り検出パリティ(EDC0 EDC3) を記録すること
ができる。
【0144】6−2 テキストファイルセクター 次にテキストファイルとしては、ASCII、Modified
ISO 8859-1 、MusicShifted JIS などのテキストデー
タを記録できる。テキストファイルとしてのセクターに
は、文字及び制御コードが記録される。制御コードとは
改行、改ページその他の情報である。
ISO 8859-1 、MusicShifted JIS などのテキストデー
タを記録できる。テキストファイルとしてのセクターに
は、文字及び制御コードが記録される。制御コードとは
改行、改ページその他の情報である。
【0145】テキストファイルを構成するセクターのフ
ォーマットは例えば図22のようになり、ピクチャーフ
ァイルと同様にヘッダ、エラー訂正モード情報(Mode)、
カテゴリー情報(Category)、インデックス情報(Index)
、システムID(ID)が記録されるとともに、データD
T0 〜DT2323として示すように、2324バイトの文字
情報(及び制御コード)が記録される。最後の4バイト
には、誤り検出パリティ(EDC0 EDC3) を記録することが
できる。
ォーマットは例えば図22のようになり、ピクチャーフ
ァイルと同様にヘッダ、エラー訂正モード情報(Mode)、
カテゴリー情報(Category)、インデックス情報(Index)
、システムID(ID)が記録されるとともに、データD
T0 〜DT2323として示すように、2324バイトの文字
情報(及び制御コード)が記録される。最後の4バイト
には、誤り検出パリティ(EDC0 EDC3) を記録することが
できる。
【0146】6−3 カラオケテキストファイルセクタ
ー 上述したようにカラオケテキストファイルは、それぞれ
1つのトラックに1:1で対応して形成されるととも
に、さらにその各カラオケテキストファイルは、カラオ
ケテキストファイルセクターとカラオケアドレスセクタ
ーが1:1で対応された状態で構成されている。そして
カラオケテキストファイルセクターに記録された歌詞等
の文字情報は、カラオケアドレスセクターに記録された
アドレス情報により、対応するトラックの歌もしくは伴
奏に同期したタイミングで表示出力される。
ー 上述したようにカラオケテキストファイルは、それぞれ
1つのトラックに1:1で対応して形成されるととも
に、さらにその各カラオケテキストファイルは、カラオ
ケテキストファイルセクターとカラオケアドレスセクタ
ーが1:1で対応された状態で構成されている。そして
カラオケテキストファイルセクターに記録された歌詞等
の文字情報は、カラオケアドレスセクターに記録された
アドレス情報により、対応するトラックの歌もしくは伴
奏に同期したタイミングで表示出力される。
【0147】カラオケテキストファイルセクターとして
は、ASCII、Modified ISO 8859-1 、Music Shifte
d JIS などのテキストデータを記録できる。また画面上
の文字表示位置、フォント、色、改行、ワイプの有無、
などを指示する各種制御コードが記録される。
は、ASCII、Modified ISO 8859-1 、Music Shifte
d JIS などのテキストデータを記録できる。また画面上
の文字表示位置、フォント、色、改行、ワイプの有無、
などを指示する各種制御コードが記録される。
【0148】1つのカラオケテキストファイルを、後述
するカラオケアドレスセクターとともに構成するカラオ
ケテキストファイルセクターのフォーマットは例えば図
23のようになり、ピクチャーファイルと同様にヘッ
ダ、エラー訂正モード情報(Mode)、カテゴリー情報(Cat
egory)、インデックス情報(Index) 、システムID(I
D)が記録されるとともに、データDK0 〜DK2323として
示すように、2324バイトの文字情報(及び制御コー
ド)が記録される。最後の4バイトには、誤り検出パリ
ティ(EDC0 EDC3) を記録することができる。
するカラオケアドレスセクターとともに構成するカラオ
ケテキストファイルセクターのフォーマットは例えば図
23のようになり、ピクチャーファイルと同様にヘッ
ダ、エラー訂正モード情報(Mode)、カテゴリー情報(Cat
egory)、インデックス情報(Index) 、システムID(I
D)が記録されるとともに、データDK0 〜DK2323として
示すように、2324バイトの文字情報(及び制御コー
ド)が記録される。最後の4バイトには、誤り検出パリ
ティ(EDC0 EDC3) を記録することができる。
【0149】6−4 カラオケアドレスセクター 図24に示したカラオケテキストファイルセクターに対
応するカラオケアドレスセクターのフォーマットを図2
4に示すが、これも同様にヘッダ、エラー訂正モード情
報(Mode)、カテゴリー情報(Category)、インデックス情
報(Index) 、システムID(ID)が記録される。そして
アドレスデータAK0 〜AK2323として示すように、アドレ
ス情報を記録する2324バイトの領域が設定されてい
る。ここでは、4バイトで1つのアドレス(クラスタ、
セクター、サウンドグループアドレス)を表現する。つ
まり図24の1行分としての4バイト、例えばアドレス
データAK0 〜AK3 の4バイトで、1つのアドレスが記録
される。但し、AUX−TOCにおけるスタートアドレ
ス、エンドアドレスなどのアドレス表記に合わせて、3
バイトを用いた短縮形でクラスタ、セクター、サウンド
グループアドレスを表現しており、残りの1バイトはダ
ミーとされている。
応するカラオケアドレスセクターのフォーマットを図2
4に示すが、これも同様にヘッダ、エラー訂正モード情
報(Mode)、カテゴリー情報(Category)、インデックス情
報(Index) 、システムID(ID)が記録される。そして
アドレスデータAK0 〜AK2323として示すように、アドレ
ス情報を記録する2324バイトの領域が設定されてい
る。ここでは、4バイトで1つのアドレス(クラスタ、
セクター、サウンドグループアドレス)を表現する。つ
まり図24の1行分としての4バイト、例えばアドレス
データAK0 〜AK3 の4バイトで、1つのアドレスが記録
される。但し、AUX−TOCにおけるスタートアドレ
ス、エンドアドレスなどのアドレス表記に合わせて、3
バイトを用いた短縮形でクラスタ、セクター、サウンド
グループアドレスを表現しており、残りの1バイトはダ
ミーとされている。
【0150】そして4バイトで1つのアドレスが例えば
オフセットアドレス形式で表現されるが、このためカラ
オケアドレスセクターでは、1セクタ当たり最大581
個のアドレス値を記録でき、つまり対応するトラックと
しての楽曲内で581箇所のタイミング(トラックの先
頭アドレスからのオフセットアドレス)を指定できるこ
とになる。また、AUX−TOCセクタ8〜セクタ9の
パーツテーブルのスタートアドレスとエンドアドレスの
指定により、1曲に対するカラオケテキストファイルと
カラオケアドレスファイルのファイル長を、1セクタ単
位で、任意に設定できる。
オフセットアドレス形式で表現されるが、このためカラ
オケアドレスセクターでは、1セクタ当たり最大581
個のアドレス値を記録でき、つまり対応するトラックと
しての楽曲内で581箇所のタイミング(トラックの先
頭アドレスからのオフセットアドレス)を指定できるこ
とになる。また、AUX−TOCセクタ8〜セクタ9の
パーツテーブルのスタートアドレスとエンドアドレスの
指定により、1曲に対するカラオケテキストファイルと
カラオケアドレスファイルのファイル長を、1セクタ単
位で、任意に設定できる。
【0151】7.プログラムに同期したデータファイル
再生 以上のようにAUXデータとしてのデータファイル、及
びそれを管理するAUX−TOCが形成されるが、各デ
ータファイルは、プログラムの再生に同期して出力(画
像表示、文字表示)することができる。この動作につい
て説明する。
再生 以上のようにAUXデータとしてのデータファイル、及
びそれを管理するAUX−TOCが形成されるが、各デ
ータファイルは、プログラムの再生に同期して出力(画
像表示、文字表示)することができる。この動作につい
て説明する。
【0152】まずピクチャーファイルは、各ピクチャー
ファイルがAUX−TOCセクター1で管理されるた
め、それに基づいてシステムコントローラ11は任意の
時点で表示のために出力することができる。例えば表示
部24で表示させたり、インターフェース部25を介し
て外部モニタ機器に供給して表示させることができる。
また、AUX−TOCセクター2、セクター3で管理さ
れているピクチャーネームや記録日時を、ピクチャーと
しての画像表示の際などに例えば表示部24で表示させ
ることができる。
ファイルがAUX−TOCセクター1で管理されるた
め、それに基づいてシステムコントローラ11は任意の
時点で表示のために出力することができる。例えば表示
部24で表示させたり、インターフェース部25を介し
て外部モニタ機器に供給して表示させることができる。
また、AUX−TOCセクター2、セクター3で管理さ
れているピクチャーネームや記録日時を、ピクチャーと
しての画像表示の際などに例えば表示部24で表示させ
ることができる。
【0153】そしてさらに、AUX−TOCセクター5
の情報に基づくことで、プログラムの再生に同期して所
定のピクチャーファイルの表示出力を実行させることが
できる。例えばAUX−TOCセクター5の説明で述べ
たように、あるトラックの楽曲の再生中に、1または複
数のピクチャーファイルとしての画像をそれぞれスター
トアドレス、エンドアドレスとして示される特定のタイ
ミングで表示出力させることができる。
の情報に基づくことで、プログラムの再生に同期して所
定のピクチャーファイルの表示出力を実行させることが
できる。例えばAUX−TOCセクター5の説明で述べ
たように、あるトラックの楽曲の再生中に、1または複
数のピクチャーファイルとしての画像をそれぞれスター
トアドレス、エンドアドレスとして示される特定のタイ
ミングで表示出力させることができる。
【0154】このピクチャーファイルと同様の出力を、
テキストファイルについても実行できる。即ちテキスト
ファイルについては、各テキストファイルがAUX−T
OCセクター6で管理されるため、それに基づいてシス
テムコントローラ11は任意の時点で文字表示のために
出力することができる。例えば表示部24で表示させた
り、インターフェース部25を介して外部モニタ機器に
供給して表示させることができる。
テキストファイルについても実行できる。即ちテキスト
ファイルについては、各テキストファイルがAUX−T
OCセクター6で管理されるため、それに基づいてシス
テムコントローラ11は任意の時点で文字表示のために
出力することができる。例えば表示部24で表示させた
り、インターフェース部25を介して外部モニタ機器に
供給して表示させることができる。
【0155】そしてさらに、AUX−TOCセクター7
の情報に基づくことで、プログラムの再生に同期して所
定のテキストファイルの表示出力を実行させることがで
きる。例えばあるトラックの楽曲の再生中に、1または
複数のテキストファイルとしての文字をそれぞれスター
トアドレス、エンドアドレスとして示される特定のタイ
ミングで表示出力させることができる。
の情報に基づくことで、プログラムの再生に同期して所
定のテキストファイルの表示出力を実行させることがで
きる。例えばあるトラックの楽曲の再生中に、1または
複数のテキストファイルとしての文字をそれぞれスター
トアドレス、エンドアドレスとして示される特定のタイ
ミングで表示出力させることができる。
【0156】本例ではさらに、カラオケテキストファイ
ルについては、プログラムとしての楽曲の再生演奏に合
わせて、つまり歌詞としての文字情報を、ボーカル音声
やカラオケのガイドとして演奏に合わせて、表示出力さ
せることができる。このために上述したようにカラオケ
テキストファイルは1つのトラックに1:1で対応して
形成され、さらにその各カラオケテキストファイルは、
カラオケテキストファイルセクターとカラオケアドレス
セクターが1:1で対応された状態で構成されている。
ルについては、プログラムとしての楽曲の再生演奏に合
わせて、つまり歌詞としての文字情報を、ボーカル音声
やカラオケのガイドとして演奏に合わせて、表示出力さ
せることができる。このために上述したようにカラオケ
テキストファイルは1つのトラックに1:1で対応して
形成され、さらにその各カラオケテキストファイルは、
カラオケテキストファイルセクターとカラオケアドレス
セクターが1:1で対応された状態で構成されている。
【0157】カラオケテキストファイルセクターに記録
された文字情報の出力タイミング管理について図25で
説明する。図25(a)には、上記した図23のカラオ
ケテキストファイルセクターのうちで、データDK0 〜DK
7 として記録される情報の例を示している。ここで示す
データDK0 〜DK7 としての値「59h」「6Fh」・・
・「77h」は、アスキーコードとしての文字情報であ
り、図示するようにデータDK0 〜DK7 として、或るトラ
ックの歌詞の一部となる、「Y」「o」「u」「 」
「k」「n」「o」「w」という文字情報が記録されて
いる例である。
された文字情報の出力タイミング管理について図25で
説明する。図25(a)には、上記した図23のカラオ
ケテキストファイルセクターのうちで、データDK0 〜DK
7 として記録される情報の例を示している。ここで示す
データDK0 〜DK7 としての値「59h」「6Fh」・・
・「77h」は、アスキーコードとしての文字情報であ
り、図示するようにデータDK0 〜DK7 として、或るトラ
ックの歌詞の一部となる、「Y」「o」「u」「 」
「k」「n」「o」「w」という文字情報が記録されて
いる例である。
【0158】また図25(b)にはカラオケアドレスセ
クターのうちで、アドレスデータAK0 〜AK7 として記録
される情報の例を示している。上記したようにアドレス
は4バイトのうちの3バイトを用いて短縮形で記録され
るため、アドレスデータAK0 〜AK3 として、ある1つの
オフセットアドレスが記録され、またアドレスデータAK
4 〜AK7 として、ある1つのオフセットアドレスが記録
されている。ここでは図4で例にあげた「0032hク
ラスタ、04hセクター、0hサウンドグループ」のア
ドレス値と、「0032hクラスタ、13hセクター、
9hサウンドグループ」のアドレス値が、それぞれ「0
032hクラスタ、00hセクター、0hサウンドグル
ープ」を起点とするオフセットアドレスとして記録され
ている例である。
クターのうちで、アドレスデータAK0 〜AK7 として記録
される情報の例を示している。上記したようにアドレス
は4バイトのうちの3バイトを用いて短縮形で記録され
るため、アドレスデータAK0 〜AK3 として、ある1つの
オフセットアドレスが記録され、またアドレスデータAK
4 〜AK7 として、ある1つのオフセットアドレスが記録
されている。ここでは図4で例にあげた「0032hク
ラスタ、04hセクター、0hサウンドグループ」のア
ドレス値と、「0032hクラスタ、13hセクター、
9hサウンドグループ」のアドレス値が、それぞれ「0
032hクラスタ、00hセクター、0hサウンドグル
ープ」を起点とするオフセットアドレスとして記録され
ている例である。
【0159】この図25(a)(b)で示すカラオケテ
キストファイルセクターとカラオケアドレスセクター
は、AUX−TOCセクター8、セクター9によって対
になるセクターとして管理されているものである。
キストファイルセクターとカラオケアドレスセクター
は、AUX−TOCセクター8、セクター9によって対
になるセクターとして管理されているものである。
【0160】ここで、カラオケアドレスセクターのアド
レスデータAK0 〜AK3 は、カラオケテキストファイルセ
クターのデータDK0 〜DK3 に対応したアドレスとされ
る。同様にカラオケアドレスセクターのアドレスデータ
AK4 〜AK7 は、カラオケテキストファイルセクターのデ
ータDK4 〜DK7 に対応したアドレスとされる。図25に
は示していないが、カラオケアドレスセクターとカラオ
ケテキストファイルセクターは同様に4バイトづつ対応
関係がとられており、図23、図24において、データ
DK8 〜DK11とアドレスデータAK8 〜AK11、データDK12〜
DK15とアドレスデータAK12〜AK15、・・・・・データDK
2320〜DK2323とアドレスデータAK2320〜AK2323が、それ
ぞれ対応づけられている。
レスデータAK0 〜AK3 は、カラオケテキストファイルセ
クターのデータDK0 〜DK3 に対応したアドレスとされ
る。同様にカラオケアドレスセクターのアドレスデータ
AK4 〜AK7 は、カラオケテキストファイルセクターのデ
ータDK4 〜DK7 に対応したアドレスとされる。図25に
は示していないが、カラオケアドレスセクターとカラオ
ケテキストファイルセクターは同様に4バイトづつ対応
関係がとられており、図23、図24において、データ
DK8 〜DK11とアドレスデータAK8 〜AK11、データDK12〜
DK15とアドレスデータAK12〜AK15、・・・・・データDK
2320〜DK2323とアドレスデータAK2320〜AK2323が、それ
ぞれ対応づけられている。
【0161】つまり、カラオケテキストファイルセクタ
ーに記録されている文字情報は、4バイト毎に、出力タ
イミングとしてのアドレスが、カラオケアドレスセクタ
ーにおいて記録されていることになる。これによって、
システムコントローラ11は、例えば図25(a)の
「You」という文字を図25(b)に示す「0032
hクラスタ、04hセクター、0hサウンドグループ」
の再生タイミングで出力すべきことがわかり、また図2
5(a)の「Know」という文字を図25(b)に示
す「0032hクラスタ、13hセクター、9hサウン
ドグループ」の再生タイミングで出力すべきことがわか
る。
ーに記録されている文字情報は、4バイト毎に、出力タ
イミングとしてのアドレスが、カラオケアドレスセクタ
ーにおいて記録されていることになる。これによって、
システムコントローラ11は、例えば図25(a)の
「You」という文字を図25(b)に示す「0032
hクラスタ、04hセクター、0hサウンドグループ」
の再生タイミングで出力すべきことがわかり、また図2
5(a)の「Know」という文字を図25(b)に示
す「0032hクラスタ、13hセクター、9hサウン
ドグループ」の再生タイミングで出力すべきことがわか
る。
【0162】このように歌詞となる文字情報が4バイト
毎に、その出力タイミングが管理されているため、この
出力タイミングとなるアドレスデータを楽曲に合わせて
設定しておけば、歌や伴奏に同期した歌詞となる文字の
表示出力が可能となる。そしてこのカラオケテキストフ
ァイルを用いた表示動作により、カラオケ用途としての
音楽を楽しむ際には、歌うべき歌詞が歌うべきタイミン
グで表示され、大変便利なものとなり、また通常の歌唱
演奏を聴く際にも、その歌詞が歌に同期して表示でき、
ユーザーの楽しみを広げることができる。
毎に、その出力タイミングが管理されているため、この
出力タイミングとなるアドレスデータを楽曲に合わせて
設定しておけば、歌や伴奏に同期した歌詞となる文字の
表示出力が可能となる。そしてこのカラオケテキストフ
ァイルを用いた表示動作により、カラオケ用途としての
音楽を楽しむ際には、歌うべき歌詞が歌うべきタイミン
グで表示され、大変便利なものとなり、また通常の歌唱
演奏を聴く際にも、その歌詞が歌に同期して表示でき、
ユーザーの楽しみを広げることができる。
【0163】なお、図25には、アドレス情報をオフセ
ットアドレスではなく絶対アドレス(短縮形)で示した
例を示した。このような絶対アドレスで出力タイミング
を指定するようにしてももちろんかまわない。また、図
25(b)(c)は、どちらも短縮型でアドレスを記録
する例としているが、4バイトの領域が確保されている
ため、必ずしも短縮型としなくてもよい。
ットアドレスではなく絶対アドレス(短縮形)で示した
例を示した。このような絶対アドレスで出力タイミング
を指定するようにしてももちろんかまわない。また、図
25(b)(c)は、どちらも短縮型でアドレスを記録
する例としているが、4バイトの領域が確保されている
ため、必ずしも短縮型としなくてもよい。
【0164】ここで、上述した、AUXデータ(ピクチ
ャーファイル、テキストファイル、カラオケテキストフ
ァイル)をプログラムの再生に同期させて出力するため
の、システムコントローラ11の処理動作について、図
37のフローチャートを参照して説明する。
ャーファイル、テキストファイル、カラオケテキストフ
ァイル)をプログラムの再生に同期させて出力するため
の、システムコントローラ11の処理動作について、図
37のフローチャートを参照して説明する。
【0165】例えばユーザの操作部23に対する操作に
よってプログラム再生の指示があったとすると、システ
ムコントローラ11はステップS101以降の処理に移
行する。
よってプログラム再生の指示があったとすると、システ
ムコントローラ11はステップS101以降の処理に移
行する。
【0166】ステップS101においては、ディスク9
0の管理エリアからU−TOCのデータを再生し、続く
ステップS102の処理により、この再生したU−TO
Cをバッファメモリ13の所定領域に保持する。これに
より、プログラムエリア内の各プログラム(トラック)
の記録位置等の情報がバッファメモリ13に格納される
ことになる。
0の管理エリアからU−TOCのデータを再生し、続く
ステップS102の処理により、この再生したU−TO
Cをバッファメモリ13の所定領域に保持する。これに
より、プログラムエリア内の各プログラム(トラック)
の記録位置等の情報がバッファメモリ13に格納される
ことになる。
【0167】続いて、ステップS103にて管理エリア
からAUX−TOCのデータを再生して、ステップS1
04により、再生されたAUX−TOCのデータをバッ
ファメモリの所定領域に保持させる。これにより、AU
Xデータエリア内に記録されているピクチャーファイ
ル、テキストファイル、カラオケファイルなどの各AU
Xデータファイルの記録位置(アドレス)やプログラム
のトラックナンバに対応する各種ファイル番号情報や、
同期再生をとるためのタイミング情報、更には各AUX
データファイルに関するネームや記録日時の情報等がテ
ーブル化されて保持されることになる。
からAUX−TOCのデータを再生して、ステップS1
04により、再生されたAUX−TOCのデータをバッ
ファメモリの所定領域に保持させる。これにより、AU
Xデータエリア内に記録されているピクチャーファイ
ル、テキストファイル、カラオケファイルなどの各AU
Xデータファイルの記録位置(アドレス)やプログラム
のトラックナンバに対応する各種ファイル番号情報や、
同期再生をとるためのタイミング情報、更には各AUX
データファイルに関するネームや記録日時の情報等がテ
ーブル化されて保持されることになる。
【0168】続いてステップS105により、ディスク
のAUXデータエリアに記録されているAUXデータを
再生し、次のステップS106により再生されたAUX
データをバッファメモリ13に蓄積するための処理が実
行される。なお、ここまでの処理は再生開始時ではな
く、例えば、最初にディスクが装填されたときに行うよ
うにしてもよいものである。
のAUXデータエリアに記録されているAUXデータを
再生し、次のステップS106により再生されたAUX
データをバッファメモリ13に蓄積するための処理が実
行される。なお、ここまでの処理は再生開始時ではな
く、例えば、最初にディスクが装填されたときに行うよ
うにしてもよいものである。
【0169】続くステップS107においては、例えば
楽曲としてのプログラムが記録されているプログラムエ
リアにシークして、オーディオデータ(ATRACデー
タ)の再生を開始する。そして、上記ステップS107
の処理によってオーディオデータの再生出力が行われて
いるのに並行して、ステップS108により、前述した
ように、AUX−TOCの内容を参照することで、現在
再生されているプログラムに同期したAUXデータ(ピ
クチャーファイル、テキストファイル、カラオケテキス
トファイル)の再生を行う。ここでの再生は、先のステ
ップS105→S106の処理によりバッファメモリ1
3に保持されているAUXデータを読み出すことで行わ
れるものである。そして、ステップS109において、
上記ステップS108により再生されたAUXデータ
を、例えば表示部24に対して表示するための制御処理
が実行される。
楽曲としてのプログラムが記録されているプログラムエ
リアにシークして、オーディオデータ(ATRACデー
タ)の再生を開始する。そして、上記ステップS107
の処理によってオーディオデータの再生出力が行われて
いるのに並行して、ステップS108により、前述した
ように、AUX−TOCの内容を参照することで、現在
再生されているプログラムに同期したAUXデータ(ピ
クチャーファイル、テキストファイル、カラオケテキス
トファイル)の再生を行う。ここでの再生は、先のステ
ップS105→S106の処理によりバッファメモリ1
3に保持されているAUXデータを読み出すことで行わ
れるものである。そして、ステップS109において、
上記ステップS108により再生されたAUXデータ
を、例えば表示部24に対して表示するための制御処理
が実行される。
【0170】上記ステップS108,S109の処理は
ステップS110にてプログラムの再生が終了したこと
が判別されるまで行われる。そして、ステップS110
にてプログラムの再生が終了したことが判別されると、
この図に示す処理が終了されることになる。
ステップS110にてプログラムの再生が終了したこと
が判別されるまで行われる。そして、ステップS110
にてプログラムの再生が終了したことが判別されると、
この図に示す処理が終了されることになる。
【0171】なお、上記説明では、U−TOC、AUX
−TOC、及びAUXデータを蓄積するメモリとして
は、同一のバッファメモリ13としているが、例えば各
データ種類に対応した複数のメモリを設けるようにする
ことも考えられる。AUXデータが画像データなどの比
較的大きなデータサイズのものである場合には、比較的
大容量のメモリが必要とされる。
−TOC、及びAUXデータを蓄積するメモリとして
は、同一のバッファメモリ13としているが、例えば各
データ種類に対応した複数のメモリを設けるようにする
ことも考えられる。AUXデータが画像データなどの比
較的大きなデータサイズのものである場合には、比較的
大容量のメモリが必要とされる。
【0172】8.AUXデータの記録 以上のような再生出力可能なAUXデータファイルは、
例えばプログラムとしての楽曲を記録した後(もしくは
同時)に、ユーザーが入力することでディスク90に記
録できる。
例えばプログラムとしての楽曲を記録した後(もしくは
同時)に、ユーザーが入力することでディスク90に記
録できる。
【0173】例えばピクチャーファイルやテキストファ
イルの場合、ユーザーは操作部23やインターフェース
部25と接続したパーソナルコンピュータ、イメージス
キャナ等を用いて文字データ又は画像データを入力す
る。ユーザーは、ピクチャーファイルとしての画像デー
タ、もしくはテキストファイルとしての文字データの入
力の際に、対応づけをするプログラムのトラックナンバ
(さらに出力タイミング情報)を入力してもよいし、し
なくてもよい。対応させるトラックナンバを入力しなけ
ればシステムコントローラ11は、入力された画像デー
タもしくは文字データが、AUXデータエリア内で1つ
のピクチャーファイル又はテキストファイルとして記録
されるように、ディスク90への記録動作の実行制御を
行うとともに、AUX−TOCセクター1又はセクター
6で、その記録したデータファイルが管理されるよう
に、AUX−TOCの更新処理を行う。
イルの場合、ユーザーは操作部23やインターフェース
部25と接続したパーソナルコンピュータ、イメージス
キャナ等を用いて文字データ又は画像データを入力す
る。ユーザーは、ピクチャーファイルとしての画像デー
タ、もしくはテキストファイルとしての文字データの入
力の際に、対応づけをするプログラムのトラックナンバ
(さらに出力タイミング情報)を入力してもよいし、し
なくてもよい。対応させるトラックナンバを入力しなけ
ればシステムコントローラ11は、入力された画像デー
タもしくは文字データが、AUXデータエリア内で1つ
のピクチャーファイル又はテキストファイルとして記録
されるように、ディスク90への記録動作の実行制御を
行うとともに、AUX−TOCセクター1又はセクター
6で、その記録したデータファイルが管理されるよう
に、AUX−TOCの更新処理を行う。
【0174】一方、ユーザーが画像データもしくは文字
データとともに、対応するトラックナンバを入力した場
合は、システムコントローラ11は、ピクチャーファイ
ル又はテキストファイルのディスク90への記録を実行
させ、AUX−TOCセクター1又はセクター6の更新
を実行させるとともに、プレイバックシーケンステーブ
ルとしてのAUX−TOCセクター5又はセクター7の
更新も実行させる。つまり、記録されたデータファイル
が特定のトラックの再生時に表示出力されるような管理
状態を実現させる。なお、この時ユーザーが、指定した
トラック内での出力タイミング情報を入力しなければ、
AUX−TOCセクター5又はセクター7において、指
定されたトラックに対応して使用するパーツテーブルの
スタートアドレス、エンドアドレスは、それぞれ「00
0h」とする。つまり記録するデータファイルとしての
画像又は文字が、その指定したトラックの再生中は継続
して出力される状態とする。もちろん、ユーザーが出力
タイミング情報を入力した場合は、その入力に応じて、
AUX−TOCセクター5又はセクター7で、使用する
パーツテーブルのスタートアドレス、エンドアドレスの
値が設定される。つまり、指定したトラックの再生中の
所定の期間に、データファイルの再生出力が行われる状
態となる。
データとともに、対応するトラックナンバを入力した場
合は、システムコントローラ11は、ピクチャーファイ
ル又はテキストファイルのディスク90への記録を実行
させ、AUX−TOCセクター1又はセクター6の更新
を実行させるとともに、プレイバックシーケンステーブ
ルとしてのAUX−TOCセクター5又はセクター7の
更新も実行させる。つまり、記録されたデータファイル
が特定のトラックの再生時に表示出力されるような管理
状態を実現させる。なお、この時ユーザーが、指定した
トラック内での出力タイミング情報を入力しなければ、
AUX−TOCセクター5又はセクター7において、指
定されたトラックに対応して使用するパーツテーブルの
スタートアドレス、エンドアドレスは、それぞれ「00
0h」とする。つまり記録するデータファイルとしての
画像又は文字が、その指定したトラックの再生中は継続
して出力される状態とする。もちろん、ユーザーが出力
タイミング情報を入力した場合は、その入力に応じて、
AUX−TOCセクター5又はセクター7で、使用する
パーツテーブルのスタートアドレス、エンドアドレスの
値が設定される。つまり、指定したトラックの再生中の
所定の期間に、データファイルの再生出力が行われる状
態となる。
【0175】なお、再生タイミングの入力は、例えばユ
ーザーに、指定されたトラックの再生音声出力を聞かせ
ながら、画像/文字の出力開始及び終了タイミングで、
指定操作キーをオンさせるなどの操作方式とするとよ
い。また、データファイルに対応するトラックの指定
や、出力タイミングの設定操作は、データファイルの記
録と同時に行う以外に、後の時点で行うことができるよ
うにもする。つまり、ユーザーが任意にAUX−TOC
セクター5又はセクター7についてのみのデータ更新を
実行できる編集操作モードを用意しておく。
ーザーに、指定されたトラックの再生音声出力を聞かせ
ながら、画像/文字の出力開始及び終了タイミングで、
指定操作キーをオンさせるなどの操作方式とするとよ
い。また、データファイルに対応するトラックの指定
や、出力タイミングの設定操作は、データファイルの記
録と同時に行う以外に、後の時点で行うことができるよ
うにもする。つまり、ユーザーが任意にAUX−TOC
セクター5又はセクター7についてのみのデータ更新を
実行できる編集操作モードを用意しておく。
【0176】カラオケテキストファイルについても、ユ
ーザーは操作部23や、インターフェース部25と接続
したパーソナルコンピュータなどで、任意に文字データ
を入力し、記録させることができる。この場合、一例と
して、ユーザーはまず1曲分の歌詞等の文字データを全
て入力する。システムコントローラ11は、文字データ
の入力に続いて、特定のトラックの指定をユーザーに要
求し、ユーザーはこれに応じてトラックナンバを入力す
る。続いてシステムコントローラ11は指定されたトラ
ックの再生を開始し、それとともにユーザーが入力した
文字を先頭から4バイト分づつ表示していく。ユーザー
は表示されている4バイト分の文字について、再生音声
を聞きながら出力タイミングとなるのを待ち、出力タイ
ミングとしたい時点で、タイミング指定操作キーを押
す。システムコントローラ11は、その操作が行われた
タイミングでの再生位置のアドレスを、表示している4
バイトの文字データに対応するアドレスとする。つまり
カラオケアドレスセクターに記録するアドレスの1つと
して保持する。このような動作を、入力された文字情報
の最後の4バイト分まで行うことで、カラオケアドレス
セクターに記録すべき各アドレス値が設定されることに
なる。そしてシステムコントローラ11は、入力された
文字情報を、カラオケテキストファイルセクターとし
て、また設定された4バイト毎の文字データに対応する
各アドレス値を、カラオケアドレスセクターとして、デ
ィスク90のAUXデータエリアに記録させ、また、A
UX−TOCセクター8、セクター9の更新を実行させ
る。これにより、カラオケテキストファイルの再生出力
として上述したように、歌唱や演奏に同期した文字情報
出力が可能となる状態が実現される。
ーザーは操作部23や、インターフェース部25と接続
したパーソナルコンピュータなどで、任意に文字データ
を入力し、記録させることができる。この場合、一例と
して、ユーザーはまず1曲分の歌詞等の文字データを全
て入力する。システムコントローラ11は、文字データ
の入力に続いて、特定のトラックの指定をユーザーに要
求し、ユーザーはこれに応じてトラックナンバを入力す
る。続いてシステムコントローラ11は指定されたトラ
ックの再生を開始し、それとともにユーザーが入力した
文字を先頭から4バイト分づつ表示していく。ユーザー
は表示されている4バイト分の文字について、再生音声
を聞きながら出力タイミングとなるのを待ち、出力タイ
ミングとしたい時点で、タイミング指定操作キーを押
す。システムコントローラ11は、その操作が行われた
タイミングでの再生位置のアドレスを、表示している4
バイトの文字データに対応するアドレスとする。つまり
カラオケアドレスセクターに記録するアドレスの1つと
して保持する。このような動作を、入力された文字情報
の最後の4バイト分まで行うことで、カラオケアドレス
セクターに記録すべき各アドレス値が設定されることに
なる。そしてシステムコントローラ11は、入力された
文字情報を、カラオケテキストファイルセクターとし
て、また設定された4バイト毎の文字データに対応する
各アドレス値を、カラオケアドレスセクターとして、デ
ィスク90のAUXデータエリアに記録させ、また、A
UX−TOCセクター8、セクター9の更新を実行させ
る。これにより、カラオケテキストファイルの再生出力
として上述したように、歌唱や演奏に同期した文字情報
出力が可能となる状態が実現される。
【0177】なお、カラオケテキストファイルの各文字
の出力タイミングを、曲に合わせて調整できるように、
カラオケアドレスセクターのみの更新も実行できるよう
にしている。
の出力タイミングを、曲に合わせて調整できるように、
カラオケアドレスセクターのみの更新も実行できるよう
にしている。
【0178】以上のように、本例では、ユーザーが任意
にピクチャーファイル、テキストファイル、カラオケテ
キストファイルを記録することができ、また、特定のト
ラックに対応させて出力タイミングを設定できる。そし
て、これらのファイルの記録動作は、プログラム(トラ
ック)の更新を伴わず、そのファイルの記録とAUX−
TOCの更新のみで良いため、非常に短時間で実行でき
る。また、出力タイミングの変更、調整や対応させるト
ラックの変更なども、AUX−TOCの更新のみで容易
に実現できる。
にピクチャーファイル、テキストファイル、カラオケテ
キストファイルを記録することができ、また、特定のト
ラックに対応させて出力タイミングを設定できる。そし
て、これらのファイルの記録動作は、プログラム(トラ
ック)の更新を伴わず、そのファイルの記録とAUX−
TOCの更新のみで良いため、非常に短時間で実行でき
る。また、出力タイミングの変更、調整や対応させるト
ラックの変更なども、AUX−TOCの更新のみで容易
に実現できる。
【0179】上述したAUXデータの記録を実現するた
めのシステムコントローラ11の処理動作を図38及び
図39のフローチャートを参照して説明する。なお、図
38、図39に示す処理は、説明の便宜上、1つのピク
チャーファイル、又はテキストファイルを記録する場合
を例に挙げている。
めのシステムコントローラ11の処理動作を図38及び
図39のフローチャートを参照して説明する。なお、図
38、図39に示す処理は、説明の便宜上、1つのピク
チャーファイル、又はテキストファイルを記録する場合
を例に挙げている。
【0180】例えばユーザの操作部23に対する所定操
作によりAUXデータを記録するための指示が行われた
とすると、システムコントローラ11は、先ず図38の
ステップS201に移行する。
作によりAUXデータを記録するための指示が行われた
とすると、システムコントローラ11は、先ず図38の
ステップS201に移行する。
【0181】ステップS201においては、ディスク9
0の管理エリアからU−TOCのデータを再生し、ステ
ップS202の処理により再生されたU−TOCをバッ
ファメモリ13の所定領域に保持させる。これにより、
プログラムエリア内の各プログラム(トラック)の記録
位置等の情報がバッファメモリ13に格納されることに
なる。
0の管理エリアからU−TOCのデータを再生し、ステ
ップS202の処理により再生されたU−TOCをバッ
ファメモリ13の所定領域に保持させる。これにより、
プログラムエリア内の各プログラム(トラック)の記録
位置等の情報がバッファメモリ13に格納されることに
なる。
【0182】続いて、ステップS203にて管理エリア
からAUX−TOCのデータを再生して、ステップS2
04により再生されたAUX−TOCのデータをバッフ
ァメモリ13の所定領域に保持させる。これにより、A
UXデータエリア内に記録されているピクチャーファイ
ル、テキストファイル、カラオケファイルなどの記録位
置(アドレス)やプログラムのトラックナンバに対応す
る各種ファイル番号情報や、同期再生をとるためのタイ
ミング情報、更には各AUXデータファイルに関するネ
ームや記録日時の情報等がテーブル化されて保持される
ことになる。
からAUX−TOCのデータを再生して、ステップS2
04により再生されたAUX−TOCのデータをバッフ
ァメモリ13の所定領域に保持させる。これにより、A
UXデータエリア内に記録されているピクチャーファイ
ル、テキストファイル、カラオケファイルなどの記録位
置(アドレス)やプログラムのトラックナンバに対応す
る各種ファイル番号情報や、同期再生をとるためのタイ
ミング情報、更には各AUXデータファイルに関するネ
ームや記録日時の情報等がテーブル化されて保持される
ことになる。
【0183】続いてステップS205により、ディスク
のAUXデータエリアに記録されているAUXデータを
再生し、次のステップS206により再生されたAUX
データをバッファメモリ13に蓄積するための処理が実
行される。なお、ここまでの処理は記録開始時ではな
く、例えば、最初にディスクが装填されたときに行うよ
うに構成してもよい。
のAUXデータエリアに記録されているAUXデータを
再生し、次のステップS206により再生されたAUX
データをバッファメモリ13に蓄積するための処理が実
行される。なお、ここまでの処理は記録開始時ではな
く、例えば、最初にディスクが装填されたときに行うよ
うに構成してもよい。
【0184】上記ステップS206までの処理が終了し
たとされると、システムコントローラ11はステップS
207に進んで、インターフェイス部25を介して記録
データとして入力されてくるAUXデータを取り込む。
このとき、バッファメモリ13には、先のステップS2
05→S206の処理によって、ディスクから読み出し
たAUXデータが既に格納されているのであるが、シス
テムコントローラ11は、上記記録データとして取り込
んだAUXデータを、バッファメモリ13に保持されて
いるAUXデータに追加するようにして、データ書き込
みを行う。これにより、バッファメモリ13には、既に
ディスクに記録されているAUXデータの内容と、新規
に記録データとして取り込んだAUXデータの内容とが
保持されている状態が得られることになる。
たとされると、システムコントローラ11はステップS
207に進んで、インターフェイス部25を介して記録
データとして入力されてくるAUXデータを取り込む。
このとき、バッファメモリ13には、先のステップS2
05→S206の処理によって、ディスクから読み出し
たAUXデータが既に格納されているのであるが、シス
テムコントローラ11は、上記記録データとして取り込
んだAUXデータを、バッファメモリ13に保持されて
いるAUXデータに追加するようにして、データ書き込
みを行う。これにより、バッファメモリ13には、既に
ディスクに記録されているAUXデータの内容と、新規
に記録データとして取り込んだAUXデータの内容とが
保持されている状態が得られることになる。
【0185】続くステップS208においては、上記記
録データとしてのAUXデータに対応させるトラックナ
ンバを指定するための所定の入力操作と、トラックナン
バの指定は省略して記録を行うための操作の何れの操作
が操作部23に対して行われたかが判別される。ここ
で、トラックナンバの指定操作が行われたと判別された
場合には、ステップS209に進むようにされるが、ト
ラックナンバの指定を省略して記録を行うための操作が
行われた場合には、図39のステップS217に進むこ
とになる。
録データとしてのAUXデータに対応させるトラックナ
ンバを指定するための所定の入力操作と、トラックナン
バの指定は省略して記録を行うための操作の何れの操作
が操作部23に対して行われたかが判別される。ここ
で、トラックナンバの指定操作が行われたと判別された
場合には、ステップS209に進むようにされるが、ト
ラックナンバの指定を省略して記録を行うための操作が
行われた場合には、図39のステップS217に進むこ
とになる。
【0186】ステップS209では、記録データとして
のAUXデータと対応させるトラックナンバの指定操作
が有ったとされた上で、この記録データとしてのAUX
データと指定されたトラックナンバのプログラム(トラ
ック)との同期再生タイミングの指定を要求するための
操作と、同期再生タイミングの指定を省略してAUXデ
ータの記録を行うことを指定するための操作との、何れ
の操作が操作部23に対して行われたのかが判別され
る。
のAUXデータと対応させるトラックナンバの指定操作
が有ったとされた上で、この記録データとしてのAUX
データと指定されたトラックナンバのプログラム(トラ
ック)との同期再生タイミングの指定を要求するための
操作と、同期再生タイミングの指定を省略してAUXデ
ータの記録を行うことを指定するための操作との、何れ
の操作が操作部23に対して行われたのかが判別され
る。
【0187】ここで、同期再生タイミングの指定を要求
するための操作は行われず、例えば同期再生タイミング
の指定を省略してAUXデータの記録を行うことを指定
するための操作が行われた場合には、ステップS215
に進む。ステップS215においては、同期出力タイミ
ングを示すスタートアドレス及びエンドアドレスについ
て、それぞれ「000h」を設定し、このスタートアド
レス「000h」、エンドアドレス「000h」の値を
バッファメモリ13に保持させる。このスタートアドレ
ス「000h」、エンドアドレス「000h」の値は、
AUX−TOCセクター5(静止画プレイバックシーケ
ンステーブル)又はセクター7(テキストプレイバック
シーケンステーブル)に格納されるべき値であり、前述
したように、データファイルとしての画像又は文字が、
指定したトラックの再生中は継続して出力されるように
管理されることになる。上記ステップS215の処理が
終了した後は、図39に示すステップS216に進むよ
うにされる。
するための操作は行われず、例えば同期再生タイミング
の指定を省略してAUXデータの記録を行うことを指定
するための操作が行われた場合には、ステップS215
に進む。ステップS215においては、同期出力タイミ
ングを示すスタートアドレス及びエンドアドレスについ
て、それぞれ「000h」を設定し、このスタートアド
レス「000h」、エンドアドレス「000h」の値を
バッファメモリ13に保持させる。このスタートアドレ
ス「000h」、エンドアドレス「000h」の値は、
AUX−TOCセクター5(静止画プレイバックシーケ
ンステーブル)又はセクター7(テキストプレイバック
シーケンステーブル)に格納されるべき値であり、前述
したように、データファイルとしての画像又は文字が、
指定したトラックの再生中は継続して出力されるように
管理されることになる。上記ステップS215の処理が
終了した後は、図39に示すステップS216に進むよ
うにされる。
【0188】これに対して、ステップS209におい
て、記録データとしてのAUXデータと指定されたトラ
ックナンバのプログラム(トラック)との同期再生タイ
ミングの指定を要求するための操作が行われたと判別さ
れた場合には、ステップS210以降に進むことで、新
規に記録されるAUXデータと指定したトラックとの再
生同期タイミングを設定する処理を実行することにな
る。
て、記録データとしてのAUXデータと指定されたトラ
ックナンバのプログラム(トラック)との同期再生タイ
ミングの指定を要求するための操作が行われたと判別さ
れた場合には、ステップS210以降に進むことで、新
規に記録されるAUXデータと指定したトラックとの再
生同期タイミングを設定する処理を実行することにな
る。
【0189】ステップS210においては、先のステッ
プS208にて指定されたトラックナンバのプログラム
について再生を開始するための処理が実行される。ユー
ザは、この再生されたプログラムの音声を聞きながら同
期再生期間を設定するための所定操作を操作部23に対
して行うことになる。
プS208にて指定されたトラックナンバのプログラム
について再生を開始するための処理が実行される。ユー
ザは、この再生されたプログラムの音声を聞きながら同
期再生期間を設定するための所定操作を操作部23に対
して行うことになる。
【0190】そして、システムコントローラ11では、
上記ステップS210によりプログラムの音声が再生さ
れている状態のもとで、ステップS211において、上
記同期再生期間の設定操作として、先ず、同期再生開始
位置指定のための操作が行われるのを待機している。そ
して、同期再生開始位置指定の操作が行われたことが判
別されると、ステップS212において、同期再生開始
位置指定の操作が行われたタイミングに対応するプログ
ラムのオフセットアドレスを、同期出力タイミングのス
タートアドレスとして設定し、これをバッファメモリ1
3の所定領域に保持する。
上記ステップS210によりプログラムの音声が再生さ
れている状態のもとで、ステップS211において、上
記同期再生期間の設定操作として、先ず、同期再生開始
位置指定のための操作が行われるのを待機している。そ
して、同期再生開始位置指定の操作が行われたことが判
別されると、ステップS212において、同期再生開始
位置指定の操作が行われたタイミングに対応するプログ
ラムのオフセットアドレスを、同期出力タイミングのス
タートアドレスとして設定し、これをバッファメモリ1
3の所定領域に保持する。
【0191】続くステップS213においては、同期再
生期間の設定操作として同期再生終了位置指定のための
操作が行われるのを待機することになる。そして、同期
再生終了位置指定の操作が行われたことが判別される
と、ステップS214において、同期再生終了位置指定
の操作が行われたタイミングに対応するプログラムのオ
フセットアドレスを、同期出力タイミングのエンドアド
レスとして設定し、これをバッファメモリ13の所定領
域に保持する。上記ステップS212とS214により
得られたスタートアドレス及びエンドアドレスも、AU
X−TOCセクター5又はセクター7に格納されるべき
値である。上記ステップS214の処理が終了すると、
図39に示すステップS216に進むことになる。
生期間の設定操作として同期再生終了位置指定のための
操作が行われるのを待機することになる。そして、同期
再生終了位置指定の操作が行われたことが判別される
と、ステップS214において、同期再生終了位置指定
の操作が行われたタイミングに対応するプログラムのオ
フセットアドレスを、同期出力タイミングのエンドアド
レスとして設定し、これをバッファメモリ13の所定領
域に保持する。上記ステップS212とS214により
得られたスタートアドレス及びエンドアドレスも、AU
X−TOCセクター5又はセクター7に格納されるべき
値である。上記ステップS214の処理が終了すると、
図39に示すステップS216に進むことになる。
【0192】図39のステップS216においては、先
のステップS208により指定されたトラックナンバを
バッファメモリ13に保持しておき、ステップS217
に進む。ステップS217においては、先のステップS
207によりバッファメモリ13に追加書き込みされて
保持されている、記録データとしてのAUXデータを、
ディスクのAUXデータエリアに対して記録する。この
際、記録データとしてのAUXデータは、既に記録され
ていたAUXデータに追加されるようにして、AUXデ
ータエリア内の空きエリアに対して記録が行われる。
のステップS208により指定されたトラックナンバを
バッファメモリ13に保持しておき、ステップS217
に進む。ステップS217においては、先のステップS
207によりバッファメモリ13に追加書き込みされて
保持されている、記録データとしてのAUXデータを、
ディスクのAUXデータエリアに対して記録する。この
際、記録データとしてのAUXデータは、既に記録され
ていたAUXデータに追加されるようにして、AUXデ
ータエリア内の空きエリアに対して記録が行われる。
【0193】続くステップS218においては、上記の
ようにして記録されたAUXデータのディスク上でのス
タートアドレス、エンドアドレスをバッファメモリ13
に保持するための処理が行われる。
ようにして記録されたAUXデータのディスク上でのス
タートアドレス、エンドアドレスをバッファメモリ13
に保持するための処理が行われる。
【0194】次のステップS219においては、これま
での処理によりバッファメモリ13に保持された情報を
利用することで、同じバッファメモリ13に格納されて
いるAUX−TOCセクター1(静止画アロケーション
テーブル)又はAUX−TOCセクター6(テキストア
ロケーションテーブル)の更新を行うための処理が実行
される。つまり、記録データとしてのAUXデータが、
ディスク上でのスタートアドレス、エンドアドレスによ
りその記録位置が管理されるように更新を行うものであ
る。このためには、システムコントローラ11は、上記
ステップS218にて得られたスタートアドレス、エン
ドアドレスを参照することになる。ここでは、記録デー
タとしてのAUXデータがピクチャーファイルであれば
AUX−TOCセクター1を更新し、テキストファイル
であればAUX−TOCセクター6を更新することにな
る。
での処理によりバッファメモリ13に保持された情報を
利用することで、同じバッファメモリ13に格納されて
いるAUX−TOCセクター1(静止画アロケーション
テーブル)又はAUX−TOCセクター6(テキストア
ロケーションテーブル)の更新を行うための処理が実行
される。つまり、記録データとしてのAUXデータが、
ディスク上でのスタートアドレス、エンドアドレスによ
りその記録位置が管理されるように更新を行うものであ
る。このためには、システムコントローラ11は、上記
ステップS218にて得られたスタートアドレス、エン
ドアドレスを参照することになる。ここでは、記録デー
タとしてのAUXデータがピクチャーファイルであれば
AUX−TOCセクター1を更新し、テキストファイル
であればAUX−TOCセクター6を更新することにな
る。
【0195】続くステップS220においては、先のス
テップS208において、トラックナンバの指定が行わ
れたか否かが判別される。ここで肯定結果が得られた場
合には、ステップS221に進む。ステップS221に
おいては、バッファメモリ13に保持されている、指定
されたトラックナンバ(ステップS216により獲
得)、出力タイミングのスタートアドレス、エンドアド
レス(ステップS212及びステップS214、或いは
ステップS215により獲得)の情報が反映されるよう
にして、同様にバッファメモリ13に保持されているA
UX−TOCセクター5(静止画プレイバックシーケン
ステーブル)或いはAUX−TOCセクター7(テキス
トプレイバックシーケンステーブル)の更新を行う。つ
まり、AUX−TOCセクター5又はAUX−TOCセ
クター7のポインタ部において、指定されたトラックナ
ンバのポインタにより示されるパーツテーブルに対し
て、出力タイミングのスタートアドレス、エンドアドレ
ス、及び記録データであるAUXデータファイルに与え
られたピクチャーファイルナンバ(P-PNO(*))或いはテ
キストファイルナンバ(P-TXT(*))を記録するものであ
る。これにより、記録データとしてのAUXデータは、
AUX−TOCセクター5或いはAUX−TOCセクタ
ー7により、同期再生すべきトラック(プログラム)
と、その同期再生タイミングが示されることになる。な
お、トラックナンバの指定が行われた場合として、同期
再生タイミングの指定操作が省略されていた場合には、
記録データとしてのAUXデータに対応するAUX−T
OCセクター5又はAUX−TOCセクター7のスター
トアドレス、エンドアドレスには、それぞれステップS
215にて得られた「000h」が記録されることにな
る。ステップS221の処理が終了した後はステップS
222に進む。
テップS208において、トラックナンバの指定が行わ
れたか否かが判別される。ここで肯定結果が得られた場
合には、ステップS221に進む。ステップS221に
おいては、バッファメモリ13に保持されている、指定
されたトラックナンバ(ステップS216により獲
得)、出力タイミングのスタートアドレス、エンドアド
レス(ステップS212及びステップS214、或いは
ステップS215により獲得)の情報が反映されるよう
にして、同様にバッファメモリ13に保持されているA
UX−TOCセクター5(静止画プレイバックシーケン
ステーブル)或いはAUX−TOCセクター7(テキス
トプレイバックシーケンステーブル)の更新を行う。つ
まり、AUX−TOCセクター5又はAUX−TOCセ
クター7のポインタ部において、指定されたトラックナ
ンバのポインタにより示されるパーツテーブルに対し
て、出力タイミングのスタートアドレス、エンドアドレ
ス、及び記録データであるAUXデータファイルに与え
られたピクチャーファイルナンバ(P-PNO(*))或いはテ
キストファイルナンバ(P-TXT(*))を記録するものであ
る。これにより、記録データとしてのAUXデータは、
AUX−TOCセクター5或いはAUX−TOCセクタ
ー7により、同期再生すべきトラック(プログラム)
と、その同期再生タイミングが示されることになる。な
お、トラックナンバの指定が行われた場合として、同期
再生タイミングの指定操作が省略されていた場合には、
記録データとしてのAUXデータに対応するAUX−T
OCセクター5又はAUX−TOCセクター7のスター
トアドレス、エンドアドレスには、それぞれステップS
215にて得られた「000h」が記録されることにな
る。ステップS221の処理が終了した後はステップS
222に進む。
【0196】また、ステップS220において否定結果
が得られた場合とは、ステップS208においてトラッ
クナンバの指定(及び同期再生タイミングの指定)が行
われなかった場合であり、この場合には特にAUX−T
OCセクター5或いはAUX−TOCセクター7対する
更新処理を行うことなく、そのままステップS222に
進むようにされる。
が得られた場合とは、ステップS208においてトラッ
クナンバの指定(及び同期再生タイミングの指定)が行
われなかった場合であり、この場合には特にAUX−T
OCセクター5或いはAUX−TOCセクター7対する
更新処理を行うことなく、そのままステップS222に
進むようにされる。
【0197】ステップS222に至った段階では、先の
ステップS219、更にはステップS221の処理によ
り、バッファメモリ13に格納されているAUX−TO
Cの内容は、追加記録されたAUXデータに対応して更
新されている状態にある。そこで、ステップS222に
おいては、この更新された内容のAUX−TOCのデー
タをバッファメモリ13から読み出し、ディスクのAU
X−TOCエリアに対して記録するための処理を実行す
る。この処理によって、ディスクのAUX−TOCの内
容が、新規にAUXデータを記録したことに対応して更
新されることになる。
ステップS219、更にはステップS221の処理によ
り、バッファメモリ13に格納されているAUX−TO
Cの内容は、追加記録されたAUXデータに対応して更
新されている状態にある。そこで、ステップS222に
おいては、この更新された内容のAUX−TOCのデー
タをバッファメモリ13から読み出し、ディスクのAU
X−TOCエリアに対して記録するための処理を実行す
る。この処理によって、ディスクのAUX−TOCの内
容が、新規にAUXデータを記録したことに対応して更
新されることになる。
【0198】なお、カラオケテキストファイルの記録も
上記処理動作に準じて構成することができる。この場合
には、ステップS210の処理の後において、カラオケ
テキストファイルを例えば4バイトずつの文字数ごとに
表示させるようにする。そして、ステップS211〜S
214の、同期再生開始/終了を指定する操作に対応し
たアドレス設定処理を、1カラオケテキストファイルが
有する文字数に対応して繰り返し実行できるようにす
る。そして、ステップS221においては、これまでに
得られたトラック指定情報、及び4バイトごとの文字に
対応して設定された出力タイミングのスタートアドレ
ス、エンドアドレスの情報に基づき、AUX−TOCセ
クター8,9の更新を行うように構成すればよいもので
ある。
上記処理動作に準じて構成することができる。この場合
には、ステップS210の処理の後において、カラオケ
テキストファイルを例えば4バイトずつの文字数ごとに
表示させるようにする。そして、ステップS211〜S
214の、同期再生開始/終了を指定する操作に対応し
たアドレス設定処理を、1カラオケテキストファイルが
有する文字数に対応して繰り返し実行できるようにす
る。そして、ステップS221においては、これまでに
得られたトラック指定情報、及び4バイトごとの文字に
対応して設定された出力タイミングのスタートアドレ
ス、エンドアドレスの情報に基づき、AUX−TOCセ
クター8,9の更新を行うように構成すればよいもので
ある。
【0199】9.変形例 9−1 変形例A ところで、上記カラオケテキストファイルの形態として
は、さらに各種変形例が考えられるが、ここでは変形例
A,Bとして2つの例をあげておく。
は、さらに各種変形例が考えられるが、ここでは変形例
A,Bとして2つの例をあげておく。
【0200】まず変形例Aとしては、AUX−TOCセ
クター9は用いない方式である。上記例では、カラオケ
テキストファイルは、カラオケテキストファイルセクタ
ーとカラオケアドレスセクターが対になって形成される
ものとしたが、この例ではカラオケアドレスセクターは
設けず、1つのカラオケテキストファイルは、1つのカ
ラオケテキストファイルセクターのみによって形成され
るものとする。従って、1つのトラックには1つのカラ
オケテキストファイルセクターが対応され、これがAU
X−TOCセクター8によって管理されるのみとし、A
UX−TOCセクター9は不要とする。
クター9は用いない方式である。上記例では、カラオケ
テキストファイルは、カラオケテキストファイルセクタ
ーとカラオケアドレスセクターが対になって形成される
ものとしたが、この例ではカラオケアドレスセクターは
設けず、1つのカラオケテキストファイルは、1つのカ
ラオケテキストファイルセクターのみによって形成され
るものとする。従って、1つのトラックには1つのカラ
オケテキストファイルセクターが対応され、これがAU
X−TOCセクター8によって管理されるのみとし、A
UX−TOCセクター9は不要とする。
【0201】この場合、カラオケテキストファイルセク
ターは、例えば図26のようなフォーマットとする。即
ち、ヘッダ、エラー訂正モード情報(Mode)、カテゴリー
情報(Category)、インデックス情報(Index) 、システム
ID(ID)については同様であるが、データDK0 〜DK10
23として示すように、1024バイトの文字情報(及び
制御コード)が記録される領域を用意するとともに、残
りの1024バイトの領域は、アドレスデータAK0 〜AK
1023として示すように、アドレス情報を記録する領域と
する。つまり1つのセクター内で、歌詞などの文字情報
と、その出力タイミングとしてのアドレス情報を記録す
るものである。当然ながら、この場合1つのトラックに
対応して記録できる歌詞などの文字情報は1セクタ当た
り上記例の半分の1024バイトとなる。但し、AUX
−TOCセクタ8のパーツテーブルのスタートアドレス
とエンドアドレスの指定により、1曲に対するカラオケ
テキストファイルのファイル長を1セクタ単位で任意に
設定できる。
ターは、例えば図26のようなフォーマットとする。即
ち、ヘッダ、エラー訂正モード情報(Mode)、カテゴリー
情報(Category)、インデックス情報(Index) 、システム
ID(ID)については同様であるが、データDK0 〜DK10
23として示すように、1024バイトの文字情報(及び
制御コード)が記録される領域を用意するとともに、残
りの1024バイトの領域は、アドレスデータAK0 〜AK
1023として示すように、アドレス情報を記録する領域と
する。つまり1つのセクター内で、歌詞などの文字情報
と、その出力タイミングとしてのアドレス情報を記録す
るものである。当然ながら、この場合1つのトラックに
対応して記録できる歌詞などの文字情報は1セクタ当た
り上記例の半分の1024バイトとなる。但し、AUX
−TOCセクタ8のパーツテーブルのスタートアドレス
とエンドアドレスの指定により、1曲に対するカラオケ
テキストファイルのファイル長を1セクタ単位で任意に
設定できる。
【0202】そしてこの場合も、文字情報の4バイト毎
に1つのアドレス情報が対応する。即ち図27に示すよ
うに、データDK0 〜DK3 とアドレスデータAK0 〜AK3 、
データDK4 〜DK7 とアドレスデータAK4 〜AK7 、・・・
・・データDK1020〜DK1023とアドレスデータAK1020〜AK
1023が、それぞれ対応づけられている。これによって上
述した例と同様に、歌唱や演奏に同期した歌詞などの表
示出力が可能となる。
に1つのアドレス情報が対応する。即ち図27に示すよ
うに、データDK0 〜DK3 とアドレスデータAK0 〜AK3 、
データDK4 〜DK7 とアドレスデータAK4 〜AK7 、・・・
・・データDK1020〜DK1023とアドレスデータAK1020〜AK
1023が、それぞれ対応づけられている。これによって上
述した例と同様に、歌唱や演奏に同期した歌詞などの表
示出力が可能となる。
【0203】9−2 変形例B 次に変形例Bも、特にAUX−TOCセクター9による
管理を不要とする例である。但しこの例は、カラオケテ
キストファイルは、カラオケテキストファイルセクター
とカラオケアドレスセクターが対になって形成される。
即ち図23、図24に示したフォーマットのようなカラ
オケテキストファイルセクターとカラオケアドレスセク
ターが設けられる。従って1つのトラックに対応する文
字情報量は2324バイトとなる。
管理を不要とする例である。但しこの例は、カラオケテ
キストファイルは、カラオケテキストファイルセクター
とカラオケアドレスセクターが対になって形成される。
即ち図23、図24に示したフォーマットのようなカラ
オケテキストファイルセクターとカラオケアドレスセク
ターが設けられる。従って1つのトラックに対応する文
字情報量は2324バイトとなる。
【0204】この例では、AUX−TOCセクター8に
よってあるトラックに対応するカラオケテキストファイ
ルセクターが指定されるが、さらにそれと対になるカラ
オケアドレスセクターは、所定の規則で規定されるもの
とする。例えば図28にカラオケテキストファイル領域
に設定されているクラスタを示しているが、ここでセク
ターS00〜S0Fとなる前半の16個のセクターは、それ
ぞれカラオケテキストファイルセクターKFとして用い
られるように規定し、またセクターS10〜S1Fとなる後
半の16個のセクターは、それぞれカラオケアドレスセ
クターAFとして用いられるように規定する。
よってあるトラックに対応するカラオケテキストファイ
ルセクターが指定されるが、さらにそれと対になるカラ
オケアドレスセクターは、所定の規則で規定されるもの
とする。例えば図28にカラオケテキストファイル領域
に設定されているクラスタを示しているが、ここでセク
ターS00〜S0Fとなる前半の16個のセクターは、それ
ぞれカラオケテキストファイルセクターKFとして用い
られるように規定し、またセクターS10〜S1Fとなる後
半の16個のセクターは、それぞれカラオケアドレスセ
クターAFとして用いられるように規定する。
【0205】そしてさらに、あるカラオケテキストファ
イルセクターに対応するカラオケアドレスセクターは、
必ずそのカラオケテキストファイルセクターより16セ
クター先のセクターとする。つまり、特に管理情報を設
けなくても、図示するようにセクターS00とセクターS
10が対応し、セクターS01とセクターS11が対応し・・
・というようにカラオケテキストファイルセクターとカ
ラオケアドレスセクターの1:1の対応関係がとれるこ
とになる。このような方式でも、上記例と同様に、歌唱
や演奏に同期した歌詞などの表示出力が可能となる。
イルセクターに対応するカラオケアドレスセクターは、
必ずそのカラオケテキストファイルセクターより16セ
クター先のセクターとする。つまり、特に管理情報を設
けなくても、図示するようにセクターS00とセクターS
10が対応し、セクターS01とセクターS11が対応し・・
・というようにカラオケテキストファイルセクターとカ
ラオケアドレスセクターの1:1の対応関係がとれるこ
とになる。このような方式でも、上記例と同様に、歌唱
や演奏に同期した歌詞などの表示出力が可能となる。
【0206】9−3 変形例C ところで、実際のカラオケでは、例えば一般に、画面に
対して先ずメロディ的にひとまとまりとなるだけの数行
の歌詞を予め表示したうえで、歌詞として表示された文
字に対してワイプといわれる処理を施すことが行われて
いる。ワイプとは歌唱ガイド的な機能を有するもので、
例えば、楽曲のメロディの進行に沿って、歌詞の文字と
しての表示色を順次変えていくようにするものである。
ただし、これまで説明してきたカラオケテキストファイ
ルのデータ構造及びカラオケテキストファイルの管理形
態によれば、例えばプログラム(楽曲)ごとに歌や伴奏
に同期した適正なタイミングで或るひとまとまりの歌詞
を表示出力させることは可能であるが、上記のようにし
て楽曲のメロディの進行にあわせて歌詞の文字のワイプ
を行うといった比較的細かな表示制御を行おうとする
と、文字データ等に対して、所要の制御情報等の定義付
けをしなければ実現することができない。
対して先ずメロディ的にひとまとまりとなるだけの数行
の歌詞を予め表示したうえで、歌詞として表示された文
字に対してワイプといわれる処理を施すことが行われて
いる。ワイプとは歌唱ガイド的な機能を有するもので、
例えば、楽曲のメロディの進行に沿って、歌詞の文字と
しての表示色を順次変えていくようにするものである。
ただし、これまで説明してきたカラオケテキストファイ
ルのデータ構造及びカラオケテキストファイルの管理形
態によれば、例えばプログラム(楽曲)ごとに歌や伴奏
に同期した適正なタイミングで或るひとまとまりの歌詞
を表示出力させることは可能であるが、上記のようにし
て楽曲のメロディの進行にあわせて歌詞の文字のワイプ
を行うといった比較的細かな表示制御を行おうとする
と、文字データ等に対して、所要の制御情報等の定義付
けをしなければ実現することができない。
【0207】そこで、次に説明する変形例Cとして、上
記のような歌詞のワイプ表示まで可能とすることで、更
に実用に即したカラオケ歌詞表示を実現することのでき
るカラオケテキストファイルの形態について説明する。
記のような歌詞のワイプ表示まで可能とすることで、更
に実用に即したカラオケ歌詞表示を実現することのでき
るカラオケテキストファイルの形態について説明する。
【0208】この変形例Cにおいても、AUX−TOC
セクター9は用いられない。そして、後述するようにカ
ラオケテキストファイルとしての文字情報と、その文字
情報に対して実際のカラオケの歌詞として表示を行うた
めの表示制御情報とが所定の規則に従ってセクターごと
に格納されることで、カラオケテキストファイルとして
形成されることになる。
セクター9は用いられない。そして、後述するようにカ
ラオケテキストファイルとしての文字情報と、その文字
情報に対して実際のカラオケの歌詞として表示を行うた
めの表示制御情報とが所定の規則に従ってセクターごと
に格納されることで、カラオケテキストファイルとして
形成されることになる。
【0209】変形例Cの場合でも、これまでの形態と同
様に、図19に示したAUX−TOCセクター8では、
ポインタP-TNO1〜P-TNO255により、第1トラックから第
255トラックにそれぞれ対応される1つのカラオケテ
キストファイルが記録された領域を、特定のパーツテー
ブルを指定することで管理するようにされる。つまり、
ポインタP-TNO(n)により示されるパーツテーブルのスタ
ートアドレスとエンドアドレスは、そのポインタが対応
するトラックのカラオケテキストファイルが格納される
開始セクターと終了セクターのアドレスを示す。ただ
し、この場合には、1トラックが対応するカラオケテキ
ストファイルを形成すべきセクター数としては、制限が
ないものとされる。ただし、1トラックに対応するカラ
オケテキストファイルを形成する複数セクターとして
は、ここでは、AUXデータエリア内で離散的に記録さ
れることはなく、連続的に記録されているものとする。
様に、図19に示したAUX−TOCセクター8では、
ポインタP-TNO1〜P-TNO255により、第1トラックから第
255トラックにそれぞれ対応される1つのカラオケテ
キストファイルが記録された領域を、特定のパーツテー
ブルを指定することで管理するようにされる。つまり、
ポインタP-TNO(n)により示されるパーツテーブルのスタ
ートアドレスとエンドアドレスは、そのポインタが対応
するトラックのカラオケテキストファイルが格納される
開始セクターと終了セクターのアドレスを示す。ただ
し、この場合には、1トラックが対応するカラオケテキ
ストファイルを形成すべきセクター数としては、制限が
ないものとされる。ただし、1トラックに対応するカラ
オケテキストファイルを形成する複数セクターとして
は、ここでは、AUXデータエリア内で離散的に記録さ
れることはなく、連続的に記録されているものとする。
【0210】図29には、変形例Cとしてのカラオケテ
キストファイルセクターのフォーマットが示されてい
る。なお、1トラックに対応するカラオケテキストファ
イルを形成するセクターが複数とされる場合には、この
図に示すセクターは、1トラックに対応するカラオケテ
キストファイルとしての開始セクターとなる。この場合
には、0〜3行目(1行=4バイト)のスロットより成
るヘッダに続き、11行目のスロットにエラー訂正モー
ド情報(Mode)、カテゴリー情報(Category)、インデック
ス情報(Index) 、システムID(ID)が記録される。そ
して、カラオケテキストファイルとしてのデータは12
行目〜587行目までのスロットより成る2304バイ
トの領域に対して記録される。
キストファイルセクターのフォーマットが示されてい
る。なお、1トラックに対応するカラオケテキストファ
イルを形成するセクターが複数とされる場合には、この
図に示すセクターは、1トラックに対応するカラオケテ
キストファイルとしての開始セクターとなる。この場合
には、0〜3行目(1行=4バイト)のスロットより成
るヘッダに続き、11行目のスロットにエラー訂正モー
ド情報(Mode)、カテゴリー情報(Category)、インデック
ス情報(Index) 、システムID(ID)が記録される。そ
して、カラオケテキストファイルとしてのデータは12
行目〜587行目までのスロットより成る2304バイ
トの領域に対して記録される。
【0211】データは、図に示すように6行分のスロッ
トごとに区切られた「ブロック」単位で使用するものと
される。従って、ブロックは、4バイト×6=24バイ
トのサイズとなる。また、(587−11)/6=96
で示されるように、1セクター内においてはブロック#
1〜ブロック#96までの96ブロックが存在すること
になる。なお、以降において、1ブロック内における各
バイトデータについては、最上行の上位バイトから下位
バイトにかけて第1〜第4バイトとし、以降同様に、2
行目の上位バイトから下位バイト、・・・6行目の上位
バイトから下位バイトにかけて、順に、第5バイト、第
6バイト・・・・第23バイト、第24バイトというこ
とにする。
トごとに区切られた「ブロック」単位で使用するものと
される。従って、ブロックは、4バイト×6=24バイ
トのサイズとなる。また、(587−11)/6=96
で示されるように、1セクター内においてはブロック#
1〜ブロック#96までの96ブロックが存在すること
になる。なお、以降において、1ブロック内における各
バイトデータについては、最上行の上位バイトから下位
バイトにかけて第1〜第4バイトとし、以降同様に、2
行目の上位バイトから下位バイト、・・・6行目の上位
バイトから下位バイトにかけて、順に、第5バイト、第
6バイト・・・・第23バイト、第24バイトというこ
とにする。
【0212】図29において、ブロック#1における第
1バイトには、SOL(Start Of Line) が設定される。
SOLは、現ブロックがカラオケの歌詞として表示され
るときの行の先頭文字を含むブロックであることを示す
ものであり、例えば所定の固定のビットパターンが設定
される。つまり、変形例Cとしては、歌詞表示行を形成
する文字列情報ごとにSOLで管理されることになる。
ブロック#1における第2バイト〜第5バイトには、そ
れぞれCTL,Fnt,P−X,P−Yが設定される。
CTLには、歌詞のワイプの有無、タイトル、その他所
要の属性を示す情報が格納され、Fntには、歌詞表示
に使用されるフォントの種類、サイズ、色などのフォン
トに関する表示情報が格納される。例えば、このFnt
により、後述する表示文字に対するワイプ処理前と後で
の、文字色や文字属性の変更設定が行われるものとされ
る。P−X,P−Yは、それぞれ、SOLで管理される
文字列情報(歌詞表示行)の表示位置(例えば歌詞表示
行の表示開始位置)をX座標とY座標により示す。
1バイトには、SOL(Start Of Line) が設定される。
SOLは、現ブロックがカラオケの歌詞として表示され
るときの行の先頭文字を含むブロックであることを示す
ものであり、例えば所定の固定のビットパターンが設定
される。つまり、変形例Cとしては、歌詞表示行を形成
する文字列情報ごとにSOLで管理されることになる。
ブロック#1における第2バイト〜第5バイトには、そ
れぞれCTL,Fnt,P−X,P−Yが設定される。
CTLには、歌詞のワイプの有無、タイトル、その他所
要の属性を示す情報が格納され、Fntには、歌詞表示
に使用されるフォントの種類、サイズ、色などのフォン
トに関する表示情報が格納される。例えば、このFnt
により、後述する表示文字に対するワイプ処理前と後で
の、文字色や文字属性の変更設定が行われるものとされ
る。P−X,P−Yは、それぞれ、SOLで管理される
文字列情報(歌詞表示行)の表示位置(例えば歌詞表示
行の表示開始位置)をX座標とY座標により示す。
【0213】続く第6バイト〜第8バイトの各バイトデ
ータに対しては、それぞれ、テキストデータが格納され
る。つまり、歌詞表示行の最初の文字は、SOLが存在
するブロックの第6バイトに対して格納されることにな
る。ここでは、一例として第6バイト〜第8バイトの各
々に対して、1バイトコードとして代表的なアルファベ
ットにより、文字a,b,cに対応するテキストデータ
が格納されているものとしている。
ータに対しては、それぞれ、テキストデータが格納され
る。つまり、歌詞表示行の最初の文字は、SOLが存在
するブロックの第6バイトに対して格納されることにな
る。ここでは、一例として第6バイト〜第8バイトの各
々に対して、1バイトコードとして代表的なアルファベ
ットにより、文字a,b,cに対応するテキストデータ
が格納されているものとしている。
【0214】第9バイト〜第12バイトの4バイトの領
域には、Display Start Address が設定される。これ
は、現ブロックのSOLで管理される歌詞表示行を表示
する時刻(対応するプログラム内におけるアドレス)が
設定される。ここで、DisplayStart Address として
は、前述した絶対アドレスとオフセットアドレスの何れ
により表現されても構わないものとする。続く第13バ
イト及び第14バイトによる2バイトの領域と、第15
バイト及び第16バイトによる2バイトの領域には、そ
れぞれWipe StartとWipe Endが設定される。Wipe Start
は、ワイプの開始時刻(アドレス)を、上記Display St
art Address に対するオフセット値により示し、Wipe E
ndは、ワイプの終了時刻(アドレス)を、上記Display
Start Address に対するオフセット値により示す。
域には、Display Start Address が設定される。これ
は、現ブロックのSOLで管理される歌詞表示行を表示
する時刻(対応するプログラム内におけるアドレス)が
設定される。ここで、DisplayStart Address として
は、前述した絶対アドレスとオフセットアドレスの何れ
により表現されても構わないものとする。続く第13バ
イト及び第14バイトによる2バイトの領域と、第15
バイト及び第16バイトによる2バイトの領域には、そ
れぞれWipe StartとWipe Endが設定される。Wipe Start
は、ワイプの開始時刻(アドレス)を、上記Display St
art Address に対するオフセット値により示し、Wipe E
ndは、ワイプの終了時刻(アドレス)を、上記Display
Start Address に対するオフセット値により示す。
【0215】第17バイト及び第18バイトによる2バ
イトの領域にはDisplay End が設定される。Display En
d は、現ブロックのSOLで管理される歌詞表示行の表
示を終了(消去)するための時刻(アドレス)をDispla
y Start Address に対するオフセット値により示すもの
である。
イトの領域にはDisplay End が設定される。Display En
d は、現ブロックのSOLで管理される歌詞表示行の表
示を終了(消去)するための時刻(アドレス)をDispla
y Start Address に対するオフセット値により示すもの
である。
【0216】第19バイト〜第24バイトに対しては、
現ブロックに格納されている各文字情報(テキストデー
タ)についてのワイプ制御に関する情報が格納される。
ワイプ制御に関する情報としては、WL*,PL*が設
定される。WL*は、歌詞として表示された文字*をワ
イプするのに要する時間長に相当するデータが格納さ
れ、PL*は、文字*のワイプが終了して次にワイプす
べき文字のワイプを開始するまでの時間長(通常は0で
あることが多い)が格納される。従って、図29のブロ
ック#1の第19バイトと第20バイトには、それぞれ
第6バイトに格納された文字aについてのワイプ制御情
報として、WLa,PLaが設定され、続いて、第21
バイト,第22バイトには、第7バイトに格納された文
字bに関するワイプ制御情報WLb,PLbが設定され
る。更に、第23バイト,第24バイトには、第8バイ
トに格納された文字cに関するワイプ制御情報WLb,
PLbが格納されることになる。
現ブロックに格納されている各文字情報(テキストデー
タ)についてのワイプ制御に関する情報が格納される。
ワイプ制御に関する情報としては、WL*,PL*が設
定される。WL*は、歌詞として表示された文字*をワ
イプするのに要する時間長に相当するデータが格納さ
れ、PL*は、文字*のワイプが終了して次にワイプす
べき文字のワイプを開始するまでの時間長(通常は0で
あることが多い)が格納される。従って、図29のブロ
ック#1の第19バイトと第20バイトには、それぞれ
第6バイトに格納された文字aについてのワイプ制御情
報として、WLa,PLaが設定され、続いて、第21
バイト,第22バイトには、第7バイトに格納された文
字bに関するワイプ制御情報WLb,PLbが設定され
る。更に、第23バイト,第24バイトには、第8バイ
トに格納された文字cに関するワイプ制御情報WLb,
PLbが格納されることになる。
【0217】このように、SOLが第1バイトに位置す
るブロックは、カラオケの歌詞表示行の先頭文字を含む
ブロックとされるのであるが、このSOLを含むブロッ
クには、上記のように、CTL,Fnt,P−X,P−
Y,Display Start Address,Wipe Start,Wipe End,D
isplay End などの歌詞表示行に関する表示制御情報が
含まれるヘッダ領域(以降ヘッダブロックともいう)と
しても機能する。従って、これらの表示制御情報を上記
のようにしてブロック内の所定バイト位置に割り当てる
都合上、SOLを含むブロックについては、3文字分の
みのテキストデータ及びワイプ制御情報が格納されるこ
とになる。
るブロックは、カラオケの歌詞表示行の先頭文字を含む
ブロックとされるのであるが、このSOLを含むブロッ
クには、上記のように、CTL,Fnt,P−X,P−
Y,Display Start Address,Wipe Start,Wipe End,D
isplay End などの歌詞表示行に関する表示制御情報が
含まれるヘッダ領域(以降ヘッダブロックともいう)と
しても機能する。従って、これらの表示制御情報を上記
のようにしてブロック内の所定バイト位置に割り当てる
都合上、SOLを含むブロックについては、3文字分の
みのテキストデータ及びワイプ制御情報が格納されるこ
とになる。
【0218】この場合、ブロック#2には、上記ブロッ
ク#1に続いて、同じ歌詞表示行の文字情報及びその文
字情報に関するワイプ制御情報が格納されている。この
ようにSOLを含むブロックの後に続いて同一の歌詞表
示行のテキストファイルデータが格納されるブロック
(データブロックともいう)については、ブロックを形
成する第1〜第24バイトのうち、第1〜第8バイトが
歌詞としての文字に対応するテキストデータが格納され
る領域として割り当てられ、残る第9〜第24バイト
が、第1〜第8バイトに格納された文字(テキストデー
タ)に対するワイプ制御情報WL*,PL*が格納され
る領域として設定される。
ク#1に続いて、同じ歌詞表示行の文字情報及びその文
字情報に関するワイプ制御情報が格納されている。この
ようにSOLを含むブロックの後に続いて同一の歌詞表
示行のテキストファイルデータが格納されるブロック
(データブロックともいう)については、ブロックを形
成する第1〜第24バイトのうち、第1〜第8バイトが
歌詞としての文字に対応するテキストデータが格納され
る領域として割り当てられ、残る第9〜第24バイト
が、第1〜第8バイトに格納された文字(テキストデー
タ)に対するワイプ制御情報WL*,PL*が格納され
る領域として設定される。
【0219】図29のブロック#2の場合には、ブロッ
ク#2の第1バイト〜第7バイトに対してそれぞれ文字
d,e,f,g,h,i,jの計7文字分のテキストデ
ータが格納されている。この場合、文字jが1つの歌詞
表示行の最後の文字とされることから、第8バイトには
テキストデータが格納されないことになる。このような
場合には、例えばテキストデータが格納されていないこ
とを示すために、all‘0’を設定するようにされ
る。これに対応して、ブロック#2の第8バイト〜第2
2バイトに対しては、文字d,e,f,g,h,i,j
に対するワイプ制御情報(WLd,PLd)〜(WL
j,PLj)が順次格納される。この場合、第23バイ
ト及び第24バイトは、第8バイトに対してall
‘0’が設定されているのに対応して、共にall
‘0’が格納されることになる。
ク#2の第1バイト〜第7バイトに対してそれぞれ文字
d,e,f,g,h,i,jの計7文字分のテキストデ
ータが格納されている。この場合、文字jが1つの歌詞
表示行の最後の文字とされることから、第8バイトには
テキストデータが格納されないことになる。このような
場合には、例えばテキストデータが格納されていないこ
とを示すために、all‘0’を設定するようにされ
る。これに対応して、ブロック#2の第8バイト〜第2
2バイトに対しては、文字d,e,f,g,h,i,j
に対するワイプ制御情報(WLd,PLd)〜(WL
j,PLj)が順次格納される。この場合、第23バイ
ト及び第24バイトは、第8バイトに対してall
‘0’が設定されているのに対応して、共にall
‘0’が格納されることになる。
【0220】この場合には、ブロック#1及びブロック
#2により1つの歌詞表示行(文字a〜jの10文字)
のテキストデータが記録されると共に、この歌詞表示行
に対する表示タイミングと表示位置等の表示制御情報
と、歌詞表示行を形成する文字ごとのワイプタイミング
が記録されることになる。
#2により1つの歌詞表示行(文字a〜jの10文字)
のテキストデータが記録されると共に、この歌詞表示行
に対する表示タイミングと表示位置等の表示制御情報
と、歌詞表示行を形成する文字ごとのワイプタイミング
が記録されることになる。
【0221】図29では、ブロック#3から、上記ブロ
ック#1及びブロック#2による歌詞表示行に続くとさ
れる歌詞表示行についてのデータが格納されている状態
例が示されている。ここでは、ブロック#3において文
字k,l,mのテキストデータ(及びこれに付随するワ
イプ制御情報)が格納されている状態が示されている。
この後においては、図示しないが、実際の歌詞表示行の
表示形態に従った内容のカラオケテキストファイルデー
タが格納されることになる。なお、最後のブロック#9
6には、先のブロックから続く歌詞表示行を形成する文
字としてx,y,zの文字情報とそのワイプ制御情報
(WLx,PLx)〜(WLz,PLz)が、それぞれ
第1〜第3バイトと、第8〜第13バイトに格納されて
いる状態が示されている。
ック#1及びブロック#2による歌詞表示行に続くとさ
れる歌詞表示行についてのデータが格納されている状態
例が示されている。ここでは、ブロック#3において文
字k,l,mのテキストデータ(及びこれに付随するワ
イプ制御情報)が格納されている状態が示されている。
この後においては、図示しないが、実際の歌詞表示行の
表示形態に従った内容のカラオケテキストファイルデー
タが格納されることになる。なお、最後のブロック#9
6には、先のブロックから続く歌詞表示行を形成する文
字としてx,y,zの文字情報とそのワイプ制御情報
(WLx,PLx)〜(WLz,PLz)が、それぞれ
第1〜第3バイトと、第8〜第13バイトに格納されて
いる状態が示されている。
【0222】ここで、1曲(1トラック)分のカラオケ
テキストファイルデータが、1セクターでは足りない場
合には、図29にて説明したのと同様のフォーマットに
従って、更に続きのセクターにおいてカラオケテキスト
ファイルデータが記録されていくようにすればよいこと
になる。そして、前述のように、1曲(1トラック)分
のカラオケテキストファイルデータとしては、連続する
セクター数は限定されないものとされ、実際に1トラッ
ク分のカラオケテキストファイルデータが格納し得るだ
けのセクターが連続するようにされる。
テキストファイルデータが、1セクターでは足りない場
合には、図29にて説明したのと同様のフォーマットに
従って、更に続きのセクターにおいてカラオケテキスト
ファイルデータが記録されていくようにすればよいこと
になる。そして、前述のように、1曲(1トラック)分
のカラオケテキストファイルデータとしては、連続する
セクター数は限定されないものとされ、実際に1トラッ
ク分のカラオケテキストファイルデータが格納し得るだ
けのセクターが連続するようにされる。
【0223】また、上記したようなフォーマットによれ
ば、例えば1つの歌詞表示行ごとに対応する文字が3文
字以内であれば、1つの歌詞表示行に相当するデータは
SOLが設定されたブロックのみにより完結し、これに
続くブロックは、次の歌詞表示行に対応するSOLが設
定されることになる。一方、1つの歌詞表示行を形成す
る文字が11文字より多い場合には、SOLが設定され
たブロックに続けて、例えばブロック#2として説明し
た形式のブロックが、1つの歌詞表示行を形成する文字
数に対応して連続して設けられればよいことになる。
ば、例えば1つの歌詞表示行ごとに対応する文字が3文
字以内であれば、1つの歌詞表示行に相当するデータは
SOLが設定されたブロックのみにより完結し、これに
続くブロックは、次の歌詞表示行に対応するSOLが設
定されることになる。一方、1つの歌詞表示行を形成す
る文字が11文字より多い場合には、SOLが設定され
たブロックに続けて、例えばブロック#2として説明し
た形式のブロックが、1つの歌詞表示行を形成する文字
数に対応して連続して設けられればよいことになる。
【0224】システムコントローラ11では、1つの歌
詞表示行ごとに対応するブロックの区切り位置は、ヘッ
ダブロックの第1バイトに設定されるSOLにより認識
しうることになり、このSOLにより認識された1つの
歌詞表示行に対応するヘッダブロックとこれに続くデー
タブロック(歌詞表示行あたりの文字数によってはデー
タブロックは無い場合がある)からなるカラオケテキス
トファイルデータを利用することで、1つ1つの歌詞表
示行を形成し、更に、この表示文字行及び各文字に対し
て設定された表示制御情報及びワイプ制御情報に従っ
て、カラオケの歌詞としての表示の変化を与えていくこ
とが可能になる。
詞表示行ごとに対応するブロックの区切り位置は、ヘッ
ダブロックの第1バイトに設定されるSOLにより認識
しうることになり、このSOLにより認識された1つの
歌詞表示行に対応するヘッダブロックとこれに続くデー
タブロック(歌詞表示行あたりの文字数によってはデー
タブロックは無い場合がある)からなるカラオケテキス
トファイルデータを利用することで、1つ1つの歌詞表
示行を形成し、更に、この表示文字行及び各文字に対し
て設定された表示制御情報及びワイプ制御情報に従っ
て、カラオケの歌詞としての表示の変化を与えていくこ
とが可能になる。
【0225】ここで、上記図29に示したカラオケテキ
ストファイルデータにより実現されるカラオケ歌詞表示
の一例について、図30を参照して説明する。なお、こ
の図に示すような表示は、例えば外部モニタ装置などの
比較的大画面を有する表示装置に対して行った方が現実
的には好ましい。例えば、図29に示すカラオケテキス
トファイルセクターに対応するトラックの楽曲(カラオ
ケ)の再生を行っている状態の元で、システムコントロ
ーラ11では、図29に示すブロック#1及びブロック
#2のデータに基づき、図30(a)に示すように、テ
キストデータ「a,b,c,d,e,f,g,h,i,
j」から成る1行分の文字列による歌詞表示を、表示部
24(又は外部モニタ装置等)の所要の位置に対して行
うようにされる。このとき、この歌詞表示行の表示開始
タイミングは、ブロック#1のDisplay Start Address
に基づいて行われ、表示画面上における表示位置はブロ
ック#1のP−X,P−Yに基づいて決定される。
ストファイルデータにより実現されるカラオケ歌詞表示
の一例について、図30を参照して説明する。なお、こ
の図に示すような表示は、例えば外部モニタ装置などの
比較的大画面を有する表示装置に対して行った方が現実
的には好ましい。例えば、図29に示すカラオケテキス
トファイルセクターに対応するトラックの楽曲(カラオ
ケ)の再生を行っている状態の元で、システムコントロ
ーラ11では、図29に示すブロック#1及びブロック
#2のデータに基づき、図30(a)に示すように、テ
キストデータ「a,b,c,d,e,f,g,h,i,
j」から成る1行分の文字列による歌詞表示を、表示部
24(又は外部モニタ装置等)の所要の位置に対して行
うようにされる。このとき、この歌詞表示行の表示開始
タイミングは、ブロック#1のDisplay Start Address
に基づいて行われ、表示画面上における表示位置はブロ
ック#1のP−X,P−Yに基づいて決定される。
【0226】この後、システムコントローラ11は、ブ
ロック#1のWipe Startの情報と、1行分の歌詞を形成
する各テキストデータ「a,b,c,d,e,f,g,
h,i,j」に対して設定されたワイプ制御情報に従っ
て、各表示文字に対するワイプ表示のタイミング制御を
行うようにされる。これにより、楽曲の進行に同期して
図30(b)に示すようにして、先頭の文字aから順に
ワイプが行われていくようにされる。ここでは、ワイプ
処理された文字については白抜き文字により示している
が、実際のワイプ処理としては、例えば文字色を変更す
るなどの表示形態がとられて構わない。
ロック#1のWipe Startの情報と、1行分の歌詞を形成
する各テキストデータ「a,b,c,d,e,f,g,
h,i,j」に対して設定されたワイプ制御情報に従っ
て、各表示文字に対するワイプ表示のタイミング制御を
行うようにされる。これにより、楽曲の進行に同期して
図30(b)に示すようにして、先頭の文字aから順に
ワイプが行われていくようにされる。ここでは、ワイプ
処理された文字については白抜き文字により示している
が、実際のワイプ処理としては、例えば文字色を変更す
るなどの表示形態がとられて構わない。
【0227】また、図30(b)においては、例えば上
記テキストデータ「a,b,c,d,e,f,g,h,
i,j」からなる歌詞行に続いて、テキストデータ
「k,l,m,n,o」による歌詞行が表示されるよう
に、図29に示すカラオケテキストファイルデータの内
容が設定されている場合として、テキストデータ「a,
b,c,d,e,f,g,h,i,j」からなる歌詞行
において文字eがワイプされるタイミングで、その下側
にテキストデータ「k,l,m,n,o」による歌詞行
が表示されている状態が示されている。これは、テキス
トデータ「k,l,m,n,o」からなる歌詞行に対応
するDisplay Start Address 及びP−X,P−Y(ブロ
ック#3に格納されていることになる)に従って表示を
開始した結果による。
記テキストデータ「a,b,c,d,e,f,g,h,
i,j」からなる歌詞行に続いて、テキストデータ
「k,l,m,n,o」による歌詞行が表示されるよう
に、図29に示すカラオケテキストファイルデータの内
容が設定されている場合として、テキストデータ「a,
b,c,d,e,f,g,h,i,j」からなる歌詞行
において文字eがワイプされるタイミングで、その下側
にテキストデータ「k,l,m,n,o」による歌詞行
が表示されている状態が示されている。これは、テキス
トデータ「k,l,m,n,o」からなる歌詞行に対応
するDisplay Start Address 及びP−X,P−Y(ブロ
ック#3に格納されていることになる)に従って表示を
開始した結果による。
【0228】以降、例えば、図30(c)においては、
歌詞行「a,b,c,d,e,f,g,h,i,j」に
対するワイプが終了して、続く歌詞行「k,l,m,
n,o」に対するワイプが開始される状態が示されてい
る。ここで、歌詞行「a,b,c,d,e,f,g,
h,i,j」に対するワイプの終了時点は、ブロック#
1のWipe Endが対応し、歌詞行「k,l,m,n,o」
に対するワイプ開始時点はブロック#3のWipe Startに
基づいて決定されることになる。
歌詞行「a,b,c,d,e,f,g,h,i,j」に
対するワイプが終了して、続く歌詞行「k,l,m,
n,o」に対するワイプが開始される状態が示されてい
る。ここで、歌詞行「a,b,c,d,e,f,g,
h,i,j」に対するワイプの終了時点は、ブロック#
1のWipe Endが対応し、歌詞行「k,l,m,n,o」
に対するワイプ開始時点はブロック#3のWipe Startに
基づいて決定されることになる。
【0229】図30(c)より以降の状態を示す図30
(d)においては、歌詞行「a,b,c,d,e,f,
g,h,i,j」の表示が終了して、歌詞行「k,l,
m,n,o」においては、文字nまでワイプが行われて
いる状態が示されている。ここで、歌詞行「a,b,
c,d,e,f,g,h,i,j」の表示終了は、ブロ
ック#1に格納されたDisplay End の情報に基づいて行
われる。
(d)においては、歌詞行「a,b,c,d,e,f,
g,h,i,j」の表示が終了して、歌詞行「k,l,
m,n,o」においては、文字nまでワイプが行われて
いる状態が示されている。ここで、歌詞行「a,b,
c,d,e,f,g,h,i,j」の表示終了は、ブロ
ック#1に格納されたDisplay End の情報に基づいて行
われる。
【0230】なお、上記図30に示した表示形態例はあ
くまでも一例である。例えば、図30においてテキスト
データ「a,b,c,d,e,f,g,h,i,j」と
テキストデータ「k,l,m,n,o」に対応する各Di
splay Start Address を同一の値に設定しておけば、こ
れら歌詞行を同時に表示させることも可能である。この
とき、各歌詞行のテキストデータに対応するP−X,P
−Yとしてそれぞれ異なる所定位置を指定しておくよう
にすることで、上記各歌詞行をそれぞれ適切な位置に表
示するようにされる。
くまでも一例である。例えば、図30においてテキスト
データ「a,b,c,d,e,f,g,h,i,j」と
テキストデータ「k,l,m,n,o」に対応する各Di
splay Start Address を同一の値に設定しておけば、こ
れら歌詞行を同時に表示させることも可能である。この
とき、各歌詞行のテキストデータに対応するP−X,P
−Yとしてそれぞれ異なる所定位置を指定しておくよう
にすることで、上記各歌詞行をそれぞれ適切な位置に表
示するようにされる。
【0231】例えば、このようにして規定されたカラオ
ケテキストファイルデータに基づいて表示制御が行われ
ることで、通常のカラオケの歌詞表示形態にほぼ沿うよ
うにした表示を行うことができる。つまり、或るタイミ
ングで予め或る程度の文字数(行数)の歌詞を表示して
おき、楽曲のメロディの進行にあわせるようにして、表
示された歌詞に対してワイプを行っていくという表示を
実現することが可能となる。
ケテキストファイルデータに基づいて表示制御が行われ
ることで、通常のカラオケの歌詞表示形態にほぼ沿うよ
うにした表示を行うことができる。つまり、或るタイミ
ングで予め或る程度の文字数(行数)の歌詞を表示して
おき、楽曲のメロディの進行にあわせるようにして、表
示された歌詞に対してワイプを行っていくという表示を
実現することが可能となる。
【0232】ところで、変形例Cとしてのカラオケテキ
ストファイルセクターの所要の位置に対して、歌詞情報
として、漢字や欧州文字などの2バイトコードのテキス
トデータが格納される場合、例えばSOLが設定される
ブロック(例えば図29であればブロック#1)では、
テキストデータが格納される領域として第6バイト〜第
8バイトまでの3バイト分とされている。このため、第
6バイト及び第7バイトを用いて1文字分の2バイトコ
ードのテキストデータを記録した場合、1バイト分の第
8バイトが余ることになる。このような場合、例えば第
8バイトに対して2バイトコードのテキストデータの上
位1バイトを格納し、下位2バイトは、これに続くブロ
ック(図29であればブロック#2)の第1バイトに格
納するようにすればよい。また、2バイトコードのテキ
ストデータをカラオケテキストファイルセクターに格納
した場合、図29によるフォーマットによれば、1文字
分のテキストデータに対して、2つの「WL*,PL
*」の組が割り当てられることになる。従って、例え
ば、これら2組の「WL*,PL*」に対してそれぞれ
異なる時間設定を行うことで、メロディの進行にあわせ
て、表示された文字の左半分を先ずワイプし、次に右半
分のワイプを行うといった表示制御を実行させることも
可能となる。
ストファイルセクターの所要の位置に対して、歌詞情報
として、漢字や欧州文字などの2バイトコードのテキス
トデータが格納される場合、例えばSOLが設定される
ブロック(例えば図29であればブロック#1)では、
テキストデータが格納される領域として第6バイト〜第
8バイトまでの3バイト分とされている。このため、第
6バイト及び第7バイトを用いて1文字分の2バイトコ
ードのテキストデータを記録した場合、1バイト分の第
8バイトが余ることになる。このような場合、例えば第
8バイトに対して2バイトコードのテキストデータの上
位1バイトを格納し、下位2バイトは、これに続くブロ
ック(図29であればブロック#2)の第1バイトに格
納するようにすればよい。また、2バイトコードのテキ
ストデータをカラオケテキストファイルセクターに格納
した場合、図29によるフォーマットによれば、1文字
分のテキストデータに対して、2つの「WL*,PL
*」の組が割り当てられることになる。従って、例え
ば、これら2組の「WL*,PL*」に対してそれぞれ
異なる時間設定を行うことで、メロディの進行にあわせ
て、表示された文字の左半分を先ずワイプし、次に右半
分のワイプを行うといった表示制御を実行させることも
可能となる。
【0233】なお、変形例Cとしては、例えば再生シス
テムとして歌詞のワイプ表示を行うまでの機能が備えら
れていない場合であっても、少なくとも、先に説明した
カラオケテキストファイルデータの形態の場合と同様
に、楽曲の進行に対応した歌詞の表示を実行することが
可能である。この場合には、図29に示したカラオケテ
キストファイルデータの内容のうち、最低限として、文
字情報(テキストデータ)とDisplay Start Address の
情報が読み出されればよい。つまり、SOLで識別され
るブロック単位のデータ領域ごとにテキストデータとDi
splay Start Address を読み出し、先ず、読み出したテ
キストデータにより歌詞行のデータを作成する。そし
て、この歌詞行のデータをDisplay Start Address に基
づくタイミングで表示を開始するように構成すればよ
い。なお、一旦表示された歌詞行の表示終了は、次のDi
splay Start Address に基づいて歌詞が表示されるタイ
ミングで行うようにすることが考えられる。
テムとして歌詞のワイプ表示を行うまでの機能が備えら
れていない場合であっても、少なくとも、先に説明した
カラオケテキストファイルデータの形態の場合と同様
に、楽曲の進行に対応した歌詞の表示を実行することが
可能である。この場合には、図29に示したカラオケテ
キストファイルデータの内容のうち、最低限として、文
字情報(テキストデータ)とDisplay Start Address の
情報が読み出されればよい。つまり、SOLで識別され
るブロック単位のデータ領域ごとにテキストデータとDi
splay Start Address を読み出し、先ず、読み出したテ
キストデータにより歌詞行のデータを作成する。そし
て、この歌詞行のデータをDisplay Start Address に基
づくタイミングで表示を開始するように構成すればよ
い。なお、一旦表示された歌詞行の表示終了は、次のDi
splay Start Address に基づいて歌詞が表示されるタイ
ミングで行うようにすることが考えられる。
【0234】上述した変形例Cとしては、カラオケテキ
ストファイルデータとして、図29に示したようにして
歌詞としての文字情報と、これら文字情報に対する各種
表示制御情報を格納するように規定していることから、
比較的簡易な管理形態によって文字情報と上記表示制御
情報との対応をとりながら、歌詞のワイプ表示などをは
じめとする実際のカラオケの歌詞表示にほぼ適った表示
形態を実現することができるものである。また、変形例
Cでは、セクターが連続的に記録されている限り、1ト
ラックに対応するカラオケテキストファイルデータとし
てのセクター数には制限がないため、1楽曲あたりの歌
詞としての文字数が平均を遙かに上回るような場合で
も、その文字数が収まるだけのセクターを連結すること
で対応可能となる。
ストファイルデータとして、図29に示したようにして
歌詞としての文字情報と、これら文字情報に対する各種
表示制御情報を格納するように規定していることから、
比較的簡易な管理形態によって文字情報と上記表示制御
情報との対応をとりながら、歌詞のワイプ表示などをは
じめとする実際のカラオケの歌詞表示にほぼ適った表示
形態を実現することができるものである。また、変形例
Cでは、セクターが連続的に記録されている限り、1ト
ラックに対応するカラオケテキストファイルデータとし
てのセクター数には制限がないため、1楽曲あたりの歌
詞としての文字数が平均を遙かに上回るような場合で
も、その文字数が収まるだけのセクターを連結すること
で対応可能となる。
【0235】9−4 変形例D 続いて、変形例Dについて説明する。この変形例Dも、
変形例Cと同様に、表示文字のワイプ処理等までを含め
た表示制御を可能とすることを目的としたカラオケテキ
ストファイルの形態とされる。
変形例Cと同様に、表示文字のワイプ処理等までを含め
た表示制御を可能とすることを目的としたカラオケテキ
ストファイルの形態とされる。
【0236】変形例Dの場合、これまでの形態と同様
に、AUX−TOCセクター9は用いられず、また、図
19に示したAUX−TOCセクター8のポインタP-TN
O1〜P-TNO255により、第1トラックから第255トラッ
クにそれぞれ対応される1つのカラオケテキストファイ
ルが記録された領域を、特定のパーツテーブルを指定す
ることで管理するようにされる。ただし、変形例Dとし
ては、1トラックに対応する1つのカラオケテキストフ
ァイルは連続する所定数のセクターにより形成されるも
のと規定する。こでは、1トラックに対応する1つのカ
ラオケテキストファイルは連続する3セクターにより形
成されるものとして、以降の説明を行うこととする。
に、AUX−TOCセクター9は用いられず、また、図
19に示したAUX−TOCセクター8のポインタP-TN
O1〜P-TNO255により、第1トラックから第255トラッ
クにそれぞれ対応される1つのカラオケテキストファイ
ルが記録された領域を、特定のパーツテーブルを指定す
ることで管理するようにされる。ただし、変形例Dとし
ては、1トラックに対応する1つのカラオケテキストフ
ァイルは連続する所定数のセクターにより形成されるも
のと規定する。こでは、1トラックに対応する1つのカ
ラオケテキストファイルは連続する3セクターにより形
成されるものとして、以降の説明を行うこととする。
【0237】図31は、AUX−TOCセクター8のあ
るポインタP-TNO n により指定される、AUXデータ上
のカラオケテキストファイルデータのマッピング例を模
式的に示している。この図に示すように、AUX−TO
Cセクター8のポインタP-TNO n により指定されるトラ
ックnに対応するカラオケテキストファイルは、AUX
データ領域上において連続して記録される3セクター
(#n,#n+1,#n+2)の領域により形成される
ことになる。そして、この場合には、AUX−TOCセ
クター8のポインタP-TNO(n)が示すパーツテーブルのス
タートアドレスによりセクター#nが指定され、エンド
アドレスによりセクター#n+2が指定されることにな
る。ここでは、1トラックに対応する3セクターのカラ
オケテキストファイルセクターのうち、先頭からそれぞ
れ第1セクター、第2セクター、第3セクターというも
のとする。
るポインタP-TNO n により指定される、AUXデータ上
のカラオケテキストファイルデータのマッピング例を模
式的に示している。この図に示すように、AUX−TO
Cセクター8のポインタP-TNO n により指定されるトラ
ックnに対応するカラオケテキストファイルは、AUX
データ領域上において連続して記録される3セクター
(#n,#n+1,#n+2)の領域により形成される
ことになる。そして、この場合には、AUX−TOCセ
クター8のポインタP-TNO(n)が示すパーツテーブルのス
タートアドレスによりセクター#nが指定され、エンド
アドレスによりセクター#n+2が指定されることにな
る。ここでは、1トラックに対応する3セクターのカラ
オケテキストファイルセクターのうち、先頭からそれぞ
れ第1セクター、第2セクター、第3セクターというも
のとする。
【0238】図32,図33,及び図34は、それぞ
れ、カラオケテキストファイルの第1セクター、第2セ
クター、第3セクターの構造を示している。図32に示
す第1セクターにおいては、先頭のヘッダに続いて、1
1行目からポインタ部が設定され、このポインタ部にお
いては、ポインタP-FRA に続いてポインタP-KRL1〜P-KR
L255が設定されている。そして、78行目のスロットか
ら最終の587行目のスロットまでがデータ領域とな
る。データ領域においては、変形例Cの場合と同様に6
行分のスロット(24バイト)によるブロック単位によ
り形成されるのであるが、この場合には、 (587−77)/6=85 で表されるように、1セクターあたり85ブロックが設
けられることになる。
れ、カラオケテキストファイルの第1セクター、第2セ
クター、第3セクターの構造を示している。図32に示
す第1セクターにおいては、先頭のヘッダに続いて、1
1行目からポインタ部が設定され、このポインタ部にお
いては、ポインタP-FRA に続いてポインタP-KRL1〜P-KR
L255が設定されている。そして、78行目のスロットか
ら最終の587行目のスロットまでがデータ領域とな
る。データ領域においては、変形例Cの場合と同様に6
行分のスロット(24バイト)によるブロック単位によ
り形成されるのであるが、この場合には、 (587−77)/6=85 で表されるように、1セクターあたり85ブロックが設
けられることになる。
【0239】図33及び図34に示す第2セクター、第
3セクターにおいては、ポインタ部は設定されない。こ
れは、後述するようにして、第1セクターのポインタP-
KRL1〜P-KRL255及びポインタP-FRA により、第1〜第3
セクターのカラオケテキストファイルデータを一元的に
管理することに依る。これら第2セクター及び第3セク
ターにおいても、データ領域にはスロットとして78行
目から587行目が割り当てられるため、各セクターに
おいては、85ブロック分のデータ領域が存在すること
になる。従って、第1〜第3セクターより成るカラオケ
テキストファイルデータとしては、85×3=255ブ
ロック分のデータ領域が存在することになる。つまり、
第1〜第3セクターのデータ領域のみについてみた場合
には、ブロック#1〜#85(第1セクター)→#86
〜#170(第2セクター)→ブロック#171〜#2
55(第3セクター)までの255ブロックが設定され
ることになる。これは、以降説明する変形例Dのデータ
領域のフォーマットにしたがった場合、1トラックにお
いて、最大で255行の歌詞行が設定可能であることを
意味する。
3セクターにおいては、ポインタ部は設定されない。こ
れは、後述するようにして、第1セクターのポインタP-
KRL1〜P-KRL255及びポインタP-FRA により、第1〜第3
セクターのカラオケテキストファイルデータを一元的に
管理することに依る。これら第2セクター及び第3セク
ターにおいても、データ領域にはスロットとして78行
目から587行目が割り当てられるため、各セクターに
おいては、85ブロック分のデータ領域が存在すること
になる。従って、第1〜第3セクターより成るカラオケ
テキストファイルデータとしては、85×3=255ブ
ロック分のデータ領域が存在することになる。つまり、
第1〜第3セクターのデータ領域のみについてみた場合
には、ブロック#1〜#85(第1セクター)→#86
〜#170(第2セクター)→ブロック#171〜#2
55(第3セクター)までの255ブロックが設定され
ることになる。これは、以降説明する変形例Dのデータ
領域のフォーマットにしたがった場合、1トラックにお
いて、最大で255行の歌詞行が設定可能であることを
意味する。
【0240】図35は、ポインタP-KRL(n)と、これによ
り示される第1〜第3セクター内におけるスロットとの
対応テーブルを示す図である。ポインタP-KRL(n)は、1
トラックにおける歌詞行がn番目(最大255行)に対
応することを示し、図32に示したようにポインタP-KR
L(n)は、P-KRL1〜P-KRL255まで設定可能とされている。
また、各ポインタP-KRL(n)の領域に実際に記録される
値、即ちポインタP-KRL(n)による指定値としては、第1
〜第3セクターに含まれる最大ブロック数255に対応
して、1〜255の値を取るものとされる。そして、ポ
インタP-KRL(n)による指定値として、ここでは、 1≦K≦85,86≦L≦170,171≦M≦255 に区分するものとする。
り示される第1〜第3セクター内におけるスロットとの
対応テーブルを示す図である。ポインタP-KRL(n)は、1
トラックにおける歌詞行がn番目(最大255行)に対
応することを示し、図32に示したようにポインタP-KR
L(n)は、P-KRL1〜P-KRL255まで設定可能とされている。
また、各ポインタP-KRL(n)の領域に実際に記録される
値、即ちポインタP-KRL(n)による指定値としては、第1
〜第3セクターに含まれる最大ブロック数255に対応
して、1〜255の値を取るものとされる。そして、ポ
インタP-KRL(n)による指定値として、ここでは、 1≦K≦85,86≦L≦170,171≦M≦255 に区分するものとする。
【0241】ポインタP-KRL(n)による指定値として値K
を取る場合には、図35(a)に示すようにして、第1
セクター内において指定値に応じたスロットを指定する
ことになる。例えば、K=1とされる場合には、第1セ
クターの78行目のスロットを指定するものとされる。
これは、ブロック#1の先頭スロットを指定することに
なる。また、K=2であれば第1セクターの84行目の
スロット(ブロック#2の先頭スロット)を指定するこ
とになる。つまり、ポインタP-KRL(n)として値Kが設定
された場合には、第1セクターにおける72+6K行目
のスロットが指定されることになる。また、例えば第1
セクターの最後のブロック#85を指定するとすれば、
値K=85により72+6×85=582行目のスロッ
トを指定することになる。
を取る場合には、図35(a)に示すようにして、第1
セクター内において指定値に応じたスロットを指定する
ことになる。例えば、K=1とされる場合には、第1セ
クターの78行目のスロットを指定するものとされる。
これは、ブロック#1の先頭スロットを指定することに
なる。また、K=2であれば第1セクターの84行目の
スロット(ブロック#2の先頭スロット)を指定するこ
とになる。つまり、ポインタP-KRL(n)として値Kが設定
された場合には、第1セクターにおける72+6K行目
のスロットが指定されることになる。また、例えば第1
セクターの最後のブロック#85を指定するとすれば、
値K=85により72+6×85=582行目のスロッ
トを指定することになる。
【0242】また、ポインタP-KRL(n)による指定値とし
て値Lを取る場合には、図35(b)に示すようにして
第2セクター内におけるスロットを指定することにな
る。つまり、第2セクタにおいて、6L−438行目の
スロットで表される行を指定する。例えば、L=86で
あれば6×86−438=78となり、第2セクターの
78行目のスロット(ブロック#86の先頭スロット)
を指定し、L=87であれば、6×87−438=87
となり、第2セクターの87行目のスロット(ブロック
#86の先頭スロット)を指定することになる。そし
て、L=170とすれば、6×170−438=582
行目として、第2セクターの最後のブロック#170の
先頭スロットを指定することになる。
て値Lを取る場合には、図35(b)に示すようにして
第2セクター内におけるスロットを指定することにな
る。つまり、第2セクタにおいて、6L−438行目の
スロットで表される行を指定する。例えば、L=86で
あれば6×86−438=78となり、第2セクターの
78行目のスロット(ブロック#86の先頭スロット)
を指定し、L=87であれば、6×87−438=87
となり、第2セクターの87行目のスロット(ブロック
#86の先頭スロット)を指定することになる。そし
て、L=170とすれば、6×170−438=582
行目として、第2セクターの最後のブロック#170の
先頭スロットを指定することになる。
【0243】更に、ポインタP-KRL(n)による指定値とし
て値Mを取る場合には、図35(c)に示すようにし
て、第3セクターにおける6M−948行目で表される
スロットを指定することになる。例えば、M=171で
あれば、6×171−948=78となって、第3セク
ターの78行目のスロット(ブロック#171の先頭ス
ロット)を指定し、M=172であれば、6×172−
948=87となり、第3セクターの87行目のスロッ
ト(ブロック#172の先頭スロット)を指定すること
になる。更に、M=255とされれば、第3セクターに
おける最終ブロック#255の先頭である582行目の
スロット(6×255−948=582)を指定するこ
とになる。
て値Mを取る場合には、図35(c)に示すようにし
て、第3セクターにおける6M−948行目で表される
スロットを指定することになる。例えば、M=171で
あれば、6×171−948=78となって、第3セク
ターの78行目のスロット(ブロック#171の先頭ス
ロット)を指定し、M=172であれば、6×172−
948=87となり、第3セクターの87行目のスロッ
ト(ブロック#172の先頭スロット)を指定すること
になる。更に、M=255とされれば、第3セクターに
おける最終ブロック#255の先頭である582行目の
スロット(6×255−948=582)を指定するこ
とになる。
【0244】つまり、ポインタP-KRL(n)による指定値
は、結果的には第1〜第3セクターに格納されるブロッ
ク#1〜ブロック#255のブロックナンバに対応して
ブロックの指定を行うものとみることができる。そし
て、ポインタP-KRL(n)により指定されるブロックは、1
トラックにおいてn番目の歌詞行を形成するブロックの
うち、最初のブロックを指定するものであり、後述する
カラオケテキストファイルデータのフォーマットにした
がった場合には、必ず、第1バイトにSOLが設定され
ているヘッダブロックが指定されるものである。
は、結果的には第1〜第3セクターに格納されるブロッ
ク#1〜ブロック#255のブロックナンバに対応して
ブロックの指定を行うものとみることができる。そし
て、ポインタP-KRL(n)により指定されるブロックは、1
トラックにおいてn番目の歌詞行を形成するブロックの
うち、最初のブロックを指定するものであり、後述する
カラオケテキストファイルデータのフォーマットにした
がった場合には、必ず、第1バイトにSOLが設定され
ているヘッダブロックが指定されるものである。
【0245】例えばシステムコントローラ11は、第1
セクターのポインタP-KRL(n)を読み出して、図35によ
り説明したようにして、ポインタP-KRL(n)の値に従って
上記したような演算処理を実行することで、ポインタP-
KRL(n)により指定された所要のスロット位置を特定する
ようにされる。一例として、ポインタP-KRL2として
‘2’(10進法)が記録されていた場合には、72+
6K=72+6×2=84で表されるように、第1セク
ターの84行目のスロットが指定されることになる。こ
れは、あるトラックにおける第2番目の歌詞行としての
カラオケテキストファイルを格納するブロックが、第1
セクターの84行目のスロット(ブロック#2)から開
始されることを意味する。このとき、ブロック#2は、
第1バイトにSOLが記録されたヘッダブロックとされ
る。
セクターのポインタP-KRL(n)を読み出して、図35によ
り説明したようにして、ポインタP-KRL(n)の値に従って
上記したような演算処理を実行することで、ポインタP-
KRL(n)により指定された所要のスロット位置を特定する
ようにされる。一例として、ポインタP-KRL2として
‘2’(10進法)が記録されていた場合には、72+
6K=72+6×2=84で表されるように、第1セク
ターの84行目のスロットが指定されることになる。こ
れは、あるトラックにおける第2番目の歌詞行としての
カラオケテキストファイルを格納するブロックが、第1
セクターの84行目のスロット(ブロック#2)から開
始されることを意味する。このとき、ブロック#2は、
第1バイトにSOLが記録されたヘッダブロックとされ
る。
【0246】図36は、或る1行分の歌詞行に対応する
カラオケテキストファイルデータのフォーマットを示し
ている。ここでは、或るトラックの第1番目としての歌
詞行が格納されている状態を示しているものとする。つ
まり、第1セクターのポインタP-KRL1として‘1’(1
0進法)により指定された、第1セクターの78行目の
スロットから開始される1行分の歌詞のテキストファイ
ルデータの構造が示されているものとされる。なお、こ
の図において、変形例Cとして図29に示した定義内容
と同一部分については説明を省略する。
カラオケテキストファイルデータのフォーマットを示し
ている。ここでは、或るトラックの第1番目としての歌
詞行が格納されている状態を示しているものとする。つ
まり、第1セクターのポインタP-KRL1として‘1’(1
0進法)により指定された、第1セクターの78行目の
スロットから開始される1行分の歌詞のテキストファイ
ルデータの構造が示されているものとされる。なお、こ
の図において、変形例Cとして図29に示した定義内容
と同一部分については説明を省略する。
【0247】変形例Dの場合、各ブロックの第8バイト
については歌詞としての文字情報は格納されず、第1〜
第3セクターにわたって、次に続くブロック位置を示す
ためのリンク情報が格納される。この場合、リンク情報
LinkP としては、先に図35により説明したポインタP-
KRL(n)による指定値と同一の定義に従って、LinkP =1
〜255(10進法)の何れかの値が記録される。ま
た、LinkP =0の場合には、現ブロックに続くリンク先
のブロックがないことを示す。つまり、LinkP =0が設
定されたブロックは、ある1つの歌詞行に対応するカラ
オケテキストファイルデータを形成する1以上のブロッ
クにおける最終ブロックとされることになる。
については歌詞としての文字情報は格納されず、第1〜
第3セクターにわたって、次に続くブロック位置を示す
ためのリンク情報が格納される。この場合、リンク情報
LinkP としては、先に図35により説明したポインタP-
KRL(n)による指定値と同一の定義に従って、LinkP =1
〜255(10進法)の何れかの値が記録される。ま
た、LinkP =0の場合には、現ブロックに続くリンク先
のブロックがないことを示す。つまり、LinkP =0が設
定されたブロックは、ある1つの歌詞行に対応するカラ
オケテキストファイルデータを形成する1以上のブロッ
クにおける最終ブロックとされることになる。
【0248】図36においては、SOLが第1バイトに
設定されているブロック#1において、歌詞としての文
字a、bのテキストデータが第6及び第7バイトに対し
て格納されている。これは、このトラックに対応する最
初の歌詞行が文字a,bにより始まることを意味する。
また、第8バイトのリンク情報としては、LinkP =4
(=K)とされている。これにより、ブロック#1に続
いて第1セクターの96(=72+6×4)行目のスロ
ットを先頭スロットとするブロック#4が論理的に連結
されることになる。ここで、仮にブロック#1に続いて
同一の歌詞行を形成するためのブロックが、例えばブロ
ック#2であれば、リンク情報としてはLinkP =2が設
定される。また、ブロック#1において所定のバイト位
置に対して、CTL,Fnt,P−X,P−Y,Displa
y Start Address ,Wipe Start,Wipe Endが設定されて
いるのは、図29に示した変形例Cと同様である。ま
た、この場合のブロック#1では、文字a,bに関する
ワイプ制御情報WLa,PLa,WLb,PLbが第1
9バイト以降に設定されている。第23バイト及び第2
4バイトは、この場合未定義となる。これは、第8バイ
トにテキストデータが格納されないことで、第23バイ
ト及び第24バイトに対して設定すべきワイプ制御情報
が存在しないことに依る。
設定されているブロック#1において、歌詞としての文
字a、bのテキストデータが第6及び第7バイトに対し
て格納されている。これは、このトラックに対応する最
初の歌詞行が文字a,bにより始まることを意味する。
また、第8バイトのリンク情報としては、LinkP =4
(=K)とされている。これにより、ブロック#1に続
いて第1セクターの96(=72+6×4)行目のスロ
ットを先頭スロットとするブロック#4が論理的に連結
されることになる。ここで、仮にブロック#1に続いて
同一の歌詞行を形成するためのブロックが、例えばブロ
ック#2であれば、リンク情報としてはLinkP =2が設
定される。また、ブロック#1において所定のバイト位
置に対して、CTL,Fnt,P−X,P−Y,Displa
y Start Address ,Wipe Start,Wipe Endが設定されて
いるのは、図29に示した変形例Cと同様である。ま
た、この場合のブロック#1では、文字a,bに関する
ワイプ制御情報WLa,PLa,WLb,PLbが第1
9バイト以降に設定されている。第23バイト及び第2
4バイトは、この場合未定義となる。これは、第8バイ
トにテキストデータが格納されないことで、第23バイ
ト及び第24バイトに対して設定すべきワイプ制御情報
が存在しないことに依る。
【0249】上記ブロック#1に続いてリンクされるブ
ロック#3においては、第1〜第7バイトに対して、そ
れぞれ文字c,d,e,f,g,h,iのテキストデー
タが格納されており、第8バイトのリンク情報として
は、LinkP =0とされて、ブロック#3に続くリンク先
はないものとされる。つまり、この1つの歌詞行を形成
するテキストファイルデータとしては、ブロック#1→
ブロック#3からなる2つのブロックにより形成され、
ここでは、テキストデータ「a,b,c,d,e,f,
g,h,i」の9文字により1行分の歌詞が形成される
ことになる。なお、仮にブロック#3において、第1〜
第6バイトに対して、それぞれテキストデータ「c,
d,e,f,g,h,」が格納されることで1行分の歌
詞が完結するとした場合、テキストデータが格納されな
い第7バイトにはALL‘0’が設定されることにな
る。
ロック#3においては、第1〜第7バイトに対して、そ
れぞれ文字c,d,e,f,g,h,iのテキストデー
タが格納されており、第8バイトのリンク情報として
は、LinkP =0とされて、ブロック#3に続くリンク先
はないものとされる。つまり、この1つの歌詞行を形成
するテキストファイルデータとしては、ブロック#1→
ブロック#3からなる2つのブロックにより形成され、
ここでは、テキストデータ「a,b,c,d,e,f,
g,h,i」の9文字により1行分の歌詞が形成される
ことになる。なお、仮にブロック#3において、第1〜
第6バイトに対して、それぞれテキストデータ「c,
d,e,f,g,h,」が格納されることで1行分の歌
詞が完結するとした場合、テキストデータが格納されな
い第7バイトにはALL‘0’が設定されることにな
る。
【0250】また、この図に示すブロック#3において
は、第9バイトから第22バイトに対して、順次テキス
トデータc,d,e,f,g,h,iについてのワイプ
制御情報WLc,PLc〜WLi,PLiが格納され
る。この場合も、ブロック#3の第8バイトにはリンク
情報が設定されたことにより、第23バイト及び第24
バイトは未定義とされる。
は、第9バイトから第22バイトに対して、順次テキス
トデータc,d,e,f,g,h,iについてのワイプ
制御情報WLc,PLc〜WLi,PLiが格納され
る。この場合も、ブロック#3の第8バイトにはリンク
情報が設定されたことにより、第23バイト及び第24
バイトは未定義とされる。
【0251】この変形例Dにおいては、例えば、第1セ
クター内におけるポインタP-FRA により、第1〜第3セ
クターにおけるフリーエリアとしてのブロックの管理が
行われるものとされる。この場合も、ポインタP-FRA に
対して記録される値としては、先に図35により説明し
たポインタP-KRL(n)による指定値と同一の定義に従っ
て、1〜255(10進法)の何れかの値が実際の管理
形態に基づいて記録されるものとする。例えば、ポイン
タP-FRA による第1〜第3セクターにおける未使用領域
の管理であれば、ポインタP-FRA により未使用領域とし
ての開始ブロックとされる或るブロック(#n)が指定
されることになる(前述のように、実際にはそのブロッ
クの先頭行のスロットを示す)。そして、このブロック
(#n)に続いて未使用領域としてのブロックが存在す
る場合には、例えばブロック(#n)の第8バイトのリ
ンク情報の領域に対して、ブロック(#n)に続く未使
用領域としてのブロックの先頭行のスロットを示す値が
記録されることになる。また、現ブロックに続く未使用
領域としてのブロックがない場合には、第8バイトのリ
ンク情報として例えばALL‘0’が記録されることに
なる。
クター内におけるポインタP-FRA により、第1〜第3セ
クターにおけるフリーエリアとしてのブロックの管理が
行われるものとされる。この場合も、ポインタP-FRA に
対して記録される値としては、先に図35により説明し
たポインタP-KRL(n)による指定値と同一の定義に従っ
て、1〜255(10進法)の何れかの値が実際の管理
形態に基づいて記録されるものとする。例えば、ポイン
タP-FRA による第1〜第3セクターにおける未使用領域
の管理であれば、ポインタP-FRA により未使用領域とし
ての開始ブロックとされる或るブロック(#n)が指定
されることになる(前述のように、実際にはそのブロッ
クの先頭行のスロットを示す)。そして、このブロック
(#n)に続いて未使用領域としてのブロックが存在す
る場合には、例えばブロック(#n)の第8バイトのリ
ンク情報の領域に対して、ブロック(#n)に続く未使
用領域としてのブロックの先頭行のスロットを示す値が
記録されることになる。また、現ブロックに続く未使用
領域としてのブロックがない場合には、第8バイトのリ
ンク情報として例えばALL‘0’が記録されることに
なる。
【0252】このようなカラオケテキストファイルの形
態によっても、先の変形例Cの場合と同様に、一般のカ
ラオケの歌詞表示形態にほぼ沿った表示が実現されるこ
とになる。つまり、図29による説明に準じた形態によ
るカラオケ歌詞表示が可能となる。また、この場合には
ブロックごとをリンク情報により連結するようにして1
つの歌詞表示行としてのカラオケテキストファイルを形
成するようにしているため、1トラックに対応する第1
〜第3セクターの領域内であれば、歌詞としての文字情
報に対する各種表示制御情報の変更はもちろんのこと、
文字情報の修正、変更についても、相応の自由度が与え
られることになる。例えば、或る歌詞表示行を形成する
文字を追加する修正を行うような場合に、その歌詞表示
行のためのカラオケテキストファイルを形成するのに必
要なブロック数が増加する場合には、第1〜第3セクタ
ー内におけるフリーエリアとしてのブロック或いは未使
用のブロックのうちから特定のブロックを選択して、カ
ラオケテキストファイルを形成するブロックとして追加
すればよい。この際、新たに追加されるブロックは、そ
の前に連結されるべきブロックにおけるリンク情報によ
りその連結関係が示されることになる。そして、上記の
ようにして歌詞表示行のためのカラオケテキストファイ
ルが格納できるだけのブロック数を確保した上で、これ
らのブロックに対して、歌詞の文字を追加修正したこと
により変更された内容のデータを書き込むようにすれば
よいことになる。この際、必要に応じて、第1セクター
内におけるポインタP-FRA の値とフリーエリアとしての
ブロックにおけるリンク情報の値については、その内容
の書き換えが行われるものとされる。
態によっても、先の変形例Cの場合と同様に、一般のカ
ラオケの歌詞表示形態にほぼ沿った表示が実現されるこ
とになる。つまり、図29による説明に準じた形態によ
るカラオケ歌詞表示が可能となる。また、この場合には
ブロックごとをリンク情報により連結するようにして1
つの歌詞表示行としてのカラオケテキストファイルを形
成するようにしているため、1トラックに対応する第1
〜第3セクターの領域内であれば、歌詞としての文字情
報に対する各種表示制御情報の変更はもちろんのこと、
文字情報の修正、変更についても、相応の自由度が与え
られることになる。例えば、或る歌詞表示行を形成する
文字を追加する修正を行うような場合に、その歌詞表示
行のためのカラオケテキストファイルを形成するのに必
要なブロック数が増加する場合には、第1〜第3セクタ
ー内におけるフリーエリアとしてのブロック或いは未使
用のブロックのうちから特定のブロックを選択して、カ
ラオケテキストファイルを形成するブロックとして追加
すればよい。この際、新たに追加されるブロックは、そ
の前に連結されるべきブロックにおけるリンク情報によ
りその連結関係が示されることになる。そして、上記の
ようにして歌詞表示行のためのカラオケテキストファイ
ルが格納できるだけのブロック数を確保した上で、これ
らのブロックに対して、歌詞の文字を追加修正したこと
により変更された内容のデータを書き込むようにすれば
よいことになる。この際、必要に応じて、第1セクター
内におけるポインタP-FRA の値とフリーエリアとしての
ブロックにおけるリンク情報の値については、その内容
の書き換えが行われるものとされる。
【0253】なお、変形例C及び変形例Dとしては、カ
ラオケに対する適用例として説明したが、実際の適用に
際してはこれに限定されるものではない。例えば、プロ
グラムエリアに記録する主データを外国語会話学習用の
ソフトとして、これに対応するテキストファイルデータ
を、変形例C及び変形例Dに基づいて作成して記録する
ようにすることも考えられる。つまり、主データとして
外国語の例文が発音されているタイミングに対応して、
例えばその例文自体や、例文に対する応答文などの文字
を表示し、発音のガイドとしてワイプ処理を行うように
することなども考えられる。つまり、少なくとも変形例
C及び変形例Dとしては、表示文字に対して、所要の表
示制御情報により表示形態の変化を与えることが有効な
ソフトであれば、決してカラオケのみの使用に限定され
るものではない。従って、文字列や文字ごとに対する表
示制御情報の定義としても、変形例C及び変形例Dに示
した以外の定義内容が適宜設定されて構わないものであ
る。
ラオケに対する適用例として説明したが、実際の適用に
際してはこれに限定されるものではない。例えば、プロ
グラムエリアに記録する主データを外国語会話学習用の
ソフトとして、これに対応するテキストファイルデータ
を、変形例C及び変形例Dに基づいて作成して記録する
ようにすることも考えられる。つまり、主データとして
外国語の例文が発音されているタイミングに対応して、
例えばその例文自体や、例文に対する応答文などの文字
を表示し、発音のガイドとしてワイプ処理を行うように
することなども考えられる。つまり、少なくとも変形例
C及び変形例Dとしては、表示文字に対して、所要の表
示制御情報により表示形態の変化を与えることが有効な
ソフトであれば、決してカラオケのみの使用に限定され
るものではない。従って、文字列や文字ごとに対する表
示制御情報の定義としても、変形例C及び変形例Dに示
した以外の定義内容が適宜設定されて構わないものであ
る。
【0254】また、以上の実施の形態の例としては、デ
ィスク90は光磁気ディスクとして説明してきたが、再
生専用ディスクであっても、AUXデータやAUX−T
OCの構造及びその出力動作は、全く同様に適用できる
ことはいうまでもない。もちろんこの場合は、ディスク
製造者(ディスクソフトウエアメーカー)側がAUXデ
ータの記録や出力タイミングの設定を行うことになる。
ィスク90は光磁気ディスクとして説明してきたが、再
生専用ディスクであっても、AUXデータやAUX−T
OCの構造及びその出力動作は、全く同様に適用できる
ことはいうまでもない。もちろんこの場合は、ディスク
製造者(ディスクソフトウエアメーカー)側がAUXデ
ータの記録や出力タイミングの設定を行うことになる。
【0255】また上記例では、文字情報などの出力タイ
ミングはプログラム内のアドレス(絶対アドレス又はオ
フセットアドレス)により指定するようにしたが、例え
ばアドレスに代えて曲再生開始からの時間値などを記録
しておくようにしてもよい。また実施の形態をミニディ
スクシステムで説明したが、本発明はこれ以外にも、各
種記録再生システムにおいて広く適用できる。
ミングはプログラム内のアドレス(絶対アドレス又はオ
フセットアドレス)により指定するようにしたが、例え
ばアドレスに代えて曲再生開始からの時間値などを記録
しておくようにしてもよい。また実施の形態をミニディ
スクシステムで説明したが、本発明はこれ以外にも、各
種記録再生システムにおいて広く適用できる。
【0256】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録媒体
に主データとなるプログラムとともに、文字、画像その
他の副データとなるデータファイルを記録できるように
している。また副データとしてのデータファイルは副デ
ータ領域となる特定の領域に記録する。また副データ管
理情報によってプログラムとは独立して管理する。さら
に、副データ管理情報の管理方式によって、あるデータ
ファイル内のデータが、特定のプログラム内での出力タ
イミングに合わせた出力が可能となるようにしている。
これらのことから次のような各効果が得られる。
に主データとなるプログラムとともに、文字、画像その
他の副データとなるデータファイルを記録できるように
している。また副データとしてのデータファイルは副デ
ータ領域となる特定の領域に記録する。また副データ管
理情報によってプログラムとは独立して管理する。さら
に、副データ管理情報の管理方式によって、あるデータ
ファイル内のデータが、特定のプログラム内での出力タ
イミングに合わせた出力が可能となるようにしている。
これらのことから次のような各効果が得られる。
【0257】まず、副データとしてのデータファイル
は、プログラム領域とは異なる副データ領域に記録され
ること、及び副データ管理情報によって管理されること
で、データファイルの記録、更新、編集等はプログラム
とは無関係に実行できる。このため、文字、画像等のデ
ータファイルを副データとして記録したい場合、修正し
たい場合などにプログラムも同時に記録を行う必要はな
く、手軽かつ短時間での記録・更新動作が実現できる。
また副データ管理情報によってプログラムとは独立して
管理されることで、副データとしてのデータファイル
は、プログラムの再生動作状態や管理状態によって制限
されないで、記録、再生、編集、管理状態の設定/更新
等を行うことができる自由度の高いデータとすることが
できる。
は、プログラム領域とは異なる副データ領域に記録され
ること、及び副データ管理情報によって管理されること
で、データファイルの記録、更新、編集等はプログラム
とは無関係に実行できる。このため、文字、画像等のデ
ータファイルを副データとして記録したい場合、修正し
たい場合などにプログラムも同時に記録を行う必要はな
く、手軽かつ短時間での記録・更新動作が実現できる。
また副データ管理情報によってプログラムとは独立して
管理されることで、副データとしてのデータファイル
は、プログラムの再生動作状態や管理状態によって制限
されないで、記録、再生、編集、管理状態の設定/更新
等を行うことができる自由度の高いデータとすることが
できる。
【0258】また副データとしてのデータファイルは、
副データ管理情報によって、特定のプログラム内での出
力タイミングに合わせた出力が可能とされるため、例え
ば歌詞などの情報としてのデータファイルを、プログラ
ムの再生に同期して、例えば楽曲の演奏としての歌唱内
容の表示出力やカラオケガイドとしての表示出力などの
動作が可能となる。このようにプログラムとデータファ
イルを連携的に再生させることができ、多様な再生動作
が可能となるという効果がある。またこのようにプログ
ラムの内容に同期させて出力する場合でも、そのデータ
ファイルの出力管理は主データ管理情報によるものでは
なく、従って出力タイミングの修正なども容易となり、
例えば表示出力される文字の表示タイミングをプログラ
ムとしての音楽に合わせた調整なども容易となる。そし
て以上のことから、本発明としては機能拡張性が高く、
かつ操作性がよい有用な記録再生システムを実現できる
ことになる。
副データ管理情報によって、特定のプログラム内での出
力タイミングに合わせた出力が可能とされるため、例え
ば歌詞などの情報としてのデータファイルを、プログラ
ムの再生に同期して、例えば楽曲の演奏としての歌唱内
容の表示出力やカラオケガイドとしての表示出力などの
動作が可能となる。このようにプログラムとデータファ
イルを連携的に再生させることができ、多様な再生動作
が可能となるという効果がある。またこのようにプログ
ラムの内容に同期させて出力する場合でも、そのデータ
ファイルの出力管理は主データ管理情報によるものでは
なく、従って出力タイミングの修正なども容易となり、
例えば表示出力される文字の表示タイミングをプログラ
ムとしての音楽に合わせた調整なども容易となる。そし
て以上のことから、本発明としては機能拡張性が高く、
かつ操作性がよい有用な記録再生システムを実現できる
ことになる。
【0259】また、特に副データのデータファイルとし
て、文字情報に対応して、この文字を表示させる際の各
文字や文字列に対する所要の表示制御情報を記録するよ
うにすることで、主データの再生に同期した文字情報の
表示/消去のみにとどまらず、表示文字に対して各種形
態による表示効果を与えることが可能となる。例えばこ
れをカラオケに適用した場合には、例えば、主データを
利用してカラオケの楽曲としての音声を再生していると
きに、副データとしてのカラオケデータファイルを利用
して、或る文字列を所要の表示領域に対して所要のタイ
ミングで表示させると共に、表示された文字列を形成す
る文字に対していわゆるワイプといわれる効果を与える
などの制御が可能となる。つまり、カラオケの歌唱ガイ
ドとなる歌詞表示として、例えば業務用のレベルで一般
に行われているのとほぼ同様の表示形態を実現すること
が充分に可能となる。
て、文字情報に対応して、この文字を表示させる際の各
文字や文字列に対する所要の表示制御情報を記録するよ
うにすることで、主データの再生に同期した文字情報の
表示/消去のみにとどまらず、表示文字に対して各種形
態による表示効果を与えることが可能となる。例えばこ
れをカラオケに適用した場合には、例えば、主データを
利用してカラオケの楽曲としての音声を再生していると
きに、副データとしてのカラオケデータファイルを利用
して、或る文字列を所要の表示領域に対して所要のタイ
ミングで表示させると共に、表示された文字列を形成す
る文字に対していわゆるワイプといわれる効果を与える
などの制御が可能となる。つまり、カラオケの歌唱ガイ
ドとなる歌詞表示として、例えば業務用のレベルで一般
に行われているのとほぼ同様の表示形態を実現すること
が充分に可能となる。
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック
図である。
図である。
【図2】実施の形態のディスクのセクターフォーマット
の説明図である。
の説明図である。
【図3】実施の形態のディスクのアドレス形式の説明図
である。
である。
【図4】実施の形態のディスクのアドレス例の説明図で
ある。
ある。
【図5】実施の形態のディスクのエリア構造の説明図で
ある。
ある。
【図6】実施の形態のU−TOCセクター0の説明図で
ある。
ある。
【図7】実施の形態のU−TOCセクター0のリンク形
態の説明図である。
態の説明図である。
【図8】実施の形態のU−TOCセクター1の説明図で
ある。
ある。
【図9】実施の形態のU−TOCセクター2の説明図で
ある。
ある。
【図10】実施の形態のU−TOCセクター4の説明図
である。
である。
【図11】実施の形態のAUX−TOCセクター0の説
明図である。
明図である。
【図12】実施の形態のAUX−TOCセクター1の説
明図である。
明図である。
【図13】実施の形態のAUX−TOCセクター2の説
明図である。
明図である。
【図14】実施の形態のAUX−TOCセクター3の説
明図である。
明図である。
【図15】実施の形態のAUX−TOCセクター4の説
明図である。
明図である。
【図16】実施の形態のAUX−TOCセクター5の説
明図である。
明図である。
【図17】実施の形態のAUX−TOCセクター6の説
明図である。
明図である。
【図18】実施の形態のAUX−TOCセクター7の説
明図である。
明図である。
【図19】実施の形態のAUX−TOCセクター8の説
明図である。
明図である。
【図20】実施の形態のAUX−TOCセクター9の説
明図である。
明図である。
【図21】実施の形態のピクチャーファイルセクターの
説明図である。
説明図である。
【図22】実施の形態のテキストファイルセクターの説
明図である。
明図である。
【図23】実施の形態のカラオケテキストファイルセク
ターの説明図である。
ターの説明図である。
【図24】実施の形態のカラオケアドレスセクターの説
明図である。
明図である。
【図25】実施の形態のカラオケテキストファイルセク
ターとカラオケアドレスセクターの関係の説明図であ
る。
ターとカラオケアドレスセクターの関係の説明図であ
る。
【図26】実施の形態の変形例Aとしてのカラオケテキ
ストセクターの説明図である。
ストセクターの説明図である。
【図27】実施の形態の変形例Aとしてのカラオケテキ
ストセクターのデータの説明図である。
ストセクターのデータの説明図である。
【図28】実施の形態の変形例Bとしてのカラオケテキ
ストセクターとカラオケアドレスセクターの関係の説明
図である。
ストセクターとカラオケアドレスセクターの関係の説明
図である。
【図29】実施の形態の変形例Cとしてのカラオケテキ
ストファイルセクターの説明図である。
ストファイルセクターの説明図である。
【図30】図29に示すカラオケテキストファイルセク
ターにより実現されるカラオケの歌詞の表示形態例を示
す説明図である。
ターにより実現されるカラオケの歌詞の表示形態例を示
す説明図である。
【図31】実施の形態の変形例Dとしてのカラオケテキ
ストファイルの説明図である。
ストファイルの説明図である。
【図32】変形例Dとしてのカラオケテキストファイル
セクター(第1セクター)の説明図である。
セクター(第1セクター)の説明図である。
【図33】変形例Dとしてのカラオケテキストファイル
セクター(第2セクター)の説明図である。
セクター(第2セクター)の説明図である。
【図34】変形例Dとしてのカラオケテキストファイル
セクター(第3セクター)の説明図である。
セクター(第3セクター)の説明図である。
【図35】変形例Dにおいて、ポインタによるカラオケ
テキストファイルセクター上の指定規則を説明するため
の説明図である。
テキストファイルセクター上の指定規則を説明するため
の説明図である。
【図36】変形例Dとして1行分の歌詞行に対応するカ
ラオケテキストファイルの構造例を示す説明図である。
ラオケテキストファイルの構造例を示す説明図である。
【図37】本実施の形態において、プログラムに同期し
たAUXデータの再生動作を実現するための処理動作を
示すフローチャートである。
たAUXデータの再生動作を実現するための処理動作を
示すフローチャートである。
【図38】本実施の形態におけるAUXデータの記録動
作を実現するための処理動作を示すフローチャートであ
る。
作を実現するための処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図39】本実施の形態におけるAUXデータの記録動
作を実現するための処理動作を示すフローチャートであ
る。
作を実現するための処理動作を示すフローチャートであ
る。
1 記録再生装置、3 光学ヘッド、6a 磁気ヘッ
ド、8 エンコーダ/デコーダ部、9 サーボ回路、1
1 システムコントローラ、12 メモリコントロー
ラ、13 バッファメモリ、14 エンコーダ/デコー
ダ部、23 操作部、24 表示部、25 インターフ
ェース部、90 ディスク
ド、8 エンコーダ/デコーダ部、9 サーボ回路、1
1 システムコントローラ、12 メモリコントロー
ラ、13 バッファメモリ、14 エンコーダ/デコー
ダ部、23 操作部、24 表示部、25 インターフ
ェース部、90 ディスク
Claims (16)
- 【請求項1】 時間的連続性のある主データを1又は複
数のプログラムとして記録するプログラム領域と、 前記プログラム領域に記録される主データとしての1又
は複数のプログラムについての記録又は再生又は編集動
作を管理する主データ管理情報を記録する主データ管理
領域と、 前記主データとしての各プログラムとは独立したデータ
としての副データを1又は複数のデータファイルとして
記録する副データ領域と、 前記副データ領域に記録される副データとしての1又は
複数のデータファイルの記録又は再生又は編集動作の管
理を行う副データ管理情報を記録する副データ管理領域
とが形成され、 前記副データ管理領域に記録される副データ管理情報
は、全部又は一部のデータファイルの再生が、あるプロ
グラムの再生進行時間に応じたタイミングで行われるよ
うな動作管理が可能な形態とされることを特徴とする記
録媒体。 - 【請求項2】 前記データファイルとして、文字情報を
記録した文字データファイルと、その文字情報の出力タ
イミング情報を記録した出力タイミングデータファイル
が形成され、 前記副データ管理情報によって、前記文字データファイ
ル内の文字情報が、特定のプログラムの再生動作時に、
前記出力タイミングデータファイル内の出力タイミング
情報で規定される出力タイミングで出力されるように管
理されていることを特徴とする請求項1に記載の記録媒
体。 - 【請求項3】 前記データファイルとして、文字情報
と、その文字情報の出力タイミング情報を記録した文字
データファイルが形成され、 前記副データ管理情報によって、前記文字データファイ
ル内の文字情報が、特定のプログラムの再生動作時に、
前記出力タイミング情報で規定される出力タイミングで
出力されるように管理されていることを特徴とする請求
項1に記載の記録媒体。 - 【請求項4】 前記データファイルとして、文字情報
と、その文字情報に関して所要の表示制御を行うための
表示制御情報を記録した文字表示データファイルが形成
され、 前記副データ管理情報によって、前記文字表示データフ
ァイル内の文字情報が、特定のプログラムの再生動作時
に、前記表示制御情報で規定される表示形態により表示
出力可能なように管理されていることを特徴とする請求
項1に記載の記録媒体。 - 【請求項5】 上記表示制御情報として、前記文字表示
データファイル内における1文字分以上の文字情報より
成る文字列情報の表示出力タイミングを制御するための
表示タイミング情報と、この文字列情報の表示位置を指
定する表示位置情報と、文字列情報を形成する各文字情
報をワイプさせるためのタイミングを制御するためのワ
イプ制御情報のうちの一部、あるいは全てが設定されて
いることを特徴とする請求項4に記載の記録媒体。 - 【請求項6】 時間的連続性のある主データを1又は複
数のプログラムとして記録するプログラム領域と、 前記プログラム領域に記録される主データとしての1又
は複数のプログラムについての記録又は再生又は編集動
作を管理する主データ管理情報を記録する主データ管理
領域と、 前記主データとしての各プログラムとは独立したデータ
としての副データを1又は複数のデータファイルとして
記録する副データ領域と、 前記副データ領域に記録される副データとしての1又は
複数のデータファイルの記録又は再生又は編集動作の管
理を行う副データ管理情報を記録する副データ管理領域
とが形成された記録媒体に対して記録動作を行うことの
できる記録装置として、 前記記録媒体に対して情報の記録を行う記録ヘッド手段
と、 前記記録ヘッド手段に、前記副データ領域に副データと
してのデータファイルの記録を実行させることができる
とともに、記録されたデータファイルが、あるプログラ
ムの再生進行時間に応じたタイミングで再生させるよう
にする副データ管理情報を生成し、前記記録ヘッド手段
に、前記副データ管理領域の副データ管理情報の更新を
実行させることのできる記録制御手段を備えたことを特
徴とする記録装置。 - 【請求項7】 前記記録制御手段は、 前記データファイルとして、文字情報を記録した文字デ
ータファイルと、その文字情報の出力タイミング情報を
記録した出力タイミングデータファイルを、前記副デー
タ領域に記録させるとともに、 前記文字データファイル内の文字情報が、特定のプログ
ラムの再生動作時に、前記出力タイミングデータファイ
ル内の出力タイミング情報で規定される出力タイミング
で出力されるように管理を行う副データ管理情報を生成
し、前記副データ管理領域の副データ管理情報の更新を
実行させることを特徴とする請求項6に記載の記録装
置。 - 【請求項8】 前記記録制御手段は、 前記データファイルとして、文字情報と、その文字情報
の出力タイミング情報を記録した文字データファイルを
記録した文字データファイルを、前記副データ領域に記
録させるとともに、 前記文字データファイル内の文字情報が、特定のプログ
ラムの再生動作時に、前記出力タイミングデータファイ
ル内の出力タイミング情報で規定される出力タイミング
で出力されるように管理を行う副データ管理情報を生成
し、前記副データ管理領域の副データ管理情報の更新を
実行させることを特徴とする請求項6に記載の記録装
置。 - 【請求項9】 前記記録制御手段は、 前記データファイルとして、文字情報と、その文字情報
に関して所要の表示制御を行うための表示制御情報を記
録した文字表示データファイルを前記副データ領域に記
録させるとともに、 前記文字表示データファイル内の文字情報が、特定のプ
ログラムの再生動作時に、前記表示制御情報で規定され
る表示形態により表示出力されるように管理を行う副デ
ータ管理情報を生成し、前記副データ管理領域の副デー
タ管理情報の更新を実行させることを特徴とする請求項
6に記載の記録装置。 - 【請求項10】 前記記録制御手段は、 前記表示制御情報として、前記文字表示データファイル
内における1文字分以上の文字情報より成る文字列情報
の表示出力タイミングを制御するための表示タイミング
情報と、この文字列情報の表示位置を指定する表示位置
情報と、文字列情報を形成する各文字情報をワイプさせ
るためのタイミングを制御するためのワイプ制御情報の
うちの一部、あるいは全てを記録するようにされている
ことを特徴とする請求項9に記載の記録装置。 - 【請求項11】 時間的連続性のある主データを1又は
複数のプログラムとして記録するプログラム領域と、 前記プログラム領域に記録される主データとしての1又
は複数のプログラムについての記録又は再生又は編集動
作を管理する主データ管理情報を記録する主データ管理
領域と、 前記主データとしての各プログラムとは独立したデータ
としての副データを1又は複数のデータファイルとして
記録する副データ領域と、 前記副データ領域に記録される副データとしての1又は
複数のデータファイルの記録又は再生又は編集動作の管
理を行う副データ管理情報を記録する副データ管理領域
とが形成された記録媒体に対して再生動作を行うことの
できる再生装置として、 前記記録媒体から前記プログラム、前記主データ管理情
報、前記データファイル、前記副データ管理情報のそれ
ぞれの読出を行うことのできる再生ヘッド手段と、 前記再生ヘッド手段で読み出されたプログラムのデコー
ド処理を行って再生情報として出力することのできるプ
ログラム再生手段と、 前記再生ヘッド手段で読み出されたデータファイルのデ
コード処理を行って再生情報として出力することのでき
るデータファイル再生手段と、 前記再生ヘッド手段によって読み出された前記主データ
管理情報及び前記副データ管理情報に基づいて、前記再
生ヘッド手段、前記プログラム再生手段、前記データフ
ァイル再生手段の動作制御を行うとともに、前記プログ
ラム再生手段から出力されているプログラムの再生進行
時間に応じたタイミングで、特定のデータファイルの再
生出力が前記データファイル再生手段によって実行され
るように制御を行うことのできる再生制御手段を備えた
ことを特徴とする再生装置。 - 【請求項12】 前記再生制御手段は、 前記プログラム再生手段によって特定のプログラムの再
生動作を実行させている際に、前記副データ管理情報で
そのプログラムに対応づけられて管理されている特定の
データファイル内の文字情報が、同じく前記副データ管
理情報でそのプログラムに対応づけられて管理されてい
る他のデータファイル内の出力タイミング情報で規定さ
れる出力タイミングで、前記データファイル再生手段に
よって出力されるように制御を行うことを特徴とする請
求項11に記載の再生装置。 - 【請求項13】 前記再生制御手段は、 前記プログラム再生手段によって特定のプログラムの再
生動作を実行させている際に、前記副データ管理情報で
そのプログラムに対応づけられて管理されている特定の
データファイル内の文字情報が、そのデータファイル内
の出力タイミング情報で規定される出力タイミングで、
前記データファイル再生手段によって出力されるように
制御を行うことを特徴とする請求項11に記載の再生装
置。 - 【請求項14】 前記再生制御手段は、 前記プログラム再生手段によって特定のプログラムの再
生動作を実行させている際に、前記副データ管理情報で
そのプログラムに対応づけられて管理されている特定の
データファイル内の文字情報が、そのデータファイル内
の表示制御情報で規定される表示形態により表示出力さ
れるように制御することを特徴とする請求項11に記載
の再生装置。 - 【請求項15】 前記再生制御手段は上記表示制御情報
に基づく表示制御として、 表示タイミング情報に基づく前記データファイル内にお
ける1文字分以上の文字情報より成る文字列情報の表示
出力タイミングの制御と、 文字列情報ごとに表示位置を指定する表示位置情報に基
づいて、所要の位置にその文字列情報が表示されるよう
にするための制御と、 ワイプ制御情報に基づいて、文字列情報を形成する各文
字情報をワイプ表示させるためのタイミングの制御と、 を実行可能に構成されていることを特徴とする請求項1
4に記載の再生装置。 - 【請求項16】 前記データファイル再生手段は、再生
対象となっているデータファイルの情報を表示出力する
ことを特徴とする請求項11に記載の再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26474698A JPH11232849A (ja) | 1997-10-21 | 1998-09-18 | 記録媒体、記録装置、再生装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28873197 | 1997-10-21 | ||
JP34015997 | 1997-12-10 | ||
JP9-288731 | 1997-12-10 | ||
JP9-340159 | 1997-12-10 | ||
JP26474698A JPH11232849A (ja) | 1997-10-21 | 1998-09-18 | 記録媒体、記録装置、再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11232849A true JPH11232849A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=27335326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26474698A Withdrawn JPH11232849A (ja) | 1997-10-21 | 1998-09-18 | 記録媒体、記録装置、再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11232849A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007520844A (ja) * | 2004-02-03 | 2007-07-26 | エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド | テキスト・サブタイトルをデコードするテキスト・サブタイトル・デコーダ及び方法 |
US7327941B1 (en) | 1999-09-29 | 2008-02-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | System for handling audio information with representative image |
JP2010020901A (ja) * | 2003-11-10 | 2010-01-28 | Samsung Electronics Co Ltd | サブタイトルを記録した情報記録媒体を用いた再生方法 |
US7787753B2 (en) | 2003-04-09 | 2010-08-31 | Lg Electronics Inc. | Recording medium having a data structure for managing reproduction of text subtitle data and methods and apparatuses of recording and reproducing |
US7809244B2 (en) | 2004-03-26 | 2010-10-05 | Lg Electronics Inc. | Recording medium and method and apparatus for reproducing and recording text subtitle streams with style information |
-
1998
- 1998-09-18 JP JP26474698A patent/JPH11232849A/ja not_active Withdrawn
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008079346A (ja) * | 2004-02-03 | 2008-04-03 | Lg Electron Inc | テキスト・サブタイトルをデコードするテキスト・サブタイトル・デコーダ及び方法 |
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US7809244B2 (en) | 2004-03-26 | 2010-10-05 | Lg Electronics Inc. | Recording medium and method and apparatus for reproducing and recording text subtitle streams with style information |
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US8554053B2 (en) | 2004-03-26 | 2013-10-08 | Lg Electronics, Inc. | Recording medium storing a text subtitle stream including a style segment and a plurality of presentation segments, method and apparatus for reproducing a text subtitle stream including a style segment and a plurality of presentation segments |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |