JP2002100156A - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置Info
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- JP2002100156A JP2002100156A JP2000291284A JP2000291284A JP2002100156A JP 2002100156 A JP2002100156 A JP 2002100156A JP 2000291284 A JP2000291284 A JP 2000291284A JP 2000291284 A JP2000291284 A JP 2000291284A JP 2002100156 A JP2002100156 A JP 2002100156A
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Abstract
報量を超えている場合であっても、該情報を記録媒体に
記録することが可能であり、さらに、該記録媒体に記録
された情報を再生する際に、従来の装置で再生する場合
であっても、従来以上の検索能力にて所望の情報を検索
できるように情報を記録することが可能な記録再生装置
を提供する。 【解決手段】 MD1のU−TOCセクター0,1,2
の領域が不足した場合に、U−TOCの空いているセク
ター領域にU−TOCセクター0,1,2と同じフォー
マットを新たに作成してデータを管理し、さらに、U−
TOC領域の使用されていないセクターに、ディレクト
リ管理セクターを作成するシステムコントロールマイコ
ン6を設ける。
Description
を記録媒体にディジタル記録し、かつ記録媒体から音声
信号等の情報を再生する記録再生装置に関するものであ
る。
光磁気ディスク(以下、単にディスクと記す)に音声信
号をディジタル化して記録し、且つ、ディスクに記録さ
れている音声信号を再生することができる、いわゆるミ
ニディスク(以下、MD(MiniDisk )と称する。)装
置等が知られている。尚、小型で携帯に便利なポータブ
ルサイズのオーディオ用MD装置は、場所を問わずに音
声信号の記録再生ができるようになっている。また、M
Dは直径64mmであり、最大80分間の音声信号を記
録することが可能となっている。
領域としてプログラム領域(データ領域)と管理領域と
が設けられている。管理領域のクラスタ0,1は、ピッ
ト領域との緩衝エリアとして用いられる。また、管理領
域のクラスタ2は、パワーキャリブレーションエリア
(PCA)とされ、レーザ光の出カパワー調整等のため
に用いられる。そして、管理領域のクラスタ3,4,5
は、U−TOC(User'sTable of Contents)領域とさ
れる。該U−TOC領域において、1つのクラスタ内に
設けられる各セクターにはデータフォーマットが規定さ
れており、これら各セクターそれぞれに所定の管理情報
が記録されるようになっている。このような管理情報が
記録されたセクターを有するクラスタが、クラスタ3,
4,5に3回繰り返して記録されている。また、上記M
Dは、記録領域の他に、リードイン領域(TOC(Tabl
e of Contents )領域)やリードアウト領域等も有して
いる。
れている各種管理惰報の読み出し、および、U−TOC
領域への各種管理情報の書き込みを行うことにより、M
Dに記録されている音声信号の管理を行う構成となって
いる。
音声信号に対応するディスクネーム/トラックネーム
(タイトル)を、例えば液晶パネル等の表示装置に表示
することができる。
MD等の記録媒体の記録密度は高くなってきている。ま
た、記録媒体における音声信号の圧縮率も大きくなって
きており、元の音声信号に対して情報量が1/20に圧
縮されるものもある。これら2つの要因から、1つの記
録媒体ヘ記録できる情報量(楽曲数)が増加する傾向に
向かっている。
TOC領域内に設けられたセクター内に音声信号のディ
スクネーム/トラックネーム(タイトル)等を記録する
構成となっているものの、記録することができる情報量
には制限がある。これは、記録できる管理情報の量に限
界があるためである。
ことが可能な楽曲数は最大255曲となっている。その
ため、例えば、255曲を超える音声信号が記録された
記録媒体の情報を記録する場合など、記録管理可能な情
報量を超える音声信号を記録する場合では、上記従来の
MD装置を用い、記録すべき音声信号が記録された記録
媒体(情報元の記録媒体)と同等のデータ単位にて、上
記音声信号をMDに記録することは不可能である。ま
た、複数の記録媒体からの音声信号をMDに記録するた
め、記録する楽曲数の合計が255曲を超える場合は、
MDに記録する際に、それぞれの記録媒体と該記録媒体
に記録されている音声信号との対応関係を維持できない
という問題も生じる。
5曲以下であり、これらの楽曲に対応したタイトル等を
MDのU−TOC領域に記録することができた場合で
も、記録された楽曲数が多ければ、音声信号番号(トラ
ックナンバー)にて音声信号(楽曲)を検索して所望の
楽曲を再生する場合に、再生を所望する楽曲を検索して
再生することが困難であるという問題も有している。
ので、記録したい音声信号等が管理可能な情報量を超え
ている場合であっても該情報を記録媒体に記録すること
ができ、さらに、該記録媒体に記録された情報を再生す
る際に、従来の装置で再生する場合であっても、従来以
上の検索能力で所望情報の検索が可能となるように情報
を記録することができる記録再生装置の提供を課題とす
る。
めに、本発明に係る記録再生装置は、入力された音声信
号を圧縮した後、記録可能な記録媒体に記録するととも
に、記録媒体に記録されている圧縮された音声信号を伸
長して再生する記録再生装置において、記録媒体の音声
信号管理領域内には、所定管理情報を規格化して記録す
る所定管理情報格納部が予め設けられており、上記音声
信号を上記記録媒体に記録する際に、上記所定管理情報
格納部内に所定の音声信号管理情報を記録し、さらに、
該所定管理情報格納部に空き領域がなくなると、上記音
声信号管理領域内の空き領域に新たに所定管理情報格納
部を作成し、作成された該所定管理情報格納部内に音声
信号管理情報を記録するように制御する制御手段を備え
たことを特徴としている。
管理領域内に予め設けられた、規定されたフォーマット
の所定管理情報格納部の記録領域が不足した場合に、制
御手段が、上記音声信号管理領域内の空き領域内に、上
記所定管理情報格納部と同じ規格の領域を新たに所定管
理情報格納部として作成する。さらに、上記制御手段
は、新たに作成した所定管理情報格納部に音声信号管理
情報を記録していく。従って、従来の装置における記録
限界情報量よりも多くの情報を、上記記録媒体に記録す
ることができる。
MDに記録できる楽曲数、つまり、U−TOC(音声信
号管理領域に相当する。)内の1つのセクター領域(所
定管理情報格納部に相当する。)に記録できる音声信号
のディスクネーム/トラックネーム(タイトルネーム)
の数は、255曲となっている。従って、例えば、複数
の記録媒体から計255曲を超える楽曲をMDに記録す
る場合、従来のMD装置では、情報元の各記録媒体と該
記録媒体に記録された楽曲との対応関係を、記録先であ
るMDにおいても維持するように記録することは不可能
であった。また、例えば、255曲を超える音声信号が
記録された記録媒体の情報を記録する場合など、記録管
理可能な情報量を超える音声信号を記録する場合では、
従来のMD装置を用いて、記録すべき音声信号が記録さ
れた記録媒体(情報元の記録媒体)と同等のデータ単位
にて、上記音声信号をMDに記録することは不可能であ
った。
用することにより、従来の装置の記録限界情報量(ここ
では、楽曲数が255曲)を超える場合であっても音声
信号の管理が可能であるため、情報元の各記録媒体と該
記録媒体に記録された楽曲との対応関係と同様の対応関
係にて記録を行うことが可能となる。
明に係る記録再生装置は、入力された音声信号を圧縮し
た後、記録可能な記録媒体に記録するとともに、記録媒
体に記録されている圧縮された音声信号を伸長して再生
する記録再生装置において、記録媒体の音声信号管理領
域内には、所定管理情報を規格化して記録する複数の所
定管理情報格納部が予め設けられており、上記音声信号
を上記記録媒体に記録する際に、上記音声信号管理領域
内の空き領域に、上記所定管理情報格納部内に記録され
た所定管理情報をディレクトリ単位にて管理するディレ
クトリ管理情報格納部を作成する制御手段を備えたこと
を特徴とすることもできる。
管理領域内の空き領域にディレクトリ管理情報格納部を
作成するので、該記録媒体がディレクトリ単位で音声信
号を再生できるように、音声信号を記録することができ
る。
声信号を従来の構成の装置にて再生する場合であって
も、音声信号の検索能力を向上させることができる。
1ないし図9に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。尚、本実施の形態においては、本発明の記録再生装
置の構成をMD(Mini Disk )装置に適用し、記録媒体
としては、MD装置にて音声信号の記録・再生が行われ
るMDを用いた場合を例として説明する。
してのMD装置の構成について、図1のブロック図を用
いて説明する。
可能な記録媒体であるMDに対し、音声信号のアナログ
情報をディジタル化して記録すると共に、該MDに記録
されているディジタル音声信号を再生するように構成さ
れている。尚、該MD装置は、MDに対してディジタル
音声信号を間欠記録・間欠再生するようになっている。
すように、光ピックアップ2と、アナログ信号処理回路
3と、ディジタル信号処理回路4と、メモリ5と、シス
テムコントロールマイコン(制御手段)6と、サーボ制
御回路7と、メカニズム部8と、送りモータ9と、スピ
ンドルモータ10と、音声圧縮伸長回路11と、コンバ
ータ12と、ヘッド駆動回路13と、記録ヘッド14
と、入力装置17と、表示切り替え装置21と、表示装
置23とを備えている。
と、文字列記録キー16とを備えている。
レクトリ名/トラック名切り替えキー18と、決定キー
19と、検索キー20とを備えている。該表示切り替え
装置21によって決定したものが、表示装置23の液晶
パネル22に表示される。ここで、決定キー19および
検索キー20の一例として、決定キー19は従来の記録
再生装置の再生キー、検索キー20は従来の記録再生装
置の早送りキー、巻戻しキーと対応させることができ
る。
aと、D/Aコンバータ12bとを備えている。
回路に電力を供給する図示しない電源回路を備えてい
る。
動作について、引続き図1に基づき説明する。
(User's Table of Contents)領域(音声信号管理領
域)とからなる記録領域を有している。上記プログラム
領域には、ディジタル音声信号と、ディレクトリ名やト
ラック名等の文字列を変換してなるディジタル文字列信
号(後述する)とが記録されるようになっている。U−
TOC領域には、該ディジタル音声信号のプログラム領
域における記録位置(スタートアドレスおよびエンドア
ドレス)、つまり、トラックナンバーやディレクトリネ
ーム、或いはトラックネーム等の各種惰報が記録される
ようになっている。尚、上記U−TOC領域についての
詳細は後述する。
録媒体としてのMD1にレーザ光を照射して、該MD1
からの反射光を取り込む再生ヘッドであり、該MD1に
記録されたRF(Radio Frequency )信号等の信号を読
み取る。
コントロールマイコン6と通信可能に設けられると共
に、上記光ピックアップ2により読み取られた信号を増
幅してディジタル信号処理回路4に送出する。さらに、
上記アナログ信号処理回路3は、上記光ピックアップ2
により読み取られた信号からフォーカスエラー信号およ
びトラッキングエラー信号等のサーボ制御信号を生成
し、該サーボ制御信号をサーボ制御回路7に送出する。
の処理等を行い、且つ、ディジタル文字列信号の授受を
行うために、システムコントロールマイコン6と通信可
能に設けられる。さらに、上記ディジタル信号処理回路
4は、上記アナログ信号処理回路3を経た信号に対して
復調および誤り訂正等の所定の処理を施した後、該信号
を音声圧縮伸長回路11に転送する。また、上記ディジ
タル信号処理回路4は、ディジタル音声信号およびディ
ジタル文字列信号をメモリ5に記憶させるために、シス
テムコントロールマイコン6の指示に従って、メモリ5
の書き込み動作および読み出し動作を制御するようにな
っている。そして、上記ディジタル信号処理回路4は、
メモリ5から出力されたディジタル音声信号を音声圧縮
伸長回路11に転送する一方、ディジタル文字列信号を
システムコントロールマイコン6に転送する。
4から出力されたディジタル音声信号およびディジタル
文字列信号を一時的に記憶するようになっている。該メ
モリ5は、ディジタル信号処理回路4と音声圧縮伸長回
路11との間に配されており、ディジタル信号処理回路
4から出力されるディジタル音声信号の転送速度と、音
声圧縮伸長回路11に入力されるディジタル音声信号の
転送速度との差を吸収すること、および、振動等の外乱
による記録・再生の中断を防止するためにディジタル音
声信号を保護することを目的として設けられている。つ
まり、上記メモリ5は、再生時においては、その内部に
記憶されたディジタル音声信号が一定のサイズとなった
ときに、該ディジタル音声信号を音声圧縮伸長回路11
に転送する構成となっている。
により読み取られた信号、つまり、上記ディジタル音声
信号が記録されていたMD1のプログラム領域に記録さ
れているディスクアドレス(アドレス)を記憶する。さ
らに、後述するように、メモリ5は、ディジタル音声信
号のディスクアドレスと関連付けてディジタル文字列信
号をMD1のプログラム領域に記録する際に該ディジタ
ル文字列信号を記憶すると共に、ディジタル文字列信号
をヘッド駆動回路13に送出するタイミングを調節す
る。
処理回路4から出力されて、ATRAC3( Adaptive
Transform Acoustic Coding Version 3)と称される情
報圧縮技術により、所定の圧縮率、例えば約1/10で
時間軸圧縮されているディジタル音声信号を、時間軸伸
長してコンバータ12のD/Aコンバータ12bに転送
する。該D/Aコンバータ12bにて元のアナログ音声
信号に再生された後、出力端子25に出力される。該出
力端子25は、スピーカ等を有する図示しない出力部に
接続されている。
1の記録トラック(図示せず)に直交する方向(つま
り、MD1の半径方向)へ移動させるためのモータであ
る。スピンドルモータ10は、MD1を回転駆動させる
ためのモータである。メカニズム部8は、モータドライ
バ回路等を備えており、送りモータ9と、スピンドルモ
ータ10と、光ピックアップ2の対物レンズ(図示せ
ず)を駆動する図示しない駆動装置とを動作させるため
に、これら各装置に電力を供給すると共に、該各装置を
駆動するように構成されている。
ら出射される光をMD1における目標の記録トラックに
追従させる等の動作が正確に行われるように、上記メカ
ニズム部8により駆動される上記の各装置をフィードバ
ック制御する回路である。このサーボ制御回路7は、シ
ステムコントロールマイコン6の指示に従い、アナログ
信号処理回路3から出力されたサーボ信号に基づいて、
フォーカス、トラッキング、シークおよびスピン等の制
御量を決定し、その制御量を制御信号としてメカニズム
部8に送出するようになっている。
ログ信号処理回路3、ディジタル信号処理回路4、サー
ボ制御回路7、音声圧縮伸長回路11、入力装置17、
表示切り替え装置21および表示装置23等、装置全体
を集中管理するマイクロコンピュータである。尚、シス
テムコントロールマイコン6は、メモリ5に記憶されて
いるディジタル音声信号量およびディジタル文字列信号
量を検知することが可能である。
字列記録キー16等の押圧による手動入力操作によっ
て、任意の文字列の入力や該文字列のMD1への記録等
の処理動作を、システムコントロールマイコン6に入力
するようになっている。
記録キー16や、表示切り替え装置21に設けられた、
ディレクトリ名/トラック名切り替えキー18、決定キ
ー19、および検索キー20の他にも、図示しないスイ
ッチやキー等が多数備えられている。これらスイッチお
よびキーの押圧による手動入力操作によって、MD1の
記録動作または再生動作、即ち、MD1への音声信号や
各種情報の書き込み等の処理動作、および、MD1に記
録されている音声信号や各種情報の読み出し等の処理動
作が、システムコントロールマイコン6に入力される。
されている、若しくは記録されるべき音声信号に関する
任意の文字列、例えば、楽曲のタイトル等の文字列を入
力する際に操作されるものであり、片仮名、平仮名、漢
字、英字、数字、各種記号等を入力することができる。
ー15によって入力された上記文字列を、メモリ5に記
憶させる際に操作される。
装置17から入力される上記の処理動作に基づいてMD
1の記録・再生が行われるように、上記の各装置・回路
を制御すると共に、ヘッド駆動回路13および記録ヘッ
ド14を介して、MD1の記録領域を書き換えるように
なっている。また、システムコントロールマイコン6
は、入力装置17から入力される文字列を識別可能なデ
ィジタル文字列信号に変換してディジタル信号処理回路
4に出力すると共に、該ディジタル信号処理回路4から
入力されるディジタル文字列信号、つまり、MD1に記
録されているディジタル文字列信号を再生して文字列に
変換し、表示装置23に出力するようになっている。そ
して、システムコントロールマイコン6は、所望する音
声信号に対応してディジタル文字列信号が再生されるよ
うに、メモリ5からディジタル信号処理回路4を介して
音声圧縮伸長回路11に転送される音声信号のディスク
アドレスを認識することができるようになっている。
ディジタル信号処理回路4に送出されたディジタル文字
列信号は、メモリ5に一旦記憶された後、ヘッド駆動回
路13および記録ヘッド14を介してMD1のプログラ
ム領域に記録される。
は、検索キー20、決定キー19によって選択された文
字列に対応する音声信号のディスクアドレスを、光ピッ
クアップ2等を介してサーチ(検索)するようになって
いる。つまり、システムコントロールマイコン6は、文
字列と関連付けられたディスクアドレスでもって音声信
号を検索する機能を備えている。尚、上記の検索は、M
D1を再生状態にして行われる。
力キー15等の操作によって入力される文字列、並び
に、MD1から読み取られた文字列や、タイトル等の各
種情報を、必要に応じて液晶パネル22に表示するよう
になっている。つまり、音声信号の再生時に、所望する
音声信号に対応してMD1から読み取られた文字列を表
示するようになっている。尚、表示装置23はスクロー
リングが可能となっており、表示すべき文字列の字数が
多い場合、或いは、文字列の数(文字列群)が多い場合
においても、これら文字列を一括して表示することがで
きるようになっている。
るMD1の記録動作について、引続き図1に基づき説明
する。
い入力部に接続されている。A/Dコンバータ12a
は、該入力端子24より入力されたアナログ音声信号を
ディジタル音声信号に変換し、音声圧縮伸長回路11に
転送するようになっている。該音声圧縮伸長回路11
は、A/Dコンバータ12aから出力されたディジタル
音声信号の時間軸をATRAC3により所定の圧縮率、
例えば約1/10に圧縮した後、該ディジタル音声信号
をディジタル信号処理回路4に転送する。
長回路11から出力されたディジタル音声信号を変調す
ると共に、誤り訂正ビットの付加等の所定の処理を施
す。また、ディジタル信号処理回路4は、上記のディジ
タル音声信号とシステムコントロールマイコン6から送
出されるディジタル文字列信号とをメモリ5に転送する
と共に、メモリ5から出力されたディジタル音声信号お
よびディジタル文字列信号をヘッド駆動回路13を介し
て記録ヘッド14に転送するようになっている。従っ
て、メモリ5は、音声圧縮伸長回路11から出力される
ディジタル音声信号の転送速度と、ディジタル信号処理
回路4を介してヘッド駆動回路13に入力されるディジ
タル音声信号の転送速度との差を吸収することも目的と
している。つまり、上記メモリ5は、記録時において
は、その内部に記憶されたディジタル音声信号が一定の
サイズとなったときに、該ディジタル音声信号をディジ
タル信号処理回路4に転送するようになっている。
されてA/D変換されたディジタル音声信号が記録され
る、MD1のプログラム領域のディスクアドレスを、入
力装置17の操作にて入力されるディレクトリ名/トラ
ック名と関連付けて記憶する。尚、このディスクアドレ
スは、光ピックアップ2により読み取られ、アナログ信
号処理回路3およびディジタル信号処理回路4を介して
メモリ5に入力され、記憶される。
ールマイコン6の制御により、ディジタル信号処理回路
4から出力されたディジタル音声信号およびディジタル
文字列信号を記録ヘッド14に転送すると共に、記録ヘ
ッド14によるMD1の目標の記録トラックヘディジタ
ル音声信号およびディジタル文字列信号の記録が正確に
行われるように、記録ヘッド14をMD1の記録トラッ
クに直交する方向へ移動させるようになっている。
レーザ光が照射されている状態のMD1に磁界をかける
ことにより、該MD1のプログラム領域にディジタル音
声信号およびディジタル文字列信号を記録するようにな
っている。つまり、ディジタル文字列信号およびディス
クアドレスを記録する領域は、プログラム領域内に確保
される。記録ヘッド14は、さらに、MD1のU−TO
C領域に、各種情報やディスクアドレス等を記録するよ
うになっている。
する音声信号に対応するタイトル名が表示装置23の液
晶パネル22に表示されるように、音声信号の記録時
に、音声信号のディスクアドレスと関連付けて、ディジ
タル文字列信号をMD1のU−TOC領域に記録するよ
うになっている。このように、システムコントロールマ
イコン6、ヘッド駆動回路13、記録ヘッド14、光ピ
ックアップ2、文字列記録キー16等にて信号記録手段
が構成されている。
てMD1に対して行われる、音声信号管理のための情報
(管理情報)の書込みについて説明する。
U−TOCの空きセクター領域にディレクトリ管理セク
ター(ディレクトリ管理情報格納部)を作成し、このデ
ィレクトリ管理セクターを用いて曲管理を行う装置であ
る。そこで、該MD装置に対して用いられるMD1の、
トラック(楽曲等)の記録/再生動作などの管理を行な
う管理情報領域であるU−TOCについて、以下に説明
する。尚、上記MD1のディレクトリ管理セクターの詳
細については後述する。
ター0(所定管理情報格納部)について、図2に基づき
説明する。図2は、上記MD1におけるU−TOCセク
ター0のフォーマットを示すものである。尚、U−TO
Cのセクターとしては、セクター0〜セクター31まで
設けることが可能である。これらセクター0〜セクター
31の中で、セクター1(所定管理情報格納部)および
セクター4(所定管理情報格納部)は文字情報(ただ
し、セクター4はアスキーコードを含む)、セクター2
(所定管理情報格納部)は録音日時を記録する領域とさ
れている。まずは、MD1の記録/再生動作に必ず必要
となるU−TOCセクター0について説明する。
音を行なった楽曲等のプログラムや新たにプログラムが
録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録され
たデータ領域である。例えば、MD1に楽曲を録音する
際、システムコントロールマイコン6は、U−TOCセ
クター0からMD1上のフリーエリアを探し出し、この
フリーエリアに音声信号を記録していく。また、再生時
には、再生すべき楽曲が記録されているエリアをU−T
OCセクター0から判別し、そのエリアにアクセスして
再生動作を行なう。
イト×588=2352バイト)は、先頭位置にオール
0又はオール1の1バイトデータが並んで形成される同
期パターンが記録される。続いて、クラスタアドレス
(Cluster H),(Cluster L)、およびセクターアド
レス(Sector)となるアドレスが3バイトにわたって記
録され、さらに、モード情報(MODE)が1バイト付加さ
れる。以上、クラスタアドレス、セクターアドレス、お
よびモード情報がヘッダとされる。ここでの3バイトの
アドレスは、そのセクター自体のアドレスである。
ダ部分については、上記U−TOCセクター0に限ら
ず、後述する各セクター(セクター1,2,4)につい
ても同様に、セクター単位でそのセクター自体のアドレ
スおよび同期パターンが記録されている。
スタアドレスは上位アドレス(Clu-sterH)と下位アド
レス(Cluster L)との2バイトで記される。また、セ
クターアドレス(Sector)は1バイトで記されて、各セ
クターに対応している。つまりこれらのアドレスは短縮
形式ではない。
ド(Maker code)、モデルコード(Model code)、最初
のトラックのトラックナンバ(First TNO)、最後の
トラックのトラックナンバ(Last TNO)、セクター
使用状況(Used sectors)、ディスクシリアルナンバ
(Disk Serial No)、ディスクID等のデータが記録さ
れる。
リーエリア等を、後述するテーブル部に対応させること
で識別するため、ポインタ部として各種のポインタ(P
−DFA,P−EMPTY,P−FRA,P−TNO1
〜P−TNO255)が記録される領域が用意されてい
る。
TN0255)に対応させることになるテーブル部とし
て、(01h)〜(FFh)(本明細書において「h」
を付した数字は16進表記での数値とする)までの25
5個のパーツテーブルが設けられる。それぞれのパーツ
テーブルには、或るパーツについて起点となるスタート
アドレス、終端となるエンドアドレス、そのパーツのモ
ード情報(トラックモード)が記録されている。さらに
各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツヘ続い
て連結される場合があるため、その連結されるパーツの
スタートアドレスおよびエンドアドレスが記録されてい
るリンク情報が記録可能となっている。
て、時間的に連続したデータが物理的に連続して記録さ
れているトラック部分のことをいう。そして、スタート
アドレス、エンドアドレスとして示されるアドレスは、
1つの楽曲(トラック)を構成する1又は複数のパーツ
を示すアドレスとなる。これらのアドレスは短縮形で記
録され、クラスタ、セクター、サウンドグループを指定
する。
(プログラム/トラック)のデータを、物理的に不連続
に、即ち複数のパーツにわたって記録していたとして
も、パーツ間でアクセスしながら再生していくことによ
り、再生動作に支障はない。それゆえ、ユーザーが録音
する楽曲等については、録音可能エリアの効率使用等の
目的から、複数パーツにわけて記録する場合もある。
ツテーブルに与えられたナンバ(01h)〜(FFh)
によって連結すべきパーツテーブルを指定することによ
り、パーツテーブルの連結を可能としている。つまり、
U−TOCセクター0におけるテーブル部においては、
1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現している。
例えば、3つのパーツが連結されて構成される楽曲につ
いては、リンク情報によって連結される3つのパーツテ
ーブルによってそのパーツ位置の管理が行われる。尚、
実際にはリンク情報は所定の演算処理によりU−TOC
セクター0内のバイトポジションとされる数値で示され
る。即ち、304+(リンク情報)×8(バイト目)と
してパーツテーブルが指定される。
る(01h)〜(FFh)までの各パーツテーブルは、
ポインタ部におけるポインタ(P−DFA,P−EMP
TY,P−FRA,P−TN01〜P−TN0255)
によって、そのパーツの内容が示される。
に付いて示しており、傷などによる欠陥領域となるトラ
ック部分(=パーツ)が示された1つのパーツテーブル
又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを
指定している。つまり、欠陥パーツが存在する場合は、
ポインタP−DFAにおいて(01h)〜(FFh)の
何れかが記録されており、それに相当するパーツテーブ
ルには、スタートおよびエンドアドレスによって欠陥パ
ーツが示されている。また、他にも欠陥パーツが存在す
る場合は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報とし
て他のパーツテーブルが指定され、指定されたパーツテ
ーブルにも、リンク情報として欠陥パーツが示されてい
る。そして、さらに他の欠陥パーツがない場合、リンク
情報は例えば『(00h)』とされ、以降リンクなしと
される。
部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭
のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテ
ーブルが存在する場合は、ポインタP−EMPTYとし
て、(01h)〜(FFh)のうちの何れかが記録され
る。未使用のパーツテーブルが複数存在する場合は、ポ
インタP−EMPTYによって指定されたパーツテーブ
ルのリンク情報によって、順次パーツテーブルが指定さ
れていき、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブ
ル部上で連結される。
の書込可能なフリーエリア(消去領域を含む)を示して
おり、フリーエリアとなるトラック部分(パーツ)が示
された1又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテ
ーブルを指定している。つまり、フリーエリアが存在す
る場合はポインタP−FRAにおいて(01h)〜(F
Fh)の何れかが記録されており、それに相当するパー
ツテーブルには、フリーエリアであるパーツがスタート
およびエンドアドレスによって示されている。また、こ
のようなパーツが複数個有り、つまりパーツテーブルが
複数個有る場合は、リンク情報が『(00h)』となる
パーツテーブルまで順次指定される。
は、MD1において、ユーザーが記録を行なった楽曲な
どのトラックについて示しており、例えば、ポインタP
−TNO1では、第1トラックのデータが記録された1
又は複数のパーツのうち、時間的に先頭となるパーツが
示されたパーツテーブルが指定されている。例えば、第
1トラック(第1プログラム)とされた楽曲が、MD1
上でトラックが分断されず、つまり1つのパーツで記録
されている場合は、該第1トラックの記録領域はポイン
タP−TNO1で示されるパーツテーブルのスタートお
よびエンドアドレスとして記録されている。
ラム)とされた楽曲がMD1上で複数のパーツに離散的
に記録されている場合は、該第2トラックの記録位置を
示すために各パーツが時間的な順序に従って指定され
る。つまり、ポインタP−TNO2に指定されたパーツ
テーブルから、さらにリンク惰報によって他のパーツテ
ーブルが順次時間的な順序に従って指定され、リンク情
報が『(00h)』となるパーツテーブルまで連結され
る。このように、例えば、2曲目を構成するデータが記
録された全パーツが順次指定されて記録される。これに
より、U−TOCセクター0のデータを用いて、2曲目
の再生時や、該2曲目が記録さている領域への上書き記
録を行なう際に、光学ピックアップ2および記録ヘッド
14をアクセスさせて、離散的なパーツから連続的な音
声信号を取り出したり、記録エリアを効率使用した記録
が可能になる。
U−TOCセクター0と同様のフォーマットであるた
め、本実施の形態に係るMD装置にて使用する際に新た
なフォーマットを作成する必要はない。
ター1について説明する。上述したように、本実施の形
態に係るMD装置は、ディレクトリ管理セクターを用い
て管理を行うため、MD1におけるU−TOCセクター
1をディレクトリ管理用U−TOCセクター1とする必
要がある。該ディレクトリ管理用U−TOCセクター1
のフォーマットの一例を図3に示し、同図を用いて該デ
ィレクトリ管理用U−TOCセクター1について、以下
に説明する。
は、録音された各トラックにトラックネームをつけた
り、ディレクトリ自体の名称としてディレクトリネーム
をつけたりする場合に、入力された文字情報を記録する
データ領域とされる。
ー1には、記録された各トラックに相当するポインタ部
としてポインタP−TNA1〜P−TNA255が用意
されている。また、このポインタP−TNA1〜P−T
NA255によって指定されるスロット部が、1単位8
バイトで255単位のスロット(01h)〜(FFh)
および同じく8バイトの1つのスロット(00h)が用
意されており、上述したU−TOCセクター0とほぼ同
様の形態で文字データを管理する。
ィレクトリネームやトラックネームとしての文字惰報が
アスキーコードで記録される。そして、例えば、ポイン
タP−TNA1によって指定されるスロットには、第1
トラックに対応してユーザーが入力した文字が記録され
ることになる。また、スロットがリンク情報にてリンク
されることで、1つのトラックに対応する文字入力は7
バイト(7文字)より大きくなっても対応できる。な
お、スロット(00h)としての8バイトはディスクネ
ームの記録のための専用エリアとされており、ポインタ
P−TNA(x)(x=1,2,…255)によっては
指定されないスロットとされている。このU−TOCセ
クター1でもポインタP−EMPTYは使用していない
スロットを管理する。
るU−TOCセクター1の一例が示されている。図3と
図4とを比較するとわかるように、本実施の形態におけ
るディレクトリ管理用U−TOCセクター1は、従来の
U−TOCセクター1においてディスクネームを入力す
る部分をディレクトリネームと変更しただけであり、ポ
インタ部やスロット部は同じである。従って、本実施の
形態におけるディレクトリ管理用U−TOCセクター1
は、従来のU−TOCセクター1と互換性がある。これ
により、ディレクトリ管理セクターを用いて曲管理を行
う本実施の形態のMD装置に対して用いられるMDのU
−TOCセクター1として、従来のU−TOCセクター
1を適用することが可能である。
OCセクター2について、図5に基づき説明する。図5
は、上記U−TOCセクター2のフォーマットを示して
おり、このセクター2は、主にユーザーが録音を行なっ
た楽曲の録音日時を記録するデータ領域とされる。
た各トラックに相当するポインタ部としてポインタP−
TRD1〜P−TRD255が用意され、またこのポイ
ンタP−TRD1〜P−TRD255によって指定され
るスロット部が用意される。スロット部には1単位8バ
イトで255単位のスロット(01h)〜(FFh)が
形成されており、上述したU−TOCセクター0とほぼ
同様の形態で、日時データを管理する。
は、楽曲の録音日時が6バイトで記録される。6バイト
はそれぞれ1バイトづつ、年、月、日、時、分、秒に相
当する数値が記録される。また、残りの2バイトには、
メーカーコードおよびモデルコードが記録され、その楽
曲を録音した記録装置の製造者を示すコードデータ、お
よび録音した記録装置の機種を示すコードデータが記録
される。
音されると、ポインタP−TRD1によって指定される
スロットには、その録音日時および録音装置のメーカー
コード、モデルコードが記録される。録音日時データ
は、システムコントロールマイコン6が内部時計を参照
して自動的に記録することになる。
トは、ディスク単位の録音日時の記録のための専用エリ
アとされており、ポインタP−TRD(x)(x=1,
2,…255)によっては指定されないスロットとされ
ている。尚、U−TOCセクター2においても、ポイン
タP−EMPTYは使用していないスロットを管理する
ものである。使用されていないスロットについては、モ
デルコードに代えてリンク情報が記録されており、ポイ
ンタP−EMPTYを先頭に各未使用のスロットがリン
ク情報でリンクされて管理されている。
U−TOCセクター2と同様のフォーマットであるた
め、本実施の形態に係るMD装置にて使用する際に新た
なフォーマットを作成する必要はない。
6に基づき説明する。図6には、U−TOCセクター4
のフォーマットが示されている。このセクター4は、上
記したセクター1と同様に、ユーザーが録音を行なった
トラックに曲名(トラックネーム)をつけたり、ディス
クネームをつける場合に、入力された文字情報を記録す
るデータ領域である。図6と図3とを比較してわかるよ
うに、セクター4のフォーマットはセクター1とほぼ同
様である。ただし、このセクター4は漢字や欧州文字に
対応するコードデータ(2バイトコード)が記録できる
ようにされるものであり、図3のセクター1のデータに
加えて、所定バイト位置に文字コードの属性が記録され
る。このU−TOCセクター4の文字情報の管理は、セ
クター1と同様にポインタP−TNA1〜P−TNA2
55およびポインタP−TNA1〜P−TNA255に
よって指定される255単位のパーツテーブル(01
h)〜(FFh)によって行なわれる。
U−TOCセクター4と同様のフォーマットであるた
め、本実施の形態に係るMD装置にて使用する際に新た
なフォーマットを作成する必要はない。
置に対して使用するMD1において、U−TOCセクタ
ー0,1,2,4のフォーマットについては、従来のU
−TOCセクターを適用することが可能である。
り、MD1のU−TOCの空きセクター領域に作成され
るディレクトリ管理セクターについて説明する。図7に
は、該ディレクトリ管理セクターのフォーマットの一例
が示されている。
ーが設定したディレクトリを管理するものである。ここ
で、記録された各ディレクトリに相当するポインタ部と
して、ポインタP−DNO1〜P−DNO255が用意
されている。
NO255によって指定されるスロット部として、1単
位8バイトで255単位のスロット(01h)〜(FF
h)が用意されている。スロット部には、U−TOCセ
クター0に対応するセクターアドレスADSA(Addres
s Sector Address)、U−TOCセクター1に対応する
セクターアドレスをDNSA(Directory Name Sector
Address )、U−TOCセクター2に対応するセクター
アドレスをRDSA(Rec Day - Time SectorAddress
)、U−TOCセクター4に対応するセクターアドレ
スをASSA(A-scii Code Sector Address)とし、各
2バイトずつ設ける。
れリンク惰報が設けられる。1つの音声データにおいて
セクターを複数個使用する場合は、上記リンク情報が
『(00h)』となるスロットまで順次指定する。
な構成とすることにより、MD1をディレクトリ構造と
することが可能となる。
用いて、本実施の形態に係るMD装置の、上記ディレク
トリ管理セクターを用いた曲管理方法について説明す
る。
こと(S1)を確認したら、MD1のU−TOC領域を
読み取り、該U−TOC領域に記録されているデータを
メモリ5に格納する(S2)。そして、システムコント
ロールマイコン6が、メモリ5に格納されたU−TOC
領域のセクター5〜31の中で使用していないセクター
を検索し、使用されていないセクターに、図7に示した
ディレクトリ管理セクターを作成する(S3)。尚、本
実施の形態においては、セクター5をディレクトリ管理
セクターとする。
音声信号がMD1に記録されると、U−TOCセクター
0に楽曲のアドレス情報が記録される。そして、各セク
ターのポインタP−TNO(x)、P−TNA(x)、
P−TRD(x)は、x番目の楽曲のデータを示してい
る。つまり、U−TOCのセクター0、セクター1、セ
クター2、セクター4の4つのセクターで、1つのデー
タのかたまり(以下、楽曲データセクターと称する。)
と判断することができる。
いて説明する。
に、文字列入力キー15を操作して、MD1に記録され
た音声信号を、ディレクトリ単位で任意に管理するため
の文字列(以下、ディレクトリネームと称する。)を入
力すると(S4)、システムコントロールマイコン6
は、入力された文字列を表示装置22に表示させる。そ
の後、文字列記録キー16が押圧されて、上記文字列が
ディレクトリネーム(ディレクトリ名)として入力され
る(S5)。
1(セクタ4)のスロット(00h)にディレクトリネ
ームの有無を確認して、セクター1のスロット(00
h)が空き領域か否かを判断する(S6)。該セクター
1のスロット(00h)にディレクトリネームが記録さ
れていなければ、該セクター1のスロット(00h)に
上記ディレクトリネームを記録するために、システムコ
ントロールマイコン6によってディジタル文字列信号に
変換された上記ディレクトリネームをメモリ5に記憶さ
せる(S7)。この操作により、セクター0(セクター
4)、セクター1、セクター2を、1つの楽曲データセ
クターと見なすことができる(セクター1とセクター4
の使用方法は記録再生装置により異なり、本実施の形態
ではセクター1のみ使用する)。つまり、図3に示すU
−TOCセクター1のスロット(00h)にディレクト
リネーム(00)を記憶させることにより、楽曲データ
セクターは該ディレクトリネーム(00)の属性を持っ
たものとすることができる。
(00h)にディジタル文字列信号が記録されていた場
合には、セクター6〜セクター31の中から空き領域を
検索し、U−TOCセクター1と同等のフォーマット
で、新たなU−TOCセクター1(以後、U−TOCセ
クター1’と記す。)を作成する。このU−TOCセク
ター1’のスロット(00h)に上記ディレクトリネー
ムを記憶させるために、システムコントロールマイコン
6によってディジタル文字列信号に変換された上記ディ
レクトリネームをメモリ5に記憶させる(S8)。この
場合においても、上記と同様に、U−TOCセクター
1’のスロット(00h)にディレクトリネーム(0
1)を記録することにより、楽曲データセクターに該デ
ィレクトリーネーム(01)の属性を持たせることがで
きる。
セクターアドレスを、図7のディレクトリ管理セクター
のスロット部のDNSAに書き込む。
Cセクター0、U−TOCセクター1、U−TOCセク
ター2が空いているかを確認する(S9)。ここで、U
−TOCセクター1が空いているとは、スロット(00
h)のディレクトリネームのみがある場合である。U−
TOCセクター0、U−TOCセクタ2が空いていれ
ば、U−TOCセクター0にスタートアドレスおよびエ
ンドアドレス、セクター2に録音日時等を書き込む(S
10)。また、U−TOCセクタ0、U−TOCセクタ
2に空き領域がなければ、U−TOCセクター0、U−
TOCセクター2と同等のフオーマットで、新たなU−
TOCセクター0(以後、U−TOCセクター0’と記
す。)、U−TOCセクター2(以後、U−TOCセク
ター2’と記す)を作成し、音声信号を書き込む(S1
1)。
セクターのポインタ部またはスロット部に空き領域がい
っぱいになり、1つのセクターで書き込みができない場
合(S12)、入力音声データの全ての書込みが終了す
るまでディレクトリ管理セクターを除いたセクター6〜
セクター31の中から空いているセクターを検索し、上
記S9にて行われる動作を繰り返す。
終えたら、ディレクトリ管理セクタのADSAにU−T
OCセクター0のセクターアドレス、DNSAにU−T
OCセクター1のセクターアドレス、RDSAにU−T
OCセクター2のセクターアドレス、(それに相当する
U−TOCセクタ(U−TOCセクター0’、U−TO
Cセクター1’、U−TOCセクター2’))のセクタ
ーアドレスをディレクトリ管理セクターのスロット部に
書き込む(S13)。
クターの1つずつで書き込みが終了しているかを確認し
(S14)、各U−TOCセクターが1つずつで書き込
みが終了しているのであれば、ディレクトリ管理セクタ
ーのスロット部のリンク情報領域(Link-P)に『(00
h)』を入力する(S15)。また、1つずつでないの
であれば、リンク情報に次のスロット部のナンバー(0
1h〜FFh)を入力する(S16)。
ーを用いた記録方法のフローである。
(S17)においては、上記S4からのフローを繰り返
す。終了時に、メモリ5に記憶された内容を、MD1の
U−TOC領域に書き込む(S18)。
録方法の説明である。このように、上記MD装置は、M
D1のU−TOCセクター0,1,2の領域が不足した
場合に、U−TOCの空いているセクター領域にU−T
OCセクター0,1,2と同じフォーマットを新たに作
成してデータを管理するので、従来の装置における記録
限界情報量よりも多くの情報をMDに記録することがで
きる。
U−TOC内の1つのセクター領域に記録できる音声信
号のディスクネーム/トラックネーム(タイトルネー
ム)の数は、255曲となっている。従って、例えば、
複数の記録媒体から計255曲を超える楽曲をMDに記
録する場合、従来のMD装置では、情報元の各記録媒体
と該記録媒体に記録された楽曲との対応関係を、記録先
であるMDにおいても維持するように記録することは不
可能であった。
置は、上述したように従来の装置の記録限界情報量(こ
こでは、楽曲数が255曲)を超える場合であっても、
音声信号の管理が可能であるため、情報元の各記録媒体
と該記録媒体に記録された楽曲との対応関係と同様の対
応関係にて記録を行うことができる。
OC領域の空き領域にディレクトリ管理セクターを作成
し、該MD1がディレクトリ単位で音声信号を再生でき
るように、音声信号を記録することができる。これによ
り、該MD1を従来の構成の装置にて再生する場合であ
っても、所望の音声信号の検索能力を向上させることが
できる。尚、本発明においては、同じディレクトリネー
ムを使用しているものを1ディレクトリとする。
ィジタル記録される楽曲の属性(ディレクトリ)を設定
することが可能となる。
記録されたMD1の再生方法について説明する。
と、MD1のU−TOC領域がメモリ5に読み込まれ
る。そして、まず、メモリ5からディレクトリ管理セク
ターにアクセスし、ディスクに記録されているディレク
トリネームを表示装置23の液晶パネル22に表示す
る。
ネームから、ユーザの聞きたい楽曲が記録されているデ
ィレクトリを選択することが可能である。選択方法とし
ては、検索キー20(一例として早送りキー、巻戻しキ
ー)を使用して、自分の聞きたい楽曲が入っているディ
レクトリを選択し、決定キー19(一例として再生キ
ー)で決定する方法が考えられる。すなわち、ユーザー
は、聞きたい楽曲が入っているディレクトリを選択した
ら、従来記録装置と同様に早送りキー、巻戻しキー、再
生キーを使用して、音楽を聴くことができる。
ィレクトリから異なるディレクトリの楽曲を聞きたい場
合は、ディレクトリネーム/トラックネーム切り替えキ
ー18を押圧し、現在いるディレクトリネームを表示装
置23の液晶パネル22に表示させ、検索キー20、決
定キー19で異なるディレクトリに移動することが可能
である。
っているため、従来のMD装置に装備されている再生機
能(ランダム(シャッフル)再生、全曲リピート、1曲
リピート)の他に、ディレクトリ単位のランダム再生、
全曲リピート、1曲リピート、そして、全ディレクトリ
のランダム再生、全曲リピート、1曲リピートといった
再生機能を追加することが可能となる。
置にて音声データが記録された、ディレクトリ構造を成
しているMDを再生する場合、従来の装置構成であって
も従来以上の検索能力にて所望の音声データを再生する
ことが可能となる。
置は、記録媒体の音声信号管理領域内には、所定管理情
報を規格化して記録する所定管理情報格納部が予め設け
られており、音声信号を上記記録媒体に記録する際に、
上記所定管理情報格納部内に所定の音声信号管理情報を
記録し、さらに、該所定管理情報格納部に空き領域がな
くなると、上記音声信号管理領域内の空き領域に新たに
所定管理情報格納部を作成し、作成された該所定管理情
報格納部内に音声信号管理情報を記録するように制御す
る制御手段を備えた構成である。
情報量よりも多くの情報を上記記録媒体に記録し、管理
することが可能となるという効果を奏する。
媒体の音声信号管理領域内には、所定管理情報を規格化
して記録する複数の所定管理情報格納部が予め設けられ
ており、音声信号を上記記録媒体に記録する際に、上記
音声信号管理領域内の空き領域に、上記所定管理情報格
納部内に記録された所定管理情報をディレクトリ単位に
て管理するディレクトリ管理情報格納部を作成する制御
手段を備えた構成とすることもできる。
声信号を従来の構成の装置にて再生する場合であって
も、音声信号の検索能力を向上させることができるとい
う効果を奏する。
成を示すブロック図である。
TOCセクター0のフォーマットを示す説明図である。
TOCセクター1のフォーマットを示す説明図である。
フォーマットを示す説明図である。
TOCセクター2のフォーマットを示す説明図である。
TOCセクター4のフォーマットを示す説明図である。
レィトリ管理セクターのフォーマットを示す説明図であ
る。
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】入力された音声信号を圧縮した後、記録可
能な記録媒体に記録するとともに、記録媒体に記録され
ている圧縮された音声信号を伸長して再生する記録再生
装置において、 記録媒体の音声信号管理領域内には、所定管理情報を規
格化して記録する所定管理情報格納部が予め設けられて
おり、 上記音声信号を上記記録媒体に記録する際に、上記所定
管理情報格納部内に所定の音声信号管理情報を記録し、
さらに、該所定管理情報格納部に空き領域がなくなる
と、上記音声信号管理領域内の空き領域に新たに所定管
理情報格納部を作成し、作成された該所定管理情報格納
部内に音声信号管理情報を記録するように制御する制御
手段を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - 【請求項2】入力された音声信号を圧縮した後、記録可
能な記録媒体に記録するとともに、記録媒体に記録され
ている圧縮された音声信号を伸長して再生する記録再生
装置において、 記録媒体の音声信号管理領域内には、所定管理情報を規
格化して記録する複数の所定管理情報格納部が予め設け
られており、 上記音声信号を上記記録媒体に記録する際に、上記音声
信号管理領域内の空き領域に、上記所定管理情報格納部
内に記録された所定管理情報をディレクトリ単位にて管
理するディレクトリ管理情報格納部を作成する制御手段
を備えたことを特徴とする記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291284A JP2002100156A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291284A JP2002100156A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002100156A true JP2002100156A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18774377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000291284A Pending JP2002100156A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002100156A (ja) |
Cited By (1)
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