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JPH1121001A - ロール紙のジャム検出機構 - Google Patents

ロール紙のジャム検出機構

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Publication number
JPH1121001A
JPH1121001A JP17993897A JP17993897A JPH1121001A JP H1121001 A JPH1121001 A JP H1121001A JP 17993897 A JP17993897 A JP 17993897A JP 17993897 A JP17993897 A JP 17993897A JP H1121001 A JPH1121001 A JP H1121001A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
roll paper
jam
platen
discharge port
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Application number
JP17993897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3583902B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Sato
善浩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Seisakusho KK
Original Assignee
Shinko Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙のジャムを確実に検出するロール紙
のジャム検出機構を提供する。 【解決手段】 プラテン11がモータ12から伝達され
る回転駆動力によって紙面反時計方向に回転することに
より、ロール紙6は、矢印F方向に繰り出される。ロー
ル紙6が排紙口14から先に排出されかったりするジャ
ムが生じると、プラテン11を通過したロール紙6は、
プラテン11及び排紙口14の間で停滞し、プラテン1
1の回転方向に従って紙面下方に向かって湾曲してい
く。この湾曲部分は、下方に設けられている用紙受容手
段15の上縁部15a,15bによって円滑に案内され
て用紙受容手段15の内方に進入していき、ついには、
ジャム検出器16の検知光を遮断する。この結果、ジャ
ム検出器16は、オフ状態の検出信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙を搬送す
る装置に具備されるロール紙のジャムを検出するジャム
検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、プリンタや複写機等のように、
単票形式の媒体を搬送する搬送路を有する装置におい
て、媒体のジャムを検出するジャム検出機構の原理図で
ある。すなわち、媒体Pを搬送ローラRによって矢印F
方向に搬送する場合、可動片Aを回動自在に支持すると
ともに、前記可動片Aの先端部が搬送路L上に突出した
待機姿勢(実線)となるように常時付勢する。可動片A
の他端部には、可動片Aが待機姿勢のときにオフ状態と
なり、可動片Aが媒体検出姿勢(破線)のときにオン状
態となるように光透過型の検出器Bを設ける。上記構成
によれば、可動片Aが矢印F方向に搬送される媒体Pに
当接して回動されている期間だけ、検出器Bの検出信号
がオンに維持される。搬送ローラRを駆動させている期
間中において、検出器Bの検出信号が媒体Pの通過時間
以上オン状態を保持しているか否かに基づいて媒体Pの
ジャムの有無を判定している。
【0003】また、搬送方向の両側端部に送り孔が開設
された連続帳票形式の媒体をトラクタフィーダを用いて
搬送する装置では、次述するようなジャム検出機構が用
いられている。すなわち、媒体の送り孔を透過型の検出
器によって検出し、搬送動作中、検出器の検出信号がオ
ン又はオフの状態で一定時間以上変化しなかったとき
に、媒体の搬送が停止したと判定してジャムを検出して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロール紙を
用いるプリンタやファックス等の装置では、ロール紙が
何らかの原因で排紙口からスムーズに排出されずジャム
を引き起した際に、そのジャムを検出するために、上述
したいずれのジャム検出機構も適用することができな
い。この理由は、ロール紙を保持するロール紙保持部か
ら排紙口にわたって、ロール紙が切れ目なく搬送路上に
存在しているためであり、かつ、ロール紙には、連続帳
票形式の媒体と違って送り孔が設けられていないためで
ある。また、ロール紙に適用できるジャム検出機構は、
出願人の知る限り見当たらない。本発明は、このような
事情に基づいてなされたもので、その課題は、ロール紙
を搬送する装置において、ジャムを確実に検出すること
ができるロール紙のジャム検出機構を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のロール紙のジ
ャム検出機構は、ロール紙保持部に保持されているロー
ル紙を繰り出して印字部を経由して排紙口へ向かって搬
送する搬送手段と、前記印字部から前記排紙口に至る間
でジャムが生じた場合に、前記印字部と前記排紙口との
間で滞留して湾曲するロール紙を受容する位置に設けら
れた用紙受容手段と、前記用紙受容手段に受容されたロ
ール紙の有無を示す検出信号を出力するジャム検出器と
を有することを特徴としている。上記構成によれば、印
字部の下流側でジャムが生じることにより、印字部及び
排紙口の間で停滞して湾曲したロール紙が用紙受容手段
に受容されると、そのロール紙の存在をジャム検出器が
検出して検出信号を出力する。
【0006】請求項2のロール紙のジャム検出機構は、
ロール紙は、それが搬送路上へ繰り出された際に、搬送
路下側に向かって湾曲する方向で巻き取られているもの
であり、印字部は、搬送路上側に設けられた印字ヘッド
と搬送路下側に設けられたローラ状のプラテンとを具備
するものであり、前記プラテンは、ロール紙に搬送力を
与える送りローラを兼ねて搬送手段の少なくとも一部を
構成するものであり、用紙受容手段は、前記プラテンの
下方から排紙口の近傍までを覆うように設けられている
ことを特徴としている。上記構成によれば、ロール紙の
有する搬送路下側に向かう湾曲方向の癖がローラ状のプ
ラテンによって強化されるので、印字部の下流側でジャ
ムが生じたときに、搬送路下側に向かって湾曲するた
め、下側に設けた用紙受容手段に確実に受容される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明のロール紙のジャム検出
機構をサーマルプリンタに適用した実施の形態を示す構
成図であり、図2は、図1の要部斜視図であり、図3
は、用紙受容手段の斜視図であり、図4は、ジャム検出
機構の動作説明図である。
【0008】まず、図1及び図2を参照して構成を説明
する。プリンタ1の筐体2には、上部カバー3及び前面
カバー4がそれぞれヒンジ3a,4aによって開閉可能
に設けられている。上部カバー3及び前面カバー4と筐
体2との間には、図示しないゴムパッキンが設けられて
おり、筐体2内部への水や埃の進入を防止するようにな
っている。前面カバー4は、それを開放して水平姿勢に
すると、後述する排紙口14から排出されるロール紙P
を収容する受け皿の作用をなすようになっている。
【0009】左右一対の支脚からなるロール紙保持部5
は、ロール紙6が搬送方向に繰り出されて回転し得るよ
うに、芯部6aを回動自在に支持している。用紙切れ検
出器7は、搬送路上のロール紙6の有無を検出して検出
信号を出力する反射型の光検出器等からなるものであ
る。
【0010】図2に示すように、ロール紙6を用紙切れ
検出器7から印字ヘッド9まで案内するためのガイドロ
ーラ8と、印字ヘッド9とは、支軸10aによって起伏
自在に支持されたヘッドフレーム10に保持されてい
る。図2は、ヘッドフレーム10が起立した状態を示し
ている。
【0011】図1に示すように、ヘッドフレーム10が
倒伏したときの印字ヘッド9に対応する位置には、ロー
ラ状のプラテン11が設けられている。ヘッドフレーム
10は、図示しない付勢部材によって下方に付勢される
ことにより、印字ヘッド9がプラテン11に対して適当
な力で押圧されるようになっている。
【0012】モータ12の回転駆動力は、減速を行うた
めのギアボックス13を介してプラテン11に伝達され
るようになっている。ロール紙6に搬送力を付与する送
りローラの作用を果たしている。
【0013】筐体2の前面には、印字ヘッド9及びプラ
テン11の間に挟まれて印字されたロール紙6を筐体外
部に排出する排紙口14が開口されている。この排紙口
14は、それから排出されるロール紙6を下方に排出す
るように設けられている。
【0014】プラテン11から排紙口14の下方には、
プラテン11の下方から排紙口14の近傍までの間に用
紙受容手段15が延存している。図1〜図3に示すよう
に、用紙受容手段15は、長手方向がロール紙6の幅方
向と平行に延びるように設けられており、上方に向かっ
て開口する断面コ字状を呈しており、2つの上縁部15
a,15bは、ロール紙6の受容を容易にするために、
互いに外側に向かって傾斜している。
【0015】用紙受容手段15は、印字ヘッド9及びプ
ラテン11から排紙口14に至るまでの間でジャムが生
じた場合に、プラテン11と排紙口14との間で滞留し
て湾曲するロール紙6を受容する位置に設けられてい
る。
【0016】図2及び図3に示されているように、用紙
受容手段15の幅方向のほぼ中央位置に開口された窓部
15cに対応してジャム検知器16が設けられている。
このジャム検知器16は、用紙受容手段15に受容され
たロール紙6を検出して検出信号を出力する好ましくは
透過型の光検出器からなるジャム検出器16が設けられ
ている。
【0017】次に、図4を参照して上記構成によるジャ
ム検出機構の動作を説明する。プラテン11がモータ1
2からギアボックス13(図2)を介して伝達される回
転駆動力によって紙面反時計方向に回転することによ
り、ロール紙6は、矢印F方向に繰り出される。搬送状
態が正常ならば、ロール紙6は、用紙切れ検出器7及び
ガイドローラ8を通過して、印字ヘッド9及びプラテン
11に至って印字され、排紙口14へ向かって搬送され
て、筐体2の外部へ排出される。
【0018】ところが、ロール紙6が排紙口14で詰ま
ってしまったり、排紙口14から垂れ下がったロール紙
6が筐体2の前面パネル2aの表面に付いた水滴等で張
り付いてしまい、排紙口14から先に排出されなずに排
紙口14でジャムが生じた場合には、以下のような動作
がなされる。すなわち、排紙口14の位置でロール紙6
の排出が停止したままで、プラテン11によるロール紙
6の搬送が継続されているので、プラテン11を通過し
たロール紙6は、プラテン11及び排紙口14の間で停
滞し、プラテン11の回転方向に従って紙面下方に向か
って湾曲していく。この湾曲部分は、下方に設けられて
いる用紙受容手段15の上縁部15a,15bによって
円滑に案内されて用紙受容手段15の内方に進入してい
き、ついには、ジャム検出器16の検知光を遮断する。
この結果、ジャム検出器16は、オフ状態の検出信号を
出力する。
【0019】図示しないプリンタ1の制御手段は、上記
検出信号に基づいて、ジャムが発生した旨の報知を行う
とともに、モータ12の動作を停止させて、ジャム紙の
除去等の操作を操作者に促す。上述した実施の形態のジ
ャム検出機構によれば、ロール紙にジャムが発生したこ
とを確実に検出することができる。
【0020】なお、上述した実施の形態では、図4にも
示されているように、ロール紙6は、それが搬送路上へ
繰り出された際に、搬送路下側に向かって湾曲する方向
で巻き取られているものであるため、下方に向かって湾
曲する傾向の癖を有している。また、ロール紙6は、搬
送路上側に設けられた印字ヘッド9と搬送路下側に設け
られたローラ状のプラテン11とに挟持され、プラテン
11の外周面に沿って搬送されるため、その湾曲方向が
さらに下方に向かって強化されやすい状態となってい
る。
【0021】したがって、ロール紙6が排紙口14の位
置でジャムを生じた場合に、プラテン11及び排紙口1
4の間で停滞したロール紙6が確実に下方に向かって湾
曲するため、用紙受容手段15をプラテン11及び排紙
口14の下方にのみ設けている。しかしながら、ロール
紙6が有している湾曲方向の癖及びプラテン及び印字ヘ
ッドの上下の配置関係が上述した実施の形態と異なるこ
と等によって、ジャム発生時にロール紙が搬送面の上方
に向かって湾曲する可能性がある場合には、用紙受容手
段15を下方及び上方の両方に設ければよい。
【0022】ここで、実施の形態の説明と請求の範囲の
記載との対応関係について説明する。モータ12、ギア
ボックス13及びプラテン2は、ロール紙保持部に保持
されているロール紙を繰り出して印字部を経由して排紙
口へ向かって搬送する「搬送手段」を構成している。ま
た、印字ヘッド9及びプラテン11によって「印字部」
が構成されている。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載のロール紙のジャム検出機
構によれば、印字部の下流側でジャムが生じたときに、
印字部及び排紙口の間で停滞して湾曲したロール紙を受
容する用紙受容手段を設け、それにロール紙が受容され
たことを検出するジャム検出器を設けたので、ロール紙
のジャムを確実に検出することができる。
【0024】請求項2のロール紙のジャム検出機構によ
れば、ロール紙の有する搬送路下側に向かう湾曲方向の
癖がローラ状のプラテンによって強化されるので、印字
部の下流側でジャムが生じたときに、搬送路下側に向か
って湾曲するため、下側に設けた用紙受容手段に確実に
受容されてロール紙のジャムを確実に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール紙のジャム検出機構をサーマル
プリンタに適用した実施の形態を示す構成図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】用紙受容手段の斜視図である。
【図4】ジャム検出機構の動作説明図である。
【図5】単票形式の媒体のジャム検出機構の一例を示す
原理図である。
【符号の説明】
6 ロール紙 9 印字ヘッド 11 プラテン 12 モータ 13 ギアボックス 14 排紙口 15 用紙受容手段 16 ジャム検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙保持部に保持されているロール
    紙を繰り出して印字部を経由して排紙口へ向かって搬送
    する搬送手段と、 前記印字部から前記排紙口に至る間でジャムが生じた場
    合に、前記印字部と前記排紙口との間で滞留して湾曲す
    るロール紙を受容する位置に設けられた用紙受容手段
    と、 前記用紙受容手段に受容されたロール紙の有無を示す検
    出信号を出力するジャム検出器とを有すること、 を特徴とするロール紙のジャム検出機構。
  2. 【請求項2】 ロール紙は、それが搬送路上へ繰り出さ
    れた際に、搬送路下側に向かって湾曲する方向で巻き取
    られているものであり、 印字部は、搬送路上側に設けられた印字ヘッドと搬送路
    下側に設けられたローラ状のプラテンとを具備するもの
    であり、 前記プラテンは、ロール紙に搬送力を与える送りローラ
    を兼ねて搬送手段の少なくとも一部を構成するものであ
    り、 用紙受容手段は、前記プラテンの下方から排紙口の近傍
    まで延在していることを特徴とする請求項1記載のロー
    ル紙のジャム検出機構。
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