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JPH11200888A - 燃料電池式タービンエンジン - Google Patents

燃料電池式タービンエンジン

Info

Publication number
JPH11200888A
JPH11200888A JP10007446A JP744698A JPH11200888A JP H11200888 A JPH11200888 A JP H11200888A JP 10007446 A JP10007446 A JP 10007446A JP 744698 A JP744698 A JP 744698A JP H11200888 A JPH11200888 A JP H11200888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
turbine
fuel
air
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10007446A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiro Kishi
公博 貴志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10007446A priority Critical patent/JPH11200888A/ja
Publication of JPH11200888A publication Critical patent/JPH11200888A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 燃料電池を使用して駆動するようにした、航
空機、船舶又は発電等の産業用の燃料電池式タービンエ
ンジンの提供。 【解決手段】 化石燃料中の水素又は水素と一酸化炭素
と空気中の酸素との電気化学反応により発電を行う燃料
電池10で発電した電力を電源とし駆動力を発生させる
モータ3により駆動力が発生させられる駆動軸8に設け
たタービン6、燃料電池10の発電時に発生する蒸気に
より、タービン6によっても駆動力を発生させる蒸気供
給手段を設けるた。これにより、不具合を解消されると
ともに、軽量化、小型化ができ、定格運転による、低燃
費化および、部分負荷による効率向上を図ることができ
る。モータはスタータとして利用することができる、電
気回路の切換えだけで、駆動軸を正、逆回転させること
ができ、プロペラ又はファンを容易に逆回転させ、後進
又は停止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機用のターボ
ファンエンジン、ターボプロップエンジン、ターボシャ
フトエンジン、補助動力装置、又は機械駆動、若しくは
発電を行う産業用のタービンエンジン、又は舶用のター
ビンエンジンを、水素若しくは一酸化炭素と酸素との電
気化学反応により発電を行うようにした燃料電池で駆動
するようにした燃料電池式タービンエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の航空機用ガスタービン
式ターボファンエンジンを示す断面図である。図に示す
ように、従来のガスタービン式ターボファンエンジン
(以下単にターボファンエンジンという)86は、燃焼
器87内に噴射されたガソリン等の化石燃料が燃焼し、
高温、高圧になった燃焼ガスが、高圧タービン88を回
転駆動させた後、低圧タービン92に導入され、低圧タ
ービン92を駆動させた後、排気ガス91として外気へ
放出され、推進力を発生させるようにしている。
【0003】高圧タービン88により吸収された燃焼ガ
スのエネルギー、すなわち駆動力は、高圧タービン88
と同軸状に設けられた圧縮機89を回転駆動し、ターボ
ファンエンジン86に流入するコア空気90を圧縮し
て、化石燃料を燃焼させる酸化剤として燃焼室87へ送
り込まれる。一方、圧縮機89および高圧タービン88
を設けた回転軸の内部を挿通され、回転軸とは独立に回
動するようにした内部軸の後端部には、高圧タービン8
8を駆動した後の燃焼ガスが導入されて作動する低圧タ
ービン92が設けられ、推力を発生させるとともに、低
圧タービン92の駆動力は、内部軸を介してターボファ
ンエンジン86の前端部に設けられ、推力を発生させる
とともに、圧縮機89にコア空気を供給するファン93
を作動させる。
【0004】また、図13は、従来の航空機用ガスター
ビン式ターボプロップエンジン(以下ターボプロップエ
ンジンという)94を示す断面図である。ターボプロッ
プエンジン94においても、ターボファンエンジン86
の燃焼器87と同様な構成にされた、燃焼器95で燃焼
された燃焼ガスは、タービン96を回転駆動させ、推力
を発生させた後、排気ガス110として外気へ放出され
る。また、タービン96により吸収された駆動力は、タ
ービン96と同軸状に設けられた圧縮機97を回転駆動
し、ターボプロップエンジン94内に流入するコア空気
98を圧縮する。
【0005】一方、圧縮機97の前方には、圧縮機97
と同軸状の回転軸が設けられ、回転軸の先端に設けたギ
ア装置を介してプロペラ99を回転させ、推力を発生さ
せるとともに、ターボプロップエンジン94内の圧縮機
97内にコア空気98を流入させるようにしている。
【0006】また、図14は、従来のヘリコプタ用ガス
タービン式ターボシャフトエンジン(以下ターボシャフ
トエンジンという)100を示す断面図である。ターボ
シャフトエンジン100においても、図12、図13に
示す燃焼器87,95と同様の構成にされた、燃焼器1
01で燃焼された燃焼ガスは、タービン102、および
タービン102の後流側に設けられた出力タービン10
3を回転駆動させた後、排気ガス104として外気へ放
出される。
【0007】タービン102により吸収された駆動力
は、タービン102と同軸に設けられた圧縮機105を
回転駆動し、ターボシャフトエンジン100内へ流入す
るコア空気106を圧縮する。一方、タービン102を
駆動した後の燃焼ガスにより作動する出力タービン10
3により吸収された駆動力は、出力軸106を回転駆動
し、出力軸106にベベルギアで連結された回転軸10
8を回動させ、回転軸108の上端に連結されたロータ
107を回転させ、浮揚力および推進力を発生させる。
【0008】しかしながら、上述したターボファンエン
ジン86、ターボプロップエンジン94若しくはターボ
シャフトエンジン100のように、燃焼器87,95,
101内に化石燃料と、圧縮機89,97,105から
の圧縮空気とを供給して、燃焼させた燃焼ガスで駆動力
を発生させるようにした、従来のガスタービンエンジン
は、化石燃料の化学反応燃焼により、駆動力を発生させ
るようにしているため、以下の問題点がある。
【0009】(1)外気へ排出される排出ガス91,1
04,110には、窒素酸化物、二酸化炭素が多く、こ
れらのエンジンの作動は大気汚染の原因となる。
【0010】(2)ガソリン等の化石燃料の保有するエ
ネルギーのうち、駆動力として利用される効率(以下エ
ネルギー効率という)が30〜40%程度と低く、有効
に利用されていない。
【0011】近年、水素若しくは化石燃料に含まれる水
素と酸素若しくは空気中の酸素とを、電気化学的に反応
させて発電し、発電に伴う窒素酸化物、二酸化炭素等の
有害物質の排出をなくし、若しくは少くして大気汚染を
起すことなく、またエネルギー効率を従来のエンジンに
比較して、飛躍的に向上させることができるようにした
燃料電池が開発されている。
【0012】しかしながら、このような燃料電池を回転
翼機を含む航空機、船舶、車両、産業用機械、若しくは
発電機等を駆動するガスタービンエンジン本体に組み込
み、ガスタービンエンジンに設けられる圧縮機による圧
縮空気の生成に利用して、効率向上を図るとともに、燃
料電池の発電に伴い発生する蒸気でタービンを駆動し、
蒸気エネルギーの回収をも図り、さらに、エネルギー効
率を向上させることができるようにした、燃料電池式ガ
スタービンエンジンは、これまで実現してない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来、航空
機用等として使用されているガスタービンエンジンの上
述した不具合を解消するため、大気汚染を引き起す有害
な廃棄物を排出することなく、航空機用のターボファン
エンジン、ターボプロップエンジン又はターボシャフト
エンジン等を燃料電池で駆動するとともに、燃料電池の
発電時に発生する蒸気をも駆動力として使用するように
して、さらに燃料の保有するエネルギーを駆動力として
最大限に利用できるようにして、エネルギー効率を大幅
に向上させることのできる燃料電池式タービンエンジン
を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の燃料
電池式タービンエンジンは、次の手段とした。
【0015】(1)化石燃料中の水素若しくは水素と一
酸化炭素と、空気中の酸素との電気化学反応により発電
を行う燃料電池を設けた。なお、電気化学反応により発
電を行うために供給される水素、酸素等は、化石燃料若
しくは空気中から抽出されるもののほか、精製された純
度の高いものを使用するようにしても良い。
【0016】(2)燃料電池で発電した電力を電源と
し、駆動軸に駆動力を発生させるモータを設けた。な
お、モータの出力軸を駆動軸にし、モータと駆動軸との
間に駆動力伝達機構を設けないような構造のものにする
ことが好ましい。
【0017】(3)モータにより駆動力が発生させられ
る駆動軸にタービンを設けた。 (4)燃料電池の発電時に発生する蒸気を駆動軸に設け
たタービンに供給し、タービンに駆動力を発生させ、モ
ータの駆動力に加えて、タービンの駆動力によっても駆
動軸を作動させるようにした蒸気供給手段を設けた。
【0018】本発明の燃料電池式タービンエンジンは、
上述(1)ないし(4)の手段に加え、次の手段とし
た。
【0019】(5)燃料電池式タービンエンジンに設置
されたモータとタービンで駆動される駆動軸に、燃料電
池の空気側電極に供給する圧縮空気を生成する圧縮機を
設けた。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燃料電池および燃
料電池式タービンエンジンの実施の一形態を図面にもと
づき説明する。図1は本発明の燃料電池式タービンエン
ジンの実施の第1形態としての燃料電池式ターボファン
エンジン(以下単にターボファンエンジンという)を示
す断面図である。
【0021】図に示すように、本実施の形態のターボフ
ァンエンジン1は、燃料電池10、電気モータ3、低圧
タービン4、ファン5、高圧タービン6、圧縮機7から
構成される。また、高圧タービン6と圧縮機7とは高圧
軸8により同心状にして連結されるとともに、低圧ター
ビン4とファン5は、高圧軸8の軸心に沿って高圧軸8
内に穿設された穴を貫通して設けられ、高圧軸8とは独
立して回動する低圧軸9により連結されている。
【0022】燃料電池10は、従来の燃焼器87等の配
置される位置と略同じ位置に配置され、燃料側電極14
側に図示省略した燃料供給手段により供給される化石燃
料と、空気側電極12側に空気供給手段により供給され
る(圧縮)空気中の酸素との電気化学反応により発電を
行う。低圧軸9と高圧軸8には、この燃料電池10で発
電された電力で駆動される電気モータ3がそれぞれ組み
込まれている。さらに、本実施の形態のターボファンエ
ンジン1に使用される燃料電池10は、図2に示すよう
に、同心状に配置された電解質含有セラミックス管1
1、空気側電極12、孔質セラミックス管13、燃料側
電極14、中間端子15から構成されている。
【0023】このように構成されたターボファンエンジ
ン1においては、燃料電池10には、化石燃料19とコ
ア空気18が圧縮機7で圧縮された圧縮空気17とが供
給され、内部で化石燃料19中の水素と圧縮空気17中
の酸素との電気化学反応により発電されるとともに、燃
料側電極14には、600℃〜1000℃の高温高圧の
蒸気が発生する。この発電された電気により電気モータ
3が作動し、電気モータ3がそれぞれ組み込まれた低圧
軸9と高圧軸8を各々回転駆動され、ファン5および圧
縮機7をそれぞれ作動させる。
【0024】なお、後述するように、燃料電池10によ
っては、化石燃料19中の水素および一酸化炭素と圧縮
空気17中の酸素との電気化学反応により、発電を行う
ようにしたものもあるが、説明を簡単にするため、燃料
電池式タービンエンジンの各実施の形態の説明において
は、燃料電池10における発電は、水素と酸素との電気
化学反応により発電されるものとして説明する。
【0025】一方、燃料側電極14で発生した高温高圧
の蒸気は、高圧タービン6を回転駆動させ、高圧タービ
ン6と同軸状に高圧軸8に設けられた圧縮機7を電気モ
ータ3とともに駆動する。また、高圧タービン6から排
出され、エネルギーが残存している蒸気は、低圧タービ
ン4を蒸気タービンとして、さらに回転駆動させた後、
排気ガス22として外気へ放出される。低圧タービン4
の回転駆動は、低圧軸9により低圧タービン4と同軸状
にして、ターボファンエンジン1の先端部に配置された
ファン5を回転させ、エンジン流入空気20を圧縮し、
後方に噴出させて推力を発生させるバイパス空気21と
前述した圧縮機7に導入されるコア空気18とを発生さ
せる。
【0026】次に、高圧軸8の駆動により、圧縮空気供
給手段としての圧縮機7が回転し、コア空気18が圧縮
され、孔質セラミックス管13内に導入された圧縮空気
17中の酸素と燃料供給手段により燃料側電極14の周
囲に導入された化石燃料19中の水素との電気化学反応
による発電について、補足説明する。
【0027】燃料側電極14では、化石燃料19中の水
素と、空気側電極12で生成され、電解質含有セラミッ
クス管11を通過してきた酸化物イオンとが反応して電
子が生成され、空気側電極12から燃料側電極14に流
れる電流16が発生する。すなわち、空気側電極12で
は孔質セラミックス管13を通過してきた酸素と、燃料
側電極14で生成され、空気側電極12に流れる電子と
が結びついて酸化物イオンを発生する。この酸化物イオ
ンは、電解質含有セラミックス管11を通過して燃料側
電極14へ移動し、水素と反応して電子を発生させ、空
気側電極12が+、燃料側電極14が−となる電位差を
発生させて、空気側電極12から燃料側電極14へ流れ
る電流16が発生する。
【0028】本実施の形態の(燃料電池式)ターボファ
ンエンジン1は、上述の構成にされているので、以下の
技術的特徴を有する。
【0029】(1)タービンエンジン1の駆動を、化石
燃料19の化学反応による燃焼エネルギーから電気化学
反応により発電を行う燃料電池10による駆動にするこ
とで、燃焼行程がなくなり、燃焼に伴う窒素酸化物の発
生がなく、二酸化炭素の発生量も低減できる。
【0030】(2)また、燃料電池10は、従来の燃焼
器87を設置する部分に組み込むことで軽量化、小型化
することができる。
【0031】(3)また、燃料電池10で生成した蒸気
のエネルギーをタービンで吸収して利用することで、コ
ンバインドサイクル化することができ、図3に示すよう
に、化学反応による燃焼エネルギーを利用した発電に比
較して、発電効率を向上させることができる。
【0032】(4)また、電気モータ3でターボエンジ
ン1を駆動するため、ターボエンジン1を定格で運転す
ることができるため、低燃費とすることができるととも
に、図4に示すように、部分負荷による効率をも向上さ
せることができる。
【0033】(5)また、燃料電池10への供給する空
気を、圧縮機7で生成した圧縮空気17とすることで、
発電効率を向上させることができる。
【0034】(6)また、この電気モータ3はターボエ
ンジン1に必要とするエンジンスタータとして利用する
ことができる。
【0035】(7)さらに、電気回路の切換えだけで
正、逆回転させることができるので、電気モータ10を
逆転させることにより、ファン5を容易に逆回転させる
ことができ、航空機の着陸時のスラストリバースとして
利用することもできる。
【0036】次に、図5は本発明の燃料電池式タービン
エンジンの実施の第2形態としての燃料電池式ターボプ
ロップエンジン(以下ターボプロップエンジンという)
を示す断面図である。
【0037】図に示すように、本実施の形態のターボプ
ロップエンジン25は、実施の第1形態で示したものと
同様の構成にされ、同様に水素と酸素との電気化学反応
により発電を行う燃料電池10、および電気モータ3
3、出力タービン26、圧縮機27、プロペラ28から
構成される。出力タービン26と圧縮機27は軸29に
より連結され、この軸29に電気モータ3を組み込むよ
うにしている。
【0038】燃料電池3には、実施の第1形態と同様
に、化石燃料19と圧縮空気17が供給され、内部で水
素と酸素との電気化学反応により発電されるとともに、
600℃〜1000℃の高温高圧の蒸気が発生される。
発電された電気により電気モータ3が作動し、軸29は
回転駆動され、圧縮機27を作動させる。燃料電池3で
発生した高温高圧の蒸気は、出力タービン26を蒸気タ
ービンとして回転駆動させ、軸29を回転させた後、排
気ガス30として、外気へ放出される。
【0039】軸29の回転駆動により圧縮機27が作動
し、圧縮機27の吸入口から流入するコア空気31を圧
縮し、燃料電池10に導入するとともに、圧縮機27の
前端側には、回転軸32が圧縮機27と同軸状に設けら
れており、この回転軸32の先端に設けられたギア装置
によりプロペラ28を回転させ、前述したコア空気31
の流れを発生させる。
【0040】さらに、プロペラ28の回転は、外部流3
3を発生させ、ターボプロップエンジン25を装備した
航空機に推進力を発生させる。
【0041】本実施の形態の(燃料電池式)ターボプロ
ップエンジン25は、上述の構成にされているので、上
述した実施の第1形態におけるターボファンエンジン1
の前述した(1)〜(7)と同様の技術的特徴を有する
ことになる。
【0042】次に、図6は本発明の燃料電池式タービン
エンジンの実施の第3形態としての燃料電池式ターボシ
ャフトエンジン(以下ターボシャフトエンジンという)
を示す断面図である。
【0043】図に示すように、本実施の形態のターボシ
ャフトエンジン35は、実施の第1形態で示したものと
同様の構成にされ、同様に発電を行う燃料電池10、お
よび電気モータ36、出力タービン37、出力タービン
37からの駆動力をロータ38を上端部に設けたロータ
軸39へベベルギアで伝達する出力軸40、出力タービ
ン37の上流側に、出力タービン37とは分離されて配
置されたガスジェネタービン41、および圧縮機42か
ら構成されている。ガスジェネタービン41と圧縮機4
2とは軸43により連結され、さらに、軸43には電気
モータ36が組み込まれている。
【0044】本実施の形態のターボシャフトエンジン3
5は、前方から流入するコア空気44を吸入して、圧縮
機42で圧縮して、図2に示す圧縮空気17として燃料
電池10に供給するとともに、化石燃料19を燃料電池
10に供給して、電気化学反応で発電した電力、および
発電時に燃料側電極14に発生する蒸気で、ガスジェネ
タービン41を作動させ圧縮機42を作動させ、また、
ガスジェネタービン41から排出される蒸気で、さらに
出力タービン37を作動させロータ38を回動駆動する
ようにしたので、上述した実施の第1形態におけるター
ボファンエンジン1の前述した(1)〜(6)と同様の
技術的特徴を有することになる。
【0045】次に、図7は本発明の燃料電池式タービン
エンジンの実施の第4形態としての燃料電池式補助動力
装置(以下補助動力装置という)を示す断面図である。
【0046】図に示すように、本実施の形態の補助動力
装置45は、実施の第1形態で示したものと同様の構成
にされ、同様に発電を行う燃料電池10、および電気モ
ータ46、出力タービン47、圧縮機48、出力軸49
から構成される。出力タービン47と圧縮機48とは、
軸50により連結されている。また、軸50には電気モ
ータ46が組み込まれている。
【0047】燃料電池10には、化石燃料19とコア空
気51が供給され、内部で水素と酸素との電気化学反応
により発電が行われるとともに、600℃〜1000℃
の高温高圧の蒸気が発生する。発電された電気により電
気モータ46が作動し、軸50は回転駆動される。ま
た、燃料側電極14に発生する高温高圧蒸気は、出力タ
ービン47を蒸気タービンとして回転駆動させ、軸50
を回転させた後、排気ガス51′として放出される。軸
50の駆動により圧縮機48が回転し、コア空気51を
圧縮し、化石燃料19とともに、燃料電池10に導入さ
れる。
【0048】このように、本実施の形態の補助動力装置
45では、前方から流入するコア空気51を吸入し、圧
縮して圧縮空気17として燃料電池10に供給するとと
もに、化石燃料19を燃料電池10に供給して、燃料電
池10内の圧縮空気17中の酸素と化石燃料19中の水
素との電気化学反応で発電した電力、および発電時に燃
料側電極14に発生する蒸気による出力タービン47の
作動力により、圧縮機42を作動させるとともに、圧縮
機48の先端に同軸状に連結された出力軸49から駆動
力を出力するようにしたので、上述した実施の第1形態
における、ターボファンエンジン1の前述した(1)〜
(6)と同様の技術的特徴を有することになる。
【0049】次に、図8は本発明の燃料電池式タービン
エンジンの実施の第5形態としての燃料電池式産業用/
舶用タービンエンジン(以下舶用タービンエンジンとい
う)を示す断面図である。
【0050】図に示すように、本実施の形態の舶用ター
ビンエンジン52は、実施の第1形態で示したものと同
様の構成にされ、同様に発電を行うとともに、発電時に
蒸気を発生させる燃料電池10、燃料電池10で発電し
た電力で作動する電気モータ53、ガスジェネタービン
54、圧縮機55、および圧縮機55とガスジェネター
ビン54とを連結する軸56とからなる。また、軸56
には電気モータ53が組み込まれている。
【0051】さらに、ガスジェネタービン54の後流側
には、ガスジェネタービン54を駆動した蒸気が導入さ
れ、ガスジェネタービン54とは独立に作動するように
した出力タービン57が設けられ、この出力タービン5
7は、蒸気で発生する駆動力を出力タービン57の後方
に同軸状に連結した駆動軸58により、図示省略した後
方のプロペラ等に伝達するようにしている。
【0052】また、燃料電池10には、化石燃料19と
共に、圧縮機55でコア空気58を圧縮した圧縮空気1
7が供給され、内部で化石燃料19中の水素と圧縮空気
17中の酸素との電気化学反応により、発電されるとと
もに、600℃〜1000℃の高温高圧の蒸気が発生す
る。この発電された電気により、電気モータ53が作動
し、軸56は回転駆動される。一方、燃料電池10で発
生した高温高圧蒸気は、ガスジェネタービン54を蒸気
タービンとして回転駆動させ、軸56の回転により圧縮
機55を回転させ、コア空気59を圧縮し、燃料電池1
0に導入する。
【0053】また、ガスジェネタービン54を回転駆動
させ、エネルギーの残存する蒸気は出力タービン57に
導入され、駆動軸58を回転駆動させて、駆動軸58の
後端に設けられたプロペラ等に推進力を発生させた後、
排気ガス60として外部へ放出される。
【0054】このように、本実施の形態の舶用タービン
エンジン52は、前方から流入するコア空気59を吸入
し、圧縮して圧縮空気17として燃料電池10に供給す
るとともに、化石燃料19を燃料電池10に供給して電
気化学反応で発電した電力、および発電時に燃料側電極
14に発生する蒸気で、ガスジェネタービン54を作動
させて、圧縮機55を作動させ、また、ガスジェネター
ビン54から排出される蒸気で出力タービン57を作動
させ、駆動軸58により、プロペラ等の駆動軸58の後
端に設けられた動力装置を回転駆動するようにしたの
で、上述した実施の第1形態における、ターボファンエ
ンジン1の前述した(1)〜(7)と同様の技術的特徴
を有することになる。
【0055】次に、図9は上述した(燃料電池式)ター
ボファンエンジン1、ターボプロップエンジン25、タ
ーボシャフトエンジン35、補助動力装置45および舶
用タービンエンジン52を駆動する、図2に示す燃料電
池10に代り、これらのターボエンジンを駆動する、本
発明の実施の第6形態としての燃料電池の詳細を示す断
面図である。
【0056】本実施の形態の燃料電池61は、燃料側電
極62と空気側電極63が電解質含有セラミックス64
を挟み込んで取り付けられる。燃料側電極62と空気側
電極63とは、電気モータ65と電気配線66で接続さ
れている。
【0057】本実施の形態の燃料電池61では、燃料側
電極62には燃料として図2に示した化石燃料19に代
えて、精製された水素67を水素ボンベ等から供給する
ようにしている。また、空気側電極63には、図2に示
した燃料電池10と同様に、圧縮機7等からの圧縮空気
68を供給するようにしている。
【0058】このように構成された燃料電池61では、
燃料側電極62において、供給された水素67と、空気
側電極63で生成された酸化物イオン69とが反応し
て、電子70と蒸気71が生成される。また、空気側電
極63では、圧縮空気68中の酸素と燃料側電極62で
発生し、空気側電極63に伝達された電子70とが結び
ついて酸化物イオン69が生成され、前述したようにこ
の酸化物イオン69は電解質含有セラミックス65中を
通って、燃料側電極62に伝達され、上述したように燃
料側電極62に電子70と蒸気71とを生成する。
【0059】一方、酸化物イオン69の生成により酸素
分の少なくなった圧縮空気68は、排気ガス72とし
て、燃料電池61内から放出される。
【0060】なお、本実施の形態の燃料電池61による
反応式を、数1に示す。
【0061】
【数1】
【0062】本実施の形態の燃料電池61では、 (1)燃料側電極62に供給される燃料として、化石燃
料69に代え、水素を用いるようにしているため、燃料
の改質が不要となり、構造が簡素化できる。
【0063】(2)空気側電極63に供給される供給空
気を、圧縮機7等で圧縮した圧縮空気68を供給するよ
うにしているので、発電効率を向上させることができ
る。
【0064】次に、図10は本発明の実施の第7形態と
しての燃料電池の詳細を示す断面図である。
【0065】本実施の形態の燃料電池73は、図9に示
す燃料電池61と同様に燃料側電極62と空気側電極6
3が電解質含有セラミックス64を挟み込んで取り付け
られるとともに、空気側電極63には、図2に示した燃
料電池10と同様に、圧縮機7等からの圧縮空気68を
供給するようにしている。
【0066】一方、燃料側電極62の化石燃料74の供
給側には、多孔質隔壁75を介して、反応室としての改
質室76が設けられている。このように構成された、本
実施の形態の燃料電池73の燃料側電極62には改質室
76、多孔室隔壁75を通して化石燃料69が供給され
る。この場合、燃料電池73における発電に伴い燃料側
電極63で生じた蒸気71の一部は、多孔質隔壁75を
通過して、反応室としての改質室76に入り、燃料供給
手段により改質室76内に供給されたガス状の化石燃料
74と反応して、水素67と一酸化炭素を生成する。
【0067】この水素と一酸化炭素の混合ガス77は、
多孔質隔壁75を通過して燃料側電極62に導入され、
燃料側電極62において、空気側電極63で生成された
酸化物イオン69と反応して、電子70と蒸気71と二
酸化炭素とを生成し、前述したように蒸気71の一部
は、改質室76に導入され、化石燃料74との反応に使
用されるとともに、残りの蒸気71は二酸化炭素と混合
した排気ガス78となって、燃料電池73が排出され、
前述したようにタービンを駆動する。
【0068】一方、空気側電極63に供給された圧縮空
気68は、空気側電極63で圧縮空気68中の酸素と燃
料側電極62で発生し、空気側電極63に伝達された電
子70とが結びついて酸化物イオン69を生成し、燃料
側電極62と空気側電極63の間に配設された電解質含
有セラミックス65を通って、燃料側電極62に伝達さ
れ、電子70と蒸気71とを生成する。
【0069】また、空気側電極63では空気中の酸素と
電子70が結びついて酸化物イオン69が生成し、酸素
成分の少なくなった空気は、排気ガス72として燃料電
池79から放出され、蒸気71と二酸化炭素とが混合し
た排気ガス78と同様に、燃料電池式タービンエンジン
を駆動する。
【0070】このように、本実施の形態の燃料電池73
では、 (1)燃料側電極62に改質室76を組み込むことで、
燃料電池73の燃料として、化石燃料74が使用するこ
とができるとともに、化石燃料74を水素67と一酸化
炭素に分離する改質室を燃料電池73内に設けるように
したので、改質器を別途設けるようにした燃料電池より
も構造が簡素化できる。
【0071】(2)空気側電極63に供給される供給空
気を、圧縮機7等で圧縮した圧縮空気68を供給するよ
うにしているので、発電効率を向上させることができ
る。
【0072】次に、図11は本発明の実施の第8形態と
しての燃料電池の詳細を示す断面図である。
【0073】本実施の形態の燃料電池79は、図9、図
10に示す燃料電池61,73と同様に、燃料側電極6
2と空気側電極63が電解質含有セラミックス64を挟
み込んで取り付けられるとともに、空気側電極63に
は、図2に示した燃料電池10と同様に、圧縮機7等か
らの圧縮空気68を供給するようにしている。
【0074】一方、燃料側電極62の化石燃料74供給
側には、燃料側電極62と全面接触するようにした反応
室としての改質室80が設けられている。このように、
燃料電池79の燃料側電極62側全面に設け改質室80
に化石燃料74を供給すると、酸化物イオン69と化石
燃料74との反応により燃料側電極62で生じた蒸気7
1は、改質室80に入り、導入された化石燃料74と反
応して水素67と一酸化炭素を生成する。この生成され
た水素67と一酸化炭素との混合ガス77は、燃料側電
極62において、空気側電極63で生成され、電解質含
有セラミックス64を通過して、燃料側電極62に到達
した酸化物イオン69と反応して電子70と蒸気71と
二酸化炭素を生成する。
【0075】また、化石燃料74との反応に使用されな
かった蒸気71は、燃料側電極62で生成された二酸化
炭素と混合した排気ガス78となって、燃料電池79か
ら排出され、前述したようにタービンを駆動する。
【0076】一方、空気側電極63に供給された圧縮空
気68は、空気側電極63で圧縮空気68中の酸素と、
燃料側電極62で発生し、空気側電極63に伝達された
電子70とが結びついて酸化物イオン69を生成し、燃
料側電極62と空気側電極63の間に配設された電解質
含有セラミックス65中を通って、燃料側電極62に伝
達され、電子70と蒸気71とを生成する。
【0077】また、空気側電極63では、空気中の酸素
と電子70とが結びついて酸化物イオン69が生成し、
酸素成分の少なくなった空気が、排気ガス72として燃
料電池79から放出され、蒸気71と二酸化炭素とが混
合した排気ガス88と同様に、燃料電池式タービンエン
ジンを駆動する。
【0078】このように、本実施の形態の燃料電池79
では、図10に示す実施の第7形態の燃料電池73にお
ける上述した(1)、(2)の効果と同様の効果が得ら
れるとともに、改質室80の反応を行う容積が拡大でき
るため、化石燃料74の改質効率を向上させることがで
きる。
【0079】以上、図9〜図11に示す、本発明の実施
の第6形態〜第8形態としての燃料電池61,73,7
9は上述したように、図1、図5〜図8に示す、本発明
の実施の第1形態〜第5形態としての燃料電池式タービ
ンエンジン1,25,35,45,52の何れにも適用
でき、各燃料電池式タービンエンジンの技術的特徴を発
揮できるものである。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料電池
式タービンエンジンは、化石燃料中の水素又は水素と一
酸化炭素と空気中の酸素との電気化学反応により発電を
行う燃料電池、燃料電池で発電した電力を電源とし駆動
軸に駆動力を発生させるモータ、モータにより駆動力が
発生させられる駆動軸に設けたタービン、燃料電池の発
電時に発生する蒸気により、タービンに駆動力を発生さ
せ、モータの駆動力に加えて、タービンの駆動力によっ
ても駆動力を発生させるようにした蒸気供給手段を設け
るものとした。
【0081】これにより、本発明の燃料電池式タービン
エンジンでは、 (1)タービンエンジンの駆動を、化石燃料の化学反応
燃焼から電気化学反応にして、発電を行うようにした燃
料電池とすることで燃焼行程がなくなり、窒素酸化物の
発生がなく、二酸化炭素の発生量も低減できる。
【0082】(2)また、燃料電池は、従来の燃焼器を
設置する部分に組み込むことができるので軽量化、小型
化することができる。
【0083】(3)また、燃料電池で生成した蒸気のエ
ネルギーをタービンで吸収して利用することで、コンバ
インドサイクル化することができ、化学反応燃焼を利用
した発電に比較して発電効率を向上させることができ
る。
【0084】(4)また、電気モータでタービンエンジ
ンを駆動するため、タービンエンジンを定格で運転する
ことができるため、低燃費とすることができるととも
に、部分負荷による効率を向上させることもできる。
【0085】(5)また、電気モータはタービンエンジ
ンに必要とするエンジンスタータとして利用することが
できる。
【0086】(6)さらに、電気回路の切換えだけで、
駆動軸が正、逆回転させることができるので、後進を必
要とする舶用タービンエンジン、又は停止力を発生させ
る必要のある航空機用タービンエンジンでは、電気モー
タを逆転させることにより、プロペラ又はファンを容易
に逆回転させ、目的を達成することもできる。
【0087】また、本発明の燃料電池式タービンエンジ
ンは、モータとタービンで駆動される駆動軸に、電気化
学反応により発電を行う燃料電池の空気側電極に供給す
る圧縮空気を生成する圧縮機を設けるものとした。
【0088】これにより、本発明の燃料電池式タービン
エンジンでは、燃料電池への供給する空気を圧縮空気と
することで、発電効率を向上させることができるととも
に、圧縮機が発電効率の良い燃料電池で発電された電力
で作動するモータおよび発電時に発生する蒸気で作動す
るタービンで駆動されるのでエンジン効率を向上させる
ことができる。
【0089】また、本発明の燃料電池式タービンエンジ
ンでは、発電を行う燃料として化石燃料をそのまま使用
するようにすることもでき、しかも化石燃料から発電を
行う燃料としての水素と一酸化炭素に分離する反応室を
別途設ける必要をなくし、構造がより簡素化することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池式タービンエンジンの実施の
第1形態としての燃料電池式タービンエンジンを示す断
面図、
【図2】図1に示す燃料電池の斜視図、
【図3】各種発電方式の容量と発電効率を示す図、
【図4】各種発電方式の部分負荷効率を示す図、
【図5】本発明の燃料電池式タービンエンジンの実施の
第2形態としての燃料電池式ターボプロップンエンジン
を示す断面図、
【図6】本発明の燃料電池式タービンエンジンの実施の
第3形態としての燃料電池式ターボシャフトンエンジン
を示す断面図、
【図7】本発明の燃料電池式タービンエンジンの実施の
第4形態としての燃料電池式補助動力装置を示す断面
図、
【図8】本発明の燃料電池式タービンエンジンの実施の
第5形態としての燃料電池式産業用/舶用タービンエン
ジンを示す断面図、
【図9】本発明の実施の第6形態としての燃料電池の内
部詳細を示す断面図、
【図10】本発明の実施の第7形態としての燃料電池の
内部詳細を示す断面図、
【図11】本発明の実施の第8形態としての燃料電池の
詳細を示す断面図、
【図12】従来のガスタービン式ターボファンエンジン
を示す断面図、
【図13】従来のガスタービン式ターボプロップエンジ
ンを示す断面図、
【図14】従来のガスタービン式ターボシャフトエンジ
ンを示す断面図、
【符号の説明】
1 (燃料電池式)ターボファンエン
ジン 3 電気モータ 4 低圧タービン 5 ファン 6 高圧タービン 7 圧縮機 8 高圧軸 9 低圧軸 10 燃料電池 11 電解質含有セラミックス管 12 空気側電極 13 孔質セラミックス管 14 燃料側電極 15 中間端子 16 電流 17 圧縮空気 18 コア空気 19 化石燃料 20 エンジン流入空気 21 バイパス空気 22 排気ガス 25 (燃料電池式)ターボプロップエ
ンジン 26 出力タービン 27 圧縮機 28 プロペラ 29 軸 30 排気ガス 31 コア空気 32 回転軸 33 電気モータ 35 (燃料電池式)ターボシャフトエ
ンジン 36 電気モータ 37 出力タービン 38 ロータ 39 ロータ軸 40 出力軸 41 ガスジェネタービン 42 圧縮機 43 軸 44 コア空気 45 排気ガス 45 (燃料電池式)補助動力装置 46 電気モータ 47 出力タービン 48 圧縮機 49 出力軸 50 軸 51 コア空気 51′ 排気ガス 52 舶用タービンエンジン 53 電気モータ 54 ガスジェネタービン 55 圧縮機 56 軸 57 出力タービン 58 駆動軸 59 コア空気 60 排気ガス 61 燃料電池 62 燃料側電極 63 空気側電極 64 電解質含有セラミックス 65 電気モータ 66 電気配線 67 水素 68 圧縮空気 69 酸化物イオン 70 電子 71 蒸気 72 排気ガス 73 燃料電池 74 化石燃料 75 多孔質隔壁 76 改質室 77 混合ガス 78 排気ガス 79 燃料電池 80 改質室 86 (ガスタービン式)ターボファン
エンジン 87,95,101 燃焼器 88 高圧タービン 89,97,105 圧縮機 90,98,106 コア空気 91,104,110 排気ガス 92 低圧タービン 93 ファン 94 (ガスタービン式)ターボプロッ
プエンジン 96,102 タービン 99 プロペラ 100 (ガスタービン式)ターボシャフ
トエンジン 103 出力タービン 106 出力軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素若しくは一酸化炭素と酸素との電気
    化学反応により発電を行う燃料電池と、前記燃料電池を
    電源とするモータと、前記モータの駆動軸に設置された
    タービンと、前記燃料電池の発電時に発生する蒸気を前
    記タービンに供給し、前記モータとともに前記タービン
    で前記駆動軸を作動させるようにした蒸気供給手段とを
    設けたことを特徴とする燃料電池式タービンエンジン。
  2. 【請求項2】 前記燃料電池式タービンエンジンが、前
    記モータの駆動軸に前記タービンと前記燃料電池の空気
    側電極に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段を構成す
    る圧縮機とを設けたことを特徴とする請求項1の燃料電
    池式タービンエンジン。
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