JPH11175843A - 抽出飲料の自動販売機 - Google Patents
抽出飲料の自動販売機Info
- Publication number
- JPH11175843A JPH11175843A JP9343389A JP34338997A JPH11175843A JP H11175843 A JPH11175843 A JP H11175843A JP 9343389 A JP9343389 A JP 9343389A JP 34338997 A JP34338997 A JP 34338997A JP H11175843 A JPH11175843 A JP H11175843A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sales
- time
- beverage
- storage
- extraction
- Prior art date
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 購入時に利用者が苛立ちや不満を感じるのを
防ぐことができ、且つ、利用者の便利性を向上する抽出
飲料の自動販売機を提供する。 【解決手段】 原料から飲料を抽出してカップ販売する
自動販売機において、販売集中時間帯にもとづいた抽出
準備時刻に予測販売杯数を抽出して貯蔵し、販売集中時
間帯に販売する高速販売モードと、販売集中時間帯以外
では、販売要求の都度抽出して販売する通常販売モード
を切換え、販売表示ランプ68に現在の販売モードを表
示し、また、情報表示手段71に高速販売モード時の販
売状態を表示する。
防ぐことができ、且つ、利用者の便利性を向上する抽出
飲料の自動販売機を提供する。 【解決手段】 原料から飲料を抽出してカップ販売する
自動販売機において、販売集中時間帯にもとづいた抽出
準備時刻に予測販売杯数を抽出して貯蔵し、販売集中時
間帯に販売する高速販売モードと、販売集中時間帯以外
では、販売要求の都度抽出して販売する通常販売モード
を切換え、販売表示ランプ68に現在の販売モードを表
示し、また、情報表示手段71に高速販売モード時の販
売状態を表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原料からコーヒー,
紅茶,ウーロン茶,緑茶等の飲料を抽出してカップ販売
する抽出飲料の自動販売機に関し、特に、購入時に利用
者が苛立ちや不満を感じるのを防ぐようにした抽出飲料
の自動販売機に関する。
紅茶,ウーロン茶,緑茶等の飲料を抽出してカップ販売
する抽出飲料の自動販売機に関し、特に、購入時に利用
者が苛立ちや不満を感じるのを防ぐようにした抽出飲料
の自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の抽出飲料の自動販売機として、例
えば、販売集中時間帯の販売杯数を見越してその分の抽
出飲料を予め纏めて抽出して貯蔵槽に貯蔵しておき、販
売集中時間帯の販売を貯蔵槽からの飲料の供給によって
行うものが知られている。
えば、販売集中時間帯の販売杯数を見越してその分の抽
出飲料を予め纏めて抽出して貯蔵槽に貯蔵しておき、販
売集中時間帯の販売を貯蔵槽からの飲料の供給によって
行うものが知られている。
【0003】この抽出飲料の自動販売機は、コーヒー粉
末等の原料と湯を混合してコーヒー等の抽出飲料を抽出
する飲料抽出機と、飲料抽出機で抽出された抽出飲料を
所定杯数分貯蔵する貯蔵槽と、販売集中時間帯(例え
ば、工場の休み時間等)とその予測販売杯数が設定され
た予測装置と、販売集中時間帯の開始時刻から予測販売
杯数の抽出に要する時間を減算した抽出準備時刻を算出
する演算装置と、演算装置で算出された抽出準備時刻に
なったとき、飲料抽出機に予測販売杯数の抽出動作を行
わせて抽出された抽出飲料を貯蔵槽に貯蔵させると共
に、販売集中時間帯において貯蔵槽に貯蔵された抽出飲
料のカップへの供給を行う高速販売を実行させ、残りの
時間帯において飲料抽出機に抽出動作を行わせて抽出飲
料のカップへの供給を行う通常販売を実行させる制御部
を備えて構成されている。
末等の原料と湯を混合してコーヒー等の抽出飲料を抽出
する飲料抽出機と、飲料抽出機で抽出された抽出飲料を
所定杯数分貯蔵する貯蔵槽と、販売集中時間帯(例え
ば、工場の休み時間等)とその予測販売杯数が設定され
た予測装置と、販売集中時間帯の開始時刻から予測販売
杯数の抽出に要する時間を減算した抽出準備時刻を算出
する演算装置と、演算装置で算出された抽出準備時刻に
なったとき、飲料抽出機に予測販売杯数の抽出動作を行
わせて抽出された抽出飲料を貯蔵槽に貯蔵させると共
に、販売集中時間帯において貯蔵槽に貯蔵された抽出飲
料のカップへの供給を行う高速販売を実行させ、残りの
時間帯において飲料抽出機に抽出動作を行わせて抽出飲
料のカップへの供給を行う通常販売を実行させる制御部
を備えて構成されている。
【0004】以上の構成において、まず、予測装置に販
売集中時間帯とその予測販売杯数を設定する。設定が済
むと、演算装置が抽出準備時刻を算出すると共に、抽出
準備時刻から販売集中時間帯の終了時刻の間の時間でな
ければ、制御部は通常販売モードになり、販売要求の都
度飲料抽出機に抽出動作を行わせて飲料を供給する。こ
の販売動作は約30秒間で完了する。一方、設定終了時
間が抽出準備時刻から販売集中時間帯の終了時刻の間の
時間の場合、或いは設定終了後、抽出準備時刻になる
と、制御部は飲料抽出機に予測販売杯数の抽出動作を行
わせて抽出された飲料を貯蔵槽に貯蔵させる。貯蔵槽に
飲料が貯蔵されると、制御部は高速販売モードになり、
販売指令を受けると、貯蔵槽に貯蔵された飲料を供給す
る。この販売動作は約10秒間で完了し、通常販売と比
べて大幅に販売時間を短縮することができる。そして、
販売集中時間帯が終了すると、制御部は再び通常販売モ
ードになる。
売集中時間帯とその予測販売杯数を設定する。設定が済
むと、演算装置が抽出準備時刻を算出すると共に、抽出
準備時刻から販売集中時間帯の終了時刻の間の時間でな
ければ、制御部は通常販売モードになり、販売要求の都
度飲料抽出機に抽出動作を行わせて飲料を供給する。こ
の販売動作は約30秒間で完了する。一方、設定終了時
間が抽出準備時刻から販売集中時間帯の終了時刻の間の
時間の場合、或いは設定終了後、抽出準備時刻になる
と、制御部は飲料抽出機に予測販売杯数の抽出動作を行
わせて抽出された飲料を貯蔵槽に貯蔵させる。貯蔵槽に
飲料が貯蔵されると、制御部は高速販売モードになり、
販売指令を受けると、貯蔵槽に貯蔵された飲料を供給す
る。この販売動作は約10秒間で完了し、通常販売と比
べて大幅に販売時間を短縮することができる。そして、
販売集中時間帯が終了すると、制御部は再び通常販売モ
ードになる。
【0005】このような抽出飲料の自動販売機による
と、利用者が殺到する時間帯になる前に販売が見込まれ
る量の抽出飲料を作り置きするようにしたため、その時
間帯において飲料抽出機による抽出時間が省略でき、一
人当たりの販売時間の短縮化が図れ、時間内に多くの利
用者に抽出飲料を販売することができる。
と、利用者が殺到する時間帯になる前に販売が見込まれ
る量の抽出飲料を作り置きするようにしたため、その時
間帯において飲料抽出機による抽出時間が省略でき、一
人当たりの販売時間の短縮化が図れ、時間内に多くの利
用者に抽出飲料を販売することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の抽出飲
料の自動販売機によると、抽出飲料を実際に購入してみ
ないと現在の販売状態が分からないため、通常販売モー
ド時に高速販売を想定した利用者が抽出飲料を購入した
場合、利用者は苛立ちや不満を感じるという問題があ
る。また、高速販売の時間帯でも、何らかの異常が発生
して貯蔵槽が使用できなくなった場合には通常販売とな
るため、通常この時間帯を利用している利用者が抽出飲
料を購入すると、利用者は苛立ちや不満を感じる。更
に、高速販売の利用者が多い場合、高速販売が繰り返し
行われて貯蔵槽が空になると突然売り切れになるため、
購入の順番を待っていて購入できなかった利用者は不満
を感じる。また、利用者は購入の順番を待っているとき
に購入できるかどうか不安を感じる。更にまた、貯蔵槽
へ抽出飲料を供給しているときは売り切れとなるため、
利用者は自動販売機の利用可能時間の目安が分からない
という問題がある。
料の自動販売機によると、抽出飲料を実際に購入してみ
ないと現在の販売状態が分からないため、通常販売モー
ド時に高速販売を想定した利用者が抽出飲料を購入した
場合、利用者は苛立ちや不満を感じるという問題があ
る。また、高速販売の時間帯でも、何らかの異常が発生
して貯蔵槽が使用できなくなった場合には通常販売とな
るため、通常この時間帯を利用している利用者が抽出飲
料を購入すると、利用者は苛立ちや不満を感じる。更
に、高速販売の利用者が多い場合、高速販売が繰り返し
行われて貯蔵槽が空になると突然売り切れになるため、
購入の順番を待っていて購入できなかった利用者は不満
を感じる。また、利用者は購入の順番を待っているとき
に購入できるかどうか不安を感じる。更にまた、貯蔵槽
へ抽出飲料を供給しているときは売り切れとなるため、
利用者は自動販売機の利用可能時間の目安が分からない
という問題がある。
【0007】従って、本発明の目的は購入時に利用者が
苛立ちや不満を感じるのを防ぐことができる抽出飲料の
自動販売機を提供することである。
苛立ちや不満を感じるのを防ぐことができる抽出飲料の
自動販売機を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は利用者の便利性を向上
することができる抽出飲料の自動販売機を提供すること
である。
することができる抽出飲料の自動販売機を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、購入時に利用者が苛立ちや不満を感じるのを防ぎ、
且つ、利用者の便利性を向上するため、貯蔵された抽出
飲料を販売する高速販売モードと販売要求の都度抽出し
て販売する通常販売モードとを適宜切り換えて飲料の販
売を行う抽出飲料の自動販売機において、 所定の表示を行う表示手段と、 前記表示手段に前記高速販売モードあるいは前記通常販
売モードを表示させる制御手段を備えた抽出飲料の自動
販売機を提供するものである。
み、購入時に利用者が苛立ちや不満を感じるのを防ぎ、
且つ、利用者の便利性を向上するため、貯蔵された抽出
飲料を販売する高速販売モードと販売要求の都度抽出し
て販売する通常販売モードとを適宜切り換えて飲料の販
売を行う抽出飲料の自動販売機において、 所定の表示を行う表示手段と、 前記表示手段に前記高速販売モードあるいは前記通常販
売モードを表示させる制御手段を備えた抽出飲料の自動
販売機を提供するものである。
【0010】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、予め設定された販売集中時間帯では貯蔵された抽出
飲料を販売する高速販売モードを取り、前記販売集中時
間帯を除く時間帯では飲料を販売要求の都度抽出して販
売する通常販売モードを取る抽出飲料の自動販売機にお
いて、 所定の表示を行う表示手段と、 現在時刻と前記販売集中時間帯を比較して前記表示手段
に前記高速販売モードあるいは前記通常販売モードを表
示させる制御手段を備えた抽出飲料の自動販売機を提供
するものである。
め、予め設定された販売集中時間帯では貯蔵された抽出
飲料を販売する高速販売モードを取り、前記販売集中時
間帯を除く時間帯では飲料を販売要求の都度抽出して販
売する通常販売モードを取る抽出飲料の自動販売機にお
いて、 所定の表示を行う表示手段と、 現在時刻と前記販売集中時間帯を比較して前記表示手段
に前記高速販売モードあるいは前記通常販売モードを表
示させる制御手段を備えた抽出飲料の自動販売機を提供
するものである。
【0011】すなわち、本発明の抽出飲料の自動販売機
は、原料と湯を混合して抽出飲料を抽出する飲料抽出手
段と、 前記飲料抽出手段で抽出された前記抽出飲料を貯蔵する
貯蔵手段と、 販売集中時間帯とその予測販売杯数を設定する設定手段
と、 前記販売集中時間帯の開始時刻から前記予測販売杯数の
抽出に要する抽出時間を減算した抽出準備時刻を算出す
る演算手段と、 前記設定手段で設定された前記販売集中時間帯と前記予
測販売杯数や、前記演算手段で算出された前記抽出準備
時刻を記憶する記憶手段と、 所定の表示を行う表示手段と、 前記記憶手段に記憶された前記抽出準備時刻になると、
前記飲料抽出手段に前記記憶手段に記憶された前記予測
販売杯数の抽出動作を行わせて前記貯蔵槽に前記抽出飲
料を貯蔵させ、前記記憶手段に記憶された前記販売集中
時間帯において販売指令があると、前記貯蔵手段に貯蔵
された前記抽出飲料を販売する高速販売を実行させ、前
記販売集中時間帯以外の時間帯において販売指令を受け
ると、前記飲料抽出手段に抽出動作を行わせて前記抽出
飲料を供給する通常販売を実行させる制御手段を備えて
いる。
は、原料と湯を混合して抽出飲料を抽出する飲料抽出手
段と、 前記飲料抽出手段で抽出された前記抽出飲料を貯蔵する
貯蔵手段と、 販売集中時間帯とその予測販売杯数を設定する設定手段
と、 前記販売集中時間帯の開始時刻から前記予測販売杯数の
抽出に要する抽出時間を減算した抽出準備時刻を算出す
る演算手段と、 前記設定手段で設定された前記販売集中時間帯と前記予
測販売杯数や、前記演算手段で算出された前記抽出準備
時刻を記憶する記憶手段と、 所定の表示を行う表示手段と、 前記記憶手段に記憶された前記抽出準備時刻になると、
前記飲料抽出手段に前記記憶手段に記憶された前記予測
販売杯数の抽出動作を行わせて前記貯蔵槽に前記抽出飲
料を貯蔵させ、前記記憶手段に記憶された前記販売集中
時間帯において販売指令があると、前記貯蔵手段に貯蔵
された前記抽出飲料を販売する高速販売を実行させ、前
記販売集中時間帯以外の時間帯において販売指令を受け
ると、前記飲料抽出手段に抽出動作を行わせて前記抽出
飲料を供給する通常販売を実行させる制御手段を備えて
いる。
【0012】以上の構成において、前記貯蔵手段は、貯
蔵された前記抽出飲料の貯蔵量を検出する貯蔵量センサ
を有し、 前記制御手段は、前記販売集中時間帯において前記貯蔵
量センサの検出信号を入力して前記表示手段に前記前記
貯蔵手段の前記貯蔵量を表示させる構成であることが好
ましい。
蔵された前記抽出飲料の貯蔵量を検出する貯蔵量センサ
を有し、 前記制御手段は、前記販売集中時間帯において前記貯蔵
量センサの検出信号を入力して前記表示手段に前記前記
貯蔵手段の前記貯蔵量を表示させる構成であることが好
ましい。
【0013】また、前記記憶手段は、前記抽出時間を記
憶する構成を有し、 前記制御手段は、前記抽出準備時刻になると、所定の微
小時間毎に前記記憶手段に記憶された前記抽出時間から
前記所定の微小時間の減算を行って貯蔵完了時間を算出
するとともに前記表示手段に前記貯蔵完了時間を表示さ
せる構成であることが好ましい。
憶する構成を有し、 前記制御手段は、前記抽出準備時刻になると、所定の微
小時間毎に前記記憶手段に記憶された前記抽出時間から
前記所定の微小時間の減算を行って貯蔵完了時間を算出
するとともに前記表示手段に前記貯蔵完了時間を表示さ
せる構成であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の抽出飲料の自動販
売機を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
売機を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施の形態に係る抽
出飲料の自動販売機を示すこの抽出飲料の自動販売機1
Aは、トレイ20にカップ21を供給するカップ供給装
置2と、水道からの水を本自動販売機1Aの各部に供給
する給水系3と、カップ21にコーヒー飲料を供給する
第1の飲料供給系4と、カップ21にコーヒー飲料以外
の他の飲料、例えば、炭酸飲料,無炭酸飲料を供給する
第2の飲料供給系5と、本自動販売機1Aの各部を制御
する制御部(後述)を備えている。
出飲料の自動販売機を示すこの抽出飲料の自動販売機1
Aは、トレイ20にカップ21を供給するカップ供給装
置2と、水道からの水を本自動販売機1Aの各部に供給
する給水系3と、カップ21にコーヒー飲料を供給する
第1の飲料供給系4と、カップ21にコーヒー飲料以外
の他の飲料、例えば、炭酸飲料,無炭酸飲料を供給する
第2の飲料供給系5と、本自動販売機1Aの各部を制御
する制御部(後述)を備えている。
【0016】給水系3は、都市水道から水道水電磁弁3
1Aを介して供給された水道水30aを貯蔵するシスタ
ーン32と、シスターン32の下流側に設けられ、シス
ターン32内の水道水30aを加圧し給水パイプ33a
を介して本自動販売機1A内の各部に供給する加圧ポン
プ33と、冷却水34を収容すると共に、加圧ポンプ3
3によって供給された水道水30aを冷却水34によっ
て冷却し希釈水として冷却パイプ35および希釈水電磁
弁31Bを介してカップ21に供給する冷却水タンク3
6と、冷却水タンク36内の冷却水34を冷却する冷却
ユニット37と、加圧ポンプ33によって水道水電磁弁
31Cを介して供給された水道水30aを加熱して抽出
用の湯30bとして貯蔵する湯タンク38より構成され
ている。
1Aを介して供給された水道水30aを貯蔵するシスタ
ーン32と、シスターン32の下流側に設けられ、シス
ターン32内の水道水30aを加圧し給水パイプ33a
を介して本自動販売機1A内の各部に供給する加圧ポン
プ33と、冷却水34を収容すると共に、加圧ポンプ3
3によって供給された水道水30aを冷却水34によっ
て冷却し希釈水として冷却パイプ35および希釈水電磁
弁31Bを介してカップ21に供給する冷却水タンク3
6と、冷却水タンク36内の冷却水34を冷却する冷却
ユニット37と、加圧ポンプ33によって水道水電磁弁
31Cを介して供給された水道水30aを加熱して抽出
用の湯30bとして貯蔵する湯タンク38より構成され
ている。
【0017】冷却ユニット37は、冷媒を圧縮する圧縮
機37aと、圧縮機37aによって圧縮された冷媒を凝
縮する凝縮器37bと、ファンにより凝縮器37bを冷
却して冷媒の凝縮を促進させるファン37cと、凝縮器
37bによって凝縮された冷媒を蒸発させて冷却水34
を冷却する蒸発器37dとを有している。
機37aと、圧縮機37aによって圧縮された冷媒を凝
縮する凝縮器37bと、ファンにより凝縮器37bを冷
却して冷媒の凝縮を促進させるファン37cと、凝縮器
37bによって凝縮された冷媒を蒸発させて冷却水34
を冷却する蒸発器37dとを有している。
【0018】湯タンク38は、供給された水道水30a
を加熱して設定温度(例えば、95〜97℃)の抽出用
の湯30bとするためのヒータ39と、湯30bを湯供
給パイプ38aを介して後述する飲料抽出機に供給する
湯電磁弁31Dとを有している。
を加熱して設定温度(例えば、95〜97℃)の抽出用
の湯30bとするためのヒータ39と、湯30bを湯供
給パイプ38aを介して後述する飲料抽出機に供給する
湯電磁弁31Dとを有している。
【0019】第1の飲料供給系4は、原料としてコーヒ
ー粉末を収納したコーヒーキャニスタ40と、湯タンク
38から供給された湯30bとコーヒーキャニスタ40
の供給口40aからシュート40Aを介して供給された
コーヒー粉末とを攪拌し、この攪拌した混合液からコー
ヒーを抽出して飲料供給パイプ41Aに供給する飲料抽
出機41と、エアパイプ42aを介して飲料抽出機41
に加圧空気を送り込むエアポンプ42と、飲料供給パイ
プ41Aに供給されたコーヒーを、販売状態に応じてミ
キシングボウルおよび抽出飲料貯蔵装置(何れも後述)
の何れか一方に供給する供給切換機構43と、供給切換
機構43を介して供給されたコーヒーを貯蔵して所定の
温度で保温し、高速販売時の販売指令に伴って貯蔵して
いるコーヒーをミキシングボウルに供給する抽出飲料貯
蔵装置44と、砂糖を収納した砂糖キャニスタ45と、
クリームを収納したクリームキャニスタ46と、供給切
換機構43から直接、或いは抽出飲料貯蔵装置44を介
して供給されたコーヒーに、砂糖キャニスタ45の供給
口45aおよびクリームキャニスタ46の供給口46a
からシュート47を介してそれぞれ供給される砂糖およ
びクリームを適宜混合して供給パイプ48aを介してカ
ップ21に供給するミキシングボウル48と、抽出飲料
貯蔵装置44から廃棄されるコーヒーおよびカップ21
から溢れ出た飲料等を受け入れる廃棄バケツ49とを備
えている。なお、砂糖やクリームの添加材料を用いない
場合は、ミキシングボウル47を介さずに直接カップ2
1に導く管路(図示せず)を設けてもよい。
ー粉末を収納したコーヒーキャニスタ40と、湯タンク
38から供給された湯30bとコーヒーキャニスタ40
の供給口40aからシュート40Aを介して供給された
コーヒー粉末とを攪拌し、この攪拌した混合液からコー
ヒーを抽出して飲料供給パイプ41Aに供給する飲料抽
出機41と、エアパイプ42aを介して飲料抽出機41
に加圧空気を送り込むエアポンプ42と、飲料供給パイ
プ41Aに供給されたコーヒーを、販売状態に応じてミ
キシングボウルおよび抽出飲料貯蔵装置(何れも後述)
の何れか一方に供給する供給切換機構43と、供給切換
機構43を介して供給されたコーヒーを貯蔵して所定の
温度で保温し、高速販売時の販売指令に伴って貯蔵して
いるコーヒーをミキシングボウルに供給する抽出飲料貯
蔵装置44と、砂糖を収納した砂糖キャニスタ45と、
クリームを収納したクリームキャニスタ46と、供給切
換機構43から直接、或いは抽出飲料貯蔵装置44を介
して供給されたコーヒーに、砂糖キャニスタ45の供給
口45aおよびクリームキャニスタ46の供給口46a
からシュート47を介してそれぞれ供給される砂糖およ
びクリームを適宜混合して供給パイプ48aを介してカ
ップ21に供給するミキシングボウル48と、抽出飲料
貯蔵装置44から廃棄されるコーヒーおよびカップ21
から溢れ出た飲料等を受け入れる廃棄バケツ49とを備
えている。なお、砂糖やクリームの添加材料を用いない
場合は、ミキシングボウル47を介さずに直接カップ2
1に導く管路(図示せず)を設けてもよい。
【0020】飲料抽出機41は、図示しない案内レール
によって上下動可能に支持され、コーヒーキャニスタ4
0から供給されるコーヒー粉末と湯供給管38aから供
給される湯との混合体を攪拌して下方へ排出するシリン
ダ410と、シリンダ410の下方に配置され、シリン
ダ410から排出された混合体を濾過するペーパーフィ
ルタ411と、ペーパーフィルタ411の濾過によって
抽出されたコーヒーを受け入れて飲料供給パイプ41A
へ供給する飲料受け412を備えている。
によって上下動可能に支持され、コーヒーキャニスタ4
0から供給されるコーヒー粉末と湯供給管38aから供
給される湯との混合体を攪拌して下方へ排出するシリン
ダ410と、シリンダ410の下方に配置され、シリン
ダ410から排出された混合体を濾過するペーパーフィ
ルタ411と、ペーパーフィルタ411の濾過によって
抽出されたコーヒーを受け入れて飲料供給パイプ41A
へ供給する飲料受け412を備えている。
【0021】シリンダ410は、コーヒー粉末と湯を受
け入れる受入室410aと、コーヒー粉末と湯との混合
体を下方から排出してコーヒーの抽出工程が行われる抽
出室410bとを有し、受入室410aと抽出室410
bは図示しないバルブによって開閉される連通口(図示
せず)を介して連通した構成を有している。
け入れる受入室410aと、コーヒー粉末と湯との混合
体を下方から排出してコーヒーの抽出工程が行われる抽
出室410bとを有し、受入室410aと抽出室410
bは図示しないバルブによって開閉される連通口(図示
せず)を介して連通した構成を有している。
【0022】エアポンプ42は、シリンダ410に加圧
空気を送り込み、シリンダ410内の混合体の攪拌や抽
出を行うように構成されている。
空気を送り込み、シリンダ410内の混合体の攪拌や抽
出を行うように構成されている。
【0023】供給切換機構43は、上流側に飲料供給パ
イプ41Aを有し、下流側にミキシングボウル48に至
る通常販売用飲料供給パイプ43Aと後述する貯蔵槽4
40に至る貯蔵槽供給パイプ43Bを有し、飲料供給パ
イプ41Aから供給されたコーヒーを、通常販売用飲料
供給パイプ43Aおよび貯蔵槽供給パイプ43Bの何れ
か一方に供給するように構成されている。
イプ41Aを有し、下流側にミキシングボウル48に至
る通常販売用飲料供給パイプ43Aと後述する貯蔵槽4
40に至る貯蔵槽供給パイプ43Bを有し、飲料供給パ
イプ41Aから供給されたコーヒーを、通常販売用飲料
供給パイプ43Aおよび貯蔵槽供給パイプ43Bの何れ
か一方に供給するように構成されている。
【0024】抽出飲料貯蔵装置44は、加熱機構を有し
た筒状の貯蔵槽440を備え、貯蔵槽440の上部に、
供給切換機構43を介して飲料供給パイプ41Aに接続
される貯蔵槽供給パイプ43Bと、オーバーフローパイ
プ44aを設け、更に、貯蔵槽440の下部に、ミキシ
ングボウル48に至る高速販売用飲料供給パイプ44b
と、廃棄バケツ48に至る廃棄パイプ44cを設けて構
成されている。高速販売用飲料供給パイプ44bと廃棄
パイプ44cには、それぞれのパイプを個別に開閉する
吐出弁440Aが設けられている。
た筒状の貯蔵槽440を備え、貯蔵槽440の上部に、
供給切換機構43を介して飲料供給パイプ41Aに接続
される貯蔵槽供給パイプ43Bと、オーバーフローパイ
プ44aを設け、更に、貯蔵槽440の下部に、ミキシ
ングボウル48に至る高速販売用飲料供給パイプ44b
と、廃棄バケツ48に至る廃棄パイプ44cを設けて構
成されている。高速販売用飲料供給パイプ44bと廃棄
パイプ44cには、それぞれのパイプを個別に開閉する
吐出弁440Aが設けられている。
【0025】第2の飲料供給系5は、炭酸ガスを高圧
(例えば、40気圧以上)で供給する圧力容器としての
炭酸ガスボンベ50と、炭酸ガスボンベ50から供給さ
れた炭酸ガスを炭酸水を生成するのに必要な気圧(例え
ば、5〜6気圧)に減圧する減圧弁51と、冷却水タン
ク36内に配置され、冷却パイプ35と希釈水電磁弁3
1Bとの間の給水パイプ33aから逆止弁52を介して
導入された冷却水30aと減圧弁51からガスパイプ5
1aを介して導入された炭酸ガスとを混合して炭酸水を
生成し、その生成した炭酸水を炭酸水電磁弁53を介し
てカップ21に供給するカーボネータ54と、供給パイ
プ56aおよびシロップ電磁弁55を介してシロップを
供給するシロップ容器56とを備えている。
(例えば、40気圧以上)で供給する圧力容器としての
炭酸ガスボンベ50と、炭酸ガスボンベ50から供給さ
れた炭酸ガスを炭酸水を生成するのに必要な気圧(例え
ば、5〜6気圧)に減圧する減圧弁51と、冷却水タン
ク36内に配置され、冷却パイプ35と希釈水電磁弁3
1Bとの間の給水パイプ33aから逆止弁52を介して
導入された冷却水30aと減圧弁51からガスパイプ5
1aを介して導入された炭酸ガスとを混合して炭酸水を
生成し、その生成した炭酸水を炭酸水電磁弁53を介し
てカップ21に供給するカーボネータ54と、供給パイ
プ56aおよびシロップ電磁弁55を介してシロップを
供給するシロップ容器56とを備えている。
【0026】図2は抽出飲料の自動販売機1Aの状態表
示システムの制御系の構成を示し、予測データ(販売集
中時間帯とその予測販売杯数)や、販売に関する種々の
販売データを入力するデータ入力部60と、販売集中時
間帯の開始時刻から予測販売杯数の抽出に要する時間を
減算した抽出準備時刻を算出する抽出時刻演算部61
と、データ入力部60から入力された予測データ,およ
び販売データと抽出時刻演算部61で算出された抽出準
備時刻を記憶したデータ記憶部62と、貯蔵槽440に
貯蔵されたコーヒーの貯蔵量を検出する貯蔵量センサ6
3と、貯蔵槽440に貯蔵されたコーヒーの温度を検出
する貯蔵温度センサ64と、供給切換機構43の動作異
常を検出する切換機構異常検出部65と、現在時刻を表
す時刻信号を出力する時計回路66と、本自動販売機1
Aの各部を制御する制御部67と、販売モードを外部に
表示する販売表示ランプ68と、売り切れ状態を外部に
表示する売切ランプ69を備えて構成されている。
示システムの制御系の構成を示し、予測データ(販売集
中時間帯とその予測販売杯数)や、販売に関する種々の
販売データを入力するデータ入力部60と、販売集中時
間帯の開始時刻から予測販売杯数の抽出に要する時間を
減算した抽出準備時刻を算出する抽出時刻演算部61
と、データ入力部60から入力された予測データ,およ
び販売データと抽出時刻演算部61で算出された抽出準
備時刻を記憶したデータ記憶部62と、貯蔵槽440に
貯蔵されたコーヒーの貯蔵量を検出する貯蔵量センサ6
3と、貯蔵槽440に貯蔵されたコーヒーの温度を検出
する貯蔵温度センサ64と、供給切換機構43の動作異
常を検出する切換機構異常検出部65と、現在時刻を表
す時刻信号を出力する時計回路66と、本自動販売機1
Aの各部を制御する制御部67と、販売モードを外部に
表示する販売表示ランプ68と、売り切れ状態を外部に
表示する売切ランプ69を備えて構成されている。
【0027】販売表示ランプ68は、自動販売機本体
(図示せず)の前面に設けられており、高速販売モード
時に「高速販売中」を、通常販売モード時に「通常販売
中」をそれぞれ表示して、利用者に現在の販売モードを
知らせるようになっている。
(図示せず)の前面に設けられており、高速販売モード
時に「高速販売中」を、通常販売モード時に「通常販売
中」をそれぞれ表示して、利用者に現在の販売モードを
知らせるようになっている。
【0028】制御部66は、データ記憶部62に記憶さ
れた抽出準備時刻になると、高速販売準備モードにな
る。このモードでは、販売表示ランプ68の表示を無く
させると共に、売切ランプ69を点灯させ、且つ、飲料
抽出機41にデータ記憶部62に記憶された予測販売杯
数のコーヒーの抽出動作を行わせ、更に、抽出されたコ
ーヒーを貯蔵槽440に貯蔵させる。また、データ記憶
部62に記憶された販売集中時間帯の開始時刻になり、
貯蔵量センサ63、貯蔵温度センサ64、および切換機
構異常検出部65がそれぞれ正常に動作していて、貯蔵
量センサ63、貯蔵温度センサ64、および切換機構異
常検出部65から得た情報から、貯蔵槽440に少なく
とも1杯以上のコーヒーがあると共に、貯蔵槽440内
のコーヒーの温度が64℃以上あり、しかも供給切換機
構43が正常に動作していることを検出すると、つまり
高速販売に関する異常がないと、高速販売モードにな
る。このモードでは、販売表示ランプ68に高速販売の
表示を行わせると共に、コーヒー飲料の販売指令を受け
ると、貯蔵槽440に貯蔵されたコーヒーをカップ21
へ供給させる。一方、データ記憶部62に記憶された販
売集中時間帯の終了時刻になると、通常販売モードにな
る。このモードでは、販売表示ランプ68に通常販売の
表示を行わせると共に、コーヒー飲料の販売指令を受け
ると、飲料抽出機41に1杯分のコーヒーの抽出動作を
行わせ、更に、抽出されたコーヒーをカップ21へ供給
させる。
れた抽出準備時刻になると、高速販売準備モードにな
る。このモードでは、販売表示ランプ68の表示を無く
させると共に、売切ランプ69を点灯させ、且つ、飲料
抽出機41にデータ記憶部62に記憶された予測販売杯
数のコーヒーの抽出動作を行わせ、更に、抽出されたコ
ーヒーを貯蔵槽440に貯蔵させる。また、データ記憶
部62に記憶された販売集中時間帯の開始時刻になり、
貯蔵量センサ63、貯蔵温度センサ64、および切換機
構異常検出部65がそれぞれ正常に動作していて、貯蔵
量センサ63、貯蔵温度センサ64、および切換機構異
常検出部65から得た情報から、貯蔵槽440に少なく
とも1杯以上のコーヒーがあると共に、貯蔵槽440内
のコーヒーの温度が64℃以上あり、しかも供給切換機
構43が正常に動作していることを検出すると、つまり
高速販売に関する異常がないと、高速販売モードにな
る。このモードでは、販売表示ランプ68に高速販売の
表示を行わせると共に、コーヒー飲料の販売指令を受け
ると、貯蔵槽440に貯蔵されたコーヒーをカップ21
へ供給させる。一方、データ記憶部62に記憶された販
売集中時間帯の終了時刻になると、通常販売モードにな
る。このモードでは、販売表示ランプ68に通常販売の
表示を行わせると共に、コーヒー飲料の販売指令を受け
ると、飲料抽出機41に1杯分のコーヒーの抽出動作を
行わせ、更に、抽出されたコーヒーをカップ21へ供給
させる。
【0029】以下、上記抽出飲料の自動販売機の動作を
説明する。なお、ここでは第2の飲料供給系の説明を省
略する。
説明する。なお、ここでは第2の飲料供給系の説明を省
略する。
【0030】まず、管理者はデータ入力部61に予測デ
ータとして販売集中時間帯と予測販売杯数を入力する。
例えば、販売集中時間帯をAM10:00〜10:10
(第1の時間帯),PM12:00〜12:10(第2
の時間帯),PM3:00〜3:10(第3の時間帯)
と入力し、予測販売杯数を第1の時間帯に対して35
杯,第2の時間帯に対して40杯,第3の時間帯に対し
て30杯と入力する。
ータとして販売集中時間帯と予測販売杯数を入力する。
例えば、販売集中時間帯をAM10:00〜10:10
(第1の時間帯),PM12:00〜12:10(第2
の時間帯),PM3:00〜3:10(第3の時間帯)
と入力し、予測販売杯数を第1の時間帯に対して35
杯,第2の時間帯に対して40杯,第3の時間帯に対し
て30杯と入力する。
【0031】管理者による予測データの入力が完了する
と、抽出時刻演算部61が各販売集中時間帯の抽出準備
時刻を算出する。例えば、第1の時間帯の場合、抽出機
41が1回に5杯分までのコーヒー纏めて抽出でき、1
回の抽出に要する時間を1分間とすれば、抽出時刻演算
部61は、35杯分のコーヒーを抽出するのに7分間要
することを演算し、抽出準備時刻をAM9:53と算出
する。このようにして抽出準備時刻が算出されると、制
御部67は入力された予測データと算出された抽出準備
時刻をデータ記憶部62に記憶させ、その後、自動販売
機を販売状態にする。このとき、時計回路66から出力
される時刻信号に基づいて現在時刻が抽出準備時刻から
販売集中時間帯の終了時刻の間の時間でなければ、通常
販売モードになり、通常販売モードの制御プログラムを
実行する。
と、抽出時刻演算部61が各販売集中時間帯の抽出準備
時刻を算出する。例えば、第1の時間帯の場合、抽出機
41が1回に5杯分までのコーヒー纏めて抽出でき、1
回の抽出に要する時間を1分間とすれば、抽出時刻演算
部61は、35杯分のコーヒーを抽出するのに7分間要
することを演算し、抽出準備時刻をAM9:53と算出
する。このようにして抽出準備時刻が算出されると、制
御部67は入力された予測データと算出された抽出準備
時刻をデータ記憶部62に記憶させ、その後、自動販売
機を販売状態にする。このとき、時計回路66から出力
される時刻信号に基づいて現在時刻が抽出準備時刻から
販売集中時間帯の終了時刻の間の時間でなければ、通常
販売モードになり、通常販売モードの制御プログラムを
実行する。
【0032】通常販売モードになると、制御部67は販
売表示ランプ68に「通常販売中」の表示を行わせると
共に、飲料供給パイプ41Aから供給されるコーヒーが
通常販売用飲料供給パイプ43Aに供給されるよう、供
給切換機構43の切り換えを行う。そして、コーヒー飲
料の販売要求があると、飲料抽出機41に1杯分のコー
ヒーの抽出を行わせてカップ21にコーヒー飲料を供給
する。すなわち、湯タンク38から1杯分の湯30b
が、また、コーヒーキャニスタ40から1杯分のコーヒ
ー粉末がシリンダ410の受入室410aから抽出室4
10bにそれぞれ供給されると共に、エアポンプ42か
らシリンダ410の抽出室410b内に加圧空気が送り
込まれて抽出室410b内の湯30bとコーヒー粉末の
混合体が攪拌された後、エアポンプ42からの加圧空気
で混合体が抽出室410bの下方に圧送されてペーパー
フィルタ411を通過することによりコーヒーが抽出さ
れる。抽出されたコーヒーは、飲料受け412から飲料
供給パイプ41A,および通常販売用飲料供給パイプ4
3Bを経てミキシングボウル48に供給され、同時に砂
糖キャニスタ45、およびミルクキャニスタ46からミ
キシングボウル48に適宜、砂糖、およびミルク,砂糖
が供給されることにより所望のコーヒー飲料となって供
給パイプ48からカップ21に注がれる。
売表示ランプ68に「通常販売中」の表示を行わせると
共に、飲料供給パイプ41Aから供給されるコーヒーが
通常販売用飲料供給パイプ43Aに供給されるよう、供
給切換機構43の切り換えを行う。そして、コーヒー飲
料の販売要求があると、飲料抽出機41に1杯分のコー
ヒーの抽出を行わせてカップ21にコーヒー飲料を供給
する。すなわち、湯タンク38から1杯分の湯30b
が、また、コーヒーキャニスタ40から1杯分のコーヒ
ー粉末がシリンダ410の受入室410aから抽出室4
10bにそれぞれ供給されると共に、エアポンプ42か
らシリンダ410の抽出室410b内に加圧空気が送り
込まれて抽出室410b内の湯30bとコーヒー粉末の
混合体が攪拌された後、エアポンプ42からの加圧空気
で混合体が抽出室410bの下方に圧送されてペーパー
フィルタ411を通過することによりコーヒーが抽出さ
れる。抽出されたコーヒーは、飲料受け412から飲料
供給パイプ41A,および通常販売用飲料供給パイプ4
3Bを経てミキシングボウル48に供給され、同時に砂
糖キャニスタ45、およびミルクキャニスタ46からミ
キシングボウル48に適宜、砂糖、およびミルク,砂糖
が供給されることにより所望のコーヒー飲料となって供
給パイプ48からカップ21に注がれる。
【0033】一方、データ記憶部62に記憶された抽出
準備時刻になると、高速販売準備モードになる。このモ
ードになると、制御部67は販売表示ランプ68の表示
を無くさせると共に、売切ランプ69を点灯させる。ま
た同時に、飲料供給パイプ41Aから供給されるコーヒ
ーが高速販売用飲料供給パイプ43Aに供給されるよう
に供給切換機構43の切り換えを行う。そして、飲料抽
出機41にデータ記憶部62に記憶された予測販売杯数
のコーヒーの抽出を行わせて、貯蔵槽440に供給す
る。例えば、第1の時間帯の場合、まず湯タンク38か
ら5杯分の湯30bが、また、コーヒーキャニスタ40
から5杯分のコーヒー粉末がシリンダ410の受入室4
10aから抽出室410bにそれぞれ供給されると共
に、エアポンプ42からシリンダ410の抽出室410
b内に加圧空気が送り込まれて抽出室410b内の湯3
0bとコーヒー粉末の混合体が攪拌された後、エアポン
プ42からの加圧空気で混合体が抽出室410bの下方
に圧送されてペーパーフィルタ411を通過することに
よりコーヒーが抽出される。抽出されたコーヒーは飲料
受け412から飲料供給パイプ41A,および高速販売
用供給パイプ43Bを経て貯蔵槽440に供給される。
このようにして5杯分のコーヒーが貯蔵槽440に供給
されると、同様の抽出・供給動作が6回繰り返し行わ
れ、35杯分のコーヒーが貯蔵槽440に供給される。
準備時刻になると、高速販売準備モードになる。このモ
ードになると、制御部67は販売表示ランプ68の表示
を無くさせると共に、売切ランプ69を点灯させる。ま
た同時に、飲料供給パイプ41Aから供給されるコーヒ
ーが高速販売用飲料供給パイプ43Aに供給されるよう
に供給切換機構43の切り換えを行う。そして、飲料抽
出機41にデータ記憶部62に記憶された予測販売杯数
のコーヒーの抽出を行わせて、貯蔵槽440に供給す
る。例えば、第1の時間帯の場合、まず湯タンク38か
ら5杯分の湯30bが、また、コーヒーキャニスタ40
から5杯分のコーヒー粉末がシリンダ410の受入室4
10aから抽出室410bにそれぞれ供給されると共
に、エアポンプ42からシリンダ410の抽出室410
b内に加圧空気が送り込まれて抽出室410b内の湯3
0bとコーヒー粉末の混合体が攪拌された後、エアポン
プ42からの加圧空気で混合体が抽出室410bの下方
に圧送されてペーパーフィルタ411を通過することに
よりコーヒーが抽出される。抽出されたコーヒーは飲料
受け412から飲料供給パイプ41A,および高速販売
用供給パイプ43Bを経て貯蔵槽440に供給される。
このようにして5杯分のコーヒーが貯蔵槽440に供給
されると、同様の抽出・供給動作が6回繰り返し行わ
れ、35杯分のコーヒーが貯蔵槽440に供給される。
【0034】そして、データ記憶部62に記憶された販
売集中時間帯の開始時刻になると、高速販売モードにな
る。このモードになると、制御部67は販売表示ランプ
68に「高速販売中」の表示を行わせる。また、コーヒ
ー飲料の販売要求があると、貯蔵槽440に貯蔵された
コーヒーを吐出させてカップ21にコーヒー飲料を供給
する。すなわち、高速販売用貯蔵弁440aが所定時間
開放することにより貯蔵槽440から1杯分のコーヒー
が吐出される。このコーヒーは、高速販売用供給パイプ
44bを介してミキシングボウル48に供給され、同時
に砂糖キャニスタ45、およびミルクキャニスタ46か
らミキシングボウル48に適宜、砂糖,ミルクが供給さ
れることにより所望のコーヒー飲料となって供給パイプ
48からカップ21に注がれる。また、販売集中時間帯
の終了時刻になると、再び通常販売モードになる。な
お、高速販売モード時に、貯蔵槽440の貯蔵量が空に
なると、高速販売準備モードになり、貯蔵槽440への
所定量のコーヒーの貯蔵が行われる。
売集中時間帯の開始時刻になると、高速販売モードにな
る。このモードになると、制御部67は販売表示ランプ
68に「高速販売中」の表示を行わせる。また、コーヒ
ー飲料の販売要求があると、貯蔵槽440に貯蔵された
コーヒーを吐出させてカップ21にコーヒー飲料を供給
する。すなわち、高速販売用貯蔵弁440aが所定時間
開放することにより貯蔵槽440から1杯分のコーヒー
が吐出される。このコーヒーは、高速販売用供給パイプ
44bを介してミキシングボウル48に供給され、同時
に砂糖キャニスタ45、およびミルクキャニスタ46か
らミキシングボウル48に適宜、砂糖,ミルクが供給さ
れることにより所望のコーヒー飲料となって供給パイプ
48からカップ21に注がれる。また、販売集中時間帯
の終了時刻になると、再び通常販売モードになる。な
お、高速販売モード時に、貯蔵槽440の貯蔵量が空に
なると、高速販売準備モードになり、貯蔵槽440への
所定量のコーヒーの貯蔵が行われる。
【0035】このように、販売表示ランプ68に、高速
販売モード時には「高速販売中」と、通常販売モード時
には「通常販売中」と現在の販売モードを外部に表示す
るようになっているため、利用者は販売モードを知った
上で自動販売機を利用できるようになり、購入時に利用
者が苛立ちや不満を感じるのを防ぐことができる。
販売モード時には「高速販売中」と、通常販売モード時
には「通常販売中」と現在の販売モードを外部に表示す
るようになっているため、利用者は販売モードを知った
上で自動販売機を利用できるようになり、購入時に利用
者が苛立ちや不満を感じるのを防ぐことができる。
【0036】図3は本発明の第2の実施の形態に係る抽
出飲料の自動販売機の状態表示システムの制御系の構成
を示す。この図において図2と同一の部分には同一の引
用数字、符号を付したので、重複する説明は省略する。
出飲料の自動販売機の状態表示システムの制御系の構成
を示す。この図において図2と同一の部分には同一の引
用数字、符号を付したので、重複する説明は省略する。
【0037】この実施の形態の状態表示システムの制御
系は、第1の実施の形態の構成に加えて、貯蔵量センサ
63から出力される貯蔵量(レベル)データを貯蔵杯数
に変換する杯数変換部70と、貯蔵槽440に貯蔵され
たコーヒーの温度や貯蔵杯数を表示する情報表示部71
を有している。データ入力部60は情報表示部71の表
示形態を、貯蔵温度表示か貯蔵杯数表示の何れかに設定
できるようになっている。
系は、第1の実施の形態の構成に加えて、貯蔵量センサ
63から出力される貯蔵量(レベル)データを貯蔵杯数
に変換する杯数変換部70と、貯蔵槽440に貯蔵され
たコーヒーの温度や貯蔵杯数を表示する情報表示部71
を有している。データ入力部60は情報表示部71の表
示形態を、貯蔵温度表示か貯蔵杯数表示の何れかに設定
できるようになっている。
【0038】図4の(a),(b) は情報表示部71を示す。
この情報表示部71は自動販売機本体(図示せず)の前
面に設けられており、設定によって貯蔵槽440に貯蔵
されたコーヒーの温度、或いは貯蔵杯数を3桁で表示す
るようになっている。(a) は貯蔵杯数を表示している状
態を示し、貯蔵槽440に3杯分のコーヒーがある、つ
まり、高速販売可能なコーヒーが残り3杯であることを
表している。(b) は貯蔵温度を表示している状態を示
し、貯蔵槽440に貯蔵されたコーヒーの温度が75℃
であることを表している。
この情報表示部71は自動販売機本体(図示せず)の前
面に設けられており、設定によって貯蔵槽440に貯蔵
されたコーヒーの温度、或いは貯蔵杯数を3桁で表示す
るようになっている。(a) は貯蔵杯数を表示している状
態を示し、貯蔵槽440に3杯分のコーヒーがある、つ
まり、高速販売可能なコーヒーが残り3杯であることを
表している。(b) は貯蔵温度を表示している状態を示
し、貯蔵槽440に貯蔵されたコーヒーの温度が75℃
であることを表している。
【0039】以上の構成において、まず、データ入力部
60から高速販売モード時における情報表示部71の表
示形態を予め入力しておく。ここでは貯蔵杯数表示に設
定したと仮定する。そして、販売集中時間帯の開始時刻
になって高速販売モードになると、制御部67は貯蔵量
センサ63から出力される貯蔵量(貯蔵レベル)データ
を杯数変換部70およびデータ記憶部62に出力し、杯
数変換部70で貯蔵量データに応じた貯蔵杯数を算出さ
せると共に、データ記憶部62に貯蔵量データを記憶さ
せる。杯数変換部70が貯蔵杯数を算出すると、制御部
67はこの貯蔵杯数のデータを情報表示部71に出力
し、図5の(a) に示すように、情報表示部71に貯蔵杯
数の表示を行わせる。
60から高速販売モード時における情報表示部71の表
示形態を予め入力しておく。ここでは貯蔵杯数表示に設
定したと仮定する。そして、販売集中時間帯の開始時刻
になって高速販売モードになると、制御部67は貯蔵量
センサ63から出力される貯蔵量(貯蔵レベル)データ
を杯数変換部70およびデータ記憶部62に出力し、杯
数変換部70で貯蔵量データに応じた貯蔵杯数を算出さ
せると共に、データ記憶部62に貯蔵量データを記憶さ
せる。杯数変換部70が貯蔵杯数を算出すると、制御部
67はこの貯蔵杯数のデータを情報表示部71に出力
し、図5の(a) に示すように、情報表示部71に貯蔵杯
数の表示を行わせる。
【0040】一方、コーヒー飲料の販売要求があると、
第1の実施の形態で説明したように、貯蔵槽440から
コーヒーが供給され、貯蔵量センサ63から販売後の新
たな貯蔵量情報が制御部67に出力される。制御部67
は常に入力した貯蔵量データとデータ記憶部62に記憶
された貯蔵量データを比較しており、貯蔵量データの相
違が生じると、杯数表示の更新を行う。すなわち、前述
したように、貯蔵量センサ63から出力される貯蔵量デ
ータを杯数変換部70およびデータ記憶部62に出力
し、杯数変換部70で貯蔵量データに応じた貯蔵杯数を
算出させると共に、データ記憶部62に貯蔵量データの
更新を行わせる。杯数変換部70が貯蔵杯数を算出する
と、制御部67はこの貯蔵杯数のデータを情報表示部7
1に出力し、情報表示部71に貯蔵杯数の表示の更新を
行わせる。以後、販売が生じる毎に上記の動作を行い、
情報表示部71に最新の貯蔵杯数が表示される。
第1の実施の形態で説明したように、貯蔵槽440から
コーヒーが供給され、貯蔵量センサ63から販売後の新
たな貯蔵量情報が制御部67に出力される。制御部67
は常に入力した貯蔵量データとデータ記憶部62に記憶
された貯蔵量データを比較しており、貯蔵量データの相
違が生じると、杯数表示の更新を行う。すなわち、前述
したように、貯蔵量センサ63から出力される貯蔵量デ
ータを杯数変換部70およびデータ記憶部62に出力
し、杯数変換部70で貯蔵量データに応じた貯蔵杯数を
算出させると共に、データ記憶部62に貯蔵量データの
更新を行わせる。杯数変換部70が貯蔵杯数を算出する
と、制御部67はこの貯蔵杯数のデータを情報表示部7
1に出力し、情報表示部71に貯蔵杯数の表示の更新を
行わせる。以後、販売が生じる毎に上記の動作を行い、
情報表示部71に最新の貯蔵杯数が表示される。
【0041】また、高速販売モード時の情報表示部71
の表示形態を貯蔵温度に設定した場合には、高速販売モ
ード時には貯蔵温度センサ64から出力される温度デー
タに基づく温度が情報表示部71に表示される。
の表示形態を貯蔵温度に設定した場合には、高速販売モ
ード時には貯蔵温度センサ64から出力される温度デー
タに基づく温度が情報表示部71に表示される。
【0042】このように第2の実施の形態では、情報表
示部71に高速販売可能なコーヒーの杯数が適宜、表示
できるようになっているため、高速販売モード時に利用
者が購入の順番を待っている場合、順番待ちしている利
用者は高速販売があと何回可能かを知ることができる。
このため、利用者が購入できずに不満を感じたり、順番
を待っている間、購入できるか否か不安を感じることが
なくなる。
示部71に高速販売可能なコーヒーの杯数が適宜、表示
できるようになっているため、高速販売モード時に利用
者が購入の順番を待っている場合、順番待ちしている利
用者は高速販売があと何回可能かを知ることができる。
このため、利用者が購入できずに不満を感じたり、順番
を待っている間、購入できるか否か不安を感じることが
なくなる。
【0043】図5は本発明の第3の実施の形態の抽出飲
料の自動販売機の情報表示部71を示す。この実施の形
態は、第2の実施の形態の情報表示部71を6桁にした
もである。このような構成では、貯蔵槽440が2槽あ
る場合でも、3桁ずつに分けた領域Aと領域Bにそれぞ
れの槽の貯蔵杯数および貯蔵温度を表示することができ
る。
料の自動販売機の情報表示部71を示す。この実施の形
態は、第2の実施の形態の情報表示部71を6桁にした
もである。このような構成では、貯蔵槽440が2槽あ
る場合でも、3桁ずつに分けた領域Aと領域Bにそれぞ
れの槽の貯蔵杯数および貯蔵温度を表示することができ
る。
【0044】図6は本発明の第4の実施の形態の抽出飲
料の自動販売機の状態表示システムの制御系の構成を示
す。この図において、図3と同一の部分には同一の引用
数字、符号を付したので重複する説明は省略する。
料の自動販売機の状態表示システムの制御系の構成を示
す。この図において、図3と同一の部分には同一の引用
数字、符号を付したので重複する説明は省略する。
【0045】この実施の形態の状態表示システムの制御
系は、第2の実施の形態の制御系の構成に加えて、高速
販売準備モードになって飲料抽出機41の抽出動作が開
始されたとき、対応する販売集中時間対の予測販売杯数
の抽出時間から1秒毎に1秒の減算を行って抽出完了時
間を出力するタイマー72を有している。
系は、第2の実施の形態の制御系の構成に加えて、高速
販売準備モードになって飲料抽出機41の抽出動作が開
始されたとき、対応する販売集中時間対の予測販売杯数
の抽出時間から1秒毎に1秒の減算を行って抽出完了時
間を出力するタイマー72を有している。
【0046】データ入力部60は、第2の実施の形態で
前述した情報表示部71の表示形態の設定の他に、抽出
時間表示の有無の設定ができるようになっている。
前述した情報表示部71の表示形態の設定の他に、抽出
時間表示の有無の設定ができるようになっている。
【0047】抽出時刻演算部61は、各販売集中時間帯
の予測販売杯数の抽出時間と抽出開始時刻を算出すると
ともに、データ記憶部62は、抽出時刻演算部61で算
出された各抽出時間と各抽出開始時刻を記憶するように
構成されている。
の予測販売杯数の抽出時間と抽出開始時刻を算出すると
ともに、データ記憶部62は、抽出時刻演算部61で算
出された各抽出時間と各抽出開始時刻を記憶するように
構成されている。
【0048】情報表示部71は、第2の実施の形態で前
述した貯蔵温度表示および貯蔵杯数表示の他に抽出時間
表示を行うように構成されている。
述した貯蔵温度表示および貯蔵杯数表示の他に抽出時間
表示を行うように構成されている。
【0049】以上の構成において、まず、データ入力部
60から抽出時間表示ありの設定を予め入力しておく。
そして、データ記憶部62に記憶された抽出準備時刻に
なり、高速販売準備モードになると、第1の実施の形態
で前述したように、売切ランプ69が点灯すると共に飲
料抽出機41にデータ記憶部62に記憶された予測販売
杯数のコーヒーの抽出が行われ、貯蔵槽440へのコー
ヒーの供給が開始される。また同時に、制御部62がデ
ータ記憶部62に記憶された抽出時間を読み出し、タイ
マー72に抽出完了時間として設定すると共にタイマー
72を作動させる。タイマー72は設定された抽出完了
時間から1秒毎に1秒の減算を行うと共に減算後の抽出
完了時間を制御部67に出力する。制御部67は、逐次
入力する抽出完了時間を情報表示部71に表示させ、抽
出が完了すると、データ入力部60からの設定に基づく
表示(貯蔵温度表示、或いは貯蔵杯数表示)に戻す。
60から抽出時間表示ありの設定を予め入力しておく。
そして、データ記憶部62に記憶された抽出準備時刻に
なり、高速販売準備モードになると、第1の実施の形態
で前述したように、売切ランプ69が点灯すると共に飲
料抽出機41にデータ記憶部62に記憶された予測販売
杯数のコーヒーの抽出が行われ、貯蔵槽440へのコー
ヒーの供給が開始される。また同時に、制御部62がデ
ータ記憶部62に記憶された抽出時間を読み出し、タイ
マー72に抽出完了時間として設定すると共にタイマー
72を作動させる。タイマー72は設定された抽出完了
時間から1秒毎に1秒の減算を行うと共に減算後の抽出
完了時間を制御部67に出力する。制御部67は、逐次
入力する抽出完了時間を情報表示部71に表示させ、抽
出が完了すると、データ入力部60からの設定に基づく
表示(貯蔵温度表示、或いは貯蔵杯数表示)に戻す。
【0050】この実施の形態では、高速販売準備モード
になって飲料抽出機41が抽出を行っているときに、あ
と何秒で抽出が終了し高速販売が可能となるかを表示す
るようになっているため、利用者は自動販売機の利用可
能時間の目安が分かるようになり、自動販売機に対して
不満を感じるこがなくなる。なお、この実施の形態で
は、抽出準備時刻になったときの高速販売準備モード時
の動作を説明したが、高速販売中に貯蔵槽440が空に
なったときの高速販売準備モード時も同様な動作が行わ
れる。
になって飲料抽出機41が抽出を行っているときに、あ
と何秒で抽出が終了し高速販売が可能となるかを表示す
るようになっているため、利用者は自動販売機の利用可
能時間の目安が分かるようになり、自動販売機に対して
不満を感じるこがなくなる。なお、この実施の形態で
は、抽出準備時刻になったときの高速販売準備モード時
の動作を説明したが、高速販売中に貯蔵槽440が空に
なったときの高速販売準備モード時も同様な動作が行わ
れる。
【0051】なお、以上述べた実施の形態では、データ
記憶部62に記憶する販売集中時間帯を予め設定した
が、過去の販売実績から予測して自動的に設定されるよ
うにしても良い。
記憶部62に記憶する販売集中時間帯を予め設定した
が、過去の販売実績から予測して自動的に設定されるよ
うにしても良い。
【0052】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の抽出飲料の自
動販売機によれば、現在の販売状態を表示して利用者に
知らせるようにしたため、購入時に利用者が苛立ちや不
満を感じるのを防ぐことができ、且つ、利用者の便利性
を向上することができる。
動販売機によれば、現在の販売状態を表示して利用者に
知らせるようにしたため、購入時に利用者が苛立ちや不
満を感じるのを防ぐことができ、且つ、利用者の便利性
を向上することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る抽出飲料の自
動販売機を示す説明図。
動販売機を示す説明図。
【図2】第1の実施の形態に係る状態表示システムの制
御系を示すブロック図。
御系を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る抽出飲料の自
動販売機の状態表示システムの制御系を示すブロック
図。
動販売機の状態表示システムの制御系を示すブロック
図。
【図4】第2の実施の形態に係る情報表示部を示す説明
図。
図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る抽出飲料の自
動販売機の情報表示部を示す説明図。
動販売機の情報表示部を示す説明図。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る抽出飲料の自
動販売機の状態表示システムの制御系を示すブロック
図。
動販売機の状態表示システムの制御系を示すブロック
図。
1A 自動販売機 2 カップ供給装置 3 給水系 4 第1の飲料供給系 5 第2の飲料供給系 20 トレイ 21 カップ 30a 水道水 30b 湯 31A 水道水電磁弁 31B 希釈水電磁弁 31C 水道水電磁弁 31D 湯電磁弁 32 シスターン 33 加圧ポンプ 33a 給水パイプ 34 冷却水 35 冷却パイプ 36 冷却水タンク 37 冷却ユニット 37a 圧縮機 37b 凝縮器 37c ファン 37d 蒸発器 38 湯タンク 38a 湯供給パイプ 39 ヒータ 40 コーヒーキャニスタ 40a 供給口 41 飲料抽出機 41A 飲料供給パイプ 42 エアポンプ 42a エアパイプ 43 供給切換機構 43A 通常販売用飲料供給パイプ 43B 貯蔵槽供給パイプ 44 抽出飲料貯蔵装置 44a オーバーフローパイプ 44b 高速販売用飲料供給パイプ 44c 廃棄パイプ 45 砂糖キャニスタ 45a 供給口 46 クリームキャニスタ 46a 供給口 47 シュート 48 ミキシングボウル 48a 供給パイプ 49 廃棄バケツ 50 炭酸ガスボンベ 51 減圧弁 51a ガスパイプ 52 逆止弁 53 炭酸水電磁弁 54 カーボネータ 55 シロップ電磁弁 56 シロップ容器 56a 供給パイプ 60 データ入力部 61 抽出時刻演算部 62 データ記憶部 63 貯蔵量センサ 64 貯蔵温度センサ 65 切換機構異常検出部 66 時計回路 67 制御部 68 販売表示ランプ 69 売切ランプ 70 杯数変換部 71 情報表示部 72 タイマー 410 シリンダ 410a 受入室 410b 抽出室 411 ペーパーフィルタ 412 飲料受け 440 貯蔵槽 440A 吐出弁
Claims (5)
- 【請求項1】 貯蔵された抽出飲料を販売する高速販売
モードと販売要求の都度抽出して販売する通常販売モー
ドとを適宜切り換えて飲料の販売を行う抽出飲料の自動
販売機において、 所定の表示を行う表示手段と、 前記表示手段に前記高速販売モードあるいは前記通常販
売モードを表示させる制御手段を備えていることを特徴
とする抽出飲料の自動販売機。 - 【請求項2】 予め設定された販売集中時間帯では貯蔵
された抽出飲料を販売する高速販売モードを取り、前記
販売集中時間帯を除く時間帯では飲料を販売要求の都度
抽出して販売する通常販売モードを取る抽出飲料の自動
販売機において、 所定の表示を行う表示手段と、 現在時刻と前記販売集中時間帯を比較して前記表示手段
に前記高速販売モードあるいは前記通常販売モードを表
示させる制御手段を備えていることを特徴とする抽出飲
料の自動販売機。 - 【請求項3】 原料と湯を混合して抽出飲料を抽出する
飲料抽出手段と、 前記飲料抽出手段で抽出された前記抽出飲料を貯蔵する
貯蔵手段と、 販売集中時間帯とその予測販売杯数を設定する設定手段
と、 前記販売集中時間帯の開始時刻から前記予測販売杯数の
抽出に要する抽出時間を減算した抽出準備時刻を算出す
る演算手段と、 前記設定手段で設定された前記販売集中時間帯と前記予
測販売杯数や、前記演算手段で算出された前記抽出準備
時刻を記憶する記憶手段と、 所定の表示を行う表示手段と、 前記記憶手段に記憶された前記抽出準備時刻になると、
前記飲料抽出手段に前記記憶手段に記憶された前記予測
販売杯数の抽出動作を行わせて前記貯蔵槽に前記抽出飲
料を貯蔵させ、前記記憶手段に記憶された前記販売集中
時間帯において販売指令があると、前記貯蔵手段に貯蔵
された前記抽出飲料を販売する高速販売を実行させ、前
記販売集中時間帯以外の時間帯において販売指令を受け
ると、前記飲料抽出手段に抽出動作を行わせて前記抽出
飲料を供給する通常販売を実行させる制御手段を備えて
いることを特徴とする抽出飲料の自動販売機。 - 【請求項4】 前記貯蔵手段は、貯蔵された前記抽出飲
料の貯蔵量を検出する貯蔵量センサを有し、 前記制御手段は、前記販売集中時間帯において前記貯蔵
量センサの検出信号を入力して前記表示手段に前記前記
貯蔵手段の前記貯蔵量を表示させる構成の請求項3記載
の抽出飲料の自動販売機。 - 【請求項5】 前記記憶手段は、前記抽出時間を記憶す
る構成を有し、 前記制御手段は、前記抽出準備時刻になると、所定の微
小時間毎に前記記憶手段に記憶された前記抽出時間から
前記所定の微小時間の減算を行って貯蔵完了時間を算出
するとともに前記表示手段に前記貯蔵完了時間を表示さ
せる構成の請求項3記載の抽出飲料の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9343389A JPH11175843A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 抽出飲料の自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9343389A JPH11175843A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 抽出飲料の自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11175843A true JPH11175843A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18361142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9343389A Pending JPH11175843A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 抽出飲料の自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11175843A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004334378A (ja) * | 2003-05-01 | 2004-11-25 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 飲料供給装置 |
JP2013500803A (ja) * | 2009-08-04 | 2013-01-10 | ヴェーエムエフ ヴュルテンベルギッシェ メタルヴァーレンファブリーク アクチエンゲゼルシャフト | ミルクを保存する装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61164590U (ja) * | 1986-03-14 | 1986-10-13 | ||
JPH07165294A (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-27 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサの設定装置 |
JPH0962930A (ja) * | 1995-08-25 | 1997-03-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 自動販売機 |
JPH09102077A (ja) * | 1995-10-04 | 1997-04-15 | Sanyo Electric Co Ltd | カップ式自動販売機 |
JPH09237381A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 自動販売機 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP9343389A patent/JPH11175843A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61164590U (ja) * | 1986-03-14 | 1986-10-13 | ||
JPH07165294A (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-27 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサの設定装置 |
JPH0962930A (ja) * | 1995-08-25 | 1997-03-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 自動販売機 |
JPH09102077A (ja) * | 1995-10-04 | 1997-04-15 | Sanyo Electric Co Ltd | カップ式自動販売機 |
JPH09237381A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 自動販売機 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004334378A (ja) * | 2003-05-01 | 2004-11-25 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 飲料供給装置 |
JP2013500803A (ja) * | 2009-08-04 | 2013-01-10 | ヴェーエムエフ ヴュルテンベルギッシェ メタルヴァーレンファブリーク アクチエンゲゼルシャフト | ミルクを保存する装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050531 |