[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH11169241A - 棚装置を構成する部材の接合構造及び棚装置 - Google Patents

棚装置を構成する部材の接合構造及び棚装置

Info

Publication number
JPH11169241A
JPH11169241A JP36225997A JP36225997A JPH11169241A JP H11169241 A JPH11169241 A JP H11169241A JP 36225997 A JP36225997 A JP 36225997A JP 36225997 A JP36225997 A JP 36225997A JP H11169241 A JPH11169241 A JP H11169241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
support
members
engaging
shelf device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36225997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kumamoto
仁 隈本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKYUU SHOKAI KK
Original Assignee
SANKYUU SHOKAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANKYUU SHOKAI KK filed Critical SANKYUU SHOKAI KK
Priority to JP36225997A priority Critical patent/JPH11169241A/ja
Publication of JPH11169241A publication Critical patent/JPH11169241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】棚装置を構成する部材の接合がより簡単にかつ
強固にできるようにした接合構造及びそれを使用した棚
装置を提供する。 【解決手段】棚装置を構成する支柱部材(11)には接合面
まで貫通する外挿通孔(13)(14)が設けてあり、それと接
合される連結部材(5) の接合面には外挿通孔(13)(14)に
対応する内挿通孔(51)(52)が設けてあり、連結部材(5)
の側面には内挿通孔(51)(52)と交差する装着孔(54)(55)
が設けてある。装着孔(54)(55)には、装着時、内挿通孔
(51)(52)内部に位置する雌ネジ部(57)が貫通して設けて
あるナット具(56)が装着してある。双方の部材(11)(5)
は、ダボ(15)とダボ孔(53)を係合させ、外挿通孔(13)(1
4)から内挿通孔(51)(52)に挿通したネジ(16)をナット具
(56)の雌ネジ部(57)に螺合し締め付けることにより接合
してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は棚装置を構成する部
材の接合構造及びそれを使用した棚装置に関するもので
ある。更に詳しくは、棚装置を構成する部材の接合がよ
り簡単にかつ強固にできるようにした接合構造及びそれ
を使用した棚装置、更には棚の横揺れを防止した棚装置
に関する。
【0002】
【従来技術】棚装置等の組立家具は各種部材を接合して
組み立てられる。部材の接合には、箇所によっては接着
剤による接着も採用されるが、多くの箇所においては、
製造時における組み立てを容易にし、かつ購入者側で組
み立てる場合にやり直しを可能にするために木ネジやネ
ジと長ナットの組合せまたはボルト・ナット等の固着具
によって固着する構造が採用されている。
【0003】また、陳列棚等として使用される組み立て
式の棚装置には、装置全体がスチール製のものの他、装
置全体または棚板だけが木製のものがある。このうち、
木製の棚板を有する棚装置における棚板の支持は、一般
に図6に示すような支持ブラケットにより行われてい
る。この支持ブラケット(3) は、ほぼL状に形成されて
いる。支持ブラケット(3)の水平部分である棚受部(30)
の上端部には、やや幅広に形成された嵌合部(31)がほぼ
全長にわたり設けてある。棚受部(30)の先端部には、上
方へ突出した係合凸部(32)が設けてある。
【0004】また、垂直部分である取付部(33)の後端部
には、フック状の係合片(34)が三箇所に設けてある。支
持ブラケット(3) は、棚支柱部に垂直方向に取着された
受金具の係合部に係合片(34)を係合して取り付けられ
る。そして、支持ブラケット(3) には、底面に支持ブラ
ケット(3) の嵌合部(31)を嵌め込むことができる嵌合溝
(40)が縁辺と直角に設けられた棚板(4) が、支持ブラケ
ット(3) に嵌合溝(40)を嵌め込んで取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な棚装置を構成する部材の接合構造及び棚装置には、そ
れぞれ次のような課題があった。 (a)部材の接合は、通常、上記したように木ネジやネ
ジと長ナットの組合せまたはボルト・ナット等の固着具
を使用して行われている。このような、いわゆるネジの
締め付けによる固着は、ネジ部の長さの分だけ多数回転
させる必要があるため、製造工場のような自動ドライバ
ー等の設備を持たない、例えば購入者側での組み立てに
おいては手間がかかりすぎ、組み立てに長時間を要して
いた。更に、木ネジなどでは、仮に組み立てを数回やり
直した場合、ネジ穴がいわゆる「ばか」になりやすく、
組み立てに支障をきたすこともあった。ネジと長ナット
の組合せでは、長ナットを接合する部材の一方側に埋め
込む必要があるが、この場合の固定力の確保が難しく、
長ナットが緩んだり抜けたりする心配があった。また、
ボルト・ナットを採用する場合は、接合する部材の表面
にボルト・ナットの突出部分が外観上目立たないように
する手段(例えば、孔口に収容凹部を形成する等)を講
じる必要があった。
【0006】(b)棚装置においては、支持ブラケット
(3) の係合片(34)と受金具の係合部との間には、着脱を
スムーズに行うための若干の隙間があり、このため、支
持ブラケット(3) は図7に示すように取り付け状態で水
平方向に多少揺動する。また、棚板(4) の嵌合溝(40)も
着脱をスムーズに行うために支持ブラケット(3) の棚受
部(30)との間に若干の隙間を生じるように形成される。
これでは、支持ブラケット(3) で支持される棚板(4) も
同様に横揺れしてしまい、棚装置全体の強度も弱くな
る。その対策として、支持ブラケット(3) が横揺れしな
いように支持ブラケット(3) を厚く形成して係合片(34)
を二列にしたり、係合部の隙間を埋める充填部品を取り
付けたりする方法が採られていたが、いずれの場合も構
造が複雑になるためにコスト高になり、寸法のばらつき
等による不具合も起こりやすかった。
【0007】本発明は上記課題を解消するもので、棚装
置を構成する部材の接合がより簡単にかつ強固にできる
ようにした接合構造及びそれを使用した棚装置を提供す
ることを目的とする。また、支持ブラケットの横揺れを
防止する構造を簡易化することにより製造コストを低減
すると共に寸法のばらつき等による不具合も起こりにく
い棚装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、棚装置を構成する部材において、接合され
る一方の部材には接合面まで貫通する外挿通孔が設けて
あり、他方の部材の接合面には上記外挿通孔に対応する
内挿通孔が設けてあり、上記他方の部材の側面には上記
内挿通孔と交差する装着孔が設けてあり、上記装着孔に
は、装着時、内挿通孔内部に位置するネジ孔が貫通して
設けてあるナット具が装着してあり、外挿通孔から内挿
通孔に挿通したネジを上記ナット具のネジ孔に螺合し締
め付けることにより双方の部材が接合してあることを特
徴とする、棚装置を構成する部材の接合構造である。
【0009】第2の発明にあっては、上記接合される一
方及び他方の部材の接合面には、係合させたときに上記
外挿通孔と上記内挿通孔が連通するように位置が設定し
てある係合突起と係合孔が設けてあり、上記双方の部材
は上記係合突起と係合孔を係合させて接合してあること
を特徴とする、第1の発明に係る棚装置を構成する部材
の接合構造である。
【0010】第3の発明にあっては、支柱部材間に棚板
を掛け渡して設けてある棚装置であって、各支柱部材に
支持ブラケットが水平方向に所要角度範囲で揺動できる
ように複数設けてあり、当該複数の支持ブラケットが先
端側が近づく方向または離れる方向において可動範囲限
度にあるときの位置に対応して底部に嵌合溝が設けてあ
る棚板を可動範囲限度にある上記支持ブラケットに上記
嵌合溝を嵌め入れて取り付けてあることを特徴とする、
棚装置である。
【0011】第4の発明にあっては、自立性を有する棚
支柱と、上記棚支柱に縦方向に設けてあり係合部を有す
る受部材と、上記受部材の上記係合部に棚受部が水平方
向に所要角度範囲内で揺動するよう取り付けてある複数
の支持ブラケットと、面方向において互いに先端側が広
がるようにまたは狭まるように傾斜させてある複数の嵌
合溝が底面に設けてあり、上記嵌合溝を上記支持ブラケ
ットの上記棚受部に嵌め入れて取り付けてある棚板と、
を備えており、上記棚板が取り付けられる上記複数の支
持ブラケットは、支持ブラケットの棚受部同士が互いに
先端側が広がるようにまたは狭まるように水平方向にお
いて可動範囲限度まで傾斜させてあることを特徴とす
る、棚装置である。
【0012】第5の発明にあっては、第1または第2の
発明に係る棚装置を構成する部材の接合構造により接合
されている部材を備えた自立性を有する棚支柱と、上記
棚支柱に縦方向に設けてあり係合部を有する受部材と、
上記受部材の上記係合部に棚受部が水平方向に所要角度
範囲内で揺動するよう取り付けてある複数の支持ブラケ
ットと、面方向において互いに先端側が広がるようにま
たは狭まるように傾斜させてある複数の嵌合溝が底面に
設けてあり、上記嵌合溝を上記支持ブラケットの上記棚
受部に嵌め入れて取り付けてある棚板と、を備えてお
り、上記棚板が取り付けられる上記複数の支持ブラケッ
トは、支持ブラケットの棚受部同士が互いに先端側が広
がるようにまたは狭まるように水平方向において可動範
囲限度まで傾斜させてあることを特徴とする、棚装置で
ある。
【0013】(作用)本発明に係る棚装置を構成する部
材の接合構造では、ネジをナット具のネジ孔にネジ込む
とき、ネジ先端部がネジ孔に到達するまではネジを回す
必要はなく、従来のネジと長ナットの組合せ等により固
着する場合と比較して、ネジを回す回数が少なくて済
む。従って、棚装置を組み立てるときのネジ回しに要す
る手間を低減させることができ、作業が迅速にできる。
また、ナット具は内挿通孔と交差する装着孔に装着され
ており、ネジによるナット具の引き付け方向とナット具
の抜け方向とは一致しない。従って、ネジを締め付けて
もナット具が抜け外れることがないため強い締め付けが
でき、部材を強固に接合することが可能となる。
【0014】接合される一方及び他方の部材の接合面に
は、係合させたときに外挿通孔と内挿通孔が連通するよ
うに位置が設定してある係合突起と係合孔が設けてあ
り、双方の部材は係合突起と係合孔を係合させて接合し
てある接合構造では、組み立ての際、部材を合せるとき
に係合突起と係合孔を係合させて、いわば仮止めを行う
ことにより、外挿通孔と内挿通孔が連通する。従って、
この仮止めにより外挿通孔と内挿通孔が連通した状態で
棚装置の全体形状を一旦つくり上げることができ、後は
各挿通孔を合せる手間もかからないネジ止め作業を行う
だけで、容易かつ迅速に棚装置を組み立てることができ
る。
【0015】本発明に係る棚装置では、棚板を取り付け
た状態において、支持ブラケットを水平方向の左右どち
らに回動させようとしても、支持ブラケットのうち一方
が可動範囲限度まで回動している状態であるため、棚板
の嵌合溝と支持ブラケットの棚受部との間に多少の隙間
があっても、支持ブラケットは水平方向の左右どちらへ
も動くことができない。従って、棚板も左右に動くこと
がなく安定し、棚装置の全体としての強度も向上する。
このように、支持ブラケットの横揺れを防止する構造を
従来に比べて簡易化しているので、製造コストを低減す
ることができ、寸法のばらつき等による不具合も起こり
にくい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る棚装置の実
施の形態を示す斜視図、図2は図1におけるP部分の家
具部材の接合構造を示す分解斜視図、図3は図1におけ
るP部分の家具部材の接合構造を示す縦断面図、図4は
図1に示す棚装置の棚板の取り付け方法を示す平面視説
明図、図5は図4におけるA−A拡大断面図、図6は棚
支柱と支持ブラケットの取り付け構造を示す要部分解斜
視図、図7は支持ブラケットの水平方向の揺動を説明す
る平面視説明図である。
【0017】符号Bは棚装置で、棚支柱1と棚台2と支
持ブラケット3及び棚板4を備えている。棚支柱1は木
製材料で形成してある。棚支柱1は水平方向に配置され
る台部材10の中央部に支柱部材11を垂直に立設し
て、逆T字状に形成してある。棚支柱1は左右二箇所に
配置してあり、各棚支柱1は上部側と下部側が水平に設
けられた連結部材5、5aにより連結してある。
【0018】ここで、支柱部材11と連結部材5の接合
構造を図2、図3を参照して説明する。なお、支柱部材
11と連結部材5aまたは台部材10等、他の部分の接
合も支柱部材11と連結部材5の場合とほぼ同様の構造
による。支柱部材11の上端部寄りには上下方向に所要
の間隔をおいて外挿通孔13、14が内外面を貫通して
設けてある。外挿通孔13、14の中間部には、内面側
へ突出させてある係合突起であるダボ15が設けてあ
る。
【0019】支柱部材11と接合される連結部材5の端
面には、上記外挿通孔13、14と対応する所要深さの
内挿通孔51、52及び上記ダボ15に対応する係合孔
であるダボ孔53が設けてある。外挿通孔13、14と
内挿通孔51、52は、ダボ15をダボ孔53に係合さ
せたときに連通するように設けてある。また、連結部材
5の側面の一方側には、内挿通孔51、52とそれぞれ
直交する装着孔54、55が設けてある。装着孔54、
55は側面を貫通しないように設けてあり、内部にはそ
れぞれナット具56が装着されている。ナット具56に
は軸方向と直交かつ貫通して雌ネジ部57が設けてあ
る。なお、ナット具56の端面にはプラス・マイナス両
方のドライバーのヘッドに対応したドライバー溝58が
設けてあり、雌ネジ部57を簡単に内挿通孔51、52
の位置に合わせられるようになっている。
【0020】そして、ダボ15をダボ孔53に係合させ
て支柱部材11と連結部材5を直角に仮止めし、連通し
ている外挿通孔13、14と内挿通孔51、52にネジ
16を差し込み、更に各ナット具56のネジ孔である雌
ネジ部57にネジ込んで締め付ける。これによって、支
柱部材11と連結部材5は図3に示すように固着されて
接合される。
【0021】各棚支柱1の支柱部材11の前後面には、
受金具6が垂直方向に取り付けてある。受金具6は水平
方向において断面「コ」状に形成してあり、支柱部材1
1の前後面に設けられた取付溝12に嵌め込んで取り付
けてある(図7参照)。受金具6の正面側には、所要間
隔で係合孔60が設けてある。各棚支柱1の間の下部に
は上記棚台2が設けてある。棚台2は、台部材10の支
柱部材11を挟んだ上部側と先端側に板体を張設して設
けてある。
【0022】各棚支柱1の支柱部材11の前後面には、
受金具6の係合孔60に係合して支持ブラケット3が左
右同じ高さで三段に取り付けられている。支持ブラケッ
ト3は、スチール製で、全体がほぼL状に形成されてい
る。支持ブラケット3の水平部分である棚受部30の上
端部には、やや幅広に形成された嵌合部31がほぼ全長
にわたり設けてある。
【0023】棚受部30の先端部には、上方へ突出した
係合凸部32が設けてある。また、支持ブラケット3の
垂直部分である取付部33の後端部には、フック状の係
合片34が三箇所に設けてある。支持ブラケット3は、
受金具6の係合孔60に係合片34を差し込み落し込ん
で取り付けられる(図6参照)。なお、支持ブラケット
3の係合片34と受金具6の係合孔60との間には、着
脱をスムーズにおこなうための若干の隙間があり、この
ため、支持ブラケット3は取り付け状態で水平方向に所
要の角度範囲で揺動する(図7参照)。
【0024】支持ブラケット3に取り付けられる棚板4
は、木製材料で長方形状に形成されている。棚板4の底
面側には、長さ方向両端寄りの二箇所に一方の長辺側か
ら切込まれた嵌合溝40が設けられている。両嵌合溝4
0は、先端側の間隔が基側より狭まるように、面方向に
おいて傾斜して設けてある。嵌合溝40の傾斜角度は、
上記支持ブラケット3を水平方向において可動範囲限度
まで傾斜させた角度と同様の角度(図4参照)に設定さ
れている。
【0025】嵌合溝40の深さは、上記支持ブラケット
3の棚受部30の上下の厚さの約1/3に設定されてい
る。また、嵌合溝40の先端部には、上記支持ブラケッ
ト3の係合凸部32が係合する係合凹部41(図5参
照)が設けてある。そして、棚板4は、図4に示すよう
に棚受部30を先端側が狭まるように矢印方向へ可動範
囲限度まで傾斜させた支持ブラケット3の嵌合部31に
嵌合溝40を嵌め込んで取り付けられる。
【0026】(作 用)図1ないし図7を参照して本発
明に係る棚装置Bの作用を説明する。棚装置Bにおいて
は、支柱部材11と連結部材5等の家具部材の接合が、
まずダボ15をダボ孔53に係合させ、支柱部材11と
連結部材5等の接合する家具部材を仮止めすることによ
って容易かつ迅速に家具を組み立てることができる。す
なわち、外挿通孔13、14と内挿通孔51、52を連
通させた状態で家具の全体形状を一旦つくり上げること
ができ、後は各挿通孔を合せる手間もかからないネジ止
め作業を行うだけでよい。
【0027】また、棚装置Bは、棚支柱1と、棚支柱1
に設けてある係合孔60を有する受金具6と、受金具6
の係合孔60に棚受部30が水平方向に所要角度範囲内
で揺動するよう取り付けてある支持ブラケット3と、隣
合う嵌合溝40と面方向において先端側が狭まるように
傾斜させてある嵌合溝40が底面に設けてあり、嵌合溝
40を支持ブラケット3の棚受部30に嵌め入れて取り
付けてある棚板4とを備えている。そして、棚板4が取
り付けられる支持ブラケット3は、支持ブラケットの棚
受部30同士が互いに先端側が狭まるように水平方向に
おいて可動範囲限度まで傾斜させてある。
【0028】これによって、棚板4を取り付けた状態に
おいて、支持ブラケット3を水平方向の左右どちらに回
動させようとしても、隣合う支持ブラケット3のうち一
方が可動範囲限度まで回動している状態であるため、棚
板4の嵌合溝40と支持ブラケット3の棚受部30との
間に多少の隙間があっても、支持ブラケット3は水平方
向の左右どちらへも動くことができない。従って、棚板
4も左右に動くことがなく安定し、棚装置Bの全体とし
ての強度も向上する。
【0029】図8は棚装置の棚板の取り付け方法の他例
を示す平面視説明図である。なお、図面において、図4
に示すものと同一または同等箇所には同一の符号を付し
て示している。棚板4aの嵌合溝40aは側辺と平行に
設けられている。嵌合溝40aの幅は支持ブラケット3
の嵌合部31がややきつく嵌合されるよう高精度の加工
が施してある。これにより、上記棚板4と同様に棚板4
aも左右に動くことがなく安定し、棚装置Bの全体とし
ての強度も向上する。
【0030】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る棚装置を構成する部材の接合構造で
は、ネジをナット具のネジ孔にネジ込むとき、ネジ先端
部がネジ孔に到達するまでは、ネジを回す必要はなく、
従来のネジと長ナットの組合せ等により固着する場合と
比較して、ネジを回す回数が少なくて済む。従って、棚
装置を組み立てるときのネジ回しに要する手間を低減さ
せることができ、作業が迅速にできる。また、ナット具
は内挿通孔と交差する装着孔に装着されており、ネジに
よるナット具の引き付け方向とナット具の抜け方向とは
一致しない。従って、ネジを締め付けてもナット具が抜
け外れることがないため強い締め付けができ、部材を強
固に接合することが可能となる。
【0032】(b)接合される一方及び他方の部材の接
合面には係合させたときに外挿通孔と内挿通孔が連通す
るように位置が設定してある係合突起と係合孔が設けて
あり、双方の部材は係合突起と係合孔を係合させて接合
してある接合構造では、組み立ての際、部材を合せると
きに係合突起と係合孔を係合させて、いわば仮止めを行
うことにより、外挿通孔と内挿通孔が連通する。従っ
て、この仮止めにより外挿通孔と内挿通孔が連通した状
態で棚装置の全体形状を一旦つくり上げることができ、
後は各挿通孔を合せる手間もかからないネジ止め作業を
行うだけで、容易かつ迅速に棚装置を組み立てることが
できる。
【0033】(c)本発明に係る棚装置では、棚板を取
り付けた状態において、支持ブラケットを水平方向の左
右どちらに回動させようとしても、隣合う支持ブラケッ
トのうち一方が可動範囲限度まで回動している状態であ
るため、棚板の嵌合溝と支持ブラケットの棚受部との間
に多少の隙間があっても、支持ブラケットは水平方向の
左右どちらへも動くことができない。従って、棚板も左
右に動くことがなく安定し、棚装置の全体としての強度
も向上する。このように、支持ブラケットの横揺れを防
止する構造を従来に比べて簡易化しているので、製造コ
ストを低減することができ、寸法のばらつき等による不
具合も起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棚装置の実施の形態を示す斜視
図。
【図2】図1におけるP部分の家具部材の接合構造を示
す分解斜視図。
【図3】図1におけるP部分の家具部材の接合構造を示
す縦断面図。
【図4】図1に示す棚装置の棚板の取り付け方法を示す
平面視説明図。
【図5】図4におけるA−A拡大断面図。
【図6】棚支柱と支持ブラケットの取り付け構造を示す
要部分解斜視図。
【図7】支持ブラケットの水平方向の揺動を説明する平
面視説明図。
【図8】棚装置の棚板の取り付け方法の他例を示す平面
視説明図。
【符号の説明】
B 棚装置 1 棚支柱 10 台部材 11 支柱部材 12 取付溝 13、14 外挿通孔 15 ダボ 16 ネジ 2 棚台 3 支持ブラケット 30 棚受部 31 嵌合部 32 係合凸部 33 取付部 34 係合片 4 棚板 40 嵌合溝 41 係合凹部 5、5a 連結部材 51、52 内挿通孔 53 ダボ孔 54、55 装着孔 56 ナット具 57 雌ネジ部 58 ドライバー溝 6 受金具 60 係合孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚装置を構成する部材において、接合さ
    れる一方の部材には接合面まで貫通する外挿通孔(13)(1
    4)が設けてあり、他方の部材の接合面には上記外挿通孔
    (13)(14)に対応する内挿通孔(51)(52)が設けてあり、上
    記他方の部材の側面には上記内挿通孔(51)(52)と交差す
    る装着孔(54)(55)が設けてあり、 上記装着孔(54)(55)には、装着時、内挿通孔(51)(52)内
    部に位置するネジ孔が貫通して設けてあるナット具(56)
    が装着してあり、外挿通孔(13)(14)から内挿通孔(51)(5
    2)に挿通したネジ(16)を上記ナット具(6) のネジ孔に螺
    合し締め付けることにより双方の部材が接合してあるこ
    とを特徴とする、 棚装置を構成する部材の接合構造。
  2. 【請求項2】 上記接合される一方及び他方の部材の接
    合面には、係合させたときに上記外挿通孔(13)(14)と上
    記内挿通孔(51)(52)が連通するように位置が設定してあ
    る係合突起と係合孔が設けてあり、上記双方の部材は上
    記係合突起と係合孔を係合させて接合してあることを特
    徴とする、 請求項1記載の棚装置を構成する部材の接合構造。
  3. 【請求項3】 支柱部材間に棚板を掛け渡して設けてあ
    る棚装置であって、 各支柱部材に支持ブラケット(3) が水平方向に所要角度
    範囲で揺動できるように複数設けてあり、当該複数の支
    持ブラケット(3) が先端側が近づく方向または離れる方
    向において可動範囲限度にあるときの位置に対応して底
    部に嵌合溝(40)が設けてある棚板(4) を可動範囲限度に
    ある上記支持ブラケット(3) に上記嵌合溝(40)を嵌め入
    れて取り付けてあることを特徴とする、 棚装置。
  4. 【請求項4】 自立性を有する棚支柱(1) と、 上記棚支柱(1) に縦方向に設けてあり係合部を有する受
    部材と、 上記受部材の上記係合部に棚受部(30)が水平方向に所要
    角度範囲内で揺動するよう取り付けてある複数の支持ブ
    ラケット(3) と、 面方向において互いに先端側が広がるようにまたは狭ま
    るように傾斜させてある複数の嵌合溝(40)が底面に設け
    てあり、上記嵌合溝(40)を上記支持ブラケット(3) の上
    記棚受部(30)に嵌め入れて取り付けてある棚板(4) と、
    を備えており、 上記棚板(4) が取り付けられる上記複数の支持ブラケッ
    ト(30)は、支持ブラケット(30)の棚受部(30)同士が互い
    に先端側が広がるようにまたは狭まるように水平方向に
    おいて可動範囲限度まで傾斜させてあることを特徴とす
    る、 棚装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の棚装置を構成す
    る部材の接合構造により接合されている部材を備えた自
    立性を有する棚支柱(1) と、 上記棚支柱(1) に縦方向に設けてあり係合部を有する受
    部材と、 上記受部材の上記係合部に棚受部(30)が水平方向に所要
    角度範囲内で揺動するよう取り付けてある複数の支持ブ
    ラケット(3) と、 面方向において互いに先端側が広がるようにまたは狭ま
    るように傾斜させてある複数の嵌合溝(40)が底面に設け
    てあり、上記嵌合溝(40)を上記支持ブラケット(3) の上
    記棚受部(30)に嵌め入れて取り付けてある棚板(4) と、
    を備えており、 上記棚板(4) が取り付けられる上記複数の支持ブラケッ
    ト(30)は、支持ブラケット(30)の棚受部(30)同士が互い
    に先端側が広がるようにまたは狭まるように水平方向に
    おいて可動範囲限度まで傾斜させてあることを特徴とす
    る、棚装置。
JP36225997A 1997-12-10 1997-12-10 棚装置を構成する部材の接合構造及び棚装置 Pending JPH11169241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36225997A JPH11169241A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 棚装置を構成する部材の接合構造及び棚装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36225997A JPH11169241A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 棚装置を構成する部材の接合構造及び棚装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11169241A true JPH11169241A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18476396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36225997A Pending JPH11169241A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 棚装置を構成する部材の接合構造及び棚装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11169241A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100846180B1 (ko) * 2008-01-08 2008-07-14 영광금속 주식회사 측벽 연결이 가능한 프레임 연결구조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100846180B1 (ko) * 2008-01-08 2008-07-14 영광금속 주식회사 측벽 연결이 가능한 프레임 연결구조
WO2009088227A3 (ko) * 2008-01-08 2009-10-08 영광금속 주식회사 측벽 연결이 가능한 프레임 연결구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4972648A (en) Furniture panel and element for attaching inserts thereto
JPH11169241A (ja) 棚装置を構成する部材の接合構造及び棚装置
JPH0749011B2 (ja)
JP3455312B2 (ja) カーテンウォール用のファスナ
JPH0443078Y2 (ja)
JPS6113604Y2 (ja)
US6979780B1 (en) Non-gangable box with embossed sides
TWM599603U (zh) 可多向接合之支柱組合結構
JPH08291574A (ja) 間仕切用パネルにおける脚
JP4169866B2 (ja) フロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造
JPH0321628Y2 (ja)
JPH0225319Y2 (ja)
JPH0717688Y2 (ja) 間仕切りパネルの支柱装置
JPH061939Y2 (ja) 壁パネルの接続構造
JPS635575Y2 (ja)
JPH0334136Y2 (ja)
JPS6224091Y2 (ja)
JPS637090Y2 (ja)
JPH0618201Y2 (ja) 断熱箱体の外箱
JPH0749010B2 (ja)
JPH0629287Y2 (ja) 部材の連結構造
JPS5913874Y2 (ja) 組立棚の取付け金具
JP3124057B2 (ja) 組立具
JPS6329073Y2 (ja)
JPH0937853A (ja) 家具等におけるパネルの連結装置