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JPH11164275A - テレビ会議制御装置、テレビ会議制御方法及びテレビ会議制御システム - Google Patents

テレビ会議制御装置、テレビ会議制御方法及びテレビ会議制御システム

Info

Publication number
JPH11164275A
JPH11164275A JP9329331A JP32933197A JPH11164275A JP H11164275 A JPH11164275 A JP H11164275A JP 9329331 A JP9329331 A JP 9329331A JP 32933197 A JP32933197 A JP 32933197A JP H11164275 A JPH11164275 A JP H11164275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video conference
image
terminal
setting means
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9329331A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayuki Tanoi
寿行 田野井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9329331A priority Critical patent/JPH11164275A/ja
Priority to US09/201,242 priority patent/US6211902B1/en
Publication of JPH11164275A publication Critical patent/JPH11164275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割画面数により単純に分割画面領域を設定
するため、分割画面領域の境界と符号化制御ブロックの
境界が必ずしも一致せず、分割画面の境界付近で視覚的
に画質劣化が発生することがあった。 【解決手段】 各テレビ会議端末20から送信された端
末画像データを画面合成し、分割画面領域の境界が符号
化制御ブロックと一致するように有効領域を設定して圧
縮符号化するとともに、多重化して各テレビ会議端末に
分配するため、同テレビ会議端末で得られる画像につい
て分割画面の境界付近での視覚的な画質劣化を防止する
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ会議制御装
置、テレビ会議制御方法及びテレビ会議制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画面合成機能を有するMCUにお
いては、各端末からの画像データを復号化した後、分割
画面数に応じて縮小するとともに、画面分割多重化した
合成画像データを再び符号化し、各端末へ合成画面とし
て出力するものが一般的である。
【0003】図3は、この画面合成機能を有するテレビ
会議制御システムの一例をブロック図により示してい
る。なお、同図では、画像合成についてのみ表示し、音
声系のすべての機能について省略している。
【0004】同テレビ会議制御システム100は、n台
のテレビ会議端末200と、同テレビ会議端末200に
図示しないネットワークを介して接続されたテレビ会議
制御装置300とから構成され、各テレビ会議端末20
0からの送信画像をテレビ会議制御装置300にて合成
して再び各テレビ会議端末200に分配している。
【0005】テレビ会議端末200は、例えば、ITU
−T_H.320に準拠したテレビ会議端末であり、こ
の場合、ITU−T_H.261に準拠した符号化及び
復号化が行われる。
【0006】また、n本の回線でネットワークを介して
各テレビ会議端末200に接続されているテレビ会議制
御装置300は、画面合成機能を有しており、符号化回
路350及び複合化回路320においてもITU−T_
H.261に準拠している必要がある。以下、具体例と
してITU−T_H.261に準拠した符号化及び複合
化を前提として説明を行う。
【0007】各テレビ会議端末200からの送信画像
は、テレビ会議制御装置300に備えられた多重/分離
回路310にて画像データ、音声データ及び他のデータ
に分離される。
【0008】多重/分離回路310で分離された端末画
像データは復号化回路320で復号化された後、間引き
回路330にて間引きタイミング信号により分割画面数
に応じて水平及び垂直方向に1/N間引かれ、1フレー
ムの1/Nに縮小されて分割画像データとして画像合成
回路340に出力される。
【0009】画像合成回路340は、この分割画像デー
タから表示画面選択信号により選択された分割画像デー
タを選択し、合成タイミング信号によりN画面合成を行
い、合成画像データとして符号化回路350に出力す
る。
【0010】符号化回路350は、この合成画像データ
を一つの画像フレームとして圧縮符号化し、多重/分離
回路310を介して各テレビ会議端末200に合成画面
を分配するとともに、圧縮符号化するフレームタイミン
グ信号を画面合成タイミング発生回路360に出力す
る。
【0011】画面合成タイミング発生回路360は、こ
のフレームタイミング信号と分割画面数設定Nにより分
割画面数に応じた上記間引きタイミング信号と合成タイ
ミング信号を出力する。なお、上記テレビ会議制御装置
300とほぼ同じ構成からなるテレビ会議制御装置が、
特開平2−5690号公報に開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のテレビ
会議制御装置においては、分割画面の境界付近で視覚的
に画質劣化が発生することがあった。
【0013】図4は、画像合成回路340において各テ
レビ会議端末200に相当する分割画像データが合成表
示されたときの表示画面を示している。
【0014】同図において、1フレーム有効領域は、符
号化回路350で実際に符号化処理される画像データ領
域を示しており、ITU−T_H.261準拠では、3
52画素×288ラインにおいて画像の情報発生量に応
じて符号化特性(例えば、量子化特性等)が制御される
単位であり、ITU−T_H.261準拠では、マクロ
ブロック(16画素×16ライン:FCIFフォーマッ
トの場合)に相当する。なお、同図では、分割画面数設
定時の一例として分割画面数N=16の場合について示
している。
【0015】このとき、分割画面数N=16により単純
に分割画面領域を設定しているため、分割画面領域の境
界と符号化制御ブロックの境界が必ずしも一致しない領
域が存在する。
【0016】従って、このような分割画面の境界付近で
は、例えば、動きが激しく量子化特性が粗い分割画像と
動きが少なく細かい量子化特性が割り当てられた分割画
面が同一符号化制御ブロックとなっているため、動きが
少なく量子化が細かい分割画面の画質劣化が目立ってい
た。また、特開平2−5690号公報に開示されたテレ
ビ会議制御装置においても同様に分割画面の境界付近で
視覚的に画質劣化が発生することがあった。
【0017】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので分割画面の境界付近での視覚的な画質劣化を防止
することの可能なテレビ会議制御装置、テレビ会議制御
方法及びテレビ会議制御システムの提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、複数のテレビ会議端末か
ら受信した各端末画像を復号化して間引きするととも
に、所定画像フレームに多重化して合成画像を生成し、
同合成画像を符号化するテレビ会議制御装置であって、
各符号化処理領域の境界と対応する分割画面領域の境界
とを一致させつつ同符号化処理領域を設定する符号化処
理領域設定手段とを具備する構成としてある。
【0019】すなわち、複数のテレビ会議端末から受信
した各端末画像を復号化して間引き、所定画像フレーム
に多重化して合成画像を生成する。すると、符号化処理
領域設定手段は、同合成画像について各符号化処理領域
の境界と対応する分割画面領域の境界とを一致させつつ
同符号化処理領域を設定して符号化を行う。
【0020】上記テレビ会議端末は、テレビ会議制御装
置に端末画像を送信できれば良く、ケーブル等で同テレ
ビ会議制御装置に接続されたものであっても良いし、電
波等の無線を介して同端末画像を送信可能なものであっ
ても良い。前者の場合には、インターネットやCATV
を利用したものであっても良いし、電話回線網を利用し
たもの等であっても良い。
【0021】上記符号化処理領域設定手段は、各符号化
処理領域の境界と対応する分割画面領域の境界とを一致
させつつ同符号化処理領域を設定することができれば良
い。同符号化処理領域設定手段にかかる構成の一例とし
て、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載のテ
レビ会議制御装置において、上記符号化処理領域設定手
段は、上記符号化処理手段にて端末画像の間引きを行う
間引きタイミングと多重化を行う多重化タイミングとを
調整して各符号化処理領域の境界と対応する分割画面領
域の境界とを一致させる構成としてある。
【0022】すなわち、符号化処理領域設定手段は、上
記符号化処理手段にて端末画像の間引きを行う間引きタ
イミングと多重化を行う多重化タイミングとを調整して
各符号化処理領域の境界と対応する分割画面領域の境界
とを一致させる。
【0023】このとき、間引きタイミングと多重化タイ
ミングを調整する手法の一例として、請求項3にかかる
発明は、上記請求項2に記載のテレビ会議制御装置にお
いて、分割画面数を設定する分割画面数設定手段と、同
分割画面数に応じてすべての分割画面領域の境界が符号
化処理領域の境界と一致するように画像フレームの有効
画素領域を設定して有効領域情報を出力する有効領域設
定手段とを備え、上記符号化処理領域設定手段は、同分
割画面数と有効領域情報に基づいて間引きタイミングと
多重化タイミングとを調整する構成としてある。
【0024】すなわち、分割画面数設定手段が分割画面
数を設定し、有効領域設定手段が同分割画面数に応じて
すべての分割画面領域の境界が符号化処理領域の境界と
一致するように画像フレームの有効画素領域を設定して
有効領域情報を出力すると、符号化処理領域設定手段
は、同分割画面数と有効領域情報に基づいて間引きタイ
ミングと多重化タイミングとを調整する。
【0025】上記分割画面数設定手段は、分割画面数を
設定することができれば良く、利用者により指定された
分割画面数を設定するものであっても良いし、上記端末
画像を受信したテレビ会議端末の数に応じて自動的に設
定されるもの等であっても良い。
【0026】上記有効領域設定手段は、上記分割画面数
に応じてすべての分割画面領域の境界が符号化処理領域
の境界と一致するように画像フレームの有効画素領域を
設定して有効領域情報を出力することができれば良い。
同有効領域設定手段の構成の一例として、請求項4にか
かる発明は、上記請求項3に記載のテレビ会議制御装置
において、上記有効領域設定手段は、上記画像フレーム
内で有効な画素数を設定する画素設定手段と、同画像フ
レーム内で有効なライン数を設定するライン数設定手段
とを備え、同画素設定手段とライン数設定手段にて設定
された画素数及びライン数で指定される領域に基づいて
有効領域情報を出力する構成としてある。
【0027】すなわち、画素設定手段が上記画像フレー
ム内で有効な画素数を設定し、ライン数設定手段が同画
像フレーム内で有効なライン数を設定すると、有効領域
設定手段は、同画素設定手段とライン数設定手段にて設
定された画素数及びライン数で指定される領域に基づい
て有効領域情報を出力する。
【0028】このようにテレビ会議制御を行う手法は、
必ずしも実体のある装置に限られる必要もなく、その一
例として、請求項5にかかる発明は、複数のテレビ会議
端末から取得した各端末画像を所定条件で間引くととも
に画像フレームに多重化して合成画像を出力すると、各
符号化処理領域の境界と対応する分割画面領域の境界と
を一致させつつ同合成画像を符号化処理する構成として
ある。すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、そ
の方法としても有効である。
【0029】さらに、上記テレビ会議制御装置を適用し
たシステムとして実現することも可能である。このよう
なシステムの構成の一例として、請求項6にかかる発明
は、端末画像を所定条件で間引くとともに画像フレーム
に多重化して合成画像を出力すると各符号化処理領域の
境界と対応する分割画面領域の境界とを一致させつつ同
合成画像を符号化処理して符号化画像を出力する多地点
間テレビ会議制御装置と、それぞれに端末画像を上記テ
レビ会議制御装置に出力するとともに同テレビ会議制御
装置から符号化画像を取得して多地点における画像を同
時表示する多地点に配置された複数のテレビ会議端末装
置とを具備する構成としてある。
【0030】上記テレビ会議端末装置は、多地点に複数
配置されるとともに、それぞれに端末画像を上記テレビ
会議制御装置に出力するとともに同テレビ会議制御装置
から符号化画像を取得して多地点における画像を同時表
示することができれば良い。このため、上記端末画像や
符号化画像とともに音声データ等の他のデータをテレビ
会議制御装置との間で送受信可能なものであっても良
い。また、同テレビ会議制御装置から受信する符号化画
像は、すべてのテレビ会議端末装置について同じもので
あっても良いし、各テレビ会議端末装置ごとに異なるも
のであっても良い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる多地点間テレビ会議制御システムの構成をブロック
図により示している。
【0032】多地点間テレビ会議制御システム10は、
n台のテレビ会議端末20と、同テレビ会議端末20に
図示しないネットワークを介して接続されたテレビ会議
制御装置30とから構成され、各テレビ会議端末20か
らの送信データをテレビ会議制御装置30にて合成して
再び各テレビ会議端末20に分配している。
【0033】各テレビ会議端末20は、ITU−T_
H.320に準拠するとともにそれぞれにテレビ会議制
御装置30に接続され、ITU−T_H.320に準拠
したデータを送信すると、テレビ会議制御装置30にて
ITU−T_H.261に準拠した符号化や復号化が行
われる。
【0034】以下、実際にはテレビ会議制御装置30に
て端末画像データや端末音声データ等のそれぞれについ
てデータ処理を行っているが、説明の理解を簡単にする
ため、画像に関するデータ処理だけを説明し、音声等の
他のデータ処理については説明を省略することとする。
【0035】テレビ会議制御装置30は、各テレビ会議
端末20から送信された端末データを端末画像データや
端末音声データ等に分離するとともに同端末画像データ
に基づいて合成された合成画像データや合成音声データ
等を多重化する多重/分離回路31と、同端末画像デー
タを復号化する復号化回路32と、復号化された分割画
像データを間引く間引き回路33と、間引かれた分割画
像データを合成して合成画像データを出力する画像合成
回路34と、合成画像データを圧縮符号化する符号化回
路35とを備えている。
【0036】かかる構成により、各テレビ会議端末20
から送信された端末データを端末画像データや端末音声
データ等に分離するとともに、各端末画像データを復号
化し、間引いて得られた分割画像データを合成して合成
画像データを出力する。そして、この合成画像データを
圧縮符号化するとともに合成音声データ等と多重化して
各テレビ会議端末20に分配する。
【0037】なお、テレビ会議制御装置30には、上記
端末画像データの間引きや分割画像データの合成を行う
際に用いられる間引きタイミング信号や合成タイミング
信号等の各種制御信号を出力する有効領域設定回路36
や画面合成タイミング発生回路37も備えられている。
【0038】また、テレビ会議制御装置30は、画面構
成機能を備え、復号化回路32及び符号化回路35にお
いてもITU−T_H.261に準拠している必要があ
る。以下、具体例としてITU−T_H.261に準拠
した復号化及び符号化を前提として説明を行うが、他の
符号化方式においても同様な考え方が可能である。
【0039】多重/分離回路31は、ネットワークを介
して各テレビ会議端末20に接続され、テレビ会議端末
20から送信される端末データを端末画像データや端末
音声データ等に分離するとともに、各端末データに基づ
いて合成された合成画像データや合成音声データ等を多
重化して各テレビ会議端末20に分配する。
【0040】復号化回路32は、テレビ会議端末20の
数だけ多重/分離回路31に接続され、各テレビ会議端
末20に対応する端末画像データを復号化している。
【0041】間引き回路33は、各復号化回路32に一
つずつ接続され、画面合成タイミング発生回路37から
出力されたタイミング信号に基づいて分割画面数Nに応
じて水平及び垂直方向に1/N間引きを行い、それぞれ
に1フレームの1/Nに縮小した分割画像データを出力
する。
【0042】画像合成回路34は、各間引き回路33に
接続され、表示画面選択信号に基づいてこれらの分割画
像データの中から所望の分割画像データを選択し、画面
合成タイミング発生回路37から出力される合成タイミ
ング信号によりN分割の画面合成を行い、合成画像デー
タを出力する。
【0043】なお、上記表示画面選択信号は、利用者が
図示しない操作パネルにて同時に表示させたい画像を選
択したときに同操作パネルから出力される。本実施形態
では、利用者による設定に応じて表示画面を選択してい
るが、必ずしもこのような構成である必要はなく、使用
中のテレビ会議端末を自動的に選択して表示可能な構成
とすることも可能である。
【0044】また、上記画像合成回路34は、一つの合
成画像データを生成しているが、必ずしも各テレビ会議
端末20に同じ合成画像データに基づく合成データを分
配する必要はなく、各テレビ会議端末20へ異なる合成
画像データを出力するために複数種類の合成画像データ
を生成することも可能である。
【0045】符号化回路35は、画像合成回路34と多
重/分離回路31との間に接続され、各合成画像データ
を一つの画像フレームとして圧縮符号化を行う。また、
同符号化回路35は圧縮符号化するフレームタイミング
信号を出力している。
【0046】有効領域設定回路36は、画面合成タイミ
ング発生回路37に接続され、分割画面数設定信号によ
り分割画面数Nに応じてすべての分割画面領域の境界が
符号化制御ブロックの境界と一致するように1フレーム
全体の有効画素領域を調整し、有効領域情報を出力す
る。
【0047】画面合成タイミング発生回路37は、間引
き回路33、画像合成回路34及び符号化回路35と有
効領域設定回路36との間に接続され、有効領域設定回
路36から出力される有効領域情報と分割画面設定Nか
ら上記符号化フレームタイミング信号を基準にして上記
間引きタイミング信号及び合成タイミング信号を出力す
る。
【0048】図2は、16個のテレビ会議端末20から
の送信データに基づいて16分割合成画面を表示する場
合に、1フレーム当たりの有符号化領域を調整したとき
の合成画面表示例を示している。
【0049】このとき、ITU−T_H.261のFC
IFフォーマットの場合、1フレーム有効画素領域は3
52画素×288ラインとなっているため、分割画面数
N=16に基づいて単純に16分割すると、分割画面の
境界が符号化制御ブロックにまたがる領域が発生してし
まう。
【0050】そこで、有効領域設定回路36は、分割画
面数N=16の場合に分割画面領域の境界が符号化制御
ブロックと一致するように、1フレーム有効画素領域B
(ITU−T_H.261でFCIFフォーマットの場
合、このときは320画素×256ライン)として調整
する。すなわち、この1フレーム画像有効領域Bに応じ
て、分割画面の間引き処理のタイミングと多重化処理の
タイミングの調整を行い、分割画面領域の境界と符号化
制御ブロックの境界を一致させている。
【0051】従って、分割画面領域の境界が符号化制御
ブロックと一致するように有効領域を設定して有効領域
情報を出力する有効領域設定回路36と、同有効領域情
報等に基づいて合成タイミング信号等を出力する画面合
成タイミング発生回路37は、この意味で、符号化処理
領域設定手段を構成している。
【0052】次に、本実施形態にかかる多地点間テレビ
会議制御システム10の動作について説明する。利用者
は、同時表示させたいテレビ会議端末を上記操作パネル
にて設定し、各テレビ会議端末からテレビ会議制御装置
に端末データを送信すると、多重/分離回路は、同端末
データを端末画像データや端末音声データ等に分離す
る。すると、復号化回路は端末画像データを復号化し、
間引き回路は上記間引きタイミング信号に基づいて間引
きを行う。
【0053】画像合成回路は、この復号化及び間引きを
行った各端末画像データを合成タイミング信号に基づい
て画面合成を行い、合成画像データを出力する。そし
て、符号化回路35が各合成画像データを一つの画像フ
レームとして圧縮符号化を行うと、多重/分離回路はこ
の圧縮符号化された合成画像データを合成音声データ等
と多重化して各テレビ会議端末20に分配する。このと
き、各テレビ会議端末では、利用者が上記操作パネルに
て設定したテレビ会議端末からの端末画像データが同時
表示される。
【0054】このように、各テレビ会議端末20から送
信された端末画像データを画面合成し、分割画面領域の
境界が符号化制御ブロックと一致するように有効領域を
設定して圧縮符号化するとともに、多重化して各テレビ
会議端末に分配するため、同テレビ会議端末で得られる
画像について分割画面の境界付近での視覚的な画質劣化
を防止することが可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、分割画面
の境界付近での視覚的な画質劣化を防止することの可能
なテレビ会議制御装置を提供することができる。
【0056】また、請求項2にかかる発明によれば、端
末画像の間引きを行う間引きタイミングと多重化を行う
多重化タイミングとを調整して各符号化処理領域の境界
と対応する分割画面領域の境界とを一致させることがで
きる。
【0057】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
分割画面数と同分割画面数に応じてすべての分割画面領
域の境界が符号化処理領域の境界と一致するように画像
フレームの有効画素領域を設定して出力された有効領域
情報に基づいて間引きタイミングと多重化タイミングと
を調整することができる。
【0058】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
画像フレーム内で有効な画素数とライン数を設定し、こ
れらの画素数及びライン数で指定される領域に基づいて
有効領域情報を出力することができる。
【0059】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
分割画面の境界付近での視覚的な画質劣化を防止するこ
との可能なテレビ会議制御方法を提供でき、請求項6に
かかる発明によれば、分割画面の境界付近での視覚的な
画質劣化を防止することの可能なテレビ会議制御システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる多地点間テレビ会議制御シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】分割画面領域と符号化制御ブロックの相関関係
を示す対応図である。
【図3】従来例にかかるテレビ会議制御システムの構成
を示すブロック図である。
【図4】分割画面領域と符号化制御ブロックの相関関係
を示す対応図である。
【符号の説明】
10 多地点間テレビ会議制御システム 20 テレビ会議端末 30 テレビ会議制御装置 31 多重/分離回路 32 復号化回路 33 間引き回路 34 画像合成回路 35 符号化回路 36 有効領域設定回路 37 画面合成タイミング発生回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のテレビ会議端末から受信した各端
    末画像を復号化して間引きするとともに、所定画像フレ
    ームに多重化して合成画像を生成し、同合成画像を符号
    化するテレビ会議制御装置であって、 各符号化処理領域の境界と対応する分割画面領域の境界
    とを一致させつつ同符号化処理領域を設定する符号化処
    理領域設定手段とを具備することを特徴とするテレビ会
    議制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のテレビ会議制御装
    置において、 上記符号化処理領域設定手段は、上記符号化処理手段に
    て端末画像の間引きを行う間引きタイミングと多重化を
    行う多重化タイミングとを調整して各符号化処理領域の
    境界と対応する分割画面領域の境界とを一致させること
    を特徴とするテレビ会議制御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のテレビ会議制御装
    置において、 分割画面数を設定する分割画面数設定手段と、同分割画
    面数に応じてすべての分割画面領域の境界が符号化処理
    領域の境界と一致するように画像フレームの有効画素領
    域を設定して有効領域情報を出力する有効領域設定手段
    とを備え、上記符号化処理領域設定手段は、同分割画面
    数と有効領域情報に基づいて間引きタイミングと多重化
    タイミングとを調整することを特徴とするテレビ会議制
    御装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載のテレビ会議制御装
    置において、 上記有効領域設定手段は、上記画像フレーム内で有効な
    画素数を設定する画素設定手段と、同画像フレーム内で
    有効なライン数を設定するライン数設定手段とを備え、
    同画素設定手段とライン数設定手段にて設定された画素
    数及びライン数で指定される領域に基づいて有効領域情
    報を出力することを特徴とするテレビ会議制御装置。
  5. 【請求項5】 複数のテレビ会議端末から取得した各端
    末画像を所定条件で間引くとともに画像フレームに多重
    化して合成画像を出力すると、各符号化処理領域の境界
    と対応する分割画面領域の境界とを一致させつつ同合成
    画像を符号化処理することを特徴とするテレビ会議制御
    方法。
  6. 【請求項6】 端末画像を所定条件で間引くとともに画
    像フレームに多重化して合成画像を出力すると各符号化
    処理領域の境界と対応する分割画面領域の境界とを一致
    させつつ同合成画像を符号化処理して符号化画像を出力
    する多地点間テレビ会議制御装置と、 それぞれに端末画像を上記テレビ会議制御装置に出力す
    るとともに同テレビ会議制御装置から符号化画像を取得
    して多地点における画像を同時表示する多地点に配置さ
    れた複数のテレビ会議端末装置とを具備することを特徴
    とするテレビ会議制御システム。
JP9329331A 1997-11-28 1997-11-28 テレビ会議制御装置、テレビ会議制御方法及びテレビ会議制御システム Pending JPH11164275A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9329331A JPH11164275A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 テレビ会議制御装置、テレビ会議制御方法及びテレビ会議制御システム
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