JPH11141681A - 手動変速機のシフトレバー位置表示装置 - Google Patents
手動変速機のシフトレバー位置表示装置Info
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- JPH11141681A JPH11141681A JP31621597A JP31621597A JPH11141681A JP H11141681 A JPH11141681 A JP H11141681A JP 31621597 A JP31621597 A JP 31621597A JP 31621597 A JP31621597 A JP 31621597A JP H11141681 A JPH11141681 A JP H11141681A
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 購入後の車両に容易に着脱できるシフトレバ
ー位置表示装置を得る。 【解決手段】 シフトレバー14には、ブラケット20
を介してレバー操作検出器22が着脱可能に取り付けて
ある。レバー操作検出器22は、傾斜角センサからなる
X方向シフトセンサ24とY方向シフトセンサ26とか
ら構成してある。床面10には、X方向補正量センサ3
2とY方向補正量センサ34とからなる補正両検出器3
0が設けてある。シフト位置判定器28は、レバー操作
検出器22と補正量検出器30との信号を取り込み、車
両自体の傾斜や旋回時などにおける加速度の影響をレバ
ー操作検出器22の出力信号から除去してシフトレバー
14のシフト位置を求め、車室内に設けたシフト位置表
示器40のシフト位置を表示する数字またはRの文字を
点灯する。
ー位置表示装置を得る。 【解決手段】 シフトレバー14には、ブラケット20
を介してレバー操作検出器22が着脱可能に取り付けて
ある。レバー操作検出器22は、傾斜角センサからなる
X方向シフトセンサ24とY方向シフトセンサ26とか
ら構成してある。床面10には、X方向補正量センサ3
2とY方向補正量センサ34とからなる補正両検出器3
0が設けてある。シフト位置判定器28は、レバー操作
検出器22と補正量検出器30との信号を取り込み、車
両自体の傾斜や旋回時などにおける加速度の影響をレバ
ー操作検出器22の出力信号から除去してシフトレバー
14のシフト位置を求め、車室内に設けたシフト位置表
示器40のシフト位置を表示する数字またはRの文字を
点灯する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の変速機を手
動操作するシフトレバーのシフト位置を検出して表示す
る手動変速機のシフトレバー位置表示装置に関する。
動操作するシフトレバーのシフト位置を検出して表示す
る手動変速機のシフトレバー位置表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実願昭58−78581号(実開昭59
−182432号)明細書には、大型自動車用手動変速
機を操作するフィンガコントロール動力操作装置のチェ
ンジレバーユニットに変速移動位置を表示する変速段表
示装置が提案されている。この変速段表示装置は、チェ
ンジレバーユニット内にチェンジレバーによって駆動す
る複数のセレクトスイッチとシフトスイッチとを形成
し、これらのスイッチの駆動状態に応じてチェンジレバ
ーユニットのカバーに設けた電気発光体を点灯させてチ
ェンジレバーの位置を表示するようになっている。
−182432号)明細書には、大型自動車用手動変速
機を操作するフィンガコントロール動力操作装置のチェ
ンジレバーユニットに変速移動位置を表示する変速段表
示装置が提案されている。この変速段表示装置は、チェ
ンジレバーユニット内にチェンジレバーによって駆動す
る複数のセレクトスイッチとシフトスイッチとを形成
し、これらのスイッチの駆動状態に応じてチェンジレバ
ーユニットのカバーに設けた電気発光体を点灯させてチ
ェンジレバーの位置を表示するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の運転
に不慣れな初心の運転者などは、運転中にシフトレバー
のシフト位置がわからなくなることが考えられる。この
ため、車両の購入後に必要に応じて容易に取付け、取外
しが可能なシフトレバーのシフト位置を表示できる装置
があると、初心者でもシフトレバーの位置に気を使う必
要がなく、安心して運転することができて便利である。
に不慣れな初心の運転者などは、運転中にシフトレバー
のシフト位置がわからなくなることが考えられる。この
ため、車両の購入後に必要に応じて容易に取付け、取外
しが可能なシフトレバーのシフト位置を表示できる装置
があると、初心者でもシフトレバーの位置に気を使う必
要がなく、安心して運転することができて便利である。
【0004】ところが、上記した変速段表示装置のセレ
クトスイッチとシフトスイッチとは、チェンジレバーの
操作に応じて変速指令をギヤシフトユニットに出力する
機能を有し、車両の運転に必須のものであって、車両の
組立時にチェンジレバーユニット内に組み込まれてお
り、後付けするものでなく、ましてや取り外しをするこ
とができない。本発明は、上記の要請に鑑みてなされた
もので、購入後の車両に容易に着脱することができる手
動変速機のシフトレバー位置表示装置を提供することを
目的としている。
クトスイッチとシフトスイッチとは、チェンジレバーの
操作に応じて変速指令をギヤシフトユニットに出力する
機能を有し、車両の運転に必須のものであって、車両の
組立時にチェンジレバーユニット内に組み込まれてお
り、後付けするものでなく、ましてや取り外しをするこ
とができない。本発明は、上記の要請に鑑みてなされた
もので、購入後の車両に容易に着脱することができる手
動変速機のシフトレバー位置表示装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る手動変速機のシフトレバー位置表示
装置は、車両のシフトレバーに着脱可能に取り付けられ
て、シフトレバーの傾きと傾き方向とを検出するレバー
操作検出手段と、このレバー操作検出手段の検出信号に
基づいて、前記シフトレバーのシフト位置を求めるシフ
ト位置判定手段と、このシフト位置判定手段が求めた前
記シフト位置を車室内に表示する着脱可能な表示手段と
を有する構成となっている。
めに、本発明に係る手動変速機のシフトレバー位置表示
装置は、車両のシフトレバーに着脱可能に取り付けられ
て、シフトレバーの傾きと傾き方向とを検出するレバー
操作検出手段と、このレバー操作検出手段の検出信号に
基づいて、前記シフトレバーのシフト位置を求めるシフ
ト位置判定手段と、このシフト位置判定手段が求めた前
記シフト位置を車室内に表示する着脱可能な表示手段と
を有する構成となっている。
【0006】レバー操作検出手段は、例えば一対のクリ
ノメータやジャイロなどの傾斜角センサによって形成す
ることができる。この場合、シフト位置判定手段には、
前記車両に着脱可能に設けられて車両の傾斜と、車両に
作用する加速度とを検出する補正量検出手段を接続し、
この補正量検出手段とレバー操作検出手段との出力信号
に基づいて、シフトレバーのシフト位置を求めるように
することが望ましい。補正量検出手段も傾斜角センサに
よって形成することができる。
ノメータやジャイロなどの傾斜角センサによって形成す
ることができる。この場合、シフト位置判定手段には、
前記車両に着脱可能に設けられて車両の傾斜と、車両に
作用する加速度とを検出する補正量検出手段を接続し、
この補正量検出手段とレバー操作検出手段との出力信号
に基づいて、シフトレバーのシフト位置を求めるように
することが望ましい。補正量検出手段も傾斜角センサに
よって形成することができる。
【0007】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、シフトレバー
の傾きと傾き方向とを検出するレバー操作検出手段と、
シフトレバーのシフト位置を表示する表示手段とが着脱
可能となっているため、車両の購入後に必要に応じて取
り付け、取り外すことができ、しかも運転に不慣れな初
心の運転者であっても、表示手段を介してシフトレバー
位置を容易に確認することができ、シフトレバーの位置
を気にすることなく安心して運転することができ、事故
の発生を減少させることができる。
の傾きと傾き方向とを検出するレバー操作検出手段と、
シフトレバーのシフト位置を表示する表示手段とが着脱
可能となっているため、車両の購入後に必要に応じて取
り付け、取り外すことができ、しかも運転に不慣れな初
心の運転者であっても、表示手段を介してシフトレバー
位置を容易に確認することができ、シフトレバーの位置
を気にすることなく安心して運転することができ、事故
の発生を減少させることができる。
【0008】また、レバー操作検出手段を傾斜角センサ
によって形成し、シフト位置判定手段に、車両に着脱可
能に設けられて車両の傾斜と、車両に作用する加速度の
大きさとを検出する補正量検出手段を接続し、この補正
量検出手段とレバー操作検出手段との出力信号に基づい
て、シフトレバーのシフト位置を求めるようにすると、
レバー操作検出手段の構造を簡素、低コストにできて着
脱が容易であるばかりでなく、車両の傾斜や加速度の影
響を除くことができ、シフトレバーのシフト位置を正確
に求めることができる。
によって形成し、シフト位置判定手段に、車両に着脱可
能に設けられて車両の傾斜と、車両に作用する加速度の
大きさとを検出する補正量検出手段を接続し、この補正
量検出手段とレバー操作検出手段との出力信号に基づい
て、シフトレバーのシフト位置を求めるようにすると、
レバー操作検出手段の構造を簡素、低コストにできて着
脱が容易であるばかりでなく、車両の傾斜や加速度の影
響を除くことができ、シフトレバーのシフト位置を正確
に求めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る手動変速機のシフト
レバー位置表示装置の好ましい実施の形態を、添付図面
に従って詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係る手動変速機のシフトレバー位置表示装置の構成説
明図であって、フロアシフト方式手動変速機に適用した
ものである。図1において、車室内の床面10には、コ
ンソール12が設けてあって、このコンソール12内に
図示しない手動変速機を操作するためのシフトレバー1
4が配設してある。シフトレバー14は、シフトノブ1
6を螺着した上端部がコンソール12に装着したブーツ
18を貫通して車室内に露出している。そして、ブーツ
18の内部には、ブラケット20を介してシフトレバー
14に着脱可能に取り付けたレバー操作検出器(レバー
操作検出手段)22が配設してある。
レバー位置表示装置の好ましい実施の形態を、添付図面
に従って詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係る手動変速機のシフトレバー位置表示装置の構成説
明図であって、フロアシフト方式手動変速機に適用した
ものである。図1において、車室内の床面10には、コ
ンソール12が設けてあって、このコンソール12内に
図示しない手動変速機を操作するためのシフトレバー1
4が配設してある。シフトレバー14は、シフトノブ1
6を螺着した上端部がコンソール12に装着したブーツ
18を貫通して車室内に露出している。そして、ブーツ
18の内部には、ブラケット20を介してシフトレバー
14に着脱可能に取り付けたレバー操作検出器(レバー
操作検出手段)22が配設してある。
【0010】レバー操作検出器22は、運転者によって
シフトレバー14が操作されることによるニュートラル
位置(N位置)に対するシフトレバー14の傾きと傾き
の方向を検出するもので、シフトレバー14がニュート
ラル位置にあるときに、シフトレバー14に対して垂直
となるように取り付けてあって、クリノメータなどの一
対の傾斜角センサによって構成してある。すなわち、レ
バー操作検出器22は、車両の左右方向であるX方向の
傾斜を検出するX方向シフトセンサ24と、車両の前後
方向であるY方向の傾斜を検出するY方向シフトセンサ
26とからなっている。そして、これらの方向シフトセ
ンサ24、26の出力信号は、シフト位置判定手段であ
るシフト位置判定器28に入力するようになっている。
シフトレバー14が操作されることによるニュートラル
位置(N位置)に対するシフトレバー14の傾きと傾き
の方向を検出するもので、シフトレバー14がニュート
ラル位置にあるときに、シフトレバー14に対して垂直
となるように取り付けてあって、クリノメータなどの一
対の傾斜角センサによって構成してある。すなわち、レ
バー操作検出器22は、車両の左右方向であるX方向の
傾斜を検出するX方向シフトセンサ24と、車両の前後
方向であるY方向の傾斜を検出するY方向シフトセンサ
26とからなっている。そして、これらの方向シフトセ
ンサ24、26の出力信号は、シフト位置判定手段であ
るシフト位置判定器28に入力するようになっている。
【0011】X方向シフトセンサ24とY方向シフトセ
ンサ26との出力信号は、図2に示したように、シフト
レバー14の傾斜角度に対して直線的に変化するように
なっている。すなわち、X方向シフトセンサ24の出力
電圧は、シフトレバー14がニュートラル位置より左
(+X)側の1速位置、2速位置側に傾斜すると、図2
(1)に示したように、ニュートラル位置のときより高
くなり、反対の−X方向である5速位置、リバース位置
側に傾斜すると、ニュートラル位置より低くなるように
直線的に変化する。同様に、Y方向シフトセンサ26の
出力電圧は、図2(2)に示したように、シフトレバー
14がニュートラル位置より車両後方(+Y)側に傾斜
すると出力電圧が大きくなり、車両前方(−Y)側に傾
斜すると出力電圧が小さくなる。そして、後述するよう
に、これらの方向シフトセンサ24、26の出力状態を
組み合わせることにより、シフトレバー14のシフト位
置を求めることができる。
ンサ26との出力信号は、図2に示したように、シフト
レバー14の傾斜角度に対して直線的に変化するように
なっている。すなわち、X方向シフトセンサ24の出力
電圧は、シフトレバー14がニュートラル位置より左
(+X)側の1速位置、2速位置側に傾斜すると、図2
(1)に示したように、ニュートラル位置のときより高
くなり、反対の−X方向である5速位置、リバース位置
側に傾斜すると、ニュートラル位置より低くなるように
直線的に変化する。同様に、Y方向シフトセンサ26の
出力電圧は、図2(2)に示したように、シフトレバー
14がニュートラル位置より車両後方(+Y)側に傾斜
すると出力電圧が大きくなり、車両前方(−Y)側に傾
斜すると出力電圧が小さくなる。そして、後述するよう
に、これらの方向シフトセンサ24、26の出力状態を
組み合わせることにより、シフトレバー14のシフト位
置を求めることができる。
【0012】一方、コンソール12内の床面10には、
補正量検出器30が車体に対して水平となるように着脱
可能に設けてある。この補正量検出器30は、詳細を後
述するように、坂道などにおける車両自体の傾斜の大き
さや、車両の発進時や制動時またはカーブ(旋回)した
ときなどにおける車両の加速度(慣性力)の大きさを検
出し、レバー操作検出器22の出力信号の、車両の傾斜
や加速度による影響を補正するためのもので、出力信号
がシフト位置判定器28に入力するようにしてある。そ
して、補正量検出器30は、レバー操作検出器22と同
様に一対の傾斜角センサから構成してあって、X方向の
補正信号を出力するX方向補正量センサ32とY方向補
正量センサ34とからなっている。
補正量検出器30が車体に対して水平となるように着脱
可能に設けてある。この補正量検出器30は、詳細を後
述するように、坂道などにおける車両自体の傾斜の大き
さや、車両の発進時や制動時またはカーブ(旋回)した
ときなどにおける車両の加速度(慣性力)の大きさを検
出し、レバー操作検出器22の出力信号の、車両の傾斜
や加速度による影響を補正するためのもので、出力信号
がシフト位置判定器28に入力するようにしてある。そ
して、補正量検出器30は、レバー操作検出器22と同
様に一対の傾斜角センサから構成してあって、X方向の
補正信号を出力するX方向補正量センサ32とY方向補
正量センサ34とからなっている。
【0013】シフト位置判定器28は、レバー操作検出
器22と補正量検出器30との出力信号が入力するシフ
ト信号出力回路36と、シフト信号出力回路36の出力
信号に基づいて、シフトレバー14のシフト位置を求め
るシフト位置判定回路38とからなっている。そして、
シフト位置判定回路38の出力側には、表示手段である
シフト位置表示器40に接続してある。このシフト位置
表示器40は、運転者の見やすい位置、例えば図3に示
したように、ダッシュボード42のステアリングホイー
ル46の近くに着脱できるように配設してある。そし
て、シフト位置表示器40には、「1」〜「5」の数字
と「R」の文字がシフトレバー14の1速位置〜5速位
置とリバース(R)位置とに対応するように配置してあ
って、シフトレバー14がシフトされた際に、対応する
数字またはRの文字が点灯するようになっている。
器22と補正量検出器30との出力信号が入力するシフ
ト信号出力回路36と、シフト信号出力回路36の出力
信号に基づいて、シフトレバー14のシフト位置を求め
るシフト位置判定回路38とからなっている。そして、
シフト位置判定回路38の出力側には、表示手段である
シフト位置表示器40に接続してある。このシフト位置
表示器40は、運転者の見やすい位置、例えば図3に示
したように、ダッシュボード42のステアリングホイー
ル46の近くに着脱できるように配設してある。そし
て、シフト位置表示器40には、「1」〜「5」の数字
と「R」の文字がシフトレバー14の1速位置〜5速位
置とリバース(R)位置とに対応するように配置してあ
って、シフトレバー14がシフトされた際に、対応する
数字またはRの文字が点灯するようになっている。
【0014】シフト位置判定器28のシフト信号出力回
路36は、図4のように構成してあってあって、X方向
シフトセンサ24、Y方向シフトセンサ26、X方向補
正量センサ32、Y方向補正量センサ34のそれぞれに
対応した差動増幅回路50a〜50dを備えていてる。
各差動増幅回路50a〜50dは、ほぼ同様の構造とな
っていて、それぞれ演算増幅器52a〜52dを有す
る。そして、演算増幅器52a〜52dは、帰還抵抗5
4a〜54dを介して出力が反転入力端子に入力するよ
うになっている。また、演算増幅器52aの反転入力端
子には、抵抗56aを介してX方向シフトセンサ24の
出力信号が入力するようになっている。さらに、演算増
幅器52aの非反転入力端子には、分割抵抗58a、6
0aによって分割されたX方向補正量センサ32の出力
信号が入力するようになっている。
路36は、図4のように構成してあってあって、X方向
シフトセンサ24、Y方向シフトセンサ26、X方向補
正量センサ32、Y方向補正量センサ34のそれぞれに
対応した差動増幅回路50a〜50dを備えていてる。
各差動増幅回路50a〜50dは、ほぼ同様の構造とな
っていて、それぞれ演算増幅器52a〜52dを有す
る。そして、演算増幅器52a〜52dは、帰還抵抗5
4a〜54dを介して出力が反転入力端子に入力するよ
うになっている。また、演算増幅器52aの反転入力端
子には、抵抗56aを介してX方向シフトセンサ24の
出力信号が入力するようになっている。さらに、演算増
幅器52aの非反転入力端子には、分割抵抗58a、6
0aによって分割されたX方向補正量センサ32の出力
信号が入力するようになっている。
【0015】一方、演算増幅器52cの反転入力端子に
は、抵抗56cを介してX方向補正量センサ32の出力
信号が入力するようになっている。そして、演算増幅器
52cの非反転入力端子には、分割抵抗58c、60c
によって分割されたX方向シフトセンサ24の出力信号
が入力するようになっている。Y方向シフトセンサ26
の出力信号は、抵抗56bを介して演算増幅器52bの
反転入力端子に入力するとともに、分割抵抗58d、6
0dによって分割され、演算増幅器52dの非反転入力
端子に入力する。また、Y方向補正量センサ34の出力
信号は、抵抗56dを介して演算増幅器52dの反転入
力端子に入力するとともに、分割抵抗58b、60bに
よって分割されて演算増幅器52bの非反転入力端子に
入力する。
は、抵抗56cを介してX方向補正量センサ32の出力
信号が入力するようになっている。そして、演算増幅器
52cの非反転入力端子には、分割抵抗58c、60c
によって分割されたX方向シフトセンサ24の出力信号
が入力するようになっている。Y方向シフトセンサ26
の出力信号は、抵抗56bを介して演算増幅器52bの
反転入力端子に入力するとともに、分割抵抗58d、6
0dによって分割され、演算増幅器52dの非反転入力
端子に入力する。また、Y方向補正量センサ34の出力
信号は、抵抗56dを介して演算増幅器52dの反転入
力端子に入力するとともに、分割抵抗58b、60bに
よって分割されて演算増幅器52bの非反転入力端子に
入力する。
【0016】各演算増幅器52a〜52dの出力側に
は、それぞれに比較器62a〜62dが設けてある。各
比較器62a〜62dは、同じように構成してあって、
演算増幅器64a〜64dの非反転入力端子に抵抗66
a〜66dを介して対応する差動増幅回路50a〜50
dの出力が入力するようにしてある。また、演算増幅器
64a〜64dの反転入力端子には、所定値の基準電圧
が入力するようになっている。
は、それぞれに比較器62a〜62dが設けてある。各
比較器62a〜62dは、同じように構成してあって、
演算増幅器64a〜64dの非反転入力端子に抵抗66
a〜66dを介して対応する差動増幅回路50a〜50
dの出力が入力するようにしてある。また、演算増幅器
64a〜64dの反転入力端子には、所定値の基準電圧
が入力するようになっている。
【0017】比較器62aは、詳細を後述するように、
シフトレバー14の位置が5速またはリバースにシフト
した際に“H”を出力する。また、比較器62cはシフ
トレバー14の位置が1速または2速のときに“H”を
出力し、比較器62bはシフトレバー14が1速、3速
または5速のいずれかのときに“H”を出力し、比較器
62dはシフトレバー14が2速、4速またはリバース
のいずれかのときに“H”を出力する。
シフトレバー14の位置が5速またはリバースにシフト
した際に“H”を出力する。また、比較器62cはシフ
トレバー14の位置が1速または2速のときに“H”を
出力し、比較器62bはシフトレバー14が1速、3速
または5速のいずれかのときに“H”を出力し、比較器
62dはシフトレバー14が2速、4速またはリバース
のいずれかのときに“H”を出力する。
【0018】さらに、シフト信号出力回路36には、比
較器62cと比較器62aとの出力が入力するX方向中
間位置検出回路68が設けてある。このX方向中間位置
検出回路68は、4つのNAND回路70、72、7
4、76から構成してあって、NAND回路70の両入
力端子が比較器62cの出力側に接続してあり、NAN
D回路72の両入力端子が比較器64aの出力側に接続
してある。そして、NAND回路70、72の出力側
は、それぞれNAND回路74の入力側に接続してあ
る。また、NAND回路74の出力は、NAND回路7
6の両方の入力端子に入力するようになっている。この
NAND回路76の出力は、X方向中間位置検出回路6
8の出力となっていて、シフトレバー14が3速、4速
またはニュートラルのときに“H”を出力する。
較器62cと比較器62aとの出力が入力するX方向中
間位置検出回路68が設けてある。このX方向中間位置
検出回路68は、4つのNAND回路70、72、7
4、76から構成してあって、NAND回路70の両入
力端子が比較器62cの出力側に接続してあり、NAN
D回路72の両入力端子が比較器64aの出力側に接続
してある。そして、NAND回路70、72の出力側
は、それぞれNAND回路74の入力側に接続してあ
る。また、NAND回路74の出力は、NAND回路7
6の両方の入力端子に入力するようになっている。この
NAND回路76の出力は、X方向中間位置検出回路6
8の出力となっていて、シフトレバー14が3速、4速
またはニュートラルのときに“H”を出力する。
【0019】シフト位置判定回路38は、図5に示した
ように、それぞれがNAND回路78a〜78fによっ
て構成された1速判定部80、2速判定部82、3速判
定部84、4速判定部86、5速判定部88、リバース
判定部(R判定部)90とから構成してある。そして、
各NAND回路78a〜78fの出力は、抵抗92a〜
92fを介してトランジスタ94a〜94fのベースに
接続してあって、“L”を出力することによりトランジ
スタ94a〜94fを駆動し、各トランジスタのコレク
タに接続した発光ダイオード96a〜96fを点灯する
ようにしてある。
ように、それぞれがNAND回路78a〜78fによっ
て構成された1速判定部80、2速判定部82、3速判
定部84、4速判定部86、5速判定部88、リバース
判定部(R判定部)90とから構成してある。そして、
各NAND回路78a〜78fの出力は、抵抗92a〜
92fを介してトランジスタ94a〜94fのベースに
接続してあって、“L”を出力することによりトランジ
スタ94a〜94fを駆動し、各トランジスタのコレク
タに接続した発光ダイオード96a〜96fを点灯する
ようにしてある。
【0020】なお、NAND回路78aの入力端子には
比較器62cと比較器62bの出力が入力し、NAND
回路78bの入力端子には比較器62cと比較器62d
の出力が入力し、NAND回路78cの入力端子には比
較器62bとX方向中間位置検出回路68の出力が入力
し、NAND回路78dの入力端子には比較器62dと
X方向中間位置検出回路68の出力が入力し、NAND
回路78eの入力端子には比較器62b、62cの出力
が入力し、NAND回路78fの入力端子には比較器6
2c、62dの出力が入力するようになっている。
比較器62cと比較器62bの出力が入力し、NAND
回路78bの入力端子には比較器62cと比較器62d
の出力が入力し、NAND回路78cの入力端子には比
較器62bとX方向中間位置検出回路68の出力が入力
し、NAND回路78dの入力端子には比較器62dと
X方向中間位置検出回路68の出力が入力し、NAND
回路78eの入力端子には比較器62b、62cの出力
が入力し、NAND回路78fの入力端子には比較器6
2c、62dの出力が入力するようになっている。
【0021】上記のごとく構成した実施の形態の作用
は、次のとおりである。シフトレバー14がニュートラ
ル位置(N位置)にある場合、図6に示したように、レ
バー操作検出器22を構成しているX方向シフトセンサ
24とY方向シフトセンサ26とは、いずれも傾斜して
おらず、水平に保持されている。そして、例えばシフト
レバー14を1速位置に入れると、同図の矢印に示した
ように、X方向シフトセンサ24が左方向(+X方向)
に傾斜し、Y方向シフトセンサ26が前方向(−Y方
向)に傾斜する。さらに、シフトレバー14を3速位置
に入れると、X方向シフトセンサ24は傾かずにY方向
シフトセンサ26のみが前方に傾き、シフトレバー14
をリバース位置に入れると、X方向シフトセンサ24が
右方向(−X方向)に傾き、Y方向シフトセンサ26が
後方(+Y方向)に傾く。
は、次のとおりである。シフトレバー14がニュートラ
ル位置(N位置)にある場合、図6に示したように、レ
バー操作検出器22を構成しているX方向シフトセンサ
24とY方向シフトセンサ26とは、いずれも傾斜して
おらず、水平に保持されている。そして、例えばシフト
レバー14を1速位置に入れると、同図の矢印に示した
ように、X方向シフトセンサ24が左方向(+X方向)
に傾斜し、Y方向シフトセンサ26が前方向(−Y方
向)に傾斜する。さらに、シフトレバー14を3速位置
に入れると、X方向シフトセンサ24は傾かずにY方向
シフトセンサ26のみが前方に傾き、シフトレバー14
をリバース位置に入れると、X方向シフトセンサ24が
右方向(−X方向)に傾き、Y方向シフトセンサ26が
後方(+Y方向)に傾く。
【0022】シフトレバー14を操作することによるX
方向シフトセンサ24、X方向補正量センサ32と、差
動増幅回路50a、50cとの出力は、図7に示したよ
うになる。なお、この実施の形態においては、各差動増
幅回路を単電源動作をさせているため、差動増幅回路の
出力は最小でも負とならずに零である。シフトレバー1
4がニュートラル位置や3速または4速位置にある場
合、X方向シフトセンサ24の出力は、図7(1)に示
したように所定の電圧V0 をとなる。また、車両が左右
方向に傾斜したり、カーブをしていない場合には、X方
向補正センサ32の出力も同図(2)のようにV0 とな
る。
方向シフトセンサ24、X方向補正量センサ32と、差
動増幅回路50a、50cとの出力は、図7に示したよ
うになる。なお、この実施の形態においては、各差動増
幅回路を単電源動作をさせているため、差動増幅回路の
出力は最小でも負とならずに零である。シフトレバー1
4がニュートラル位置や3速または4速位置にある場
合、X方向シフトセンサ24の出力は、図7(1)に示
したように所定の電圧V0 をとなる。また、車両が左右
方向に傾斜したり、カーブをしていない場合には、X方
向補正センサ32の出力も同図(2)のようにV0 とな
る。
【0023】そして、例えば3速または4速で走行中に
車両が左方向に曲がる、または車体が右に傾斜すると、
差動増幅回路50aの反転入力端子に入力するX方向シ
フトセンサ24の出力は、車両の旋回による加速度(慣
性力)、車両の傾斜の影響により、図7(1)中にaで
示したように、V0 より大きな値となる。しかし、差動
増幅回路50aの基準値として非反転入力端子に入力す
るX方向補正量センサ32の出力も、同図(2)のbに
示したようにV0 より大きくなるため、差動増幅回路5
0aの出力は、図7(4)に示したように、最小値であ
る「0」に維持される。同様に、反転入力端子にX方向
補正量センサ32の出力が入力し、非反転入力端子にX
方向シフトセンサ24の出力が入力する差動増幅器50
cの出力も「0」に維持される(図7(3)参照)。
車両が左方向に曲がる、または車体が右に傾斜すると、
差動増幅回路50aの反転入力端子に入力するX方向シ
フトセンサ24の出力は、車両の旋回による加速度(慣
性力)、車両の傾斜の影響により、図7(1)中にaで
示したように、V0 より大きな値となる。しかし、差動
増幅回路50aの基準値として非反転入力端子に入力す
るX方向補正量センサ32の出力も、同図(2)のbに
示したようにV0 より大きくなるため、差動増幅回路5
0aの出力は、図7(4)に示したように、最小値であ
る「0」に維持される。同様に、反転入力端子にX方向
補正量センサ32の出力が入力し、非反転入力端子にX
方向シフトセンサ24の出力が入力する差動増幅器50
cの出力も「0」に維持される(図7(3)参照)。
【0024】一方、シフトレバー14が+X方向に傾斜
する1速または2速の位置に入れられると、X方向シフ
トセンサ24の出力はVH となり、このVH が差動増幅
回路50aの反転入力端子と、差動増幅回路50bの非
反転入力端子とに与えられる。このため、差動増幅回路
50aの出力は、最小の状態が維持される。しかし、差
動増幅回路50cは、非反転入力端子に入力するX方向
シフトセンサ24の出力が反転入力端子に入力するX方
向補正量センサ32の出力より大きくなるため、図7
(3)に示したように最大となる。このとき、車両が左
右に旋回したとしても、差動増幅回路50a、50cの
出力は、上記したように旋回による影響を受けることが
なく最小と最大とに維持される。そして、シフトレバー
14が−X方向に傾斜する5速またはリバース位置に入
れられると、X方向シフトセンサ24の出力がVL とな
り、上記と同様にして、差動増幅回路50aの出力が図
7(4)に示したように最大となり、差動増幅回路50
cの出力が最小に保持される。
する1速または2速の位置に入れられると、X方向シフ
トセンサ24の出力はVH となり、このVH が差動増幅
回路50aの反転入力端子と、差動増幅回路50bの非
反転入力端子とに与えられる。このため、差動増幅回路
50aの出力は、最小の状態が維持される。しかし、差
動増幅回路50cは、非反転入力端子に入力するX方向
シフトセンサ24の出力が反転入力端子に入力するX方
向補正量センサ32の出力より大きくなるため、図7
(3)に示したように最大となる。このとき、車両が左
右に旋回したとしても、差動増幅回路50a、50cの
出力は、上記したように旋回による影響を受けることが
なく最小と最大とに維持される。そして、シフトレバー
14が−X方向に傾斜する5速またはリバース位置に入
れられると、X方向シフトセンサ24の出力がVL とな
り、上記と同様にして、差動増幅回路50aの出力が図
7(4)に示したように最大となり、差動増幅回路50
cの出力が最小に保持される。
【0025】このようにして、差動増幅回路50aの出
力は、シフトレバー14が5速位置またはリバース位置
にあるときに最大となり、それ以外のときに最小とな
る。そして、差動増幅回路50aの出力側に設けた比較
器62aは、シフトレバー14が5速位置またはリバー
ス位置のときに“H”を出力する。以下同様にして比較
器62cはシフトレバー14が1速または2速の位置の
ときに“H”を出力し、比較62bはシフトレバー14
が1速または3速もしくは5速の位置のときに“H”を
出力し、比較器62dはシフトレバー14が2速または
4速もしくはリバースの位置のときに“H”を出力す
る。なお、Y方向補正量センサ34は、車両の前後方向
の傾斜、または発進時や制動時における加速度の影響に
よるY方向シフトセンサ26の出力信号を補正する。
力は、シフトレバー14が5速位置またはリバース位置
にあるときに最大となり、それ以外のときに最小とな
る。そして、差動増幅回路50aの出力側に設けた比較
器62aは、シフトレバー14が5速位置またはリバー
ス位置のときに“H”を出力する。以下同様にして比較
器62cはシフトレバー14が1速または2速の位置の
ときに“H”を出力し、比較62bはシフトレバー14
が1速または3速もしくは5速の位置のときに“H”を
出力し、比較器62dはシフトレバー14が2速または
4速もしくはリバースの位置のときに“H”を出力す
る。なお、Y方向補正量センサ34は、車両の前後方向
の傾斜、または発進時や制動時における加速度の影響に
よるY方向シフトセンサ26の出力信号を補正する。
【0026】X方向中間位置検出回路68は、シフトレ
バー14が3速または4速もしくはニュートラルの位置
にあるときに“H”を出力する。すなわち、シフトレバ
ー14が1速または2速の位置にある場合、NAND回
路70に入力する比較器62cの出力が“H”となるた
め、NAND回路70の出力が“L”、NAND回路7
4の出力が“H”となってNAND回路76の出力が
“L”となる。また、シフトレバー14の位置が5速ま
たはリバースにある場合、NAND回路72に入力する
比較器62aの出力が“H”となってNAND回路72
の出力が“L”となるため、前記と同様にNAND回路
76の出力が“L”となる。そして、シフトレバー14
が3速または4速もしくはニュートラルの位置にある
と、NAND回路70、72の入力がいずれも“L”と
なってそれぞれの出力が“H”となり、NAND回路7
4の出力が“L”となってNAND回路76の出力が
“H”となる。
バー14が3速または4速もしくはニュートラルの位置
にあるときに“H”を出力する。すなわち、シフトレバ
ー14が1速または2速の位置にある場合、NAND回
路70に入力する比較器62cの出力が“H”となるた
め、NAND回路70の出力が“L”、NAND回路7
4の出力が“H”となってNAND回路76の出力が
“L”となる。また、シフトレバー14の位置が5速ま
たはリバースにある場合、NAND回路72に入力する
比較器62aの出力が“H”となってNAND回路72
の出力が“L”となるため、前記と同様にNAND回路
76の出力が“L”となる。そして、シフトレバー14
が3速または4速もしくはニュートラルの位置にある
と、NAND回路70、72の入力がいずれも“L”と
なってそれぞれの出力が“H”となり、NAND回路7
4の出力が“L”となってNAND回路76の出力が
“H”となる。
【0027】シフトレバー14が1速の位置に入れられ
ると、シフト判定回路38の1速判定部80を構成して
いるNAND回路78aに入力する比較器62c、62
bの出力が“H”となり、NAND回路78aの出力が
“L”となってトランジスタ94aを駆動する。このた
め、図1に示したシフト位置表示器40の「1」に対応
した位置に配置した発光ダイオード96aが点灯する。
また、シフトレバー14がリバースの位置に入れられる
と、NAND回路78fに入力する比較器62c、62
dの出力が“H”となり、リバース判定部90から
“L”が出力されてシフト位置表示器40の「R」の位
置に配置した発光ダイオード96fが点灯する。シフト
レバー14が4速〜5速の位置に入れられた場合も同様
である。
ると、シフト判定回路38の1速判定部80を構成して
いるNAND回路78aに入力する比較器62c、62
bの出力が“H”となり、NAND回路78aの出力が
“L”となってトランジスタ94aを駆動する。このた
め、図1に示したシフト位置表示器40の「1」に対応
した位置に配置した発光ダイオード96aが点灯する。
また、シフトレバー14がリバースの位置に入れられる
と、NAND回路78fに入力する比較器62c、62
dの出力が“H”となり、リバース判定部90から
“L”が出力されてシフト位置表示器40の「R」の位
置に配置した発光ダイオード96fが点灯する。シフト
レバー14が4速〜5速の位置に入れられた場合も同様
である。
【0028】これにより、運転者はシフト位置表示器4
0を介してシフトレバー14がどの位置にあるかを容易
に認識することができ、初心の運転者などの運転に不慣
れなものであっても、シフトレバー14のシフト位置に
気を使うことなく安心して運転することができ、事故の
発生を防止できる。しかも、実施の形態においては、レ
バー操作検出器22や補正量検出器30、シフト位置表
示器40が着脱可能となっているため、車両の購入後に
必要に応じて容易に取付け、取外しが可能である。ま
た、床面10に補正量検出器30を取り付け、シフトレ
バー14に取り付けたレバー操作検出器22が出力する
信号の、車両の発進時や制動時、旋回時などの加速度に
よる影響、坂道における車両自体の傾斜の影響を除去す
るようにしているため、シフトレバー14のシフト位置
を正確に認識することができる。
0を介してシフトレバー14がどの位置にあるかを容易
に認識することができ、初心の運転者などの運転に不慣
れなものであっても、シフトレバー14のシフト位置に
気を使うことなく安心して運転することができ、事故の
発生を防止できる。しかも、実施の形態においては、レ
バー操作検出器22や補正量検出器30、シフト位置表
示器40が着脱可能となっているため、車両の購入後に
必要に応じて容易に取付け、取外しが可能である。ま
た、床面10に補正量検出器30を取り付け、シフトレ
バー14に取り付けたレバー操作検出器22が出力する
信号の、車両の発進時や制動時、旋回時などの加速度に
よる影響、坂道における車両自体の傾斜の影響を除去す
るようにしているため、シフトレバー14のシフト位置
を正確に認識することができる。
【0029】なお、前記の実施形態においては、傾斜角
センサとしてクリノメータを用いた場合について説明し
たが、ジャイロなどを用いてもよい。また、前記実施の
形態においては、フロアシフト方式に適用した場合につ
いて説明したが、シフトレバーがステアリングコラムに
設けられたコラムシフト方式にも適用することができ
る。
センサとしてクリノメータを用いた場合について説明し
たが、ジャイロなどを用いてもよい。また、前記実施の
形態においては、フロアシフト方式に適用した場合につ
いて説明したが、シフトレバーがステアリングコラムに
設けられたコラムシフト方式にも適用することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、シフトレバーの傾きと傾き方向とを検出するレバー
操作検出手段と、シフトレバーのシフト位置を表示する
表示手段とが着脱可能となっているため、車両の購入後
に必要に応じて取付け、取り外しをことができ、しかも
運転に不慣れな初心の運転者であっても、表示手段を介
してシフトレバー位置を容易に確認することができ、シ
フトレバーの位置を気にすることなく安心して運転する
ことができ、事故の発生を減少させることができる。
ば、シフトレバーの傾きと傾き方向とを検出するレバー
操作検出手段と、シフトレバーのシフト位置を表示する
表示手段とが着脱可能となっているため、車両の購入後
に必要に応じて取付け、取り外しをことができ、しかも
運転に不慣れな初心の運転者であっても、表示手段を介
してシフトレバー位置を容易に確認することができ、シ
フトレバーの位置を気にすることなく安心して運転する
ことができ、事故の発生を減少させることができる。
【0031】また、レバー操作検出手段を傾斜角センサ
によって形成し、シフト位置判定手段に、車両に着脱可
能に設けられて車両の傾斜と、車両に作用する加速度の
大きさとを検出する補正量検出手段を接続し、この補正
量検出手段とレバー操作検出手段との出力信号に基づい
て、シフトレバーのシフト位置を求めるようにすると、
レバー操作検出手段の構造を簡素、低コストにできて着
脱が容易であるばかりでなく、車両の傾斜や加速度の影
響を除くことができ、シフトレバーのシフト位置を正確
に求めることができる。
によって形成し、シフト位置判定手段に、車両に着脱可
能に設けられて車両の傾斜と、車両に作用する加速度の
大きさとを検出する補正量検出手段を接続し、この補正
量検出手段とレバー操作検出手段との出力信号に基づい
て、シフトレバーのシフト位置を求めるようにすると、
レバー操作検出手段の構造を簡素、低コストにできて着
脱が容易であるばかりでなく、車両の傾斜や加速度の影
響を除くことができ、シフトレバーのシフト位置を正確
に求めることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る手動変速機のシフト
レバー位置表示装置の構成説明図である。
レバー位置表示装置の構成説明図である。
【図2】実施の形態に係るシフトレバー位置とX方向シ
フトセンサ、Y方向シフトセンサの出力との関係を示す
図である。
フトセンサ、Y方向シフトセンサの出力との関係を示す
図である。
【図3】実施の形態に係るシフト位置表示器の配置例の
説明図である。
説明図である。
【図4】実施の形態に係るシフト信号出力回路の詳細説
明図である。
明図である。
【図5】実施の形態に係るシフト位置判定回路の詳細説
明図である。
明図である。
【図6】実施の形態に係るシフトレバーのシフト位置に
対するX方向シフトセンサ、Y方向シフトセンサの傾斜
状態の説明図である。
対するX方向シフトセンサ、Y方向シフトセンサの傾斜
状態の説明図である。
【図7】実施の形態に係るX方向シフトセンサ、X方向
補正量センサの出力信号とこれらの接続した差動増幅回
路との動作を説明するタイミングチャートである。
補正量センサの出力信号とこれらの接続した差動増幅回
路との動作を説明するタイミングチャートである。
12 コンソール 14 シフトレバー 22 レバー操作検出手段(レバー操作検出
器) 24 傾斜角センサ(X方向シフトセンサ) 26 傾斜角センサ(Y方向シフトセンサ) 28 シフト位置判定手段(シフト位置判定
器) 30 補正量検出手段(補正量検出器) 32 X方向補正量センサ 34 Y方向補正量センサ 36 シフト信号出力回路 38 シフト位置判定回路 40 表示手段(シフト位置表示器)
器) 24 傾斜角センサ(X方向シフトセンサ) 26 傾斜角センサ(Y方向シフトセンサ) 28 シフト位置判定手段(シフト位置判定
器) 30 補正量検出手段(補正量検出器) 32 X方向補正量センサ 34 Y方向補正量センサ 36 シフト信号出力回路 38 シフト位置判定回路 40 表示手段(シフト位置表示器)
Claims (2)
- 【請求項1】 車両のシフトレバーに着脱可能に取り付
けられて、シフトレバーの傾きと傾き方向とを検出する
レバー操作検出手段と、このレバー操作検出手段の検出
信号に基づいて、前記シフトレバーのシフト位置を求め
るシフト位置判定手段と、このシフト位置判定手段が求
めた前記シフト位置を車室内に表示する着脱可能な表示
手段とを有することを特徴とする手動変速機のシフトレ
バー位置表示装置。 - 【請求項2】 前記レバー操作検出手段は傾斜角センサ
によって形成され、前記シフト位置判定手段は、前記車
両に着脱可能に設けられて車両の傾斜と、車両に作用す
る加速度とを検出する補正量検出手段が接続され、この
補正量検出手段と前記レバー操作検出手段との出力信号
に基づいて、前記シフトレバーのシフト位置を求めるこ
とを特徴とする請求項1に記載の手動変速機のシフトレ
バー位置表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31621597A JPH11141681A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 手動変速機のシフトレバー位置表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31621597A JPH11141681A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 手動変速機のシフトレバー位置表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141681A true JPH11141681A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18074592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31621597A Pending JPH11141681A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 手動変速機のシフトレバー位置表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11141681A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1756452A1 (de) * | 2004-06-11 | 2007-02-28 | Gaslock GMBH | Vorrichtung zum anzeigen des eingelegten gangs |
JP2011098598A (ja) * | 2009-11-04 | 2011-05-19 | Nemoto Kyorindo:Kk | 車両の自動変速装置のギア段数を明示できる車両用計器盤 |
CN107956870A (zh) * | 2018-01-11 | 2018-04-24 | 安徽三联交通应用技术股份有限公司 | 一种非接触式车用档位传感装置 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP31621597A patent/JPH11141681A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1756452A1 (de) * | 2004-06-11 | 2007-02-28 | Gaslock GMBH | Vorrichtung zum anzeigen des eingelegten gangs |
JP2008501910A (ja) * | 2004-06-11 | 2008-01-24 | ガスロック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 選択された変速段を表示するための装置 |
JP2011098598A (ja) * | 2009-11-04 | 2011-05-19 | Nemoto Kyorindo:Kk | 車両の自動変速装置のギア段数を明示できる車両用計器盤 |
CN107956870A (zh) * | 2018-01-11 | 2018-04-24 | 安徽三联交通应用技术股份有限公司 | 一种非接触式车用档位传感装置 |
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