JPH11147559A - 蓋材及びそれを用いた容器 - Google Patents
蓋材及びそれを用いた容器Info
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- JPH11147559A JPH11147559A JP9323895A JP32389597A JPH11147559A JP H11147559 A JPH11147559 A JP H11147559A JP 9323895 A JP9323895 A JP 9323895A JP 32389597 A JP32389597 A JP 32389597A JP H11147559 A JPH11147559 A JP H11147559A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D77/00—Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
- B65D77/22—Details
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内容物を密封包装したまま電子レンジに入れ
て均一に加熱、調理することのできる蓋材及びそれを用
いた容器を生産性よく提供する。 【解決手段】 蓋材8を、耐熱性基材フィルムに第1の
熱接着性樹脂層を積層した積層フィルムにこれを貫通す
る切目線3を所定の形状と大きさで設けた後、第1の熱
接着性樹脂層の上に更に第2の熱接着性樹脂層を厚さ10
〜30μmに積層して切目線3を閉鎖し、この積層フィル
ムを切目線3が略中心部に位置し、容器の開口部に対応
する形状に打ち抜いて蓋材8を構成する。この蓋材8と
組み合わせて用いる容器本体10は、耐熱性成形用シート
に熱接着性樹脂層を剥離可能に積層した積層シートをト
レー状に熱成形して構成し、内部に内容物を収納後、開
口部周縁のフランジ部に前記蓋材8を熱シールして容器
20を構成する。
て均一に加熱、調理することのできる蓋材及びそれを用
いた容器を生産性よく提供する。 【解決手段】 蓋材8を、耐熱性基材フィルムに第1の
熱接着性樹脂層を積層した積層フィルムにこれを貫通す
る切目線3を所定の形状と大きさで設けた後、第1の熱
接着性樹脂層の上に更に第2の熱接着性樹脂層を厚さ10
〜30μmに積層して切目線3を閉鎖し、この積層フィル
ムを切目線3が略中心部に位置し、容器の開口部に対応
する形状に打ち抜いて蓋材8を構成する。この蓋材8と
組み合わせて用いる容器本体10は、耐熱性成形用シート
に熱接着性樹脂層を剥離可能に積層した積層シートをト
レー状に熱成形して構成し、内部に内容物を収納後、開
口部周縁のフランジ部に前記蓋材8を熱シールして容器
20を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋材及びそれを用
いた容器に関し、更に詳しくは、食品を内部に入れて容
器ごと電子レンジで加熱、調理するようにした容器に用
いる蓋材、及びそれを用いた容器に関する。
いた容器に関し、更に詳しくは、食品を内部に入れて容
器ごと電子レンジで加熱、調理するようにした容器に用
いる蓋材、及びそれを用いた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵または冷凍食品などの調理食
品を内部に入れて密封、流通し、食する際に容器ごと電
子レンジで加熱、調理するようにした容器にあっては、
容器本体内に調理食品を収納し、開口部を蓋材で密封し
ただけでは、加熱によって食品から発生した蒸気によっ
て容器内部の圧力が高まったときに、容器が破裂して内
容物が電子レンジの庫内に飛散してしまうという問題が
あるため、通常は、加熱前に蓋材の一部を手で剥がし、
蒸気抜き口を作る操作を行っていた。
品を内部に入れて密封、流通し、食する際に容器ごと電
子レンジで加熱、調理するようにした容器にあっては、
容器本体内に調理食品を収納し、開口部を蓋材で密封し
ただけでは、加熱によって食品から発生した蒸気によっ
て容器内部の圧力が高まったときに、容器が破裂して内
容物が電子レンジの庫内に飛散してしまうという問題が
あるため、通常は、加熱前に蓋材の一部を手で剥がし、
蒸気抜き口を作る操作を行っていた。
【0003】しかし、このような蓋材の部分的な剥がし
操作は、剥がし部分が大きすぎると、蒸気がフリーに排
出されて内圧が高まらず蒸し効果を得られないという問
題があり、逆に剥がし部分が小さすぎると、内容物によ
ってはふきこぼれを生ずるなどの問題があり、その調整
が煩わしいものであった。
操作は、剥がし部分が大きすぎると、蒸気がフリーに排
出されて内圧が高まらず蒸し効果を得られないという問
題があり、逆に剥がし部分が小さすぎると、内容物によ
ってはふきこぼれを生ずるなどの問題があり、その調整
が煩わしいものであった。
【0004】このような問題を解消するために、例えば
蓋材の一部に切り欠き部を設け、この部分に弁を取り付
けたり、或いは、不織布を窓状などに貼り付けて過剰の
ガスおよび蒸気を逃がし、内圧を一定に保つ方法が提案
されている。
蓋材の一部に切り欠き部を設け、この部分に弁を取り付
けたり、或いは、不織布を窓状などに貼り付けて過剰の
ガスおよび蒸気を逃がし、内圧を一定に保つ方法が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、内圧の調整は可能であるが、別体の弁や
不織布を用意してこれを取り付ける必要があり、製造工
程が煩雑になると同時にコストアップもあり、必ずしも
満足できるものではなかった。
うな方法では、内圧の調整は可能であるが、別体の弁や
不織布を用意してこれを取り付ける必要があり、製造工
程が煩雑になると同時にコストアップもあり、必ずしも
満足できるものではなかった。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、内容物を密封状態で衛生的に流通で
き、加熱、調理の際には特に手を煩わすことなく容器ご
と電子レンジに入れて加熱することができ、加熱中に発
生する蒸気を適度に逃がして容器の破裂などを防止する
ことができると同時に、内圧も適度に調整されて蒸し効
果が得られ、また、加熱後、内容物を取り出す際には蓋
材全体を容易に且つきれいに剥がすことができ、更にコ
スト面でも安価であるという、電子レンジ加熱用容器に
適した蓋材と、それを用いた容器を生産性よく提供する
ことを目的とする。
されたものであり、内容物を密封状態で衛生的に流通で
き、加熱、調理の際には特に手を煩わすことなく容器ご
と電子レンジに入れて加熱することができ、加熱中に発
生する蒸気を適度に逃がして容器の破裂などを防止する
ことができると同時に、内圧も適度に調整されて蒸し効
果が得られ、また、加熱後、内容物を取り出す際には蓋
材全体を容易に且つきれいに剥がすことができ、更にコ
スト面でも安価であるという、電子レンジ加熱用容器に
適した蓋材と、それを用いた容器を生産性よく提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の本
発明により達成することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、少なくとも外側から順に耐熱性基材フィ
ルム、第1の熱接着性樹脂層、第2の熱接着性樹脂層が
積層された積層フィルムからなる蓋材において、該蓋材
の表面に、耐熱性基材フィルムから第1の熱接着性樹脂
層までを貫通する切目線が設けられていることを特徴と
する蓋材である。
発明により達成することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、少なくとも外側から順に耐熱性基材フィ
ルム、第1の熱接着性樹脂層、第2の熱接着性樹脂層が
積層された積層フィルムからなる蓋材において、該蓋材
の表面に、耐熱性基材フィルムから第1の熱接着性樹脂
層までを貫通する切目線が設けられていることを特徴と
する蓋材である。
【0008】蓋材をこのように構成することにより、調
理食品などの内容物が収納された容器本体の開口部に該
蓋材が熱シールされた容器包装体は、電子レンジで容器
ごと加熱された際、内容物から発生する蒸気などにより
内圧が上昇し、一定の値に達したとき、最も強度の弱い
部分、即ち、蓋材の切目線部の下の第2の熱接着性樹脂
層が、優先的に破断されて切目線部が開口し、過剰のガ
スおよび蒸気が排出されて内圧が一定に保たれる。
理食品などの内容物が収納された容器本体の開口部に該
蓋材が熱シールされた容器包装体は、電子レンジで容器
ごと加熱された際、内容物から発生する蒸気などにより
内圧が上昇し、一定の値に達したとき、最も強度の弱い
部分、即ち、蓋材の切目線部の下の第2の熱接着性樹脂
層が、優先的に破断されて切目線部が開口し、過剰のガ
スおよび蒸気が排出されて内圧が一定に保たれる。
【0009】また、蓋材の熱接着性樹脂層を第1の熱接
着性樹脂層と第2の熱接着性樹脂層とに分けて積層する
ことにより、それぞれに最適な材料を選択して使用する
ことができると同時に、厚さの調節も自由に行えるた
め、切目線の深さ、およびその下の加熱時、内圧で破断
される第2の熱接着性樹脂層の厚さの調節を容易に行え
る。その結果、流通時における密封性の維持と、所望の
内圧による破断とを確実に行えるようになる。従って、
容器自体が破裂して内容物が飛散することもなく、良好
な蒸し効果が得られ内容物を加熱、調理することができ
る。
着性樹脂層と第2の熱接着性樹脂層とに分けて積層する
ことにより、それぞれに最適な材料を選択して使用する
ことができると同時に、厚さの調節も自由に行えるた
め、切目線の深さ、およびその下の加熱時、内圧で破断
される第2の熱接着性樹脂層の厚さの調節を容易に行え
る。その結果、流通時における密封性の維持と、所望の
内圧による破断とを確実に行えるようになる。従って、
容器自体が破裂して内容物が飛散することもなく、良好
な蒸し効果が得られ内容物を加熱、調理することができ
る。
【0010】請求項2に記載した発明は、前記第1の熱
接着性樹脂層が密度0.920〜0.945g/cm3
の線状低密度ポリエチレンで形成されていることを特徴
とする請求項1記載の蓋材からなる。
接着性樹脂層が密度0.920〜0.945g/cm3
の線状低密度ポリエチレンで形成されていることを特徴
とする請求項1記載の蓋材からなる。
【0011】このような構成を採ることにより、前記請
求項1に記載した発明の作用、効果に加えて、第1の熱
接着性樹脂層の耐熱性が高められるため、蓋材を容器に
熱シールする際、シール部の変形を少なくでき所謂目切
れなども生じにくくなり、きれいで安定した熱シールを
行えるようになる。
求項1に記載した発明の作用、効果に加えて、第1の熱
接着性樹脂層の耐熱性が高められるため、蓋材を容器に
熱シールする際、シール部の変形を少なくでき所謂目切
れなども生じにくくなり、きれいで安定した熱シールを
行えるようになる。
【0012】請求項3に記載した発明は、前記第2の熱
接着性樹脂層が、密度0.910〜0.945g/cm
3 の線状低密度ポリエチレンで形成され、厚さが10〜
30μm、伸び率が800%以下であることを特徴とす
る請求項1または2に記載の蓋材からなる。
接着性樹脂層が、密度0.910〜0.945g/cm
3 の線状低密度ポリエチレンで形成され、厚さが10〜
30μm、伸び率が800%以下であることを特徴とす
る請求項1または2に記載の蓋材からなる。
【0013】このような構成をとることにより、前記請
求項1または2に記載した発明の作用、効果に加えて、
蓋材を容器本体に熱シールする際、強度と安定性に優れ
た良好なシールが得られ、内容物の加熱時においては、
加熱蒸気に耐える耐熱性を有すると共に、適する内圧
(1.2kg/cm2 程度)で切目線の下部が破断さ
れ、ガス、蒸気の排出口が形成されるため、容器が破裂
することなく、良好に加熱、調理できるようになる。
求項1または2に記載した発明の作用、効果に加えて、
蓋材を容器本体に熱シールする際、強度と安定性に優れ
た良好なシールが得られ、内容物の加熱時においては、
加熱蒸気に耐える耐熱性を有すると共に、適する内圧
(1.2kg/cm2 程度)で切目線の下部が破断さ
れ、ガス、蒸気の排出口が形成されるため、容器が破裂
することなく、良好に加熱、調理できるようになる。
【0014】また、請求項4に記載した発明は、容器本
体とこれに熱シールされる蓋材とからなる容器におい
て、容器本体に、耐熱性成形用シートの一方の面に、弱
離型性樹脂層を介して、または介さずに熱接着性樹脂層
が剥離可能に積層された積層シートを、その熱接着性樹
脂層を内側にしてカップ状またはトレー状に熱成形した
容器本体を用い、蓋材には、請求項1乃至3のいずれか
に記載の蓋材を用い、該容器本体の開口部周縁のフラン
ジ部に該蓋材の第2の熱接着性樹脂層面を合わせて熱シ
ールし、密封することを特徴とする容器である。
体とこれに熱シールされる蓋材とからなる容器におい
て、容器本体に、耐熱性成形用シートの一方の面に、弱
離型性樹脂層を介して、または介さずに熱接着性樹脂層
が剥離可能に積層された積層シートを、その熱接着性樹
脂層を内側にしてカップ状またはトレー状に熱成形した
容器本体を用い、蓋材には、請求項1乃至3のいずれか
に記載の蓋材を用い、該容器本体の開口部周縁のフラン
ジ部に該蓋材の第2の熱接着性樹脂層面を合わせて熱シ
ールし、密封することを特徴とする容器である。
【0015】このような構成を採ることにより、容器本
体の内面を形成する熱接着性樹脂層が、耐熱性成形用シ
ート面または弱離型性樹脂層面に対して、剥離可能に積
層されているため、容器本体が易開封性を備えており、
加熱後、内容物を取り出す際、蓋材全体を容易に且つき
れいに剥がして開封することができる。
体の内面を形成する熱接着性樹脂層が、耐熱性成形用シ
ート面または弱離型性樹脂層面に対して、剥離可能に積
層されているため、容器本体が易開封性を備えており、
加熱後、内容物を取り出す際、蓋材全体を容易に且つき
れいに剥がして開封することができる。
【0016】そして、請求項5に記載した発明は、前記
容器本体の熱接着性樹脂層が、密度0.920〜0.9
45g/cm3 のポリエチレンで形成され、且つ厚さが
3〜20μmであることを特徴とする請求項4に記載の
容器である。
容器本体の熱接着性樹脂層が、密度0.920〜0.9
45g/cm3 のポリエチレンで形成され、且つ厚さが
3〜20μmであることを特徴とする請求項4に記載の
容器である。
【0017】このような構成を採ることにより、前記請
求項4に記載した発明の作用、効果に加えて、容器本体
に対する蓋材の熱シールが良好に行われ、適度のシール
強度が得られると同時に、内容物の加熱後、蓋材を剥が
す際の剥離強度についても、適度の範囲に入るよう一層
確実に調整することができる。
求項4に記載した発明の作用、効果に加えて、容器本体
に対する蓋材の熱シールが良好に行われ、適度のシール
強度が得られると同時に、内容物の加熱後、蓋材を剥が
す際の剥離強度についても、適度の範囲に入るよう一層
確実に調整することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の蓋材と、これに
組み合わせて用いる容器本体の材料、製造方法など実施
の形態について説明する。本発明の蓋材は、外側から順
に耐熱性基材フィルム、第1の熱接着性樹脂層、第2の
熱接着性樹脂層が積層された積層フィルムからなる蓋材
において、該蓋材の表面に、耐熱性基材フィルムから第
1の熱接着性樹脂層までを貫通する切目線が設けられて
いることを特徴とするものである。
組み合わせて用いる容器本体の材料、製造方法など実施
の形態について説明する。本発明の蓋材は、外側から順
に耐熱性基材フィルム、第1の熱接着性樹脂層、第2の
熱接着性樹脂層が積層された積層フィルムからなる蓋材
において、該蓋材の表面に、耐熱性基材フィルムから第
1の熱接着性樹脂層までを貫通する切目線が設けられて
いることを特徴とするものである。
【0019】このような蓋材の耐熱性基材フィルムは、
支持体としての機械的強度を有し、且つ熱シールの温度
で変形しない程度の耐熱性があればよく、例えば、2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィ
ルム)、2軸延伸ナイロンフィルム(ONフィルム)、
2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)な
どの単独または2種以上の積層フィルムを使用すること
ができる。
支持体としての機械的強度を有し、且つ熱シールの温度
で変形しない程度の耐熱性があればよく、例えば、2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィ
ルム)、2軸延伸ナイロンフィルム(ONフィルム)、
2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)な
どの単独または2種以上の積層フィルムを使用すること
ができる。
【0020】また、第1の熱接着性樹脂層は、本発明の
蓋材では第2の熱接着性樹脂層を比較的薄い層で形成す
る必要があるため、ヒートシール強度を補うために積層
するものである。このような第1の熱接着性樹脂層とし
ては、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レンのほか、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、ポリエステ
ル、ポリアミドなどを使用することができ、これらの単
体、または混合物を使用することができる。また、これ
らの複数を多層化して用いることもできる。第1の熱接
着性樹脂層の厚さは30〜80μmが適当である。
蓋材では第2の熱接着性樹脂層を比較的薄い層で形成す
る必要があるため、ヒートシール強度を補うために積層
するものである。このような第1の熱接着性樹脂層とし
ては、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レンのほか、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、ポリエステ
ル、ポリアミドなどを使用することができ、これらの単
体、または混合物を使用することができる。また、これ
らの複数を多層化して用いることもできる。第1の熱接
着性樹脂層の厚さは30〜80μmが適当である。
【0021】そして、第2の熱接着性樹脂層は、蓋材の
表面側に設けられた切目線を内側から閉鎖し、蒸気など
による内圧がかかった時には破断し、且つ容器本体の開
口部を熱シールにより封止するための熱接着性を有する
ことが必要である。このような第2の熱接着性樹脂層に
は、前記第1の熱接着性樹脂層に挙げた樹脂を同様に使
用することができ、その厚さが10〜30μmの範囲
で、伸び率が800%以下であることが好ましい。厚さ
が10μm未満の場合は強度が不足し、流通段階などで
破断するおそれもあり好ましくない。また、厚さが30
μmを超える場合は強度が強くなりすぎて加熱時の内圧
で破断しにくくなるため好ましくない。また、伸び率が
800%を超える場合は、破断しにくくなると同時に、
破断部の外観が損なわれるため好ましくない。
表面側に設けられた切目線を内側から閉鎖し、蒸気など
による内圧がかかった時には破断し、且つ容器本体の開
口部を熱シールにより封止するための熱接着性を有する
ことが必要である。このような第2の熱接着性樹脂層に
は、前記第1の熱接着性樹脂層に挙げた樹脂を同様に使
用することができ、その厚さが10〜30μmの範囲
で、伸び率が800%以下であることが好ましい。厚さ
が10μm未満の場合は強度が不足し、流通段階などで
破断するおそれもあり好ましくない。また、厚さが30
μmを超える場合は強度が強くなりすぎて加熱時の内圧
で破断しにくくなるため好ましくない。また、伸び率が
800%を超える場合は、破断しにくくなると同時に、
破断部の外観が損なわれるため好ましくない。
【0022】只、実際の選択にあたっては、容器本体の
接着面の材質との熱接着性を考慮して選定する必要があ
り、容器本体の接着面と同じ材質であることが好まし
い。従って、第1の熱接着性樹脂層と第2の熱接着性樹
脂層と容器本体の接着面の材質とは、互いに連動して選
定されるものであり、グレード等多少の相違はあっても
同種の材料を組み合わせて使用することが好ましい。
接着面の材質との熱接着性を考慮して選定する必要があ
り、容器本体の接着面と同じ材質であることが好まし
い。従って、第1の熱接着性樹脂層と第2の熱接着性樹
脂層と容器本体の接着面の材質とは、互いに連動して選
定されるものであり、グレード等多少の相違はあっても
同種の材料を組み合わせて使用することが好ましい。
【0023】本発明では、詳細は後で説明するが、容器
本体の蓋材接合部に易開封性および加熱蒸気に対する耐
熱性などの性能を持たせるために、例えば耐熱性成形用
シートにポリプロピレン系のシートを用いる場合、これ
に剥離可能に積層する熱接着性樹脂としては、密度0.
920〜0.945g/cm3 のポリエチレンが好適に
用いられる。従って、これに対応させるためには、蓋材
の第1の熱接着性樹脂層には、密度0.920〜0.9
45g/cm3 の線状低密度ポリエチレンが好ましく、
また、第2の熱接着性樹脂層には、密度0.910〜
0.945g/cm3 の線状低密度ポリエチレンを用い
ることが好ましい。
本体の蓋材接合部に易開封性および加熱蒸気に対する耐
熱性などの性能を持たせるために、例えば耐熱性成形用
シートにポリプロピレン系のシートを用いる場合、これ
に剥離可能に積層する熱接着性樹脂としては、密度0.
920〜0.945g/cm3 のポリエチレンが好適に
用いられる。従って、これに対応させるためには、蓋材
の第1の熱接着性樹脂層には、密度0.920〜0.9
45g/cm3 の線状低密度ポリエチレンが好ましく、
また、第2の熱接着性樹脂層には、密度0.910〜
0.945g/cm3 の線状低密度ポリエチレンを用い
ることが好ましい。
【0024】以上のような材料で作製される蓋材の製造
方法は、先ず、耐熱性基材フィルムの一方の面に第1の
熱接着性樹脂層を積層する。この積層方法は、従来公知
の方法を用いることができ、例えば、第1の熱接着性樹
脂層の樹脂をインフレーション成形法などで予めフィル
ム状に成形しておいて、これを耐熱性基材フィルムにド
ライラミネーション法、または接着性樹脂を介して押し
出しラミネーション法で積層してもよく、また耐熱性基
材フィルム面に第1の熱接着性樹脂層の樹脂を押し出し
コートして積層してもよい。
方法は、先ず、耐熱性基材フィルムの一方の面に第1の
熱接着性樹脂層を積層する。この積層方法は、従来公知
の方法を用いることができ、例えば、第1の熱接着性樹
脂層の樹脂をインフレーション成形法などで予めフィル
ム状に成形しておいて、これを耐熱性基材フィルムにド
ライラミネーション法、または接着性樹脂を介して押し
出しラミネーション法で積層してもよく、また耐熱性基
材フィルム面に第1の熱接着性樹脂層の樹脂を押し出し
コートして積層してもよい。
【0025】只、耐熱性基材フィルムと第1の熱接着性
樹脂層との接着強度や接着部の耐熱性を高くするために
は、ポリウレタン系などの2液硬化型接着剤を用いるド
ライラミネーション法で積層することが好ましい。ま
た、蓋材に絵柄などの印刷を施す場合には、耐熱性基材
フィルムの内側の面(積層面)に予めグラビア印刷など
で印刷しておくことが好ましい。
樹脂層との接着強度や接着部の耐熱性を高くするために
は、ポリウレタン系などの2液硬化型接着剤を用いるド
ライラミネーション法で積層することが好ましい。ま
た、蓋材に絵柄などの印刷を施す場合には、耐熱性基材
フィルムの内側の面(積層面)に予めグラビア印刷など
で印刷しておくことが好ましい。
【0026】次に、上記耐熱性基材フィルムと第1の熱
接着性樹脂層との積層フィルムにロールカッターなどの
打ち抜き装置、或いはレーザー光照射などにより所定の
形状の貫通する切目線を設けた後、第1の熱接着性樹脂
層の上に第2の熱接着性樹脂層を積層して、切目線を内
側から閉鎖するようにして蓋材フィルムを作製する。第
2の熱接着性樹脂層を積層する方法については、押し出
しコート法のほか、ドライラミネーション法によっても
積層することができる。只、厚さが20μm以下のよう
に薄い場合は、作業性の点から押し出しコート法が適し
ている。押し出しコート法で積層する場合は、表面がマ
ットなチルロールを用いることにより、第2の熱接着性
樹脂層面をマット状に形成することができ、これにより
後工程での蓋材の繰り出し適性を向上させることができ
る。
接着性樹脂層との積層フィルムにロールカッターなどの
打ち抜き装置、或いはレーザー光照射などにより所定の
形状の貫通する切目線を設けた後、第1の熱接着性樹脂
層の上に第2の熱接着性樹脂層を積層して、切目線を内
側から閉鎖するようにして蓋材フィルムを作製する。第
2の熱接着性樹脂層を積層する方法については、押し出
しコート法のほか、ドライラミネーション法によっても
積層することができる。只、厚さが20μm以下のよう
に薄い場合は、作業性の点から押し出しコート法が適し
ている。押し出しコート法で積層する場合は、表面がマ
ットなチルロールを用いることにより、第2の熱接着性
樹脂層面をマット状に形成することができ、これにより
後工程での蓋材の繰り出し適性を向上させることができ
る。
【0027】また、上記第1の熱接着性樹脂層および第
2の熱接着性樹脂層は、それぞれ単独の層で形成しても
よいが、2層以上の多層で形成することもできる。例え
ば、第2の熱接着性樹脂層を2層共押し出しコート法で
積層する場合、外側に出る層(蓋材の最内層)に帯電防
止剤を練り込んだ熱接着性樹脂を用いることにより、蓋
材の繰り出し適性を向上させることもできる。以上のよ
うに作製した蓋材フィルムを所定の形状に打ち抜くこと
により本発明の蓋材を製造することができる。
2の熱接着性樹脂層は、それぞれ単独の層で形成しても
よいが、2層以上の多層で形成することもできる。例え
ば、第2の熱接着性樹脂層を2層共押し出しコート法で
積層する場合、外側に出る層(蓋材の最内層)に帯電防
止剤を練り込んだ熱接着性樹脂を用いることにより、蓋
材の繰り出し適性を向上させることもできる。以上のよ
うに作製した蓋材フィルムを所定の形状に打ち抜くこと
により本発明の蓋材を製造することができる。
【0028】次に、前記蓋材に組み合わせて用いる容器
本体について説明する。本発明の容器は、容器本体内に
調理食品などを収納し、開口部に蓋材を熱シールして密
封し、そのまま電子レンジに入れて加熱、調理できるよ
うにしたものである。従って、容器本体は、電子レンジ
による加熱、調理に耐えるものであれば使用可能である
が、それだけでは加熱後、蓋材を剥がす際、シール強度
が強く剥がしにくい欠点がある。蓋材を剥がし易くする
方法には、例えば、蓋材の熱接着性樹脂にイージーピー
ル性の樹脂を用いる方法がある。只、本発明の容器で
は、電子レンジによる加熱、調理時の内圧では蓋材が剥
離せず、加熱、調理後、開封時の強制剥離では容易に剥
離できることが必要であり、イージーピール性樹脂の場
合、その加工性や剥離強度の調整などの点で煩わしさの
問題がある。
本体について説明する。本発明の容器は、容器本体内に
調理食品などを収納し、開口部に蓋材を熱シールして密
封し、そのまま電子レンジに入れて加熱、調理できるよ
うにしたものである。従って、容器本体は、電子レンジ
による加熱、調理に耐えるものであれば使用可能である
が、それだけでは加熱後、蓋材を剥がす際、シール強度
が強く剥がしにくい欠点がある。蓋材を剥がし易くする
方法には、例えば、蓋材の熱接着性樹脂にイージーピー
ル性の樹脂を用いる方法がある。只、本発明の容器で
は、電子レンジによる加熱、調理時の内圧では蓋材が剥
離せず、加熱、調理後、開封時の強制剥離では容易に剥
離できることが必要であり、イージーピール性樹脂の場
合、その加工性や剥離強度の調整などの点で煩わしさの
問題がある。
【0029】このような問題を解決するために、本発明
では容器本体に、耐熱性成形用シートの一方の面に、弱
離型性樹脂層を介して、または介さずに熱接着性樹脂層
が剥離可能に積層された積層シートを、その熱接着性樹
脂層を内側にしてカップ状またはトレー状に熱成形した
ものを用いるようにした。
では容器本体に、耐熱性成形用シートの一方の面に、弱
離型性樹脂層を介して、または介さずに熱接着性樹脂層
が剥離可能に積層された積層シートを、その熱接着性樹
脂層を内側にしてカップ状またはトレー状に熱成形した
ものを用いるようにした。
【0030】上記積層シートの基体となる耐熱性成形用
シートには、例えば、無延伸ポリプロピレンシート、無
機フィラー入り無延伸ポリプロピレンシート、無延伸ポ
リエチレンテレフタレートシートなどの単体シートのほ
か、例えば、ポリプロピレン層/エチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物層/ポリプロピレン層などのような多
層構成の無延伸プラスチックシートも使用することがで
きる。
シートには、例えば、無延伸ポリプロピレンシート、無
機フィラー入り無延伸ポリプロピレンシート、無延伸ポ
リエチレンテレフタレートシートなどの単体シートのほ
か、例えば、ポリプロピレン層/エチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物層/ポリプロピレン層などのような多
層構成の無延伸プラスチックシートも使用することがで
きる。
【0031】上記耐熱性成形用シートに剥離可能に積層
される熱接着性樹脂層は、蓋材の熱接着性樹脂層と同質
または同系統の樹脂で互いに熱シール性があり、且つ耐
熱性成形用シート面には疑似接着し、強制剥離した場合
には両者の界面できれいに剥離するものが好ましい。こ
のような熱接着性樹脂層には、耐熱性成形用シート自体
またはその積層面がポリプロピレンである場合は、例え
ば、ポリエチレンを用いることができ、中でも密度が
0.920〜0.945g/cm3 のポリエチレンが、
蓋材との熱接着性、耐熱性がよく、同時に容器本体の基
材であるポリプロピレン層に良好に疑似接着し且つ剥離
可能であるため、好適に使用できる。
される熱接着性樹脂層は、蓋材の熱接着性樹脂層と同質
または同系統の樹脂で互いに熱シール性があり、且つ耐
熱性成形用シート面には疑似接着し、強制剥離した場合
には両者の界面できれいに剥離するものが好ましい。こ
のような熱接着性樹脂層には、耐熱性成形用シート自体
またはその積層面がポリプロピレンである場合は、例え
ば、ポリエチレンを用いることができ、中でも密度が
0.920〜0.945g/cm3 のポリエチレンが、
蓋材との熱接着性、耐熱性がよく、同時に容器本体の基
材であるポリプロピレン層に良好に疑似接着し且つ剥離
可能であるため、好適に使用できる。
【0032】この組み合わせを採った場合は、中間層に
弱離型性樹脂層を設ける必要がなく、例えば多層共押し
出し法により、1工程で両者の積層シートを作製するこ
とができる。この積層シートでカップ状またはトレー状
の容器本体を熱成形し、これに、例えば2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルムに第1の熱接着性樹脂層
および第2の熱接着性樹脂層としてそれぞれ線状低密度
ポリエチレンを積層した構成の蓋材を熱シールした容器
は、蓋材の線状低密度ポリエチレン層と容器本体側のポ
リエチレン層とは強固に熱接着される。そして、蓋材を
強制剥離した際には、容器本体側の熱シール部のポリエ
チレン層が蓋材側に取られて、容器本体のポリプロピレ
ン層とポリエチレン層との界面できれいに剥離でき開封
することができる。
弱離型性樹脂層を設ける必要がなく、例えば多層共押し
出し法により、1工程で両者の積層シートを作製するこ
とができる。この積層シートでカップ状またはトレー状
の容器本体を熱成形し、これに、例えば2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルムに第1の熱接着性樹脂層
および第2の熱接着性樹脂層としてそれぞれ線状低密度
ポリエチレンを積層した構成の蓋材を熱シールした容器
は、蓋材の線状低密度ポリエチレン層と容器本体側のポ
リエチレン層とは強固に熱接着される。そして、蓋材を
強制剥離した際には、容器本体側の熱シール部のポリエ
チレン層が蓋材側に取られて、容器本体のポリプロピレ
ン層とポリエチレン層との界面できれいに剥離でき開封
することができる。
【0033】尚、前記容器本体の積層シートの構成、即
ち、無延伸ポリプロピレンシート層とポリエチレン層と
の組み合わせにおいても、その中間層に弱離型性樹脂層
を設けることができる。この場合、弱離型性樹脂層とし
ては、例えばポリプロピレンにポリエチレンなどをブレ
ンドした樹脂を用いることができる。この場合、積層シ
ートの作製は、3層の共押し出し法で作製してもよく、
また、無延伸ポリプロピレンシートに中間層および熱接
着性樹脂層の樹脂を順次押し出しコートして作製するこ
ともできる。
ち、無延伸ポリプロピレンシート層とポリエチレン層と
の組み合わせにおいても、その中間層に弱離型性樹脂層
を設けることができる。この場合、弱離型性樹脂層とし
ては、例えばポリプロピレンにポリエチレンなどをブレ
ンドした樹脂を用いることができる。この場合、積層シ
ートの作製は、3層の共押し出し法で作製してもよく、
また、無延伸ポリプロピレンシートに中間層および熱接
着性樹脂層の樹脂を順次押し出しコートして作製するこ
ともできる。
【0034】また、積層シートの基材層に無延伸ポリエ
チレンテレフタレートを用いる場合は、弱離型性樹脂層
にはポリエステル樹脂を主体とし、これにポリエチレン
などをブレンドした樹脂を用い、更に熱接着性樹脂層と
して、前記ポリエチレンを用いて同様に積層シートを作
製することができる。
チレンテレフタレートを用いる場合は、弱離型性樹脂層
にはポリエステル樹脂を主体とし、これにポリエチレン
などをブレンドした樹脂を用い、更に熱接着性樹脂層と
して、前記ポリエチレンを用いて同様に積層シートを作
製することができる。
【0035】このように中間層に弱離型性樹脂層を設け
た場合は、その容器本体に熱シールされた蓋材を強制剥
離した際の剥離面は、容器本体側の弱離型性樹脂層とそ
の上の熱接着性樹脂層との界面であり、熱シール部の容
器本体の熱接着性樹脂層、即ち、ポリエチレン層は蓋材
側に取られることになる。
た場合は、その容器本体に熱シールされた蓋材を強制剥
離した際の剥離面は、容器本体側の弱離型性樹脂層とそ
の上の熱接着性樹脂層との界面であり、熱シール部の容
器本体の熱接着性樹脂層、即ち、ポリエチレン層は蓋材
側に取られることになる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。但し、本発明はこれらの図面に限定されるもので
はない。また、図面に付した符号は、異なる図面におい
ても同じ名称の部分には同じ符号を用いた。
する。但し、本発明はこれらの図面に限定されるもので
はない。また、図面に付した符号は、異なる図面におい
ても同じ名称の部分には同じ符号を用いた。
【0037】図1は、本発明の蓋材の一実施例の構成を
示す平面図であり、図2は、図1のA−A線における蓋
材の積層構成を説明する模式拡大断面図である。図3
は、本発明の蓋材に設ける切目線の好ましい形状を示す
平面図であり、(a)〜(f)はそれぞれ異なる例を示
す図である。図4は、本発明の蓋材を用いた容器の一実
施例の構成を示す斜視図である。
示す平面図であり、図2は、図1のA−A線における蓋
材の積層構成を説明する模式拡大断面図である。図3
は、本発明の蓋材に設ける切目線の好ましい形状を示す
平面図であり、(a)〜(f)はそれぞれ異なる例を示
す図である。図4は、本発明の蓋材を用いた容器の一実
施例の構成を示す斜視図である。
【0038】図1、図2に示した実施例において、蓋材
8は、積層フィルム1からなり容器本体の開口部の形状
に合うように、この場合、略長方形に形成されると共
に、周縁の1コーナー部に舌状に突出する摘み片2を有
し、また、蓋材8の略中心部表面に十字形(又はX字
形)の切目線3がハーフカット状に設けられている。
8は、積層フィルム1からなり容器本体の開口部の形状
に合うように、この場合、略長方形に形成されると共
に、周縁の1コーナー部に舌状に突出する摘み片2を有
し、また、蓋材8の略中心部表面に十字形(又はX字
形)の切目線3がハーフカット状に設けられている。
【0039】そして、この蓋材8の積層フィルム1は、
図2に示したように外側から順に、耐熱性基材フィルム
4(例えば、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム厚さ12〜25μm)、接着剤層5(ドライラミネ
ート用ポリウレタン系2液硬化型接着剤層)、第1の熱
接着性樹脂層6(例えば、密度0.920〜0.945
g/cm3 の線状低密度ポリエチレン層厚さ30〜80
μm)、第2の熱接着性樹脂層7(例えば、密度0.9
10〜0.945g/cm3 の線状低密度ポリエチレン
層厚さ10〜30μm、伸び率800%以下)が積層さ
れて構成されており、また、蓋材8の略中心部に設けら
れた切目線3は、外側の耐熱性基材フィルム4から第1
の熱接着性樹脂層6までを貫通するように設けられ、第
2の熱接着性樹脂層7で切目線3が閉鎖されるように構
成されている。
図2に示したように外側から順に、耐熱性基材フィルム
4(例えば、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム厚さ12〜25μm)、接着剤層5(ドライラミネ
ート用ポリウレタン系2液硬化型接着剤層)、第1の熱
接着性樹脂層6(例えば、密度0.920〜0.945
g/cm3 の線状低密度ポリエチレン層厚さ30〜80
μm)、第2の熱接着性樹脂層7(例えば、密度0.9
10〜0.945g/cm3 の線状低密度ポリエチレン
層厚さ10〜30μm、伸び率800%以下)が積層さ
れて構成されており、また、蓋材8の略中心部に設けら
れた切目線3は、外側の耐熱性基材フィルム4から第1
の熱接着性樹脂層6までを貫通するように設けられ、第
2の熱接着性樹脂層7で切目線3が閉鎖されるように構
成されている。
【0040】このような構成を採ることにより、この蓋
材8を、例えば、内面に熱接着性樹脂層として密度0.
920〜0.945g/cm3 のポリエチレン層が剥離
可能に積層された積層シートからなるカップ状またはト
レー状などの容器本体の内部に調理食品などの内容物を
収納し、該容器本体の開口部周縁のフランジ部に熱シー
ルすることにより、内容物を密封包装することができ
る。
材8を、例えば、内面に熱接着性樹脂層として密度0.
920〜0.945g/cm3 のポリエチレン層が剥離
可能に積層された積層シートからなるカップ状またはト
レー状などの容器本体の内部に調理食品などの内容物を
収納し、該容器本体の開口部周縁のフランジ部に熱シー
ルすることにより、内容物を密封包装することができ
る。
【0041】そして、この容器包装体をそのまま電子レ
ンジに入れて加熱、調理することにより、内容物から蒸
気が発生して蓋材8に内圧がかかり、一定の内圧(約
1.2kg/cm2 )に達すると、蓋材8の切目線3の
下の厚さの薄い第2の熱接着性樹脂層が破断されて切目
線3部が開口し、過剰のガス、蒸気が外部に排出されて
内圧が調整され、内容物は蒸された状態で均一に加熱、
調理される。
ンジに入れて加熱、調理することにより、内容物から蒸
気が発生して蓋材8に内圧がかかり、一定の内圧(約
1.2kg/cm2 )に達すると、蓋材8の切目線3の
下の厚さの薄い第2の熱接着性樹脂層が破断されて切目
線3部が開口し、過剰のガス、蒸気が外部に排出されて
内圧が調整され、内容物は蒸された状態で均一に加熱、
調理される。
【0042】また、加熱、調理後には、蓋材8をその摘
み片2を摘んで容器本体から引き剥がすことにより、容
器本体に剥離可能に積層された熱接着性樹脂層(ポリエ
チレン層)が破断、剥離されて、蓋材8を容易に且つき
れいに取り除くことができ、内容物を取り出すことがで
きる。ここで、容器内に入れる調理食品としては、例え
ば、餃子、シュウマイ、肉まん、スパゲッティー、焼き
そば、カレールー、釜めし、ハンバーグ、ホットドッ
グ、たこ焼きなどが好適である。
み片2を摘んで容器本体から引き剥がすことにより、容
器本体に剥離可能に積層された熱接着性樹脂層(ポリエ
チレン層)が破断、剥離されて、蓋材8を容易に且つき
れいに取り除くことができ、内容物を取り出すことがで
きる。ここで、容器内に入れる調理食品としては、例え
ば、餃子、シュウマイ、肉まん、スパゲッティー、焼き
そば、カレールー、釜めし、ハンバーグ、ホットドッ
グ、たこ焼きなどが好適である。
【0043】図3の(a)〜(f)は、それぞれ本発明
の蓋材に設ける切目線の好ましい形状を示す平面図であ
る。これらの形状は、いずれも外側から中心部に向かう
直線を適宜の本数と間隔で配列したものであり、このよ
うな形状を採ることにより、比較的低い内圧で切目線部
を開口させることができ、且つ開口部の形状を一定に保
ち易いため、安定した内圧調整を行うことができる。こ
のような切目線の形状、および個々の切目線の長さは、
容器の容量、封入される内容物の種類とその量などによ
り適宜決めることができる。
の蓋材に設ける切目線の好ましい形状を示す平面図であ
る。これらの形状は、いずれも外側から中心部に向かう
直線を適宜の本数と間隔で配列したものであり、このよ
うな形状を採ることにより、比較的低い内圧で切目線部
を開口させることができ、且つ開口部の形状を一定に保
ち易いため、安定した内圧調整を行うことができる。こ
のような切目線の形状、および個々の切目線の長さは、
容器の容量、封入される内容物の種類とその量などによ
り適宜決めることができる。
【0044】図4に示した容器20は、開口部が略長方
形のトレー状に成形された容器本体10の内部に調理食
品の内容物を収納し、その開口部周縁のフランジ部に図
1、図2に示した構成の蓋材8をヒートシール部9で熱
シールして密封した構成である。
形のトレー状に成形された容器本体10の内部に調理食
品の内容物を収納し、その開口部周縁のフランジ部に図
1、図2に示した構成の蓋材8をヒートシール部9で熱
シールして密封した構成である。
【0045】この構成において、容器本体10に、例え
ば、耐熱性成形用シート層に無機フィラー入りポリプロ
ピレンを用い、これに剥離可能に積層する熱接着性樹脂
層として、密度が0.920〜0.945g/cm3 の
ポリエチレンを用いて、両者を共押し出し法により、例
えばポリプロピレン層の厚さを600μmに、また、ポ
リエチレン層の厚さを12μmに共押し出しして積層シ
ートを作製し、これを図に示したようなトレー状に熱成
形した容器本体10を用いることにより、図1、図2の
蓋材8で説明したような、内容物の密封性と、加熱、調
理機能、および、加熱、調理後の蓋材8の易開封性を兼
ね備えた容器20を得ることができる。
ば、耐熱性成形用シート層に無機フィラー入りポリプロ
ピレンを用い、これに剥離可能に積層する熱接着性樹脂
層として、密度が0.920〜0.945g/cm3 の
ポリエチレンを用いて、両者を共押し出し法により、例
えばポリプロピレン層の厚さを600μmに、また、ポ
リエチレン層の厚さを12μmに共押し出しして積層シ
ートを作製し、これを図に示したようなトレー状に熱成
形した容器本体10を用いることにより、図1、図2の
蓋材8で説明したような、内容物の密封性と、加熱、調
理機能、および、加熱、調理後の蓋材8の易開封性を兼
ね備えた容器20を得ることができる。
【0046】以下に具体的な試験例を挙げて本発明を説
明する。 (試験例)実施例の容器を用いて調理食品の加熱試験を
行うため、前記図4で説明した構成の容器20を作製す
ることとし、容器本体10を、無機フィラー入りポリプ
ロピレン(厚さ600μm)と密度0.925g/cm
3 の線状低密度ポリエチレン(厚さ12μm)との共押
し出しによる積層シートを用いて、開口部の外形が縦×
横、16×12cmの略長方形で、深さが4cmのフラ
ンジ付きトレーを熱成形して作製した。
明する。 (試験例)実施例の容器を用いて調理食品の加熱試験を
行うため、前記図4で説明した構成の容器20を作製す
ることとし、容器本体10を、無機フィラー入りポリプ
ロピレン(厚さ600μm)と密度0.925g/cm
3 の線状低密度ポリエチレン(厚さ12μm)との共押
し出しによる積層シートを用いて、開口部の外形が縦×
横、16×12cmの略長方形で、深さが4cmのフラ
ンジ付きトレーを熱成形して作製した。
【0047】また、蓋材8は、前記図1の構成におい
て、耐熱性基材フィルム4に2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルム(厚さ25μm)を用い、これに第
1の熱接着性樹脂層6として密度0.930g/cm3
の無延伸線状低密度ポリエチレンフィルム(厚さ60μ
m)を用いて、両者を接着剤層5にポリウレタン系の2
液硬化型接着剤を用いてドライラミネーション法で貼り
合わせて積層し、この積層フィルムに切目線3として、
長さが2.5cmの切目線2本を十字形に交差し、貫通
する形状に設けた。
て、耐熱性基材フィルム4に2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルム(厚さ25μm)を用い、これに第
1の熱接着性樹脂層6として密度0.930g/cm3
の無延伸線状低密度ポリエチレンフィルム(厚さ60μ
m)を用いて、両者を接着剤層5にポリウレタン系の2
液硬化型接着剤を用いてドライラミネーション法で貼り
合わせて積層し、この積層フィルムに切目線3として、
長さが2.5cmの切目線2本を十字形に交差し、貫通
する形状に設けた。
【0048】次いで、この積層フィルムの第1の熱接着
性樹脂層6面に、第2の熱接着性樹脂層7として密度
0.925g/cm3 の線状低密度ポリエチレンを厚さ
15μmに押し出しコートして積層した後、この積層フ
ィルムを外形寸法が縦×横、16.4×12.4cmの
略長方形で、一つのコーナー部に摘み片2を設け、且つ
中心部に切目線3が位置するように打ち抜いて蓋材8を
作製した。
性樹脂層6面に、第2の熱接着性樹脂層7として密度
0.925g/cm3 の線状低密度ポリエチレンを厚さ
15μmに押し出しコートして積層した後、この積層フ
ィルムを外形寸法が縦×横、16.4×12.4cmの
略長方形で、一つのコーナー部に摘み片2を設け、且つ
中心部に切目線3が位置するように打ち抜いて蓋材8を
作製した。
【0049】以上のように作製した容器本体10と蓋材
8とを用い、また、内容物として、カレールー、シュウ
マイ、たこ焼きの3種類を用意し、それぞれを別々に容
器本体内に、容積比70〜80%の充填率で充填した
後、その開口部周縁のフランジ部に蓋材8をトレーシー
ラーで熱シールして密封し、加熱試験用試料とした。試
料数は、各食品ごとに10個ずつ作製した。
8とを用い、また、内容物として、カレールー、シュウ
マイ、たこ焼きの3種類を用意し、それぞれを別々に容
器本体内に、容積比70〜80%の充填率で充填した
後、その開口部周縁のフランジ部に蓋材8をトレーシー
ラーで熱シールして密封し、加熱試験用試料とした。試
料数は、各食品ごとに10個ずつ作製した。
【0050】上記の各試料を順次500Wの電子レンジ
に入れて3〜4分間を目処に加熱試験を実施したとこ
ろ、空気の膨張および蒸気の発生により、一時的に蓋材
が膨らんだが、いずれも熱シール部の破断はなく、予定
通り蓋材の切目線部の下の第2の熱接着性樹脂層が破断
されて切目線部が開口し、過剰のガスおよび蒸気が外部
に排出されると共に、良好な蒸し効果が得られ、内容物
の均一な加熱を行うことができた。また、加熱後、蓋材
を剥がす際も、摘み片により容易に且つきれいに蓋材を
剥がすことができた。
に入れて3〜4分間を目処に加熱試験を実施したとこ
ろ、空気の膨張および蒸気の発生により、一時的に蓋材
が膨らんだが、いずれも熱シール部の破断はなく、予定
通り蓋材の切目線部の下の第2の熱接着性樹脂層が破断
されて切目線部が開口し、過剰のガスおよび蒸気が外部
に排出されると共に、良好な蒸し効果が得られ、内容物
の均一な加熱を行うことができた。また、加熱後、蓋材
を剥がす際も、摘み片により容易に且つきれいに蓋材を
剥がすことができた。
【0051】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、調理食品などの内容物を密封状態で衛生的に流通
でき、加熱、調理の際は、特に手を煩わせることなく容
器ごと電子レンジに入れて加熱することができ、加熱中
に発生する蒸気は適度に外部に排出されて容器が破裂す
ることもなく、内圧が適度に調整されて良好な蒸し効果
が得られ、内容物を均一に加熱、調理することができる
と共に、加熱後、内容物を取り出す際には、蓋材を容易
に且つきれいに剥がすことができるという、電子レンジ
加熱、調理に好適に使用できる蓋材およびそれを用いた
容器を生産性よく安価に提供できる効果を奏する。
れば、調理食品などの内容物を密封状態で衛生的に流通
でき、加熱、調理の際は、特に手を煩わせることなく容
器ごと電子レンジに入れて加熱することができ、加熱中
に発生する蒸気は適度に外部に排出されて容器が破裂す
ることもなく、内圧が適度に調整されて良好な蒸し効果
が得られ、内容物を均一に加熱、調理することができる
と共に、加熱後、内容物を取り出す際には、蓋材を容易
に且つきれいに剥がすことができるという、電子レンジ
加熱、調理に好適に使用できる蓋材およびそれを用いた
容器を生産性よく安価に提供できる効果を奏する。
【図1】本発明の蓋材の一実施例の構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の蓋材の一実施例の構成を説明する模式
拡大断面図(図1のA−A線模式拡大断面図)である。
拡大断面図(図1のA−A線模式拡大断面図)である。
【図3】本発明の蓋材に設ける切目線の好ましい形状を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】本発明の蓋材を用いた容器の一実施例の構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 積層フィルム 2 摘み片 3 切目線 4 耐熱性基材フィルム 5 接着剤層 6 第1の熱接着性樹脂層 7 第2の熱接着性樹脂層 8 蓋材 9 ヒートシール部 10 容器本体 20 容器
Claims (5)
- 【請求項1】少なくとも外側から順に耐熱性基材フィル
ム、第1の熱接着性樹脂層、第2の熱接着性樹脂層が積
層された積層フィルムからなる蓋材において、該蓋材の
表面に、耐熱性基材フィルムから第1の熱接着性樹脂層
までを貫通する切目線が設けられていることを特徴とす
る蓋材。 - 【請求項2】前記第1の熱接着性樹脂層が、密度0.9
20〜0.945g/cm3 の線状低密度ポリエチレン
で形成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋
材。 - 【請求項3】前記第2の熱接着性樹脂層が、密度0.9
10〜0.945g/cm3 の線状低密度ポリエチレン
で形成され、厚さが10〜30μm、伸び率が800%
以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の
蓋材。 - 【請求項4】容器本体とこれに熱シールされる蓋材とか
らなる容器において、容器本体に、耐熱性成形用シート
の一方の面に、弱離型性樹脂層を介して、または介さず
に熱接着性樹脂層が剥離可能に積層された積層シート
を、その熱接着性樹脂層を内側にしてカップ状またはト
レー状に熱成形した容器本体を用い、蓋材には、請求項
1乃至3のいずれかに記載の蓋材を用い、該容器本体の
開口部周縁のフランジ部に該蓋材の第2の熱接着性樹脂
層面を合わせて熱シールし、密封することを特徴とする
容器。 - 【請求項5】前記容器本体の熱接着性樹脂層が、密度
0.920〜0.945g/cm3 のポリエチレンで形
成され、且つ厚さが3〜20μmであることを特徴とす
る請求項4に記載の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9323895A JPH11147559A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 蓋材及びそれを用いた容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9323895A JPH11147559A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 蓋材及びそれを用いた容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11147559A true JPH11147559A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18159816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9323895A Withdrawn JPH11147559A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 蓋材及びそれを用いた容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH11147559A (ja) |
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- 1997-11-11 JP JP9323895A patent/JPH11147559A/ja not_active Withdrawn
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