JPH11139470A - 棒状物繰り出し容器 - Google Patents
棒状物繰り出し容器Info
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- JPH11139470A JPH11139470A JP9302209A JP30220997A JPH11139470A JP H11139470 A JPH11139470 A JP H11139470A JP 9302209 A JP9302209 A JP 9302209A JP 30220997 A JP30220997 A JP 30220997A JP H11139470 A JPH11139470 A JP H11139470A
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- rod
- shaped
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D40/00—Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
- A45D40/20—Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
- A45D40/205—Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
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- A45D40/20—Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
- A45D40/205—Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
- A45D2040/208—Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder the relative movement being made by a rotating action, e.g. effected by a screw
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 棒状物との間の摺動量を極力少なくすること
ができ、かつ断面が非円形の棒状物にも適用することが
できる棒状物繰り出し容器を提供する。 【解決手段】 後筒12と、後筒12内において後筒1
2と共に回転するよう配設される中筒14と、中筒14
の内周面に形成された雌ネジ14dに螺合する雄ネジ1
6bを有するネジ軸16と、後筒12及び中筒14に相
対回転可能に連結されると共に、前記ネジ軸16を軸方
向移動可能且つ相対回転不能に収容する先筒18と、ネ
ジ軸16と一体的に連結され、棒状物22を保持する棒
状物受部24と、を備え、先筒18と後筒12との相対
回転により先筒18の先端より棒状物22を繰り出す。
ができ、かつ断面が非円形の棒状物にも適用することが
できる棒状物繰り出し容器を提供する。 【解決手段】 後筒12と、後筒12内において後筒1
2と共に回転するよう配設される中筒14と、中筒14
の内周面に形成された雌ネジ14dに螺合する雄ネジ1
6bを有するネジ軸16と、後筒12及び中筒14に相
対回転可能に連結されると共に、前記ネジ軸16を軸方
向移動可能且つ相対回転不能に収容する先筒18と、ネ
ジ軸16と一体的に連結され、棒状物22を保持する棒
状物受部24と、を備え、先筒18と後筒12との相対
回転により先筒18の先端より棒状物22を繰り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口紅、アイブロ
ー、アイライナー、棒状糊、カラースティック、修正
棒、鉛筆芯、棒状消ゴム、パス類等の棒状物を繰り出す
棒状物繰り出し容器に関する。
ー、アイライナー、棒状糊、カラースティック、修正
棒、鉛筆芯、棒状消ゴム、パス類等の棒状物を繰り出す
棒状物繰り出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の棒状物繰り出し容器とし
ては、実用新案登録番号第2549743号公報に記載
されたものがある。この棒状物繰り出し容器は、外筒内
に螺旋溝を有する螺旋軸を軸方向移動自在で回転不能に
摺設し、螺旋軸の前部に設けた接続部に棒状物を保持す
るホルダを設け、螺旋軸及びホルダの外周が摺動可能に
内嵌され,後部内面に設けた突部が螺旋溝に係合された
内筒を、外筒より突出させて外筒内に軸方向移動不能で
回転可能に嵌装してなる。
ては、実用新案登録番号第2549743号公報に記載
されたものがある。この棒状物繰り出し容器は、外筒内
に螺旋溝を有する螺旋軸を軸方向移動自在で回転不能に
摺設し、螺旋軸の前部に設けた接続部に棒状物を保持す
るホルダを設け、螺旋軸及びホルダの外周が摺動可能に
内嵌され,後部内面に設けた突部が螺旋溝に係合された
内筒を、外筒より突出させて外筒内に軸方向移動不能で
回転可能に嵌装してなる。
【0003】そして、内筒を外筒に対して相対回転させ
ることにより、内筒の突部に係合された螺旋溝を有する
螺旋軸が軸方向に移動し、螺旋軸及びホルダが内筒内を
摺動し、これによって、螺旋軸の前部の接続部に設けら
れたホルダに保持された棒状物が繰り出される。
ることにより、内筒の突部に係合された螺旋溝を有する
螺旋軸が軸方向に移動し、螺旋軸及びホルダが内筒内を
摺動し、これによって、螺旋軸の前部の接続部に設けら
れたホルダに保持された棒状物が繰り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
棒状物繰り出し容器は、ホルダによって保持される棒状
物が内筒に対して相対回転しながら繰り出されるため、
内筒と棒状物との間の相対移動を極力少なくし、互いの
摺動量を少なくしたい棒状物を使用するものにあっては
不利であるという課題がある。また、例えば、棒状物の
断面が非円形のものに適用することはできないという課
題がある。
棒状物繰り出し容器は、ホルダによって保持される棒状
物が内筒に対して相対回転しながら繰り出されるため、
内筒と棒状物との間の相対移動を極力少なくし、互いの
摺動量を少なくしたい棒状物を使用するものにあっては
不利であるという課題がある。また、例えば、棒状物の
断面が非円形のものに適用することはできないという課
題がある。
【0005】本願発明は、かかる課題に鑑みなされたも
ので、請求項1ないし請求項9記載の発明は、棒状物と
の間の摺動量を極力少なくすることができ、かつ断面が
非円形の棒状物にも適用可能な棒状物繰り出し容器を提
供することをその目的とする。
ので、請求項1ないし請求項9記載の発明は、棒状物と
の間の摺動量を極力少なくすることができ、かつ断面が
非円形の棒状物にも適用可能な棒状物繰り出し容器を提
供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち、請求項1記載の棒状物繰り出し容器
は、後筒と、後筒内において後筒と共に回転するよう配
設される中筒と、中筒の内周面に形成された雌ネジに螺
合する雄ネジを有するネジ軸と、後筒及び中筒に相対回
転可能に連結されると共に、前記ネジ軸を軸方向移動可
能且つ相対回転不能に収容する先筒と、ネジ軸と一体的
に連結され、棒状物を保持する棒状物受部と、を備え、
先筒と後筒との相対回転により先筒の先端より棒状物を
繰り出す。
に本発明のうち、請求項1記載の棒状物繰り出し容器
は、後筒と、後筒内において後筒と共に回転するよう配
設される中筒と、中筒の内周面に形成された雌ネジに螺
合する雄ネジを有するネジ軸と、後筒及び中筒に相対回
転可能に連結されると共に、前記ネジ軸を軸方向移動可
能且つ相対回転不能に収容する先筒と、ネジ軸と一体的
に連結され、棒状物を保持する棒状物受部と、を備え、
先筒と後筒との相対回転により先筒の先端より棒状物を
繰り出す。
【0007】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記棒状物受部は複数の挟持片から
なり、該複数の挟持片は、それぞれ先筒に形成された軸
方向に伸びる複数の縦溝に嵌合される。また、請求項3
記載のものは、請求項2記載のものにおいて、前記ネジ
軸には、前記先筒の縦溝に嵌合する縦リブが形成されて
おり、該縦リブの外表面に前記雄ネジが形成されてい
る。
載のものにおいて、前記棒状物受部は複数の挟持片から
なり、該複数の挟持片は、それぞれ先筒に形成された軸
方向に伸びる複数の縦溝に嵌合される。また、請求項3
記載のものは、請求項2記載のものにおいて、前記ネジ
軸には、前記先筒の縦溝に嵌合する縦リブが形成されて
おり、該縦リブの外表面に前記雄ネジが形成されてい
る。
【0008】また、請求項4記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記中筒には、前記雌ネジが形成さ
れた部分に軸方向に伸びるスリットが形成されている。
また、請求項5記載のものは、請求項3記載のものにお
いて、前記中筒には、前記雌ネジが形成された部分に軸
方向に伸びるスリットが形成されており、前記縦リブの
周方向の長さは該スリットの幅よりも大きい事を特徴と
する。
載のものにおいて、前記中筒には、前記雌ネジが形成さ
れた部分に軸方向に伸びるスリットが形成されている。
また、請求項5記載のものは、請求項3記載のものにお
いて、前記中筒には、前記雌ネジが形成された部分に軸
方向に伸びるスリットが形成されており、前記縦リブの
周方向の長さは該スリットの幅よりも大きい事を特徴と
する。
【0009】また、請求項6記載のものは、請求項1な
いし5のいずれかに記載のものにおいて、前記先筒は、
前記中筒及びネジ軸と共に後筒から着脱可能である。ま
た、請求項7記載のものは、請求項6記載のものにおい
て、前記中筒には、前記先筒の後方から突出して前記後
筒と回り止めされる回り止め部が形成されており、この
中筒の先筒からの突出長さは5mm以下である。
いし5のいずれかに記載のものにおいて、前記先筒は、
前記中筒及びネジ軸と共に後筒から着脱可能である。ま
た、請求項7記載のものは、請求項6記載のものにおい
て、前記中筒には、前記先筒の後方から突出して前記後
筒と回り止めされる回り止め部が形成されており、この
中筒の先筒からの突出長さは5mm以下である。
【0010】また、請求項8記載のものは、請求項1な
いし7のいずれかに記載のものにおいて、前記後筒と中
筒は、いずれか一方に形成されたキーと他方に形成され
たキー溝との嵌合によって共に回転するようになされ、
そのキーとキー溝のそれぞれの端部の少なくとも一方の
端部には、テーパ面が形成される。また、請求項9記載
のものは、請求項1ないし8のいずれかに記載のものに
おいて、前記棒状物受部は断面が非円形の棒状物を保持
するものであり、前記先筒の内周面は、該非円形の棒状
物に適合したものである。
いし7のいずれかに記載のものにおいて、前記後筒と中
筒は、いずれか一方に形成されたキーと他方に形成され
たキー溝との嵌合によって共に回転するようになされ、
そのキーとキー溝のそれぞれの端部の少なくとも一方の
端部には、テーパ面が形成される。また、請求項9記載
のものは、請求項1ないし8のいずれかに記載のものに
おいて、前記棒状物受部は断面が非円形の棒状物を保持
するものであり、前記先筒の内周面は、該非円形の棒状
物に適合したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図5を用いて本
発明の棒状物繰り出し容器の実施の形態を説明する。本
実施の形態の棒状物繰り出し容器10は、主に、後筒1
2と、後筒12内において後筒12と回り止めされる中
筒14と、中筒14の内周面に形成された雌ネジ14d
に螺合される雄ネジ16bを有するネジ軸16と、後筒
12及び中筒14に相対回転可能に連結される先筒18
と、棒状物22を保持する棒状物受部24と、キャップ
20とを備えている。
発明の棒状物繰り出し容器の実施の形態を説明する。本
実施の形態の棒状物繰り出し容器10は、主に、後筒1
2と、後筒12内において後筒12と回り止めされる中
筒14と、中筒14の内周面に形成された雌ネジ14d
に螺合される雄ネジ16bを有するネジ軸16と、後筒
12及び中筒14に相対回転可能に連結される先筒18
と、棒状物22を保持する棒状物受部24と、キャップ
20とを備えている。
【0012】図2に示したように、後筒12内周面に
は、その前部において、先筒18を軸方向移動不能で相
対回転可能に連結するための環状溝12aが形成される
と共に、その中間部において、中筒14の回り止めを行
うための複数のキー溝12bが形成されている。一方、
図3に示したように、中筒14の外周面には、その後部
において、回り止め部であるキー14aが形成されてお
り、該キー14aは前記キー溝12bに嵌合する。キー
溝とキーとの関係は、後筒12の内周面にキーを形成
し、中筒14の外周面にキー溝を形成するものであって
も勿論よい。さらに、キー溝12bの前端及びキー14
aの後端には、組立の際等に互いの嵌合を容易にするた
めにテーパ面12c、14bがそれぞれ形成されてい
る。
は、その前部において、先筒18を軸方向移動不能で相
対回転可能に連結するための環状溝12aが形成される
と共に、その中間部において、中筒14の回り止めを行
うための複数のキー溝12bが形成されている。一方、
図3に示したように、中筒14の外周面には、その後部
において、回り止め部であるキー14aが形成されてお
り、該キー14aは前記キー溝12bに嵌合する。キー
溝とキーとの関係は、後筒12の内周面にキーを形成
し、中筒14の外周面にキー溝を形成するものであって
も勿論よい。さらに、キー溝12bの前端及びキー14
aの後端には、組立の際等に互いの嵌合を容易にするた
めにテーパ面12c、14bがそれぞれ形成されてい
る。
【0013】中筒14の外周面には、後述の先筒18を
軸方向移動不能で相対回転可能に連結するための環状突
起14cが形成されており、また中筒14の内周面の先
部には、雌ネジ14dが形成されている。図4に示すよ
うに、ネジ軸16には、後方から見て略十字形をなすよ
うに4つの縦方向に伸びる縦リブ16aが形成されてお
り、その縦リブ16aの外表面には雄ネジ16bが形成
され、雄ネジ16bは前記雌ネジ14dに螺合される。
軸方向移動不能で相対回転可能に連結するための環状突
起14cが形成されており、また中筒14の内周面の先
部には、雌ネジ14dが形成されている。図4に示すよ
うに、ネジ軸16には、後方から見て略十字形をなすよ
うに4つの縦方向に伸びる縦リブ16aが形成されてお
り、その縦リブ16aの外表面には雄ネジ16bが形成
され、雄ネジ16bは前記雌ネジ14dに螺合される。
【0014】このネジ軸16を前記中筒14に組み立て
るには、ネジ軸16の後端を中筒14の先端から挿入す
ることによって行うが、雄ネジ16bを雌ネジ14dに
螺合させながら、ネジ軸16を中筒14に挿入していく
のではネジ軸16を回転させなければならず、時間がか
かる。しかしながら、本実施の形態では、中筒14の雌
ネジ14dが形成された部分に、軸方向に伸び互いに対
向した1対のスリット14eが形成されており、このス
リット14eを拡開させて雌ネジ14dを外径方向に押
し退けながら、ネジ軸16を直線的に中筒14に押し込
むことにより、短い時間で組み立てることができるよう
にしている。
るには、ネジ軸16の後端を中筒14の先端から挿入す
ることによって行うが、雄ネジ16bを雌ネジ14dに
螺合させながら、ネジ軸16を中筒14に挿入していく
のではネジ軸16を回転させなければならず、時間がか
かる。しかしながら、本実施の形態では、中筒14の雌
ネジ14dが形成された部分に、軸方向に伸び互いに対
向した1対のスリット14eが形成されており、このス
リット14eを拡開させて雌ネジ14dを外径方向に押
し退けながら、ネジ軸16を直線的に中筒14に押し込
むことにより、短い時間で組み立てることができるよう
にしている。
【0015】各縦リブ16aの周方向の長さは、前記各
スリット14eの幅よりも大きくなるように設定される
と良く、このように設定することにより、スリット14
eが存在していても、各縦リブ16aに形成された雄ネ
ジ16bはその一部でも常に雌ネジ14dに螺合するた
め、螺合の連続性を保つことができる。ネジ軸16の先
端には、棒状物22を保持する棒状物受部24が形成さ
れる。棒状物受部24は、本実施の形態のように、ネジ
軸16に一体に形成し部品点数を削減するようにしても
よく、またはネジ軸16と一体的に結合される別品であ
ってもよい。棒状物受部24は、図4(c)に示したよ
うに、前記縦リブ16aと整列された4つの挟持片24
aからなり、挟持片24aの内周面で棒状物22を挟持
している。
スリット14eの幅よりも大きくなるように設定される
と良く、このように設定することにより、スリット14
eが存在していても、各縦リブ16aに形成された雄ネ
ジ16bはその一部でも常に雌ネジ14dに螺合するた
め、螺合の連続性を保つことができる。ネジ軸16の先
端には、棒状物22を保持する棒状物受部24が形成さ
れる。棒状物受部24は、本実施の形態のように、ネジ
軸16に一体に形成し部品点数を削減するようにしても
よく、またはネジ軸16と一体的に結合される別品であ
ってもよい。棒状物受部24は、図4(c)に示したよ
うに、前記縦リブ16aと整列された4つの挟持片24
aからなり、挟持片24aの内周面で棒状物22を挟持
している。
【0016】図5に示したように、先筒18には、その
外周面に前記後筒12の環状溝12aに嵌合する環状突
起18aが形成され、また、その内周面に前記中筒14
の環状突起14cに嵌合する環状溝18bが形成され、
これらによって、先筒18は、後筒12及び中筒14に
相対回転可能に且つ軸方向に移動不能に連結される。
尚、環状突起18aの代わりに環状溝とし、この環状溝
と環状溝12aとの間にOリングをセットしシリコンオ
イル、ワックス等を塗布する事としても良い。これによ
って、先筒18と後筒12との間の相対回転に重厚な感
触を与えることができる。
外周面に前記後筒12の環状溝12aに嵌合する環状突
起18aが形成され、また、その内周面に前記中筒14
の環状突起14cに嵌合する環状溝18bが形成され、
これらによって、先筒18は、後筒12及び中筒14に
相対回転可能に且つ軸方向に移動不能に連結される。
尚、環状突起18aの代わりに環状溝とし、この環状溝
と環状溝12aとの間にOリングをセットしシリコンオ
イル、ワックス等を塗布する事としても良い。これによ
って、先筒18と後筒12との間の相対回転に重厚な感
触を与えることができる。
【0017】先筒18の内周面の先部には、軸方向に伸
びる4つの縦溝18cが形成されており、この縦溝18
cには、前記棒状物受部24の挟持片24a及び前記ネ
ジ軸16の縦リブ16aがそれぞれ嵌合される。こうし
て、先筒18がネジ軸16を軸方向移動可能且つ相対回
転不能に収容している。キャップ20は、後筒12の先
端に着脱可能に係止され、不使用時に先筒18を被覆す
るものである。但し、棒状物の種類によっては、キャッ
プ20を省略する事も可能である。
びる4つの縦溝18cが形成されており、この縦溝18
cには、前記棒状物受部24の挟持片24a及び前記ネ
ジ軸16の縦リブ16aがそれぞれ嵌合される。こうし
て、先筒18がネジ軸16を軸方向移動可能且つ相対回
転不能に収容している。キャップ20は、後筒12の先
端に着脱可能に係止され、不使用時に先筒18を被覆す
るものである。但し、棒状物の種類によっては、キャッ
プ20を省略する事も可能である。
【0018】以上のように構成される棒状物繰り出し容
器10において、全く棒状物22を使用していない状態
のときには、棒状物受部24が先筒18の最後方部にあ
って、図1に示した状態よりも、若干棒状物22が先筒
18の先端から引っ込んだ状態にある。そして、棒状物
22を使用する場合は、まず、キャップ20を取り外
し、先筒18を後筒12に対してまたは後筒12を先筒
18に対して相対的に一方方向に回転させる。中筒14
は後筒12と共に回転し、且つ先筒18とネジ軸16と
は相対回転不能で共に回転するようになっているから、
中筒14とネジ軸16との間で相対回転が生じ、ネジ軸
16の雄ネジ16bと中筒14の雌ネジ14dとの螺合
により、ネジ軸16は中筒14に対して軸方向に移動
し、ネジ軸16と一体の棒状物受部24が軸方向に移動
する。この移動の際に、先筒18とネジ軸16とは相対
回転不能となっているために、棒状物22は先筒18内
で回転しない。つまり、棒状物22が先筒18に対して
直線的に移動するために、棒状物22と先筒18との摺
動量を極力少なくすることができる。その一方で、棒状
物22は縦溝18cに嵌合される挟持片24aに挟持さ
れるため、棒状物22はその外径が挟持片24aに挟持
される部分と挟持されない部分で一様であっても、棒状
物22の挟持されない部分を、先筒18の縦溝18cが
形成されていない内周面の部分と摺接できる程度に接近
させることができる。こうして、棒状物22が先筒18
内でがたつくことを防止することができる。棒状物22
は外径が一様でよいため、棒状物受部24に保持させる
ために、棒状物を削る等の加工をする必要がなく、製造
工程を簡略化することができる。
器10において、全く棒状物22を使用していない状態
のときには、棒状物受部24が先筒18の最後方部にあ
って、図1に示した状態よりも、若干棒状物22が先筒
18の先端から引っ込んだ状態にある。そして、棒状物
22を使用する場合は、まず、キャップ20を取り外
し、先筒18を後筒12に対してまたは後筒12を先筒
18に対して相対的に一方方向に回転させる。中筒14
は後筒12と共に回転し、且つ先筒18とネジ軸16と
は相対回転不能で共に回転するようになっているから、
中筒14とネジ軸16との間で相対回転が生じ、ネジ軸
16の雄ネジ16bと中筒14の雌ネジ14dとの螺合
により、ネジ軸16は中筒14に対して軸方向に移動
し、ネジ軸16と一体の棒状物受部24が軸方向に移動
する。この移動の際に、先筒18とネジ軸16とは相対
回転不能となっているために、棒状物22は先筒18内
で回転しない。つまり、棒状物22が先筒18に対して
直線的に移動するために、棒状物22と先筒18との摺
動量を極力少なくすることができる。その一方で、棒状
物22は縦溝18cに嵌合される挟持片24aに挟持さ
れるため、棒状物22はその外径が挟持片24aに挟持
される部分と挟持されない部分で一様であっても、棒状
物22の挟持されない部分を、先筒18の縦溝18cが
形成されていない内周面の部分と摺接できる程度に接近
させることができる。こうして、棒状物22が先筒18
内でがたつくことを防止することができる。棒状物22
は外径が一様でよいため、棒状物受部24に保持させる
ために、棒状物を削る等の加工をする必要がなく、製造
工程を簡略化することができる。
【0019】以上のように棒状物22が先筒18の先端
より繰り出され使用に供することができる。使用が終了
すれば、先と反対方向に先筒18と後筒12との相対回
転を行うことにより、棒状物22が先筒18に対して退
却方向に直線的に移動する。棒状物22が使用され消耗
するなどして最大限繰り出されると、棒状物受台が縦溝
18cの先端に当接して、これ以上に棒状物22が繰り
出されることが阻止される。
より繰り出され使用に供することができる。使用が終了
すれば、先と反対方向に先筒18と後筒12との相対回
転を行うことにより、棒状物22が先筒18に対して退
却方向に直線的に移動する。棒状物22が使用され消耗
するなどして最大限繰り出されると、棒状物受台が縦溝
18cの先端に当接して、これ以上に棒状物22が繰り
出されることが阻止される。
【0020】棒状物22が最大繰り出された位置または
棒状物22が最大引っ込んだ位置にあってこれ以上移動
することができない状態で、使用者がさらに先筒18と
後筒12との相対回転を行った場合、雌ネジ14dと雄
ネジ16bの損傷を防止するために、ネジ軸16が空回
りすると良い。このために、中筒14の雌ネジ14dを
形成された部分と対応する先筒18の内周面との間に径
方向の隙間を設けておくと良い。このため、先筒18の
内周面の内径をネジ軸16の外径よりも若干大きくする
か、またはネジ軸16の先端及び後端の雄ネジ16bの
ネジ山の2つまたは3つ程度を他よりも低くするとよ
い。これにより、無理やりネジ軸16と中筒14との間
の相対回転が発生した場合でも、スリット14eの弾性
を利用して雌ネジ14dが外径方向へ逃げるため、ネジ
軸16が空回りすることができる。従って、雌ネジ14
dや雄ネジ16bの損傷を防止することができる。
棒状物22が最大引っ込んだ位置にあってこれ以上移動
することができない状態で、使用者がさらに先筒18と
後筒12との相対回転を行った場合、雌ネジ14dと雄
ネジ16bの損傷を防止するために、ネジ軸16が空回
りすると良い。このために、中筒14の雌ネジ14dを
形成された部分と対応する先筒18の内周面との間に径
方向の隙間を設けておくと良い。このため、先筒18の
内周面の内径をネジ軸16の外径よりも若干大きくする
か、またはネジ軸16の先端及び後端の雄ネジ16bの
ネジ山の2つまたは3つ程度を他よりも低くするとよ
い。これにより、無理やりネジ軸16と中筒14との間
の相対回転が発生した場合でも、スリット14eの弾性
を利用して雌ネジ14dが外径方向へ逃げるため、ネジ
軸16が空回りすることができる。従って、雌ネジ14
dや雄ネジ16bの損傷を防止することができる。
【0021】以上に説明した本実施の形態の棒状物繰り
出し容器は、使い捨てタイプと補充可能なカートリッジ
タイプの両方のタイプに適用することが可能である。例
えば使い捨てタイプに適用する場合には、後筒12と先
筒18における環状溝12aと環状突起18aとの嵌合
を強く設定し、一般ユーザーが外す事が出来ないように
するとよい。反対に、カートリッジタイプに適用する場
合には、後筒12と先筒18における環状溝12aと環
状突起18a間の嵌合を、通常の使用時には外れず、一
般ユーザが力をかけて引っ張れば外れる程度に設定する
とよい。
出し容器は、使い捨てタイプと補充可能なカートリッジ
タイプの両方のタイプに適用することが可能である。例
えば使い捨てタイプに適用する場合には、後筒12と先
筒18における環状溝12aと環状突起18aとの嵌合
を強く設定し、一般ユーザーが外す事が出来ないように
するとよい。反対に、カートリッジタイプに適用する場
合には、後筒12と先筒18における環状溝12aと環
状突起18a間の嵌合を、通常の使用時には外れず、一
般ユーザが力をかけて引っ張れば外れる程度に設定する
とよい。
【0022】即ち、カートリッジタイプに適用する場
合、先筒18は中筒14及びネジ軸16と共に後筒12
から着脱可能とし、これらでカートリッジが構成され
る。このようなカートリッジとすることにより、カート
リッジ単独で扱われる際に、棒状物22は完全に先筒1
8内に収容されており、衛生的である。中筒14の回り
止め部であるキー14aは、先筒18の後方から突出し
ているため、カートリッジ単独で扱われる際に、この先
筒18から突出した中筒14を持って先筒18に対して
回転させると、棒状物22が繰り出されてしまうおそれ
がある。かかる誤操作を防止するために、中筒14の先
筒18の後方からの突出長さLは、一般ユーザが指で回
転操作をすることができない程度に設定されていると良
く、例えば5mm以下、好ましくは2〜3mm程度に設
定されているとよい。
合、先筒18は中筒14及びネジ軸16と共に後筒12
から着脱可能とし、これらでカートリッジが構成され
る。このようなカートリッジとすることにより、カート
リッジ単独で扱われる際に、棒状物22は完全に先筒1
8内に収容されており、衛生的である。中筒14の回り
止め部であるキー14aは、先筒18の後方から突出し
ているため、カートリッジ単独で扱われる際に、この先
筒18から突出した中筒14を持って先筒18に対して
回転させると、棒状物22が繰り出されてしまうおそれ
がある。かかる誤操作を防止するために、中筒14の先
筒18の後方からの突出長さLは、一般ユーザが指で回
転操作をすることができない程度に設定されていると良
く、例えば5mm以下、好ましくは2〜3mm程度に設
定されているとよい。
【0023】図6は、本発明の他の実施の形態を表す図
1のD−D線に沿って見た断面図である。本実施の形態
では、横断面形状が円形でなく、非円形の楕円の棒状物
22’を対象としており、本発明の棒状物繰り出し容器
は、このような非円形の棒状物22’に対しても棒状物
受部24’の挟持片24a’を非円形の棒状物22’が
保持できるように配置し、且つ先筒18’の内周面の形
状を円形から棒状物22’に適合した楕円に変更するだ
けで対応することができる。
1のD−D線に沿って見た断面図である。本実施の形態
では、横断面形状が円形でなく、非円形の楕円の棒状物
22’を対象としており、本発明の棒状物繰り出し容器
は、このような非円形の棒状物22’に対しても棒状物
受部24’の挟持片24a’を非円形の棒状物22’が
保持できるように配置し、且つ先筒18’の内周面の形
状を円形から棒状物22’に適合した楕円に変更するだ
けで対応することができる。
【0024】尚、以上の実施の形態では、ネジ軸16と
中筒14との組立の簡便性のために中筒14の先端にス
リット14eを設けたが、これに加えて、先筒18と中
筒14との組立の簡便性を図るために、先筒18の後端
にスリット14eと同様のスリットを設け、このスリッ
トを拡開させながら、中筒14の環状突起14cを環状
溝18bに嵌合させるようにしてもよい。
中筒14との組立の簡便性のために中筒14の先端にス
リット14eを設けたが、これに加えて、先筒18と中
筒14との組立の簡便性を図るために、先筒18の後端
にスリット14eと同様のスリットを設け、このスリッ
トを拡開させながら、中筒14の環状突起14cを環状
溝18bに嵌合させるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし9
記載の発明によれば、棒状物はネジ軸と共に、先筒と相
対回転不能とされており、棒状物は先筒内で先筒に対し
て直線的に繰り出されることになるため、棒状物と先筒
との摺動量を極力少なくなるようにすることができる。
また、断面が非円形の棒状物にも適用可能となる。
記載の発明によれば、棒状物はネジ軸と共に、先筒と相
対回転不能とされており、棒状物は先筒内で先筒に対し
て直線的に繰り出されることになるため、棒状物と先筒
との摺動量を極力少なくなるようにすることができる。
また、断面が非円形の棒状物にも適用可能となる。
【0026】また、請求項2記載の発明によれば、棒状
物は縦溝に嵌合される挟持片に保持されるため、棒状物
はその挟持される部分と挟持されない部分でその外径が
一様であっても、棒状物の挟持されない部分を、先筒の
縦溝が形成されていない内周面の部分と摺接できる程度
に接近させることができる。こうして、棒状物が先筒内
でがたつくことを防止することができる。棒状物は外径
が一様でよいため、棒状物を削る等の加工をする必要が
なく、製造工程を簡略化することができる。
物は縦溝に嵌合される挟持片に保持されるため、棒状物
はその挟持される部分と挟持されない部分でその外径が
一様であっても、棒状物の挟持されない部分を、先筒の
縦溝が形成されていない内周面の部分と摺接できる程度
に接近させることができる。こうして、棒状物が先筒内
でがたつくことを防止することができる。棒状物は外径
が一様でよいため、棒状物を削る等の加工をする必要が
なく、製造工程を簡略化することができる。
【0027】また、請求項3記載の発明によれば、ネジ
軸の縦リブが縦溝に嵌合することで、ネジ軸と棒状物受
部のそれぞれの外径をほぼ等しくすることができる。ま
た、請求項4記載の発明によれば、スリットが形成され
ているため、中筒とネジ軸とを組み立てる際に、中筒の
雌ネジとネジ軸の雄ネジとを螺合させながら組み立てず
に、スリットを拡開させながら雌ネジを外径方向に押し
退けながら、ネジ軸を直線的に中筒に押し込むことによ
り、短い時間で組み立てることができる。
軸の縦リブが縦溝に嵌合することで、ネジ軸と棒状物受
部のそれぞれの外径をほぼ等しくすることができる。ま
た、請求項4記載の発明によれば、スリットが形成され
ているため、中筒とネジ軸とを組み立てる際に、中筒の
雌ネジとネジ軸の雄ネジとを螺合させながら組み立てず
に、スリットを拡開させながら雌ネジを外径方向に押し
退けながら、ネジ軸を直線的に中筒に押し込むことによ
り、短い時間で組み立てることができる。
【0028】また、使用中においても、ネジ軸が最大限
突出した状態または最大限退却した状態で使用者がさら
に回転させようとしても、スリットの弾性を利用して雌
ネジが外径方向に逃げて、ネジ軸が空回りすることがで
き、従って、雌ネジや雄ネジの損傷を防止することがで
きる。また、請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同じ効果が図れる他、スリットが存在してい
ても、各縦リブに形成された雄ネジはその一部でも常に
雌ネジに螺合することができるため、螺合の連続性を保
つことができる。
突出した状態または最大限退却した状態で使用者がさら
に回転させようとしても、スリットの弾性を利用して雌
ネジが外径方向に逃げて、ネジ軸が空回りすることがで
き、従って、雌ネジや雄ネジの損傷を防止することがで
きる。また、請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同じ効果が図れる他、スリットが存在してい
ても、各縦リブに形成された雄ネジはその一部でも常に
雌ネジに螺合することができるため、螺合の連続性を保
つことができる。
【0029】また、請求項6記載の発明によれば、先筒
が後筒から着脱可能とすることにより、先筒と共に棒状
物を交換することができ、カートリッジタイプの棒状物
繰り出し容器に適用することができる。また、請求項7
記載の発明によれば、カートリッジ単独で扱われる際
に、この先筒から突出した中筒を持って一般ユーザが指
で回転操作をすることができず、棒状物が繰り出される
ことを防止できる。
が後筒から着脱可能とすることにより、先筒と共に棒状
物を交換することができ、カートリッジタイプの棒状物
繰り出し容器に適用することができる。また、請求項7
記載の発明によれば、カートリッジ単独で扱われる際
に、この先筒から突出した中筒を持って一般ユーザが指
で回転操作をすることができず、棒状物が繰り出される
ことを防止できる。
【0030】また、請求項8記載の発明によれば、後筒
と中筒との嵌合を簡単に行うことができる。また、請求
項9記載の発明によれば、非円形の棒状物に対してもま
たは円形の棒状物に対しても棒状物受部及び先筒の内周
面を変更するだけで対応することができる。
と中筒との嵌合を簡単に行うことができる。また、請求
項9記載の発明によれば、非円形の棒状物に対してもま
たは円形の棒状物に対しても棒状物受部及び先筒の内周
面を変更するだけで対応することができる。
【図1】本発明の棒状物繰り出し容器の実施の形態を表
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】図1の棒状物繰り出し容器を構成する後筒の縦
断面図である。
断面図である。
【図3】図1の棒状物繰り出し容器を構成する中筒の一
部縦断面図である。
部縦断面図である。
【図4】(a)は図1の棒状物繰り出し容器を構成する
ネジ軸の一部縦断面図、(b)は図4(a)の矢印A,
Aに沿って見た矢視図、(c)は図4(a)のB−B線
に沿って見た断面図である。
ネジ軸の一部縦断面図、(b)は図4(a)の矢印A,
Aに沿って見た矢視図、(c)は図4(a)のB−B線
に沿って見た断面図である。
【図5】(a)は図1の棒状物繰り出し容器を構成する
先筒の縦断面図、(b)は図5(a)のC−C線に沿っ
て見た断面図である。
先筒の縦断面図、(b)は図5(a)のC−C線に沿っ
て見た断面図である。
【図6】本発明の棒状物繰り出し容器の他の実施の形態
を表す図1のD−D線に沿って見た断面図である。
を表す図1のD−D線に沿って見た断面図である。
10 棒状物繰り出し容器 12 後筒 12b キー溝 12c テーパ面 14 中筒 14a キー(回り止め部) 14b テーパ面 14d 雌ネジ 14e スリット 16 ネジ軸 16a 縦リブ 16b 雄ネジ 18、18’ 先筒 18c 縦溝 22、22’ 棒状物 24、24’ 棒状物受部 24a、24a’ 挟持片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B43M 11/06 B43K 23/00 H
Claims (9)
- 【請求項1】 後筒と、 後筒内において後筒と共に回転するよう配設される中筒
と、 中筒の内周面に形成された雌ネジに螺合する雄ネジを有
するネジ軸と、 後筒及び中筒に相対回転可能に連結されると共に、前記
ネジ軸を軸方向移動可能且つ相対回転不能に収容する先
筒と、 ネジ軸と一体的に連結され、棒状物を保持する棒状物受
部と、を備え、先筒と後筒との相対回転により先筒の先
端より棒状物を繰り出す棒状物繰り出し容器。 - 【請求項2】 前記棒状物受部は複数の挟持片からな
り、該複数の挟持片は、それぞれ先筒に形成された軸方
向に伸びる複数の縦溝に嵌合される請求項1記載の棒状
物繰り出し容器。 - 【請求項3】 前記ネジ軸には、前記先筒の縦溝に嵌合
する縦リブが形成されており、該縦リブの外表面に前記
雄ネジが形成されている請求項2記載の棒状物繰り出し
容器。 - 【請求項4】 前記中筒には、前記雌ネジが形成された
部分に軸方向に伸びるスリットが形成されている請求項
1記載の棒状物繰り出し容器。 - 【請求項5】 前記中筒には、前記雌ネジが形成された
部分に軸方向に伸びるスリットが形成されており、前記
縦リブの周方向の長さは該スリットの幅よりも大きい請
求項3記載の棒状物繰り出し容器。 - 【請求項6】 前記先筒は、前記中筒及びネジ軸と共に
後筒から着脱可能である請求項1ないし5のいずれかに
記載の棒状物繰り出し容器。 - 【請求項7】 前記中筒には、前記先筒の後方から突出
して前記後筒と回り止めされる回り止め部が形成されて
おり、この中筒の先筒からの突出長さは5mm以下であ
る請求項6記載の棒状物繰り出し容器。 - 【請求項8】 前記後筒と中筒は、いずれか一方に形成
されたキーと他方に形成されたキー溝との嵌合によって
共に回転するようになされ、そのキーとキー溝のそれぞ
れの端部の少なくとも一方の端部には、テーパ面が形成
される請求項1ないし7のいずれかに記載の棒状物繰り
出し容器。 - 【請求項9】 前記棒状物受部は断面が非円形の棒状物
を保持するものであり、前記先筒の内周面は、該非円形
の棒状物に適合したものである請求項1ないし8のいず
れかに記載の棒状物繰り出し容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9302209A JPH11139470A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 棒状物繰り出し容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9302209A JPH11139470A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 棒状物繰り出し容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139470A true JPH11139470A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17906275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9302209A Withdrawn JPH11139470A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 棒状物繰り出し容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11139470A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001252133A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-09-18 | Suzuno Kasei Kk | 化粧材容器及び化粧材容器のカートリッジ |
JP2002101951A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Suzuno Kasei Kk | カートリッジ及び容器本体よりなる化粧材容器 |
JP2003102542A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Suzuno Kasei Kk | 化粧材容器のカートリッジ及び化粧材容器 |
KR100486027B1 (ko) * | 2002-04-29 | 2005-05-03 | 김종출 | 다용도 케이스 |
US7789581B2 (en) | 2005-06-22 | 2010-09-07 | Schwan-Stabilo Cosmetics Gmbh & Co. Kg | Applicator devices with a short twist-off protective cap |
CN103350590A (zh) * | 2013-06-12 | 2013-10-16 | 杨柳青 | 一种粉笔护套 |
WO2018035972A1 (zh) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | 洽兴包装工业(中国)有限公司 | 具有蓄液功能的液体眼线笔 |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP9302209A patent/JPH11139470A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001252133A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-09-18 | Suzuno Kasei Kk | 化粧材容器及び化粧材容器のカートリッジ |
JP4584396B2 (ja) * | 2000-03-14 | 2010-11-17 | 鈴野化成株式会社 | 化粧材容器及び化粧材容器のカートリッジ |
JP2002101951A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Suzuno Kasei Kk | カートリッジ及び容器本体よりなる化粧材容器 |
JP4733823B2 (ja) * | 2000-09-28 | 2011-07-27 | 鈴野化成株式会社 | カートリッジ及び容器本体よりなる化粧材容器 |
JP2003102542A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Suzuno Kasei Kk | 化粧材容器のカートリッジ及び化粧材容器 |
KR100486027B1 (ko) * | 2002-04-29 | 2005-05-03 | 김종출 | 다용도 케이스 |
US7789581B2 (en) | 2005-06-22 | 2010-09-07 | Schwan-Stabilo Cosmetics Gmbh & Co. Kg | Applicator devices with a short twist-off protective cap |
CN103350590A (zh) * | 2013-06-12 | 2013-10-16 | 杨柳青 | 一种粉笔护套 |
WO2018035972A1 (zh) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | 洽兴包装工业(中国)有限公司 | 具有蓄液功能的液体眼线笔 |
US10743635B2 (en) | 2016-08-25 | 2020-08-18 | Shya Hsin Packaging Industry (China) Co., Ltd. | Liquid eyeliner pen having liquid storage fuction |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |