JPH11119543A - ベルト駆動装置 - Google Patents
ベルト駆動装置Info
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- JPH11119543A JPH11119543A JP9295036A JP29503697A JPH11119543A JP H11119543 A JPH11119543 A JP H11119543A JP 9295036 A JP9295036 A JP 9295036A JP 29503697 A JP29503697 A JP 29503697A JP H11119543 A JPH11119543 A JP H11119543A
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- roller
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- endless
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Abstract
(57)【要約】
【課題】エンドレスベルトの片寄りを簡単な機構で防止
する。 【解決手段】駆動ローラ6を回転してエンドレスベルト
1を回転してエンドレスベルト1が片寄り、端部が円錐
台ローラ12に乗り上げると、円錐台ローラ12に回転
トルクが作用して回転する。円錐台ローラ12の回転に
より保持紐17が円錐台ローラ12に巻き取られてベル
ト寄り検出ローラ9の端部がスプリング20と反対方向
に変位する。この変位によりエンドレスベルト1は円錐
台ローラ12の反対側に寄り始め、円錐台ローラ12の
回転トルクが小さくなって保持紐17の巻上げ力が次第
に小さくなり、ベルト寄り検出ローラ9の端部がスプリ
ング20の方向に戻され、エンドレスベルトの寄りを防
止する。
する。 【解決手段】駆動ローラ6を回転してエンドレスベルト
1を回転してエンドレスベルト1が片寄り、端部が円錐
台ローラ12に乗り上げると、円錐台ローラ12に回転
トルクが作用して回転する。円錐台ローラ12の回転に
より保持紐17が円錐台ローラ12に巻き取られてベル
ト寄り検出ローラ9の端部がスプリング20と反対方向
に変位する。この変位によりエンドレスベルト1は円錐
台ローラ12の反対側に寄り始め、円錐台ローラ12の
回転トルクが小さくなって保持紐17の巻上げ力が次第
に小さくなり、ベルト寄り検出ローラ9の端部がスプリ
ング20の方向に戻され、エンドレスベルトの寄りを防
止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タ等の画像形成装置等で使用するエンドレスベルトの駆
動装置、特にベルトの片寄りの防止に関するものであ
る。
タ等の画像形成装置等で使用するエンドレスベルトの駆
動装置、特にベルトの片寄りの防止に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複写機等の現像ベルト等に使用するため
ローラに掛け渡されて回転するエンドレスベルトは、各
ローラの寸法誤差や取り付け誤差,ベルト張力のアンバ
ランス,ベルト周長の不均一などや、あるいはベルトに
外力が加わることがあれば、それらが原因でベルトの寄
りが発生する。各ローラの寸法誤差や取り付け誤差で最
も寄与するのはエンドレスベルトを駆動するために駆動
モータに連結された駆動ローラである。このベルトの寄
りを防止するため、例えば特開平4−121337号公報に示
されたベルト駆動装置は、ベルト寄り検出ローラの一端
部に円錐台状のベルト寄り検出部材を回転自在に設け、
ベルト寄りが生じてベルト寄り検出部材にベルトが乗り
上げたときベルト寄り検出ローラの端部を一定方向に変
位させて、ベルトを逆方向に寄らせるようにしてベルト
寄りを修正している。
ローラに掛け渡されて回転するエンドレスベルトは、各
ローラの寸法誤差や取り付け誤差,ベルト張力のアンバ
ランス,ベルト周長の不均一などや、あるいはベルトに
外力が加わることがあれば、それらが原因でベルトの寄
りが発生する。各ローラの寸法誤差や取り付け誤差で最
も寄与するのはエンドレスベルトを駆動するために駆動
モータに連結された駆動ローラである。このベルトの寄
りを防止するため、例えば特開平4−121337号公報に示
されたベルト駆動装置は、ベルト寄り検出ローラの一端
部に円錐台状のベルト寄り検出部材を回転自在に設け、
ベルト寄りが生じてベルト寄り検出部材にベルトが乗り
上げたときベルト寄り検出ローラの端部を一定方向に変
位させて、ベルトを逆方向に寄らせるようにしてベルト
寄りを修正している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベルト
が円錐台状のベルト寄り検出部材に乗り上げた状態で停
止していると、ベルト端部に大きな張力が連続的に働
き、ベルト端部が伸びて波打ってしまう。その結果、ベ
ルトとベルト寄り検出部材との摩擦力が小さくなり、ベ
ルト寄り検出部材に働く回転力も小さくなるため、徐々
にベルト寄り防止機構が機能しなくなり耐久性に問題が
出てくる。
が円錐台状のベルト寄り検出部材に乗り上げた状態で停
止していると、ベルト端部に大きな張力が連続的に働
き、ベルト端部が伸びて波打ってしまう。その結果、ベ
ルトとベルト寄り検出部材との摩擦力が小さくなり、ベ
ルト寄り検出部材に働く回転力も小さくなるため、徐々
にベルト寄り防止機構が機能しなくなり耐久性に問題が
出てくる。
【0004】また、画像形成装置で感光体に形成された
潜像を現像する現像ベルトに波打ちが生じると、形成さ
れた画像に濃度むら等が生じ、画質劣化の原因になって
しまう。
潜像を現像する現像ベルトに波打ちが生じると、形成さ
れた画像に濃度むら等が生じ、画質劣化の原因になって
しまう。
【0005】この発明はかかる短所を改善し、エンドレ
スベルトの片寄りを防止するとともにエンドレスベルト
の耐久性を向上させることができるベルト駆動装置を得
ることを目的とするものである。
スベルトの片寄りを防止するとともにエンドレスベルト
の耐久性を向上させることができるベルト駆動装置を得
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るベルト駆
動装置は、駆動ローラと複数の従動ローラとベルト寄り
検出ローラに掛け渡されたエンドレスベルトの駆動装置
であって、ベルト寄り検出ローラの少なくとも一端部に
ベルト寄り検出ローラとは独立して回転自在に支持され
たベルト寄り検出部材と、ベルト寄り検出部材に連結さ
れ、ベルト寄り検出部材にエンドレスベルトがかかって
回転トルクが作用したときに、その回転運動を直線運動
に変換してベルト寄り検出ローラの端部を所定方向に変
位させるベルト寄り修正手段と、エンドレスベルトを順
方向と逆方向の2方向に切り換えて回転する回転手段と
を有することを特徴とする。
動装置は、駆動ローラと複数の従動ローラとベルト寄り
検出ローラに掛け渡されたエンドレスベルトの駆動装置
であって、ベルト寄り検出ローラの少なくとも一端部に
ベルト寄り検出ローラとは独立して回転自在に支持され
たベルト寄り検出部材と、ベルト寄り検出部材に連結さ
れ、ベルト寄り検出部材にエンドレスベルトがかかって
回転トルクが作用したときに、その回転運動を直線運動
に変換してベルト寄り検出ローラの端部を所定方向に変
位させるベルト寄り修正手段と、エンドレスベルトを順
方向と逆方向の2方向に切り換えて回転する回転手段と
を有することを特徴とする。
【0007】この発明に係る他のベルト駆動装置は、駆
動ローラと複数の従動ローラとベルト寄り検出ローラに
掛け渡されたエンドレスベルトの駆動装置であって、ベ
ルト寄り検出ローラの少なくとも一端部にベルト寄り検
出ローラの回転軸に回転自在に支持され、ベルト寄り検
出ローラ側である内側が外側より小さな径に形成された
ベルト寄り検出部材と、ベルト寄り検出部材の端部に、
ベルト寄り検出部材の回転軸と直交する方向に取り付け
られた保持紐及びベルト寄り検出ローラを保持紐の保持
方向と反対側の方向に引っ張るスプリングとを有するベ
ルト寄り修正手段と、エンドレスベルトを順方向と逆方
向の2方向に切り換えて回転する回転手段とを有し、エ
ンドレスベルトを一定時間順方向に回転しないときはエ
ンドレスベルトを逆方向に回転させてベルト寄りを修正
することを特徴とする。
動ローラと複数の従動ローラとベルト寄り検出ローラに
掛け渡されたエンドレスベルトの駆動装置であって、ベ
ルト寄り検出ローラの少なくとも一端部にベルト寄り検
出ローラの回転軸に回転自在に支持され、ベルト寄り検
出ローラ側である内側が外側より小さな径に形成された
ベルト寄り検出部材と、ベルト寄り検出部材の端部に、
ベルト寄り検出部材の回転軸と直交する方向に取り付け
られた保持紐及びベルト寄り検出ローラを保持紐の保持
方向と反対側の方向に引っ張るスプリングとを有するベ
ルト寄り修正手段と、エンドレスベルトを順方向と逆方
向の2方向に切り換えて回転する回転手段とを有し、エ
ンドレスベルトを一定時間順方向に回転しないときはエ
ンドレスベルトを逆方向に回転させてベルト寄りを修正
することを特徴とする。
【0008】上記エンドレスベルトのベルト寄り検出部
材と接触する部分に補強材を設けると良い。
材と接触する部分に補強材を設けると良い。
【0009】また、上記エンドレスベルトの端部がベル
ト寄り検出部材に乗り上げる直前の位置を検知するベル
ト検出手段を有すると良い。
ト寄り検出部材に乗り上げる直前の位置を検知するベル
ト検出手段を有すると良い。
【0010】さらに、上記エンドレスベルトを一定時間
順方向に回転しないときはベルト検出手段でエンドレス
ベルトを検出するまでエンドレスベルトを逆方向に回転
させる。
順方向に回転しないときはベルト検出手段でエンドレス
ベルトを検出するまでエンドレスベルトを逆方向に回転
させる。
【0011】また、上記エンドレスベルトを逆方向に回
転させるときに、エンドレスベルトの表面に接触してい
る部材をエンドレスベルトから離して回転することが望
ましい。
転させるときに、エンドレスベルトの表面に接触してい
る部材をエンドレスベルトから離して回転することが望
ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明のベルト駆動装置は、駆
動モータに連結された駆動ローラと複数の従動ローラと
ベルト寄り検出ローラと各ローラに巻回されたエンドレ
スベルト及びベルト検出センサを有する。駆動モータは
可逆モータからなり、順方向と逆方向とを切り換えて回
転する。ベルト寄り検出ローラは、一方の端部がベルト
寄り修正手段により揺動自在に支持されている。ベルト
寄り修正手段はベルト寄り検出ローラの回転軸に回転自
在に支持された円錐台ローラからなるベルト寄り検出部
材と、一方の端部が本体に固定され、他方の端部が円錐
台ローラの端部に巻取られるように取り付けられた保持
紐と、ベルト寄り検出ローラの回転軸に取り付けられた
軸受に取り付けられ、保持紐の保持方向と反対側の方向
にベルト寄り検出ローラを引っ張るスプリングとを有す
る。円錐台ローラはベルト寄り検出ローラ側が小さな径
で形成され、小径側がベルト寄り検出ローラの外径と同
じかやや小さくなっている。
動モータに連結された駆動ローラと複数の従動ローラと
ベルト寄り検出ローラと各ローラに巻回されたエンドレ
スベルト及びベルト検出センサを有する。駆動モータは
可逆モータからなり、順方向と逆方向とを切り換えて回
転する。ベルト寄り検出ローラは、一方の端部がベルト
寄り修正手段により揺動自在に支持されている。ベルト
寄り修正手段はベルト寄り検出ローラの回転軸に回転自
在に支持された円錐台ローラからなるベルト寄り検出部
材と、一方の端部が本体に固定され、他方の端部が円錐
台ローラの端部に巻取られるように取り付けられた保持
紐と、ベルト寄り検出ローラの回転軸に取り付けられた
軸受に取り付けられ、保持紐の保持方向と反対側の方向
にベルト寄り検出ローラを引っ張るスプリングとを有す
る。円錐台ローラはベルト寄り検出ローラ側が小さな径
で形成され、小径側がベルト寄り検出ローラの外径と同
じかやや小さくなっている。
【0013】このベルト寄り修正手段は初期状態でベル
ト寄り検出ローラがスプリング側に一定角度傾き、エン
ドレスベルトの端部は円錐台ローラに乗り上げる直前の
位置にある。この状態で駆動ローラを回転してエンドレ
スベルトを回転すると、エンドレスベルトは円錐台ロー
ラ側に片寄り、端部が円錐台ローラに乗り上げ、円錐台
ローラにはエンドレスベルトとの摩擦により回転トルク
が作用して回転する。この円錐台ローラの回転により保
持紐が円錐台ローラに巻き取られてベルト寄り検出ロー
ラの端部がスプリングと反対方向に変位する。このベル
ト寄り検出ローラの端部がある程度変位するとエンドレ
スベルトの円錐台ローラ側の寄りが止まる。この状態で
ベルト寄り検出ローラの端部がさらにスプリングと反対
方向に変位するとエンドレスベルトは円錐台ローラ側の
反対側に寄り始め、エンドレスベルトの円錐台ローラに
対する乗り上げ量が減少して、円錐台ローラの回転トル
クが小さくなって保持紐の巻上げ力が次第に小さくな
り、スプリングの引張り力によりベルト寄り検出ローラ
の端部がスプリングの方向に戻される。このようにして
ベルト寄り検出ローラの傾き量を自動調整してエンドレ
スベルトの寄りを防止する。
ト寄り検出ローラがスプリング側に一定角度傾き、エン
ドレスベルトの端部は円錐台ローラに乗り上げる直前の
位置にある。この状態で駆動ローラを回転してエンドレ
スベルトを回転すると、エンドレスベルトは円錐台ロー
ラ側に片寄り、端部が円錐台ローラに乗り上げ、円錐台
ローラにはエンドレスベルトとの摩擦により回転トルク
が作用して回転する。この円錐台ローラの回転により保
持紐が円錐台ローラに巻き取られてベルト寄り検出ロー
ラの端部がスプリングと反対方向に変位する。このベル
ト寄り検出ローラの端部がある程度変位するとエンドレ
スベルトの円錐台ローラ側の寄りが止まる。この状態で
ベルト寄り検出ローラの端部がさらにスプリングと反対
方向に変位するとエンドレスベルトは円錐台ローラ側の
反対側に寄り始め、エンドレスベルトの円錐台ローラに
対する乗り上げ量が減少して、円錐台ローラの回転トル
クが小さくなって保持紐の巻上げ力が次第に小さくな
り、スプリングの引張り力によりベルト寄り検出ローラ
の端部がスプリングの方向に戻される。このようにして
ベルト寄り検出ローラの傾き量を自動調整してエンドレ
スベルトの寄りを防止する。
【0014】また、エンドレスベルトの回転が停止して
いるときに、ベルト検出センサでエンドレスベルトが円
錐台ローラに乗り上げていることを検出すると、あらか
じめ定めた一定時間が経過したときにベルト駆動モータ
に逆回転してエンドレスベルトを逆方向に回転させ、エ
ンドレスベルトの端部を円錐台ローラの円錐面から外
す。このようにしてエンドレスベルトの端部に大きな張
力が長時間連続的に作用することを防ぐから、エンドレ
スベルトの端部が伸びて波打ってしまうような変形を防
止することができる。
いるときに、ベルト検出センサでエンドレスベルトが円
錐台ローラに乗り上げていることを検出すると、あらか
じめ定めた一定時間が経過したときにベルト駆動モータ
に逆回転してエンドレスベルトを逆方向に回転させ、エ
ンドレスベルトの端部を円錐台ローラの円錐面から外
す。このようにしてエンドレスベルトの端部に大きな張
力が長時間連続的に作用することを防ぐから、エンドレ
スベルトの端部が伸びて波打ってしまうような変形を防
止することができる。
【0015】さらに、エンドレスベルトを逆方向に回転
させるときに、エンドレスベルトの表面に接触している
部材をエンドレスベルトから離して回転して、逆回転す
るエンドレスベルトに加えられる負荷を低減する。
させるときに、エンドレスベルトの表面に接触している
部材をエンドレスベルトから離して回転して、逆回転す
るエンドレスベルトに加えられる負荷を低減する。
【0016】また、エンドレスベルトの円錐ローラに乗
り上げて接触する部分に補強材を設けて摩耗を防ぎ耐久
性を高める。
り上げて接触する部分に補強材を設けて摩耗を防ぎ耐久
性を高める。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示す斜視
図である。図に示すように、エンドレスベルト1の駆動
装置100は、ベルト駆動モータ2にプーリ3,4とタ
イミングベルト5で連結され、外周面がゴムなどの摩擦
係数の高い材質からなる駆動ローラ6と、2本の従動ロ
ーラ7,8と、駆動ローラ6の隣り合う位置に設けられ
たベルト寄り検出ローラ9及びテンションローラ10を
有する。エンドレスベルト1はポリイミドやプリエチレ
ンテレフタレートなどの樹脂やニッケルなどの金属で形
成されている。ベルト駆動モータ2は可逆モータからな
り、矢印Aで示す順方向と矢印Bで示す逆方向とを切り
換えて回転し、エンドレスベルト1を矢印Cで示す順方
向と矢印Dで示す逆方向に回転させる。
図である。図に示すように、エンドレスベルト1の駆動
装置100は、ベルト駆動モータ2にプーリ3,4とタ
イミングベルト5で連結され、外周面がゴムなどの摩擦
係数の高い材質からなる駆動ローラ6と、2本の従動ロ
ーラ7,8と、駆動ローラ6の隣り合う位置に設けられ
たベルト寄り検出ローラ9及びテンションローラ10を
有する。エンドレスベルト1はポリイミドやプリエチレ
ンテレフタレートなどの樹脂やニッケルなどの金属で形
成されている。ベルト駆動モータ2は可逆モータからな
り、矢印Aで示す順方向と矢印Bで示す逆方向とを切り
換えて回転し、エンドレスベルト1を矢印Cで示す順方
向と矢印Dで示す逆方向に回転させる。
【0018】ベルト寄り検出ローラ9は一端部がベルト
寄り修正手段11により支持されている。ベルト寄り修
正手段11は、ベルト寄り検出ローラ7の回転軸に回転
自在に支持された円錐台ローラ12からなるベルト寄り
検出部材と、本体に固定され、ベルト寄り検出ローラ9
の回転軸に取り付けられた軸受13と嵌合する長穴14
を有するブラケット15と、一方の端部がブラケット1
5の長穴14の一方の外側に設けられたアンカー16に
固定され、他方の端部が円錐台ローラ12の先端の回転
軸12aに巻取られるように取り付けられた保持紐17
と、ベルト寄り検出ローラ9の回転軸に取り付けられた
軸受18とブラケット15のアンカー19に取り付けら
れ、ベルト寄り検出ローラ7を保持紐17の保持方向と
反対側の方向に引っ張るスプリング20とを有する。円
錐台ローラ12は、図2の部分断面図に示すように、ベ
ルト寄り検出ローラ9側である内側が外側より小さな径
に形成され、小径側がベルト寄り検出ローラ9の外径と
同じかやや小さく形成されたり、小径側の端部に面取り
かR形状になっている。
寄り修正手段11により支持されている。ベルト寄り修
正手段11は、ベルト寄り検出ローラ7の回転軸に回転
自在に支持された円錐台ローラ12からなるベルト寄り
検出部材と、本体に固定され、ベルト寄り検出ローラ9
の回転軸に取り付けられた軸受13と嵌合する長穴14
を有するブラケット15と、一方の端部がブラケット1
5の長穴14の一方の外側に設けられたアンカー16に
固定され、他方の端部が円錐台ローラ12の先端の回転
軸12aに巻取られるように取り付けられた保持紐17
と、ベルト寄り検出ローラ9の回転軸に取り付けられた
軸受18とブラケット15のアンカー19に取り付けら
れ、ベルト寄り検出ローラ7を保持紐17の保持方向と
反対側の方向に引っ張るスプリング20とを有する。円
錐台ローラ12は、図2の部分断面図に示すように、ベ
ルト寄り検出ローラ9側である内側が外側より小さな径
に形成され、小径側がベルト寄り検出ローラ9の外径と
同じかやや小さく形成されたり、小径側の端部に面取り
かR形状になっている。
【0019】このベルト寄り修正手段11の円錐台ロー
ラ12はスプリング20により引っ張られて円錐台ロー
ラ12の回転軸12aに巻付いた保持紐17の巻き付き
量が少なくなってスプリング20側に一定角度傾き、ベ
ルト寄り検出ローラ9が駆動ローラ6の回転軸に対して
矢印E方向に傾いて、エンドレスベルト1が順方向であ
るC方向に回転すると円錐台ローラ12に乗り上げて、
エンドレスベルト1を矢印G方向に変位させる。このエ
ンドレスベルト1のベルト寄り修正手段11側の端部は
初期状態で、図1の2点鎖線で示すように、円錐台ロー
ラ12に乗り上げる直前の位置にある。このときのエン
ドレスベルト1の位置を検出するベルト検出センサ21
がエンドレスベルト1の端部に設けられている。
ラ12はスプリング20により引っ張られて円錐台ロー
ラ12の回転軸12aに巻付いた保持紐17の巻き付き
量が少なくなってスプリング20側に一定角度傾き、ベ
ルト寄り検出ローラ9が駆動ローラ6の回転軸に対して
矢印E方向に傾いて、エンドレスベルト1が順方向であ
るC方向に回転すると円錐台ローラ12に乗り上げて、
エンドレスベルト1を矢印G方向に変位させる。このエ
ンドレスベルト1のベルト寄り修正手段11側の端部は
初期状態で、図1の2点鎖線で示すように、円錐台ロー
ラ12に乗り上げる直前の位置にある。このときのエン
ドレスベルト1の位置を検出するベルト検出センサ21
がエンドレスベルト1の端部に設けられている。
【0020】この状態でベルト駆動モータ2によりベル
ト駆動ローラ6を回転してエンドレスベルト1を順方向
Cに回転すると、回転しているエンドレスベルト1は円
錐台ローラ12側であるG方向に片寄り、端部が円錐台
ローラ12の円錐面に乗り上げていく。エンドレスベル
ト1がG方向に片寄り始めると、ベルト検出センサ21
がエンドレスベルト1の端部からはずれ、エンドレスベ
ルト1がG方向に片寄り始めたことを検知する。エンド
レスベルト1の端部が円錐台ローラ12の円錐面に乗り
上げると、円錐台ローラ12にはエンドレスベルト1と
の摩擦により回転トルクが作用して回転する。この円錐
台ローラ12の回転により保持紐17が円錐台ローラ1
2の回転軸12aに巻き取られてベルト寄り検出ローラ
9の端部がスプリング20と反対方向Fに変位する。こ
のようにベルト寄り検出ローラ9の端部が変位するにし
たがってエンドレスベルト1が乗り上げている円錐台ロ
ーラ12の傾き角が変わり、エンドレスベルト1の円錐
台ローラ12側の寄り量が少なくなる。そして、ベルト
寄り検出ローラ9の端部がある程度変位するとエンドレ
スベルト1の円錐台ローラ12側の寄りが止まる。この
状態でベルト寄り検出ローラ9の端部がさらにスプリン
グ20と反対方向Fに変位するとエンドレスベルト1は
円錐台ローラ12とは反対側Hに寄り始め、円錐台ロー
ラ12の円錐面に対する乗り上げ量が減少する。エンド
レスベルト1の円錐台ローラ12に対する乗り上げ量が
減少すると円錐台ローラ12に対するエンドレスベルト
1の摩擦力が減少し、円錐台ローラ12の回転トルクが
小さくなって保持紐17の巻上げ力が次第に小さくな
り、スプリング20の引張り力によりベルト寄り検出ロ
ーラ9の端部がスプリング20の方向Eに戻される。エ
ンドレスベルト1が初期位置に戻ると、ベルト検出セン
サ21はエンドレスベルト1が初期位置に戻ったことを
検知する。
ト駆動ローラ6を回転してエンドレスベルト1を順方向
Cに回転すると、回転しているエンドレスベルト1は円
錐台ローラ12側であるG方向に片寄り、端部が円錐台
ローラ12の円錐面に乗り上げていく。エンドレスベル
ト1がG方向に片寄り始めると、ベルト検出センサ21
がエンドレスベルト1の端部からはずれ、エンドレスベ
ルト1がG方向に片寄り始めたことを検知する。エンド
レスベルト1の端部が円錐台ローラ12の円錐面に乗り
上げると、円錐台ローラ12にはエンドレスベルト1と
の摩擦により回転トルクが作用して回転する。この円錐
台ローラ12の回転により保持紐17が円錐台ローラ1
2の回転軸12aに巻き取られてベルト寄り検出ローラ
9の端部がスプリング20と反対方向Fに変位する。こ
のようにベルト寄り検出ローラ9の端部が変位するにし
たがってエンドレスベルト1が乗り上げている円錐台ロ
ーラ12の傾き角が変わり、エンドレスベルト1の円錐
台ローラ12側の寄り量が少なくなる。そして、ベルト
寄り検出ローラ9の端部がある程度変位するとエンドレ
スベルト1の円錐台ローラ12側の寄りが止まる。この
状態でベルト寄り検出ローラ9の端部がさらにスプリン
グ20と反対方向Fに変位するとエンドレスベルト1は
円錐台ローラ12とは反対側Hに寄り始め、円錐台ロー
ラ12の円錐面に対する乗り上げ量が減少する。エンド
レスベルト1の円錐台ローラ12に対する乗り上げ量が
減少すると円錐台ローラ12に対するエンドレスベルト
1の摩擦力が減少し、円錐台ローラ12の回転トルクが
小さくなって保持紐17の巻上げ力が次第に小さくな
り、スプリング20の引張り力によりベルト寄り検出ロ
ーラ9の端部がスプリング20の方向Eに戻される。エ
ンドレスベルト1が初期位置に戻ると、ベルト検出セン
サ21はエンドレスベルト1が初期位置に戻ったことを
検知する。
【0021】この動作を繰り返してベルト寄り検出ロー
ラ9の傾き量を自動調整してエンドレスベルト1の寄り
を防止することができる。また、ベルト寄り修正手段1
1を有するベルト寄り検出ローラ9を寸法誤差や取り付
け誤差で最もベルト寄りに寄与する駆動ローラ6と隣り
合う位置に設けたから、ベルト寄りを安定して調整する
ことができる。
ラ9の傾き量を自動調整してエンドレスベルト1の寄り
を防止することができる。また、ベルト寄り修正手段1
1を有するベルト寄り検出ローラ9を寸法誤差や取り付
け誤差で最もベルト寄りに寄与する駆動ローラ6と隣り
合う位置に設けたから、ベルト寄りを安定して調整する
ことができる。
【0022】また、エンドレスベルト1が円錐台ローラ
12に乗り上げた状態でベルト駆動モータ2が停止して
エンドレスベルト1の順方向の回転を停止し、ベルト検
出センサ21でエンドレスベルト1が円錐台ローラ12
に乗り上げていることを示す信号を出力していると、ベ
ルト駆動モータ2の制御部は、あらかじめ定めた一定時
間が経過したらベルト駆動モータ2をB方向に逆回転し
てエンドレスベルト1を逆方向Dに回転させる。エンド
レスベルト1を逆方向Dに回転させると、エンドレスベ
ルト1が乗り上げている円錐台ローラ12が保持紐17
の巻き取り方向とは逆に回転して保持紐17を巻き戻
し、ベルト寄り検出ローラ9の端部をスプリング20の
方向Eに変位させる。この変位により円錐台ローラ12
の傾き角が変わり、エンドレスベルト1はH方向に寄り
始める。エンドレスベルト1が引き続き逆方向Dに回転
すると、ベルト寄り検出ローラ9は初期状態の傾斜に戻
り、さらにエンドレスベルト1が逆方向Dに回転する
と、エンドレスベルト1の端部が円錐台ローラ12の円
錐面からはずれて初期位置に戻る。エンドレスベルト1
が初期位置に戻ったことをベルト検出センサ21で検出
すると、ベルト駆動モータ2の逆回転を停止させてエン
ドレスベルト1の回転を停止させる。
12に乗り上げた状態でベルト駆動モータ2が停止して
エンドレスベルト1の順方向の回転を停止し、ベルト検
出センサ21でエンドレスベルト1が円錐台ローラ12
に乗り上げていることを示す信号を出力していると、ベ
ルト駆動モータ2の制御部は、あらかじめ定めた一定時
間が経過したらベルト駆動モータ2をB方向に逆回転し
てエンドレスベルト1を逆方向Dに回転させる。エンド
レスベルト1を逆方向Dに回転させると、エンドレスベ
ルト1が乗り上げている円錐台ローラ12が保持紐17
の巻き取り方向とは逆に回転して保持紐17を巻き戻
し、ベルト寄り検出ローラ9の端部をスプリング20の
方向Eに変位させる。この変位により円錐台ローラ12
の傾き角が変わり、エンドレスベルト1はH方向に寄り
始める。エンドレスベルト1が引き続き逆方向Dに回転
すると、ベルト寄り検出ローラ9は初期状態の傾斜に戻
り、さらにエンドレスベルト1が逆方向Dに回転する
と、エンドレスベルト1の端部が円錐台ローラ12の円
錐面からはずれて初期位置に戻る。エンドレスベルト1
が初期位置に戻ったことをベルト検出センサ21で検出
すると、ベルト駆動モータ2の逆回転を停止させてエン
ドレスベルト1の回転を停止させる。
【0023】このようにエンドレスベルト1が円錐台ロ
ーラ12に乗り上げた状態で停止しているときは、エン
ドレスベルト1を逆方向に回転して、エンドレスベルト
1の端部を円錐台ローラ12の円錐面から外して、エン
ドレスベルト1の端部に大きな張力が連続的に作用する
ことを防ぐから、エンドレスベルト1の端部が伸びて波
打ってしまうような変形を防止することができる。
ーラ12に乗り上げた状態で停止しているときは、エン
ドレスベルト1を逆方向に回転して、エンドレスベルト
1の端部を円錐台ローラ12の円錐面から外して、エン
ドレスベルト1の端部に大きな張力が連続的に作用する
ことを防ぐから、エンドレスベルト1の端部が伸びて波
打ってしまうような変形を防止することができる。
【0024】次に上記のように構成されたベルト駆動装
置100を画像形成装置の現像装置に使用したときの実
施例を説明する。
置100を画像形成装置の現像装置に使用したときの実
施例を説明する。
【0025】図3は画像形成装置の作像部を示す構成図
である。図に示すように画像形成装置の作像部200に
は感光体31に形成された静電潜像を可視化する現像装
置32を有する。現像装置32はエンドレスベルトから
なる現像ベルト1を駆動するベルト駆動装置100と、
例えばジメチルポリシロキサンオイル等の絶縁性液体か
らなる現像液溶媒中に顕像化粒子であるトナーが高濃度
に分散された100〜10000mPa・sの高粘性の液体現像
剤33を貯蔵し、貯蔵した液体現像剤を現像ベルト1に
塗布する現像剤塗布手段34及びクリーニング手段35
を有する。
である。図に示すように画像形成装置の作像部200に
は感光体31に形成された静電潜像を可視化する現像装
置32を有する。現像装置32はエンドレスベルトから
なる現像ベルト1を駆動するベルト駆動装置100と、
例えばジメチルポリシロキサンオイル等の絶縁性液体か
らなる現像液溶媒中に顕像化粒子であるトナーが高濃度
に分散された100〜10000mPa・sの高粘性の液体現像
剤33を貯蔵し、貯蔵した液体現像剤を現像ベルト1に
塗布する現像剤塗布手段34及びクリーニング手段35
を有する。
【0026】現像剤塗布手段34は液体現像剤33を貯
蔵した現像剤貯蔵部36と供給ローラ37と塗布ローラ
38と離接機構部39を有する。離接機構部39はカム
40を有する離接カムモータ41と、回転軸42に回動
自在に取り付けられ、カム40に係合する従動ブラケッ
ト43を有し、従動ブラケット43に現像剤貯蔵部36
と供給ローラ37と塗布ローラ38が取り付けられ、離
接カムモータ41の回動により従動ブラケット43が回
動して塗布ローラ38を現像ベルト1に対して離接させ
る。クリーニング手段35はクリーニングブレード44
と揺動機構部45を有する。揺動機構部45はソレノイ
ド46とソレノイド46に対向した位置に設けられたス
プリング47とクリーニングブレード44を取り付けた
回動アーム48とを有し、クリーニングブレード44を
揺動させて現像ベルト1に対して離接させる。
蔵した現像剤貯蔵部36と供給ローラ37と塗布ローラ
38と離接機構部39を有する。離接機構部39はカム
40を有する離接カムモータ41と、回転軸42に回動
自在に取り付けられ、カム40に係合する従動ブラケッ
ト43を有し、従動ブラケット43に現像剤貯蔵部36
と供給ローラ37と塗布ローラ38が取り付けられ、離
接カムモータ41の回動により従動ブラケット43が回
動して塗布ローラ38を現像ベルト1に対して離接させ
る。クリーニング手段35はクリーニングブレード44
と揺動機構部45を有する。揺動機構部45はソレノイ
ド46とソレノイド46に対向した位置に設けられたス
プリング47とクリーニングブレード44を取り付けた
回動アーム48とを有し、クリーニングブレード44を
揺動させて現像ベルト1に対して離接させる。
【0027】この現像装置32の制御系には、図4に示
すように、ベルト検出センサ21とコントロールパネル
51からの信号を入力する制御部52とカウンタ53と
ベルト駆動モータドライバ53及び離接カムモータドラ
イバ54を有する。
すように、ベルト検出センサ21とコントロールパネル
51からの信号を入力する制御部52とカウンタ53と
ベルト駆動モータドライバ53及び離接カムモータドラ
イバ54を有する。
【0028】コントロールパネル51から動作指令が出
されると、制御部52からベルト駆動モータドライバ5
4に制御信号を送り、ベルト駆動モータ2を駆動して現
像ベルト1を順方向に回転させる。この現像ベルト1を
順方向に回転させているときに、ベルト寄り検出ローラ
9に設けられたベルト寄り修正手段11で現像ベルト1
の片寄りを修正している。次に、制御部52から接離カ
ムモータドライバ55に制御信号を送り、現像剤塗布手
段34の接離カムモータ55を駆動して塗布ローラ38
を現像ベルト1に圧接し、クリーニング手段35のソレ
ノイド46を駆動してクリーニングブレード44を現像
ベルト1に圧接する。そして駆動ローラ6により回転し
ている現像ベルト1の表面に、現像剤塗布手段34によ
り液体現像剤33を塗布して均一な厚さの液体現像剤薄
層を形成する。この液体現像剤薄層が形成された現像ベ
ルト1が2本の従動ローラ7,8間の現像領域を通ると
きに感光体31に液体現像剤薄層を転移して感光体31
に形成された静電潜像を可視像にする。現像領域を通っ
た現像ベルト1に残留している液体現像剤はクリーニン
グ手段35で除去して回収する。
されると、制御部52からベルト駆動モータドライバ5
4に制御信号を送り、ベルト駆動モータ2を駆動して現
像ベルト1を順方向に回転させる。この現像ベルト1を
順方向に回転させているときに、ベルト寄り検出ローラ
9に設けられたベルト寄り修正手段11で現像ベルト1
の片寄りを修正している。次に、制御部52から接離カ
ムモータドライバ55に制御信号を送り、現像剤塗布手
段34の接離カムモータ55を駆動して塗布ローラ38
を現像ベルト1に圧接し、クリーニング手段35のソレ
ノイド46を駆動してクリーニングブレード44を現像
ベルト1に圧接する。そして駆動ローラ6により回転し
ている現像ベルト1の表面に、現像剤塗布手段34によ
り液体現像剤33を塗布して均一な厚さの液体現像剤薄
層を形成する。この液体現像剤薄層が形成された現像ベ
ルト1が2本の従動ローラ7,8間の現像領域を通ると
きに感光体31に液体現像剤薄層を転移して感光体31
に形成された静電潜像を可視像にする。現像領域を通っ
た現像ベルト1に残留している液体現像剤はクリーニン
グ手段35で除去して回収する。
【0029】この一連の現像動作が終了し、現像ベルト
1の回転が停止して待機状態になっときにカウンタ53
で動作終了からの時間を計測し、あらかじめ設定された
一定時間が経過すると、制御部52は接離カムモータ4
1とソレノイド46を駆動して塗布ローラ38とクリー
ニングブレード44を現像ベルト1から離す。このとき
制御部52はベルト検出センサ21からの信号を確認
し、現像ベルト1がベルト寄り検出ローラ9に設けられ
たベルト寄り修正手段11の円錐ローラ12に乗り上げ
た状態で停止していることを検知すると、ベルト駆動モ
ータ2を逆回転して現像ベルト1を逆方向に回転し、現
像ベルト1の端部を円錐台ローラ12の円錐面からはず
して初期位置に戻す。現像ベルト1が初期位置に戻った
ことをベルト検出センサ21で検出すると、ベルト駆動
モータ2の逆回転を停止させて現像ベルト1の回転を停
止させる。
1の回転が停止して待機状態になっときにカウンタ53
で動作終了からの時間を計測し、あらかじめ設定された
一定時間が経過すると、制御部52は接離カムモータ4
1とソレノイド46を駆動して塗布ローラ38とクリー
ニングブレード44を現像ベルト1から離す。このとき
制御部52はベルト検出センサ21からの信号を確認
し、現像ベルト1がベルト寄り検出ローラ9に設けられ
たベルト寄り修正手段11の円錐ローラ12に乗り上げ
た状態で停止していることを検知すると、ベルト駆動モ
ータ2を逆回転して現像ベルト1を逆方向に回転し、現
像ベルト1の端部を円錐台ローラ12の円錐面からはず
して初期位置に戻す。現像ベルト1が初期位置に戻った
ことをベルト検出センサ21で検出すると、ベルト駆動
モータ2の逆回転を停止させて現像ベルト1の回転を停
止させる。
【0030】このようにして現像ベルト1の端部に大き
な張力が連続的に作用することを防ぐから、現像ベルト
1の端部が伸びて波打ってしまうような変形を防止する
ことができ、現像ベルト1の耐久性を向上させるととも
に濃度むらのない良質な画像を安定して形成することが
できる。また、現像ベルト1を逆回転するときに、塗布
ローラ38とクリーニングブレード44を現像ベルト1
から離すから、現像ベルト1に塗布ローラ38とクリー
ニングブレード44の負荷を加えないで逆回転すること
ができ、現像ベルト1の円錐台ローラ12に対する乗り
上げを迅速に解消することができる。
な張力が連続的に作用することを防ぐから、現像ベルト
1の端部が伸びて波打ってしまうような変形を防止する
ことができ、現像ベルト1の耐久性を向上させるととも
に濃度むらのない良質な画像を安定して形成することが
できる。また、現像ベルト1を逆回転するときに、塗布
ローラ38とクリーニングブレード44を現像ベルト1
から離すから、現像ベルト1に塗布ローラ38とクリー
ニングブレード44の負荷を加えないで逆回転すること
ができ、現像ベルト1の円錐台ローラ12に対する乗り
上げを迅速に解消することができる。
【0031】また、図5の斜視図に示すように、現像ベ
ルト1の円錐台ローラ12に乗り上げる内面端部全周
に、円錐台ローラ12に乗り上げる幅と同程度、例えば
5mm〜20mm程度の幅で厚さがの50μm〜200μm程
度のプリエチレンテレフタレート,ポリプロピレン,ポ
リイミドなどの樹脂フィルムからなる補強材22を設け
ると、現像ベルト1の摩耗を防ぐことができ、耐久性を
より向上させることができる。
ルト1の円錐台ローラ12に乗り上げる内面端部全周
に、円錐台ローラ12に乗り上げる幅と同程度、例えば
5mm〜20mm程度の幅で厚さがの50μm〜200μm程
度のプリエチレンテレフタレート,ポリプロピレン,ポ
リイミドなどの樹脂フィルムからなる補強材22を設け
ると、現像ベルト1の摩耗を防ぐことができ、耐久性を
より向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、エンド
レスベルトの回転が停止しているときに、エンドレスベ
ルトがベルト寄り検出部材に乗り上げていることを検出
すると、エンドレスベルトを逆方向に回転させ、エンド
レスベルトの端部をベルト寄り検出部材から外ようにし
たから、エンドレスベルトの端部に大きな張力が連続的
に作用することを防ぐことができ、エンドレスベルトの
端部が伸びて波打ってしまうような変形を防止すること
ができる。
レスベルトの回転が停止しているときに、エンドレスベ
ルトがベルト寄り検出部材に乗り上げていることを検出
すると、エンドレスベルトを逆方向に回転させ、エンド
レスベルトの端部をベルト寄り検出部材から外ようにし
たから、エンドレスベルトの端部に大きな張力が連続的
に作用することを防ぐことができ、エンドレスベルトの
端部が伸びて波打ってしまうような変形を防止すること
ができる。
【0033】また、エンドレスベルトがベルト寄り検出
部材から外れたことをベルト検出センサで検出してエン
ドレスベルトの回転を停止させるから、エンドレスベル
トをベルト寄り検出部材から外すときに無駄な動作をし
なくても良くて、動作効率を高めることができる。
部材から外れたことをベルト検出センサで検出してエン
ドレスベルトの回転を停止させるから、エンドレスベル
トをベルト寄り検出部材から外すときに無駄な動作をし
なくても良くて、動作効率を高めることができる。
【0034】さらに、エンドレスベルトがベルト寄り検
出部材に乗り上げていることを検出してから一定時間が
経過したときにベルト駆動モータに逆回転してエンドレ
スベルトを逆方向に回転させ、エンドレスベルトの端部
をベルト寄り検出部材から外すから、エンドレスベルト
の端部に大きな張力が長時間連続的に作用することを防
ぐことができ、エンドレスベルトの耐久性を向上させる
ことができる。
出部材に乗り上げていることを検出してから一定時間が
経過したときにベルト駆動モータに逆回転してエンドレ
スベルトを逆方向に回転させ、エンドレスベルトの端部
をベルト寄り検出部材から外すから、エンドレスベルト
の端部に大きな張力が長時間連続的に作用することを防
ぐことができ、エンドレスベルトの耐久性を向上させる
ことができる。
【0035】また、エンドレスベルトを逆方向に回転さ
せるときに、エンドレスベルトの表面に接触している部
材をエンドレスベルトから離して回転して、逆回転する
エンドレスベルトに加えられる負荷を低減するから、エ
ンドレスベルトをベルト寄り検出部材から迅速に外すこ
とができ、動作効率を高めることができる。
せるときに、エンドレスベルトの表面に接触している部
材をエンドレスベルトから離して回転して、逆回転する
エンドレスベルトに加えられる負荷を低減するから、エ
ンドレスベルトをベルト寄り検出部材から迅速に外すこ
とができ、動作効率を高めることができる。
【0036】また、エンドレスベルトのベルト寄り検出
部材に乗り上げて接触する部分に補強材を設けて摩耗を
防ぐことにより、エンドレスベルトの耐久性をより高め
ることができる。
部材に乗り上げて接触する部分に補強材を設けて摩耗を
防ぐことにより、エンドレスベルトの耐久性をより高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】ベルト寄り修正手段の構成を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図3】画像形成装置の構成図である。
【図4】現像装置の制御系の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】他の実施例の構成を示す斜視図である。
1 エンドレスベルト 2 ベルト駆動モータ 6 駆動ローラ 9 ベルト寄り検出ローラ 11 ベルト寄り修正手段 12 円錐台ローラ 17 保持紐 20 スプリング 21 ベルト検出センサ
Claims (6)
- 【請求項1】 駆動ローラと複数の従動ローラとベルト
寄り検出ローラに掛け渡されたエンドレスベルトの駆動
装置であって、 ベルト寄り検出ローラの少なくとも一端部にベルト寄り
検出ローラとは独立して回転自在に支持されたベルト寄
り検出部材と、ベルト寄り検出部材に連結され、ベルト
寄り検出部材にエンドレスベルトがかかって回転トルク
が作用したときに、その回転運動を直線運動に変換して
ベルト寄り検出ローラの端部を所定方向に変位させるベ
ルト寄り修正手段と、エンドレスベルトを順方向と逆方
向の2方向に切り換えて回転する回転手段とを有するこ
とを特徴とするベルト駆動装置。 - 【請求項2】 駆動ローラと複数の従動ローラとベルト
寄り検出ローラに掛け渡されたエンドレスベルトの駆動
装置であって、 ベルト寄り検出ローラの少なくとも一端部にベルト寄り
検出ローラの回転軸に回転自在に支持され、ベルト寄り
検出ローラ側である内側が外側より小さな径に形成され
たベルト寄り検出部材と、ベルト寄り検出部材の端部
に、ベルト寄り検出部材の回転軸と直交する方向に取り
付けられた保持紐及びベルト寄り検出ローラを保持紐の
保持方向と反対側の方向に引っ張るスプリングとを有す
るベルト寄り修正手段と、エンドレスベルトを順方向と
逆方向の2方向に切り換えて回転する回転手段とを有
し、エンドレスベルトを一定時間順方向に回転しないと
きはエンドレスベルトを逆方向に回転させてベルト寄り
を修正することを特徴とするベルト駆動装置。 - 【請求項3】 上記エンドレスベルトのベルト寄り検出
部材と接触する部分に補強材を設けた請求項1又は2記
載のベルト駆動装置。 - 【請求項4】 上記エンドレスベルトの端部がベルト寄
り検出部材に乗り上げる直前の位置を検知するベルト検
出手段を有する請求項1,2又は3記載のベルト駆動装
置。 - 【請求項5】 上記エンドレスベルトを一定時間順方向
に回転しないときはベルト検出手段でエンドレスベルト
を検出するまでエンドレスベルトを逆方向に回転させる
請求項4記載のベルト駆動装置。 - 【請求項6】 上記エンドレスベルトを逆方向に回転さ
せるときに、エンドレスベルトの表面に接触している部
材をエンドレスベルトから離して回転する請求項5記載
のベルト駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9295036A JPH11119543A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ベルト駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9295036A JPH11119543A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ベルト駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11119543A true JPH11119543A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17815499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9295036A Pending JPH11119543A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ベルト駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11119543A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008181071A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-08-07 | Ricoh Co Ltd | ベルト駆動装置及び画像形成装置 |
JP2009181107A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Ricoh Co Ltd | ベルト寄り補正方法及び装置並びにベルト装置、画像形成装置 |
JP2013047826A (ja) * | 2012-10-15 | 2013-03-07 | Ricoh Co Ltd | ベルト装置及び画像形成装置 |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP9295036A patent/JPH11119543A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008181071A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-08-07 | Ricoh Co Ltd | ベルト駆動装置及び画像形成装置 |
JP2009181107A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Ricoh Co Ltd | ベルト寄り補正方法及び装置並びにベルト装置、画像形成装置 |
JP2013047826A (ja) * | 2012-10-15 | 2013-03-07 | Ricoh Co Ltd | ベルト装置及び画像形成装置 |
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