JPH1111782A - シート処理装置のシート積載構造 - Google Patents
シート処理装置のシート積載構造Info
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- JPH1111782A JPH1111782A JP18312797A JP18312797A JPH1111782A JP H1111782 A JPH1111782 A JP H1111782A JP 18312797 A JP18312797 A JP 18312797A JP 18312797 A JP18312797 A JP 18312797A JP H1111782 A JPH1111782 A JP H1111782A
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- Japan
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- sheet
- tray
- stacking
- slit
- processing
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構造によって、搬送機能を損うことな
しにシートが積載トレイ上に搬送されて、その後に積載
トレイを上下動させてもシートが前段の搬送路側にずれ
落ちることのないシート後処理装置のシート積載構造を
提供する。 【解決手段】 画像形成装置2から搬入されたシートS
を搬送し排出する手段と、この排出手段からのシートS
を積載する積載トレイ9A,9Bとからなるシート積載
構造において、積載トレイ9A,9Bを昇降自在に駆動
する駆動手段と、この積載トレイ9A,9Bの排出手段
側の縁辺に摺接し略垂直に延在する立ち上がり面20f
と、前記縁辺とは異なる傾きを有し排出手段により排出
されるシート束S′を通過させるスリット20gを立ち
上がり面20fに備えた。
しにシートが積載トレイ上に搬送されて、その後に積載
トレイを上下動させてもシートが前段の搬送路側にずれ
落ちることのないシート後処理装置のシート積載構造を
提供する。 【解決手段】 画像形成装置2から搬入されたシートS
を搬送し排出する手段と、この排出手段からのシートS
を積載する積載トレイ9A,9Bとからなるシート積載
構造において、積載トレイ9A,9Bを昇降自在に駆動
する駆動手段と、この積載トレイ9A,9Bの排出手段
側の縁辺に摺接し略垂直に延在する立ち上がり面20f
と、前記縁辺とは異なる傾きを有し排出手段により排出
されるシート束S′を通過させるスリット20gを立ち
上がり面20fに備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリン
タ,ファクシミリ等の画像形成装置から順次排出された
一連の画像記録済みシート等の複数枚のシートを処理ト
レイ上に受容して後処理するシート処理装置に関し、特
に、その後処理されて移送されたシート束を積載するた
めのシート積載構造に関するものである。
タ,ファクシミリ等の画像形成装置から順次排出された
一連の画像記録済みシート等の複数枚のシートを処理ト
レイ上に受容して後処理するシート処理装置に関し、特
に、その後処理されて移送されたシート束を積載するた
めのシート積載構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記のようなシート処理装置
は、画像形成装置から排出された一連のシートを処理ト
レイ上で揃えてシート束とし、必要に応じてステープラ
で綴じたものをオペレータが取り出し易いようにするた
めに、積載トレイ上に積載することが行われている。そ
してこの積載トレイ上には、複数のシート束が順次積み
重ねられる。また、移送されたシート束が積載トレイ上
に的確に積載されるべく、積載トレイにシート束が集積
されるに応じてシート束の上面がいつも所定の高さにな
るように、積載トレイを上下動させることも知られてい
る。
は、画像形成装置から排出された一連のシートを処理ト
レイ上で揃えてシート束とし、必要に応じてステープラ
で綴じたものをオペレータが取り出し易いようにするた
めに、積載トレイ上に積載することが行われている。そ
してこの積載トレイ上には、複数のシート束が順次積み
重ねられる。また、移送されたシート束が積載トレイ上
に的確に積載されるべく、積載トレイにシート束が集積
されるに応じてシート束の上面がいつも所定の高さにな
るように、積載トレイを上下動させることも知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシート積
載構造において、積載されたシート束を取り出し易くす
るため等で、積載トレイの高さを積載作動されたときの
状態から上下に移動させたい場合がある。一方、各種の
シート束を分類して積載可能にしたものが要求される。
シート束を分類して積載するためには、複数の積載トレ
イを備えて、これをシート束の種類毎にその排出・積載
のための所要の位置に対向させる必要があり、よって、
一方の積載トレイを上記の所要の位置に対向させるため
に他方の積載トレイを移動させる必要がある。上記のそ
れぞれの移動の際に、積載された上側のシートが前段の
移送路に対向したことによって、シートが積載トレイ上
から前段の移送路側にずれ落ちる虞がある。この移送路
側と積載トレイとの間は、シートを積載トレイに確実に
移送し得て且つ積載トレイが適宜に上下移動されたとき
にも移送路側にずれ落ちないことが要求される。
載構造において、積載されたシート束を取り出し易くす
るため等で、積載トレイの高さを積載作動されたときの
状態から上下に移動させたい場合がある。一方、各種の
シート束を分類して積載可能にしたものが要求される。
シート束を分類して積載するためには、複数の積載トレ
イを備えて、これをシート束の種類毎にその排出・積載
のための所要の位置に対向させる必要があり、よって、
一方の積載トレイを上記の所要の位置に対向させるため
に他方の積載トレイを移動させる必要がある。上記のそ
れぞれの移動の際に、積載された上側のシートが前段の
移送路に対向したことによって、シートが積載トレイ上
から前段の移送路側にずれ落ちる虞がある。この移送路
側と積載トレイとの間は、シートを積載トレイに確実に
移送し得て且つ積載トレイが適宜に上下移動されたとき
にも移送路側にずれ落ちないことが要求される。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、簡易な構造によって、シートの移送機能を損う
ことなしに積載トレイ上に移送されて、その後に積載ト
レイを上下動させてもシートが前段の移送路側にずれ落
ちることのないシート処理装置のシート積載構造を提供
することを目的とする。
あって、簡易な構造によって、シートの移送機能を損う
ことなしに積載トレイ上に移送されて、その後に積載ト
レイを上下動させてもシートが前段の移送路側にずれ落
ちることのないシート処理装置のシート積載構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、シートを搬送し排出する排出手段と、この
排出手段からのシートを積載する積載トレイとからなる
シート積載構造において、前記積載トレイを昇降自在に
駆動する駆動手段と、この積載トレイの前記排出手段側
に略垂直に延在している立ち上がり面とを備え、この立
ち上がり面には前記排出手段により排出されるシートを
通過させるスリットがあり、このスリットの長手方向線
は前記積載トレイ上のシート側縁とは異なる傾きを有す
ることを特徴とするものである。
に本発明は、シートを搬送し排出する排出手段と、この
排出手段からのシートを積載する積載トレイとからなる
シート積載構造において、前記積載トレイを昇降自在に
駆動する駆動手段と、この積載トレイの前記排出手段側
に略垂直に延在している立ち上がり面とを備え、この立
ち上がり面には前記排出手段により排出されるシートを
通過させるスリットがあり、このスリットの長手方向線
は前記積載トレイ上のシート側縁とは異なる傾きを有す
ることを特徴とするものである。
【0006】積載トレイが上下されて、これに積載され
ているシートの側縁がスリットに対向したとき、当該シ
ートはスリットと互いに交差した状態になる。
ているシートの側縁がスリットに対向したとき、当該シ
ートはスリットと互いに交差した状態になる。
【0007】そして画像形成装置に適用される最小サイ
ズのシートが積載されたときのスリットと対向している
最上位のシートの縁辺とスリットとが、該縁辺の両端相
互の変位に対して、スリット幅を越えた該幅方向の偏差
をもたらすべく、積載トレイとスリットとの相対角度が
設定されていることによって、画像形成装置に適用され
る何れのサイズのシートも、該縁辺の何れか一方の端部
がスリットから外れることになる。
ズのシートが積載されたときのスリットと対向している
最上位のシートの縁辺とスリットとが、該縁辺の両端相
互の変位に対して、スリット幅を越えた該幅方向の偏差
をもたらすべく、積載トレイとスリットとの相対角度が
設定されていることによって、画像形成装置に適用され
る何れのサイズのシートも、該縁辺の何れか一方の端部
がスリットから外れることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施の形態
を図面に沿って説明する。図1は本発明に係わるシート
処理装置の一側方から見た外観斜視図、図2はシート処
理装置の他の側方から見た外観斜視図である。図3はシ
ート処理装置の一部を破断した外観斜視図、図4はシー
ト処理装置の平面断面図、図5はシート処理装置の側面
図である。
を図面に沿って説明する。図1は本発明に係わるシート
処理装置の一側方から見た外観斜視図、図2はシート処
理装置の他の側方から見た外観斜視図である。図3はシ
ート処理装置の一部を破断した外観斜視図、図4はシー
ト処理装置の平面断面図、図5はシート処理装置の側面
図である。
【0009】図1乃至図3において、シート処理装置1
は、各々が独立した筐体からなる後処理装置本体20及
び集積処理装置本体50とを備えている。
は、各々が独立した筐体からなる後処理装置本体20及
び集積処理装置本体50とを備えている。
【0010】図6は後処理装置本体20の一部を破断し
た正面図である。
た正面図である。
【0011】後処理装置本体20は、図3に示すように
複写機2から順次排出された画像形成済みのシートS
を、後処理無しの場合にはトップトレイ3に、後処理有
りの場合には処理トレイ4とに振り分け可能に搬送する
前段搬送手段5と、処理トレイ4上に受容した複数枚の
シートSを整列させる整列手段6と、整列されたシート
束S´を把持して搬送する第1把持手段7と、第1把持
手段7に保持されたシート束S´をステープル綴じする
ステープラ8と、図6に示す処理トレイ4の上方で且つ
前段搬送手段5の下方に位置する補助トレイ13とを備
えている。
複写機2から順次排出された画像形成済みのシートS
を、後処理無しの場合にはトップトレイ3に、後処理有
りの場合には処理トレイ4とに振り分け可能に搬送する
前段搬送手段5と、処理トレイ4上に受容した複数枚の
シートSを整列させる整列手段6と、整列されたシート
束S´を把持して搬送する第1把持手段7と、第1把持
手段7に保持されたシート束S´をステープル綴じする
ステープラ8と、図6に示す処理トレイ4の上方で且つ
前段搬送手段5の下方に位置する補助トレイ13とを備
えている。
【0012】また、後処理装置本体20は、図3に示す
ように処理トレイ4に対するシートSの収納基準面とな
る縦壁20aと、シートSが排出される開口20bと、
後述する整列部材30及び保持部材34の移動を許容す
るレール溝20c,20dと、第1把持手段7の移動を
許容するレール溝20eとが形成されている。そして図
1に示すように、後処理装置本体20における積載トレ
イ9A,9B側の立ち上がり面20fに、シート通過用
のスリット20gが形成されている。
ように処理トレイ4に対するシートSの収納基準面とな
る縦壁20aと、シートSが排出される開口20bと、
後述する整列部材30及び保持部材34の移動を許容す
るレール溝20c,20dと、第1把持手段7の移動を
許容するレール溝20eとが形成されている。そして図
1に示すように、後処理装置本体20における積載トレ
イ9A,9B側の立ち上がり面20fに、シート通過用
のスリット20gが形成されている。
【0013】図7は集積処理装置本体50の縦断面図、
図8は集積処理装置本体50の一部を破断した正面図で
ある。
図8は集積処理装置本体50の一部を破断した正面図で
ある。
【0014】集積処理装置本体50は、図3に示すよう
にステープラ8によって綴じられた後のシート束S´を
集積する昇降可能な積載トレイ9A,9Bと、第1把持
手段7で把持された状態で積載トレイ9A,9Bに向か
って搬送されたシート束S´を受け継いで把持すると共
に積載トレイ9A,9B上の所定位置まで搬送する第2
把持手段10と、図7及び図8に示すように積載トレイ
9A,9B上に集積されたシート束S´の高さを検出す
るシート高さ検出センサ11と、積載トレイ9A,9B
上にシート束を継続して集積している途中で、オペレー
タがシート束の一部又は全部を取除いたことを検出する
取り出しセンサ14と、積載トレイ9A,9Bを昇降作
動させるする昇降手段12と、後記する図9乃至図11
に示すように積載トレイ9A,9Bの昇降に連動するシ
ャッタ15とを備えている。
にステープラ8によって綴じられた後のシート束S´を
集積する昇降可能な積載トレイ9A,9Bと、第1把持
手段7で把持された状態で積載トレイ9A,9Bに向か
って搬送されたシート束S´を受け継いで把持すると共
に積載トレイ9A,9B上の所定位置まで搬送する第2
把持手段10と、図7及び図8に示すように積載トレイ
9A,9B上に集積されたシート束S´の高さを検出す
るシート高さ検出センサ11と、積載トレイ9A,9B
上にシート束を継続して集積している途中で、オペレー
タがシート束の一部又は全部を取除いたことを検出する
取り出しセンサ14と、積載トレイ9A,9Bを昇降作
動させるする昇降手段12と、後記する図9乃至図11
に示すように積載トレイ9A,9Bの昇降に連動するシ
ャッタ15とを備えている。
【0015】また、集積処理装置本体50には、図1に
示すように積載トレイ9A,9Bへと搬送されたシート
束S´の一辺が当接する位置決め整列用の縦壁(規制部
材)50aと、第2把持手段10の水平方向の移動を許
容する水平開口50bと、この水平開口50bに連通し
て第2把持手段10の垂直方向の回動を許容する垂直開
口50cとが形成されている。
示すように積載トレイ9A,9Bへと搬送されたシート
束S´の一辺が当接する位置決め整列用の縦壁(規制部
材)50aと、第2把持手段10の水平方向の移動を許
容する水平開口50bと、この水平開口50bに連通し
て第2把持手段10の垂直方向の回動を許容する垂直開
口50cとが形成されている。
【0016】トップトレイ3は、図3に示すように後処
理装置本体20の外枠上部を傾斜させたもので、その上
流側が下方に且つその下流側が上方に位置している。ま
た、トップトレイ3の上流側端部からは縦壁3aが形成
されており、この縦壁3aの上部に放出用の開口3bが
設けられている。
理装置本体20の外枠上部を傾斜させたもので、その上
流側が下方に且つその下流側が上方に位置している。ま
た、トップトレイ3の上流側端部からは縦壁3aが形成
されており、この縦壁3aの上部に放出用の開口3bが
設けられている。
【0017】前段搬送手段5は、図6に示すように、後
部側の後処理装置本体20の一側面には搬送口21が開
口し、この搬送口21は複写機2の排出口(図示せず)
に合致されている。搬送口21の下流側には搬送ローラ
対22に続いてシートSの搬送経路を上方のトップトレ
イ3側の搬送経路24Aと下方の処理トレイ4側の搬送
経路24Bとに切り換えるフラッパ23Aが配設されて
いる。そして搬送経路24Aには搬送ローラ対25A,
25Bが設けられている。搬送経路24Bには、排出ロ
ーラ26A,26Bと、処理トレイ4上にシートSが到
達することを検知するセンサ17が設けられている。ま
た、搬出経路24Aと24Bとの間には、反転経路24
Cが設けられ、シートの表裏を反転して処理トレイ4に
排出する際に、搬送経路24Aに設けた反転フラッパ2
3Bをシート後端が通過すると、搬送ローラ対25A,
25Bを逆転させて、シートを反転経路24Cに供給す
るようにしている。なお、反転フラッパ23Bにはセン
サ23Cが取り付けられている。
部側の後処理装置本体20の一側面には搬送口21が開
口し、この搬送口21は複写機2の排出口(図示せず)
に合致されている。搬送口21の下流側には搬送ローラ
対22に続いてシートSの搬送経路を上方のトップトレ
イ3側の搬送経路24Aと下方の処理トレイ4側の搬送
経路24Bとに切り換えるフラッパ23Aが配設されて
いる。そして搬送経路24Aには搬送ローラ対25A,
25Bが設けられている。搬送経路24Bには、排出ロ
ーラ26A,26Bと、処理トレイ4上にシートSが到
達することを検知するセンサ17が設けられている。ま
た、搬出経路24Aと24Bとの間には、反転経路24
Cが設けられ、シートの表裏を反転して処理トレイ4に
排出する際に、搬送経路24Aに設けた反転フラッパ2
3Bをシート後端が通過すると、搬送ローラ対25A,
25Bを逆転させて、シートを反転経路24Cに供給す
るようにしている。なお、反転フラッパ23Bにはセン
サ23Cが取り付けられている。
【0018】処理トレイ4は、トップトレイ3の下方に
位置しこのトップトレイ3と平行に傾斜している。処理
トレイ4にはステープラ8で綴じるために一連のシート
Sが搬送ローラ対22から搬送経路24Bの終端の排出
ローラ26A,26Bによって排出方向Aに順次搬送さ
れる。この処理トレイ4は、図3に示すように傾斜した
下端部がトレイ面と直交する方向に立ち上がって形成さ
れ、その内面が、排出方向Aと直交した移送方向Bに延
びるシートSの一辺が当接する縦壁20aとなる。
位置しこのトップトレイ3と平行に傾斜している。処理
トレイ4にはステープラ8で綴じるために一連のシート
Sが搬送ローラ対22から搬送経路24Bの終端の排出
ローラ26A,26Bによって排出方向Aに順次搬送さ
れる。この処理トレイ4は、図3に示すように傾斜した
下端部がトレイ面と直交する方向に立ち上がって形成さ
れ、その内面が、排出方向Aと直交した移送方向Bに延
びるシートSの一辺が当接する縦壁20aとなる。
【0019】整列手段6は、処理トレイ4上に収納した
複数枚のシート束S´を揃えるについて、その排出方向
Aすなわち左右方向については、図6に示す処理トレイ
4の基準面4aに当接することで整列が行われ、その排
出方向Aと直交する移送方向Bすなわち前後方向につい
ては、図4に示すように処理トレイ4の両側に配置され
た整列部材30並びに昇降移動可能なシャッタ式の基準
板31によって整列される。
複数枚のシート束S´を揃えるについて、その排出方向
Aすなわち左右方向については、図6に示す処理トレイ
4の基準面4aに当接することで整列が行われ、その排
出方向Aと直交する移送方向Bすなわち前後方向につい
ては、図4に示すように処理トレイ4の両側に配置され
た整列部材30並びに昇降移動可能なシャッタ式の基準
板31によって整列される。
【0020】整列部材30の移動機構は、処理トレイ4
の下部に幅方向に延びるレール32が設けられ、このレ
ール32の内側に円錐ローラ33によって走行可能に整
列部材30を支持する保持部材34が配置され、さら
に、一対のプーリ35A,35B間にベルト36が掛け
られ、このベルト36の途中に保持部材34の一部が固
着されてなる。そして、一方のプーリ35Bが整合モー
タ37(後記する図18参照)によって駆動されてこの
整列部材30が移動する。
の下部に幅方向に延びるレール32が設けられ、このレ
ール32の内側に円錐ローラ33によって走行可能に整
列部材30を支持する保持部材34が配置され、さら
に、一対のプーリ35A,35B間にベルト36が掛け
られ、このベルト36の途中に保持部材34の一部が固
着されてなる。そして、一方のプーリ35Bが整合モー
タ37(後記する図18参照)によって駆動されてこの
整列部材30が移動する。
【0021】これにより、シートSが順次排出方向Aに
搬送されている間は、整列部材30は後退した開いた位
置にあり、所定枚数のシートSを受容した後に、これら
シートSを前進させて基準板31に押し付けて整列させ
る。
搬送されている間は、整列部材30は後退した開いた位
置にあり、所定枚数のシートSを受容した後に、これら
シートSを前進させて基準板31に押し付けて整列させ
る。
【0022】集積処理装置本体50の上部には、積載ト
レイ9A,9Bを摺接させている縦壁50aの高さを補
うために、上下方向に移動可能にした補助支持体220
を備えている。該補助支持体220は、上下方向に移動
可能な円弧面221を有し、該円弧面221の曲率中心
に挿通させた回動中心軸222(図7参照)によって集
積処理装置本体50の縦壁50aと反対側の上縁近傍に
枢着されている。そしてその回動によって立ち上がり面
221が、集積処理装置本体50の縦壁50a側の上縁
における内面に摺接して、該上縁から出没されるように
している。
レイ9A,9Bを摺接させている縦壁50aの高さを補
うために、上下方向に移動可能にした補助支持体220
を備えている。該補助支持体220は、上下方向に移動
可能な円弧面221を有し、該円弧面221の曲率中心
に挿通させた回動中心軸222(図7参照)によって集
積処理装置本体50の縦壁50aと反対側の上縁近傍に
枢着されている。そしてその回動によって立ち上がり面
221が、集積処理装置本体50の縦壁50a側の上縁
における内面に摺接して、該上縁から出没されるように
している。
【0023】該補助支持体220は、その上面に平面状
の天板部223を備え、該天板部223は立ち上がり面
221の上部から積載トレイ9側に突出した廂状の従動
部224を形成して、積載トレイ9に積載されたシート
束S′の一端が縦壁50aに当接した状態で、シート束
S′の上面が上昇したときに該上面が従動部224に当
接するようにしている。
の天板部223を備え、該天板部223は立ち上がり面
221の上部から積載トレイ9側に突出した廂状の従動
部224を形成して、積載トレイ9に積載されたシート
束S′の一端が縦壁50aに当接した状態で、シート束
S′の上面が上昇したときに該上面が従動部224に当
接するようにしている。
【0024】図9は集積処理装置本体50のシャッタ1
5を示す側面断面図、図10は集積処理装置本体50の
シャッタ15を示す側面図、図11は集積処理装置本体
50のシャッタ15を示す縦断面図、図12は基準板3
1(シャッタ15)の詳細図である。
5を示す側面断面図、図10は集積処理装置本体50の
シャッタ15を示す側面図、図11は集積処理装置本体
50のシャッタ15を示す縦断面図、図12は基準板3
1(シャッタ15)の詳細図である。
【0025】シャッタ式の基準板31は、図12に示す
ように、後処理装置本体20の内壁に固定される固定プ
レート311と、固定プレート311に保持されたシャ
ッタソレノイド312と、シャッタソレノイド312の
先端に設けられた連結プレート313と、連結プレート
313に一端が連結された一対のアーム314と、固定
プレート311に形成された案内溝315によってアー
ム314の回動運動を直線運動に変換する連結ピン31
6,317を介してアーム314の他端に連結されたシ
ャッタプレート318とを備えている。
ように、後処理装置本体20の内壁に固定される固定プ
レート311と、固定プレート311に保持されたシャ
ッタソレノイド312と、シャッタソレノイド312の
先端に設けられた連結プレート313と、連結プレート
313に一端が連結された一対のアーム314と、固定
プレート311に形成された案内溝315によってアー
ム314の回動運動を直線運動に変換する連結ピン31
6,317を介してアーム314の他端に連結されたシ
ャッタプレート318とを備えている。
【0026】尚、シャッタソレノイド312は、一つの
シート束S´が処理トレイ4から積載トレイ9A,9B
へと搬送される過程において次のシート束S´のシート
Sが処理トレイ4上に排紙されてきた際には、そのシー
トSの整合を可能とするためにシャッタプレート319
が搬送過程にあるシート束S´の上面に当接するように
アーム314を回動させる。
シート束S´が処理トレイ4から積載トレイ9A,9B
へと搬送される過程において次のシート束S´のシート
Sが処理トレイ4上に排紙されてきた際には、そのシー
トSの整合を可能とするためにシャッタプレート319
が搬送過程にあるシート束S´の上面に当接するように
アーム314を回動させる。
【0027】第1把持手段7は、処理トレイ4上に整列
されたシート束S´の後端部を上下方向から挟持して排
出方向Aと直交する搬送方向Bに搬送する。また、第1
把持手段7には、図5に示すように、移動枠40に開閉
作動する上下の挟持レバー41が設けられ、詳細機構は
示していないが、束押さえソレノイド43の作動に伴っ
てシート束S´の一辺を把持する。尚、挟持レバー41
の進退動は後記の図17に示す挟持レバーモータ42の
駆動によって行われる。
されたシート束S´の後端部を上下方向から挟持して排
出方向Aと直交する搬送方向Bに搬送する。また、第1
把持手段7には、図5に示すように、移動枠40に開閉
作動する上下の挟持レバー41が設けられ、詳細機構は
示していないが、束押さえソレノイド43の作動に伴っ
てシート束S´の一辺を把持する。尚、挟持レバー41
の進退動は後記の図17に示す挟持レバーモータ42の
駆動によって行われる。
【0028】処理トレイ4の上方には搬送モータ19の
駆動によって回転する排出ローラ対26との間に、図6
に示すような平板状の補助トレイ13が配置されてい
る。
駆動によって回転する排出ローラ対26との間に、図6
に示すような平板状の補助トレイ13が配置されてい
る。
【0029】図13は補助トレイの斜視図、図14は補
助トレイの作用を示す説明図である。
助トレイの作用を示す説明図である。
【0030】補助トレイ13は、処理トレイ4より長さ
が短く、幅も狭く、処理トレイ4の基準位置側に進退動
可能に設けられている。即ち、補助トレイ13の両端部
が上下のガイドローラ45によってスライド可能に支持
され、中央部のラック46にピニオンギヤ47が噛合さ
れ、補助トレイモータ48の駆動に連動するピニオンギ
ヤ47の駆動によりスライド駆動される。尚、図13は
補助トレイ13が進出移動している状態を示している。
が短く、幅も狭く、処理トレイ4の基準位置側に進退動
可能に設けられている。即ち、補助トレイ13の両端部
が上下のガイドローラ45によってスライド可能に支持
され、中央部のラック46にピニオンギヤ47が噛合さ
れ、補助トレイモータ48の駆動に連動するピニオンギ
ヤ47の駆動によりスライド駆動される。尚、図13は
補助トレイ13が進出移動している状態を示している。
【0031】この補助トレイ13は、一連のシート束S
´が処理トレイ4上に排出されている状態でシート束S
´の整列が行われている間に、次の一連のシートSが搬
送される以前に進出作動して、この次のシートSを受け
取ることで搬送中(ステープル綴じ中)のシート束S´
とを分離する。
´が処理トレイ4上に排出されている状態でシート束S
´の整列が行われている間に、次の一連のシートSが搬
送される以前に進出作動して、この次のシートSを受け
取ることで搬送中(ステープル綴じ中)のシート束S´
とを分離する。
【0032】また、補助トレイ13には、図13に示す
ように、この補助トレイ13上にシートSが載置された
とき、当該シートSを排出方向Aとは逆方向の戻し方向
Cに搬送する戻し機能を有する。この戻し機能は、排出
ローラ対26Aと、該排出ローラ26Aに弾接する排出
ローラ26Bとを有する。尚、排出ローラ26Bの径
は、排出ローラ26Aよりも大きく且つ軟質材料で形成
され、その外周面が補助トレイ13上のシートSに軽く
接触することで、シートSの先端を縦壁20aに当接さ
せるべく戻し方向Cに送り出すようになっている。
ように、この補助トレイ13上にシートSが載置された
とき、当該シートSを排出方向Aとは逆方向の戻し方向
Cに搬送する戻し機能を有する。この戻し機能は、排出
ローラ対26Aと、該排出ローラ26Aに弾接する排出
ローラ26Bとを有する。尚、排出ローラ26Bの径
は、排出ローラ26Aよりも大きく且つ軟質材料で形成
され、その外周面が補助トレイ13上のシートSに軽く
接触することで、シートSの先端を縦壁20aに当接さ
せるべく戻し方向Cに送り出すようになっている。
【0033】尚、補助トレイ13上には、1〜2枚程度
のシートSが載置されるだけであるからシートSの厚さ
変化に対応する機構は不要である。また、補助トレイ1
3の進退動のタイミングは、排出手段としての排出ロー
ラ26A,26BによるシートSの排出方向上流側に配
置され且つ排出ローラ26A,26Bによって排出され
るシートの先端が処理トレイ4上に到達することを検知
するようにした図6に示すセンサ17の検知結果に基づ
いて行われる。
のシートSが載置されるだけであるからシートSの厚さ
変化に対応する機構は不要である。また、補助トレイ1
3の進退動のタイミングは、排出手段としての排出ロー
ラ26A,26BによるシートSの排出方向上流側に配
置され且つ排出ローラ26A,26Bによって排出され
るシートの先端が処理トレイ4上に到達することを検知
するようにした図6に示すセンサ17の検知結果に基づ
いて行われる。
【0034】即ち、処理トレイ4には、図3に示すよう
に複数のレール溝20c,20d,20eがシートSの
搬送方向と直行する方向に延在されている。従って、処
理トレイ4上にシートSが集積されていない場合には、
その最初のシートSが処理トレイ4に直接排出される
と、処理トレイ4の高さに伴うシートSの先端の座屈、
或いは、上述したレール溝20c,20d,20eへの
引っ掛かり等が発生する虞がある。また、処理トレイ4
上にシートSが集積されている状態であっても次のシー
トSの先端が先のシートSに当接して座屈する虞があ
る。さらに、上述したシート束S´と次のシートSとを
分離しなければならない。
に複数のレール溝20c,20d,20eがシートSの
搬送方向と直行する方向に延在されている。従って、処
理トレイ4上にシートSが集積されていない場合には、
その最初のシートSが処理トレイ4に直接排出される
と、処理トレイ4の高さに伴うシートSの先端の座屈、
或いは、上述したレール溝20c,20d,20eへの
引っ掛かり等が発生する虞がある。また、処理トレイ4
上にシートSが集積されている状態であっても次のシー
トSの先端が先のシートSに当接して座屈する虞があ
る。さらに、上述したシート束S´と次のシートSとを
分離しなければならない。
【0035】そこで、センサ17によってシートSの先
端を検出することで補助トレイ13を進出させ、センサ
17によってシートSの後端を検出することで補助トレ
イ13を退避させることで上述した問題が解決される。
端を検出することで補助トレイ13を進出させ、センサ
17によってシートSの後端を検出することで補助トレ
イ13を退避させることで上述した問題が解決される。
【0036】この際、シートSは、一組のシート束S´
に複数のシートサイズが混在することが考えられる。こ
のため、複写機2から出力されたシートサイズ情報及び
センサ17によるシート検知結果に基づいて補助トレイ
モータ48による補助トレイ13の退避タイミングを、
複写機2から出力されたシートサイズ情報が大きいシー
トサイズである程、早くすることでシートサイズに応じ
た座屈防止とすることができる。尚、シートサイズが混
在していない場合でも、任意のシートサイズ(例えば、
A4横長)を基準としてそれよりも大きいサイズとなる
程退避タイミングを早くしてもよい。
に複数のシートサイズが混在することが考えられる。こ
のため、複写機2から出力されたシートサイズ情報及び
センサ17によるシート検知結果に基づいて補助トレイ
モータ48による補助トレイ13の退避タイミングを、
複写機2から出力されたシートサイズ情報が大きいシー
トサイズである程、早くすることでシートサイズに応じ
た座屈防止とすることができる。尚、シートサイズが混
在していない場合でも、任意のシートサイズ(例えば、
A4横長)を基準としてそれよりも大きいサイズとなる
程退避タイミングを早くしてもよい。
【0037】そして、下側の処理トレイ4上のシート束
S´が積載トレイ9A,9B側に搬送されている場合に
は、積載トレイ9A,9Bへの搬送完了と略同時期に補
助トレイ13は没入作動されて、補助トレイ13上のシ
ートSが処理トレイ4上へと落とし込まれる。
S´が積載トレイ9A,9B側に搬送されている場合に
は、積載トレイ9A,9Bへの搬送完了と略同時期に補
助トレイ13は没入作動されて、補助トレイ13上のシ
ートSが処理トレイ4上へと落とし込まれる。
【0038】図13においては、比較的サイズの大きい
シートSが処理トレイ4に搬送されている状態を示し、
この場合の補助トレイ13上のシートSは、補助トレイ
13から処理トレイ4上に垂れるように支持されてい
る。また、小さいサイズのシートSが搬送された場合に
は、補助トレイ13のみによって載置可能である。
シートSが処理トレイ4に搬送されている状態を示し、
この場合の補助トレイ13上のシートSは、補助トレイ
13から処理トレイ4上に垂れるように支持されてい
る。また、小さいサイズのシートSが搬送された場合に
は、補助トレイ13のみによって載置可能である。
【0039】ステープラ8は、シート束S´の端辺近傍
をステープル(綴じ針)によって綴じるものであり、処
理トレイ4の縦壁20aの集積処理装置本体50側の前
端部近傍に配設されている。
をステープル(綴じ針)によって綴じるものであり、処
理トレイ4の縦壁20aの集積処理装置本体50側の前
端部近傍に配設されている。
【0040】ステープラ8によって綴じるシート束S´
の綴じ位置及び綴じ数は、第1把持手段7及び第2把持
手段10の搬送に伴って行う。すなわち、1カ所で綴じ
る場合には、第1把持手段7で把持し、所定位置をステ
ープラ8に合せて搬送した状態で停止して綴じる。2箇
所綴じる場合には、第1把持手段7によって把持し搬送
し、第1の位置をステープラ8に合せて綴じた後には、
第2把持手段10に持ち替えた後に、第2の位置をステ
ープラ8に合せて綴じるものである。なお、このステー
プラ8は排出方向Aに沿って移動可能に設けて、ステー
プルによって綴じる位置が可変となるようにしてもよ
い。
の綴じ位置及び綴じ数は、第1把持手段7及び第2把持
手段10の搬送に伴って行う。すなわち、1カ所で綴じ
る場合には、第1把持手段7で把持し、所定位置をステ
ープラ8に合せて搬送した状態で停止して綴じる。2箇
所綴じる場合には、第1把持手段7によって把持し搬送
し、第1の位置をステープラ8に合せて綴じた後には、
第2把持手段10に持ち替えた後に、第2の位置をステ
ープラ8に合せて綴じるものである。なお、このステー
プラ8は排出方向Aに沿って移動可能に設けて、ステー
プルによって綴じる位置が可変となるようにしてもよ
い。
【0041】積載トレイ9A,9Bは、処理トレイ4の
前方すなわち排出方向Aと直交する方向にずらせてこれ
と平行に配置され、上面の側縁部には取り出し用の凹部
9C,9Dが形成されている。また、 積載トレイ9
A,9Bには用紙有無検知センサ9E,9Fが設けられ
ている。
前方すなわち排出方向Aと直交する方向にずらせてこれ
と平行に配置され、上面の側縁部には取り出し用の凹部
9C,9Dが形成されている。また、 積載トレイ9
A,9Bには用紙有無検知センサ9E,9Fが設けられ
ている。
【0042】この積載トレイ9A,9Bは、図7及び図
8に示すように、集積処理装置本体50の側壁50L,
50Rに、昇降作動するように設けられ、この集積処理
装置本体50の縦壁50aは集積基準面(規制部材)と
なっている。この集積基準面の位置は、処理トレイ4に
おける縦壁4aの位置よりも排出方向Aに距離d(図4
参照)だけずらせて設定されている。
8に示すように、集積処理装置本体50の側壁50L,
50Rに、昇降作動するように設けられ、この集積処理
装置本体50の縦壁50aは集積基準面(規制部材)と
なっている。この集積基準面の位置は、処理トレイ4に
おける縦壁4aの位置よりも排出方向Aに距離d(図4
参照)だけずらせて設定されている。
【0043】積載トレイ9A,9Bの幅方向両端部はコ
の字状の昇降枠52の側壁52L,52Rに固着支持さ
れ、この昇降枠52は両側のローラ53が側壁50L,
50Rに設けられた縦溝54に沿って上下動可能に案内
されている。
の字状の昇降枠52の側壁52L,52Rに固着支持さ
れ、この昇降枠52は両側のローラ53が側壁50L,
50Rに設けられた縦溝54に沿って上下動可能に案内
されている。
【0044】また、集積処理装置本体50の背面側の上
部フレーム62と下部フレーム63には、プーリ55,
56が設けられ、上下のプーリ55,56間にはベルト
57が掛けられ、プーリ55の回転軸に固着された従動
ギヤ58が積載トレイモータ60(駆動手段)の駆動ギ
ヤ59と噛合して上プーリ55が回転駆動される。ベル
ト57の途中に昇降枠52が固定具52aによって固着
され、ベルト57の走行に伴って上下動するようになっ
ている。
部フレーム62と下部フレーム63には、プーリ55,
56が設けられ、上下のプーリ55,56間にはベルト
57が掛けられ、プーリ55の回転軸に固着された従動
ギヤ58が積載トレイモータ60(駆動手段)の駆動ギ
ヤ59と噛合して上プーリ55が回転駆動される。ベル
ト57の途中に昇降枠52が固定具52aによって固着
され、ベルト57の走行に伴って上下動するようになっ
ている。
【0045】また、昇降枠52と上部フレーム62との
間にはスプリング65が取り付けられ、スプリング65
の付勢力によって上方への担持力を得て、処理トレイ4
上のシート束S´の重量が積載トレイモータ60に過大
に作用しないような軽減機構となっている。
間にはスプリング65が取り付けられ、スプリング65
の付勢力によって上方への担持力を得て、処理トレイ4
上のシート束S´の重量が積載トレイモータ60に過大
に作用しないような軽減機構となっている。
【0046】昇降枠52には、透過式のトレイ位置検知
センサ61と、下トレイ位置検知センサ64とが設けら
れ、側壁50Rに取り付けられた遮光板66により遮光
されているか否かにより、積載トレイ9A,9Bの位置
が検出できるようになっている。
センサ61と、下トレイ位置検知センサ64とが設けら
れ、側壁50Rに取り付けられた遮光板66により遮光
されているか否かにより、積載トレイ9A,9Bの位置
が検出できるようになっている。
【0047】図15は第2把持手段10の初期状態の要
部拡大断面図、図16は第2把持手段10のシート束落
とし込み状態の要部拡大断面図である。
部拡大断面図、図16は第2把持手段10のシート束落
とし込み状態の要部拡大断面図である。
【0048】第2把持手段10は、図15及び図16に
示すように、第1把持手段7で保持され処理トレイ4か
ら積載トレイ9A,9B上に押し出されるように搬送さ
れる。また、第2把持手段10は、シート束S´の上面
と下面とを平面的に押圧して挟持する上下挟持レバー7
1,72を有し、開閉機構によってシート束S´の把持
・解放を行うと共に、保持したシート束S´を搬送機構
によって排出方向Aと直交する搬送方向Bに搬送する。
さらに傾斜状態で把持したシート束S´の把持部分を揺
動機構によって水平状態に揺動すると同時に、積載トレ
イ9A,9B側に若干移動するように構成されている。
示すように、第1把持手段7で保持され処理トレイ4か
ら積載トレイ9A,9B上に押し出されるように搬送さ
れる。また、第2把持手段10は、シート束S´の上面
と下面とを平面的に押圧して挟持する上下挟持レバー7
1,72を有し、開閉機構によってシート束S´の把持
・解放を行うと共に、保持したシート束S´を搬送機構
によって排出方向Aと直交する搬送方向Bに搬送する。
さらに傾斜状態で把持したシート束S´の把持部分を揺
動機構によって水平状態に揺動すると同時に、積載トレ
イ9A,9B側に若干移動するように構成されている。
【0049】上挟持レバー71は、揺動フレーム73に
対して基端部が第1軸74によって回動自在に枢支さ
れ、下挟持レバー72は第2軸75によって揺動フレー
ム73に回動自在に枢支されている。第1軸74には第
1アーム76が部分ギヤ77と一体に回動するように枢
支され、第1アーム76の先端ピン76aが上挟持レバ
ー71の溝71aに係合して開閉作動する。同様に第2
軸75には第2アーム78が枢支され、その先端ピン7
8aが下挟持レバー72の溝72aに係合して開閉作動
すると共に、第2アーム78の枢支部にはギヤ部79が
設けられ、このギヤ部79が第1アーム76の部分ギヤ
77に噛合し、両アーム76、78が連係して回動する
のに伴って、上挟持レバー71と下挟持レバー72を回
動するように設けられている。
対して基端部が第1軸74によって回動自在に枢支さ
れ、下挟持レバー72は第2軸75によって揺動フレー
ム73に回動自在に枢支されている。第1軸74には第
1アーム76が部分ギヤ77と一体に回動するように枢
支され、第1アーム76の先端ピン76aが上挟持レバ
ー71の溝71aに係合して開閉作動する。同様に第2
軸75には第2アーム78が枢支され、その先端ピン7
8aが下挟持レバー72の溝72aに係合して開閉作動
すると共に、第2アーム78の枢支部にはギヤ部79が
設けられ、このギヤ部79が第1アーム76の部分ギヤ
77に噛合し、両アーム76、78が連係して回動する
のに伴って、上挟持レバー71と下挟持レバー72を回
動するように設けられている。
【0050】部分ギヤ77の他部には、揺動フレーム7
3に支持されたピニオンギヤ80が噛合し、このピニオ
ンギヤ80と一体に回転する中間ギヤ81に、揺動フレ
ーム73が取り付けられた開閉モータ83の駆動ギヤ8
2が噛合して、開閉駆動機構が構成されている。なお、
上下挟持レバー71、72の開閉状態は、上挟持レバー
71と一体に回動する作動片84が図示しないセンサに
よって検出される。
3に支持されたピニオンギヤ80が噛合し、このピニオ
ンギヤ80と一体に回転する中間ギヤ81に、揺動フレ
ーム73が取り付けられた開閉モータ83の駆動ギヤ8
2が噛合して、開閉駆動機構が構成されている。なお、
上下挟持レバー71、72の開閉状態は、上挟持レバー
71と一体に回動する作動片84が図示しないセンサに
よって検出される。
【0051】第2把持手段10の開閉作動時には、上挟
持レバー71の部分ギヤ77の径が大きく、下挟持レバ
ー72のギヤ部79の径が小さいことで両者の開角度が
異なり、上挟持レバー71は30°程度開くのに対し
て、下挟持レバー72は90°程度下方に開くようにな
る(図16参照)。
持レバー71の部分ギヤ77の径が大きく、下挟持レバ
ー72のギヤ部79の径が小さいことで両者の開角度が
異なり、上挟持レバー71は30°程度開くのに対し
て、下挟持レバー72は90°程度下方に開くようにな
る(図16参照)。
【0052】揺動フレーム73は、下端部が揺動軸85
によって移動フレーム87に揺動自在に枢支されてい
る。移動フレーム87には揺動軸85と平行な軸88に
回転ギヤ89が支持され、回転ギヤ89の偏心位置と、
揺動フレーム73の揺動軸85より上方の後部とがリン
ク90によって連結され、回転ギヤ89の回転に伴い、
リンク90を介して揺動フレーム73が図15の後退位
置と、図16の突出位置とに揺動される。
によって移動フレーム87に揺動自在に枢支されてい
る。移動フレーム87には揺動軸85と平行な軸88に
回転ギヤ89が支持され、回転ギヤ89の偏心位置と、
揺動フレーム73の揺動軸85より上方の後部とがリン
ク90によって連結され、回転ギヤ89の回転に伴い、
リンク90を介して揺動フレーム73が図15の後退位
置と、図16の突出位置とに揺動される。
【0053】回転ギヤ89の外周ギヤ部には、移動フレ
ーム87に揺動軸85とは直交する方向に枢支されたピ
ニオンギヤ91が噛合し、このピニオンギヤ91と一体
の中間ギヤ92に移動フレーム87に取り付けられた揺
動モータ94の駆動ギヤ93が噛合して揺動機構が構成
されている。
ーム87に揺動軸85とは直交する方向に枢支されたピ
ニオンギヤ91が噛合し、このピニオンギヤ91と一体
の中間ギヤ92に移動フレーム87に取り付けられた揺
動モータ94の駆動ギヤ93が噛合して揺動機構が構成
されている。
【0054】移動フレーム87の搬送機構は、移動フレ
ーム87の前後に左右に突出する走行部材95が、本体
側に固着されたガイドフレーム100に形成された前後
方向に延びるガイド溝(図示省略)に係合され、移動フ
レーム87が前後方向(搬送方向B)に移動可能に支持
されている。
ーム87の前後に左右に突出する走行部材95が、本体
側に固着されたガイドフレーム100に形成された前後
方向に延びるガイド溝(図示省略)に係合され、移動フ
レーム87が前後方向(搬送方向B)に移動可能に支持
されている。
【0055】ガイドフレーム100の内部には前後にプ
ーリ102がプーリ軸101(一方は図示していない)
によって枢支され、ベルト103が掛けられている。ベ
ルト103の一部にクランプ部材104によって移動フ
レーム87が固着され、一方のプーリ軸101の端部に
従動プーリ105が固着され、ガイドフレーム100の
下部に取り付けられた搬送モータ108の駆動軸の駆動
プーリ107との間に駆動ベルト106が掛けられてい
る。
ーリ102がプーリ軸101(一方は図示していない)
によって枢支され、ベルト103が掛けられている。ベ
ルト103の一部にクランプ部材104によって移動フ
レーム87が固着され、一方のプーリ軸101の端部に
従動プーリ105が固着され、ガイドフレーム100の
下部に取り付けられた搬送モータ108の駆動軸の駆動
プーリ107との間に駆動ベルト106が掛けられてい
る。
【0056】そして、搬送モータ108の正転または逆
転駆動により、移動フレーム87は第2把持手段10と
共に搬送方向Bに前進または後退移動する。第2把持手
段10の初期位置(ホームポジション)は、処理トレイ
4側に寄った受取位置で、この受取位置とステープラ8
で綴じる中間停止位置と、最前進した放出位置とに移動
される。初期位置及び放出位置で第2把持手段10の開
閉作動が行われ、放出位置で揺動が行われる。
転駆動により、移動フレーム87は第2把持手段10と
共に搬送方向Bに前進または後退移動する。第2把持手
段10の初期位置(ホームポジション)は、処理トレイ
4側に寄った受取位置で、この受取位置とステープラ8
で綴じる中間停止位置と、最前進した放出位置とに移動
される。初期位置及び放出位置で第2把持手段10の開
閉作動が行われ、放出位置で揺動が行われる。
【0057】また、このような搬送機構及び第2把持手
段10の開閉機構、揺動機構が集積処理装置本体50の
カバー内に配置され、移動範囲が覆われ、カバーの上部
にスリット状の水平開口50bが開口され、この水平開
口50bに沿って第2把持手段10がシート束S´を保
持したまま移動すると共に、放出端部において揺動した
上下挟持レバー71、72が突出するものである。
段10の開閉機構、揺動機構が集積処理装置本体50の
カバー内に配置され、移動範囲が覆われ、カバーの上部
にスリット状の水平開口50bが開口され、この水平開
口50bに沿って第2把持手段10がシート束S´を保
持したまま移動すると共に、放出端部において揺動した
上下挟持レバー71、72が突出するものである。
【0058】シート高さ検出手段11は、図7に示すよ
うに、固定部分のフレームには、円弧状の先端部を有す
る回動検出体110が枢支され、この回動検出体110
がアクチュエータ112の作動に伴ってスプリング11
1を介して出没回動可能に設けられている。この回動検
出体110の先端部は積載トレイ9A,9B上のシート
束S´上面に接触可能であり、その回動量で処理トレイ
4上のシート束S´上面位置を検出し、処理トレイ4の
昇降移動を制御する。
うに、固定部分のフレームには、円弧状の先端部を有す
る回動検出体110が枢支され、この回動検出体110
がアクチュエータ112の作動に伴ってスプリング11
1を介して出没回動可能に設けられている。この回動検
出体110の先端部は積載トレイ9A,9B上のシート
束S´上面に接触可能であり、その回動量で処理トレイ
4上のシート束S´上面位置を検出し、処理トレイ4の
昇降移動を制御する。
【0059】シャッタ15は、積載トレイ9Aが水平開
口50bを通過して上昇している際、積載トレイ9Aの
傾斜に伴って積載トレイ9A上のシート束S´が水平開
口50bに引っ掛かったり中には入込むことを防止する
もので、水平開口50bを閉成するシャッタプレート1
6と、このシャッタプレート16を昇降させる駆動部1
8とを備えている。
口50bを通過して上昇している際、積載トレイ9Aの
傾斜に伴って積載トレイ9A上のシート束S´が水平開
口50bに引っ掛かったり中には入込むことを防止する
もので、水平開口50bを閉成するシャッタプレート1
6と、このシャッタプレート16を昇降させる駆動部1
8とを備えている。
【0060】シャッタプレート16は、図11に示すよ
うに両側部の上部に長穴16Aを設け、図10に示すよ
うに側壁50L,50Rに設けられたピン16Bにより
長穴16A中を上下に移動自在にして支持されている。
また、シャッタプレート16には水平開口16Cと、開
口16D〜16Fが設けられている。
うに両側部の上部に長穴16Aを設け、図10に示すよ
うに側壁50L,50Rに設けられたピン16Bにより
長穴16A中を上下に移動自在にして支持されている。
また、シャッタプレート16には水平開口16Cと、開
口16D〜16Fが設けられている。
【0061】開口16Dは、図11に示すように、軸1
6Hを長穴16Gによって支持して回動可能にしている
可動プレートによって覆われ、図7に示すように、第2
把持手段10の回動動作により、押出されるようにして
いる。
6Hを長穴16Gによって支持して回動可能にしている
可動プレートによって覆われ、図7に示すように、第2
把持手段10の回動動作により、押出されるようにして
いる。
【0062】開口16Eには、昇降プレート16Kがガ
イド16Lで両側を昇降自在に支持され、図7に示すよ
うに第2把持手段10の回動動作により押し下げられ
る。そしてその復帰動作はばね16Mによって行われ
る。
イド16Lで両側を昇降自在に支持され、図7に示すよ
うに第2把持手段10の回動動作により押し下げられ
る。そしてその復帰動作はばね16Mによって行われ
る。
【0063】従って第2把持手段10が回動しないとき
は可動プレート16Jと昇降プレート16Kは閉じてい
て、安全である。開口Fはセンサ11とセンサ14の回
動検出体110,14Aが入出する穴である。また、シ
ャッタプレート16にはラック16Nと開き位置検出レ
バー16Qが設けられている。
は可動プレート16Jと昇降プレート16Kは閉じてい
て、安全である。開口Fはセンサ11とセンサ14の回
動検出体110,14Aが入出する穴である。また、シ
ャッタプレート16にはラック16Nと開き位置検出レ
バー16Qが設けられている。
【0064】一方、側壁50L,50R間には支持フレ
ーム18Aが水平に取り付けられ、駆動部18と開き位
置検出レバー16Qを検出するセンサ18Cとが設けら
れている。駆動部18は、パルスモータ18Dと、タイ
ミングプーリ18Eと、タイミングベルト18Fと、タ
イミングプーリ18Gと、ラック16Nと噛み合うピニ
オン18Hとを備えている。
ーム18Aが水平に取り付けられ、駆動部18と開き位
置検出レバー16Qを検出するセンサ18Cとが設けら
れている。駆動部18は、パルスモータ18Dと、タイ
ミングプーリ18Eと、タイミングベルト18Fと、タ
イミングプーリ18Gと、ラック16Nと噛み合うピニ
オン18Hとを備えている。
【0065】シャッタプレート16は複写動作が開始さ
れると、下降して水平開口16Cが水平開口50bと一
致して開動作し、設定された機能の複写動作が終了する
と上昇して閉じる。
れると、下降して水平開口16Cが水平開口50bと一
致して開動作し、設定された機能の複写動作が終了する
と上昇して閉じる。
【0066】図1に示すように、後処理装置本体20
は、その積載トレイ9A,9B側の立ち上がり面20f
に、これを貫通させてシート通過用のスリット20gを
設けている。そして該立ち上がり面20fは、積載トレ
イ9A,9B上に積載されたシート束S´を自由姿勢で
係止させるようにしている。該スリット20gは、処理
トレイ4と底面を互いにほぼ一致させていて、第1把持
手段7によって把持されてステープル綴じされた後のシ
ート束S´の、処理トレー4から積載トレイ9A,9B
への連携移動を通過許容している。
は、その積載トレイ9A,9B側の立ち上がり面20f
に、これを貫通させてシート通過用のスリット20gを
設けている。そして該立ち上がり面20fは、積載トレ
イ9A,9B上に積載されたシート束S´を自由姿勢で
係止させるようにしている。該スリット20gは、処理
トレイ4と底面を互いにほぼ一致させていて、第1把持
手段7によって把持されてステープル綴じされた後のシ
ート束S´の、処理トレー4から積載トレイ9A,9B
への連携移動を通過許容している。
【0067】図17は積載トレイ9Aまたは9Bとスリ
ット20gとの配設関係を示す図である。
ット20gとの配設関係を示す図である。
【0068】積載トレイ9A,9Bは、そのシート積載
面9bと、スリット20gの延長方向線とで相互の傾斜
角度θを有していて、積載トレイ9Aまたは9Bがスリ
ット20gに対向したときに互いに交差するようにして
いる。そしてこの傾斜角度θは、この画像形成装置2に
適用される最小サイズのシートSによるシート束S′が
積載されたときの、スリット20gと対向している最上
位のシートSの縁辺の両端相互の変位(該縁辺の長さ)
Xに対して、スリット幅Bを越えてなる該幅B方向の偏
差(弧の長さXθに近似)をもたらすべく設定されてい
る。
面9bと、スリット20gの延長方向線とで相互の傾斜
角度θを有していて、積載トレイ9Aまたは9Bがスリ
ット20gに対向したときに互いに交差するようにして
いる。そしてこの傾斜角度θは、この画像形成装置2に
適用される最小サイズのシートSによるシート束S′が
積載されたときの、スリット20gと対向している最上
位のシートSの縁辺の両端相互の変位(該縁辺の長さ)
Xに対して、スリット幅Bを越えてなる該幅B方向の偏
差(弧の長さXθに近似)をもたらすべく設定されてい
る。
【0069】積載トレイ9Aまたは9B上にシート束
S′が積載されると、オペレータによって適宜にシート
束S′が外部に搬出される。その搬出または一時保管の
ために、積載トレイ9Aまたは9Bの高さを積載作動さ
れたときの状態から上下移動させたい場合がある。この
シート処理装置1は、オペレータの操作に基づいて積載
トレイ9A,9Bが上下動される。なお、該操作に伴っ
て、第2把持手段10はシート束S´を把持していない
ことが確認された上で図15に示す後退姿勢となり、回
転検出体110はシート束S´から隔離されるようにし
ている。
S′が積載されると、オペレータによって適宜にシート
束S′が外部に搬出される。その搬出または一時保管の
ために、積載トレイ9Aまたは9Bの高さを積載作動さ
れたときの状態から上下移動させたい場合がある。この
シート処理装置1は、オペレータの操作に基づいて積載
トレイ9A,9Bが上下動される。なお、該操作に伴っ
て、第2把持手段10はシート束S´を把持していない
ことが確認された上で図15に示す後退姿勢となり、回
転検出体110はシート束S´から隔離されるようにし
ている。
【0070】また、積載トレイ9A上のシートSが所定
以上の高さになると、モータ60が駆動されて昇降枠5
2が上昇し、下方の積載トレイ9Bが収容位置に移動し
て停止するようにしている。各機構の作動は、コントロ
ールユニットで連係制御され、その制御パネルにおいて
シート数、セット数、ステープルの有無、ステープル位
置等がオペレータによって設定され、この設定に基づい
て各部の駆動が制御される。
以上の高さになると、モータ60が駆動されて昇降枠5
2が上昇し、下方の積載トレイ9Bが収容位置に移動し
て停止するようにしている。各機構の作動は、コントロ
ールユニットで連係制御され、その制御パネルにおいて
シート数、セット数、ステープルの有無、ステープル位
置等がオペレータによって設定され、この設定に基づい
て各部の駆動が制御される。
【0071】図18はこのシート処理装置1の制御系の
ブロック図である。上述した各種駆動系は、同図に示す
ように、CPU120、ROMやRAM等の記憶手段1
21からの入出力信号によってパラレルI/O122を
介して駆動制御される。
ブロック図である。上述した各種駆動系は、同図に示す
ように、CPU120、ROMやRAM等の記憶手段1
21からの入出力信号によってパラレルI/O122を
介して駆動制御される。
【0072】次に、シートSの後処理工程を以下の図1
9乃至図22を参照しつつ説明する。
9乃至図22を参照しつつ説明する。
【0073】図19,図20はシート処理装置の後処理
工程を示すフローチャート、図21はシート処理装置の
後処理工程を示すタイミングチャートである。
工程を示すフローチャート、図21はシート処理装置の
後処理工程を示すタイミングチャートである。
【0074】尚、上記の各図では、シートSを2枚(同
一サイズ)でシート束S´としてステープル綴じした後
に集積するものとしている。また、図中の符号Mに添え
た数字は各部の動作区分又はその動作時間を示してい
る。
一サイズ)でシート束S´としてステープル綴じした後
に集積するものとしている。また、図中の符号Mに添え
た数字は各部の動作区分又はその動作時間を示してい
る。
【0075】積載トレイ9A,9Bの用紙有無検知セン
サ9E,9Fおよびトレイ位置検知センサ61,64の
状態により、積載トレイ9A,9Bの何れか一方を排出
口に移動させる。画像形成装置2の画像形成動作が開始
されると、図11に示すモータ18Dが駆動されて、シ
ャッタプレート16が下降し、開き位置検出レバー16
Pをセンサ18Bが検出すると、モータ18Dが停止す
る。この状態においては、水平開口50bとシャッタプ
レート16の水平開口16Cとが一致し、図1に示すよ
うに開口50bが解放状態となる。
サ9E,9Fおよびトレイ位置検知センサ61,64の
状態により、積載トレイ9A,9Bの何れか一方を排出
口に移動させる。画像形成装置2の画像形成動作が開始
されると、図11に示すモータ18Dが駆動されて、シ
ャッタプレート16が下降し、開き位置検出レバー16
Pをセンサ18Bが検出すると、モータ18Dが停止す
る。この状態においては、水平開口50bとシャッタプ
レート16の水平開口16Cとが一致し、図1に示すよ
うに開口50bが解放状態となる。
【0076】フローチャートにおいて、初期設定とし
て、画像形成装置2から排出されたシートSの搬送枚数
N=0とし、そしてここで先に搬送されたシートSが整
合完了しているものとしてシート整合フラグを、F0=
0(整合完了)とする(S1、S2)。シートSは、画
像形成装置2から順次排出され(S3)、このとき補助
トレイ13が突出されてここに搬送されてNが増進さ
れ、一連の複数枚(2枚)のシートSが重ねられ(S
4、S5、S6)、次の搬送のためN=0とおく(S
7)。シートが整合完了しているものとすると(S
8)、補助トレイ13が没入してシート束S´が処理ト
レイ4上に落下して収容され(S9、S10)、その傾
斜下方の一辺が収納端面の基準面4aに当接して左右方
向が揃えられる(M1:図示しない排紙センサと搬送モ
ータの動作)。続いて整列部材30が移動して、シート
S後辺を押して前辺を基準板31に押しつけてシートS
の前後方向を整列(整合)させる(S11、M2:整
合)。補助トレイ13は、当該シートSの整合中(F0
=1)の、次の一連のシートSが搬入される際に突出作
動して(M3)、このシートSを、下方において整列・
搬送中のシートSと分離するために保持する(S11〜
S14)。
て、画像形成装置2から排出されたシートSの搬送枚数
N=0とし、そしてここで先に搬送されたシートSが整
合完了しているものとしてシート整合フラグを、F0=
0(整合完了)とする(S1、S2)。シートSは、画
像形成装置2から順次排出され(S3)、このとき補助
トレイ13が突出されてここに搬送されてNが増進さ
れ、一連の複数枚(2枚)のシートSが重ねられ(S
4、S5、S6)、次の搬送のためN=0とおく(S
7)。シートが整合完了しているものとすると(S
8)、補助トレイ13が没入してシート束S´が処理ト
レイ4上に落下して収容され(S9、S10)、その傾
斜下方の一辺が収納端面の基準面4aに当接して左右方
向が揃えられる(M1:図示しない排紙センサと搬送モ
ータの動作)。続いて整列部材30が移動して、シート
S後辺を押して前辺を基準板31に押しつけてシートS
の前後方向を整列(整合)させる(S11、M2:整
合)。補助トレイ13は、当該シートSの整合中(F0
=1)の、次の一連のシートSが搬入される際に突出作
動して(M3)、このシートSを、下方において整列・
搬送中のシートSと分離するために保持する(S11〜
S14)。
【0077】図22はシート束S´が処理トレイ4上か
ら例えば積載トレイ9A(同図の左方向)に向けて移送
される際のシート束S´が第1把持手段7から第2把持
手段10に受け継がれるまでの行程を示している。同図
の(a)、(b)、(c)にはシート束S´の搬送が順
次進行していく状態をそれぞれ示し、第2把持手段10
とステープラ8は、当該移動行程中に亘って固定位置に
ある。
ら例えば積載トレイ9A(同図の左方向)に向けて移送
される際のシート束S´が第1把持手段7から第2把持
手段10に受け継がれるまでの行程を示している。同図
の(a)、(b)、(c)にはシート束S´の搬送が順
次進行していく状態をそれぞれ示し、第2把持手段10
とステープラ8は、当該移動行程中に亘って固定位置に
ある。
【0078】整合が行われると、第1把持手段7は初期
位置(図4の実線で示す)へ移動する(S15、M
4)。また、この時点で第2把持手段10は初期位置
(図4の実線で示す)にある(S16)。ここでシート
束S´が移送中か否かを示すフラグを、F1=0(非移
送中)とおく(S17)。上記整列状態でシート束S´
の後辺を第1把持手段7によって把持(ニップ)する
(S18、S19、M5、図22の(a)に鎖線で示
す)。
位置(図4の実線で示す)へ移動する(S15、M
4)。また、この時点で第2把持手段10は初期位置
(図4の実線で示す)にある(S16)。ここでシート
束S´が移送中か否かを示すフラグを、F1=0(非移
送中)とおく(S17)。上記整列状態でシート束S´
の後辺を第1把持手段7によって把持(ニップ)する
(S18、S19、M5、図22の(a)に鎖線で示
す)。
【0079】基準板31(シャッタ)を上昇させて(S
20、M6)、シート束S´の新たな移送を待って(F1
=1、S21)、シート束S´を搬送方向Bに移動可能
にした後、第1把持手段7を前進駆動させて所定量だけ
前方に移動させ、シート束S´を排出方向Aと交差する
積載トレイ9Aの方向に1カ所目のステープル位置まで
移動させて(S22、M7、図22の(a)に実線で示
す)、ステープラ8によって1カ所目を綴じる(S2
3、M8)。なお、基準板31は上昇するとシート束S
´が入り込むのを待って直に下降するが、この下降状態
で当該シート束S´を軽く押さえるようにしていて、そ
の通過を可能にしている。
20、M6)、シート束S´の新たな移送を待って(F1
=1、S21)、シート束S´を搬送方向Bに移動可能
にした後、第1把持手段7を前進駆動させて所定量だけ
前方に移動させ、シート束S´を排出方向Aと交差する
積載トレイ9Aの方向に1カ所目のステープル位置まで
移動させて(S22、M7、図22の(a)に実線で示
す)、ステープラ8によって1カ所目を綴じる(S2
3、M8)。なお、基準板31は上昇するとシート束S
´が入り込むのを待って直に下降するが、この下降状態
で当該シート束S´を軽く押さえるようにしていて、そ
の通過を可能にしている。
【0080】続いて、第1把持手段7がさらに前方に移
動して2カ所目のステープル位置で停止する(S24、
M9、図22の(b)、図3の実線の状態)。このとき
第2把持手段10は処理トレイ4側の初期位置(図4、
図5の実線位置)に停止して、図15に示す後退位置に
揺動していて、第1把持手段7の停止を待って、第2把
持手段10が傾斜状態のシート束S´の基準位置側の一
辺を、その停止した状態の姿勢のまま受け継いで把持す
る(S25、M10)。
動して2カ所目のステープル位置で停止する(S24、
M9、図22の(b)、図3の実線の状態)。このとき
第2把持手段10は処理トレイ4側の初期位置(図4、
図5の実線位置)に停止して、図15に示す後退位置に
揺動していて、第1把持手段7の停止を待って、第2把
持手段10が傾斜状態のシート束S´の基準位置側の一
辺を、その停止した状態の姿勢のまま受け継いで把持す
る(S25、M10)。
【0081】第2把持手段10による上記の把持を行っ
た後に、第1把持手段7の把持が開放されて(S26、
M11、図22の(c))、第1把持手段7は、次のシー
ト束S´を挟持するために、挟持位置(図4の実線で示
す)へ移動し(S27)、次のシート束S´の移送を可
能にする(S28)。そしてステープラ8によって2カ
所目を綴じる(S29、M12)。上記の各ステープル位
置は、オペレータの指示に基づいて、第1把持手段7に
対してその移送量が設定される。
た後に、第1把持手段7の把持が開放されて(S26、
M11、図22の(c))、第1把持手段7は、次のシー
ト束S´を挟持するために、挟持位置(図4の実線で示
す)へ移動し(S27)、次のシート束S´の移送を可
能にする(S28)。そしてステープラ8によって2カ
所目を綴じる(S29、M12)。上記の各ステープル位
置は、オペレータの指示に基づいて、第1把持手段7に
対してその移送量が設定される。
【0082】続いて第2把持手段10が前方の放出位置
(図4、図5の鎖線位置)にまで移動し、搬送方向Bへ
の搬送を終了して停止する(S30、M13)。この放出
位置で第2把持手段10は、図15に示す後退揺動位置
から図16に示す突出位置に揺動されて、第2把持手段
10による把持状態は、水平状態となると共に、搬送方
向Bと直交方向に移動される(S31、M14)。
(図4、図5の鎖線位置)にまで移動し、搬送方向Bへ
の搬送を終了して停止する(S30、M13)。この放出
位置で第2把持手段10は、図15に示す後退揺動位置
から図16に示す突出位置に揺動されて、第2把持手段
10による把持状態は、水平状態となると共に、搬送方
向Bと直交方向に移動される(S31、M14)。
【0083】なお、第2把持手段10が図15に示す後
退揺動位置から図16に示す突出位置に揺動する際、第
2把持手段10により、可動プレート16Jが回動する
と共に、昇降プレート16Kが下降する。
退揺動位置から図16に示す突出位置に揺動する際、第
2把持手段10により、可動プレート16Jが回動する
と共に、昇降プレート16Kが下降する。
【0084】処理トレイ4上の基準位置と合致する端部
位置を第2把持手段10によって図15に示すように把
持して搬送し、図16に示す状態に揺動すると把持した
シート束S´の端部はこの場合、積載トレイ9A側に移
動される。この移動された位置は積載トレイ9A,9B
における縦壁(基準面)50aに略一致させている。こ
の移動と共に把持されているシート端部は水平となり
(M14)、上下挟持レバー71,72が鎖線で示すよう
に開放作動されて(S32、M15)、把持されていたシ
ート束S´はそのまま下方に落下放出され、積載トレイ
9A上に既に集積されたシート束S´上に積み重なる。
位置を第2把持手段10によって図15に示すように把
持して搬送し、図16に示す状態に揺動すると把持した
シート束S´の端部はこの場合、積載トレイ9A側に移
動される。この移動された位置は積載トレイ9A,9B
における縦壁(基準面)50aに略一致させている。こ
の移動と共に把持されているシート端部は水平となり
(M14)、上下挟持レバー71,72が鎖線で示すよう
に開放作動されて(S32、M15)、把持されていたシ
ート束S´はそのまま下方に落下放出され、積載トレイ
9A上に既に集積されたシート束S´上に積み重なる。
【0085】その際、シート束S´の端部は下方に集積
されているシート束S´の端部から大きくずれることな
く、落下するシート束S´の端部が下方のシート束S´
のステープル位置に係止することもなく積み重なる。
されているシート束S´の端部から大きくずれることな
く、落下するシート束S´の端部が下方のシート束S´
のステープル位置に係止することもなく積み重なる。
【0086】第2把持手段10が開放作動した状態で揺
動フレーム73が後退作動し(S33、M16)、続いて
第2把持手段10が初期状態に戻るように、搬送方向B
に沿って後方に向かって移動される(S34、M17)。
その際、次のシート束S´が送り出されていても、上挟
持レバー71,72が十分に開いているので、シート束
S´は上挟持レバー71,72に干渉することはなく、
引き続き初期位置において、閉作動して次のシート束S
´を把持することが可能になる。
動フレーム73が後退作動し(S33、M16)、続いて
第2把持手段10が初期状態に戻るように、搬送方向B
に沿って後方に向かって移動される(S34、M17)。
その際、次のシート束S´が送り出されていても、上挟
持レバー71,72が十分に開いているので、シート束
S´は上挟持レバー71,72に干渉することはなく、
引き続き初期位置において、閉作動して次のシート束S
´を把持することが可能になる。
【0087】上記のように第2把持手段10が水平状態
に揺動されると(M14)、アクチュエータ(束押えソレ
ノイド)112が作動して、回転検出体110がシート
束押え状態となって(S35)シート高さが検出され
(S36、M18)、引続きアクチュエータ112の作動
が解除されて、該押え状態が開放される(S37、M1
9)。所定位置より高い場合には、積載トレイ9Aは、
昇降手段12の作動で所定レベルまで下降作動する(S
38、M20)。また、途中で集積したシート束S′がオ
ペレータにより取り出されたときには、途中取り出しセ
ンサ14による検出に伴い上昇作動される。
に揺動されると(M14)、アクチュエータ(束押えソレ
ノイド)112が作動して、回転検出体110がシート
束押え状態となって(S35)シート高さが検出され
(S36、M18)、引続きアクチュエータ112の作動
が解除されて、該押え状態が開放される(S37、M1
9)。所定位置より高い場合には、積載トレイ9Aは、
昇降手段12の作動で所定レベルまで下降作動する(S
38、M20)。また、途中で集積したシート束S′がオ
ペレータにより取り出されたときには、途中取り出しセ
ンサ14による検出に伴い上昇作動される。
【0088】第2把持手段10は、前後方向への搬送時
にはカバー内で移動動作されるので、第2把持手段10
及びその搬送機構が、積載トレイ9A上のシート束S´
を取り出そうとするオペレータと干渉することはない。
また、シート束S´は把持した状態で搬送されるので、
搬送中にシート束S´の整列状態が乱れることもない。
にはカバー内で移動動作されるので、第2把持手段10
及びその搬送機構が、積載トレイ9A上のシート束S´
を取り出そうとするオペレータと干渉することはない。
また、シート束S´は把持した状態で搬送されるので、
搬送中にシート束S´の整列状態が乱れることもない。
【0089】積載トレイ9Aに例えば所定枚数以上のシ
ートSが収容されたことがセンサ11によって検出され
ると、モータ60が駆動されて昇降枠52が上昇し、下
方の積載トレイ9Bが収容位置に移動すると停止する。
この上昇によって積載トレイ9A上のシート束S′が補
助支持体220の従動部224に当接すると、円弧面2
21が上昇してこれが縦壁50aを補う。よって、積載
トレイ9A上のシート束S′はその積載状態が安定して
維持される。
ートSが収容されたことがセンサ11によって検出され
ると、モータ60が駆動されて昇降枠52が上昇し、下
方の積載トレイ9Bが収容位置に移動すると停止する。
この上昇によって積載トレイ9A上のシート束S′が補
助支持体220の従動部224に当接すると、円弧面2
21が上昇してこれが縦壁50aを補う。よって、積載
トレイ9A上のシート束S′はその積載状態が安定して
維持される。
【0090】このときシャッタ15は閉じており、積載
トレイ9A上のシート束S´水平開口50b内に入り込
むことはない。以後、同様にして積載トレイ9Bにシー
ト束S´が収容される。
トレイ9A上のシート束S´水平開口50b内に入り込
むことはない。以後、同様にして積載トレイ9Bにシー
ト束S´が収容される。
【0091】図23は積載トレイ9Aまたは9B上にシ
ート束S´が積載された状態を示す簡略図である。
ート束S´が積載された状態を示す簡略図である。
【0092】同図に示すように積載トレイ9A上にシー
ト束S′が積載された状態から、オペレータによって積
載トレイ9Aが上昇されると、最上位のシート束S′が
スリット20gに対向することがある。図17を参照
し、積載トレイ9A上にはこの画像形成装置2に適用さ
れる最小サイズのシートSによるシート束S′が積載さ
れているものとする。当該シート束S′はその縁辺の長
さXに亘ってスリット幅B中に対向することはない。す
なわち、シート束S′の縁辺の両端相互の変位(該縁辺
の長さ)Xに対して、スリット幅B方向の偏差(弧の長
さXθに近似)がスリット幅Bを越えているので、該縁
辺の何れか一方の端部がスリット20gから外れて、立
ち上がり面20fに対向する。よって画像形成装置に適
用される何れかのサイズのシート束S′が積載トレイ9
A,9Bに積載されていて、且つこれが何れの昇降位置
にあっても、シート束S′がスリット20g中にずれ込
むことはない。
ト束S′が積載された状態から、オペレータによって積
載トレイ9Aが上昇されると、最上位のシート束S′が
スリット20gに対向することがある。図17を参照
し、積載トレイ9A上にはこの画像形成装置2に適用さ
れる最小サイズのシートSによるシート束S′が積載さ
れているものとする。当該シート束S′はその縁辺の長
さXに亘ってスリット幅B中に対向することはない。す
なわち、シート束S′の縁辺の両端相互の変位(該縁辺
の長さ)Xに対して、スリット幅B方向の偏差(弧の長
さXθに近似)がスリット幅Bを越えているので、該縁
辺の何れか一方の端部がスリット20gから外れて、立
ち上がり面20fに対向する。よって画像形成装置に適
用される何れかのサイズのシート束S′が積載トレイ9
A,9Bに積載されていて、且つこれが何れの昇降位置
にあっても、シート束S′がスリット20g中にずれ込
むことはない。
【0093】なお、上記実施の形態では、第1把持手段
7及び第2把持手段10は、平面状に押圧保持する挟持
レバーで構成しているが、ローラ状その他のもので上下
から押圧して保持するようにしてもよい。各部の搬送機
構は可変可能であり、アクチュエータも公知の機構に変
更可能である。
7及び第2把持手段10は、平面状に押圧保持する挟持
レバーで構成しているが、ローラ状その他のもので上下
から押圧して保持するようにしてもよい。各部の搬送機
構は可変可能であり、アクチュエータも公知の機構に変
更可能である。
【0094】また、上記実施の形態では、画像形成手段
として複写機2に適用した例を示したが、この複写機2
にはデジタル方式及びアナログ方式の両方式に適用され
る他、印刷機(レーザープリンタを含む)やファクシミ
リ等の各種画像形成手段(画像記録装置)に適用するこ
とができることは勿論である。
として複写機2に適用した例を示したが、この複写機2
にはデジタル方式及びアナログ方式の両方式に適用され
る他、印刷機(レーザープリンタを含む)やファクシミ
リ等の各種画像形成手段(画像記録装置)に適用するこ
とができることは勿論である。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シートを
搬送し排出する手段と、この排出手段からのシートを積
載する積載トレイとからなるシート積載構造において、
積載トレイを昇降自在に駆動する駆動手段と、この積載
トレイの排出手段側に略垂直に延在してシートの縁辺を
摺接可能にしている立ち上がり面とを備え、前記縁辺と
は異なる傾きを有し排出手段により排出されるシートを
通過させるスリットを前記立ち上がり面に備えたので、
シートがスリットと対向した場合に、スリットと交差す
ることになり、よって積載トレイが昇降されてシートが
スリットに対向しても、シートがスリット中にずれ込む
ことがなくなる。
搬送し排出する手段と、この排出手段からのシートを積
載する積載トレイとからなるシート積載構造において、
積載トレイを昇降自在に駆動する駆動手段と、この積載
トレイの排出手段側に略垂直に延在してシートの縁辺を
摺接可能にしている立ち上がり面とを備え、前記縁辺と
は異なる傾きを有し排出手段により排出されるシートを
通過させるスリットを前記立ち上がり面に備えたので、
シートがスリットと対向した場合に、スリットと交差す
ることになり、よって積載トレイが昇降されてシートが
スリットに対向しても、シートがスリット中にずれ込む
ことがなくなる。
【0096】そして画像形成装置に適用される最小サイ
ズのシートが積載されたときのスリットと対向している
最上位のシートの縁辺とスリットとが、該縁辺の両端相
互の変位に対して、スリット幅を越えた該幅方向の偏差
をもたらすべく、積載トレイとスリットとの相対角度が
設定されていることによって、画像形成装置に適用され
る何れのサイズのシートも、該縁辺の何れか一方の端部
がスリットから外れるので、スリット中にずれ込むこと
がなくなる。
ズのシートが積載されたときのスリットと対向している
最上位のシートの縁辺とスリットとが、該縁辺の両端相
互の変位に対して、スリット幅を越えた該幅方向の偏差
をもたらすべく、積載トレイとスリットとの相対角度が
設定されていることによって、画像形成装置に適用され
る何れのサイズのシートも、該縁辺の何れか一方の端部
がスリットから外れるので、スリット中にずれ込むこと
がなくなる。
【0097】
【図1】本発明に係わるシート処理装置を示し、一側方
から見た外観斜視図である。
から見た外観斜視図である。
【図2】シート処理装置の他の側方から見た外観斜視図
である。
である。
【図3】シート処理装置の一部を破断した外観斜視図で
ある。
ある。
【図4】シート処理装置の平面断面図である。
【図5】シート処理装置の側面図である。
【図6】後処理装置本体の一部を破断した正面図であ
る。
る。
【図7】集積処理装置本体の縦断面図である。
【図8】集積処理装置本体の一部を破断した正面図であ
る。
る。
【図9】集積処理装置本体のシャッタを示す側面断面図
である。
である。
【図10】集積処理装置本体のシャッタを示す側面図で
ある。
ある。
【図11】集積処理装置本体のシャッタを示す縦断面図
である。
である。
【図12】基準板(シャッタ)の詳細図である。
【図13】補助トレイの斜視図である。
【図14】補助トレイの作用を示す説明図である。
【図15】第2把持手段の初期状態の要部拡大断面図で
ある。
ある。
【図16】第2把持手段のシート束落とし込み状態の要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図17】積載トレイとスリットとの配設関係を示す図
である。
である。
【図18】シート処理装置の制御系のブロック図であ
る。
る。
【図19】シート処理装置の後処理工程を示す前半のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図20】シート処理装置の後処理工程を示す後半のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図21】シート処理装置の後処理工程を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図22】シート束が第1把持手段から第2把持手段に
受け継がれるまでの行程を示す図である。
受け継がれるまでの行程を示す図である。
【図23】積載トレイ上にシート束Sが積載された状態
を示す簡略図である。
を示す簡略図である。
S…シート S′…シート束 1…シート処理装置 2…画像形成装置 4…処理トレイ 7…第1把持手段(移送手段) 9A,9B…積載トレイ 10…第2把持手段(移送手段) 12…昇降手段 20…後処理装置本体 20f…立ち上がり面 20g…スリット 26…排出ローラ対(排出手段) 50…集積処理装置本体 50a…縦壁(規制部材) 60…積載トレイモータ(駆動手段)
Claims (10)
- 【請求項1】 シートを搬送し排出する排出手段と、こ
の排出手段からのシートを積載する積載トレイとからな
るシート積載構造において、 前記積載トレイを昇降自在に駆動する駆動手段と、 この積載トレイの前記排出手段側に略垂直に延在してい
る立ち上がり面とを備え、 この立ち上がり面には前記排出手段により排出されるシ
ートを通過させるスリットがあり、 このスリットの長手方向線は前記積載トレイ上のシート
側縁とは異なる傾きを有することを特徴とするシート積
載構造。 - 【請求項2】 前記積載トレイは、 この積載トレイ上のシートの端部を位置規制する規制部
材を備えた、 ことを特徴とする請求項1に記載のシート積載構造。 - 【請求項3】 前記駆動手段は、 前記規制部材が前記積載トレイ上のシートの端部を規制
保持したまま前記積載トレイを上昇させるようにしてい
る、 ことを特徴とする請求項2に記載のシート積載構造。 - 【請求項4】 前記積載トレイは、 前記スリットより下方に位置した状態で移送されたシー
トを受容するようにしている、 ことを特徴とする請求項1に記載のシート積載構造。 - 【請求項5】 画像形成装置から搬入されたシートを搬
送する搬送手段と、 搬送手段により搬送されたシートを一時的に積載する処
理トレイと、この処理トレイからシート束を移送する移
送手段と、この移送手段によって移送されたシート束を
集積して載置する昇降可能な積載トレイと、前記積載ト
レイを昇降自在に駆動する駆動手段と、前記搬送手段に
より搬送されるシートまたはシート束と前記積載トレイ
上のシートとを隔離すべく前記積載トレイと搬送手段側
との間に立ち上がってなる立ち上がり面とを備えたシー
ト処理装置のシート積載構造において、 前記移送されるシート束を通過させるために前記立ち上
がり面に開口されてなるスリットを備え、 前記積載トレイ上のシート面とスリットの長手方向線と
が交差すべく前記積載トレイとスリットとの相対角度が
設定されている、 ことを特徴とするシート処理装置のシート積載構造。 - 【請求項6】 前記積載トレイは、 この積載トレイ上のシートの端部を位置規制する規制部
材を備えた、 ことを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置のシ
ート積載構造。 - 【請求項7】 前記駆動手段は、 前記規制部材が前記積載トレイ上のシートの端部を規制
保持したまま前記積載トレイを上昇させるようにしてい
る、 ことを特徴とする請求項6に記載のシート処理装置のシ
ート積載構造。 - 【請求項8】 前記積載トレイは、 前記スリットより下方に位置した状態で移送されたシー
トを受容するようにしている、 ことを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置のシ
ート積載構造。 - 【請求項9】 画像形成装置から搬入されたシートを搬
送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送されたシートを後処理するため
に一時的に積載する処理トレイと、この処理トレイから
後処理されたシートを取り出し位置に移送する移送手段
と、この移送手段によって移送されたシートを集積して
載置する昇降可能な積載トレイと、シートの上面位置を
所要の載置高さに調整すべく該積載トレイを昇降作動さ
せる昇降手段と、前記搬送手段により搬送されるシート
またはシート束と前記積載トレイ上のシートとを隔離す
べく前記積載トレイと搬送手段側との間に立ち上がって
なる立ち上がり面とを備えたシート処理装置のシート積
載構造において、 前記移送されるシート束を通過させるために前記立ち上
がり面に開口されてなるスリットを備え、 前記積載トレイ上のシート面とスリットの延長方向線と
が交差すべく前記積載トレイとスリットとの相対角度が
設定されている、ことを特徴とするシート処理装置のシ
ート積載構造。 - 【請求項10】 画像形成装置に適用される最小サイズ
のシートが積載されたときの前記スリットと対向してい
る最上位のシートの縁辺とスリットとが該縁辺の両端相
互の変位に対して、スリット幅を越えてなる該幅方向の
偏差をもたらすべく、積載トレイとスリットとの相対角
度が設定されている、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項9に記載のシート
処理装置のシート積載構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18312797A JPH1111782A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | シート処理装置のシート積載構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18312797A JPH1111782A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | シート処理装置のシート積載構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1111782A true JPH1111782A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16130278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18312797A Pending JPH1111782A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | シート処理装置のシート積載構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1111782A (ja) |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP18312797A patent/JPH1111782A/ja active Pending
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