JPH1094619A - 乗り物用安全ベルト巻取装置 - Google Patents
乗り物用安全ベルト巻取装置Info
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- JPH1094619A JPH1094619A JP8250333A JP25033396A JPH1094619A JP H1094619 A JPH1094619 A JP H1094619A JP 8250333 A JP8250333 A JP 8250333A JP 25033396 A JP25033396 A JP 25033396A JP H1094619 A JPH1094619 A JP H1094619A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構造とすることにより廉価な製造原価
で、幅寸法の小さな乗り物用安全ベルト巻取装置を提供
すること。 【解決手段】 ウエビング巻取軸は、ウエビングの一端
部が支持されてなるボビン9と、前記ベースの支持穴に
対して回転自在に軸支され且つ前記ボビン9の中空部1
0によりボビン9を回転自在に軸支してなると共にラッ
チプレート5を有してなるシャフト11とよりなり、該
シャフト11に形成されてなる突起部12と前記ボビン
9の中空部10に形成されてなる壁13とが相互に係合
されてなると共に該突起部12によって該壁13が破壊
可能なること。
で、幅寸法の小さな乗り物用安全ベルト巻取装置を提供
すること。 【解決手段】 ウエビング巻取軸は、ウエビングの一端
部が支持されてなるボビン9と、前記ベースの支持穴に
対して回転自在に軸支され且つ前記ボビン9の中空部1
0によりボビン9を回転自在に軸支してなると共にラッ
チプレート5を有してなるシャフト11とよりなり、該
シャフト11に形成されてなる突起部12と前記ボビン
9の中空部10に形成されてなる壁13とが相互に係合
されてなると共に該突起部12によって該壁13が破壊
可能なること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、航空機な
どの乗り物に用いられる安全ベルトの巻取装置、特に衝
突などにより大きな負荷が加わった場合に機能するエネ
ルギ吸収リトラクタを装備した巻取装置に関する。
どの乗り物に用いられる安全ベルトの巻取装置、特に衝
突などにより大きな負荷が加わった場合に機能するエネ
ルギ吸収リトラクタを装備した巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乗り物用安全ベルト巻取装置とし
ては、特開昭52ー99519号公報に示すような例が
ある。
ては、特開昭52ー99519号公報に示すような例が
ある。
【0003】即ち、従来の乗り物用安全ベルト巻取装置
としては、車体に支持されるベースと、該ベースに回転
自在に軸支されてなるウエビング巻取軸と、該ウエビン
グ巻取軸の一端部に固設され且つ外周にラチェット歯を
有するラッチプレートと、前記ベースに取り付けられ且
つ非常時に前記ラッチプレートのラチェット歯に噛み合
って前記ウエビング巻取軸の回転を停止し得る歯止め
と、前記ウエビング巻取軸及びラッチプレート間に介在
されてなり且つ前記ウエビング巻取軸に形成されてなる
ねじ切り部に沿って該軸方向に移動することでウエビン
グに加わった衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収手段
とを少なくとも有する。
としては、車体に支持されるベースと、該ベースに回転
自在に軸支されてなるウエビング巻取軸と、該ウエビン
グ巻取軸の一端部に固設され且つ外周にラチェット歯を
有するラッチプレートと、前記ベースに取り付けられ且
つ非常時に前記ラッチプレートのラチェット歯に噛み合
って前記ウエビング巻取軸の回転を停止し得る歯止め
と、前記ウエビング巻取軸及びラッチプレート間に介在
されてなり且つ前記ウエビング巻取軸に形成されてなる
ねじ切り部に沿って該軸方向に移動することでウエビン
グに加わった衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収手段
とを少なくとも有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、かかる構
成によれば、エネルギ吸収手段を設けることによる製造
原価高騰の一原因になり、改善が求められている。
成によれば、エネルギ吸収手段を設けることによる製造
原価高騰の一原因になり、改善が求められている。
【0005】また、乗り物用安全ベルト巻取装置の構造
が複雑で、生産性に課題を有し、この点でも製造原価高
騰の一原因になり、改善が求められている。
が複雑で、生産性に課題を有し、この点でも製造原価高
騰の一原因になり、改善が求められている。
【0006】更に、前記ウエビング巻取軸が軸方向に移
動する必要があり、乗り物用安全ベルト巻取装置そのも
のの幅寸法が大きくならざるを得ず、狭い空間内に配設
する場合などレイアウトの限定条件が厳しい時に、かか
る幅寸法の大きなものでは対応できない等の点で改善が
求められている。
動する必要があり、乗り物用安全ベルト巻取装置そのも
のの幅寸法が大きくならざるを得ず、狭い空間内に配設
する場合などレイアウトの限定条件が厳しい時に、かか
る幅寸法の大きなものでは対応できない等の点で改善が
求められている。
【0007】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、簡素な構
造とすることにより廉価な製造原価で、幅寸法の小さな
乗り物用安全ベルト巻取装置を提供することにある。
てなされたもので、その目的とするところは、簡素な構
造とすることにより廉価な製造原価で、幅寸法の小さな
乗り物用安全ベルト巻取装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ベースと、該ベースに回転自在
に軸支されてなるウエビング巻取軸と、該ウエビング巻
取軸の一端部に固設され且つ外周にラチェット歯を有す
るラッチプレートと、前記ベースに取り付けられ且つ減
加速度が加わることによって前記ラッチプレートのラチ
ェット歯に噛み合って前記ウエビング巻取軸の回転を停
止し得る歯止めとを少なくとも有する乗り物用安全ベル
ト巻取装置において、前記ウエビング巻取軸は、ウエビ
ングの一端部が支持されてなる中空状ボビンと、前記ベ
ースの支持穴に対して回転自在に軸支され且つ前記ボビ
ンの中空部によりボビンを回転可能に軸支してなると共
に前記ラッチプレートを有してなるシャフトとよりな
り、該シャフトに形成されてなる突起部と前記ボビンの
中空部に形成されてなる壁とが相互に係合されてなると
共に該突起部によって該壁が破壊可能なることを特徴と
する。
に、請求項1の発明は、ベースと、該ベースに回転自在
に軸支されてなるウエビング巻取軸と、該ウエビング巻
取軸の一端部に固設され且つ外周にラチェット歯を有す
るラッチプレートと、前記ベースに取り付けられ且つ減
加速度が加わることによって前記ラッチプレートのラチ
ェット歯に噛み合って前記ウエビング巻取軸の回転を停
止し得る歯止めとを少なくとも有する乗り物用安全ベル
ト巻取装置において、前記ウエビング巻取軸は、ウエビ
ングの一端部が支持されてなる中空状ボビンと、前記ベ
ースの支持穴に対して回転自在に軸支され且つ前記ボビ
ンの中空部によりボビンを回転可能に軸支してなると共
に前記ラッチプレートを有してなるシャフトとよりな
り、該シャフトに形成されてなる突起部と前記ボビンの
中空部に形成されてなる壁とが相互に係合されてなると
共に該突起部によって該壁が破壊可能なることを特徴と
する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の乗り物
用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、前
記中空部の面より複数突出形成され、前記シャフトの突
起部を挟み込むように形成されてなることを特徴とす
る。
用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、前
記中空部の面より複数突出形成され、前記シャフトの突
起部を挟み込むように形成されてなることを特徴とす
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の乗り物用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビ
ンの壁は、前記ボビンの一般面と別部材よりなり、該ボ
ビンの一般面より中空部内に係入されることで該中空部
の面より突出形成されてなることを特徴とする。
記載の乗り物用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビ
ンの壁は、前記ボビンの一般面と別部材よりなり、該ボ
ビンの一般面より中空部内に係入されることで該中空部
の面より突出形成されてなることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項3記載の乗り物
用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、前
記ボビンの一般面に沿って配設されてなる鍔部と、該鍔
部の一部が前記ボビンの一般面に形成されてなる穴より
中空部内に係入されて該中空部の面より突出する所定の
幅寸法を有する突出部とより一体に形成されてなること
を特徴とする。
用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、前
記ボビンの一般面に沿って配設されてなる鍔部と、該鍔
部の一部が前記ボビンの一般面に形成されてなる穴より
中空部内に係入されて該中空部の面より突出する所定の
幅寸法を有する突出部とより一体に形成されてなること
を特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項3記載の乗り物
用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、前
記ボビンの一般面に沿って配設されてなる鍔部と、該鍔
部の一部が前記ボビンの一般面に形成されてなる穴より
中空部内に係入されて該中空部の面より突出する突出部
とより一体に形成されてなることを特徴とする。
用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、前
記ボビンの一般面に沿って配設されてなる鍔部と、該鍔
部の一部が前記ボビンの一般面に形成されてなる穴より
中空部内に係入されて該中空部の面より突出する突出部
とより一体に形成されてなることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1又は請求項2
記載の乗り物用安全ベルト巻取装置であって、前記シャ
フトには、前記ラッチプレートを支持してなる軸部外周
にスパイラル状の突起部が配設されてなることを特徴と
する。
記載の乗り物用安全ベルト巻取装置であって、前記シャ
フトには、前記ラッチプレートを支持してなる軸部外周
にスパイラル状の突起部が配設されてなることを特徴と
する。
【0014】請求項7の発明は、請求項6記載の乗り物
用安全ベルト巻取装置であって、前記シャフトの突起部
は、前記軸部外周に形成されてなるスパイラル状の溝と
略同一の形状に曲折されてなり、該溝内に配設されてな
ることを特徴とする。
用安全ベルト巻取装置であって、前記シャフトの突起部
は、前記軸部外周に形成されてなるスパイラル状の溝と
略同一の形状に曲折されてなり、該溝内に配設されてな
ることを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項7記載の乗り物
用安全ベルト巻取装置であって、前記シャフトの突起部
は、角柱であることを特徴とする。
用安全ベルト巻取装置であって、前記シャフトの突起部
は、角柱であることを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項3記載の乗り物
用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、前
記ボビンの一般面内面に配設されてなるスパイラル状の
部材よりなり、該中空部の面より突出形成されてなるこ
とを特徴とする。
用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、前
記ボビンの一般面内面に配設されてなるスパイラル状の
部材よりなり、該中空部の面より突出形成されてなるこ
とを特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、請求項1記載の乗り
物用安全ベルト巻取装置であって、前記シャフトの突起
部は、前記ラッチプレートの形成されてなる一方端から
適宜形成されてなり、前記ボビンの壁は、前記ボビンの
中空部内にあって前記シャフトの突起部の一方面から他
方面に夫々接するように曲線状に形成されてなることを
特徴とする。
物用安全ベルト巻取装置であって、前記シャフトの突起
部は、前記ラッチプレートの形成されてなる一方端から
適宜形成されてなり、前記ボビンの壁は、前記ボビンの
中空部内にあって前記シャフトの突起部の一方面から他
方面に夫々接するように曲線状に形成されてなることを
特徴とする。
【0018】請求項11の発明は、請求項1記載の乗り
物用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、
ボビンの一端部から適宜突起状に形成されてなり、前記
シャフトの突起部は、前記ボビンの壁の一方面から他方
面に夫々接するように曲線状に形成されてなることを特
徴とする 請求項12の発明は、請求項11記載の乗り物用安全ベ
ルト巻取装置であって、前記シャフトの突起部は、一方
端から他方端の略中央に形成されてなる突状部から一方
端及び他方端部に向けて夫々末広がりに形成されてな
り、前記ボビンの中空部の面には、前記シャフトの略中
央に形成されてなる突状部よりなる突起部を収納する凹
部状の壁が形成されてなり、前記シャフトの突起部によ
り該壁の凹部の幅が拡開可能なることを特徴とする。
物用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、
ボビンの一端部から適宜突起状に形成されてなり、前記
シャフトの突起部は、前記ボビンの壁の一方面から他方
面に夫々接するように曲線状に形成されてなることを特
徴とする 請求項12の発明は、請求項11記載の乗り物用安全ベ
ルト巻取装置であって、前記シャフトの突起部は、一方
端から他方端の略中央に形成されてなる突状部から一方
端及び他方端部に向けて夫々末広がりに形成されてな
り、前記ボビンの中空部の面には、前記シャフトの略中
央に形成されてなる突状部よりなる突起部を収納する凹
部状の壁が形成されてなり、前記シャフトの突起部によ
り該壁の凹部の幅が拡開可能なることを特徴とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項1記載の乗り
物用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、
前記中空部の面より突出形成され、前記シャフトの突起
部は、該シャフトに形成されてなるねじ部に螺合され且
つ該ねじ部の回転により進退自在なナットに形成されて
なり、前記ボビンと前記ナットとが相互に回転不能なる
よう係合されてなると共に前記壁に対して前記ナットの
進行方向から接するように突起部が配設されてなること
を特徴とする。
物用安全ベルト巻取装置であって、前記ボビンの壁は、
前記中空部の面より突出形成され、前記シャフトの突起
部は、該シャフトに形成されてなるねじ部に螺合され且
つ該ねじ部の回転により進退自在なナットに形成されて
なり、前記ボビンと前記ナットとが相互に回転不能なる
よう係合されてなると共に前記壁に対して前記ナットの
進行方向から接するように突起部が配設されてなること
を特徴とする。
【0020】請求項14の発明は、請求項13記載の乗
り物用安全ベルト巻取装置であって、前記突起部には、
前記壁に対してナットの進行方向に直交して前記壁を切
除可能なる面が形成されてなることを特徴とする。
り物用安全ベルト巻取装置であって、前記突起部には、
前記壁に対してナットの進行方向に直交して前記壁を切
除可能なる面が形成されてなることを特徴とする。
【0021】請求項15の発明は、請求項13記載の乗
り物用安全ベルト巻取装置であって、前記突起部には、
前記壁に対してナットの進行方向に斜め方向より接して
前記壁をかすを排除しながら切除可能なる面が形成され
てなることを特徴とする。
り物用安全ベルト巻取装置であって、前記突起部には、
前記壁に対してナットの進行方向に斜め方向より接して
前記壁をかすを排除しながら切除可能なる面が形成され
てなることを特徴とする。
【0022】請求項16の発明は、請求項13記載の乗
り物用安全ベルト巻取装置であって、前記突起部には、
前記壁に対してナットの進行方向に直交して前記壁を圧
壊可能なる面が形成されてなることを特徴とする。
り物用安全ベルト巻取装置であって、前記突起部には、
前記壁に対してナットの進行方向に直交して前記壁を圧
壊可能なる面が形成されてなることを特徴とする。
【0023】請求項17の発明は、請求項13記載の乗
り物用安全ベルト巻取装置であって、前記突起部には、
前記壁に対してナットの進行方向に鋭角に接する楔形の
面が形成されてなることを特徴とする。
り物用安全ベルト巻取装置であって、前記突起部には、
前記壁に対してナットの進行方向に鋭角に接する楔形の
面が形成されてなることを特徴とする。
【0024】請求項18の発明は、ベースと、該ベース
に回転自在に軸支されてなるシャフトと、ウエビングが
一端部に支持され且つ前記シャフトに回転自在に支持さ
れてなるボビンと、該シャフトの一端部に固設され且つ
外周にラチェット歯を有するラッチプレートと、前記ベ
ースに取り付けられ且つ減加速度が加わることによって
前記ラッチプレートのラチェット歯に噛み合って前記シ
ャフトの回転を停止し得る歯止めとを少なくとも有し、
前記ボビンの中空部に配された壁に前記シャフトの突起
部が係合されて、前記ウエビングによって与えられた前
記ボビンの回転力で、前記壁が破壊することにより、ウ
エビングに加わった衝撃エネルギを吸収可能なることを
特徴とする。
に回転自在に軸支されてなるシャフトと、ウエビングが
一端部に支持され且つ前記シャフトに回転自在に支持さ
れてなるボビンと、該シャフトの一端部に固設され且つ
外周にラチェット歯を有するラッチプレートと、前記ベ
ースに取り付けられ且つ減加速度が加わることによって
前記ラッチプレートのラチェット歯に噛み合って前記シ
ャフトの回転を停止し得る歯止めとを少なくとも有し、
前記ボビンの中空部に配された壁に前記シャフトの突起
部が係合されて、前記ウエビングによって与えられた前
記ボビンの回転力で、前記壁が破壊することにより、ウ
エビングに加わった衝撃エネルギを吸収可能なることを
特徴とする。
【0025】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、ウエビングに大きな引っ張り荷重が加わり
且つ前記歯止めが減加速度によって前記ラッチプレート
のラチェット歯に噛み合って前記ウエビング巻取軸の回
転を停止すると、該ウエビング巻取軸のシャフトの突起
部に係合されてなるウエビング巻取軸のボビンの壁が、
該ボビンのウエビングによる回転力でもって前記シャフ
トの突起部に対して回転力を付与しようとする。そし
て、該壁の耐久力を超過すると、該壁は破壊することに
なり、かかる経過によって、衝撃エネルギ、換言すると
ウエビングに対する引っ張り力が減少することになり、
かかる簡素な構造とすることにより廉価な製造原価で提
供できることになり、ウエビング巻取軸の軸方向のずれ
が生じないので、乗り物用安全ベルト巻取装置の幅寸法
が小さなものとなる。
明によれば、ウエビングに大きな引っ張り荷重が加わり
且つ前記歯止めが減加速度によって前記ラッチプレート
のラチェット歯に噛み合って前記ウエビング巻取軸の回
転を停止すると、該ウエビング巻取軸のシャフトの突起
部に係合されてなるウエビング巻取軸のボビンの壁が、
該ボビンのウエビングによる回転力でもって前記シャフ
トの突起部に対して回転力を付与しようとする。そし
て、該壁の耐久力を超過すると、該壁は破壊することに
なり、かかる経過によって、衝撃エネルギ、換言すると
ウエビングに対する引っ張り力が減少することになり、
かかる簡素な構造とすることにより廉価な製造原価で提
供できることになり、ウエビング巻取軸の軸方向のずれ
が生じないので、乗り物用安全ベルト巻取装置の幅寸法
が小さなものとなる。
【0026】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果に加え、前記ボビンの中空部の面より複数突出形成
されてなる壁が、前記シャフトの突起部により、次々に
破壊されることで、衝撃エネルギを確実に吸収するもの
である。
効果に加え、前記ボビンの中空部の面より複数突出形成
されてなる壁が、前記シャフトの突起部により、次々に
破壊されることで、衝撃エネルギを確実に吸収するもの
である。
【0027】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2記載の効果に加え、前記壁が、前記ボビンに対し
て別体に形成されてなるもので、衝撃エネルギの大き
さ、或いは安全法規のレベルの相違などに対応して、ボ
ビンの一般面より中空部内に係入するだけで、衝撃エネ
ルギを確実に吸収することができる。
求項2記載の効果に加え、前記壁が、前記ボビンに対し
て別体に形成されてなるもので、衝撃エネルギの大き
さ、或いは安全法規のレベルの相違などに対応して、ボ
ビンの一般面より中空部内に係入するだけで、衝撃エネ
ルギを確実に吸収することができる。
【0028】請求項4の発明によれば、請求項3記載の
効果に加え、前記壁は前記ボビンと別部材であるから、
壁としての突出部の幅寸法を自由に選択できることで所
定値にチューニングすることができる。該壁が前記シャ
フトの突起部にぶつかり、ボビンの回転によって、該壁
は曲げられようとすることで、該衝撃エネルギが突出部
でまず吸収され、耐えきれない荷重が鍔部に伝達され、
鍔部全体で衝撃エネルギを吸収することが可能である。
つまり、衝撃エネルギの大きさ、或いは安全法規のレベ
ルの相違などに対応して、ボビンの一般面より中空部内
に突出部を係入するだけで、衝撃エネルギを確実に吸収
することができる。
効果に加え、前記壁は前記ボビンと別部材であるから、
壁としての突出部の幅寸法を自由に選択できることで所
定値にチューニングすることができる。該壁が前記シャ
フトの突起部にぶつかり、ボビンの回転によって、該壁
は曲げられようとすることで、該衝撃エネルギが突出部
でまず吸収され、耐えきれない荷重が鍔部に伝達され、
鍔部全体で衝撃エネルギを吸収することが可能である。
つまり、衝撃エネルギの大きさ、或いは安全法規のレベ
ルの相違などに対応して、ボビンの一般面より中空部内
に突出部を係入するだけで、衝撃エネルギを確実に吸収
することができる。
【0029】請求項5の発明によれば、請求項3記載の
効果に加え、前記壁は前記ボビンと別部材であるから、
壁としての突出部の幅寸法を自由に選択できる所定値と
することができる。該突出部が前記シャフトの突起部に
ぶつかり、ボビンの回転によって、該突出部は曲げられ
ようとすることで、該衝撃エネルギが突出部でまず吸収
され、耐えきれない荷重が鍔部に伝達され、鍔部全体で
衝撃エネルギを吸収することが可能である。つまり、衝
撃エネルギの大きさ、或いは安全法規のレベルの相違な
どに対応して、ボビンの一般面より中空部内に突出部を
係入するだけで、衝撃エネルギを確実に吸収することが
できる。
効果に加え、前記壁は前記ボビンと別部材であるから、
壁としての突出部の幅寸法を自由に選択できる所定値と
することができる。該突出部が前記シャフトの突起部に
ぶつかり、ボビンの回転によって、該突出部は曲げられ
ようとすることで、該衝撃エネルギが突出部でまず吸収
され、耐えきれない荷重が鍔部に伝達され、鍔部全体で
衝撃エネルギを吸収することが可能である。つまり、衝
撃エネルギの大きさ、或いは安全法規のレベルの相違な
どに対応して、ボビンの一般面より中空部内に突出部を
係入するだけで、衝撃エネルギを確実に吸収することが
できる。
【0030】請求項6の発明によれば、請求項1又は請
求項2記載の効果に加え、前記シャフトの突起部は、シ
ャフトと別体であるから、スパイラル状の部材の線径及
び材質並びに硬度等を自由に選択できるものである。該
壁が前記シャフトの突起部にぶつかり、ボビンの回転に
よって、該壁は、削られようとすることで、該衝撃エネ
ルギを吸収するものであるから、衝撃エネルギの大き
さ、或いは安全法規のレベルの相違などに対応して、衝
撃エネルギを確実に吸収することができる。
求項2記載の効果に加え、前記シャフトの突起部は、シ
ャフトと別体であるから、スパイラル状の部材の線径及
び材質並びに硬度等を自由に選択できるものである。該
壁が前記シャフトの突起部にぶつかり、ボビンの回転に
よって、該壁は、削られようとすることで、該衝撃エネ
ルギを吸収するものであるから、衝撃エネルギの大き
さ、或いは安全法規のレベルの相違などに対応して、衝
撃エネルギを確実に吸収することができる。
【0031】請求項7の発明によれば、請求項6記載の
効果に加え、前記シャフトの突起部は、前記軸部外周に
形成されてなるスパイラル状の溝に沿って確実に支持さ
れるので、ボビンの壁を破壊する際に、該破壊を確実に
行うことが可能になる。
効果に加え、前記シャフトの突起部は、前記軸部外周に
形成されてなるスパイラル状の溝に沿って確実に支持さ
れるので、ボビンの壁を破壊する際に、該破壊を確実に
行うことが可能になる。
【0032】請求項8の発明によれば、請求項7記載の
効果に加え、断面角柱のシャフトの突起部により壁を確
実に破壊できることが可能になる。
効果に加え、断面角柱のシャフトの突起部により壁を確
実に破壊できることが可能になる。
【0033】請求項9の発明によれば、請求項3記載の
効果に加え、前記ボビンのスパイラル状の壁は、前記ボ
ビンと別部材であるから、壁としての部材の太さ及び材
質並びに硬度等の選択の自由がある。
効果に加え、前記ボビンのスパイラル状の壁は、前記ボ
ビンと別部材であるから、壁としての部材の太さ及び材
質並びに硬度等の選択の自由がある。
【0034】また、形状が全体でスパイラル状をなすの
で、該壁が前記シャフトの突起部にぶつかり、ボビンの
回転によって、該壁は次々に破壊されることで、該衝撃
エネルギを吸収するものであるから、衝撃エネルギの大
きさ、或いは安全法規のレベルの相違などに対応して、
衝撃エネルギを確実に吸収することができる。
で、該壁が前記シャフトの突起部にぶつかり、ボビンの
回転によって、該壁は次々に破壊されることで、該衝撃
エネルギを吸収するものであるから、衝撃エネルギの大
きさ、或いは安全法規のレベルの相違などに対応して、
衝撃エネルギを確実に吸収することができる。
【0035】請求項10の発明によれば、請求項1記載
の効果に加え、曲線状に形成されてなる前記ボビンの壁
が、前記シャフトの突起部にぶつかり、ボビンの回転に
よって、該壁が破壊されることで、該衝撃エネルギを吸
収するものである。
の効果に加え、曲線状に形成されてなる前記ボビンの壁
が、前記シャフトの突起部にぶつかり、ボビンの回転に
よって、該壁が破壊されることで、該衝撃エネルギを吸
収するものである。
【0036】請求項11の発明によれば、請求項1記載
の効果に加え、前記ボビンの壁が、曲線状に形成されて
なる前記シャフトの突起部にぶつかり、ボビンの回転に
よって、該壁が破壊されることで、該衝撃エネルギを吸
収するものである。
の効果に加え、前記ボビンの壁が、曲線状に形成されて
なる前記シャフトの突起部にぶつかり、ボビンの回転に
よって、該壁が破壊されることで、該衝撃エネルギを吸
収するものである。
【0037】請求項12の発明によれば、請求項11記
載の効果に加え、前記ボビンの凹部状の壁が、前記シャ
フトの突起部にぶつかり、ボビンの回転によって、該壁
の凹部が破壊されて、幅が拡開することで、該衝撃エネ
ルギを吸収するものである。
載の効果に加え、前記ボビンの凹部状の壁が、前記シャ
フトの突起部にぶつかり、ボビンの回転によって、該壁
の凹部が破壊されて、幅が拡開することで、該衝撃エネ
ルギを吸収するものである。
【0038】請求項13の発明によれば、請求項1記載
の効果に加え、前記ボビンの中空部の面より突出形成さ
れている壁は、前記ボビンの回転によって回転付勢され
たシャフトに形成されてなるねじ部によって進退するナ
ットに形成された突起部によって破壊が生じることで、
該衝撃エネルギを吸収するものである。
の効果に加え、前記ボビンの中空部の面より突出形成さ
れている壁は、前記ボビンの回転によって回転付勢され
たシャフトに形成されてなるねじ部によって進退するナ
ットに形成された突起部によって破壊が生じることで、
該衝撃エネルギを吸収するものである。
【0039】請求項14の発明によれば、請求項13記
載の効果に加え、前記突起部がナットの進行方向に直交
する面が形成されてなるので、前記壁を切除することが
できることになる。
載の効果に加え、前記突起部がナットの進行方向に直交
する面が形成されてなるので、前記壁を切除することが
できることになる。
【0040】請求項15の発明によれば、請求項13記
載の効果に加え、前記突起部がナットの進行方向に斜め
方向より接するので、前記壁を切除すると共に切除した
「かす」を排除しながら移動できることになる。
載の効果に加え、前記突起部がナットの進行方向に斜め
方向より接するので、前記壁を切除すると共に切除した
「かす」を排除しながら移動できることになる。
【0041】請求項16の発明によれば、請求項13記
載の効果に加え、前記突起部がナットの進行方向に直交
して、前記壁を圧壊することができることになる。
載の効果に加え、前記突起部がナットの進行方向に直交
して、前記壁を圧壊することができることになる。
【0042】請求項17の発明によれば、請求項13記
載の効果に加え、前記鋭角に接する楔形の面が形成され
てなる突起部がナットの進行によって、前記壁を裂開す
ることができることになる。
載の効果に加え、前記鋭角に接する楔形の面が形成され
てなる突起部がナットの進行によって、前記壁を裂開す
ることができることになる。
【0043】請求項18の発明によれば、前記ボビンの
中空部に配された壁に前記シャフトの突起部が係合され
ているので、常時はボビンとシャフトは一緒に回転す
る。しかし、慣性力によって、ラチェット歯と歯止めと
の係合によりシャフトが停止された場合に、該慣性力に
よって、前記ウエビングに引っ張り力が残存し、よって
前記ボビンに回転力が与えられるので、該回転力で、前
記壁がシャフトの突起部により破壊されることになり、
ウエビングに加わった衝撃エネルギを吸収するものであ
る。
中空部に配された壁に前記シャフトの突起部が係合され
ているので、常時はボビンとシャフトは一緒に回転す
る。しかし、慣性力によって、ラチェット歯と歯止めと
の係合によりシャフトが停止された場合に、該慣性力に
よって、前記ウエビングに引っ張り力が残存し、よって
前記ボビンに回転力が与えられるので、該回転力で、前
記壁がシャフトの突起部により破壊されることになり、
ウエビングに加わった衝撃エネルギを吸収するものであ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面と共に説明する。
面と共に説明する。
【0045】図1乃至図5は、本発明の第1の実施形態
の構成を示す構造図である。
の構成を示す構造図である。
【0046】即ち、乗り物用安全ベルト巻取装置1は、
図示しない車体に固設されてなるベース2と、該ベース
2の図示しない支持穴に回転自在に軸支されてなるウエ
ビング巻取軸4と、該ウエビング巻取軸4の一端部に固
設され且つ外周にラチェット歯5aを有するラッチプレ
ート5と、前記ベース2に取り付けられ且つ非常時に前
記ラッチプレート5のラチェット歯5aに噛み合って前
記ウエビング巻取軸4の回転を停止し得る歯止め6とを
少なくとも有する。
図示しない車体に固設されてなるベース2と、該ベース
2の図示しない支持穴に回転自在に軸支されてなるウエ
ビング巻取軸4と、該ウエビング巻取軸4の一端部に固
設され且つ外周にラチェット歯5aを有するラッチプレ
ート5と、前記ベース2に取り付けられ且つ非常時に前
記ラッチプレート5のラチェット歯5aに噛み合って前
記ウエビング巻取軸4の回転を停止し得る歯止め6とを
少なくとも有する。
【0047】前記ウエビング巻取軸4は、安全ベルト7
のウエビング8の一端部が支持されてなる中空状のボビ
ン9と、前記ベース2の支持穴に対して回転可能に軸支
され且つ前記ボビン9の中空部10によりボビン9を回
転可能に軸支してなると共に前記ラッチプレート5を有
してなるシャフト11とよりなる。
のウエビング8の一端部が支持されてなる中空状のボビ
ン9と、前記ベース2の支持穴に対して回転可能に軸支
され且つ前記ボビン9の中空部10によりボビン9を回
転可能に軸支してなると共に前記ラッチプレート5を有
してなるシャフト11とよりなる。
【0048】該シャフト11のラッチプレート5側の根
本には、前記ボビン9の中空部10により回転自在に軸
支してなる前記シャフト11の一般部11aの直径より
太い径をなして前記ボビン9の凹部14内に係合されて
なるベース部15が形成されてなり、該ベース部15の
一部には、同じく前記シャフト11の一般部11aの直
径より太い径をなす半島状の突起部12が形成されてな
る。
本には、前記ボビン9の中空部10により回転自在に軸
支してなる前記シャフト11の一般部11aの直径より
太い径をなして前記ボビン9の凹部14内に係合されて
なるベース部15が形成されてなり、該ベース部15の
一部には、同じく前記シャフト11の一般部11aの直
径より太い径をなす半島状の突起部12が形成されてな
る。
【0049】前記ボビン9の中空部10の一方端側、即
ち前記ラッチプレート5の突起部12側の面には、前記
シャフト11の突起部12を収容可能なる削り込み部1
6が所定距離形成されることにより、前記シャフト11
を前記ボビン9の中空部10内に収容できることにな
る。
ち前記ラッチプレート5の突起部12側の面には、前記
シャフト11の突起部12を収容可能なる削り込み部1
6が所定距離形成されることにより、前記シャフト11
を前記ボビン9の中空部10内に収容できることにな
る。
【0050】前記削り込み部16を、図5に示すよう
に、断続的に形成することによって、断続的に複数の壁
としての歯13、13、・・が形成されてなる。
に、断続的に形成することによって、断続的に複数の壁
としての歯13、13、・・が形成されてなる。
【0051】前記シャフト11の突起部12と、前記ボ
ビン9の複数の壁としての歯13、13、・・とは、該
歯13、13でもって、前記シャフト11の突起部12
を挟み込むように相互に係合されてなり、前記突起部1
2によって前記歯13の何れかがが破壊可能なる関係に
ある。
ビン9の複数の壁としての歯13、13、・・とは、該
歯13、13でもって、前記シャフト11の突起部12
を挟み込むように相互に係合されてなり、前記突起部1
2によって前記歯13の何れかがが破壊可能なる関係に
ある。
【0052】符号17は、前記ボビン9を巻き取り方向
に常時付勢してなる図示を省略した巻き取りばねのカバ
ーである。また、符号18は、衝突検知センサである。
に常時付勢してなる図示を省略した巻き取りばねのカバ
ーである。また、符号18は、衝突検知センサである。
【0053】以上の第1実施形態の構成であるから、安
全ベルト7のウエビング8に大きな引っ張り荷重(おお
よそ1トン)が加わると、前記歯止め6が減加速度によ
って移動し、前記ラッチプレート5のラチェット歯5a
に噛み合うことで、前記ウエビング巻取軸4のシャフト
11の回転を停止させる。
全ベルト7のウエビング8に大きな引っ張り荷重(おお
よそ1トン)が加わると、前記歯止め6が減加速度によ
って移動し、前記ラッチプレート5のラチェット歯5a
に噛み合うことで、前記ウエビング巻取軸4のシャフト
11の回転を停止させる。
【0054】しかし、前記ウエビング巻取軸4のボビン
9は、直ぐに停止せず、該ボビン9のウエビング8の惰
性力による回転力でもって回転付勢される。
9は、直ぐに停止せず、該ボビン9のウエビング8の惰
性力による回転力でもって回転付勢される。
【0055】該回転力が、前記該ウエビング巻取軸4の
シャフト11の突起部12に係合されてなる前記ボビン
9の歯13の耐久力を超過すると、該歯13は突起部1
2によって破壊されることになる。
シャフト11の突起部12に係合されてなる前記ボビン
9の歯13の耐久力を超過すると、該歯13は突起部1
2によって破壊されることになる。
【0056】つまり、かかる経過によって、衝撃エネル
ギ、換言すると、前記ウエビング8に対する引っ張り力
が減少することになる。この装置が、かかる簡素な構造
よりなることにより、廉価な製造原価で提供できること
になり、ウエビング巻取軸4の軸方向のずれが生じない
ので、乗り物用安全ベルト巻取装置1の幅寸法が小さな
ものでも成り立つことになる。
ギ、換言すると、前記ウエビング8に対する引っ張り力
が減少することになる。この装置が、かかる簡素な構造
よりなることにより、廉価な製造原価で提供できること
になり、ウエビング巻取軸4の軸方向のずれが生じない
ので、乗り物用安全ベルト巻取装置1の幅寸法が小さな
ものでも成り立つことになる。
【0057】また、前記ボビン9の歯13が、前記中空
部10の面より複数突出形成されてなるので、前記シャ
フト11の突起部12が、該歯13、13、・・を次々
に破壊することで、衝撃エネルギを確実に吸収するもの
である。
部10の面より複数突出形成されてなるので、前記シャ
フト11の突起部12が、該歯13、13、・・を次々
に破壊することで、衝撃エネルギを確実に吸収するもの
である。
【0058】また、前記ボビン9の中空部10に配され
た歯13に、前記シャフト11の突起部12が係合され
ているので、常時はボビン9とシャフト11は一緒に回
転する。 しかし、慣性力によって、ラチェット歯5a
と歯止め6との係合により、シャフト11が停止された
場合に、該慣性力によって、前記ウエビング8に引っ張
り力が残存し、よって前記ボビン9に回転力が与えられ
るので、該回転力で、前記歯13がシャフト11の突起
部12により破壊されることになり、ウエビング8に加
わった衝撃エネルギを吸収するものである。
た歯13に、前記シャフト11の突起部12が係合され
ているので、常時はボビン9とシャフト11は一緒に回
転する。 しかし、慣性力によって、ラチェット歯5a
と歯止め6との係合により、シャフト11が停止された
場合に、該慣性力によって、前記ウエビング8に引っ張
り力が残存し、よって前記ボビン9に回転力が与えられ
るので、該回転力で、前記歯13がシャフト11の突起
部12により破壊されることになり、ウエビング8に加
わった衝撃エネルギを吸収するものである。
【0059】図6及び図7は、本発明の第2の実施形態
の構成を示す構造図である。
の構成を示す構造図である。
【0060】該実施形態の前記第1実施形態に対する相
違は、ボビンの壁が別体であることにあり、それ以外は
同一なので、相違点のみに絞って説明し、重複する説明
は可能な限り省略する。
違は、ボビンの壁が別体であることにあり、それ以外は
同一なので、相違点のみに絞って説明し、重複する説明
は可能な限り省略する。
【0061】即ち、第2実施形態のボビン21の中空部
22は、一般面に形成されてなる穴23を有するリング
状に形成されてなり、該穴23より中空部22内に、壁
としてストッパ24の後述する突出部25が係入され
て、該中空部22の面より突出形成されてなる。
22は、一般面に形成されてなる穴23を有するリング
状に形成されてなり、該穴23より中空部22内に、壁
としてストッパ24の後述する突出部25が係入され
て、該中空部22の面より突出形成されてなる。
【0062】前記ストッパ24は、前記ボビン21の一
般面21aに沿って配設されてなる鍔部26と、該鍔部
26の一部が前記ボビン21より中空部22内に係入さ
れて該中空部22の面より突出する前記突出部25とよ
り一体に形成されてなり、該突出部25は、図7に示す
ように、所定の幅寸法を有する。
般面21aに沿って配設されてなる鍔部26と、該鍔部
26の一部が前記ボビン21より中空部22内に係入さ
れて該中空部22の面より突出する前記突出部25とよ
り一体に形成されてなり、該突出部25は、図7に示す
ように、所定の幅寸法を有する。
【0063】以上の第2実施形態の構成であるから、安
全ベルト7のウエビング8(図1参照)に大きな引っ張
り荷重(おおよそ1トン)が加わると、前記歯止め6
(図1参照)が減加速度によって移動し、前記ラッチプ
レート5のラチェット歯5aに噛み合うことで、前記ウ
エビング巻取軸4のシャフト11の回転を停止させる
が、前記ウエビング巻取軸4のボビン21は、直ぐに停
止せず、該ボビン21のウエビング8の惰性力による回
転力でもって回転付勢される。
全ベルト7のウエビング8(図1参照)に大きな引っ張
り荷重(おおよそ1トン)が加わると、前記歯止め6
(図1参照)が減加速度によって移動し、前記ラッチプ
レート5のラチェット歯5aに噛み合うことで、前記ウ
エビング巻取軸4のシャフト11の回転を停止させる
が、前記ウエビング巻取軸4のボビン21は、直ぐに停
止せず、該ボビン21のウエビング8の惰性力による回
転力でもって回転付勢される。
【0064】該回転力が、前記該ウエビング巻取軸4の
シャフト11の突起部12に係合されてなる前記ボビン
21のストッパ24の突出部25の耐久力を超過する
と、該突出部25は突起部12によって破壊されること
になる。
シャフト11の突起部12に係合されてなる前記ボビン
21のストッパ24の突出部25の耐久力を超過する
と、該突出部25は突起部12によって破壊されること
になる。
【0065】つまり、かかる経過によって、衝撃エネル
ギ、換言すると、前記ウエビング8に対する引っ張り力
が減少することになる。この装置が、かかる簡素な構造
よりなることにより、廉価な製造原価で提供できること
になり、ウエビング巻取軸4の軸方向のずれが生じない
ので、乗り物用安全ベルト巻取装置1の幅寸法が小さな
ものでも成り立つことになる。
ギ、換言すると、前記ウエビング8に対する引っ張り力
が減少することになる。この装置が、かかる簡素な構造
よりなることにより、廉価な製造原価で提供できること
になり、ウエビング巻取軸4の軸方向のずれが生じない
ので、乗り物用安全ベルト巻取装置1の幅寸法が小さな
ものでも成り立つことになる。
【0066】また、前記ストッパ24が、前記ボビン2
1に対して別体に形成されてなるもので、衝撃エネルギ
の大きさ、或いは国による安全法規のレベルの相違など
に対応して、ボビン21の一般面21aより中空部22
内に係入するだけで、衝撃エネルギを確実に吸収するこ
とができる。
1に対して別体に形成されてなるもので、衝撃エネルギ
の大きさ、或いは国による安全法規のレベルの相違など
に対応して、ボビン21の一般面21aより中空部22
内に係入するだけで、衝撃エネルギを確実に吸収するこ
とができる。
【0067】また、前記ストッパ24は、前記ボビン2
1と別部材であるから、ストッパ24、特にその突出部
25の所定値の幅寸法について選択の自由があり、該突
出部25が前記シャフト11の突起部12にぶつかり、
ボビン21の回転によって、該突出部25は曲げられよ
うとすることで、該衝撃エネルギが突出部25でまず吸
収され、耐えきれない荷重が鍔部26に伝達され、鍔部
26全体で衝撃エネルギを吸収することが可能であるか
ら、衝撃エネルギの大きさ、或いは国による安全法規の
レベルの相違などに対応して、ボビン21の一般面21
aより中空部22内に突出部25を係入するだけで、衝
撃エネルギを確実に吸収することができる。
1と別部材であるから、ストッパ24、特にその突出部
25の所定値の幅寸法について選択の自由があり、該突
出部25が前記シャフト11の突起部12にぶつかり、
ボビン21の回転によって、該突出部25は曲げられよ
うとすることで、該衝撃エネルギが突出部25でまず吸
収され、耐えきれない荷重が鍔部26に伝達され、鍔部
26全体で衝撃エネルギを吸収することが可能であるか
ら、衝撃エネルギの大きさ、或いは国による安全法規の
レベルの相違などに対応して、ボビン21の一般面21
aより中空部22内に突出部25を係入するだけで、衝
撃エネルギを確実に吸収することができる。
【0068】図8に示すように、前記ボビン21の壁と
してのストッパ29は、前記ボビン21の一般面21a
に沿って配設されてなる鍔部27と、該鍔部27の一部
が前記ボビン21の一般面21aに形成されてなる穴2
3より中空部22内に係入されて該中空部22の面より
突出する突出部28とが単に曲げられて形成されていて
も良く、かかる場合の前記ストッパ29は、前記ストッ
パ24同様、前記ボビン21と別部材であるから、突出
部28の板厚寸法を自由に選択して所定値にチューニン
グすることができる。
してのストッパ29は、前記ボビン21の一般面21a
に沿って配設されてなる鍔部27と、該鍔部27の一部
が前記ボビン21の一般面21aに形成されてなる穴2
3より中空部22内に係入されて該中空部22の面より
突出する突出部28とが単に曲げられて形成されていて
も良く、かかる場合の前記ストッパ29は、前記ストッ
パ24同様、前記ボビン21と別部材であるから、突出
部28の板厚寸法を自由に選択して所定値にチューニン
グすることができる。
【0069】該ストッパ29の突出部28が、前記シャ
フト11の突起部12にぶつかり、ボビン21の回転に
よって、該突出部28は曲げられようとすることで、該
衝撃エネルギが突出部28でまず吸収され、耐えきれな
い荷重が鍔部27に伝達され、鍔部27全体で衝撃エネ
ルギを吸収することが可能である。
フト11の突起部12にぶつかり、ボビン21の回転に
よって、該突出部28は曲げられようとすることで、該
衝撃エネルギが突出部28でまず吸収され、耐えきれな
い荷重が鍔部27に伝達され、鍔部27全体で衝撃エネ
ルギを吸収することが可能である。
【0070】つまり、衝撃エネルギの大きさ、或いは安
全法規のレベルの相違などに対応して、ボビン21の一
般面21aより中空部22内に突出部28を係入するだ
けで、衝撃エネルギを確実に吸収することができる。
全法規のレベルの相違などに対応して、ボビン21の一
般面21aより中空部22内に突出部28を係入するだ
けで、衝撃エネルギを確実に吸収することができる。
【0071】図9及び図10は、本発明の第3の実施形
態の構成を示す構造図である。
態の構成を示す構造図である。
【0072】該実施形態の前記第1実施形態に対する相
違は、前記シャフトの突起部がスパイラル状をなすこと
と、ボビンの中空部より壁が突出していることにあり、
それ以外は同一なので、相違点のみに絞って説明し、重
複する説明は可能な限り省略する。
違は、前記シャフトの突起部がスパイラル状をなすこと
と、ボビンの中空部より壁が突出していることにあり、
それ以外は同一なので、相違点のみに絞って説明し、重
複する説明は可能な限り省略する。
【0073】即ち、シャフト31には、前記ラッチプレ
ート5を支持してなる軸部32の外周にスパイラル状の
突起部33が配設されてなる。
ート5を支持してなる軸部32の外周にスパイラル状の
突起部33が配設されてなる。
【0074】より詳細に説明すると、前記シャフト31
の突起部33は、断面が角柱をなし、前記軸部32の外
周に形成されてなるスパイラル状の溝34と略同一の形
状に曲折されてなり、該溝34内に配設されてなる。
の突起部33は、断面が角柱をなし、前記軸部32の外
周に形成されてなるスパイラル状の溝34と略同一の形
状に曲折されてなり、該溝34内に配設されてなる。
【0075】また、ボビン35の中空部22には、直状
の壁としてのストッパ36が形成されてなる。
の壁としてのストッパ36が形成されてなる。
【0076】以上の第3実施形態の構成であるから、安
全ベルト7のウエビング8(図1参照)に大きな引っ張
り荷重(おおよそ1トン)が加わると、前記歯止め6
(図1参照)が減加速度によって移動し、前記ラッチプ
レート5のラチェット歯5aに噛み合うことで、前記ウ
エビング巻取軸4のシャフト31の回転を停止させる
が、前記ウエビング巻取軸4のボビン35は、直ぐに停
止せず、該ボビン35のウエビング8の惰性力による回
転力でもって回転付勢される。
全ベルト7のウエビング8(図1参照)に大きな引っ張
り荷重(おおよそ1トン)が加わると、前記歯止め6
(図1参照)が減加速度によって移動し、前記ラッチプ
レート5のラチェット歯5aに噛み合うことで、前記ウ
エビング巻取軸4のシャフト31の回転を停止させる
が、前記ウエビング巻取軸4のボビン35は、直ぐに停
止せず、該ボビン35のウエビング8の惰性力による回
転力でもって回転付勢される。
【0077】該回転力が、前記該ウエビング巻取軸4の
シャフト31の突起部33に係合されてなる前記ボビン
35の中空部37より突出されてなる壁としてのストッ
パ36の耐久力を超過すると、該ストッパ36は前記突
起部33によって削られることで破壊されることにな
る。
シャフト31の突起部33に係合されてなる前記ボビン
35の中空部37より突出されてなる壁としてのストッ
パ36の耐久力を超過すると、該ストッパ36は前記突
起部33によって削られることで破壊されることにな
る。
【0078】つまり、かかる経過によって、衝撃エネル
ギ、換言すると、前記ウエビング8に対する引っ張り力
が減少することになる。
ギ、換言すると、前記ウエビング8に対する引っ張り力
が減少することになる。
【0079】この装置が、かかる簡素な構造よりなるこ
とにより、廉価な製造原価で提供できることになり、ウ
エビング巻取軸4の軸方向のずれが生じないので、乗り
物用安全ベルト巻取装置1の幅寸法が小さなものでも成
り立つことになる。
とにより、廉価な製造原価で提供できることになり、ウ
エビング巻取軸4の軸方向のずれが生じないので、乗り
物用安全ベルト巻取装置1の幅寸法が小さなものでも成
り立つことになる。
【0080】前記シャフト31の突起部33は、シャフ
ト31と別体であるから、スパイラル状の部材の線径及
び材質並びに硬度等を自由に選択できるものである。
ト31と別体であるから、スパイラル状の部材の線径及
び材質並びに硬度等を自由に選択できるものである。
【0081】また、前記シャフト31の突起部33は、
前記軸部32外周に形成されてなるスパイラル状の溝3
4に沿って確実に支持されるので、ボビン35の壁とし
てのストッパ36を破壊する際に、該破壊を確実に行う
ことが可能になる。
前記軸部32外周に形成されてなるスパイラル状の溝3
4に沿って確実に支持されるので、ボビン35の壁とし
てのストッパ36を破壊する際に、該破壊を確実に行う
ことが可能になる。
【0082】更に、シャフト31の突起部33の断面が
角柱状をなすことにより、壁としてのストッパ36を確
実に破壊できることが可能になる。
角柱状をなすことにより、壁としてのストッパ36を確
実に破壊できることが可能になる。
【0083】図11は、本発明の第4の実施形態の構成
を示す構造図である。
を示す構造図である。
【0084】該実施形態の前記第1実施形態に対する相
違は、前記ボビンの中空部の壁がスパイラル状をなすこ
とと、前記シャフトの突起部が直状に突出していること
にあり、それ以外は同一なので、相違点のみに絞って説
明し、重複する説明は可能な限り省略する。
違は、前記ボビンの中空部の壁がスパイラル状をなすこ
とと、前記シャフトの突起部が直状に突出していること
にあり、それ以外は同一なので、相違点のみに絞って説
明し、重複する説明は可能な限り省略する。
【0085】即ち、ボビン41の壁としてのストッパ4
2は、図11に示すように、スパイラル状に前記ボビン
41とは別体に形成されてなり、該ストッパ42の係合
部43が、前記ボビン41の中空部44内面に形成して
なる図示を省略した溝内に固持されてなることで、前記
ボビン41の中空部44から前記ストッパ42が突出さ
れることになる。
2は、図11に示すように、スパイラル状に前記ボビン
41とは別体に形成されてなり、該ストッパ42の係合
部43が、前記ボビン41の中空部44内面に形成して
なる図示を省略した溝内に固持されてなることで、前記
ボビン41の中空部44から前記ストッパ42が突出さ
れることになる。
【0086】シャフト45には、前記ラッチプレート5
を支持してなる軸部46の外周に直状の突起部47が配
設されてなる。
を支持してなる軸部46の外周に直状の突起部47が配
設されてなる。
【0087】以上の第4実施形態の構成であるから、前
記ボビン41のスパイラル状の壁としてのストッパ42
は、前記ボビン41と別部材であるから、ストッパ42
としての部材の太さ及び材質並びに硬度等の選択の自由
がある。
記ボビン41のスパイラル状の壁としてのストッパ42
は、前記ボビン41と別部材であるから、ストッパ42
としての部材の太さ及び材質並びに硬度等の選択の自由
がある。
【0088】また、ストッパ42の形状が、全体でスパ
イラル状をなすので、該ストッパ42が、前記シャフト
45の突起部47にぶつかり、ボビン41の回転によっ
て、該ストッパ42は、次々に破壊されることで、該衝
撃エネルギを吸収するものであるから、衝撃エネルギの
大きさ、或いは安全法規のレベルの相違などに対応し
て、衝撃エネルギを確実に吸収することができる。
イラル状をなすので、該ストッパ42が、前記シャフト
45の突起部47にぶつかり、ボビン41の回転によっ
て、該ストッパ42は、次々に破壊されることで、該衝
撃エネルギを吸収するものであるから、衝撃エネルギの
大きさ、或いは安全法規のレベルの相違などに対応し
て、衝撃エネルギを確実に吸収することができる。
【0089】図12に示すように、ボビン48の壁とし
てのストッパ49は、前記ボビン48の中空部44内に
あって、前記シャフト45の突起部47の一方面から他
方面に夫々接するように曲線状に一体に形成されてなる
ものでも良い。
てのストッパ49は、前記ボビン48の中空部44内に
あって、前記シャフト45の突起部47の一方面から他
方面に夫々接するように曲線状に一体に形成されてなる
ものでも良い。
【0090】かかる場合は、曲線状に形成されてなる前
記ボビン48のストッパ49が、前記シャフト45の突
起部47にぶつかり、ボビン48の回転によって、該ス
トッパ49が破壊されることで、該衝撃エネルギを吸収
するものである。
記ボビン48のストッパ49が、前記シャフト45の突
起部47にぶつかり、ボビン48の回転によって、該ス
トッパ49が破壊されることで、該衝撃エネルギを吸収
するものである。
【0091】図13及び図14は、本発明の第5の実施
形態の構成を示す構造図である。
形態の構成を示す構造図である。
【0092】該実施形態の前記第1実施形態に対する相
違は、前記シャフトの突起部がスパイラル状をなすこと
と、前記ボビンの壁が前記シャフトの突起部によって二
方向に破壊するようにしていることにあり、それ以外は
同一なので、相違点のみに絞って説明し、重複する説明
は可能な限り省略する。
違は、前記シャフトの突起部がスパイラル状をなすこと
と、前記ボビンの壁が前記シャフトの突起部によって二
方向に破壊するようにしていることにあり、それ以外は
同一なので、相違点のみに絞って説明し、重複する説明
は可能な限り省略する。
【0093】即ち、シャフト51の突起部52は、一方
端52aから他方端52bの略中央に形成されてなる突
状部53から一方端52a及び他方端部52bに向けて
夫々末広がりに形成されてなる。
端52aから他方端52bの略中央に形成されてなる突
状部53から一方端52a及び他方端部52bに向けて
夫々末広がりに形成されてなる。
【0094】ボビン54は、中空部55より突出してな
る壁としてのストッパ56が、該ボビン54の一端部5
4aから他端部54bまで適宜形成されてなり、前記シ
ャフト51の略中央に形成されてなる突状部53よりな
る突起部52を収納する凹部57が前記ストッパ56の
略中央に形成されてなる。
る壁としてのストッパ56が、該ボビン54の一端部5
4aから他端部54bまで適宜形成されてなり、前記シ
ャフト51の略中央に形成されてなる突状部53よりな
る突起部52を収納する凹部57が前記ストッパ56の
略中央に形成されてなる。
【0095】以上の第5実施形態の構成であるから、前
記ボビン51のストッパ56が、曲線状に形成されてな
る前記シャフト51の突起部52にぶつかり、ボビン5
4の回転によって、該ストッパ56が凹部57から破壊
されることで、該衝撃エネルギを吸収するものである。
記ボビン51のストッパ56が、曲線状に形成されてな
る前記シャフト51の突起部52にぶつかり、ボビン5
4の回転によって、該ストッパ56が凹部57から破壊
されることで、該衝撃エネルギを吸収するものである。
【0096】即ち、前記ボビン54のストッパ56の凹
部57が、前記シャフト51の突起部52にぶつかり、
ボビン54の回転によって、該ストッパ56の凹部57
が破壊されて、凹部57の幅が拡開することで、該衝撃
エネルギを吸収するものである。
部57が、前記シャフト51の突起部52にぶつかり、
ボビン54の回転によって、該ストッパ56の凹部57
が破壊されて、凹部57の幅が拡開することで、該衝撃
エネルギを吸収するものである。
【0097】図15及び図16は、本発明の第6の実施
形態の構成を示す構造図である。
形態の構成を示す構造図である。
【0098】該実施形態の前記第1実施形態に対する相
違は、前記シャフトに形成されてなるねじ部に螺合され
た突起部により、前記ボビンの壁が破壊されるようにし
ていることにあり、それ以外は同一なので、相違点のみ
に絞って説明し、重複する説明は可能な限り省略する。
違は、前記シャフトに形成されてなるねじ部に螺合され
た突起部により、前記ボビンの壁が破壊されるようにし
ていることにあり、それ以外は同一なので、相違点のみ
に絞って説明し、重複する説明は可能な限り省略する。
【0099】即ち、前記ボビン61の壁としてのストッ
パ62は、ボビン61の中空部63の面より突出形成さ
れてなる。
パ62は、ボビン61の中空部63の面より突出形成さ
れてなる。
【0100】シャフト64の突起部65は、該シャフト
64に形成されてなるねじ部66に螺合され且つ該ねじ
部66の回転により進退自在なナット67に形成されて
なる。
64に形成されてなるねじ部66に螺合され且つ該ねじ
部66の回転により進退自在なナット67に形成されて
なる。
【0101】前記ボビン61と前記ナット67とは、相
互に回転不能なるよう、該ナット67の側方から突出さ
れてなる顎部68、68が、ボビン61の図示しない凹
部に係合されてなる。
互に回転不能なるよう、該ナット67の側方から突出さ
れてなる顎部68、68が、ボビン61の図示しない凹
部に係合されてなる。
【0102】前記ストッパ62に対して、前記突起部6
2は、前記ナット67の進行方向に直交して前記ストッ
パ62を切除可能なる面が形成されてなる。
2は、前記ナット67の進行方向に直交して前記ストッ
パ62を切除可能なる面が形成されてなる。
【0103】以上の第6実施形態の構成であるから、前
記ボビン61の中空部63の面より突出形成されている
ストッパ62は、前記ボビン61の回転によって回転付
勢されたシャフト64に形成されてなるねじ部66によ
って進退するナット67に形成された突起部65によっ
て切除するという意味での破壊が生じることで、該衝撃
エネルギを吸収するものである。
記ボビン61の中空部63の面より突出形成されている
ストッパ62は、前記ボビン61の回転によって回転付
勢されたシャフト64に形成されてなるねじ部66によ
って進退するナット67に形成された突起部65によっ
て切除するという意味での破壊が生じることで、該衝撃
エネルギを吸収するものである。
【0104】即ち、前記ボビン61のストッパ62が、
前記シャフト64の突起部65にぶつかり、ボビン61
の回転によって、該ストッパ62が破壊されることで、
該衝撃エネルギを吸収するものである。
前記シャフト64の突起部65にぶつかり、ボビン61
の回転によって、該ストッパ62が破壊されることで、
該衝撃エネルギを吸収するものである。
【0105】図17及び図18に示すように、前記突起
部69には、前記ストッパ62に対してナット67の進
行方向に斜め方向より接して、前記ストッパ62の削り
かすを排除しながら、切除可能なる面が形成されてなる
ものでも良い。
部69には、前記ストッパ62に対してナット67の進
行方向に斜め方向より接して、前記ストッパ62の削り
かすを排除しながら、切除可能なる面が形成されてなる
ものでも良い。
【0106】この場合、前記突起部69がナット67の
進行方向に斜め方向より接するので、前記ストッパ62
を切除すると共に切除したかすを排除しながら移動でき
るので、かすによる目詰まりなどの衝撃吸収値に影響を
及ぼす可能性のあることは生じないことになる。
進行方向に斜め方向より接するので、前記ストッパ62
を切除すると共に切除したかすを排除しながら移動でき
るので、かすによる目詰まりなどの衝撃吸収値に影響を
及ぼす可能性のあることは生じないことになる。
【0107】また、図19に示すように、前記突起部7
0には、前記ストッパ62に対してナット67の進行方
向に直交して前記ストッパ62を圧壊可能なる面が形成
されてなるものでも良い。
0には、前記ストッパ62に対してナット67の進行方
向に直交して前記ストッパ62を圧壊可能なる面が形成
されてなるものでも良い。
【0108】この場合、前記突起部70がナット67の
進行方向に直交して、前記ストッパ62を圧壊すること
ができる。
進行方向に直交して、前記ストッパ62を圧壊すること
ができる。
【0109】また、図20及び図21に示すように、前
記突起部71には、前記ストッパ62に対してナット6
7の進行方向に鋭角に接する楔形の面が形成されてなる
ものでも良い。
記突起部71には、前記ストッパ62に対してナット6
7の進行方向に鋭角に接する楔形の面が形成されてなる
ものでも良い。
【0110】この場合、前記鋭角に接する楔形の面が形
成されてなる突起部71がナット67の進行によって、
前記ストッパ62を裂開することができることになる。
成されてなる突起部71がナット67の進行によって、
前記ストッパ62を裂開することができることになる。
【図1】本発明の第1の実施形態の乗り物用安全ベルト
巻取装置を示す上面図。
巻取装置を示す上面図。
【図2】図1の矢視Aにかかる側面図。
【図3】図1のB−B線に沿う側面図。
【図4】図3のC−C線に沿った断面図。
【図5】図4の分解斜視図。
【図6】本発明の第2の実施形態の乗り物用安全ベルト
巻取装置を示す分解斜視図。
巻取装置を示す分解斜視図。
【図7】図6の組立後の断面図。
【図8】本発明の第2の実施形態の他の例の図7相当
図。
図。
【図9】本発明の第3の実施形態の乗り物用安全ベルト
巻取装置のシャフトを示す分解斜視図。
巻取装置のシャフトを示す分解斜視図。
【図10】図9のシャフトをボビンに組み立てる前の分
解斜視図。
解斜視図。
【図11】本発明の第4の実施形態の乗り物用安全ベル
ト巻取装置の分解斜視図。
ト巻取装置の分解斜視図。
【図12】本発明の第4の実施形態の他の例の図11相
当図。
当図。
【図13】本発明の第5の実施形態の乗り物用安全ベル
ト巻取装置の分解斜視図。
ト巻取装置の分解斜視図。
【図14】図13の断面図。
【図15】本発明の第6の実施形態の乗り物用安全ベル
ト巻取装置の断面図。
ト巻取装置の断面図。
【図16】図15のナットの斜視図。
【図17】図15の矢視Dにかかる正面図。
【図18】本発明の第6の実施形態の他の例の図16相
当図。
当図。
【図19】本発明の第6の実施形態の更に他の例の図1
6相当図。
6相当図。
【図20】本発明の第6の実施形態の更に他の例の図1
6相当図。
6相当図。
【図21】図20の図17相当図。
1 乗り物用安全ベルト巻取装置 2 ベース 4 ウエビング巻取軸 5 ラッチプレート 5a ラチェット歯 6 歯止め 8 ウエビング 9、21、35、41、48、54、61 ボビン 10、22、37、44、55、63 ボビンの中空部 11、31、45、51、64 シャフト 12、33、47、52、65、69、70、71 突
起部 13 壁としての歯 23 穴 24、29、36、42、49、56、62 壁として
のストッパ 25、28 突出部 26、27 鍔部 32、46 軸部 34 溝部 43 係合部 53 突状部 57 凹部 66 ねじ部 67 ナット
起部 13 壁としての歯 23 穴 24、29、36、42、49、56、62 壁として
のストッパ 25、28 突出部 26、27 鍔部 32、46 軸部 34 溝部 43 係合部 53 突状部 57 凹部 66 ねじ部 67 ナット
Claims (18)
- 【請求項1】 ベースと、該ベースに回転自在に軸支さ
れてなるウエビング巻取軸と、該ウエビング巻取軸の一
端部に固設され且つ外周にラチェット歯を有するラッチ
プレートと、前記ベースに取り付けられ且つ減加速度が
加わることによって前記ラッチプレートのラチェット歯
に噛み合って前記ウエビング巻取軸の回転を停止し得る
歯止めとを少なくとも有する乗り物用安全ベルト巻取装
置において、 前記ウエビング巻取軸は、ウエビングの一端部が支持さ
れてなる中空状ボビンと、前記ベースの支持穴に対して
回転自在に軸支され且つ前記ボビンの中空部によりボビ
ンを回転可能に軸支してなると共に前記ラッチプレート
を有してなるシャフトとよりなり、該シャフトに形成さ
れてなる突起部と前記ボビンの中空部に形成されてなる
壁とが相互に係合されてなると共に該突起部によって該
壁が破壊可能なることを特徴とする乗り物用安全ベルト
巻取装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の乗り物用安全ベルト巻取
装置であって、 前記ボビンの壁は、前記中空部の面より複数突出形成さ
れ、前記シャフトの突起部を挟み込むように形成されて
なることを特徴とする乗り物用安全ベルト巻取装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の乗り物用安
全ベルト巻取装置であって、 前記ボビンの壁は、前記ボビンの一般面と別部材よりな
り、該ボビンの一般面より中空部内に係入されることで
該中空部の面より突出形成されてなることを特徴とする
乗り物用安全ベルト巻取装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の乗り物用安全ベルト巻取
装置であって、 前記ボビンの壁は、前記ボビンの一般面に沿って配設さ
れてなる鍔部と、該鍔部の一部が前記ボビンの一般面に
形成されてなる穴より中空部内に係入されて該中空部の
面より突出する所定の幅寸法を有する突出部とより一体
に形成されてなることを特徴とする乗り物用安全ベルト
巻取装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の乗り物用安全ベルト巻取
装置であって、 前記ボビンの壁は、前記ボビンの一般面に沿って配設さ
れてなる鍔部と、該鍔部の一部が前記ボビンの一般面に
形成されてなる穴より中空部内に係入されて該中空部の
面より突出する突出部とより一体に形成されてなること
を特徴とする乗り物用安全ベルト巻取装置。 - 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の乗り物用安
全ベルト巻取装置であって、 前記シャフトには、前記ラッチプレートを支持してなる
軸部外周にスパイラル状の突起部が配設されてなること
を特徴とする乗り物用安全ベルト巻取装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の乗り物用安全ベルト巻取
装置であって、 前記シャフトの突起部は、前記軸部外周に形成されてな
るスパイラル状の溝と略同一の形状に曲折されてなり、
該溝内に配設されてなることを特徴とする乗り物用安全
ベルト巻取装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の乗り物用安全ベルト巻取
装置であって、 前記シャフトの突起部は、角柱であることを特徴とする
乗り物用安全ベルト巻取装置。 - 【請求項9】 請求項3記載の乗り物用安全ベルト巻取
装置であって、 前記ボビンの壁は、前記ボビンの一般面内面に配設され
てなるスパイラル状の部材よりなり、該中空部の面より
突出形成されてなることを特徴とする乗り物用安全ベル
ト巻取装置。 - 【請求項10】 請求項1記載の乗り物用安全ベルト巻
取装置であって、 前記シャフトの突起部は、前記ラッチプレートの形成さ
れてなる一方端から適宜形成されてなり、前記ボビンの
壁は、前記ボビンの中空部内にあって前記シャフトの突
起部の一方面から他方面に夫々接するように曲線状に形
成されてなることを特徴とする乗り物用安全ベルト巻取
装置。 - 【請求項11】 請求項1記載の乗り物用安全ベルト巻
取装置であって、 前記ボビンの壁は、ボビンの一端部から適宜突起状に形
成されてなり、前記シャフトの突起部は、前記ボビンの
壁の一方面から他方面に夫々接するように曲線状に形成
されてなることを特徴とする乗り物用安全ベルト巻取装
置。 - 【請求項12】 請求項11記載の乗り物用安全ベルト
巻取装置であって、 前記シャフトの突起部は、一方端から他方端の略中央に
形成されてなる突状部から一方端及び他方端部に向けて
夫々末広がりに形成されてなり、前記ボビンの中空部の
面には、前記シャフトの略中央に形成されてなる突状部
よりなる突起部を収納する凹部状の壁が形成されてな
り、前記シャフトの突起部により該壁の凹部の幅が拡開
可能なることを特徴とする乗り物用安全ベルト巻取装
置。 - 【請求項13】 請求項1記載の乗り物用安全ベルト巻
取装置であって、 前記ボビンの壁は、前記中空部の面より突出形成され、
前記シャフトの突起部は、該シャフトに形成されてなる
ねじ部に螺合され且つ該ねじ部の回転により進退自在な
ナットに形成されてなり、前記ボビンと前記ナットとが
相互に回転不能なるよう係合されてなると共に前記壁に
対して前記ナットの進行方向から接するように突起部が
配設されてなることを特徴とする乗り物用安全ベルト巻
取装置。 - 【請求項14】 請求項13記載の乗り物用安全ベルト
巻取装置であって、 前記突起部には、前記壁に対してナットの進行方向に直
交して前記壁を切除可能なる面が形成されてなることを
特徴とする乗り物用安全ベルト巻取装置。 - 【請求項15】 請求項13記載の乗り物用安全ベルト
巻取装置であって、 前記突起部には、前記壁に対してナットの進行方向に斜
め方向より接して前記壁をかすを排除しながら切除可能
なる面が形成されてなることを特徴とする乗り物用安全
ベルト巻取装置。 - 【請求項16】 請求項13記載の乗り物用安全ベルト
巻取装置であって、 前記突起部には、前記壁に対してナットの進行方向に直
交して前記壁を圧壊可能なる面が形成されてなることを
特徴とする乗り物用安全ベルト巻取装置。 - 【請求項17】 請求項13記載の乗り物用安全ベルト
巻取装置であって、 前記突起部には、前記壁に対してナットの進行方向に鋭
角に接する楔形の面が形成されてなることを特徴とする
乗り物用安全ベルト巻取装置。 - 【請求項18】 ベースと、該ベースに回転自在に軸支
されてなるシャフトと、ウエビングが一端部に支持され
且つ前記シャフトに回転自在に支持されてなるボビン
と、該シャフトの一端部に固設され且つ外周にラチェッ
ト歯を有するラッチプレートと、前記ベースに取り付け
られ且つ減加速度が加わることによって前記ラッチプレ
ートのラチェット歯に噛み合って前記シャフトの回転を
停止し得る歯止めとを少なくとも有し、 前記ボビンの中空部に配された壁に前記シャフトの突起
部が係合されて、前記ウエビングによって与えられた前
記ボビンの回転力で、前記壁が破壊することにより、ウ
エビングに加わった衝撃エネルギを吸収可能なることを
特徴とする乗り物用安全ベルト巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8250333A JPH1094619A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 乗り物用安全ベルト巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8250333A JPH1094619A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 乗り物用安全ベルト巻取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1094619A true JPH1094619A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17206363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8250333A Pending JPH1094619A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 乗り物用安全ベルト巻取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1094619A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002067874A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Tokai Rika Co Ltd | ウエビング巻取装置 |
JP2002347573A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-04 | Nsk Autoliv Co Ltd | シートベルト装置 |
EP1491415A1 (en) * | 2003-06-27 | 2004-12-29 | Takata Corporation | Seatbelt retractor |
JP2012076587A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Showa Denko Kk | 衝撃吸収部材 |
WO2019105902A1 (de) * | 2017-11-28 | 2019-06-06 | Trw Automotive Gmbh | Gurtaufroller |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP8250333A patent/JPH1094619A/ja active Pending
Cited By (6)
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