JPH1091037A - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
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- JPH1091037A JPH1091037A JP8247327A JP24732796A JPH1091037A JP H1091037 A JPH1091037 A JP H1091037A JP 8247327 A JP8247327 A JP 8247327A JP 24732796 A JP24732796 A JP 24732796A JP H1091037 A JPH1091037 A JP H1091037A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子写真装置におけるヒータの通電のオン時
の高調波電流の発生と、電源電圧の変動とを抑制するこ
とができる電子写真装置を提供する。 【解決手段】 交流電源2から通電が制御されて発熱す
るヒータ3を有する定着ローラ4と、ヒータ3の温度を
検知する温度検知手段5とを具えた電子写真装置1にお
いて、検知されたヒータ3の温度に基づいてヒータ3の
抵抗値を演算し、演算された前記抵抗値において所定の
電流が流れるような制御電圧値を求める演算手段9と、
演算手段9によって求められた前記制御電圧値が設定さ
れ、設定された前記制御電圧値に応じてヒータ3への通
電を制御する制御手段10とを設け、ヒータ3への通電を
開始する際、制御手段10は、前記制御電圧に対応して通
電を制御する間、通電の位相角を1Hzごとに大きくする
ソフトスタートオン制御を行い、ヒータ3のオン時に高
調波電流と電源電圧変動との抑制を行う。
の高調波電流の発生と、電源電圧の変動とを抑制するこ
とができる電子写真装置を提供する。 【解決手段】 交流電源2から通電が制御されて発熱す
るヒータ3を有する定着ローラ4と、ヒータ3の温度を
検知する温度検知手段5とを具えた電子写真装置1にお
いて、検知されたヒータ3の温度に基づいてヒータ3の
抵抗値を演算し、演算された前記抵抗値において所定の
電流が流れるような制御電圧値を求める演算手段9と、
演算手段9によって求められた前記制御電圧値が設定さ
れ、設定された前記制御電圧値に応じてヒータ3への通
電を制御する制御手段10とを設け、ヒータ3への通電を
開始する際、制御手段10は、前記制御電圧に対応して通
電を制御する間、通電の位相角を1Hzごとに大きくする
ソフトスタートオン制御を行い、ヒータ3のオン時に高
調波電流と電源電圧変動との抑制を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真装置の電源負荷
として、制御手段等の各装置の動作電源としてのDC電
源、熱源である定着ローラのヒータ、及び露光ランプの
3種類のものがあり、特に、電源の大きな負荷となる前
記ヒータがオンされたときの突入電流によって発生する
商用電源(以下交流電源という)の電圧変動を抑制する
ものとして、電源投入後の過渡期間にヒータへ供給され
る電流を位相制御するものが特開平3-113519号公報に開
示されて公知となっているものがある。それは、図4に
示すようであって、ゼロクロス検出回路11及び電源投入
時点から過渡期間に相当する期間信号を出力する制御回
路12を有する信号発生手段13と、交流電源2と定着ロー
ラ4のヒータ3との間に接続され、ヒータ3へ供給され
る電流を信号発生手段13の出力期間中だけ位相制御する
半導体スイッチング素子8及びスイッチング素子8をオ
ン、オフする出力回路14を有する位相制御手段15と、半
導体スイッチング素子8に並列に接続され、ヒータ3に
電流を供給する短絡手段としての半導体スイッチング素
子8′とを具えたものである。
として、制御手段等の各装置の動作電源としてのDC電
源、熱源である定着ローラのヒータ、及び露光ランプの
3種類のものがあり、特に、電源の大きな負荷となる前
記ヒータがオンされたときの突入電流によって発生する
商用電源(以下交流電源という)の電圧変動を抑制する
ものとして、電源投入後の過渡期間にヒータへ供給され
る電流を位相制御するものが特開平3-113519号公報に開
示されて公知となっているものがある。それは、図4に
示すようであって、ゼロクロス検出回路11及び電源投入
時点から過渡期間に相当する期間信号を出力する制御回
路12を有する信号発生手段13と、交流電源2と定着ロー
ラ4のヒータ3との間に接続され、ヒータ3へ供給され
る電流を信号発生手段13の出力期間中だけ位相制御する
半導体スイッチング素子8及びスイッチング素子8をオ
ン、オフする出力回路14を有する位相制御手段15と、半
導体スイッチング素子8に並列に接続され、ヒータ3に
電流を供給する短絡手段としての半導体スイッチング素
子8′とを具えたものである。
【0003】半導体スイッチング素子8,8′はそれぞ
れ出力回路14からのゲート制御信号に応じて、例えば10
0Vの交流電源2をヒータ3へ供給するものであって、
半導体スイッチング素子8は電源投入時点から過渡期間
が経過するまでの間、ヒータ3への突入電流を抑制すべ
くヒータ3へ供給される電流を位相制御するためのもの
であり、半導体スイッチング素子8′は前記過渡期間が
経過した後に、ヒータ3が所定温度(定着温度)に安定
するように、ヒータ3への供給電流をオン、オフする、
すなわち半導体スイッチング素子8を短絡してヒータ3
に電流を供給するものである。また、チョークコイルL
1は半導体スイッチング素子8に直列に接続され、半導
体スイッチング素子8によって位相制御された出力電流
のピークを抑圧するためのものであり、ゼロクロス検出
回路11は交流電源のゼロクロス点を検出するためのもの
であり、制御回路12はヒータ3へ供給される電流を位相
制御すべく半導体スイッチング素子8へ制御信号を出力
するものである。そして、制御回路12は内部に計時手段
を有しており、電源投入時点から過渡期間に相当する期
間が経過した後、半導体スイッチング素子8を出力回路
14を介してオフするとともに半導体スイッチング素子
8′をオンする制御信号を出力するものである。さらに
温度センサ6の出力が入力された制御回路12は、温度セ
ンサ6の出力に基づいてヒータ3が所定温度に安定する
ように半導体スイッチング素子8′をオフする。
れ出力回路14からのゲート制御信号に応じて、例えば10
0Vの交流電源2をヒータ3へ供給するものであって、
半導体スイッチング素子8は電源投入時点から過渡期間
が経過するまでの間、ヒータ3への突入電流を抑制すべ
くヒータ3へ供給される電流を位相制御するためのもの
であり、半導体スイッチング素子8′は前記過渡期間が
経過した後に、ヒータ3が所定温度(定着温度)に安定
するように、ヒータ3への供給電流をオン、オフする、
すなわち半導体スイッチング素子8を短絡してヒータ3
に電流を供給するものである。また、チョークコイルL
1は半導体スイッチング素子8に直列に接続され、半導
体スイッチング素子8によって位相制御された出力電流
のピークを抑圧するためのものであり、ゼロクロス検出
回路11は交流電源のゼロクロス点を検出するためのもの
であり、制御回路12はヒータ3へ供給される電流を位相
制御すべく半導体スイッチング素子8へ制御信号を出力
するものである。そして、制御回路12は内部に計時手段
を有しており、電源投入時点から過渡期間に相当する期
間が経過した後、半導体スイッチング素子8を出力回路
14を介してオフするとともに半導体スイッチング素子
8′をオンする制御信号を出力するものである。さらに
温度センサ6の出力が入力された制御回路12は、温度セ
ンサ6の出力に基づいてヒータ3が所定温度に安定する
ように半導体スイッチング素子8′をオフする。
【0004】このようなものにあって、電源投入直後は
ヒータ3へ供給される電流を、図5に示すように、位相
制御するとともに、チョークコイルL1によりヒータ3
への供給電流のピークを抑圧している。従って電源投入
直後のヒータ3の抵抗値が小さいときの突入電流をより
抑制することができる。また電流投入からT0時間経過
後に制御信号の遅延量をT1期間からT2期間に短縮し、
ヒータ3の温度がある程度上昇して抵抗値が大きくなっ
たときにヒータ3への供給電流を増加するので、ヒータ
3の温度上昇を速めることができて、電源投入後の過渡
期間の過電流(突入電流)による電源供給部の故障を防
止することができる。
ヒータ3へ供給される電流を、図5に示すように、位相
制御するとともに、チョークコイルL1によりヒータ3
への供給電流のピークを抑圧している。従って電源投入
直後のヒータ3の抵抗値が小さいときの突入電流をより
抑制することができる。また電流投入からT0時間経過
後に制御信号の遅延量をT1期間からT2期間に短縮し、
ヒータ3の温度がある程度上昇して抵抗値が大きくなっ
たときにヒータ3への供給電流を増加するので、ヒータ
3の温度上昇を速めることができて、電源投入後の過渡
期間の過電流(突入電流)による電源供給部の故障を防
止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の電
子写真装置は、電源投入後の過渡期間が相当長くて、そ
の間に高調波電流が発生し続けて、他の電気機器に高調
波誘導の障害を誘発し、また、過渡期間経過後は定着ヒ
ータの通電はオン、オフ制御が行われてオン時の突入電
流またはオフ時の急激な電流停止によって電源電圧の変
動が大きく、他の電気機器にフリッカなどの障害を起す
という問題がある。
子写真装置は、電源投入後の過渡期間が相当長くて、そ
の間に高調波電流が発生し続けて、他の電気機器に高調
波誘導の障害を誘発し、また、過渡期間経過後は定着ヒ
ータの通電はオン、オフ制御が行われてオン時の突入電
流またはオフ時の急激な電流停止によって電源電圧の変
動が大きく、他の電気機器にフリッカなどの障害を起す
という問題がある。
【0006】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の電子写真装置のもつ問題を解消し、電子写真装置に
おけるヒータの通電のオン時の高調波電流の発生と、電
源電圧の変動とを抑制し、オフ時の電源電圧の変動を抑
制することができる電子写真装置を提供するにある。
来の電子写真装置のもつ問題を解消し、電子写真装置に
おけるヒータの通電のオン時の高調波電流の発生と、電
源電圧の変動とを抑制し、オフ時の電源電圧の変動を抑
制することができる電子写真装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前
記のような電子写真装置において、検知されたヒータの
温度に基づいてヒータの抵抗値を演算し、演算された前
記抵抗値において所定の電流が流れるような制御電圧値
を求める演算手段と、演算手段によって求められた前記
制御電圧値が設定され、設定された前記制御電圧値に応
じてヒータへの通電を制御する制御手段とを設け、ヒー
タへの通電を開始する際、制御手段は、前記制御電圧に
対応して通電を制御する間、通電の位相角を1Hzごとに
大きくするソフトスタートオン制御を行い、ヒータのオ
ン時に高調波電流と電源電圧変動との抑制を行うことを
特徴とするものである。
な目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前
記のような電子写真装置において、検知されたヒータの
温度に基づいてヒータの抵抗値を演算し、演算された前
記抵抗値において所定の電流が流れるような制御電圧値
を求める演算手段と、演算手段によって求められた前記
制御電圧値が設定され、設定された前記制御電圧値に応
じてヒータへの通電を制御する制御手段とを設け、ヒー
タへの通電を開始する際、制御手段は、前記制御電圧に
対応して通電を制御する間、通電の位相角を1Hzごとに
大きくするソフトスタートオン制御を行い、ヒータのオ
ン時に高調波電流と電源電圧変動との抑制を行うことを
特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記のような電
子写真装置において、検知されたヒータの温度に基づい
てヒータの抵抗値を演算し、演算された前記抵抗値にお
いて所定の電流が流れるような制御電圧値を求める演算
手段と、演算手段によって求められた前記制御電圧値が
設定され、設定された前記制御電圧値に応じてヒータへ
の通電を制御する制御手段とを設け、ヒータへの通電を
開始する際、制御手段は、前記制御電圧に対応して、通
電を制御する間、通電の位相角を1Hzごとに大きくする
ソフトスタートオン制御を行い、ヒータへの通電をオフ
する際、制御手段は、通電の位相角を1Hzごとに小さく
して通電するソフトストップオフ制御を行い、ヒータの
オン、オフ時に高調波電流と電源電圧変動との抑制を行
うことを特徴とするものである。
子写真装置において、検知されたヒータの温度に基づい
てヒータの抵抗値を演算し、演算された前記抵抗値にお
いて所定の電流が流れるような制御電圧値を求める演算
手段と、演算手段によって求められた前記制御電圧値が
設定され、設定された前記制御電圧値に応じてヒータへ
の通電を制御する制御手段とを設け、ヒータへの通電を
開始する際、制御手段は、前記制御電圧に対応して、通
電を制御する間、通電の位相角を1Hzごとに大きくする
ソフトスタートオン制御を行い、ヒータへの通電をオフ
する際、制御手段は、通電の位相角を1Hzごとに小さく
して通電するソフトストップオフ制御を行い、ヒータの
オン、オフ時に高調波電流と電源電圧変動との抑制を行
うことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すこの発明の実施形態に
おいて、前記従来と同様の部分については同一の符号を
引用して説明を省略し、主として異なる部分について説
明する。この発明の第1実施形態は、図1に示すようで
あって、ヒータ電源2は交流電源が使用され、スイッチ
ング素子8を通してヒータ3に電源を供給する。スイッ
チング素子8は半導体のスイッチング素子、トランジス
タやSCR等の高速スイッチング素子を用いる。
おいて、前記従来と同様の部分については同一の符号を
引用して説明を省略し、主として異なる部分について説
明する。この発明の第1実施形態は、図1に示すようで
あって、ヒータ電源2は交流電源が使用され、スイッチ
ング素子8を通してヒータ3に電源を供給する。スイッ
チング素子8は半導体のスイッチング素子、トランジス
タやSCR等の高速スイッチング素子を用いる。
【0010】ヒータ3の温度は、ヒータ3の近傍に設け
られた温度センサ6の出力が入力された温度検出回路7
で検知される。また、ヒータ3が所定の定着温度時にヒ
ータ3に流れる電流値をあらかじめ求めておき、この電
流値以下の所定の電流値を演算手段9に設定し、演算手
段9は、ヒータ3の検知された前記温度からヒータ3の
抵抗値を演算し、演算されたこの抵抗値において、演算
手段9に設定された前記所定の電流値の電流が流れるよ
うな制御電圧値を演算して求めて制御手段10に設定す
る。
られた温度センサ6の出力が入力された温度検出回路7
で検知される。また、ヒータ3が所定の定着温度時にヒ
ータ3に流れる電流値をあらかじめ求めておき、この電
流値以下の所定の電流値を演算手段9に設定し、演算手
段9は、ヒータ3の検知された前記温度からヒータ3の
抵抗値を演算し、演算されたこの抵抗値において、演算
手段9に設定された前記所定の電流値の電流が流れるよ
うな制御電圧値を演算して求めて制御手段10に設定す
る。
【0011】制御手段10は、ゼロクロス検出回路11が検
出した交流電源のゼロクロス点の信号と、交流電源の最
大振幅を過ぎたあとの交流波形において、制御手段10に
設定された制御電圧値となるのに必要な位相角(図2に
示す半サイクル毎のα)及び1Hzごとに増やして行く位
相角の両位相角とに基づいて、ヒータ3への通電のため
のスイッチング信号を発生する。
出した交流電源のゼロクロス点の信号と、交流電源の最
大振幅を過ぎたあとの交流波形において、制御手段10に
設定された制御電圧値となるのに必要な位相角(図2に
示す半サイクル毎のα)及び1Hzごとに増やして行く位
相角の両位相角とに基づいて、ヒータ3への通電のため
のスイッチング信号を発生する。
【0012】上記のようなものにおいて、ヒータ3の通
電開始時のヒータ3への電流は、制御手段10のスイッチ
ング信号によって制御されるスイッチング素子8によっ
て制御され、その入力電流波形は、図2に示すようであ
って、前記のように制御電圧値に対応する位相角で立ち
上げて、全点灯(位相角180°)まで1Hzごとに徐々に
位相角を増やして行くソフトスタートオン制御を行い、
全点灯可能となった後は連続通電、すなわち全点灯によ
るオン制御を継続する。このソフトスタートオン制御の
1Hzごとの位相角の増分は10°〜45°の範囲において適
宜選択して制御手段10にあらかじめ設定する。そして温
度センサ6及び温度検出回路7によって検出された温度
が所定の定着温度以上の特定温度まで上昇した後、ヒー
タ3の通電をオフする。
電開始時のヒータ3への電流は、制御手段10のスイッチ
ング信号によって制御されるスイッチング素子8によっ
て制御され、その入力電流波形は、図2に示すようであ
って、前記のように制御電圧値に対応する位相角で立ち
上げて、全点灯(位相角180°)まで1Hzごとに徐々に
位相角を増やして行くソフトスタートオン制御を行い、
全点灯可能となった後は連続通電、すなわち全点灯によ
るオン制御を継続する。このソフトスタートオン制御の
1Hzごとの位相角の増分は10°〜45°の範囲において適
宜選択して制御手段10にあらかじめ設定する。そして温
度センサ6及び温度検出回路7によって検出された温度
が所定の定着温度以上の特定温度まで上昇した後、ヒー
タ3の通電をオフする。
【0013】このようなものにあって、電源オン時に、
演算手段9によって演算された制御電圧に基づいてヒー
タ3への供給電圧が制御電圧を超えないように位相制御
が行われてヒータ3に通電され、その通電の過渡期間が
従来のものに比較して短くてすみ、ヒータ3の全点灯後
は連続通電を継続することによって、発生する高調波電
流を抑制することができて、他の電気機器に高調波誘導
の障害を低減することができるうえ、ヒータ3への突入
電流を抑えることができて、電源電圧変動を抑制するこ
とができて、他の電気機器にフリッカなどの障害を起こ
すことがない。
演算手段9によって演算された制御電圧に基づいてヒー
タ3への供給電圧が制御電圧を超えないように位相制御
が行われてヒータ3に通電され、その通電の過渡期間が
従来のものに比較して短くてすみ、ヒータ3の全点灯後
は連続通電を継続することによって、発生する高調波電
流を抑制することができて、他の電気機器に高調波誘導
の障害を低減することができるうえ、ヒータ3への突入
電流を抑えることができて、電源電圧変動を抑制するこ
とができて、他の電気機器にフリッカなどの障害を起こ
すことがない。
【0014】第2実施形態は、第1実施形態において、
ヒータ3のオフ時にヒータ3の通電にソフトストップオ
フ制御を行うものである。それは、ヒータ3が全点灯に
よってオン制御が継続されて通電されて温度センサ6及
び温度検出回路7によって検知されたヒータ3の温度が
前記特定温度まで上昇した際、ヒータ3を所定の定着温
度に維持するためにヒータ3の通電をオフするが、この
オフする際に、図3に示す入力電流波形のように位相角
を半サイクル毎に90°以上の位相角(α′)で立ち上げ
全消灯(位相角0°)まで1Hzごとに通電の位相角を徐
々に減らして行くソフトストップオフ制御を行い、全消
灯後はオフ制御を継続するものである。このソフトスト
ップオフ制御の1Hzごとの位相角の減少分は10°〜45°
の範囲において適宜選択して制御手段10に設定する。
ヒータ3のオフ時にヒータ3の通電にソフトストップオ
フ制御を行うものである。それは、ヒータ3が全点灯に
よってオン制御が継続されて通電されて温度センサ6及
び温度検出回路7によって検知されたヒータ3の温度が
前記特定温度まで上昇した際、ヒータ3を所定の定着温
度に維持するためにヒータ3の通電をオフするが、この
オフする際に、図3に示す入力電流波形のように位相角
を半サイクル毎に90°以上の位相角(α′)で立ち上げ
全消灯(位相角0°)まで1Hzごとに通電の位相角を徐
々に減らして行くソフトストップオフ制御を行い、全消
灯後はオフ制御を継続するものである。このソフトスト
ップオフ制御の1Hzごとの位相角の減少分は10°〜45°
の範囲において適宜選択して制御手段10に設定する。
【0015】このようなものにあって、電子写真装置1
の使用時、ヒータ3の通電は、ソフトスタートオン制
御、ソフトストップオフ制御が行われて、ヒータ3のオ
ン時の高調波電流と、電源電圧変動とを抑制することが
でき、また、オフ時の電源電圧変動を抑制することがで
きる。
の使用時、ヒータ3の通電は、ソフトスタートオン制
御、ソフトストップオフ制御が行われて、ヒータ3のオ
ン時の高調波電流と、電源電圧変動とを抑制することが
でき、また、オフ時の電源電圧変動を抑制することがで
きる。
【0016】
【発明の効果】この発明は、前記のようであって、請求
項1に記載の発明は、前記のような電子写真装置におい
て、検知されたヒータの温度に基づいてヒータの抵抗値
を演算し、演算された前記抵抗値において所定の電流が
流れるような制御電圧値を求める演算手段と、演算手段
によって求められた前記制御電圧値が設定され、設定さ
れた前記制御電圧値に応じてヒータへの通電を制御する
制御手段とを設け、ヒータへの通電を開始する際、制御
手段は、前記制御電圧に対応して通電を制御する間、通
電の位相角を1Hzごとに大きくするソフトスタートオン
制御を行い、ヒータのオン時に高調波電流と電源電圧変
動との抑制を行うので、ヒータのオン時の高調波電流に
よる誘導障害と、電源電圧変動とを低減することができ
るという効果がある。
項1に記載の発明は、前記のような電子写真装置におい
て、検知されたヒータの温度に基づいてヒータの抵抗値
を演算し、演算された前記抵抗値において所定の電流が
流れるような制御電圧値を求める演算手段と、演算手段
によって求められた前記制御電圧値が設定され、設定さ
れた前記制御電圧値に応じてヒータへの通電を制御する
制御手段とを設け、ヒータへの通電を開始する際、制御
手段は、前記制御電圧に対応して通電を制御する間、通
電の位相角を1Hzごとに大きくするソフトスタートオン
制御を行い、ヒータのオン時に高調波電流と電源電圧変
動との抑制を行うので、ヒータのオン時の高調波電流に
よる誘導障害と、電源電圧変動とを低減することができ
るという効果がある。
【0017】請求項2に記載の発明は、前記のような電
子写真装置において、検知されたヒータの温度に基づい
てヒータの抵抗値を演算し、演算された前記抵抗値にお
いて所定の電流が流れるような制御電圧値を求める演算
手段と、演算手段によって求められた前記制御電圧値が
設定され、設定された前記制御電圧値に応じてヒータへ
の通電を制御する制御手段とを設け、ヒータへの通電を
開始する際、制御手段は、前記制御電圧に対応して、通
電を制御する間、通電の位相角を1Hzごとに大きくする
ソフトスタートオン制御を行い、ヒータへの通電をオフ
する際、制御手段は、通電の位相角を1Hzごとに小さく
して通電するソフトストップオフ制御を行い、ヒータの
オン、オフ時に高調波電流と電源電圧変動との抑制を行
うので、ヒータのオン時の高調波電流による誘導障害
と、電源電圧変動とを低減し、ヒータのオフ時の電源電
圧変動を低減することができるという効果がある。
子写真装置において、検知されたヒータの温度に基づい
てヒータの抵抗値を演算し、演算された前記抵抗値にお
いて所定の電流が流れるような制御電圧値を求める演算
手段と、演算手段によって求められた前記制御電圧値が
設定され、設定された前記制御電圧値に応じてヒータへ
の通電を制御する制御手段とを設け、ヒータへの通電を
開始する際、制御手段は、前記制御電圧に対応して、通
電を制御する間、通電の位相角を1Hzごとに大きくする
ソフトスタートオン制御を行い、ヒータへの通電をオフ
する際、制御手段は、通電の位相角を1Hzごとに小さく
して通電するソフトストップオフ制御を行い、ヒータの
オン、オフ時に高調波電流と電源電圧変動との抑制を行
うので、ヒータのオン時の高調波電流による誘導障害
と、電源電圧変動とを低減し、ヒータのオフ時の電源電
圧変動を低減することができるという効果がある。
【図1】この発明の第1実施形態の回路構成ブロック図
である。
である。
【図2】同上の第1実施形態のソフトスタートオン制御
時のヒータ電流波形図である。
時のヒータ電流波形図である。
【図3】同上の第2実施形態のソフトストップオフ制御
時のヒータ電流波形図である。
時のヒータ電流波形図である。
【図4】従来の電子写真装置のヒータ制御装置の回路構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図5】同上の電子写真装置のヒータ制御のタイミング
チャート図である。
チャート図である。
1 電子写真装置 2 交流電源 3 ヒータ 4 定着ローラ 5 温度検知手段 8 スイッチング素子 9 演算手段 10 制御手段 11 ゼロクロス検出回路
Claims (2)
- 【請求項1】 交流電源から通電が制御されて発熱する
ヒータを有する定着ローラと、ヒータの温度を検知する
温度検知手段とを具えた電子写真装置において、検知さ
れたヒータの温度に基づいてヒータの抵抗値を演算し、
演算された前記抵抗値において所定の電流が流れるよう
な制御電圧値を求める演算手段と、演算手段によって求
められた前記制御電圧値が設定され、設定された前記制
御電圧値に応じてヒータへの通電を制御する制御手段と
を設け、ヒータへの通電を開始する際、制御手段は、前
記制御電圧に対応して通電を制御する間、通電の位相角
を1Hzごとに大きくするソフトスタートオン制御を行
い、ヒータのオン時に高調波電流と電源電圧変動との抑
制を行うことを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項2】 交流電源から通電が制御されて発熱する
ヒータを有する定着ローラと、ヒータの温度を検知する
温度検知手段とを具えた電子写真装置において、検知さ
れたヒータの温度に基づいてヒータの抵抗値を演算し、
演算された前記抵抗値において所定の電流が流れるよう
な制御電圧値を求める演算手段と、演算手段によって求
められた前記制御電圧値が設定され、設定された前記制
御電圧値に応じてヒータへの通電を制御する制御手段と
を設け、ヒータへの通電を開始する際、制御手段は、前
記制御電圧に対応して、通電を制御する間、通電の位相
角を1Hzごとに大きくするソフトスタートオン制御を行
い、ヒータへの通電をオフする際、制御手段は、通電の
位相角を1Hzごとに小さくして通電するソフトストップ
オフ制御を行い、ヒータのオン、オフ時に高調波電流と
電源電圧変動との抑制を行うことを特徴とする電子写真
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8247327A JPH1091037A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8247327A JPH1091037A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1091037A true JPH1091037A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17161758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8247327A Pending JPH1091037A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1091037A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002084662A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-22 | Canon Inc | 電子機器及び画像形成装置 |
WO2009111834A1 (en) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | Runcie John W | Automated shutter for dark acclimating samples |
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KR20110068641A (ko) * | 2009-12-16 | 2011-06-22 | 삼성전자주식회사 | 전력 캡슐을 이용한 화상형성장치의 정착기 온도제어 방법 및 장치와 이를 구비하는 화상형성장치 |
US8705997B2 (en) | 2011-03-08 | 2014-04-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus that selectively changes current-feed ratio |
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JP2017003675A (ja) * | 2015-06-08 | 2017-01-05 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP8247327A patent/JPH1091037A/ja active Pending
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