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JPH1083401A - マルチメディアデータベース装置 - Google Patents

マルチメディアデータベース装置

Info

Publication number
JPH1083401A
JPH1083401A JP8236771A JP23677196A JPH1083401A JP H1083401 A JPH1083401 A JP H1083401A JP 8236771 A JP8236771 A JP 8236771A JP 23677196 A JP23677196 A JP 23677196A JP H1083401 A JPH1083401 A JP H1083401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
index information
information
multimedia
index
transmitting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8236771A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kobayashi
英夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8236771A priority Critical patent/JPH1083401A/ja
Publication of JPH1083401A publication Critical patent/JPH1083401A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の操作者によるインデックス情報の入力が
簡単に行えるシステム負荷の小さいマルチメディアデー
タベース装置を提供する。 【解決手段】マルチメディア情報を入力する入力手段1
0と、それをデータベースに蓄積する蓄積手段20と、
それを検索する検索手段30と、検索された情報を出力
する出力手段40とを有するマルチメディアデータベー
ス装置100において、マルチメディア情報に対応付け
され所望のマルチメディア情報を検索するための指標と
なるインデックス情報を送信する複数のインデックス情
報送信手段50と、インデックス情報を受信するインデ
ックス情報受信手段60と、受信したインデックス情報
をマルチメディア情報に対応付けるインデックス情報対
応付手段70とを備え、インデックス情報送信手段50
もしくはインデックス情報受信手段60が、インデック
ス情報送信手段50を識別し得るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報、音声情
報、およびテキスト情報のうちの一つ以上より成るマル
チメディア情報を入力し検索し出力するマルチメディア
データベース装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィス活動において会議の果たす役割
は極めて大きい。情報化社会の進展に伴い会議に提出さ
れるプレゼンテーションの種類も多様化しつつあり、会
議におけるプレゼンテーションツールとして、従来から
のペーパー資料の他に、例えば、オーバーヘッドプロジ
ェクタやホワイトボードが広く用いられるようになって
いる。最近では、電子化されたツール、例えば、電子黒
板やコンピュータに接続されたプロジェクタなどが登場
している。さらに、会議参加者が遠隔地にいても開催が
可能な遠隔会議システム(テレビ会議システムとも呼ば
れる)も実用化されている。さらに進んだ試みとして、
画像情報、音声情報、テキスト情報などから成るマルチ
メディア情報を格納したマルチメディアデータベースを
会議システムに導入し、データベースに格納された多様
なマルチメディア情報から必要な情報を取り出してプロ
ジェクタなどでプレゼンテーションしたり、議事録作成
を支援したりするものがある。
【0003】これらのマルチメディア情報をデータベー
スに入力するための入力手段としては、主にカメラ、マ
イク、携帯端末などが用いられている。そして、会議終
了後にデータベースの中からマルチメディア情報を効率
良く取り出すことのできるように、マルチメディア情報
の入力時に、プレゼンテーションされたマルチメディア
情報の重要個所を後から検索できるようにそのマルチメ
ディア情報にインデックス情報を対応付けすることも行
われている。このインデックス情報の生成に関し、例え
ば、特開平7−226931号公報には、議事録作成者
(司会者又は書記)が、マルチメディア情報についての
会議出席者の発言に係わるテキスト情報を随時入力して
マルチメディアデータベースの中に格納しておき、議事
録作成時に、マルチメディアデータベースの中から上記
テキスト情報を検索することにより議事録作成を容易に
する方法が提案されている。また、例えば、特開平6−
343146号公報には、データベースに記憶される音
声情報や画像情報と、会議出席者の携帯端末から入力さ
れる入力情報とを発生時刻で対応付ける方法が開示され
ている。また、例えば、特開平4−362769号公報
には、画像情報や音声情報からキーとなるデータを抽出
しインデックス情報に対応させる方法が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法には次のような問題がある。すなわち、特開平7
−226931号公報に示されたような方法で議事録作
成者が重要と思われる個所にインデックス情報を付加し
ても、会議出席者毎に情報の重要性の判断基準が異なる
ため、個々の会議出席者それぞれにとって重要な個所を
そのインデックス情報で検索することは困難である。ま
た、特開平6−343146号公報では、会議出席者が
自分にとって重要な個所にインデックス情報を入力する
ことができるが、入力時点の記憶、例えば、ある文字を
書いていたとか、ある入力作業をしていたとかの記憶を
別途残しておかなければ後で検索することができない。
これは、特開平4−362769号公報の方法において
も同様である。上記の入力時点の記憶としては、部分的
な記憶でも十分な場合もあるが、その記憶内容は正確で
なければならない。音声認識を用いて話者を識別するこ
とができれば、かなり効率的な検索を期待することがで
きるが、不特定話者の音声認識にはシステム技術上の問
題点が多く会議システムに導入するのはかなり困難であ
る。以上のような理由から、従来の会議システムでは、
会議出席者がそれぞれ重要と思われる場面に応じたメモ
を自ら作成するのが最も現実的な方法ということにな
る。なお、個人個人がメモを取る代わりに、会議出席者
が携帯パソコンからデータベースにインデックス情報を
入力する方法も考えられるが、複数台の携帯パソコンを
データベースに接続し同時に入力可能なシステムを構築
することはシステムを複雑化してしまう上に、常に会議
室の定員分の携帯パソコンを準備しておく必要があるの
で高価なシステムとなる。しかも、携帯パソコンは情報
表示や情報入力を前提とするため、机上の占有面積が広
く、紙の資料などを置くにも不便である。
【0005】インデックス情報の入力手段としてリモコ
ンを用いることも考えられるが、従来のリモコンでは、
複数のリモコンが用いられた場合、受信器側ではどのリ
モコンから送信された情報であるかを識別することがで
きない。また、マルチメディアデータベース装置を、通
常の比較的少人数の会議に比べ、より多人数の参加者を
対象とするプレゼンテーション用として使用する場合、
参加者一人一人にインデックス情報入力用の携帯端末を
配備することはシステムに与える負荷が大きい上、コス
トの面でも実用化は困難である。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑み、複数の操作
者によるインデックス情報の入力が簡単に行えるシステ
ム負荷の小さいマルチメディアデータベース装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のマルチメディアデータベース装置は、画像情報、
音声情報、およびテキスト情報のうちの一つ以上より成
るマルチメディア情報を入力する入力手段と、入力され
たマルチメディア情報を蓄積する蓄積手段と、蓄積され
たマルチメディア情報の中から所望のマルチメディア情
報を検索する検索手段と、検索されたマルチメディア情
報を出力するための出力手段とを有するマルチメディア
データベース装置において、マルチメディア情報に対応
付けされ所望のマルチメディア情報を検索するための指
標となるインデックス情報を送信する複数のインデック
ス情報送信手段と、上記インデックス情報送信手段から
送信されたインデックス情報を受信するインデックス情
報受信手段と、上記インデックス情報受信手段により受
信されたインデックス情報を、マルチメディア情報に対
応付けるインデックス情報対応付手段とを備え、上記イ
ンデックス情報送信手段もしくは上記インデックス情報
受信手段が、インデックス情報を送信したインデックス
情報送信手段の識別が可能なものであることを特徴とす
る。
【0008】ここで、上記インデックス情報送信手段
が、押下によりインデックス情報の送信を指示する指示
ボタンを備えたものであって、その指示ボタンが、押下
時間の長さ、あるいは連続した押下回数に応じた所定の
参考情報の送信の指示を兼ねたものであることが好まし
い。また、上記インデックス情報送信手段が、押下によ
りインデックス情報の送信を指示する第1の指示ボタン
と、押下時間の長さ、あるいは連続した押下回数に応じ
た所定の参考情報の送信を指示する第2の指示ボタンと
を備えたものであることも好ましい。
【0009】さらに、上記インデックス情報送信手段
が、上記インデックス情報ないし上記参考情報の一つと
して、そのインデックス情報送信手段を他のインデック
ス情報送信手段と区別するためのID情報を送信するも
のであることも好ましい態様の一つであり、あるいは、
上記インデックス情報送信手段が、上記インデックス情
報ないし上記参考情報の一つとして、そのインデックス
情報送信手段を操作する操作者の操作者識別コードを送
信するものであることも好ましい態様の一つである。こ
こで、上記インデックス情報対応付手段が、上記インデ
ックス情報受信手段で受信された上記操作者識別コード
を上記インデックス情報として、そのインデックス情報
をマルチメディア情報に対応付けるものであってもよ
い。
【0010】なお、本発明のマルチメディアデータベー
ス装置において、「インデックス情報を送信、受信す
る」ということには、インデックス情報をその都度、送
信し受信するということのほかに、インデックス情報送
信手段のID情報や操作者の識別コードを先に送信して
おいて、後はインデックス情報対応付けのタイミングの
みを送信し受信する方式をも含まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明のマルチメディアデータベー
ス装置の一実施形態の概略構成図である。このマルチメ
ディアデータベース装置100には、入力手段10と、
蓄積手段20と、検索手段30と、出力手段40と、複
数のインデックス情報送信手段50(本実施形態ではイ
ンデックス情報送信器50a,50b,50c,・・・
が備えられている)と、インデックス情報受信手段60
と、インデックス情報対応付手段70とが備えられてい
る。また、このマルチメディアデータベース装置100
はネットワークと接続されていて、他のマルチメディア
データベース装置や、他のクライアントコンピュータな
どとの間で相互に通信することができるようになってい
る。
【0012】入力手段10は、画像情報、音声情報、テ
キスト情報などより成るマルチメディア情報を入力する
ものであり、画像情報およびテキスト情報は発表者撮影
用カメラ11、会議室全体撮影用カメラ12、個人およ
び資料撮影用カメラ13などから入力され、音声情報
は、個別マイク14、発表者用マイク15などから入力
される。入力されたマルチメディア情報は蓄積手段20
の中に構築されたデータベース内に蓄積される。検索手
段30は、データベース内に蓄積されたマルチメディア
情報から所望のマルチメディア情報を検索する。検索さ
れたマルチメディア情報は出力手段40、すなわち、個
別モニタ41、発表者用モニタ42などを介して出力さ
れる。
【0013】インデックス情報送信手段50(インデッ
クス情報送信器50a,50b,50c,・・・)は、
会議出席者が押下することによってインデックス情報の
送信を指示することのできる装置であって複数台数備え
られ、これらのインデックス情報送信器50a,50
b,50c,・・・からインデックス情報受信手段60
に対して、例えば、超音波、赤外線、無線電波などによ
りインデックス情報が送信される。インデックス情報送
信器50a,50b,50c,・・・の最も単純な構成
は、一つの指示ボタンを用いて、インデックス情報のみ
を送信する構成である。インデックス情報送信器50
a,50b,50c,・・・を一つの指示ボタンで構成
した場合は、指示ボタンが押下時間の長さ、あるいは連
続した押下回数に応じた所定の参考情報の送信の指示を
兼ねたものとすることができる。
【0014】インデックス情報以外の参考情報、例え
ば、インデックス情報送信器50a,50b,50c,
・・・を操作する各操作者の識別コードや、そのインデ
ックス情報の重要度情報など種々の参考情報をも送信で
きるように構成することにより、マルチメディアデータ
ベース装置の利用をより一層効果的なものとすることが
できる。多様な参考情報をデータベースに入力するに
は、インデックス情報送信器50a,50b,50c,
・・・を、指示ボタンを複数備えた構成とする。こうす
ることによって、例えば、複数の指示ボタンのうちどの
指示ボタンが操作されたかにより、入力された情報の種
類を識別するようにしたり、複数の指示ボタンの組み合
わせにより、例えば、特定の指示ボタンの押下時間の長
さ、あるいは連続した押下回数に応じた所定の参考情報
の送信を指示するようにしたりすることができる。
【0015】一方、インデックス情報送信器50a,5
0b,50c,・・・から送信された情報を受信するイ
ンデックス情報受信手段60は、送信されてきた情報を
検知して電気信号に変換し変換した電気信号をインデッ
クス情報対応付手段70に送付する。インデックス情報
対応付手段70は、送られてきた電気信号を解析してそ
の情報が複数のインデックス情報送信器のうちのどのイ
ンデックス情報送信器から送信されたものであるかの識
別処理を行い、識別処理された情報を蓄積手段20に送
付する。この識別処理を行うため、本実施形態のマルチ
メディアデータベース装置100においては、インデッ
クス情報送信器50a,50b,50c,・・・もしく
はインデックス情報受信手段60が、インデックス情報
を送信したインデックス情報送信器の識別が可能なよう
に構成されている。本実施形態では、複数のインデック
ス情報送信器50a,50b,50c,・・・に対し一
つのインデックス情報受信手段60が備えられている
が、インデックス情報送信器とインデックス情報受信手
段とを一対一に対応させた構成としてもよい。インデッ
クス情報送信器とインデックス情報受信手段とを一対一
に対応させた場合はインデックス情報を送信したインデ
ックス情報送信器の識別は容易であるが、複数のインデ
ックス情報送信器に一つのインデックス情報受信手段を
対応させた本実施形態の場合は、インデックス情報を送
信したインデックス情報送信器を他のインデックス情報
送信器と区別するためのID情報をインデックス情報と
共に送信するように構成されている。
【0016】インデックス情報対応付手段70は、ま
た、電気信号を解析することによりその情報がインデッ
クス情報であるか、あるいはインデックス情報に付加さ
れた参考情報であるかの識別処理を行う。インデックス
情報対応付手段70は、以上の解析処理を行った上でそ
の情報をデータベース内のマルチメディア情報に対応付
ける。なお、上記の解析処理はインデックス情報対応付
手段70で行うように構成してもよいし、インデックス
情報受信手段60が行うように構成してもよい。また、
この解析処理の段階で、インデックス情報送信器を操作
する操作者の識別処理も行われる。
【0017】インデックス情報送信器のID情報とイン
デックス情報送信器の操作者を対応させてデータベース
に記録することにより、データベースを検索する段階で
大きな効果を発揮させることができる。インデックス情
報送信器のID情報とインデックス情報送信器の操作者
とを対応させるには、会議の開始に先立ち各インデック
ス情報送信器にそのインデックス情報送信器の操作者の
操作者識別コードを入力しておき、会議開始後は、イン
デックス情報送信器から情報を送信する際にその情報に
操作者識別コードを付加して送信するようにしてもよ
く、あるいは、会議開始前に各インデックス情報送信器
からそのインデックス情報送信器の操作者の操作者識別
コードをインデックス情報受信手段に少なくとも一度送
信し、通常のインデックス情報の送信の操作の際にはイ
ンデックス情報のみを送信するようにして、インデック
ス情報受信手段の側で、上記の少なくとも一度受信した
操作者識別コードを各インデックス情報送信器のID情
報と照合して操作者識別コードとインデックス情報送信
器とを対応させるようにしてもよい。あるいはまた、イ
ンデックス情報送信器とインデックス情報受信手段とを
一対一に対応させて構成したマルチメディアデータベー
ス装置の場合は、複数のインデックス情報受信手段にそ
れぞれID情報を持たせておくことにより、インデック
ス情報受信手段からインデックス情報対応付手段に情報
を送付する際に、その情報にインデックス情報受信手段
装置のID情報を付加して送付するようにしてもよい。
【0018】また、各インデックス情報送信器とその操
作者との対応関係を自動的に識別する方法として、例え
ば、会場内を撮影したビデオ録画画面を画像認識処理す
ることにより操作者を特定し、インデックス情報送信器
と対応付ける方法を採用することができる。なお、操作
者自らの操作により操作者とインデックス情報送信器と
の対応付けを行う方式の場合、操作者がインデックス情
報を送信する都度操作者識別コードを入力してからイン
デックス情報を送信するように構成してもよいし、各イ
ンデックス情報送信器にメモリを備えておき、一旦操作
者が入力した操作者識別コードをそのメモリに記憶さ
せ、操作者がインデックス情報を送信する都度自動的に
インデックス情報と操作者識別コードとを送信するよう
にしてもよい。
【0019】インデックス情報をデータベース内に蓄積
する蓄積手段20、および蓄積されたインデックス情報
をデータベース内から検索する検索手段30には汎用の
マルチメディアデータベースシステムにおける蓄積手段
および検索手段を用いることができる。すなわち、画像
情報、音声情報、テキスト情報、時間情報などを蓄積
し、検索可能な形式で保存する。さらに、このマルチメ
ディアデータベース装置100をネットワークに接続す
ることにより他のマルチメディアデータベース装置から
もアクセス可能とすることができる。また、マルチメデ
ィアデータベース装置100内に取り込まれた音声情報
や画像情報は認識処理しコード化して保存することとし
てもよい。
【0020】以下に、本実施形態のマルチメディアデー
タベース装置の実際の会議室における機器配置の一例に
ついて説明する。図2は、図1に示すマルチメディアデ
ータベース装置の実際の会議室における機器配置図であ
る。図2に示すように、コの字型に会議机が配置されそ
の中央に発表者席が設けられている。各会議出席者の机
上には紙の資料が配布されており、発表者は紙の資料を
基に各会議出席者に報告を行う場面を示している。な
お、発表者の後方には遠隔会議システム用プレゼンテー
ション装置(例えば富士ゼロックス社製ライブボード)
が設置されており、これを用いることにより複数の遠隔
地の会議室に設置されたマルチメディアデータベース装
置と通信しながら大規模な会議を行うことも可能であ
る。
【0021】各会議出席者用として、インデックス情報
を送信するためのインデックス情報送信器、会議出席者
の発言を入力するマイク、発表者用及び会議出席者用の
資料表示モニタ、および各個人撮影用および資料撮影用
のカメラなどが配置されている。これらのカメラは動画
像データをデータベースに収録するためのいわゆるビデ
オカメラであり、主に各会議出席者の表情や動作あるい
は、手元の書類やメモなどを記録するため、および会議
室全体を撮影するために用いられる。発表者の前に配置
されたカメラは、発表者の表情及びOHPやプレゼンテ
ーション装置上に表示された画面を記録するためのもの
である。各会議出席者の机上に設置されたモニタは、各
会議出席者が所有する詳細なデータを他の会議出席者に
表示してみせたり、会議出席者が見逃した場面を再生し
て表示するためのものである。
【0022】本実施形態におけるインデックス情報送信
器には、赤外線通信方式が採用されている。有線でイン
デックス情報を送信する方式を採用しても機能上差し支
えはないが、有線の場合、コードが資料や他の機器など
に絡み付き乱雑になりやすい上、会議出席者の動作を妨
げるので好ましくない。インデックス情報受信手段とし
ては赤外線受信器が2台設置されている。会議出席者
は、インデックス情報送信器を距離の近い方の赤外線受
信器に向けて操作しインデックス情報を送信する。
【0023】図3は、本実施形態におけるインデックス
情報送信器の概要図である。図3に示すようにこのイン
デックス情報送信器には、マウスボタンと同様のクリッ
ク操作が行われる2つの指示ボタンと一つの簡単なビュ
アーが設けられている。図面に向かって左側のボタン
は、インデックス情報の送信を指示するためのボタンで
あり、右側のボタンは、種々の参考情報を送信するため
のコマンド入力用ボタンである。左側のボタンは、押下
することによりインデックス情報の送信を指示するもの
であり、右側のボタンは、押下時間の長さ、あるいは連
続した押下回数に応じた参考情報の送信を指示するもの
である。ビュアーには送信した情報内容が表示される。
【0024】図4は、本実施形態におけるインデックス
情報送信器内部の概略構成図である。このインデックス
情報送信器50には、入力部と解析部と出力部とが備え
られている。入力部は、インデックス情報や各種の参考
情報を送信するためのコマンドを入力するためのもので
あり、前述のとおり2つの指示ボタン(図3参照)を備
えている。解析部は、入力されたコマンドからインデッ
クス情報や参考情報を生成する。解析部は、ボタンが押
下された時間が0.5s未満の時は通常のクリック
(「短いクリック」)であると解釈し、0.5s以上の
押下時間の場合は「長いクリック」であるというように
2種類のクリックとして解釈する。この2種類のクリッ
クの組み合わせによりインデックス情報および参考情報
が構成される。解析部はクリックの解析結果を出力部に
送り、出力部からインデックス情報受信装置に向けて送
信が行われる。インデックス情報送信器内部のデータの
やり取りや処理は制御部により制御される。送信が行わ
れると、送信内容に対応した情報がビュアーに表示さ
れ、操作者は自分が送信したインデックス情報や参考情
報の内容を確認することができる。
【0025】図5は、本実施形態におけるインデックス
情報受信装置内部の概略構成図である。このインデック
ス情報受信装置60には、検出部と解析部と通信部とが
備えられている。検出部は受信した赤外線を光電変換し
て電気信号に変えそれを解析部に送付する。解析部はそ
れをコマンドに変換する。そのコマンドは通信部よりイ
ンデックス情報対応付手段70(図1参照)に送付され
る。
【0026】インデックス情報受信装置60からインデ
ックス情報対応付手段70に送られる情報は、インデッ
クス情報送信器のID情報、インデックス情報、及びイ
ンデックスの重要度情報などの参考情報である。インデ
ックス情報対応付手段70に送られた情報は、カメラ1
1,12,13,・・・やマイク14,15,・・・な
どから入力された音声情報を含む動画像情報とともに表
1に示すような形式で管理される。
【0027】表1は、インデックス情報とマルチメディ
アデータベースとを対応付けるインデックスファイルの
内容を示す表である。
【0028】
【表1】
【0029】表1の、第1列「フレームナンバー」に
は、動画像情報の各画像フレーム番号が記録され、第2
列「タイムログ」には、そのフレームナンバーに対応す
る録画開始からの経過時間(秒単位)が記録され、第3
列「インデックス」には、そのフレームナンバーにイン
デックスが入力されたことが記録され、第4列「de
v.ID」には、そのインデックスを送信したインデッ
クス情報送信器のデバイスID情報が記録され、第5列
「ユーザID」には、そのインデックス情報送信器を操
作した操作者の操作者識別コードが記録され、さらに、
第6列「参考情報」には、そのインデックス情報と共に
送信された参考情報が記録される。なお、「機密度
高」と記録された参考情報はこのフレームナンバー以降
の動画像データには機密度「高」のセキュリティ処理が
施されており、予め指名されたアクセス権者以外のアク
セスが禁止されていることを表している。
【0030】表1において「リンク1329」と記録さ
れた参考情報は、この操作者識別コード「1329」で
識別されるユーザのイントラネット(INTRANE
T)上のホームページと、このフレームナンバー「11
6」以降の動画像データとがリンクされていることを示
すものである。マルチメディアデータベース装置はこの
ユーザID「1329」を基に、このユーザのホームペ
ージを検索し、インデックスされたフレームナンバー
「116」以降の動画像データとリンクされたハイパー
テキスト文書をそのユーザのホームページに付加して保
存する。
【0031】このように、マルチメディア情報とインデ
ックス情報とはフレームナンバーおよびタイムログによ
って対応付けられている。インデックス情報送信器のデ
バイスID情報は、各インデックス情報送信器ごとに設
定されており、インデックス情報の送信時には必ず送信
される。ユーザIDは、会議開始に先立って操作者から
「5968」などと入力することによりデバイスID情
報「5」と対応付けられる。なお、指示ボタンでユーザ
IDを入力するには、例えば、右ボタンをクリックして
ユーザID入力モードとした後、左ボタンにより4桁の
数字を入力する。一つの数字を入力するには、その数字
に対応する回数だけ「短いクリック」を行う。次の桁に
進めるには、「長いクリック」を行う。入力終了は左ボ
タンを続けて2回クリックする。また、機密度を入力す
るには、例えば右ボタンを機密度入力モードになるまで
クリックした後、機密度のレベルに応じた回数だけ左ボ
タンクリックを行う。
【0032】以上のように構成されたマルチメディアデ
ータベース装置は、次のように利用される。すなわち、
会議終了後、発表者および会議参加者は、このマルチメ
ディアデータベース装置に接続されたデータベース検索
用端末からマルチメディアデータベースにアクセスし、
検索者のユーザIDを入力して、そのユーザ自身が自分
にとって重要と判断してインデックス情報を対応付けし
た箇所の動画像データを簡単に検索することができ、か
つその時の状況を正確に再現しその内容を確認すること
ができる。検索された動画像データの先頭画面がカタロ
グ形式でリストアップされ、これをマウスで指定するこ
とで動画を再生することができる。さらに、自動リンク
コマンドで自分のホームページにリンクした場合、仮に
本人が忘れていても、そのホームページにアクセスした
時点でインデックス情報がリストアップされるため容易
に思い出すことができる。
【0033】なお、上記の説明においては、本発明のマ
ルチメディアデータベース装置を会議用に適用した例に
ついてのみ説明したが、本発明は定型的な会議のみに留
まらず、あらゆるディスカッションの場に適用できるこ
とはもちろん、比較的多数の参加者を対象とするプレゼ
ンテーション会場などにも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチメ
ディアデータベース装置を、例えば会議システムに適用
した場合は、複数の会議参加者が自分の意志で簡便にイ
ンデックス情報を入力することができるため、会議終了
後に自分にとって重要な部分を簡単に検索しその重要部
分を再現して内容を確認することができる。
【0035】また、本発明のマルチメディアデータベー
ス装置には、比較的簡単な構成の送受信器を用いている
ので、システム負荷の小さいマルチメディアデータベー
ス装置を実現することができる。また、議事録作成にあ
たり、会議中に、要点と思われる場面毎にインデックス
情報を入力しておくことにより、会議終了後、正確な議
事録を少ない労力でしかも極めて短時間内に作成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチメディアデータベース装置の一
実施形態の概略構成図である。
【図2】図1に示すマルチメディアデータベース装置の
実際の会議室における機器配置図である。
【図3】本実施形態におけるインデックス情報送信器の
概要図である。
【図4】本実施形態におけるインデックス情報送信器内
部の概略構成図である。
【図5】本実施形態におけるインデックス情報受信装置
内部の概略構成図である。
【符号の説明】
10 入力手段 11 発表者撮影用カメラ 12 会議室全体撮影用カメラ 13 個人および資料撮影用カメラ 14 個別マイク 15 発表者用マイク 20 蓄積手段 30 検索手段 40 出力手段 50 インデックス情報送信手段 50a,50b,50c,・・・ インデックス情報
送信器 60 インデックス情報受信手段 70 インデックス情報対応付手段 100 マルチメディアデータベース装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報、音声情報、およびテキスト情
    報のうちの一つ以上より成るマルチメディア情報を入力
    する入力手段と、入力されたマルチメディア情報を蓄積
    する蓄積手段と、蓄積されたマルチメディア情報の中か
    ら所望のマルチメディア情報を検索する検索手段と、検
    索されたマルチメディア情報を出力するための出力手段
    とを有するマルチメディアデータベース装置において、 マルチメディア情報に対応付けされ所望のマルチメディ
    ア情報を検索するための指標となるインデックス情報を
    送信する複数のインデックス情報送信手段と、 前記インデックス情報送信手段から送信されたインデッ
    クス情報を受信するインデックス情報受信手段と、 前記インデックス情報受信手段により受信されたインデ
    ックス情報を、マルチメディア情報に対応付けるインデ
    ックス情報対応付手段とを備え、 前記インデックス情報送信手段もしくは前記インデック
    ス情報受信手段が、インデックス情報を送信したインデ
    ックス情報送信手段の識別が可能なものであることを特
    徴とするマルチメディアデータベース装置。
  2. 【請求項2】 前記インデックス情報送信手段が、押下
    によりインデックス情報の送信を指示する指示ボタンを
    備えたものであって、該指示ボタンが、押下時間の長
    さ、あるいは連続した押下回数に応じた所定の参考情報
    の送信の指示を兼ねたものであることを特徴とする請求
    項1記載のマルチメディアデータベース装置。
  3. 【請求項3】 前記インデックス情報送信手段が、押下
    によりインデックス情報の送信を指示する第1の指示ボ
    タンと、押下時間の長さ、あるいは連続した押下回数に
    応じた所定の参考情報の送信を指示する第2の指示ボタ
    ンとを備えたものであることを特徴とする請求項1記載
    のマルチメディアデータベース装置。
  4. 【請求項4】 前記インデックス情報送信手段が、前記
    インデックス情報ないし前記参考情報の一つとして、該
    インデックス情報送信手段を他のインデックス情報送信
    手段と区別するためのID情報を送信するものであるこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載のマルチメディアデ
    ータベース装置。
  5. 【請求項5】 前記インデックス情報送信手段が、前記
    インデックス情報ないし前記参考情報の一つとして、該
    インデックス情報送信手段を操作する操作者の操作者識
    別コードを送信するものであることを特徴とする請求項
    2又は3記載のマルチメディアデータベース装置。
  6. 【請求項6】 前記インデックス情報対応付手段が、前
    記インデックス情報受信手段で受信された前記操作者識
    別コードを前記インデックス情報として、該インデック
    ス情報をマルチメディア情報に対応付けるものであるこ
    とを特徴とする請求項5記載のマルチメディアデータベ
    ース装置。
JP8236771A 1996-09-06 1996-09-06 マルチメディアデータベース装置 Withdrawn JPH1083401A (ja)

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