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JP2012160793A - テレビ会議システム及びテレビ会議用装置並びにプログラム - Google Patents

テレビ会議システム及びテレビ会議用装置並びにプログラム Download PDF

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JP2012160793A
JP2012160793A JP2011017291A JP2011017291A JP2012160793A JP 2012160793 A JP2012160793 A JP 2012160793A JP 2011017291 A JP2011017291 A JP 2011017291A JP 2011017291 A JP2011017291 A JP 2011017291A JP 2012160793 A JP2012160793 A JP 2012160793A
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Jun Kunioka
潤 國岡
Kaitaku Ozawa
開拓 小澤
Hiroaki Kubo
広明 久保
Ayumi Ito
歩 伊藤
Takero Hama
健朗 濱
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Konica Minolta Business Technologies Inc
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Abstract

【課題】テレビ会議の意思決定の迅速化に寄与でき、とくに、レビューアからの質問等の発言内容に対して最適な関連資料を自動的に取得でき、テレビ会議を一層速やかに進行させることができるテレビ会議システム等を提供する。
【解決手段】複数の拠点A,Bのそれぞれに設けられ、互いにネットワーク4を介して接続されたプレゼンター側およびレビューア側テレビ会議用装置1,2と、資料データ格納用の記憶装置3とを備え、前記プレゼンター側テレビ会議用装置1は、レビューア側テレビ会議用装置2から送信されてきた音声情報を文字に変換する音声認識手段184を備え、変換された文字に含まれるキーワードQがプレゼンターによって発話された場合、そのキーワードに関連付けられた資料データを、記憶装置3から取得し、所定の送信先に送信する。
【選択図】 図8

Description

この発明は、遠隔地間でのテレビ会議に用いられるテレビ会議システム及びテレビ会議用装置、並びにプログラムに関する。
例えば企業等において実施される遠隔地間でのテレビ会議は、プレゼンター(発表者)がテレビ会議で発表する資料を用意し、その資料を遠隔地の接続先であるレビューア(質問者)側のテレビ会議用装置に配信して、該テレビ会議用装置おける表示装置(ディスプレイ装置)の画面上に表示させるとともに、プレゼンターが当該資料について説明し、それに対してレビューアからの質問(発言)がプレゼンター側テレビ会議用装置に送信され、プレゼンターが該質問に答えるという形態で進められることが多い。
その場合、プレゼンターが事前に発表する内容のシナリオを考えておき、レビューアからの質問もある程度想定したうえで、別途、関連資料(補足資料、参考資料)も用意しているのが普通である。
従来、例えば画像を使用した発表した後の質疑応答において、質問者の指示に応じて発表者が表示画像を切り替える操作するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、会議中にプレゼンターが資料を探し出す手間等を省いてテレビ会議の進行が速やかに行えるように、プレゼンターの発表内容に対してテレビ会議の参加者による質問等の発言があれば、その発言内容に応じて自動的にデータベースから関連資料を取り出し、それを表示装置に表示させるようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−351435号公報 特開平5−347666号公報
ところで、前述した従来技術におけるテレビ会議システムでは、プレゼンターは、事前に発表する内容のシナリオを考えておき、レビューアからの質問もある程度想定したうえで、関連資料を用意しているが、プレゼンターがテレビ会議で資料を発表した際には、想定外の質問が飛び交う場合も少なくない。その場合に、プレゼンターは質問者に対して、明確な回答を即座にはできないこともある。そのような場合には、判断材料不足により、そのプレゼンテーションの目的であった結論が出せないことになり、次回のテレビ会議までに持ち越されたりする等、意思決定が遅れてしまうという問題がある。
なお、このような問題をできるだけ回避するために、プレゼンターが広範囲にわたる内容の資料を用意するとなると、それはプレゼンターにとって過大な負担がかかり、それであっても、会議中の質問によっては急遽、関連資料が必要なこともあり、事前に広範囲にわたる内容の資料を用意するのは困難である。
また、前記先行文献1の技術では、テレビ会議での質疑応答中に、プレゼンターが質問者の指示に応じて資料の表示切替えを手動操作で行うようにしただけであり、プレゼンターにとってはその操作が煩わしく、円滑な説明の妨げとなる。
さらにまた、前記先行文献2の技術においては、プレゼンターの発表内容に対してレビューアからの質問等の発言があった場合、その発言内容から関連資料を取り出すようになっているが、その場合、質問内容に合った的確性の高い関連資料が取り出されるとは限らない。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、テレビ会議の意思決定の迅速化に寄与でき、とくに、レビューアからの質問等の発言内容に対して最適な関連資料を自動的に取得でき、テレビ会議を一層速やかに進行させることができるテレビ会議システムおよびテレビ会議用装置を提供し、さらにはテレビ会議用装置のコンピュータに動作を実行させるためのプログラムを提供することを課題としている。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)複数の拠点のそれぞれに設けられるとともに、互いにネットワークを介して接続されたプレゼンター側およびレビューア側テレビ会議用装置と、前記いずれかのテレビ会議用装置の内部もしくは前記ネットワーク上に設けられ、キーワードと関連付けて資料データが格納されている記憶装置と、を備えたテレビ会議システムであって、前記各テレビ会議用装置は、テレビ会議中の様子を撮影する撮影手段と、テレビ会議参加者の発言を集音する集音手段と、他方のテレビ会議用装置の前記集音手段で集音された音声情報を出力する音声出力手段と、他方のテレビ会議用装置との間で、前記撮影手段により撮影された映像情報及び前記集音手段により集音された音声情報を含むデータの授受を行う通信手段と、前記記憶装置に記憶されている資料データ、及び前記通信手段により送信されてきた映像情報を表示可能な表示手段と、を備え、前記プレゼンター側テレビ会議用装置は、さらに、前記通信手段によりレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた音声情報を文字に変換する音声認識手段と、前記音声認識手段により変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたと判断された場合は、前記キーワードに対応する資料データを前記記憶装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された資料データを前記表示手段に表示するとともに、前記通信手段を介して所定の送信先に送信する制御手段と、を備えたことを特徴とするテレビ会議システム。
(2)前記判断手段は、前記キーワードに対応する資料データが複数存在するか否かを判断し、前記制御手段は、前記資料データが複数存在すると判断された場合には、各資料データのサムネイルを前記表示手段に表示するとともに、表示された複数の資料データのサムネイルの中からのプレゼンターによって選択された資料データを、前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する前項1に記載のテレビ会議システム。
(3)前記判断手段は、前記資料データに機密情報が含まれているかどうかを判断するとともに、プレゼンターのセキュリティレベルを判断し、前記判断手段により資料データに機密情報が含まれていると判断された場合は、制御手段は、前記プレゼンターが所定レベル以上の権限を有している場合に限り、前記文書データを前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する前項1または2に記載のテレビ会議システム。
(4)前記資料データの一部に機密情報が含まれている場合には、前記制御手段は、機密情報部分を非表示にして前記文書データを前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する前項3に記載のテレビ会議システム。
(5)前記資料データが送信される所定の送信先は、レビューア側テレビ会議用装置及び/又は会議の参加者の端末装置である前項1〜4のいずれかに記載のテレビ会議システム。
(6)前記制御手段は、前記資料データに機密情報が含まれている場合には、該資料データをレビューア側テレビ会議用装置のみに送信する前項5に記載のテレビ会議システム。
(7)ネットワークを介してレビューア側テレビ会議用装置と接続されたプレゼンター側のテレビ会議用装置であって、前記レビューア側テレビ会議用装置との間で、撮影手段により撮影された映像情報及び集音手段により集音された音声情報を含むデータの授受を行う通信手段と、自装置に内蔵されもしくは前記ネットワーク上に設けられ、キーワードと関連付けて資料データが格納されている記憶装置に記憶されている前記資料データ、及び前記通信手段によりレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた映像情報を表示可能な表示手段と、前記通信手段によりレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた音声情報を文字に変換する音声認識手段と、前記音声認識手段により変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたと判断された場合は、前記キーワードに対応する資料データを前記記憶装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された資料データを前記表示手段に表示するとともに、前記通信手段を介して所定の送信先に送信する制御手段と、を備えたことを特徴とするテレビ会議用装置。
(8)前記判断手段は、前記キーワードに対応する資料データが複数存在するか否かを判断し、前記制御手段は、前記資料データが複数存在すると判断された場合には、各資料データのサムネイルを前記表示手段に表示するとともに、表示された複数の資料データのサムネイルの中からのプレゼンターによって選択された資料データを、前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する前項7に記載のテレビ会議用装置。
(9)前記判断手段は、前記資料データに機密情報が含まれているかどうかを判断するとともに、プレゼンターのセキュリティレベルを判断し、前記判断手段により資料データに機密情報が含まれていると判断された場合は、制御手段は、前記プレゼンターが所定レベル以上の権限を有している場合に限り、前記資料データを前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する前項7または8に記載のテレビ会議用装置。
(10)前記資料データの一部に、機密情報が含まれている場合には、前記制御手段は、機密情報部分を非表示にして前記資料データを前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する前項9に記載のテレビ会議用装置。
(11)前記資料データが送信される所定の送信先は、レビューア側テレビ会議用装置及び/又は会議の参加者の端末装置である前項7〜10のいずれかに記載のテレビ会議用装置。
(12)前記制御手段は、前記資料データに機密情報が含まれている場合には、該資料データをレビューア側テレビ会議用装置のみに送信する前項11に記載のテレビ会議用装置。
(13)ネットワークを介してレビューア側テレビ会議用装置と接続されたプレゼンター側のテレビ会議用装置のコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記レビューア側テレビ会議用装置との間で、撮影手段により撮影された映像情報及び集音手段により集音された音声情報を含むデータの授受を行う通信ステップと、自装置に内蔵されもしくは前記ネットワーク上に設けられ、キーワードと関連付けて資料データが格納されている記憶装置に記憶されている前記資料データ、及び前記通信ステップにおいてレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた映像情報を表示手段に表示する表示ステップと、前記通信ステップにおいてレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた音声情報を文字に変換する音声認識ステップと、前記音声認識ステップにおいて変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたかどうかを判断する判断ステップと、前記判断ステップにおいて、前記変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたと判断された場合は、前記キーワードに対応する資料データを前記記憶装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された資料データを前記表示手段に表示するとともに、前記通信手段を介して所定の送信先に送信する制御ステップと、を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、テレビ会議にあたってプレゼンターが資料を発表した際に、遠隔地のレビューアから想定外の質問等の発言があった場合に、その発言内容が文字に変換される。この変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されると、キーワードと関連付けて資料データが格納されている記憶装置から、前記プレゼンターが発話したキーワードに対応する資料データが取得され、プレゼンター側テレビ会議用装置の表示手段に表示されるとともに、通信手段を介して予め設定された送信先に送信される。
つまり、レビューアの発言の内容に含まれるキーワードを、プレゼンターが復唱すると、自動的にレビューアの質問に対応する関連資料データが記憶装置から取得され接続先等の送信先に送信されるから、レビューアの質問に対して臨機応変に回答でき、会議の速やかな進行や意思決定を行うことができる。
特に、レビューアの発言に含まれるキーワードをプレゼンターが復唱することにより、レビューアを十分説得できる的確性の高い関連資料データを接続先等に送信でき、テレビ会議を一層速やかに進行させることができる。
前項(2)に記載の発明によれば、キーワードに対応する資料データが複数存在する場合には、それらのサムネイル画像が表示されるので、プレゼンターはサムネイル画像を見て複数の資料データの中から質問内容に最適な関連資料を選別してレビューア側に速やかに表示させることが可能となる。
前項(3)に記載の発明によれば、資料データに機密情報が含まれている場合、プレゼンターが所定レベル以上の権限を有している場合に限り、その資料データを表示手段に表示しかつ予め設定された送信先に送信できるので、権限のないプレゼンターによる機密情報の不用意な漏洩を防止することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、資料データの一部に、機密性レベルの高い機密情報が含まれている場合には、前記制御手段は、機密性レベルの高い機密情報部分が非表示となされるから、機密性の高い情報を有効に保護することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、資料データをレビューア側テレビ会議用装置及び/又は会議の参加者各自の送信先に送信できるから、レビューア側の各人は、送信された資料データをレビューア側テレビ会議用装置に表示でき、あるいは各自の端末装置等により見ることができる。
前項(6)に記載の発明によれば、資料データに機密情報が含まれている場合には、該資料データがレビューア側テレビ会議用装置のみに送信されるから、機密情報の漏洩の危険性を低減できる。
前項(7)に記載の発明によれば、レビューアの発言に含まれるキーワードを、プレゼンターが復唱すると、自動的にレビューアの質問に対応する関連資料データが記憶装置から取得され接続先等の送信先に送信されるから、レビューアの質問に対して臨機応変に回答でき、会議の速やかな進行や意思決定を行うことができる。特に、レビューアの発言に含まれるキーワードをプレゼンターが復唱することにより、レビューアを十分説得できる的確性の高い関連資料データを接続先等に送信でき、テレビ会議を一層速やかに進行させることができる。
前項(8)に記載の発明によれば、キーワードに対応する資料データが複数存在する場合には、それらのサムネイル画像が表示されるので、プレゼンターはサムネイル画像を見て複数の資料データの中から質問内容に最適な関連資料を選別して表示させることが可能となる。
前項(9)に記載の発明によれば、権限のないプレゼンターによる機密情報の不用意な漏洩を防止することができる。
前項(10)に記載の発明によれば、機密性の高い情報を有効に保護することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、レビューア側の各人は、送信された資料データをレビューア側テレビ会議用装置に表示でき、あるいは各自の端末装置等により見ることができる。
前項(12)に記載の発明によれば、機密情報の漏洩の危険性を低減できる。
前項(13)に記載の発明によれば、レビューアの発言に含まれるキーワードを、プレゼンターが復唱すると、キーワードに対応する資料データを記憶装置から取得して接続先等の送信先に送信する処理を、テレビ会議用装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係るテレビ会議用装置を備えたテレビ会議システムを示す概略構成図である。 テレビ会議システムにおけるテレビ会議用装置を示す概略構成図である。 テレビ会議用装置の電気的構成を示すブロック図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 テレビ会議用装置のディスプレイ装置に資料データが表示される状態の説明図である。 ディスプレイ装置に表示されたキーワードの一例を示す説明図である。 資料データをテレビ会議参加者各自の端末装置に表示させる場合の説明図である。 テレビ会議用装置の基本動作を示すフローチャートである。 資料データに機密情報が含まれている場合の処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づい説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るテレビ会議用装置を備えたテレビ会議システムを示す概略構成図である。
図1において、このテレビ会議システムは、互いに遠隔の複数の拠点、例えば2つの拠点A,Bの一方の拠点Aに配置されたプレゼンター側テレビ会議用装置1と、他方の拠点Bに配置されたレビューア側テレビ会議用装置2と、プレゼンターの用意している各種資料データをキーワードと関連付けてデータベースとして保持している記憶装置としての情報サーバ3とを備えており、前記プレゼンター側テレビ会議用装置1と、レビューア側テレビ会議用装置2と情報サーバ3は、ネットワーク4を介して接続されている。なお、資料データを保持している記憶装置は、プレゼンター側テレビ会議用装置1またはレビューア側テレビ会議用装置2のいずれかに内蔵されていても良い。
図2は、テレビ会議システムにおけるテレビ会議用装置1(2)の概略構成図である。
図2おいて、このテレビ会議用装置1(2)は、装置本体部11と、この装置本体部11(21)に接続されて、接続先のテレビ会議の様子を表示するLCD等の表示装置(ディスプレイ装置ともいう)12(22)と、接続先の参加者(プレゼンター、レビュ−ア等)の発言を集音して得られた音声信号を出力する音声出力手段としてのスピーカー13(23)と、参加者の様子を撮影して接続先に送信するために撮影装置、例えばビデオカメラ14(24)と、参加者の発言を集音して接続先に送信するためのマイクロフォン(マイクという)15(25)とを備えている。
図3は、テレビ会議用装置1、2の電気的構成を示すブロック図である。なお、図中、図2の構成と同一もしくは相当箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
図3において、プレゼンター側拠点Aには、プレゼンター側テレビ会議用装置1が配置され、また、レビューア側拠点Bには、レビュー側テレビ会議用装置2が配置されており、互いに前記ネットワーク4を介して接続されている。
前記プレゼンター側テレビ会議用装置1における装置本体部11は制御部18と通信部19を備えている。
前記制御部18は、図4に示すように、CPU181、ROM182、RAM183、音声認識部184、キーワード検出部185、認証部186、診断部187、データ取得部188、記憶部189等を備えている。
前記CPU181は、通信部19、ディスプレイ装置12、スピーカ13、ビデオカメラ14、マイク15等、テレビ会議用装置1の全体を統括制御する。例えば、受信部16で受信した接続先であるレビュー側テレビ会議用装置2からの映像情報と、情報サーバ3から取得した資料データとを合成処理するとともに、合成処理後の映像信号をディスプレイ装置12に送出してディスプレイ装置12に表示させたり、資料データが複数個存在する場合は各資料データのサムネイルを表示し、サムネイルの中から選択された資料データを表示したり、資料データをレビューア側テレビ会議用装置2や会議参加者の端末装置等、予め設定された送信先に送信したり、資料データに機密情報が含まれている場合は、プレゼンターの権限に応じて送信する資料データの一部を非表示にしたり、接続先から送信されてきた音声情報を受信部16で受信して、前記スピーカー13に送出する等の処理を行う。
前記ROM182は、CPU181を動作させるための動作プログラムなどが格納されたメモリであり、前記RAM183はCPU181が前記動作プログラムに従って動作する際の作業領域を提供するメモリである。
前記音声認識部184は、受信部16で受信された接続先からの音声情報を認識して文字に変換したり、マイク15で集音されたプレゼンターの音声情報を認識するものである。
前記キーワード検出部185は、前記音声認識部184で接続先からの音声情報が変換されたときの文字列の中に含まれているキーワードを検出するものである。キーワードの検出は、情報サーバ3に格納されている資料データと関連付けられたキーワードのリストを情報サーバ3から取得し、該キーワードが前記文字列の中に含まれているかどうかを検出することにより行えば良い。なお、検出されたキーワードは、デイスプレイ装置12に表示されるものとなされている。
前記認証部186は、プレゼンターの権限を検出するものである。各ユーザ毎の音声情報を含むユーザ情報と権限情報は記憶部189に予め格納されており、ユーザがキーワードを復唱したときに、音声認識部184によりプレゼンターの音声を認識し、記憶部189に格納されている各ユーザ毎の音声情報を比較することにより、プレゼンターを特定し、更にその権限を特定する。
前記判断部187は、前記キーワード検出部186により検出された少なくとも1個のキーワードが、プレゼンターによって発話復唱されたかどうかを判断したり、データ取得部188によって取得された資料データが複数個存在するかどうかを判断したり、資料データに機密情報が含まれているかどうかや、その他の判断を行う。なお、資料データに機密情報が含まれているかどうかは、資料データを情報サーバ3へ格納するときに、資料データに機密情報が含まれていることを示す情報を、資料データに付加しておき、この付加情報を参照することにより行えばよい。
前記データ取得部188は、キーワード検出部186により検出された少なくとも1個のキーワードがプレゼンターによって発話復唱されたことが、前記判断部187により判断された場合に、前記通信部19を介して、そのキーワードに対応する補足資料、参考資料等の資料データを情報サーバ3から取得するものである。
なお、前記データ取得部188が取得した資料データVは、図5に示すように、それぞれプレゼンター側のディスプレイ装置12およびレビューア側のディスプレイ装置22に表示され、さらに、プレゼンター側のディスプレイ装置12には、レビューア側の様子の映像V2が表示され、レビューア側のディスプレイ装置22には、プレゼンター側の様子の映像V1が表示される。
前記記憶部189は、各ユーザの音声情報やそのユーザの権限を示す権限情報を含むユーザ情報や、情報サーバ3から取得したキーワードに関連付けられた資料データ等を保存するものである。
なお、上述した音声認識部184、キーワード検出部185、認証部186、判断部187、データ取得部188は、前記CPU181の機能の一部として構成される。
一方、前記通信部19は受信部16と送信部17を備えている。前記受信部16は、接続先であるレビューア側テレビ会議用装置2や情報サーバ3から、映像情報、音声情報、資料データ等を受信する。また、前記送信部17は、レビューア側テレビ会議用装置2へビデオカメラ14で得られた映像情報、マイク15で集音された音声情報、情報サーバ3から取得した資料データ等を送信し、また、情報サーバ3へ資料データ等の取得要求を送信する。
レビューア側テレビ会議用装置2における装置本体部21は、制御部28と、接続先であるプレゼンター側テレビ会議用装置1や情報サーバ3との間でデータの授受を行う通信部29とを備えており、通信部29は、受信部26と、送信部27とを備えている。なお、各部の具体的構成は、プレゼンター側テレビ会議用装置1の各部の構成と同じであるので、説明は省略する。
つぎに、上記構成のテレビ会議システムを用いたテレビ会議の流れを説明する。
まず、テレビ会議の進行方法として、一般的に以下のようなケースが考えられる。
まず、冒頭にプレゼンターがプレゼンテーション用資料を基に、テレビ会議で議論する主テーマについて発表を行い、次にその発表内容についてレビューアが質問を行う場合である。
この時、レビューアが質問した発言が音声情報としてレビューア側テレビ会議用装置2からプレゼンター側テレビ会議用装置1に送信され、該プレゼンター側テレビ会議用装置1の音声認識部184で文字に変換されるとともに、変換された文字列の中に含まれているキーワード、即ち情報サーバ3に格納した資料データに関連付けて登録されたキーワードQが、キーワード検出部185により検出される。検出されたキーワードQは図6に示すように、プレゼンター側テレビ会議用装置1のディスプレイ装置12の画面に表示される。
なお、図6の画面では、キーワードQとして、例えば「コード行数」、「バグ件数」、「開発費用」が表示されている。
プレゼンターは、そのキーワードQを目視し、レビューアの発言(質問)に対して資料データを用いて説明する場合、資料データに対応する少なくとも一つのキーワードQを発話復唱する。発話内容は音声認識部184で音声認識されるとともに、発話されたそのキーワードQが、前記文字列に含まれているかどうかが判断部187により判断される。そして、発話されたそのキーワードQが、前記文字列に含まれていると判断された場合、換言すれば発話されたキーワードQが、ディスプレイ装置12の画面上に表示されたキーワードQの少なくとも一つと一致していると判断された場合には、データ取得部188は資料データが保管された情報サーバ3に対して、該キーワードQと関連付けされた資料データの取得を要求する。
前記情報サーバ3は、要求された資料データを要求元のプレセンター側テレビ会議用装置1に送信する。
資料データを取得したプレゼンター側テレビ会議用装置1は、その資料データをディスプレイ装置12の画面に表示するとともに、レビューア側テレビ会議用装置2に送信する。なお、プレゼンター側テレビ会議用装置1の制御に基づき、情報処理サーバ3により前記資料データがレビューア側テレビ会議用装置2に送信される構成であっても良い。
プレゼンターは、その資料データの情報を用いることにより、レビューアの質問に対して的確に回答することができ、とくに、前記プレゼンターがキーワードQを復唱した際、それを認識して関連する資料データを取得するように構成されているので、レビューアは、自身の質問内容に的確に対応した資料データが得られ、プレゼンターの説明に対して十分納得することができることになる。
ところで、前記キーワードQに関連付けされた資料データが情報サーバ3のデータベースに複数個存在することも考えられる。その場合には、情報サーバ3から取得した複数の資料データの例えば表紙頁等をサムネイルとして、プレセンター側テレビ会議用装置1のディスプレイ装置12に表示する。プレゼンターが、取得すべき資料データのサムネイルをタッチパネル等の図示しない操作部により選択すると、この選択された資料データがディスプレイ装置12の画面上に表示されるとともに、この資料データがレビューア側テレビ会議用装置2に直接に又は情報サーバ3を介して送信される。
また、必要な資料データをディスプレイ装置12,22の画面上に表示する際、該資料データの中に機密情報が含まれている場合も考えられる。その場合には、情報サーバ3から資料データを取得することならびにディスプレイ装置12,22の画面上に表示することを、プレゼンターの権限に応じて制限するようにすれば、機密情報の不用意な漏洩が防止される。
具体的には、プレゼンターが前記キーワードQを復唱する際、その発話データを基に、音声認証によってプレゼンターを特定するとともに、プレゼンターがどの程度の権限をもっているかを、記憶部189に保存されているユーザ情報から把握する。
例えば資料データの中に、機密情報としての予算や売り上げ高等の数字情報が含まれている場合には、例えば部長以上の役職のプレゼンターでない限り、資料データを表示させないようにしても良い。さらに、資料データの全て表示させないだけでなく、資料データの一部だけ、例えば機密情報が含まれている部分のみを非表示にしても良い。機密情報が含まれている部分のみを非表示にする方法としては、機密情報が含まれている部分のデータを除去した第1の資料データと、除去しない通常の第2の資料データの2種類を情報サーバ3に格納しておき、プレゼンターの権限に応じて前記第1の資料データまたは第2の資料データの取得を情報サーバ3に要求すればよい。
ところで、最近では、テレビ会議への参加者は、図7に示すように各自の端末として、例えばパソコン(ノートパソコン)112を各自が持参し、そのパソコン112の画面上でプレゼンターが配信した資料を閲覧しながら会議に参加するケースも多くなっている。このような場合、各パソコン112が社内のイントラネットに接続されていることが多い。
このような環境下でのテレビ会議では、資料データをテレビ会議用装置1,2のディスプレイ装置12,22の画面上だけでなく、各自のパソコン112にも配信し、レビューアが各自のパソコン112の画面上で前記資料データの情報を閲覧できるようにすればよい。電子メールにより送信しても良い。但し、前記機密情報が含まれる資料データは、レビューア側テレビ会議用装置2のみに送信し、参加者各自のパソコン112には配信しないようにするのが、機密情報の漏洩防止の観点から望ましい。。
図8は、テレビ会議用装置1の基本動作を示すフローチャートである。この動作は、CPU181がROM182等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
図8において、ステップS1では、テレビ会議中に、プレゼンターの発表に対して、接続先におけるレビューアの発言(質問)があったか否かを判断し、レビューアの発言がなければ(ステップS1でNO)、そのまま終了し、レビューアの発言があれば(ステップS1でYES)、ステップS2に進む。
ステップS2では、発話内容を音声認識により文字に変換するとともに、変換後の文字列からキーワードQを検出し、ステップS3で、検出したキーワードQをディスプレイ装置12の画面に表示し、ステップS4に進む。
ステップS4では、前記表示された少なくとも1つのキーワードQをプレゼンターが復唱したか否かを判断し、キーワードQをプレゼンターが復唱しなければ(ステップS4でNO)、復唱するのを待つ。キーワードQをプレゼンターが復唱すれば(ステップS4でYES)、ステップS5では、情報サーバ3からキーワードQに対応する資料データを取得して、ステップS6に進む。
ステップS6では、読み出した資料データが複数であるか否かを判断し、資料データが複数でなければ(ステップS6でNO)、ステップS7に進む。資料データが複数であれば(ステップS6でYES)、ステップS8で、複数の資料データをサムネイル表示し、ステップS9で、プレゼンターがサムネイル表示から選択した資料データを情報サーバ3から取得したのち、ステップS7に進む。
ステップS7では、資料データをディスプレイ装置12の画面に表示するとともに、接続先であるレビューア側テレビ会議用装置2及び/又は各会議参加者自身のパソコン112に配信したのち、処理を終了する。
図9は、前記資料データに機密情報が含まれている場合の処理を示すフローチャートである。なお、ステップS1〜S9については、図8のフローチャートと同じであるので、同一のステップ番号を付す。
図9において、ステップS1では、テレビ会議中に、プレゼンターの発表に対して、接続先におけるレビューアの発言(質問)があったか否かを判断し、レビューアの発言がなければ(ステップS1でNO)、そのまま終了し、レビューアの発言があれば(ステップS1でYES)、ステップS2に進む。
ステップS2では、発話内容を音声認識により文字に変換するとともに、変換後の文字列からキーワードQを検出し、ステップS3で、検出したキーワードQをディスプレイ装置12の画面に表示し、ステップS4に進む。
ステップS4では、前記表示された少なくとも1つのキーワードQをプレゼンターが復唱したか否かを判断し、キーワードQをプレゼンターが復唱しなければ(ステップS4でNO)、復唱するのを待つ。キーワードQをプレゼンターが復唱すれば(ステップS4でYES)、ステップS5では、情報サーバ3からキーワードQに対応する資料データを取得して、ステップS6に進む。
ステップS6では、読み出した資料データが複数であるか否かを判断し、資料データが複数でなければ(ステップS6でNO)、ステップS10に進む。資料データが複数であれば(ステップS6でYES)、ステップS8で、複数の資料データをサムネイル表示し、ステップS9で、プレゼンターがサムネイル表示から選択した資料データを情報サーバ3から取得したのち、ステップS10に進む。
ステップS10では、取得した資料データに機密情報が含まれているかどうかを判断し、機密情報が含まれていない場合は(ステップS10でNO)、ステップS7に進む。
機密情報が含まれている場合は(ステップS10でYES)、ステップS11で、プレゼンターに機密情報を表示しても良い権限があるかどうか(例えば部長以上の役職かどうか)を判断し、権限があれば(ステップS11でYES)、ステップS7に進み、権限がなければ(ステップS11でNO)、ステップS12に進む。
ステップS7では、資料データをディスプレイ装置12の画面に表示するとともに、接続先であるレビューア側テレビ会議用装置2及び/又は各会議参加者自身のパソコン112に配信したのち、処理を終了する。
一方、ステップS12では、資料データを非表示にし配信しないか、または機密情報部分を非表示にして資料データをディスプレイ装置12の画面に表示するとともに、接続先であるレビューア側テレビ会議用装置2及び/又は各会議参加者自身のパソコン112に配信したのち、処理を終了する。
1,2 テレビ会議用装置
3 情報サーバ
4 ネットワーク
12,22 ディスプレイ装置
13,23 スピーカ
14,24 ビデオカメラ
15,26 マイクロフォン
18,28 制御部
19,29 通信部
181 CPU
184 音声認識部
185 キーワード検出部
186 認証部
187 判断部
188 データ取得部
A,B 拠点
Q キーワード

Claims (13)

  1. 複数の拠点のそれぞれに設けられるとともに、互いにネットワークを介して接続されたプレゼンター側およびレビューア側テレビ会議用装置と、前記いずれかのテレビ会議用装置の内部もしくは前記ネットワーク上に設けられ、キーワードと関連付けて資料データが格納されている記憶装置と、を備えたテレビ会議システムであって、
    前記各テレビ会議用装置は、
    テレビ会議中の様子を撮影する撮影手段と、
    テレビ会議参加者の発言を集音する集音手段と、
    他方のテレビ会議用装置の前記集音手段で集音された音声情報を出力する音声出力手段と、
    他方のテレビ会議用装置との間で、前記撮影手段により撮影された映像情報及び前記集音手段により集音された音声情報を含むデータの授受を行う通信手段と、
    前記記憶装置に記憶されている資料データ、及び前記通信手段により送信されてきた映像情報を表示可能な表示手段と、
    を備え、
    前記プレゼンター側テレビ会議用装置は、さらに、
    前記通信手段によりレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた音声情報を文字に変換する音声認識手段と、
    前記音声認識手段により変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたと判断された場合は、前記キーワードに対応する資料データを前記記憶装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された資料データを前記表示手段に表示するとともに、前記通信手段を介して所定の送信先に送信する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするテレビ会議システム。
  2. 前記判断手段は、前記キーワードに対応する資料データが複数存在するか否かを判断し、
    前記制御手段は、前記資料データが複数存在すると判断された場合には、各資料データのサムネイルを前記表示手段に表示するとともに、表示された複数の資料データのサムネイルの中からのプレゼンターによって選択された資料データを、前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する請求項1に記載のテレビ会議システム。
  3. 前記判断手段は、前記資料データに機密情報が含まれているかどうかを判断するとともに、プレゼンターのセキュリティレベルを判断し、
    前記判断手段により資料データに機密情報が含まれていると判断された場合は、制御手段は、前記プレゼンターが所定レベル以上の権限を有している場合に限り、前記文書データを前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する請求項1または2に記載のテレビ会議システム。
  4. 前記資料データの一部に機密情報が含まれている場合には、前記制御手段は、機密情報部分を非表示にして前記文書データを前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する請求項3に記載のテレビ会議システム。
  5. 前記資料データが送信される所定の送信先は、レビューア側テレビ会議用装置及び/又は会議の参加者の端末装置である請求項1〜4のいずれかに記載のテレビ会議システム。
  6. 前記制御手段は、前記資料データに機密情報が含まれている場合には、該資料データをレビューア側テレビ会議用装置のみに送信する請求項5に記載のテレビ会議システム。
  7. ネットワークを介してレビューア側テレビ会議用装置と接続されたプレゼンター側のテレビ会議用装置であって、
    前記レビューア側テレビ会議用装置との間で、撮影手段により撮影された映像情報及び集音手段により集音された音声情報を含むデータの授受を行う通信手段と、
    自装置に内蔵されもしくは前記ネットワーク上に設けられ、キーワードと関連付けて資料データが格納されている記憶装置に記憶されている前記資料データ、及び前記通信手段によりレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた映像情報を表示可能な表示手段と、
    前記通信手段によりレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた音声情報を文字に変換する音声認識手段と、
    前記音声認識手段により変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたと判断された場合は、前記キーワードに対応する資料データを前記記憶装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された資料データを前記表示手段に表示するとともに、前記通信手段を介して所定の送信先に送信する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするテレビ会議用装置。
  8. 前記判断手段は、前記キーワードに対応する資料データが複数存在するか否かを判断し、
    前記制御手段は、前記資料データが複数存在すると判断された場合には、各資料データのサムネイルを前記表示手段に表示するとともに、表示された複数の資料データのサムネイルの中からのプレゼンターによって選択された資料データを、前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する請求項7に記載のテレビ会議用装置。
  9. 前記判断手段は、前記資料データに機密情報が含まれているかどうかを判断するとともに、プレゼンターのセキュリティレベルを判断し、
    前記判断手段により資料データに機密情報が含まれていると判断された場合は、制御手段は、前記プレゼンターが所定レベル以上の権限を有している場合に限り、前記資料データを前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する請求項7または8に記載のテレビ会議用装置。
  10. 前記資料データの一部に、機密情報が含まれている場合には、前記制御手段は、機密情報部分を非表示にして前記資料データを前記表示手段に表示しかつ所定の送信先に送信する請求項9に記載のテレビ会議用装置。
  11. 前記資料データが送信される所定の送信先は、レビューア側テレビ会議用装置及び/又は会議の参加者の端末装置である請求項7〜10のいずれかに記載のテレビ会議用装置。
  12. 前記制御手段は、前記資料データに機密情報が含まれている場合には、該資料データをレビューア側テレビ会議用装置のみに送信する請求項11に記載のテレビ会議用装置。
  13. ネットワークを介してレビューア側テレビ会議用装置と接続されたプレゼンター側のテレビ会議用装置のコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記レビューア側テレビ会議用装置との間で、撮影手段により撮影された映像情報及び集音手段により集音された音声情報を含むデータの授受を行う通信ステップと、
    自装置に内蔵されもしくは前記ネットワーク上に設けられ、キーワードと関連付けて資料データが格納されている記憶装置に記憶されている前記資料データ、及び前記通信ステップにおいてレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた映像情報を表示手段に表示する表示ステップと、
    前記通信ステップにおいてレビューア側テレビ会議用装置から送信されてきた音声情報を文字に変換する音声認識ステップと、
    前記音声認識ステップにおいて変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたかどうかを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて、前記変換された文字に含まれるキーワードがプレゼンターによって発話されたと判断された場合は、前記キーワードに対応する資料データを前記記憶装置から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された資料データを前記表示手段に表示するとともに、前記通信手段を介して所定の送信先に送信する制御ステップと、
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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