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JPH106508A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

Info

Publication number
JPH106508A
JPH106508A JP15936196A JP15936196A JPH106508A JP H106508 A JPH106508 A JP H106508A JP 15936196 A JP15936196 A JP 15936196A JP 15936196 A JP15936196 A JP 15936196A JP H106508 A JPH106508 A JP H106508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
ink jet
pads
ink
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15936196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Sonoda
康英 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15936196A priority Critical patent/JPH106508A/ja
Publication of JPH106508A publication Critical patent/JPH106508A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ等の出力機器として使用される
インクジェット記録ヘッドにおいて、小型で組立工数が
少なく、印字品質にすぐれ、ノズル表面を清掃するブレ
ード性が良いインクジェット記録ヘッドを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 記録ヘッド24の壁面にノズル板25が
装着される。記録ヘッド24の表面の少なくとも3辺に
パッド24aが多数形成される。インクの吐出信号を伝
達する電気回路基板(FPC)43のパッド43aを記
録ヘッド24のパッド24aに対向させ、バンプ47に
より一括してボンディングする。ノズル板25と記録紙
13の距離Lを短縮して印字品質の向上を図れ、またノ
ズル板25表面のブレード性にすぐれた小型コンパクト
なインクジェット記録ヘッドを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体にインク
を吐出し画像を記録するインクジェット記録ヘッドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタは記録時
の静粛性、高速記録が可能、カラー化が容易といった点
から家庭用、オフィス用コンピュータの出力用プリンタ
として広く利用されるようになってきた。このようなイ
ンクジェットプリンタはインクを小滴化し、飛翔させ、
記録紙に付着させて記録を行うもので、小滴の発生法や
飛翔方向の制御法によってコンティニアス方式とオンデ
マンド方式に大別される。
【0003】コンティニアス方式は、例えば米国特許第
3060429号に開示されている方式であって、イン
クの小滴化を静電吸引的に行い、発生した小滴を記録信
号に応じて電界制御し、記録紙上に小滴を選択的に付着
させて記録を行うものであり、小滴の発生には高電圧を
要し、マルチノズル化が困難であるので高速記録には不
適である。
【0004】オンデマンド方式は例えば米国特許第34
747120号に開示されている方式で、小滴を吐出す
るノズル孔を有する記録ヘッドに付設されているピエゾ
振動素子に電気的な記録信号を付加し、この電気信号を
ピエゾ振動素子の機械的振動に変え、機械的振動に従っ
てノズル孔より小滴を吐出させて記録紙に付着させるこ
とで記録を行うものであり、オンデマンドでインクをノ
ズル孔より吐出して記録を行うため、コンティニアス方
式のように吐出飛翔する小滴の中、画像の記録に要さな
かった小滴を回収することが不要であるため、シンプル
な構成が可能である。一方、記録ヘッドの加工の困難さ
や、ピエゾ振動素子の小型化が極めて困難でマルチノズ
ル化が難しく、ピエゾ素子の機械振動という機械的エネ
ルギーで小滴の飛翔を行うので高速記録に向かない等の
欠点を有していた。
【0005】オンデマンド方式の他の例として米国特許
第3179042号に開示されている方式は、ピエゾ振
動素子等の手段による機械振動エネルギーを利用する代
わりに、熱エネルギーを利用することが記載されてい
る。機械的振動エネルギーを利用する方式と比較してエ
ネルギー変換効率が高い、マルチノズル化が容易である
といった特徴がある。特に最近のコンピュータディスプ
レイのカラー化に伴って、出力装置であるプリンタもカ
ラー化が要求され、前述のような理由から熱エネルギー
を利用したインクジェットプリンタが急速に伸びてい
る。
【0006】以下、従来のインクジェットプリンタ用記
録ヘッド部について説明する。図6は、従来のカラーイ
ンクジェット記録装置の記録ヘッドの正面図、図7は同
断面図である。図6において、記録ヘッド1の表面には
ノズル板2が装着されている。ノズル板2にはインクを
吐出するノズル孔3が左右2列で多数個形成されてお
り、また記録ヘッド1の壁面の両側部にはパッド4が多
数並設されている。
【0007】図7において、記録ヘッド1はインク供給
部材6の前面に配置されている。インク供給部材6およ
び記録ヘッド1には、インク流路7,8が形成されてい
る。9は記録ヘッド1に記録信号を伝達する電気回路基
板であって、そのパッド10と記録ヘッド1のパッド4
は、ワイヤ11により接続され、またワイヤ11は保護
用の樹脂12で封止されている。記録紙13はノズル板
2に対向した位置にあり、ノズル板2のノズル孔3から
インクが吐出されて記録が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6において、印字品
質を向上させるためには、ノズル孔3やパッド4の個数
を多くしなければならない。しかしながら図7に示すよ
うに、パッド4は電気回路基板9のパッド10とワイヤ
ボンディング技術によりワイヤ11で1個づつ接続して
いかねばならないため、パッド4の個数が多くなるとワ
イヤ11による接続作業に多大な時間を要し、組立作業
性があがらないという問題点があった。
【0009】また印字品質を良くするためには、ノズル
板2と記録紙13の距離Lをできるだけ短縮して、イン
クの着弾精度を向上させる必要があるが、上記従来の構
成では、記録ヘッド1の壁面にワイヤ11や樹脂12を
設けねばならないため、距離Lはかなり大きくなり、こ
のことが印字品質の向上を阻害する一因となっていた。
【0010】したがって本発明は、組立てが簡単で、し
かも印字品質の向上を図れるインクジェット記録ヘッド
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、イ
ンクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、この記録
ヘッドに記録信号を伝達する電気回路基板とを備えたイ
ンクジェット記録ヘッドであって、前記電気回路基板の
パッドを前記記録ヘッドの表面の少なくとも3辺に設け
られたパッドに対向させて接着した。
【0012】請求項2の本発明は、前記電気回路基板の
パッドと前記記録ヘッドのパッドをバンプを介して接着
した。
【0013】請求項3の本発明は、前記電気回路基板の
パッドと前記記録ヘッドのバンプを異方性導電シートを
介して接着した。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明によれば、電気回路基板の
パッドを記録ヘッドのパッドに対向させて一括してボン
ディングできるので、組立性が向上し、またパッドを少
なくとも3辺に設けたので小型化できる。またワイヤや
ワイヤ封止用の樹脂を不要にできるので、記録ヘッドを
記録紙に近づけることが可能となり、インクの着弾精度
の向上、ひいては印字品質の向上を図れる。
【0015】以下、本発明の一実施の形態を図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によ
るカラーインクジェット記録装置の斜視図、図2は同カ
ラーインクジェット記録装置のヘッド部の斜視図、図3
は同カラーインクジェット記録装置の記録ヘッドをFP
Cに接続した状態を示す拡大図、図4は同カラーインク
ジェット記録装置の記録ヘッドの電気的接続構造の断面
図である。
【0016】図1に示すように、キャリッジ21はシャ
フト22に案内されてプラテン23の長手方向Xに往復
動するようになっている。キャリッジ21には記録ヘッ
ド(後述)を保持固定したヘッド部40が着脱自在に取
りつけてあり、記録ヘッド24(図2)の各色に対応し
て、インクタンク26(6BK、6C、6M、6Y)が
装着、固定されている。インクタンク26には、例えば
ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインク
が貯留されており、必要に応じて記録ヘッドに供給され
る。
【0017】図2においてヘッド部40は、インク流路
を形成したインク供給部材41と、電気回路を形成した
可撓性を有する電気回路基板(以下FPCと略称する)
43に複数の記録ヘッド24等が取りつけられた電気基
板アッセイ42から構成されている。記録ヘッド24の
前面には、ノズル板25が各々設けられ、各ノズル板2
5には複数個のノズル孔25aが千鳥状に二列に形成さ
れている。
【0018】図3は記録ヘッド24をFPC43に接続
した状態示す拡大図である。記録ヘッド24の表面部に
は、ヒーターあるいは電極等のインク加熱手段が設けら
れており(図示せず)、記録ヘッド24の表面の少なく
とも3辺、望ましくは4辺にインク加熱手段へ通じるパ
ッド24aが配置されている。パッド24aは、二列に
並ぶインク加熱手段と平行な辺はもちろん、垂直な辺に
も配置されているため、パッド24aの数が多いにもか
かわらず小型の記録ヘッド24になっている。
【0019】記録ヘッド24の上にはノズル板25が貼
り合わされており、ノズル板25は、インク加熱手段の
真上にノズル孔25aがくるように位置決めされた後、
アクリル系の接着樹脂で固定される。図4に示すよう
に、記録ヘッド24のパッド24aとFPC43のパッ
ド43aは対向して接続されており、画像データに基づ
いてインク加熱手段を駆動することによりインク内に気
泡を発生させ、その気泡の体積膨脹によりその前面に設
けたノズル孔25aからインク滴を飛翔させ、記録媒体
上にインクのドットパターンからなる画像を形成してい
く。なお、このパッド24aの数がさらに多い場合や、
配置ピッチが狭い場合は、パッド24aを千鳥状に配置
することで記録ヘッド24を小型コンパクトに構成でき
る。
【0020】次にパッド24aとパッド43aの電気的
接続方法について説明する。図4において、記録ヘッド
24は本体ブロック41の前面に設けられている。記録
ヘッド24のパッド24aとFPC43のパッド43a
が対向しているために、いわゆるフリップチップ実装工
法を採用することができる。フリップチップ実装をする
ために、FPC43には記録ヘッド24の少なくともノ
ズル孔25a列を露出させる角穴44(図3)が形成さ
れ、その角穴44の周囲に記録ヘッド24のパッド24
aと対向するパッド43aが配置されている。フリップ
チップ実装工法は、記録ヘッド24のパッド24a上に
はんだや金といった低電気抵抗の金属のボール(バン
プ)47を形成し、対向したFPC43の接続パッド4
3aと接続させるものである。また、逆にFPC43の
接続パッド43a上に同様のバンプ47を形成しても良
い。その後、機械的および化学的負荷から保護するため
に記録ヘッド24とFPC43の間に紫外線硬化型樹脂
(UV樹脂)48を充填する。
【0021】この接続方法によれば、多数個のパッド2
4aとパッド43aを一括してボンディングできる。ま
た図7に示す従来例のように、ワイヤやワイヤ封止用の
樹脂を必要としないので、ノズル板25と記録紙13の
距離Lを短くし、インクの着弾精度すなわち印字品質を
向上させることができる。さらには、記録ヘッド24と
記録紙13の間に障害物がないので、ノズル板25の表
面をゴム等の弾性部材で清掃する作業を容易に行うこと
ができる。
【0022】図5は、本発明の他の実施の形態によるカ
ラーインクジェット記録装置の記録ヘッドの電気的接続
構造の断面図である。このものは、テープ状の樹脂の中
に微細な導電粒子49を配合し、厚み方向には導電性を
持たせ、面方向には絶縁性を持たせた異方性導電シート
50を記録ヘッド24のパッド24aとFPC43のパ
ッド43aの間に挟んで熱硬化させている。したがって
このものも図4に示す実施の形態と同様の作用効果が得
られる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、記録ヘッドの表面の少なくと
も3辺に設けられたパッドに電気回路基板のパッドを対
向させ、パッド同士をバンプや異方性導電シートなどに
より一括してボンディングするようにしているので、組
立性を大巾に向上させ、かつ小型コンパクトに構成する
ことができる。またノズルと記録紙との距離を短縮でき
るので、インクの着弾精度すなわち印字品質の向上を実
現でき、さらにはノズル表面のブレード性にすぐれ、ノ
ズル表面の清掃を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるカラーインクジェ
ット記録装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態によるカラーインクジェ
ット記録装置のヘッド部の斜視図
【図3】本発明の一実施の形態によるカラーインクジェ
ット記録装置の記録ヘッドをFPCに接続した状態を示
す拡大図
【図4】本発明の一実施の形態によるカラーインクジェ
ット記録装置の記録ヘッドの電気的接続構造の断面図
【図5】本発明の他の実施の形態によるカラーインクジ
ェット記録装置の記録ヘッドの電気的接続構造の断面図
【図6】従来のカラーインクジェット記録装置の記録ヘ
ッドの正面図
【図7】従来のカラーインクジェット記録装置の記録ヘ
ッドの断面図
【符号の説明】
21 キャリッジ 22 シャフト 23 プラテン 24 記録ヘッド 24a パッド 25 ノズル板 25a ノズル孔 40 ヘッド部 43 FPC 43a パッド 47 バンプ 48 紫外線硬化型樹脂 49 導電粒子 50 異方性導電シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを吐出するノズルを有する記録ヘッ
    ドと、この記録ヘッドに記録信号を伝達する電気回路基
    板とを備えたインクジェット記録ヘッドであって、前記
    電気回路基板のパッドを前記記録ヘッドの表面の少なく
    とも3辺に設けられたパッドに対向させて接着したこと
    を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】前記電気回路基板のパッドと前記記録ヘッ
    ドのパッドをバンプを介して接着したことを特徴とする
    請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】前記電気回路基板のパッドと前記記録ヘッ
    ドのバンプを異方性導電シートを介して接着したことを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
JP15936196A 1996-06-20 1996-06-20 インクジェット記録ヘッド Pending JPH106508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15936196A JPH106508A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 インクジェット記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

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JP15936196A JPH106508A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 インクジェット記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH106508A true JPH106508A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15692170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15936196A Pending JPH106508A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 インクジェット記録ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH106508A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472463B1 (ko) * 2002-07-15 2005-03-08 삼성전자주식회사 잉크젯 프린트 헤드

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