JPH1051449A - 移動計算機サポートシステム、その管理サーバ、その端末及びアドレス変換方法 - Google Patents
移動計算機サポートシステム、その管理サーバ、その端末及びアドレス変換方法Info
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- JPH1051449A JPH1051449A JP8204720A JP20472096A JPH1051449A JP H1051449 A JPH1051449 A JP H1051449A JP 8204720 A JP8204720 A JP 8204720A JP 20472096 A JP20472096 A JP 20472096A JP H1051449 A JPH1051449 A JP H1051449A
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- H04L69/161—Implementation details of TCP/IP or UDP/IP stack architecture; Specification of modified or new header fields
- H04L69/162—Implementation details of TCP/IP or UDP/IP stack architecture; Specification of modified or new header fields involving adaptations of sockets based mechanisms
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- Databases & Information Systems (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】計算機の移動等により通信プロトコルアドレス
を動的に変化させなければならないときにも通信を可能
とする。 【解決手段】PC101aは、移動したときに、変更後
の現在アドレスを、PC101aのホームアドレスと共
にAMS102に通知する。AMS102は、各端末の
ホームアドレスと現在アドレスとを対応させてアドレス
対応テーブル501に記憶する。PC101cは、PC
101aと情報を送受信するときに、当該情報にPC1
01aのホームアドレスが付加されている場合に、当該
情報をソケットフック処理201により横取りする。ソ
ケットフック処理201は、PC101aのホームアド
レスによりPC101aの最新の現在アドレスを、AM
S102に問い合わせ、情報に付加されているPC10
1aのホームアドレスを、問い合わせた最新の現在アド
レスに変換し、変換後の情報をソケット処理202に送
出する。
を動的に変化させなければならないときにも通信を可能
とする。 【解決手段】PC101aは、移動したときに、変更後
の現在アドレスを、PC101aのホームアドレスと共
にAMS102に通知する。AMS102は、各端末の
ホームアドレスと現在アドレスとを対応させてアドレス
対応テーブル501に記憶する。PC101cは、PC
101aと情報を送受信するときに、当該情報にPC1
01aのホームアドレスが付加されている場合に、当該
情報をソケットフック処理201により横取りする。ソ
ケットフック処理201は、PC101aのホームアド
レスによりPC101aの最新の現在アドレスを、AM
S102に問い合わせ、情報に付加されているPC10
1aのホームアドレスを、問い合わせた最新の現在アド
レスに変換し、変換後の情報をソケット処理202に送
出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機に割り当て
られた、ネットワーク上の接続される位置により決定さ
れる通信プロトコルアドレスを指定して通信するコンピ
ュータネットワークシステムに関する。特に、計算機の
移動等により通信プロトコルアドレスを動的に変化させ
なければならないときに、その通信プロトコルアドレス
の変化に伴う種々の影響を既存のアプリケーションプロ
グラムに与えることなく通信を可能とするものである。
られた、ネットワーク上の接続される位置により決定さ
れる通信プロトコルアドレスを指定して通信するコンピ
ュータネットワークシステムに関する。特に、計算機の
移動等により通信プロトコルアドレスを動的に変化させ
なければならないときに、その通信プロトコルアドレス
の変化に伴う種々の影響を既存のアプリケーションプロ
グラムに与えることなく通信を可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットのネットワークシ
ステムにおいて、計算機に対してユニークに割り当てら
れた名前(ドメイン名)を問い合わせることにより、こ
の計算機の通信プロトコルアドレス(IPアドレス)を
提供するドメインネームシステム(以下、DNSと略称
する)が運用されている。このDNSでは、計算機の名
前とその通信プロトコルアドレスとをデータベースに登
録しておき、計算機の名前から通信プロトコルアドレス
を検索できるようにしている。
ステムにおいて、計算機に対してユニークに割り当てら
れた名前(ドメイン名)を問い合わせることにより、こ
の計算機の通信プロトコルアドレス(IPアドレス)を
提供するドメインネームシステム(以下、DNSと略称
する)が運用されている。このDNSでは、計算機の名
前とその通信プロトコルアドレスとをデータベースに登
録しておき、計算機の名前から通信プロトコルアドレス
を検索できるようにしている。
【0003】このDNSを適用したネットワークシステ
ム環境において、計算機の移動等により、計算機のネッ
トワーク上に接続される位置が変更され、計算機に割り
当てられた通信プロトコルアドレスを変更しなければな
らないときには、DNSの検索データベースに登録され
た計算機の名前から検索される通信プロトコルアドレス
を修正している。データベースの修正をした後は、DN
Sを利用して通信相手の計算機の名前からその計算機の
変更された通信プロトコルアドレスを取得することがで
きる。このため、アプリケーションプログラム(以下、
APと略称する)において、通信相手の計算機の通信プ
ロトコルアドレスが変更されても通信を行うことができ
る。
ム環境において、計算機の移動等により、計算機のネッ
トワーク上に接続される位置が変更され、計算機に割り
当てられた通信プロトコルアドレスを変更しなければな
らないときには、DNSの検索データベースに登録され
た計算機の名前から検索される通信プロトコルアドレス
を修正している。データベースの修正をした後は、DN
Sを利用して通信相手の計算機の名前からその計算機の
変更された通信プロトコルアドレスを取得することがで
きる。このため、アプリケーションプログラム(以下、
APと略称する)において、通信相手の計算機の通信プ
ロトコルアドレスが変更されても通信を行うことができ
る。
【0004】従来、このDNSの検索データベースの変
更は、データベース編集プログラムを使用して人手で行
っていたが、オンラインでDNSの検索データベースを
動的に変更させる動的DNS(以下、DDNSと略称す
る)プロトコルの標準化作業がインターネット上の標準
化グループであるIETF(Internet Enginnering Tas
k Force)によって進められている。このDDNSで
は、検索データベースと、クライアント端末から検索デ
ータベースにアクセスさせるための機能とを備えるDD
NSサーバ計算機を有し、ユーザがDDNSサーバ計算
機の検索データベースにアクセスし、通信プロトコルア
ドレスを変更することが可能である。
更は、データベース編集プログラムを使用して人手で行
っていたが、オンラインでDNSの検索データベースを
動的に変更させる動的DNS(以下、DDNSと略称す
る)プロトコルの標準化作業がインターネット上の標準
化グループであるIETF(Internet Enginnering Tas
k Force)によって進められている。このDDNSで
は、検索データベースと、クライアント端末から検索デ
ータベースにアクセスさせるための機能とを備えるDD
NSサーバ計算機を有し、ユーザがDDNSサーバ計算
機の検索データベースにアクセスし、通信プロトコルア
ドレスを変更することが可能である。
【0005】また、計算機が移動して別のネットワーク
に接続したときに、DHCP(Dynamic Host Configura
tion Protocol)のサーバ等から、移動した計算機に新
たにアドレスを割り当てて、この新たにアドレスを割り
当てたホスト計算機に対する通信を、VIP(Virtuarl
Internet Protocol)を実装したルータ装置やホスト計
算機により、サポートする方法が上述のIETFワーク
グループにおいて提案されている。
に接続したときに、DHCP(Dynamic Host Configura
tion Protocol)のサーバ等から、移動した計算機に新
たにアドレスを割り当てて、この新たにアドレスを割り
当てたホスト計算機に対する通信を、VIP(Virtuarl
Internet Protocol)を実装したルータ装置やホスト計
算機により、サポートする方法が上述のIETFワーク
グループにおいて提案されている。
【0006】その他、このような移動した計算機が通信
できるシステムに関しては、特開平7−170286号
公報に記載されている技術がある。この従来技術では、
移動度支援境界ルータ(MSBR)と移動度支援ルータ
(MSR)とから構成されるネットワークシステムにお
いて、新たにアドレスを割り当てられたホスト計算機に
対する通信をサポートする機能を実現している。
できるシステムに関しては、特開平7−170286号
公報に記載されている技術がある。この従来技術では、
移動度支援境界ルータ(MSBR)と移動度支援ルータ
(MSR)とから構成されるネットワークシステムにお
いて、新たにアドレスを割り当てられたホスト計算機に
対する通信をサポートする機能を実現している。
【0007】また、同様な公知例としては、特開平7−
129488号公報に記載されている移動端末管理装置
がある。この従来技術では、ホーム位置管理装置とビジ
ター位置管理装置と構内位置管理装置とによって移動し
た計算機に対する通信をサポートしている。
129488号公報に記載されている移動端末管理装置
がある。この従来技術では、ホーム位置管理装置とビジ
ター位置管理装置と構内位置管理装置とによって移動し
た計算機に対する通信をサポートしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、以下に示すような課題がある。
と、以下に示すような課題がある。
【0009】上述したDDNSでは、計算機に備えるア
プリケーションプログラム(以下、APと略称する)が
通信相手の計算機の名前から通信プロトコルアドレスを
検索するロジックを備えていなければならない。言い換
えれば、APが、DDNS対応のソフトでない場合に
は、DDNSを利用することができない。
プリケーションプログラム(以下、APと略称する)が
通信相手の計算機の名前から通信プロトコルアドレスを
検索するロジックを備えていなければならない。言い換
えれば、APが、DDNS対応のソフトでない場合に
は、DDNSを利用することができない。
【0010】また、上述した特開平7−170286号
公報および特開平7−129488号公報に記載されて
いる移動した計算機では、計算機のオペレーティングシ
ステムを作り直さなければならなず、また、既存のルー
タ等のネットワーク中継装置を変更する必要がある。
公報および特開平7−129488号公報に記載されて
いる移動した計算機では、計算機のオペレーティングシ
ステムを作り直さなければならなず、また、既存のルー
タ等のネットワーク中継装置を変更する必要がある。
【0011】従来技術では、上記のような問題がある。
【0012】そこで、本発明では、移動計算機サポート
システムにおいて、既存のルータ等のネットワーク中継
装置を変更することなく、また、その通信プロトコルア
ドレスの変化に伴う種々の影響を既存のアプリケーショ
ンプログラムに与えることなく、計算機の移動等により
通信プロトコルアドレスを動的に変化させなければなら
ないときに通信を可能とすることを目的とする。また、
移動計算機サポートシステムにおいて、計算機の移動等
により通信プロトコルアドレスを動的に変化させなけれ
ばならないときに、既存の設備を有効利用し、通信を可
能とすることを他の目的とする。
システムにおいて、既存のルータ等のネットワーク中継
装置を変更することなく、また、その通信プロトコルア
ドレスの変化に伴う種々の影響を既存のアプリケーショ
ンプログラムに与えることなく、計算機の移動等により
通信プロトコルアドレスを動的に変化させなければなら
ないときに通信を可能とすることを目的とする。また、
移動計算機サポートシステムにおいて、計算機の移動等
により通信プロトコルアドレスを動的に変化させなけれ
ばならないときに、既存の設備を有効利用し、通信を可
能とすることを他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に、本発明は、第1のネットワークをホームネットワー
クとする第1の端末と、第2のネットワークをホームネ
ットワークとする第2の端末と、端末ごとに、前記ホー
ムネットワークに接続されたときに割り当てられるホー
ムアドレスと、前記ホームネットワークと異なる他のネ
ットワークに接続されたときに割り当てられる現在アド
レスとを対応させて記憶する記憶手段を備える管理サー
バとを有し、前記第1の端末は、当該第1の端末に前記
現在アドレスが割り当てられたときに、当該現在アドレ
スを、当該第1の端末のホームアドレスと共に前記管理
サーバに通知する通知手段を備え、前記第2の端末は、
前記第2のネットワークに対して情報を送受信する際
に、予め定められたプロトコルに従って処理を行うプロ
トコル処理手段と、前記プロトコル処理手段を介して前
記第1の端末と情報を送受信するアプリケーションプロ
グラムと、前記アプリケーションプログラムが前記プロ
トコル処理手段を介して前記第1の端末に情報を送信す
るときに、当該アプリケーションプログラムから当該プ
ロトコル処理手段に対して情報を送信する際に、当該情
報に前記第1の端末のホームアドレスが付加されている
場合に、当該情報を横取りする横取り手段と、前記横取
り手段により横取りされた情報に付加されている、当該
第1の端末のホームアドレスにより前記管理サーバに当
該第1の端末の最新の現在アドレスを問い合わせ、当該
第1の端末の最新の現在アドレスの応答を前記管理サー
バより受ける問い合わせ手段と、前記横取り手段により
横取りされた情報に付加されている、当該第1の端末の
ホームアドレスを、前記問い合わせ手段により受けられ
た、当該第1の端末の最新の現在アドレスに変換する変
換手段とを備え、前記横取り手段は、前記横取りした、
前記変換手段により前記最新の現在アドレスに変換され
た情報を前記プロトコル処理手段に送出し、前記管理サ
ーバは、前記通知手段により前記現在アドレスの通知が
あったときに、前記記憶手段の、当該第1の端末のホー
ムアドレスに対応する現在アドレスの記憶領域に、当該
通知された現在アドレスを登録する登録手段と、前記問
い合わせ手段により前記第1の端末の最新の現在アドレ
スの問い合わせがあったときに、当該問い合わせ手段に
対して応答するために、前記記憶手段に記憶されてい
る、前記第1の端末のホームアドレスに対応する、前記
第1の端末の現在アドレスを送信する応答手段とを備え
る。
に、本発明は、第1のネットワークをホームネットワー
クとする第1の端末と、第2のネットワークをホームネ
ットワークとする第2の端末と、端末ごとに、前記ホー
ムネットワークに接続されたときに割り当てられるホー
ムアドレスと、前記ホームネットワークと異なる他のネ
ットワークに接続されたときに割り当てられる現在アド
レスとを対応させて記憶する記憶手段を備える管理サー
バとを有し、前記第1の端末は、当該第1の端末に前記
現在アドレスが割り当てられたときに、当該現在アドレ
スを、当該第1の端末のホームアドレスと共に前記管理
サーバに通知する通知手段を備え、前記第2の端末は、
前記第2のネットワークに対して情報を送受信する際
に、予め定められたプロトコルに従って処理を行うプロ
トコル処理手段と、前記プロトコル処理手段を介して前
記第1の端末と情報を送受信するアプリケーションプロ
グラムと、前記アプリケーションプログラムが前記プロ
トコル処理手段を介して前記第1の端末に情報を送信す
るときに、当該アプリケーションプログラムから当該プ
ロトコル処理手段に対して情報を送信する際に、当該情
報に前記第1の端末のホームアドレスが付加されている
場合に、当該情報を横取りする横取り手段と、前記横取
り手段により横取りされた情報に付加されている、当該
第1の端末のホームアドレスにより前記管理サーバに当
該第1の端末の最新の現在アドレスを問い合わせ、当該
第1の端末の最新の現在アドレスの応答を前記管理サー
バより受ける問い合わせ手段と、前記横取り手段により
横取りされた情報に付加されている、当該第1の端末の
ホームアドレスを、前記問い合わせ手段により受けられ
た、当該第1の端末の最新の現在アドレスに変換する変
換手段とを備え、前記横取り手段は、前記横取りした、
前記変換手段により前記最新の現在アドレスに変換され
た情報を前記プロトコル処理手段に送出し、前記管理サ
ーバは、前記通知手段により前記現在アドレスの通知が
あったときに、前記記憶手段の、当該第1の端末のホー
ムアドレスに対応する現在アドレスの記憶領域に、当該
通知された現在アドレスを登録する登録手段と、前記問
い合わせ手段により前記第1の端末の最新の現在アドレ
スの問い合わせがあったときに、当該問い合わせ手段に
対して応答するために、前記記憶手段に記憶されてい
る、前記第1の端末のホームアドレスに対応する、前記
第1の端末の現在アドレスを送信する応答手段とを備え
る。
【0014】第1の端末の通知手段は、当該第1の端末
に前記現在アドレスが割り当てられたときに、当該現在
アドレスを、当該第1の端末のホームアドレスと共に前
記管理サーバに通知する。
に前記現在アドレスが割り当てられたときに、当該現在
アドレスを、当該第1の端末のホームアドレスと共に前
記管理サーバに通知する。
【0015】管理サーバの登録手段は、前記通知手段に
より前記現在アドレスの通知があったときに、前記記憶
手段の、当該第1の端末のホームアドレスに対応する現
在アドレスの記憶領域に、当該通知された現在アドレス
を登録する。このようにすることで、管理サーバが常に
最新の現在アドレスを持つことになる。
より前記現在アドレスの通知があったときに、前記記憶
手段の、当該第1の端末のホームアドレスに対応する現
在アドレスの記憶領域に、当該通知された現在アドレス
を登録する。このようにすることで、管理サーバが常に
最新の現在アドレスを持つことになる。
【0016】第2の端末の横取り手段は、アプリケーシ
ョンプログラムが前記プロトコル処理手段を介して前記
第1の端末に情報を送信するときに、当該情報に前記第
1の端末のホームアドレスが付加されている場合に、当
該情報を前記アプリケーションプログラムから横取りす
る。そして、問い合わせ手段は、横取り手段により横取
りされた情報に付加されている、当該第1の端末のホー
ムアドレスにより前記管理サーバに当該第1の端末の最
新の現在アドレスを問い合わせ、当該第1の端末の最新
の現在アドレスの応答を前記管理サーバより受ける。こ
の管理サーバからの応答により、移動した端末の現在ア
ドレスを知ることができる。変換手段は、横取り手段に
より横取りされた情報に付加されている、当該第1の端
末のホームアドレスを、前記問い合わせ手段により受け
られた、当該第1の端末の最新の現在アドレスに変換す
る。この変換により、端末が移動した結果、接続される
ネットワークの変更によってアドレスが異なってしまう
端末との通信が実現できる。また、変換後に、横取り手
段は、前記横取りした、前記変換手段により前記最新の
現在アドレスに変換された情報を前記プロトコル処理手
段に送出し、プロトコル処理手段では、第2のネットワ
ークに対して情報を送受信する際に、予め定められたプ
ロトコルに従って処理を行う。
ョンプログラムが前記プロトコル処理手段を介して前記
第1の端末に情報を送信するときに、当該情報に前記第
1の端末のホームアドレスが付加されている場合に、当
該情報を前記アプリケーションプログラムから横取りす
る。そして、問い合わせ手段は、横取り手段により横取
りされた情報に付加されている、当該第1の端末のホー
ムアドレスにより前記管理サーバに当該第1の端末の最
新の現在アドレスを問い合わせ、当該第1の端末の最新
の現在アドレスの応答を前記管理サーバより受ける。こ
の管理サーバからの応答により、移動した端末の現在ア
ドレスを知ることができる。変換手段は、横取り手段に
より横取りされた情報に付加されている、当該第1の端
末のホームアドレスを、前記問い合わせ手段により受け
られた、当該第1の端末の最新の現在アドレスに変換す
る。この変換により、端末が移動した結果、接続される
ネットワークの変更によってアドレスが異なってしまう
端末との通信が実現できる。また、変換後に、横取り手
段は、前記横取りした、前記変換手段により前記最新の
現在アドレスに変換された情報を前記プロトコル処理手
段に送出し、プロトコル処理手段では、第2のネットワ
ークに対して情報を送受信する際に、予め定められたプ
ロトコルに従って処理を行う。
【0017】このように、本発明によれば、横取り手段
(ソケットフック処理)を設けることで、既存のアプリ
ケーションプログラムから発行される情報を横取りして
ホームアドレスを現在アドレスに変換するので、既存の
アプリケーションプログラムを変更せずに適用できる。
(ソケットフック処理)を設けることで、既存のアプリ
ケーションプログラムから発行される情報を横取りして
ホームアドレスを現在アドレスに変換するので、既存の
アプリケーションプログラムを変更せずに適用できる。
【0018】本発明によれば、移動計算機サポートシス
テムにおいて、既存のルータ等のネットワーク中継装置
を変更することなく、また、その通信プロトコルアドレ
スの変化に伴う種々の影響を既存のアプリケーションプ
ログラムに与えることなく、計算機の移動等により通信
プロトコルアドレスを動的に変化させなければならない
ときに、通信を可能とすることができる。従って、一般
に通信プロトコルを使用してデータ通信を行う計算機ネ
ットワークシステムに利用できる。
テムにおいて、既存のルータ等のネットワーク中継装置
を変更することなく、また、その通信プロトコルアドレ
スの変化に伴う種々の影響を既存のアプリケーションプ
ログラムに与えることなく、計算機の移動等により通信
プロトコルアドレスを動的に変化させなければならない
ときに、通信を可能とすることができる。従って、一般
に通信プロトコルを使用してデータ通信を行う計算機ネ
ットワークシステムに利用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態を示すネット
ワークシステムの構成図である。図1において、105
aおよびbは、ローカルネットワーク(以下、LANと
略称する)である。LAN105aおよびb上には、1
または2以上の端末装置であるパーソナルコンピュータ
(以下、PCと略称する)101と、PCごとにユニー
クで、最初に割り当てられたインターネットアドレス
(IPアドレス:InternetProtocol)であり、本発明の実
施の形態においては普遍的に使用するアドレス(以下、
これをホームアドレスと呼ぶ)と、ネットワーク上の接
続される位置により決定されて割り当てられるインター
ネットアドレスであり、ネットワーク上に接続される位
置が変更すると変更されるアドレス(以下、これを現在
アドレスと呼ぶ)との対応関係を管理する対応情報管理
サーバ(以下、AMSと略称する:Address Mapping Se
rver)102とが接続されている。このAMS102に
ついては、後で詳しく説明する。103はルータ装置で
あり、LAN105aおよびbはこのルータ装置103
を介してTCP/IP通信プロトコルによりそれぞれイ
ンターネット106と接続される。PC101a、bお
よびcは、このネットワークシステムにおいて、自らが
接続されるLAN上の他のPC101や他のLAN上の
他のPC101と通信する。PC101a、bおよびc
の各々は、通常、他のPC101との通信時、通信相手
のPC101のインターネットアドレスを指定する。イ
ンターネットアドレスは、ネットワーク識別子とホスト
識別子とから構成されている。ネットワーク上には、通
信データにインターネットアドレスが付加されたデータ
パケットが流れる。そして、ルータ103は、データパ
ケット中のネットワーク識別子に基づいてどのネットワ
ークにデータパケットを中継するかを振り分ける経路制
御を行う。LAN105aとLAN105bとは、ルー
タ103で区切られた異なるネットワークである。その
ため、LAN105aとLAN105bとに割り当てら
れたネットワーク識別子は異なっている。本発明の実施
の形態においては、PC101のアプリケーションは、
他のPC101との通信時、通信相手のPC101のイ
ンターネットアドレスとしてホームアドレスを指定し、
後述するソケットフック処理が、ホームアドレスを現在
アドレスに変更してネットワーク上に送出するため、ル
ータ103では、現在アドレスにより経路を制御するこ
とができる。
ワークシステムの構成図である。図1において、105
aおよびbは、ローカルネットワーク(以下、LANと
略称する)である。LAN105aおよびb上には、1
または2以上の端末装置であるパーソナルコンピュータ
(以下、PCと略称する)101と、PCごとにユニー
クで、最初に割り当てられたインターネットアドレス
(IPアドレス:InternetProtocol)であり、本発明の実
施の形態においては普遍的に使用するアドレス(以下、
これをホームアドレスと呼ぶ)と、ネットワーク上の接
続される位置により決定されて割り当てられるインター
ネットアドレスであり、ネットワーク上に接続される位
置が変更すると変更されるアドレス(以下、これを現在
アドレスと呼ぶ)との対応関係を管理する対応情報管理
サーバ(以下、AMSと略称する:Address Mapping Se
rver)102とが接続されている。このAMS102に
ついては、後で詳しく説明する。103はルータ装置で
あり、LAN105aおよびbはこのルータ装置103
を介してTCP/IP通信プロトコルによりそれぞれイ
ンターネット106と接続される。PC101a、bお
よびcは、このネットワークシステムにおいて、自らが
接続されるLAN上の他のPC101や他のLAN上の
他のPC101と通信する。PC101a、bおよびc
の各々は、通常、他のPC101との通信時、通信相手
のPC101のインターネットアドレスを指定する。イ
ンターネットアドレスは、ネットワーク識別子とホスト
識別子とから構成されている。ネットワーク上には、通
信データにインターネットアドレスが付加されたデータ
パケットが流れる。そして、ルータ103は、データパ
ケット中のネットワーク識別子に基づいてどのネットワ
ークにデータパケットを中継するかを振り分ける経路制
御を行う。LAN105aとLAN105bとは、ルー
タ103で区切られた異なるネットワークである。その
ため、LAN105aとLAN105bとに割り当てら
れたネットワーク識別子は異なっている。本発明の実施
の形態においては、PC101のアプリケーションは、
他のPC101との通信時、通信相手のPC101のイ
ンターネットアドレスとしてホームアドレスを指定し、
後述するソケットフック処理が、ホームアドレスを現在
アドレスに変更してネットワーク上に送出するため、ル
ータ103では、現在アドレスにより経路を制御するこ
とができる。
【0021】つぎに、図1において、PC101aが、
LAN105a上からLAN105b上に移動するケー
スを例にする。PC101aがLAN105aに接続さ
れていたときのインターネットアドレスと、移動後のL
AN105bに接続されている時のインターネットアド
レスは、ネットワーク識別子が異なるために必ず異なっ
たものとなっている。図1において、PC101aがL
AN105aに接続されていたときのインターネットア
ドレスをホームアドレスとし、移動後のLAN105b
に接続されている時のインターネットアドレスを現在ア
ドレスとしている場合を例にする。
LAN105a上からLAN105b上に移動するケー
スを例にする。PC101aがLAN105aに接続さ
れていたときのインターネットアドレスと、移動後のL
AN105bに接続されている時のインターネットアド
レスは、ネットワーク識別子が異なるために必ず異なっ
たものとなっている。図1において、PC101aがL
AN105aに接続されていたときのインターネットア
ドレスをホームアドレスとし、移動後のLAN105b
に接続されている時のインターネットアドレスを現在ア
ドレスとしている場合を例にする。
【0022】まず、図2を参照してPC101における
ソフトウエアの構造を説明する。図2は、PC101
a、bおよびcの各々で実行されるソフトウエアを通信
レイヤ構造で区分して示した図である。図2において、
200はアプリケーションプログラム(AP)である。
AP200は、種々の処理を行うネットワーク通信プロ
グラムであり、具体的には、ファイル転送やテルネット
やネットワークチャット等のプログラムである。通常こ
れらのAP200は、OS(Operating System)上で動
作する。このOSは、通信プロトコルを処理することで
ネットワーク上のデータ通信を制御する通信処理モジュ
ールを含む。また、PC101a、bおよびcの各々
は、通信処理モジュールであるTCP/IPドライバ2
03と、AP200と、AP200とTCP/IPドラ
イバ203とのインタフェース処理を行うソケット処理
202とを有する。従来のソフトウエア実装ではAP2
00がソケット処理202を直接呼び出している。
ソフトウエアの構造を説明する。図2は、PC101
a、bおよびcの各々で実行されるソフトウエアを通信
レイヤ構造で区分して示した図である。図2において、
200はアプリケーションプログラム(AP)である。
AP200は、種々の処理を行うネットワーク通信プロ
グラムであり、具体的には、ファイル転送やテルネット
やネットワークチャット等のプログラムである。通常こ
れらのAP200は、OS(Operating System)上で動
作する。このOSは、通信プロトコルを処理することで
ネットワーク上のデータ通信を制御する通信処理モジュ
ールを含む。また、PC101a、bおよびcの各々
は、通信処理モジュールであるTCP/IPドライバ2
03と、AP200と、AP200とTCP/IPドラ
イバ203とのインタフェース処理を行うソケット処理
202とを有する。従来のソフトウエア実装ではAP2
00がソケット処理202を直接呼び出している。
【0023】本発明の実施の形態においては、ソケット
処理202とAP200との間に、現在アドレスの変換
を行うソケットフック処理201をミドルウエアとして
PC101にインストールする。また、補助アプリケー
ションとして、PC101の移動により現在アドレスが
変更されたときに変更後の現在アドレスをAMS102
に通知するアドレス通知処理205も同時にインストー
ルする。
処理202とAP200との間に、現在アドレスの変換
を行うソケットフック処理201をミドルウエアとして
PC101にインストールする。また、補助アプリケー
ションとして、PC101の移動により現在アドレスが
変更されたときに変更後の現在アドレスをAMS102
に通知するアドレス通知処理205も同時にインストー
ルする。
【0024】この場合、AP200の実行時にソケット
処理202のファイルネームを指定することでソケット
処理202が呼び出されているので、ソケット処理20
2のファイルネームをソケットフック処理201のファ
イルネームとして予め登録しておく。これにより、AP
200の実行時に、ソケット処理202のファイルネー
ムが指定されると、ソケットフック処理201が呼びだ
される。そして、ソケット処理202のファイルネーム
は他のファイルネームを登録しておき、ソケットフック
処理201の実行時に、ソケット処理202の登録した
ファイルネームを指定してソケット処理202を呼びだ
すようにしておく。このように登録しておくことによ
り、AP200を従来と同様に変更しないで利用するこ
とができる。
処理202のファイルネームを指定することでソケット
処理202が呼び出されているので、ソケット処理20
2のファイルネームをソケットフック処理201のファ
イルネームとして予め登録しておく。これにより、AP
200の実行時に、ソケット処理202のファイルネー
ムが指定されると、ソケットフック処理201が呼びだ
される。そして、ソケット処理202のファイルネーム
は他のファイルネームを登録しておき、ソケットフック
処理201の実行時に、ソケット処理202の登録した
ファイルネームを指定してソケット処理202を呼びだ
すようにしておく。このように登録しておくことによ
り、AP200を従来と同様に変更しないで利用するこ
とができる。
【0025】また、アドレス通知処理205は、AP2
00と同様にソケットフック処理201とインタフェー
ス処理を行う。ソケットフック処理201およびアドレ
ス通知処理205の内容は後で説明する。ソケットフッ
ク処理201がAP200に対して提供するインタフェ
ースは、ソケット処理202がAP200に提供するイ
ンタフェースと全く同一のインタフェースである。ま
た、ソケットフック処理201は、ソケット処理202
ともインタフェースする。このインタフェースは、ソケ
ット処理202がAP200に提供しているインタフェ
ースと同一である。このため、ソケットフック処理20
1は、ソケット処理202とのインタフェースを利用し
てAP200にソケットインタフェースを提供し、AP
200とソケット処理202とが送受信を行っているよ
うに見せ掛け、ソケットフック処理201では、AP2
00とソケット処理202との送受信を横取りし、現在
アドレスの変換を行う必要があるときに現在アドレスの
変換を行う。
00と同様にソケットフック処理201とインタフェー
ス処理を行う。ソケットフック処理201およびアドレ
ス通知処理205の内容は後で説明する。ソケットフッ
ク処理201がAP200に対して提供するインタフェ
ースは、ソケット処理202がAP200に提供するイ
ンタフェースと全く同一のインタフェースである。ま
た、ソケットフック処理201は、ソケット処理202
ともインタフェースする。このインタフェースは、ソケ
ット処理202がAP200に提供しているインタフェ
ースと同一である。このため、ソケットフック処理20
1は、ソケット処理202とのインタフェースを利用し
てAP200にソケットインタフェースを提供し、AP
200とソケット処理202とが送受信を行っているよ
うに見せ掛け、ソケットフック処理201では、AP2
00とソケット処理202との送受信を横取りし、現在
アドレスの変換を行う必要があるときに現在アドレスの
変換を行う。
【0026】このソケットフック処理201は、現在ア
ドレスのアドレスの変換を行うアドレス変換処理210
と、AP200とソケット処理202との間で送受する
コマンドをそのまま引き渡すスルー処理211とを備え
る。スルー処理211は、コマンドをそのまま引き渡す
ために、ソケットインタフェース関数と同じ引数とコマ
ンド名称とを持った関数をAP200に提供し、その関
数の処理としては、ソケット処理202の対応するソケ
ットインタフェース関数を呼び出す以外なにもしない。
他方、アドレス変換処理210では、ソケットインタフ
ェースと同一の関数をAP200に提供する部分はスル
ー処理210と同じであるが、その関数の処理として
は、アドレスの変換等の処理をしてからスルー処理21
1と同様にソケット処理202が提供するソケットイン
タフェース関数で対応するものを呼び出す。即ち、アド
レス変換処理210は、アドレスの変換という処理がス
ルー処理211と異なっている。アドレス変換処理21
0で処理を行うか、スルー処理211で処理を行うか
は、受け取ったソケットインタフェース関数のコマンド
により判断する。アドレス変換処理210で処理を行う
ソケットインタフェース関数のコマンドとして、例え
ば、接続を要求するためのコマンドであるconnec
tコールなどのインターネットアドレスを含むソケット
インタフェース関数のコマンドを予め規定しておく。そ
の規定されたソケットインタフェース関数のコマンドを
ソケットフック処理201で横取りしたときには、アド
レス変換処理210で処理を行い、規定されていないソ
ケットインタフェース関数のコマンドをソケットフック
処理201で横取りしたときには、スルー処理211で
処理を行う。
ドレスのアドレスの変換を行うアドレス変換処理210
と、AP200とソケット処理202との間で送受する
コマンドをそのまま引き渡すスルー処理211とを備え
る。スルー処理211は、コマンドをそのまま引き渡す
ために、ソケットインタフェース関数と同じ引数とコマ
ンド名称とを持った関数をAP200に提供し、その関
数の処理としては、ソケット処理202の対応するソケ
ットインタフェース関数を呼び出す以外なにもしない。
他方、アドレス変換処理210では、ソケットインタフ
ェースと同一の関数をAP200に提供する部分はスル
ー処理210と同じであるが、その関数の処理として
は、アドレスの変換等の処理をしてからスルー処理21
1と同様にソケット処理202が提供するソケットイン
タフェース関数で対応するものを呼び出す。即ち、アド
レス変換処理210は、アドレスの変換という処理がス
ルー処理211と異なっている。アドレス変換処理21
0で処理を行うか、スルー処理211で処理を行うか
は、受け取ったソケットインタフェース関数のコマンド
により判断する。アドレス変換処理210で処理を行う
ソケットインタフェース関数のコマンドとして、例え
ば、接続を要求するためのコマンドであるconnec
tコールなどのインターネットアドレスを含むソケット
インタフェース関数のコマンドを予め規定しておく。そ
の規定されたソケットインタフェース関数のコマンドを
ソケットフック処理201で横取りしたときには、アド
レス変換処理210で処理を行い、規定されていないソ
ケットインタフェース関数のコマンドをソケットフック
処理201で横取りしたときには、スルー処理211で
処理を行う。
【0027】つぎに、AMS102の構成を図3を参照
して説明する。図3に、AMS102のソフトウエアモ
ジュール構成を示す。AMS102は、ホームアドレス
と現在アドレスとを対応させて管理し、各PC101か
らの問い合わせに応じて現在アドレスをPC101に伝
える管理サーバである。AMS102は、PC101と
同様のハードウエアで実現できるため、ここではそのソ
フトウエア上の違いを説明する。図3示すソケット処理
202及びTCP/IPドライバ203は、図2に示す
PC101のソフトウエア構成で説明したものと同様の
ソフトウエア構成をしている。AMS102のAPとし
て実装されたアドレスマッピングサービス処理プログラ
ム300が、PC101との最大の相違点である。この
アドレスマッピングサービス処理プログラム300が、
AMS102の中核である。アドレスマッピングサービ
ス処理300は、ホームアドレスと現在アドレスとを対
応させて対応情報を管理し、問い合わせに応じてホーム
アドレスに対応する現在アドレスをPC101に伝える
処理をする。また、アドレスマッピングサービス処理プ
ログラム300は、アドレス通知受付処理301と、ア
ドレス対応情報管理302と、アドレス問い合わせ応答
処理303とを備える。アドレス対応情報管理302
は、ホームアドレスと現在アドレスとを対応させて記憶
するアドレス対応テーブルを備える。アドレス通知受付
処理301は、PC101のアドレス通知処理205か
ら変更後の現在アドレスの通知が合ったときに、この通
知を受け付けて、アドレス対応テーブルの、このPC1
01のホームアドレスに対応する現在アドレスを変更後
の現在アドレスに書き替える。アドレス問い合わせ応答
処理303は、後述するアドレス変換処理のアドレス問
い合わせ処理から他のPC101の端末の最新の現在ア
ドレスの問い合わせが合ったときに、アドレス対応テー
ブルの、他のPC101のホームアドレスに対応する現
在アドレスを送信する。これら処理の詳細は後で説明す
る。
して説明する。図3に、AMS102のソフトウエアモ
ジュール構成を示す。AMS102は、ホームアドレス
と現在アドレスとを対応させて管理し、各PC101か
らの問い合わせに応じて現在アドレスをPC101に伝
える管理サーバである。AMS102は、PC101と
同様のハードウエアで実現できるため、ここではそのソ
フトウエア上の違いを説明する。図3示すソケット処理
202及びTCP/IPドライバ203は、図2に示す
PC101のソフトウエア構成で説明したものと同様の
ソフトウエア構成をしている。AMS102のAPとし
て実装されたアドレスマッピングサービス処理プログラ
ム300が、PC101との最大の相違点である。この
アドレスマッピングサービス処理プログラム300が、
AMS102の中核である。アドレスマッピングサービ
ス処理300は、ホームアドレスと現在アドレスとを対
応させて対応情報を管理し、問い合わせに応じてホーム
アドレスに対応する現在アドレスをPC101に伝える
処理をする。また、アドレスマッピングサービス処理プ
ログラム300は、アドレス通知受付処理301と、ア
ドレス対応情報管理302と、アドレス問い合わせ応答
処理303とを備える。アドレス対応情報管理302
は、ホームアドレスと現在アドレスとを対応させて記憶
するアドレス対応テーブルを備える。アドレス通知受付
処理301は、PC101のアドレス通知処理205か
ら変更後の現在アドレスの通知が合ったときに、この通
知を受け付けて、アドレス対応テーブルの、このPC1
01のホームアドレスに対応する現在アドレスを変更後
の現在アドレスに書き替える。アドレス問い合わせ応答
処理303は、後述するアドレス変換処理のアドレス問
い合わせ処理から他のPC101の端末の最新の現在ア
ドレスの問い合わせが合ったときに、アドレス対応テー
ブルの、他のPC101のホームアドレスに対応する現
在アドレスを送信する。これら処理の詳細は後で説明す
る。
【0028】つぎに、図4を参照し、PC101におけ
るアドレス変換処理210を説明する。図4に、PC1
01におけるアドレス変換処理210の構成を示す。ア
ドレス変換処理210は、アドレス問い合わせ処理40
0と、アドレス対応情報キャッシュ管理401と、アド
レス付け替え処理402との3つの機能を備える。アド
レス対応情報キャッシュ管理401は、ホームアドレス
と最新の現在アドレスとの対応を記憶するアドレス対応
テーブルを備え、ホームアドレスと最新の現在アドレス
とをキャッシュ情報として保持するための処理である。
また、アドレス対応情報キャッシュ管理401は、予め
定めた時間がきたら前記キャッシュ内容をクリアする処
理も行う。アドレス問い合わせ処理400は、AP20
0の要求を横取りし、要求に記載された通信相手のホー
ムアドレスを取り出し、アドレス対応情報キャッシュ管
理401のアドレス対応テーブルに取りだしたホームア
ドレスに対応する現在アドレスが保持されていない場合
には、このホームアドレスに対応する現在アドレスを、
先に説明したAMS102へ問い合わせる。アドレス付
け替え処理400は、先に説明したAP200の要求に
記載されたホームアドレスを前述のアドレス対応情報キ
ャッシュ管理401のアドレス対応テーブルのキャッシ
ュ情報を参照することで現在アドレスに書き換える処理
である。
るアドレス変換処理210を説明する。図4に、PC1
01におけるアドレス変換処理210の構成を示す。ア
ドレス変換処理210は、アドレス問い合わせ処理40
0と、アドレス対応情報キャッシュ管理401と、アド
レス付け替え処理402との3つの機能を備える。アド
レス対応情報キャッシュ管理401は、ホームアドレス
と最新の現在アドレスとの対応を記憶するアドレス対応
テーブルを備え、ホームアドレスと最新の現在アドレス
とをキャッシュ情報として保持するための処理である。
また、アドレス対応情報キャッシュ管理401は、予め
定めた時間がきたら前記キャッシュ内容をクリアする処
理も行う。アドレス問い合わせ処理400は、AP20
0の要求を横取りし、要求に記載された通信相手のホー
ムアドレスを取り出し、アドレス対応情報キャッシュ管
理401のアドレス対応テーブルに取りだしたホームア
ドレスに対応する現在アドレスが保持されていない場合
には、このホームアドレスに対応する現在アドレスを、
先に説明したAMS102へ問い合わせる。アドレス付
け替え処理400は、先に説明したAP200の要求に
記載されたホームアドレスを前述のアドレス対応情報キ
ャッシュ管理401のアドレス対応テーブルのキャッシ
ュ情報を参照することで現在アドレスに書き換える処理
である。
【0029】つぎに、図5に示す、PC101cとPC
101aとがコネクション型データ通信を行うときのシ
ーケンスに基づき、図1に示すPC101とAMS10
2との各処理モジュールの処理ロジックを詳細に説明す
る。図5は、コネクション型データ通信の具体的処理シ
ーケンスを示している。図5においては、図1に示すL
AN105aに接続されていたPC101aがLAN1
05b上に移動し、その後、PC101cが、移動して
きたPC101aとコネクション型の通信をする際のシ
ーケンス図を示し、また、ホームアドレスと現在アドレ
スとを対応させて記憶する、AMS102のアドレス対
応テーブル501とPC101cのアドレス対応テーブ
ル503とを示している。また、図6は、図5において
説明するメッセージの詳細ファーマットを示している。
101aとがコネクション型データ通信を行うときのシ
ーケンスに基づき、図1に示すPC101とAMS10
2との各処理モジュールの処理ロジックを詳細に説明す
る。図5は、コネクション型データ通信の具体的処理シ
ーケンスを示している。図5においては、図1に示すL
AN105aに接続されていたPC101aがLAN1
05b上に移動し、その後、PC101cが、移動して
きたPC101aとコネクション型の通信をする際のシ
ーケンス図を示し、また、ホームアドレスと現在アドレ
スとを対応させて記憶する、AMS102のアドレス対
応テーブル501とPC101cのアドレス対応テーブ
ル503とを示している。また、図6は、図5において
説明するメッセージの詳細ファーマットを示している。
【0030】図6に示すメッセージフォーマットを説明
後、図5に示すシーケンスを説明する。図6において、
510は、メッセージの汎用フォーマットであり、メッ
セージIDフィールド601と、現在アドレスフィール
ド602と、ホームアドレスフィールド603とから構
成され、メッセージの宛先のアドレス及び発信元のアド
レスは別途付加される。現在アドレスフィールド602
とホームアドレスフィールド603とは、ともに固定長
である。メッセージIDフィールド601の値によって
各種メッセージのタイプを判別することができる。メッ
セージタイプには、次の4種がある。PC101が新た
な現在アドレスをAMS102に通知するためのアドレ
ス通知メッセージ511、AMS102が新たな現在ア
ドレスをアドレス対応テーブル501に登録したことを
PC101に通知するためのアドレス完了メッセージ5
12、図2に示すソケットフック処理201のアドレス
変換処理210が図3に示すAMS102のアドレス通
知受付処理301に対して現在アドレスを問い合わせる
ためのアドレス問い合わせメッセージ513、及び、図
3に示すアドレス問い合わせ応答処理303において現
在アドレスを図2に示すアドレス変換処理210に対し
て通知するための問い合わせ応答メッセージ514の4
種類である。アドレス通知メッセージ511は、図2に
示すアドレス通知処理205により、現在アドレスの値
とホームアドレスの値とをそれぞれ現在アドレスフィー
ルド602とホームアドレスフィールド603とにセッ
トされる。このアドレス通知メッセージ511は、図2
に示すPC101上のアドレス通知処理205により作
成されて送出され、図3に示すAMS102のアドレス
マッピングサービス処理300により受け取られる。ア
ドレス完了メッセージ512は、図3に示すアドレス通
知受付処理301においてアドレス対応テーブル501
への登録が成功したときに、アドレス通知メッセージ5
11の現在アドレスフィールド602とホームアドレス
フィールド603とに付加されているのと同じ値が現在
アドレスフィールド602とホームアドレスフィールド
603とにそれぞれセットされる。もし、アドレス対応
テーブル501への登録が失敗したならば、登録失敗を
示すために、現在アドレスフィールド602にホームア
ドレスの値のみがセットされる。アドレス完了メッセー
ジ512は、アドレス通知メッセージの応答としてAM
S102からPC101へ送られる。アドレス問い合わ
せメッセージ513は、現在アドレスフィールド602
の値としてヌルがセットされ、ホームアドレスフィール
ド602には問い合わせたいPC101のホームアドレ
スがセットされる。アドレス問い合わせメッセージ51
3は、PC101上のアドレス変換処理210によって
作成され、AMS102のアドレスマッピング処理30
0に送られる。問い合わせ応答メッセージ514は、問
い合わせメッセージ513のホームアドレスフィールド
603に記述されたホームアドレスがアドレス対応テー
ブル501に登録されたものならば、それに対応する現
在アドレスを現在アドレスフィールド602に書き込
む。アドレス対応テーブル501に登録されていないな
らば、問い合わせ応答メッセージ514の現在アドレス
フィールド602には、登録されていない(移動してい
ないため変更されてない)ことを示すために、問い合わ
せメッセージ513のホームアドレスフィールド603
に記述されたホームアドレスが設定される。問い合わせ
応答メッセージ514は、図3に示すAMS102上の
アドレス問い合わせ応答処理303により作成されて送
出され、問い合わせメッセージ513の応答としてPC
101に送られる。
後、図5に示すシーケンスを説明する。図6において、
510は、メッセージの汎用フォーマットであり、メッ
セージIDフィールド601と、現在アドレスフィール
ド602と、ホームアドレスフィールド603とから構
成され、メッセージの宛先のアドレス及び発信元のアド
レスは別途付加される。現在アドレスフィールド602
とホームアドレスフィールド603とは、ともに固定長
である。メッセージIDフィールド601の値によって
各種メッセージのタイプを判別することができる。メッ
セージタイプには、次の4種がある。PC101が新た
な現在アドレスをAMS102に通知するためのアドレ
ス通知メッセージ511、AMS102が新たな現在ア
ドレスをアドレス対応テーブル501に登録したことを
PC101に通知するためのアドレス完了メッセージ5
12、図2に示すソケットフック処理201のアドレス
変換処理210が図3に示すAMS102のアドレス通
知受付処理301に対して現在アドレスを問い合わせる
ためのアドレス問い合わせメッセージ513、及び、図
3に示すアドレス問い合わせ応答処理303において現
在アドレスを図2に示すアドレス変換処理210に対し
て通知するための問い合わせ応答メッセージ514の4
種類である。アドレス通知メッセージ511は、図2に
示すアドレス通知処理205により、現在アドレスの値
とホームアドレスの値とをそれぞれ現在アドレスフィー
ルド602とホームアドレスフィールド603とにセッ
トされる。このアドレス通知メッセージ511は、図2
に示すPC101上のアドレス通知処理205により作
成されて送出され、図3に示すAMS102のアドレス
マッピングサービス処理300により受け取られる。ア
ドレス完了メッセージ512は、図3に示すアドレス通
知受付処理301においてアドレス対応テーブル501
への登録が成功したときに、アドレス通知メッセージ5
11の現在アドレスフィールド602とホームアドレス
フィールド603とに付加されているのと同じ値が現在
アドレスフィールド602とホームアドレスフィールド
603とにそれぞれセットされる。もし、アドレス対応
テーブル501への登録が失敗したならば、登録失敗を
示すために、現在アドレスフィールド602にホームア
ドレスの値のみがセットされる。アドレス完了メッセー
ジ512は、アドレス通知メッセージの応答としてAM
S102からPC101へ送られる。アドレス問い合わ
せメッセージ513は、現在アドレスフィールド602
の値としてヌルがセットされ、ホームアドレスフィール
ド602には問い合わせたいPC101のホームアドレ
スがセットされる。アドレス問い合わせメッセージ51
3は、PC101上のアドレス変換処理210によって
作成され、AMS102のアドレスマッピング処理30
0に送られる。問い合わせ応答メッセージ514は、問
い合わせメッセージ513のホームアドレスフィールド
603に記述されたホームアドレスがアドレス対応テー
ブル501に登録されたものならば、それに対応する現
在アドレスを現在アドレスフィールド602に書き込
む。アドレス対応テーブル501に登録されていないな
らば、問い合わせ応答メッセージ514の現在アドレス
フィールド602には、登録されていない(移動してい
ないため変更されてない)ことを示すために、問い合わ
せメッセージ513のホームアドレスフィールド603
に記述されたホームアドレスが設定される。問い合わせ
応答メッセージ514は、図3に示すAMS102上の
アドレス問い合わせ応答処理303により作成されて送
出され、問い合わせメッセージ513の応答としてPC
101に送られる。
【0031】図5において、まず、新たにLAN105
b上に移動したPC101aは、ネットワークに物理的
に接続された後、このLAN105bでの現在アドレス
が割り当てられる。この現在アドレスの割り当ては、L
AN105bの管理者が割り当てるようにしてもよい
し、DHCPサーバによって自動的に割り当てられるよ
うにしてもよい。このようにして、新しい現在アドレス
が割り当てられた後、LAN105bとPC101aと
の接続がオンライン状態になったときに、PC101a
のユーザはアドレス通知処理205を起動し、前述した
新たに割り当てられた現在アドレスを入力する。アドレ
ス通知処理205は、PC101aの新たに入力された
現在アドレスとそのホームアドレスとをペアにしたアド
レス通知メッセージ511を作成する。このアドレス通
知メッセージ511を、AMS102で実行中のアドレ
スマッピングサービス処理300に対して送出する。ア
ドレス通知処理205からのアドレス通知メッセージ5
11を受け付けたアドレスマッピングサービス処理30
0は、そのメッセージ内容をチェックし、アドレス通知
メッセージであるので、アドレス通知受付処理301へ
制御を移し、前記メッセージ内容である現在アドレスと
ホームアドレスとの対応情報をアドレス通知受付処理3
01に渡す。制御を渡されたアドレス通知受付処理30
1は、ホームアドレスと現在アドレスとのペアを図5に
示すアドレス対応テーブル501へ登録する。このアド
レス管理テーブル501の構造は、ホームアドレスと現
在アドレスとのペアでインデクスがつけられている。ホ
ームアドレスのインデクスを付加された記憶エリアにホ
ームアドレスを記憶させ、現在アドレスのインデクスを
付加された記憶エリアに現在アドレスを記憶させる。こ
のようにして、アドレス対応テーブル501への登録が
終了したらアドレス完了メッセージ512をPC101
aのアドレス通知処理205へ返す。アドレス完了メッ
セージ512を受け取ったアドレス通知処理205は、
そこで処理を終了する。もし、アドレス対応テーブル5
01への登録が失敗したならば、現在アドレスフィール
ド602にホームアドレスの値のみがセットされたアド
レス完了メッセージ512を、アドレス通知処理205
が、受け取り、失敗であることを検出すると、再度、ア
ドレス通知メッセージを送出することができる。
b上に移動したPC101aは、ネットワークに物理的
に接続された後、このLAN105bでの現在アドレス
が割り当てられる。この現在アドレスの割り当ては、L
AN105bの管理者が割り当てるようにしてもよい
し、DHCPサーバによって自動的に割り当てられるよ
うにしてもよい。このようにして、新しい現在アドレス
が割り当てられた後、LAN105bとPC101aと
の接続がオンライン状態になったときに、PC101a
のユーザはアドレス通知処理205を起動し、前述した
新たに割り当てられた現在アドレスを入力する。アドレ
ス通知処理205は、PC101aの新たに入力された
現在アドレスとそのホームアドレスとをペアにしたアド
レス通知メッセージ511を作成する。このアドレス通
知メッセージ511を、AMS102で実行中のアドレ
スマッピングサービス処理300に対して送出する。ア
ドレス通知処理205からのアドレス通知メッセージ5
11を受け付けたアドレスマッピングサービス処理30
0は、そのメッセージ内容をチェックし、アドレス通知
メッセージであるので、アドレス通知受付処理301へ
制御を移し、前記メッセージ内容である現在アドレスと
ホームアドレスとの対応情報をアドレス通知受付処理3
01に渡す。制御を渡されたアドレス通知受付処理30
1は、ホームアドレスと現在アドレスとのペアを図5に
示すアドレス対応テーブル501へ登録する。このアド
レス管理テーブル501の構造は、ホームアドレスと現
在アドレスとのペアでインデクスがつけられている。ホ
ームアドレスのインデクスを付加された記憶エリアにホ
ームアドレスを記憶させ、現在アドレスのインデクスを
付加された記憶エリアに現在アドレスを記憶させる。こ
のようにして、アドレス対応テーブル501への登録が
終了したらアドレス完了メッセージ512をPC101
aのアドレス通知処理205へ返す。アドレス完了メッ
セージ512を受け取ったアドレス通知処理205は、
そこで処理を終了する。もし、アドレス対応テーブル5
01への登録が失敗したならば、現在アドレスフィール
ド602にホームアドレスの値のみがセットされたアド
レス完了メッセージ512を、アドレス通知処理205
が、受け取り、失敗であることを検出すると、再度、ア
ドレス通知メッセージを送出することができる。
【0032】つぎに、登録が完了した後に、PC101
cの通信AP200cが、PC101aの通信AP20
0aと通信するためコネクションを張るときのシーケン
スを例にする。クライアント−サーバモデルによると、
PC101cがクライアントとなり、PC101aがサ
ーバとなるケースを例にする。このシーケンスを以下で
順次説明する。
cの通信AP200cが、PC101aの通信AP20
0aと通信するためコネクションを張るときのシーケン
スを例にする。クライアント−サーバモデルによると、
PC101cがクライアントとなり、PC101aがサ
ーバとなるケースを例にする。このシーケンスを以下で
順次説明する。
【0033】まず、クライアント側であるPC101c
のAP200cは、ソケットインタフェース関数のコマ
ンドとしてsocketコールを発行する。これを受け
たソケットフック処理201は、スルー処理211によ
って、ソケット処理202のsocketコールを呼び
出す。そして、そのリターン値をそのままAP200c
に返す。
のAP200cは、ソケットインタフェース関数のコマ
ンドとしてsocketコールを発行する。これを受け
たソケットフック処理201は、スルー処理211によ
って、ソケット処理202のsocketコールを呼び
出す。そして、そのリターン値をそのままAP200c
に返す。
【0034】次に、AP200cは、connectコ
ールをPC101aのホームアドレス(図に示す例で
は、x.x.x.x)を指定して発行する。これを横取
りしたソケットフック処理201は、アドレス変換処理
210によってホームアドレスを対応する現在アドレス
に変換する処理を行う。connectコールを横取り
したソケットフック処理201のアドレス変換処理21
0のアドレス問い合わせ処理400では、まず、con
nectコールに記載された通信相手のホームアドレス
を取り出し、アドレス対応情報キャッシュ管理401の
アドレス対応テーブル503に取りだしたホームアドレ
スに対応する現在アドレスが保持されていない場合に
は、AMS102のアドレスマッピングサービス処理3
00宛のアドレス問い合わせメッセージ513を作成す
る。この問い合わせメッセージ513のホームアドレス
フィールド603にホームアドレスを記す。なお、AM
S102のインターネットアドレスとアドレスマッピッ
ングサービス処理300を示すポート番号とは、予めP
C101c上で保持しているものとし、メッセージの宛
先として付加する。
ールをPC101aのホームアドレス(図に示す例で
は、x.x.x.x)を指定して発行する。これを横取
りしたソケットフック処理201は、アドレス変換処理
210によってホームアドレスを対応する現在アドレス
に変換する処理を行う。connectコールを横取り
したソケットフック処理201のアドレス変換処理21
0のアドレス問い合わせ処理400では、まず、con
nectコールに記載された通信相手のホームアドレス
を取り出し、アドレス対応情報キャッシュ管理401の
アドレス対応テーブル503に取りだしたホームアドレ
スに対応する現在アドレスが保持されていない場合に
は、AMS102のアドレスマッピングサービス処理3
00宛のアドレス問い合わせメッセージ513を作成す
る。この問い合わせメッセージ513のホームアドレス
フィールド603にホームアドレスを記す。なお、AM
S102のインターネットアドレスとアドレスマッピッ
ングサービス処理300を示すポート番号とは、予めP
C101c上で保持しているものとし、メッセージの宛
先として付加する。
【0035】アドレス問い合わせメッセージ513を受
けたAMS102のアドレスマッピングサービス処理3
00は、アドレス問い合わせ応答処理303に制御を渡
す。アドレス問い合わせ応答処理303は、アドレス対
応テーブル501を検索し、ホームアドレスに対応する
現在アドレス(ここでは、x.x.z.y)を、問い合
わせ応答メッセージ514の現在アドレスフィールド6
02に記載して、PC101c上のアドレス変換処理2
10に返す。
けたAMS102のアドレスマッピングサービス処理3
00は、アドレス問い合わせ応答処理303に制御を渡
す。アドレス問い合わせ応答処理303は、アドレス対
応テーブル501を検索し、ホームアドレスに対応する
現在アドレス(ここでは、x.x.z.y)を、問い合
わせ応答メッセージ514の現在アドレスフィールド6
02に記載して、PC101c上のアドレス変換処理2
10に返す。
【0036】AMS102のアドレス問い合わせ応答処
理303からの問い合わせ応答メッセージ514を受け
取ったアドレス変換処理210のアドレス問い合わせ処
理400は、問い合わせ応答メッセージ514の現在ア
ドレスフィールド602から現在アドレス(x.x.
z.y)を取りだし、アドレス対応情報キャッシュ管理
401のアドレス対応テーブル503に取りだした現在
アドレスを保持させる。アドレス変換処理210のアド
レス付け替え処理400は、connectコールを、
アドレス対応情報キャッシュ管理401のアドレス対応
テーブル503に保持されているPC101aの現在ア
ドレス(x.x.z.y)を指定してソケット処理20
2へ発行する。ソケット処理202では、コネクション
を確立し、connectコールに対するリターンを送
出し、ソケットフック処理201では、そのリターンを
スルー処理してAP200cに返す。
理303からの問い合わせ応答メッセージ514を受け
取ったアドレス変換処理210のアドレス問い合わせ処
理400は、問い合わせ応答メッセージ514の現在ア
ドレスフィールド602から現在アドレス(x.x.
z.y)を取りだし、アドレス対応情報キャッシュ管理
401のアドレス対応テーブル503に取りだした現在
アドレスを保持させる。アドレス変換処理210のアド
レス付け替え処理400は、connectコールを、
アドレス対応情報キャッシュ管理401のアドレス対応
テーブル503に保持されているPC101aの現在ア
ドレス(x.x.z.y)を指定してソケット処理20
2へ発行する。ソケット処理202では、コネクション
を確立し、connectコールに対するリターンを送
出し、ソケットフック処理201では、そのリターンを
スルー処理してAP200cに返す。
【0037】コネクション確立後のPC101aにおけ
るAP200でのソケットフック処理は、すべてスルー
処理211によって処理される。
るAP200でのソケットフック処理は、すべてスルー
処理211によって処理される。
【0038】このように処理することにより、conn
ectコールの処理でPC101cとPC101aとの
コネクションが成立し、データ転送が行え、以降、両P
C上のAP200は、sendコールやrecvコール
によりそれぞれデータ通信を行うことができる。また、
closesocketでコネクションがクローズされ
れば、以降はデータ通信は行わない。これらの要求を受
けたソケットフック処理201では、スルー処理211
により、ソケット処理202にこれらの要求をそのまま
渡す。
ectコールの処理でPC101cとPC101aとの
コネクションが成立し、データ転送が行え、以降、両P
C上のAP200は、sendコールやrecvコール
によりそれぞれデータ通信を行うことができる。また、
closesocketでコネクションがクローズされ
れば、以降はデータ通信は行わない。これらの要求を受
けたソケットフック処理201では、スルー処理211
により、ソケット処理202にこれらの要求をそのまま
渡す。
【0039】次に、コネクションレス型の通信における
処理シーケンスを図7を参照して説明する。コネクショ
ンレス型の通信では、転送されるメッセージのすべてに
インターネットアドレスが付加されているので、メッセ
ージを送出するためのsendtoコールやrecvf
romコールなどの関数に付加されているインターネッ
トアドレスをホームアドレスから現在アドレスに変換す
る。最新の現在アドレスの問い合わせは、最初のメッセ
ージの送出のときに行い、2回目以後のメッセージの送
出は、アドレス対応情報キャッシュ管理401のアドレ
ス対応テーブル503を参照することにより現在アドレ
スを取得する。
処理シーケンスを図7を参照して説明する。コネクショ
ンレス型の通信では、転送されるメッセージのすべてに
インターネットアドレスが付加されているので、メッセ
ージを送出するためのsendtoコールやrecvf
romコールなどの関数に付加されているインターネッ
トアドレスをホームアドレスから現在アドレスに変換す
る。最新の現在アドレスの問い合わせは、最初のメッセ
ージの送出のときに行い、2回目以後のメッセージの送
出は、アドレス対応情報キャッシュ管理401のアドレ
ス対応テーブル503を参照することにより現在アドレ
スを取得する。
【0040】図7において、PC101aによるアドレ
ス通知から登録が完了するまでの現在アドレスの登録シ
ーケンスは、図5に示すシーケンスと同様に行う。クラ
イアントであるPC101cにおけるシーケンスとして
は、AP200cがsocketコールを発行するとこ
ろまでは図5に示すコネクション型のシーケンスと同様
に行い、bindコール発行以降は以下に示すように処
理する。
ス通知から登録が完了するまでの現在アドレスの登録シ
ーケンスは、図5に示すシーケンスと同様に行う。クラ
イアントであるPC101cにおけるシーケンスとして
は、AP200cがsocketコールを発行するとこ
ろまでは図5に示すコネクション型のシーケンスと同様
に行い、bindコール発行以降は以下に示すように処
理する。
【0041】図7において、bindコールがあると、
スルー処理211では、AP200からのbindコー
ルをソケット処理202にそのまま引き渡す。これは、
前述と同様にソケット処理202の対応する関数をその
まま呼び出すことにより行う。つぎに、通信相手のイン
ターネットアドレスを指定するデータグラム送信関数の
sendtoコールが発行されると、アドレス変換処理
210のアドレス問い合わせ処理400が、図5に示す
シーケンスと同様に、AMS102に対して通信相手先
の現在アドレスを問い合わせる。問い合わせに対する応
答により、通信相手のホームアドレスに対応する現在ア
ドレスを取りだし、アドレス対応情報キャッシュ管理4
01のアドレス対応テーブル503に現在アドレスを保
持させる。アドレス変換処理210のアドレス付け替え
処理400は、ホームアドレスを現在アドレスに書き換
え、sendtoコールをソケット処理に発行する。そ
れ以降のrecvfromコールでは、アドレス変換処
理210のアドレス付け替え処理400は、アドレス対
応テーブル503を参照し、ソケットインタフェース関
数のホームアドレスを現在アドレスに書き換える。cl
osesocketコールによりソケットが閉じられる
までアドレス変換処理210のアドレス付け替え処理4
00がホームアドレスを現在アドレスに書き換える。ア
ドレス対応テーブル503の各エントリの情報には、あ
らかじめ有効時間を設ける。そして、有効時間が切れた
エントリはアドレス対応テーブル503から削除される
ようにしておく。この削除処理は、アドレス対応情報キ
ャッシュ管理401が行う。削除されて、登録されてい
ないホームアドレスに対する現在アドレスについては、
メッセージを送出するときに、再度、アドレス問い合わ
せ処理400が、AMS102に問い合わせるようにす
る。
スルー処理211では、AP200からのbindコー
ルをソケット処理202にそのまま引き渡す。これは、
前述と同様にソケット処理202の対応する関数をその
まま呼び出すことにより行う。つぎに、通信相手のイン
ターネットアドレスを指定するデータグラム送信関数の
sendtoコールが発行されると、アドレス変換処理
210のアドレス問い合わせ処理400が、図5に示す
シーケンスと同様に、AMS102に対して通信相手先
の現在アドレスを問い合わせる。問い合わせに対する応
答により、通信相手のホームアドレスに対応する現在ア
ドレスを取りだし、アドレス対応情報キャッシュ管理4
01のアドレス対応テーブル503に現在アドレスを保
持させる。アドレス変換処理210のアドレス付け替え
処理400は、ホームアドレスを現在アドレスに書き換
え、sendtoコールをソケット処理に発行する。そ
れ以降のrecvfromコールでは、アドレス変換処
理210のアドレス付け替え処理400は、アドレス対
応テーブル503を参照し、ソケットインタフェース関
数のホームアドレスを現在アドレスに書き換える。cl
osesocketコールによりソケットが閉じられる
までアドレス変換処理210のアドレス付け替え処理4
00がホームアドレスを現在アドレスに書き換える。ア
ドレス対応テーブル503の各エントリの情報には、あ
らかじめ有効時間を設ける。そして、有効時間が切れた
エントリはアドレス対応テーブル503から削除される
ようにしておく。この削除処理は、アドレス対応情報キ
ャッシュ管理401が行う。削除されて、登録されてい
ないホームアドレスに対する現在アドレスについては、
メッセージを送出するときに、再度、アドレス問い合わ
せ処理400が、AMS102に問い合わせるようにす
る。
【0042】もしくは、アドレス対応情報キャッシュ管
理401のアドレス対応テーブル503のエントリの削
除処理は、有効時間経過後に行う代わりに、コネクショ
ンレス型の通信の終了時、すなわち、closesoc
ketコールが発行されたときに行うようにしてもよ
い。
理401のアドレス対応テーブル503のエントリの削
除処理は、有効時間経過後に行う代わりに、コネクショ
ンレス型の通信の終了時、すなわち、closesoc
ketコールが発行されたときに行うようにしてもよ
い。
【0043】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、ソケットフック処理によりホームアドレスを
現在アドレスに変更することができるので、既存のルー
タ等のネットワーク中継装置を変更することなく、ま
た、既存のAPを変更せずに、ネットワーク間を移動し
た計算機と通信が行えるようになる。また、通信システ
ムにおいて、既存の設備を有効利用することができる。
によれば、ソケットフック処理によりホームアドレスを
現在アドレスに変更することができるので、既存のルー
タ等のネットワーク中継装置を変更することなく、ま
た、既存のAPを変更せずに、ネットワーク間を移動し
た計算機と通信が行えるようになる。また、通信システ
ムにおいて、既存の設備を有効利用することができる。
【0044】以上は、アドレス通知メッセージ511に
より伝えられるホームアドレスと現在アドレスとの対応
をアドレス対応テーブル501に反映させる実施の形態
を示した。つぎに、メッセージに認証機能を設けて、ア
ドレス対応テーブル501に保持する情報の信頼性を高
めた場合について、第2の実施の形態として説明する。
これを実現するため、上述した第1の実施の形態へ追加
する機能を主に説明する。
より伝えられるホームアドレスと現在アドレスとの対応
をアドレス対応テーブル501に反映させる実施の形態
を示した。つぎに、メッセージに認証機能を設けて、ア
ドレス対応テーブル501に保持する情報の信頼性を高
めた場合について、第2の実施の形態として説明する。
これを実現するため、上述した第1の実施の形態へ追加
する機能を主に説明する。
【0045】図8は、認証機能を追加したときに使用す
るメッセージの形式を示している。図8において、メッ
セージIDフィールド601、現在アドレスフィールド
602及び普遍アドレスフィールド603は、形式及び
用途ともに上述した実施の形態と同様である。追加した
フィールドは、認証を行うための値を格納する認証子フ
ィールド810、及び、後述するアクセス権を指定する
ためのアクセス権フィールド811である。
るメッセージの形式を示している。図8において、メッ
セージIDフィールド601、現在アドレスフィールド
602及び普遍アドレスフィールド603は、形式及び
用途ともに上述した実施の形態と同様である。追加した
フィールドは、認証を行うための値を格納する認証子フ
ィールド810、及び、後述するアクセス権を指定する
ためのアクセス権フィールド811である。
【0046】この認証の方法をアドレス通知メッセージ
を例にして説明する。図9に、アドレス通知メッセージ
を認証する際のやり取りを示す。図9に示すように、P
C101とAMS102とに、共通の認証テーブル90
1と903とをそれぞれ備えておく。認証テーブル90
1及び903には、PC101を識別するための識別子
である名前PC101aと、1回目の暗号化に用いられ
る初期値iと、暗号鍵Kとが予め設定される。2回目以
降の暗号化に用いられる現在値jは、後述するように、
正当なメッセージと判断されたときに、AMS102で
ランダムな値が設定される。
を例にして説明する。図9に、アドレス通知メッセージ
を認証する際のやり取りを示す。図9に示すように、P
C101とAMS102とに、共通の認証テーブル90
1と903とをそれぞれ備えておく。認証テーブル90
1及び903には、PC101を識別するための識別子
である名前PC101aと、1回目の暗号化に用いられ
る初期値iと、暗号鍵Kとが予め設定される。2回目以
降の暗号化に用いられる現在値jは、後述するように、
正当なメッセージと判断されたときに、AMS102で
ランダムな値が設定される。
【0047】図9において、認証子フィールド810を
使用する場合、この認証子の初期値iを、ネットワーク
管理者がPC101とAMS102とに暗号鍵Kととも
に予め設定する。この初期値iを暗号化した値i’を認
証子とする。
使用する場合、この認証子の初期値iを、ネットワーク
管理者がPC101とAMS102とに暗号鍵Kととも
に予め設定する。この初期値iを暗号化した値i’を認
証子とする。
【0048】図2に示すアドレス通知処理205は、ア
ドレス通知メッセージ511を作成する際に、初期値i
を暗号鍵Kにより予め定めた暗号化方法にしたがって暗
号化し、暗号化した値i’を図8に示す認証子フィール
ド810に格納し、アドレス通知メッセージ511をネ
ットワーク上に送出する。ネットワーク上はPC101
とAMS102とで共通な暗号鍵で暗号したデータとし
てこの認証子が流れる。PC101からのアドレス通知
メッセージ511を受けたAMS102のアドレス通知
受付処理301は、共通暗号鍵Kにより認証子i’を復
号化して解読する。復号化した結果が、認証テーブル9
01に設定されている初期値iと一致すれば、そのメッ
セージは、PC101aから送出された正当なメッセー
ジであると判断し、一致しなければ正当なメッセージで
ないと判断する。正当なメッセージでないと判断された
場合には、そのメッセージを廃棄する。正当なメッセー
ジであると判断されたときには、図5に示すアドレス対
応テーブル501のホームアドレスに対応する位置に現
在アドレスを追加する。その応答であるアドレス完了メ
ッセージ512にも、認証子フィールド810を使用す
る。アドレス通知受付処理301は、ここで、2回目以
降の暗号化に用いられる現在値jを、ランダムな値を抽
出することにより決定し、決定した現在値jを、図9に
示す認証テーブル901の現在値として格納する。ま
た、現在値jを暗号鍵Kにより予め定めた暗号化方法に
したがって暗号化し、暗号化した値j’を図8に示す認
証子フィールド810に格納し、アドレス完了メッセー
ジ512をネットワーク上に送出する。PC101で
は、アドレス完了メッセージ512の認証子フィールド
810に格納されている値j’を共通暗号鍵Kにより復
号化して解読する。復号化した結果の現在値jを、図9
に示す認証テーブル903の現在値として格納し、以降
の認証では初期値iの代わりに現在値jを使用して認証
を行う。
ドレス通知メッセージ511を作成する際に、初期値i
を暗号鍵Kにより予め定めた暗号化方法にしたがって暗
号化し、暗号化した値i’を図8に示す認証子フィール
ド810に格納し、アドレス通知メッセージ511をネ
ットワーク上に送出する。ネットワーク上はPC101
とAMS102とで共通な暗号鍵で暗号したデータとし
てこの認証子が流れる。PC101からのアドレス通知
メッセージ511を受けたAMS102のアドレス通知
受付処理301は、共通暗号鍵Kにより認証子i’を復
号化して解読する。復号化した結果が、認証テーブル9
01に設定されている初期値iと一致すれば、そのメッ
セージは、PC101aから送出された正当なメッセー
ジであると判断し、一致しなければ正当なメッセージで
ないと判断する。正当なメッセージでないと判断された
場合には、そのメッセージを廃棄する。正当なメッセー
ジであると判断されたときには、図5に示すアドレス対
応テーブル501のホームアドレスに対応する位置に現
在アドレスを追加する。その応答であるアドレス完了メ
ッセージ512にも、認証子フィールド810を使用す
る。アドレス通知受付処理301は、ここで、2回目以
降の暗号化に用いられる現在値jを、ランダムな値を抽
出することにより決定し、決定した現在値jを、図9に
示す認証テーブル901の現在値として格納する。ま
た、現在値jを暗号鍵Kにより予め定めた暗号化方法に
したがって暗号化し、暗号化した値j’を図8に示す認
証子フィールド810に格納し、アドレス完了メッセー
ジ512をネットワーク上に送出する。PC101で
は、アドレス完了メッセージ512の認証子フィールド
810に格納されている値j’を共通暗号鍵Kにより復
号化して解読する。復号化した結果の現在値jを、図9
に示す認証テーブル903の現在値として格納し、以降
の認証では初期値iの代わりに現在値jを使用して認証
を行う。
【0049】また、初期値iとPC101のホームアド
レスとを組み合わせて認証子としてもよい。むろんその
組み合わせ方は、PC101とAMS102とで一致さ
ておく。
レスとを組み合わせて認証子としてもよい。むろんその
組み合わせ方は、PC101とAMS102とで一致さ
ておく。
【0050】また、アドレス問い合わせメッセージ51
3でも、認証子フィールド810を使用することができ
る。この使用方法はアドレス通知メッセージ511の場
合と同様に行える。そして、問い合わせ応答メッセージ
514に、アドレス登録応答メッセージ512と同様
に、認証子として乱数を設定し、次回からの認証に使用
することができる。
3でも、認証子フィールド810を使用することができ
る。この使用方法はアドレス通知メッセージ511の場
合と同様に行える。そして、問い合わせ応答メッセージ
514に、アドレス登録応答メッセージ512と同様
に、認証子として乱数を設定し、次回からの認証に使用
することができる。
【0051】このように、新規に割り当てられたアドレ
ス情報の登録に認証機構を設けることにより、不正なア
クセスを排除し、システムのセキュリティを高めること
ができる。
ス情報の登録に認証機構を設けることにより、不正なア
クセスを排除し、システムのセキュリティを高めること
ができる。
【0052】つぎに、アクセス権フィールドの利用方法
について説明する。このアクセス権は、移動した端末の
移動後の現在アドレスを通知する端末を制限するのに利
用する。移動端末のユーザが受信するメッセージの送り
主を限定するとき、例えば、出張したさきのネットワー
クの帯域が制限されているときなどに特定の端末からの
重要なメッセージのみを受け取りたいときに利用する。
また、メッセージの受信による現在業務の中断を避けた
いときには、特定の端末からのメッセージの受信以外、
行わないようにすることができる。
について説明する。このアクセス権は、移動した端末の
移動後の現在アドレスを通知する端末を制限するのに利
用する。移動端末のユーザが受信するメッセージの送り
主を限定するとき、例えば、出張したさきのネットワー
クの帯域が制限されているときなどに特定の端末からの
重要なメッセージのみを受け取りたいときに利用する。
また、メッセージの受信による現在業務の中断を避けた
いときには、特定の端末からのメッセージの受信以外、
行わないようにすることができる。
【0053】この場合、移動した端末の移動後の現在ア
ドレスの通知をしてよい端末をAMS102において管
理するために、図10に示すような、アクセス権管理テ
ーブル1010をAMS102が備える。アクセス権管
理テーブル1010は、移動した端末のホームアドレス
(もしくは現在アドレスでもよい)ごとに通知してよい
端末のホームアドレス(もしくは現在アドレスでもよ
い)が記憶される。アクセス権管理テーブル1010の
設定は、移動したPC101からのアドレス通知メッセ
ージ511により設定する。この場合、図8に示す、ア
クセス権フィールド811を使用する。アクセス権フィ
ールド811は、可変長フィールドとし、アクセス権フ
ィールド811の長さと、通知してよい端末のホームア
ドレスとが格納される。たとえば、今までに通信したこ
とがある個々の端末に対してのみ現在アドレスを通知す
るようにアクセス権を設定してもよいし、または、緊急
性の高い特定のPC101に対して現在アドレスを通知
するように設定することができる。また、通知してよい
端末のホームアドレスを指定する代わりに、通知してよ
いネットワークを指定するようにしてもよい。この場
合、移動端末の現在アドレスを通知してよいネットワー
クを指定しておき、そのネットワークをホームとするP
C101に対して現在アドレスを知らせる。アクセス権
フィールド811には、そのインターネットアドレスの
ネットワーク識別子を書き込み、ホスト識別子は0とす
ることにより、ネットワークを指定するものとする。た
とえば、移動した端末の移動前に接続されていたネット
ワークをホームネットワークとするPC101からのア
ドレス問い合わせに対してのみ応答させる時は、そのホ
ームネットワークのネットワーク識別子とホスト識別子
0とをアクセス権フィールド811に記載する。また、
移動先のネットワークに属するPC101に対してもア
ドレスの問い合わせに応ずる場合、その移動先のネット
ワーク識別子も続けて記載する。
ドレスの通知をしてよい端末をAMS102において管
理するために、図10に示すような、アクセス権管理テ
ーブル1010をAMS102が備える。アクセス権管
理テーブル1010は、移動した端末のホームアドレス
(もしくは現在アドレスでもよい)ごとに通知してよい
端末のホームアドレス(もしくは現在アドレスでもよ
い)が記憶される。アクセス権管理テーブル1010の
設定は、移動したPC101からのアドレス通知メッセ
ージ511により設定する。この場合、図8に示す、ア
クセス権フィールド811を使用する。アクセス権フィ
ールド811は、可変長フィールドとし、アクセス権フ
ィールド811の長さと、通知してよい端末のホームア
ドレスとが格納される。たとえば、今までに通信したこ
とがある個々の端末に対してのみ現在アドレスを通知す
るようにアクセス権を設定してもよいし、または、緊急
性の高い特定のPC101に対して現在アドレスを通知
するように設定することができる。また、通知してよい
端末のホームアドレスを指定する代わりに、通知してよ
いネットワークを指定するようにしてもよい。この場
合、移動端末の現在アドレスを通知してよいネットワー
クを指定しておき、そのネットワークをホームとするP
C101に対して現在アドレスを知らせる。アクセス権
フィールド811には、そのインターネットアドレスの
ネットワーク識別子を書き込み、ホスト識別子は0とす
ることにより、ネットワークを指定するものとする。た
とえば、移動した端末の移動前に接続されていたネット
ワークをホームネットワークとするPC101からのア
ドレス問い合わせに対してのみ応答させる時は、そのホ
ームネットワークのネットワーク識別子とホスト識別子
0とをアクセス権フィールド811に記載する。また、
移動先のネットワークに属するPC101に対してもア
ドレスの問い合わせに応ずる場合、その移動先のネット
ワーク識別子も続けて記載する。
【0054】AMS102のアドレス通知受付処理30
1で、アドレス通知メッセージ511を受信し、アクセ
ス権フィールド811が設定されている場合には、アク
セス権フィールド811に記載されているインターネッ
トアドレスを取りだす。アクセス権管理テーブル101
0において、アドレス通知メッセージ511のホームア
ドレスフィールド603に記載されているホームアドレ
スを移動端末のアドレスとしている通知認可アドレスの
領域に、取りだしたインターネットアドレスを格納す
る。また、アクセス権フィールド811が存在しなかっ
た場合、デフォルトとしてすべてのPC101からの問
い合わせに関して現在アドレスを教えるようにする。
1で、アドレス通知メッセージ511を受信し、アクセ
ス権フィールド811が設定されている場合には、アク
セス権フィールド811に記載されているインターネッ
トアドレスを取りだす。アクセス権管理テーブル101
0において、アドレス通知メッセージ511のホームア
ドレスフィールド603に記載されているホームアドレ
スを移動端末のアドレスとしている通知認可アドレスの
領域に、取りだしたインターネットアドレスを格納す
る。また、アクセス権フィールド811が存在しなかっ
た場合、デフォルトとしてすべてのPC101からの問
い合わせに関して現在アドレスを教えるようにする。
【0055】AMS102のアドレス問い合わせ応答処
理303では、他のPC101から移動した端末の現在
アドレスの問い合わせがあったときには、アクセス権管
理テーブル1010を参照し、移動した端末のアドレス
に対応させて記憶されている通知認可アドレスに、問い
合わせしたPC101のインターネットアドレスが記憶
されていれば、通知可能として、移動した端末の現在ア
ドレスを通知する。通知認可アドレスに、問い合わせし
たPC101のインターネットアドレスが記憶されてい
なければ、通知不可として、移動した端末の現在アドレ
スは通知しないようにする。
理303では、他のPC101から移動した端末の現在
アドレスの問い合わせがあったときには、アクセス権管
理テーブル1010を参照し、移動した端末のアドレス
に対応させて記憶されている通知認可アドレスに、問い
合わせしたPC101のインターネットアドレスが記憶
されていれば、通知可能として、移動した端末の現在ア
ドレスを通知する。通知認可アドレスに、問い合わせし
たPC101のインターネットアドレスが記憶されてい
なければ、通知不可として、移動した端末の現在アドレ
スは通知しないようにする。
【0056】なお、アクセス権フィールド811は、ア
ドレス通知メッセージ以外では使用しない。
ドレス通知メッセージ以外では使用しない。
【0057】以上のように、アクセス権フィールド81
1を利用することにより、移動後の現在アドレスを通知
するPC101を限定するための機能を持たせることが
できる。これにより、移動端末のユーザが受信するメッ
セージの送り主を限定し、他の計算機からの不要な通信
要求を遮断することができる。
1を利用することにより、移動後の現在アドレスを通知
するPC101を限定するための機能を持たせることが
できる。これにより、移動端末のユーザが受信するメッ
セージの送り主を限定し、他の計算機からの不要な通信
要求を遮断することができる。
【0058】以上説明した第1及び第2の実施の形態で
は、AMS102は、ネットワークシステムにただ一つ
存在するという実施の形態であったが、ネットワークの
規模やネットワークの管理単位に応じて、AMS102
を各ネットワークに分散させることによりインターネッ
トワークシステムで複数もつようにしてもよい。この場
合の実施の形態を第3の実施形態として以下に説明す
る。
は、AMS102は、ネットワークシステムにただ一つ
存在するという実施の形態であったが、ネットワークの
規模やネットワークの管理単位に応じて、AMS102
を各ネットワークに分散させることによりインターネッ
トワークシステムで複数もつようにしてもよい。この場
合の実施の形態を第3の実施形態として以下に説明す
る。
【0059】まず、はじめに、インターネットの各ネッ
トワーク毎にAMS102を1台持つ例を図11を参照
して説明する。図11に、本発明の第3の実施の形態に
おけるネットワークシステムの構成図を示す。第3の実
施の形態においては、AMS102が複数あるので、A
MS102の各々は、各ネットワークをホームネットワ
ークとする端末を管理する。
トワーク毎にAMS102を1台持つ例を図11を参照
して説明する。図11に、本発明の第3の実施の形態に
おけるネットワークシステムの構成図を示す。第3の実
施の形態においては、AMS102が複数あるので、A
MS102の各々は、各ネットワークをホームネットワ
ークとする端末を管理する。
【0060】この場合、AMS102のインターネット
アドレスの割当て方を予め規定しておく。例えば、図1
1において、LAN 105aに接続されるPC101
nのインターネットアドレスがx.x.x.nで表され
るものとする。LAN 105aのネットワーク識別子
がx.x.xであり、ホスト識別子をnとする。そのネ
ットワーク内にAMS102を1つ設置する場合に、A
MS102のインターネットアドレスのホスト識別子を
所定の値、例えば、「254」と規定しておき、LAN
105aに接続されるAMS102のインターネット
アドレスは、x.x.x.254と設定する。すなわ
ち、AMS102のホスト識別子は、どのネットワーク
に接続されても254と規定しておく。これにより、各
PC101では、アドレス問い合わせメッセージ513
やアドレス通知メッセージ511を発行する際に、宛先
のAMS102のアドレスを作成することができる。例
えば、PC101aのホームネットワークをLAN 1
05aとし、LAN 105bに移動したときに、PC
101aの現在アドレスの管理を行うのは、ホームネッ
トワークのLAN 105aに接続されているAMS1
02とする。この場合、PC101aのホームアドレス
はx.x.x.aで表されており、PC101aがアド
レス通知メッセージ511を発行する際には、宛先のA
MS102のアドレスをx.x.x.254として発行
することができる。また、アドレス問い合わせ処理40
0でも上記と同様のアドレスに対してアドレス問い合わ
せメッセージ513を発行する。
アドレスの割当て方を予め規定しておく。例えば、図1
1において、LAN 105aに接続されるPC101
nのインターネットアドレスがx.x.x.nで表され
るものとする。LAN 105aのネットワーク識別子
がx.x.xであり、ホスト識別子をnとする。そのネ
ットワーク内にAMS102を1つ設置する場合に、A
MS102のインターネットアドレスのホスト識別子を
所定の値、例えば、「254」と規定しておき、LAN
105aに接続されるAMS102のインターネット
アドレスは、x.x.x.254と設定する。すなわ
ち、AMS102のホスト識別子は、どのネットワーク
に接続されても254と規定しておく。これにより、各
PC101では、アドレス問い合わせメッセージ513
やアドレス通知メッセージ511を発行する際に、宛先
のAMS102のアドレスを作成することができる。例
えば、PC101aのホームネットワークをLAN 1
05aとし、LAN 105bに移動したときに、PC
101aの現在アドレスの管理を行うのは、ホームネッ
トワークのLAN 105aに接続されているAMS1
02とする。この場合、PC101aのホームアドレス
はx.x.x.aで表されており、PC101aがアド
レス通知メッセージ511を発行する際には、宛先のA
MS102のアドレスをx.x.x.254として発行
することができる。また、アドレス問い合わせ処理40
0でも上記と同様のアドレスに対してアドレス問い合わ
せメッセージ513を発行する。
【0061】次に、複数のネットワークに1つのAMS
102を持つ例を説明する。これは、複数のネットワー
クを管理するドメインごとに、1つのAMS102を備
える場合に相当する。この例において、あるPC101
に割り当てられたホームアドレスから、そのPC101
の現在アドレスを保持しているAMS102のアドレス
を求める方法について図12を参照して説明する。図1
2において、900は、AMSアドレスを記憶するAM
Sアドレステーブルであり、各PC101ごとに備え
る。AMSアドレステーブル900は、ドメインごとの
AMSアドレスを保持し、また、そのAMSで管理する
ネットワーク識別子を保持する。AMSアドレステーブ
ル900は、管理単位であるドメインID901と、こ
のドメインに存在するAMSアドレス902と、このド
メインを構成するネットワーク識別子へのポインタ90
3と、ポインタ903によって示される複数のネットワ
ークアドレステーブル904aおよびbとを備える。ネ
ットワークアドレステーブル904aおよびbは、ポイ
ンタによりチェーン接続され、このネットワークアドレ
スからAMSアドレス902を検索することができる。
AMSアドレス902の値は、先の例のように所定の値
を設定するのではなく、ドメインに都合のよい任意の値
を設定しておくことができる。各PC101では、アド
レス問い合わせメッセージ513やアドレス通知メッセ
ージ511を発行する際に、通信相手であるPC101
のホームアドレスからそのネットワーク識別子を求め、
当該ネットワーク識別子と一致するAMSアドレスをA
MSアドレステーブル900を用いて検索する。こうし
て検索したAMSアドレス宛にアドレス問い合わせメッ
セージ513やアドレス通知メッセージ511を発行す
ることができる。
102を持つ例を説明する。これは、複数のネットワー
クを管理するドメインごとに、1つのAMS102を備
える場合に相当する。この例において、あるPC101
に割り当てられたホームアドレスから、そのPC101
の現在アドレスを保持しているAMS102のアドレス
を求める方法について図12を参照して説明する。図1
2において、900は、AMSアドレスを記憶するAM
Sアドレステーブルであり、各PC101ごとに備え
る。AMSアドレステーブル900は、ドメインごとの
AMSアドレスを保持し、また、そのAMSで管理する
ネットワーク識別子を保持する。AMSアドレステーブ
ル900は、管理単位であるドメインID901と、こ
のドメインに存在するAMSアドレス902と、このド
メインを構成するネットワーク識別子へのポインタ90
3と、ポインタ903によって示される複数のネットワ
ークアドレステーブル904aおよびbとを備える。ネ
ットワークアドレステーブル904aおよびbは、ポイ
ンタによりチェーン接続され、このネットワークアドレ
スからAMSアドレス902を検索することができる。
AMSアドレス902の値は、先の例のように所定の値
を設定するのではなく、ドメインに都合のよい任意の値
を設定しておくことができる。各PC101では、アド
レス問い合わせメッセージ513やアドレス通知メッセ
ージ511を発行する際に、通信相手であるPC101
のホームアドレスからそのネットワーク識別子を求め、
当該ネットワーク識別子と一致するAMSアドレスをA
MSアドレステーブル900を用いて検索する。こうし
て検索したAMSアドレス宛にアドレス問い合わせメッ
セージ513やアドレス通知メッセージ511を発行す
ることができる。
【0062】また、AMSアドレステーブルを各PC1
01ごとに備える代わりに、ネームサービスやディレク
トリサービスなどの管理装置に登録し、各PC101で
は、この管理装置にアクセスすることにより検索できる
ようにしておくようにしてもよい。
01ごとに備える代わりに、ネームサービスやディレク
トリサービスなどの管理装置に登録し、各PC101で
は、この管理装置にアクセスすることにより検索できる
ようにしておくようにしてもよい。
【0063】第3の実施の形態によれば、ネットワーク
の規模やネットワークの管理単位に応じて、AMS10
2を各ネットワークに分散させることができる。
の規模やネットワークの管理単位に応じて、AMS10
2を各ネットワークに分散させることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、通信システムにお
いて、計算機の移動等により通信プロトコルアドレスを
動的に変化させなければならないときに、既存のルータ
等のネットワーク中継装置を変更することなく、また、
その通信プロトコルアドレスの変化に伴う種々の影響を
既存のアプリケーションプログラムに与えることなく通
信を可能とすることができる。また、通信システムにお
いて、計算機の移動等により通信プロトコルアドレスを
動的に変化させなければならないときに、既存の設備を
有効利用して、通信を可能とすることができる。
いて、計算機の移動等により通信プロトコルアドレスを
動的に変化させなければならないときに、既存のルータ
等のネットワーク中継装置を変更することなく、また、
その通信プロトコルアドレスの変化に伴う種々の影響を
既存のアプリケーションプログラムに与えることなく通
信を可能とすることができる。また、通信システムにお
いて、計算機の移動等により通信プロトコルアドレスを
動的に変化させなければならないときに、既存の設備を
有効利用して、通信を可能とすることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるネットワー
クシステムの構成図である。
クシステムの構成図である。
【図2】PCにおけるソフトウエアモジュール構成図で
ある。
ある。
【図3】AMS102のソフトウエアモジュール構成図
である。
である。
【図4】アドレス変換処理モジュールの機能ブロック図
である。
である。
【図5】コネクション型サービスにおける本発明の処理
シーケンス図である。
シーケンス図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるプロトコルメッセ
ージ形式の説明図である。
ージ形式の説明図である。
【図7】コネクションレス型サービスにおける本発明の
第1の実施形態における処理シーケンス図である。
第1の実施形態における処理シーケンス図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるプロトコル
メッセージ形式の説明図である。
メッセージ形式の説明図である。
【図9】認証機能を追加したときの本発明の第2の実施
形態における処理シーケンス図である。
形態における処理シーケンス図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるアクセス
権管理テーブルの説明図である。
権管理テーブルの説明図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態におけるネットワ
ークシステムの構成図である。
ークシステムの構成図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態におけるネットア
ドレスとAMSアドレスとの対応テーブル900の説明
図である。
ドレスとAMSアドレスとの対応テーブル900の説明
図である。
101…コンピュータ、102…AMS、200…A
P、201…ソケットフック処理、202…ソケット処
理、205…アドレス通知処理、301…アドレス通知
受付処理、303…アドレス問い合わせ応答処理、50
1…アドレス対応テーブル。
P、201…ソケットフック処理、202…ソケット処
理、205…アドレス通知処理、301…アドレス通知
受付処理、303…アドレス問い合わせ応答処理、50
1…アドレス対応テーブル。
Claims (10)
- 【請求項1】第1のネットワークをホームネットワーク
とする第1の端末と、 第2のネットワークをホームネットワークとする第2の
端末と、 端末ごとに、前記ホームネットワークに接続されたとき
に割り当てられるホームアドレスと、前記ホームネット
ワークと異なる他のネットワークに接続されたときに割
り当てられる現在アドレスとを対応させて記憶する記憶
手段を備える管理サーバとを有し、 前記第1の端末は、 当該第1の端末に前記現在アドレスが割り当てられたと
きに、当該現在アドレスを、当該第1の端末のホームア
ドレスと共に前記管理サーバに通知する通知手段を備
え、 前記第2の端末は、 前記第2のネットワークに対して情報を送受信する際
に、予め定められたプロトコルに従って処理を行うプロ
トコル処理手段と、 前記プロトコル処理手段を介して前記第1の端末と情報
を送受信するアプリケーションプログラムと、 前記アプリケーションプログラムが前記プロトコル処理
手段を介して前記第1の端末に情報を送信するときに、
当該アプリケーションプログラムから当該プロトコル処
理手段に対して情報を送信する際に、当該情報に前記第
1の端末のホームアドレスが付加されている場合に、当
該情報を横取りする横取り手段と、 前記横取り手段により横取りされた情報に付加されてい
る、当該第1の端末のホームアドレスにより前記管理サ
ーバに当該第1の端末の最新の現在アドレスを問い合わ
せ、当該第1の端末の最新の現在アドレスの応答を前記
管理サーバより受ける問い合わせ手段と、 前記横取り手段により横取りされた情報に付加されてい
る、当該第1の端末のホームアドレスを、前記問い合わ
せ手段により受けられた、当該第1の端末の最新の現在
アドレスに変換する変換手段とを備え、 前記横取り手段は、前記横取りした、前記変換手段によ
り前記最新の現在アドレスに変換された情報を前記プロ
トコル処理手段に送出し、 前記管理サーバは、 前記通知手段により前記現在アドレスの通知があったと
きに、前記記憶手段の、当該第1の端末のホームアドレ
スに対応する現在アドレスの記憶領域に、当該通知され
た現在アドレスを登録する登録手段と、 前記問い合わせ手段により前記第1の端末の最新の現在
アドレスの問い合わせがあったときに、当該問い合わせ
手段に対して応答するために、前記記憶手段に記憶され
ている、前記第1の端末のホームアドレスに対応する、
前記第1の端末の現在アドレスを送信する応答手段とを
備えることを特徴とする移動計算機サポートシステム。 - 【請求項2】請求項1において、前記第2の端末は、前
記問い合わせ手段により受けられた、当該第1の端末の
最新の現在アドレスを、当該第1の端末のホームアドレ
スに対応させて保持している保持手段をさらに備え、 前記変換手段は、前記保持手段を参照することにより、
前記横取り手段により横取りされた情報に付加されてい
る、当該第1の端末のホームアドレスを、当該第1の端
末の最新の現在アドレスに変換することを特徴とする移
動計算機サポートシステム。 - 【請求項3】請求項1において、前記横取り手段は、前
記横取りした情報に、前記第1の端末のホームアドレス
が付加されていない場合に、当該情報を前記プロトコル
処理手段にそのまま送出することを特徴とする移動計算
機サポートシステム。 - 【請求項4】請求項1において、前記通知手段は、予め
定めた認証子を予め定めた暗号鍵により予め定めた暗号
化を行い、当該暗号化された認証子を付加して前記通知
を行い、 前記登録手段は、前記通知手段により前記暗号化された
認証子が付加された前記通知があったときに、当該暗号
化された認証子を、前記予め定めた暗号鍵により予め定
めた復号化を行い、復号化した認証子が、前記予め定め
た認証子と一致する場合には、当該通知が正当な通知で
あるとして、前記登録を行うことを特徴とする移動計算
機サポートシステム。 - 【請求項5】請求項1において、前記通知手段は、前記
管理サーバの応答手段に対して、前記問い合わせ手段に
より前記第1の端末の最新の現在アドレスの問い合わせ
があったときに、当該問い合わせに対する応答を許可す
る端末をさらに通知し、 前記応答手段は、前記応答を許可する端末の前記問い合
わせ手段により前記第1の端末の最新の現在アドレスの
問い合わせがあったときに、当該問い合わせに対して応
答することを特徴とする移動計算機サポートシステム。 - 【請求項6】請求項1において、前記管理サーバは、前
記第1のネットワークと第2のネットワークとのそれぞ
れに設けられることを特徴とする移動計算機サポートシ
ステム。 - 【請求項7】請求項1において、前記管理サーバは、複
数のネットワークを備え、当該複数のネットワークを管
理するドメインごとに、それぞれ設けられることを特徴
とする移動計算機サポートシステム。 - 【請求項8】複数のネットワークの各々に、複数の端末
がそれぞれ接続される移動計算機サポートシステムにお
ける管理サーバであって、 複数の端末の各々に、最初にネットワークに接続された
ときに割り当てられるホームアドレスと、前記最初に接
続されたネットワークと異なる他のネットワークに接続
されたときに割り当てられる現在アドレスとを対応させ
て記憶する記憶手段と、 前記複数の端末の各々から前記現在アドレスの通知が当
該端末のホームアドレスとともにあったときに、前記記
憶手段の、当該端末のホームアドレスに対応する現在ア
ドレスの記憶領域に、当該通知された現在アドレスを登
録する登録手段と、 前記複数の端末の各々から他の端末の最新の現在アドレ
スの問い合わせがあったときに、前記記憶手段に記憶さ
れている、当該他の端末のホームアドレスに対応する、
当該他の端末の現在アドレスを、当該問い合わせがあっ
た端末に対して送信する応答手段とを備えることを特徴
とする管理サーバ。 - 【請求項9】複数の端末の各々に、最初にネットワーク
に接続されたときに割り当てられるホームアドレスと、
前記最初に接続されたネットワークと異なる他のネット
ワークに接続されたときに割り当てられる現在アドレス
とを管理する管理サーバに前記ネットワークを介して接
続される端末であって、 当該端末に前記現在アドレスが割り当てられたときに、
当該現在アドレスを、当該端末のホームアドレスと共に
前記管理サーバに通知する通知手段と、 前記ネットワークに対して情報を送受信する際に、予め
定められたプロトコルに従って処理を行うプロトコル処
理手段と、 前記プロトコル処理手段を介して他の端末と情報を送受
信するアプリケーションプログラムと、 前記アプリケーションプログラムが前記プロトコル処理
手段を介して前記第1の端末に情報を送信するときに、
当該アプリケーションプログラムから当該プロトコル処
理手段に対して情報を送信する際に、当該情報に前記第
1の端末のホームアドレスが付加されている場合に、当
該情報を横取りする横取り手段と、 前記横取り手段により横取りされた情報に付加されてい
る、当該他の端末のホームアドレスにより前記管理サー
バに当該他の端末の最新の現在アドレスを問い合わせ、
当該他の端末の最新の現在アドレスの応答を前記管理サ
ーバより受ける問い合わせ手段と、 前記横取り手段により横取りされた情報に付加されてい
る、当該他の端末のホームアドレスを、前記問い合わせ
手段により受けられた、最新の現在アドレスに変換する
変換手段とを備え、 前記横取り手段は、前記横取りした、前記変換手段によ
り前記最新の現在アドレスに変換された情報を前記プロ
トコル処理手段に送出することを特徴とする端末。 - 【請求項10】複数の端末の各々に、最初にネットワー
クに接続されたときに割り当てられるホームアドレス
と、前記最初に接続されたネットワークと異なる他のネ
ットワークに接続されたときに割り当てられる現在アド
レスとを管理する管理サーバに前記ネットワークを介し
て接続される端末におけるアドレス変換方法であって、 当該端末に前記現在アドレスが割り当てられたときに、
当該現在アドレスを、当該端末のホームアドレスと共に
前記管理サーバに通知し、 前記ネットワークを介して他の端末に対して情報を送信
するときに、当該情報に当該他の端末のホームアドレス
が付加されている場合に、当該情報をネットワークに送
出する前に横取りし、 前記横取りされた情報に付加されている、当該他の端末
のホームアドレスにより前記管理サーバに当該他の端末
の最新の現在アドレスを問い合わせ、 当該他の端末の最新の現在アドレスの応答を前記管理サ
ーバより受け、 前記横取りされた情報に付加されている、当該他の端末
のホームアドレスを、前記受けられた最新の現在アドレ
スに変換し、 前記横取りした、前記最新の現在アドレスに変換された
情報を前記ネットワークに送出することを特徴とするア
ドレス変換方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20472096A JP3411159B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 移動計算機サポートシステム |
US08/905,085 US6088725A (en) | 1996-08-02 | 1997-08-01 | Mobile computer supporting system, its administrative server, its terminal, and address conversion method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20472096A JP3411159B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 移動計算機サポートシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1051449A true JPH1051449A (ja) | 1998-02-20 |
JP3411159B2 JP3411159B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=16495201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20472096A Expired - Fee Related JP3411159B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 移動計算機サポートシステム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6088725A (ja) |
JP (1) | JP3411159B2 (ja) |
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