JPH10509259A - 車両用交通監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 牽引ユニットと１つかそれ以上の運搬する、または運搬されるユニットを保護し監視するために、１つの牽引ユニットは、通信およびＧＰＳ衛星（４５）またはＧＳＭシステム（３９）を経由して外界と、または道路に埋め込まれたタグ（１０Ｂ）と通信できるデータ処理システム（１）を有する。運搬する、または運搬される単数または複数のユニットはさらに、牽引ユニットのデータ処理システム（１）と無線インターフェース（７）またはインターフェース（８）を経由して通信できるデータ処理システム（１５）を有する。運搬する、または運搬される単数または複数のユニットのデータ処理システムはさらに、道路や表面のタグ（１０Ｂ）または運搬する、または運搬されるユニットの上部に置かれたタグ（１０Ａ）と通信できるアンテナとのインターフェースを有する。上記で説明したように設計されたシステムは、貨物または運搬ユニットが常に位置が確認され、監視されているという利点を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 車両用交通監視システム 本発明は、牽引ユニットと、１つまたはそれ以上の牽引または運搬されるユニ ットとを含む種類の車両(vehicle)のための交通監視システム(traffic supervis ion system)に関し、前記牽引ユニットが、 固定して置かれたタグ(tag)からのメッセージを読みとり書き込みするか、ま たは無線送信を経由して読み取り書き込みすることができる送信および受信設備 を有するデータ処理装置を備えてなる。 こうした交通監視システムは、デンマークの特許出願第１０９５／９４号から 知られる。このシステムは車両の監視に関連すると、例えば、車両の識別とその 位置の判定のために非常に有益である。 二つの部分からなる車両、例えば動力車(motor vehicle)と付属トレーラーか らなるトラックに関連して、データ設備がすべて牽引ユニットすなわち動力車に あるのはあまり得策ではない。これは、牽引ユニットと運搬する、または運搬さ れるユニットとの間の通信が、牽引ユニットから外される際に中断されることを 意味する。 たとえ動力車がデータ処理設備を有していても、トレーラーと動力車が駐車場 に放置されている時は、トレーラーは盗難や破壊に対して極度に無防備である。 この関係で、車両が肉などの高価な商品を積んだ冷蔵車両である場合、失われる 金額が非常に大きいことは明らかである。 従って、本発明の目的は、例えば駐車場に放置された運搬する、または運搬さ れるユニットの安全管理と位置判定が同様に達成されるように、上記のデンマー クの特許出願から知られる既存システムを改善することである。 この目的は、牽引または運搬される単数または複数のユニットが、無線送信ま たはインターフェース(interface)を経由して牽引ユニットのデータ処理装置と 情報を交換できる、送信および受信設備を伴う別のデータ処理装置を有する、本 発明に従って達成される。 牽引されるユニットのデータ処理設備が異常事態に瞬時に反応して、牽引ユニ ットのデータ処理装置に知らせ、それが警察などに連絡できるので、牽引または 運搬されるユニットが、牽引ユニットに結合されているか、または駐車場に放置 されているかに関わらず、盗難やその他の破壊行為から安全に保護されているこ とが確保される。 本発明によれば、請求項２に記載されているように、牽引または運搬される単 数 または複数のユニットが、牽引ユニットの外部に固定して置かれたローカル・デ ータ処理装置と情報を交換できるので好都合である。 システムはこれによって確立されるが、その際、牽引または運搬されるユニッ トは、ターミナル(terminal)に放置されている時、牽引ユニットに結合されてい るのと同様に安全に警戒されている。 さらに、請求項３に記載されているように、牽引または運搬される単数または 複数のユニットは、運搬される単数または複数のユニットに置かれたタグからの 情報を読み取りできる第１アンテナを有するので好都合である。 運搬されるユニットと運搬するユニットは、アンテナがタグを読み取ろうとす る時、タグが存在しない場合、すなわち、例えば運搬されるユニットが除去され ようとした場合、瞬時に検出されるという意味で、お互いに非常に密接に連結し ている。この場合、運搬されるユニットのデータ処理装置はすぐに、それがある べき場所にないということを申し立てるが、それは、ローカル・データ処理装置 (local data processing unit)にすぐ信号を送るという形を取り、そこからすぐ に警察などに信号が伝えられる。 請求項４に記載されているように、運搬される単数または複数のユニットが、 やはり運搬されるユニットに位置する別のアンテナ経由で、データ処理装置から の指示または情報を受信または送信できるタグを有する時、運搬されるユニット はその位置に関する情報を提供するので有利である。情報と指示は携帯装置によ っても読み取りできる。同様に、牽引ユニットのデータ処理設備は運搬ユニット のアンテナ経由で同じタグの書き込みと読み取りができる。このことは、例えば 、関連する輸送の道順に関するデータの損失に対する保護の可能性を広げる。 また、運搬される単数または複数のユニットが、牽引される単数または複数の ユニットの上側に位置する別のタグを有するので好都合である。 これは、運搬されるユニットが積み重ね可能なコンテナによって形成される場 合に特に好都合である。その場合、駐車場またはターミナルに直接置かれた最初 のコンテナは、駐車場またはターミナルの表面舗装に埋め込まれたタグの読み取 りによって位置が判定され、次のコンテナが重ねられると、次のコンテナは下の コンテナのＩＤ(identity)を読み取り、その際、位置は明確に判定されるので、 個々のコンテナの各々は容易に識別でき位置が判定できる。コンテナの１つが盗 難されそうになった場合、盗難され るコンテナは下のコンテナのＩＤを読み取れないので、盗難されたコンテナのデ ータ処理設備はすぐに警報を発する。 位置判定の同じ原理は、データ処理設備とデッキ表面のタグを装備した船舶に 適用される。 請求項６に記載されているように、牽引ユニットのデータ処理装置と固定して 置かれたデータ処理装置は、衛星、ＧＳＭまたはＧＳＰシステムと通信できる。 このことは、牽引ユニットがどこにあろうとも、非常に確実な位置判定を提供 し、こうしたシステムの１つを通じて、運搬される単数または複数のユニットの 状態や位置を調査したり、個々の運搬されるユニットの設備を遠隔起動(remote activation)する可能性を広げる。 振動センサや温度センサのようなセンサも、運搬される単数または複数のユニ ットのデータ処理装置に接続できる。 これは、振動センサがすぐに運搬ユニットのデータ処理設備に信号を送り、上 記と同じ方法で警報を発するので、運搬されるユニットの望ましくない盗難が探 知される確実性を向上する。 同様に、運搬ユニットのデータ処理設備と結合して置かれた温度センサは、不 都合な温度変化の際警報を発し、牽引ユニットまたはターミナルのデータ処理設 備との通信を経由して、貨物の運搬人または所有者に、運搬されるユニット内の 当面の状態を知らせる。 一般に、本発明の好適実施形態は、添付の請求項の中で定義される。 本発明は、以下、本発明の好適実施形態を示す図面を参照してより完全に説明 され、 図１は、動力車と、データ処理設備に関連するコンテナを運搬するトレーラー からなるトラックを示し、 図２は、動力車と運搬されるコンテナのデータ処理設備のブロック図であり、 図３は、例えば、列車と関連し、衛星、ＧＰＳおよびＧＳＭシステムと関連し て適用される本発明を示す。 図１は、ここでは動力車と、コンテナを運搬するトレーラーからなるユニット として示される運搬ユニットを示す。言い換えれば、牽引ユニットと、運搬され るユニット（コンテナ）を積み込んで牽引される、または運搬するユニットを有 する種類の運搬ユニットである。もちろん、例えば機関車(locomotive)と多数の 客車を有する列車や船舶のよ うな、他の運搬ユニットも考慮される。動力車では、１はそれぞれアンテナ２、 ３、４経由で衛星、ＧＳＭシステムおよびＧＰＳシステムと通信するデータ処理 設備を示す。さらに、動力車の底には路上、駐車場の地面または船舶に置かれた タグ１０Ｂを読み取りできるアンテナ６が提供される。 本明細書では、タグとは、アンテナ、送信・受信設備、メモリおよび受動的誘 導エネルギー源（すなわち、自己電源）を有するマイクロチップを意味する。 ７は運搬されるユニットに置かれたデータ処理装置１５への無線リンクを示す 。データ処理装置１５は本質的にデータ処理設備１に対応するが、これは衛星、 ＧＳＭまたはＧＰＳシステムとの独立した通信設備を有さないという点が異なっ ている。図１からさらに明らかになるように、運搬されるユニットの底には、運 搬されるプラットフォームに置かれたタグ１０Ｄと通信できるアンテナ１６が提 供される。さらに、送信アンテナ１１がデータ処理装置１５のために提供され、 運搬されるユニットに置かれたタグ１０Ｃに情報を送信し、そこから情報を読み 取ることができる。見られるように、輸送プラットフォーム１７Ｂにはさらに、 牽引ユニット１７Ａのデータ処理システム１へのインターフェース８を有するア ンテナ１２が提供され、牽引ユニットが前記タグの読み取り書き込みができるよ うにする。最後に、温度センサ１４または振動センサ１３のようなさまざまなセ ンサが、データ処理装置に関連する。インターフェース８は、動力車と運搬する 、または運搬されるユニットの間の通信のための無線リンクの代わりに使用でき る。 図１に示されるデータ処理システム１５は、耐久構造を持つあらゆる種類の牽 引されるプラットフォームや、コンテナおよびスワップ／フレックス・プラット フォーム(swap/flex platform)に置かれる。アンテナ１６を経由して、データ処 理システムは運搬ユニット１７Ｂに置かれたタグ１０Ｄから、または道路または 船舶、ターミナルまたは駐車場の表面舗装に置かれたタグ１０Ｂから情報を読み 取りできる。運搬ユニットが盗難されるか、または運搬ユニットと運搬されるユ ニットが分離された場合、こうした盗難はデータ処理システムによって記録され 、警報手続きが実行される。 運搬されるユニットと運搬するユニットに置かれたアンテナ１１および１２を 経由して、データ処理システム１とデータ処理システム１５の両方は、運搬され るユニットに置かれたタグ１０Ｃを読み取り書き込みできる。タグ１０Ｃは、運 搬されるユ ニットを識別するための情報と、関連する輸送の道順に関する情報を含む。その 結果、情報とデータが、牽引されるユニット１７Ａ、堅固な上部構造を伴う運搬 ユニット１７Ｂまたは運搬されるユニット１８のデータ処理システム１／１５で 収集または生成されるかどうかに関わらず、タグ１０Ｃは、関連する輸送に関す るすべての量の情報のバックアップ機能として使われる。タグ１０Ｃの情報はさ らに、携帯装置を使って読み取ることもできる。 運搬ユニット１７Ｂまたは運搬されるユニット１８が、牽引ユニット１７Ａの データ処理システム１から切り離されてターミナルまたは駐車場に放置されてい る場合、トレーラーを盗もうというすべての試みは振動センサ１３によって記録 され、振動センサは瞬時にデータ処理システム１５に知らせ、そこからその送信 ／受信設備を経由して一番近くの固定して置かれたデータ処理装置に警報が発せ られる。 運搬ユニット１７または運搬されるユニット１８が積み重ね可能だと仮定した 場合、積み重ねた最初の、一番下のユニットはユニットの底にあるアンテナ１６ を経由して、船舶、ターミナルまたは路面舗装の表面に置かれたタグ１０Ｂを読 み取り、読み取った情報と自己のデータを送信／受信設備を経由して、固定して 置かれたデータ処理システム４２／４４に渡すことができる。積み重ねられた次 のユニットは、対応する番号によって、下に置かれたユニットの上部に置かれた タグ１０Ａを読み取り、同様に読み取った情報と自己のデータを送信／受信設備 を経由して、固定して置かれたデータ処理装置に渡すことができ、それによって 個々の積み重ね４３の中の個々の運搬する、または運搬されるユニットの位置判 定ができる。 図２は、それぞれ牽引ユニットと、牽引される、または運搬されるユニットの データ処理装置のブロック図である。見られるように、牽引ユニットのデータ処 理設備は衛星、ＧＳＭおよびＧＰＳシステムへのインターフェース結合を含み、 牽引される、または運搬されるユニットのデータ処理装置１５と通信する際に使 用するための無線リンク(link)２２を有する。さらに、２４は牽引ユニットのア ンテナ６を経由して、道路または表面に置かれたタグ１０Ｂの情報を読み取りま たは書き込みできる、ＲＦＩＤ型（無線周波数ＩＤ検出システム）の読み取り書 き込みユニットを示す。運搬されるユニットのデータ処理システム１５は衛星、 ＧＰＳおよびＧＳＭシステムへの直接接続を有さないが、無線インターフェース ２２を経由して牽引ユニットのデータ処理シ ステムや、牽引ユニットで使われているのと同様の種類の固定して置かれたデー タ処理システムと通信できる。さらに、データ処理装置は、振動検出器２８や温 度センサ２９のような検出器および電池１８の形を取る電源と接続されている。 さらに、より多くの機器が必要に応じて結合できることが図面から見られる。 図３は、衛星、ＧＰＳおよびＧＳＭシステムと関連するシステムの動作を図式 的に示すが、この図は、機関車３５と客車３６を有する列車３４を示している。 各客車が、前に述べたデータ処理装置１５に対応するデータ処理装置を有するこ うした列車に関して、機関車３５と客車３６の間の通信は、３７で示されるよう に無線式であるので好都合である。さらに、牽引ユニット３５と牽引される、ま たは運搬されるユニット３６の間の通信は、固定接続部３８を経由する形を取る 。機関車３５が、ＧＳＭシステム３９を経由して通信できるか、または既存の衛 星による通信または測位システム４５に接続できることも示される。それに対応 して、道路運搬ユニット４０が示されるが、そこでは、牽引ユニットと牽引され る、または運搬されるユニットの間の通信が同様に２つのユニットのデータ処理 システムの間の無線接続３７経由または固定接続３８経由の形を取り、外界との 通信は、ＧＳＭシステム３９または衛星に基づく通信・測位システム４５を経由 して行われる。この図はさらに、ターミナル、駐車場などの、運搬されないユニ ット４１／４３との通信が確立される場所に置かれた固定データ処理装置４２を 示す。牽引ユニットとの通信に加えて、固定データ処理システム４２は、ＧＳＭ ３９と衛星に基づく通信システム４５の両方を経由して外界と通信できる。固定 データ処理システム４２と運搬されていないユニット４１／４３との間の通信は 、無線式３７であるが、固定接続３８を経由して行われることもある。図３はさ らに、運搬ユニット４１または積み重ねられた運搬されるユニット４３が、アン テナ１６を経由して、表面舖装に置かれたタグ１０Ｂとどのように通信でき、位 置の判定にどのように貢献できるかを示す。図３はさらに、積み重ねできる運搬 されるユニット４３が、それぞれ上部と底部にタグ１０Ａとアンテナ１６を有し 、その結果下に重ねられたユニットを読み取り、ひいては個々の積み重ねられた ユニットの測位に貢献できることを示す。最後に、図３は、運搬されるユニット の同じ設備がどのように使われるかを図式的に示すが、そこでは固定データ処理 システムが船舶４６に設置される。個々の運搬されるユニット４３の位置を識別 する可能性に加えて、個々の 運搬されるユニットと外界との間の通信が、船舶の通常の通信・測位設備を経由 して、衛星または無線によって確立される。 本発明は地上の、牽引ユニットおよび牽引されるユニットと、運搬ユニットお よび運搬されるユニットと関連して説明されたが、上記で説明した技術と手続き を密接に関連した関係で使用することは本発明の範囲内である。従って、同じ発 明が、航空輸送中のコンテナを監視するためにも使用できると考えられる。

【手続補正書】 【提出日】１９９７年７月９日 【補正内容】 明細書 車両用交通監視システム 本発明は、牽引ユニットと、１つまたはそれ以上の牽引または運搬されるユニ ットを含む種類の車両（vehicle）のための交通監視システム（traffic supervi sion system）に関し、前記牽引ユニットが、固定して置かれたタグ（tag）から のメッセージを読み取り書き込みするか、または無線送信を経由して読み取り書 き込みすることができる送信および受信設備を有するデータ処理装置を備えてな る。 こうした交通監視システムは、デンマークの特許出願第１０９５／９４号から 知られる。このシステムは車両の監視に関連すると、例えば、車両の識別とその 位置の判定のために非常に有益である。 二つの部分からなる車両、例えば、動力車（motor vehicle）と付属トレーラ ーからなるトラックに関連して、データ設備がすべて牽引ユニットすなわち動力 車にあるのはあまり得策ではない。これは、牽引ユニットと運搬する、または運 搬されるユニットとの間の通信が、牽引ユニットから外される際に中断されるこ とを意味する。 たとえ動力車がデータ処理設備を有していても、トレーラーと動力車が駐車場 に放置されている時は、トレーラーは盗難や破壊に対して極度に無防備である。 この関係で、車両が肉などの高価な商品を積んだ冷蔵車両である場合、失われる 金額が非常に大きいことは明らかである。 従って、本発明の目的は、例えば駐車場に放置された運搬する、または運搬さ れるユニットの安全管理と位置判定が同様に達成されるように、上記のデンマー クの特許出願から知られる既存システムを改善することである。 この目的は、牽引または運搬される単数または複数のユニットが、無線送信ま たはインターフェース（interface）を経由して牽引ユニットのデータ処理装置 と情報を交換できる、送信および受信設備を伴う別のデータ処理装置を有する、 本発明に従って達成される。 牽引されるユニットのデータ処理設備が異常事態に瞬時に反応して、牽引ユニ ットのデータ処理装置に知らせ、それが警察などに連絡できるので、牽引または 運搬されるユニットが、牽引ユニットに結合されているか、または駐車場に放置 されているかに関わらず、盗難やその他の破壊行為から安全に保護されているこ とが確保される。 本発明によれば、請求項２に記載されているように、牽引または運搬される単 数または複数のユニットが、牽引ユニットの外部に固定して置かれたローカル・ データ処理装置と情報を交換できるので好都合である。 システムはこれによって確立されるが、その際、牽引または運搬されるユニッ トは、ターミナル（terminal）に放置されている時、牽引ユニットに結合されて いるのと同様に安全に警戒されている。 さらに、請求項３に記載されているように、牽引または運搬される単数または 複数のユニットは、運搬される単数または複数のユニットに置かれたタグからの 情報を読み取りできる第１アンテナを有するので好都合である。 運搬されるユニットと運搬するユニットは、アンテナがタグを読み取ろうとす る時、タグが存在しない場合、すなわち、例えば運搬されるユニットが除去され ようとした場合、瞬時に検出されるという意味で、お互いに非常に密接に連結し ている。この場合、運搬されるユニットのデータ処理装置はすぐに、それがある べき場所にないということを申し立てるが、それは、ローカル・データ処理装置 （local deta processing unit）にすぐ信号を送るという形を取り、そこからす ぐに警察などに信号が伝えられる。 請求項４に記載されているように、運搬される単数または複数のユニットが、 やはり運搬されるユニットに位置する別のアンテナ経由で、データ処理装置から の指示または情報を受信または送信できるタグを有する時、運搬されるユニット はその位置に関する情報を提供するので有利である。情報と指示は携帯装置によ っても読み取りできる。同様に、牽引ユニットのデータ処理設備は運搬ユニット のアンテナ経由で同じタグの書き込みと読み取りができる。このことは、例えば 、関連する輸送の道順に関するデータの損失に対する保護の可能性を広げる。 また、運搬される単数または複数のユニットが、牽引される単数または複数の ユニットの上側に位置する別のタグを有するので好都合である。 これは、運搬されるユニットが積み重ね可能なコンテナによって形成される場 合に特に好都合である。その場合、駐車場またはターミナルに直接置かれた最初 のコンテナは、駐車場またはターミナルの表面舗装に埋め込まれたタグの読み取 りによって位置が判定され、次のコンテナが重ねられると、次のコンテナは下の コンテナのＩＤ（indentity）を読み取り、その際、位置は明確に判定されるの で、個々のコンテナの各々は容易に識別でき位置が判定できる。コンテナの１つ が盗難されそうになった場合、盗難されるコンテナは下のコンテナのＩＤを読み 取れないので、盗難されたコンテナのデータ処理設備はすぐに警報を発する。 位置判定の同じ原理は、データ処理設備とデッキ表面のタグを装備した船舶に 適用される。 請求項６に記載されているように、牽引ユニットのデータ処理装置と固定して 置かれたデータ処理装置は、衛星、ＧＳＭまたはＧＳＰシステムと通信できる。 このことは、牽引ユニットがどこにあろうとも、非常に確実な位置判定を提供 し、こうしたシステムの１つを通じて、運搬される単数または複数のユニットの 状態や位置を調査したり、個々の運搬されるユニットの設備を遠隔起動（remote activation）する可能性を広げる。 振動センサや温度センサのようなセンサも、運搬される単数または複数のユニ ットのデータ処理装置に接続できる。 これは、振動センサがすぐに運搬ユニットのデータ処理設備に信号を送り、上 記と同じ方法で警報を発するので、運搬されるユニットの望ましくない盗難が探 知される確実性を向上する。 同様に、運搬ユニットのデータ処理設備と結合して置かれた温度センサは、不 都合な温度変化の際警報を発し、牽引ユニットまたはターミナルのデータ処理設 備との通信を経由して、貨物の運搬人または所有者に、運搬されるユニット内の 当面の状態を知らせる。 一般に、本発明の好適実施形態は、添付の請求項の中で定義される。 本発明は、以下、本発明の好適実施形態を示す図面を参照してより完全に説明 され、 図１は、動力車と、データ処理設備に関連するコンテナを運搬するトレーラー からなるトラックを示し、 図２は、動力車と運搬されるコンテナのデータ処理設備のブロック図であり、 図３は、例えば、列車と関連し、衛星、ＧＰＳおよびＧＳＭシステムと関連し て適用される本発明を示す。 図１は、ここでは動力車と、コンテナを運搬するトレーラーからなるユニット として示される運搬ユニットを示す。言い換えれば、牽引ユニットと、運搬され るユニット（コンテナ）を積み込んで牽引される、または運搬するユニットを有 する種類の運搬ユニットである。もちろん、例えば機関車（locomotive）と多数 の客車を有する列車や船舶のような、他の運搬ユニットも考慮される。動力車で は、１はそれぞれアンテナ２、３、４経由で衛星、ＧＳＭシステムおよびＧＰＳ システムと通信するデータ処理設備を示す。さらに、動力車の底には路上、駐車 場の地面または船舶に置かれたタグ１０Ｂを読み取りできるアンテナ６が提供さ れる。 本明細書では、タグとは、アンテナ、送信・受信設備、メモリおよび受動的誘 導エネルギー源（すなわち、自己電源）を有するマイクロチップを意味する。 ７は運搬されるユニットに置かれたデータ処理装置１５への無線リンクを示す 。データ処理装置１５は本質的にデータ処理設備１に対応するが、これは衛星、 ＧＳＭまたはＧＰＳシステムとの独立した通信設備を有さないという点が異なっ ている。図１からさらに明らかになるように、運搬されるユニットの底には、運 搬されるプラットフォームに置かれたタグ１０Ｄと通信できるアンテナ１６が提 供される。さらに、送信アンテナ１１がデータ処理装置１５のために提供され、 運搬されるユニットに置かれたタグ１０Ｃに情報を送信し、そこから情報を読み 取ることができる。見られるように、輸送プラットフォーム１７Ｂにはさらに、 牽引ユニット１７Ａのデータ処理システム１へのインターフェース８を有するア ンテナ１２が提供され、牽引ユニットが前記タグの読み取り書き込みができるよ うにする。最後に、温度センサ１４または振動センサ１３のようなさまざまなセ ンサが、データ処理装置に関連する。インターフェース８は、動力車と運搬する 、または運搬されるユニットの間の通信のための無線リンクの代わりに使用でき る。 図１に示されるデータ処理システム１５は、耐久構造を持つあらゆる種類の牽 引されるプラットフォームや、コンテナおよびスワップ／フレックス・プラット フォーム（swap/flex platform）に置かれる。アンテナ１６を経由して、データ 処理システムは運搬ユニット１７Ｂに置かれたタグ１０Ｄから、または道路また は船舶、ターミナルまたは駐車場の表面舗装に置かれたタグ１０Ｂから情報を読 み取りできる。運搬ユニットが盗難されるか、または運搬ユニットと運搬される ユニットが分離された場合、こうした盗難はデータ処理システムによって記録さ れ、警報手続きが実行される。 運搬されるユニットと運搬するユニットに置かれたアンテナ１１および１２を 経由して、データ処理システム１とデータ処理システム１５の両方は、運搬され るユニットに置かれたタグ１０Ｃを読み取り書き込みできる。タグ１０Ｃは、運 搬されるユニットを識別するための情報と、関連する輸送の道順に関する情報を 含む。その結果、情報とデータが、牽引されるユニット１７Ａ、堅固な上部構造 を伴う運搬ユニット１７Ｂまたは運搬されるユニット１８のデータ処理システム １／１５で収集または生成されるかどうかに関わらず、タグ１０Ｃは、関連する 輸送に関するすべての量の情報のバックアップ機能として使われる。タグ１０Ｃ の情報はさらに、携帯装置を使って読み取ることもできる。 運搬ユニット１７Ｂまたは運搬されるユニット１８が、牽引ユニット１７Ａの データ処理システム１から切り離されてターミナルまたは駐車場に放置されてい る場合、トレーラーを盗もうというすべての試みは振動センサ１３によって記録 され、振動センサは瞬時にデータ処理システム１５に知らせ、そこからその送信 ／受信設備を経由して一番近くの固定して置かれたデータ処理装置に警報が発せ られる。 運搬ユニット１７または運搬されるユニット１８が積み重ね可能だと仮定した 場合、積み重ねた最初の、一番下のユニットはユニットの底にあるアンテナ１６ を経由して、船舶、ターミナルまたは路面舗装の表面に置かれたタグ１０Ｂを読 み取り、読み取った情報と自己のデータを送信／受信設備を経由して、固定して 置かれたデータ処理システム４２／４４に渡すことができる。積み重ねられた次 のユニットは、対応する番号によって、下に置かれたユニットの上部に置かれた タグ１０Ａを読み取り、同様に読み取った情報と自己のデータを送信／受信設備 を経由して、固定して置かれたデータ処理装置に渡すことができ、それによって 個々の積み重ね４３の中の個々の運搬する、または運搬されるユニットの位置判 定ができる。 図２は、それぞれ牽引ユニットと、牽引される、または運搬されるユニットの データ処理装置のブロック図である。見られるように、牽引ユニットのデータ処 理設備は衛星、ＧＳＭおよびＧＰＳシステムへのインターフェース結合を含み、 牽引される、または運搬されるユニットのデータ処理装置１５と通信する際に使 用するための無線リンク（link）２２を有する。さらに、２４は牽引ユニットの アンテナ６を経由して、道路または表面に置かれたタグ１０Ｂの情報を読み取り または書き込みできる、ＲＦＩＤ型（無線周波数ＩＤ検出システム）の読み取り 書き込みユニットを示す。運搬されるユニットのデータ処理システム１５は衛星 、ＧＰＳおよびＧＳＭシステムへの直接接続を有さないが、無線インターフェー ス２２を経由して牽引ユニットのデータ処理システムや、牽引ユニットで使われ ているのと同様の種類の固定して置かれたデータ処理システムと通信できる。さ らに、データ処理装置は、振動検出器２８や温度センサ２９のような検出器およ び電池１８の形を取る電源と接続されている。さらに、より多くの機器が必要に 応じて結合できることが図面から見られる。 図３は、衛星、ＧＰＳおよびＧＳＭシステムと関連するシステムの動作を図式 的に示すが、この図は、機関車３５と客車３６を有する列車３４を示している。 各客車が、前に述べたデータ処理装置１５に対応するデータ処理装置を有するこ うした列車に関して、機関車３５と客車３６の間の通信は、３７で示されるよう に無線式であるので好都合である。さらに、牽引ユニット３５と牽引される、ま たは運搬されるユニット３６の間の通信は、固定接続部３８を経由する形を取る 。機関車３５が、ＧＳＭシステム３９を経由して通信できるか、または既存の衛 星による通信または測位システム４５に接続できることも示される。それに対応 して、道路運搬ユニット４０が示されるが、そこでは、牽引ユニットと牽引され る、または運搬されるユニットの間の通信が同様に２つのユニットのデータ処理 システムの間の無線接続３７経由または固定接続３８経由の形を取り、外界との 通信 は、ＧＳＭシステム３９または衛星に基づく通信・測位システム４５を経由して 行われる。この図はさらに、ターミナル、駐車場などの、運搬されないユニット ４１／４３との通信が確立される場所に置かれた固定データ処理装置４２を示す 。牽引ユニットとの通信に加えて、固定データ処理システム４２は、ＧＳＭ３９ と衛星に基づく通信システム４５の両方を経由して外界と通信できる。固定デー タ処理システム４２と運搬されていないユニット４１／４３との間の通信は、無 線式３７であるが、固定接続３８を経由して行われることもある。図３はさらに 、運搬ユニット４１または積み重ねられた運搬されるユニット４３が、アンテナ １６を経由して、表面舗装に置かれたタグ１０Ｂとどのように通信でき、位置の 判定にどのように貢献できるかを示す。図３はさらに、積み重ねできる運搬され るユニット４３が、それぞれ上部と底部にタグ１０Ａとアンテナ１６を有し、そ の結果下に重ねられたユニットを読み取り、ひいては個々の積み重ねられたユニ ットの測位に貢献できることを示す。最後に、図３は、運搬されるユニットの同 じ設備がどのように使われるかを図式的に示すが、そこでは固定データ処理シス テムが船舶４６に設置される。個々の運搬されるユニット４３の位置を識別する 可能性に加えて、個々の運搬されるユニットと外界との間の通信が、船舶の通常 の通信・測位設備を経由して、衛星または無線によって確立される。 本発明は地上の、牽引ユニットおよび牽引されるユニットと、運搬ユニットお よび運搬されるユニットと関連して説明されたが、上記で説明した技術と手続き を密接に関連した関係で使用することは本発明の範囲内である。従って、同じ発 明が、航空輸送中のコンテナを監視するためにも使用できると考えられる。 請求の範囲 １．牽引ユニットと、１つかそれ以上の運搬する、または運搬されるユニット を含む種類の運搬システム（１７）のための交通監視システムであって、前記牽 引ユニットが、 固定して置かれたタグ（１０Ｂ）からのメッセージを読み取り書き込みするか 、または無線送信を経由して情報を送信するために適用された送信および受信設 備を有するデータ処理装置（１）であって、牽引される、または運搬する、また は運搬される単数または複数のユニットが、無線送信（７）経由またはインター フェース（８）経由で牽引されるユニットのデータ処理装置（１）と情報を交換 できる送信および受信設備を有する別のデータ処理装置（１５）を有することを 特徴とするユニットを含むシステム。 ２．牽引される、または運搬する、または運搬される単数または複数のユニッ トのデータ処理装置（１５）が、さらに牽引ユニットの外部に固定して置かれた ローカル・データ処理装置（４２）と情報を交換できることを特徴とする、請求 項１に記載の交通監視システム。 ３．単数または複数の運搬ユニットが、運搬ユニットに置かれたタグ（１０Ｄ ）からの情報を読み取りできる第１アンテナ（１６）を有することを特徴とする 、請求項２に記載の交通監視システム。 ４．単数または複数の運搬されるユニットが、運搬されるユニット（１８）の データ処理装置（１５）と牽引ユニット（１７Ａ）のデータ処理システム（１） が、運搬されるユニットのアンテナ（１１）と運搬ユニット（１７Ｂ）のアンテ ナ（１２）を経由して、関連する運搬の道順に関する情報を受信したり提供した りできるタグ（１０Ｃ）を有することを特徴とする、請求項１〜請求項３に記載 の交通監視システム。 ５．運搬する、または運搬される単数または複数のユニットが、ユニットの上 部に置かれた別のタグ（１０Ａ）を有することを特徴とする、請求項１〜請求項 ４に記載の交通監視システム。 ６．牽引ユニットのデータ処理装置（１）と固定して置かれたデータ処理装置 （４２）が衛星、ＧＳＭおよびＧＳＰシステムと通信することを特徴とする、請 求項２〜請求項５のいずれかに記載の交通監視システム。 ７．振動センサ（１３）や温度センサ（１４）のようなセンサ（１３、１４） が、運搬する、または運搬される単数または複数のユニットのデータ処理装置（ １５）に接続されていることを特徴とする、先行するいずれかの請求項に記載の 交通監視システム。 ８．運搬する、または運搬される単数または複数のユニットの第１アンテナ（ １６）が、道路、ターミナルまたは駐車場の表面舗装および船舶に置かれたタグ のような、運搬する、または運搬されるユニットの外部に置かれたタグ（１０Ｂ ）または、別の運搬する、または運搬されるユニットの上部に置かれたタグ（１ ０Ａ）からの情報を読み取るために適用されることを特徴とする、先行するいず れかの請求項に記載の交通監視システム。 ９．運搬する、または運搬される単数または複数のユニットが、アキュムレー タまたは電池のような自己電源（１８）を有することを特徴とする、先行するい ずれかの請求項に記載の交通監視システム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ， ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ (72)発明者 ペデルセン，ハイネ イー. デンマーク国デイケイ − 2800 リング ビイ，シドスクラニンゲン １ (72)発明者 ハルデル，ヨン デンマーク国デイケイ − 2100 コペン ハーゲン オー，ビボルグガデ ８，エス テイ．テイエイチ. (72)発明者 ローマン − イエンセン，フレミング デンマーク国デイケイ − 2920 シヤル ロッテンルンド，イエンスロブス トバル ベユ 13，３．テイエイチ.

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．牽引ユニットと、１つかそれ以上の運搬する、または運搬されるユニット を含む種類の運搬システム（１７）のための交通監視システムであって、前記牽 引ユニットが、 固定して置かれたタグ（１０Ｂ）からのメッセージを読み取り書き込みするか 、または無線送信を経由して情報を送信するために適用された送信および受信設 備を有するデータ処理装置（１）であって、牽引される、または運搬する、また は運搬される単数または複数のユニットが、無線送信（７）経由またはインター フェース（８）経由で牽引されるユニットのデータ処理装置（１）と情報を交換 できる送信および受信設備を有する別のデータ処理装置（１５）を有することを 特徴とするユニットを含むシステム。 ２．牽引される、または運搬する、または運搬される単数または複数のユニッ トのデータ処理装置（１５）が、さらに牽引ユニットの外部に固定して置かれた ローカル・データ処理装置（４２）と情報を交換できることを特徴とする、請求 項１に記載の交通監視システム。 ３．単数または複数の運搬ユニットが、運搬ユニットに置かれたタグ（１０Ｄ ）からの情報を読み取りできる第１アンテナ（１６）を有することを特徴とする 、請求項２に記載の交通監視システム。 ４．単数または複数の運搬されるユニットが、運搬されるユニット（１８）の データ処理装置（１５）と牽引ユニット（１７Ａ）のデータ処理システム（１） が、運搬されるユニットのアンテナ（１１）と運搬ユニット（１７Ｂ）のアンテ ナ（１２）を経由して、関連する運搬の道順に関する情報を受信したり提供した りできるタグ（１０Ｃ）を有することを特徴とする、請求項１〜請求項３に記載 の交通監視システム。 ５．運搬する、または運搬される単数または複数のユニットが、ユニットの上 部に置かれた別のタグ（１０Ａ）を有することを特徴とする、請求項１〜請求項 ４に記載の交通監視システム。 ６．牽引ユニットのデータ処理装置（１）と固定して置かれたデータ処理装置 （ ４２）が衛星、ＧＳＭおよびＧＳＰシステムと通信することを特徴とする、請求 項２〜請求項５のいずれかに記載の交通監視システム。 ７．振動センサ（１３）や温度センサ（１４）のようなセンサ（１３、１４） が、運搬する、または運搬される単数または複数のユニットのデータ処理装置（ １５）に接続されていることを特徴とする、先行するいずれかの請求項に記載の 交通監視システム。 ８．運搬する、または運搬される単数または複数のユニットの第１アンテナ（ １６）が、道路、ターミナルまたは駐車場の表面舗装および船舶に置かれたタグ のような、運搬する、または運搬されるユニットの外部に置かれたタグ（１０Ｂ ）または、別の運搬する、または運搬されるユニットの上部に置かれたタグ（１ ０Ａ）からの情報を読み取るために適用されることを特徴とする、先行するいず れかの請求項に記載の交通監視システム。 ９．運搬する、または運搬される単数または複数のユニットが、アキュムレー タまたは電池のような自己電源（１８）を有することを特徴とする、先行するい ずれかの請求項に記載の交通監視システム。