JPH1038399A - 冷凍装置の制御方法および冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置の制御方法および冷凍装置Info
- Publication number
- JPH1038399A JPH1038399A JP19448196A JP19448196A JPH1038399A JP H1038399 A JPH1038399 A JP H1038399A JP 19448196 A JP19448196 A JP 19448196A JP 19448196 A JP19448196 A JP 19448196A JP H1038399 A JPH1038399 A JP H1038399A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- heat exchanger
- expansion valve
- temperature
- sub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/13—Economisers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/25—Control of valves
- F25B2600/2509—Economiser valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/25—Control of valves
- F25B2600/2513—Expansion valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2700/00—Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
- F25B2700/21—Temperatures
- F25B2700/2117—Temperatures of an evaporator
- F25B2700/21175—Temperatures of an evaporator of the refrigerant at the outlet of the evaporator
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 過冷却回路による過冷却度を制御して、能力
やCOPを確実に向上させることができる冷凍装置の制
御方法および冷凍装置を提供する。 【解決手段】 この冷凍装置の制御方法は、2重管熱交
換器12と2重管熱交換器12に過冷却用冷媒を供給す
るサブ膨張弁11とが構成する分岐型過冷却回路2を有
する冷凍装置の制御方法である。蒸発器5入口での冷媒
の温度TeをTe温度センサ16で検出し、Tsc温度セ
ンサ15で2重管熱交換器12の出口での冷媒温度Ts
cを測定して、制御部20は、冷媒温度Tscが、Te
になるように、サブ膨張弁11の開度を調節する。この
制御によって、蒸発器5の入口での冷媒の乾き度を略零
にすることができる。
やCOPを確実に向上させることができる冷凍装置の制
御方法および冷凍装置を提供する。 【解決手段】 この冷凍装置の制御方法は、2重管熱交
換器12と2重管熱交換器12に過冷却用冷媒を供給す
るサブ膨張弁11とが構成する分岐型過冷却回路2を有
する冷凍装置の制御方法である。蒸発器5入口での冷媒
の温度TeをTe温度センサ16で検出し、Tsc温度セ
ンサ15で2重管熱交換器12の出口での冷媒温度Ts
cを測定して、制御部20は、冷媒温度Tscが、Te
になるように、サブ膨張弁11の開度を調節する。この
制御によって、蒸発器5の入口での冷媒の乾き度を略零
にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、過冷却回路の過
冷却度を制御して、能力やCOP(成績係数)を向上さ
せる冷凍装置の制御方法および冷凍装置に関する。
冷却度を制御して、能力やCOP(成績係数)を向上さ
せる冷凍装置の制御方法および冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍装置としては、図5に示すよ
うに、凝縮器101とメイン膨張弁102との間に接続
された過冷却用熱交換器103と、上記凝縮器101と
上記過冷却用熱交換器103との間に接続されて上記過
冷却用熱交換器103に過冷却用冷媒を供給するサブ膨
張弁105とが構成する過冷却回路106を備えたもの
がある。
うに、凝縮器101とメイン膨張弁102との間に接続
された過冷却用熱交換器103と、上記凝縮器101と
上記過冷却用熱交換器103との間に接続されて上記過
冷却用熱交換器103に過冷却用冷媒を供給するサブ膨
張弁105とが構成する過冷却回路106を備えたもの
がある。
【0003】この冷凍装置は、凝縮器101から分岐し
サブ膨張弁105を経て冷却された冷媒を、上記過冷却
用熱交換器103の冷却管103aに通し、メイン膨張
弁102および蒸発器107をバイパスして圧縮機10
8の手前でメイン冷媒路110に合流させている。
サブ膨張弁105を経て冷却された冷媒を、上記過冷却
用熱交換器103の冷却管103aに通し、メイン膨張
弁102および蒸発器107をバイパスして圧縮機10
8の手前でメイン冷媒路110に合流させている。
【0004】一方、上記凝縮器101から過冷却用熱交
換器103の被冷却管103bに至った冷媒は、冷却管
103aを通る冷媒で冷やされてからメイン膨張弁11
1に至る。この過冷却用熱交換器103の働きによっ
て、上記冷媒の過冷却が増加される。
換器103の被冷却管103bに至った冷媒は、冷却管
103aを通る冷媒で冷やされてからメイン膨張弁11
1に至る。この過冷却用熱交換器103の働きによっ
て、上記冷媒の過冷却が増加される。
【0005】図6に、上記過冷却用熱交換器103があ
る場合のモリエル線図を破線で示し、上記過冷却用熱交
換器103がない場合のモリエル線図を実線で示す。図
6から分かるように、過冷却が増加することによって、
(蒸発器入口圧力が同じ場合)蒸発器107入口での冷媒
温度がTe0からTe1に低下し、空気との温度差が大き
くなる。したがって、蒸発器の蒸発能力が向上する。し
たがって、能力とCOPが向上する。
る場合のモリエル線図を破線で示し、上記過冷却用熱交
換器103がない場合のモリエル線図を実線で示す。図
6から分かるように、過冷却が増加することによって、
(蒸発器入口圧力が同じ場合)蒸発器107入口での冷媒
温度がTe0からTe1に低下し、空気との温度差が大き
くなる。したがって、蒸発器の蒸発能力が向上する。し
たがって、能力とCOPが向上する。
【0006】もっとも、上記過冷却用熱交換器103を
用いる場合には、冷媒の一部が蒸発器107をバイパス
することになるから、蒸発器107を循環する冷媒量は
減少する。しかし、この蒸発器を循環する冷媒量が減少
することによって、図6に示すように、蒸発側の圧損が
低下して圧縮機108の吸入圧力が高くなる。したがっ
て、圧縮機108を循環する冷媒量が増大する。したが
って、能力とCOPが向上する。
用いる場合には、冷媒の一部が蒸発器107をバイパス
することになるから、蒸発器107を循環する冷媒量は
減少する。しかし、この蒸発器を循環する冷媒量が減少
することによって、図6に示すように、蒸発側の圧損が
低下して圧縮機108の吸入圧力が高くなる。したがっ
て、圧縮機108を循環する冷媒量が増大する。したが
って、能力とCOPが向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
冷凍装置では、上記過冷却回路106による過冷却度を
制御することができないから、冷凍装置の運転条件によ
っては、過冷却度を適性な値に制御できず、能力やCO
Pを確実に向上させることができないという問題があ
る。
冷凍装置では、上記過冷却回路106による過冷却度を
制御することができないから、冷凍装置の運転条件によ
っては、過冷却度を適性な値に制御できず、能力やCO
Pを確実に向上させることができないという問題があ
る。
【0008】そこで、この発明の目的は、過冷却回路に
よる過冷却度を適正な値に制御でき、能力やCOPを確
実に向上させることができる冷凍装置の制御方法および
冷凍装置を提供することにある。
よる過冷却度を適正な値に制御でき、能力やCOPを確
実に向上させることができる冷凍装置の制御方法および
冷凍装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の冷凍装置の制御方法は、凝縮器と
メイン膨張弁との間に接続された過冷却用熱交換器と、
上記凝縮器と上記過冷却用熱交換器との間に接続されて
上記過冷却用熱交換器に過冷却用冷媒を供給するサブ膨
張弁とが構成する分岐型の過冷却回路を有する冷凍装置
の制御方法であって、蒸発器の入口での冷媒温度Teを
Te温度センサで検出し、上記過冷却用熱交換器の出口
での冷媒温度TscをTsc温度センサで検出し、上記蒸
発器の入口での冷媒温度Teが、上記入口での冷媒の乾
き度が略零になる冷媒温度になるように、上記蒸発器の
入口での冷媒温度Teと過冷却用熱交換器の出口での冷
媒温度Tscに基づいて、上記サブ膨張弁の開度を制御
することを特徴としている。
め、請求項1の発明の冷凍装置の制御方法は、凝縮器と
メイン膨張弁との間に接続された過冷却用熱交換器と、
上記凝縮器と上記過冷却用熱交換器との間に接続されて
上記過冷却用熱交換器に過冷却用冷媒を供給するサブ膨
張弁とが構成する分岐型の過冷却回路を有する冷凍装置
の制御方法であって、蒸発器の入口での冷媒温度Teを
Te温度センサで検出し、上記過冷却用熱交換器の出口
での冷媒温度TscをTsc温度センサで検出し、上記蒸
発器の入口での冷媒温度Teが、上記入口での冷媒の乾
き度が略零になる冷媒温度になるように、上記蒸発器の
入口での冷媒温度Teと過冷却用熱交換器の出口での冷
媒温度Tscに基づいて、上記サブ膨張弁の開度を制御
することを特徴としている。
【0010】この発明の制御方法によれば、蒸発器の入
口での冷媒温度Teと、過冷却用熱交換器の出口での冷
媒温度Tscとを検出して、このTeとTscとに基づ
いて、サブ膨張弁の開度を調節して、蒸発器の入口での
冷媒温度Teを、上記入口での冷媒の乾き度が略零にな
る温度にする。
口での冷媒温度Teと、過冷却用熱交換器の出口での冷
媒温度Tscとを検出して、このTeとTscとに基づ
いて、サブ膨張弁の開度を調節して、蒸発器の入口での
冷媒温度Teを、上記入口での冷媒の乾き度が略零にな
る温度にする。
【0011】したがって、蒸発器の運転効率を確実に向
上させて、COPを確実に向上できる。同時に、低圧側
での圧力を上昇させて、圧縮機の吸入圧力を高くして、
能力を確実に向上できる。
上させて、COPを確実に向上できる。同時に、低圧側
での圧力を上昇させて、圧縮機の吸入圧力を高くして、
能力を確実に向上できる。
【0012】また、請求項2の発明の冷凍装置は、凝縮
器とメイン膨張弁との間に接続された過冷却用熱交換器
と、上記凝縮器と上記過冷却用熱交換器との間に接続さ
れ上記過冷却用熱交換器に過冷却用冷媒を供給するサブ
膨張弁とが構成する分岐型の過冷却回路を有する冷凍装
置であって、蒸発器の入口での冷媒温度Teを検出する
Te温度センサと、上記過冷却用熱交換器の出口での冷
媒温度Tscを検出するTsc温度センサと、上記蒸発器の
入口での冷媒温度が、上記入口での冷媒の乾き度が略零
になる冷媒温度になるように、上記蒸発器の入口での冷
媒温度Teと過冷却用熱交換器の出口での冷媒温度Ts
cに基づいて、上記サブ膨張弁の開度を制御するサブ膨
張弁制御手段を備えていることを特徴としている。
器とメイン膨張弁との間に接続された過冷却用熱交換器
と、上記凝縮器と上記過冷却用熱交換器との間に接続さ
れ上記過冷却用熱交換器に過冷却用冷媒を供給するサブ
膨張弁とが構成する分岐型の過冷却回路を有する冷凍装
置であって、蒸発器の入口での冷媒温度Teを検出する
Te温度センサと、上記過冷却用熱交換器の出口での冷
媒温度Tscを検出するTsc温度センサと、上記蒸発器の
入口での冷媒温度が、上記入口での冷媒の乾き度が略零
になる冷媒温度になるように、上記蒸発器の入口での冷
媒温度Teと過冷却用熱交換器の出口での冷媒温度Ts
cに基づいて、上記サブ膨張弁の開度を制御するサブ膨
張弁制御手段を備えていることを特徴としている。
【0013】この冷凍装置によれば、サブ膨張弁制御手
段が、蒸発器の入口での冷媒温度Teと、過冷却用熱交
換器の出口での冷媒温度Tscとを検出して、このTe
とTscとに基づいて、サブ膨張弁の開度を調節して、
蒸発器の入口での冷媒温度Teを、上記入口での冷媒の
乾き度が略零になる温度にする。
段が、蒸発器の入口での冷媒温度Teと、過冷却用熱交
換器の出口での冷媒温度Tscとを検出して、このTe
とTscとに基づいて、サブ膨張弁の開度を調節して、
蒸発器の入口での冷媒温度Teを、上記入口での冷媒の
乾き度が略零になる温度にする。
【0014】したがって、蒸発器の運転効率を確実に向
上させて、COPを確実に向上できる。同時に、低圧側
での圧力を上昇させて、圧縮機の吸入圧力を高くして、
能力を確実に向上できる。
上させて、COPを確実に向上できる。同時に、低圧側
での圧力を上昇させて、圧縮機の吸入圧力を高くして、
能力を確実に向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
態により詳細に説明する。
【0016】図1に、この発明の冷凍装置の実施の形態
を示す。この実施の形態は、凝縮機としての室外熱交換
器1と分岐型の過冷却回路2とメイン電動膨張弁3と蒸
発器としての室内熱交換器5と圧縮機6と四路切替弁7
とを有している。上記過冷却回路2は、主路8から分岐
した分岐路10に接続されたサブ電動膨張弁11と、室
外熱交換器1とメイン電動膨張弁3との間に接続された
過冷却用熱交換器としての2重管熱交換器12とを有す
る。上記サブ電動膨張弁3から上記2重管熱交換器12
に供給された冷却用冷媒は、上記主路8から上記2重管
熱交換器12に供給された冷媒と熱交換して、上記冷媒
を過冷却する。一方、上記2重管熱交換器12を通り抜
けた冷却用冷媒は主路8に合流してアキュムレータ13
に至る。
を示す。この実施の形態は、凝縮機としての室外熱交換
器1と分岐型の過冷却回路2とメイン電動膨張弁3と蒸
発器としての室内熱交換器5と圧縮機6と四路切替弁7
とを有している。上記過冷却回路2は、主路8から分岐
した分岐路10に接続されたサブ電動膨張弁11と、室
外熱交換器1とメイン電動膨張弁3との間に接続された
過冷却用熱交換器としての2重管熱交換器12とを有す
る。上記サブ電動膨張弁3から上記2重管熱交換器12
に供給された冷却用冷媒は、上記主路8から上記2重管
熱交換器12に供給された冷媒と熱交換して、上記冷媒
を過冷却する。一方、上記2重管熱交換器12を通り抜
けた冷却用冷媒は主路8に合流してアキュムレータ13
に至る。
【0017】また、この実施形態は、上記2重管熱交換
器12の出口での冷媒温度Tscを検出するTsc温度
センサ15と、上記室内熱交換器5の入口での冷媒温度
Teを検出するTe温度センサ16を有している。ま
た、この実施形態は、圧縮機6が吐出する冷媒の温度T
Qを検出する吐出温度センサ17と、室外熱交換器1の
入口での冷媒温度Tcを検出するTc温度センサ18と
を有する。
器12の出口での冷媒温度Tscを検出するTsc温度
センサ15と、上記室内熱交換器5の入口での冷媒温度
Teを検出するTe温度センサ16を有している。ま
た、この実施形態は、圧縮機6が吐出する冷媒の温度T
Qを検出する吐出温度センサ17と、室外熱交換器1の
入口での冷媒温度Tcを検出するTc温度センサ18と
を有する。
【0018】そして、この実施形態は、上記各温度セン
サ15,16,17,18からの温度検出信号が入力さ
れ、この検出信号に基づいてサブ電動膨張弁2およびメ
イン電動膨張弁3の開度を調整する膨張弁制御部20を
有している。
サ15,16,17,18からの温度検出信号が入力さ
れ、この検出信号に基づいてサブ電動膨張弁2およびメ
イン電動膨張弁3の開度を調整する膨張弁制御部20を
有している。
【0019】上記冷凍装置の動作を、図2および図3に
示したフローチャートに沿って説明する。
示したフローチャートに沿って説明する。
【0020】まず、ステップS1で、上記膨張弁制御部
20は、上記サブ電動膨張弁2を全閉にする。
20は、上記サブ電動膨張弁2を全閉にする。
【0021】次に、ステップS2に進む。このステップ
S2では、上記膨張弁制御部20は、メイン電動膨張弁
3の開度を調節することによって、圧縮機6の吸込口で
の冷媒の過熱度SHを制御する。すなわち、上記膨張弁
制御部20は、Te温度センサ16,Tc温度センサ1
8から入力された信号によって冷媒温度Te,Tcを得
る。そして、この制御部20は、この冷媒温度Te,T
cと、圧縮機6単体のエネルギ効率によって決定される
図2のモリエル線図上の傾きKとから、上記過熱度SH
を適性値SHmにするような圧縮機6の吐出温度TQの
目標値TQmを算出する。次に、上記膨張弁制御部20
は、上記吐出温度センサ17から入力された信号によっ
て圧縮機6が吐出する冷媒の温度TQを得て、この吐出
冷媒温度TQが上記目標値TQmになるように、メイン電
動弁3の開度を調節する。このようにメイン電動弁3の
開度を制御することによって、過熱度SHを適性値SH
mにすることができ、圧縮機6の手前で確実に冷媒を蒸
発させて、圧縮機6の信頼性を確保できる。
S2では、上記膨張弁制御部20は、メイン電動膨張弁
3の開度を調節することによって、圧縮機6の吸込口で
の冷媒の過熱度SHを制御する。すなわち、上記膨張弁
制御部20は、Te温度センサ16,Tc温度センサ1
8から入力された信号によって冷媒温度Te,Tcを得
る。そして、この制御部20は、この冷媒温度Te,T
cと、圧縮機6単体のエネルギ効率によって決定される
図2のモリエル線図上の傾きKとから、上記過熱度SH
を適性値SHmにするような圧縮機6の吐出温度TQの
目標値TQmを算出する。次に、上記膨張弁制御部20
は、上記吐出温度センサ17から入力された信号によっ
て圧縮機6が吐出する冷媒の温度TQを得て、この吐出
冷媒温度TQが上記目標値TQmになるように、メイン電
動弁3の開度を調節する。このようにメイン電動弁3の
開度を制御することによって、過熱度SHを適性値SH
mにすることができ、圧縮機6の手前で確実に冷媒を蒸
発させて、圧縮機6の信頼性を確保できる。
【0022】次に、ステップS3に進む。このステップ
S3では、上記膨張弁制御部20は、サブ電動膨張弁1
1の開度を調節することによって、メイン電動膨張弁3
の入口での過冷却度SCを制御する。このサブ電動膨張
弁11の制御を、図3のフローチャートを参照しながら
説明する。
S3では、上記膨張弁制御部20は、サブ電動膨張弁1
1の開度を調節することによって、メイン電動膨張弁3
の入口での過冷却度SCを制御する。このサブ電動膨張
弁11の制御を、図3のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0023】まず、ステップS11で、上記膨張弁制御
部20は、上記Te温度センサ16からの信号によっ
て、上記室内熱交換器5の入口での冷媒温度Teを得
る。図2のTeは、サブ電動膨張弁全閉での入口冷媒温
度を示す。次に、ステップS12に進み、上記冷媒温度
Teを2重管熱交換器12の出口での冷媒温度Tscの
目標値Tscmにする。次に、ステップS13に進み、上
記Tsc温度センサ15からの信号によって、冷媒温度
Tscを得て、ステップS14で、この冷媒温度Tsc
が上記目標値Tscmになるような、サブ電動膨張弁11
の開度を算出して、サブ電動膨張弁11に与えるべきパ
ルス信号を算出する。次に、ステップS15に進み、上
記算出したパルス信号を上記サブ電動膨張弁11に出力
してから、ステップS11に戻る。
部20は、上記Te温度センサ16からの信号によっ
て、上記室内熱交換器5の入口での冷媒温度Teを得
る。図2のTeは、サブ電動膨張弁全閉での入口冷媒温
度を示す。次に、ステップS12に進み、上記冷媒温度
Teを2重管熱交換器12の出口での冷媒温度Tscの
目標値Tscmにする。次に、ステップS13に進み、上
記Tsc温度センサ15からの信号によって、冷媒温度
Tscを得て、ステップS14で、この冷媒温度Tsc
が上記目標値Tscmになるような、サブ電動膨張弁11
の開度を算出して、サブ電動膨張弁11に与えるべきパ
ルス信号を算出する。次に、ステップS15に進み、上
記算出したパルス信号を上記サブ電動膨張弁11に出力
してから、ステップS11に戻る。
【0024】このような過冷却度SCの制御によって、
図2に破線で示すように、室内熱交換器5の入口での冷
媒の乾き度を略零にすることができるから、室内熱交換
器5の運転効率が良くなり、能力とCOPを確実に向上
できる。また、図2に破線で示すように、低圧側での圧
力が上昇するから、圧縮機6の吸入圧力を高くして、能
力とCOPを確実に向上させることができる。
図2に破線で示すように、室内熱交換器5の入口での冷
媒の乾き度を略零にすることができるから、室内熱交換
器5の運転効率が良くなり、能力とCOPを確実に向上
できる。また、図2に破線で示すように、低圧側での圧
力が上昇するから、圧縮機6の吸入圧力を高くして、能
力とCOPを確実に向上させることができる。
【0025】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の冷凍装置の制御方法は、蒸発器の入口での冷媒温度
Teと、過冷却用熱交換器の出口での冷媒温度Tscと
を検出して、このTeとTscとに基づいて、サブ膨張
弁の開度を調節して、蒸発器の入口での冷媒温度Te
を、上記入口での冷媒の乾き度が略零になる温度にす
る。
明の冷凍装置の制御方法は、蒸発器の入口での冷媒温度
Teと、過冷却用熱交換器の出口での冷媒温度Tscと
を検出して、このTeとTscとに基づいて、サブ膨張
弁の開度を調節して、蒸発器の入口での冷媒温度Te
を、上記入口での冷媒の乾き度が略零になる温度にす
る。
【0026】したがって、蒸発器の運転効率を確実に向
上させて、COPを確実に向上できる。同時に、低圧側
での圧力を上昇させて、圧縮機の吸入圧力を高くして、
能力を確実に向上できる。
上させて、COPを確実に向上できる。同時に、低圧側
での圧力を上昇させて、圧縮機の吸入圧力を高くして、
能力を確実に向上できる。
【0027】また、請求項2の発明の冷凍装置は、サブ
膨張弁制御手段が、蒸発器の入口での冷媒温度Teと、
過冷却用熱交換器の出口での冷媒温度Tscとを検出し
て、このTeとTscとに基づいて、サブ膨張弁の開度
を調節して、蒸発器の入口での冷媒温度Teを、上記入
口での冷媒の乾き度が略零になる温度にする。
膨張弁制御手段が、蒸発器の入口での冷媒温度Teと、
過冷却用熱交換器の出口での冷媒温度Tscとを検出し
て、このTeとTscとに基づいて、サブ膨張弁の開度
を調節して、蒸発器の入口での冷媒温度Teを、上記入
口での冷媒の乾き度が略零になる温度にする。
【0028】したがって、蒸発器の運転効率を確実に向
上させて、COPを確実に向上できる。同時に、低圧側
での圧力を上昇させて、圧縮機の吸入圧力を高くして、
能力を確実に向上できる。
上させて、COPを確実に向上できる。同時に、低圧側
での圧力を上昇させて、圧縮機の吸入圧力を高くして、
能力を確実に向上できる。
【図1】 この発明の冷凍装置の実施形態のブロック図
である。
である。
【図2】 上記実施形態の動作を説明するモリエル線図
である。
である。
【図3】 上記実施形態の制御部の動作を説明するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】 上記実施形態のサブ電動弁制御を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】 従来の冷凍装置のブロック図である。
【図6】 上記従来の冷凍装置の動作を説明するモリエ
ル線図である。
ル線図である。
1…室外熱交換器、2…過冷却回路、3…メイン電動膨
張弁、5…室内熱交換器、6…圧縮機、7…四路切替
弁、8…主路、10…分岐路、11…サブ電動膨張弁、
12…2重管熱交換器、13…アキュムレータ、15…
Tsc温度センサ、16…Te温度センサ、17…吐出
温度センサ、18…Tc温度センサ、20…膨張弁制御
部。
張弁、5…室内熱交換器、6…圧縮機、7…四路切替
弁、8…主路、10…分岐路、11…サブ電動膨張弁、
12…2重管熱交換器、13…アキュムレータ、15…
Tsc温度センサ、16…Te温度センサ、17…吐出
温度センサ、18…Tc温度センサ、20…膨張弁制御
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 高宏 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 繁永 昌弥 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 凝縮器(1)とメイン膨張弁(3)との間に
接続された過冷却用熱交換器(12)と、上記凝縮器(1)
と上記過冷却用熱交換器(12)との間に接続されて上記
過冷却用熱交換器(12)に過冷却用冷媒を供給するサブ
膨張弁(11)とが構成する分岐型の過冷却回路(2)を有
する冷凍装置の制御方法であって、 蒸発器(5)の入口での冷媒温度TeをTe温度センサ
(16)で検出し、 上記過冷却用熱交換器(12)の出口での冷媒温度Tscを
Tsc温度センサ(15)で検出し、 上記蒸発器(5)の入口での冷媒温度Teが、上記入口で
の冷媒の乾き度が略零になる冷媒温度になるように、上
記蒸発器(5)の入口での冷媒温度Teと過冷却用熱交換
器(12)の出口での冷媒温度Tscに基づいて、上記サ
ブ膨張弁(11)の開度を制御することを特徴とする冷凍
装置の制御方法。 - 【請求項2】 凝縮器(1)とメイン膨張弁(3)との間に
接続された過冷却用熱交換器(12)と、上記凝縮器(1)
と上記過冷却用熱交換器(12)との間に接続され上記過
冷却用熱交換器(12)に過冷却用冷媒を供給するサブ膨
張弁(11)とが構成する分岐型の過冷却回路(2)を有す
る冷凍装置であって、 蒸発器(5)の入口での冷媒温度Teを検出するTe温度
センサ(16)と、 上記過冷却用熱交換器(12)の出口での冷媒温度Tscを
検出するTsc温度センサ(15)と、 上記蒸発器(5)の入口での冷媒温度が、上記入口での冷
媒の乾き度が略零になる冷媒温度になるように、上記蒸
発器(5)の入口での冷媒温度Teと過冷却用熱交換器
(12)の出口での冷媒温度Tscに基づいて、上記サ
ブ膨張弁(11)の開度を制御するサブ膨張弁制御手段
(20)を備えていることを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8194481A JP2856160B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 冷凍装置の制御方法および冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8194481A JP2856160B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 冷凍装置の制御方法および冷凍装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1038399A true JPH1038399A (ja) | 1998-02-13 |
JP2856160B2 JP2856160B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=16325263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8194481A Expired - Fee Related JP2856160B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 冷凍装置の制御方法および冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856160B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001227823A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-24 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
EP1225400A1 (en) * | 1999-10-18 | 2002-07-24 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerating device |
EP1524478A2 (en) * | 2003-10-16 | 2005-04-20 | LG Electronics Inc. | System and method for controlling temperature of refrigerant in air conditioner |
KR100624639B1 (ko) | 2004-12-17 | 2006-09-21 | 이태한 | 히트 펌프 시스템 |
JP2006275314A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジン駆動式空気調和機 |
JP2007085706A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2008292080A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 熱源機およびその制御方法 |
JP2011179697A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Panasonic Corp | 冷凍サイクル装置および冷温水装置 |
KR101114325B1 (ko) | 2004-05-11 | 2012-02-14 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기 |
KR101227475B1 (ko) | 2005-08-31 | 2013-01-30 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기 |
WO2021192074A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機 |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP8194481A patent/JP2856160B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1762794A1 (en) * | 1999-10-18 | 2007-03-14 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerating device |
EP1225400A4 (en) * | 1999-10-18 | 2006-01-25 | Daikin Ind Ltd | REFRIGERATION DEVICE |
EP1225400A1 (en) * | 1999-10-18 | 2002-07-24 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerating device |
JP2001227823A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-24 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
EP1524478A2 (en) * | 2003-10-16 | 2005-04-20 | LG Electronics Inc. | System and method for controlling temperature of refrigerant in air conditioner |
EP1524478A3 (en) * | 2003-10-16 | 2011-02-23 | LG Electronics, Inc. | System and method for controlling temperature of refrigerant in air conditioner |
KR101114325B1 (ko) | 2004-05-11 | 2012-02-14 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기 |
KR100624639B1 (ko) | 2004-12-17 | 2006-09-21 | 이태한 | 히트 펌프 시스템 |
JP4696634B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2011-06-08 | アイシン精機株式会社 | エンジン駆動式空気調和機 |
JP2006275314A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジン駆動式空気調和機 |
KR101227475B1 (ko) | 2005-08-31 | 2013-01-30 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기 |
JP2007085706A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2008292080A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 熱源機およびその制御方法 |
JP2011179697A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Panasonic Corp | 冷凍サイクル装置および冷温水装置 |
WO2021192074A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2856160B2 (ja) | 1999-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5309733A (en) | Air-conditioning system | |
EP2378215B1 (en) | Air conditioner | |
EP1134515B1 (en) | Refrigerator | |
US7155928B2 (en) | Refrigerating apparatus | |
JPH07234038A (ja) | 多室型冷暖房装置及びその運転方法 | |
JP2002156166A (ja) | 多室形空気調和機 | |
JP2008096033A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2856160B2 (ja) | 冷凍装置の制御方法および冷凍装置 | |
JP3894221B1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP3263579B2 (ja) | 多室型冷暖房装置及びその運転方法 | |
JPH05332630A (ja) | 空気調和機 | |
WO2023175656A1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2500519B2 (ja) | 空気調和装置の運転制御装置 | |
JP2000018737A (ja) | 空気調和機 | |
JP4767340B2 (ja) | ヒートポンプ装置の制御装置 | |
KR19990081638A (ko) | 멀티형 공조기기 및 그 제어방법 | |
JPH043865A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP2000111213A (ja) | 冷凍装置 | |
JP7512650B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3356485B2 (ja) | 多室型空気調和機 | |
EP4102153B1 (en) | Refrigeration cycle device | |
JP7183381B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP3189492B2 (ja) | 空気調和装置の運転制御装置 | |
JP3353367B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP3407867B2 (ja) | 空気調和装置の運転制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |