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JPH10340851A - 基板処理装置用の清浄空気供給装置 - Google Patents

基板処理装置用の清浄空気供給装置

Info

Publication number
JPH10340851A
JPH10340851A JP9165221A JP16522197A JPH10340851A JP H10340851 A JPH10340851 A JP H10340851A JP 9165221 A JP9165221 A JP 9165221A JP 16522197 A JP16522197 A JP 16522197A JP H10340851 A JPH10340851 A JP H10340851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
impurity removing
mat
processing apparatus
substrate processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9165221A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Senba
教雄 千場
Junichi Kitano
淳一 北野
Takayuki Katano
貴之 片野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP9165221A priority Critical patent/JPH10340851A/ja
Priority to TW087107717A priority patent/TW420829B/zh
Priority to EP98109169A priority patent/EP0879997A3/en
Priority to US09/083,096 priority patent/US6333003B1/en
Priority to KR1019980018498A priority patent/KR19980087295A/ko
Publication of JPH10340851A publication Critical patent/JPH10340851A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケミカルフィルタを用いることなく、ウエハ
の処理の際に処理装置内に発生するアンモニアなどのア
ルカリ成分を除去して清浄化し、再び処理装置内に供給
する。 【解決手段】 レジスト処理を行う装置から回収した空
気を導入口111から導入した後、流路内を下方から上
方へと通過させる。流路内には、第1の不純物除去部1
30と第2の不純物除去部150を上下多段に配置す
る。スプレーノズル131a、151aからの純水は気
液接触空間M1、M2を介して分散マット132、152
へと噴霧され、均等に分散マット132、152中を滴
下する。回収した空気は、分散マット132、152内
及び気液接触空間M1、M2内において純水と気液接触
し、アルカリ成分等の不純物は除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板に対し
て所定の空間内で所定の処理を行う基板処理装置におけ
る当該所定の空間内に清浄な空気を供給する、基板処理
装置用の清浄空気供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体製造プロセスにおけるレジ
スト処理工程においては、半導体ウエハ(以下、「ウエ
ハ」という)などの被処理基板の表面にレジスト液を塗
布してレジスト膜を形成し、所定のパターンで露光した
後に現像液で現像処理しているが、このような一連の処
理を行うにあたっては、従来から塗布現像処理装置が用
いられている。
【0003】従来の一般的なこの種の塗布現像処理装置
は、塗布現像処理システムとも呼ばれるように、異なっ
た処理を行う複数の処理ユニットを集約させた形で備え
ており、各個々の処理ユニットにおいて、前記したレジ
スト処理工程における各種の処理をウエハ毎に行うよう
になっている。
【0004】このような塗布現像処理装置はクリーンル
ーム内に設置されているが、各処理をより清浄な雰囲気
で行い、また処理ユニットで発生する有機溶剤の雰囲気
でクリーンルーム内を汚染しないように、前記塗布現像
処理装置の周囲や上部はさらに適宜のケーシングやパネ
ル等で囲まれ、さらに塗布現像処理装置の上部にはファ
ン・フィルタ・ユニット(FFU)などの清浄化空気供
給ユニットが設けられており、前記各処理ユニットは、
このFFUからの清浄化された空気のダウンフローの下
に配置されている。そして塗布現像処理装置内の雰囲気
中のアンモニアなどのアルカリ成分などを除去するた
め、既述のFFUなどの清浄化空気供給ユニットの上流
側には、さらにケミカルフィルタが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日では半
導体デバイスの高集積化に伴い、パターンの線幅の微細
化に対応するため、レジスト材料としていわゆる化学増
幅型のレジスト材料が使用されているが、この化学増幅
型のレジスト材料は、雰囲気中のアンモニアと反応する
と難溶性や不溶性の中和層が被処理基板の表面に形成さ
れてしまい、事後の処理にとって好ましくない。そのた
め前記塗布現像処理装置内の雰囲気中のアンモニアなど
のアルカリ成分を極力少量に抑える必要があり、発明者
らの知見によれば、その値を例えば1ppb以下に制御
する事で中和層の形成を防ぐことができる。
【0006】この点、従来の塗布現像処理装置に設置さ
れていたケミカルフィルタの場合は、塗布現像処理装置
内の湿度やアルカリ成分の量、および該ケミカルフィル
タを通過する空気の単位時間当たりの流量によって、そ
の寿命が左右されていた。またケミカルフィルタの性質
上、装置の稼働時間にともなってフィルタの能力も低下
して行くが、劣化した際のフィルタの交換時期が予測し
にくいという問題もあった。さらには交換の際に塗布現
像処理装置全体を停止させる必要があるので、結果的に
スループットの低下を招くことも否定できない。そのう
えケミカルフィルタは高価であり、ランニングコストの
高騰にもつながっていた。
【0007】このような点を改善するため、発明者らは
上記ケミカルフィルタに代えて純水などの不純物除去液
を用い、当該不純物除去液と塗布現像処理装置から回収
した空気をいわば気液接触させて清浄化し、これによっ
てアルカリ成分を除去し、その後再び塗布現像処理装置
へと戻すことを試みた。
【0008】ところが単純に気液接触させるだけでは、
前記塗布現像処理装置内の雰囲気中に含まれるアルカリ
成分や有機成分などの不純物の除去効率が低く、所定の
清浄度を達成することが難しい。さらに気液接触の際に
用いる例えば純水などの不純物除去液にかかるランニン
グコストも無視できない。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、基本的には塗布現像処理装置などの基板処理装置
から回収した空気を不純物除去液による気液接触によっ
て清浄化して、再び基板処理装置へと供給する構成を採
るが、不純物の除去効率が良好で、所定の清浄度を達成
することが容易であり、また不純物除去の際に用いる不
純物除去液に要するコストも下げることが可能な基板処
理装置用の清浄空気供給装置を提供することをその目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の基板処理装置用の清浄空気供給装置は、
被処理基板に対して所定の処理を行う空間内の空気の少
なくとも一部を回収して、当該回収空気を下方から上方
へと通過させる流路と、この流路中に設けられた不純物
除去部とを有している。そして前記不純物除去部は、織
布又は不織布からなるマット状の分散マットと、前記流
路内における下流側から前記分散マットに対して間隔を
空けて離れた位置から不純物除去液を噴霧するノズル
と、前記ノズルの下流側に位置し、繊維径が前記分散マ
ットよりも小さい径を有する織布又は不織布からなる液
滴除去用フィルタとを有していることを特徴としてい
る。
【0011】かかる特徴を有する基板処理装置用の清浄
空気供給装置によれば、まずノズルから噴霧された不純
物除去液は一旦分散マットでトラップされ、その後分散
マット中を滴り落ちていくが、この分散マットは織布や
不織布からなるマット状であるから、不純物除去液は分
散されながら均等に滴下していく。したがって回収した
空気は、まずこの分散マットを通過する際に、不純物除
去液と接触して空気中の不純物が除去される。このとき
分散マット中には、不純物除去液が均等に分散されてい
るので、どの部分を通過する空気も均等に除去される。
そして分散マットを通過した空気は、今度はノズルによ
って噴霧されている不純物除去液の液体粒子と接触し
て、不純物の除去が行われる。いわばノズルによって噴
霧された不純物除去液が有効に利用されるのである。し
たがって、回収した空気の不純物除去効率は良好であ
る。
【0012】ノズルを通過した空気はそのような液体粒
子を含有しているが、下流側の繊維径が前記分散マット
よりも小さい径の織布や不織布からなる液滴除去用フィ
ルタを通過する際、液体粒子は慣性衝突によって液滴除
去用フィルタによって捕集される。したがって、液滴除
去用フィルタを通過した後の空気には液体粒子が殆どな
い極めて清浄な空気であり、その後の温湿度調整も容易
である。
【0013】かかるような特徴を有する基板処理装置用
の清浄空気供給装置において、請求項2に記載したよう
に、各不純物除去部における分散マットの下方、すなわ
ち空気の上流側に、分散マットを通過して滴下してきた
液滴を貯留する貯留部を設け、この貯留部に、回収空気
を下方から上方に通過させる通過孔を形成し、さらに当
該通過孔の上方に、当該通過孔を覆う形態のキャップを
配置してもよい。
【0014】このように貯留部を設けたことで、分散マ
ットから滴下してきた不純物除去液を回収することが容
易になり、また通過孔の存在により、回収した空気を下
方から上方へと通流させることができる。なお当該通過
孔は、均等に分散させて配置することが好ましい。そし
て通過孔の上方にはキャップが配置されているので、分
散マットから滴下した不純物除去液が通過孔からそのま
ま落下することはなく、他方回収空気はこのキャップに
衝突した後、周囲に拡散される。したがって、分散マッ
トを通過する際の空気は局部的に集中することなく均等
に分散マットを通過する。その結果処理対象である回収
空気は、偏りなく均一に不純物除去が除去される。
【0015】以上のような構成を有する基板処理装置用
の清浄空気供給装置において、請求項3に記載したよう
に、回収空気の流れに沿って、不純物除去部を上下多段
に直列に配置すれば、さらに高い不純物除去能力が得ら
れる。この場合、液滴除去フィルタは最上段に位置する
不純物除去部の下流側に配置すればよく、各段の不純物
除去部にそれぞれ設置する必要はない。
【0016】さらに請求項4に記載したように、不純物
除去部におけるノズルから噴霧される不純物除去液の少
なくとも一部に、分散マットを通過した後の不純物除去
液を回収したものを使用すれば、即ち再使用すれば、不
純物除去液の有効利用が図れ、消費量の節約ができる。
【0017】請求項5によれば、被処理基板に対して所
定の空間内で処理を行う基板処理装置の当該所定の空間
に、清浄化した空気を供給する装置であって、前記所定
の空間内の空気の少なくとも一部を回収して、当該回収
空気を水平方向に通過させる流路と、この流路中に設け
られた不純物除去部とを有し、前記不純物除去部は、回
収空気の流れと平行に設置されかつ織布又は不織布から
なるマット状の分散マットと、前記分散マットに対して
所定間隔離れた位置から回収空気の流れと直角方向に不
純物除去液を噴霧するノズルと、前記ノズルの下流側に
位置し、繊維径が前記分散マットよりも小さい径を有す
る織布又は不織布からなる液滴除去用フィルタとを有し
ていることを特徴とする、基板処理装置用の清浄空気供
給装置が提供される。
【0018】この請求項5の基板処理装置用の清浄空気
供給装置は、流路内を流れる回収空気に対して、ノズル
から噴霧された不純物除去液との気液接触、並びに分散
マットから滴下する不純物除去液との気液接触によっ
て、空気中の不純物が除去される。そして下流側に位置
する液滴除去用フィルタによって、不純物が除去された
空気中に存在する液体粒子は捕集される。また液滴除去
用フィルタを通過した後の空気に対する温湿度調整も容
易である。
【0019】以上の請求項1〜5の各基板処理装置用の
清浄空気供給装置において、請求項6に記載したよう
に、流路内の回収空気を冷却する冷却装置をさらに付加
した構成としてもよい。そうすれば、処理される空気が
冷却され、不純物の除去効率が向上する。なおこのよう
な冷却装置と共に、あるいは冷却装置に代えて、不純物
除去液自体を、例えば6℃〜8℃、とりわけ7℃前後に
冷却して、ノズルから噴霧するようにしても、不純物除
去効果を高くすることが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明すると、図1〜図3は本実施の形態にかか
る基板処理装置用の清浄空気供給装置によって清浄空気
が供給される、基板処理装置としての塗布現像処理シス
テム1の全体構成の図であり、図1は平面、図2は正
面、図3は背面からみた様子を各々示している。
【0021】この塗布現像処理システム1は、被処理基
板としてのウエハWが複数枚、例えば25枚単位で収納
されているカセットCをシステム内に搬入したり、ある
いはシステムから搬出したりするためのカセットステー
ション10と、塗布現像処理工程の中で1枚ずつウエハ
Wに所定の処理を施す各種処理装置を所定位置に多段配
置してなる処理ステーション11と、この処理ステーシ
ョン11に隣接して設けられる露光処理装置(図示せ
ず)との間でウエハWを受け渡しするためのインターフ
ェース部12とを一体に接続した構成を有している。
【0022】前記カセットステーション10では、図1
に示すように、載置部となるカセット載置台20上の位
置決め突起20aの位置に、複数個例えば4個のカセッ
トCが、それぞれのウエハ出入口を処理ステーション1
1側に向けて一列に載置され、このカセット配列方向
(X方向)およびカセットC内に収納されたウエハWの
ウエハ配列方向(Z方向;垂直方向)に移動可能な、ウ
エハ搬送体21が搬送路21aに沿って移動自在であ
り、各カセットCに選択的にアクセスできるようになっ
ている。
【0023】さらにこのウエハ搬送体21は、θ方向に
回転自在であり、後述するように処理ステーション11
側の第3の処理装置群G3の多段ユニット部に属するア
ライメントユニットALIMおよびイクステンションユ
ニットEXTにもアクセスできるようになっている。
【0024】前記処理ステーション11には、図1に示
すように、その中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送手段
22が設けられ、その周りに各種処理装置が1組または
複数の組にわたって多段集積配置されて処理装置群を構
成している。塗布現像処理システム1においては、5つ
の処理装置群G1、G2、G3、G4、G5が配置可能な構
成であり、第1および第2の処理装置群G1、G2はシス
テム正面側に配置され、第3の処理装置群G3はカセッ
トステーション10に隣接して配置され、第4の処理装
置群G4はインターフェース部12に隣接して配置さ
れ、さらに破線で示した第5の処理装置群G5は背面側
に配置可能となっている。
【0025】図2に示すように第1の処理装置群G1
は、処理容器CP内でウエハWに対して所定の液処理を
行うスピンナ型の処理装置、例えばレジスト塗布装置C
OT1、COT2が上から順に2段に重ねられている。第
2の処理装置群G2には現像処理装置DEV1、DEV2
が上から順に2段に重ねられている。
【0026】図3に示すように、第3の処理装置群G3
では、ウエハWを載置台(図示せず)に載せて所定の処
理を行うオーブン型の処理装置、例えば冷却処理を行う
クーリング装置COL、疏水化処理を行うアドヒージョ
ン装置AD、位置合わせを行うアライメント装置ALI
M、イクステンション装置EXT、露光処理前の加熱処
理を行うプリベーキング装置PREBAKE、および露
光処理後の加熱処理を行うポストベーキング装置POB
AKEが、下から順に例えば8段に重ねられている。
【0027】第4の処理装置群G4においても、オーブ
ン型の処理装置、例えばクーリング装置COL、イクス
テンション・クーリング装置EXTCOL、イクステン
ション装置EXT、クーリング装置COL、プリベーキ
ング装置PREBAKE、およびポストベーキング装置
POBAKEが下から順に、例えば8段に重ねられてい
る。
【0028】図1、2に示すように、このインターフェ
ース部12の正面部には、可搬型のピックアップカセッ
トCRと、定置型のバッファカセットBRが2段に配置
され、他方背面部には周辺露光装置23が配設され、中
央部にはウエハ搬送体24が設けられている。このウエ
ハ搬送体24は、X方向、Z方向(垂直方向)に移動し
て両カセットCR、BRおよび周辺露光装置23にアク
セスできるようになっている。さらに前記ウエハ搬送体
24は、θ方向への回転およびY方向への移動も自在と
なるように構成されており、処理ステーション11側の
第4の処理装置群G4に属するイクステンション装置E
XTや隣接する露光処理装置(図示せず)のウエハ受渡
し台へもアクセスできるようになっている。
【0029】当該塗布現像処理システム1においては、
前記したカセット載置台20、ウエハ搬送体21の搬送
路21a、第1〜第5の処理装置群G1〜G5、インター
フェース部12に対して、上方から清浄な空気のダウン
フローが形成されるよう、図2に示すように、システム
上部に例えばULPAフィルタなどの高性能フィルタ3
1が、前記3つのゾーン(カセットステーション10、
処理ステーション11、インターフェース部12)毎に
設けられている。そしてこの高性能フィルタ31の上流
側から供給された空気は、該高性能フィルタ31を通過
する際に清浄化され、図2の実線矢印や破線矢印に示し
たように、清浄なダウンフローが形成される。また特に
レジスト塗布装置COT1、COT2に対しては、図4に
示すように、その内部に対しても清浄なダウンフローが
独立して形成されるように適宜ダクト配管されている。
【0030】塗布現像処理システム1の周囲は、図4に
示すように、側板61、62等で囲まれており、さらに
上部には天板63、下部には通気孔板64との間に空間
Pを介して底板65が設けられている。そしてシステム
の一側には壁ダクト66が形成されており、天板63下
面側に形成された天井チャンバ67と通じている。
【0031】底板65には、排気口68が形成されてお
り、通気孔板64を介して回収されるシステム内の下側
雰囲気は、この排気口68に接続された排気管69によ
って、上層床52で仕切られたクリーンルームの二重床
構造における下部空間70へ導かれる。
【0032】他方、前記排気管69に接続されている導
入管71によって、回収された空気の一部は、清浄空気
供給装置101へと導入されるようになっている。なお
排気管69の排気先は、例えば工場などの集中排気系に
通ずるように構成してもよい。後述の清浄空気供給装置
101へ導入される空気と集中排気系へ排気される空気
との割合は、排気管69と導入管71にそれぞれ介装し
たダンパ72、73によって調整できるようになってい
る。
【0033】清浄空気供給装置101において気液接触
によりアンモニアなどのアルカリ成分が除去された空気
は、送出管74を通じて前記壁ダクト66へと送出さ
れ、天井チャンバ67の下方に設置された高性能フィル
タ51を介してシステム内にダウンフローとして吹き出
されるようになっている。
【0034】なお、処理ステーション11から排気され
た空気の一部は、上述のように工場などの集中排気系へ
排気されるために、その分を補うためクリーンルームの
二重床構造における上部空間75の比較的清浄な空気
が、給気管76を通じて前記清浄空気供給装置101へ
導入されるようになっている。
【0035】処理ステーション11内部に設置された第
1の処理装置群G1におけるレジスト塗布装置COT1
ついては、その外壁を構成するケーシング82内の上部
に、別途サブチャンバ83が形成されていて、このサブ
チャンバ83はシステムの壁ダクト66と連通されてい
る。したがって壁ダクト66内を流れる清浄化された後
の空気は、サブチャンバ83の下方に設置された高性能
フィルタ84を介して、ケーシング82内にダウンフロ
ーとして吐出されるようになっている。なおサブチャン
バ83を設けることなく、天井チャンバ67からのダウ
ンフローをケーシング82内へ導入するようにしてもよ
い。そしてケーシング82内の雰囲気は、別途設けた排
気管86から通気孔板64下の空間Pへと排気されるよ
うになっている。
【0036】レジスト塗布装置COT2も前記レジスト
塗布装置COT1と同様の構成を有しており、ケーシン
グ92内の上部に、別途サブチャンバ93が形成され、
このサブチャンバ93が壁ダクト66と連通している。
したがって壁ダクト66内の清浄な空気は、サブチャン
バ93の下方に設置された高性能フィルタ94を介し
て、ケーシング92内にダウンフローとして吐出される
ようになっている。なおこの場合も、サブチャンバ93
を設けることなく、天井チャンバ67からのダウンフロ
ーをケーシング92内へ直接導入するようにしてもよ
い。そしてケーシング92内の雰囲気は、排気管86か
ら通気孔板64下の空間Pへと排気されるようになって
いる。
【0037】なお例えばレジスト塗布装置COT1、C
OT2などのように、塗布現像処理システム1に組み込
まれているユニットとしての各種処理装置毎に、風速等
を設定した方が各々好ましいプロセス条件が得られる場
合がある。そこでレジスト塗布装置COT1のサブチャ
ンバ83の内部やレジスト塗布装置COT2のサブチャ
ンバ93の内部に別途小型ファンや可変ダンパなどを設
け、ケーシング82およびケーシング92内に、各々独
立した清浄なダウンフローを形成するようにしてもよ
い。
【0038】次に本実施の形態にかかる清浄空気供給装
置101の構成について詳述する。図5に示すように清
浄空気供給装置101は、外装パネル内に形成されてい
る導入部110、第1の不純物除去部130、第2の不
純物除去部150、送出部170、及び不純物除去液循
環部190に大別できる。
【0039】そして導入管71によって清浄空気供給装
置101に導入される空気は、まず導入部110に設け
られた導入口111から空間Sへ導入される。導入部1
10の下方には、第1の不純物除去部130および第2
の不純物除去部150で使用された例えば純水などの不
純物除去液の一部を貯留するためのドレインパン112
が設けられている。ドレインパン112に貯留された純
水などの不純物除去液は排液パイプ114によって、例
えば工場の集中廃液系へと排出されるようになってい
る。
【0040】前記第1の不純物除去部130には気液接
触空間M1を介して後記の分散マット132に対して純
水を微細なミスト状に噴霧するための、スプレーノズル
131aを有する噴霧装置131が設けられている。そ
してこの前記気液接触空間M1の下側には、スプレーノ
ズル131aから噴霧された純水をトラップしつつ、こ
れを分散させて均等に滴下させるための、例えば不織布
などからなるマット状の分散マット132が設けられて
いる。
【0041】分散マット132の下側には、この分散マ
ット132から滴下する純水を集水するためのパン13
3が配置されており、さらにこのパン133には、下方
にある空間Sから上昇してくる処理対象である空気を、
分散マット132へと通過させるための通過孔としての
通気管133aが上下方向に貫設されている。この通気
管133aはパン133をオーバーフローする純水を前
出のドレインパン112へ導くための機能もあわせ持っ
ている。
【0042】前記通気管133aの上方には、隙間を空
けて通気管133aの開口部を覆う形態のキャップ13
4が設けられている。このキャップ134により、分散
マット132からの純水はドレインパン112へ直接滴
下せず、また空間Sからの空気は、このキャップ134
に衝突した後、拡散して前記隙間を通じて分散マット1
32へと上昇する。
【0043】パン133に貯留された純水は、ポンプ1
36によって再び噴霧装置131へと送られ、スプレー
ノズル131aから噴霧される。即ち循環再使用される
ようになっている。
【0044】第2の不純物除去部150は、前記構成を
有する第1の不純物除去部130の上方に配置され、そ
の構成は、基本的に第1の不純物除去部130と同一で
ある。すなわち最下部には通気管153aを具備したパ
ン153が設置され、前記通気管153aの上方にはキ
ャップ154が設けられている。またキャップ154の
上方には分散マット152が配置され、さらにこの分散
マット152の上方には、気液接触空間M2を介して、
スプレーノズル151aを具備した噴霧装置151が設
けられている。また噴霧装置151の上方、すなわち第
2の不純物除去部150における最下流側には、分散マ
ット152を構成する繊維よりも小さい径を有する不織
布などからなる液滴除去フィルタ155が配置されてい
る。
【0045】パン153に貯留された純水は、ポンプ1
56によって取水され、熱交換器157において熱交換
されるようになっている。本実施の形態にかかる清浄空
気供給装置101においては、装置内に設置されている
冷凍機161からの冷媒によって熱交換(冷却)され
て、例えば7℃に温度調節される。その後7℃に設定さ
れた純水は、再び噴霧装置151へと送られ、スプレー
ノズル151aから噴霧されて再使用される。
【0046】本実施の形態では、第1の不純物除去部1
30と第2の不純物除去部150は、既述のように、上
下2段に配置された構成となっており、上側に配置され
た第2の不純物除去部150で使用され、パン153に
集水された純水のうち、オーバーフローした分は、下側
に配置された第1の不純物除去部130へと落下する
が、本実施形態においては、純水補充源162から新規
の純水が補充されるようになっており、この補充分に相
当する量が第1の不純物除去部130へと落下し、また
ドレインパン114へと集水される。なお不純物除去部
は、3つ以上、多段配置させてもよい。
【0047】前述の第1の不純物除去部130と第2の
不純物除去部150にて不純物が除去された空気は、送
出部170内に設置されている送風機171によって出
口、すなわち送出口172へとへ導かれる。また前記し
た上部空間75の比較的清浄な空気は、他の送風機17
3によって送出部170へと導入され、第1の不純物除
去部130、第2の不純物除去部150にて不純物が除
去された清浄空気と混合される。これら混合された空気
が、加熱機構174、加湿機構175によって温湿度調
整された後、送出口172によって送出されるのであ
る。例えば、温度23℃、相対湿度40%に調整された
空気が送出口172から送出される。
【0048】本実施の形態にかかる清浄空気供給装置1
01を使用した塗布現像処理システム1は以上のように
構成されており、次にこの塗布現像処理システム1の動
作について説明すると、まずカセットステーション10
において、ウエハ搬送体21がカセット載置台20上の
処理前のウエハWを収容しているカセットCにアクセス
して、そのカセットCから1枚のウエハWを取り出す。
その後ウエハ搬送体21は、まず処理ステーンション1
1側の第3の処理装置群G3に配置されているアライメ
ント装置ALIMまで移動し、当該アライメント装置A
LIM内にウエハWを移載する。
【0049】そしてアライメント装置ALIMにおいて
ウエハWのオリフラ合わせおよびセンタリングが終了す
ると、主ウエハ搬送手段22のウエハ搬送装置34は、
アライメントが完了したウエハWを受け取り、第3の処
理装置群G3において前記アライメント装置ALIMの
下段に位置するアドヒージョン装置ADの前まで移動し
て、装置に前記ウエハWを搬入し、以下各処理装置にお
いて、ウエハWに対して所定のレジスト液塗布処理等が
実施されていく。
【0050】このような塗布現像処理システム1内にお
ける各処理装置の処理中、塗布現像処理システム1内に
おいては、所定の気流速度、例えば0.35m/s〜
0.5m/sの清浄化されたダウンフローが形成されて
おり、このダウンフローによって、システム内に発生す
るパーティクルや有機成分、イオン、アルカリ成分など
は、下方へと搬送され、通気孔板64を通って空間Pか
ら、清浄空気供給装置101の導入口111へと導入さ
れる。
【0051】導入口111から導入された回収空気は、
パン133に貫設された通気管133aを経由して分散
マット132へ導かれる。このとき分散マット132に
対しては、スプレーノズル131aによって純水が噴霧
されているので、回収空気に含まれているパーティクル
や有機成分、イオン、アルカリ成分などの不純物は、分
散マット132中の純水との接触によって除去される。
さらに前記分散マット132を通過した空気は、気液接
触空間M1において、噴霧装置131からのミスト状態
の純水と直接接触する気液接触によって、さらに不純物
が除去される。このように分散マット132において、
いわばプレフィルトレーションされた後の空気に対し
て、再度、気液接触空間M1において不純物除去を施す
ために、除去効率は極めて高いものとなっている。
【0052】しかもかかる場合、回収空気が下方から上
方へと通流する際には、キャップ134によって拡散さ
れてから通流し、そのうえ分散マット132には、噴霧
された純水が均等に含浸しているので、処理対象である
回収空気は、偏りなく均一に不純物除去が除去される。
【0053】そのようにして気液接触空間M1において
不純物が除去された空気は、パン153に貫設された通
気管153aを経由して第2の不純物除去部150にお
ける分散マット152、気液接触空間M2において、さ
らに気液接触による不純物除去処理が施される。この場
合、第2の不純物除去部150におけるスプレーノズル
151aから噴霧されている純水は、第1の不純物除去
部130よりも清浄度が高いものであるから、より程度
の高い不純物除去処理がなされる。このように二段で不
純物除去を繰り返すことによって、極めて清浄度の高い
空気を創出することができる。しかも使用されている純
水は、熱交換機157によって7℃に温度設定されたも
のであるから、不純物除去率はいっそう高いものになっ
ている。
【0054】そして二段で不純物除去された空気は、液
滴除去フィルタ155によってミストが除去された後、
送風機171によって送出口172へと送風されるので
あるが、液滴除去フィルタ155においてミストが除去
されるときに同時に清浄化もされるので、送出口172
へと送風される空気の清浄度は極めて高いものとなって
いる。しかも送出口172から送出する前に、加熱機構
174、加湿機構175によって送出する清浄空気の温
湿度をコントロールすることができる。
【0055】なお純水補充源162から新規の純水の補
充量を増加させると、その分気液接触に用いる純水の不
純物除去能力が高まるので、不純物の濃度が高い場合に
は、適宜この補充量を増大させることによって対処する
ことができる。
【0056】以上のように、本実施の形態にかかる清浄
空気供給装置101を用いれば、塗布現像処理システム
1から回収した空気を純水による気液接触によって清浄
化して、再び塗布現像処理システム1や個々のユニット
としての処理装置、例えばレジスト塗布装置COT1
COT2へと供給することができ、ケミカルフィルタを
用いることなく、所定の清浄度を達成することが容易で
ある。また不純物除去の際に用いた純水を循環再使用し
ているので、ランニングコストも下げることが可能であ
る。そのうえ、温湿度のコントロールを実施することも
できる。したがって、従来、不純物の除去を行うための
機構(例えばケミカルフィルタ)と、温湿度をコントロ
ールするための機構を各々個別の装置構成に基づいた個
別のコントローラによって行っていたのを、本実施の形
態にかかる清浄空気供給装置101によれば、そのよう
な不純物の除去と温湿度のコントロールを、1つの装置
構成に基づいた一括管理の下で実施することが容易であ
る。
【0057】ところで発明者らの検証によれば、気液接
触によって不純物を除去する場合、不純物除去液、例え
ば純水は、その温度を7℃前後に設定すれば、除去能力
が高いことが確認できたので、前記実施形態にかかる清
浄空気供給装置101において使用した不純物除去液と
しての純水は、熱交換器157によって7℃に温度調整
するようにしていた。これに代えて、図6に示した他の
実施形態にかかる清浄空気供給装置201を用いても除
去効率の高い運転が可能である。なお図6中、前記実施
形態において引用した符号と同一の符号で示される部
材、機器、機構等は、各々前記実施形態にかかる清浄空
気供給装置101と同一の部材、機器、機構等を示して
いる。
【0058】すなわちこの清浄空気供給装置201にお
いては、熱交換器によって純水の温度を調整するのに代
えて、図6に示したように、冷凍機161からの冷媒
を、空間S内に設置した冷却コイル202に流し、導入
口111から導入される空気自体を冷却させ、第1の不
純物除去部130、第2の不純物除去部150の雰囲気
を冷却して、凝縮しやすい雰囲気に設定するようにした
ものである。かかる構成によっても、第1の不純物除去
部130、第2の不純物除去部150において純水によ
る気液接触により不純物を除去する場合の効率が高い。
【0059】前記各実施の形態おいては、いずれも不純
物除去部を上下二段に配置した構成であったが、これに
代え図7に示したように、第1の不純物除去部230、
第2の不純物除去部250を横方向に連続して配置して
もよい。すなわち、回収空気Qを通流させる流路Nを水
平方向に設定し、第1の不純物除去部230、第2の不
純物除去部250における分散マット232、252を
各々流路N内の中央に水平方向に設置する。そしてこれ
ら分散マット232、252に対して不純物除去液を噴
霧するスプレーノズル231a、251aを有する噴霧
装置231、251を各々対応する分散マット232、
252の上方に設置する。また液滴除去フィルタ260
は、二段目の第2の不純物除去部250の下流側であっ
てかつ送風機261の上流側に、回収空気Qの通流方向
に対して直角に設置されている。すなわち、流路Nを閉
鎖するように設置される。
【0060】このように第1の不純物除去部230並び
に第2の不純物除去部250をいわば横方向に多段に配
置した場合であっても、流路N内を流れる回収空気Qに
対して、スプレーノズル231a、251a噴霧された
不純物除去液との気液接触、並びに分散マット232、
252から滴下する不純物除去液との気液接触によっ
て、回収空気Q中の不純物が除去される。そして下流側
に位置する液滴除去用フィルタ260によって、不純物
が除去された空気中に存在する液体粒子は捕集されるの
で、送風機261は支障なく稼働させることができる。
また液滴除去用フィルタ260を通過した後の空気に対
する温湿度調整も容易である。
【0061】なお前記した実施の形態は、ウエハWに対
して一連のレジスト塗布や現像処理を行う塗布現像処理
システム1から回収した空気を清浄化して、これを再び
塗布現像処理システム1に供給する装置として構成して
いたが、もちろん処理ユニットとしての個々の処理装置
にから回収した空気を清浄化し、当該個々の処理装置に
供給する構成としてもよい。また本発明は、その他ウエ
ハに対して所定の熱雰囲気の下で成膜処理を行う装置、
例えば酸化膜形成のために用いる成膜装置などに対して
も適用可能であり、被処理基板もウエハに限らず、例え
ばLCD用ガラス基板であってもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明にかかる基板処理装置用の清浄空
気供給装置を使用すれば、不純物除去液による気液接触
によって処理空気を清浄化して、再び基板処理装置へと
供給することができるから、ケミカルフィルタを用いる
必要はない。したがって従来ケミカルフィルタ採用に伴
って必要であってメンテナンスやフィルタ部材の交換な
どの作業が不要となり、ランニングコストも低減でき
る。しかも不純物の除去効率が良好で、所定の清浄度を
達成することが容易であり、また不純物除去の際に用い
る不純物除去液に要するコストも下げることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる清浄空気供給装置
を使用した塗布現像処理システムの平面から見た説明図
である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面から見た説
明図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの背面から見た説
明図である。
【図4】図1の塗布現像処理システムの内部を示す縦断
面の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる清浄空気供給装置
の内部を示す縦断面の説明図である。
【図6】他の実施の形態にかかる清浄空気供給装置の内
部を示す縦断面の説明図である。
【図7】不純物除去部を横方向に多段に配置した他の実
施の形態にかかる清浄空気供給装置の要部の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム 101 清浄空気供給装置 111 導入口 130 第1の不純物除去部 131、151 噴霧装置 131a、151a スプレーノズル 132、152 分散マット 133、153 パン 133a、153a 通気管 134、154 キャップ 150 第2の不純物除去部 155 液滴除去フィルタ 171、173 送風機 COT1、COT2 レジスト塗布装置 M1、M2 気液接触空間 N 流路 W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片野 貴之 山梨県韮崎市穂坂町三ツ沢650 東京エレ クトロン株式会社プロセステクノロジーセ ンター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板に対して所定の空間内で処理
    を行う基板処理装置の当該所定の空間に、清浄化した空
    気を供給する装置であって、前記所定の空間内の空気の
    少なくとも一部を回収して、当該回収空気を下方から上
    方へと通過させる流路と、この流路中に設けられた不純
    物除去部とを有し、前記不純物除去部は、織布又は不織
    布からなるマット状の分散マットと、前記流路内におけ
    る下流側から前記分散マットに対して間隔を空けて離れ
    た位置から不純物除去液を噴霧するノズルと、前記ノズ
    ルの下流側に位置し、繊維径が前記分散マットよりも小
    さい径を有する織布又は不織布からなる液滴除去用フィ
    ルタとを有していることを特徴とする、基板処理装置用
    の清浄空気供給装置。
  2. 【請求項2】 不純物除去部における分散マットの下方
    に、分散マットを通過した液滴を貯留する貯留部が設け
    られ、この貯留部には回収空気を通過させる上下方向に
    貫通した通過孔が形成され、さらに当該通過孔の上方に
    は、少なくとも当該通過孔を覆う形態のキャップが配置
    されたことを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装
    置用の清浄空気供給装置。
  3. 【請求項3】 不純物除去部は、回収空気の流れに沿っ
    て上下多段に直列に設けられ、かつ不純物除去部におけ
    る液滴除去フィルタは最上段の不純物除去部の下流側に
    配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記
    載の基板処理装置用の清浄空気供給装置。
  4. 【請求項4】 不純物除去部におけるノズルから噴霧さ
    れる不純物除去液の少なくとも一部は、分散マットを通
    過した後の不純物除去液を回収したものであることを特
    徴とする、請求項1、2又は3に記載の基板処理装置用
    の清浄空気供給装置。
  5. 【請求項5】 被処理基板に対して所定の空間内で処理
    を行う基板処理装置の当該所定の空間に、清浄化した空
    気を供給する装置であって、前記所定の空間内の空気の
    少なくとも一部を回収して、当該回収空気を水平方向に
    通過させる流路と、この流路中に設けられた不純物除去
    部とを有し、前記不純物除去部は、回収空気の流れと平
    行に設置されかつ織布又は不織布からなるマット状の分
    散マットと、前記分散マットに対して間隔を空けて離れ
    た位置から回収空気の流れと直角方向に不純物除去液を
    噴霧するノズルと、前記ノズルの下流側に位置し、繊維
    径が前記分散マットよりも小さい径を有する織布又は不
    織布からなる液滴除去用フィルタとを有していることを
    特徴とする、基板処理装置用の清浄空気供給装置。
  6. 【請求項6】 流路内の回収空気を冷却する冷却装置を
    備えたことを特徴とする、請求項1、2、3、4又は5
    のいずれかに記載の基板処理装置用の清浄空気供給装
    置。
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EP98109169A EP0879997A3 (en) 1997-05-22 1998-05-20 Impurity removing apparatus
US09/083,096 US6333003B1 (en) 1997-05-22 1998-05-22 Treatment apparatus, treatment method, and impurity removing apparatus
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