JPH10321344A - 巻回可能な放熱体 - Google Patents
巻回可能な放熱体Info
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- JPH10321344A JPH10321344A JP9130605A JP13060597A JPH10321344A JP H10321344 A JPH10321344 A JP H10321344A JP 9130605 A JP9130605 A JP 9130605A JP 13060597 A JP13060597 A JP 13060597A JP H10321344 A JPH10321344 A JP H10321344A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24D—DOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
- F24D3/00—Hot-water central heating systems
- F24D3/12—Tube and panel arrangements for ceiling, wall, or underfloor heating
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
-
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
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- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D2001/0253—Particular components
- F28D2001/026—Cores
- F28D2001/0266—Particular core assemblies, e.g. having different orientations or having different geometric features
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2280/00—Mounting arrangements; Arrangements for facilitating assembling or disassembling of heat exchanger parts
- F28F2280/10—Movable elements, e.g. being pivotable
- F28F2280/105—Movable elements, e.g. being pivotable with hinged connections
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
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- Floor Finish (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Central Heating Systems (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 (1)表面が硬いにも拘らず全体としては軽量
で、(2)折り畳むことができ、その際に導管または電線
の挫屈、破損、断線がなど生じ難く、(3)放熱効果が高
く、(4)施工作業が簡単な巻回可能な放熱体を提供す
る。 【解決手段】 長さ方向に対し直角の方向に切断した際
の切断面がほぼ四角形状を呈し、中空部または溝が形成
された長尺の柱状体を複数本相互に隣接させて並べ、柱
状基体の中空体または溝には導管または発熱電線を埋設
され、複数本の柱状基体の一方の面に可撓性薄板を貼着
して一体に連結されてなる、巻回可能な放熱体を要旨と
する。 【効果】 上記課題が解決される。
で、(2)折り畳むことができ、その際に導管または電線
の挫屈、破損、断線がなど生じ難く、(3)放熱効果が高
く、(4)施工作業が簡単な巻回可能な放熱体を提供す
る。 【解決手段】 長さ方向に対し直角の方向に切断した際
の切断面がほぼ四角形状を呈し、中空部または溝が形成
された長尺の柱状体を複数本相互に隣接させて並べ、柱
状基体の中空体または溝には導管または発熱電線を埋設
され、複数本の柱状基体の一方の面に可撓性薄板を貼着
して一体に連結されてなる、巻回可能な放熱体を要旨と
する。 【効果】 上記課題が解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻回可能な放熱体
に関する。さらに詳しくは、床暖房用や融雪用に使用さ
れ、表面が硬いにも拘らず巻回が可能で、梱包、保管、
輸送、敷設作業などが容易な放熱体に関する。
に関する。さらに詳しくは、床暖房用や融雪用に使用さ
れ、表面が硬いにも拘らず巻回が可能で、梱包、保管、
輸送、敷設作業などが容易な放熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寒冷地の住宅の居住性、温暖地の
住宅の寒冷期における居住性を向上させる目的で、住宅
の床面から暖房する床暖房技術が提案され、実用化され
ている。例えば、一戸建て住宅にあっては、大引と床板
との間、大引の上に敷いた下地合板の上などに床暖房パ
ネルを組込む手法が採用され、マンションなどのような
集合住宅にあっては、スラブ床面の上に直接またはスラ
ブ床面の上に敷いた下地合板の上などに、床暖房パネル
を敷設する方法が採用される。
住宅の寒冷期における居住性を向上させる目的で、住宅
の床面から暖房する床暖房技術が提案され、実用化され
ている。例えば、一戸建て住宅にあっては、大引と床板
との間、大引の上に敷いた下地合板の上などに床暖房パ
ネルを組込む手法が採用され、マンションなどのような
集合住宅にあっては、スラブ床面の上に直接またはスラ
ブ床面の上に敷いた下地合板の上などに、床暖房パネル
を敷設する方法が採用される。
【0003】床暖房パネルは、例えば、発泡樹脂製の長
尺板状成形体を基体とし、長尺板状の基体の一方の面に
溝を刻設し、この溝に加熱流体用導管を埋設して、その
表面をアルミニウム箔などの表面材で被覆した構造のも
が提案されている。また、硬質樹脂発泡体などの硬質素
材を基体とし、この基体の一方の面に溝を刻設し、この
溝に加熱流体用導管を埋設して、その表面をアルミニウ
ム箔などの表面被覆材で被覆した構造のもが提案されて
いる。この様な構造の床暖房パネルを施工するには、工
場で、発泡樹脂製の長尺板状成形体の一方の面に刻設さ
れた溝に加熱流体用導管を配置した床暖房パネルをあら
かじめ調製し、これを敷設現場で敷設する方法が採られ
ている。
尺板状成形体を基体とし、長尺板状の基体の一方の面に
溝を刻設し、この溝に加熱流体用導管を埋設して、その
表面をアルミニウム箔などの表面材で被覆した構造のも
が提案されている。また、硬質樹脂発泡体などの硬質素
材を基体とし、この基体の一方の面に溝を刻設し、この
溝に加熱流体用導管を埋設して、その表面をアルミニウ
ム箔などの表面被覆材で被覆した構造のもが提案されて
いる。この様な構造の床暖房パネルを施工するには、工
場で、発泡樹脂製の長尺板状成形体の一方の面に刻設さ
れた溝に加熱流体用導管を配置した床暖房パネルをあら
かじめ調製し、これを敷設現場で敷設する方法が採られ
ている。
【0004】この床暖房パネルは、設置場所の大きさに
応じて、例えば、長さ・幅ともに300cm×400cmの
中で選択組合わせられるが、長さ・幅のどちらかが20
0cm以上のものは、梱包・運搬・保管性、施工性などの
観点から、長さ・幅の少なくとも一方を200cm以下に
調節し、長さ方向または幅方向にに折り畳んで施工場所
に運搬し、折り畳み状態を開放して敷設されている。し
かし、敷設したあとの面が柔らかい、釘打ちによって固
定した際に釘の保持力がない、などの欠点があった。
応じて、例えば、長さ・幅ともに300cm×400cmの
中で選択組合わせられるが、長さ・幅のどちらかが20
0cm以上のものは、梱包・運搬・保管性、施工性などの
観点から、長さ・幅の少なくとも一方を200cm以下に
調節し、長さ方向または幅方向にに折り畳んで施工場所
に運搬し、折り畳み状態を開放して敷設されている。し
かし、敷設したあとの面が柔らかい、釘打ちによって固
定した際に釘の保持力がない、などの欠点があった。
【0005】加熱流体用導管を配置した床暖房パネルを
折り畳む際に、そのまま単純に折り畳んだ際には、導管
の部分が潰れ(挫屈)たり、破損したりするので、従来
は、広幅の床暖房パネルの折り畳み部分を挟んで、長尺
の基体折り畳み部に近い部分の溝から一部の導管を外
し、基体を折り畳み部で折り畳む構造のパネルが提案さ
れている(例えば、実開平5−27514号公報参
照)。この提案のパネルによると、導管を外す基体部分
には、放熱体が被着されていないので、床暖房パネル全
体の放熱効果が低下するばかりでなく、溝から外された
導管が折り畳まれた基体に挟まれて圧迫され、潰される
という欠点があった。
折り畳む際に、そのまま単純に折り畳んだ際には、導管
の部分が潰れ(挫屈)たり、破損したりするので、従来
は、広幅の床暖房パネルの折り畳み部分を挟んで、長尺
の基体折り畳み部に近い部分の溝から一部の導管を外
し、基体を折り畳み部で折り畳む構造のパネルが提案さ
れている(例えば、実開平5−27514号公報参
照)。この提案のパネルによると、導管を外す基体部分
には、放熱体が被着されていないので、床暖房パネル全
体の放熱効果が低下するばかりでなく、溝から外された
導管が折り畳まれた基体に挟まれて圧迫され、潰される
という欠点があった。
【0006】また、豪雪地帯にあっては、一夜にして数
十センチの積雪があり、家屋の屋根に積もった雪を放置
しておくと、雪の重みで屋根が押しつぶされるので、積
雪量が一定以上に達した際には雪下ろしをする必要があ
った。この雪下ろしは重労働なので、最近、家屋の屋根
に放熱体または発熱板を設置して、屋根に積った雪を溶
かす技術が提案され、一部実用化されている。しかし、
製品である放熱体または発熱板は重く取扱い難い、製品
が適度に折り曲げできないので施工し難い、などの欠点
があった。
十センチの積雪があり、家屋の屋根に積もった雪を放置
しておくと、雪の重みで屋根が押しつぶされるので、積
雪量が一定以上に達した際には雪下ろしをする必要があ
った。この雪下ろしは重労働なので、最近、家屋の屋根
に放熱体または発熱板を設置して、屋根に積った雪を溶
かす技術が提案され、一部実用化されている。しかし、
製品である放熱体または発熱板は重く取扱い難い、製品
が適度に折り曲げできないので施工し難い、などの欠点
があった。
【0007】
【発明が解決しようとした課題】本発明者らは、先に、
上記欠点を排除した床暖房用、融雪用などに使用可能な
放熱体を提案した(特願平8−328313)。この提
案の放熱体は、加熱流体用導管を配置した床暖房パネル
などに適した放熱体または発熱板であるが、加熱流体を
通す導管に代えて、発熱電線を配置した放熱体または発
熱板の場合においても、折り畳む際に、そのまま単純に
折り畳んだ際には、発熱電線が捩れたり、破損したり、
断線したりするという欠点があることが判明した。
上記欠点を排除した床暖房用、融雪用などに使用可能な
放熱体を提案した(特願平8−328313)。この提
案の放熱体は、加熱流体用導管を配置した床暖房パネル
などに適した放熱体または発熱板であるが、加熱流体を
通す導管に代えて、発熱電線を配置した放熱体または発
熱板の場合においても、折り畳む際に、そのまま単純に
折り畳んだ際には、発熱電線が捩れたり、破損したり、
断線したりするという欠点があることが判明した。
【0008】本発明は、次のことを目的とする。 1.表面が硬いにも拘らず、全体としては軽量で巻回可
能で取扱いが容易な放熱体を提供すること。 2.折り畳むことができるが、折り畳む際に発熱電線が
捩れたり、破損したり、断線したりし難い放熱体を提供
すること。 3.放熱効果の高い放熱体を提供すること。 4.施工作業が簡単な放熱体を提供すること。
能で取扱いが容易な放熱体を提供すること。 2.折り畳むことができるが、折り畳む際に発熱電線が
捩れたり、破損したり、断線したりし難い放熱体を提供
すること。 3.放熱効果の高い放熱体を提供すること。 4.施工作業が簡単な放熱体を提供すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、巻回可能な平板状の放熱体において、
長さ方向に対し直角の方向に切断した際の切断面がほぼ
四角形状を呈し、中空部または溝が形成された長尺の柱
状体を複数本相互に隣接させて並べ、柱状体の中空部ま
たは溝には発熱電線が埋設されてなり、これら複数本の
柱状体の一方の面に可撓性薄板を貼着して一体に連結さ
れてなることを特徴とする、巻回可能な放熱体を提供す
る。
に、本発明では、巻回可能な平板状の放熱体において、
長さ方向に対し直角の方向に切断した際の切断面がほぼ
四角形状を呈し、中空部または溝が形成された長尺の柱
状体を複数本相互に隣接させて並べ、柱状体の中空部ま
たは溝には発熱電線が埋設されてなり、これら複数本の
柱状体の一方の面に可撓性薄板を貼着して一体に連結さ
れてなることを特徴とする、巻回可能な放熱体を提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る放熱体を構成する柱状体は、長尺で長さ方
向に対して直角の方向に切断した切断面(この切断面を
以下、単に「切断面」ということがある)がほぼ四角形
状を呈するものである。切断面がほぼ四角形状を呈する
とは、厳密に四角形状でなくてもよいことを意味し、長
方形や台形状などに変形されたものも含む意味である。
柱状体は、長さ方向に沿って中空部または溝が形成され
ている必要がある。柱状体に形成される中空部または溝
は、放熱体の重量を軽量化し、発熱電線を埋設する機能
を果たすものである。
本発明に係る放熱体を構成する柱状体は、長尺で長さ方
向に対して直角の方向に切断した切断面(この切断面を
以下、単に「切断面」ということがある)がほぼ四角形
状を呈するものである。切断面がほぼ四角形状を呈する
とは、厳密に四角形状でなくてもよいことを意味し、長
方形や台形状などに変形されたものも含む意味である。
柱状体は、長さ方向に沿って中空部または溝が形成され
ている必要がある。柱状体に形成される中空部または溝
は、放熱体の重量を軽量化し、発熱電線を埋設する機能
を果たすものである。
【0011】柱状体の長さ方向に沿って形成される中空
部または溝は、一個の柱状体当り一個に制限されるもの
ではなく、複数個形成されていてもよい。例えば、切断
面が長方形の場合は、一個の柱状体当り二個ないし五個
の中空部または溝を形成することもできる。柱状体は、
全体が一体に形成されたものであってもよいが、長さ方
向に対し直角の方向に切断した際の切断面がコ字型にさ
れたもの、または、コ字型の切断面の中に一本ないし三
本の歯が設けられた櫛型構造とし、これら切断面がコ字
型または櫛型の開口部に、この開口部を塞ぐ部品とを組
合せて中空部を形成したものであってもよい。なお、櫛
型にされたものは、歯の総てが同じ高さ(長さ)である
必要はない。柱状体は、軽量化するために切断面を二重
壁の凹字状にとしたものであってもよい。
部または溝は、一個の柱状体当り一個に制限されるもの
ではなく、複数個形成されていてもよい。例えば、切断
面が長方形の場合は、一個の柱状体当り二個ないし五個
の中空部または溝を形成することもできる。柱状体は、
全体が一体に形成されたものであってもよいが、長さ方
向に対し直角の方向に切断した際の切断面がコ字型にさ
れたもの、または、コ字型の切断面の中に一本ないし三
本の歯が設けられた櫛型構造とし、これら切断面がコ字
型または櫛型の開口部に、この開口部を塞ぐ部品とを組
合せて中空部を形成したものであってもよい。なお、櫛
型にされたものは、歯の総てが同じ高さ(長さ)である
必要はない。柱状体は、軽量化するために切断面を二重
壁の凹字状にとしたものであってもよい。
【0012】中空部または溝の切断面は、柱状体と相似
形である必要はなく、四角形、U字型などであってよ
い。一個の柱状体当り複数個の中空部を形成する場合、
総ての中空部または溝を同一形状、同一深さ、同一幅と
する必要はなく、中空部の形状、深さ、幅などを変えた
種々の組合せとすることもできる。特に、発熱電線を埋
設する溝は、他の溝よりも幅を狭くするのが好ましい。
形である必要はなく、四角形、U字型などであってよ
い。一個の柱状体当り複数個の中空部を形成する場合、
総ての中空部または溝を同一形状、同一深さ、同一幅と
する必要はなく、中空部の形状、深さ、幅などを変えた
種々の組合せとすることもできる。特に、発熱電線を埋
設する溝は、他の溝よりも幅を狭くするのが好ましい。
【0013】柱状体の長さや厚さは、柱状体の用途、柱
状体を構成する材料などにもよるが、長さは100cm〜
400cm、厚さは中空部または溝に発熱電線を埋設でき
る厚さ、例えば、20mm以下の範囲で選ぶことができ
る。中空部または溝の深さは、これらの中に発熱電線を
埋設できる空間があればよく、発熱電線の背面に形成さ
れる余分な空間を小さくする目的で、中空部を形成した
部品で開口部を塞ぐのが好ましい。隣接する中空部を区
画する外壁、隔壁または溝を形成する壁の厚さは、柱状
体の上下の壁面を支えるのに十分な強度があればよく、
薄い方が軽量化が達成されるので好ましい。
状体を構成する材料などにもよるが、長さは100cm〜
400cm、厚さは中空部または溝に発熱電線を埋設でき
る厚さ、例えば、20mm以下の範囲で選ぶことができ
る。中空部または溝の深さは、これらの中に発熱電線を
埋設できる空間があればよく、発熱電線の背面に形成さ
れる余分な空間を小さくする目的で、中空部を形成した
部品で開口部を塞ぐのが好ましい。隣接する中空部を区
画する外壁、隔壁または溝を形成する壁の厚さは、柱状
体の上下の壁面を支えるのに十分な強度があればよく、
薄い方が軽量化が達成されるので好ましい。
【0014】上記の中空部を有する柱状体を構成する材
料は、合成樹脂、硬質ゴム、木材、金属または石膏など
の中から、放熱体の用途により選ばれる。例えば、放熱
体の用途が床暖房用の場合には上記材料のいずれでもよ
く、放熱体の用途が融雪用であって天井に使用される場
合には耐火性の観点からは石膏ボードが好ましく、さら
に、融雪用として使用される場合には、防水の観点から
は硬質ゴムが好ましく、耐荷重の観点からは合成樹脂が
好ましいなど、放熱体の使用目的に応じて柱状体を構成
する材料を選ぶのが好ましい。
料は、合成樹脂、硬質ゴム、木材、金属または石膏など
の中から、放熱体の用途により選ばれる。例えば、放熱
体の用途が床暖房用の場合には上記材料のいずれでもよ
く、放熱体の用途が融雪用であって天井に使用される場
合には耐火性の観点からは石膏ボードが好ましく、さら
に、融雪用として使用される場合には、防水の観点から
は硬質ゴムが好ましく、耐荷重の観点からは合成樹脂が
好ましいなど、放熱体の使用目的に応じて柱状体を構成
する材料を選ぶのが好ましい。
【0015】柱状体を構成する材料としての合成樹脂と
しては、熱可塑性合成樹脂、熱硬化性合成樹脂のいずれ
でもよく、発泡体でも非発泡体でもよい。具体的には、
架橋ゴム発泡体、熱硬化性樹脂発泡体などの剛性の高い
発泡体、非架橋ポリエチレン、非架橋ゴム発泡体、高密
度ポリエチレンとポリスチレンとの混合物の発泡体など
が挙げられる。木材は合板であってもよく、金属として
は鉄、アルミニウムなどが挙げられる。
しては、熱可塑性合成樹脂、熱硬化性合成樹脂のいずれ
でもよく、発泡体でも非発泡体でもよい。具体的には、
架橋ゴム発泡体、熱硬化性樹脂発泡体などの剛性の高い
発泡体、非架橋ポリエチレン、非架橋ゴム発泡体、高密
度ポリエチレンとポリスチレンとの混合物の発泡体など
が挙げられる。木材は合板であってもよく、金属として
は鉄、アルミニウムなどが挙げられる。
【0016】柱状体が合成樹脂、硬質ゴムよりなる場合
は、柱状体全体が一体に形成されたもの、切断面がコ字
型、二重壁の凹字状型、歯が一本ないし三本の櫛型にさ
れた部品、または、これらの部品とその開口部を塞ぐ部
品など、押出成形法によって製造することができる。柱
状体が木材または石膏よりなる場合は、切断面が四角状
の柱状体の一方の面に長さ方向に沿って溝を刻設すれば
よく、要すればこの溝の開口部を塞ぐプラスチック製の
部品とを組合せればよい。柱状体が金属よりなる場合
は、ダイキャスト法、圧延法などによって切断面がコ字
型の部品を製造し、要すれば開口部を塞ぐプラスチック
製の部品とを組合せればよい。
は、柱状体全体が一体に形成されたもの、切断面がコ字
型、二重壁の凹字状型、歯が一本ないし三本の櫛型にさ
れた部品、または、これらの部品とその開口部を塞ぐ部
品など、押出成形法によって製造することができる。柱
状体が木材または石膏よりなる場合は、切断面が四角状
の柱状体の一方の面に長さ方向に沿って溝を刻設すれば
よく、要すればこの溝の開口部を塞ぐプラスチック製の
部品とを組合せればよい。柱状体が金属よりなる場合
は、ダイキャスト法、圧延法などによって切断面がコ字
型の部品を製造し、要すれば開口部を塞ぐプラスチック
製の部品とを組合せればよい。
【0017】本発明に係る放熱体は、上記の中空部また
は溝を有する柱状体を複数本相互に隣接させて並べ、例
えば、400cm×200cmの大きさとし、これら柱状体
の中空部の適所に発熱電線を埋設する。柱状体に複数の
中空部が形成されている場合には、柱状体の大きさ(厚
さ、幅)にもよるが、総ての中空部または溝に発熱電線
を埋設する必要はなく、通常は、一個の柱状体の中空部
または溝には一個、ないし、一個おきに埋設するのが好
ましい。一個(一枚)の放熱体には、一本の発熱電線を
蛇行させて放熱体の表面、裏面、中間に埋設し、この
際、中空部の隔壁、溝の側壁面に発熱電線を挿入できる
隙間を形成し、柱状体の両端部で発熱電線が交差しない
様に配置するのが好ましい。
は溝を有する柱状体を複数本相互に隣接させて並べ、例
えば、400cm×200cmの大きさとし、これら柱状体
の中空部の適所に発熱電線を埋設する。柱状体に複数の
中空部が形成されている場合には、柱状体の大きさ(厚
さ、幅)にもよるが、総ての中空部または溝に発熱電線
を埋設する必要はなく、通常は、一個の柱状体の中空部
または溝には一個、ないし、一個おきに埋設するのが好
ましい。一個(一枚)の放熱体には、一本の発熱電線を
蛇行させて放熱体の表面、裏面、中間に埋設し、この
際、中空部の隔壁、溝の側壁面に発熱電線を挿入できる
隙間を形成し、柱状体の両端部で発熱電線が交差しない
様に配置するのが好ましい。
【0018】本発明に係る放熱体は、上記の中空部を有
する柱状体を複数本相互に隣接させて並べ、一方の面に
可撓性薄板を貼着し一体に連結して構成したものであ
る。可撓性薄板は、放熱体をロール状に巻回する際に連
続面を形成し、発熱電線を埋設した位置、すなわち表
面、裏面、中間の位置に接触または近接させて配置さ
れ、熱伝導体または熱反射板として作用する。可撓性薄
板としては、アルミニウム箔、錫箔、ステンレススチー
ル箔、不織布、織布、熱可塑性樹脂フィルム、熱可塑性
樹脂発泡フィルム、熱可塑性樹脂シートおよびこれらを
組合せたものなどが挙げられる。可撓性薄板の種類は、
放熱体の材料、放熱体の用途、放熱体に付与する性能
(消音性、弾力性)などを勘案して、適宜選ぶことがで
きる。
する柱状体を複数本相互に隣接させて並べ、一方の面に
可撓性薄板を貼着し一体に連結して構成したものであ
る。可撓性薄板は、放熱体をロール状に巻回する際に連
続面を形成し、発熱電線を埋設した位置、すなわち表
面、裏面、中間の位置に接触または近接させて配置さ
れ、熱伝導体または熱反射板として作用する。可撓性薄
板としては、アルミニウム箔、錫箔、ステンレススチー
ル箔、不織布、織布、熱可塑性樹脂フィルム、熱可塑性
樹脂発泡フィルム、熱可塑性樹脂シートおよびこれらを
組合せたものなどが挙げられる。可撓性薄板の種類は、
放熱体の材料、放熱体の用途、放熱体に付与する性能
(消音性、弾力性)などを勘案して、適宜選ぶことがで
きる。
【0019】複数本の柱状体の一方の面に可撓性薄板を
貼着するには、可撓性薄板の一方の面に粘着剤を塗布し
ておき、この粘着剤を塗布した面に柱状体を接着する方
法によるのが好ましい。この際使用できる粘着剤は、柱
状体と可撓性薄板との接着力を高め、熱によって劣化し
難く耐久性のあるものが好ましい。
貼着するには、可撓性薄板の一方の面に粘着剤を塗布し
ておき、この粘着剤を塗布した面に柱状体を接着する方
法によるのが好ましい。この際使用できる粘着剤は、柱
状体と可撓性薄板との接着力を高め、熱によって劣化し
難く耐久性のあるものが好ましい。
【0020】柱状体が合成樹脂、硬質ゴム、石膏ボー
ド、木などの熱伝導率が低い材料よりなる場合には、可
撓性薄板に熱伝導率の高い材料のものを組合せると、放
熱体の放熱効果を向上させることができる。例えば、柱
状体が合成樹脂、木よりなる切断面がコ字型溝を有する
柱状体の場合には、溝の開口部側にアルミニウム箔/不
織布の積層体、アルミニウム箔/熱可塑性樹脂シートの
積層体、アルミニウム箔/不織布/熱可塑性樹脂シート
の積層体などを貼着し、放熱体の裏面とし熱を表面側
(上側)に反射させるのが好ましい。柱状体が金属より
なる場合は、切断面がコ字型の部品の開口部を合成樹脂
製の部品で塞ぎ、この塞いだ合成樹脂製の部品の面に不
織布、織布などを貼付して放熱体の裏面とし、切断面が
コ字型の柱状体背面(開口部と反対側の面)には木目模
様、その他各種の模様を印刷して放熱体の表面とするの
が好ましい。
ド、木などの熱伝導率が低い材料よりなる場合には、可
撓性薄板に熱伝導率の高い材料のものを組合せると、放
熱体の放熱効果を向上させることができる。例えば、柱
状体が合成樹脂、木よりなる切断面がコ字型溝を有する
柱状体の場合には、溝の開口部側にアルミニウム箔/不
織布の積層体、アルミニウム箔/熱可塑性樹脂シートの
積層体、アルミニウム箔/不織布/熱可塑性樹脂シート
の積層体などを貼着し、放熱体の裏面とし熱を表面側
(上側)に反射させるのが好ましい。柱状体が金属より
なる場合は、切断面がコ字型の部品の開口部を合成樹脂
製の部品で塞ぎ、この塞いだ合成樹脂製の部品の面に不
織布、織布などを貼付して放熱体の裏面とし、切断面が
コ字型の柱状体背面(開口部と反対側の面)には木目模
様、その他各種の模様を印刷して放熱体の表面とするの
が好ましい。
【0021】発熱電線は、電流を通電した際の発熱量が
弱いと温度が適温まで上昇せず、発熱量が強いと高温に
なり過ぎて危険であるので、好ましくない。通常の電気
カーペット、電気ジュータンなどに使用されていると同
類の発熱電線であって、一般家庭に導入されている10
0ボルトの電流を通電した際に、最高温度30℃程度に
発熱するタイプの電線が好ましい。
弱いと温度が適温まで上昇せず、発熱量が強いと高温に
なり過ぎて危険であるので、好ましくない。通常の電気
カーペット、電気ジュータンなどに使用されていると同
類の発熱電線であって、一般家庭に導入されている10
0ボルトの電流を通電した際に、最高温度30℃程度に
発熱するタイプの電線が好ましい。
【0022】本発明に係る放熱体は、複数の柱状体が一
定方向に揃えられ、一方の面が可撓性薄板に接着されて
なり、他方の面は可撓性薄板が接着されていない開放さ
れた平面状の構造にされている。放熱体は、これを製造
し梱包、保管、貯蔵、輸送する際には、可撓性薄板の面
を内側にして、柱状体が延在する方向に対して直角の方
向に巻回することができる(後記する図2参照)。発熱
電線は、柱状体の中空部または溝の内側に配置されてい
るので露出することがなく(後記する図1参照)、柱状
体の端部においては中空部の隔壁、溝の側壁面に形成さ
れた隙間に相互に交差しないように配置されており(後
記する図3参照)、放熱体を巻回しても露出したり、絡
み合ったりすることがない。発熱電線は複数の柱状体に
またがって埋設されているので、柱状体が動ける範囲が
制約されて、可撓性薄板の面が内側にして巻回する際に
可撓性薄板の面が破損し難い。
定方向に揃えられ、一方の面が可撓性薄板に接着されて
なり、他方の面は可撓性薄板が接着されていない開放さ
れた平面状の構造にされている。放熱体は、これを製造
し梱包、保管、貯蔵、輸送する際には、可撓性薄板の面
を内側にして、柱状体が延在する方向に対して直角の方
向に巻回することができる(後記する図2参照)。発熱
電線は、柱状体の中空部または溝の内側に配置されてい
るので露出することがなく(後記する図1参照)、柱状
体の端部においては中空部の隔壁、溝の側壁面に形成さ
れた隙間に相互に交差しないように配置されており(後
記する図3参照)、放熱体を巻回しても露出したり、絡
み合ったりすることがない。発熱電線は複数の柱状体に
またがって埋設されているので、柱状体が動ける範囲が
制約されて、可撓性薄板の面が内側にして巻回する際に
可撓性薄板の面が破損し難い。
【0023】本発明に係る放熱体は、木造家屋の下地合
板の上、スラブ床面の上、スラブ床面の上に敷いた下地
合板の上、天井板、屋根材の下地体などとして活用する
ことができる。これらの場所に敷設する際には、ロール
状に巻回されている放熱体を巻き戻しつつ所定の場所に
広げて敷設し、発熱電線の端部を一般家庭に導入されて
いる100ボルトの電源に繋げばよい。放熱体を所定の
場所に敷設した後に、発熱電線が埋設されていない場所
にあらかじめ穿設されている穴に、釘打ちなどして土台
に固定すればよい。
板の上、スラブ床面の上、スラブ床面の上に敷いた下地
合板の上、天井板、屋根材の下地体などとして活用する
ことができる。これらの場所に敷設する際には、ロール
状に巻回されている放熱体を巻き戻しつつ所定の場所に
広げて敷設し、発熱電線の端部を一般家庭に導入されて
いる100ボルトの電源に繋げばよい。放熱体を所定の
場所に敷設した後に、発熱電線が埋設されていない場所
にあらかじめ穿設されている穴に、釘打ちなどして土台
に固定すればよい。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る放熱体を、図面に基づい
て詳細に説明するが、本発明はその趣旨を越えない限
り、以下の記載例に限定されるものではない。
て詳細に説明するが、本発明はその趣旨を越えない限
り、以下の記載例に限定されるものではない。
【0025】図1は、柱状体を4個相互に隣接させて並
べて長さ方向に対して直角の方向に切断した際の断面図
であり、図2は、図1に示した放熱体を折り畳む状態を
示す側面図であり、図3は、本発明に係る放熱体の他の
一例の平面図である。
べて長さ方向に対して直角の方向に切断した際の断面図
であり、図2は、図1に示した放熱体を折り畳む状態を
示す側面図であり、図3は、本発明に係る放熱体の他の
一例の平面図である。
【0026】図において、1はアルミニウムより構成さ
れ、厚さが13mm、幅が45mmの断面図が櫛形の柱状体
であって、二個の側壁4と二個の隔壁5とによって大き
さの異なる中空部2が形成されている。柱状体1の中央
の狭幅の中空部には、発熱電線7が埋設されており、柱
状体1の3個の中空部の開口部には、中空部3を有する
合成樹脂製の蓋8が嵌合され塞がれている。放熱体を敷
設する際には、柱状体1の背面6(開口部と反対側の
面)を表面とし、アルミニウム箔9の面を裏面とする。
れ、厚さが13mm、幅が45mmの断面図が櫛形の柱状体
であって、二個の側壁4と二個の隔壁5とによって大き
さの異なる中空部2が形成されている。柱状体1の中央
の狭幅の中空部には、発熱電線7が埋設されており、柱
状体1の3個の中空部の開口部には、中空部3を有する
合成樹脂製の蓋8が嵌合され塞がれている。放熱体を敷
設する際には、柱状体1の背面6(開口部と反対側の
面)を表面とし、アルミニウム箔9の面を裏面とする。
【0027】本発明に係る放熱体20は、図3に平面図
として示した様に、柱状体21が複数個相互に隣接させ
て並べたもので、発熱電線22を一個おきの柱状体21
の中空部に、一本の発熱電線22を蛇行させて埋設した
例を示した。この例では、中空部の側壁、隔壁に発熱電
線を挿入できる隙間(図示されていない)を形成し、発
熱電線が交差しない様に配置し埋設されている。発熱電
線は、放熱体の適所からその端部23、24が引き出さ
れ、電源に繋がれる。放熱体の発熱電線が埋設されてい
ない場所には、穴25が穿設され、釘打ち可能にされて
いる。
として示した様に、柱状体21が複数個相互に隣接させ
て並べたもので、発熱電線22を一個おきの柱状体21
の中空部に、一本の発熱電線22を蛇行させて埋設した
例を示した。この例では、中空部の側壁、隔壁に発熱電
線を挿入できる隙間(図示されていない)を形成し、発
熱電線が交差しない様に配置し埋設されている。発熱電
線は、放熱体の適所からその端部23、24が引き出さ
れ、電源に繋がれる。放熱体の発熱電線が埋設されてい
ない場所には、穴25が穿設され、釘打ち可能にされて
いる。
【0028】本発明に係る放熱体を折り畳む際には、図
2に側面図として示したように、図1に示した放熱体の
アルミニウム箔9側を内側にして、矢印の方向に巻回す
ればよい。熱媒用チューブが複数の柱状体にまたがって
埋設されているので(図3参照)、柱状体が動ける範囲
が制約されて、可撓性薄板の面を内側にして巻回する際
に可撓性薄板の面が破損し難い。
2に側面図として示したように、図1に示した放熱体の
アルミニウム箔9側を内側にして、矢印の方向に巻回す
ればよい。熱媒用チューブが複数の柱状体にまたがって
埋設されているので(図3参照)、柱状体が動ける範囲
が制約されて、可撓性薄板の面を内側にして巻回する際
に可撓性薄板の面が破損し難い。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであり、次の
様な極めて有利な効果を奏し、その産業上の利用価値は
極めて大である。 1.本発明に係る放熱体は、柱状体に中空部または溝が
形成されているので、表面が硬いにも拘らず全体として
は軽量であり、巻回して折り畳むことができるので、従
来の放熱体に比べて一個(一枚)の面積を大きくするこ
とができる。 2.本発明に係る放熱体は、柱状体に形成した中空部ま
たは溝に発熱電線を相互に交差しないように埋設されて
いるので、放熱体を折り畳む際に発熱電線が圧迫され、
潰されたり、破損したり、断線することがない。 3.本発明に係る放熱体は、柱状体の一方の面に接着す
る可撓性薄板の組合せを選ぶことによって、熱を放散さ
せないで反射させることができるので、放熱効果を一層
高めることができる。 4.本発明に係る放熱体を敷設する際には、ロール状に
巻回されているものを施工現場に搬入し、ロールを巻き
戻しながら広げ、あらかじめ穿設した穴に釘打ちして固
定すればよいので、敷設作業が簡単である。
様な極めて有利な効果を奏し、その産業上の利用価値は
極めて大である。 1.本発明に係る放熱体は、柱状体に中空部または溝が
形成されているので、表面が硬いにも拘らず全体として
は軽量であり、巻回して折り畳むことができるので、従
来の放熱体に比べて一個(一枚)の面積を大きくするこ
とができる。 2.本発明に係る放熱体は、柱状体に形成した中空部ま
たは溝に発熱電線を相互に交差しないように埋設されて
いるので、放熱体を折り畳む際に発熱電線が圧迫され、
潰されたり、破損したり、断線することがない。 3.本発明に係る放熱体は、柱状体の一方の面に接着す
る可撓性薄板の組合せを選ぶことによって、熱を放散さ
せないで反射させることができるので、放熱効果を一層
高めることができる。 4.本発明に係る放熱体を敷設する際には、ロール状に
巻回されているものを施工現場に搬入し、ロールを巻き
戻しながら広げ、あらかじめ穿設した穴に釘打ちして固
定すればよいので、敷設作業が簡単である。
【図1】 柱状体を4個相互に隣接させて並べた状態で
の長さ方向に対する直角の断面図である。
の長さ方向に対する直角の断面図である。
【図2】 図1に示した放熱体を折り畳む状態を示す側
面図である。
面図である。
【図3】 本発明に係る放熱体の他の一例の平面図であ
る。
る。
1、21:柱状体 2、3:中空部 4:側壁 5:隔壁 6:柱状体の背面 7、22:発熱電線 8:合成樹脂製の蓋 9:アルミニウム箔 20:放熱体 23、24:発熱電線の端部 25:穴
Claims (4)
- 【請求項1】 巻回可能な平板状の放熱体において、長
さ方向に対し直角の方向に切断した際の切断面がほぼ四
角形状を呈し、中空部または溝が形成された長尺の柱状
体を複数本相互に隣接させて並べ、柱状体の中空部また
は溝には発熱電線が埋設されてなり、これら複数本の柱
状体の一方の面に可撓性薄板を貼着して一体に連結され
てなることを特徴とする、巻回可能な放熱体。 - 【請求項2】 柱状体の材料が、合成樹脂、硬質ゴム、
木材、金属または石膏より選ばれたものである、請求項
1に記載の巻回可能な放熱体。 - 【請求項3】 可撓性薄板が金属薄板を含む積層体であ
る、請求項1または請求項2に記載の巻回可能な放熱
体。 - 【請求項4】 発熱電線が、電流を通電した際に最高温
度30℃程度に発熱するタイプの電線である、請求項1
ないし請求項3のいずれか1項に記載の巻回可能な放熱
体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9130605A JPH10321344A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 巻回可能な放熱体 |
PCT/JP1998/002191 WO1998053256A1 (fr) | 1997-05-21 | 1998-05-19 | Radiateur pliant |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9130605A JPH10321344A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 巻回可能な放熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10321344A true JPH10321344A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15038217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9130605A Pending JPH10321344A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 巻回可能な放熱体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10321344A (ja) |
WO (1) | WO1998053256A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6776222B2 (en) | 2000-04-03 | 2004-08-17 | Mitsubishi Chemical Functional Products, Inc. | Foldable floor heating panel |
CN106013664A (zh) * | 2016-07-20 | 2016-10-12 | 张春平 | 可折叠保温隔音装饰板 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105484458A (zh) * | 2016-01-23 | 2016-04-13 | 朱学成 | 可装卸可折叠保温隔音装饰板 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8510058D0 (en) * | 1985-04-19 | 1985-05-30 | Raychem Gmbh | Sheet heater |
JPS63190809U (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-08 | ||
JPH0527514U (ja) * | 1991-09-25 | 1993-04-09 | 株式会社イノアツクコーポレーシヨン | 床暖房パネル |
JP2567748Y2 (ja) * | 1993-05-12 | 1998-04-02 | 三菱化学産資株式会社 | 軟質床暖房マット |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9130605A patent/JPH10321344A/ja active Pending
-
1998
- 1998-05-19 WO PCT/JP1998/002191 patent/WO1998053256A1/ja active Application Filing
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6776222B2 (en) | 2000-04-03 | 2004-08-17 | Mitsubishi Chemical Functional Products, Inc. | Foldable floor heating panel |
US7228886B2 (en) | 2000-04-03 | 2007-06-12 | Mitsubishi Chemical Functional Products, Inc. | Foldable floor heating panel |
CN1324210C (zh) * | 2000-04-03 | 2007-07-04 | 三菱化学产资株式会社 | 可折叠地面加热面板 |
CN106013664A (zh) * | 2016-07-20 | 2016-10-12 | 张春平 | 可折叠保温隔音装饰板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1998053256A1 (fr) | 1998-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |