JPH10300961A - 光路変換素子と、その作製方法、および光路変換素子作製用のブレード - Google Patents
光路変換素子と、その作製方法、および光路変換素子作製用のブレードInfo
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- JPH10300961A JPH10300961A JP9205093A JP20509397A JPH10300961A JP H10300961 A JPH10300961 A JP H10300961A JP 9205093 A JP9205093 A JP 9205093A JP 20509397 A JP20509397 A JP 20509397A JP H10300961 A JPH10300961 A JP H10300961A
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Abstract
なる光路変換素子の光導波路の所望の位置に所望の傾斜
角度を有する光路変換用の傾斜端面(マイクロミラー)
を、簡単に精度良く作製する方法を提供する。 【解決手段】 刃先に傾斜角を有するブレードを用い
て、切削時に該ブレードを光導波路に対して垂直に当て
て加工を行うことにより、光導波路にマイクロミラーと
なる傾斜端面を形成する。
Description
や、計測、情報処理などに用いられる光路変換機構を有
する光導波路からなる光路変換素子およびその作製法に
関するものである。
ては、平面型光導波路とファイバ型光導波路とがある。
以下、本発明で単に光導波路と記した場合は、これら平
面型光導波路とファイバ型光導波路とを含むものとし、
それぞれを特に示す場合は、一方を平面型光導波路と記
し、他方をファイバ型光導波路もしくは光ファイバと記
す。
5度の傾斜端面を設けることにより作製される45度マ
イクロミラーは、コンパクトに90度の光路変換が行え
る。そのため、前記マイクロミラーを具備する平面型光
導波路からなる光路変換素子やファイバ型光導波路から
なる光路変換素子は、光モジュールの高集積化、組立コ
ストの削減等に有効な素子であると期待されている。特
に近年、多チャンネル光送受信器をコンパクトかつ低価
格で作製するために、アレイ化された面発光形(面受光
形)光素子と、これら発光(受光)素子の発光(受光)
面に対して水平方向に配置された光導波路とを、該光導
波路の端面に作製された45度マイクロミラーにより結
合させるという構造の光送受信器の研究開発が盛んに行
われている。
ラーを作製する技術としては、(1)ミクロトームによ
り機械的に端面を斜めに切断する方法(B.L.Booth,"Pol
ymers for integrated optical waveguides", in Polym
ers for Electronic and Photonic Applications, C.
P. Wong, Ed., New York: Academic, 1993, pp. 549-59
9参照)や、(2)反応性イオンエッチングにより作製
する方法(H. Takaharaet al, Proc. of SPIE, vol.184
9, 70-78(1993) 参照)や、(3)レーザアブレーシ
ョン法や、(4)薄い回転ブレードで45度切れ込みを
入れる方法(三上修ら、「光実装技術の展望」、信学技
報、OPE95-47(1995-08) 参照)が報告されている。
械的に端面を斜めに切断する方法(1)を説明する図面
である。図中、201はフィルム導波路を示し、202
は刃を示す。203は、刃202による切断加工によ
り、端面にマイクロミラーが形成されたフィルム導波路
である。この図1、図2に示す方法は、切断方向に対し
て45度傾けて固定されたフィルム導波路201を、刃
202を用いて切断することにより、マイクロミラーを
形成するものである。この方法(1)は簡便な方法では
あるが、(1−i)ガラス等の硬質な材料で作製された
光導波路やシリコンやガラス等の硬質の基板上に支持さ
れた光導波路に対しては適用できない、(1−ii)同一
試料中に複数の導波路が並行して形成されている場合、
それら全ての導波路に対して傾斜端面ミラーを形成する
ことはできるが、それらの内の一部の導波路に対しての
み傾斜端面ミラーを形成することはできない、(1−ii
i )ミラーを形成する位置を高精度に位置決めすること
が難しい、(1−iv)切断面の平滑性に限度があるため
に反射損がやや大きくなる、という問題がある。
ーを形成する方法(2)では、(2−i)工程が複雑で
あり、時間がかかる、(2−ii)エッチングの条件決め
が難しく、ミラーの傾斜角度を精度良く作製することが
難しい、という問題がある。
は、(3−i)装置が高価で、作製に時間がかかる、
(3−ii)エッチングの条件決めが難しく、材料毎に大
幅な作製装置、条件変更が必要になる、という問題があ
る。
転ブレードで45度の切れ込みを入れることにより、マ
イクロミラーを作製する方法(4)を説明する図面であ
る。図中、204は基板、205は下部クラッド、20
6はコア、207は上部クラッド、208は回転ブレー
ド、209は45度の切れ込みを、それぞれ示す。この
方法は、回転ブレード208に対し、平面型光導波路の
光軸が45度の角度を有するように試料を固定し、回転
ブレード208を用いて45度に切削することにより、
コア、クラッドからなる導波路に45度の切れ込み20
9を形成する方法である。この方法(4)は、適当なブ
レードを選定することにより、平滑性に優れたミラー面
を形成できるという利点を有するが、(4−i)試料の
固定法が難しく、特別な工夫を講じた装置を必要とす
る、(4−ii)角度の制御が難しい、(4−iii )傾斜
端面を形成しているのが、狭い切れ込み溝であるので、
二次加工により傾斜端面を平滑化することが困難であ
る、という問題がある。
ラーを作製する技術としては、研磨器を用いて端面を斜
め研磨する方法(5)が考案されている(K.P.Jackson
etal.,Proc. of SPIE,vol.994,40-47(1988) 参照)。
この方法は、平滑な光学鏡面が得られるため広く用いら
れているものの、(5−i)傾斜端面ミラーを作製する
位置精度が出しにくい、(5−ii)ミラー面の微妙な傾
斜角の制御が難しい、(5−iii )一度に多数の試料を
研磨することは難しく、研磨には時間を要するため、生
産性が低い、(5−iv)樹脂によりシートまたはボード
中に光ファイバが埋め込まれたファイバシートやファイ
バボードの光路の途中の局所にミラー加工を施すことは
方法上不可能である、という間題がある。
ールに通常用いられる面発光レーザは発振波長が0.8
5μm帯である。このため導波路材料としては、この波
長域で低損失あることが重要となる。例えば、耐熱性の
高分子材料として知られているポリイミドでは、電子遷
移の吸収が紫外領域から可視領域にまで及び、0.85
μm帯では1dB/cm程度と損失が高い。そのため、
従来用いられている材料からなる光導波路は、光路変換
素子を構成する光導波路として使用するには、不適当で
あった。
従来の平面型導波路型光路からなる変換素子において、
切断加工によりマイクロミラーを形成する方法(1)に
は、(1−i)硬質の材料を使って作製されたあるいは
硬質の基板に支持された光導波路に対して適用できな
い、(1−ii)光路の途中部分に傾斜面ミラーを加工で
きない、(1−iii)ミラーを作製する位置の精度を出
すことが難しい、(1−iv)切断面の荒れに起因する反
射損失がやや大きい、という問題があった。
クロミラーを形成する方法(2)では、(2−i)工程
が複雑であり時間がかかる、(2−ii)条件決めが難し
く、ミラーの傾斜角度を所望の角度に精度良く合わせる
ことが難しい、という問題があった。
は、(3−i)装置が高価で、作製に時間がかかる、
(3−ii)エッチングの条件決めが難しく、材料毎に大
幅な作製装置、条件変更が必要になる、という問題があ
る。
45度の切れ込みを入れることによりマイクロミラーを
作製する方法(4)では、(4−i)試料の固定法が難
しく、特別な工夫を講じた装置を必要とする、(4−i
i)角度の制御が難しい、(4−iii )傾斜端面を形成
しているのが、狭い切れ込み溝であるので、二次加工に
より傾斜端面を平滑化することが困難である、という問
題があった。
る光路変換素子は、その傾斜端面ミラーを斜め研磨によ
り形成しているが、この斜め研磨方法(5)には、(5
−i)ミラーを作製する位置精度が出しにくい、(5−
ii)ミラー面の微妙な傾斜角の制御が難しい、(5−ii
i )一度に多数の試料を研磨することは難しく、研磨に
は時間を要するため、生産性が低い、(5−iv)樹脂に
よりシートまたはボード中に光ファイバが埋め込まれた
ファイバシートやファイバボードの光路の途中の局所に
ミラー加工を施すことは方法上不可能である、という間
題があった。
たものであり、光素子を構成する平面型光導波路や光フ
ァイバの所望の位置に所望の傾斜角度を有する傾斜端面
(マイクロミラー)を簡単に精度良く作製する方法を提
供すること、および、その結果得られる独特な形状を有
し、その形状により従来の光路変換素子では得られない
作用効果を得ることのできる光路変換素子を提供するこ
とを、課題とする。
や光通信の分野で用いられる0.85μm帯、1.3μ
m帯、および1.55μm帯での伝搬損失の低い材料か
らなる光路変換素子を提供することを、課題とする。
めに必要な加工工具を提供することも、本発明の課題で
ある。
に、本発明の請求項1の光路変換素子は、所望の傾斜角
を有する光路変換用の傾斜端面を具備する光導波路を有
し、前記傾斜端面における反射を利用して、前記光導波
路を伝搬する光の光路を変換して該光導波路の平面外に
出射するか、あるいは該光導波路の平面外から入射する
光の光路を変換して該光導波路へ結合する機能を有する
光路変換素子であって、前記光導波路には、前記光導波
路の光軸に垂直な面に対して僅かな傾斜を有する入出射
面が前記傾斜端面に対向して形成され、前記入出射面と
前記傾斜端面とにより前記光導波路にV状の溝が形成さ
れていることを特徴とする。
請求項1の素子において、前記入出射面が前記光導波路
光軸と垂直な面に対して傾斜する角度が、1度〜30度
であることを特徴とする。
請求項1または2の素子において、前記V状の溝に前記
光導波路のコア材料に近い屈折率を有する物質が充填さ
れていることを特徴とする。
請求項3の素子において、前記光導波路のコア材料に近
い屈折率を有する物質が樹脂であることを特徴とする。
は、所望の傾斜角を有する光路変換用の傾斜端面を具備
する光導波路を有し、前記傾斜端面における反射を利用
して、前記光導波路を伝搬する光の光路を変換して該光
導波路の平面外に出射するか、あるいは該光導波路の平
面外から入射する光の光路を変換して該光導波路へ結合
する機能を有する光路変換素子であって、前記光導波路
には、前記光導波路の光軸にほぼ垂直な入出射面が前記
傾斜端面に対向して形成され、前記入出射面と前記傾斜
端面とにより前記光導波路にV状の溝が形成され、該溝
に前記光導波路のコア材料に近い屈折率を有する物質が
充填されていることを特徴とする。
請求項5の素子において、前記光導波路のコア材料に近
い屈折率を有する物質が樹脂であることを特徴とする。
請求項1ないし6のいずれかの素子において、前記光導
波路が平面型光導波路であることを特徴とする。
請求項1ないし6のいずれかの素子において、前記光導
波路が光ファイバであることを特徴とする。
請求項1ないし8のいずれかの素子において、前記光導
波路のコアならびにクラッドがガラス系材料から構成さ
れていることを特徴とする。
記請求項1ないし8のいずれかの素子において、前記光
導波路のコアがガラス系材料から構成され、クラッドが
高分子材料から構成されていることを特徴とする。
記請求項1ないし8のいずれかの素子において、前記光
導波路のコアならびにクラッドが高分子材料から構成さ
れていることを特徴とする。
記請求項11の素子において、前記コアおよびクラッド
を構成する高分子材料がそれぞれ下記構造式(I)で表
される高分子であり、前記クラッドを構成する高分子材
料が前記コアの高分子材料より屈折率が小さいことを特
徴とする。
り、0≦n,m≦1を満足する正数を表す。また、Rは
重水素あるいは水素を表し、Rf はCs F2s+1で表され
る置換基を示し、sは1以上の整数である。) 本発明の請求項13の光路変換素子は、前記請求項11
の素子において、前記コアおよびクラッドを構成する高
分子材料がそれぞれ下記構造式(II)〜(IV)からなる
混合物、あるいは(II)〜(IV)から選ばれた一種を光
硬化して得られたエポキシ樹脂であり、前記クラッドを
構成する高分子材料が前記コアの高分子材料より屈折率
が小さいことを特徴とする。
記請求項11の素子において、前記コアおよびクラッド
を構成する高分子材料が、それぞれ下記構造式(V)ま
たは(VI)で表される繰り返し単位を有するポリシロキ
サン、あるいは同構造式(V)または(VI)で表される
繰り返し単位の共重合ポリシロキサン、およびこれらの
混合物からなる群から選ばれた高分子であり、前記クラ
ッドを構成する高分子材料が前記コアの高分子材料より
屈折率が小さいことを特徴とする。
Cn Y2n+1(Yは水素、重水素もしくはハロゲン、nは
5以下の正の整数を表す)で表されるアルキル基、重水
素化アルキル基またはハロゲン化アルキル基、あるいは
C6 Y5 (Yは水素、重水素もしくはハロゲンを表す)
で表されるフェニル基、重水素化フェニル基またはハロ
ゲン化フェニル基である。) 本発明の請求項15の光路変換素子は、前記請求項11
の素子において、前記コアを構成する高分子材料が前記
構造式(I)で表される高分子であり、前記クラッドを
構成する高分子材料が前記構造式(II)〜(IV)からな
る混合物、あるいは(II)〜(IV)から選ばれた一種を
光硬化して得られたエポキシ樹脂であることを特徴とす
る。
記請求項11の素子において、前記コアを構成する高分
子材料が、前記構造式(V)または(VI)で表される繰
り返し単位を有するポリシロキサン、あるいは同構造式
(V)または(VI)で表される繰り返し単位の共重合ポ
リシロキサン、およびこれらの混合物からなる群から選
ばれた高分子であり、前記クラッドを構成する高分子材
料が前記構造式(II)〜(IV)からなる混合物、あるい
は(II)〜(IV)から選ばれた一種を光硬化して得られ
たエポキシ樹脂であることを特徴とする。
の作製方法は、所望の傾斜角を有する光路変換用の傾斜
端面を具備する光導波路を有し、前記傾斜端面における
反射を利用して、前記光導波路を伝搬する光の光路を変
換して該光導波路の平面外に出射するか、あるいは該光
導波路の平面外から入射する光の光路を変換して該光導
波路へ結合する機能を有する光路変換素子の作製方法で
あって、刃先の少なくとも片側が所定の角度傾斜された
ブレードを前記光導波路に対して垂直に当てて切削加工
を行うことにより、前記光導波路に少なくとも片側内面
が前記所望の傾斜端面となるV状の溝を形成することを
特徴とする。
方法は、前記請求項17の方法において、前記ブレード
による切削加工は、ダイシングソーを用いて行うことを
特徴とする。
方法は、前記請求項17または18の方法において、前
記刃先の傾斜角を、前記光導波路の光軸に垂直な面に対
する前記傾斜端面の所望の傾斜角よりも小さく設定する
ことを特徴とする。
方法は、前記請求項19の方法において、前記刃先の傾
斜角を、前記光導波路の光軸にに垂直な面に対する傾斜
端面の所望の傾斜角よりも0°〜2°小さく設定するこ
とを特徴とする。
方法は、前記請求項17ないし20のいずれかの方法に
おいて、前記切削加工に用いるブレードとして、平均粒
径が1μm〜5μmのダイヤモンド粒を有するダイヤモ
ンドブレードを用いることを特徴とする。
方法は、前記請求項17ないし21のいずれかの方法に
おいて、前記光導波路がコアならびにクラッドをガラス
系材料で構成することを特徴とする。
方法は、前記請求項17ないし21のいずれかの方法に
おいて、前記光導波路のコアをガラス系材料から構成
し、クラッドを高分子材料から構成することを特徴とす
る。
方法は、前記請求項17ないし21のいずれかの方法に
おいて、前記光導波路のコアならびにクラッドを高分子
材料から構成することを特徴とする。
方法は、前記請求項24の方法において、前記コアおよ
びクラッドを構成する高分子材料をそれぞれ前記構造式
(I)で表される高分子とし、前記クラッドを構成する
高分子材料を前記コアの高分子材料より屈折率が小さい
ものとすることを特徴とする。
方法は、前記請求項24の方法において、前記コアおよ
びクラッドを構成する高分子材料をそれぞれ前記構造式
(II)〜(IV)からなる混合物、あるいは(II)〜(I
V)から選ばれた一種を光硬化して得られたエポキシ樹
脂とし、前記クラッドを構成する高分子材料を前記コア
の高分子材料より屈折率が小さいものとすることを特徴
とする。
方法は、前記請求項24の方法において、前記コアおよ
びクラッドを構成する高分子材料を、それぞれ前記構造
式(V)または(VI)で表される繰り返し単位を有する
ポリシロキサン、あるいは同構造式(V)または(VI)
で表される繰り返し単位の共重合ポリシロキサン、およ
びこれらの混合物からなる群から選ばれた高分子とし、
前記クラッドを構成する高分子材を前記コアの高分子材
料より屈折率が小さいものとすることを特徴とする。
方法は、前記請求項24の方法において、前記コアを構
成する高分子材料を前記構造式(I)で表される高分子
とし、前記クラッドを構成する高分子材料を前記構造式
(II)〜(IV)からなる混合物、あるいは(II)〜(I
V)から選ばれた一種を光硬化して得られたエポキシ樹
脂としたことを特徴とする。
方法は、前記請求項24の方法において、前記コアを構
成する高分子材料を、前記構造式(V)または(VI)で
表される繰り返し単位を有するポリシロキサン、あるい
は同構造式(V)または(VI)で表される繰り返し単位
の共重合ポリシロキサン、およびこれらの混合物からな
る群から選ばれた高分子とし、前記クラッドを構成する
高分子材料を前記構造式(II)〜(IV)からなる混合
物、あるいは(II)〜(IV)から選ばれた一種を光硬化
して得られた高分子とすることを特徴とする。
方法は、前記請求項24ないし29のいずれかの方法に
おいて、前記傾斜端面を形成した後、高温に熱したこて
を該傾斜端面にあて該傾斜端面表面を平滑化することを
特徴とする。
方法は、前記請求項24ないし30の方法において、前
記傾斜端面を形成した後、該傾斜端面を有機溶媒中に浸
漬し該傾斜端面表面を平滑化することを特徴とする。
方法は、前記請求項22および23のいずれかの方法に
おいて、前記傾斜端面を形成した後、該傾斜端面をフッ
酸緩衝液中に浸漬し該傾斜端面表面を平滑化することを
特徴とする。
方法は、前記請求項17ないし32のいずれかの方法に
おいて、前記傾斜端面形成後、該傾斜端面に金属をコー
ティングすることを特徴とする。
方法は、前記請求項17ないし33のいずれかの方法に
おいて、前記光導波路が、平面型光導波路であることを
特徴とする。
方法は、前記請求項17ないし33のいずれかの方法に
おいて、前記光導波路が、光ファイバであることを特徴
とする。
方法は、前記請求項35の方法において、前記光ファイ
バの切削加工部を含む先端部を、接着フィルムを用いて
平面基板上に固定し、その後に刃先に傾斜角が設けられ
たブレードを該光ファイバに対して垂直に当てて切削加
工を行うことを特徴とする。
方法は、前記請求項36の方法において、前記接着フィ
ルムが、紫外線分解型接着フィルムであることを特徴と
する。
方法は、前記請求項35の方法において、前記光ファイ
バの切削加工部を含む先端部を、紫外線硬化樹脂または
熱硬化樹脂を用いて平面基板上に固定し、その後に刃先
に傾斜角が設けられたブレードを該光ファイバに対して
垂直に当てて切削加工を行うことを特徴とする。
作製用のブレードは、所望の傾斜角を有する光路変換用
の傾斜端面を具備する光導波路を有し、前記傾斜端面に
おける反射を利用して、前記光導波路を伝搬する光の光
路を変換して該光導波路の平面外に出射するか、あるい
は該光導波路の平面外から入射する光の光路を変換して
該光導波路へ結合する機能を有する光路変換素子の作製
において、前記傾斜端面をダイシングソーを用いた切削
加工により形成するための光路変換素子作製用のブレー
ドであって、刃先の少なくとも片側が所定の角度傾斜さ
れていることを特徴とする。
のブレードは、前記請求項39のブレードにおいて、前
記刃先の傾斜角が、前記光導波路の光軸に垂直な面に対
する前記傾斜端面の所望の傾斜角よりも小さく設定され
ていることを特徴とする。
のブレードは、前記刃先の傾斜角が、前記光導波路の光
軸にに垂直な面に対する傾斜端面の所望の傾斜角よりも
0°〜2°小さく設定されていることを特徴とする。
のブレードは、砥粒として平均粒径が1μm〜5μmの
ダイヤモンド粒を有することを特徴とする。
しく説明する。
5度マイクロミラーを有する平面型高分子光導波路から
なる光路変換素子について、その作製方法の例を、図面
を用いて説明する。
子光導波路の上面図を示す。図5中のA−A′線は、こ
れからマイクロミラーを形成する位置を表しており、近
辺に位置合わせ用のマーカー2が、平面型光導波路作製
時に作り込まれている。
ア3上のB−B′線に沿って切った断面図を表す。図
中、4は上部クラッド、5は下部クラッドを表す。マー
カー2を目印にしてA−A′線に沿って、図7に示すよ
うに、刃先がおよそ90度に加工された本発明のダイヤ
モンドブレード40を用いて切削加工を行うと、平面型
光導波路に傾斜端面(マイクロミラー)6、6を有する
V溝12aが形成される。
用いられているダイシングソー等の切削加工機を用いる
と良い。ダイシングソーは、高性能ステージを具備して
いるので、このようなダイシングソーを用いれば、水平
方向、高さ方向ともにサブミクロン・オーダーの位置精
度で切削加工することも可能である。ここで用いるダイ
シングソーとしては、LSIチップの切り出し等に用い
られている汎用のダイシングソーで良く、ブレードを本
発明のブレードに変えればよい。
点は、本発明の大きな利点の一つである。また、ここ
で、切削加工の深さは、コア3と下部クラッド5の境界
面よりも深くすれば良く、下部クラッド5中で止めても
良いし、基板1まで切り込んでも構わない。このように
適当な材質のブレードを選択して使うことにより、高分
子の様な軟質の材料も、シリコンやガラスのような硬質
の材料も、また、シリコン基板上の高分子等の複合材料
も同時に加工できるという点は、切削加工の利点の一つ
である。また、粒径の細かいダイヤモンドブレードは、
レンズ等の光学部品の研磨に用いられる非常に目の細か
な研磨紙に匹敵する繊細さを有しているから、この様な
目の細かいブレードを使うことにより、切削加工という
加工工程は、傾斜端面の削りだしと、光学グレードの高
品質な表面研磨を同時に行っていることと同等の効果が
ある。従って、非常に平滑度の高い加工表面を得ること
が出来る。
路を基板1から剥離すれば、図8に示すような45度マ
イクロミラー付きの光導波路フィルムができる。45度
マイクロミラーは、図8に示すように、平面型光導波路
を伝搬する光7を下方に90度光路変換する機能を有す
る。また、この45度マイクロミラーは、逆に、下方か
ら空間を伝搬してきた光8を90度光路変換して平面型
光導波路に結合させる機能を有する。
質でできている場合は、必ずしも平面型光導波路を剥離
してフィルム状にする必要はなく、図9に示すように、
基板1が付いたままでも、内部伝搬光10や外部入射光
11をそれぞれ傾斜端面9で90度光路変換を行う機能
を有する平面型光導波路として使うことができる。な
お、この図9に示すような傾斜端面9とこの傾斜端面9
に対向するほぼ垂直な面9aとからなる形状のV溝12
bを平面型光導波路の途中に形成するには、用いるブレ
ードとして、その断面形状が片面のみが傾斜されるとと
もに他面がほぼ垂直にされたブレードを選択する必要が
ある。
型光導波路からなる場合について、本発明の構成を簡単
に説明した。次に、本発明の光路変換素子が光ファイバ
からなる場合について、本発明の構成を説明する。
ァイバからなる光路変換素子の作製方法の例を図面を用
いて説明する。
た光ファイバの上面図である。図中、21は基板、22
は光ファイバ、23は被覆を剥離した光ファイバ22の
先端部、24は光ファイバの先端部23を固定するため
の接着フィルムである。A−A′は傾斜端面ミラーを形
成すべき位置を表す。
おける断面図である。25は光ファイバのコア、26は
クラッドである。
光ファイバ22は、その先端部23を基板21上に、接
着フィルム24により固定されている。ここで、基板2
1としては、シリコンやガラスまたは厚い樹脂等の硬質
の基板はもちろんのこと、薄い樹脂でできた可撓性のあ
るフィルム等も用いることができる。
ように、刃先がその断面がおよそ90度のV字形に加工
された本発明のダイヤモンドブレードを用いて切削加工
を行うと、図11(A)に示すように、光ファイバ22
の端面に45度傾斜端面ミラー27が形成される。
の切り出し等に用いられているダイシングソー等の切削
加工機を用いると良い。また、試料固定法等に特別な工
夫を必要としない点は、前述の平面型光導波路における
場合と同様に、本発明の大きな利点の一つである。
により、高分子のような軟質の材料も、シリコンやガラ
スのような硬質の材料も、また、シリコン基板上に樹脂
の接着剤で固定されたガラス系光ファイバや樹脂中にガ
ラス系の光ファイバが固定された光ファイバシート等の
複合材料も同時に加工できるという点は切削加工の利点
の一つである。従って、本発明方法は、ガラス系の光フ
ァイバにも、プラスチック光ファイバにも、プラスチッ
クをクラッド、ガラス系材料をコアとする光ファイバに
も用いることができる。また、光ファイバを固定する基
板がシリコンであっても、ガラス系の材料であっても樹
脂系の材料であっても用いることができる。
レードは、レンズ等の光学部品の研磨に用いられる非常
に目の細かな研磨紙に匹敵する繊細さを有しているか
ら、このような目の細かいブレードを使うことにより、
切削加工という加工工程は、傾斜端面の削りだしと、光
学グレードの高品質な表面研磨を同時に行っていること
と同等の効果がある。従って、非常に平滑度の高い加工
表面を得ることが出来る。
ム24を剥離し、光ファイバ22と基板21を分離すれ
ば、図11(B)に示すような傾斜端面ミラー付き光フ
ァイバを作製できる。45度傾斜端面ミラー27は、図
11(B)に示すように、光ファイバ22を伝搬する光
28を下方に90度光路変換する機能を有する。また、
この45度傾斜端面ミラー27は、逆に、下方から空間
を伝搬してきた光29を90度光路変換して光ファイバ
に結合させる機能を有する。また、基板21がガラスや
透明な樹脂など光を透過する材質でできている場合は、
必ずしも接着フィルム24を剥離する必要はなく、図1
1(A)のように、基板21が付いたままでも90度光
路変換機能を有する光ファイバとして使うことができ
る。
けられている。上記の例において、切削加工部の被覆は
基板上に固定する前に剥離したが、必ずしも事前に剥離
する必要はない。前述したように、本発明の方法は、ガ
ラスと樹脂からなる材料のような複合材料であっても適
用することができるから、被覆が付いたままの光ファイ
バを基板上に固定し、切削加工により傾斜端面を作製す
ることもできる。ただし、被覆材が透明性に劣る場合、
傾斜端面近くの被覆が、傾斜端面ミラーを介して光ファ
イバに入出射する光を遮ることになるから、このような
場合は、切削加工後に光ファイバ先端部の被覆を剥離す
る。
うためには、適当な接着力をもつ接着フィルムを選定す
る必要があるが、例えば、紫外線を吸収することにより
接着剤が分解して接着力が低下する紫外線分解型接着フ
ィルム等を用いると、切削加工後に紫外線を照射するこ
とにより、簡単にフイルムを剥離することができるので
便利である。
硬化樹脂や熱硬化樹脂などの接着剤を用いて光ファイバ
の固定を行ってもよい。この場合、切削加工後の光ファ
イバと基板との分離工程は、溶剤で前記接着剤を溶かす
ことにより行っても良いし、あるいは、接着剤ごと基板
から剥離しても良い。この場合、基板1がガラスや透明
な樹脂など光を透過する材料でできている場合は、必ず
しも剥離して光ファイバと基板を分離する必要はなく、
図11(A)のように、基板21が付いたままでも、内
部伝搬光や外部入射光をそれぞれ傾斜端面27で90度
光路変換を行う機構を有する光ファイバとして使うこと
ができる。
からなる場合の本発明の構成について簡単に説明した。
て、その傾斜端面ミラー(マイクロミラー)の反射率に
影響する傾斜面の平滑性は、当然、使用するブレード表
面の目の細かさでほぼ決定される。基本的には、使用す
るブレードを形成するダイヤモンド粒の粒度が細かけれ
ば細かい程、より平滑なミラー面が得られるが、過度に
細かすぎるブレードを使用すると、目詰まりを起こして
切削加工ができなかったり、短期間でブレードが消耗し
たり、切削速度を上げることができない等の問題が生じ
る。したがって、適切なブレードを選定することが良質
のミラー加工を行う上で極めて重要である。
有されているダイヤモンド粒の平均粒径と、ミラー面で
の反射効率、ならびに目詰まり等の不都合を起こすこと
なく、良質なミラー面を加工することのできる切削可能
な最高速度の関係を示す。
径10〜20μmの集合)以上の場合、ミラー面の荒れ
は大きく、反射効率は50%にも満たない。平均粒径が
小さくなるにつれ、反射効率は高くなり、平均粒径5μ
m(粒径4〜6μmの集合)のブレードを用いた場合、
およそ80%の反射効率が得られる。さらに粒度を細か
くし、平均粒径が1.5μm(粒径0〜3μmの集合)
程度まで細かくなると、ミラー面は光学的に十分に平滑
となり、95%以上の高反射効率が得られる。より細か
な粒径のブレードを用いれば、ミラー面はより平滑にな
るが、光学的特性としては飽和領域にあるため、それ以
上の反射効率の向上は微々たるものである。したがっ
て、反射効率の点から考慮すれば、平均粒径は5μm以
下のブレードを用いて加工を行うことが望ましい。
ードに比べて切削力に劣るため、一般に加工速度は遅く
なり、ブレードの寿命も短くなる。しかしながら、図1
2より分かるように、平均粒径1μm(粒径0〜2μm
の集合)以上のブレードを用いた場合、1mm/sある
いはそれ以上の切削速度で加工することが可能であり、
十分に実用的であると考えることができる。したがっ
て、加工効率の点から考えれば、平均粒径は1μm以上
のブレードを用いて加工を行うことが望ましい。このよ
うにダイヤモンドブレードの場合に、そのダイヤモンド
粒の平均粒径が1μm以上で5μm以下である点が、本
発明のブレードの一つの特徴である。
て考慮すると、平均粒度が1〜5μmのブレードを用い
て、加工することが望ましい。
はダイシング加工のみで十分実用的な光学表面が得られ
るが、さらに加工面の平滑性を高くし、より質の高い光
学鏡面を作って、反射効率を高める必要がある場合、以
下に示す方法が有効である。
法は、熱により表面を軟化させる方法である。これは、
光導波路のコア材の高分子が若干軟化する程度の温度ま
で熱した鏝を加工面に軽く押しつけることにより、簡単
に行うことが出来る。その際、軟化した高分子が鏝に密
着するようであると平滑な表面にはならないので、鏝の
表面にはテフロンコーティング等の密着防止のための処
理がなされていることが望ましい。
く溶解させる方法である。これは、光導波路のコア材の
高分子が若干溶解する適当な溶媒の中に、加工面を浸漬
することにより、簡単に行うことが出来る。
代わりにフッ酸緩衝液中に加工面を浸漬し表面を軽く溶
解させることにより、表面を平滑化することができる。
に用いたダイヤモンドブレードよりもはるかに平均粒度
の細かいダイヤモンドブレードにより傾斜面の仕上げ研
磨を行う方法である。この方法は、切削加工により目的
の傾斜面を有する溝を形成した後、ブレードを交換し
て、仕上げ研磨を行うだけで、加工面の平滑性を十分に
高めることが可能である。したがって、この方法によれ
ば、加工面の平滑性を向上させるために、別工程に導波
路を移さなくてもよく、工程が簡易になる利点がある。
れた平滑性を持つ傾斜端面を形成することができる。こ
のような加工した傾斜端面の平滑性を向上させる作業が
可能であるのは、マイクロミラーとする傾斜面を形成す
るために、ブレードにより切削した結果、光導波路にV
溝が形成されるためである。すなわち、傾斜面の上方が
大きく開放されている形状が光導波路のミラー面近傍に
実現されているためである。したがって、このようなV
溝により傾斜面を形成した本発明の光路変換素子では、
前述のように、傾斜面を平滑化するさまざまな手段を容
易に実行できるし、後述のように、傾斜面の鏡面処理も
容易に実現でき、また、V溝内に、すなわちミラー面の
ごく近傍に受光素子や発光素子などの光機能素子を設置
できるという実装上の利点も得られる。
滑化することができるが、それでも、傾斜端面の傾斜
角、コア、クラッドの屈折率の値によっては、全ての導
波モードに対して傾斜端面における全反射条件が満たさ
れない場合がある。このような場合、一部の高次モード
の光が傾斜端面において反射されずに透過するため、原
理的に100%の反射効率を得ることはできない。この
場合、加工面に金、銀、アルミニウム等の高反射率の金
属を蒸着等によりコーティングする方法が有効である。
これらの高反射膜をコーティングすることにより、10
0%に近い反射効率を得ることができる。
ミラーの傾斜角を所望の角度に精度良く合わせるために
は、ブレードの刃先の角度と実際に加工された傾斜端面
の角度の関係を把握しておくことが重要である。通常、
加工により作製されたV溝の角度は、加工に用いたブレ
ードの刃先の角度より若干大きくなる。これは、ブレー
ドの周方向の寸法誤差と、ダイシングソーの運転時の振
動とが主な原因と思われる。
と、実際に加工されたV溝の頂角の関係を示す。適正な
粒度のブレードを用いた場合、V溝の頂角はブレードの
頂角より2度程度大きくなり、ばらつきは2度以内に抑
制されている。したがって、頂角が88度のブレードを
用いて加工を行えば、傾斜角45度の傾斜角を有するミ
ラーを±1度の精度で再現性よく作製することができ
る。このようにして、誤差1度以内で所望の傾斜角のマ
イクロミラーを形成することができる。ここで言う『適
正な粒度のブレード』とは、前述した平均粒径5μm以
下で1μm以上の本発明のブレードのことを示す。より
粒度の粗いブレードを用いた場合は、ブレード頂角とV
溝頂角の変換差はより大きくなり、ばらつき、繰り返し
誤差も大きくなるため、高精度にミラーの傾斜角を制御
することは困難になる。したがって、ミラー傾斜角の制
御という観点から考慮しても、平均粒径5μm以下のブ
レードを用いて加工することが望ましい。本発明のブレ
ードの一つの特徴は、前述のように、その構成ダイヤモ
ンド粒子の平均粒径が1〜5μmであることである。さ
らに、本発明のブレードの他の特徴は、前述の傾斜角の
加工精度との関係から、傾斜面を形成するブレードの側
面傾斜角が(所望の角度)−1度、すなわち、45度ミ
ラーを作製したい場合は44度に形成されていることで
ある。したがって、対称型のV溝を形成する場合は、ブ
レードの刃先角度は、{(所望の角度)−1}×2度、
すなわち、45度ミラーが所望の場合は88度に設定す
るのが最も良い。実用的なミラーを提供するためには、
ミラーの傾斜角は(所望の角度)±2度以内に抑制する
ことが必要なので、これを考慮すると、ブレードの側面
傾斜角は、{(所望の角度)−2度}以上(所望の角
度)以下に設定しなくてはならない。
は、例えば、平面型光導波路の場合、図14に示すよう
に、実装基板42上に搭載されることにより、同じく実
装基板42上に搭載された面発光レーザー43から出射
されたレーザー光44の光路を傾斜端面6により変換
し、光導波路に結合させて伝搬光45aとする光送信モ
ジュールや、逆に、図15に示すように、実装基板46
上に搭載されることにより、光導波路中を導波する光4
7の光路を傾斜端面6により変換し、同じく実装基板4
6上に搭載されたフォトダイオード49に結合させる光
受信モジュール等が構成する部品として用いることがで
きる。
ように、実装基板42上に搭載されることにより、同じ
く実装基板42上に搭載された面発光レーザー43から
出射されたレーザー光44の光路を傾斜端面27により
変換し、光ファイバに結合して伝搬光45bとする光送
信モジュールや、逆に、図17に示すように、実装基板
46上に搭載されることにより、光ファイバ中を導波す
る光48の光路を傾斜端面27により光路変換して下方
に出射し、実装基板46上に搭載されたフォトダイオー
ド49に結合させる光受信モジュール等を構成する部品
として用いることができる。
用いる代わりに、図18に示すような片刃のブレード5
0を用いてマイクロミラーを形成することもできる。例
えば、頂角がおよそ44度の片刃のブレード50を用い
て、図6の光導波路に切削加工によりマイクロミラーを
形成すると、図9に示すような45度のマイクロミラー
付き光導波路ができる。ただし、このタイプのミラーの
場合、傾斜端面9において全反射条件は満たされていな
いので、高い反射効率を得るためには、傾斜端面9に
金、銀、アルミニウム等の高反射率の金属をコーティン
グしておく必要がある。このコーティング作業は、傾斜
端面9を実現している変形V溝12bが開口側に拡大し
た形状であるので、大変行いやすい。これはV溝が対称
的な形状の図7のような対称V溝12aの場合にも同様
であり、この対称V溝12aではさらに作業空間が広い
ので、より作業しやすい。
タイプのマイクロミラー6の機能上の大きな相違点は、
光路を変換する方向が逆である点である。図9のマイク
ロミラーは、光導波路を伝搬してきた光10を、上方、
つまり基板1とは逆方向に光路変換する機能を有してい
る。無論、逆に、基板1の上方から伝搬してきた光11
を光路変換して光導波路に結合する機能をも有してい
る。従って、図19に示すように、光導波路表面に、あ
るいはV溝12b内に発光素子43を設置することによ
り、光送信器を構成したり、図20に示すように、受光
素子49を光導波路表面に、あるいはV溝12b内に設
置することにより、光受信器を構成したり、あるいは、
図8のようなマイクロミラー付き光導波路をさらに表面
に重ねることにより、図21のような2つの導波層51
a,51bを持つ積層型光導波路を作ることが出来る。
より形成された変形V溝12bを構成する垂直端面9a
で生じるフレネル反射のため、入射側へ逆戻りする光を
生じやすいという問題がある。すなわち、素子としての
反射減衰率が悪いという問題がある。例えば、コアの屈
折率を1.490とすると、垂直端面9aで約3.9%
のフレネル反射が生じるから、光導波路の伝搬損失を無
視すると、入射端で検出される反射減衰率は約−14d
Bとなる。
2つの方法がある。
に示すように、垂直面に対して僅かな角度θだけ傾斜さ
せた端面52にすることである。角度θの傾斜を付ける
ことにより、反射光の光路53は傾斜を付けない場合の
光路54に比べ、角度2θの偏向を受ける。これを利用
すれば、θを適当に選ぶことにより、反射光を導波路の
外へ放射させ、結果的に反射減衰率を改善することがで
きる。
となす角は、コア、クラッドの屈折率をそれぞれ
ncore,ncladとすると、コア/クラッド界面での全反
射条件から、最大でcos-1(nclad/ncore)であ
る。したがって、θをcos-1(nclad/ncore)より
大きく設定すれば、全ての反射光を導波路の外へ放射さ
せることができる。この値は、開口数(NA)が約0.
1のシングルモード導波路の場合、およそ5°から6
°、開口数(NA)が約0.2のマルチモード導波路の
場合、およそ8°〜9°であるから、シングルモード導
波路の場合、6°以上、マルチモード導波路の場合、9
°以上の傾斜を付けると、反射減衰率を激減させること
ができる。
あっても、反射光の幾らかは放射されるので、要求条件
によっては十分な効果を発揮する。また、あまり大きい
と、この面を透過する光量が減少するので、光路変換素
子としての損失が増大する要因となる。図23に、透過
率ならびに反射減衰率のθ依存性を示す。θは1°以上
なら、反射減衰率が−20dB以下となる。また、30
°を越えると、急激に透過率が減少する。実用的な光素
子を作製するためには、−20dB以下の反射減衰率、
90%以上の透過率が求められるので、θは1°以上3
0°以下の範囲で設定するのが有効である。このような
変形V溝を形成するためには、片刃ブレードの垂直側面
を1°〜30°の範囲内で傾斜させる必要があり、その
ような形状の片刃ブレードも本発明のブレードの一変形
例である。
ラーはその垂直端面に僅かな傾斜を与えることにより、
素子としての反射減衰率を改善することができるが、こ
こで注意すべきことは、端面52が傾斜を有することに
より、この界面で屈折が生じるため、ミラーによる光路
の偏向角が変わってしまうことである。
向角の変化を説明する図である。端面が導波路光軸に対
して垂直である場合、すなわち、θ=0°である場合、
導波路光軸に沿って伝搬してきた光線10は、波線60
→61で示すような経路を伝搬する。ここで、光路の偏
向角は、傾斜端面9と導波路光軸のなす角をφとする
と、2φである。すなわち、Φの光路変換を行いたいな
らば、φ=Φ/2とすればよい。一方、端面52が垂直
軸に対してθの傾斜を有している場合、コアの屈折率を
ncoreとすると、光線10は屈折によりsin-1(n
coresinθ)−θだけ屈折により偏向され、62→6
3に示す経路を伝搬する。そのため、入射光10と出射
光63の偏向角は、2φ+{sin-1(ncoresin
θ)−θ}/2とする必要がある。すなわち、傾斜端面
52の傾斜角φは、θ=0°である場合と比べ、{si
n-1(ncoresinθ)−θ}/2だけ補正する必要が
ある。
端面9に金などの高反射膜をコーティングした後に、導
波路端面52と傾斜端面9との間隙を、ほぼ屈折率の等
しい樹脂70などで埋める方法である。V溝12b中の
媒質が、空気から樹脂70に置き換えられることによ
り、導波路端面52で生じるフレネル反射を激減させる
ことができる。例えば、コア、樹脂70の屈折率がそれ
ぞれ1.49,1.485とすると、θ=0°、すなわ
ち、端面52が傾斜を有していない場合でも、この面か
ら生じるフレネル反射は、3.7%から0.00028
%と激減するため、反射減衰率は−14dBから−55
dBと激減させることができる。もちろん、前述の導波
路端面52を傾斜させることを兼用すれば、なお効果的
であることは言うまでもない。また、前述の屈折による
光路の偏向角の変化を小さくすることができる。樹脂7
0の屈折率をnresin とすると、光路の偏向角の変化は
sin-1{(ncore/nresin )sinθ}−θとな
る。また、この樹脂70には、ミラー面9を保護する効
果もある。
明の光路変換素子の作製方法によれば、素子全体を横断
するように切りきってしまうような加工のみならず、光
導波路の任意の位置に部分的にマイクロミラーを作製す
ることが出来る。例えば、図26に示すように、Y分岐
光導波路の72,73,74の位置にマイクロミラーを
形成する必要がある場合、ミクロトーム等、通常の切断
加工法では、73の位置を加工する際、CC′に沿って
切断するため、もう一方の導波路まで切断せざるを得な
いが、切削加工の場合、数mm程度離れている箇所であ
れば、他の導波路を傷つけることなく、部分的なミラー
加工することが可能である。
このV溝を形成するブレードとの関係、そして、ブレー
ドの材質特性、形状特性、さらには傾斜端面を有する光
導波路の作用、V溝を樹脂にて充填して屈折偏向角を調
整すること等については、光ファイバ型の光路変換素子
の場合でも同様であり、光ファイバでの説明は、省略す
る。
換素子の作製法を用いると、高性能な反射型光路変換素
子を高精度かつ容易に作製することが出来る。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
コア、エポキシ樹脂をクラッドとする埋込型光導波路を
シリコン基板上に作製した。コア、クラッドの屈折率は
それぞれ1.490,1.475で、コアの断面形状は
幅40μm、高さ40μmの矩形である。刃先の断面形
状が図27に示すような頂角88度のV字形に加工され
たブレード82を用い、前記光導波路の片端を基板表面
ぎりぎりまで切削加工することにより傾斜端面を形成
し、しかる後、長さ5cm、幅1cmの大きさに切り出
し、その後、基板から剥離することにより、図28に示
すようなフィルム導波路型光路変換素子を作製した。
垂直な端面75から波長0.85μmのレーザー光76
を入射し、傾斜端面77で反射した反射光78の遠視野
における強度分布を測定することにより、光路の変換角
度を測定したところ、変換角は90度であった。また、
その反射光の全光強度を光検出器で測定することにより
ミラーの反射効率を測定したところ、83%であった。
したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面77に温
度180度に熱したこてをあて平坦化処置をした後、傾
斜端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を測
定したところ、それぞれ90度、85%であった。
したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面77をメ
チルイソブチルケトンに浸漬して平坦化処置をした後、
傾斜端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を
測定したところ、それぞれ90度、85%であった。
したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面77をク
ロロベンゼンに浸漬して平坦化処置をした後、傾斜端面
ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定した
ところ、それぞれ90度、85%であった。
したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面77に金
を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変換
角、ならびに反射効率を測定したところ、それぞれ90
度、97%であった。
したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面77に銀
を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変換
角、ならびに反射効率を測定したところ、それぞれ90
度、96%であった。
したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面77にア
ルミニウムを蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによ
る光路変換角、ならびに反射効率を測定したところ、そ
れぞれ90度、90%であった。
コア、エポキシ樹脂をクラッドとする埋込型光導波路を
シリコン基板上に作製した。コア、クラッドの屈折率
は、それぞれ1.490,1.475で、コアの断面形
状は幅40μm、高さ40μmの矩形である。刃先の断
面形状が、図29に示すような、頂角93度のV字形に
加工されたブレード83を用い、前記光導波路の片端を
基板表面ぎりぎりまで切削加工することにより傾斜端面
を形成し、しかる後、長さ5cm、幅1cmの大きさに
切り出し、その後、基板から剥離することによりフィル
ム導波路型光路変換素子を作製した。
垂直な端面から波長0.85μmのレーザー光を入射
し、傾斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分
布を測定することにより、光路の変換角度を測定したと
ころ、変換角は85度であった。また、その反射光の全
光強度を光検出器で測定することによりミラーの反射効
率を測定したところ、95%であった。
したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面に温度1
80度に熱したこてをあてて平坦化処理をした後、傾斜
端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定
したところ、それぞれ85度、97%であった。
製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面をメチ
ルイソブチルケトンに浸漬して平坦化処理をした後、傾
斜端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を測
定したところ、それぞれ85度、97%であった。
製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面をクロ
ロベンゼンに浸漬して平坦化処置した後、傾斜端面ミラ
ーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定したとこ
ろ、それぞれ85度、97%であった。
をコア、エポキシ樹脂をクラッドとする埋込型光導波路
をシリコン基板上に作製した。コア、クラッドの屈折率
は、それぞれ1.490,1.475で、コアの断面形
状は幅40μm、高さ40μmの矩形であった。刃先の
断面形状が、図30に示すような、頂角44度の楔形に
加工されたブレード84を用い、前記基板光導波路の片
端を基板表面ぎりぎりまで切削加工することにより、図
31に示すように、傾斜端面99を形成し、しかる後、
傾斜端面99に金103を蒸着した。その後、長さ5c
m、幅2cmの大きさに切り出し、導波路型光路変換素
子とした。
面100から波長0.85μmのレーザー光101を入
射して傾斜端面99で反射した反射光102の遠視野に
おける強度分布を測定することにより、光路の変換角度
を測定したところ、変換角は90度であった。また、そ
の反射光の全光強度を光検出器で測定することによりミ
ラーの反射効率を測定したところ、96%であった。ま
た、導波路入射端面に戻ってくる光の強度を測定するこ
とにより、反射減衰率を測定したところ−15dBであ
った。
銀とすること以外は、実施例12と同様の方法で導波路
型光路変換素子を作製した。
面から波長0.85μmのレーザー光101を入射して
傾斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を
測定することにより光路の変換角度を測定したところ、
変換角は90度であった。また、その反射光の全光強度
を光検出器で測定することによりミラーの反射効率を測
定したところ、95%であった。
アルミニウムとすること以外は、実施例12と同様の方
法で導波路型光路変換素子を作製した。
面から波長0.85μmのレーザー光を入射して傾斜端
面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測定す
ることにより光路の変換角度を測定したところ、変換角
は90度であった。また、その反射光の全光強度を光検
出器で測定することによりミラーの反射効率を測定した
ところ、89%であった。
Y分岐埋込型光導波路を、コアにポリメチルメタクリレ
ート、クラッドにエポキシ樹脂を用いてシリコン基板上
に作製した。導波路の全長は5cmで、分岐後の2本の
コアの中心間隔は2.5mmである。コア、クラッドの
屈折率は、それぞれ1.490,1.475で、コアの
断面形状は幅40μm、高さ40μmの矩形で、下層ク
ラッド層の厚さは20μm、上層クラッドの厚さは60
μm(コアの上面から20μm)である。図26中の7
2,73,74に示す位置に、刃先の断面形状が、図3
0に示すような、頂角44度の楔形に加工されたブレー
ド84を用い、基板表面ぎりぎりまで切削加工すること
により、傾斜端面を形成し、しかる後、傾斜端面に金を
蒸着した。その後、72の位置に作製したミラー上に発
振波長0.85μmの表面発光レーザーを発光面がミラ
ー側に向くように搭載し、73,74の位置に作製した
ミラー上にはフォトダイオードを受光面がミラー側に向
くよう搭載した。
させ(0.80mW)、マイクロミラーを介して導波路
を伝搬し、マイクロミラーを介して該フォトダイオード
で受光されたレーザー光のバワーを測定したところ、受
光された光強度は、73,74の側でそれぞれ、0.3
2mW,0.31mWであった。
重水素化・フッ素化ポリメタクリレート(以下、ポリマ
A,ポリマBと呼ぶ:「特願平2−282023号公
報:プラスチック光導波路」参照)を合成した。ポリマ
A,ポリマBの屈折率は、それぞれ、1.490,1.
483であった。ポリマAをコア、ポリマBをクラッド
とする埋込型シングルモード光導波路をシリコン基板上
に作製した。コアの断面形状は幅7μm、高さ7μmの
矩形で、下層クラッド層の厚さは20μm、上層クラッ
ドの厚さは27μm(コアの上面から20μm)であっ
た。また、補強のため上層クラッドの上にエポキシ樹脂
が50μm塗られた。刃先の断面形状が、図27に示す
ような頂角88度のV字形に加工されたブレード82を
用い、前記光導波路の片端を基板表面ぎりぎりまで切削
加工することにより傾斜端面を形成し、しかる後、長さ
5cm、幅1cmの大きさに切り出し、その後、基板か
ら剥離することにより、フィルム導波路型光路変換素子
を作製した。
垂直な端面から波長1.3μmのレーザー光を入射して
傾斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を
測定することにより光路の変換角度を測定したところ、
変換角は90度であった。また、その反射光の全光強度
を光検出器で測定することによりミラーの反射効率を測
定したところ、78%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面に温
度180度に熱したこてを当てて平坦化処置をした後、
傾斜端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を
測定したところ、それぞれ90度、80%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面をメ
チルイソプチルケトンに浸漬して平坦化処置をした後、
傾斜端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を
測定したところ、それぞれ90度、80%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面をク
ロロベンゼンに浸漬して平坦化処置をした後、傾斜端面
ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定した
ところ、それぞれ90度、80%であった。(実施例2
0)実施例16と同様の方法で作製したフィルム導波路
型光路変換素子の傾斜端面に金を蒸着した。しかる後、
傾斜端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を
測定したところ、それぞれ90度、94%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面に銀
を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変換
角、ならびに反射効率を測定したところ、それぞれ90
度、92%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面にア
ルミニウムを蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによ
る光路変換角、ならびに反射効率を測定したところ、そ
れぞれ87度、89%であった。
重水素化ポリシロキサン(以下、ポリマC,ポリマDと
呼ぶ:「特願平2−282023号公報:プラスチック
光導波路」参照)を合成した。ポリマC,ポリマDの屈
折率は、それぞれ、1.545,1.537である。ポ
リマAをコア、ポリマBをクラッドとする埋込型シング
ルモード光導波路をシリコン基板上に作製した。コアの
断面形状は幅7μm、高さ7μmの矩形で、下層クラッ
ド層の厚さは20μm、上層クラッドの厚さは27μm
(コアの上面から20μm)である。また、補強のため
上層クラッドの上にエポキシ樹脂を50μm塗られてい
る。刃先の断面形状が、図27に示すような頂角88度
のV字形に加工されたブレード82を用い、前記光導波
路の片端を基板表面ぎりぎりまで切削加工することによ
り傾斜端面を形成し、しかる後、長さ5cm、幅1cm
の大きさに切り出し、その後、基板から剥離することに
より、フィルム導波路型光路変換素子を作製した。
垂直な端面から波長1.55μmのレーザー光を入射し
て傾斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布
を測定することにより光路の変換角度を測定したとこ
ろ、変換角は90度であった。また、その反射光の全光
強度を光検出器で測定することによりミラーの反射効率
を測定したところ、80%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面に温
度400度に熱したこてを当てて平坦化処置をした後、
傾斜端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を
測定したところ、それぞれ90度、83%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面にア
ニソールに浸漬して平坦化処置をした後、傾斜端面ミラ
ーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定したとこ
ろ、それぞれ90度、83%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面をク
ロロベンゼンに浸漬して平坦化処理をした後、傾斜端面
ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定した
ところ、それぞれ90度、83%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面に金
を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変換
角、ならびに反射効率を測定したところ、それぞれ90
度、93%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面に銀
を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変換
角、ならびに反射効率を測定したところ、それぞれ90
度、92%であった。
作製したフィルム導波路型光路変換素子の傾斜端面にア
ルミニウムを蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによ
る光路変換角、ならびに反射効率を測定したところ、そ
れぞれ90度、87%であった。
光導波路を作製した。コア、クラッドの屈折率は、それ
ぞれ、1.473,1.459で、コアの断面形状は幅
40μm、高さ40μmの矩形であった。下層クラッド
層の厚さは20μm、上層クラッドの厚さは40μm
(コアの上面から20μm)であった。刃先の断面形状
が、図27に示すような頂角88度のV字形に加工され
たブレード82を用い、前記光導波路の片端を基板表面
ぎりぎりまで切削加工することにより傾斜端面を形成
し、しかる後、長さ5cm、幅1cmの大きさに切り出
し、導波路型光路変換素子を作製した。
垂直な端面から波長0.85μmのレーザー光を入射し
て傾斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布
を測定することにより光路の変換角度を測定したとこ
ろ、変換角は90度であった。また、その反射光の全光
強度を光検出器で測定することによりミラーの反射効率
を測定したところ、78%であった。
作製した導波路型光路変換素子の傾斜端面をフッ酸緩衝
液に浸漬して平坦化処置をした後、傾斜端面ミラーによ
る光路変換角、ならびに反射効率を測定したところ、そ
れぞれ90度、80%であった。
作製した導波路型光路変換素子の傾斜端面に金を蒸着し
た。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変換角、なら
びに反射効率を測定したところ、それぞれ90度、93
%であった。
作製した導波路型光路変換素子の傾斜端面に銀を蒸着し
た。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変換角、なら
びに反射効率を測定したところ、それぞれ90度、92
%であった。
作製した導波路型光路変換素子の傾斜端面にアルミニウ
ムを蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変
換角、ならびに反射効率を測定したところ、それぞれ8
8度、88%であった。
ラスシングルモード光導波路を作製した。コア、クラッ
ドの屈折率はそれぞれ1.455,1.444で、コア
の断面形状は幅7μm、高さ7μmの矩形である。刃先
の断面形状が、図30に示すような頂角44度の楔形に
加工されたブレード84を用い、前記光導波路の片端を
基板表面ぎりぎりまで切削加工することにより傾斜端面
を形成し、しかる後、傾斜端面に金を蒸着した。その
後、長さ5cm、幅2cmの大きさに切り出し、導波路
型光路変換素子を作製した。
面から波長1.55μmのレーザー光を入射して傾斜端
面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測定す
ることにより光路の変換角度を測定したところ、変換角
は90度であった。また、その反射光の全光強度を光検
出器で測定することによりミラーの反射効率を測定した
ところ、94%であった。
変換素子中の楔形の溝に、屈折率1.485の紫外線硬
化型樹脂を流し込み、紫外線を照射して硬化させ、しか
る後、長さ5cm、幅2cmの大きさに切り出し、導波
路型光路変換素子を作製した。
85μmのレーザー光を入射し、傾斜端面で反射した反
射光の遠視野における強度分布を測定することにより光
路の変換角度を測定したところ、変換角は90度であっ
た。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定する
ことによりミラーの反射効率を測定したところ、97%
であった。また、導波路入射端面に戻ってくる光の強度
を測定することにより、反射減衰率を測定したところ、
−55dB以下であった。
レートから、クラッドをエポキシ樹脂から構成した埋込
型光導波路をシリコン基板上に作製した。コア、クラッ
ドの屈折率は、それぞれ1.490,1.475であ
り、コアの断面形状は、幅40μm、高さ40μmの矩
形である。刃先の断面形状が図32に示すような頂角5
5.5度の楔形に加工されたブレード85を用い、前記
光導波路の片端を基板表面ぎりぎりまで切削加工するこ
とにより図24のようなV溝を形成した。端面52が垂
直平面となす角θ、ならびに傾斜端面9が導波路光軸と
なす角φは、それぞれ10°、42.5°であった。し
かる後、傾斜端面9に金を蒸着した。その後、長さ5c
m、幅2cmの大きさに切り出し、導波路型光路変換素
子を作製した。
85μmのレーザー光を入射し、傾斜端面9で反射した
反射光63の遠視野における強度分布を測定することに
より光路の変換角度を測定したところ、変換角は90度
であった。また、その反射光の全光強度を光検出器で測
定することによりミラーの反射効率を測定したところ、
95%であった。また、導波路入射端面に戻ってくる光
の強度を測定することにより、反射減衰率を特定したと
ころ、−50dB以下であった。
レートから、クラッドをエポキシ樹脂から構成した埋込
型光導波路をシリコン基板上に作製した。コア、クラッ
ドの屈折率は、それぞれ1.490,1.475であ
り、コアの断面形状は、幅40μm、高さ40μmの矩
形である。刃先の断面形状が図33に示すような頂角5
3度の楔形に加工されたブレード86を用い、前記光導
波路の片端を基板表面ぎりぎりまで切削加工することに
より、図24のようなV溝を形成した。端面52が垂直
平面となす角θ、ならびに傾斜端面9が導波路光軸とな
す角φは、それぞれ10°、45°であった。しかる
後、傾斜端面9に金を蒸着した。その後、このV溝に屈
折率1.485の紫外線硬化型樹脂70を流し込み(図
25)、紫外線を照射して硬化させ、しかる後、長さ5
cm、幅2cmの大きさに切り出し、導波路型光路変換
素子を作製した。
0.85μmのレーザー光を入射し、傾斜端面9で反射
した反射光63の遠視野における強度分布を測定するこ
とにより光路の変換角度を測定したところ、変換角は9
0度であった。また、その反射光の全光強度を光検出器
で測定することによりミラーの反射効率を測定したとこ
ろ、96%であった。また、導波路入射端面に戻ってく
る光の強度を測定することにより、反射減衰率を特定し
たところ、−70dB以下であった。
光路変換素子についてであった。以下、光ファイバ型の
光路変換素子について実施例を説明する。
して本発明の第39の実施例を説明する。図において、
21はシリコン基板、22は光ファイバ、23は光ファ
イバの先端部、24は接着フイルム、25は光ファイバ
のコア、26は光ファイバのクラッド、27は傾斜端
面、28は光ファイバを伝搬する光、29は傾斜端面ミ
ラーにより光路変換され光ファイバ外下方へ伝搬する
光、または、光ファイバ外下方から傾斜端面ミラーを介
して導波路へ入射する光、30は傾斜端面、31は光フ
ァイバを伝搬する光、32は傾斜端面ミラーにより光路
変換され光ファイバ外上方へ伝搬する光、または、光フ
ァイバ外上方から傾斜端面ミラーを介して光ファイバへ
入射する光である。
レーディッド・インデックス型マルチモード光ファイバ
22の一方の先端部23を露出して置き、紫外線分解型
の接着フィルム24を用いて図10に示すように、先端
部全体と非露出部の一部とが接着フィルム24に覆われ
るように固定した。しかる後、刃先の断面形状が図27
に示すような頂角88度のV字形に加工されたダイヤモ
ンドブレード82を用い、前記光ファイバ22を基板表
面ぎりぎりまで切削加工することにより傾斜端面27を
形成し、しかる後、紫外線を照射し接着フィルム4を剥
離して、光ファイバ22をシリコン基板21から分離す
ることにより、図11(B)に示すような傾斜端面ミラ
ー付きの光ファイバを作製した。
他端から波長0.85μmのレーザー光を入射し傾斜端
面27で反射した反射光の遠視野における強度分布を測
定することにより光路の変換角度を測定したところ、変
換角は90度であった。また、その反射光の全光強度を
光検出器で測定することにより傾斜端面ミラーの反射効
率を測定したところ78%であった。
製した傾斜端面ミラー付きの光ファイバの傾斜端面をフ
ッ酸緩衝液に浸漬し平滑化処置をした後、傾斜端面ミラ
ーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定したとこ
ろ、それぞれ90度、80%であった。
作製した傾斜端面ミラー付きの光ファイバの傾斜端面に
金を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変
換角、ならびに反射効率を測定したところ、それぞれ9
0度、93%であった。
作製した傾斜端面ミラー付きの光ファイバの傾斜端面に
銀を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる光路変
換角、ならびに反射効率を測定したところ、それぞれ9
0度、92%であった。
作製した傾斜端面ミラー付きの光ファイバの傾斜端面に
アルミウムを蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによ
る光路変換角、ならびに反射効率を測定したところ、そ
れぞれ88度、88%であった。
レードを用いたこと以外は実施例39と同様の方法で傾
斜端面ミラー付きの光ファイバを作製した。
の他端から波長0.85μmのレーザー光を入射し傾斜
端面反射した反射光の遠視野における強度分布を測定す
ることにより光路の変換角度を測定したところ、変換角
は70度であった。また、その反射光の全光強度を光検
出器で測定することにより傾斜端面ミラーの反射効率を
測定したところ93%であった。
ィッド・インデックス型マルチモード光ファイバ2の一
端をシリコン基板1上に置き、接着力の強い接着フィル
ム24を用いて図10に示すように固定した。しかる
後、刃先の断面形状が図30に示すような頂角44度の
片刃状に加工されたダイヤモンドブレード84を用い、
前記光ファイバを基板表面ぎりぎりまで切削加工するこ
とにより傾斜端面を形成し、しかる後、斜め蒸着により
傾斜端面に金を蒸着し、図11(C)に示すような傾斜
端面ミラー付きの光ファイバを作製した。
の他端から波長0.85μmのレーザー光を入射し傾斜
端面で反射した反射光30の遠視野における強度分布を
測定することにより光路の変換角度を測定したところ、
変換角は90度であった。また、その反射光の全光強度
を光検出器で測定することにより傾斜端面ミラーの反射
効率を測定したところ94%であった。
・インデックス型シングルモード光ファイバを実施例1
と同様の方法で加工し、傾斜端面ミラー付きの光ファイ
バイ作製した傾斜端面ミラー付きの光ファイバの他端か
ら波長1.55μmのレーザー光を入射し傾斜端面反射
した反射光の遠視野における強度分布を測定することに
より光路の変換角度を測定したところ、変換角は90度
であった。また、その反射光の全光強度を光検出器で測
定することにより傾斜端面ミラーの反射効率を測定した
ところ92%であった。
作製した傾斜端面ミラー付きの光ファイバの傾斜端面を
フッ酸緩衝液に浸漬し平滑化処置をした後、傾斜端面ミ
ラーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定したと
ころ、それぞれ90度、94%であった。
・インデックス型シングルモード光ファイバを実施例4
5と同様の方法で加工し、傾斜端面ミラー付きの光ファ
イバを作製した。
の垂直な端面から波長1.55μmのレーザー光を入射
し傾斜端面反射した反射光の遠視野における強度分布を
測定することにより光路の変換角度を測定したところ、
変換角は90度であった。また、その反射光の全光強度
を光検出器で測定することにより傾斜端面ミラーの反射
効率を測定したところ93%であった。
して本発明の第49の実施例を説明する。
ックス型マルチモード光ファイバ110を被覆材109
で被覆してなる4心の光ファイバリボン107の一端
を、被覆付きのままシリコン基板106上に置き、紫外
線分解型の接着フィルム108を用いて、図34
(A),(B)に示すように、固定した。光ファイバ1
10はそれぞれコア111とこれを包囲するクラッド1
12とからなる。しかる後、刃先の断面形状が図27に
示すような頂角88度のV字形に加工されたダイヤモン
ドブレード82を用い、前記光ファイバ110をシリコ
ン基板106の表面ぎりぎりまで切削加工することによ
り、傾斜端面113を形成し(図35(A))、しかる
後、紫外線を照射してフィルム108を剥離し、光ファ
イバリボン107をシリコン基板106から分離した後
に、先端部の被覆材109を剥離し、図35(B)に示
すような傾斜端面ミラー付きの光ファイバリボン107
を作製した。
ァイバのそれぞれについて傾斜端面ミラーの形成されて
いない他方の端面から波長0.85μmのレーザー光線
を入射し、傾斜端面113で反射した反射光の遠視野に
おける強度分布を測定することにより、光路の変換角度
をそれぞれ測定したところ、変換角は平均90度で、ば
らつきは1度以内であった。
することによりミラーの反射効率を測定したところ、平
均78%で、ばらつきは2%以内であった。
作製した傾斜端面ミラー付きの光ファイバリボンの傾斜
端面をフッ酸緩衝液に浸漬して平滑化処置をした後、傾
斜端面ミラーによる光路変換角および反射効率を測定し
たところ、それぞれ平均90度(ばらつき1度以内)お
よび80%(ばらつき2%以内)であった。
作製した傾斜端面ミラー付きの光ファイバリボンの傾斜
端面に金を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラーによる
光路変換角、ならびに反射効率を測定したところ、それ
ぞれ平均90度(ばらつき1度以内)、94%(ばらつ
き2%以内)であった。
して本発明の第52の実施例を説明する。
ックス型マルチモード光ファイバ118(コア121お
よびクラッド122)からなる4心の光ファイバリボン
117の一端の先端部の被覆を剥離し、V状の固定用の
溝120が形成されたガラス基板116上にそれぞれの
光ファイバ118が固定溝120に沿うように配置し、
紫外線硬化型樹脂119を用いて、図36(A)ないし
(B)に示すように、固定した。しかる後、刃先の断面
形状が図30に示すような頂角44度の片刃状に加工さ
れたダイヤモンドブレード84を用い、前記光ファイバ
118を光ファイバの基板116側のクラッド層122
まで切削加工することにより、図37に示すように、傾
斜端面123を形成し、しかる後、斜め蒸着により傾斜
端面123に金を蒸着し、傾斜端面ミラー付きの光ファ
イバリボン117を得た。
の他端から波長0.85μmのレーザー光を入射し、傾
斜端面123で反射した反射光の遠視野における強度分
布を測定することにより、光路の変換角度をそれぞれ測
定したところ、その平均は90度で、ばらつきは1度以
内であった。また、その反射光の全光強度を光検出器で
測定することにより傾斜端面ミラーの反射効率を測定し
たところ、平均94%で、ばらつきは2%以内であっ
た。また、光ファイバ入射端面に戻ってくる光の強度を
測定することにより、反射減衰率を測定したところ、平
均で−15dBであった。
本のコア径50μmのグレーディッド・インデックス型
マルチモード光ファイバ124が樹脂125中に埋め込
まれている光ファイバシートの図中の符号127に示す
部分に、頂角44度の片刃状に加工されたダイヤモンド
ブレードを用いて切削加工を部分的に行って傾斜端面を
形成し、しかる後、斜め蒸着により傾斜端面に金を蒸着
し、光路変換(傾斜端面)ミラーを作製した。
0.85μmのレーザー光を入射し、傾斜端面ミラーを
形成する部分127で反射した反射光の遠視野における
強度分布を測定することにより、傾斜端面ミラーを形成
した8本のファィバについて光路の変換角度をそれぞれ
測定したところ、平均90度で、ばらつきは1度以内で
あった。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定
することにより傾斜端面ミラ一の反射効率を測定したと
ころ、平均94%で、ばらつきは2%以内であった。
チルであるコア径1000μmのプラスチック光ファイ
バを用い、実施例39と同様の方法で切削加工を行い、
傾斜端面ミラー付きのプラスチック光ファイバを作製し
た。
ク光ファイバの他端から波長0.85μmのレーザー光
を入射し、傾斜端面で反射した反射光の遠視野における
強度分布を測定することにより、光路の変換角度を測定
したところ、変換角は90度であった。また、その反射
光の全光強度を光検出器で測定することにより、傾斜端
面ミラーの反射効率を測定したところ、68%であっ
た。
作製した傾斜端面ミラー付きのブラスチック光ファイバ
の傾斜端面に温度180度に熱したこてをあて平滑化処
置をした後、傾斜端面ミラーによる光路変換角、ならび
に反射効率を測定したところ、それぞれ90度、71%
であった。
作製した傾斜端面ミラー付きのプラスチック光ファイバ
の傾斜端面をメチルイソブチルケトンに浸漬して平滑化
処置をした後、傾斜端面ミラーによる光路変換角および
に反射効率を測定したところ、それぞれ90度および7
0%であった。
作製した傾斜端面ミラー付きのプラスチック光ファイバ
の傾斜端面をクロロベンゼンに浸漬し平滑化処置をした
後、傾斜端面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効
率を測定したところ、それぞれ90度、71%であっ
た。
作製した傾斜端面ミラー付きのプラスチック光ファイバ
の傾斜端面に金を蒸着した。しかる後、傾斜端面ミラー
による光路変換角、ならびに反射効率を測定したとこ
ろ、それぞれ90度、96%であった。
ッドが高分子であるコア径200μmのプラスチックク
ラッド光ファイバを用い、実施例39と同様の方法で切
削加工を行い、傾斜端面ミラー付きのプラスチック光フ
ァイバを作製した。
ク光ファイバの他端から波長0.85μmのレーザー光
を入射し、傾斜端面で反射した反射光の遠視野における
強度分布を測定することにより、光路の変換角度を測定
したところ、変換角は90度であった。また、その反射
光の全光強度を光検出器で測定することにより、傾斜端
面ミラーの反射効率を測定したところ、69%であっ
た。
作製した傾斜端面ミラー付きのプラスチッククラッド光
ファイバの傾斜端面をフッ酸緩衝液に浸漬して平滑化処
置をした後、傾斜端面ミラーによる光路変換角ならびに
反射効率を測定したところ、それぞれ90度、71%で
あった。
作製した傾斜端面ミラー付きのプラスチッククラッド光
ファイバの傾斜端面に金を蒸着した。しかる後、傾斜端
面ミラーによる光路変換角、ならびに反射効率を測定し
たところ、それぞれ90度、95%であった。
径50μmのグレーディッド・インデックス型マルチモ
ード光ファイバ118(コア121およびクラッド12
2)からなる4心の光ファイバリボン117の一端の先
端部の被覆を剥離し、V状の固定用の溝120が形成さ
れたガラス基板116上にそれぞれの光ファイバ118
が固定用溝120に沿うように配置し、紫外線硬化型樹
脂119を用いて、図36(A)ないし(B)に示すよ
うに固定した。しかる後、刃先の断面形状が、図30に
示すような頂角44度の片刃状に加工されたダイヤモン
ドブレード84を用い、前記光ファイバ118を光ファ
イバの基板116側のクラッド層122まで切削加工す
ることにより傾斜端面123を形成し、しかる後、図3
7に示すように、斜め蒸着により傾斜端面に金を蒸着
し、その後、このV溝に屈折率1.455の紫外線硬化
型樹脂70を流し込み、紫外線を照射して硬化させて、
傾斜端面ミラー付きの光ファイバリボン117を作製し
た。
の他端から波長0.85μmのレーザー光を入射し傾斜
端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測定
することにより光路の変換角度をそれぞれ測定したとこ
ろ、その平均は90度で、ばらつきは1度以内であっ
た。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定する
ことにより傾斜端面ミラーの反射効率を測定したとこ
ろ、平均95%であり、ばらつきは2%以内であった。
また、光ファイバ入射端面に戻ってくる光の強度を測定
することにより、反射減衰率を測定したところ、平均で
−55dBであった。
径50μmのグレーディッド・インデックス型マルチモ
ード光ファイバ118(コア121およびクラッド12
2)からなる4心の光ファイバリボン117の一端の先
端部の被覆を剥離し、V状の固定用の溝120が形成さ
れたガラス基板116上にそれぞれの光ファイバ118
が固定用の溝120に沿うように配置し、紫外線硬化型
樹脂119を用いて固定した。しかる後、刃先の断面形
状が、図39に示すような頂角55.5度の片刃状に加
工されたダイヤモンドブレード87を用い、前記光ファ
イバ118を光ファイバの基板116側のクラッド層1
22まで切削加工することにより、図40に示すような
V溝を形成した。端面132が光ファイバの光軸133
と垂直な平面134となす角θならびに傾斜端面123
が光ファイバの光軸133となす角φは、それぞれ10
°、42.5°であった。しかる後、斜め蒸着により傾
斜端面123に金を蒸着し、図41に示すような傾斜端
面ミラー付きの光ファイバリボン117を作製した。
の他端から波長0.85μmのレーザー光を入射し、傾
斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測
定することにより、光路の変換角度をそれぞれ測定した
ところ、その平均は90度で、ばらつきは1度以内であ
った。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定す
ることにより、傾斜端面ミラーの反射効率を測定したと
ころ、平均95%であり、ばらつきは2%以内であっ
た。また、光ファイバ入射端面に戻ってくる光の強度を
測定することにより、反射減衰率を測定したところ、平
均で−55dBであった。
径50μmのグレーディッド・インデックス型マルチモ
ード光ファイバ118(コア121およびクラッド12
2)からなる4心の光ファイバリボン117の一端の先
端部の被覆を剥離し、V状の固定用の溝120が形成さ
れたガラス基板116上にそれぞれの光ファイバ118
が固定用の溝に沿うように配置し、紫外線硬化型樹脂1
19を用いて固定した。しかる後、刃先の断面形状が、
図42に示すような頂角53度の片刃状に加工されたダ
イヤモンドブレード88を用い、前記光ファイバ118
を光ファイバの基板116側のクラッド層122まで切
削加工することにより、図40に示すようなV溝を形成
した。端面132が光ファイバの光軸133と垂直な平
面134となす角θ、ならびに傾斜端面123が光ファ
イバの光軸133となす角φは、それぞれ10°、45
°であった。しかる後、斜め蒸着により傾斜端面123
に金を蒸着した。その後、図43に示すように、このV
溝に屈折率1.455の紫外線硬化型樹脂70を流し込
み、紫外線を照射して硬化させて、傾斜端面ミラー付き
の光ファイバリボンを作製した。
の他端から波長0.85μmのレーザー光を入射し、傾
斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測
定することにより、光路の変換角度をそれぞれ測定した
ところ、その平均は90度で、ばらつきは1度以内であ
った。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定す
ることにより、傾斜端面ミラー123の反射効率を測定
したところ、平均95%であり、ばらつきは2%以内で
あった。また、光ファイバ入射端面に戻ってくる光の強
度を測定することにより、反射減衰率を測定したとこ
ろ、平均で−70dBであった。
インデックス型シングルモード光ファイバからなる4心
の光ファイバリボンを、V状の固定用の溝が形成された
ガラス基板上にそれぞれの光ファイバがV溝に沿うよう
に配置し、紫外線硬化型樹脂を用いて固定した。そし
て、前記実施例52と同様に、刃先の断面形状が、図3
0に示すような頂角44度の片刃状に加工されたダイヤ
モンドブレード84を用い、前記光ファイバを光ファイ
バの基板側のクラッド層まで切削加工することにより傾
斜端面を形成し、しかる後、斜め蒸着により傾斜端面に
金を蒸着することにより、傾斜端面ミラー付きの光ファ
イバリボンを作製した。
の他端から波長1.31μmのレーザー光を入射し、傾
斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測
定することにより、光路の変換角度をそれぞれ測定した
ところ、その平均は90度で、ばらつきは1度以内であ
った。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定す
ることにより、傾斜端面ミラーの反射効率を測定したと
ころ、平均94%であり、ばらつきは2%以内であっ
た。また、光ファイバ入射端面に戻ってくる光の強度を
測定することにより、反射減衰率を測定したところ、平
均で−15dBであった。
インデックス型シングルモード光ファイバからなる4心
の光ファイバリボンを、V状の固定用の溝が形成された
ガラス基板上にそれぞれの光ファイバがV溝に沿うよう
に配置し、紫外線硬化型樹脂を用いて固定した。そし
て、前記実施例52と同様に、刃先の断面形状が、図3
0に示すような頂角44度の片刃状に加工されたダイヤ
モンドブレード84を用い、前記光ファイバを光ファイ
バの基板側のクラッド層まで切削加工することにより、
傾斜端面を形成した。しかる後、斜め蒸着により傾斜端
面に金を蒸着し、その後、このV溝に屈折率1.455
の紫外線硬化型樹脂を流し込み、紫外線を照射して硬化
させることにより、傾斜端面ミラー付きの光ファイバリ
ボンを作製した。
の他端から波長1.31μmのレーザー光を入射し、傾
斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測
定することにより、光路の変換角度をそれぞれ測定した
ところ、その平均は90度で、ばらつきは1度以内であ
った。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定す
ることにより、傾斜端面ミラーの反射効率を測定したと
ころ、平均95%であり、ばらつきは2%以内であっ
た。また、光ファイバ入射端面に戻ってくる光の強度を
測定することにより、反射減衰率を測定したところ、平
均で−55dBであった。
インデックス型シングルモード光ファイバからなる4心
の光ファイバリボンを、V状の固定用の溝が形成された
ガラス基板上にそれぞれの光ファイバがV溝に沿うよう
に配置し、紫外線硬化型樹脂を用いて固定した。そし
て、実施例53と同様に、刃先の断面形状が、図39に
示すような頂角55.5度の片刃状に加工されたダイヤ
モンドブレード87を用い、前記光ファイバを光ファイ
バの基板側のクラッド層まで切削加工することにより、
図40に示すようなV溝を形成した。端面132が光フ
ァイバの光軸133と垂直な平面134となす角θ、な
らびに傾斜端面123が光ファイバの光軸133となす
角φは、それぞれ10°、42.5°であった。しかる
後、斜め蒸着により傾斜端面123に金を蒸着し、図4
1に示すような傾斜端面ミラー付きの光ファイバリボン
を作製した。
の他端から波長1.31μmのレーザー光を入射し、傾
斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測
定することにより、光路の変換角度をそれぞれ測定した
ところ、その平均は90度で、ばらつきは1度以内であ
った。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定す
ることにより、傾斜端面ミラーの反射効率を測定したと
ころ、平均95%であり、ばらつきは2%以内であっ
た。また、光ファイバ入射端面に戻ってくる光の強度を
測定することにより、反射減衰率を測定したところ、平
均で−55dBであった。
インデックス型シングルモード光ファイバからなる4心
の光ファイバリボンを、V状の固定用の溝が形成された
ガラス基板上にそれぞれの光ファイバが工程用の溝に沿
うように配置し、紫外線硬化型樹脂を用いて固定した。
そして、前記実施例54と同様に、刃先の断面形状が、
図42に示すような頂角53度の片刃状に加工されたダ
イヤモンドブレード88を用い、前記光ファイバを光フ
ァイバの基板側のクラッド層まで切削加工することによ
り、図40に示すようなV溝を形成した。端面132が
光ファイバの光軸133と垂直な平面134となす角
θ、ならびに傾斜端面123が光ファイバの光軸133
となす角φは、それぞれ10°、45°であった。しか
る後、斜め蒸着により傾斜端面123に金を蒸着した。
その後、このV溝に屈折率1.455の紫外線硬化型樹
脂70を流し込み、紫外線を照射して硬化させ、図43
に示すような傾斜端面ミラー付きの光ファイバリボンを
作製した。
の他端から波長1.31μmのレーザー光を入射し、傾
斜端面で反射した反射光の遠視野における強度分布を測
定することにより、光路の変換角度をそれぞれ測定した
ところ、その平均は90度で、ばらつきは1度以内であ
った。また、その反射光の全光強度を光検出器で測定す
ることにより、傾斜端面ミラーの反射効率を測定したと
ころ、平均95%であり、ばらつきは2%以内であっ
た。また、光ファイバ入射端面に戻ってくる光の強度を
測定することにより、反射減衰率を測定したところ、平
均で−70dBであった。
路の材料に高分子材料を用いる場合、前記構造式(I)
〜(VI)で表される高分子を用いると好適である。これ
らの材料は、いずれも損失値として短波長領域で0.1
dB/cm以下の低い損失を示すことから、優れた光路
変換素子を作製することが可能となる。下記の表1にそ
れらの損失特性を示した。特に、0.85μm帯におけ
る光透過特性を要求される場合には、前記構造式(I)
で示されるPMMA、重水素化PMMA、あるいは重水
素化ポリフルオロメタクリレート(重水素化PFMA)
からコアを構成すればよい。また、1.3μm帯のおけ
る光透過特性を要求される場合には、前記構造式(I)
で示される重水素化PMMA、あるいは重水素化PFM
A、あるいは構造式(V)および(VI)のシリコーンか
らコアを構成すればよい。また、1.55μm帯のおけ
る光透過特性を要求される場合には、構造式(V)およ
び(VI)のシリコーンからコアを構成すればよい。ま
た、損失よりも耐熱性を優先する場合には、構造式(I
I)〜(IV)のエポキシ樹脂や、構造式(V)および(V
I)のシリコーンからコアを構成すればよい。
ては、ポリメチルメタクリレート、重水素化・フッ素化
ポリメタクリレート、ポリシロキサン、エポキシ樹脂、
石英ガラスを用いた例を示したが、光導波路材料として
知られているポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミ
ド、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリオレフィ
ン、ポリエーテル、シリコーン樹脂、シクロベンゾブテ
ン、アクリル系樹脂等の高分子材料や、バイレックスガ
ラス、酸化物ガラス、フッ化物ガラス、カルコゲナイト
ガラス等のガラス系材料、ニオブ酸リチウム、GGG等
の他の誘電体材料にも同様に本発明の方法が適用できる
のは言うまでもない。
変換素子の作製法を用いると、光送受信器などの光モジ
ュールの高集積化、組立コストの削減等に有効な光素子
として期待されている高性能な反射型光路変換素子を高
精度かつ容易に作製することができる。
法の説明図である。
法の説明図である。
法の説明図である。
法の説明図である。
ある。
う側断面図である。
ってダイシング加工によりマイクロミラーを形成した後
の、該ポリマ光導波路のB−B′線に沿う側断面図であ
る。
図である。
って片刃のブレードを用いてダイシング加工によりマイ
クロミラーを形成した後の、該ポリマ光導波路のB−
B′線に沿う側断面図である。
ファイバを示し、(A)はその上面図、(B)は、
(A)のA−A′線に沿って切った側面断面図である。
示し、(A)は図10(A)のA−A′線に沿って切削
加工により傾斜端面を形成した後の、B−B′線におけ
る側面断面図、(B)は、切削加工により傾斜端面形成
後、接着フィルムを剥離し、基板から光ファイバを分離
することにより作製した、傾斜端面ミラー付き光ファイ
バの側面断面図、(C)は、図10(A)に示した光フ
ァイバをA−A′線に沿って、片刃状ブレードを用いて
切削加工することにより傾斜端面を形成した後の、B−
B′線における側面断面図である。
めのブレードの平均粒径と、形成された傾斜端面の反射
効率、および切削可能最高速ととの関係を示すグラフで
ある。
レードの頂角と、形成された溝の頂角との関係を示すグ
ラフである。
して構成した光送信器の側断面図である。
して構成した光受信器の側断面図である。
成した光送信器の側断面図である。
成した光受信器の側断面図である。
レードの刃先の断面図である。
発光素子を搭載することにより構成した光送信器の側断
面図である。
受光素子を搭載することにより構成した光受信器の側断
面図である。
の上部に、図8のマイクロミラー付き光導波路フィルム
を搭載して構成した積層型光導波路の側断面図である。
な入出射面における該入出射面の光軸垂直面に対する傾
斜角度と、該入出射面で生じる伝搬光の反射減衰との関
係を説明するためのV溝近傍の断面図である。
な入出射面における該入出射面の光軸垂直面に対する傾
斜角度と、該入出射面での伝搬光の反射減衰率との関係
を示すグラフである。
な入出射面における該入出射面の光軸垂直面に対する傾
斜角度と、該入出射面による伝搬光の偏向との関係を説
明するためのV溝近傍の断面図である。
な入出射面において生じるフレネル反射を減少させるた
めにV溝に樹脂を充填した状態を示すV溝近傍の断面図
である。
る位置を説明する図である。
である。
である。
面図である。
先の断面図である。
面図である。
先の断面図である。
先の断面図である。
ファイバリボンを示し、(A)はその上面図、(B)は
(A)に示した光ファイバリボンをA−A′線で切った
側面断面図である。
状態を示し、(A)は、図34(A)のA−A′線に沿
って切削加工により傾斜端面を形成した後の、B−B′
線における側面断面図、(B)は、切削加工により傾斜
端面形成後、接着フィルムを剥離し、基板から光ファイ
バを分離した後、先端部の被覆を剥離して作製した、傾
斜端面ミラー付き光ファイバの側面断面図である。
り、(A)は、先端の被覆を剥離した後、V溝付き基板
上に樹脂系の接着剤によって固定された光ファイバリボ
ンの上面図、(B)は、図(A)に示した光ファイバリ
ボンをA−A′線で切った側面断面図である。
ードによりV溝を形成した後にフレネル反射を低減する
ために樹脂を前記V溝に充填した状態を示す断面図であ
る。
製される光ファイバシートを示す上面図である。
先の断面図である。
たV溝近傍の断面図である。
ードによりV溝を形成した後に傾斜端面に反射を向上さ
せるために金属膜を形成した状態を示す断面図である。
先の断面図である。
たV溝近傍の断面図である。
ム 25 光ファイバのコア 26 光ファイバのクラッド 27 傾斜端面ミラー 28 光ファイバを伝搬する光 29 傾斜端面ミラーにより光路変換され光ファイバ外
下方へ伝搬する光、または光ファイバ外下方から傾斜端
面ミラーを介して導波路へ入射する光 30 傾斜端面 31 光ファイバを伝搬する光 32 傾斜端面ミラーにより光路変換され光ファイバ外
上方へ伝搬する光、または光ファイバ外上方から傾斜端
面ミラーを介して光ファイバへ入射する光 40 両刃のブレード 42 実装基板 43 面発光レーザー 44 レーザー光 45a 光導波路伝搬光 45b 光ファイバ伝搬光 46 実装基板 47 光導波路中を導波する光 48 光ファイバ中を導波する光 49 フォトダイオード 50 片刃のブレード 51a,51b 積層型光導波路の導波層 52 角度θだけ傾斜させた端面 53 傾斜を付けた端面からでた光の反射光路 54 傾斜を付けない垂直端面からでた光の反射光路 63 傾斜端面で反射した反射光 70 光導波路とほぼ屈折率の等しい樹脂 75 垂直な端面 76 レーザー光 77 傾斜端面 78 傾斜端面で反射した反射光 82 頂角88度のV字形に加工されたブレード 83 頂角93度のV字形に加工されたブレード 84 頂角44度の楔形に加工されたブレード 86 頂角53度の楔形に加工されたブレード 87 頂角55.5度の片刃状に加工されたダイヤモン
ドブレード 88 頂角53度の片刃状に加工されたダイヤモンドブ
レード 99 傾斜端面 100 垂直な端面 101 レーザー光 102 傾斜端面で反射した反射光 103 金 106 シリコン基板 107 4心の光ファイバリボン 108 紫外線分解型の接着フィルム 109 被覆材 110 グレーディッド・インデックス型マルチモード
光ファイバ 111 コア 112 クラッド 113 傾斜端面 116 ガラス基板 117 4心の光ファイバリボン 118 グレーディッド・インデックス型マルチモード
光ファイバ 119 紫外線硬化型樹脂 120 V状の固定用の溝 121 コア 122 クラッド 123 傾斜端面 124 グレーディッド・インデックス型マルチモード
光ファイバ 125 樹脂 126 コネクタ 127 傾斜端面ミラーを形成する部分 132 端面 133 光ファイバの光軸 134 垂直な平面
Claims (42)
- 【請求項1】 所望の傾斜角を有する光路変換用の傾斜
端面を具備する光導波路を有し、前記傾斜端面における
反射を利用して、前記光導波路を伝搬する光の光路を変
換して該光導波路の平面外に出射するか、あるいは該光
導波路の平面外から入射する光の光路を変換して該光導
波路へ結合する機能を有する光路変換素子であって、 前記光導波路には、前記光導波路の光軸に垂直な面に対
して僅かな傾斜を有する入出射面が前記傾斜端面に対向
して形成され、前記入出射面と前記傾斜端面とにより前
記光導波路にV状の溝が形成されていることを特徴とす
る光路変換素子。 - 【請求項2】 前記入出射面が前記光導波路光軸と垂直
な面に対して傾斜する角度が、1度〜30度であること
を特徴とする請求項1に記載の光路変換素子。 - 【請求項3】 前記V状の溝に前記光導波路のコア材料
に近い屈折率を有する物質が充填されていることを特徴
とする請求項1または2に記載の光路変換素子。 - 【請求項4】 前記光導波路のコア材料に近い屈折率を
有する物質が樹脂であることを特徴とする請求項3に記
載の光路変換素子。 - 【請求項5】 所望の傾斜角を有する光路変換用の傾斜
端面を具備する光導波路を有し、前記傾斜端面における
反射を利用して、前記光導波路を伝搬する光の光路を変
換して該光導波路の平面外に出射するか、あるいは該光
導波路の平面外から入射する光の光路を変換して該光導
波路へ結合する機能を有する光路変換素子であって、 前記光導波路には、前記光導波路の光軸にほぼ垂直な入
出射面が前記傾斜端面に対向して形成され、前記入出射
面と前記傾斜端面とにより前記光導波路にV状の溝が形
成され、該溝に前記光導波路のコア材料に近い屈折率を
有する物質が充填されていることを特徴とする光路変換
素子。 - 【請求項6】 前記光導波路のコア材料に近い屈折率を
有する物質が樹脂であることを特徴とする請求項5に記
載の光路変換素子。 - 【請求項7】 前記光導波路が平面型光導波路であるこ
とを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光
路変換素子。 - 【請求項8】 前記光導波路が光ファイバであることを
特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光路変
換素子。 - 【請求項9】 前記光導波路のコアならびにクラッドが
ガラス系材料から構成されていることを特徴とする請求
項1ないし8のいずれかに記載の光路変換素子。 - 【請求項10】 前記光導波路のコアがガラス系材料か
ら構成され、クラッドが高分子材料から構成されている
ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の
光路変換素子。 - 【請求項11】 前記光導波路のコアならびにクラッド
が高分子材料から構成されていることを特徴とする請求
項1ないし8のいずれかに記載の光路変換素子。 - 【請求項12】 前記コアおよびクラッドを構成する高
分子材料がそれぞれ下記構造式(I)で表される高分子
であり、前記クラッドを構成する高分子材料が前記コア
の高分子材料より屈折率が小さいことを特徴とする請求
項11に記載の光路変換素子。 【化1】 (式中、n,mはn+m=1の関係にあり、0≦n,m
≦1を満足する正数を表す。また、Rは重水素あるいは
水素を表し、Rf はCs F2s+1で表される置換基を示
し、sは1以上の整数である。) - 【請求項13】 前記コアおよびクラッドを構成する高
分子材料がそれぞれ下記構造式(II)〜(IV)からなる
混合物、あるいは(II)〜(IV)から選ばれた一種を光
硬化して得られたエポキシ樹脂であり、前記クラッドを
構成する高分子材料が前記コアの高分子材料より屈折率
が小さいことを特徴とする請求項11に記載の光路変換
素子。 【化2】 【化3】 【化4】 - 【請求項14】 前記コアおよびクラッドを構成する高
分子材料が、それぞれ下記構造式(V)または(VI)で
表される繰り返し単位を有するポリシロキサン、あるい
は同構造式(V)または(VI)で表される繰り返し単位
の共重合ポリシロキサン、およびこれらの混合物からな
る群から選ばれた高分子であり、前記クラッドを構成す
る高分子材料が前記コアの高分子材料より屈折率が小さ
いことを特徴とする請求項11に記載の光路変換素子。 【化5】 【化6】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なり、Cn Y
2n+1(Yは水素、重水素もしくはハロゲン、nは5以下
の正の整数を表す)で表されるアルキル基、重水素化ア
ルキル基またはハロゲン化アルキル基、あるいはC6 Y
5 (Yは水素、重水素もしくはハロゲンを表す)で表さ
れるフェニル基、重水素化フェニル基またはハロゲン化
フェニル基である。) - 【請求項15】 前記コアを構成する高分子材料が前記
構造式(I)で表される高分子であり、前記クラッドを
構成する高分子材料が前記構造式(II)〜(IV)からな
る混合物、あるいは(II)〜(IV)から選ばれた一種を
光硬化して得られたエポキシ樹脂であることを特徴とす
る請求項11に記載の光路変換素子。 - 【請求項16】 前記コアを構成する高分子材料が、前
記構造式(V)または(VI)で表される繰り返し単位を
有するポリシロキサン、あるいは同構造式(V)または
(VI)で表される繰り返し単位の共重合ポリシロキサ
ン、およびこれらの混合物からなる群から選ばれた高分
子であり、前記クラッドを構成する高分子材料が前記構
造式(II)〜(IV)からなる混合物、あるいは(II)〜
(IV)から選ばれた一種を光硬化して得られたエポキシ
樹脂であることを特徴とする請求項11に記載の光路変
換素子。 - 【請求項17】 所望の傾斜角を有する光路変換用の傾
斜端面を具備する光導波路を有し、前記傾斜端面におけ
る反射を利用して、前記光導波路を伝搬する光の光路を
変換して該光導波路の平面外に出射するか、あるいは該
光導波路の平面外から入射する光の光路を変換して該光
導波路へ結合する機能を有する光路変換素子の作製方法
であって、 刃先の少なくとも片側が所定の角度傾斜されたブレード
を前記光導波路に対して垂直に当てて切削加工を行うこ
とにより、前記光導波路に少なくとも片側内面が前記所
望の傾斜端面となるV状の溝を形成することを特徴とす
る光路変換素子の作製方法。 - 【請求項18】 前記ブレードによる切削加工は、ダイ
シングソーを用いて行うことを特徴とする請求項17に
記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項19】 前記刃先の傾斜角を、前記光導波路の
光軸に垂直な面に対する前記傾斜端面の所望の傾斜角よ
りも小さく設定することを特徴とする請求項17または
18に記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項20】 前記刃先の傾斜角を、前記光導波路の
光軸に垂直な面に対する傾斜端面の所望の傾斜角よりも
0°〜2°小さく設定することを特徴とする請求項19
に記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項21】 前記切削加工に用いるブレードとし
て、平均粒径が1μm〜5μmのダイヤモンド粒を有す
るダイヤモンドブレードを用いることを特徴とする請求
項17ないし20のいずれかに記載の光路変換素子の作
製方法。 - 【請求項22】 前記光導波路がコアならびにクラッド
をガラス系材料で構成することを特徴とする請求項17
ないし21のいずれかに記載の光路変換素子の作製方
法。 - 【請求項23】 前記光導波路のコアをガラス系材料か
ら構成し、クラッドを高分子材料から構成することを特
徴とする請求項17ないし21のいずれかに記載の光路
変換素子の作製方法。 - 【請求項24】 前記光導波路のコアならびにクラッド
を高分子材料から構成することを特徴とする請求項17
ないし21のいずれかに記載の光路変換素子の作製方
法。 - 【請求項25】 前記コアおよびクラッドを構成する高
分子材料をそれぞれ下記構造式(I)で表される高分子
とし、前記クラッドを構成する高分子材料を前記コアの
高分子材料より屈折率が小さいものとすることを特徴と
する請求項24に記載の光路変換素子の作製方法。 【化7】 (式中、n,mはn+m=1の関係にあり、0≦n,m
≦1を満足する正数を表す。また、Rは重水素あるいは
水素を表し、Rf はCs F2s+1で表される置換基を示
し、sは1以上の整数である。) - 【請求項26】 前記コアおよびクラッドを構成する高
分子材料をそれぞれ下記構造式(II)〜(IV)からなる
混合物、あるいは(II)〜(IV)から選ばれた一種を光
硬化して得られたエポキシ樹脂とし、前記クラッドを構
成する高分子材料を前記コアの高分子材料より屈折率が
小さいものとすることを特徴とする請求項24に記載の
光路変換素子の作製方法。 【化8】 【化9】 【化10】 - 【請求項27】 前記コアおよびクラッドを構成する高
分子材料を、それぞれ下記構造式(V)または(VI)で
表される繰り返し単位を有するポリシロキサン、あるい
は同構造式(V)または(VI)で表される繰り返し単位
の共重合ポリシロキサン、およびこれらの混合物からな
る群から選ばれた高分子とし、前記クラッドを構成する
高分子材を前記コアの高分子材料より屈折率が小さいも
のとすることを特徴とする請求項24に記載の光路変換
素子の作製方法。 【化11】 【化12】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なり、Cn Y
2n+1(Yは水素、重水素もしくはハロゲン、nは5以下
の正の整数を表す)で表されるアルキル基、重水素化ア
ルキル基またはハロゲン化アルキル基、あるいはC6 Y
5 (Yは水素、重水素もしくはハロゲンを表す)で表さ
れるフェニル基、重水素化フェニル基またはハロゲン化
フェニル基である。) - 【請求項28】 前記コアを構成する高分子材料を前記
構造式(I)で表される高分子とし、前記クラッドを構
成する高分子材料を前記構造式(II)〜(IV)からなる
混合物、あるいは(II)〜(IV)から選ばれた一種を光
硬化して得られたエポキシ樹脂としたことを特徴とする
請求項24に記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項29】 前記コアを構成する高分子材料を、前
記構造式(V)または(VI)で表される繰り返し単位を
有するポリシロキサン、あるいは同構造式(V)または
(VI)で表される繰り返し単位の共重合ポリシロキサ
ン、およびこれらの混合物からなる群から選ばれた高分
子とし、前記クラッドを構成する高分子材料を前記構造
式(II)〜(IV)からなる混合物、あるいは(II)〜
(IV)から選ばれた一種を光硬化して得られたエポキシ
樹脂とすることを特徴とする請求項24に記載の光路変
換素子の作製方法。 - 【請求項30】 前記傾斜端面を形成した後、高温に熱
したこてを該傾斜端面にあて該傾斜端面表面を平滑化す
ることを特徴とする請求項24ないし29のいずれかに
記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項31】 前記傾斜端面を形成した後、該傾斜端
面を有機溶媒中に浸漬し該傾斜端面表面を平滑化するこ
とを特徴とする請求項24ないし29のいずれかに記載
の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項32】 前記傾斜端面を形成した後、該傾斜端
面をフッ酸緩衝液中に浸漬し該傾斜端面表面を平滑化す
ることを特徴とする請求項22および23のいずれかに
記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項33】 前記傾斜端面形成後、該傾斜端面に金
属をコーティングすることを特徴とする請求項17ない
し32のいずれかに記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項34】 前記光導波路が、平面型光導波路であ
ることを特徴とする請求項17ないし33のいずれかに
記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項35】 前記光導波路が、光ファイバであるこ
とを特徴とする請求項17ないし33のいずれかに記載
の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項36】 前記光ファイバの切削加工部を含む先
端部を、接着フィルムを用いて平面基板上に固定し、そ
の後に刃先に傾斜角が設けられたブレードを該光ファイ
バに対して垂直に当てて切削加工を行うことを特徴とす
る請求項35に記載の光路変換素子の作製方法。 - 【請求項37】 前記接着フィルムが、紫外線分解型接
着フィルムであることを特徴とする請求項36に記載の
光路変換素子の作製方法。 - 【請求項38】 前記光ファイバの切削加工部を含む先
端部を、紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂を用いて平面
基板上に固定し、その後に刃先に傾斜角が設けられたブ
レードを該光ファイバに対して垂直に当てて切削加工を
行うことを特徴とする請求項35に記載の光路変換素子
の作製方法。 - 【請求項39】 所望の傾斜角を有する光路変換用の傾
斜端面を具備する光導波路を有し、前記傾斜端面におけ
る反射を利用して、前記光導波路を伝搬する光の光路を
変換して該光導波路の平面外に出射するか、あるいは該
光導波路の平面外から入射する光の光路を変換して該光
導波路へ結合する機能を有する光路変換素子の作製にお
いて、前記傾斜端面をダイシングソーを用いた切削加工
により形成するための光路変換素子作製用のブレードで
あって、 刃先の少なくとも片側が所定の角度傾斜されていること
を特徴とする光路変換素子作製用のブレード。 - 【請求項40】 前記刃先の傾斜角が、前記光導波路の
光軸に垂直な面に対する前記傾斜端面の所望の傾斜角よ
りも小さく設定されていることを特徴とする請求項39
に記載のブレード。 - 【請求項41】 前記刃先の傾斜角が、前記光導波路の
光軸にに垂直な面に対する傾斜端面の所望の傾斜角より
も0°〜2°小さく設定されていることを特徴とする請
求項40に記載のブレード。 - 【請求項42】 砥粒として平均粒径が1μm〜5μm
のダイヤモンド粒を有することを特徴とする請求項39
ないし41のいずれかに記載のブレード。
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