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JPH1028955A - 有機物処理装置のレベル検出器 - Google Patents

有機物処理装置のレベル検出器

Info

Publication number
JPH1028955A
JPH1028955A JP8187892A JP18789296A JPH1028955A JP H1028955 A JPH1028955 A JP H1028955A JP 8187892 A JP8187892 A JP 8187892A JP 18789296 A JP18789296 A JP 18789296A JP H1028955 A JPH1028955 A JP H1028955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
processing tank
level
detection rod
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8187892A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimasa Sakamoto
憲正 坂本
Noriya Nishimura
則哉 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP8187892A priority Critical patent/JPH1028955A/ja
Publication of JPH1028955A publication Critical patent/JPH1028955A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理槽内部に収納された微生物担体の表面レ
ベルを、処理槽内部の略全域に亘り、誤りなく、高精度
に検出することができるようにする。 【解決手段】 微生物の担体Aを収納する処理槽1の内
部に、上蓋3内面の支持ブラケット50に基端を枢支して
検出杆51を垂下支持し、担体Aの表面に臨ませた検出杆
51の先端にフロート52を取り付ける。担体Aの表面レベ
ルが上昇したときフロート52を介して押圧された検出杆
51が揺動し、この揺動を支持ブラケット50内に配した検
出手段により検出する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥等の有機物を
微生物の活動により分解処理する有機物処理装置に、前
記微生物の担体のレベルを知るべく装備されるレベル検
出器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、飲食店の厨房内に発生する厨
芥(生ごみ)等の有機物を処理するための一方法とし
て、微生物による分解を利用する方法がある。この方法
による有機物処理装置は、微生物の担体(木質細片、お
が屑、活性炭等)を収納する処理槽の上部に投入口を開
設し、また内部に攪拌手段を配して構成され、前記投入
口を経て処理槽内に投入される有機物を攪拌手段の動作
により前記担体中に混ぜ合わせた状態で放置し、該担体
中に生息する微生物の活動により分解処理する構成とな
っている。
【0003】処理槽内での有機物の分解は、自然界にお
いて日常的に行われている有機物の分解と全く同様に行
われ、処理槽に投入された有機物は、堆肥化した少量の
残留物を残し、炭酸ガスを主成分とするガスと水とに分
解される。この分解を有効に行わせるには、適量の水分
を含み適温に保たれた担体中に適正量の空気(酸素)を
供給し、該担体の内部を微生物の活動に適した環境に保
つことが重要である。そこで従来から、処理槽の内部を
換気するための送風手段と、処理槽の内部を加熱する加
熱手段とを備え、送風手段の動作により、処理槽内に外
気を供給すると共に、分解処理により生成された余分な
水分を処理槽外に排出して、空気量及び水分量を適正に
保つ一方、前記加熱手段の加熱動作により、処理槽の内
部を適温に保つ運転制御が行われている。
【0004】一方、処理槽内部の担体中には、前述した
分解処理の進行に伴って、分解処理後の残留物、有機物
と共に投入される難分解物(ビニール袋、割箸、貝殻
等)が蓄積され、微生物の生息環境が徐々に悪化し、処
理能力の低下を招くという問題がある。そこで従来か
ら、処理槽内部の担体の表面レベルが所定の上限レベル
を超えたとき、例えば、処理槽の底部を開放して劣化し
た担体を取り出し、新たな担体と取り換えることによ
り、処理能力の低下を未然に防ぐようにしている。
【0005】担体の表面レベルの確認は、一般的には、
処理槽内に処理対象となる有機物を投入する際に、使用
者の目視によって行われるのが一般的である。ところが
この場合、前記上限レベルの超過が見過ごされることが
多く、内部環境の悪化に伴う処理能力の低下に気付かな
いままに運転が継続されて、内部環境の更なる悪化によ
り投入有機物の腐敗が進行し、不快な臭気を発すると共
に、腐敗物の後処理に多大の手間を要する等の問題があ
る。
【0006】このような問題を解決するため、本願出願
人は既に、処理槽内部の担体の表面レベルを検出するレ
ベル検出器を備えた有機物処理装置を、特願平7-277818
号に提案している。この装置においては、前記レベル検
出器の検出結果を表示して、担体の表面レベルの過剰な
上昇を使用者に報知し、劣化した担体の取り換えを確実
に行わせると共に、前記送風手段及び前記加熱手段の制
御内容を前記レベル検出器の検出結果に基づいて変更し
て、担体中の微生物の生息環境の悪化を防ぐようにして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10は、前記特願平7-
277818号に示されたレベル検出器の構成を示す模式図で
ある。このレベル検出器9は、処理槽の周壁1aの一部に
貫通形成された支持孔1bにその中途を枢支され、処理槽
の内側及び外側に適長の突出部を有して取り付けられた
検出杆90と、該検出杆90の処理槽の外側への突出端を上
部から支え、略水平状態に保つ支持ばね91と、該支持ば
ね91による前記検出杆90の支持端の下方に配したマイク
ロスイッチ92とを備えて構成されている。
【0008】検出杆90の取付け位置は、処理槽1の内部
に収納された担体Aの表面レベルに対応させて設定され
ている。而して、処理槽内部の担体Aの表面レベルが、
分解処理の進行に伴って上昇し、図中に実線により示す
適正レベルを超えて破線により示すレベルに達したと
き、前記検出杆90が、処理槽の内側への突出端の押し上
げにより支持ばね91の付勢に抗して揺動し、これに伴っ
て下降する外側への突出端がマイクロスイッチ92に当接
して、該マイクロスイッチ92がオンすることとなり、マ
イクロスイッチ92のオンオフ状態を監視することによ
り、担体Aの表面レベルを知ることができる。
【0009】ところが、処理槽の内部に収納された担体
Aは、木質細片、おが屑、活性炭等の粒状物であり、前
述した構成のレベル検出器9を使用した場合、担体Aの
細片が、処理槽の周壁1aに形成された検出杆90の支持孔
1bに詰まり、検出杆90の揺動が阻害されて、レベル検出
が行えなくなる虞れがあった。また、支持孔1bに詰まっ
た担体Aは、前述した分解処理に伴って発生する水分を
含んでおり、該水分が支持孔1bを経て外部に漏れ出し前
記マイクロスイッチ92に接触して、該マイクロスイッチ
92の誤動作を招来し、誤った検出結果が得られる虞れが
あった。
【0010】また、前記レベル検出器9により検出し得
る担体Aの表面レベルは、処理槽の周壁1aに近接した位
置にて局所的に得られたレベルであり、処理槽の内部全
体の平均的な表面レベルを示すものではないため、検出
結果に基づく表示が、担体Aの交換時期を正しく示して
おらず、誤った交換を強いられるという問題があり、ま
た、検出結果に基づいて行われる前述した運転制御によ
り処理槽の内部環境が却って悪化する虞れさえあった。
【0011】この問題を解消するため、処理槽の内側へ
の突出長が大きい検出杆90を用い、周壁1aから離れた位
置での担体Aの表面レベルを検出する構成を採用するこ
とができる。ところがこの場合、担体Aの上部に大きく
突出する前記検出杆90が、該処理槽への処理対象となる
有機物の投入を阻害することとなり、投入物の一部が検
出杆90に引っ掛かり、分解されることなく腐敗して不快
な臭気を発するという新たな問題が生じる。
【0012】また、処理槽内部の担体Aの表面レベル
は、光、超音波等を利用してレベル検出器を用い、前記
表面との直接的な接触を必要とせずに検出することがで
きる。ところが、運転中の処理槽の内部は、有機物の分
解に伴って発生する水分が水蒸気となって充満し、ま
た、有機物及び担体Aの細片が飛散する劣悪な環境下に
あり、非接触式のレベル検出器による高精度のレベル検
出は難しい。
【0013】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、処理槽内部の担体の表面に直接的に接触する検
出杆の配置、支持態様等の構成の工夫により、前記担体
の表面レベルを、処理槽内部の略全域に亘り、誤りな
く、高精度に検出することができるレベル検出器を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る有機物処理
装置のレベル検出器は、微生物の担体を収納する処理槽
の内部に、その上部に開口する投入口を経て有機物を投
入し、該有機物を前記微生物の活動により分解処理する
有機物処理装置に装備してあり、前記分解処理の進行状
態を知るべく、前記進行に伴って上昇する前記担体の表
面レベルを検出するレベル検出器であって、前記処理槽
の内側上部にその基端を枢支され、下方に垂下する先端
を前記担体の表面に臨ませるべく配された検出杆と、前
記担体の表面との接触により前記先端が押し上げられて
生じる前記検出杆の揺動を検出する検出手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0015】本発明においては、処理槽内部の担体表面
に接触する検出杆が、処理槽の内側上部に基端を枢支
し、下方の担体表面に向けて垂下した状態に取り付けて
あり、分解処理の進行に伴って担体の嵩が増し、表面レ
ベルが上昇したとき、前記検出杆の先端が担体の表面に
接触して押し上げられ、該検出杆が、その基端を枢軸と
して揺動し、この揺動を検出手段により検出して担体の
表面レベルを知る。前記検出杆は、処理槽の内側上部、
即ち、担体と直接接触する虞れがなく位置に枢支してあ
り、担体の付着による動作不良の発生を回避できる。
【0016】更に加えて、前記検出杆の基端は、その一
縁を枢軸とする揺動により前記投入口を開閉する上蓋の
内面に枢支してあること、また、前記検出杆の先端にフ
ロートを取り付けてあること、更に、前記検出杆及び前
記検出手段を複数備えることを夫々特徴とする。
【0017】検出杆の基端を投入口を開閉する上蓋の内
面に枢支した場合、上蓋を開放して行われる有機物の投
入時に、該上蓋と共に検出杆が引上げられ、該検出杆に
阻害されずに有機物を投入することができる。
【0018】また、検出杆の先端に大容積を有し軽量の
フロートを取り付けた場合、該フロートが担体の表面と
接触することとなり、先端の押し上げによる検出杆の揺
動が滑らかに生じ、より正確なレベル検出が可能とな
る。更に、運転制御の不調により分解処理に伴って発生
する水分が処理槽の内部に滞留し、担体の表面を超えて
水面が生じることがあるが、検出杆の先端にフロートを
取り付けた場合、前記水面によっても検出杆が揺動する
結果、水面の異常上昇を検出することができ、異常運転
の回避にも役立つ。
【0019】また、検出杆とこれの揺動を検出する検出
手段を複数備えることにより、処理槽内部の略全域にお
ける担体のレベル検出が可能となり、担体の表面レベル
の局所的な上昇に対応でき、複数か所での検出結果の参
照により、担体の表面レベルをより高精度に知ることが
できる。なおこの場合においても、各検出杆の基端を上
蓋の内面に枢支することにより、有機物の投入が阻害さ
れる虞れはない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るレベ
ル検出器を備えた有機物処理装置の正面断面図、図2
は、同じく側断面図である。
【0021】図において1は、有機物を分解処理する処
理槽である。該処理槽1は、図2に示す如く、下半部を
半円形とした側断面形状を有し、上部の略全面に開口を
備える開口容器であり、矩形箱形をなす外箱2の内部に
支持されている。処理槽1の上部開口には、図2に示す
如く、外箱2の天板から垂下された投入シュート20が差
し込まれ、有機物の投入口10が形成されており、該投入
シュート20の上部は、外箱2の上面に取付けた上蓋3に
より開閉自在に覆ってある。
【0022】図2に示す如く、処理槽1の内側上部に
は、前記投入口の後側に、下向きに開口を有して吐出口
14が形成され、また該吐出口14の幅方向一側に離隔した
位置に開口を有して吸込口(図示せず)が形成されてお
り、これらは、送風ファン15を備える循環風路により連
通されている。送風ファン15の吐出側は、前記吐出口14
と処理槽1の後面に沿う排気風路17とに分岐され、該排
気風路17は、外箱2の外部に連通させてある。
【0023】而して、送風ファン15が駆動された場合、
処理槽1の上部空間に滞留する空気が吸い込まれ、その
一部が、吐出口14を経て処理槽1内に還流し、残部が、
排気風路17を経て外気に排出される一方、この排出量に
応じた量の外気が処理槽1内に給気されて、換気が行わ
れる。
【0024】送風ファン15は、DCモータを用いてなる
送風モータにより、運転中常時駆動され、前記換気のた
めの送風動作をなす。送風モータは、商用電源を直流変
換するDCコンバータからの給電により駆動されると共
に、図示しない蓄電池からの給電によっても駆動される
ようになしてある。前記蓄電池は、通常運転中に前記D
Cコンバータからの給電により充電され、停電時に放電
して前記送風モータを駆動すべく設けてある。これによ
り、停電の間も送風ファン15が駆動され、前述した換気
が連続して行われる結果、停電に伴う処理槽1の内部環
境の悪化を抑えることが可能となる。
【0025】半円形をなす処理槽1底部の外面には、そ
の中央部を挾んだ両側に、加熱手段としてのパネルヒー
タH,Hが被着してあり、これらへの通電により、処理
槽1の内部が下側から加熱されるようになしてある。処
理槽1の内部温度は、温度検出器7(図6参照)によ
り、例えば、パネルヒータH,Hの表面温度として検出
されており、パネルヒータH,Hによる加熱は、前記温
度検出器7の検出結果に基づく通電制御(オンオフ制
御)により、処理槽1の内部温度を所定温度に保つべく
行われる。
【0026】処理槽1の内側下部には、両側壁間に横架
された攪拌軸40に軸長方向に所定の間隔毎に攪拌棒41,
41…を放射状に突設してなる攪拌体4が配してある。図
1にその一部を示す如く、処理槽1の上部一側には攪拌
モータMが取付けてあり、該攪拌モータMの出力端は、
減速機構42を介して同側への前記攪拌軸40の突出端に連
結されており、前記攪拌体4は、前記減速機構42を介し
て攪拌軸40に伝達される攪拌モータMの回転力により、
正逆両方向に回転駆動される。
【0027】処理槽1の内部には、おが屑、木質細片等
を用いてなる微生物の担体Aが収納されている。担体A
は、図1及び図2中に実線により示す如く、攪拌軸40に
突設された攪拌棒41,41…の先端が、回転域の上半部に
て適長突出する深さ(標準レベル)を有して収納され、
また処理槽1の底部の半円形状は、図2に示す如く、前
記攪拌棒41,41…の回転軌跡の下半部に沿うように設定
してあり、前記担体Aは、攪拌体4の回転により処理槽
1の幅方向及び深さ方向の全域に亘って攪拌されるよう
になしてある。
【0028】この攪拌動作により、前記投入口10を経て
処理槽1の内部に投入された有機物が担体A中に取り込
まれ、該担体A中に生息する微生物の活動により分解処
理される。このような分解処理の進行に伴って担体A中
には、分解処理後の残留物、有機物と共に投入される難
分解物(ビニール袋、割箸、貝殻等)が蓄積され、担体
Aの見かけ上の嵩が増し、処理槽1中での担体Aの表面
レベルが上昇することになり、この上昇程度が過剰とな
った場合、担体A中における微生物の生息環境が悪化
し、処理能力の低下を招くことから、劣化した担体Aの
取り換えが必要となる。
【0029】処理槽1の底部には、担体Aの取り出し口
が、スライド式のシャッタ11により開閉自在に覆って開
設してある。該取り出し口の下側には、外箱2を支持す
る一対の支持脚2a,2a間に着脱自在に取付けた回収容器
12が臨ませてあり、処理槽1の内部において劣化した担
体Aは、処理槽1下部の前記シャッタ11を前方(図2に
おける左方)に引き出して取り出し口を開放し、回収容
器12内に落下させ、該回収容器12を前方に引き出すこと
により、外部に取り出して回収される。
【0030】以上の如き担体Aの取り換えは、一般家庭
での使用状態において、3か月〜6か月に一回行われる
が、この取り換えを遅滞なく行わせ、処理能力の低下を
未然に防止するためには、処理槽1の内部における分解
処理の進行状態を知る必要があり、このことは、見かけ
上の嵩の増加に伴う担体Aの表面レベルの上昇を検出す
ることにより達成される。
【0031】担体Aの表面レベルは、図1及び図2に示
す如く構成された本発明に係るレベル検出器5により検
出される。レベル検出器5は、処理槽1の内側上部、よ
り具体的には、処理槽1の上部に開口する投入口10を覆
う上蓋3の内面に固設された支持ブラケット50と、該支
持ブラケット50に略水平な軸回りに揺動自在にその基端
を枢支され、下方に垂下する先端を処理槽1に収納され
た担体Aの表面に臨ませた検出杆51と、該検出杆51の先
端に取り付けてあり、その内部を空洞とした円筒形のフ
ロート52と、前記支持ブラケット50の内部に配してあ
り、前記検出杆51の揺動を検出する手段とを備えて構成
されている。
【0032】検出杆51の取り付けのための支持ブラケッ
ト50は、図1に示す如く、上蓋3が閉止された状態にお
いて投入口10の略中央となる位置に、図2に示す如く、
幅方向に適宜の間隔を隔てて複数個(図においては4
つ)が並設され、これらの夫々に検出杆51,51…が垂下
支持されている。
【0033】検出杆51の長さは、その先端に取り付けた
フロート52が、前記標準レベルにある担体Aの表面に接
触しない範囲にて適宜に接近した位置となるように設定
されており、このとき前記検出杆51が、その自重及びフ
ロート52の重量により、支持ブラケット50から略鉛直に
垂下された状態を保つようになしてある。一方、図2中
に破線により示す如く、処理槽1内部の担体Aの表面レ
ベルが前記標準レベルを超えて上昇した場合、該担体A
の表面と接触して検出杆51先端のフロート52が押し上げ
られ、この押し上げにより検出杆51は、図2中に破線に
より示す如く、支持ブラケット50による枢支部を枢軸と
して揺動することとなり、この揺動を検出することによ
り、担体Aの表面レベルを検出することができる。
【0034】図3は、検出杆51の枢支位置近傍の拡大断
面図であり、支持ブラケット50内に配された検出杆51の
揺動検出手段の一例が示されている。本図に示す如く、
支持ブラケット50を貫通する検出杆51の枢支軸5aには、
半径方向に外向きに押圧突起5bが突設され、支持ブラケ
ット50の内部には、検出杆51の揺動に伴って揺動する前
記押圧突起5b先端の円弧状の回転軌跡に臨ませてマイク
ロスイッチ5cが固設してあり、該マイクロスイッチ5cと
前記押圧突起5bとにより揺動検出手段が構成されてい
る。
【0035】マイクロスイッチ5cの取り付け位置は、検
出杆51が鉛直下方に垂下された状態から所定角度揺動
し、図中に破線にて示す状態となったとき、前記押圧突
起5bとの当接によりオンするように設定されており、マ
イクロスイッチ5cのオンオフにより、検出杆51の揺動を
検出することができる。検出杆51は、前述の如く、処理
槽1の内部における担体Aの表面レベルの上昇に伴って
揺動するから、マイクロスイッチ5cのオンオフ状態を監
視することにより、図2中に実線にて示す標準レベルか
ら、同じく破線にて示す上限レベルまでの間での担体A
の表面レベルの上昇を知ることができる。
【0036】図4は、処理対象となる有機物を処理槽1
の内部に投入すべく、処理槽1上部投入口を覆う上蓋3
を開放せしめた状態を示す側断面図である。上蓋3は、
外箱2の天板の後縁部に沿わせた一縁を枢軸とする揺動
により、前記投入口10を前側から開閉する構成となって
いる。図4に示す如く上蓋3が開放されたとき、該上蓋
3の内面に支持ブラケット50を介して支持された検出杆
51は、先端に取り付けたフロート52と共に、鉛直下向き
の垂下状態を保ったまま上方に引上げられ、図4に示す
如き状態となり、有機物Aの投入のための投入口10は、
前記検出杆51に妨げられることなく大きく開口する。
【0037】検出杆51の揺動検出手段は、図3に示す構
成に限らず、他の構成を採用することができる。図5
は、検出杆51の枢支位置近傍の拡大断面図であり、揺動
検出手段の他の実施の形態が示されている。
【0038】この揺動検出手段は、検出杆51の枢軸5aに
押圧突起5bを突設し、支持ブラケット50の内面に、前記
押圧突起5bとの接触検知が可能な検知素子5d(圧電素
子、導電性ゴム電極等)を貼着した構成となっている。
検知素子5dが圧電素子である場合、自身の端子電圧の変
化により、また、検知素子5dが導電性ゴム電極である場
合、自身と押圧突起5bに取り付けた電極との間での電気
的な導通により、押圧突起5bとの当接、即ち、検出杆51
の揺動を夫々検知することができる。
【0039】更には、光センサ、磁気センサ、電界セン
サ等により検出杆51の揺動を検知する構成とすることも
可能である。
【0040】図6は、以上の如きレベル検出器5を備え
る有機物処理装置の運転のための制御系の構成を示すブ
ロック図である。図中6は、マイクロプロセッサを用い
てなる運転制御部であり、該運転制御部6の入力側に
は、前述の如く構成されたレベル検出器5と、処理槽1
の内部温度を検出する温度検出器7とが接続され、両検
出器5,7の出力信号が与えられている。
【0041】レベル検出器5の出力は、図3に示す構成
においては、前記マイクロスイッチ5bのオンオフ信号で
あり、この出力の取り込みにより運転制御部6は、処理
槽1の内部における担体Aの表面レベルが前記上限レベ
ルを超えているか否かを認識することができる。温度検
出器7としては、サーミスタ、バイメタル等を利用した
公知の温度センサが用いられており、運転制御部6は、
温度検出器7の出力の取り込みにより処理槽1の内部温
度を逐次認識することができる。
【0042】更に運転制御部6の入力側には、運転操作
のための操作部8aが接続され、該操作部8aの操作内容が
与えられている。該操作部8aは、外箱2の天板上の適宜
位置に、運転内容表示のための表示部8bと共に配設され
ている。
【0043】図7は、操作部8a及び表示部8bの構成例を
示す平面図であり、前記操作部8aとして、運転状態の切
り換えのための押釦スイッチ81と、担体Aの取り換え時
に操作される押釦スイッチ82とが配してあり、また前記
表示部8bとして、前記押釦スイッチ81の操作等により切
り換えられる運転状態が、後述する強モード、標準モー
ド及び弱モードであるとき夫々点灯する3つの運転表示
LED83,84,85、及び、担体Aの取り換えが必要であ
るとき点灯する取り換え指示LED86が配してある。
【0044】一方、運転制御部6の出力側には、前記表
示部8bが接続され、該表示部8bにおける表示が運転制御
部6からの動作指令に従って行われるようになしてあ
る。また運転制御部6の出力側には、攪拌体4の駆動源
となる攪拌モータMと、処理槽1内部の換気のための送
風ファン15とが、図示しない各別の駆動回路を介して接
続され、更に、処理槽1内部の加熱のためのパネルヒー
タH,Hが、図示しない通電回路を介して接続されてお
り、攪拌体4の回転による担体Aの攪拌、送風ファン15
の動作による処理槽1内部の換気、及び、パネルヒータ
H,Hへの通電による処理槽1内部の加熱は、運転制御
部6から各別に与えられる動作指令に従って行われるよ
うになしてある。
【0045】このような制御系を備える有機物処理装置
は、上蓋3を開放し、外箱2の上部に開口する投入口10
を経て処理槽1の内部に処理対象となる有機物を投入
し、操作部8a、具体的には、運転状態切り換えのための
押釦スイッチ81を操作して所望の運転モードを指定した
後、上蓋3を閉止して使用される。上蓋3が開放された
とき、該上蓋3の内面に取り付けたレベル検出器5の検
出杆51は、図4に示す状態となり、前記投入口10が全面
に亘って開口するから、前記有機物の投入は、検出杆51
を備えるレベル検出器5の存在により阻害されることな
く行える。
【0046】運転制御部6は、操作部8aからの入力によ
り指定された運転モードを認識し、まず、表示部8bに動
作指令を発し、運転表示LED84又は85を点灯せしめ、
指定された運転モード(標準モード又は弱モード)を表
示させる。次いで運転制御部6は、操作部8aの操作によ
り指定された運転モードでの運転を行わせるべく、出力
側に接続された攪拌モータM、送風ファン15及びパネル
ヒータH,Hに各別に動作指令を発する。この動作指令
により攪拌モータMは、操作部8aの操作直後に所定時間
(例えば5分間)駆動され、その後は、所定の周期(例
えば1時間)毎に短時間(例えば2分間)駆動される順
を繰り返し、また送風ファン15は、処理槽1内に所定量
の換気を行わしめるべく、連続的又は間欠的に駆動され
る。
【0047】前記パネルヒータH,Hへは、処理槽1の
内部温度を予め定めた目標温度に維持すべく、これらへ
の通電を制御する動作指令が発せられる。即ち、運転制
御部6は、入力側に接続された温度検出器7の出力を逐
次取り込み、温度検出器7による検出温度が前記目標温
度を下回っている場合にパネルヒータH,Hへの通電を
行い、上回っている場合に前記通電を遮断するオンオフ
制御により、処理槽1の内部温度を前記目標温度に維持
する動作をなす。
【0048】以上の動作が行われる結果、処理槽1の内
部に投入された有機物は、投入直後の攪拌モータMの駆
動に伴う攪拌体4の回転により、処理槽1内に収納され
た担体Aと共に攪拌され、この間に処理槽1の底面との
間に押し付けられて破砕し、細片となって前記担体A中
に分散して取り込まれ、該担体A中に生息する微生物の
活動により分解される。
【0049】撹拌体4の回転による担体Aの撹拌は、そ
の後も所定の周期毎に適宜行われており、この攪拌によ
り担体Aの内部に空気が取り込まれる。この間、処理槽
1の内部は、パネルヒータH,Hの通電制御により所定
温度に維持され、また、送風ファン15の動作により所定
量の換気が行われており、前記担体A中に取り込まれた
有機物は、適正量の酸素と適正な温度とにより活性化さ
れた微生物の活動により、堆肥化された少量の残留物を
残して炭酸ガスを主成分とするガスと水とに分解され
る。これにより生成された生成ガスはそのまま、また生
成水は気化して処理槽1の上部空間に放出されて、一部
は処理槽1内に還流せしめられ、残部は、排気風路17を
経て外気に排出される。
【0050】運転制御部6において用いられる目標温度
は、操作部8aの操作により指定される標準モードと弱モ
ードとにおいて異なり、標準モードでの目標温度は、弱
モードでの目標温度よりも高く設定されている。而し
て、運転制御部6の前述した動作により、処理槽1の内
部温度は、標準モードが指定された場合、高めの目標温
度(例えば40〜50℃)に維持され、弱モードが指定され
た場合、低めの目標温度(例えば30〜40℃)に維持され
る。標準モード又は弱モードの指定は、操作部8aの操作
に先立って処理槽1に投入される有機物の量に応じて、
使用者の判断により行われる。
【0051】以上の如き運転の間、処理槽1の内部を加
熱するパネルヒータH,Hの負荷は大きく、特に、外気
温が低い寒冷期においては、パネルヒータH,Hへの通
電負荷が運転コストの増大を招くという問題がある。図
8は、運転コストの軽減を図った有機物処理装置の使用
例を示す説明図である。
【0052】図中Rは、家庭内にて広く使用されている
電気冷蔵庫であり、この使用例においては、電気冷蔵庫
Rの背面と、該背面が対向する家屋の外壁Wとの間に、
前記背面に露出する放熱板30の周囲を囲い、連通孔31に
て室内と連通する放熱室32を形成する一方、前記外壁W
を内外に貫通する貫通孔33を形成しておき、前述の如く
構成された有機物処理装置を、室外において前記外壁W
に対向配置し、前記貫通孔33を前記送風ファン15の吸込
側に接続した形態にて使用する。
【0053】この使用形態においては、前記放熱室32の
内部にて、放熱板30からの放熱により温められた暖気が
処理槽1内に導入されることとなり、外気を直接導入す
る場合と比較すると、パネルヒータH,Hの負荷が大幅
に軽減され、運転コストの抑制を図ることができる。
【0054】以上の如き分解処理の進行に伴い、処理槽
1内部の担体Aの表面レベルが上昇し、該担体A中にお
ける微生物の生息環境が悪化して、処理能力の低下を招
来する。運転制御部6は、レベル検出器5からの前述し
た入力により担体Aのレベル上昇を認識し、処理能力の
低下を補うと共に、担体Aの取り換えを使用者に報知す
べく、以下の如き加熱制御動作及び送風制御動作、並び
に表示動作を行う。図9は、この動作内容を示すフロー
チャートである。
【0055】運転制御部6は、有機物の投入時における
撹拌体4の撹拌動作が行われた後、即ち、撹拌により担
体Aの表面レベルが平坦化された後にレベル検出器5の
出力を取り込み(ステップ1)、該担体Aの表面レベル
が上限レベルを超えているか否かを判定し(ステップ
2)、上限レベルを超えていない場合にはステップ1に
戻り、次なる取り込みタイミング、即ち、次なる有機物
の投入がなされるまで待機する。この場合には、操作部
8aの操作内容に従って前述した如き通常運転が行われ
る。
【0056】一方、担体Aの表面レベルが上限レベルを
超えている場合、運転制御部6は、操作部8aの操作によ
り指定された運転モード(標準モード又は弱モード)の
如何に拘わらず、出力側のパネルヒータH,H及び送風
ファン15への動作指令を変更して強モード運転を行わせ
(ステップ3)、また表示部8bに動作指令を発し、運転
表示LED83を点灯させて(ステップ4)、強モード運
転中であることを使用者に報知する。
【0057】強モード運転とは、パネルヒータH,Hに
より加熱される処理槽1の内部温度と、送風ファン15の
動作により生じる処理槽1内部の換気量とを、標準モー
ド運転におけるよりも高めに維持べく行われる運転であ
り、運転制御部6は、標準モード運転中における前記目
標温度(40〜50℃)よりも高い目標温度(例えば、70〜
80℃)を設定し、この目標温度に基づいてパネルヒータ
H,Hのオンオフ制御を実施する加熱制御動作を行うと
共に、送風ファン15を、標準モード運転におけるよりも
高負荷にて駆動し、処理槽1内の換気量を増す送風制御
動作を行う。
【0058】以上の如き強モード運転の実行中、運転制
御部6は、レベル検出器5の出力を適宜の周期にて取り
込み、前記上限レベルの超過状態が継続しているか否か
を調べ(ステップ5)、上限レベルの超過状態が解消さ
れたと判定された場合には強モード運転を解除し(ステ
ップ6)、ステップ1に戻り、先に指定された運転状態
に従う運転を続行しつつ新たな有機物の投入がなされる
まで待機し、前述した動作を繰り返す。
【0059】一方、上限レベルの超過状態が解消されて
ない場合、予め設定された所定時間(例えば1日間)が
経過したか否かを調べ(ステップ7)、前記所定時間が
経過したにも拘わらず上限レベルの超過状態が解消され
てないときには、その後の所定時間(例えば2日間)強
モードでの運転を続行し(ステップ8)、その後、表示
部8bの取り換え指示LED86を点灯せしめ(ステップ
9)、一連の動作を終了する。
【0060】以上の如き運転制御部6の動作により、処
理槽1内部の担体Aの表面レベルが高く、上限レベルを
超えた場合には、処理槽1の内部を通常運転(標準モー
ド又は弱モードでの運転)中よりも高温に保つと共に、
処理槽1の内部における換気量を通常運転中のそれより
も増し、微生物の活性をより高めて、担体A中に混ぜ合
わされた投入有機物、並びに、担体A中に堆積する残留
物及び難分解物を速やかに分解せしめて、担体Aの減量
を図るべく、まず、1日間の強モード運転が実行され
る。
【0061】そして、この運転を行ったにも拘わらず上
限レベルの超過状態が解消されない場合には、処理能力
の維持のために担体Aの取り換えが必要であると判定
し、更に2日間(総計3日間)の強モード運転が続行さ
れ、取り換え指示LED86が点灯する。この間に担体A
は、内部に含まれる未処理有機物、残留物及び難分解物
と共に乾燥せしめられ、外部への取り出しが容易な状態
となり、取り換え指示LED86の点灯に応じて使用者
は、処理槽1の底部のシャッタ11を開放操作し、前記回
収容器12に劣化した担体Aを回収することができる。
【0062】この運転の間、新たな有機物の投入がなさ
れないことが必要であり、このことは、強モード運転中
における運転表示LED83の点灯を投入禁止の表示とし
て兼用することにより達成される。更には、有機物の投
入時に開放される上蓋3にロック手段を付設し、該ロッ
ク手段を、強モード運転への移行と共に動作させ、上蓋
3の開放を禁じる構成とすることも可能である。
【0063】以上の如き動作を行わせるには、処理槽1
内部の担体Aの表面レベルの検出が確実になされること
が重要である。本発明に係るレベル検出器5において
は、前述した如く、投入口10を開閉する上蓋3の内面に
その基端を枢支された検出杆51の揺動を媒介としてレベ
ル検出がなされ、該検出杆51の枢支位置が担体Aの表面
から離れた位置にあることから、担体Aの細片の詰まり
により前記揺動が阻害される虞れがなく、安定した検出
が可能となる。
【0064】また、検出杆51の先端に大容積のフロート
52が取り付けてあり、該フロート52が担体Aの表面と接
触する結果、検出杆51の揺動が確実に生じ、より正確な
レベル検出が可能となる。処理槽1の内部には、前述し
た運転制御の不調により分解処理に伴って発生する水分
が滞留し、担体Aの表面を超えて水面が生じることがあ
るが、前記フロート52の取り付けにより、前記水面の検
出も可能となり、異常運転状態の回避にも役立つ。
【0065】また、上蓋3の内面に取り付けられた検出
杆51は、処理対象となる有機物を処理槽1に投入する
際、このために開操作される上蓋3と共に上方に引上げ
られるから、有機物の投入がレベル検出器5の存在によ
り阻害される虞れはない。
【0066】更に、処理槽1内部の担体Aは分解処理の
進行に伴って発生する水分を含んでおり、また攪拌体4
により随時攪拌される結果、水分を含んだ担体Aが団子
状に固まり、担体Aの表面は、局所的な凹凸が生じた状
態にあることが多い。本発明に係るレベル検出器5は、
有機物の投入を阻害することなく複数設けることが可能
であり、これらのいくつかの検出に応じて前記上限レベ
ルの到達を判定することにより、凹凸状態となった担体
Aの表面にも対応し得る。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る有機物処
理装置のレベル検出器においては、処理槽内部の担体表
面に接触する検出杆が、処理槽の内側上部に基端を枢支
し、下方の担体表面に向けて垂下した状態となるように
取り付けてあり、分解処理の進行に伴って担体の嵩が増
し、表面レベルが上昇したとき、前記検出杆の先端が担
体の表面に接触して押し上げられ、その基端を枢軸とし
て生じる検出杆の揺動を検出して担体の表面レベルを知
る構成としてあり、前記検出杆は、処理槽の内側上部、
即ち、担体と直接接触する虞れがなく位置に枢支してあ
るから、担体の付着による動作不良の発生を回避でき
る。
【0068】また、検出杆の基端を投入口を開閉する上
蓋の内面に枢支したから、上蓋を開放して行われる有機
物の投入時に、該上蓋と共に検出杆が引上げられ、該検
出杆の存在が有機物の投入を阻害する虞れがない。ま
た、検出杆の先端に大容積を有し軽量のフロートを取り
付け、該フロートが担体の表面と接触する構成としたか
ら、担体による先端の押し上げに伴う検出杆の揺動が確
実に生じ、より正確なレベル検出が可能となる上、処理
槽内での水面の上昇をも検出でき、異常運転の回避にも
役立つ。更に、検出杆とこれの揺動を検出する検出手段
を複数備えたから、処理槽内部に不均一に発生する担体
のレベル検出が可能となり、担体の表面レベルをより高
精度に知ることができる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレベル検出器を備えた有機物処理
装置の正面断面図である。
【図2】本発明に係るレベル検出器を備えた有機物処理
装置の側断面図である。
【図3】検出杆の揺動検出手段の一例を示す拡大断面図
である。
【図4】上蓋の開放状態を示す側断面図である。
【図5】検出杆の揺動検出手段の他の例を示す拡大断面
図である。
【図6】有機物処理装置の制御系のブロック図である。
【図7】操作部及び表示部の構成例を示す平面図であ
る。
【図8】運転コストの軽減を図った有機物処理装置の使
用例を示す説明図である。
【図9】レベル検出器の検出結に応じた制御内容を示す
フローチャートである。
【図10】従来のレベル検出器の構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 処理槽 3 上蓋 4 撹拌体 5 レベル検出器 5b 押圧突起 5c マイクロスイッチ 15 送風ファン 50 支持ブラケット 51 検出杆 52 フロート A 担体 H パネルヒータ M 攪拌モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物の担体を収納する処理槽の内部
    に、その上部に開口する投入口を経て有機物を投入し、
    該有機物を前記微生物の活動により分解処理する有機物
    処理装置に装備してあり、前記分解処理の進行状態を知
    るべく、前記進行に伴って上昇する前記担体の表面レベ
    ルを検出するレベル検出器であって、前記処理槽の内側
    上部にその基端を枢支され、下方に垂下する先端を前記
    担体の表面に臨ませるべく配された検出杆と、前記担体
    の表面との接触により前記先端が押し上げられて生じる
    前記検出杆の揺動を検出する検出手段とを具備すること
    を特徴とする有機物処理装置のレベル検出器。
  2. 【請求項2】 前記検出杆の基端は、その一縁を枢軸と
    する揺動により前記投入口を開閉する上蓋の内面に枢支
    してある請求項1記載の有機物処理装置のレベル検出
    器。
  3. 【請求項3】 前記検出杆の先端にフロートを取り付け
    てある請求項1又は請求項2記載の有機物処理装置のレ
    ベル検出器。
  4. 【請求項4】 前記検出杆及び前記検出手段を複数備え
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の有機物処理
    装置のレベル検出器。
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