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JPH10287587A - 金属酸化物含有貼付剤用マトリックス - Google Patents

金属酸化物含有貼付剤用マトリックス

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JPH10287587A
JPH10287587A JP9113355A JP11335597A JPH10287587A JP H10287587 A JPH10287587 A JP H10287587A JP 9113355 A JP9113355 A JP 9113355A JP 11335597 A JP11335597 A JP 11335597A JP H10287587 A JPH10287587 A JP H10287587A
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JP
Japan
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weight
parts
matrix
patch
iron oxide
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JP9113355A
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Seiji Sugiyama
清治 杉山
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Pola Orbis Holdings Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、閉塞性を向上させた貼付剤を提供
することを課題とする。 【課題の解決手段】 金属酸化物を貼付剤用マトリック
スに含有させ、この貼付剤用マトリックスを支持体に塗
工・定着させ貼付剤とする。。本発明によれば、閉塞性
を向上させた貼付剤が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術範囲】本発明は粉体を含有する貼付
剤用マトリックス及び貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】貼付剤は経皮吸収しにくい薬物の経皮吸
収性を向上させる有力な手段であり、貼付剤の登場によ
って従来経皮吸収しにくいとされてきた薬剤の経皮吸収
製剤の開発が可能となってきた。又、貼付剤はコントロ
ールドリリースの点からも有力な手段であり、患者の薬
物摂取ミスをなくす上でも有効である。この為、現在で
はニトログリセリン等の貼付剤が開発され実用化されて
いる。又、貼付剤剤形は、医薬品のみならず、化粧品に
於いてもその経皮吸収促進作用の良さを生かしてパック
等に使用されてきている。
【0003】貼付剤は通常、アクリル系ポリマーやゴム
系ポリマー等の粘着剤と薬物と多価アルコール等の剤形
上の任意成分とを分散させたマトリックスを布やポリエ
ステルなどの支持体上に延展・付着させたものであり、
これは水などの分散媒に分散させて支持体上に塗工し乾
燥・定着させたり、トルエン等の溶剤にマトリックス成
分を溶解させ、塗工し、乾燥・定着させて作成する。こ
の様な貼付剤に於いては任意成分として、カオリン等の
粉体を含有することはあるが、二酸化チタンや酸化鉄な
どの金属酸化物を含有させる試みは未だ成功していな
い。これは粘着剤の存在下これらの金属酸化物が分散媒
や溶媒中に一様分散しにくいと言う欠点があった為であ
る。
【0004】一方、貼付剤に於いては更なる閉塞性が要
求されており、支持体をラミネートにするなどの試みも
なされているが、閉塞性を上げるとかぶれを発生させや
すくなったり、皮膚のむくみが生じたりすることが出現
する可能性が高くなるため、閉塞性の向上は難しくなっ
ているのが現状であった。又、金属酸化物をマトリック
ス中に分散させることにより閉塞性が向上することは全
く知られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な実状
を踏まえて為されたものであり、閉塞性を向上させた貼
付剤を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明者等は、閉塞性を向上させた
貼付剤を求めて鋭意研究を重ねた結果、二酸化チタン、
酸化鉄、酸化亜鉛等の金属酸化物を含有することを特徴
とする、貼付剤用マトリックスを支持体にチャージした
貼付剤にその様な作用を見いだし、発明を完成させるに
至った。以下、本発明について実施の形態を中心に詳細
に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の貼付剤用のマトリックス 本発明の貼付剤用マトリックスは、金属酸化物を含有す
ることを特徴とする。本発明で用いることの出来る金属
酸化物としては、例えば、二酸化チタン、ベンガラ、黄
色酸化鉄、黒色酸化鉄、酸化コバルト、酸化クロム、酸
化亜鉛、アルミナ等が例示でき、これらの中では、閉塞
性の向上の面から二酸化チタンとベンガラ、黄色酸化
鉄、黒色酸化鉄が好ましく、中でも二酸化チタンとベン
ガラが特に好ましい。これらは唯一種で用いることもで
きるし、二種以上を用いることもできるが好ましいのは
二種以上を用いることであり、二種以上の組み合わせで
特に好ましいのは二酸化チタンとベンガラの組み合わせ
である。この組み合わせに於いて好ましい混合比は二酸
化チタン:ベンガラ=1:9〜9:1であり、更に好ま
しくは3:7〜7:3である。本発明のマトリックス中
に於いて、これら金属酸化物を含有させる場合は、その
まま含有させることも可能であるが、凝集を起こすこと
があるため、予め粉砕工程を経るのが好ましい。粉砕方
法としては、例えば、分散媒と界面活性剤とを加え、ボ
ールミルやダイノミル或いはロール等でペースト化する
方法、パルベライザーやバンタムミキサー等で粉砕する
方法等があるが、パルベライザーやバンタムミキサーで
粉砕する方法が特に好ましい。これらバンタムミキサー
やパルベライザーで粉砕する方法では、金属酸化物のみ
ではスティッキングを起こしやすいので、これらを防止
す意味で金属酸化物に対して20〜50重量%のタルク
乃至はセリサイトを添加するのが好ましい。本発明のマ
トリックスに於ける金属酸化物の好ましい含有量は0.
001〜10重量%であり、更に好ましくは0.05〜
5重量%である。本発明のマトリックスに於いては、金
属酸化物以外に通常貼付剤マトリックスで用いられてい
る任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分
としては、アクリル酸エステルやメタクリル酸エステル
等の重合体及び/又は共重合体、イソプレンやスチレン
やブテン等の重合体及び/又は共重合体等の粘着剤の1
種乃至は2種以上、抗炎症剤、鎮痛剤、保湿剤、ステロ
イド剤等の各種薬効成分、ブタンジオールやグリセリン
などの多価アルコール、燐脂質、メントールやエイゾン
等の経皮吸収促進剤などが例示できる。これらの任意成
分と必須成分より、常法に従って本発明の貼付剤は製造
することが出来る。本発明のマトリックスは、貼付剤用
マトリックスとしてのみならず、イオントフォレーシス
用マトリックスとしても使用することが可能であり、イ
オントフォレーシス用マトリックスとしての使用も本発
明の技術的範囲に属する。本発明のマトリックスは閉塞
増強剤として金属酸化物を含有しているため、支持体に
装着して貼付剤として使用すると優れた閉塞効果を発揮
し、薬効成分の経皮吸収性を向上させる。
【0008】(2)本発明の貼付剤 本発明の貼付剤は、上記貼付剤用マトリックスを支持体
に塗工・定着してなる。支持体としては、例えば、布、
ポリエステル、不織布、リント布、ナイロン、PETな
どが例示できる。装着方法としては例えば水や有機溶剤
などの分散或いは溶媒でマトリックスを希釈した塗工液
を、支持体上に塗工バーやドクターブレード等で一様に
塗工し、例えば40℃で48時間送風乾燥させればよ
い。又、塗工厚としては、塗工時塗工液の状態で150
μm程度にするのが均一でよい。本発明の貼付剤は、例
えば、抗炎症剤やステロイド剤や鎮痛剤を有効成分とし
た場合には医薬品として使用することが出来、チモール
や保湿剤、メラニン産生抑制剤、ニキビ防止剤、角栓除
去剤等を有効成分にする場合は化粧料乃至は医薬部外品
として使用できる。又、本発明の貼付剤は閉塞性に優れ
る上、かぶれなどの好ましくない症状を発現しにくい
為、通常経皮投与することが困難であった薬剤やコント
ロールドリリースを必要とする薬剤の経皮投与に対して
も優れた作用を発現する。
【0009】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明について詳細に
説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定を受けな
いことは言うまでもない。
【0010】<実施例1> 製造例 下記に示す、処方に従って貼付剤マトリックス用溶液を
作成した。即ち、予め粉体成分を0.1mm丸穴スクリ
ーンを装着したパルベライザーで粉砕しておき、処方成
分を良く混合し貼付剤マトリックス溶液を25μmの厚
さのPETシートにウエット膜厚150μmにて塗工し
60℃で1時間乾燥させて定着させ、PET上に本発明
のマトリックスを固着させた後、ライナーを圧着し化粧
料用貼付剤を得た。このものの塗工乾燥後の成分構成も
併せて示す。この貼付剤に於いては粉体の分散性が極め
て良好であり、色むらが全く見られなかった。 ニカゾールTS−620 (アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシルコホ゜リマーエマルション) 5.48重量部 POE(20)オレイルエーテル 0.25重量部 ヒアルロン酸ナトリウム 0.2 重量部 グリセリン 0.4 重量部 粉体 0.2 重量部 (二酸化チタン 0.07重量部 ベンガラ 0.07重量部 タルク 0.06重量部 ) (塗工乾燥後の成分構成) ニカゾールTS−620の不揮発分 (アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシルコホ゜リマー) 75.5重量部 POE(20)オレイルエーテル 5.8重量部 ヒアルロン酸ナトリウム 4.7重量部 グリセリン 9.3重量部 粉体 4.7重量部 (二酸化チタン 1.7重量部 ベンガラ 1.7重量部 タルク 1.3重量部)
【0011】<実施例2> 製造例 上記実施例1と同一の処方で、粉体を無処理で混合し
た。できあがった貼付剤はやや色むらが存在していた。
【0012】<実施例3>上記実施例1と同一処方で、
粉体のみの処理をせずに、処方成分全てを混合した後、
ロールがけをして塗工液を製造し貼付剤を作成した。こ
のものは、粉体の分散性が実施例2よりは良かったが、
実施例1程ではなかった。
【0013】<実施例4> 比較使用テスト 実施例1〜3の貼付剤及びこれらの実施例中の粉体を除
いた比較例について、肌荒れに悩む女性1群10名、計
40名を用いて使用テストを行った。即ち、朝夕1日2
回2週間これらの貼付剤を顔の全面に貼付して貰い、肌
荒れの改善度をアンケートで答えて貰った。即ち、+
+:著しく改善、+:改善、±:やや改善、−:改善せ
ずの基準で答えて貰った。結果を表1に示す。この表よ
り、本発明の貼付剤は閉塞性に優れ、これによって有効
成分の経皮吸収性が向上していることが判る。
【0014】
【表1】
【0015】<実施例5> 製造例 下記に示す、処方に従って貼付剤マトリックス用溶液を
作成した。即ち、予め粉体成分を0.1mm丸穴スクリ
ーンを装着したパルベライザーで粉砕しておき、処方成
分を良く混合し貼付剤マトリックス溶液を25μmの厚
さのPETシートにウエット膜厚150μmにて塗工し
60℃で1時間乾燥させて、PET上に本発明のマトリ
ックスを固着させた後、ライナーを圧着し化粧料用貼付
剤を得た。このものの塗工乾燥後の成分構成も併せて示
す。この貼付剤に於いては粉体の分散性が極めて良好で
あり、色むらが全く見られなかった。肌荒れに悩む女性
パネラー10名を用いて実施例4と同様に使用テストを
行ったところ、+が9名、±が1名であった。 ニカゾールTS−620 (アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシルコホ゜リマーエマルション) 5.48重量部 POE(20)オレイルエーテル 0.25重量部 ヒアルロン酸ナトリウム 0.2 重量部 グリセリン 0.4 重量部 粉体 0.2 重量部 (二酸化チタン 0.03重量部 ベンガラ 0.03重量部 タルク 0.14重量部 ) (塗工乾燥後の成分構成) ニカゾールTS−620の不揮発分 (アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシルコホ゜リマー) 75.5重量部 POE(20)オレイルエーテル 5.8重量部 ヒアルロン酸ナトリウム 4.7重量部 グリセリン 9.3重量部 粉体 4.7重量部 (二酸化チタン 0.7重量部 ベンガラ 0.7重量部 タルク 3.3重量部)
【0016】<実施例6> 製造例 下記に示す、処方に従って貼付剤マトリックス用溶液を
作成した。即ち、処方成分を良く混合し貼付剤マトリッ
クス溶液を25μmの厚さのPETシートにウェット膜
厚150μmにて塗工し60℃で1時間乾燥させて、P
ET上に本発明のマトリックスを固着させた後、ライナ
ーを圧着し貼付剤を得た。このものの塗工乾燥後の成分
構成も併せて示す。 50%ポリ酢酸ビニルエタノール溶液 3 重量部 4%エチルセルロースエタノール溶液 5 重量部 オクチルドデカノール 0.6重量部 硫酸化トレハロースナトリウム 0.1重量部 粉体 0.1重量部 (二酸化チタン 0.01重量部 ベンガラ 0.02重量部 黄色酸化鉄 0.04重量部 セリサイト 0.03重量部) (塗工乾燥後の成分構成) ポリ酢酸ビニル 60 重量部 エチルセルロース 8 重量部 オクチルドデカノール 24 重量部 硫酸化トレハロースナトリウム 4 重量部 粉体 4 重量部 (二酸化チタン 0.4重量部 ベンガラ 0.8重量部 黄色酸化鉄 1.6重量部 セリサイト 1.2重量部)
【0017】<実施例7> 製造例 下記に示す、処方に従って貼付剤マトリックス用溶液を
作成した。即ち、処方成分を良く混合し貼付剤マトリッ
クス溶液を25μmの厚さのPETシートにウェット膜
厚150μmにて塗工し60℃で1時間乾燥させて、P
ET上に本発明のマトリックスを固着させた後、ライナ
ーを圧着し貼付剤を得た。このものの塗工乾燥後の成分
構成も併せて示す。 50%ポリ酢酸ビニルエタノール溶液 3 重量部 4%エチルセルロースエタノール溶液 5 重量部 オクチルドデカノール 0.6重量部 アルブチン 0.1重量部 粉体 0.1重量部 (二酸化チタン 0.01重量部 ベンガラ 0.02重量部 黄色酸化鉄 0.04重量部 セリサイト 0.03重量部) (塗工乾燥後の成分構成) ポリ酢酸ビニル 60 重量部 エチルセルロース 8 重量部 オクチルドデカノール 24 重量部 アルブチン 4 重量部 粉体 4 重量部 (二酸化チタン 0.4重量部 ベンガラ 0.8重量部 黄色酸化鉄 1.6重量部 セリサイト 1.2重量部)
【0018】<実施例8> 製造例 下記に示す、処方に従って貼付剤マトリックス用溶液を
作成した。即ち、予め粉体成分を0.1mm丸穴スクリ
ーンを装着したパルベライザーで粉砕しておき、処方成
分を良く混合し貼付剤マトリックス溶液を25μmの厚
さのPETシートにウエット膜厚150μmにて塗工し
60℃で1時間乾燥させて、PET上に本発明のマトリ
ックスを固着させた後、ライナーを圧着し抗炎症医薬用
貼付剤を得た。このものの塗工乾燥後の成分構成も併せ
て示す。この貼付剤に於いては粉体の分散性が極めて良
好であり、色むらが全く見られなかった。 ニカゾールTS−620 (アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシルコホ゜リマーエマルション) 5.48重量部 POE(20)オレイルエーテル 0.25重量部 インドメタシン 0.2 重量部 グリセリン 0.4 重量部 粉体 0.2 重量部 (二酸化チタン 0.07重量部 ベンガラ 0.07重量部 タルク 0.06重量部 ) (塗工乾燥後の成分構成) ニカゾールTS−620の不揮発分 (アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシルコホ゜リマー) 75.5重量部 POE(20)オレイルエーテル 5.8重量部 インドメタシン 4.7重量部 グリセリン 9.3重量部 粉体 4.7重量部 (二酸化チタン 1.7重量部 ベンガラ 1.7重量部 タルク 1.3重量部)
【0019】<実施例9> 製造例 下記に示す、処方に従って貼付剤マトリックス用溶液を
作成した。即ち、予め粉体成分を0.1mm丸穴スクリ
ーンを装着したパルベライザーで粉砕しておき、処方成
分を良く混合し貼付剤マトリックス溶液を25μmの厚
さのPETシートにウエット膜厚150μmにて塗工し
60℃で1時間乾燥させて、PET上に本発明のマトリ
ックスを固着させた後、ライナーを圧着し抗炎症医薬用
貼付剤を得た。このものの塗工乾燥後の成分構成も併せ
て示す。この貼付剤に於いては粉体の分散性が極めて良
好であり、色むらが全く見られなかった。 ニカゾールTS−620 (アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシルコホ゜リマーエマルション) 5.48重量部 POE(20)オレイルエーテル 0.25重量部 インドメタシン 0.2 重量部 グリセリン 0.5 重量部 粉体 0.1 重量部 (二酸化チタン 0.04重量部 ベンガラ 0.04重量部 タルク 0.02重量部 ) (塗工乾燥後の成分構成) ニカゾールTS−620の不揮発分 (アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシルコホ゜リマー) 75.5重量部 POE(20)オレイルエーテル 5.8重量部 インドメタシン 4.7重量部 グリセリン 11.6重量部 粉体 2.4重量部 (二酸化チタン 0.9重量部 ベンガラ 0.9重量部 タルク 0.6重量部)
【0020】<実施例10> 試験例 実施例8、9の貼付剤及び実施例8、9の粉体をグリセ
リンに置換した比較例2の貼付剤について、ハートレー
系白色種モルモット(雄性、300〜350g)1群6
匹を用いた、モルモットカラゲーニン浮腫モデルでの抗
炎症作用の比較を行った。即ち、カラゲーニン浮腫を起
こしたモルモットのフットパッドにこれらの貼付剤を4
8時間貼付し、浮腫の消失を観察した。対照群は、無貼
付とし、対照群に対して、++:著しく消失、+:明ら
かに消失、±:僅かに消失、−:同程度の基準で観察し
た。結果を表2に示す。これより、本発明の貼付剤が抗
炎症剤であるインドメタシンを経皮吸収させる作用に優
れていて、比較例に比べて、浮腫を消失させる作用が強
いことが判る。
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、閉塞性を向上させた貼
付剤が提供できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属酸化物を含有することを特徴とす
    る、貼付剤用マトリックス。
  2. 【請求項2】 金属酸化物が二酸化チタン、ベンガラ、
    黄色酸化鉄、黒色酸化鉄から選ばれる1種乃至は2種以
    上である、請求項1に記載の貼付剤用マトリックス。
  3. 【請求項3】 金属酸化物がパルベライザー及び/又は
    バンタムミキサーによる粉砕処理をされていることを特
    徴とする、請求項1又は2に記載の貼付剤用マトリック
    ス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3何れか一項に記載の貼付剤
    用マトリックスを支持体に塗工・定着させてなる、貼付
    剤。
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