JPH10273426A - 毛髪処理剤 - Google Patents
毛髪処理剤Info
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- JPH10273426A JPH10273426A JP9369660A JP36966097A JPH10273426A JP H10273426 A JPH10273426 A JP H10273426A JP 9369660 A JP9369660 A JP 9369660A JP 36966097 A JP36966097 A JP 36966097A JP H10273426 A JPH10273426 A JP H10273426A
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Abstract
好で、皮膚刺激性が低く、しかも増粘性及び乳化安定性
に優れた毛髪処理剤を提供する。 【解決手段】 下記一般式で表される第4級アンモニウ
ムのアミノ酸塩(X1 はアミド基、Q- はアミノ酸のア
ニオン)を必須成分とする毛髪処理剤。 【化1】
Description
る。
ンモニウム有機酸塩として、長鎖アルキル基を有する第
4級アンモニウム塩で、対イオンにカルボン酸、スルホ
ン酸、リン酸を有するもの(特開平8−208443号
公報)が知られている。
の第4級アンモニウム塩は、生分解性、人に対する刺激
性、使用性(毛髪のスベリ、しっとり感等に代表される
使用後の風合い)について、従来のクロライド塩に比較
して改良できているが、いまだ充分とはいえない。ま
た、製品粘度が上がらず乳化安定性が悪い点や、乳化し
にくい点等の問題点があった。
問題点を解決すべく鋭意検討した結果、第4級アンモニ
ウムの対イオンがアミノ酸のアニオンであるアミノ酸ア
ンモニウム塩を必須成分とする毛髪処理剤が、生分解
性、使用性に優れ、かつ製品粘度が上がり乳化安定性も
優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
第4級アンモニウムのアミノ酸塩(A)を必須成分とす
る毛髪処理剤である。
アルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基を
表し、R2 は、アルキレン基、アルケニレン基又はヒド
ロキシアルキレン基を表し、かつ、R1 とR2 の炭素数
の合計は6〜32である。R3 及びR4 は、同一若しく
は異なって、R1 −X1 −R2 −基(式中、R1 、
X 1 、R2 は、前記と同じ)、R6 −X2 −R7 −基
(式中、X2 は、エステル基を表す。R6 は、アルキル
基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基を表し、R
7 は、アルキレン基、アルケニレン基又はヒドロキシア
ルキレン基を表し、かつ、R6 とR7 の炭素数の合計は
6〜32である)、炭素数1〜4のアルキル基、又は、
炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を表す。R5 は、
炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4のヒドロキ
シアルキル基を表す。Q- は、アミノ酸のアニオンを表
す。以下、本発明を詳細に説明する。
ンモニウムのアミノ酸塩(A)を必須成分とするもので
ある。本発明の毛髪処理剤における第4級アンモニウム
のアミノ酸塩(A)は、上記一般式(1)で表される。
上記一般式(1)において、X1 は、アミド基である。
上記アミド基は、−CONH−又は−NHCO−で表す
ことができる。
キル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であ
る。これらは、高級脂肪酸からカルボキシル基を除いた
残基、又は、1級アミンからアミノ基を除いた残基であ
ってよい。上記高級脂肪酸及び上記1級アミンとして
は、下記に説明するR1 の炭素数とR2 の炭素数との合
計についての条件を充たすかぎり特に限定されないが、
通常、炭素数6〜28のもの、好ましくは炭素数12〜
24のものである。炭素数が5以下のものでは、毛髪の
風合いが劣るばかりでなく、皮膚に対する刺激性が増す
ことがあり、炭素数が29以上のものでは、乳化性が劣
る場合がある。これらのうち、毛髪にしっとり感を与え
ることができるので、炭素数16〜24のものがより好
ましい。
ン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリ
ン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリ
スチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン
酸、ステアリン酸、ノナデシル酸、ベヘニン酸、オレイ
ン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。また、
これらの混合物であるヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪
酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、ラノリン脂肪酸、大
豆油脂肪酸等も使用することができる。
ルアミン、デシルアミン、ラウリルアルアミン、ミリス
チルアミン、セチルアミン、ステアリルアミン、ベヘニ
ルアミン、オレイルアミン等が挙げられる。
キレン基、アルケニレン基又はヒドロキシアルキレン基
である。これらは、R1 の炭素数との合計についての下
記の条件を充たすかぎり特に限定されないが、通常、炭
素数は1〜4である。このような例として、例えば、メ
チレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヒ
ドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプ
ロピル基、ヒドロキシブチル基等が挙げられる。これら
のうち、価格の面から、メチレン基、エチレン基及びプ
ロピレン基が好ましい。
と2 の炭素数との合計は、6〜32である。炭素数の合
計が6未満であると、毛髪の風合いが劣るばかりでな
く、皮膚に対する刺激性が増すことがあり、32を超え
ると、乳化性が劣ることがある。これらのうち、毛髪に
しっとり感を与えることができるので、総炭素数が16
〜28のものが好ましい。
は、同一若しくは異なって、R1 −X1 −R2 −基、R
6 −X2 −R7 −基、炭素数1〜4のアルキル基、又
は、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基である。以
下、これらについて詳細に説明する。
R1 、X1 、R2 は、上述したものと同様のものと同様
である。これらのうち、毛髪にしっとり感を与えること
ができるので、総炭素数が16〜28のものが好まし
い。上記R6 −X2 −R7 −基において、X2 は、エス
テル基である。上記エステル基は、−COO−又は−O
CO−で表すことができる。
は、アルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル
基である。これらは、高級脂肪酸からカルボキシル基を
除いた残基、又は、高級アルコールからヒドロキシル基
を除いた残基であってよい。上記高級脂肪酸及び上記高
級アルコールとしては、下記に説明するR6 の炭素数と
R7 の炭素数との合計についての条件を充たすかぎり特
に限定されないが、通常、炭素数6〜28のもの、好ま
しくは炭素数12〜24のものである。炭素数が5以下
のものでは、毛髪の風合いが劣るばかりでなく、皮膚に
対する刺激性が増すことがあり、炭素数が29以上のも
のでは、乳化性が劣る場合がある。これらのうち、毛髪
にしっとり感を与えることができるので、炭素数16〜
24のものがより好ましい。
示したもの等が挙げられる。上記高級アルコールとして
は、例えば、オクチルアルコール、デシルアルコール、
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、オレイルアルコール等が挙げられる。
は、アルキレン基、アルケニレン基又はヒドロキシアル
キレン基である。これらは、R6 の炭素数との合計につ
いての下記の条件を充たすかぎり特に限定されないが、
通常、炭素数は1〜4である。これらの例としては、例
えば、上で例示したもの等が挙げられる。
の炭素数とR7 の炭素数との合計は、6〜32である。
炭素数の合計が6未満であると、毛髪の風合いが劣るば
かりでなく、皮膚に対する刺激性が増すことがあり、3
2を超えると、乳化性が劣ることがある。これらのう
ち、毛髪にしっとり感を与えることができるので、総炭
素数が16〜28のものが好ましい。
1〜4のヒドロキシアルキル基としては、例えば、メチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヒド
ロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロ
ピル基、ヒドロキシブチル基等が挙げられる。
数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4のヒドロキシア
ルキル基である。これらの例として、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヒドロキシメチ
ル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒ
ドロキシブチル基等が挙げられる。特に、価格の面か
ら、メチル基、エチル基及びヒドロキシエチル基が好ま
しい。
(A)は、上記一般式(1)において対イオンであるQ
- を除いた一般式で表される第4級アンモニウム(a)
と、Q-で表されるアミノ酸のアニオンとから構成され
ている。上記第4級アンモニウム(a)としては、上述
の一般式(1)において対イオンであるQ- を除いた一
般式で表されるものであればよく、これを具体的に例示
すれば、例えば、表1及び表2に(1)〜(16)で示
したR1 〜R5 及びX1 の組み合わせのもの等が挙げら
れる。
(A)の対イオンであるアミノ酸のアニオンとしては、
例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソ
ロイシン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニ
ン、アスパラギン、グルタミン、フェニルアラニン、チ
ロシン、プロリン、トリプトファン、アスパラギン酸、
グルタミン酸、システィン酸、リシン、アルギニン、ヒ
スチジン等のアミノ酸のアニオンが挙げられる。
ン、ロイシン、イソロイシン、アスパラギン酸、グルタ
ミン酸、システィン酸から得られるアニオンが好まし
い。特に、価格の面及び塩交換反応のしやすさから、酸
性アミノ酸であるアスパラギン酸及びグルタミン酸がよ
り好ましい。これらは、1種又は2種以上の混合物とし
ても用いることができる。
(A)を必須成分とする本発明の毛髪処理剤は、更に、
下記一般式(2)で表される、3級アミンのアミノ酸中
和物(B)を含有することが好ましい。
基、炭素数6〜28のアルケニル基、炭素数6〜28の
ヒドロキシアルキル基、R1 −X1 −R2 −基、又は、
R6−X2 −R7 −基を表す。R9 及びR10は、同一若
しくは異なって、炭素数1〜28のアルキル基、炭素数
1〜28のアルケニル基、炭素数1〜28のヒドロキシ
アルキル基、R6 −X2 −R7 −基、又は、R1 −X1
−R2 −基を表す。QHは、アミノ酸を表す。
表す上記一般式(2)において、R8 は、炭素数6〜2
8のアルキル基、炭素数6〜28のアルケニル基、炭素
数6〜28のヒドロキシアルキル基、上記R1 −X1 −
R2 −基又は、上記R6 −X2 −R7 −基である。
素数6〜28のアルケニル基又は上記炭素数6〜28の
ヒドロキシアルキル基としては、例えば、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、ドデシル基、テト
ラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ドコシ
ル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル
基、ドコシル基、2−エチルヘキシル基、2−ヘキシル
デシル基、2−オクチルウンデシル基、ヘキセン基、ヘ
プテン基、オクテン基、ノネン基、デセニル基、ドデセ
ニル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタ
デセニル基、ヒドロキシオクタデシル基等が挙げられ
る。炭素数が5以下の基では、毛髪の風合いが劣るばか
りでなく、皮膚等に対する刺激性が増し、炭素数が29
以上の基では、乳化性が劣る場合がある。これらのう
ち、炭素数12〜24の基が好ましく、更に、毛髪にし
っとり感を与えることができるので、炭素数16〜24
の基がより好ましい。
は、同一若しくは異なって、炭素数1〜28のアルキル
基、炭素数1〜28のアルケニル基、炭素数1〜28の
ヒドロキシアルキル基、上記R6 −X2 −R7 −基、又
は、上記R1 −X1 −R2 −基である。
1〜28のアルケニル基又は炭素数1〜28のヒドロキ
シアルキル基としては、例えば、上で例示したもの等が
挙げられる。炭素数が29以上の基では、乳化性が劣る
場合がある。これらのうち、炭素数1〜24の基が好ま
しく、更に、風合いの面や、50℃における乳化安定性
がよいので、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜
4のヒドロキシアルキル基がより好ましい。
は、上記一般式(2)においてアミノ酸であるQHを除
いた一般式で表される3級アミン(b)と、QHで表さ
れるアミノ酸とから構成されている。上記3級アミン
(b)としては、上述の一般式(2)においてアミノ酸
QHを除いた一般式で表されるものであればよく、これ
を具体的に例示すれば、例えば、表3〜5に(ア)〜
(ワ)で示したR8 〜R10の組み合わせのもの等が挙げ
られる。
構成するアミノ酸としては、上記第4級アンモニウムの
アミノ酸塩(A)においてアミノ酸のアニオンとして例
示したアミノ酸を好適に用いることができる。
(A)は、通常、R1 −X1 −R2 −基を有する3級ア
ミンを製造したのち、この3級アミンを、メチルクロラ
イド等のアルキルハライド、ジメチル硫酸等のジアルキ
ル硫酸、炭酸ジメチル等の炭酸ジアルキル等のアルキル
化剤で4級化した後、アミノ酸又はその塩で塩交換する
ことにより製造することができる。特に、無機塩が発生
しない点、乳化安定性が良い点等の理由から、炭酸ジメ
チル等の炭酸ジアルキルで4級化した後、アミノ酸で塩
交換することにより製造するのが好ましい。
ミンは、通常、ジメチルアミノプロピルアミン等のアル
キルアミノアルキレンアミンと、ベヘニン酸等のカルボ
ン酸とを脱水縮合させるアミド化反応により製造するこ
とができる。上記アミド化反応において、アルキルアミ
ノアルキレンアミンの使用量は、カルボン酸に対して、
通常、0.1〜5.0倍モルであり、好ましくは0.3
〜3.0倍モルである。上記アミド化反応の反応温度
は、通常、100〜220℃、好ましくは120〜18
0℃である。100℃以下では反応が非常に遅く、22
0℃以上では着色が激しくなる。
して炭酸ジアルキルを用いた場合、使用量は、3級アミ
ンに対して、通常、0.5〜5.0倍モルであり、好ま
しくは0.7〜2.0倍モルである。上記4級化反応の
反応温度は、通常、50〜150℃、好ましくは80〜
120℃である。50℃以下では反応が非常に遅いばか
りでなく、生成物が固化し、撹拌できなくなる可能性が
あり、150℃以上では着色が激しくなる。
ミノ酸の使用量は、生成した第4級アンモニウム塩に対
して、通常、0.5〜3.0倍モル、好ましくは0.5
〜2.0倍モルである。上記アミノ酸との塩交換反応の
反応温度は、通常、50〜150℃、好ましくは70〜
120℃である。50℃以下では固化し、撹拌できなく
なる可能性があり、150℃以上では着色が激しくな
る。
は、3級アミンをアミノ酸で中和することにより製造す
ることができる。上記中和反応において、アミノ酸の使
用量は、3級アミンに対して、通常、0.5〜3.0倍
モル、好ましくは0.5〜2.0倍モルである。上記中
和反応の反応温度は、通常、50〜150℃、好ましく
は70〜120℃である。50℃以下では固化し、撹拌
できなくなる可能性があり、150℃以上では着色が激
しくなる。
(A)は、単独で使用しても、生分解性、人に対する低
刺激性、使用性(毛髪のスベリ、しっとり感等に代表さ
れる使用後の毛髪の風合い)等の性能を充分発揮する。
しかし、上記(A)と上記3級アミンのアミノ酸中和物
(B)とを併用すると、更に、毛髪処理剤の製品粘度を
上げることができ、しかも乳化安定性を更に良くするこ
とができる。この場合、(A)/(B)の重量比は、通
常、99.9/0.1〜50/50、好ましくは99.
9/0.1〜70/30である。(A)の割合が50重
量%未満になると、毛髪のスベリ、しっとり感に代表さ
れる使用後の毛髪の風合いが悪くなる場合がある。
4級アンモニウムのアミノ酸塩(A)、又は、上記
(A)と上記3級アミンのアミノ酸中和物(B)との混
合物の配合量が、通常、毛髪処理剤に対して、0.1〜
30重量%である。好ましくは、0.5〜20重量%で
ある。0.1重量%未満では、毛髪のスベリ、しっとり
感に代表される使用後の毛髪の風合いが悪くなる場合が
あり、30重量%を超えると、ゲル化しやすい。
から使用されている第4級アンモニウム塩を含有する毛
髪処理剤の用途にはすべて適用可能であるが、特に、リ
ンス、コンディショナー、トリートメント、シャンプ
ー、染毛剤、ムース等の毛髪用セット剤等に有用であ
る。
ショナー又はトリートメントとして使用する場合、通
常、上記第4級アンモニウムのアミノ酸塩(A)と、所
望により、上記3級アミンのアミノ酸中和物(B)の他
に、非イオン性界面活性剤、油分、保湿剤、キレート
剤、低級アルコール類、高分子化合物、香料、着色料、
防腐剤、紫外線吸収剤、水等を含有する。
ば、1:1型ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリ
ルジメチルアミンオキシド、モノステアリン酸グリセリ
ン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステア
リン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエ
チレングリコール、モノラウリン酸ソルビタン、モノラ
ウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエ
チレンジオレイン酸メチルグルコシド、ポリオキシエチ
レン牛脂アルキルヒドロキシミリスチレンエーテル、ジ
ステアリン酸エチレングリコール等が挙げられる。特
に、50℃の乳化安定性がよいため、モノステアリン酸
グリセリン又はモノステアリン酸エチレングリコールが
好ましい。
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の
高級アルコール類;ミリスチン酸オクチル、2−エチル
ヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ
チン酸セチル等の脂肪酸エステル類;固形パラフィン、
流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素化合物;ジメ
チルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンのメチル
基の一部に各種の有機基を導入した変性シリコーン、環
状ジメチルポリシロキサン等のシリコーン類等が挙げら
れる。特に、毛髪にしっとり感を与えることができるの
で、高級アルコール類又はシリコーン類が好ましい。
ン、ジグリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等
が挙げられる。特に、価格の面から、グリセリンが好ま
しい。上記キレート剤としては、例えば、エチレンジア
ミン四酢酸ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−1,1
−ジホスホン酸ナトリウム等が挙げられる。これらは、
必要に応じて配合することができる。
エタノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール等が挙げられる。これらは、必要に応じて配合す
ることができる。
オン化セルロース、カチオン化グアーガム、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、タンパ
ク誘導体、N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−
ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタ
イン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体等が挙げ
られる。特に、毛髪にしっとり感を与えることができる
ので、カチオン化セルロース又はカチオン化グアーガム
が好ましい。
ントとして使用する場合、本発明の毛髪処理剤における
配合量は、通常、上記第4級アンモニウムのアミノ酸塩
(A)、又は、上記(A)と上記3級アミンのアミノ酸
中和物(B)との混合物が0.5〜20重量%、上記非
イオン性界面活性剤が0〜5重量%、上記油分が0.5
〜30重量%、上記保湿剤が0〜10重量%、上記キレ
ート剤、上記低級アルコール類、上記高分子化合物等が
0〜10重量%、水が25〜99重量%である。上記油
分は、毛髪のスベリ、しっとり感に代表される使用後の
毛髪の風合いの面から、上記(A)、又は、上記(A)
と上記3級アミンのアミノ酸中和物(B)との混合物
と、上記油分との重量比が、1/1〜1/4になるよう
配合するのが好ましい。
で、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界
面活性剤等を併用してもよい。
ば、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウ
リル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸
トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪
酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンラウリルスルホコハク酸ジナトリウム、スルホコ
ハク酸ポリオキシエチレンラウロイルエタノールアミド
ジナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウ
ム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンマグネシウム、ヤシ油
脂肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシン
トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−
グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L
−グルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルメチ
ル−β−アラニンナトリウム、N−ラウロイル−N−メ
チル−β−アラニントリエタノールアミン、ラウリルリ
ン酸ナトリウム等が挙げられる。
シ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキ
ル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタ
イン、ラウロイルアミドエチルヒドロキシエチルカルボ
キシメチルベタインヒドロキシプロピルリン酸ナトリウ
ム、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等が挙
げられる。
で使用する(A)以外の第4級アンモニウム塩を使用す
ることができ、例えば、塩化ステアリルトリメチルアン
モニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化
ジステアリルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリ
ン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミドの乳酸塩、ス
テアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドの乳酸塩等が
挙げられる。
使用する場合、通常、上記第4級アンモニウムのアミノ
酸塩(A)と、所望により、上記3級アミンのアミノ酸
中和物(B)の他に、アニオン界面活性剤、両性界面活
性剤、非イオン性界面活性剤、保湿剤、キレート剤、高
分子化合物、香料、着色料、防腐剤、紫外線吸収剤、水
等を含有する。このようなアニオン界面活性剤、両性界
面活性剤、非イオン性界面活性剤、保湿剤、キレート
剤、高分子化合物としては、上述したもの等を好適に用
いることができる。
毛髪処理剤における配合量は、上記第4級アンモニウム
のアミノ酸塩(A)、又は、上記(A)と上記3級アミ
ンのアミノ酸中和物(B)との混合物が0.5〜10重
量%、上記アニオン界面活性剤が1.0〜30重量%、
上記両性界面活性剤が0〜10重量%、上記非イオン性
界面活性剤が0.5〜10重量%、上記保湿剤が0〜1
0重量%、上記キレート剤、上記高分子化合物等が0〜
5重量%、水が25〜98重量%である。
で、カチオン界面活性剤を併用してもよい。このカチオ
ン界面活性剤としては、上述したカチオン界面活性剤等
を好適に用いることができる。また、必要に応じて、そ
の他の添加剤を含有させてもよい。例えば、油分とし
て、上述した油分の他に、ステアリン酸等の高級脂肪酸
を、また、薬剤として、トリクロロカルバニリド、イオ
ウ、サリチル酸、ジンクピリチオン、イソプロピルメチ
ルフェノール等を配合することができる。
する場合、通常、上記第4級アンモニウムのアミノ酸塩
(A)と、所望により、上記3級アミンのアミノ酸中和
物(B)の他に、酸性染料、溶剤、pH調整剤、増粘
剤、水等を含有する。
が、アゾ染料又はアントラキノン染料に属するものであ
ればよい。上記溶剤としては、例えば、ベンジルアルコ
ール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;N
−メチルピロリドン等が挙げられる。上記pH調整剤と
しては、クエン酸等が挙げられる。上記増粘剤として
は、例えば、カルボキシメチルセルロース、キサンタン
ガム等が挙げられる。
処理剤における配合量は、上記第4級アンモニウムのア
ミノ酸塩(A)、又は、上記(A)と上記3級アミンの
アミノ酸中和物(B)との混合物が0.1〜5重量%、
上記酸性染料が0.5〜10重量%、上記溶剤が1〜3
0重量%、上記pH調整剤が0〜5重量%、上記増粘剤
が0〜5重量%、水が45〜98.4重量%である。
で、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性
界面活性剤、カチオン界面活性剤を併用してもよい。こ
のようなアニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオ
ン性界面活性剤及びカチオン界面活性剤としては、上述
したもの等を好適に用いることができる。また、必要に
応じて、その他の添加剤を含有させてもよい。例えば、
上述したような油分、保湿剤、キレート剤又は高分子化
合物や、香料、着色剤、防腐剤、紫外線吸収剤、水等を
配合することができる。
セット剤として使用する場合、通常、上記第4級アンモ
ニウムのアミノ酸塩(A)と、所望により、上記3級ア
ミンのアミノ酸中和物(B)の他に、高分子化合物、油
分、保湿剤、キレート剤、低級アルコール、非イオン性
界面活性剤、香料、着色料、防腐剤、紫外線吸収剤、水
等を含有する。
プレーとして使用する場合、液化石油ガス、ジメチルエ
ーテル等と共に缶に充てんする。こうすることにより、
缶を錆びさせないという利点が生じる。
ものの他に、例えば、アクリル樹脂アルカノールアミ
ン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン
・酢酸ビニル共重合体、等が挙げられる。上記油分とし
ては、上述したような油分の他に、例えば、精製モクロ
ウ、サラシミツロウ等のロウ類等が挙げられる。上記保
湿剤、キレート剤、低級アルコール類及び非イオン性界
面活性剤としては、上述したもの等を好適に用いること
ができる。
場合、本発明の毛髪処理剤における配合量は、上記第4
級アンモニウムのアミノ酸塩(A)、又は、上記(A)
と上記3級アミンのアミノ酸中和物(B)との混合物が
0.1〜10重量%、上記高分子化合物等が0.5〜2
0重量%、上記油分が0.5〜10重量%、上記保湿剤
が0〜5重量%、上記キレート剤が0〜5重量%、上記
低級アルコールが0.5〜30重量%、上記非イオン性
界面活性剤が0〜5重量%、水が15〜98.4重量%
である。
で、上述したようなアニオン界面活性剤、両性界面活性
剤及びカチオン界面活性剤を併用してもよい。
9である。3未満であるか、9を超えると、対イオンの
交換がおこるため、皮膚に対する刺激性が高くなった
り、毛髪のスベリ、しっとり感に代表される使用後の毛
髪の風合いが悪くなったり、本発明の第4級アンモニウ
ム塩としての性能が充分に発揮されない場合がある。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
0g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153gを
仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応さ
せ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。その後、撹拌式オートクレーブに、得られた脱水縮
合物424g、炭酸ジメチル99g、及び、イソプロピ
ルアルコール170gを仕込み、反応温度110〜13
0℃で、12時間撹拌し反応させた。次に、グルタミン
酸147gを投入し、反応温度60〜80℃で脱炭酸し
ながら塩交換を行った。その後、水1755gを投入
し、窒素気流下、温度60〜90℃、減圧度100mm
Hgで脱イソプロピルアルコール及び脱未反応炭酸ジメ
チルを行った。クエン酸でpHを5に調整して、表1の
(3)の化合物(a)のグルタミン酸塩を得た。
0g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153gを
仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応さ
せ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。その後、撹拌式オートクレーブに、得られた脱水縮
合物424g、及び、イソプロピルアルコール308g
を仕込み、撹拌下、反応温度80〜90℃に保ちながら
3時間かけてメチルクロライド53gを吹き込み、更に
3時間熟成させた。未反応のメチルクロライドを留去し
た後、グルタミン酸ナトリウム169g、及び、水17
55gを投入し、窒素気流下、処理温度80〜90℃、
減圧度100mmHgで塩交換を行いながら脱イソプロ
ピルアルコールを行った。クエン酸でpHを5に調整し
て、表1の(3)の化合物(a)のグルタミン酸塩を得
た。
0g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153gを
仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応さ
せ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。その後、撹拌式オートクレーブに、得られた脱水縮
合物424g、炭酸ジメチル99g、及び、イソプロピ
ルアルコール170gを仕込み、反応温度110〜13
0℃で、12時間撹拌し反応させた。次に、アスパラギ
ン酸133gを投入し、反応温度60〜80℃で脱炭酸
しながら塩交換を行った。その後、水1755gを投入
し、窒素気流下、温度60〜90℃、減圧度100mm
Hgで脱イソプロピルアルコール及び脱未反応炭酸ジメ
チルを行った。クエン酸でpHを5に調整して、表1の
(3)の化合物(a)のアスパラギン酸塩を得た。
9g、ステアリン酸43g、及び、ジメチルアミノプロ
ピルアミン153gを仕込み、反応温度140〜150
℃で脱水縮合反応させ、未反応のジメチルアミノプロピ
ルアミンを留去した。その後、撹拌式オートクレーブ
に、得られた脱水縮合物424g、炭酸ジメチル99
g、及び、イソプロピルアルコール170gを仕込み、
反応温度110〜130℃で、12時間撹拌し反応させ
た。次に、グルタミン酸147gを投入し、反応温度6
0〜80℃で脱炭酸しながら塩交換を行った。その後、
水1755gを投入して、窒素気流下、温度60〜90
℃、減圧度100mmHgで脱イソプロピルアルコール
及び脱未反応炭酸ジメチルを行った。クエン酸でpHを
5に調整して、表2の(11)の化合物(a)のグルタ
ミン酸塩を得た。
84g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153g
を仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応さ
せ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。その後、撹拌式オートクレーブに、得られた脱水縮
合物368g、炭酸ジメチル99g、及び、イソプロピ
ルアルコール170gを仕込み、反応温度110〜13
0℃で、12時間撹拌し反応させた。次に、グルタミン
酸147gを投入し、反応温度60〜80℃で脱炭酸し
ながら塩交換を行った。その後、水1587gを投入
し、窒素気流下、温度60〜90℃、減圧度100mm
Hgで脱イソプロピルアルコール及び脱未反応炭酸ジメ
チルを行った。クエン酸でpHを5に調整して、表1の
(2)の化合物(a)のグルタミン酸塩を得た。
279g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153
gを仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応
させ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。その後、撹拌式オートクレーブに、得られた脱水縮
合物368g、炭酸ジメチル99g、及び、イソプロピ
ルアルコール170gを仕込み、反応温度110〜13
0℃で、12時間撹拌し反応させた。次に、グルタミン
酸147gを投入し、反応温度60〜80℃で脱炭酸し
ながら塩交換を行った。その後、水1587gを投入
し、窒素気流下、温度60〜90℃、減圧度100mm
Hgで脱イソプロピルアルコール及び脱未反応炭酸ジメ
チルを行った。クエン酸でpHを5に調整して、表1の
(2)の化合物(a)のグルタミン酸塩を得た。
0g、ジメチルアミノエタノール134g、及び、触媒
としてp−トルエンスルホン酸を適量仕込み、反応温度
140〜150℃で脱水縮合反応させ、未反応のジメチ
ルアミノエタノールを留去した。次に、グルタミン酸1
47g、水1674gを投入し、窒素気流下、処理温度
80〜90℃で中和を行った後、クエン酸でpHを5に
調整して、表4の(ト)の化合物(b)のグルタミン酸
中和物を得た。
0g、ジメチルアミノエタノール134g、及び、触媒
としてp−トルエンスルホン酸を適量仕込み、反応温度
140〜150℃で脱水縮合反応させ、未反応のジメチ
ルアミノエタノールを留去した。次に、アスパラギン酸
133g、及び、水1674gを投入し、窒素気流下、
処理温度80〜90℃で中和を行った後、クエン酸でp
Hを5に調整して、表4の(ト)の化合物(b)のアス
パラギン酸中和物を得た。
9g、ステアリン酸43g、ジメチルアミノエタノール
134g、及び、触媒としてp−トルエンスルホン酸を
適量仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応
させ、未反応のジメチルアミノエタノールを留去した。
次に、グルタミン酸147g、及び、水1674gを投
入し、窒素気流下、処理温度80〜90℃で中和を行っ
た後、クエン酸でpHを5に調整して、表5の(ヤ)の
化合物(b)のグルタミン酸中和物を得た。
0g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153gを
仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応さ
せ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。次に、グルタミン酸147g、及び、水1713g
を投入し、窒素気流下、処理温度80〜90℃で中和を
行った後、クエン酸でpHを5に調整して、表4の
(ハ)の化合物(b)のグルタミン酸中和物を得た。
0g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153gを
仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応さ
せ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。次に、アスパラギン酸147g、及び、水1713
gを投入し、窒素気流下、処理温度80〜90℃で中和
を行った後、クエン酸でpHを5に調整して、表4の
(ハ)の化合物(b)のアスパラギン酸中和物を得た。
9g、ステアリン酸43g、及び、ジメチルアミノプロ
ピルアミン153gを仕込み、反応温度140〜150
℃で脱水縮合反応させ、未反応のジメチルアミノプロピ
ルアミンを留去した。次に、グルタミン酸147g、及
び、水1713gを投入し、窒素気流下、処理温度80
〜90℃で中和を行った後、クエン酸でpHを5に調整
して、表5の(ユ)の化合物(b)のグルタミン酸中和
物を得た。
84g、ジメチルアミノエタノール134g、及び、触
媒としてp−トルエンスルホン酸を適量仕込み、反応温
度140〜150℃で脱水縮合反応させ、未反応のジメ
チルアミノエタノールを留去した。次に、グルタミン酸
147g、水1506gを投入し、窒素気流下、処理温
度80〜90℃で中和を行った後、クエン酸でpHを5
に調整して、表4の(テ)の化合物(b)のグルタミン
酸中和物を得た。
279g、ジメチルアミノエタノール134g、及び、
触媒としてp−トルエンスルホン酸を適量仕込み、反応
温度140〜150℃で脱水縮合反応させ、未反応のジ
メチルアミノエタノールを留去した。次に、グルタミン
酸147g、及び、水1674gを投入し、窒素気流
下、処理温度80〜90℃で中和を行った後、クエン酸
でpHを5に調整して、表5の(ヨ)の化合物(b)の
グルタミン酸中和物を得た。
84g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153g
を仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応さ
せ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。次に、グルタミン酸147g、及び、水1545g
を投入し、窒素気流下、処理温度80〜90℃で中和を
行った後、クエン酸でpHを5に調整して、表4の
(ノ)の化合物(b)のグルタミン酸中和物を得た。
279g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153
gを仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応
させ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。次に、グルタミン酸147g、及び、水1545g
を投入し、窒素気流下、処理温度80〜90℃で中和を
行った後、クエン酸でpHを5に調整して、表5の
(ワ)の化合物(b)のグルタミン酸中和物を得た。
0g、及び、ジメチルアミノプロピルアミン153gを
仕込み、反応温度140〜150℃で脱水縮合反応さ
せ、未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し
た。その後、撹拌式オートクレーブに、得られた脱水縮
合物424g、炭酸ジメチル72g、及び、イソプロピ
ルアルコール170gを仕込み、反応温度110〜11
5℃に保ち、12時間撹拌し反応させた。次に、グルタ
ミン酸147gを投入し、反応温度60〜80℃で脱炭
酸しながら塩交換を行った。その後、水1741gを投
入し、窒素気流下、温度60〜90℃、減圧度100m
mHgで脱イソプロピルアルコール及び脱未反応炭酸ジ
メチルを行った。クエン酸でpHを5に調整して、表1
の(3)の化合物(a)のグルタミン酸塩及び表4の
(ハ)の化合物(b)のグルタミン酸中和物を得た。
325g、及び、モノクロル酢酸94.5gを仕込み、
反応温度90〜100℃で脱水縮合反応させた。その
後、撹拌式オートクレーブに、得られた脱水縮合物40
1.5g、及び、イソプロピルアルコール308gを仕
込み、撹拌下、反応温度80〜90℃に保ちながら3時
間かけてトリメチルアミン70gを仕込み、更に3時間
熟成させた。未反応のトリメチルアミンを留去した後、
グルタミン酸ナトリウム169g、及び、水1755g
を投入し、窒素気流下、処理温度80〜90℃、減圧度
100mmHgで塩交換を行いながら脱イソプロピルア
ルコールを行った。クエン酸でpHを5に調整して、表
1の(8)の化合物(a)のグルタミン酸塩を得た。
記載の化合物を用いて、表6〜表8に記載の組成(重量
部)に、適量の香料及び色素を加えた後、クエン酸にて
pHを5に調整し、水(残部)を加えて全量を100部
とすることにより、本発明の毛髪処理剤及び比較例の毛
髪処理剤を調製し、皮膚刺激性、風合い、生分解性、増
粘性、乳化安定性を試験した。その結果を表6〜表8に
示す。
のアミノ酸塩(A)又は3級アミンのアミノ酸中和物
(B)は、表1及び2の第4級アンモニウム(a)又は
表3〜5の3級アミン(b)と、アミノ酸との組み合わ
せで示す。また、表中の組成比率は、有効成分の純分換
算で示した。
較例1〜4で用いた添加剤は次の通りである。 高級アルコール E1: セチルアルコール E2: ステアリルアルコール E3: ベヘニルアルコール 脂肪酸エステル F1: ミリスチン酸オクチル F2: 2−エチルヘキサン酸セチル 乳化助剤 : モノステアリン酸グリセリン 保湿剤 : グリセリン 低シリコ−ン: 低重合度ジメチルポリシロキサン 高シリコーン: 高重合度ジメチルポリシロキサン
ンモニウム塩C1〜C3は、次に示す化合物である。 C1: 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム C2: 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム C3: ベヘニルトリメチルアンモニウムのステアリン
酸塩
活性剤水溶液を調製し、男女各5名によるクローズド・
パッチテスト(48時間後、上腕内側)を行い、次の基
準で評価した。結果はその合計値で示した。 −評価基準− 0 ; 反応(紅斑)無し 1 ; ごく軽度の紅斑 2 ; 明瞭な紅斑 3 ; 中程度から強度の紅斑 4 ; 肉様の紅斑
とり、水を加えて200ccとした。シャンプーで洗浄
した毛束(長さ15cm、重量5g)を40℃にて5秒
間浸漬した。次いで40℃、200ccの温水で30秒
間×2回すすぎ、その後、25℃×65%RHの雰囲気
下で一昼夜乾燥させた。風合いは、すすいだ後及び一昼
夜乾燥後の毛束の柔軟性、しっとり感、なめらかさにつ
いて、10名のパネラーを用い次の基準で採点し、その
合計点で評価した。 −採点基準− 0;標準リンスより劣る 1;標準リンスよりやや劣る 2;標準リンスと同等 3;標準リンスよりやや優れる 4;標準リンスより優れる 尚、標準リンスとしては、比較例1を用いた。
0ppm界面活性剤水溶液を調製し、OECD化学品テ
ストガイドラインの301A Die−Away試験法
に準拠し生分解性試験を行い、次の基準で評価した。 −評価基準− ◎;標準界面活性剤より生分解性が非常に良い ○;標準界面活性剤より生分解性が良い △;標準界面活性剤と生分解性が同等 ×;標準界面活性剤より生分解性が劣る 尚、標準界面活性剤としては、比較例3を用いた。
50℃、30日後の乳化安定性をチェックした。 ○;分離せず △;一部分離 ×;完全分離
ウムのアミノ酸塩(A)、又は、これと3級アミンのア
ミノ酸中和物(B)との混合物が、皮膚等に対する刺激
性が低く、毛髪の風合い、生分解性とも良好で、極めて
優れたものであることが判る。更に、増粘性、乳化安定
性にも優れる。
塩は、毛髪のスベリ、しっとり感などに代表される使用
後の毛髪の風合いが良好で、生分解性が良く、皮膚に対
する刺激性が低いことから、環境や人に優しい毛髪処理
剤として有用である。また、増粘性、乳化安定性にも優
れ、毛髪処理剤として極めて有用なものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表される、第4級
アンモニウムのアミノ酸塩(A)を必須成分とすること
を特徴とする毛髪処理剤。 〔式中、X1 は、アミド基を表す。R1 は、アルキル
基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基を表し、R
2 は、アルキレン基、アルケニレン基又はヒドロキシア
ルキレン基を表し、かつ、R1 とR2 の炭素数の合計は
6〜32である。R3 及びR4 は、同一若しくは異なっ
て、R1 −X1 −R2 −基(式中、R1 、X1 、R
2 は、前記と同じ)、R6 −X2 −R7 −基(式中、X
2 は、エステル基を表す。R6 は、アルキル基、アルケ
ニル基又はヒドロキシアルキル基を表し、R7 は、アル
キレン基、アルケニレン基又はヒドロキシアルキレン基
を表し、かつ、R6 とR7 の炭素数の合計は6〜32で
ある)、炭素数1〜4のアルキル基、又は、炭素数1〜
4のヒドロキシアルキル基を表す。R5 は、炭素数1〜
4のアルキル基又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル
基を表す。Q- は、アミノ酸のアニオンを表す。〕 - 【請求項2】 一般式(1)において、R3 及びR
4 は、同一若しくは異なって、炭素数1〜4のアルキル
基又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基である請求
項1記載の毛髪処理剤。 - 【請求項3】 更に、下記一般式(2)で表される、3
級アミンのアミノ酸中和物(B)を更に含有する請求項
1又は2記載の毛髪処理剤。 〔式中、R8 は、炭素数6〜28のアルキル基、炭素数
6〜28のアルケニル基、炭素数6〜28のヒドロキシ
アルキル基、R1 −X1 −R2 −基(式中、X1は、ア
ミド基を表す。R1 は、アルキル基、アルケニル基又は
ヒドロキシアルキル基を表し、R2 は、アルキレン基、
アルケニレン基又はヒドロキシアルキレン基を表し、か
つ、R1 とR2 の炭素数の合計は6〜32である)、又
は、R6 −X2 −R7 −基(式中、X2 は、エステル基
を表す。R6 は、アルキル基、アルケニル基又はヒドロ
キシアルキル基を表し、R7 は、アルキレン基、アルケ
ニレン基又はヒドロキシアルキレン基を表し、かつ、R
6 とR7 の炭素数の合計は6〜32である)を表す。R
9 及びR10は、同一若しくは異なって、炭素数1〜28
のアルキル基、炭素数1〜28のアルケニル基、炭素数
1〜28のヒドロキシアルキル基、R6 −X2 −R7 −
基(式中、R6 、X2 、R7 は、前記と同じ)、又は、
R1 −X1 −R2 −基(式中、R1 、X1 、R2 は、前
記と同じ)を表す。QHは、アミノ酸を表す。〕 - 【請求項4】 アミノ酸は、アスパラギン酸又はグルタ
ミン酸である請求項1、2又は3記載の毛髪処理剤。
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