JPH10276250A - 携帯端末装置 - Google Patents
携帯端末装置Info
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- JPH10276250A JPH10276250A JP7627197A JP7627197A JPH10276250A JP H10276250 A JPH10276250 A JP H10276250A JP 7627197 A JP7627197 A JP 7627197A JP 7627197 A JP7627197 A JP 7627197A JP H10276250 A JPH10276250 A JP H10276250A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯端末装置において、イヤホンマイクを回
路規模の増大や付加的なコストの増大を招くことなく、
装着に手間がかからず、携帯し忘れることもないように
する。 【解決手段】 無線電話部5とステレオ音楽再生装置1
1とを一体化し、ステレオ音楽再生装置11からの音声
信号を一対のスピーカー2a、2bからなるヘッドホン
2に供給する第1の接続状態と、無線電話部5の音声処
理部8からの受信音声信号を第1のスピーカー2aに供
給するとともに、無線電話部5におけるマイクロホンを
第2のスピーカーにより構成し、第2のスピーカーから
送信音声信号を無線電話部5に供給する第2の接続状態
とを切換スイッチ14、15によって自動的に切り換え
る第2の制御部18を設ける。
路規模の増大や付加的なコストの増大を招くことなく、
装着に手間がかからず、携帯し忘れることもないように
する。 【解決手段】 無線電話部5とステレオ音楽再生装置1
1とを一体化し、ステレオ音楽再生装置11からの音声
信号を一対のスピーカー2a、2bからなるヘッドホン
2に供給する第1の接続状態と、無線電話部5の音声処
理部8からの受信音声信号を第1のスピーカー2aに供
給するとともに、無線電話部5におけるマイクロホンを
第2のスピーカーにより構成し、第2のスピーカーから
送信音声信号を無線電話部5に供給する第2の接続状態
とを切換スイッチ14、15によって自動的に切り換え
る第2の制御部18を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯端末装置に
関し、特に、携帯電話などの無線電話に適用して好適な
ものである。
関し、特に、携帯電話などの無線電話に適用して好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線電話には、イヤホンやスピー
カーとマイクロホンとを一体化させたイヤホンマイクと
呼ばれるアクセサリーが別途で販売されている。このイ
ヤホンマイクは、特に騒音レベルの高いところなどでの
使用が推奨されているが、イヤホンマイクを使用しない
で通話を行うか、または使用して通話を行うかは無線電
話を利用するユーザーの判断によって決められる。
カーとマイクロホンとを一体化させたイヤホンマイクと
呼ばれるアクセサリーが別途で販売されている。このイ
ヤホンマイクは、特に騒音レベルの高いところなどでの
使用が推奨されているが、イヤホンマイクを使用しない
で通話を行うか、または使用して通話を行うかは無線電
話を利用するユーザーの判断によって決められる。
【0003】このように、ユーザーがイヤホンマイクを
使用する場合と使用しない場合とについての無線電話の
動作を以下に説明する。
使用する場合と使用しない場合とについての無線電話の
動作を以下に説明する。
【0004】まず、無線電話による通話をイヤホンマイ
クを使用しないで行う場合について説明する。すなわ
ち、図3Aに示すように、まず、無線電話端末100は
アンテナ101を通じて信号を受信する。受信された信
号は無線部102に供給され、周波数変換およびチャン
ネル選択が行われた後、変復調部103に供給されて復
調される。この復調された信号は音声処理部104に供
給されて受信音声信号となって出力される。この受信音
声信号は、受信音声切換スイッチ105を通って受信音
声増幅器106に供給され、増幅されて、スピーカー1
07に供給され音声として出力される。
クを使用しないで行う場合について説明する。すなわ
ち、図3Aに示すように、まず、無線電話端末100は
アンテナ101を通じて信号を受信する。受信された信
号は無線部102に供給され、周波数変換およびチャン
ネル選択が行われた後、変復調部103に供給されて復
調される。この復調された信号は音声処理部104に供
給されて受信音声信号となって出力される。この受信音
声信号は、受信音声切換スイッチ105を通って受信音
声増幅器106に供給され、増幅されて、スピーカー1
07に供給され音声として出力される。
【0005】一方、マイクロホン108に入力されたユ
ーザーの音声は音声信号に変換され、送信音声増幅器1
09に供給される。次に、この送信音声増幅器109で
増幅された音声信号は送信音声切換スイッチ110を通
って音声処理部104に供給される。その後、この音声
信号は変復調部103に供給されて変調される。この変
調された信号は無線部102に供給されて所定の周波数
および電力に合わされ、アンテナ101から送信され
る。
ーザーの音声は音声信号に変換され、送信音声増幅器1
09に供給される。次に、この送信音声増幅器109で
増幅された音声信号は送信音声切換スイッチ110を通
って音声処理部104に供給される。その後、この音声
信号は変復調部103に供給されて変調される。この変
調された信号は無線部102に供給されて所定の周波数
および電力に合わされ、アンテナ101から送信され
る。
【0006】また、上述の無線部102、変復調部10
3および音声処理部104は、制御部111によって制
御されている。この制御部111は、無線部102、変
復調部103および音声処理部104を制御するととも
に、これらからの制御信号を受け取ることができるよう
になっている。さらに、制御部111によって、イヤホ
ンマイクがイヤホンマイク装着端子112に接続されて
いるか、または、接続されていないかといった検出を行
うこともできる。ここで、上述のように通話の際にイヤ
ホンマイクを使用しない場合、すなわち無線電話端末1
00にイヤホンマイクが接続されていない場合には、制
御部111は、図3Aに示すように、受信音声切換スイ
ッチ105をスピーカー107側に、送信音声切換スイ
ッチ110をマイクロホン108側に接続する。ここ
で、この受信音声切換スイッチ105の他方の端子はイ
ヤホンマイク出力用増幅器113を介して、送信音声切
換スイッチ110の他方の端子はイヤホンマイク入力用
増幅器114を介して、それぞれイヤホンマイク装着端
子112と接続されている。
3および音声処理部104は、制御部111によって制
御されている。この制御部111は、無線部102、変
復調部103および音声処理部104を制御するととも
に、これらからの制御信号を受け取ることができるよう
になっている。さらに、制御部111によって、イヤホ
ンマイクがイヤホンマイク装着端子112に接続されて
いるか、または、接続されていないかといった検出を行
うこともできる。ここで、上述のように通話の際にイヤ
ホンマイクを使用しない場合、すなわち無線電話端末1
00にイヤホンマイクが接続されていない場合には、制
御部111は、図3Aに示すように、受信音声切換スイ
ッチ105をスピーカー107側に、送信音声切換スイ
ッチ110をマイクロホン108側に接続する。ここ
で、この受信音声切換スイッチ105の他方の端子はイ
ヤホンマイク出力用増幅器113を介して、送信音声切
換スイッチ110の他方の端子はイヤホンマイク入力用
増幅器114を介して、それぞれイヤホンマイク装着端
子112と接続されている。
【0007】次に、イヤホンマイクを用いて通話を行う
場合について説明する。すなわち、無線電話端末100
にイヤホンマイク115が接続されていない状態で着呼
があった場合、まず、無線電話の呼び出し音が鳴る。そ
の呼び出し音を聞いたユーザーは、無線電話の外側に設
けられたボタンを押して電話に出る。その後、ユーザー
はイヤホンマイク115の端子をイヤホンマイク装着端
子112に接続して通話を行う。
場合について説明する。すなわち、無線電話端末100
にイヤホンマイク115が接続されていない状態で着呼
があった場合、まず、無線電話の呼び出し音が鳴る。そ
の呼び出し音を聞いたユーザーは、無線電話の外側に設
けられたボタンを押して電話に出る。その後、ユーザー
はイヤホンマイク115の端子をイヤホンマイク装着端
子112に接続して通話を行う。
【0008】このイヤホンマイク115がイヤホンマイ
ク装着端子112を通じて無線電話端末100に接続さ
れると同時に、図3Bに示すように、制御部111は、
受信音声切換スイッチ105をイヤホンマイク115の
スピーカー115a側に、送信音声切換スイッチ110
をイヤホンマイク115のマイクロホン115b側に切
り換える。すなわち、制御部111は、受信音声切換ス
イッチ105および送信音声切換スイッチ110をイヤ
ホンマイク装着端子112側に切り換える。
ク装着端子112を通じて無線電話端末100に接続さ
れると同時に、図3Bに示すように、制御部111は、
受信音声切換スイッチ105をイヤホンマイク115の
スピーカー115a側に、送信音声切換スイッチ110
をイヤホンマイク115のマイクロホン115b側に切
り換える。すなわち、制御部111は、受信音声切換ス
イッチ105および送信音声切換スイッチ110をイヤ
ホンマイク装着端子112側に切り換える。
【0009】この制御部111による切り換えによっ
て、アンテナ101が受信した信号は、イヤホンマイク
115を使用せずに通話を行った上述の場合と同様にし
て、無線部102、変復調部103、音声処理部104
および送信音声切換スイッチ105を経て、イヤホンマ
イク出力用増幅器113で増幅され、イヤホンマイク1
15のスピーカー115aから音声として出力される。
て、アンテナ101が受信した信号は、イヤホンマイク
115を使用せずに通話を行った上述の場合と同様にし
て、無線部102、変復調部103、音声処理部104
および送信音声切換スイッチ105を経て、イヤホンマ
イク出力用増幅器113で増幅され、イヤホンマイク1
15のスピーカー115aから音声として出力される。
【0010】また一方で、ユーザーが発した音声は、イ
ヤホンマイク115のマイクロホン115bに入力され
音声信号に変換された後、イヤホンマイク入力増幅器1
14に供給され、増幅される。その後、この音声信号
は、イヤホンマイク115を使用せずに通話を行った上
述の場合と同様にして、送信音声切換スイッチ110、
音声処理部104、変復調部103および無線部102
を順次経てアンテナ101から送信される。
ヤホンマイク115のマイクロホン115bに入力され
音声信号に変換された後、イヤホンマイク入力増幅器1
14に供給され、増幅される。その後、この音声信号
は、イヤホンマイク115を使用せずに通話を行った上
述の場合と同様にして、送信音声切換スイッチ110、
音声処理部104、変復調部103および無線部102
を順次経てアンテナ101から送信される。
【0011】以上のことはこれから電話をかけようとす
る場合においても同様であり、ユーザーは、周りの騒音
レベルなどを考慮し、ユーザーの判断によってイヤホン
マイク115を無線電話端末100に接続した後、無線
電話端末100に設けられたボタンを押すなどして、電
話をかける。
る場合においても同様であり、ユーザーは、周りの騒音
レベルなどを考慮し、ユーザーの判断によってイヤホン
マイク115を無線電話端末100に接続した後、無線
電話端末100に設けられたボタンを押すなどして、電
話をかける。
【0012】このようなイヤホンマイク115の使用
は、騒音レベルの高いところなどでの通話が容易になる
という利点を有している。
は、騒音レベルの高いところなどでの通話が容易になる
という利点を有している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イヤホ
ンマイク115を使用する際に、鞄などからイヤホンマ
イクを取り出し、無線電話に装着するなどの方法は、ユ
ーザーにとっては手間がかかり面倒なことである。この
ため、イヤホンマイク115は実際に使用されることが
少ない。また、イヤホンマイク115は、通常、無線電
話端末100とは別に持ち運ぶ必要があるため、携帯す
ることを忘れてしまう場合も想定される。
ンマイク115を使用する際に、鞄などからイヤホンマ
イクを取り出し、無線電話に装着するなどの方法は、ユ
ーザーにとっては手間がかかり面倒なことである。この
ため、イヤホンマイク115は実際に使用されることが
少ない。また、イヤホンマイク115は、通常、無線電
話端末100とは別に持ち運ぶ必要があるため、携帯す
ることを忘れてしまう場合も想定される。
【0014】したがって、この発明の目的は、回路規模
の増大や付加的なコストの増大を招くことなく、装着に
手間がかからず、携帯し忘れることもない、使用しやす
いイヤホンマイクを備えた携帯端末装置を提供すること
にある。
の増大や付加的なコストの増大を招くことなく、装着に
手間がかからず、携帯し忘れることもない、使用しやす
いイヤホンマイクを備えた携帯端末装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、音声信号の再生を行う音声再生部と、
音声再生部からの音声信号を再生するための音声出力部
と、受信部および送信部からなる無線電話装置と、音声
再生部からの音声信号を音声出力部に供給する第1の接
続状態と、受信部からの受信音声信号を音声出力部に供
給するとともに、音声を入力するための音声入力部から
の送信音声信号を送信部に供給する第2の接続状態とを
自動的に切り換える切り換え手段と、切り換え手段を制
御する信号を発生する手段とからなることを特徴とする
携帯端末装置である。
に、この発明は、音声信号の再生を行う音声再生部と、
音声再生部からの音声信号を再生するための音声出力部
と、受信部および送信部からなる無線電話装置と、音声
再生部からの音声信号を音声出力部に供給する第1の接
続状態と、受信部からの受信音声信号を音声出力部に供
給するとともに、音声を入力するための音声入力部から
の送信音声信号を送信部に供給する第2の接続状態とを
自動的に切り換える切り換え手段と、切り換え手段を制
御する信号を発生する手段とからなることを特徴とする
携帯端末装置である。
【0016】上述のように構成されたこの発明による携
帯端末装置においては、音声再生部と無線電話装置とを
一体化し、音声再生部からの音声信号を音声出力部に供
給する第1の接続状態と、受信部からの受信音声信号を
音声出力部に供給するとともに音声入力部からの送信音
声信号を送信部に供給する第2の接続状態とを、自動的
に切り換えるようにしていることにより、回路規模の増
大や付加的なコストの増大を招くこともなく、装着する
ための手間がかからず、携帯し忘れることもない、音声
出力部および音声入力部からなるイヤホンマイクを備え
た携帯端末装置を得ることができる。
帯端末装置においては、音声再生部と無線電話装置とを
一体化し、音声再生部からの音声信号を音声出力部に供
給する第1の接続状態と、受信部からの受信音声信号を
音声出力部に供給するとともに音声入力部からの送信音
声信号を送信部に供給する第2の接続状態とを、自動的
に切り換えるようにしていることにより、回路規模の増
大や付加的なコストの増大を招くこともなく、装着する
ための手間がかからず、携帯し忘れることもない、音声
出力部および音声入力部からなるイヤホンマイクを備え
た携帯端末装置を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。まず、この発明の第1
の実施形態による携帯端末装置について説明する。図1
は、ヘッドホンを備えたステレオ音楽再生装置と無線電
話とが一体化された携帯端末装置の一例を示し、図2は
この携帯端末装置のブロック図を示す。
て図面を参照しながら説明する。まず、この発明の第1
の実施形態による携帯端末装置について説明する。図1
は、ヘッドホンを備えたステレオ音楽再生装置と無線電
話とが一体化された携帯端末装置の一例を示し、図2は
この携帯端末装置のブロック図を示す。
【0018】図1および図2に示すように、携帯端末装
置は、携帯端末1、外部に設けられたヘッドホン2およ
びアンテナ3から構成されている。これらの携帯端末1
とヘッドホン2とはヘッドホン装着端子4を通じて互い
に接続され、携帯端末1とアンテナ3とは入出力端子1
aを通じて接続されている。
置は、携帯端末1、外部に設けられたヘッドホン2およ
びアンテナ3から構成されている。これらの携帯端末1
とヘッドホン2とはヘッドホン装着端子4を通じて互い
に接続され、携帯端末1とアンテナ3とは入出力端子1
aを通じて接続されている。
【0019】また、図2に示す携帯端末1の無線電話部
5において、アンテナ3が受信した受信信号は端子5a
を通じて、無線部6に供給されて周波数変換およびチャ
ンネル選択される。その後、この受信信号は変復調部7
に供給されて復調される。この復調された信号は音声処
理部8に供給されて受信音声信号に変換され、端子5b
を通じて無線電話部5の外部に供給される。
5において、アンテナ3が受信した受信信号は端子5a
を通じて、無線部6に供給されて周波数変換およびチャ
ンネル選択される。その後、この受信信号は変復調部7
に供給されて復調される。この復調された信号は音声処
理部8に供給されて受信音声信号に変換され、端子5b
を通じて無線電話部5の外部に供給される。
【0020】さらに、無線電話部5には、リンガー10
が接続されている。このリンガー10により、無線電話
部5に受信信号が供給された際に着呼音を鳴らすことが
でき、ユーザーに無線電話の着呼を知らせることができ
る。
が接続されている。このリンガー10により、無線電話
部5に受信信号が供給された際に着呼音を鳴らすことが
でき、ユーザーに無線電話の着呼を知らせることができ
る。
【0021】また、携帯端末1において、例えばポータ
ブルカセットプレーヤなどと同等の働きをするステレオ
音楽再生装置11が設けられている。このステレオ音楽
再生装置11には、左右2つの音楽帯域出力が設けられ
ており、それぞれの音楽帯域出力11a、11bにそれ
ぞれ音楽再生用増幅器12、13が接続されている。そ
して、これらの音楽再生用増幅器12、13によってス
テレオ音楽再生装置11から出力された音声を適当な音
量まで増幅することができる。これらの音楽再生用増幅
器12、13のそれぞれの出力は、それぞれ切換スイッ
チ14、15の一方の端子を通じて、ともにヘッドホン
装着端子4に接続されている。このヘッドホン装着端子
4に接続されている切換スイッチ14においては、その
他方の端子が、受信音声増幅器16の出力に接続されて
いる。また、受信音声増幅器16の入力は無線電話部5
における音声処理部8の出力側に接続されている。すな
わち、無線電話部5の出力は受信音声増幅器16を介し
て切換スイッチ14に接続されている。ヘッドホン装着
端子4に接続されているもう一方の切換スイッチ15の
他方の端子は、送信音声増幅器17の入力に接続されて
おり、その出力は無線電話部5の音声処理部8の入力側
に接続されている。これらの無線電話部5、ステレオ音
楽再生装置11および切換スイッチ14、15は第2の
制御部18によって制御される。
ブルカセットプレーヤなどと同等の働きをするステレオ
音楽再生装置11が設けられている。このステレオ音楽
再生装置11には、左右2つの音楽帯域出力が設けられ
ており、それぞれの音楽帯域出力11a、11bにそれ
ぞれ音楽再生用増幅器12、13が接続されている。そ
して、これらの音楽再生用増幅器12、13によってス
テレオ音楽再生装置11から出力された音声を適当な音
量まで増幅することができる。これらの音楽再生用増幅
器12、13のそれぞれの出力は、それぞれ切換スイッ
チ14、15の一方の端子を通じて、ともにヘッドホン
装着端子4に接続されている。このヘッドホン装着端子
4に接続されている切換スイッチ14においては、その
他方の端子が、受信音声増幅器16の出力に接続されて
いる。また、受信音声増幅器16の入力は無線電話部5
における音声処理部8の出力側に接続されている。すな
わち、無線電話部5の出力は受信音声増幅器16を介し
て切換スイッチ14に接続されている。ヘッドホン装着
端子4に接続されているもう一方の切換スイッチ15の
他方の端子は、送信音声増幅器17の入力に接続されて
おり、その出力は無線電話部5の音声処理部8の入力側
に接続されている。これらの無線電話部5、ステレオ音
楽再生装置11および切換スイッチ14、15は第2の
制御部18によって制御される。
【0022】一方、ヘッドホン2は、第1のスピーカー
2aと第2のスピーカー2bとで構成されており、例え
ば、携帯端末1におけるステレオ音楽再生装置11から
の再生された音声信号を音声として出力することができ
るようになっている。また、ヘッドホン2の第2のスピ
ーカー2bは、後述するように、無線電話部5の音声処
理部8に音声信号を供給するマイクロホンとしても用い
る。これは、次に述べるような理由により、スピーカー
をマイクロホンとして用いることができるからである。
2aと第2のスピーカー2bとで構成されており、例え
ば、携帯端末1におけるステレオ音楽再生装置11から
の再生された音声信号を音声として出力することができ
るようになっている。また、ヘッドホン2の第2のスピ
ーカー2bは、後述するように、無線電話部5の音声処
理部8に音声信号を供給するマイクロホンとしても用い
る。これは、次に述べるような理由により、スピーカー
をマイクロホンとして用いることができるからである。
【0023】すなわち、一般にマイクロホンは空気の振
動である音を電気信号に変換するものであり、スピーカ
ーは電気信号を空気の振動に変換して音を鳴らすもので
ある。このことは、マイクロホンの動作とスピーカーの
動作とがそれぞれ全く可逆的な動作であることを示す。
この可逆的な動作を、マイクロホンとスピーカーとにつ
いてそれぞれ具体的に説明する。
動である音を電気信号に変換するものであり、スピーカ
ーは電気信号を空気の振動に変換して音を鳴らすもので
ある。このことは、マイクロホンの動作とスピーカーの
動作とがそれぞれ全く可逆的な動作であることを示す。
この可逆的な動作を、マイクロホンとスピーカーとにつ
いてそれぞれ具体的に説明する。
【0024】まず、マイクロホンの動作については、ダ
イナミック型のマイクロホンを例として説明する。すな
わち、マイクロホンに向かって音を出した場合、マイク
ロホンの内部に設けられている振動膜は音を空気の振動
として受け、この空気振動に伴って振動膜自体も振動す
る。このとき、振動膜に固定して設けられているコイル
は、この膜とともに空気の振動に従って振動する。ま
た、このコイルは、マイクロホンの筐体に振動しないよ
うに固定されている磁石の作る定常磁界の中に設けられ
ている。このため、振動膜に対して固定されているコイ
ルは定常磁界の中を運動することになり、このコイルに
は誘導電流が生じる。以上のようにして、マイクロホン
は、空気の振動である音を誘導電流といった電気エネル
ギーに変換することができる。
イナミック型のマイクロホンを例として説明する。すな
わち、マイクロホンに向かって音を出した場合、マイク
ロホンの内部に設けられている振動膜は音を空気の振動
として受け、この空気振動に伴って振動膜自体も振動す
る。このとき、振動膜に固定して設けられているコイル
は、この膜とともに空気の振動に従って振動する。ま
た、このコイルは、マイクロホンの筐体に振動しないよ
うに固定されている磁石の作る定常磁界の中に設けられ
ている。このため、振動膜に対して固定されているコイ
ルは定常磁界の中を運動することになり、このコイルに
は誘導電流が生じる。以上のようにして、マイクロホン
は、空気の振動である音を誘導電流といった電気エネル
ギーに変換することができる。
【0025】次に、スピーカーの動作について説明す
る。すなわち、スピーカーにおいて、まず、振動膜に固
定され、かつ定常磁界中に設けられているコイルに、音
声信号などの変動電流を流す。これによって、コイルに
磁界が生じる。この磁界と、スピーカーの筐体に固定さ
れている磁石の作る定常磁界との相互作用によって振動
膜が振動する。そして、この振動が空気に伝わり、音と
して出力される。
る。すなわち、スピーカーにおいて、まず、振動膜に固
定され、かつ定常磁界中に設けられているコイルに、音
声信号などの変動電流を流す。これによって、コイルに
磁界が生じる。この磁界と、スピーカーの筐体に固定さ
れている磁石の作る定常磁界との相互作用によって振動
膜が振動する。そして、この振動が空気に伝わり、音と
して出力される。
【0026】以上述べたように、スピーカーとマイクロ
ホンとは、全く逆の動作をするものであるので、スピー
カーへの信号の入力およびスピーカーからの信号の出力
を制御することによって、スピーカーをマイクロホンと
して用いることができる。
ホンとは、全く逆の動作をするものであるので、スピー
カーへの信号の入力およびスピーカーからの信号の出力
を制御することによって、スピーカーをマイクロホンと
して用いることができる。
【0027】次に、上述のように構成された携帯端末装
置の動作について説明する。通常、音楽などを聴いてい
る場合には、図2に示すように、ステレオ音楽再生装置
11から出力された再生信号がそれぞれ音楽再生用増幅
器12、13に供給される。この再生信号はこれらの音
楽再生用増幅器12、13において増幅された後、それ
ぞれ切換スイッチ14、15およびヘッドホン装着端子
4を通って、それぞれスピーカー2a、2bに供給さ
れ、音声として出力される。
置の動作について説明する。通常、音楽などを聴いてい
る場合には、図2に示すように、ステレオ音楽再生装置
11から出力された再生信号がそれぞれ音楽再生用増幅
器12、13に供給される。この再生信号はこれらの音
楽再生用増幅器12、13において増幅された後、それ
ぞれ切換スイッチ14、15およびヘッドホン装着端子
4を通って、それぞれスピーカー2a、2bに供給さ
れ、音声として出力される。
【0028】このような音楽再生中に、無線電話部5に
着呼があった場合には、まず、無線電話部5の制御部9
は第2の制御部18に着呼があったことを通知する。次
に、この通知を受けた第2の制御部18は、ステレオ音
楽再生装置11の音楽再生の音量を下げ、特定の音を発
生させてヘッドホン2のそれぞれのスピーカー2a、2
bから着呼音を出力する制御を行う。このようにして、
着呼をユーザーに通知する。
着呼があった場合には、まず、無線電話部5の制御部9
は第2の制御部18に着呼があったことを通知する。次
に、この通知を受けた第2の制御部18は、ステレオ音
楽再生装置11の音楽再生の音量を下げ、特定の音を発
生させてヘッドホン2のそれぞれのスピーカー2a、2
bから着呼音を出力する制御を行う。このようにして、
着呼をユーザーに通知する。
【0029】ユーザーはこの着呼に対して、図1に示す
ような携帯端末1の外面に設けられているボタン1bな
どを押すことにより、相手との通話を開始しようとす
る。これと同時に、第2の制御部18はユーザーのボタ
ン操作を検知し、切換スイッチ14を受信音声増幅器1
6側に切り換えるとともに切換スイッチ15を送信音声
増幅器17側に切り換える。
ような携帯端末1の外面に設けられているボタン1bな
どを押すことにより、相手との通話を開始しようとす
る。これと同時に、第2の制御部18はユーザーのボタ
ン操作を検知し、切換スイッチ14を受信音声増幅器1
6側に切り換えるとともに切換スイッチ15を送信音声
増幅器17側に切り換える。
【0030】この切り換えによって、無線電話部9から
の音声出力は受信音声増幅器16、切換スイッチ14を
経て、第1のスピーカー2aから通話相手の音声として
出力される。これに対して、ユーザーがマイクロホンと
して用いられる第2のスピーカーを手に持つなどして、
口に近接させ、第2のスピーカー2bに向かって音声を
発する。この音声は第2のスピーカー2bに入力され、
音声信号に変換されて、ヘッドホン装着端子4、切換ス
イッチ15、送信音声増幅器17および端子5cを経
て、無線電話部5の音声処理部8に供給される。次に、
この音声信号は音声処理部8において所定の信号処理が
行われ、変復調部7に供給されて変調され、無線部6に
供給される。無線部6において、この音声信号に所定の
信号処理が行われた後、この音声信号は無線電話部5の
端子5aと携帯端末1の入出力端子1aとを順次通っ
て、アンテナ3から送信される。これによって、ユーザ
ーの音声を通話相手に伝えることができる。
の音声出力は受信音声増幅器16、切換スイッチ14を
経て、第1のスピーカー2aから通話相手の音声として
出力される。これに対して、ユーザーがマイクロホンと
して用いられる第2のスピーカーを手に持つなどして、
口に近接させ、第2のスピーカー2bに向かって音声を
発する。この音声は第2のスピーカー2bに入力され、
音声信号に変換されて、ヘッドホン装着端子4、切換ス
イッチ15、送信音声増幅器17および端子5cを経
て、無線電話部5の音声処理部8に供給される。次に、
この音声信号は音声処理部8において所定の信号処理が
行われ、変復調部7に供給されて変調され、無線部6に
供給される。無線部6において、この音声信号に所定の
信号処理が行われた後、この音声信号は無線電話部5の
端子5aと携帯端末1の入出力端子1aとを順次通っ
て、アンテナ3から送信される。これによって、ユーザ
ーの音声を通話相手に伝えることができる。
【0031】その後、ユーザーやその通話相手が電話を
切ることによって、ユーザーと通話相手との通話が終了
すると、第1の制御部9はこの通話の終了を検知して第
2の制御部18に通話が終了したことを通知する。この
通知を受けた第2の制御部18は、切換スイッチ14を
音楽再生用増幅器12側に、切換スイッチ15を音楽再
生用増幅器13側にそれぞれ自動的に切り換える。この
切り換えによって、ユーザーは再びステレオ音楽再生装
置11からの音楽をスピーカー2を通して聞くことがで
きる。
切ることによって、ユーザーと通話相手との通話が終了
すると、第1の制御部9はこの通話の終了を検知して第
2の制御部18に通話が終了したことを通知する。この
通知を受けた第2の制御部18は、切換スイッチ14を
音楽再生用増幅器12側に、切換スイッチ15を音楽再
生用増幅器13側にそれぞれ自動的に切り換える。この
切り換えによって、ユーザーは再びステレオ音楽再生装
置11からの音楽をスピーカー2を通して聞くことがで
きる。
【0032】以上のように、第2の制御部18が切換ス
イッチ14、15を制御して、ステレオ音楽再生装置1
1からの出力と無線電話部5の入出力とを切り換えるよ
うにしていることにより、携帯端末装置を、ポータブル
カセットプレーヤなどの携帯用音声再生装置および携帯
電話などの無線電話端末として必要に応じて切り換えて
使用することができるようになる。
イッチ14、15を制御して、ステレオ音楽再生装置1
1からの出力と無線電話部5の入出力とを切り換えるよ
うにしていることにより、携帯端末装置を、ポータブル
カセットプレーヤなどの携帯用音声再生装置および携帯
電話などの無線電話端末として必要に応じて切り換えて
使用することができるようになる。
【0033】以上説明したように、この第1の実施形態
によれば、ヘッドホン2を備えたステレオ音楽再生装置
11と無線電話部5とを一体化し、それらにさらに音楽
再生用増幅器12、13、受信音声増幅器16および送
信音声増幅器17を備え、音楽再生用増幅器12、13
のそれぞれと受信音声増幅器16および送信音声増幅器
17のそれぞれとを第2の制御部18によって切り換え
ることによって、ヘッドホン2を無線電話におけるイヤ
ホンマイクとして利用しているので、回路規模の増大お
よび付加的なコストの増大を招くことなく、装着に手間
がかからず、携帯し忘れることもないユーザーにとって
使用しやすいイヤホンマイクを備えた携帯端末装置を得
ることができる。
によれば、ヘッドホン2を備えたステレオ音楽再生装置
11と無線電話部5とを一体化し、それらにさらに音楽
再生用増幅器12、13、受信音声増幅器16および送
信音声増幅器17を備え、音楽再生用増幅器12、13
のそれぞれと受信音声増幅器16および送信音声増幅器
17のそれぞれとを第2の制御部18によって切り換え
ることによって、ヘッドホン2を無線電話におけるイヤ
ホンマイクとして利用しているので、回路規模の増大お
よび付加的なコストの増大を招くことなく、装着に手間
がかからず、携帯し忘れることもないユーザーにとって
使用しやすいイヤホンマイクを備えた携帯端末装置を得
ることができる。
【0034】次に、この発明の第2の実施形態による携
帯端末装置について説明する。この第2の実施形態にお
いては、図3に示すように、無線電話におけるスピーカ
ーとして利用される第1のスピーカー2aにリング状の
第1の保持部2cが設けられ、マイクロホンとして利用
される第2のスピーカー2bにリング状の第2の保持部
2dが設けられている。そして、通話を行う際には、第
1のスピーカー2aを親指に、第2のスピーカー2bを
小指に固定し、この状態で第1のスピーカー2aを耳に
近接させつつ、第2のスピーカー2bを口に近接させて
通話を行うようにする。その他のことについては第1の
実施形態と同様である。
帯端末装置について説明する。この第2の実施形態にお
いては、図3に示すように、無線電話におけるスピーカ
ーとして利用される第1のスピーカー2aにリング状の
第1の保持部2cが設けられ、マイクロホンとして利用
される第2のスピーカー2bにリング状の第2の保持部
2dが設けられている。そして、通話を行う際には、第
1のスピーカー2aを親指に、第2のスピーカー2bを
小指に固定し、この状態で第1のスピーカー2aを耳に
近接させつつ、第2のスピーカー2bを口に近接させて
通話を行うようにする。その他のことについては第1の
実施形態と同様である。
【0035】なお、これらの第1のスピーカー2aおよ
び第2のスピーカー2bのそれぞれの保持部2c、2d
の形状は、指に装着および固定しやすい形状であれば必
ずしもリング状に限らない。
び第2のスピーカー2bのそれぞれの保持部2c、2d
の形状は、指に装着および固定しやすい形状であれば必
ずしもリング状に限らない。
【0036】この第2の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができるとともに、第1の
スピーカー2aおよび第2のスピーカー2bのそれぞれ
にリング状の保持部2c、2dを設け、それらを所定の
指に装着して通話を行うようにしていることにより、普
通の電話の受話器を持つような自然な体勢で通話を行う
ことができる。
形態と同様の効果を得ることができるとともに、第1の
スピーカー2aおよび第2のスピーカー2bのそれぞれ
にリング状の保持部2c、2dを設け、それらを所定の
指に装着して通話を行うようにしていることにより、普
通の電話の受話器を持つような自然な体勢で通話を行う
ことができる。
【0037】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0038】例えば上述の第1および第2の実施形態に
おいては、一対のスピーカーからなるヘッドホン2の第
1のスピーカーを無線電話部5におけるスピーカーとし
て利用し、第2のスピーカーを無線電話部5におけるマ
イクロホンとして利用しているが、ヘッドホン2の一対
のスピーカー2a、2bをともに無線電話部5における
スピーカーとして利用するようにしてもよい。このとき
無線電話部5におけるマイクロホンはヘッドホン2とは
別に設けられ、このマイクロホンを用いての通話を行う
際には、マイクロホンは無線電話部5とステレオ音楽再
生装置11とを切り換えるための切換スイッチを介し
て、無線電話部5の入力端子5cと接続される。また、
このマイクロホンは携帯端末1に外部接続するようにし
ても、携帯端末1に内蔵するようにしてもよい。さら
に、上述のようにマイクロホンが設けられているなら
ば、無線電話部5およびステレオ音楽再生装置11の音
声出力部として、一対のスピーカーからなるヘッドホン
2を用いる代わりに、1つのスピーカーからなるイヤホ
ンを用いることも可能である。
おいては、一対のスピーカーからなるヘッドホン2の第
1のスピーカーを無線電話部5におけるスピーカーとし
て利用し、第2のスピーカーを無線電話部5におけるマ
イクロホンとして利用しているが、ヘッドホン2の一対
のスピーカー2a、2bをともに無線電話部5における
スピーカーとして利用するようにしてもよい。このとき
無線電話部5におけるマイクロホンはヘッドホン2とは
別に設けられ、このマイクロホンを用いての通話を行う
際には、マイクロホンは無線電話部5とステレオ音楽再
生装置11とを切り換えるための切換スイッチを介し
て、無線電話部5の入力端子5cと接続される。また、
このマイクロホンは携帯端末1に外部接続するようにし
ても、携帯端末1に内蔵するようにしてもよい。さら
に、上述のようにマイクロホンが設けられているなら
ば、無線電話部5およびステレオ音楽再生装置11の音
声出力部として、一対のスピーカーからなるヘッドホン
2を用いる代わりに、1つのスピーカーからなるイヤホ
ンを用いることも可能である。
【0039】また、例えば上述の第1および第2の実施
形態において、ステレオ音楽と無線電話の音声の周波数
帯域の差を吸収するために、各々の増幅器と切換スイッ
チ14、15との間、音楽再生用増幅器12、13とス
テレオ音楽再生装置11との間、または、受信音声増幅
器16および送信音声増幅器17と無線電話部5との間
にバンドパスフィルターを設けるようにしてもよい。
形態において、ステレオ音楽と無線電話の音声の周波数
帯域の差を吸収するために、各々の増幅器と切換スイッ
チ14、15との間、音楽再生用増幅器12、13とス
テレオ音楽再生装置11との間、または、受信音声増幅
器16および送信音声増幅器17と無線電話部5との間
にバンドパスフィルターを設けるようにしてもよい。
【0040】また、例えば上述の第1および第2の実施
形態においては、音楽再生用増幅器12、13、受信音
声増幅器16および送信音声増幅器17のそれぞれの増
幅器は、それらの使用または不使用とは無関係に電源と
接続されているが、携帯端末装置の低消費電力化のため
に、それぞれの増幅器の使用または不使用に応じてこれ
らの増幅器と電源との接続を制御し、使用していない増
幅器には電源から電力が供給されないようにしてもよ
い。
形態においては、音楽再生用増幅器12、13、受信音
声増幅器16および送信音声増幅器17のそれぞれの増
幅器は、それらの使用または不使用とは無関係に電源と
接続されているが、携帯端末装置の低消費電力化のため
に、それぞれの増幅器の使用または不使用に応じてこれ
らの増幅器と電源との接続を制御し、使用していない増
幅器には電源から電力が供給されないようにしてもよ
い。
【0041】また、上述の第1および第2の実施形態に
おいては、無線電話部5における着呼を、着呼音を鳴ら
すことによりユーザーに通知するようにしているが、携
帯端末装置に振動装置を設け、無線電話部5における着
呼を振動によりユーザーに通知するようにしてもよい。
おいては、無線電話部5における着呼を、着呼音を鳴ら
すことによりユーザーに通知するようにしているが、携
帯端末装置に振動装置を設け、無線電話部5における着
呼を振動によりユーザーに通知するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、音声再生部と無線電
話装置とを一体化し、音声再生部からの音声信号を音声
出力部に供給する第1の接続状態と、受信部からの受信
音声信号を音声出力部に供給するとともに音声入力部か
らの送信音声信号を送信部に供給する第2の接続状態と
を、自動的に切り換えるようにしていることにより、回
路規模の増大や付加的なコストの増大を招くこともな
く、装着するための手間がかからず、携帯し忘れること
もない、スピーカーなどの音声出力部およびマイクロホ
ンなどの音声入力部から構成されるイヤホンマイクを備
えた携帯端末装置を得ることができる。
話装置とを一体化し、音声再生部からの音声信号を音声
出力部に供給する第1の接続状態と、受信部からの受信
音声信号を音声出力部に供給するとともに音声入力部か
らの送信音声信号を送信部に供給する第2の接続状態と
を、自動的に切り換えるようにしていることにより、回
路規模の増大や付加的なコストの増大を招くこともな
く、装着するための手間がかからず、携帯し忘れること
もない、スピーカーなどの音声出力部およびマイクロホ
ンなどの音声入力部から構成されるイヤホンマイクを備
えた携帯端末装置を得ることができる。
【図1】この発明の第1の実施形態による携帯端末装置
を示す図である。
を示す図である。
【図2】この発明の第1の実施形態による携帯端末装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図3】この発明の第2の実施形態によるイヤホンマイ
クの使用方法を説明するための図である。
クの使用方法を説明するための図である。
【図4】従来技術における無線電話を説明するためのブ
ロック図である。
ロック図である。
2・・・ヘッドホン、2a、2b・・・スピーカー、3
・・・アンテナ、5・・・無線電話部、5a、5b、5
c・・・端子、11・・・ステレオ音楽再生装置、1
4、15・・・音楽再生用増幅器、16・・・受信音声
増幅器、17・・・送信音声増幅器、18・・・第2の
制御部
・・・アンテナ、5・・・無線電話部、5a、5b、5
c・・・端子、11・・・ステレオ音楽再生装置、1
4、15・・・音楽再生用増幅器、16・・・受信音声
増幅器、17・・・送信音声増幅器、18・・・第2の
制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/62 H04B 7/26 U Q
Claims (5)
- 【請求項1】 音声信号の再生を行う音声再生部と、 上記音声再生部からの音声信号を再生するための音声出
力部と、 受信部および送信部からなる無線電話装置と、 上記音声再生部からの音声信号を上記音声出力部に供給
する第1の接続状態と、上記受信部からの受信音声信号
を上記音声出力部に供給するとともに、音声を入力する
ための音声入力部からの送信音声信号を上記送信部に供
給する第2の接続状態とを自動的に切り換える切り換え
手段と、 上記切り換え手段を制御する信号を発生する手段とから
なることを特徴とする携帯端末装置。 - 【請求項2】 上記音声出力部が一対のスピーカーから
なるヘッドホンであり、上記第2の接続状態において、
上記ヘッドホンの一方のスピーカーに上記受信部からの
上記受信音声信号が供給されるとともに、上記音声入力
部を上記ヘッドホンの他方のスピーカーにより構成し、
上記他方のスピーカーから上記送信音声信号を上記送信
部に供給することを特徴とする請求項1記載の携帯端末
装置。 - 【請求項3】 上記ヘッドホンの上記一対のスピーカー
のそれぞれが、指に取り付けるための保持部を有するこ
とを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。 - 【請求項4】 上記音声出力部が一対のスピーカーから
なるヘッドホンであり、上記第2の接続状態において、
上記ヘッドホンに上記受信部からの上記受信音声信号が
供給されるとともに、上記音声入力部を構成するマイク
ロホンから上記送信音声信号を上記送信部に供給するこ
とを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。 - 【請求項5】 上記音声出力部がイヤホンであり、上記
第2の接続状態において、上記イヤホンに上記受信部か
らの上記受信音声信号が供給されるとともに、上記音声
入力部を構成するマイクロホンから上記送信音声信号を
上記送信部に供給することを特徴とする請求項1記載の
携帯端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7627197A JPH10276250A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 携帯端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7627197A JPH10276250A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 携帯端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10276250A true JPH10276250A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13600588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7627197A Pending JPH10276250A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 携帯端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10276250A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000070779A1 (en) * | 1999-05-14 | 2000-11-23 | Lee Ki Chang | Combined-use assembly of mobile telephone and audio |
JP2001308975A (ja) * | 2000-04-19 | 2001-11-02 | Sony Corp | 携帯用通信装置 |
FR2848039A1 (fr) * | 2002-12-02 | 2004-06-04 | Ats Accessoires Telecom Servic | Ensemble a microphone et haut-parleur destine a cooperer avec un telephone mobile |
US6944287B2 (en) | 2000-05-18 | 2005-09-13 | Nec Corporation | Portable terminal |
JP2009071856A (ja) * | 2000-02-21 | 2009-04-02 | Sony Corp | 複合端末装置及び複合端末の制御方法 |
DE10211943B4 (de) * | 2001-03-21 | 2009-10-29 | NEC Display Solutions, Ltd., Minato | Mobiltelefon mit hochqualitativer Tonwiedergabefähigkeit |
US7702320B2 (en) | 2000-09-27 | 2010-04-20 | Nec Corporation | Sound reproducing system in portable information terminal and method therefor |
JP2010119019A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 携帯端末、音声出力制御方法及び音声出力制御プログラム |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP7627197A patent/JPH10276250A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000070779A1 (en) * | 1999-05-14 | 2000-11-23 | Lee Ki Chang | Combined-use assembly of mobile telephone and audio |
JP2009071856A (ja) * | 2000-02-21 | 2009-04-02 | Sony Corp | 複合端末装置及び複合端末の制御方法 |
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US7702320B2 (en) | 2000-09-27 | 2010-04-20 | Nec Corporation | Sound reproducing system in portable information terminal and method therefor |
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FR2848039A1 (fr) * | 2002-12-02 | 2004-06-04 | Ats Accessoires Telecom Servic | Ensemble a microphone et haut-parleur destine a cooperer avec un telephone mobile |
EP1427113A1 (fr) * | 2002-12-02 | 2004-06-09 | ATS Accessoires Telecom Services | Ensemble à microphone et haut-parleur destiné à cooperer avec un téléphone mobile |
JP2010119019A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 携帯端末、音声出力制御方法及び音声出力制御プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051020 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060207 |