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JPH10263194A - 遊技媒体計数機 - Google Patents

遊技媒体計数機

Info

Publication number
JPH10263194A
JPH10263194A JP7528697A JP7528697A JPH10263194A JP H10263194 A JPH10263194 A JP H10263194A JP 7528697 A JP7528697 A JP 7528697A JP 7528697 A JP7528697 A JP 7528697A JP H10263194 A JPH10263194 A JP H10263194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter
game medium
fixed pipe
pipe shaft
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7528697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kazunari Kawashima
一成 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ace Denken KK filed Critical Ace Denken KK
Priority to JP7528697A priority Critical patent/JPH10263194A/ja
Publication of JPH10263194A publication Critical patent/JPH10263194A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】天板に計数機設置用の穴を開ける必要がなく、
また、遊技機の交換時等に、計数機本体を天板上から取
り外すことなく、作業の邪魔にならない位置まで簡単に
回動させることができ、しかも、計数機本体を、各遊技
機に対応する位置に、確実かつ強固に支持することので
きる遊技媒体計数機を提供する。 【解決手段】天板1上に、各パチンコ機2毎に対応させ
て固設した固定パイプ軸11と、天板1上にて略水平方
向に回動可能に、前記固定パイプ軸11により軸支され
た計数機本体20とを備え、計数機本体20の基端側
に、前記固定パイプ軸11に直接嵌合する軸受け部21
を形成し、該軸受け部21に、計数済みの球の排出口2
2を開設する一方、前記固定パイプ軸11の一側部に、
前記排出口22に合致して球を受け入れる取込口12を
開設し、前記固定パイプ軸11の他側部に、球貸し機3
0の連通空間38を通って遊技機島内部に延びる球回収
通路17を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の遊技機と遊
技媒体貸し機とを、交互に並ぶよう列設して成る遊技機
島に設けられ、各遊技機毎に対応する遊技媒体計数機に
関する。ここで遊技機とは、主として、パチンコ球を遊
技媒体とするパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機島において、各パチンコ機
毎に対応して設けられる景品球計数機は、通常は遊技機
島の天板上に直接固定されていた。このような景品球計
数機では、天板上に動かぬように固定されるため、動作
的には安定している。ところが、景品球計数機を天板に
固定するために、天板に穴を開けなければならず、その
分、遊技機島の工事に手間と時間がかかっていた。
【0003】また、パチンコ機のトラブル等により、そ
の正面のガラス扉を開閉したり、あるいは、パチンコ機
自体を交換するような場合、景品球計数機が作業の邪魔
になるため、いちいち計数機を天板から取り外さなけれ
ばならず、計数機の着脱作業に非常に手間がかかるとい
う不都合があった。
【0004】このような不都合を解消するために、景品
球計数機を天板上に固定しないで、ただ置いておくだけ
の方式も提案されたが、計数機と島内部を結ぶ信号線の
断線や悪戯等により、実用には至らなかった。
【0005】また、本出願人は、特願平5−33847
8号により、前述した不都合を解決する計数装置を提案
している。これは、パチンコ球の計数器を天板の上方で
回動可能なように、ヒンジを介して台間球貸し機に取り
付けてパチンコ球計数装置を構成したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人が、既に提案
した前記計数装置では、天板に穴を開ける必要がなく、
また、ガラス扉の開閉時やパチンコ機の交換時に、台間
球貸し機にヒンジで取り付けた計数機本体を、パチンコ
機正面に沿う通常の位置から、邪魔とならない位置まで
簡単に回動させることができる点で、前述した不都合を
解決できる。
【0007】しかしながら、前記計数機本体が台間球貸
し機だけに支持されており、特に、計数機本体をパチン
コ機前方へ回動させた際、計数機全体の荷重が台間球貸
し機に直接かかるため、構造的に華奢で脆弱であった。
従って、計数装置そのものや、台間球貸し機に過度の負
担がかかる虞が大きかった。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の有する
問題点に着目してなされたもので、天板に計数機設置用
の穴を開ける必要がなく、また、遊技機の交換時等に、
計数機本体を天板上から取り外すことなく、作業の邪魔
にならない位置まで簡単に回動させることができ、しか
も、計数機本体を、遊技機島の各遊技機に対応する位置
に、確実かつ強固に支持することのできる遊技媒体計数
機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。 1.複数の遊技機(2)と遊技媒体貸し機(30)と
を、交互に並ぶよう列設して成る遊技機島に設けられ、
各遊技機(2)毎に対応する遊技媒体計数機(10)に
おいて、前記遊技機島の遊技機(2)列前方に向かって
略水平に延びる天板(1)上に、各遊技機(2)毎に対
応させて垂直に固設した固定パイプ軸(11)と、遊技
機(2)正面に沿い遊技媒体を受け入れ計数する使用位
置と、遊技機(2)正面から側方に外れる回避位置と
に、天板(1)上にて略水平方向に回動可能に、前記固
定パイプ軸(11)により軸支された計数機本体(2
0)とを備え、前記計数機本体(20)の基端側に、前
記固定パイプ軸(11)に直接嵌合する軸受け部(2
1)を形成し、該軸受け部(21)に、計数済みの遊技
媒体の排出口(22)を開設する一方、前記固定パイプ
軸(11)の一側面部に、前記排出口(22)に合致し
て、内部に遊技媒体を受け入れる取込口(12)を開設
し、前記固定パイプ軸(11)の他側面部に、遊技媒体
貸し機(30)の下部を通って、遊技機島内部に連通す
る遊技媒体回収通路(17)の入口(18)を、連通す
るように接続して成ることを特徴とする遊技媒体計数機
(10)。
【0010】2.前記固定パイプ軸(11)の閉じられ
た下端部に、その全周より外側に張り出して、天板
(1)上面に対接する取付ベース部(14)を設けたこ
とを特徴とする1項記載の遊技媒体計数機(10)。
【0011】3.前記固定パイプ軸(11)と遊技媒体
回収通路(17)とを、一体成形したことを特徴とする
1または2項記載の遊技媒体計数機(10)。
【0012】4.前記固定パイプ軸(11)の外径を、
遊技媒体貸し機(30)の横幅よりも小さく設定し、各
固定パイプ軸(11)を、前記遊技機(2)列中におけ
る各遊技媒体貸し機(30)正面にそれぞれ配置し、前
記計数機本体(20)の軸受け部(21)を、該計数機
本体(20)が回避位置にある際に、対応する遊技機
(2)正面に位置しない大きさに設定したことを特徴と
する1、2または3項記載の遊技媒体計数機(10)。
【0013】5.前記計数機本体(20)の下面部に、
天板(1)上面に対する摩擦抵抗を低減し、かつ計数機
本体(20)を略水平に保つための対接部材(16)を
設けたことを特徴とする1、2、3または4項記載の遊
技媒体計数機(10)。
【0014】6.前記対接部材(16)は、計数機本体
(20)が回避位置にある際に、軸受け部(21)以外
に未だ天板(1)上に残る下面部の所定箇所に、少なく
とも設けたことを特徴とする5項記載の遊技媒体計数機
(10)。
【0015】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。1項に係る遊技媒体計数機(10)によれば、計
数機本体(20)は、天板(1)上に固設された固定パ
イプ軸(11)を介して回動可能であり、通常は遊技機
(2)正面に沿った使用位置に支持される。この時、遊
技機(2)から賞出等によって、遊技客に払い出される
遊技媒体は、計数機本体(20)に受け入れられて、そ
の場で計数される。それにより、遊技客は遊技媒体を、
別の場所まで持ち運ばなくて済む。
【0016】遊技機(2)のガラス扉の開閉時や、遊技
機(2)自体の交換時には、計数機本体(20)を、前
記使用位置から、遊技機(2)正面の側方に外れて、作
業の邪魔にならない回避位置まで、簡単に回動させるこ
とができる。それにより、計数機本体(20)を天板
(1)から取り外す手間が省ける。
【0017】計数機本体(20)は、天板(1)上に固
設された固定パイプ軸(11)によって、遊技媒体貸し
機(30)には一切係合せず天板(1)上に直接軸支さ
れるので、高い取り付け強度を得ることができる。従っ
て、計数機本体(20)にある程度荷重がかかっても、
遊技媒体貸し機(30)や遊技機(2)側に無理な力が
加わることはなく、計数機本体(20)を確実かつ強固
に支持でき、計数機本体(20)や遊技媒体貸し機(3
0)の安定した作動を実現することができる。
【0018】計数機本体(20)で計数された遊技媒体
は、軸受け部(21)にある排出口(22)から、該排
出口(22)に合致するように固定パイプ軸(11)の
一側面部にある取込口(12)を通って、固定パイプ軸
(11)の内部に取り込まれる。続いて遊技媒体は、固
定パイプ軸(11)の他側面部に連通接続され、遊技媒
体貸し機(30)の下部を通る遊技媒体回収通路(1
7)を経由して、遊技機島内部に導入される。
【0019】ここで遊技媒体回収通路(17)は、遊技
媒体貸し機(30)側に荷重を伝達するように係合する
ことはなく、遊技媒体貸し機(30)とは分離してい
る。また、遊技媒体回収通路(17)は、天板(1)に
貫通することなく、従って天板(1)には、遊技媒体計
数機(10)の取り付けに関連して、天板(1)に穴を
開設する必要は一切ない。
【0020】2項に係る遊技媒体計数機(10)によれ
ば、前記固定パイプ軸(11)の下端部に、その全周よ
り外側に張り出す取付ベース部(14)を設けたから、
固定パイプ軸(11)を天板(1)に対し、より強固に
固設することができ、計数機本体(20)を確実に支持
することが可能となる。ここで取付ベース部(14)
は、固定パイプ軸(11)に一体成形してもよく、別体
として後から組み合わせるようにしてよい。
【0021】3項に係る遊技媒体計数機(10)によれ
ば、前記固定パイプ軸(11)と遊技媒体回収通路(1
7)とを一体成形したから、これらの部材の連結強度を
高めることができる。
【0022】4項に係る遊技媒体計数機(10)によれ
ば、固定パイプ軸(11)の外径は、遊技媒体貸し機
(30)の横幅よりも小さく、固定パイプ軸(11)
は、遊技媒体貸し機(30)正面に配置され、しかも、
計数機本体(20)が回避位置にある際に、その軸受け
部(21)は、対応する遊技機(2)正面に位置しな
い。
【0023】それにより、遊技機(2)のガラス扉の開
閉時や、遊技機(2)自体の交換時には、遊技媒体計数
機(10)の何れの部分も遊技機(2)正面には位置し
なくなり、遊技機(2)交換等の作業を円滑に行うこと
ができる。
【0024】5項に係る遊技媒体計数機(10)によれ
ば、計数機本体(20)の下面部に対接部材(16)を
設けたから、計数機本体(20)の天板(1)上面に対
する摩擦抵抗が低減され、計数機本体(20)を容易に
回動させることができる。また、計数機本体(20)は
対接部材(16)によって、天板(1)上に略水平に保
たれ、その軸受け部(21)や前記固定パイプ軸(1
1)に荷重が集中するのを防ぐことができる。
【0025】6項に係る遊技媒体計数機(10)によれ
ば、前記対接部材(16)は、計数機本体(20)が回
避位置にある際に、軸受け部(21)以外に未だ天板
(1)上に残る下面部の所定箇所に、少なくともあるの
で、計数機本体(20)にかかる荷重はある程度分散さ
れ、固定パイプ軸(11)に無理な力が加わることがな
い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施形態を説明する。図1〜図6は本発明の一の実
施形態を示している。図1および図5に示すように、景
品球計数機(遊技媒体計数機)10を装備した遊技機島
は、一般に略直方体状の支持枠を骨組とし、その中段に
長手方向に延びる略水平な天板1を固設し、天板1上
に、複数のパチンコ機(遊技機)2と球貸し機(遊技媒
体貸し機)30とを、交互に並ぶよう列設して成る。天
板1の前端縁側は、パチンコ機列前方に向かって略水平
に延び出ている。
【0027】遊技機島の下段内部には、図示省略した
が、各パチンコ機2から還元されるパチンコ球を回収
し、一定方向に流下させる回収樋や、球の貯留タンクが
内設されている。パチンコ機2は、機体の下部右端に設
けられたハンドル3の回転操作により、ゲージ盤面上に
球を打ち出し、その打球の入賞を競い楽しむものであ
る。
【0028】パチンコ機2の機体下部には、遊技に供す
る球や賞球を入れる受皿4や、この受皿4から溢れる球
を受ける予備皿5が設けられている。予備皿5には、貯
留したパチンコ球を下方に落とすための球抜きレバー5
aが設けられている。この球抜きレバー5aの操作によ
って、遊技者はいつでも適宜、パチンコ球を落すことが
できるようになっている。
【0029】図1〜図4に示すように、景品球計数機1
0は、天板1上に垂直に固設された固定パイプ軸11
と、固定パイプ軸11によって、天板1上にて略水平方
向に回動可能に軸支された計数機本体20とから成る。
景品球計数機10は、その計数機本体20の球受け部2
3に落下した球を随時計数し、その計数結果を後述する
制御装置50へ出力するものである。
【0030】固定パイプ軸11は、天板1上にて各パチ
ンコ機2毎に対応するように固設されている。計数機本
体20は、パチンコ機2正面に沿って、予備皿5から落
下する球を受け入れる使用位置(図1中で実線で示す)
と、パチンコ機2正面から側方に外れる回避位置(図1
中で想像線で示す)とに、天板1上にて略水平方向に回
動できるようになっている。
【0031】図1に示すように、固定パイプ軸11の外
径は、球貸し機30の横幅よりも小さく設定されてお
り、各固定パイプ軸11は、パチンコ機列中における各
球貸し機30の真正面にそれぞれ配置されている。図3
および図4に示すように、固定パイプ軸11の一側面部
には、後述する計数機本体20の排出口22に合致し
て、内部に球を受け入れるための取込口12が開設され
ている。
【0032】また、固定パイプ軸11の他側面部には、
球貸し機30の下部を通って、遊技機島内部に連通する
球回収通路(遊技媒体回収通路)17の入口18が連通
接続されている。図4に示すように、球回収通路17
は、固定パイプ軸11の途中より分岐するように、固定
パイプ軸11と一体的に成形されている。
【0033】球貸し機30の下部は比較的スペースに余
裕があり、該下部には、図4に示すように、球回収通路
17を挿通させるための連通空間38が予め形成されて
いる。この連通空間38内を前記球回収通路17は通っ
て、遊技機島内部まで延びており、球回収通路17の出
口16は、遊技機島内部に配設された回収樋(図示せ
ず)を臨むように配されている。従って、本実施の形態
では、天板1に、景品球計数機10の取り付け用の穴の
みならず、球回収通路17を挿通させるための孔を開け
る必要も一切ない。
【0034】固定パイプ軸11の下端部は閉じられてお
り、該下端部には、その全周より外側に張り出して、天
板1の上面に対接する取付ベース部14が設けられてい
る。図2に示すように、取付ベース部14には、天板1
に固設するためのネジ孔15が穿設されている。
【0035】計数機本体20は、立方体状に形成されて
おり、その基端側には、アーム部21aが延設され、該
アーム部21aの先端に、前記固定パイプ軸11に直接
嵌合する軸受け部21が形成されている。軸受け部21
は、固定パイプ軸11に対し真上から密に嵌合する筒形
状となっている。この軸受け部21は、計数機本体20
が図1中にて想像線で示す回避位置にある際に、対応す
るパチンコ機2の正面に位置しない外径(大きさ)に設
定されている。
【0036】図3および図4に示すように、軸受け部2
1には、前述した固定パイプ軸11の取込口12に合致
して、計数済みのパチンコ球を固定パイプ軸11側へ排
出するための排出口22が開設されている。また、図5
に示すように、軸受け部21には、該軸受け部21が回
動する際に、前記球回収通路17が相対的に移動可能に
案内されるガイド溝21bが設けられている。
【0037】計数機本体20の上面側には、対応するパ
チンコ機2の予備皿5から落下する球を受け入れる球受
け部23が形成されている。図3に示すように、球受け
部23の下方には、前記予備皿5より落下するパチンコ
球の勢いを減殺する第1ダンパ板24、第2ダンパ板2
5、それに第3ダンパ板26が、上下に設けられてい
る。第3ダンパ板26の先端縁には、球計数整列部27
が連続するように設けられている。
【0038】球計数整列部27は、計数機本体20の底
部に位置しており、第3ダンパ板26に連なる始端か
ら、前記アーム部21a内を通り、軸受け部21手前の
終端にかけて、球が自然流下すべく下方に低くなるよう
に傾斜する。更に詳しく言えば、球計数整列部27は、
球振り分けガイド28によって仕切られた2本の整列レ
ール28aを有している。
【0039】整列レール28aは、パチンコ球を1列に
整列した状態にして、下流側にある軸受け部21に送る
ものである。両整列レール28aの下流端には、上下に
は離隔して対をなす計数センサ29が取り付けられてい
る。この計数センサ29は、受光部と発光部とから成る
光電スイッチより構成され、各整列レール28aを通る
パチンコ球を、1個ずつ確実に計数することができる。
計数センサ29からのカウント信号は、図6に示す制御
装置50で処理されて、球数の表示等に利用される。
【0040】図3に示すように、計数機本体20の下面
部には、天板1の上面に対する摩擦抵抗を低減し、かつ
計数機本体20を略水平に保つための対接部材16、1
6が設けられている。対接部材16は、具体的には例え
ば、小型のボールベアリングから成る。ただし対接部材
16は、ボールベアリングに限られるものではなく、そ
の他に例えば、テフロン樹脂等により成形した半円形の
凸部等でもよい。
【0041】図5に示すように、球貸し機30の正面に
は、紙幣投入口31、硬貨投入口32、払出スイッチ3
3、精算スイッチ34、球数表示器35、球払出ノズル
36およびカード出入口37が配設されている。また、
球貸し機30の内部には、紙幣識別機41、硬貨識別機
42、球払出器43、およびリードライタ44が設けら
れている。
【0042】球数表示器35は、例えば液晶ディスプレ
イより構成され、制御装置50からの指令に基づき、遊
技者の持球数(前記景品球計数機10で計数された賞球
の計数結果を含む。)を、リアルタイムで目視可能に表
示するものである。球払出ノズル36は、払出スイッチ
33の操作に基づき、球払出器43により計数されたパ
チンコ球を、パチンコ機2の受皿4に順次送り出すよう
に構成されている。
【0043】払出スイッチ33は、例えば1回押す毎
に、所定数ずつ前記球数表示器35に表示された持球数
の範囲内にて、球払出ノズル36から遊技者に球を戻す
ことを指令するものである。ここで戻された球数は、当
然球数表示器35から減算表示されるように設定されて
いる。精算スイッチ34は、押してオンにすることによ
り、制御装置50へ精算信号を出力するものである。
【0044】紙幣識別機41は、紙幣投入口31から投
入された紙幣を受け入れ、この紙幣の真偽および金額を
識別してその識別信号を制御装置50に出力するもので
ある。コイン識別機42は、コイン投入口32より投入
された硬貨の真偽または種類等を識別し、識別の結果を
制御装置50に出力するものである。
【0045】球払出器43は、所定の数のパチンコ球を
払い出すための計数機であり、遊技機島内部から供給さ
れるパチンコ球を、制御装置50の払出指令に基づいて
所定数、球払出ノズル36を経由して払い出すものであ
る。
【0046】リードライタ44は、例えば、記録媒体で
ある磁気カードの書き込み、および読み出しを行う装置
である。リードライタ44は、カード出入口37から投
入された磁気カードのデータを読み取り、適宜制御装置
50とデータまたは信号のやり取りをして動作し、精算
時には持球数、日付等のデータを、投入された磁気カー
ドに新たに書き込んで払い出すものである。
【0047】このリードライタ44は、内部に無記録状
態の磁気カードを蓄えておくための貯留部と、該貯留部
からカードの払い出しを行うための払出機構とを有して
いる。磁気カードが投入されずに現金だけで遊技が開始
された場合には、この貯留部の磁気カードに持球数等の
データを書き込んで払い出す機能をも有する。また、デ
ータの記録形態としては、磁気データとしての登録の他
に、カード表面に数字または文字で印刷する方式や、バ
ーコードで印刷する方式を併用してもよい。
【0048】制御装置50は、具体的には例えば、マイ
クロコンピューターから成るものであり、図6に示すよ
うに、機能的要素として払出制御部51、金額演算登録
部52、球数演算登録部53、精算制御部54および表
示制御部55を備える。記憶手段57は、制御装置50
の制御で、持球数等の各種データを記憶する、いわゆる
RAMである。制御装置50や記憶手段57はユニット
化されており、球貸し機30内部の適所に配設される。
【0049】払出制御部51は、記憶手段57に持球数
が登録されている状態において、払出スイッチ33が操
作されると、投入金額や持球数に応じた分量のパチンコ
球の払い出しを球払出器43に指令するものである。金
額演算登録部52は、紙幣識別機41や硬貨識別機42
により現金の投入が検出されると、投入金額に相当する
パチンコ球の数を算出し、算出結果を持球数として記憶
手段57に加算して登録するものである。
【0050】球数演算登録部53は、リードライタ44
によりカードの投入が検出されるか、前記景品球計数機
10によりパチンコ球の計数が行なわれると、このカー
ドに登録された持球数、または景品球計数機10が計数
した賞出球の計数結果を記憶手段57に加算して登録す
るものである。また、球数演算登録部53は、払出スイ
ッチ33の操作に基づき、球払出器43によりパチンコ
球が払い出されると、持球数から払い出し球数分を減算
し、該減算結果を新たな持球数として記憶手段57に更
新登録する機能を有する。
【0051】精算制御部54は、記憶手段57に持球数
が登録されている状態において、前記精算スイッチ34
が操作されると、この時点で記憶手段57に登録されて
いる持球数の再登録、およびそのカードの発行をリード
ライタ44に指令すると共に、記憶手段57の持球数を
ゼロにリセットするものである。また、表示制御部55
は、記憶手段57の登録データに基づき、その時点での
持球数を球数表示器35に表示させるものである。
【0052】次に作用を説明する。図5に示すように、
計数機本体20は、天板1上に固設された固定パイプ軸
11を介して回動可能であり、通常は、計数機本体20
の正面に沿った使用位置(図5中で実線で示す。)に支
持される。この時、球抜きレバー5aの操作により予備
皿5から落された球は、そのまま計数機本体20の球受
け部23に受け入れられて、その場で計数される。それ
により、遊技者はパチンコ球を計数するのに、別の場所
まで持ち運ばなくても済む。
【0053】計数機本体20は、固定パイプ軸11を中
心として、パチンコ機2正面の側方に外れた回避位置
(図5中で想像線で示す。)まで、手動で容易に回動さ
せることができる。それにより、パチンコ機2のガラス
扉の開閉時や、パチンコ機2を交換する時に、計数機本
体20を前記回避位置に回動させるだけで、何れの作業
の邪魔になることもなく、計数機本体20を天板2から
取り外す手間が省ける。
【0054】ここで計数機本体20は、球貸し機30に
は一切係合することなく、天板2上に固設された固定パ
イプ軸11によって、天板2上に直接軸支される。特
に、固定パイプ軸11の下端部には取付ベース部14が
あり、この取付ベース部14をパチンコ機2に対接させ
た状態でネジ止めすることにより、最も荷重のかかる支
点の部分を、強固に固定することができる。
【0055】また、計数機本体20の下面部に対接部材
16を設けたから、計数機本体20の天板1上面に対す
る摩擦抵抗が低減され、計数機本体20を容易に回動さ
せることができる。更に、計数機本体20は対接部材1
6により、天板1上に略水平に保たれるため、その軸受
け部21や前記固定パイプ軸11に荷重が集中するのを
防ぐことができる。
【0056】計数機本体20が回避位置にあっても、軸
受け部21に近接する方の対接部材16により、計数機
本体20にかかる荷重はある程度分散されるため、固定
パイプ軸11に無理な力が加わることはない。以上よ
り、計数機本体20にある程度の荷重がかかっても、球
貸し機30やパチンコ機2側に無理な力が加わることは
なく、計数機本体20を確実かつ強固に支持することが
でき、計数機本体20や球貸し機30の安定した作動を
実現することができる。
【0057】また、本実施の形態では、前記固定パイプ
軸11の外径は、球貸し機30の横幅よりも小さく、固
定パイプ軸11は、球貸し機30正面に配置される。し
かも、計数機本体20が回避位置にある際に、その軸受
け部21は、対応するパチンコ機2正面に位置しない。
従って、パチンコ機2のガラス扉の開閉時や、パチンコ
機2自体の交換時には、景品球計数機10の何れの部分
もパチンコ機2正面には位置しなくなり、パチンコ機2
交換等の作業を円滑に行うことができる。
【0058】遊技者は、球貸し機30に現金若しくはカ
ードを投入して、所定量の球を獲得してから、パチンコ
機2にて遊技を楽しむ。球貸し機30では、先ず始め
に、カードの挿入、現金の投入の有無が検知される。真
の紙幣や硬貨の投入が、紙幣識別機41またはコイン識
別機42により検知されると、一旦、金額演算登録部5
2の制御により、投入金額が記憶手段57に登録され、
その金額相当のパチンコ球の数が持球数として球数表示
器35に表示される。
【0059】カード出入口37にカードが挿入された場
合、カードに記録されている持球数が調べられ、今度は
球数演算登録部53の制御により、持球数が記憶手段5
7に登録されて、その数が球数表示器35に表示され
る。遊技者が球数表示器35を操作すると、払出制御部
51の制御により球払出器43が作動し、前記球数表示
器35に表示されている持球数の範囲内にて、所定の払
い出し単位分のパチンコ球が払い出される。この時、球
数演算登録部53の制御により、元の持球数から払い出
し分の球数が減算され、その結果が新たな持球数として
記憶手段57に更新登録され、球数表示器35に表示さ
れる。
【0060】パチンコ機2での遊技中に、賞出された球
は先ず受皿4に排出され、受皿4から溢れる球は予備皿
5に受け入れられる。遊技者が球抜きレバー5aを操作
して、予備皿5からパチンコ球を落下させると、球はそ
のまま使用位置にある計数機本体20の球受け部23に
受け渡される。球受け部23に落ちた球は、第1ダンパ
板24から第2ダンパ板25を流下して第3ダンパ板2
6に至り、その先の球計数整列部27にて、球振り分け
ガイド28によって振り分けられ、2本の整列レール2
8a毎に1列ずつ整列し流下する。
【0061】球計数整列部27の終端まで流下した球
は、各整列レール28a毎に設けられた上下の計数セン
サ29により計数される。ここで計数されたカウント値
は、球数演算登録部53の制御により、持球数として記
憶手段57に加算して登録され、また表示制御部55の
制御により、球数表示器35に加算表示される。
【0062】前記計数センサ29で計数された球は、軸
受け部21にある排出口22から、この排出口22に合
致するように固定パイプ軸11の側面部にある取込口1
2を通って、固定パイプ軸11の内部に取り込まれる。
続いて球は、固定パイプ軸11の他側面部に連通接続さ
れた球回収通路17内を通過して、遊技機島内部の回収
樋(図示せず)に受け渡される。
【0063】図4に示すように、球回収通路17は、球
貸し機30の下部に予め形成された連通空間38を通っ
て、遊技機島内部まで延びるから、本実施の形態では、
天板1に、景品球計数機10の取り付け用の穴のみなら
ず、球回収通路17を挿通させるための孔を開ける必要
も一切ない。すなわち、景品球計数機10は、従前の島
の天板に特別な施工を行うことなく、極めて簡単かつ強
固に天板1に取り付けることができる。
【0064】ところで、遊技途中で受皿4内の球が無く
なった場合、遊技者は払出スイッチ33を操作すること
により、前記球数表示器35に表示されている持球数の
範囲内にて、球払出ノズル36から受皿4内に所定数の
パチンコ球を払い出すことができる。この時、球数演算
登録部53の制御により、元の持球数から払い出し分の
球数が減算され、その結果が新たな持球数として記憶手
段57に更新登録され、球数表示器35に減算表示され
る。
【0065】遊技を終了する場合には、受皿4や予備皿
5の球を計数機本体20内に落下させた後、精算スイッ
チ34を操作すればよい。すると、精算制御部54の制
御により、遊技者の持球が計数機本体20で総て計数さ
れたこの時点で、記憶手段57に登録された持球数を登
録したカードが、リードライタ44から発行される。こ
の際、カードが既に投入されていた場合には、投入され
ていたカードに新たに持球数を登録して払い出す。
【0066】このように、球貸し機30の正面といっ
た、遊技者がパチンコ機2前に座ったままで手の届く位
置にある払出スイッチ33等の操作により、容易に球の
貸出しおよびカードの払出しを受けることができて、遊
技者にとってきわめて便利である。遊技者は遊技終了
後、精算スイッチ34の操作により払い出されたカード
を、景品交換カウンタ等に持って行くだけで、精算処理
および景品交換が可能となる。
【0067】なお、本発明に係る遊技媒体計数機の形状
および構成は、前述した実施の形態として具体的に図示
したものに限定されるわけではない。例えば、パチンコ
機について本発明を適用した例を説明したが、スロット
マシン等のメダルやコインを遊技媒体とする遊技機に対
しても、適用できることはいうまでもない。
【0068】また、計数機本体が球を計数している間
は、制御装置が、例えばソレノイド等を用いたロック機
構にロック信号を送信して、計数機本体を回動不能にロ
ックするように構成してもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明に係る遊技媒体計数機によれば、
天板に計数機設置用の穴を一切開ける必要がなく、極め
て簡単に従前の遊技機島の天板上に取り付けることが可
能であり、計数機本体は、天板上に固設された固定パイ
プ軸を介して回動可能で、遊技機から払い出される遊技
媒体は、使用位置にある計数機本体に受け入れられて、
その場で計数されるから、遊技者は遊技媒体を、別の場
所まで持ち運ばなくて済む。一方、遊技機自体の交換時
等には、計数機本体を、作業の邪魔にならない回避位置
に簡単に回動させることができ、計数機本体を天板から
取り外す手間が省ける。
【0070】しかも、計数機本体は、天板上に固設され
た固定パイプ軸によって、遊技媒体貸し機には一切係合
せず天板上に直接軸支されるので、高い取り付け強度を
得ることができる。従って、計数機本体にある程度荷重
がかかっても、遊技媒体貸し機や遊技機側に無理な力が
加わることはなく、計数機本体を確実かつ強固に支持で
き、計数機本体や遊技媒体貸し機の安定した作動を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遊技媒体計数機を遊
技機島の天板に取り付けた状態を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る遊技媒体計数機を示
す平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る遊技媒体計数機を遊
技機島の天板に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図6】実施の形態に係る遊技媒体計数機を含むブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…天板 2…パチンコ機 3…ハンドル 4…受皿 5…予備皿 5a…球抜きレバー 10…景品球計数機 11…固定パイプ軸 12…取込口 14…取付ベース部 16…対接部材 17…球回収通路 20…計数機本体 21…軸受け部 21a…アーム部 23…球受け部 24…第1ダンパ板 25…第2ダンパ板 26…第3ダンパ板 27…球計数整列部 28…球振り分けガイド 28a…整列レール 29…計数センサ 30…球貸し機 31…紙幣投入口 32…硬貨投入口 33…払出スイッチ 34…精算スイッチ 35…球数表示器 36…球払出ノズル 37…カード出入口 38…連通空間 41…紙幣識別機 42…硬貨識別機 43…球払出器 44…リードライタ 50…制御装置 53…球数演算登録部 55…表示制御部 57…記憶手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遊技機と遊技媒体貸し機とを、交互
    に並ぶよう列設して成る遊技機島に設けられ、各遊技機
    毎に対応する遊技媒体計数機において、 前記遊技機島の遊技機列前方に向かって略水平に延びる
    天板上に、各遊技機毎に対応させて垂直に固設した固定
    パイプ軸と、 遊技機正面に沿い遊技媒体を受け入れ計数する使用位置
    と、遊技機正面から側方に外れる回避位置とに、天板上
    にて略水平方向に回動可能に、前記固定パイプ軸により
    軸支された計数機本体とを備え、 前記計数機本体の基端側に、前記固定パイプ軸に直接嵌
    合する軸受け部を形成し、該軸受け部に、計数済みの遊
    技媒体の排出口を開設する一方、前記固定パイプ軸の一
    側面部に、前記排出口に合致して、内部に遊技媒体を受
    け入れる取込口を開設し、 前記固定パイプ軸の他側面部に、遊技媒体貸し機の下部
    を通って、遊技機島内部に連通する遊技媒体回収通路の
    入口を、連通するように接続して成ることを特徴とする
    遊技媒体計数機。
  2. 【請求項2】前記固定パイプ軸の閉じられた下端部に、
    その全周より外側に張り出して、天板上面に対接する取
    付ベース部を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊
    技媒体計数機。
  3. 【請求項3】前記固定パイプ軸と遊技媒体回収通路と
    を、一体成形したことを特徴とする請求項1または2記
    載の遊技媒体計数機。
  4. 【請求項4】前記固定パイプ軸の外径を、遊技媒体貸し
    機の横幅よりも小さく設定し、各固定パイプ軸を、前記
    遊技機列中における各遊技媒体貸し機正面にそれぞれ配
    置し、前記計数機本体の軸受け部を、該計数機本体が回
    避位置にある際に、対応する遊技機正面に位置しない大
    きさに設定したことを特徴とする請求項1、2または3
    記載の遊技媒体計数機。
  5. 【請求項5】前記計数機本体の下面部に、天板上面に対
    する摩擦抵抗を低減し、かつ計数機本体を略水平に保つ
    ための対接部材を設けたことを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の遊技媒体計数機。
  6. 【請求項6】前記対接部材は、計数機本体が回避位置に
    ある際に、軸受け部以外に未だ天板上に残る下面部の所
    定箇所に、少なくとも設けたことを特徴とする請求項5
    記載の遊技媒体計数機。
JP7528697A 1997-03-27 1997-03-27 遊技媒体計数機 Pending JPH10263194A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015003211A (ja) * 2014-09-19 2015-01-08 株式会社三共 記録媒体処理装置
JP2015003212A (ja) * 2014-09-19 2015-01-08 株式会社三共 記録媒体処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015003211A (ja) * 2014-09-19 2015-01-08 株式会社三共 記録媒体処理装置
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