JPH10261302A - プロジェクタ型ランプ - Google Patents
プロジェクタ型ランプInfo
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- JPH10261302A JPH10261302A JP9310927A JP31092797A JPH10261302A JP H10261302 A JPH10261302 A JP H10261302A JP 9310927 A JP9310927 A JP 9310927A JP 31092797 A JP31092797 A JP 31092797A JP H10261302 A JPH10261302 A JP H10261302A
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- reflecting surface
- projector
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のプロジェクタ型ランプにおいては、投
影レンズに比較的に小径の円形以外の正面形状が選択で
きず、デザイン面での自由度と対向車などからの視認性
に欠ける問題点がある。 【解決手段】 本発明により、投影レンズ3は、中央部
分に垂直断面に曲線が表れるシリンドリカルレンズ部3
1が形成され、このシリンドリカルレンズ部31の左右
両端部のそれぞれには、二分割されてこの分割面で接す
る形状の非球面レンズ部32が設けられ、反射鏡4は、
略上下左右方向に位置する上反射面41、下反射面4
2、右反射面43および左反射面44に4分割され、各
々が楕円を基本とする曲面の反射面として構成されて組
合わせが行われているプロジェクタ型ランプ1としたこ
とで、プロジェクタ型ランプ1としての特性を失うこと
なく投影レンズの形状の変更と面積の拡大とを可能とし
て課題を解決する。
影レンズに比較的に小径の円形以外の正面形状が選択で
きず、デザイン面での自由度と対向車などからの視認性
に欠ける問題点がある。 【解決手段】 本発明により、投影レンズ3は、中央部
分に垂直断面に曲線が表れるシリンドリカルレンズ部3
1が形成され、このシリンドリカルレンズ部31の左右
両端部のそれぞれには、二分割されてこの分割面で接す
る形状の非球面レンズ部32が設けられ、反射鏡4は、
略上下左右方向に位置する上反射面41、下反射面4
2、右反射面43および左反射面44に4分割され、各
々が楕円を基本とする曲面の反射面として構成されて組
合わせが行われているプロジェクタ型ランプ1としたこ
とで、プロジェクタ型ランプ1としての特性を失うこと
なく投影レンズの形状の変更と面積の拡大とを可能とし
て課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドランプ、フ
ォグランプなど照明用のランプに関するものであり、詳
細にはプロジェクタ型と称され、回転楕円面、複合楕円
面など二つの焦点を有する反射鏡と、該反射鏡の第二焦
点に結像する第一焦点に置かれた光源の像を投影する投
影レンズと、配光特性を整えるためのシェードなどを主
として構成されるランプに係るものである。
ォグランプなど照明用のランプに関するものであり、詳
細にはプロジェクタ型と称され、回転楕円面、複合楕円
面など二つの焦点を有する反射鏡と、該反射鏡の第二焦
点に結像する第一焦点に置かれた光源の像を投影する投
影レンズと、配光特性を整えるためのシェードなどを主
として構成されるランプに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプロジェクタ型ランプ90の構成
をヘッドランプの例で示すものが図11であり、このプ
ロジェクタ型ランプ90は、第一焦点と第二焦点とを有
する、例えば複合楕円面とした反射鏡91と、前記第一
焦点に置かれた光源92と、第二焦点の近傍に設けられ
たシェード93と、前記シェード93の近傍に焦点を有
し非球面の凸レンズ状とされた投影レンズ94と、図示
は省略するがこれらを所定位置に保持するためのハウジ
ングとから構成されている。
をヘッドランプの例で示すものが図11であり、このプ
ロジェクタ型ランプ90は、第一焦点と第二焦点とを有
する、例えば複合楕円面とした反射鏡91と、前記第一
焦点に置かれた光源92と、第二焦点の近傍に設けられ
たシェード93と、前記シェード93の近傍に焦点を有
し非球面の凸レンズ状とされた投影レンズ94と、図示
は省略するがこれらを所定位置に保持するためのハウジ
ングとから構成されている。
【0003】このように構成したことで、光源92から
の光の反射鏡91に反射した光は全てが第二焦点に収束
する収束光となる。このときに、第二焦点の近傍にはシ
ェード93が設けられているので、前記した収束光は略
下半部が遮蔽される形状と成り、この形状が投影レンズ
94で反転され、且つ、照射方向に拡大投影されて、上
方に向かう光を含むことのないすれ違いビーム用の配光
特性が得られるものとなる。
の光の反射鏡91に反射した光は全てが第二焦点に収束
する収束光となる。このときに、第二焦点の近傍にはシ
ェード93が設けられているので、前記した収束光は略
下半部が遮蔽される形状と成り、この形状が投影レンズ
94で反転され、且つ、照射方向に拡大投影されて、上
方に向かう光を含むことのないすれ違いビーム用の配光
特性が得られるものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のプロジェクタ型ランプ90においては、点灯時
には前記投影レンズ94が発光面となるので、発光面積
が例えば放物面反射鏡とレンズカットが施されたレンズ
とを使用したものなど他の方式のランプに比べて小さ
く、対向車或いは歩行者からの視認性が低下する問題点
を生じている。
た従来のプロジェクタ型ランプ90においては、点灯時
には前記投影レンズ94が発光面となるので、発光面積
が例えば放物面反射鏡とレンズカットが施されたレンズ
とを使用したものなど他の方式のランプに比べて小さ
く、対向車或いは歩行者からの視認性が低下する問題点
を生じている。
【0005】また、投影レンズ94は正面から見たとき
の形状が円形のものと成り、且つ、車両に取付けられた
状態では投影レンズ94のみが見えるものであるので、
どれも同じような印象のランプとなり、例えば車種別な
どでデザイン上の相違を演出したい場合にも実質的に不
可能となり、デザイン面での自由度に欠ける問題点を生
じている。
の形状が円形のものと成り、且つ、車両に取付けられた
状態では投影レンズ94のみが見えるものであるので、
どれも同じような印象のランプとなり、例えば車種別な
どでデザイン上の相違を演出したい場合にも実質的に不
可能となり、デザイン面での自由度に欠ける問題点を生
じている。
【0006】更には、上記したように投影レンズ94が
他の方式のランプに比べて小さいことで、光源92の熱
も投影レンズ94に集中するものとなり温度上昇が著し
く、従って、耐熱性の面からガラス部材の採用が必要と
なり、コストアップすると共に軽量化が困難となる問題
点も生じ、これらの点の解決が課題とされるものと成っ
ている。
他の方式のランプに比べて小さいことで、光源92の熱
も投影レンズ94に集中するものとなり温度上昇が著し
く、従って、耐熱性の面からガラス部材の採用が必要と
なり、コストアップすると共に軽量化が困難となる問題
点も生じ、これらの点の解決が課題とされるものと成っ
ている。
【0007】尚、上記したデザイン面での自由度に対し
ては、図12に示すように投影レンズ94の上下方向の
端部を切除することで、略小判状の投影レンズとする方
法が提案されているが、この場合には点灯時の発光面積
がますます小さいものとなって視認性が低下すると共
に、光量も損出するものとなり、更にはシェード93の
配置も困難となるなど、配光特性の形成にも制約を受け
るものとなって、到底に課題を解決するものとは成らな
い。
ては、図12に示すように投影レンズ94の上下方向の
端部を切除することで、略小判状の投影レンズとする方
法が提案されているが、この場合には点灯時の発光面積
がますます小さいものとなって視認性が低下すると共
に、光量も損出するものとなり、更にはシェード93の
配置も困難となるなど、配光特性の形成にも制約を受け
るものとなって、到底に課題を解決するものとは成らな
い。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、光源と、投
影レンズと、反射鏡と、必要に応じ設けられるシェード
と、これらを保持するハウジングとから成るプロジェク
タ型ランプにおいて、前記投影レンズは、中央部分に取
付状態での垂直断面に曲線が表れるシリンドリカルレン
ズ部が形成され、前記シリンドリカルレンズ部の左右両
端部のそれぞれには、中心を通る断面で二分割されてこ
の分割面で接する形状の非球面レンズ部とされ、前記反
射鏡は、取付状態での略上下左右方向に位置する上反射
面、下反射面、左反射面および右反射面に4分割され、
各々が楕円を基本とする曲面の反射面として構成されて
組合わせが行われていることを特徴とするプロジェクタ
型ランプを提供することで課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的な手段として、光源と、投
影レンズと、反射鏡と、必要に応じ設けられるシェード
と、これらを保持するハウジングとから成るプロジェク
タ型ランプにおいて、前記投影レンズは、中央部分に取
付状態での垂直断面に曲線が表れるシリンドリカルレン
ズ部が形成され、前記シリンドリカルレンズ部の左右両
端部のそれぞれには、中心を通る断面で二分割されてこ
の分割面で接する形状の非球面レンズ部とされ、前記反
射鏡は、取付状態での略上下左右方向に位置する上反射
面、下反射面、左反射面および右反射面に4分割され、
各々が楕円を基本とする曲面の反射面として構成されて
組合わせが行われていることを特徴とするプロジェクタ
型ランプを提供することで課題を解決するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係るプロジェクタ型ランプの第一の実施形態
であり、この第一の実施形態におけるプロジェクタ型ラ
ンプ1は、例えばハロゲン電球、メタルハライド放電灯
などとされた光源2と、投影レンズ3と、反射鏡4と、
例えばすれ違いビーム用配光特性を形成するときなど必
要に応じて設けられるシェード5と、図示は省略するが
これらを保持するためのハウジングとから成るものであ
る点は従来例のものと同様である。
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係るプロジェクタ型ランプの第一の実施形態
であり、この第一の実施形態におけるプロジェクタ型ラ
ンプ1は、例えばハロゲン電球、メタルハライド放電灯
などとされた光源2と、投影レンズ3と、反射鏡4と、
例えばすれ違いビーム用配光特性を形成するときなど必
要に応じて設けられるシェード5と、図示は省略するが
これらを保持するためのハウジングとから成るものであ
る点は従来例のものと同様である。
【0010】ここで、本発明においては、前記投影レン
ズ3をシリンドリカルレンズ部31と、非球面レンズ部
32、33とで構成するものであり、先ず、シリンドリ
カルレンズ部31は投影レンズ3の中央部に、プロジェ
クタ型ランプ1を車両などに取付けた状態で垂直断面に
はレンズを構成する曲線が表れ、水平断面には直線が表
れるシリンドリカルレンズ状(蒲鉾レンズ状或いは円筒
状レンズ))として形成される。
ズ3をシリンドリカルレンズ部31と、非球面レンズ部
32、33とで構成するものであり、先ず、シリンドリ
カルレンズ部31は投影レンズ3の中央部に、プロジェ
クタ型ランプ1を車両などに取付けた状態で垂直断面に
はレンズを構成する曲線が表れ、水平断面には直線が表
れるシリンドリカルレンズ状(蒲鉾レンズ状或いは円筒
状レンズ))として形成される。
【0011】従って、前記シリンドリカルレンズ部31
は、何れの位置においても垂直断面には同じ形状が表れ
るものとなり、シリンドリカルレンズ部31のみの形状
としては、正面から見た状態で矩形状であり、左右の両
端部には垂直断面と同じ形状が表れるものとなってい
る。
は、何れの位置においても垂直断面には同じ形状が表れ
るものとなり、シリンドリカルレンズ部31のみの形状
としては、正面から見た状態で矩形状であり、左右の両
端部には垂直断面と同じ形状が表れるものとなってい
る。
【0012】前記非球面レンズ部32、33は、前記シ
リンドリカルレンズ部31の左右の両端部それぞれに設
けられるものであり、このときには、従来例で採用して
いた非球面レンズである投影レンズを中心を通る断面で
二分割され、その分割面側で前記した左右の両端部に接
するものとされている。
リンドリカルレンズ部31の左右の両端部それぞれに設
けられるものであり、このときには、従来例で採用して
いた非球面レンズである投影レンズを中心を通る断面で
二分割され、その分割面側で前記した左右の両端部に接
するものとされている。
【0013】尚、このときには、前記シリンドリカルレ
ンズ部31と非球面レンズ部32、33とが接合された
部分に段差を生じていないことが好ましいので、実際の
実施に当たっては、先ず、配光特性を形成するに適した
非球面レンズを設計し、その曲率と同じ曲率となるよう
にシリンドリカルレンズ部31の垂直断面の形状を決定
すれば良く、このようにすることで、シリンドリカルレ
ンズ部31と非球面レンズ部32、33とは同じ焦点距
離を有するものとなる。
ンズ部31と非球面レンズ部32、33とが接合された
部分に段差を生じていないことが好ましいので、実際の
実施に当たっては、先ず、配光特性を形成するに適した
非球面レンズを設計し、その曲率と同じ曲率となるよう
にシリンドリカルレンズ部31の垂直断面の形状を決定
すれば良く、このようにすることで、シリンドリカルレ
ンズ部31と非球面レンズ部32、33とは同じ焦点距
離を有するものとなる。
【0014】上記のように投影レンズ3を形成したこと
で、この投影レンズ3を正面から見たときの形状は垂直
方向に比べて水平方向が長い略小判状となる。ここで、
発明者によるこの発明を成すための試作、検討の結果で
は後に説明する反射鏡4との適合性などの点から、投影
レンズ3の縦横比(アスペクトレシオ)は1:1.2〜
1:5の範囲であることが確認された。
で、この投影レンズ3を正面から見たときの形状は垂直
方向に比べて水平方向が長い略小判状となる。ここで、
発明者によるこの発明を成すための試作、検討の結果で
は後に説明する反射鏡4との適合性などの点から、投影
レンズ3の縦横比(アスペクトレシオ)は1:1.2〜
1:5の範囲であることが確認された。
【0015】また、前記の試作、検討の結果では、投影
レンズ3を上記の構成としたときには、反射鏡4もこれ
に対応する構成とすることが、より効果的であることが
確認された。以下に、前記投影レンズ3と組合わせるの
に適する反射鏡4の構成について説明を行う。
レンズ3を上記の構成としたときには、反射鏡4もこれ
に対応する構成とすることが、より効果的であることが
確認された。以下に、前記投影レンズ3と組合わせるの
に適する反射鏡4の構成について説明を行う。
【0016】前記反射鏡4は、本発明によりプロジェク
タ型ランプ1の光軸Zを中心とする放射状に、上反射面
41、下反射面42、右反射面43および左反射面44
の4分割が行われ、上記の分割は、プロジェクタ型ラン
プ1の車両などへの取付状態での前記光軸Zを通る水平
線Hを基準として、上下に10〜45°の範囲内で行わ
れている。
タ型ランプ1の光軸Zを中心とする放射状に、上反射面
41、下反射面42、右反射面43および左反射面44
の4分割が行われ、上記の分割は、プロジェクタ型ラン
プ1の車両などへの取付状態での前記光軸Zを通る水平
線Hを基準として、上下に10〜45°の範囲内で行わ
れている。
【0017】そして、前記上反射面41と下反射面42
とは、垂直断面側に第一焦点を光源2の位置に有し第二
焦点をシリンドリカルレンズ部31の焦点の近傍に有す
る楕円が表れ、水平断面側に前記シリンドリカルレンズ
部31の範囲内で適宜に広がり角を有する自由曲線が表
れるものとして形成されている。
とは、垂直断面側に第一焦点を光源2の位置に有し第二
焦点をシリンドリカルレンズ部31の焦点の近傍に有す
る楕円が表れ、水平断面側に前記シリンドリカルレンズ
部31の範囲内で適宜に広がり角を有する自由曲線が表
れるものとして形成されている。
【0018】また、前記右反射面43は、垂直断面、水
平断面ともに第一焦点を光源2の位置に有し第二焦点を
非球面レンズ部32の焦点の位置に有する楕円面として
形成され、同様に左反射面44は第一焦点を光源2の位
置に有し第二焦点を非球面レンズ部33の焦点の位置に
有する楕円面として形成されている。
平断面ともに第一焦点を光源2の位置に有し第二焦点を
非球面レンズ部32の焦点の位置に有する楕円面として
形成され、同様に左反射面44は第一焦点を光源2の位
置に有し第二焦点を非球面レンズ部33の焦点の位置に
有する楕円面として形成されている。
【0019】以上のように反射鏡4を形成したことで、
上反射面41および下反射面42からの光源2の光の反
射光はシリンドリカルレンズ部31に上下方向には収束
し左右方向には適宜に拡散する状態で入射するものと成
り、右反射面43からの光は非球面レンズ部32に収束
して入射し、左反射面44からの光は非球面レンズ部3
3に収束して入射するものと成る。
上反射面41および下反射面42からの光源2の光の反
射光はシリンドリカルレンズ部31に上下方向には収束
し左右方向には適宜に拡散する状態で入射するものと成
り、右反射面43からの光は非球面レンズ部32に収束
して入射し、左反射面44からの光は非球面レンズ部3
3に収束して入射するものと成る。
【0020】前記プロジェクタ型ランプ1にすれ違いビ
ーム用の配光特性が要求されるときには、前記反射鏡4
からの反射光のうちの投影レンズ3を通過した後に上向
光となる部分を遮蔽するシェード5が設けられるものと
なるが、このシェード5には、例えばプロジェクタ型ラ
ンプ1が左側通行用である場合には、左路側にある標識
などの視認性を向上させるために、左側に適宜の上向光
を照射し、左右を非対称配光とするための切欠部が設け
られるのが通常である。
ーム用の配光特性が要求されるときには、前記反射鏡4
からの反射光のうちの投影レンズ3を通過した後に上向
光となる部分を遮蔽するシェード5が設けられるものと
なるが、このシェード5には、例えばプロジェクタ型ラ
ンプ1が左側通行用である場合には、左路側にある標識
などの視認性を向上させるために、左側に適宜の上向光
を照射し、左右を非対称配光とするための切欠部が設け
られるのが通常である。
【0021】ここで、本発明においては、前記シェード
5に設けられる切欠部は従来例が1箇所であったのに対
し、右切欠部51と左切欠部52との2箇所に設けられ
るものとされ、その設けられる位置は前記投影レンズ3
のシリンドリカルレンズ部31と非球面レンズ部32と
の境界と、シリンドリカルレンズ部31と非球面レンズ
部33との境界とに略対応する位置とされている。
5に設けられる切欠部は従来例が1箇所であったのに対
し、右切欠部51と左切欠部52との2箇所に設けられ
るものとされ、その設けられる位置は前記投影レンズ3
のシリンドリカルレンズ部31と非球面レンズ部32と
の境界と、シリンドリカルレンズ部31と非球面レンズ
部33との境界とに略対応する位置とされている。
【0022】このようにすることで、非球面レンズ部3
2と非球面レンズ部33とから放射される光束の断面形
状は略同一のものと成り、例えばプロジェクタ型ランプ
1の10m前方の位置では非球面レンズ部32と非球面
レンズ部33との間隔は実質的に無視できる程度のもの
であるので、両レンズ部32、33からの光束は重なり
合い左側通行用など所望の非対称とした配光特性が得ら
れるものとなる。
2と非球面レンズ部33とから放射される光束の断面形
状は略同一のものと成り、例えばプロジェクタ型ランプ
1の10m前方の位置では非球面レンズ部32と非球面
レンズ部33との間隔は実質的に無視できる程度のもの
であるので、両レンズ部32、33からの光束は重なり
合い左側通行用など所望の非対称とした配光特性が得ら
れるものとなる。
【0023】図2は上記シェード5を設け、すれ違いビ
ーム用配光としたときのプロジェクタ型ランプ1の総合
配光特性H1を模式的に示すものであり、この総合配光
特性H1は上下反射面41、42からの光で形成される
配光特性H41と、左および右反射面43、44からの
光で形成される配光特性H43との合成で形成されてい
る。
ーム用配光としたときのプロジェクタ型ランプ1の総合
配光特性H1を模式的に示すものであり、この総合配光
特性H1は上下反射面41、42からの光で形成される
配光特性H41と、左および右反射面43、44からの
光で形成される配光特性H43との合成で形成されてい
る。
【0024】このときに、上下反射面41、42からの
反射光は前記にも説明した通りに垂直方向には収束が行
われ、水平方向には適宜な放射角が設けられシリンドリ
カルレンズ部31に入射させられるものであるので、シ
リンドリカルレンズ部31を通過した後にも水平方向へ
の放射角は変わることなく、垂直方向への収束のみが行
われ、加えてシェード5により上向き光の遮蔽が行われ
るので、図示のように水平方向に広く垂直方向に狭く且
つ上向き光を含まない比較的に低照度の配光特性H41
が得られるものとなる。
反射光は前記にも説明した通りに垂直方向には収束が行
われ、水平方向には適宜な放射角が設けられシリンドリ
カルレンズ部31に入射させられるものであるので、シ
リンドリカルレンズ部31を通過した後にも水平方向へ
の放射角は変わることなく、垂直方向への収束のみが行
われ、加えてシェード5により上向き光の遮蔽が行われ
るので、図示のように水平方向に広く垂直方向に狭く且
つ上向き光を含まない比較的に低照度の配光特性H41
が得られるものとなる。
【0025】これに対して、左右反射面43、44から
の反射光は共に非球面レンズ部32、33で収束が行わ
れスポット状として総合配光特性H1の中心近傍に比較
的に高照度として投射されるものとなり、このときには
シェード5に設けられた左右切欠部51、52により非
対称形状が与えられるものとなり、これにより総合配光
特性H1はすれ違いビーム用配光として適正な形状が得
られるものとなる。
の反射光は共に非球面レンズ部32、33で収束が行わ
れスポット状として総合配光特性H1の中心近傍に比較
的に高照度として投射されるものとなり、このときには
シェード5に設けられた左右切欠部51、52により非
対称形状が与えられるものとなり、これにより総合配光
特性H1はすれ違いビーム用配光として適正な形状が得
られるものとなる。
【0026】即ち、本発明によれば、投影レンズ3を略
小判状の形状としたときにも所望の配光特性が得られる
ものであり、例えば、シリンドリカルレンズ部31の水
平方向への長さを変更することでランプ形状のデザイン
変更が容易に行えるものとなる。また、上記形状とした
ことで投影レンズ3は反射鏡4からの光を透過させる面
積が増加し、温度上昇が減じられるので、例えば樹脂化
なども可能となる。
小判状の形状としたときにも所望の配光特性が得られる
ものであり、例えば、シリンドリカルレンズ部31の水
平方向への長さを変更することでランプ形状のデザイン
変更が容易に行えるものとなる。また、上記形状とした
ことで投影レンズ3は反射鏡4からの光を透過させる面
積が増加し、温度上昇が減じられるので、例えば樹脂化
なども可能となる。
【0027】図3に示すものは本発明の第二の実施形態
であり、この第二の実施形態においても投影レンズ3に
シリンドリカルレンズ部31、非球面レンズ部32、3
3が設けられ、反射鏡4には上下反射面41、42と左
右反射面43、44とが設けられるものである点は第一
実施形態と同様の構成であり、加えて必要に応じてシェ
ード5が設けられるものである点も同様である。
であり、この第二の実施形態においても投影レンズ3に
シリンドリカルレンズ部31、非球面レンズ部32、3
3が設けられ、反射鏡4には上下反射面41、42と左
右反射面43、44とが設けられるものである点は第一
実施形態と同様の構成であり、加えて必要に応じてシェ
ード5が設けられるものである点も同様である。
【0028】ここで、この第二の実施形態においては、
前記左右反射面43、44のそれぞれの外側に右補助反
射面45、左補助反射面46を設けるものであり、これ
ら左右補助反射面45、46は第一実施形態における左
右反射面43、44の一部を分割し割愛することで設け
ても良いものである。
前記左右反射面43、44のそれぞれの外側に右補助反
射面45、左補助反射面46を設けるものであり、これ
ら左右補助反射面45、46は第一実施形態における左
右反射面43、44の一部を分割し割愛することで設け
ても良いものである。
【0029】そして、前記左右補助反射面45、46
は、前記上下反射面41、42と同様に垂直断面側に第
一焦点を光源2の位置に有し第二焦点をシリンドリカル
レンズ部31の焦点の近傍に有する楕円が表れ、水平断
面側に前記シリンドリカルレンズ部31の範囲内で適宜
に広がり角を有する自由曲線が表れるものとして形成さ
れ、反射光をシリンドリカルレンズ部31に入射させる
ものとして形成されている。
は、前記上下反射面41、42と同様に垂直断面側に第
一焦点を光源2の位置に有し第二焦点をシリンドリカル
レンズ部31の焦点の近傍に有する楕円が表れ、水平断
面側に前記シリンドリカルレンズ部31の範囲内で適宜
に広がり角を有する自由曲線が表れるものとして形成さ
れ、反射光をシリンドリカルレンズ部31に入射させる
ものとして形成されている。
【0030】図4は上記の構成とした第二の実施形態の
総合配光特性H10を示すものであり、この総合配光特
性H10は第一実施形態の総合配光特性H1と同様な上
下反射面41、42による配光特性H41と左右反射面
43、44による配光特性H43に加えて、配光特性H
41の外側の両端部に右補助反射面45による配光特性
H45、左補助反射面46による配光特性H46が加え
られ、一層に水平方向に幅広な配光形状が得られるもの
となる。
総合配光特性H10を示すものであり、この総合配光特
性H10は第一実施形態の総合配光特性H1と同様な上
下反射面41、42による配光特性H41と左右反射面
43、44による配光特性H43に加えて、配光特性H
41の外側の両端部に右補助反射面45による配光特性
H45、左補助反射面46による配光特性H46が加え
られ、一層に水平方向に幅広な配光形状が得られるもの
となる。
【0031】図5に示すものは、本発明の第三の実施形
態であり、この第三の実施形態においても投影レンズ3
にはシリンドリカルレンズ部31、非球面レンズ部3
2、33が設けられ、反射鏡4にはシリンドリカルレン
ズ部31に光を入射させる上下反射面41、42が設け
られるものである点は第一の実施形態と同様の構成であ
り、加えて必要に応じてシェード5が設けられるもので
ある点も同様である。
態であり、この第三の実施形態においても投影レンズ3
にはシリンドリカルレンズ部31、非球面レンズ部3
2、33が設けられ、反射鏡4にはシリンドリカルレン
ズ部31に光を入射させる上下反射面41、42が設け
られるものである点は第一の実施形態と同様の構成であ
り、加えて必要に応じてシェード5が設けられるもので
ある点も同様である。
【0032】また、水平方向には左右反射面43、44
が設けられ、その左右反射面43、44それぞれの外側
には左右補助反射面47、48が設けられるものである
点は上記した第二の実施形態と形状的には同様である
が、この第三の実施形態においては、右反射面43と右
補助反射面47との境界は投影レンズ3のシリンドリカ
ルレンズ部31と非球面レンズ部32との境界に略対応
する位置として設定され、左反射面44と左補助反射面
48との境界も同様にシリンドリカルレンズ部31と非
球面レンズ部33に準じて設定されている。
が設けられ、その左右反射面43、44それぞれの外側
には左右補助反射面47、48が設けられるものである
点は上記した第二の実施形態と形状的には同様である
が、この第三の実施形態においては、右反射面43と右
補助反射面47との境界は投影レンズ3のシリンドリカ
ルレンズ部31と非球面レンズ部32との境界に略対応
する位置として設定され、左反射面44と左補助反射面
48との境界も同様にシリンドリカルレンズ部31と非
球面レンズ部33に準じて設定されている。
【0033】左右反射面43、44は、前記した第一、
第二の実施例と同様に非球面レンズ部32、33の略焦
点の位置に第二焦点を有する楕円面として形成され、非
球面レンズ部32、33を介して比較的に狭い照射角の
光を照射するものとされているが、この第三の実施形態
においては左右補助反射面47、48もまた反射光を非
球面レンズ部32、33に入射させるものとされ、左右
補助反射面45、46からの反射光をシリンドリカルレ
ンズ部31に入射させていた第二の実施形態とはこの点
で相違する。
第二の実施例と同様に非球面レンズ部32、33の略焦
点の位置に第二焦点を有する楕円面として形成され、非
球面レンズ部32、33を介して比較的に狭い照射角の
光を照射するものとされているが、この第三の実施形態
においては左右補助反射面47、48もまた反射光を非
球面レンズ部32、33に入射させるものとされ、左右
補助反射面45、46からの反射光をシリンドリカルレ
ンズ部31に入射させていた第二の実施形態とはこの点
で相違する。
【0034】従って、左右補助反射面47、48は非球
面レンズ部32、33に光を入射させるべく、非球面レ
ンズ部32、33の頂点の近傍に第二焦点を有する楕円
面を基準とする反射面形状として形成されている。尚、
第二焦点の位置を非球面レンズ部32、33の頂点から
焦点の位置の間で調整することで、射出される光の放射
角の調整は自在である。
面レンズ部32、33に光を入射させるべく、非球面レ
ンズ部32、33の頂点の近傍に第二焦点を有する楕円
面を基準とする反射面形状として形成されている。尚、
第二焦点の位置を非球面レンズ部32、33の頂点から
焦点の位置の間で調整することで、射出される光の放射
角の調整は自在である。
【0035】図6は、上記の構成とした第三の実施形態
の総合配光特性H11を示すものであり、この総合配光
特性H11は第一、第二の実施形態の総合配光特性H1
と同様な上下反射面41、42による配光特性H41と
左右反射面43、44による配光特性H43に加えて、
配光特性H41内の中心部に左右補助反射面47、48
による配光特性H47が重ね合わされ、一層に自動車の
正面遠方方向の視認性が向上するものとなる。
の総合配光特性H11を示すものであり、この総合配光
特性H11は第一、第二の実施形態の総合配光特性H1
と同様な上下反射面41、42による配光特性H41と
左右反射面43、44による配光特性H43に加えて、
配光特性H41内の中心部に左右補助反射面47、48
による配光特性H47が重ね合わされ、一層に自動車の
正面遠方方向の視認性が向上するものとなる。
【0036】図7に示すものは、本発明の第四の実施形
態であり、この第四の実施形態においても投影レンズ3
にはシリンドリカルレンズ部31、非球面レンズ部3
2、33が設けられ、反射鏡4にはシリンドリカルレン
ズ部31に光を入射させる上下反射面41、42が設け
られるものである点は第一の実施形態と同様の構成であ
り、加えて必要に応じてシェード5が設けられるもので
ある点も同様である。
態であり、この第四の実施形態においても投影レンズ3
にはシリンドリカルレンズ部31、非球面レンズ部3
2、33が設けられ、反射鏡4にはシリンドリカルレン
ズ部31に光を入射させる上下反射面41、42が設け
られるものである点は第一の実施形態と同様の構成であ
り、加えて必要に応じてシェード5が設けられるもので
ある点も同様である。
【0037】また、水平方向には左右反射面43、44
が設けられ、その左右反射面43、44それぞれの外側
には左右補助反射面47、48が設けられるものである
点は上記した第二の実施形態と形状的には同様であり、
そして、前記左右補助反射面47、48からの光が非球
面レンズ部32、33に入射するものとされている点は
第三の実施形態と同様である。
が設けられ、その左右反射面43、44それぞれの外側
には左右補助反射面47、48が設けられるものである
点は上記した第二の実施形態と形状的には同様であり、
そして、前記左右補助反射面47、48からの光が非球
面レンズ部32、33に入射するものとされている点は
第三の実施形態と同様である。
【0038】ここで、第三の実施形態における左右補助
反射面47、48の作用について検討してみると、この
左右補助反射面47、48の第二焦点は非球面レンズ部
32、33の焦点の位置、言い換えればシェード5より
も照射方向前方に設定されているので、シェード5の位
置を通過する際には未だ充分に収束が行われず光束は相
当の面積を有する状態である。
反射面47、48の作用について検討してみると、この
左右補助反射面47、48の第二焦点は非球面レンズ部
32、33の焦点の位置、言い換えればシェード5より
も照射方向前方に設定されているので、シェード5の位
置を通過する際には未だ充分に収束が行われず光束は相
当の面積を有する状態である。
【0039】従って、第三の実施形態においては、左右
補助反射面47、48から反射する光の下半部で反射す
るものが殆どシェード5で遮蔽され無効と成る。この第
四の実施形態はこの点を考慮して成されたものであり、
前記右補助反射面47は光軸Zを通る水平線Hで更に右
上部補助反射面47Uと右下部補助反射面47Dとに分
割され、左補助反射面48も同様に左上部補助反射面4
8Uと左下部補助反射面48Dとに分割されている。
補助反射面47、48から反射する光の下半部で反射す
るものが殆どシェード5で遮蔽され無効と成る。この第
四の実施形態はこの点を考慮して成されたものであり、
前記右補助反射面47は光軸Zを通る水平線Hで更に右
上部補助反射面47Uと右下部補助反射面47Dとに分
割され、左補助反射面48も同様に左上部補助反射面4
8Uと左下部補助反射面48Dとに分割されている。
【0040】このときに、左右上部補助反射面47U、
48Uは第三の実施形態と同様に非球面レンズ部32、
33の頂点の近傍に第二焦点を有する楕円面状として形
成されているが、左右下部補助反射面47D、48Dに
おいては、水平断面側は光源2を焦点とする放物面を基
本として形成され、反射光を光軸Zに平行な方向に反射
するものとされている。また、垂直断面側は投影レンズ
3の焦点を外側に延長した延長線上に第二焦点を略位置
させる楕円面を基本として形成されている。
48Uは第三の実施形態と同様に非球面レンズ部32、
33の頂点の近傍に第二焦点を有する楕円面状として形
成されているが、左右下部補助反射面47D、48Dに
おいては、水平断面側は光源2を焦点とする放物面を基
本として形成され、反射光を光軸Zに平行な方向に反射
するものとされている。また、垂直断面側は投影レンズ
3の焦点を外側に延長した延長線上に第二焦点を略位置
させる楕円面を基本として形成されている。
【0041】このように構成したことで、前記左右下部
補助反射面47D、48Dからの反射光は、シェード5
が設けられた位置を通過するときには垂直断面方向には
収束が完全に行われ線状と成っているのでシェード5に
遮られることなくほヾ全光量が投影レンズ3の非球面レ
ンズ部32、33に入射するものとなり、即ち、照射光
として利用できるものとなる。
補助反射面47D、48Dからの反射光は、シェード5
が設けられた位置を通過するときには垂直断面方向には
収束が完全に行われ線状と成っているのでシェード5に
遮られることなくほヾ全光量が投影レンズ3の非球面レ
ンズ部32、33に入射するものとなり、即ち、照射光
として利用できるものとなる。
【0042】図8は、上記の構成とした第四の実施形態
の総合配光特性H12を示すものであり、この総合配光
特性H12は第一、第二、第三のの実施形態の総合配光
特性H1と同様な上下反射面41、42による配光特性
H41と左右反射面43、44による配光特性H43に
加えて、配光特性H41内の中心部に左右上部補助反射
面47U、48Uによる配光特性H47Uが重ね合わさ
れ、この状態で左右補助反射面47、48の下半部がシ
ェード5で遮蔽されている第三の実施形態の総合配光特
性H11とほヾ同等の明るさのものとなる。
の総合配光特性H12を示すものであり、この総合配光
特性H12は第一、第二、第三のの実施形態の総合配光
特性H1と同様な上下反射面41、42による配光特性
H41と左右反射面43、44による配光特性H43に
加えて、配光特性H41内の中心部に左右上部補助反射
面47U、48Uによる配光特性H47Uが重ね合わさ
れ、この状態で左右補助反射面47、48の下半部がシ
ェード5で遮蔽されている第三の実施形態の総合配光特
性H11とほヾ同等の明るさのものとなる。
【0043】加えて、第四の実施形態においては左右下
部補助反射面47D、48Dによる配光特性H47Dが
配光特性H41内の中心部に重ね合わされるので、総合
配光特性H12の自動車の正面遠方方向は更に明るいも
のとなり、より一層に正面遠方に対する視認性は向上す
るものとなる。
部補助反射面47D、48Dによる配光特性H47Dが
配光特性H41内の中心部に重ね合わされるので、総合
配光特性H12の自動車の正面遠方方向は更に明るいも
のとなり、より一層に正面遠方に対する視認性は向上す
るものとなる。
【0044】図9に示すものは本発明の第五の実施形態
であり、投影レンズ3に一方向には曲率のないシリンド
リカルレンズ部31が設けられたことで、本発明のプロ
ジェクタ型ランプ1においては昼間の非点灯時において
は外部から外光により内部構造、例えば反射鏡4、シェ
ード5などが実際の形状に近い状態で覗き見ることがで
きるものとなり、特に投影レンズ3の焦点の近傍にある
シェード5は拡大されて見えるものとなる。
であり、投影レンズ3に一方向には曲率のないシリンド
リカルレンズ部31が設けられたことで、本発明のプロ
ジェクタ型ランプ1においては昼間の非点灯時において
は外部から外光により内部構造、例えば反射鏡4、シェ
ード5などが実際の形状に近い状態で覗き見ることがで
きるものとなり、特に投影レンズ3の焦点の近傍にある
シェード5は拡大されて見えるものとなる。
【0045】そこで、この第五の実施形態では前記シェ
ード5の投影レンズ3側の面に、例えばアルミニウムの
真空蒸着などによる反射処理5a、或いは、車体色と同
色に塗装することで着色処理5bを行うものであり、こ
のようにすることで、プロジェクタ型ランプ1の非点灯
時には外光により反射処理5a(または着色処理5b)
が観視者に見えるものとなる。
ード5の投影レンズ3側の面に、例えばアルミニウムの
真空蒸着などによる反射処理5a、或いは、車体色と同
色に塗装することで着色処理5bを行うものであり、こ
のようにすることで、プロジェクタ型ランプ1の非点灯
時には外光により反射処理5a(または着色処理5b)
が観視者に見えるものとなる。
【0046】このときに、反射処理5aである場合に
は、投影レンズ3のほヾ全面が金属光沢で輝き、一層に
プロジェクタ型ランプ1の存在感を強調するものとな
り、着色処理5bである場合には投影レンズ3のほヾ全
面が車体色と成り、逆にプロジェクタ型ランプ1の存在
を意識させないものとなり、何れを選択するかのデザイ
ン上での自由度が向上する。
は、投影レンズ3のほヾ全面が金属光沢で輝き、一層に
プロジェクタ型ランプ1の存在感を強調するものとな
り、着色処理5bである場合には投影レンズ3のほヾ全
面が車体色と成り、逆にプロジェクタ型ランプ1の存在
を意識させないものとなり、何れを選択するかのデザイ
ン上での自由度が向上する。
【0047】図10に示すものは本発明の第六の実施形
態であり、投影レンズ3に一方向には曲率のないシリン
ドリカルレンズ部31が設けられたことで、本発明のプ
ロジェクタ型ランプ1においては昼間の非点灯時におい
ては、この投影レンズ3の表面に外景が映り込む作用が
期待できるものとなる。
態であり、投影レンズ3に一方向には曲率のないシリン
ドリカルレンズ部31が設けられたことで、本発明のプ
ロジェクタ型ランプ1においては昼間の非点灯時におい
ては、この投影レンズ3の表面に外景が映り込む作用が
期待できるものとなる。
【0048】よって、図示のように、投影レンズ3の前
方の照射光を遮蔽しない位置にフード6を設け、内面側
にアルミニウムの真空蒸着などによる反射処理6aを施
しておけば、前記した第三の実施形態の反射処理5aと
同様に投影レンズ3の表面を金属光沢として見せること
が可能となる。
方の照射光を遮蔽しない位置にフード6を設け、内面側
にアルミニウムの真空蒸着などによる反射処理6aを施
しておけば、前記した第三の実施形態の反射処理5aと
同様に投影レンズ3の表面を金属光沢として見せること
が可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、投
影レンズは、中央部分に取付状態での垂直断面に曲線が
表れるシリンドリカルレンズ部が形成され、前記シリン
ドリカルレンズ部の左右両端部のそれぞれには、中心を
通る断面で二分割されてこの分割面で接する形状の非球
面レンズ部とされ、前記反射鏡は、取付状態での略上下
左右方向に位置する上反射面、下反射面、左反射面およ
び右反射面に4分割され、各々が楕円を基本とする曲面
の反射面として構成されて組合わせが行われているプロ
ジェクタ型ランプとしたことで、プロジェクタ型ランプ
としての配光特性の形状など特性を失うことなく投影レ
ンズの形状の変更と面積の拡大とを可能とするものであ
り、これにより、従来はデザイン的に変化を持たせるこ
とが困難であったプロジェクタ型ランプにデザイン面の
自由度を与える極めて優れた効果を奏するものである。
影レンズは、中央部分に取付状態での垂直断面に曲線が
表れるシリンドリカルレンズ部が形成され、前記シリン
ドリカルレンズ部の左右両端部のそれぞれには、中心を
通る断面で二分割されてこの分割面で接する形状の非球
面レンズ部とされ、前記反射鏡は、取付状態での略上下
左右方向に位置する上反射面、下反射面、左反射面およ
び右反射面に4分割され、各々が楕円を基本とする曲面
の反射面として構成されて組合わせが行われているプロ
ジェクタ型ランプとしたことで、プロジェクタ型ランプ
としての配光特性の形状など特性を失うことなく投影レ
ンズの形状の変更と面積の拡大とを可能とするものであ
り、これにより、従来はデザイン的に変化を持たせるこ
とが困難であったプロジェクタ型ランプにデザイン面の
自由度を与える極めて優れた効果を奏するものである。
【0050】また、面積の拡大を可能としたことで、点
灯時の発光面積が格段に増加するものとなり、対向車或
いは歩行者からの視認性も向上するものとなって、より
安全性が向上するなど性能の向上にも優れた効果を奏
し、更には、発光面積の拡大により投影レンズの温度も
低下させ、投影レンズの樹脂化を可能とするなどコスト
ダウンにも優れた効果を奏するものである。
灯時の発光面積が格段に増加するものとなり、対向車或
いは歩行者からの視認性も向上するものとなって、より
安全性が向上するなど性能の向上にも優れた効果を奏
し、更には、発光面積の拡大により投影レンズの温度も
低下させ、投影レンズの樹脂化を可能とするなどコスト
ダウンにも優れた効果を奏するものである。
【図1】 本発明に係るプロジェクタ型ランプの第一の
実施形態を示す説明図である。
実施形態を示す説明図である。
【図2】 同じ第一の実施形態における配光特性の形成
手段を模式的に示す説明図である。
手段を模式的に示す説明図である。
【図3】 同じく本発明に係るプロジェクタ型ランプの
第二の実施形態を示す説明図である。
第二の実施形態を示す説明図である。
【図4】 同じ第二の実施形態における配光特性の形成
手段を模式的に示す説明図である。
手段を模式的に示す説明図である。
【図5】 同じく本発明に係るプロジェクタ型ランプの
第三の実施形態を示す説明図である。
第三の実施形態を示す説明図である。
【図6】 同じ第三の実施形態における配光特性の形成
手段を模式的に示す説明図である。
手段を模式的に示す説明図である。
【図7】 同じく本発明に係るプロジェクタ型ランプの
第四の実施形態を示す説明図である。
第四の実施形態を示す説明図である。
【図8】 同じ第四の実施形態における配光特性の形成
手段を模式的に示す説明図である。
手段を模式的に示す説明図である。
【図9】 同じく本発明に係るプロジェクタ型ランプの
第五の実施形態を要部で示す説明図である。
第五の実施形態を要部で示す説明図である。
【図10】 同じく本発明に係るプロジェクタ型ランプ
の第六の実施形態を要部で示す説明図である。
の第六の実施形態を要部で示す説明図である。
【図11】 従来例を示す説明図である。
【図12】 別の従来例を示す説明図である。
1……プロジェクタ型ランプ 2……光源 3……投影レンズ 31……シリンドリカルレンズ部 32、33……非球面レンズ部 4……反射鏡 41……上反射面 42……下反射面 43……右反射面 44……左反射面 45、47……右補助反射面 47U……右上部補助反射面 47D……右下部補助反射面 46、48……左補助反射面 48U……左上部補助反射面 48D……左下部補助反射面 5……シェード 5a……反射処理 5b……着色処理 51……右切欠部 52……左切欠部 6……フード 6a……反射処理
Claims (7)
- 【請求項1】 光源と、投影レンズと、反射鏡と、必要
に応じ設けられるシェードと、これらを保持するハウジ
ングとから成るプロジェクタ型ランプにおいて、前記投
影レンズは、中央部分に取付状態での垂直断面に曲線が
表れるシリンドリカルレンズ部が形成され、前記シリン
ドリカルレンズ部の左右両端部のそれぞれには、中心を
通る断面で二分割されてこの分割面で接する形状の非球
面レンズ部とされ、前記反射鏡は、取付状態での略上下
左右方向に位置する上反射面、下反射面、左反射面およ
び右反射面に4分割され、各々が楕円を基本とする曲面
の反射面として構成されて組合わせが行われていること
を特徴とするプロジェクタ型ランプ。 - 【請求項2】 前記反射鏡の4分割は、この反射鏡の中
心を通る放射線状に行われ、取付状態での水平線から上
下に10〜45°の範囲内で行われていることを特徴と
する請求項1記載のプロジェクタ型ランプ。 - 【請求項3】 前記反射鏡の、前記上反射面および下反
射面は前記投影レンズの前記シリンドリカルレンズ部に
入射する光を生成し、前記左反射面および右反射面は前
記非球面レンズ部に入射する光を生成する構成とされて
いることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプ
ロジェクタ型ランプ。 - 【請求項4】 前記反射鏡の、前記上反射面および下反
射面は前記投影レンズの前記シリンドリカルレンズ部に
入射する光を生成し、前記左反射面および右反射面のそ
れぞれの外側には補助反射面が設けられ、それぞれの左
右反射面は前記非球面レンズ部に入射する光を生成し、
それぞれの補助反射面は前記シリンドリカルレンズ部に
入射する光を生成する構成とされていることを特徴とす
る請求項1または請求項2記載のプロジェクタ型ラン
プ。 - 【請求項5】 前記反射鏡の、前記上反射面および下反
射面は前記投影レンズの前記シリンドリカルレンズ部に
入射する光を生成し、前記左反射面および右反射面のそ
れぞれの外側であり且つ前記シリンドリカルレンズ部と
前記非球面レンズ部との境界位置を略境界とする補助反
射面が設けられ、それぞれの左右反射面は前記非球面レ
ンズ部の焦点近傍の位置に第二焦点が配置され、補助反
射面は前記非球面レンズ部の頂点近傍の位置に第二焦点
が配置されていることを特徴とする請求項1または請求
項2記載のプロジェクタ型ランプ。 - 【請求項6】 前記反射鏡の、前記上反射面および下反
射面は前記投影レンズの前記シリンドリカルレンズ部に
入射する光を生成し、前記左反射面および右反射面のそ
れぞれの外側であり且つ前記シリンドリカルレンズ部と
前記非球面レンズ部との境界位置を略境界とする補助反
射面が設けられると共に、前記補助反射面にはこの反射
鏡の中心を通る取付状態での水平線で更に上部補助反射
面と下部補助反射面とに分割が行われ、それぞれの左右
反射面は前記非球面レンズ部の焦点近傍の位置に第二焦
点が配置され、それぞれの上部補助反射面は前記非球面
レンズ部の頂点近傍の位置に第二焦点が配置され、それ
ぞれの下部補助反射面は垂直方向には収束し水平方向に
は光軸と平行となる反射光が得られるように前記投影レ
ンズの焦点の外側への略延長線上に第二焦点が配置され
ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
プロジェクタ型ランプ。 - 【請求項7】 配光特性に非対称パターンを形成するた
めに前記シェードに設けられる切欠部は、前記投影レン
ズのシリンドリカルレンズ部と非球面レンズ部との境界
に略対応する2個所として設けられていることを特徴と
する請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載
のプロジェクタ型ランプ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310927A JPH10261302A (ja) | 1997-01-17 | 1997-11-12 | プロジェクタ型ランプ |
DE69829895T DE69829895T2 (de) | 1997-01-17 | 1998-01-13 | Scheinwerfer |
EP98100447A EP0854316B1 (en) | 1997-01-17 | 1998-01-13 | Projector type lamp |
US09/008,385 US6007223A (en) | 1997-01-17 | 1998-01-16 | Projector type lamp |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-6405 | 1997-01-17 | ||
JP640597 | 1997-01-17 | ||
JP9310927A JPH10261302A (ja) | 1997-01-17 | 1997-11-12 | プロジェクタ型ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10261302A true JPH10261302A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=26340535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9310927A Pending JPH10261302A (ja) | 1997-01-17 | 1997-11-12 | プロジェクタ型ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10261302A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6338568B1 (en) | 1998-10-27 | 2002-01-15 | Stanley Electric Co., Ltd. | Projection lamp |
JP2003016813A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-17 | Stanley Electric Co Ltd | プロジェクタ型ランプ |
JP2009301786A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Stanley Electric Co Ltd | プロジェクタ型車両用前照灯 |
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