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JPH10267685A - 車両の横滑り角推定方法 - Google Patents

車両の横滑り角推定方法

Info

Publication number
JPH10267685A
JPH10267685A JP9068500A JP6850097A JPH10267685A JP H10267685 A JPH10267685 A JP H10267685A JP 9068500 A JP9068500 A JP 9068500A JP 6850097 A JP6850097 A JP 6850097A JP H10267685 A JPH10267685 A JP H10267685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
yaw rate
slip angle
cornering power
side slip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9068500A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Fukushima
直人 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP9068500A priority Critical patent/JPH10267685A/ja
Priority to US09/042,454 priority patent/US6128569A/en
Publication of JPH10267685A publication Critical patent/JPH10267685A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W40/00Estimation or calculation of non-directly measurable driving parameters for road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub unit, e.g. by using mathematical models
    • B60W40/10Estimation or calculation of non-directly measurable driving parameters for road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub unit, e.g. by using mathematical models related to vehicle motion
    • B60W40/103Side slip angle of vehicle body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1755Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve
    • B60T8/17551Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve determining control parameters related to vehicle stability used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2230/00Monitoring, detecting special vehicle behaviour; Counteracting thereof
    • B60T2230/02Side slip angle, attitude angle, floating angle, drift angle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刻々変化する路面状態の変化に即時対応しな
がら車両の横滑り角を推定できるようにすること。 【解決手段】 車両のヨーレイト△ψと横加速度△△Y
と車速Vの各センサ信号から次式(1)により後輪のコ
ーナリングパワー推定値PC2 を演算し、前記後輪のコ
ーナリングパワー推定値PC2 とヨーレイト信号△ψを
用いて、車両の二輪モデルから解析的に求められるヨー
レイトと横滑り角の関係式である次式(2)で横滑り角
推定値Pβを演算すること。 PC2 =(V/h)(ma△△Y−I△ψs)s/[△
ψ(bs+V)−△△Y]+f(△△Y) …(1) Pβ=−Kbr[(Tb s+1)/(Tr s+1)]△ψ
…(2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、車両の横滑り角
推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来公知の、車両の横滑り角推定方法
として、例えば、自動車技術会学術講演会前刷集964
(1996年10月発行)の第121〜124頁の第1
〜8図に記載されたものがある。この従来の車両の横滑
り角推定方法は、図5に示すように、主に路面判定ロジ
ック部と2輪モデルによる滑り角推定ロジック部から構
成されている。舵角、横加速度、ヨーレイト、車速を入
力とし、2輪モデルの運動方程式から導いた横滑り角推
定式により演算する。この時、タイヤのコーナリングパ
ワーCF,CRは、路面状態(ドライ、ウエット、スノ
ー、アイスなど)で大きく変わるため、路面判定ロジッ
クを設けて、路面状態を判断しコーナリングパワーC
F,CRを補正している(下記、数式01参照)。
【0003】
【数式1】 すなわち、路面判定ロジック部は、図6に示すような構
成になっていて、ヨーレイト推定値とヨーレイトセンサ
値とを時系列センサ値としてストアし、一定時間後の、
ヨーレイト推定値とヨーレイトセンサ値の時系列データ
を用いて軌跡をプロットし、この時、路面誤判定しない
ようにヨーレイト推定値とヨーレイトセンサ値に対する
位相ずれ量を時系列データから求め、このプロットした
軌跡で路面判定を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
の従来の車両の横滑り角推定方法にあっては、路面判定
ロジック部が、上述したように過去の一定時間の間、ヨ
ーレイトセンサ値とヨーレイト推定値を時系列データと
して保存し、この2ケのデータの軌跡からドライ路・ス
ノー路の判断をするという構成であったため、路面判定
に一定の時間を要し、例えば、ドライ路からスノー路へ
というような路面状態の急変に対応できず、この場合の
横滑り角推定値に誤差を生じ、これを用いた車両制御シ
ステムの性能を劣化させる(例えば、車両スピン防止シ
ステムのスピン防止機能が十分に発揮できなくなる)と
いう問題があった。
【0005】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、刻々変化する路面状態の変化に即時対
応しながら車両の横滑り角を推定できるようにすること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ために、本発明では、2輪モデルの運動方程式をベース
にしている点は従来方法と同様であるが、横加速度とヨ
ーレイトの関係式からタイヤのコーナリングパワーの式
を直接導き出し、これに横加速度による補正を加えるこ
とで、刻々のコーナリングパワーを推定し、これによっ
て横滑り角を演算するようにした。すなわち、請求項1
記載の車両の横滑り角推定方法は、車両のヨーレイト△
ψと横加速度△△Yと車速Vの各センサ信号から次式
(1)により後輪のコーナリングパワー推定値PC2
演算し、 PC2 =(V/h)(ma△△Y−I△ψs)s/[△ψ(bs+V)−△△Y ]+f(△△Y) …(1) (ここで、sはラプラス演算子、mは車両質量、aは車
両重心位置から前輪車軸までの前後方向距離、bは車両
重心位置から後輪車軸までの前後方向距離、hはホイー
ルベース、Iは車両慣性モーメント、右辺第1項は車両
の二輪モデルから解析的に求められる後輪のコーナリン
グパワー、第二項のf(△△Y)は横加速度による補正
項である)前記後輪のコーナリングパワー推定値PC2
とヨーレイト信号△ψを用いて、車両の二輪モデルから
解析的に求められるヨーレイトと横滑り角の関係式であ
る次式(2)で横滑り角推定値Pβを演算する Pβ=−Kbr[(Tb s+1)/(Tr s+1)]△ψ …(2) [ここで、Kbr=(1−(ma/(hbPC2 ))V
2 )(b/V)、Tb =IV/(hbPC2 −maV
2 )、Tr =[ma/(hPC2 )]Vである]ことを
特徴とする。請求項2記載の発明では、請求項1記載の
車両の横滑り角推定方法において、前記補正項f(△△
Y)を、次式(3)に示す、|△△Y|の一次式とした f(△△Y)=C* 2|△△Y|/9.8 …(3) ことを特徴とする。請求項3記載の発明では、請求項1
記載の車両の横滑り角推定方法において、ヨーレイト△
ψの代わりに横加速度△△Yを用いて、同じく車両の二
輪モデルから解析的に求められる横加速度と横滑り角の
関係式である次式(4)を用いて横滑り角推定値Pβを
演算する Pβ= −Kbg[(Tb s+1)/(Tg22 +Tg1s+1)]△△Y …(4) [ここで、Kbg=(1−(ma/(hbPC2 ))V
2 )(b/V2 )、Tb =IV/((hbPC2 )−m
aV2 )、Tg2=[I/(hPC2 )]、Tg1=b/V
である]ことを特徴とする。請求項4記載の発明では、
車両のヨーレイト△ψと横加速度△△Yと車速Vの各セ
ンサ信号から次式(11)により後輪のコーナリングパ
ワー推定値PC2 を演算し、 PC2 =(V/h)(ma△△Y−I△ψs)s/[△ψ(bs+V)−△△Y ] …(11) (ここで、sはラプラス演算子、mは車両質量、aは車
両重心位置から前輪車軸までの前後方向距離、bは車両
重心位置から後輪車軸までの前後方向距離、hはホイー
ルベース、Iは車両慣性モーメントである) 前記後輪のコーナリングパワー推定値PC2 とヨーレイ
ト信号△ψを用いて、車両の二輪モデルから解析的に求
められるヨーレイトと横滑り角の関係式である次式(1
2)で横滑り角推定値Pβを演算する Pβ=−Kbr[(Tb s+1)/(Tr s+1)]△ψ …(12) [ここで、Kbr=(1−(ma/(hbPC2 ))V
2 )(b/V)、Tb =IV/((hbPC2 )−ma
2 )、Tr =[ma/(hPC2 )]Vである]こと
を特徴とする。
【0007】
【作用】 本発明では、刻々と検出されているヨーレイ
ト△ψと横加速度△△Yのみの関数に基づいてコーナリ
ングパワー推定値PC2 を求め、この推定値PC2 から
横滑り角推定値Pβを演算するものであり、従来のよう
に、ヨーレイト△ψや横加速度△△Yを時系列的にスト
アする必要がない。したがって、路面の摩擦係数が急変
した場合には、コーナリングパワー推定値PC2 がこの
変化に即対応でき、したがって、横滑り角推定値PBも
これに即対応する。なお、請求項4記載の発明では、請
求項1記載の発明の補正項f(△△Y)を有していない
が、この場合、実施の形態を示す図3の演算ブロックに
おいて、Satulation(108)の下限値を例
えばC* 2の20%程度に設定することで、充分に信頼性
を有した値を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】 以下に、本発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は車両の2輪モデルであ
る。図中1は前輪、2は後輪、3は車両の重心である。
この図において、δは前輪舵角、△ψはヨーレイト、△
△Yは横加速度、βは横滑り角、C1 は前輪コーナリン
グパワー(2輪分)、C2 は後輪コーナリングパワー
(2輪分)、mは車両質量、Iは車両慣性モーメント、
hはホイールベース、Vは車速である。図1に示す車両
の2輪モデルで舵角δに対するヨーレイト△ψと横加速
度△△Yの応答の伝達関数は次のように書ける。
【0009】舵角とヨーレイトの伝達関数である(△ψ
/δ)は、 (△ψ/δ)= Kr (Tr s+1)ω0 2/(s2 +2ζ0 ω0 s+ω0 2) …(a) 舵角と横加速度との伝達関数である(△△Y/δ)は、 (△△Y/δ)= Kg (Tg22 +Tg1s+1)ω0 2/(s2 +2ζ0 ω0 s+ω0 2) …(b) 上記(a)(b)式から (△ψ/△△Y)=(Kr /Kg )(Tr s+1)/(Tg22 +Tg1s+1) …(c) ここで、 Kr =[1/(1+KsV2 )](V/h) …(d) Kg =[1/(1+KsV2 )](V2 /h) …(e) Tr =(ma/(hC2 ))V …(f) Tg2=I/(hC2 ) …(g) Tg1=b/V …(h) である。これらを(c)式に代入して △ψ/△△Y= (1/V)[(ma/h)(V/C2 )s+1]/[(I/(hC2 )s2 +( b/V)s+1] …(j) この式(j)は、(a)式の舵角とヨーレイトの伝達関
数と、(b)式の舵角と横加速度の伝達関数との比をと
ったもので、これは前輪のタイヤ特性を排除するために
行った。すなわち、前輪は操舵するので横滑り角βを推
定するために用いないようにした。上記(j)式からC
2 を求めると、 C2 =(V/h)(ma△△Y−I△ψs)s/[△ψ(bs+V)−△△Y] …(k) となる。横滑り角に対するタイヤのサイドフォース特性
は図2に示すような非線形特性を有している。したがっ
て、(k)式で求まるC2 は、刻々変化する作動点Aに
おける折れ線の傾きを表していることになる。横滑り角
βを推定する場合に必要なC2 の値は、作動点Aと原点
を結ぶ直線の傾きである。このため、コーナリングパワ
ー推定値PC2 は次式(m)のように補正する必要があ
る。 PC2 =(V/h)(ma△△Y−I△ψs)s/[△ψ(bs+V)−△△Y ]+C* 2|△△Y|/9.8 …(m) ここで、C* 2は、図2に示すようにサイドフォースがほ
ぼ飽和する点Bと原点とを結ぶ直線の傾きである。上式
(m)は、横加速度△△Yが小さい原点付近では右辺の
第一項が支配的であり、横加速度△△Yが大きくサイド
フォースが飽和するB点付近では、右辺の第一項が0に
近づくため、第二項が支配的になるということを表して
いる。この補正が本発明の特徴となっている。
【0010】図1の2輪モデルで舵角δに対する横滑り
角βの応答の伝達関数は次のように書ける。 (β/δ)= −Kb (Tb s+1)ω0 2/(s2 +2ζ0 ω0 s+ω0 2)…(n) ここで、 Kb = {[1−(ma/(hbC2 ))V2 ]/(1+KsV2 )}(b/h) …( p)Tb =IV/(hbC2 −maV2 ) …(q) である。式(a)(n)より、 (β/△ψ)=−Kbr(Tb s+1)/(Tr s+1) …(r) ここで、 Kbr=[1−(ma/(hbC2 )V2 ](b/V) …(s) である。
【0011】式(r)とヨーレイト△ψから、次式で横
滑り角推定値Pβを求める。 Pβ=−Kbr[(Tb s+1)/(Tr s+1)]△ψ …(t) 以上で横滑り角推定の基本式が求まった。これにより横
滑り角推定値Pβを求める。
【0012】推定の手順は、まず、ヨーレイト△ψと横
加速度△△Yと車速Vの各センサ信号と、(m)式から
コーナリングパワー推定値PC2 を計算し、次に、この
コーナリングパワー推定値PC2 を用いて(f)式
(q)式(s)式の計算を行い、最後に(t)式を用い
てヨーレイトセンサ信号△ψから横滑り角推定値Pβを
演算する。図3の演算ブロック図を参照のこと。同様の
考え方で(b)式(n)式より次式(u)のように横滑
り角と横加速度の関係を求め、これより横滑り角を推定
することもできる。 Pβ=−Kbg[(Tb s+1)/(Tg22 +Tg1+1)]△△Y …(u) ここで、 Kbg=[1−(ma/(hbPC2 ))V2 ](b/V2 ) …(v) なお、Tb ,Tg2,Tg1は、それぞれ(q)式(g)式
(h)式のC2 をPC2とおいて計算された値である。
【0013】ここで図3について説明すると、101は
図外の車速センサから車速Vを入力する部位、102は
図外の横加速度センサから横加速度△△Yを入力する部
位、103はヨーレイトセンサからヨーレイト△ψを入
力する部位である。回路104は、横加速度センサ10
2で検出された横加速度△△Yから(m)式の右辺第二
項を求める演算を行う。回路105は車速Vにゲイン1
/hを掛ける回路であり、回路106は、(m)式の右
辺第一項を求める積算を行う。回路107は、回路10
4の演算結果と回路106の演算結果を足し合わせるも
ので、すなわち(m)式の第一項と第二項とを足し合わ
せる。回路108は上限・下限を設定し、この値は、回
路109を経て回路131,132に送られる。回路1
10は不感帯を設定するもので、本実施の形態では20
m/s2 以上の高速のみを用いるようにしている。回路
111は、ゲイン0.01を掛ける。回路112では微
分を行い、回路113ではゲインmaを掛ける。この回
路113の演算結果は回路116において、後記回路1
22の出力と足し算される。回路114では、後記回路
120の出力と、横加速度△△Yとの差を計算し、回路
115はこれの逆数をとる。回路117では、車速Vと
ヨーレイト△ψの掛け算を行う。回路118では、ヨー
レイト△ψの微分を行い、回路119では、ゲインbの
値を掛ける。回路120で回路117の出力と回路11
9の出力とを足し算する。回路121では、回路118
の出力を微分し、この出力に回路122でゲインIを掛
ける。回路131では、Tb を求める前記(q)式の演
算を行い、回路132では、Kbrを求める前記(s)式
の演算を行う。そして、各回路131,132の出力は
回路133で掛け算され、この演算結果は、回路134
において、回路118の出力値と掛け算される。また、
回路135では、前記回路132の演算結果にヨーレイ
ト△ψを掛ける演算が成され、回路136において、回
路134の演算結果と回路135の演算結果とが−を掛
けて足し算される。そして、回路136の演算結果に対
し、回路137で上限と下限とを設定し、回路138で
ローパスフィルタを掛け、回路139で微分する。な
お、回路138では、前記(r)式の1/(Tr s+
1)の部分を求めている。回路140では、回路139
の演算結果と回路111の演算結果を掛け算し、さら
に、回路141において、その演算結果と回路138の
演算結果との差を計算して横滑り角推定値Pβが求まる
(145)。
【0014】以上説明したように、実施の形態にあって
は、コーナリングパワー推定値PC2 をヨーレイト△ψ
と横加速度△△Yのみの関数として、この値から横滑り
角推定値Pβを求めるようにして、従来のように、時系
列的にストアされたデータから求める方法としていない
ため、路面μの変化に即対応することができ、高い応答
性ならびに高い検出精度が得られるという効果が得ら
れ、しかも、この横滑り角推定値Pβに基づいて制御を
行うシステムの性能劣化を防ぐことができるという効果
が得られるとともに、メモリの負担を軽減してシステム
のコスト低減を図ることができるという効果が得られ
る。
【0015】
【発明の効果】 以上説明たように本発明の車両の横滑
り角推定方法にあっては、タイヤのコーナリングパワー
を推定する式を直接導いたことにより、過去の一定時間
の時系列データを保存する必要がなくなり、このため、
急激な路面変化に対しても正確な横滑り角を推定でき、
システムの性能劣化を防止することができるという効果
が得られるとともに、メモリの負担を軽減して安価にで
きるという効果が得られる。すなわち、従来技術と比較
すると、従来技術の場合、図4(ロ)に示すように横滑
り角を推定するのに、路面判定を行い、この路面判定は
一定時間が経過する間に時系列的にストアされたデータ
に基づいて行うため、路面の変化に即対応することがで
きないのに対し、本願発明では、同図(イ)に示すとお
り、刻々入力されるヨーレイト△ψと横加速度△△Yの
みの関数を用いているため、路面の変化に即対応するこ
とができるものである。請求項4記載の発明では、信頼
性を確保しながら構成の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態の車両の横滑り角推定方法を
説明する2輪モデル図である。
【図2】サイドフォースF(縦軸)と横滑り角β(横
軸)の特性図である。
【図3】実施の形態の演算ブロック図である。
【図4】本発明と従来技術との比較図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 3 重心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のヨーレイト△ψと横加速度△△Y
    と車速Vの各センサ信号から次式(1)により後輪のコ
    ーナリングパワー推定値PC2 を演算し、 PC2 =(V/h)(ma△△Y−I△ψs)s/[△ψ(bs+V)−△△Y ]+f(△△Y) …(1) (ここで、sはラプラス演算子、mは車両質量、aは車
    両重心位置から前輪車軸までの前後方向距離、bは車両
    重心位置から後輪車軸までの前後方向距離、hはホイー
    ルベース、Iは車両慣性モーメント、右辺第1項は車両
    の二輪モデルから解析的に求められる後輪のコーナリン
    グパワー、第二項のf(△△Y)は横加速度による補正
    項である) 前記後輪のコーナリングパワー推定値PC2 とヨーレイ
    ト信号△ψを用いて、車両の二輪モデルから解析的に求
    められるヨーレイトと横滑り角の関係式である次式
    (2)で横滑り角推定値Pβを演算する Pβ=−Kbr[(Tb s+1)/(Tr s+1)]△ψ …(2) [ここで、Kbr=(1−(ma/(hbPC2 ))V
    2 )(b/V)、Tb =IV/(hbPC2 −maV
    2 )、Tr =[ma/(hPC2 )]Vである]ことを
    特徴とする車両の横滑り角推定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の横滑り角推定方法
    において、前記補正項f(△△Y)を、次式(3)に示
    す、|△△Y|の一次式とした f(△△Y)=C* 2|△△Y|/9.8 …(3) (C* 2は後輪タイヤのサイドフォースと横滑り角図上で
    サイドフォースがほぼ飽和する点と原点を結ぶ直線の傾
    き)ことを特徴とする車両の横滑り角推定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両の横滑り角推定方法
    において、ヨーレイト△ψの代わりに横加速度△△Yを
    用いて、同じく車両の二輪モデルから解析的に求められ
    る横加速度と横滑り角の関係式である次式(4)を用い
    て横滑り角推定値Pβを演算する Pβ= −Kbg[(Tb s+1)/(Tg22 +Tg1s+1)]△△Y …(4) [ここで、Kbg=(1−(ma/(hbPC2 ))V
    2 )(b/V2 )、Tb =IV/(hbPC2 −maV
    2 )、Tg2=[I/(hPC2 )]、Tg1=b/Vであ
    る]ことを特徴とする車両の横滑り角推定方法。
  4. 【請求項4】 車両のヨーレイト△ψと横加速度△△Y
    と車速Vの各センサ信号から次式(11)により後輪の
    コーナリングパワー推定値PC2 を演算し、 PC2 =(V/h)(ma△△Y−I△ψs)s/[△ψ(bs+V)−△△Y ] …(11) (ここで、sはラプラス演算子、mは車両質量、aは車
    両重心位置から前輪車軸までの前後方向距離、bは車両
    重心位置から後輪車軸までの前後方向距離、hはホイー
    ルベース、Iは車両慣性モーメント、である)前記後輪
    のコーナリングパワー推定値PC2 とヨーレイト信号△
    ψを用いて、車両の二輪モデルから解析的に求められる
    ヨーレイトと横滑り角の関係式である次式(12)で横
    滑り角推定値Pβを演算する Pβ=−Kbr[(Tb s+1)/(Tr s+1)]△ψ …(12) [ここで、Kbr=(1−(ma/(hbPC2 ))V
    2 )(b/V)、Tb =IV/(hbPC2 −maV
    2 )、Tr =[ma/(hPC2 )]Vである]ことを
    特徴とする車両の横滑り角推定方法。
JP9068500A 1997-03-21 1997-03-21 車両の横滑り角推定方法 Pending JPH10267685A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9068500A JPH10267685A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 車両の横滑り角推定方法
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