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JPH10241697A - アルカリ蓄電池用電極及びその製造法 - Google Patents

アルカリ蓄電池用電極及びその製造法

Info

Publication number
JPH10241697A
JPH10241697A JP9037576A JP3757697A JPH10241697A JP H10241697 A JPH10241697 A JP H10241697A JP 9037576 A JP9037576 A JP 9037576A JP 3757697 A JP3757697 A JP 3757697A JP H10241697 A JPH10241697 A JP H10241697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nickel
core material
substrate
conductive core
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037576A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Inagaki
徹 稲垣
Hiroki Takeshima
宏樹 竹島
Kazushige Sugimoto
一茂 杉本
Hideo Kaiya
英男 海谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9037576A priority Critical patent/JPH10241697A/ja
Priority to US09/044,091 priority patent/US6099991A/en
Priority to EP98105555A priority patent/EP0948068A1/en
Priority to CN98105915A priority patent/CN1230795A/zh
Publication of JPH10241697A publication Critical patent/JPH10241697A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/70Carriers or collectors characterised by shape or form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/10Sintering only
    • B22F3/11Making porous workpieces or articles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
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    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/006Pressing and sintering powders, granules or fibres
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼結式基板を形成するニッケル多孔体と導電
性芯材との密着強度を高め、高率放電特性にすぐれた電
極を提供する。 【解決手段】 導電性芯材3とニッケル多孔体2との接
合界面から基板表面に行くにしたがって、ニッケル多孔
体を形成する骨格の直径が順次細くなっている焼結式基
板を用いる。骨格が他の部分より太くなっている領域1
は芯材の両表面を起点として、ここから外側に向けて基
板厚みの約1/5以内であることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルカリ蓄電池用電
極、特に焼結式電極とその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルカリ蓄電池は通信機、OA機器ある
いは電動工具などの携帯化が進むとともに市場規模を拡
大してきたが、さらなる高容量化、高性能化の要求が強
い。
【0003】アルカリ蓄電池用電極の形態には、その製
造法によって二つに大別され、芯材にカルボニルニッケ
ル粉末と増粘剤とを混練したペーストを塗着し、これを
焼結した基板に活物質を電気的、化学的に含浸すること
によって得られる焼結式電極と、発泡メタル、ニッケル
不織布などの金属多孔体あるいはパンチングメタル、エ
キスパンドメタルなどの二次元芯材に活物質を含むペー
ストを充填または塗着して得られるペースト式電極があ
る。焼結式電極はペースト式電極と比較して、基板の空
孔率が低いため容量は小さいが、大電流での充放電特性
に優れているといった特徴がある。
【0004】焼結式基板においても高容量化の要求に応
えるため、基板の多孔度を向上させる試みがなされてい
る。しかし、多孔度を増加させると、芯材と多孔体との
密着性が低下し、活物質含浸工程、化成工程など各工程
での基板の変形や、ニッケル多孔体及び含浸充填した活
物質の基板からの脱落が問題となる。
【0005】そこで、芯材と多孔体との密着性を向上さ
せる試みとして、特開昭51−59348号公報には、
鉄板に5〜20A/dm2 の電流密度でニッケルメッキ
して鉄板表面に粗大なメッキ析出物を生成させた芯材に
粉末ニッケルを付着して焼結する方法が提案されてい
る。また、特公昭60−41426号公報には、芯材に
平均粒径0.1μm以下の焼結用金属粉と粘着剤とから
なるスラリーを塗布した後、これを乾燥、焼結し、次い
でこの焼結層の表面に平均粒径1.5〜4.5μmの焼
結用金属粉と粘着剤とからなるスラリーを塗布した後、
これを乾燥、焼結する方法が提案されている。また特開
昭55−97403号公報には、芯材に線径20μm以
下のニッケル繊維またはニッケルメッキした金属繊維を
あらかじめ焼結し、その上にニッケル粉末を焼結する方
法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法は、多孔
体と芯材との接触面積を増加させることで両者の密着性
の向上を図っているが、いずれも芯材と多孔体とは点接
触しているだけであり、密着性に大きな改善はみられな
い。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、芯材と多孔体との密着強度を向上して活物質含浸、
化成、電池群構成等の工程における極板の変形や、活物
質の基板からの脱落を抑制するとともに、電池としての
大電流での放電特性の向上を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明ではニッケル多孔体を形成する骨格の直径
が、導電性芯材とニッケル多孔体との接合界面から基板
表面に行くに従って順次細くなっている焼結式基板を使
用するものである。さらに好ましくは、導電性芯材の両
表面を起点とし、ここから外側に向けて基板厚みの約1
/5以内の領域において、ニッケル多孔体の骨格の直径
が他の部分よりも太くなっている焼結式基板を使用する
ものである。この焼結式基板にはP,B,S,In,A
sからなる群のうちの少なくとも1つの元素が添加され
ていて、その濃度分布は芯材表面から両外側方向に向け
て基板厚みの約1/5以内の領域において、芯材に近い
ほど順次増大している。
【0009】金属ニッケルにP,B,S,In,Asを
少量添加すると、その融点は金属ニッケル単独の融点1
452℃よりも大きく低下する。例として二元系でのニ
ッケル合金の融点を次に示す。Ni−P:880℃,N
i−B:1140℃,Ni−S:645℃,Ni−I
n:908℃,Ni−As:898℃である。これらの
ニッケル合金の融点以上で基板を焼結すると、芯材表面
が溶融するため芯材とニッケル多孔体との接合界面は速
やかに焼結される。溶融したニッケル合金は、ニッケル
多孔体の細孔に毛細管力により芯材表面から基板表面に
向かって吸い込まれる。これにより焼結後に冷却されて
再び凝固すると、芯材表面から基板表面に向かって順次
ニッケル多孔体骨格の直径が細くなっていく形状を持っ
た基板が得られる。このニッケル合金の濃度は多孔体骨
格の直径が細くなるのに伴い減少する。
【0010】溶融したニッケル合金とニッケル多孔体と
が焼結して形成した骨格近傍では、ニッケル多孔体の孔
径が大きくなるために電気的、化学的手法により活物質
を含浸しても、活物質を保持できなくなることがある。
基板への活物質の充填量を低下させないためには、この
ニッケル合金が存在する領域が芯材表面を起点とし、こ
こから両外側方向に極板厚みの1/5以内の範囲である
ことが望ましい。
【0011】また、このような形状を得るためには、
P,B,S,In,Asからなる群のうちの少なくとも
1つの元素の添加量を、焼結式基板重量に対して0.0
5〜2.0wt%にするのが好ましい。添加量が0.0
5wt%以下では溶融する合金量が少ないため、ニッケ
ル多孔体と導電性芯材とが円滑に焼結されず、密着性改
善の効果が得られない。逆に添加量が2.0wt%以上
では溶融する合金量が多いため、芯材との接合界面が溶
け過ぎてニッケル多孔体の形状を維持することができ
ず、基板としての空孔率も低下して活物質充填量が減少
する。
【0012】なお、これまでの焼結式基板ではニッケル
多孔体が芯材から剥離するのを抑制するため、パンチン
グメタルなど開孔部を設けた芯材を使用していたが、本
発明によればニッケル多孔体と芯材との接合強度が大き
く向上するため、芯材として開孔部のない平板を使用す
ることができる。
【0013】また、本発明の焼結式基板の製造法は次の
ようなものである。ニッケル板またはニッケル被覆した
鋼板の表面に、P,B,S,In,Asからなる群のう
ちの少なくとも1つの元素とニッケルとの合金を電気メ
ッキにより被覆する。次に、この導電性芯材の両面にニ
ッケル粉末と増粘剤からなるスラリーを塗布し、ニッケ
ル合金の融点以上の温度で焼結することにより焼結式基
板が得られる。
【0014】また別の製造法としてニッケル板またはニ
ッケル被覆した鋼板の表面に、P,Bのいずれか、ある
いは両方とニッケルとの合金を無電解メッキによって被
覆する。その後この導電性芯材の両面にニッケル粉末と
増粘剤からなるスラリーを塗布し、ニッケル合金の融点
以上の温度で焼結することによっても焼結式基板が得ら
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明はアルカリ
蓄電池用電極について規定したものであり、ニッケル多
孔体を形成する骨格の直径は導電性芯材とニッケル多孔
体との接合界面から基板表面に行くに従って順次細くな
っている焼結式基板を用いたアルカリ蓄電池用電極が得
られる。
【0016】請求項3に記載の発明もアルカリ蓄電池用
電極について規定したものであり、導電性芯材表面を起
点とし、ここから両外側方向に基板厚みの約1/5以内
の領域において、ニッケル多孔体を形成する骨格の直径
を導電性芯材とニッケル多孔体との接合界面から基板表
面に行くに従って順次細くしたものである。
【0017】請求項5に記載の発明はアルカリ蓄電池用
電極について規定したものであり、基板中央部に配され
た導電性芯材とニッケル多孔体からなる焼結式基板に活
物質を充填した電極であって、導電性芯材表面から両外
側方向に向かって基板厚みの約1/5以内の領域におい
て、P,B,S,In,Asからなる群のうちの少なく
とも1つの元素の含有量を導電性芯材に近いほど順次高
くしたものである。
【0018】請求項8,9に記載の発明は、アルカリ蓄
電池用電極の製造法について規定したものである。
【0019】本発明のアルカリ蓄電池用電極において使
用する焼結式基板は、従来の焼結式基板と比較して、芯
材と多孔体との接触面積が大きく増加しているため、活
物質の含浸、化成、電池群構成時等での極板の変形や、
活物質の基板からの脱落が抑制されるとともに、高率放
電特性が向上する。
【0020】
【実施例】導電性芯材として厚み60μm、開孔径1m
m、開孔率18%の穿孔鋼板の両面に厚さ3.0μmの
ニッケルメッキを施し、さらに電解メッキによってこの
両面を厚さ1.0μmのニッケル−リン合金で被覆した
芯材を用意した。
【0021】ニッケル−リン合金メッキの条件は、浴組
成を硫酸ニッケル六水和物200g/l、塩化ニッケル
六水和物30g/l、ほう酸10g/l、次亜りん酸ナ
トリウム一水和物5g/lとし、浴温度は室温、電流密
度は0.5A/dm2 として行った。
【0022】この芯材の両面に平均粒径2〜3μmのI
NCO社製カルボニルニッケル粉末(Type255)
100部と3wt%のメチルセルロース水溶液100部
とを混練したスラリーを全体の厚みが1.3mmになる
ように塗布し、100℃で10分間乾燥した。
【0023】これを窒素−水素雰囲気において900℃
で5分間焼結することで焼結式基板aを作製した。
【0024】この基板の断面の拡大模式図を図1に示
す。図中1はニッケル−リン合金が溶融して焼結された
部分であり、2はニッケル多孔体、3は芯材をなす穿孔
鋼板である。
【0025】次に得られた基板aを、硝酸ニッケルに対
して体積比で2%の硝酸コバルトを添加した硝酸ニッケ
ル/コバルト水溶液(pHは2.0、液温度は80℃)
に10分間浸漬した後、100℃で10分間乾燥し、水
酸化ナトリウム水溶液(比重は1.2g/cc、液温度
は80℃)に20分間浸漬するサイクルを8サイクル繰
り返して活物質である水酸化ニッケルを含浸した。この
ようにして得られたニッケル極を幅35mm、長さ20
0mmに裁断し、一部にリード板をスポット溶接してニ
ッケル極4とした。このニッケル極4の理論的な容量は
1600mAhである。
【0026】負極にはカドミウム極5を用い、ニッケル
極4とカドミウム極5との間にナイロン不織布セパレー
タ6を介在させて渦巻状に捲回し、SC型電池ケース7
に収納した。その後、比重1.30の水酸化カリウムに
30g/lの水酸化リチウム一水和物を溶解したアルカ
リ電解液を所定量注入し、正極端子を固定した封口板8
でケース開口部を封口して、図2に示すような密閉型ニ
ッケル−カドミウム蓄電池Aを構成した。
【0027】この実施例ではニッケルにリン(P)を添
加したときの作製方法を示したが、P以外のB,S,I
n,Asからなる群のうちの少なくとも1つの元素をニ
ッケルに添加したときについても、その合金の融点以上
で焼結すれば同様な基板が得られる。比較例として次の
ような基板および電池を作成した。導電性芯材として厚
み60μm、開孔径1mm、開孔率18%の穿孔鋼板の
表面に厚さ3.0μmのニッケルメッキを施した芯材を
用意した。これを用いて、実施例と同様に導電性芯材の
両面にニッケルスラリーを塗布し、乾燥、焼結の各工程
を経て焼結式基板bを作製し、この基板bを用いて電池
Bを作製した。
【0028】得られた基板a,bについて次のような試
験を行い、芯材とニッケル多孔体との密着強度を評価し
た。
【0029】(試験1)基板a,bを10×100mm
に裁断し、この基板をそれぞれ直径2mmの鉄線にずら
しながら巻きつけることを10回繰り返した。試験前後
の重量減少率は、基板aでは0.05%、基板bでは1
0%であった。このことから基板aは基板bと比較して
芯材とニッケル多孔体との密着強度が向上したことがわ
かる。
【0030】(試験2)碁盤目試験に準じて基板a,b
を50×50mmに裁断し、基板の片面のニッケル多孔
体に2mm幅の格子状の切れ目を入れた。この場合は基
板a,bともにニッケル多孔体の剥離は観察されなかっ
た。次に、これにガムテープを貼り付け、剥がすことを
3回繰り返した。このときの重量減少率は、基板aでは
0.1%、基板bでは30%であった。このことからも
基板aは基板bと比較して芯材とニッケル多孔体との密
着強度が向上したことがわかる。
【0031】次に電池A,Bの放電特性の評価を行っ
た。1CmAで72分間充電した後、10Aで0.8V
まで放電したときの放電曲線を図3に示す。この結果よ
り電池Aでは芯材とニッケル多孔体との密着性が改善さ
れたため、放電特性が向上したことがわかる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、これまでの焼結式基板
と比較して導電性芯材とニッケル多孔体との密着性を改
善することで基板強度が向上し、極板作製時において芯
材からのニッケル多孔体の剥離が抑制されるとともに、
優れた高率放電特性を持つアルカリ蓄電池用電極が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例での電極基板の断面模式図
【図2】同電極基板を用いた電池の概略断面図
【図3】同電池の放電曲線図
【符号の説明】
1 ニッケル−リン合金が溶融して焼結された部分 2 ニッケル多孔体 3 穿孔鋼板 4 ニッケル極 5 カドミウム極 6 セパレータ 7 電池ケース 8 封口板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海谷 英男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニッケル多孔体と、その中央部に配された
    導電性芯材とからなる焼結式基板に活物質を充填した電
    極であって、前記ニッケル多孔体を形成する骨格の直径
    が前記導電性芯材とニッケル多孔体との接合界面から基
    板表面に行くに従って順次細くなっているアルカリ蓄電
    池用電極。
  2. 【請求項2】前記導電性芯材は、金属ニッケル板あるい
    は金属ニッケルで表面が被覆されている鉄製平板、また
    はこれらに穿孔した部材のうちの1つである請求項1に
    記載のアルカリ蓄電池用電極。
  3. 【請求項3】ニッケル多孔体と、その中央部に配された
    導電性芯材とからなる焼結式基板に活物質を充填した電
    極であって、前記導電性芯材の両表面を起点とし、ここ
    から外側に向けて基板厚みの約1/5以内の領域におい
    て、前記ニッケル多孔体を形成する骨格の直径が前記導
    電性芯材とニッケル多孔体との接合界面から基板表面に
    行くに従って順次細くなっているアルカリ蓄電池用電
    極。
  4. 【請求項4】前記導電性芯材は、金属ニッケル板あるい
    は金属ニッケルで表面が被覆されている鉄製平板、また
    はこれらに穿孔した部材のうちの1つである請求項3に
    記載のアルカリ蓄電池用電極。
  5. 【請求項5】ニッケル多孔体と、その中央部に配された
    導電性芯材とからなる焼結式基板に活物質を充填した電
    極であって、前記導電性芯材表面から両方向に基板厚み
    の約1/5以内の領域において、前記ニッケル多孔体中
    に含まれたP,B,S,In,Asからなる群のうちの
    少なくとも1つの元素の含有量が、前記導電性芯材とニ
    ッケル多孔体との接合界面から基板表面に行くに従って
    順次低下しているアルカリ蓄電池用電極。
  6. 【請求項6】P,B,S,In,Asからなる群のうち
    の少なくとも1つの元素の添加量は、焼結式基板重量に
    対して0.05〜2.0wt%である請求項5に記載の
    アルカリ蓄電池用電極。
  7. 【請求項7】導電性芯材は、金属ニッケル板あるいは金
    属ニッケルで表面が被覆されている鉄製平板、またはこ
    れらに穿孔した部材のうちの1つである請求項5に記載
    のアルカリ蓄電池用電極。
  8. 【請求項8】ニッケル多孔体と、その中央部に配された
    導電性芯材とからなる焼結式基板に活物質を充填した電
    極の製造法であって、前記焼結式基板は、導電性芯材の
    表面を電気メッキによりP,B,S,In,Asからな
    る群のうちの少なくとも1つの元素とニッケルとの合金
    で被覆する工程と、この合金被覆した導電性芯材の両面
    にニッケル粉末と増粘剤とからなるスラリーを塗布する
    工程と、前記合金の融点以上で焼結する工程とにより得
    たものであるアルカリ蓄電池用電極の製造法。
  9. 【請求項9】ニッケル多孔体と、その中央部に配された
    導電性芯材とからなる焼結式基板に活物質を充填した電
    極の製造法であって、導電性芯材の表面を無電解メッキ
    によりP,Bのいずれか、あるいは両方の元素とニッケ
    ルとの合金で被覆する工程と、この導電性芯材の両面に
    ニッケル粉末と増粘剤とからなるスラリーを塗布する工
    程と、前記合金の融点以上で焼結する工程とにより得た
    ものであるアルカリ蓄電池用電極の製造法。
JP9037576A 1997-02-21 1997-02-21 アルカリ蓄電池用電極及びその製造法 Pending JPH10241697A (ja)

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JP9037576A JPH10241697A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 アルカリ蓄電池用電極及びその製造法
US09/044,091 US6099991A (en) 1997-02-21 1998-03-19 Electrode for alkaline storage batteries and process for producing the same
EP98105555A EP0948068A1 (en) 1997-02-21 1998-03-26 Electrode for alkaline storage batteries and process for producing the same
CN98105915A CN1230795A (zh) 1997-02-21 1998-03-30 碱性蓄电池的电极及其生产方法

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JP9037576A JPH10241697A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 アルカリ蓄電池用電極及びその製造法
US09/044,091 US6099991A (en) 1997-02-21 1998-03-19 Electrode for alkaline storage batteries and process for producing the same
EP98105555A EP0948068A1 (en) 1997-02-21 1998-03-26 Electrode for alkaline storage batteries and process for producing the same
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