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JPH10248844A - 超音波画像診断装置 - Google Patents

超音波画像診断装置

Info

Publication number
JPH10248844A
JPH10248844A JP5811397A JP5811397A JPH10248844A JP H10248844 A JPH10248844 A JP H10248844A JP 5811397 A JP5811397 A JP 5811397A JP 5811397 A JP5811397 A JP 5811397A JP H10248844 A JPH10248844 A JP H10248844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
image
dimensional image
correlation
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5811397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonao Kawashima
知直 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5811397A priority Critical patent/JPH10248844A/ja
Publication of JPH10248844A publication Critical patent/JPH10248844A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、超音波断層像の視野を狭めることな
く、画像ずれが生じても画像が回転してしまうことなく
画像データを得ることで、三次元画像の歪みを除去し正
確な画像を表示できる超音波画像診断装置を提供する。 【解決手段】連続した複数の超音波断層像からなる三次
元画像データを得る超音波プローブ1を有する超音波画
像診断装置において、複数の超音波断層像のうち、第1
の超音波断層像に回転処理を施す回転手段(極座標変換
部27)と、この回転手段により回転処理が施された第
1の超音波断層像と複数の超音波断層像のうちの第2の
超音波断層像との相関演算を行って、相関値を出力する
相関演算手段(相関演算部28)とを設け、回転手段は
相関演算手段によって演算された相関値の最も高い角度
で第1の超音波断層像に対して再び回転処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超音波画像診断
装置、詳しくは生体に対する超音波の送受波によって連
続した複数の超音波断層像からなる三次元画像データ
(エコーデータ)を得る超音波プローブを有する超音波
画像診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波振動子を有する超音波プロ
ーブを体腔内に挿入して、上記超音波振動子から超音波
を送受波し、そのエコー信号から体内の状態を描画する
ことによって診断を行なう超音波画像診断装置が一般的
に使用されている。
【0003】このような超音波画像診断装置における超
音波プローブ101は、図11〜図13に示すように、
通常、フレキシブルシャフト102の先端に超音波振動
子103を設け、その外周を円筒状のプローブシース1
04で覆うように構成されている。
【0004】そして、図11に示すように、フレキシブ
ルシャフト102を介して超音波振動子103を回転さ
せることによって、放射方向に超音波を照射するように
したラジアルスキャン方式のものや、図12に示すよう
に、フレキシブルシャフト102および超音波振動子1
03を軸方向(矢印X方向)に移動させることで、フレ
キシブルシャフト102の軸方向と直交する方向に超音
波を照射するようにしたリニアスキャン方式のもの、図
13に示すように、上述のラジアルスキャン方式のもの
とリニアスキャン方式のものを組み合わせたスパイラル
スキャン方式(三次元方式)のもの等が種々提案されて
いる。
【0005】上記スパイラルスキャン方式のものは、ラ
ジアルスキャンを行ないながら同時にリニアスキャンを
行なうようにしたものであるので、連続した複数の超音
波断層像を得ることができるようになっている。そし
て、これによって得られるエコーデータ(画像データ)
に対して何らかの処理を施して三次元画像データを得る
ようにしている。このようなスパイラルスキャン方式の
超音波画像診断装置としては、例えば特開平6−309
37号公報等によって種々提案されている。
【0006】上記特開平6−30937号公報で開示さ
れている超音波診断装置は、体腔内へ超音波を送受波す
る超音波振動子等からなる超音波プローブを有するもの
であって、上述のようにラジアルスキャン方式とリニア
スキャン方式とを組み合わせたスパイラルスキャン方式
の三次元スキャンを行なうようにしたものである。
【0007】この種の超音波画像診断装置は、通常、被
検部位のエコーデータを図14に示すように連続した複
数の二次元画像の超音波断層像として取り込み、この取
り込まれたエコーデータから被検部位の三次元画像を構
築し表示するようにしている。
【0008】そして容易に三次元画像を得ることができ
ると共に、構築された三次元画像については任意の視線
方向からの観察を行なうことができるようになってい
る。したがって、体腔内の病変部、即ち腫瘍の位置やそ
の広がり具合等の被検体の立体的な情報を把握すること
ができるというものである。
【0009】また、特公平7−38854号公報で開示
されている画像表示装置は、表示画面上に三次元画像と
同時に視線方向を表現する視線カーソルを表示させ、こ
の視線カーソルを確認しながら所望の視線方向を設定す
るように構成されている。これにより、操作者は任意に
所望の視線方向を設定し、イメージ通りの画像表示を行
なうことができるというものである。
【0010】ところで、通常の超音波プローブにおい
て、超音波振動子の回転を検出するためのロータリーエ
ンコーダ等からなる回転検出手段は、操作部側の駆動ユ
ニット内に設けられている。そして、この回転検出手段
と超音波振動子とは、フレキシブルシャフト等の回転部
材によって連結されている。
【0011】しかし、フレキシブルシャフトによって連
結した場合には、回転むらが生じ易いという問題があ
り、駆動ユニット内の回転検出手段による超音波振動子
の回転の検出精度は、必ずしも正確なものではなかっ
た。
【0012】これに起因して、回転検出手段が出力する
超音波断層像の書き出し開始位置信号と本来の書き出し
位置の位置関係が変化する(ずれが生じる)ことによっ
て、結果的に超音波断層像が回転してしまうという現象
が起きることがあり、これにより構築される三次元画像
に歪みが生じてしまうという問題点があった。
【0013】そこで、このような問題点を解決するため
に、上記特開平6−30937号公報等によって開示さ
れている装置では、超音波プローブのプローブシース
に、プローブシースの他の部分とは音響インピーダンス
が異なる異種材料からなる部分を設け、この部分から反
射される超音波エコー信号を検知するようにしている。
【0014】このように構成することにより、超音波振
動子の物理的な回転位置を正確に検出することができ、
よって超音波断層像が回転することによる画像歪みを防
止している。
【0015】ところが、上記特開平6−30937号公
報に開示されている手段によれば、異種材料からなる部
分からの信号を検知する信号検出回路が別に必要となっ
てしまうので、構成部材が増加することによる大型化の
問題や、制御回路が複雑化してしまう等の問題がある。
また、上記異種材料からなる部分の配置によっては、こ
れが観察時において邪魔になり、超音波の照射範囲を狭
め、得られる超音波断層像の視野を狭くしてしまうとい
う問題点もある。
【0016】また、三次元スキャンを行なう通常の超音
波プローブにおいては、撮影中に被検体の呼吸・拍動等
の影響によって、連続する複数の超音波断層像の間にず
れが生じてしまう場合もあり、このようにして得られた
エコーデータに基づいて構築される三次元画像にも歪み
が生じてしまうという問題点もある。
【0017】このような問題を解決するための手段とし
ては、例えば心電と同期をとり、ずれの大きくなる時相
では超音波断層像を取り込まないように超音波プローブ
の制御を行なったり、あるいは連続する複数の超音波断
層像を取り込んだ後、ずれの大きくなる時相の超音波断
層像を三次元画像を構築する際に取り除き、隣接するず
れのない超音波断層像によって補間するといった手段が
考えられる。
【0018】しかし、このような手段では、ずれの大き
い時相での超音波断層像が三次元画像を構築する際の基
本データから欠落してしまうので、構築される三次元画
像としての超音波断層像は、不正確なものになってしま
うという問題がある。
【0019】そこで、このような場合において、ずれの
生じた超音波断層像を修正する手段について、例えば特
開平5−220114号公報等によって種々の提案がな
されている。
【0020】上記特開平5−220114号公報に開示
されている画像表示装置は、連続した複数の超音波断層
像のうちの隣接する超音波断層像間の二次元相互相関関
数を計算して、その計算結果に基づいて位置ずれ量を動
きベクトルとして検知し、これによって超音波断層像の
ずれを修正するようにしている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
5−220114号公報に開示されている手段では、呼
吸・拍動等の影響によって生じる超音波断層像間の平行
ずれを修正することはできるが、フレキシブルシャフト
の回転むらに起因し画像が回転してしまうといった問題
については完全には解決することができない。
【0022】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、超音波断層像の
視野を狭めることなく、また画像ずれが生じても画像が
回転してしまうことなく画像データを得ることができ、
これによって構築される三次元画像は歪みの生じない正
確な画像とすることができる超音波画像診断装置を提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による超音波画像診断装置は、連続した複数
の超音波断層像からなる三次元画像データを得る超音波
プローブを有する超音波画像診断装置において、上記複
数の超音波断層像のうち、第1の超音波断層像に回転処
理を施す回転手段と、この回転手段により回転処理が施
された上記第1の超音波断層像と上記複数の超音波断層
像のうちの第2の超音波断層像との相関演算を行って、
相関値を出力する相関演算手段とを設け、上記回転手段
は、上記相関演算手段によって演算された相関値の最も
高い角度で上記第1の超音波断層像に対して再び回転処
理を施すことを特徴とする。
【0024】したがって本発明による超音波画像診断装
置は、回転手段が複数の超音波断層像のうち第1の超音
波断層像に回転処理を施し、相関演算手段が回転手段に
より回転処理が施された第1の超音波断層像と、複数の
超音波断層像のうちの第2の超音波断層像との相関演算
を行って相関値を出力する。そして、上記回転手段は、
上記相関演算手段による相関値の最も高い角度で第1の
超音波断層像に対して再び回転処理を施す。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態の超音
波画像診断装置の超音波プローブ先端部の構成を示す概
略斜視図である。
【0026】超音波プローブ1は、プローブシース4に
挿通されたフレキシブルシャフト2と、このフレキシブ
ルシャフト2の先端に連結された超音波振動子3とによ
って構成されている。
【0027】上記フレキシブルシャフト2と超音波振動
子3とは、プローブシース4によってその外周が覆われ
ていて、このプローブシース4内には、例えば水等の流
動媒体5が充填されている。この流動媒体5は、潤滑剤
・超音波伝達媒体として機能するものである。そして、
上記フレキシブルシャフト2の端部が駆動部6に連結さ
れている。
【0028】図2は、上記超音波プローブ1を駆動する
駆動部6の構成を示す。上記駆動部6は、DCモータ7
等によって構成されるラジアル回転部10と、ステッピ
ングモータ13等からなるリニア駆動部11等によって
構成されている。
【0029】上記ラジアル回転部10は、DCモータ7
と、上記超音波振動子3の回転位置信号を出力するロー
タリーエンコーダ9と、上記DCモータ7の回転軸に取
り付けられたピニオンギアー7a及び上記ロータリーエ
ンコーダ9の回転軸に取り付けられたピニオンギアー9
aのそれぞれに噛合して、DCモータ7の回転駆動力を
ロータリーエンコーダ9に伝達するギアー8とによって
構成されており、これらの各構成部材が筐体部10a内
にそれぞれ配置されている。
【0030】なお、上記DCモータ7の回転駆動力は、
上述のようにギアー8を介してロータリーエンコーダ9
に伝達されるようになっているが、この場合において上
記ギアー8は、例えば1対1のギア比に設定されてい
る。
【0031】また、リニア駆動部11は、ステッピング
モータ13と、このステッピングモータ13の回転軸に
接続されたボールネジ軸12と、このボールネジ軸12
に嵌合された駆動力伝達部材11aとによって構成され
ており、この駆動力伝達部材11aは、上記ラジアル回
転部10の筐体部10aに結合されている。
【0032】そして、上記DCモータ7の回転軸に上記
フレキシブルシャフト2の端部が接続されており、これ
を介して上記超音波プローブ1内の超音波振動子3と上
記駆動部6とが連結されている。したがって、上記DC
モータ7の回転駆動力は、フレキシブルシャフト2を介
して超音波振動子3に伝達され、この超音波振動子3を
回転させる。これと同時に、同駆動力はギアー8を介し
てロータリーエンコーダ9側にも伝達され、このロータ
リーエンコーダ9により超音波振動子3の回転位置が検
出され、回転位置信号が出力されるようになっている。
【0033】また、ステッピングモータ13の回転駆動
力によって上記ボールネジ軸12が回転すると、駆動力
伝達部材11aはボールネジ軸12に沿って軸方向(矢
印X方向)に移動し、これに伴って、上記ラジアル回転
部10も同方向に移動することとなる。
【0034】次に、この超音波画像診断装置の制御系に
ついて、以下に説明する。図3は、上記一実施形態の超
音波画像診断装置における制御系を構成する超音波観測
部及び画像処理部を示すブロック構成図である。
【0035】この超音波画像診断装置における超音波観
測部14は、超音波の送受波及び取得したエコー画像
(超音波観測画像)をリアルタイムで表示するものであ
り、また画像処理部15は、上記超音波観測部14によ
って得られたエコーデータに基づいて画像処理を行なっ
て三次元画像データの構築を行なうものである。
【0036】上記超音波観測部14は、超音波プローブ
1の超音波振動子3(図1参照)が被検体に超音波を送
受信するよう駆動部6を介して超音波振動子3に対して
電気的なパルスを送受波する送受信部16と、この送受
信部16によって取り込まれたアナログのエコー信号を
デジタルのエコーデータに変換するA/Dコンバータ1
7と、このA/Dコンバータ17によって変換されたエ
コーデータを記憶するフレームメモリ18と、このフレ
ームメモリ18に格納されたエコーデータを所望のテレ
ビジョン方式の画像データに変換するデジタルスキャン
コンバータ(以下、DSCという)19と、このDSC
19からの出力信号、即ちデジタル画像信号をアナログ
信号に変換するD/Aコンバータ20と、このD/Aコ
ンバータ20からの出力画像信号を受けてエコー画像
(超音波観察画像)のリアルタイム表示を行なう表示手
段であるモニタ21と、上記駆動部6・送受信部16・
A/Dコンバータ17・フレームメモリ18等の制御を
行なうシステムコントローラ22とによって構成されて
いる。
【0037】上記画像処理部15は、この画像処理部1
5全体を制御するCPU23と、画像処理結果のデータ
等を記憶する主記憶装置24と、上記システムコントロ
ーラ22との間で命令の授受を行なう制御部25と、上
記超音波観測部14から連続した音線データ(デジタル
信号のデータ)を記憶する音線データ記憶装置26を内
蔵し、この音線データ記憶装置26に記憶された音線デ
ータを連続した複数の二次元画像データに変換し、この
二次元画像データに回転処理等を施す回転手段である極
座標変換部27と、この極座標変換部27によって回転
処理が施された画像データのうち隣接する二次元画像デ
ータ同士の相関演算を行なう相関演算手段である相関演
算部28と、表面位置抽出・陰影付加・合成・座標変換
等の各種画像処理を高速に行なわしめる画像処理プロセ
ッサ29と、処理プログラムやバックアップデータ等の
情報を記憶するハードディスクドライブ等からなる第1
外部記録装置30と、この第1外部記録装置30に記憶
されたデータ等のバックアップを行なう光磁気ディスク
等からなる第2外部記録装置31と、各種操作命令を入
力するキーボード等からなる操作用端末32と、画像処
理後のデータを一時的に記憶するフレームバッファ33
と、このフレームバッファ33からのデジタルの出力画
像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ34
と、このD/Aコンバータ34からの出力画像信号(ア
ナログ)が入力され、画像処理が施された後の三次元画
像の表示を行なう三次元画像処理用モニタ35とによっ
て構成されている。
【0038】なお、上記画像処理部15の各構成部材
は、データ転送バス36を介してそれぞれ接続されてお
り、これにより、確実な画像データ等の授受がなされる
ようになっている。
【0039】次に、このように構成された上記一実施形
態の超音波画像診断装置における作用を、以下に説明す
る。
【0040】超音波観測が行なわれる際には、まず超音
波プローブ1を体腔内に挿入し、システムコントローラ
22の制御によってDCモータ7を回転させる。これに
より、まず超音波振動子3がラジアルスキャンを行な
う。
【0041】即ち、上記DCモータ7の回転に連動して
フレキシブルシャフト2の先端部に取り付けられた超音
波振動子3も回転駆動を開始する。ここで上記システム
コントローラ22を制御することによって超音波振動子
3が駆動されると、超音波プローブ1の軸方向と直交す
る方向に放射状に超音波が送波され、これにより生じる
エコー信号、即ち体腔内の病変部等によって音響インピ
ーダンスが変化する部分で反射された反射超音波である
エコー信号が、同超音波振動子3によって受信される。
このようにして、超音波振動子3によるラジアル方向の
スキャンが行なわれる。
【0042】また同時に、システムコントローラ22の
制御によりステッピングモータ13が回転駆動されるこ
とによって、上記DCモータ7の駆動による超音波振動
子3の回転に同期して一定の角度ずつボールネジ軸12
が回転する。すると駆動力伝達部材11aは、ボールネ
ジ軸12の微小ピッチ分ずつ軸方向に移動し、これに伴
って上記ラジアル回転部10が同方向に移動するので、
これによりフレキシブルシャフト2を介して超音波振動
子3も同方向に移動する。このようにして、超音波振動
子3によるリニア方向のスキャンも行なわれる。
【0043】そして、上記システムコントローラ22が
DCモータ7及びステッピングモータ13をそれぞれ同
時に制御することによって、ラジアルスキャン動作とリ
ニアスキャン動作とを組み合わせたスパイラルスキャン
が行なわれ、これにより被検体の三次元領域に対するエ
コー信号が得られ、さらにこのエコー信号を、A/Dコ
ンバータ17によってデジタル信号に変換することでエ
コーデータが得られることとなる。
【0044】次に、上記超音波画像診断装置の制御系、
即ち超音波観測部14及び画像処理部15における作用
を説明する。
【0045】超音波断層像の一画像分を構成するために
必要なエコーデータは、上述したような手段によって超
音波プローブ1を用いて取得され、デジタルデータとし
てフレームメモリ18に格納される。このフレームメモ
リ18に格納されたエコーデータは、DSC19によっ
て所望のテレビジョン方式の画像データに変換された
後、D/Aコンバータ20に出力される。このD/Aコ
ンバータ20において、デジタル信号からアナログ信号
に変換されてモニタ21に出力され、このモニタ21
に、リアルタイムのエコー画像(超音波観測画像)とし
て表示される。
【0046】また、これと同時にA/Dコンバータ17
より出力されたデジタル信号は、連続した二次元のエコ
ーデータ(音線データ)の形で画像処理部15側へ送ら
れる。このとき同時に、二次元画像データの画像サイズ
や各画像間の距離等の付帯データも画像処理部15側へ
送られている。
【0047】上記画像処理部15側へ送られた上記音線
データは、極座標変換部27において、三次元画像処理
用モニタ35のラスタースキャンに応じた読み出し可能
な形態、即ち二次元画像データに座標変換(以下、極座
標変換という)され、この極座標変換部27内の音線デ
ータ記憶装置26に記憶される。
【0048】このようにして、超音波断層像の一画像分
を構成するエコーデータが生成され、この一連の処理が
順次繰り返されることによって、図14に示すような連
続した複数の二次元画像データが生成されることとな
る。
【0049】なお、これらの各二次元画像データ間に
は、フレキシブルシャフト2の回転むらによって生ずる
ずれが含まれているが、この回転方向のずれは、CPU
23に制御された相関演算部28によって実行される隣
接する二次元画像データ間の相関演算と、同様にCPU
23に制御された極座標変換部27によって実行される
画像処理により修正されることとなる。なお、このずれ
修正に関する処理についての詳細は後述する。
【0050】極座標変換が施され、ずれが修正された二
次元画像データは、第1外部記録装置30に記録され
る。
【0051】次いで、CPU23によって制御された画
像処理プロセッサ29は、第1外部記録装置30に記録
された画像データに基づく各種画像処理、即ち表面位置
抽出・陰影付加・合成・座標変換等の画像処理を行なっ
て三次元画像を構築する。
【0052】この画像処理が施された画像データは、フ
レームバッファ33へ送られて一時的に記憶されると共
に、D/Aコンバータ34によってアナログ信号に変換
されて、三次元画像処理用モニタ35へ出力され、この
三次元画像処理用モニタ35において、エコーデータに
基づいた三次元画像として表示がなされる。
【0053】ここで、上述のずれ修正に関する処理、即
ちフレキシブルシャフト2の回転むらによって生じる二
次元画像データ間のずれを、極座標変換部27及び相関
演算部28によって修正するずれ修正処理について、以
下に説明する。
【0054】図4は、上記極座標変換部27によって実
行される画像処理の流れを示すフローチャートである。
【0055】まずステップS1において、超音波断層像
の一画像分を構成するのに必要な音線データを音線デー
タ記憶装置26から読み出し、次のステップS2の処理
において、上記音線データを第1の二次元画像データ
(画像番号[n])に極座標変換する。
【0056】ステップS3において、極座標変換された
第1の二次元画像データ[n]は相関演算部28に出力
され、相関演算部28によって相関値の算出が行なわ
れ、ステップS4において、相関演算部28からの相関
値が極座標変換部27に入力される。
【0057】なお、この時点においては、相関演算部2
8に内蔵されているメモリ(図示せず)に、このとき入
力されるべき第1の二次元画像データ[n]の直前の
(隣接する)画像データである第2の二次元画像データ
(画像番号[n−1])が記憶されている状態にある。
【0058】つまり、図14に示すように、連続した複
数の二次元画像データについて生成された順にそれぞれ
画像番号を付して示すものとすると、新しく極座標変換
された第1の二次元画像データの画像番号は[n]と、
相関演算部28内のメモリにすでに格納されている直前
の第2の二次元画像データの画像番号は[n−1]であ
る。
【0059】この第1、第2の二次元画像データ
[n],[n−1]の関係を図5に図示し、以下に説明
する。
【0060】上述のステップS3において、上記相関演
算部28が行なう処理は、連続した2つの二次元画像デ
ータ間の輝度値の差分を演算して、その差分結果から全
ての画素に対して画素の輝度値を積分する処理である。
【0061】即ち、図5に示すように、連続した2つの
二次元画像データ[n]及び[n−1]を相関演算部2
8によって演算すると、図5で示す2つの二次元画像デ
ータ[n]及び[n−1]のそれぞれの高輝度部分(ハ
ッチングで示す範囲)の差分結果は、差分データの高輝
度部分(ハッチングで示す範囲)として示すことができ
る。
【0062】上記ボールネジ軸12による移動ピッチは
極めて微小に設定されており、連続した複数の二次元画
像データ間の距離は小さい。したがって本来ならば、連
続した2つの二次元画像データ間には、フレキシブルシ
ャフト2の回転むらによって生ずるずれ以外には、ほと
んど相違がないはずである。
【0063】これによって、フレキシブルシャフト2の
回転むらによるずれが少なければ、差分データを構成す
る画素は0に近い輝度値を示すこととなり、また高輝度
値を示す画素は少なくなるはずである。つまり、ずれが
少ないほど相関値は0に近くなる。
【0064】再び図4に戻って、ステップS5におい
て、二次元画像データ[n]を所定の角度φだけ回転さ
せる。ここで、一枚分の超音波断層像を構成するために
必要な音線データを形成する画素は、画像中心からの距
離rと、書き出し方向(図5参照)からの角度θをアド
レスとした構造によって上記音線データ記憶装置26の
メモリに記憶されている(図6参照)。
【0065】したがって、上述のステップS5におい
て、二次元画像データnを所定の角度φだけ回転させる
ためには、図6に示すように数本の音線データをまとめ
てθの大きい側にシフトさせた後、音線データ全体をθ
の小さい側にシフトさせるような処理が施される。
【0066】ステップS6において、二次元画像データ
[n]が一回転したかどうかの判別がなされる。つま
り、上記極座標変換部27は上述のステップS5におい
て施される処理、即ち所定の角度φの回転処理の回数を
監視(カウント)しており、このカウント結果によっ
て、二次元画像データ[n]が一回転したと判断される
と、ステップS7の処理に進む。
【0067】一方、上述のステップS6において、二次
元画像データ[n]が一回転していない場合には、上述
のステップS1の処理に戻り、このステップS1で、上
述のステップS5において所定角度φだけ回転された音
線データを音線データ記憶装置26から再度読み出し
て、ステップS2以降の一連の処理を繰り返す。
【0068】このようにステップS1からステップS6
までの一連の処理が繰り返されることによって、二次元
画像データ[n]が所定角度φだけ回転する毎に二次元
画像データ[n−1]との相関値が極座標変換部27に
入力されることとなる。
【0069】そして、二次元画像データ[n]が一回転
すると、次のステップS7の処理において、上記極座標
変換部27に入力された相関値の内の最大となるときの
二次元画像データ[n]に対応する絶対角度ψによっ
て、二次元画像データ[n]に回転処理を施す。
【0070】ここで行なわれる回転処理は、上記音線デ
ータ記憶装置26内の音線データをまず初期状態に初期
化して、上述のステップS4の処理と同様に、音線デー
タ記憶装置26内の音線データを絶対角度ψでシフトさ
せる処理である。
【0071】なお、上記絶対角度ψとは、初期状態から
の回転角度によって定義されるものであって、所定の角
度φの回転処理の上記カウント値に対して角度φを乗ず
ることにより容易に求めることができるものである。
【0072】即ちステップS7においては、上述のステ
ップS1〜S6の一連の処理における最後に得られた絶
対角度分だけ音線データ記憶装置26内の音線データ
を、これまでとは逆にシフトさせて初期状態に初期化
し、その後上記絶対角度ψ分だけシフトさせることとな
る。
【0073】ステップS8において、ステップS7の処
理で絶対角度ψで回転処理を施した音線データの極座標
変換処理を行なう。
【0074】ステップS9において、ステップS8の処
理で極座標変換された二次元画像データ[n]を相関演
算部28内のメモリと第1外部記録装置30に対して出
力する。このとき、上記相関演算部28は、内蔵メモリ
に既に記憶されている二次元画像データ[n−1]を廃
棄して、新たに二次元画像データ[n]を記憶する。即
ち、ステップS10に示すようにメモリ内のデータの更
新を行なって一連のシーケンスを終了する。
【0075】以上説明したように図4に示す一連の処理
(ステップS1〜S10)を、図14に示されるような
連続した複数の二次元画像データに対して順次適用する
ことによって、フレキシブルシャフト2の回転むらによ
って生ずる連続した複数の二次元画像データ間のずれを
修正し、このずれが修正された二次元画像データが順次
第1外部記録装置30に記録されることとなる。
【0076】なお、画像番号0の二次元画像データに対
しては相関演算を行なうべき画像が存在しないので、回
転処理を施さないまま相関演算部28内のメモリ及び第
1外部記録装置30に入力されるようになっている。
【0077】一方、この一実施形態の超音波画像診断装
置では、上記画像処理プロセッサ29によって構築さ
れ、三次元画像処理用モニタ35に表示される三次元画
像の視線角度を、以下のように任意に変更することが可
能となっている。
【0078】即ち、上記三次元画像処理用モニタ35
は、図7、図9に示すように、画像を表示するモニタ管
37と、このモニタ管37を保持する筐体部35aと、
この筐体部35aを下側から支持する支持台であるチル
ト台38とによって構成されている。
【0079】上記チルト台38は、筐体部35aを下側
の支持部を軸中心として、上下左右に回動可能に取り付
けられており、これによってモニタ管37の管面(表示
画面)を任意の方向に傾かせることができるようになっ
ている。そして、このチルト台38には、モニタ管37
の傾き角度を検出する角度検出器(図示せず)が具備さ
れている。
【0080】したがって、上記画像処理プロセッサ29
は、上記連続した複数の二次元画像データ及び上記角度
検出器によって検出された傾き角度信号に基づいて、チ
ルト台38の支持軸を基準として想定される固定座標系
x軸,y軸,z軸によって三次元画像が構築されること
となる。
【0081】なお、ここでは、上記モニタ管37上に表
示される三次元画像の座標系としては、チルト台38の
支持軸に対してモニタ管37の管面が直立しかつ正面を
向いた状態において、図8、図10に示すように、モニ
タ管37の管面の水平方向の基準軸をx軸と、垂直方向
の基準軸(チルト台38の支持軸と同軸)をy軸と、x
軸及びy軸の両軸に互いに直交する方向(モニタ管37
の管面と直交する方向)の基準軸をz軸と想定する。
【0082】この場合において、例えばモニタ管37の
管面が操作者に対して右上方に向いている状態(図7参
照)では、モニタ管37上に表示される三次元画像は図
8に示すように左下向きの画像表示となる。
【0083】また、モニタ管37が操作者に対して右下
方を向いている状態(図9参照)では、モニタ管37上
に表示される三次元画像は図10に示すように左上向き
の画像表示となる。
【0084】このようにして、操作者は、モニタ管37
を任意の方向に傾かせることによって三次元画像の視線
角度を容易に変更することができることとなる。
【0085】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、極座標変換部27が超音波断層像を構成する連続し
た複数の二次元画像データのうちの一枚分の二次元画像
データ[n]に対して回転処理を施し、これに隣接する
二次元画像データ[n−1]との相関演算を相関演算部
28が行ない、この相関値が最大となるときの二次元画
像データ[n]に対応する絶対角度ψに基づいて、極座
標変換部27による二次元画像データ[n]に回転処理
を施すように、一連のシーケンス制御がなされている。
これによって、超音波断層像の視野を狭くすることな
く、画像データの回転を修正すると共に、これらの画像
データに基づいて構築される三次元画像が歪んでしまう
ことなく正確に表示することができる。
【0086】また、三次元画像処理用モニタ35のチル
ト台38にモニタ管37の傾き角度を検出する角度検出
器を備え、上記チルト台38の支持軸を基準として想定
される固定座標系(x軸、y軸、z軸)によって三次元
画像を表示するようしたので、視線方向の変更後に表示
される三次元画像の視線方向が直接的にわかりやすくな
り、操作性の向上に寄与することができる。
【0087】なお、上記一実施形態においては、隣接す
る二次元画像データの相関についての演算を行なうよう
にしているが、これは、近傍の画像データ同士であれば
よく、例えば画像番号2つおき、即ち画像データ[n]
及び[n−2]の相関演算を行なうようにしたり、画像
番号3つおき、即ち画像データ[n]及び[n−3]の
相関演算を行なうようにしても良い。
【0088】また、上記一実施形態では、最大の相関値
を探策するために二次元画像データ[n]を1回転させ
るようにしているが、二次元画像データ間のずれが大き
くないと予想される場合には、限定された角度範囲内で
回転させ、この範囲内における最大の相関値を探索する
ようにしても良い。この場合には処理速度の高速化を実
現することが容易にできる。
【0089】そして、上記一実施形態では、一枚分の超
音波断層像の二次元画像データを形成するために必要な
音線データを音線データ記憶装置26に記憶するように
しているが、三次元画像データの全部または一部を構成
する複数枚分の超音波断層像に必要な音線データを記憶
させた後に、ずれを修正するように制御しても同様の効
果が得られる。
【0090】さらに、上記一実施形態では、相関演算部
28による相関演算処理の度に極座標変換部27による
極座標変換を行なうようにしているが、極座標変換前の
音線データ同士によって相関演算を行って、最大の相関
値が得られるときの絶対角度ψで回転させた後、極座標
変換処理を行なうようにしても良い。この場合には、図
4における上述のステップS1〜S6の処理内で、その
都度極座標変換処理が施されることがないので処理速度
の高速化を図ることができる。
【0091】また、上述の一実施形態における画像処理
については、以下のような変形例も考えられる。
【0092】即ち、上記相関演算部28によって施され
る処理として、相関演算部28が二次元画像データ
[n]及び[n−1]を二値化した後、その差分を演算
し、この差分結果を構成する画素のうちの高輝度領域の
画素数をカウントし、このカウント値を相関値として出
力するようなシーケンスとしても良い。
【0093】この場合においては、二次元画像データ
[n]及び[n−1]の二値化処理後の高輝度領域とし
ては、上述の一実施形態において行なわれる差分処理後
と同様に、図5の[差分データ]画面におけるハッチン
グで示す範囲となる。
【0094】このような画像処理シーケンスとすること
によっても、上述の一実施形態と全く同様の効果を得る
ことができる。
【0095】[付記]上記発明の実施形態により、以下
のような構成の発明を得ることができる。
【0096】(1) 連続した複数の超音波断層像から
なる三次元エコーデータを得る超音波プローブを設けた
超音波画像診断装置において、上記複数の超音波断層像
のうち、第1の超音波断層像に回転処理を施す回転手段
と、この回転手段により回転処理を施された上記第1の
超音波断層像と、上記複数の超音波断層像のうちの第2
の超音波断層像との相関演算を行い、相関値を出力する
相関演算手段と、を設け、上記回転手段は、上記相関値
が最も高い角度で上記第1の超音波断層像に再び回転処
理を施すようにした超音波画像診断装置。
【0097】このように構成された超音波画像診断装置
によれば、超音波プローブは、連続した複数の超音波断
層像からなる三次元エコーデータを得る。このとき回転
手段は、複数の超音波断層像のうち、第1の超音波断層
像に回転処理を施し、相関演算手段は、回転手段により
回転処理を施された第1の超音波断層像と、複数の超音
波断層像のうちの第2の超音波断層像との相関演算を行
って相関値を出力する。これを受けて回転手段は、相関
値が最も高い角度で第1の超音波断層像に再び回転処理
を施す。
【0098】(2) 付記1に記載の超音波画像診断装
置において、上記相関演算手段と上記回転手段が、相関
演算と回転処理とを連続した複数の超音波断層像に対し
て順次施すようにした超音波画像診断装置。
【0099】これによれば、相関演算手段と回転手段
は、連続した複数の超音波断層像に対して回転処理と相
関演算を順次施す。
【0100】(3) 付記2に記載の超音波画像診断装
置において、上記回転手段による回転処理と上記相関演
算手段による相関演算が、順次施された連続した複数の
超音波断層像に基づいて三次元画像を構築する三次元画
像構築手段を、さらに設けた超音波画像診断装置。
【0101】これによれば、三次元画像構築手段は、回
転処理と相関演算を順次施された連続した複数の超音波
断層像をもとに三次元画像を構築する。
【0102】(4) 付記1,2,3に記載の超音波画
像診断装置において、連続した複数の超音波断層像のう
ち、上記第1の超音波断層像と上記第2の超音波断層像
は、互いに隣接している。
【0103】これによれば、回転手段が複数の超音波断
層像のうち第1の超音波断層像に回転処理を施し、相関
演算手段が回転手段により回転処理を施された第1の超
音波断層像と、それに隣接した第2の超音波断層像との
相関演算を行って相関値を出力する。これに基づき回転
手段は、相関値が最も高い角度で第1の超音波断層像に
再び回転処理を施す。
【0104】(5) 付記1,2,3,4に記載の超音
波画像診断装置において、上記相関演算手段による相関
値は、上記第1の超音波断層像と上記第2の超音波断層
像との間で差分した後の輝度値の積算値である。
【0105】これによれば、相関演算手段は、回転手段
により回転処理を施された第1の超音波断層像と複数の
超音波断層像のうちの第2の超音波断層像との間で差分
して、輝度値の積算値を相関値として出力する。
【0106】(6) 付記1,2,3,4,5に記載の
超音波画像診断装置において、上記相関演算手段が相関
演算を行なう前に、上記第1の超音波断層像と上記第2
の超音波断層像に二値化処理を施すようにした超音波画
像診断装置。
【0107】これによれば、相関演算手段は、回転手段
により回転処理を施された第1の超音波断層像と複数の
超音波断層像のうちの第2の超音波断層像に二値化処理
を施した後、相関演算を行って相関値を出力する。
【0108】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、超音
波断層像の視野を狭めることなく、また画像ずれが生じ
ても画像が回転してしまうことなく画像データを得るこ
とができ、これによって構築される三次元画像は歪みの
生じない正確な画像とすることができる超音波画像診断
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の超音波画像診断装置にお
ける超音波プローブ先端部の構成を示す概略斜視図。
【図2】図1の超音波画像診断装置の超音波プローブを
駆動する駆動部の構成図。
【図3】図1の超音波画像診断装置の制御系を構成する
超音波観測部及び画像処理部を示すブロック構成図。
【図4】図1の超音波画像診断装置において実行される
画像処理の流れを示すフローチャート。
【図5】図4のフローチャート中において実行される第
1、第2の二次元画像データの関係を示す説明図。
【図6】図1の超音波画像診断装置における音線データ
記憶装置内に記憶されるデータ構造を示す概念図。
【図7】図1の超音波画像診断装置における三次元画像
処理用モニタを示す概略斜視図。
【図8】図7の状態にある三次元画像処理用モニタに表
示される三次元画像及びこれに対応する座標系を示す概
念図。
【図9】図1の超音波画像診断装置における三次元画像
処理用モニタを示す概略斜視図。
【図10】図9の状態にある三次元画像処理用モニタに
表示される三次元画像及びこれに対応する座標系を示す
概念図。
【図11】従来のラジアルスキャン方式の超音波画像診
断装置における超音波プローブを示す概略図。
【図12】従来のリニアスキャン方式の超音波画像診断
装置における超音波プローブを示す概略図。
【図13】従来のスパイラルスキャン方式の超音波画像
診断装置における超音波プローブを示す概略図。
【図14】従来の超音波画像診断装置において取り込ま
れる連続した複数の二次元画像の超音波断層像の概念
図。
【符号の説明】
1……超音波プローブ 2……フレキシブルシャフト 3……超音波振動子 4……プローブシース 5……流動媒体 6……駆動部 10……ラジアル回転部 11……リニア駆動部 14……超音波観測部 15……画像処理部 27……極座標変換部(回転手段) 28……相関演算部(相関演算手段) 35……三次元画像処理用モニタ 37……モニタ管 38……チルト台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した複数の超音波断層像からなる
    三次元画像データを得る超音波プローブを有する超音波
    画像診断装置において、 上記複数の超音波断層像のうち、第1の超音波断層像に
    回転処理を施す回転手段と、 この回転手段により回転処理が施された上記第1の超音
    波断層像と上記複数の超音波断層像のうちの第2の超音
    波断層像との相関演算を行って、相関値を出力する相関
    演算手段と、 を設け、 上記回転手段は、上記相関演算手段によって演算された
    相関値の最も高い角度で上記第1の超音波断層像に対し
    て再び回転処理を施すことを特徴とする超音波画像診断
    装置。
JP5811397A 1997-03-12 1997-03-12 超音波画像診断装置 Pending JPH10248844A (ja)

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