[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH1024628A - データ処理方法及びそのデータ処理装置及びその装置を用いた記録装置 - Google Patents

データ処理方法及びそのデータ処理装置及びその装置を用いた記録装置

Info

Publication number
JPH1024628A
JPH1024628A JP8179365A JP17936596A JPH1024628A JP H1024628 A JPH1024628 A JP H1024628A JP 8179365 A JP8179365 A JP 8179365A JP 17936596 A JP17936596 A JP 17936596A JP H1024628 A JPH1024628 A JP H1024628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image data
read
buffer
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8179365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3363706B2 (ja
Inventor
Takashi Ishikawa
尚 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP17936596A priority Critical patent/JP3363706B2/ja
Priority to US08/888,814 priority patent/US5956472A/en
Publication of JPH1024628A publication Critical patent/JPH1024628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3363706B2 publication Critical patent/JP3363706B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/10Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0002Handling the output data
    • G06K2215/0077Raster outputting to the print element(s)
    • G06K2215/008Raster outputting to the print element(s) from more than one raster memory

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのバッファを用いてHV変換を行なわせ
ることが可能なデータ処理方法及びそのデータ処理装置
及びその装置を用いた記録装置を提供する。 【解決手段】 長さがN×M(=H)ワード、幅がNラ
インのデータバッファを用い、まずHワード/ラインの
画像データをNライン分書き込む。次に、バッファの幅
方向にN画素分長さ方向にMワード分の画像データを読
みだし、その読み出された領域に、Mワード×N、即
ち、1ライン分のデータを書き込む。これをデータバッ
ファの全領域に関して行う(これをAモードという)。
次に、バッファの長さ方向にMワード間隔で1画素ずつ
データを読みだし、1ライン分のデータが読み出される
と、その領域に1ライン分のデータをバッファの長さ方
向に書き込む(これをBモードという)。以降、Aモー
ドとBモードとを切替ながらデータ入出力動作を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理方法及び
そのデータ処理装置及びその装置を用いた記録装置に関
し、特に、例えば、画像データの並びをデータ入出力時
に変換するデータ処理方法及びそのデータ処理装置及び
その装置を用いた記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシリアルプリンタは、1度に記録
できるドット数を増やすことによりスループットの向上
を図ってきた。例えば、インクジェット方式に従って記
録を行う記録ヘッドを用いるプリンタでは、記録ヘッド
の走査方向(主走査方向)に垂直な方向(副走査方向)
にインクを吐出するノズルを並べ、1回の記録ヘッドの
走査で複数ラインを記録することによりスループットの
向上を図っている。一方、ホストコンピュータ(以下、
ホストという)からは通常主走査方向に画素が配列され
た画像データが1ラインずつ順次入力されるため、プリ
ンタ側では記録ヘッドの構成に合わせて入力された記録
データの並びを並び換える操作(以下、HV変換とい
う)が必要になる。
【0003】さて、典型的なHV変換の1つに、画像デ
ータの書き込み用及び読み出し用のバッファを別々に設
け、画像データの書き込み及び読み出し動作が終了した
時点で、書き込み用及び読み出し用のバッファを入れ替
えるダブルバッファ方式がある。図10はダブルバッフ
ァ方式を用いて行うHV変換の概念を示す図である。
【0004】先ず、図10(a)に示すように、バッフ
ァΑにホストから転送され記録ヘッドの主走査方向に配
列された画像データがライン毎に書き込まれる。バッフ
ァΑに所定のライン数(ノズル数)分の画像データが書
き込まれると、図10(b)に示すように、バッファB
に画像データがライン毎に書き込まれ、一方、バッファ
Αからは副走査方向に画像データが配列した形でカラム
毎に画像データを順次読み出す。さらに、バッファΑに
格納された画像データの読みだしが終了し、バッファB
に所定のライン数(ノズル数)分の画像データが書き込
まれると、図10(c)に示すように、バッファΑにホ
ストから転送され記録ヘッドの主走査方向に配列された
画像データがライン毎に書き込まれ、一方、バッファB
からは副走査方向に画像データが配列した形でカラム毎
に画像データを順次読み出す。さらに、バッファBに格
納された画像データの読みだしが終了し、かつ、バッフ
ァΑに所定のライン数(ノズル数)分の画像データが書
き込まれると、再び、図10(b)に示すように、バッ
ファBに画像データが書き込まれ、バッファΑからは画
像データが読み出される。
【0005】以下、全画像データが記録用紙などの記録
媒体に記録されるまで、図10(b)及び図10(c)
に示したような動作が繰り返される。図11は従来のダ
ブルバッファ方式を用いてHV変換を実行するHV変換
回路の構成を示すブロック図である。この例では、1つ
のRAMを用いてHV変換を実行するように回路を構成
している。即ち、1つのRAMに、図10で説明したバ
ッファAとバッファBとが確保されている。
【0006】図11に示す回路に従えば、インタフェー
ス(I/F)回路103は入力端子101より画像デー
タを受け取るとコントローラ104にリクエスト信号
(Req)を出力する。コントローラ104はリクエス
ト信号を受信し、RAM109へのデータ格納が可能で
あればアクノーリッジ信号(Ack)をインタフェース
回路103に出力し、カウンタ105の値がRAM10
9のアドレスバスに出力される様にセレクタ107を操
作し、RAM109を書き込みモードにする。
【0007】また、インタフェース回路103はアクノ
ーリッジ信号を受信し、データバス201に画像データ
を出力し、リクエスト信号の出力を停止する。コントロ
ーラ104はリクエスト信号が出力されなくなったこと
を確認し、RAM109へのデータ格納を終了させ、カ
ウンタ105のカウント値をインクリメントする。セレ
クタ106はコントローラ104からのモード信号(M
ODE)に従い、バッファΑに画像データを書き込む時
(バッファAモード)は先頭アドレスΑを、バッファB
に画像データを書き込む時(バッファBモード)は先頭
アドレスBを、カウンタ105に出力する。カウンタ1
05は画像データを書き込むバッファを切り替える時に
コントローラ104からのロード信号(Load)によ
りセレクタ106から出力される先頭アドレスをロード
する。従って、バッファΑに画像データを書き込む時は
先頭アドレスΑより画像データが格納され、バッファB
に画像データを書き込む時は先頭アドレスBより画像デ
ータが格納される。
【0008】一方、入力端子102から読み出しパルス
が入力されると、コントローラ104はRAM109が
書き込みモードでなければアドレス生成回路108の値
がRAM109のアドレスに出力される様にセレクタ1
07を操作し、RAM109に格納されたデータを読み
出し、その読み出したデータをデータバス201を介し
てビットプレーン読み出し回路111に格納し、カウン
タ112のカウント値をインクリメントする。カウンタ
112はカウント値がN回インクリメントされたとき、
キャリ信号(Carry)を出力する構成をしている。
また、読み出しパルスの入力時、RAM109が書き込
みモードにある時は、RAM109への書き込みが終了
した後、上記動作を実行する。ビットプレーン読み出し
回路111は記録ヘッドのノズル数(N)×1ラインの
ワード長(H:1ラインのドット数をRAM109のワ
ード長で割ったもの)の容量を有するバッファを2つ備
えており(ダブルバッファ)、ワード内のHV変換を実
行すると同時に、出力端子113よりクロックに同期し
てデータが出力されるように制御する。
【0009】さらに、カウンタ110及びカウンタ11
2は、バッファΑモードとバッファBモードの切り替わ
り時に、コントローラ104からのロード信号(Loa
d)によりリセットされる。カウンタ112は、コント
ローラ104からのイネーブル信号(EN)により
“0”から“N−1”までカウント(即ち、N回)し、
カウント値が“N−1”のときにイネーブル信号が入力
されるとキャリ信号(Carry)をカウンタ110に
出力し、カウンタ110をカウントアップする。アドレ
ス生成回路108はカウンタ110及びカウンタ112
のカウント値に基づいてRAM109へのアクセスアド
レス(Adr)を生成し、セレクタ107へ出力する。
例えば、カウンタ110のカウント値を“x”、カウン
タ112のカウント値を“y”、1ラインのワード数を
“H”、バッファΑの先頭アドレスを“Α0”、バッフ
ァBの先頭アドレスを“B0”とすると、RAM109
のアドレス(Αdr)は、以下のようになる。
【0010】 Αdr=x+H・y+Α0 (バッファΑモード) Αdr=x+H・y+B0 (バッファBモード) アドレス生成回路108は、以上の式に従って、カウン
タ110、112から得られるx、yの値よりΑdrを
演算し、セレクタ107へ出力する。コントローラ10
4には、カウンタ105からのカウント出力及びアドレ
ス生成回路108からの出力が接続されており、所定の
アドレスと比較することにより、各バッファの処理状態
を検出し、両バッファでの処理が終了したとき、書き込
みと読み出しを行うバッファの切換を行う。即ち、画像
データの書き込みをバッファΑに対し、一方、画像デー
タの読み出しをバッファBから行っていたとすると、い
ずれのバッファも最後のデータのアドレスをアクセスし
終えた時に、次の書き込み動作をバッファBに対して、
一方、次の読み出し動作をバッファΑで行なうようにす
る。
【0011】このように、書き込みと読み出しの動作を
2つバッファを交互に使用して、画像データの入出力処
理を並列化することによりデータが滞りなく円滑に処理
される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、画像データの書き込み用と読み出し用の2つバ
ッファが必要であるため、少なくとも、記録ヘッドが1
回走査して記録動作を行うときに必要とされる画像デー
タ容量の2倍のメモリ容量が必要であり、回路の大型化
やコストの上昇を招くという問題があった。
【0013】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、1つのバッファを用いてHV変換を行なわせる
ことが可能なデータ処理方法及びそのデータ処理装置及
びその装置を用いた記録装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のデータ処理方法は、以下のような工程からな
る。即ち、第1の方向にH画素、第2の方向にLライン
の長さを持ち、H画素×Lライン分の画像データを格納
するデータバッファへのデータ入出力処理を行うデータ
処理方法であって、前記第1の方向にそってH画素ずつ
画像データをLライン分前記データバッファに格納する
初期書込工程と、前記データバッファから前記第2の方
向にそってL画素ずつ前記画像データを前記第1の方向
に所定の画素数分だけ読み出す第1読出工程と、前記第
1読出工程において読み出された前記データバッファの
領域に、前記第1の方向にそって前記所定の画素数分ず
つ画像データをLライン分前記データバッファに格納す
る第1書込工程と、前記データバッファの全領域に関し
て、前記第1読出工程による読出動作と前記第1書込工
程による書込動作とが終了するまで、前記第1読出及び
書込工程を繰り返すよう制御する第1繰り返し制御工程
と、前記データバッファから前記第1の方向にそって前
記所定の画素数間隔で前記画像データを読み出す第2読
出工程と、前記第1の方向にそって画像データを1ライ
ン分前記データバッファに格納する第2書込工程と、前
記データバッファの全領域に関して、前記第2読出工程
による読出動作と前記第2書込工程による書込動作とが
終了するまで、前記第2読出及び書込工程を繰り返すよ
う制御する第2繰り返し制御工程とを有することを特徴
とするデータ処理方法を備える。
【0015】また他の発明によれば、第1の方向にH画
素、第2の方向にLラインの長さを持ち、H画素×Lラ
イン分の画像データを格納するデータバッファへのデー
タ入出力処理を行うデータ処理装置であって、前記第1
の方向にそってH画素ずつ画像データをLライン分前記
データバッファに格納する初期書込手段と、前記データ
バッファから前記第2の方向にそってL画素ずつ前記画
像データを前記第1の方向に所定の画素数分だけ読み出
す第1読出手段と、前記第1読出手段によって読み出さ
れた前記データバッファの領域に、前記第1の方向にそ
って前記所定の画素数分ずつ画像データをLライン分前
記データバッファに格納する第1書込手段と、前記デー
タバッファの全領域に関して、前記第1読出手段による
読出動作と前記第1書込手段による書込動作とが終了す
るまで、前記第1読出及び書込手段による動作を繰り返
すよう前記第1読出及び書込手段を制御する第1制御手
段と、前記データバッファから前記第1の方向にそって
前記所定の画素数間隔で前記画像データを読み出す第2
読出手段と、前記第1の方向にそって画像データを1ラ
イン分前記データバッファに格納する第2書込手段と、
前記データバッファの全領域に関して、前記第2読出手
段による読出動作と前記第2書込手段による書込動作と
が終了するまで、前記第2読出及び書込手段による動作
を繰り返すよう前記第2読出及び書込手段を制御する第
2制御手段とを有することを特徴とするデータ処理装置
を備える。
【0016】また他の発明によれば、上記構成のデータ
処理装置を用いた記録装置であって、前記第1の方向に
各画素が配列した画像データを入力する入力手段と、前
記第2の方向に記録要素がL個配列された記録ヘッド
と、前記記録ヘッドを前記第1の方向に走査する走査手
段と、前記第2の方向に記録媒体を搬送する搬送手段
と、前記第1読出、及び、書込手段を動作させる第1モ
ードと、前記第2読出、及び、書込手段を動作させる第
2モードとを切り替える切替手段と、前記走査手段によ
る走査の度毎に、前記第1モードと前記第2モードとを
切り替えるよう前記切替手段を制御する切替制御手段と
を有することを特徴とする記録装置を備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以上の構成により本発明は、以下
のように動作する。即ち、第1の方向にH画素、第2の
方向にLラインの長さを持ち、H画素×Lライン分の画
像データを格納するデータバッファへのデータ入出力処
理において、まず、第1の方向にそってH画素ずつ画像
データをLライン分データバッファに格納しておく。次
に、第1読出工程ではデータバッファから第2の方向に
そってL画素ずつ画像データを第1の方向に所定の画素
数分だけ読み出し、第1書込工程ではその読み出された
データバッファの領域に、第1の方向にそって所定の画
素数分ずつ画像データをLライン分ずつデータバッファ
に格納する。ここで、データバッファの全領域に関し
て、第1読出工程による読出動作と第1書込工程による
書込動作とが終了するまで、第1読出及び書込工程を繰
り返すよう制御する。さらに、第2読出工程では、デー
タバッファから第1の方向にそって所定の画素数間隔で
画像データを読み出し、第2書込工程では第1の方向に
そって画像データを1ライン分データバッファに格納す
る。ここで、データバッファの全領域に関して、第2読
出工程による読出動作と第2書込工程による書込動作と
が終了するまで、第2読出及び書込工程を繰り返すよう
制御する。
【0018】さらに、所定量の画像データの入出力処理
が終了するまで、第1読出及び書込工程とその繰り返し
制御、及び、第2読出及び書込工程とその繰り返し制御
とを繰り返すよう制御しても良い。なお、上記の所定の
画素数は、H/Lの値をもつようにできる。また、第1
読出及び書込工程と、第2読出及び書込工程とにおける
データバッファへのアクセスのためのアドレス決定に、
複数のカウンタ、或は、ルックアップテーブルを用いて
も良い。
【0019】さらに、第1及び第2書込工程におけるデ
ータバッファへの画像データの書き込み時に、画像デー
タに基づく継続する動作が必要ではない場合には、デー
タバッファの特定領域にブランクデータを書き込むよう
にしても良い。そして、第1及び第2読出工程では、そ
の画像データに基づく継続する動作が必要ではない場合
には、ダミー動作として、特定領域をアクセスすること
によりブランクデータを読み出すようにできる。
【0020】さらにまた、前回と今回の画像データの書
込みアドレスの差分より今回の画像データの書込みアド
レスを生成し、さらに、前回と今回の画像データの読出
しアドレスの差分より今回の画像データの読出しアドレ
スを生成するようにしても良い。さらにまた、第1及び
第2読出工程において、画像データの読み出し画素数を
カウントするカウンタを用い、そのカウンタによるカウ
ント値をルックアップテーブルを用いてデータバッファ
の読み出しアドレスに変換するようにしても良い。
【0021】また、以上の構成の方法を用いたデータ処
理装置を、第2の方向に記録要素がL個配列された記録
ヘッドを用いて記録を行う記録装置に用いると、第1読
出及び書込工程に対応した動作を行う第1モードと、第
2読出及び書込手段工程に対応した動作を行う第2モー
ドとを、記録ヘッドを第1の方向に走査する走査の度毎
に切り替えるよう制御がなされる。
【0022】ここで、その記録ヘッドは、インクを吐出
して記録を行うインクジェット記録ヘッドでも良いし、
或は、熱エネルギーを利用してインクを吐出する記録ヘ
ッドであって、インクに与える熱エネルギーを発生する
ための熱エネルギー変換体を備えていても良い。以下添
付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細
に説明する。
【0023】<装置本体の概略説明>図1は、本発明の
代表的な実施の形態であるインクジェットプリンタIJ
RAの構成の概要を示す外観斜視図である。図1におい
て、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝
達ギア5009〜5011を介して回転するリードスク
リュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャ
リッジHCはピン(不図示)を有し、ガイドレール50
03に支持されて矢印a,b方向を往復移動する。キャ
リッジHCには、記録ヘッドIJHとインクタンクIT
とを内蔵した一体型インクジェットカートリッジIJC
が搭載されている。5002は紙押え板であり、キャリ
ッジHCの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン50
00に対して押圧する。5007,5008はフォトカ
プラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在
を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行
うためのホームポジション検知器である。5016は記
録ヘッドIJHの前面をキャップするキャップ部材50
22を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸
引する吸引器で、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレ
ードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能
にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支持
されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリー
ニングブレードが本例に適用できることは言うまでもな
い。又、5021は、吸引回復の吸引を開始するための
レバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に
伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り
換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0024】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。また、記録ヘッドI
JHには記録用紙の搬送方向にインクを吐出するN個の
記録要素が配列されているとする。
【0025】<制御構成の説明>次に、上述した装置の
記録制御を実行するための制御構成について説明する。
図2はインクジェットプリンタIJRAの制御回路の構
成を示すブロック図である。制御回路を示す同図におい
て、図11で説明したのと同じ構成要素には同じ参照番
号を付し、ここでの説明は省略する。1701はMP
U、1702はMPU1701が実行する制御プログラ
ムを格納するROM、1703は各種データ(入力画像
データや記録ヘッドIJHに供給する画像データ等)を
一時的に保存したり、制御プログラム実行の作業領域と
して用いられるRAM、1704はHV変換を行うHV
変換回路である。1710は記録ヘッドIJHを搬送す
るためのキャリアモータ、1709は記録用紙搬送のた
めの搬送モータである。1705は記録ヘッドIJHを
駆動するヘッドドライバ、1706,1707はそれぞ
れ搬送モータ1709、キャリアモータ1710を駆動
するためのモータドライバである。
【0026】また、RAM1703には記録ヘッドIJ
Hの1走査によって記録される画像データに相当するデ
ータを格納するバッファが1個確保されている。このバ
ッファは、論理的には、記録ヘッドIJHの走査方向に
相当記録可能な画像データの最大画素数(LP)をバッ
ファ長とし、記録ヘッドIJHが記録用紙の搬送方向に
配列した記録要素数(WP)をバッファ幅とする、矩形
領域を画像データの格納領域として有している。
【0027】上記制御構成の動作概要を説明すると、イ
ンタフェース103に画像データが入力されるとMPU
1701の指示によりHV変換回路は入力画像データを
HV変換して、ヘッドドライバ1705にHV変換され
た画像データを出力する。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた画像データに従って記録ヘッドIJH
が駆動され、記録が行われる。
【0028】図3は、HV変換回路1704の詳細な構
成を示すブロック図である。図3において、図11で説
明したのと同じ構成要素には同じ参照番号を付し、ここ
での説明は省略する。また、図2と比較すると分かるよ
うに、図3に示す構成要素の内、インタフェース(I/
F)103とRAM1703を除く構成要素が、HV変
換回路1704の構成要素である。
【0029】図3において、12、25はカウンタ、1
3、27はN回カウント値のインクリメントがあるとキ
ャリ信号(Carry)を出力するカウンタ、14、2
6はM回カウント値のインクリメントがあるとキャリ信
号(Carry)を出力するカウンタ、16、23はマ
トリックススイッチ、17はRAMコントローラ、1
8、21はアドレス生成回路、20はアドレスコントロ
ーラである。
【0030】なお、以下の説明において、従来技術で説
明したように、1ラインのワード数(バッファ長(L
P)をRAM1703のワード数で割ったもの)を
“H”、バッファに格納できる画像データのライン数を
“N”(これはバッファ幅(WP)に等しい)、HをN
で割った数(小数点以下切り上げ)を“M”とする。ま
た、1ラインのワード数(H)及び記録用紙1頁の搬送
方向に関する最大記録長の画素数(V)はバッファのラ
イン数(N)の整数倍であるものとする(即ち、H=N
×M;V=n×N;H=m×N;m、n:自然数)。
【0031】まず、インタフェース回路(I/F)10
3は入力端子101より画像データを受信すると、RA
Mコントローラ17にリクエスト信号(Req)を出力
する。RAMコントローラ17はリクエスト信号の受信
に応答して、RAM1703のバッファへのデータ格納
が可能であればアクノーリッジ信号(Ack)をインタ
フェース回路103に出力し、アドレス生成回路18か
らの出力がRAM1703のアドレスバスに出力される
様にセレクタ107を操作し、RAM1703を書き込
みモードにする。
【0032】一方、インタフェース回路15はアクノー
リッジ信号を受信すると、データバス201に画像デー
タを出力し、リクエスト信号の出力を停止する。RAM
コントローラ17はリクエスト信号の出力がなくなった
ことを確認し、RAM1703へのデータ格納を終了さ
せ、カウンタ14をインクリメントし、アクノーリッジ
信号の出力を停止する。
【0033】さて、MPU1701から入力端子102
を経て読み出しパルスが入力されると、RAMコントロ
ーラ17はRAM1703が書き込みモードでなけれ
ば、アドレス生成回路21からの出力がRAM1703
のアドレスバスに出力される様にセレクタ19を操作
し、RAM1703に格納された画像データを読み出
し、データバス201を介して、これをビットプレーン
読み出し回路111のバッファに格納するとともに、カ
ウンタ27のカウント値をインクリメントする。一方、
RAM1703が書き込みモードのときは、RAM17
03への書き込み動作が終了した後、上記動作を実行す
る。ビットプレーン読み出し回路111は図11で説明
したようなダブルバッファ構成をしており、1ワード内
のHV変換を実行すると同時に出力端子113よりクロ
ックに同期して画像データを出力するように制御され
る。
【0034】カウンタ12、25、カウンタ13、2
7、及び、カウンタ14、26のカウント値はAモード
とBモード(夫々のモードの詳細は後述)の切り替わり
時に、アドレスコントローラ20からのリセット信号
(Reset)によりリセットされる。カウンタ14
は、RAMコントローラ17からのイネーブル信号(E
N)により“0”から“M−1”までM回カウントし、
そのカウント値が“M−1”のときにイネーブル信号が
入力されるとキャリ信号(Carry)をカウンタ13
に出力し、カウンタ13のカウント値をカウントアップ
する。カウンタ13はカウンタ14からのキャリ信号
(Carry)により“0”から“N−1”までN回カ
ウントし、そのカウント値が“N−1”のときにキャリ
信号がカウンタ14から入力されるとキャリ信号をカウ
ンタ12に出力し、カウンタ12をカウントアップす
る。
【0035】カウンタ12、カウンタ13のカウント値
は、マトリックススイッチ16を経てアドレス生成回路
18に出力される。マトリックススイッチ16は、カウ
ンタ12とカウンタ13のカウント値をモード毎に入れ
替えて出力する。例えば、Αモードのときは出力端子y
からはカウンタ13のカウント値を、出力端子zからは
カウンタ12のカウント値を出力し、Bモードのときは
出力端子zからはカウンタ13のカウント値を、出力端
子yからはカウンタ12のカウント値を出力する。
【0036】アドレス生成回路18は、カウンタ14の
カウント値(x)及びマトリックススイッチ16の出力
端子y、zからの出力値(これらを夫々、y、zとす
る)に基づいてRAM1703へのアクセスアドレスを
生成し、セレクタ107へ出力する。ここで、バッファ
の先頭アドレスをΑ0とすると、生成されるアドレス
(Αdr)は、式(1)のようになる。
【0037】 Αdr=x+H・y+M・z+Α0 ………(1) なお、H=N×M、0≦x≦M−1、0≦y≦N−1で
あるから、N=2n、M=2mでΑ0の下位(n+m)
ビットがすべて“0”のときは、アドレス生成回路18
はビットのマージ(即ち、配線のみ)で構成できる。ま
た、上記条件を満たさなくともRAM1703の容量に
余裕があれば、アドレス生成回路18は、ビットのマー
ジで構成しても良い。この時、上記(1)式のH、Mは
2のべき乗に切り上げられる。また、アドレス生成回路
18は、ルックアップテーブル(LUT)や演算回路で
構成しても良い。
【0038】さて、カウンタ27はRAMコントローラ
17からのイネーブル信号(EN)により“0”から
“N−1”までN回カウントされ、そのカウント値がN
−1のときにイネーブル信号が入力されるとキャリ信号
(Carry)をカウンタ26に出力し、カウンタ26
をカウントアップする。カウンタ26はカウンタ27か
らのキャリ信号により“0”から“M−1”までM回カ
ウントアップし、そのカウント値がM−1のときにカウ
ンタ27からのキャリ信号が入力されるとキャリ信号
(Carry)をカウンタ25に出力し、カウンタ25
をカウントアップする。カウンタ25、カウンタ27の
カウント値はマトリックススイッチ23を経てアドレス
生成回路21に出力される。マトリックススイッチ23
はカウンタ25とカウンタ27のカウント値をモード毎
に入れ替える。例えば、Αモードのときは出力端子yか
らカウンタ27のカウント値を、出力端子zからはカウ
ンタ25のカウント値を出力し、一方、Bモードのとき
は出力端子zからカウンタ27のカウント値を、出力端
子yからはカウンタ25のカウント値を出力する。
【0039】アドレス生成回路21はカウンタ26のカ
ウント値(x)及びマトリックススイッチ23の出力端
子y、zからの出力(y、z)に基づいて、RAM17
03へのアクセスアドレスを生成し、セレクタ107へ
出力する。なお、アドレス生成回路21の構成はアドレ
ス生成回路18のそれと同じである。アドレスコントロ
ーラ20にはカウンタ12、25のカウント出力及びア
ドレス生成回路18、21の出力が接続されており、通
常は、カウンタ12のカウント値がカウンタ25のカウ
ント値と一致しないように制御する。即ち、両カウンタ
の値が一致したときにはRAMコントローラ17にビジ
ー信号(Busy)を出力し、RAM1703への書き
込み動作をストップする。RAM1703からの読み出
し動作が進行し、カウンタ25がカウントアップされた
ら、ビジー信号を解除し、書き込みを再開する。一方、
アドレス生成回路21の出力がバッファの最終アドレス
になったら、出力端子29を経て、モータドライバ17
07にビジー信号(Busy)を出力し、キャリッジH
Cの次の走査動作の直前で待機するように指示する。な
お、この時は、カウンタ12とカウンタ25のカウント
値が一致してもRAMコントローラ17にビジー信号を
出力しない。次に、アドレス生成回路18の出力がバッ
ファの最終アドレスになったら、モータドライバ170
7へのビジー信号を解除し、キャリッジHCによる次の
走査動作を開始するように指示し、カウンタ12、2
5、カウンタ13、27、及び、カウンタ14、26を
リセットし、モードを切り換える。
【0040】なお、以上説明したRAM1703に確保
されたバッファへの入出力アドレス制御をソフトウェア
で実現する場合には、カウンタ12〜14、25〜2
7、アドレス生成回路18、21の代わりに、各々のカ
ウンタにセットされる初期値をRAM1703の所定の
領域にセットし、その初期値に増分を累積加算してアド
レスを生成しても良い。また、アドレス生成回路18、
21をLUTで構成する場合、画像データが格納されて
いる領域以外では常に同一アドレスをアクセスするよう
にし、あらかじめRAM1703の対応アドレスに
“0”を格納するようにしても良い。
【0041】次に、以上の構成の装置を用いたHV変換
処理について、図4に示すHV変換の概念図と、図5に
示すフローチャートとを参照して説明する。なお、ここ
では、上述の1つのバッファを2つのモード(Aモード
とBモード)を切り替えながらアクセスして用い、記録
用紙1頁分の記録動作を行う場合を考えることとする。
Aモードとは、図4(b)に示すように、記録ヘッドI
JHの走査方向に配列した1ライン分の入力画像データ
をMワード長毎に分割し、Mワード毎バッファ長方向
に、Nライン分バッファ幅方向に書き込み、バッファ幅
方向にNワードずつデータを順次読み出すアクセスモー
ドである。一方、Bモードとは、図4(c)に示すよう
に、記録ヘッドIJHの走査方向に配列した入力画像デ
ータを1ライン毎に順次バッファに書き込み、バッファ
長方向にMワード間隔で1ワードずつデータを読み出す
アクセスモードである。
【0042】まず、ステップS10では、回路やバッフ
ァを初期設定する。これによって、バッファ内部のデー
タは全てクリアされ、全て“0”になる。次に、ステッ
プS15では、モードをBモードにセットして、図4
(a)に示すように、Nライン分の画像データを書き込
む。この時点では、そのデータの読みだしは行われな
い。
【0043】次に処理はステップS20において、モー
ドをBモードからAモードに切り替え、さらに、図4
(b)に示すように、ステップS25ではバッファから
Nライン(バッファ幅方向)×1ワード(バッファ長方
向)分の画像データを読み出し、ビットプレーン回路1
11を経て画像データを出力し、記録ヘッドIJHによ
り記録動作を行なわせる。一方、1ライン(N×M)分
以上の画像データが読み出されると、ステップS30で
は、その読み出しが終了した領域に、図4(b)に示す
ように、1ライン分の画像データがN×Mのブロック状
に書き込まれる。
【0044】さらに、ステップS35では、モードが切
り替わる以前にバッファに格納された全画像データの読
みだし動作とそれに係わる記録動作、及び、モードが切
り替わった後のバッファの全領域(Hワード×Nライ
ン)への画像データの書き込み動作が終了したかどうか
を調べる。ここで、これらの動作全てが終了していない
と判断されたなら、処理はステップS25に戻り、それ
らが終了したと判断されるなら処理はステップS40に
進み、記録動作を終了するかどうかを調べる。ステップ
S40の処理で記録動作を終了すると判断されたなら、
処理は終了するが、記録動作を続行すると判断されたな
ら、処理はステップS45に進み、モードをAモードか
らBモードに切り替える。なお、これらの処理は同一バ
ッファへのデータ入出力と記録ヘッドIJHの移動によ
る記録動作が伴うので、ステップS25とステップS3
0の処理は同期がとられる。従って、たとえ、書き込み
が終了しても記録動作が終了していない場合には次の読
みだし動作が中断する場合もある。
【0045】さて、モードがBモードに切り替わると、
処理はステップS50において、図4(c)に示すよう
に、Mワード間隔で1ワードずつデータを読み出して、
ビットプレーン回路111を経て画像データを出力し、
記録ヘッドIJHにより記録動作を行なわせる。一方、
1ライン(N×M)分以上の画像データが読み出される
と、ステップS55では、その読み出しが終了した領域
に、図4(c)に示すように、1ライン分の画像データ
を書き込む。さらに、ステップS60では、モードが切
り替わる以前にバッファに格納された全画像データの読
みだし動作とそれに係わる記録動作、及び、モードが切
り替わった後のバッファの全領域(Hワード×Nライ
ン)への画像データの書き込み動作が終了したかどうか
を調べる。ここで、これらの動作全てが終了していない
と判断されたなら、処理はステップS50に戻り、それ
らが終了したと判断されるなら処理はステップS65に
進む。
【0046】なお、ステップS50とS55の処理は、
ステップS25とS30の処理と同様に、同一バッファ
へのデータ入出力と記録ヘッドIJHの移動による記録
動作が伴うので、これらの処理は同期がとられる。従っ
て、たとえ、書き込みが終了しても記録動作が終了して
いない場合には次の読みだし動作が中断する場合もあ
る。
【0047】ステップS65では、1頁分の記録動作が
終了したかどうかを調べる。ここで、その動作が未終了
であると判断されれば、処理はステップS20に戻り、
モードを切り替えて処理を実行するが、動作終了と判断
されれば処理を終了する。また、通常、記録ヘッドIJ
Hによる1走査分の記録動作の終了から次の走査の記録
開始までには記録ヘッドIJHがホームポジションに復
帰するための時間などを必要とするため、上記のような
処理でも記録動作の中断は殆ど発生しない。また、イン
タフェース回路15に画像データ1ライン分以上のFI
FOバッファがあれば、読み出し開始時の1ライン分の
ウェイトがかかっても、ホストコンピュータが待たされ
ることは殆どない。
【0048】以上説明したように、この実施形態に従え
ば、バッファへのアクセスモードを交互に切り換えるこ
とにより、1つバッファを用いながら、HV変換を行な
って記録動作を行うことができる。
【0049】
【他の実施形態】本発明はHV変換回路の構成によって
限定されるものではない。例えば、他の構成のHV変換
回路を用いることもできる。以下、図6〜図9を参照し
て、HV変換回路の構成に関し、4つの実施形態につい
て説明する。なお、これらの図において、図3や図11
で説明したのと同じ構成要素については、同じ参照番号
を付し、その説明を省略する。ここでは、夫々の実施形
態に関し、特徴的な部分についてのみ言及する。
【0050】(第2の実施形態)図6は第2の実施形態
に従うHV変換回路の構成を示すブロック図である。図
6において、31はマスク回路、32はコントローラ、
33はVカウンタ、34はHカウンタである。入力端子
101から画像データ転送コマンドが入力されると、イ
ンタフェース回路103は、コントローラ32にコマン
ド/データ識別信号(C/D)及びリクエスト信号(R
eq)を出力する。コントローラ32は、リクエスト信
号の受信に応答して、コマンド/データ識別信号(C/
D)を調べるとともに、データバス201にアクセス
し、インタフェース回路103が受信した情報が画像デ
ータ転送コマンドであれば、アクノーリッジ信号(Ac
k)をインタフェース回路15に出力するとともに、イ
ンタフェース回路103より出力される記録ヘッドIJ
Hの走査方向(主走査方向)のワード数H1及び記録用
紙の搬送方向(副走査方向)のライン数V1が各々Hカ
ウンタ34及びVカウンタ35にロードされるようにH
カウンタ34及びVカウンタ33へロード信号(Loa
d)を供給する。
【0051】次に、入力端子101から画像データが入
力されるとコントローラ32はリクエスト信号と、アク
ノーリッジ信号とを用いて画像データをマスク回路31
を経てRAM1703に格納するよう制御した後、Hカ
ウンタ34のカウント値をデクリメントする。そして、
1ライン分の画像データがRAM1703に格納され、
Hカウンタ34のカウント値が“0”になると、ボロー
信号(Borrow)がVカウンタ33及びコントロー
ラ32に出力され、Vカウンタ33のカウント値がデク
リメントされ、Hカウンタ34に主走査方向のワード数
H1がロードされる。
【0052】コントローラ32はボロー信号を受信する
と、マスク回路31にマスク信号(Mask)を出力
し、バッファの入力画像データが格納されていないアド
レス全てに“0”を格納するようにカウンタ12、カウ
ンタ13、カウンタ14、セレクタ107、RAM17
03を制御する。バッファの入力画像データが格納され
ていないアドレス全てに“0”を格納し終わるとマスク
信号を解除し、マスク回路31をスルーにする。
【0053】更に、全画像データのRAM1703への
格納が終了し、Vカウンタ33のカウント値が“0”に
なると、ボロー信号(Borrow)がコントローラ3
2に出力される。コントローラ32はボロー信号を受信
するとマスク回路31にマスク信号を出力し、バッファ
の画像データが格納されていないアドレス全てに“0”
を格納するようにカウンタ12、カウンタ13、カウン
タ14、セレクタ107、RAM1703を制御する。
【0054】従って、以上説明したような構成によれ
ば、入力画像データの副走査方向の画素数Vがバッファ
のライン数(N)の整数倍でなかったり、バッファ1ラ
インのワード数(H)がバッファのライン数(N)の整
数倍でなかった場合でも、バッファの画像データが格納
されていないアドレスに“0”を格納できるので、転送
する画像データのサイズの制限がなくなり、より効率の
良い画像転送が可能となるという利点がある。
【0055】(第3の実施形態)図7は第3の実施形態
に従うHV変換回路の構成を示すブロック図である。図
7において、42、46はマスク回路、43はコントロ
ーラ、44は記録領域検出回路、45はアドレスコント
ローラである。記録領域検出回路44は、入力される画
像データ転送コマンドのヘッダの情報を解釈して画像デ
ータの記録領域をセットする。次に、入力端子102よ
り入力されるクロック(CLK)に基づいて、画像デー
タの記録領域の判定を行ない、判定結果(RST)をマ
スク回路42、46へ出力する。マスク回路42は、記
録領域検出回路44からの判定結果に従い、記録領域外
でのクロックをマスクする。同様に、マスク回路46
は、記録領域検出回路44の判定結果に従い、記録領域
外のデータを全て“0”にし、ビットプレーン読み出し
回路111に出力する。
【0056】Hカウンタ34は1ライン分の画像データ
がRAM1703に格納されるとカウンタ12のカウン
ト値をインクリメントし、カウンタ13、カウンタ14
のカウント値をリセットする。アドレスコントローラ4
5は、上述の実施形態で説明したように、アドレス生成
回路18、21のアドレスによりモードを切り換える
が、記録ヘッドIJHによる最終走査時は、コントロー
ラ43より出力されるデータ転送終了信号(End)に
よって最終走査の全データがRAM1703に格納され
たことを検知し、モードを切り換えを行なう。
【0057】従って、以上説明したような構成によれ
ば、入力画像データによってなされる記録の領域を検出
し、その記録領域外にあるデータを全て“0”にするた
め、記録領域外のデータをRAMに格納しなくて良いと
いう利点がある。従って、RAMに格納するデータ量は
最小となりメモリ利用効率及び画像転送効率が向上し、
メモリへのアクセスも少なくなって消費電力が削減され
る。
【0058】(第4の実施形態)図8は第4の実施形態
に従うHV変換回路の構成を示すブロック図である。図
8において、51はRAMコントローラ、52〜54、
60〜62はセレクタ、55、59は加算器、56、5
8はレジスタ、57はアドレスコントローラである。
【0059】セレクタ52〜54はアドレスコントロー
ラ57により制御され、次のアドレスの増分がセレクタ
54より出力される。加算器55はレジスタ56に保持
されている前のデータのアドレスに増分を加算し、次の
データのアドレスを生成する。レジスタ56はアドレス
コントローラ57からのロード信号(Load)に従
い、モードの切り換え時にバッファの先頭アドレスΑ0
がロードされる。次に、画像データがRAM1703に
格納されるとRAMコントローラ51からの制御信号に
従い、そのレジスタ値を加算器55の出力に更新する。
【0060】ここで、RAM1703のバッファでの1
ラインのデータ数をHmとする。セレクタ54はBモー
ドの時、セレクタ52の出力を選択し、セレクタ52は
各ラインの最後で(Hm−H)の値を出力し、それ以外
では“1”を出力する。従って、レジスタ56の出力
は、Bモードの最初ではΑ0であり、次の画素のデータ
から1ラインの最後まで1ずつ増加し、次のラインの先
頭でΑ0+Hmとなる。従って、図4(c)に示すよう
な順に画像データがRAM1703に格納される。
【0061】同様にΑモードでは、セレクタ54はセレ
クタ53の出力を選択し、セレクタ53は各ラインの最
後では−(N−1)・Hm+1が、Mワード毎には(H
m−M)の値が、それ以外では“1”が出力される。従
って、レジスタ56の出力は、Αモードの最初ではΑ
0、次の画素データから(M−1)までは1ずつ増加
し、Mワード目で(Hm−M)だけ増加するため、RA
M1703のバッファではこれが次のラインのアドレス
となる。このようなアドレッシングのシーケンスが1ラ
インの最後まで続く。そして、1ラインの最後の画素の
データがRAM1703に格納されると、アドレス値と
して−(N−1)・Hm+1が増加され、Α0+Mとな
る。従って、図4(b)に示すような順に画像データが
RAM1703に格納される。
【0062】一方、読み出し側においては、セレクタ6
0〜62がアドレスコントローラ57により制御され、
次のアドレスの増分がセレクタ60より出力される。加
算器59はレジスタ58に保持されている前のデータの
アドレスにその増分を加算し、次のデータのアドレスを
生成する。レジスタ58はアドレスコントローラ57か
らのロード信号(Load)に従い、モードの切り換え
時にバッファの先頭アドレスΑ0がロードされる。次
に、画像データがRAM1703より読み出されるとR
AMコントローラ51からの制御信号に従い、そのレジ
スタ値を加算器59の出力に更新する。
【0063】セレクタ60は、Αモードの時、セレクタ
62の出力を選択する。セレクタ62は、Mワード毎に
−(N−1)・Hm+1を出力し、それ以外ではHmを
出力する。従って、レジスタ58の出力はΑモードの最
初ではΑ0、次の画素のデータから(M−1)までHm
ずつ増加するため、バッファ幅方向の走査が行なわれ
る。そして、Mワード目で−(N−1)・Hm+1が加
算されるため、RAM1703のバッファの先頭ライン
の次の画素のデータアドレス(Α0+1)が生成され
る。従って、図4(b)に示すような順に画像データが
RAM1703より読み出される。
【0064】同様にBモードでは、セレクタ60はセレ
クタ61の出力を選択する。セレクタ61は各ラインの
最後では(Hm−H)を、N毎に−H+M+1を、それ
以外ではMを出力する。従って、レジスタ58ではその
レジスタ値は、モードの最初ではΑ0に、次の画素デー
タからN−1まではMずつ加算され、N個目で−H+M
+1が加算されるため、RAM1703のバッファの先
頭ラインの次のデータのアドレス(Α0+1)になる。
そして、このアドレッシングシーケンスが1ラインの最
後まで続く。そして、1ラインの最後のデータがRAM
1703より読み出されると(Hm−H)がレジスタ値
に加算され、RAM1703のバッファの次のラインの
先頭アドレスHmとなる。従って、図4(c)に示すよ
うな順で画像データがRAM1703より読み出され
る。
【0065】従って、以上説明したような構成によれ
ば、レジスタと加算器とセレクタとの組み合わせによっ
てアドレス制御を行うこともできる。なお、バッファ内
のある特定のアドレスに“0”を格納しておき、レジス
タ58とセレクタ107との間にさらに別のセレクタを
設け、インク吐出動作がない時に強制的にその特定アド
レスを選択するようにすればその記録画像領域外のマス
クの実行も可能となる。
【0066】(第5の実施形態)図9は第5の実施形態
に従うHV変換回路の構成を示すブロック図である。図
9において、71、75はカウンタ、72、74はLU
T、73はアドレスコントローラである。まず、画像デ
ータの書き込み時について説明する。
【0067】カウンタ71は、モードの切り換え時にリ
セットされ、RAM1703にデータが格納されると、
RAMコントローラ17からのイネーブル信号(EN)
によりカウントアップされ、そのカウント値をLUT7
2及びアドレスコントローラ73に出力する。LUT7
2には予めモード毎に対応したRAM1703のアドレ
スが格納されており、LUT72は、アドレスコントロ
ーラ73からのモード信号(A/B)とカウンタ71か
らのカウント出力に基づいて、RAM1703へのアク
セスアドレスを出力する。その出力アドレスは、セレク
タ107を経てRAM1703に出力され、そのアドレ
スに画像データが格納される。
【0068】同様に、画像データの読み出し時について
説明する。カウンタ75は、モードの切り換え時にリセ
ットされ、RAM1703よりデータが読み出される
と、RAMコントローラ17からのイネーブル信号(E
N)によりカウントアップされ、そのカウント値をLU
T74及びアドレスコントローラ73に出力する。LU
T74には予めモード毎に対応したRAM1703のア
ドレスが格納されており、LUT74は、アドレスコン
トローラ73からのモード信号(A/B)とカウンタ7
5からのカウント出力に基づいて、RAM1703への
アクセスアドレスを出力する。その出力アドレスは、セ
レクタ107を経てRAM1703に出力され、そのア
ドレスの画像データが読み出される。
【0069】さて、アドレスコントローラ73はRAM
1703に記録ヘッドIJHの1走査分に相当する画像
データが格納されるとモードを切り換える。また、アド
レスコントローラ73は、記録用紙1頁への記録におい
て記録ヘッドIJHの最初と最後の走査による記録動作
以外ではカウンタ75の出力がカウンタ71の出力より
1ライン分以上先行するように、RAMコントローラ1
7を制御する。そして、記録ヘッドIJHの1走査分に
相当する画像データが読み出されると、アドレスコント
ローラ73は出力端子29よりモータドライバ1707
にビジー信号(Busy)を出力し、次の走査動作の直
前でキャリッジHCが待機するように指示する。そし
て、RAM1703に記録ヘッドIJHの1走査分に相
当する画像データが格納されるとモータドライバ170
7へのビジー信号を解除し、カウンタ71、75をリセ
ットし、モードを切り換える。
【0070】従って、以上説明したような構成によれ
ば、RAM1703へのアクセスアドレスの生成にLU
Tを用いたので、LUTにアクセス順にアドレスを格納
しておけば、いかなるアドレスもリアルタイムで生成で
きるようになる。例えば、RAM1703のある特定の
アドレスに“0”を格納しておき、記録ヘッドIJHに
よってインク吐出の発生がないような記録領域外に相当
する画像データについては、その特定アドレスをアクセ
スするようにLUT74を設定しておけば記録領域以外
のマスクの実行も可能になる。
【0071】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。その
代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4
723129号明細書、同第4740796号明細書に
開示されている基本的な原理を用いて行うものが好まし
い。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて膜沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録
ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの
駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を
形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮によ
り吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少
なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形
状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。
【0072】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0073】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、上記の実施形態で説
明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置
本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0074】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0075】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した実施の形態においては、インクが液
体であることを前提として説明しているが、室温やそれ
以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしくは
液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット
方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0076】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0077】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、H
画素×Lライン分の画像データを格納するデータバッフ
ァだけを用いて、そのバッファ分の容量のデータ入出力
が発生する度毎に、そのデータバッファへの入出力の仕
方を2つのアクセスの仕方の間で相互に切り替えること
により、従来のダブルバッファ方式と同様のHV変換を
行うことができる。
【0079】これによって、より少ないバッファ容量で
のHV変換が実現され、コスト削減や回路の小型化に貢
献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態であるインクジェ
ットプリンタIJRAの構成の概要を示す外観斜視図で
ある。
【図2】インクジェットプリンタIJRAの制御回路の
構成を示すブロック図である。
【図3】HV変換回路の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図3に示したHV変換回路がバッファにアクセ
スする様子を示す図である。
【図5】HV変換処理を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態に従うHV変換回路の構成を示
すブロック図である。
【図7】第3の実施形態に従うHV変換回路の構成を示
すブロック図である。
【図8】第4の実施形態に従うHV変換回路の構成を示
すブロック図である。
【図9】第5の実施形態に従うHV変換回路の構成を示
すブロック図である。
【図10】ダブルバッファ方式のHV変換処理における
バッファアクセスの様子を示す図である。
【図11】従来例のHV変換回路の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
12〜14、25〜27 カウンタ 16、23 マトリクススイッチ 17 RAMコントローラ 18、21 アドレス生成回路 20 アドレスコントローラ 31 マスク回路 32 コントローラ 33 Vカウンタ 34 Hカウンタ 42、46 マスク回路 43 コントローラ 44 記録領域検出回路 45 アドレスコントローラ 51 RAMコントローラ 52〜54、60〜62 セレクタ 55、59 加算器 56、58 レジスタ 57 アドレスコントローラ 71、75 カウンタ 72、74 LUT 73 アドレスコントローラ 103 インタフェース回路 107 セレクタ 111 ビットマップ読み出し回路 1703 RAM

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向にH画素、第2の方向にLラ
    インの長さを持ち、H画素×Lライン分の画像データを
    格納するデータバッファへのデータ入出力処理を行うデ
    ータ処理方法であって、 前記第1の方向にそってH画素ずつ画像データをLライ
    ン分前記データバッファに格納する初期書込工程と、 前記データバッファから前記第2の方向にそってL画素
    ずつ前記画像データを前記第1の方向に所定の画素数分
    だけ読み出す第1読出工程と、 前記第1読出工程において読み出された前記データバッ
    ファの領域に、前記第1の方向にそって前記所定の画素
    数分ずつ画像データをLライン分前記データバッファに
    格納する第1書込工程と、 前記データバッファの全領域に関して、前記第1読出工
    程による読出動作と前記第1書込工程による書込動作と
    が終了するまで、前記第1読出及び書込工程を繰り返す
    よう制御する第1繰り返し制御工程と、 前記データバッファから前記第1の方向にそって前記所
    定の画素数間隔で前記画像データを読み出す第2読出工
    程と、 前記第1の方向にそって画像データを1ライン分前記デ
    ータバッファに格納する第2書込工程と、 前記データバッファの全領域に関して、前記第2読出工
    程による読出動作と前記第2書込工程による書込動作と
    が終了するまで、前記第2読出及び書込工程を繰り返す
    よう制御する第2繰り返し制御工程とを有することを特
    徴とするデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 所定量の画像データの入出力処理が終了
    するまで、前記第1読出、書込、繰り返し制御、及び、
    第2読出、書込、繰り返し制御工程とを繰り返すよう制
    御する第3繰り返し制御工程をさらに有することを特徴
    とする請求項1に記載のデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の画素数は、H/Lの値をもつ
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 第1の方向にH画素、第2の方向にLラ
    インの長さを持ち、H画素×Lライン分の画像データを
    格納するデータバッファへのデータ入出力処理を行うデ
    ータ処理装置であって、 前記第1の方向にそってH画素ずつ画像データをLライ
    ン分前記データバッファに格納する初期書込手段と、 前記データバッファから前記第2の方向にそってL画素
    ずつ前記画像データを前記第1の方向に所定の画素数分
    だけ読み出す第1読出手段と、 前記第1読出手段によって読み出された前記データバッ
    ファの領域に、前記第1の方向にそって前記所定の画素
    数分ずつ画像データをLライン分前記データバッファに
    格納する第1書込手段と、 前記データバッファの全領域に関して、前記第1読出手
    段による読出動作と前記第1書込手段による書込動作と
    が終了するまで、前記第1読出及び書込手段による動作
    を繰り返すよう前記第1読出及び書込手段を制御する第
    1制御手段と、 前記データバッファから前記第1の方向にそって前記所
    定の画素数間隔で前記画像データを読み出す第2読出手
    段と、 前記第1の方向にそって画像データを1ライン分前記デ
    ータバッファに格納する第2書込手段と、 前記データバッファの全領域に関して、前記第2読出手
    段による読出動作と前記第2書込手段による書込動作と
    が終了するまで、前記第2読出及び書込手段による動作
    を繰り返すよう前記第2読出及び書込手段を制御する第
    2制御手段とを有することを特徴とするデータ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 所定量の画像データの入出力処理が終了
    するまで、前記第1読出、書込、制御、及び、第2読
    出、書込、制御手段による動作を繰り返すよう制御する
    第3制御手段をさらに有することを特徴とする請求項4
    に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の画素数は、H/Lの値をもつ
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1読出及び書込手段と、第2読出
    及び書込手段とによる前記データバッファへのアクセス
    のためのアドレス決定に、複数のカウンタを用いること
    を特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2書込手段は、前記デー
    タバッファへの画像データの書き込み時に、前記画像デ
    ータに基づく継続する動作が必要ではない場合には、前
    記データバッファの特定領域にブランクデータを書き込
    むことを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2読出手段は、前記画像
    データに基づく継続する動作が必要ではない場合には、
    ダミー動作として、前記特定領域をアクセスすることに
    より前記ブランクデータを読み出すことを特徴とする請
    求項8に記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 前回と今回の画像データの書込みアド
    レスの差分を出力する第1差分出力手段をさらに有し、 前記差分より今回の画像データの書込みアドレスを生成
    することを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前回と今回の画像データの読出しアド
    レスの差分を出力する第2差分出力手段をさらに有し、 前記差分より今回の画像データの読出しアドレスを生成
    することを特徴とする請求項10に記載のデータ処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1読出及び書込手段と、第2読
    出及び書込手段とによる前記データバッファへのアクセ
    スのためのアドレス決定に、複数のルックアップテーブ
    ルを用いることを特徴とする請求項4に記載のデータ処
    理装置。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2読出手段は、 画像データの読み出し画素数をカウントするカウンタ
    と、 前記カウンタによるカウント値を前記データバッファの
    読み出しアドレスに変換するルックアップテーブルとを
    有することを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項4に記載のデータ処理装置を用
    いた記録装置であって、 前記第1の方向に各画素が配列した画像データを入力す
    る入力手段と、 前記第2の方向に記録要素がL個配列された記録ヘッド
    と、 前記記録ヘッドを前記第1の方向に走査する走査手段
    と、 前記第2の方向に記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記第1読出、及び、書込手段を動作させる第1モード
    と、前記第2読出、及び、書込手段を動作させる第2モ
    ードとを切り替える切替手段と、 前記走査手段による走査の度毎に、前記第1モードと前
    記第2モードとを切り替えるよう前記切替手段を制御す
    る切替制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項14に記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項14に記載の記
    録装置。
JP17936596A 1996-07-09 1996-07-09 データ処理方法及びそのデータ処理装置及びその装置を用いた記録装置 Expired - Fee Related JP3363706B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17936596A JP3363706B2 (ja) 1996-07-09 1996-07-09 データ処理方法及びそのデータ処理装置及びその装置を用いた記録装置
US08/888,814 US5956472A (en) 1996-07-09 1997-07-07 Data processing method and data processing apparatus and printer using data processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17936596A JP3363706B2 (ja) 1996-07-09 1996-07-09 データ処理方法及びそのデータ処理装置及びその装置を用いた記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1024628A true JPH1024628A (ja) 1998-01-27
JP3363706B2 JP3363706B2 (ja) 2003-01-08

Family

ID=16064586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17936596A Expired - Fee Related JP3363706B2 (ja) 1996-07-09 1996-07-09 データ処理方法及びそのデータ処理装置及びその装置を用いた記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5956472A (ja)
JP (1) JP3363706B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015146543A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1127227A (en) * 1977-10-03 1982-07-06 Ichiro Endo Liquid jet recording process and apparatus therefor
JPS5936879B2 (ja) * 1977-10-14 1984-09-06 キヤノン株式会社 熱転写記録用媒体
US4330787A (en) * 1978-10-31 1982-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording device
US4345262A (en) * 1979-02-19 1982-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method
US4463359A (en) * 1979-04-02 1984-07-31 Canon Kabushiki Kaisha Droplet generating method and apparatus thereof
US4313124A (en) * 1979-05-18 1982-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording process and liquid jet recording head
US4558333A (en) * 1981-07-09 1985-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording head
JPS59123670A (ja) * 1982-12-28 1984-07-17 Canon Inc インクジエツトヘツド
JPS59138461A (ja) * 1983-01-28 1984-08-08 Canon Inc 液体噴射記録装置
JPS6071260A (ja) * 1983-09-28 1985-04-23 Erumu:Kk 記録装置
JP3131078B2 (ja) * 1992-07-28 2001-01-31 キヤノン株式会社 画像記録装置
JPH0995015A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Tec Corp カラープリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3363706B2 (ja) 2003-01-08
US5956472A (en) 1999-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0678386B1 (en) Printing head, and printer and printing method using the printing head
US5619622A (en) Raster output interface for a printbar
JP2003305895A (ja) 画像形成システム、記録装置及び記録制御方法
JP3311152B2 (ja) 記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、及び、記録方法
US6908175B2 (en) Printing apparatus and print control method
JP3363706B2 (ja) データ処理方法及びそのデータ処理装置及びその装置を用いた記録装置
JP2003305922A (ja) 画像記録装置およびその制御方法
JP3311186B2 (ja) 記録装置及び該装置における駆動方法
JP3320233B2 (ja) 記録装置
JPH1110841A (ja) 記録装置
US6226100B1 (en) Printing apparatus and printing control method
JPH09169112A (ja) 記録装置
EP1329316B1 (en) Printing apparatus and print control method
JP3441868B2 (ja) 記録装置
JP3517570B2 (ja) 記録装置及び記録制御方法
JP3150261B2 (ja) 記録データ転送方法、記録装置及び記録システム
JP2002127397A (ja) 記録装置
JP2002347286A (ja) 画像記録装置およびその制御方法
JP2002301839A (ja) 記録装置及び記録方法
JP2001171118A (ja) 記録装置
JP2001199127A (ja) データ変換方法、データ変換回路および該回路を有する記録装置
JP2001026150A (ja) アドレス変換回路及びそれを用いた記録装置
JP2002135548A (ja) 記録装置及び記録装置の画像処理方法
JPH09187924A (ja) 記録方法及び記録装置並びに記録システム
JPH0789137A (ja) 画像記録ヘッドの駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020924

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees